JP2002119485A - 状態情報収集システム、状態情報収集装置、装着可能端末装置、状態情報収集方法、個人特性情報収集システム、媒体、および情報集合体 - Google Patents

状態情報収集システム、状態情報収集装置、装着可能端末装置、状態情報収集方法、個人特性情報収集システム、媒体、および情報集合体

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JP2002119485A
JP2002119485A JP2000318515A JP2000318515A JP2002119485A JP 2002119485 A JP2002119485 A JP 2002119485A JP 2000318515 A JP2000318515 A JP 2000318515A JP 2000318515 A JP2000318515 A JP 2000318515A JP 2002119485 A JP2002119485 A JP 2002119485A
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animal
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JP2000318515A
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English (en)
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Kazuhiko Hashimoto
和彦 橋本
Shinji Tanaka
真司 田中
Shigeyuki Inoue
茂之 井上
信幸 ▲よし▼池
Nobuyuki Yoshiike
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間の状態を検出することを目的として各種
の方法が提案されているが、人間の状態を、人間の生理
状態を考慮して得ることができなかった。 【解決手段】 人体1の生理状態を検知するための生理
状態検知手段19と、人体1の姿勢および/または行動
状態を検知するための姿勢・行動検知手段2と、(1)
生理状態の検知、および(2)姿勢および/または行動
状態の検知による検知信号を発信するためのセンサ信号
送受信手段23とを有する、人体1に装着可能な個人情
報端末6と、個人情報端末6から発信された信号を受信
し処理する親機7とを備え、検知された信号に基づい
て、人体1の状態を示す状態情報を得ることを特徴とす
る個人特性情報収集システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、人間の
動作や姿勢・行動状態および生理状態を計測するための
状態情報収集システム、状態情報収集装置、装着可能端
末装置、状態情報収集方法、個人特性情報収集システ
ム、媒体、および情報集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢社会の到来という背景のもと
に、高齢者の介護が注目されている。特に、痴呆症患者
や徘徊を伴う高齢者の介護は大変重要視され、さまざま
な技術の提案がなされている。これらの高齢者の行動を
追跡し、異常行動を行った場合に本人や外部に通報する
手段は、介護の観点から大変有効であると考えられる。
また、高齢者に限らず人の行動を計測し、解析すること
で、たとえば行動パターンを得ることができるならば、
照明や空調を快適に制御したり、安全に動作させること
が可能となり、人の生活に大変有効である。
【0003】なお、人に限らず、動物や機械において
も、行動を計測することは有効である。たとえば、動物
の場合は、いままでわからなかった生態の研究に用いる
ことが可能であり、機械の場合は、状態や動作を計測す
ることができれば、効率よく、安全に稼動させることが
でき、生産活動などの観点から大変有効である。
【0004】さて、人体の行動を把握する上で、「誰が
(何が)」「どこで」「何を」行うかを捕らえることは
大変重要である。このためには、(1)個人を同定し、
(2)室内の位置を検出し、(3)動作や姿勢を検出す
る必要がある。
【0005】第一に、個人を同定する方法としては、R
F−IDやCCD画像からの画像認識による方法が挙げ
られる。
【0006】RF−IDとは、人体や物などの移動体に
取り付けられたタグ(トランスポンダともいう。以下タ
グに統一)の識別情報を、コンピュータなどの処理装置
に接続されたアンテナ(リーダーともいう。以下アンテ
ナに統一)が特定周波数の電波を受信することにより、
対象物を自動的に識別するシステムである。
【0007】このシステムは、タグの読み取り距離とい
う観点から、大きく2つに分類できる。1つは、低周波
を用いた近距離タイプで、タグとアンテナの読み取り距
離が50cm前後以下のものである。これらは、タグを
アンテナにかざしたり、タグをズボンの端に縫込んだ
り、床設置のアンテナで読み取るのが一般的である。も
う1つは、マイクロ波を用いた遠距離タイプで、タグと
アンテナの読み取り距離が1mを超えるようなものであ
る。これらは、体の一部や物体の一部に携帯させること
により、アンテナの近傍を通過した際に、意識すること
なく、タグ情報を読み取ることが可能である。
【0008】また、CCD画像からの画像認識による方
法は、出入り口を通過する人体や物体をCCDカメラに
より撮影し、人体の顔面や物体の形状やマークなどの特
徴量を画像認識により抽出し、あらかじめ登録されてい
る固有の特長量と照合することにより、個人や特定の物
体の同定を行うものである。
【0009】第二に、室内での人体や物体の位置を特定
する方法としては、CCD画像からの抽出や二次元の赤
外線センサによって得られた温度分布情報からの抽出等
が挙げられる。その他、非常に大きな建物内であれば、
PHSなどを用いて複数の基地局からの電波の強度から
おおよその位置を特定する方法が提案されている。
【0010】第三に、動作や姿勢を検出する方法として
は、古くは万歩計(登録商標)や水銀スイッチ等を用い
て、静止状態と動作状態を判別する方法が提案されてい
る。最近では、種々の加速度センサやジャイロセンサ
(角加速度センサ)が高性能化し、それらを用いて、歩
行状態、体の傾き、歩く方向等を検出する方法が提案さ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、「誰が(何が)」「どこで」「何を」行うかを検
出することを目的として各種の方法が提案されている
が、これらは上述のような単一の機能しか有しない。
【0012】そのため、たとえば、「誰が(何が)」
「どこで」「何を」行うかという人間の動作や姿勢・行
動状態などからは、人間の生理状態を直接的には得るこ
とができないという課題があった。
【0013】また、人間の生理状態を得ることなく、上
述のような単一の機能によって得られる情報からは、よ
り詳細な人間の状態に関する情報を入手することは困難
であるという課題があった。
【0014】本発明は、上記従来のこのような課題を考
慮し、人間の生理状態を直接的に得ることができる状態
情報収集システム、状態情報収集装置、装着可能端末装
置、状態情報収集方法、個人特性情報収集システム、媒
体、および情報集合体を提供することを目的とするもの
である。
【0015】また、本発明は、上記従来のこのような課
題を考慮し、従来よりも詳細な人間の状態に関する情報
を入手することができる状態情報収集システム、状態情
報収集装置、装着可能端末装置、状態情報収集方法、個
人特性情報収集システム、媒体、および情報集合体を提
供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】第一の本発明(請求項1
に対応)は、人間または動物の生理状態を検知するため
の生理状態検知手段と、前記人間または動物の姿勢およ
び/または行動状態を検知するための姿勢・行動検知手
段と、(1)前記生理状態の検知、および(2)前記姿
勢および/または行動状態の検知による検知信号を発信
するための検知信号発信手段とを有する、前記人間また
は動物に装着可能な端末と、前記端末から発信された信
号を受信し処理する、所定の領域に設けられた信号受信
処理手段とを備え、前記検知された信号に基づいて、前
記人間または動物の状態を示す状態情報を得ることを特
徴とする状態情報収集システムである。
【0017】第二の本発明(請求項2に対応)は、前記
所定の領域に設けられた、電波を発信するための電波発
信手段と、前記所定の領域の出入り口に設けられた、前
記人間または動物の移動方向を検知するための移動方向
検出手段とを備え、前記端末は、前記電波発信手段から
の距離が所定値以下になったときに、前記電波を受信す
るための電波受信手段を有し前記(1)前記生理状態の
検知、および(2)前記姿勢および/または行動状態の
検知による検知信号の発信は、前記電波の受信および前
記移動方向の検知に基づいて行われることを特徴とする
第一の本発明の状態情報収集システムである。
【0018】第三の本発明(請求項3に対応)は、前記
所定の領域に設けられた、前記人間または動物の位置を
検知するための位置検知手段を備え、前記状態情報を得
る際には、前記位置検知手段によって検知された人間ま
たは動物の位置が加味されることを特徴とする第一の本
発明の状態情報収集システムである。
【0019】第四の本発明(請求項4に対応)は、前記
検知信号は、前記人間または動物に固有な周波数を有し
ており、前記固有な周波数に基づいて、前記人間または
動物の同定を行うための同定手段を備え、前記状態情報
を得る際には、前記同定手段によって行われた同定の結
果が加味されることを特徴とする第一の本発明の状態情
報収集システムである。
【0020】第五の本発明(請求項5に対応)は、前記
生理状態検知手段と前記検知信号発信手段とは、同一筐
体内に一体化されていることを特徴とする第一の本発明
の状態情報収集システムである。
【0021】第六の本発明(請求項6に対応)は、前記
検知された信号に基づいて得られた状態情報および/ま
たはあらかじめ用意された標準情報を、構造化データと
して蓄積するための蓄積手段と、前記得られた状態情報
と前記蓄積された構造化データとを所定の基準に基づい
て比較し、前記検知の対象となった人間または動物の状
態が正常であるか異常であるかを判定するための比較・
判定手段と、前記人間または動物の状態が異常であると
判定された場合に、その異常の通報を行うための通報手
段とを備えたことを特徴とする第一の本発明の状態情報
収集システムである。
【0022】第七の本発明(請求項7に対応)は、人間
または動物の生理状態の検知信号と、人間または動物の
姿勢および/または行動状態の検知信号とを受信し処理
する、所定の領域に設けられた信号受信処理手段を備
え、(1)前記信号受信処理手段からの出力には、前記
検知された信号に基づく、前記人間または動物の状態を
示す状態情報が含まれる、または(2)前記処理された
信号は、状態情報を作成するために出力されることを特
徴とする状態情報収集装置である。
【0023】第八の本発明(請求項8に対応)は、
(1)人間または動物の生理状態の検知、および(2)
前記人間または動物の姿勢および/または行動状態の検
知による検知信号を得て発信するための検知信号発信手
段を備え、前記検知信号発信手段が、前記人間または動
物に装着可能であることを特徴とする装着可能端末装置
である。
【0024】第九の本発明(請求項9に対応)は、人間
または動物の生理状態を検知し、前記人間または動物の
姿勢および/または行動状態を検知し、(1)前記生理
状態の検知、および(2)前記姿勢および/または行動
状態の検知による検知信号を発信し、前記発信された信
号を受信し処理する状態情報収集方法であって、前記検
知された信号に基づいて、前記人間または動物の状態を
示す状態情報を得ることを特徴とする状態情報収集方法
である。
【0025】第十の本発明(請求項10に対応)は、人
間または動物の生理状態を検知するための生理状態検知
手段と、前記検知による検知信号を発信するための検知
信号発信手段とを有する、前記人間または動物に装着可
能な端末と、前記端末から発信された信号を受信するた
めの、所定の領域に設けられた受信手段と、前記受信さ
れた信号を処理し出力するための信号処理出力手段とを
備え、前記検知された信号に基づいて、前記人間または
動物の状態を示す状態情報を得ることを特徴とする状態
情報収集システムである。
【0026】第十一の本発明(請求項11に対応)は、
前記人間または動物の位置を検知するための位置検知手
段を備え、前記状態情報を得る際には、前記位置検知手
段によって行われた検知の結果が加味されることを特徴
とする第十の本発明の状態情報収集システムである。
【0027】第十二の本発明(請求項12に対応)は、
前記人間または動物の同定を行うための同定手段を備
え、前記状態情報を得る際には、前記同定手段によって
行われた同定の結果が加味されることを特徴とする第十
の本発明の状態情報収集システムである。
【0028】第十三の本発明(請求項13に対応)は、
室内の少なくとも1箇所に設置した特定周波数の電波を
発信する電波発信手段と、前記電波発信手段部からの距
離がある一定値以下になった時に受信することができる
電波受信手段と、人体の姿勢や位置・行動・活動状態を
検出することができる姿勢・行動検出手段と、前記人体
の脈拍や心拍等の生理状態を検知することができる生理
状態検知手段と、前記生理状態検知手段から得られたセ
ンサ信号を発信することができるセンサ信号発信手段
と、前記センサ信号発信手段から得られたセンサ信号を
受信することができるセンサ信号受信手段と、前記電波
受信手段と前記姿勢・行動検出手段と前記センサ信号受
信手段と人体の個人特性情報を求めるセンサ信号処理手
段を内蔵したウエアラブルな個人情報端末と、前記複数
のウエアラブルな個人情報端末からのセンサ信号を無線
通信によって逐次送受信することができる親機と、前記
親機からのセンサ信号から得られる信号をネットワーク
によって統合して処理し、前記人体の個人特性情報を求
めることができる信号処理手段とを備えたことを特徴と
する個人特性情報収集システムである。
【0029】第十四の本発明(請求項14に対応)は、
前記室内の少なくとも1箇所に設置した、画像処理によ
り前記人体の位置を検知することができる位置検知手段
と、前記室内の出入り口に設置した前記人体の移動方向
を検知することができる移動方向検出手段と、前記信号
処理手段から得られた前記人体の行動情報をネットワー
クによって構造化データとして一括して蓄積する蓄積手
段と、前記信号処理手段から得られた前記人体の行動情
報を、前記ネットワークに接続されている蓄積手段によ
って蓄積された構造化データと比較して評価を行う行動
評価手段と、前記行動評価手段から前記人体の行動状態
の異常を判定・予測する状態判定手段と、前記異常と判
定された人体の行動状態を、前記個人情報端末や前記ネ
ットワークに接続された他の端末に通報することができ
る通報手段とを備え、前記位置検知手段と前記移動方向
検出手段とにおける検知の結果は、前記信号処理手段に
おいて、前記行動情報に統合されることを特徴とする第
十三の本発明の個人特性情報収集システムである。
【0030】第十五の本発明(請求項15に対応)は、
第一から第八、第十から第十四の何れかの本発明の全部
または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュー
タにより実行させるためのプログラムおよび/またはデ
ータを担持した媒体であって、コンピュータにより処理
可能なことを特徴とする媒体である。
【0031】第十六の本発明(請求項16に対応)は、
第九の本発明の全部または一部のステップの全部または
一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプロ
グラムおよび/またはデータを担持した媒体であって、
コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体で
ある。
【0032】第十七の本発明(請求項17に対応)は、
第一から第八、第十から第十四の何れかの本発明の全部
または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュー
タにより実行させるためのプログラムおよび/またはデ
ータであることを特徴とする情報集合体である。
【0033】第十八の本発明(請求項18に対応)は、
第九の本発明の全部または一部のステップの全部または
一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプロ
グラムおよび/またはデータであることを特徴とする情
報集合体である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下では、本発明にかかる実施の
形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0035】(実施の形態1)はじめに、本発明の状態
情報収集装置を用いた、本実施の形態1の個人特性情報
収集装置の構成および動作について、本実施の形態の個
人特性情報収集装置の概略構成図である図1を参照しな
がら説明する。なお、本実施の形態の個人特性情報収集
装置の構成および動作を説明すると同時に、本発明の状
態情報収集方法の一実施の形態についても述べる。
【0036】本実施の形態の個人特性情報収集装置は、
センサ群としての個人情報端末6、移動方向検出手段
9、および位置検知手段10などから構成される。
【0037】個人情報端末6は、人体1に取り付けら
れ、加速度センサやジャイロセンサ等によって、その人
体の姿勢や動作、体動、行動・活動状態を検出すること
ができる姿勢・行動検出手段2、電波発信手段4からの
距離がある一定値(たとえば、1m)以下になった時に
電波発信手段4から送信される特定周波数の電波を受信
する電波受信手段3、人体に取り付けられた生理状態検
知手段19に取り付けられているセンサ信号発信手段2
0から送信されるセンサ信号を受信するセンサ信号受信
手段21、これらのセンサから得られた信号を処理する
センサ信号処理手段5、およびこれらのセンサ信号を基
地局(親機ともいう)7へ無線送信8するセンサ信号送
受信手段23から構成される。
【0038】移動方向検出手段9は、赤外線センサや距
離センサなどを用いて、人体1の移動方向に応じたセン
サ出力をするものであり、移動方向検出手段9から出力
されるセンサ信号は、信号処理手段11において処理さ
れ、人体1の入室や退出の移動方向の判定が行われる。
【0039】位置検知手段10は、(1)CCDカメラ
や二次元温度分布の測定が可能な赤外線センサや赤外線
カメラからの画像処理により、人体1の位置を検知・特
定することができるもの、あるいは(2)人体1に電波
発生源を取り付け、その電波を室内に設置された1つ以
上のアンテナにより、その電波の強度や方向から、人体
1の位置を特定するものとする。なお、位置検知手段1
0は、CCDカメラや赤外線センサ、アンテナから得ら
れた信号を信号処理手段11において処理し、室内での
床面における2次元座標を算出することができる。
【0040】本実施の形態では、人体1の入室と実質上
同時にその同定が行われ、同定された人体1の追尾が継
続される。
【0041】たとえば、室内に設置された1つ以上のア
ンテナを利用する場合には、(a)アンテナで受信する
電波の方向から、人体1のアンテナから見た方向を測定
し、(b)アンテナで受信する電波の強度から、人体1
のアンテナからの距離を測定することにより、人体1の
2次元的な位置を特定することができる。なお、アンテ
ナが複数あれば、このような位置特定の精度が向上する
ことはもちろんであるが、電波の強度を測定せずとも、
三角測量の原理により、人体1の位置を特定することも
可能になる。
【0042】また、赤外線センサなどを利用する場合に
は、データの採取はおよそ1秒ごとに行われる。この程
度の時間間隔でデータの採取を行えば、人体1はそれほ
ど高速で室内における移動を行うわけではないので、た
とえば、その時間間隔内における移動距離が所定値以下
であるような人体は同一であると判定し、さらにデータ
補間を行うなどすることにより、人体1の動線を解析
し、追尾を行うことが十分に可能である。なお、赤外線
センサなどの性能は近年向上しているため、複数の人体
の判別は、それらがおよそ10cm以上も離れてさえい
れば、確実に行うことができる。
【0043】このようにして入室とともに同定を行い、
その後の追尾を行うことにより、室内に複数の人体が存
在する場合にも、個々の人体の同定および位置検出を行
うことが可能である。
【0044】個人情報端末6のセンサ情報が無線通信8
されてくる基地局7は、移動方向検出手段9、および位
置検知手段10の接続されている信号処理手段11に接
続され、情報を統合化することができる。なお、移動方
向検出手段9や位置検知手段10がなくても、それらに
よって得られるべき情報を個人情報として個人情報端末
6側で別途検出し、個人情報端末6から基地局7へ送信
しても良い。
【0045】なお、本発明の検知信号発信手段はセンサ
信号送受信手段23を含む手段に対応し、本発明の信号
受信処理手段は基地局(親機ともいう)7、信号処理手
段11を含む手段に対応し、本発明の位置検知手段は位
置検知手段10を含む手段に対応し、本発明の同定手段
はセンサ信号処理手段5を含む手段に対応する。また、
本発明の受信手段は基地局(親機ともいう)7を含む手
段に対応し、本発明の信号処理出力手段は信号処理手段
11を含む手段に対応する。また、本発明の状態情報
は、本実施の形態の行動情報に対応する。
【0046】(実施の形態2)つぎに、本発明の状態情
報収集システムを用いた、本実施の形態2の個人特性情
報収集システムの構成および動作について、本実施の形
態の個人特性情報収集システムの概略構成図である図2
を参照しながら説明する。なお、本実施の形態の個人特
性情報収集システムの構成および動作を説明すると同時
に、本発明の状態情報収集方法の一実施の形態について
も述べる。
【0047】本実施の形態の個人特性情報収集システム
は、ネットワーク12、データ蓄積手段13、行動評価
手段14、状態判定手段15、通報手段16、および前
述された実施の形態1の個人特性情報収集装置から構成
される。
【0048】信号処理手段11によって統合化された人
体の行動情報は、ネットワーク12を介してデータ蓄積
手段13に伝送され、構造化データとしてデータ蓄積手
段13に蓄積される。
【0049】また、信号処理手段11から得られた人体
の行動情報は、データ蓄積手段13にそれまで蓄積され
てきた構造化データをもとに、行動評価手段14によっ
て比較・評価される。この行動評価手段14から得られ
た人体の行動状態が、状態判定手段15によって異常と
判定されたり、また、将来的に異常となりうると予測さ
れたときには、通報手段16による本人への通報が行わ
れる。
【0050】このように、信号処理手段11は、他の部
屋に設置された信号処理手段(図示省略)とともにネッ
トワーク12に接続されており、各部屋での情報がすべ
て共有化でき、各個人の全部屋での行動状態を把握する
ことができる。
【0051】なお、状態判定手段15の付属装置として
モニタなどの表示装置を設置すれば、それぞれの部屋で
の各個人の行動状態を一覧することが可能である。この
ようにして、通常の家庭ではもちろんのこと、高齢者を
介護することを目的とした施設などでは、介護人の負担
を大幅に軽減することができる。また、本実施の形態で
は、ネットワークの種類について特に言及していない
が、ネットワークは電話回線、インターネット、専用の
ホームネットワークなど何でもよい。
【0052】なお、本発明の比較・判定手段は、行動評
価手段14、状態判定手段15を含む手段に対応する。
【0053】つぎに、本実施の形態の個人特性情報収集
システムの動作について、個人特性情報収集システムの
動作説明図である図3も参照しながら、より詳しく説明
する。
【0054】人体1が個人情報端末6を体の一部に携帯
している時、加速度センサ等からなる姿勢・行動検出手
段2で人体1の活動状態と、生理状態検知手段19で生
理状態を常時検知している(S1)。
【0055】この人体1が部屋内に入室しようとする
と、個人情報端末6の電波受信手段3は、電波発信手段
4の特定周波数のID電波の受信を開始する。さらに入
室を続行すると、電波受信手段3の受信範囲に個人情報
端末6が進入するため、ID電波が検知され(S2)、
センサ信号処理手段5は、姿勢・行動検出手段2および
生理状態検知手段19で検知されたセンサ信号を処理す
る(S3)。これらのセンサ信号は、センサ信号送受信
手段23から無線通信8によって基地局である親機7を
介して信号処理手段11に送信される(S4)。
【0056】なお、センサ信号処理手段5は、各端末に
固有な周波数を有する電波をセンサ信号送受信手段23
から発信し、信号処理手段11は、親機7(図1参照)
を介してこの電波を入力することにより個人情報端末6
を認識する。このようにして、人体1の同定が行われる
のである。
【0057】一方、人体1が出入り口に接近すると、複
数受光部を備えた焦電型1次元アレイ素子からなる移動
方向検出手段9で人体1の通過を検知し(S5)、出入
り口の通過開始を確認する。さらに入室を続行すると、
CCDカメラを用いた可視画像処理による位置検知手段
10で人体1の位置を検知する(S6)。これらの人体
1の行動情報は、信号処理手段11に送信される(S
7)。
【0058】さて、基地局7へ無線通信8された個人情
報端末6のセンサ情報は、移動方向検出手段9や位置検
知手段10のデータのある信号処理手段11に送信さ
れ、情報が信号処理手段11で統合化されている(S
8)。
【0059】信号処理手段11によって統合化された人
体1の行動情報は、ネットワーク12を介してデータ蓄
積手段13に入力され、構造化データとして蓄積される
(S9)。
【0060】そして、このセンサ信号処理手段5から得
られた人体1の行動情報は、データ蓄積手段13にそれ
まで蓄積されてきた構造化データに基づいて、行動評価
手段14によって比較・評価される(S10)。この行
動評価手段14から得られた人体1の行動状態が、状態
判定手段15によって、異常である、もしくは将来的に
異常となりうると判定されると(S11)、通報手段1
6によって、本人や他の人への通報が行われる(S1
2)。
【0061】ここで、前述の構造化データ、行動評価手
段14による比較・評価、および状態判定手段15によ
る判定の具体的な例について説明する。たとえば、移動
方向検出手段9、位置検知手段10は、高齢者のトイレ
に設置されているとする。これらからのデータは、信号
処理手段11において処理された後、データ蓄積手段1
3によって蓄積され、前述の構造化データの一部を形成
する。なお、図6(a)、(b)は、それぞれ、一ヶ月
間の記録を分析することにより構造化データとして作成
した、一日の時間とトイレ利用回数との平均的関係図、
およびトイレ利用回数と日数との平均的関係図である。
【0062】行動評価手段14は、得られた状態情報と
これら構造化データとを比較し、状態判定手段15は、
(1)一日のトイレ利用回数が増大した、(2)トイレ
を利用する時間間隔が短くなったなどの判定を行う。こ
のようにして、高齢者の生活パターンが把握されるとと
もに、病気の早期発見や治療などへの応用も可能にな
る。
【0063】(実施の形態3)つぎに、本発明の装着可
能端末装置を用いた、本実施の形態3の個人情報端末の
構成および動作について、本実施の形態の個人情報端末
の概略構成図である図4を参照しながら説明する。な
お、本実施の形態の個人情報端末の構成および動作を説
明すると同時に、本発明の状態情報収集方法の一実施の
形態についても述べる。
【0064】本実施の形態の個人情報端末は、腰部にベ
ルト等を用いて体の一部に固定される。本実施の形態で
は、加速度センサ103、およびジャイロセンサ110
を用いて、姿勢、歩行の状態、動線などを検知するもの
である。
【0065】なお、姿勢については、3軸の加速度セン
サ103の重力の分力成分を測定し、体の傾斜を求め
る。また、歩行の状態は、ジャイロセンサ110の重力
方向の出力をセンサ信号処理回路105で解析すること
で、停止状態か歩行状態か、さらに歩行状態は、階段昇
りなのか階段降りなのかを判別する。
【0066】コイル108は、電波発信手段4(図2参
照)から発信される電波を受信することができ、この信
号をセンサ信号処理回路105によって位置情報に変換
する。また、センサ信号受信手段109は、生理状態検
知手段19に取り付けられているセンサ信号発信手段2
0(図2参照)から送信される生理信号を受信し、セン
サ信号処理回路105によって心拍数等に変換する。
【0067】これらの信号は、すべてセンサ信号処理回
路105において解析され、各種状態情報として、送受
信部101を介してアンテナ104から個人特性情報と
して基地局7(図2参照)へ送信される。
【0068】警報ブザー107は、長時間体の動きがな
い場合や、異常状態を検知・判定・予測した時など、こ
の装置をとりつけた人に対し、アンテナ104、および
送受信部101からの無線による信号入力により、呼び
かけを行うものである。この呼びかけに対し、スイッチ
102の押下げなどによる反応がない場合、アンテナ1
04から異常状態信号が送信される。この異常状態信号
が送信された場合には、介護人などによる安否の確認、
および/または外部への通報が行われる。
【0069】もちろん、上述された手段は、すべて内蔵
のバッテリ106で駆動するものである。
【0070】なお、本実施の形態では加速度センサにつ
いて説明したが、本発明はそれに制限されることはな
く、たとえば姿勢情報を傾斜角センサで取得したりする
ことは可能である。
【0071】つぎに、本実施の形態の個人情報端末の動
作について、心拍の時間的な強度変化の説明図である図
5も参照しながら説明する。
【0072】生理状態検知手段19(図2参照)から得
られた脈動等のアナログ信号は、センサ信号発信手段2
0(図2参照)から発信される。この発信されたアナロ
グの生理信号は、個人情報端末に内蔵されているセンサ
信号受信手段109(図4参照)で受信され、図5に示
すような心拍の時間的な強度変化として得られる。
【0073】なお、PおよびP’は心房の収縮を示す電
気的興奮過程であり、QRSおよびQ’R’S’は左右
の心室の収縮を示す電気的興奮過程である。また、R
R’間は、およそ1秒ほどである。
【0074】これを、センサ信号処理回路105(図4
参照)で増幅、ノイズ除去、A/D変換することによっ
て、正確な心拍や心拍数を得ることができ、個人情報を
取得することができる。さらに、たとえば、この心拍の
時間間隔を検知することによって、異常状態を検知する
ことができる。
【0075】以上述べたところから明らかなように、本
発明は、たとえば、室内の少なくとも1箇所に設置した
特定周波数の電波を発信する電波発信手段と、前記電波
発信手段部からの距離がある一定値以下になった時に受
信することができる電波受信手段と、人体の姿勢や行動
・活動状態を検出することができる姿勢・行動検出手段
と、人体の脈拍や心拍等の生理状態を検知することがで
きる生理状態検知手段と、前記生理状態検知手段から得
られたセンサ信号を発信することができるセンサ信号発
信手段と、前記センサ信号発信手段から得られたセンサ
信号を受信することができるセンサ信号受信手段と、前
記電波受信手段と前記姿勢・行動検出手段と前記センサ
信号受信手段と人体の個人特性情報を求めるセンサ信号
処理手段を内蔵したウエアラブルな個人情報端末と、か
らなることを特徴とする個人特性情報収集方法を提供す
るものである。
【0076】また、本発明は、たとえば、室内の少なく
とも1箇所に設置した特定周波数の電波を発信する電波
発信手段と、前記電波発信手段部からの距離がある一定
値以下になった時に受信することができる電波受信手段
と、人体の姿勢や行動・活動状態を検出することができ
る姿勢・行動検出手段と、人体の脈拍や心拍等の生理状
態を検知することができる生理状態検知手段と、前記生
理状態検知手段から得られたセンサ信号を発信すること
ができるセンサ信号発信手段と、前記センサ信号発信手
段から得られたセンサ信号を受信することができるセン
サ信号受信手段と、前記電波受信手段と前記姿勢・行動
検出手段と前記センサ信号受信手段と人体の個人特性情
報を求めるセンサ信号処理手段を内蔵したウエアラブル
な個人情報端末と、前記複数のウエアラブルな個人情報
端末からのセンサ信号を無線通信によって逐次送受信す
ることができる親機と、前記親機からのセンサ信号から
得られる信号を統合して処理し人体の個人特性情報を求
めることができる信号処理手段と、からなることを特徴
とする個人特性情報収集装置を提供するものである。
【0077】また、本発明は、たとえば、室内の少なく
とも1箇所に設置した特定周波数の電波を発信する電波
発信手段と、前記電波発信手段部からの距離がある一定
値以下になった時に受信することができる電波受信手段
と、人体の姿勢や位置・行動・活動状態を検出すること
ができる姿勢・行動検出手段と、人体の脈拍や心拍等の
生理状態を検知することができる生理状態検知手段と、
前記生理状態検知手段から得られたセンサ信号を発信す
ることができるセンサ信号発信手段と、前記センサ信号
発信手段から得られたセンサ信号を受信することができ
るセンサ信号受信手段と、前記電波受信手段と前記姿勢
・行動検出手段と前記センサ信号受信手段と人体の個人
特性情報を求めるセンサ信号処理手段を内蔵したウエア
ラブルな個人情報端末と、前記複数のウエアラブルな個
人情報端末からのセンサ信号を無線通信によって逐次送
受信することができる親機と、前記親機からのセンサ信
号から得られる信号をネットワークによって統合して処
理し人体の個人特性情報を求めることができる信号処理
手段と、からなることを特徴とする個人特性情報収集シ
ステムを提供するものである。
【0078】また、本発明は、たとえば、室内の少なく
とも1箇所に設置した、画像処理により人体の位置を検
知・特定することができる位置検知手段と、室内の出入
り口に設置した人体の移動方向を検知することができる
移動方向検出手段とから得られた信号を、ネットワーク
によって統合し前記信号処理手段が加わったことを特徴
とする個人特性情報収集システムでもよい。
【0079】また、本発明は、たとえば、前記生理状態
検知手段と前記センサ信号発信手段とが一体となってお
り、人体に密着することによって前記生理状態を検知し
発信し、ネットワークによって統合し前記信号処理手段
によって処理して、人体の個人特性情報を求めることを
特徴とする個人特性情報収集システムであってもよい。
【0080】また、本発明は、たとえば、室内の少なく
とも1箇所に設置した、画像処理により人体の位置を検
知・特定することができる位置検知手段と、室内の出入
り口に設置した人体の移動方向を検知することができる
移動方向検出手段と、室内の少なくとも1箇所に設置し
た特定周波数の電波を発信する電波発信手段と、前記電
波発信手段部からの距離がある一定値以下になった時に
受信することができる電波受信手段と、人体の姿勢や位
置・行動・活動状態を検出することができる姿勢・行動
検出手段と、人体の脈拍や心拍等の生理状態を検知する
ことができる生理状態検知手段と、前記生理状態検知手
段から得られたセンサ信号を発信することができるセン
サ信号発信手段と、前記センサ信号発信手段から得られ
たセンサ信号を受信することができるセンサ信号受信手
段と、前記電波受信手段と前記姿勢・行動検出手段と前
記センサ信号受信手段と人体の個人特性情報を求めるセ
ンサ信号処理手段を内蔵したウエアラブルな個人情報端
末と、前記複数のウエアラブルな個人情報端末からのセ
ンサ信号を無線通信によって逐次送受信することができ
る親機と、前記親機からのセンサ信号と、前記位置検知
手段と前記移動方向検出手段とから得られる信号を統合
して処理し人体の行動情報を求めることができる信号処
理手段と、前記信号処理手段から得られた人体の行動情
報をネットワークによって構造化データとして一括して
蓄積する蓄積手段と、前記信号処理手段から得られた人
体の行動情報を、前記ネットワークに接続されている蓄
積手段によって蓄積された構造化データと比較して評価
を行う行動評価手段と、前記行動評価手段から人体の行
動状態の異常を判定・予測する状態判定手段と、前記異
常と判定された人体の行動状態を前記個人情報端末や前
記ネットワークに接続された他の端末に通報することが
できる通報手段と、からなることを特徴とする個人特性
情報収集システムを提供するものである。
【0081】以上のような構成とすることにより、本発
明によれば、個人特性情報収集装置により、室内に入室
する人体を同定し、室内での位置、姿勢、行動情報、生
理情報などの個々の行動や個人特性情報を正確に計測す
ることが可能となる。また、人体に取り付けられた状態
を判別する手段は、親機と無線で通信を行い、さらにそ
の親機はネットワークへ接続することにより、複数の室
内や特定空間の人体の個人特性情報を一括で管理するこ
とができ、建物全体の人体の行動をリアルタイムで把握
することができ、異常検知や空調・照明の制御やセキュ
リティなど数限りないアプリケーションが考えられる。
【0082】なお、本発明の生理状態の検知、姿勢およ
び/または行動状態の検知は、上述された本実施の形態
では、人体1(すなわち人間)に対して行われたが、こ
れに限らず、動物に対して行われてもよい。
【0083】また、本発明の生理状態は、上述された本
実施の形態では、脈拍や心拍などであった。しかし、こ
れに限らず、本発明の生理状態は、血圧、体温、血中酸
素濃度、発汗状態などであってもよい。
【0084】また、本発明の生理状態の検知は、上述さ
れた本実施の形態では、姿勢および/または行動状態の
検知とともに行われた。しかし、これに限らず、本発明
の生理状態の検知は、たとえば、(1)人間または動物
の位置の検知、および/または個体の同定とともに行わ
れてもよいし、(2)それ自体が単独で行われてもよ
い。
【0085】また、本発明の生理状態検知手段は、上述
された本実施の形態では、個人情報端末6とは別個に設
けられていた。しかし、これに限らず、本発明の生理状
態検知手段は、本発明の装着可能端末装置に内蔵されて
いてもよい。また、本発明の生理状態検知手段は、本発
明の検知信号発信手段と同一筐体内に一体化されていて
もよい。
【0086】また、本発明の姿勢・行動検知手段は、上
述された本実施の形態では、個人情報端末6に内蔵され
ていた。しかし、これに限らず、本発明の姿勢・行動検
知手段は、装着可能端末装置とは別個に設けられていて
もよい。
【0087】また、本発明の(1)生理状態の検知、お
よび(2)姿勢および/または行動状態の検知による検
知信号の発信は、上述された本実施の形態では、電波発
信手段4から発信された電波が、電波発信手段4からの
距離が所定値以下になったときに、電波受信手段3に受
信されることに基づいて行われた。しかし、これに限ら
ず、これらの検知信号の発信は、常時行われていてもよ
いし、所定の規則に基づいて定期的に行われていてもよ
い。もちろん、上述された本実施の形態におけるよう
に、電波発信手段4からの距離が所定値以下になったと
きに検知信号の発信受信を行うことにすれば、人体1が
室内に滞在しているときの状態情報を効率よく収集する
ことができる。
【0088】また、本発明の状態情報を得る際には、上
述された本実施の形態では、人間または動物の位置を検
知するための位置検知手段10によって検知された人間
または動物の位置、および人間または動物の移動方向を
検知するための移動方向検出手段9によって検知された
移動方向が加味された。しかし、これに限らず、本発明
の状態情報を得る際には、このような人間または動物の
位置、および/または移動方向の加味は、必ずしも行わ
れなくてもよい。もちろん、そのような場合には、本発
明の位置検知手段および/または移動方向検出手段は、
不要である。
【0089】また、本発明の所定の領域は、上述された
本実施の形態では、基地局(親機ともいう)7、信号処
理手段11などの設けられた室内であった。しかし、こ
れに限らず、本発明の所定の領域は、庭園内やエレベー
タ内の領域であってもよい。このような場合には、電波
発信手段4、基地局(親機ともいう)7、信号処理手段
11などを各領域ごとに設けておくことにより、一層効
果的に状態情報を収集することができることは、いうま
でもない。
【0090】また、本発明の状態情報収集システムは、
上述された本実施の形態では、構造化データを蓄積する
ためのデータ蓄積手段13と、得られた行動情報を構造
化データと比較して評価を行うための行動評価手段14
と、評価の結果に基づいて人間が正常であるか異常であ
るかを判定するための状態判定手段15と、異常である
と判定された場合にその異常の通報を行うための通報手
段16とを備えていた。しかし、これに限らず、本発明
の状態情報収集システムは、このような手段を備えてい
なくてもよい。たとえば、収集された状態情報は、モニ
タに常時ディスプレイされており、異常の通報は、モニ
タの監視人によるマニュアル操作によって行われてもよ
い。
【0091】また、本発明の蓄積手段は、前述された本
実施の形態では、人体1の行動情報の集積により生成さ
れた構造化データを蓄積した。しかし、これに限らず、
本発明の蓄積手段は、要するに、処理の結果に基づいて
得られた状態情報および/またはあらかじめ用意された
標準情報を、構造化データとして蓄積すればよい。な
お、本発明の蓄積手段は、たとえば、標準的な人体に関
するあらかじめ入力された情報を、検知を行っている個
々の人体に関する、刻々と集積されてゆく状態情報に基
づいて補正することにより、個々の人体に適合した詳細
な構造化データとして蓄積してもよいことはいうまでも
ない。もちろん、(1)状態情報の集積が十分に行われ
ていないときには、あらかじめ入力された情報に主とし
て基づくデータを利用し、(2)状態情報の集積が十分
に行われたときには、前述のように補正を行われた詳細
な構造化データを利用することにより、状態情報との所
定の基準に基づく比較を行えば、検知の対象となった人
間または動物が正常であるか異常であるかの判定を、よ
り適切に行うことができる。
【0092】また、本発明の検知された信号の処理は、
上述された本実施の形態では、発信側(すなわち、端末
と同じ側)にあるセンサ信号処理手段5、および受信側
(すなわち、端末と異なる側)にある信号処理手段11
で行われた。しかし、これに限らず、本発明の検知され
た信号の処理は、たとえば、(1)受信側でのみ実質上
行われてもよいし、(2)端末と異なる側からの位置検
知を行わない場合には、発信側で実質上行われてもよい
し、(3)本発明のデータ蓄積手段側に設けられた専用
の情報処理装置などで実質上行われてもよい。なお、こ
のような処理の行われるタイミングにより、本発明の状
態情報の得られるタイミングも多少異なる。
【0093】また、本発明の状態情報収集システムは、
上述された本実施の形態では、移動方向検出手段9を備
えていた。しかし、これに限らず、本発明の状態情報収
集システムは、移動方向検出手段を備えていなくてもよ
い。
【0094】また、本発明の人間または動物の同定は、
前述された本実施の形態では、センサ信号送受信手段2
3から人体1の携帯する個人情報端末6に固有な周波数
を有する電波を発信し、信号処理手段11がこの電波を
入力して個人情報端末6を認識することにより行われ
た。しかし、これに限らず、本発明の人間または動物の
同定は、CCDにより撮像されたCCD画像から、顔面
などの特徴量を抽出することによって行われてもよい。
【0095】また、本発明の人間または動物の同定は、
前述された本実施の形態では、単数の人体1に対して行
われた。しかし、これに限らず、本発明の人間または動
物の同定は、(1)人間または動物が複数である場合に
も、個々の人間または動物に対して前述のような同定を
実行することにより、同様に行われることができるし、
(2)本発明の装着可能端末装置を携帯している人間ま
たは動物が単数であることがあらかじめ分かっている場
合などには、必ずしも必要ではなく、行われなくてもよ
い。
【0096】また、本発明は、上述した本発明の全部ま
たは一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータ
により実行させるためのプログラムおよび/またはデー
タを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り
可能、かつ読み取られた前記プログラムおよび/または
データが前記コンピュータと協動して前記機能を実行す
る媒体である。
【0097】また、本発明は、上述した本発明の全部ま
たは一部のステップの全部または一部の動作をコンピュ
ータにより実行させるためのプログラムおよび/または
データを担持した媒体であり、コンピュータにより読み
取り可能、かつ読み取られた前記プログラムおよび/ま
たはデータが前記コンピュータと協動して前記機能を実
行する媒体である。
【0098】また、本発明は、上述した本発明の全部ま
たは一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータ
により実行させるためのプログラムおよび/またはデー
タを担持した情報集合体であり、コンピュータにより読
み取り可能、かつ読み取られた前記プログラムおよび/
またはデータが前記コンピュータと協動して前記機能を
実行する情報集合体である。
【0099】また、本発明は、上述した本発明の全部ま
たは一部のステップの全部または一部の動作をコンピュ
ータにより実行させるためのプログラムおよび/または
データを担持した情報集合体であり、コンピュータによ
り読み取り可能、かつ読み取られた前記プログラムおよ
び/またはデータが前記コンピュータと協動して前記機
能を実行する情報集合体である。
【0100】データとは、データ構造、データフォーマ
ット、データの種類などを含む。媒体とは、ROM等の
記録媒体、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音
波等の伝送媒体を含む。担持した媒体とは、たとえば、
プログラムおよび/またはデータを記録した記録媒体、
やプログラムおよび/またはデータを伝送する伝送媒体
等を含む。コンピュータにより処理可能とは、たとえ
ば、ROMなどの記録媒体の場合であれば、コンピュー
タにより読みとり可能であることであり、伝送媒体の場
合であれば、伝送対象となるプログラムおよび/または
データが伝送の結果として、コンピュータにより取り扱
えることであることを含む。情報集合体とは、たとえ
ば、プログラムおよび/またはデータ等のソフトウエア
を含むものである。
【0101】なお、以上説明したように、本発明の構成
は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア
的に実現しても良い。
【0102】また、本発明は、特定周波数の電波を発信
する電波発信手段と、電波受信手段と、姿勢・行動検出
手段と、生理状態検知手段と、センサ信号発信手段と、
センサ信号受信手段と、電波受信手段と姿勢・行動検出
手段とセンサ信号受信手段と人体の個人特性情報を求め
るセンサ信号処理手段を内蔵したウエアラブルな個人情
報端末と、複数のウエアラブルな個人情報端末からのセ
ンサ信号を無線通信によって逐次送受信することができ
る親機と、親機からのセンサ信号から得られる信号をネ
ットワークによって統合して処理し人体の個人特性情報
を求めることができる信号処理手段と、からなることを
特徴とする個人特性情報収集装置により、室内に入室す
る人体を同定し、室内での位置、姿勢、行動情報、生理
情報などの個々の行動、個人特性情報を正確に計測する
ことが可能となる。特に、人体の行動と生理状態を合わ
せることによって、よりきめの細かい個人特性情報を得
ることが可能となる。また、人体に取り付けられた状態
を判別する手段は、親機と無線で通信を行い、さらにそ
の親機はネットワークへ接続することにより、複数の室
内や特定空間の人体の個人特性情報を一括で管理するこ
とができ、建物全体の人体の行動、生理状態をリアルタ
イムで把握することができ、異常検知や空調・照明の制
御やセキュリティなど数限りないアプリケーションが可
能であるという効果を有するものである。
【0103】このように、人体を特定し、人体の位置を
特定し、人体の姿勢・行動・活動状態・生理状態を特定
し、さらに、それらの人体の個人特性情報をネットワー
クによって統合化することができる。従って、本発明の
個人特性情報収集方法、それを用いた装置およびシステ
ムを用いることによって、容易に、高精度に、信頼性の
高い、低コストな個人特性情報収集が可能となり、HI
I(Home Information Infras
tructure)事業の拡大に大きく寄与することが
できる。
【0104】なお、人間の状態を、人間の生理状態をも
考慮して得ることができるようになったことで、このよ
うな応用に際して極めて有用な、人間の状態に関する情
報を入手することが可能になった。たとえば、従来のよ
うに人間の姿勢・行動状態しか検出できなかった場合に
は、人間がベッドで横臥しているとき、その人間は正常
な状態にあると判断せざるを得なかった。しかし、人間
の生理状態をも検知できる場合には、たとえば心拍数の
上昇が認められたときには、ベッドで横臥しているその
人間は異常な状態にあると判断することができるのであ
る。
【0105】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、人間の生理状態を直接的に得ることができる状態情
報収集システム、状態情報収集装置、装着可能端末装
置、状態情報収集方法、個人特性情報収集システム、媒
体、および情報集合体を提供することができるという長
所を有する。
【0106】また、本発明は、従来よりも詳細な人間の
状態に関する情報を入手することができる状態情報収集
システム、状態情報収集装置、装着可能端末装置、状態
情報収集方法、個人特性情報収集システム、媒体、およ
び情報集合体を提供することができるという長所を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における個人特性情報収
集装置の概略構成図
【図2】本発明の実施の形態2における個人特性情報収
集システムの概略模式図
【図3】本発明の実施の形態2における個人特性情報収
集システムの動作説明図
【図4】本発明の実施の形態3における個人情報端末の
概略模式図
【図5】本発明の実施の形態3で説明される心拍の時間
的な強度変化の説明図
【図6】一ヶ月間の記録を分析することにより作成し
た、一日の時間とトイレ利用回数との平均的関係図(図
6(a))、およびトイレ利用回数と日数との平均的関
係図(図6(b))
【符号の説明】
1 人体 2 姿勢・行動検出手段 3 電波受信手段 4 電波発信手段 5 センサ信号処理手段 6 個人携帯端末 7 親機(基地局) 8 無線通信 9 移動方向検出手段 10 位置検知手段 11 信号処理手段 12 ネットワーク 13 データ蓄積手段 14 行動評価手段 15 状態判定手段 16 通報手段 19 生理状態検知手段 20 センサ信号発信手段 21 センサ信号受信手段 23 センサ信号送受信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 茂之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ▲よし▼池 信幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4C038 VA03 VA04 VB01 VC05 VC20

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人間または動物の生理状態を検知するた
    めの生理状態検知手段と、前記人間または動物の姿勢お
    よび/または行動状態を検知するための姿勢・行動検知
    手段と、(1)前記生理状態の検知、および(2)前記
    姿勢および/または行動状態の検知による検知信号を発
    信するための検知信号発信手段とを有する、前記人間ま
    たは動物に装着可能な端末と、 前記端末から発信された信号を受信し処理する、所定の
    領域に設けられた信号受信処理手段とを備え、 前記検知された信号に基づいて、前記人間または動物の
    状態を示す状態情報を得ることを特徴とする状態情報収
    集システム。
  2. 【請求項2】 前記所定の領域に設けられた、電波を発
    信するための電波発信手段と、 前記所定の領域の出入り口に設けられた、前記人間また
    は動物の移動方向を検知するための移動方向検出手段と
    を備え、 前記端末は、前記電波発信手段からの距離が所定値以下
    になったときに、前記電波を受信するための電波受信手
    段を有し前記(1)前記生理状態の検知、および(2)
    前記姿勢および/または行動状態の検知による検知信号
    の発信は、前記電波の受信および前記移動方向の検知に
    基づいて行われることを特徴とする請求項1記載の状態
    情報収集システム。
  3. 【請求項3】 前記所定の領域に設けられた、前記人間
    または動物の位置を検知するための位置検知手段を備
    え、 前記状態情報を得る際には、前記位置検知手段によって
    検知された人間または動物の位置が加味されることを特
    徴とする請求項1記載の状態情報収集システム。
  4. 【請求項4】 前記検知信号は、前記人間または動物に
    固有な周波数を有しており、 前記固有な周波数に基づいて、前記人間または動物の同
    定を行うための同定手段を備え、 前記状態情報を得る際には、前記同定手段によって行わ
    れた同定の結果が加味されることを特徴とする請求項1
    記載の状態情報収集システム。
  5. 【請求項5】 前記生理状態検知手段と前記検知信号発
    信手段とは、同一筐体内に一体化されていることを特徴
    とする請求項1記載の状態情報収集システム。
  6. 【請求項6】 前記検知された信号に基づいて得られた
    状態情報および/またはあらかじめ用意された標準情報
    を、構造化データとして蓄積するための蓄積手段と、 前記得られた状態情報と前記蓄積された構造化データと
    を所定の基準に基づいて比較し、前記検知の対象となっ
    た人間または動物の状態が正常であるか異常であるかを
    判定するための比較・判定手段と、 前記人間または動物の状態が異常であると判定された場
    合に、その異常の通報を行うための通報手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の状態情報収集システ
    ム。
  7. 【請求項7】 人間または動物の生理状態の検知信号
    と、人間または動物の姿勢および/または行動状態の検
    知信号とを受信し処理する、所定の領域に設けられた信
    号受信処理手段を備え、 (1)前記信号受信処理手段からの出力には、前記検知
    された信号に基づく、前記人間または動物の状態を示す
    状態情報が含まれる、または(2)前記処理された信号
    は、状態情報を作成するために出力されることを特徴と
    する状態情報収集装置。
  8. 【請求項8】 (1)人間または動物の生理状態の検
    知、および(2)前記人間または動物の姿勢および/ま
    たは行動状態の検知による検知信号を得て発信するため
    の検知信号発信手段を備え、 前記検知信号発信手段が、前記人間または動物に装着可
    能であることを特徴とする装着可能端末装置。
  9. 【請求項9】 人間または動物の生理状態を検知し、 前記人間または動物の姿勢および/または行動状態を検
    知し、 (1)前記生理状態の検知、および(2)前記姿勢およ
    び/または行動状態の検知による検知信号を発信し、 前記発信された信号を受信し処理する状態情報収集方法
    であって、 前記検知された信号に基づいて、前記人間または動物の
    状態を示す状態情報を得ることを特徴とする状態情報収
    集方法。
  10. 【請求項10】 人間または動物の生理状態を検知する
    ための生理状態検知手段と、前記検知による検知信号を
    発信するための検知信号発信手段とを有する、前記人間
    または動物に装着可能な端末と、 前記端末から発信された信号を受信するための、所定の
    領域に設けられた受信手段と、 前記受信された信号を処理し出力するための信号処理出
    力手段とを備え、 前記検知された信号に基づいて、前記人間または動物の
    状態を示す状態情報を得ることを特徴とする状態情報収
    集システム。
  11. 【請求項11】 前記人間または動物の位置を検知する
    ための位置検知手段を備え、 前記状態情報を得る際には、前記位置検知手段によって
    行われた検知の結果が加味されることを特徴とする請求
    項10記載の状態情報収集システム。
  12. 【請求項12】 前記人間または動物の同定を行うため
    の同定手段を備え、 前記状態情報を得る際には、前記同定手段によって行わ
    れた同定の結果が加味されることを特徴とする請求項1
    0記載の状態情報収集システム。
  13. 【請求項13】 室内の少なくとも1箇所に設置した特
    定周波数の電波を発信する電波発信手段と、 前記電波発信手段部からの距離がある一定値以下になっ
    た時に受信することができる電波受信手段と、 人体の姿勢や位置・行動・活動状態を検出することがで
    きる姿勢・行動検出手段と、 前記人体の脈拍や心拍等の生理状態を検知することがで
    きる生理状態検知手段と、 前記生理状態検知手段から得られたセンサ信号を発信す
    ることができるセンサ信号発信手段と、 前記センサ信号発信手段から得られたセンサ信号を受信
    することができるセンサ信号受信手段と、 前記電波受信手段と前記姿勢・行動検出手段と前記セン
    サ信号受信手段と人体の個人特性情報を求めるセンサ信
    号処理手段を内蔵したウエアラブルな個人情報端末と、 前記複数のウエアラブルな個人情報端末からのセンサ信
    号を無線通信によって逐次送受信することができる親機
    と、 前記親機からのセンサ信号から得られる信号をネットワ
    ークによって統合して処理し、前記人体の個人特性情報
    を求めることができる信号処理手段とを備えたことを特
    徴とする個人特性情報収集システム。
  14. 【請求項14】 前記室内の少なくとも1箇所に設置し
    た、画像処理により前記人体の位置を検知することがで
    きる位置検知手段と、 前記室内の出入り口に設置した前記人体の移動方向を検
    知することができる移動方向検出手段と、 前記信号処理手段から得られた前記人体の行動情報をネ
    ットワークによって構造化データとして一括して蓄積す
    る蓄積手段と、 前記信号処理手段から得られた前記人体の行動情報を、
    前記ネットワークに接続されている蓄積手段によって蓄
    積された構造化データと比較して評価を行う行動評価手
    段と、 前記行動評価手段から前記人体の行動状態の異常を判定
    ・予測する状態判定手段と、 前記異常と判定された人体の行動状態を、前記個人情報
    端末や前記ネットワークに接続された他の端末に通報す
    ることができる通報手段とを備え、 前記位置検知手段と前記移動方向検出手段とにおける検
    知の結果は、前記信号処理手段において、前記行動情報
    に統合されることを特徴とする請求項13記載の個人特
    性情報収集システム。
  15. 【請求項15】 請求項1から8、10から14の何れ
    かに記載の本発明の全部または一部の手段の全部または
    一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプロ
    グラムおよび/またはデータを担持した媒体であって、
    コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体。
  16. 【請求項16】 請求項9記載の本発明の全部または一
    部のステップの全部または一部の動作をコンピュータに
    より実行させるためのプログラムおよび/またはデータ
    を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
    なことを特徴とする媒体。
  17. 【請求項17】 請求項1から8、10から14の何れ
    かに記載の本発明の全部または一部の手段の全部または
    一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプロ
    グラムおよび/またはデータであることを特徴とする情
    報集合体。
  18. 【請求項18】 請求項9記載の本発明の全部または一
    部のステップの全部または一部の動作をコンピュータに
    より実行させるためのプログラムおよび/またはデータ
    であることを特徴とする情報集合体。
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