JP2002118818A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2002118818A
JP2002118818A JP2000307233A JP2000307233A JP2002118818A JP 2002118818 A JP2002118818 A JP 2002118818A JP 2000307233 A JP2000307233 A JP 2000307233A JP 2000307233 A JP2000307233 A JP 2000307233A JP 2002118818 A JP2002118818 A JP 2002118818A
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Takashi Kiyofuji
隆志 清藤
Mitsuo Harumatsu
光男 春松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一フィールドが連続する非標準信号や不連
続点を有するインタレース信号が入来すると正常な信号
処理ができなくなる。 【解決手段】 フレーム境界判別部11には、フィール
ド指示取込部7で取り込んだフィールド指示信号とフィ
ールドカウンタ9からのフィールドカウント値が供給さ
れており、これらの信号を参照してフレーム境界信号を
発生する。このフレーム境界信号とフレームメモリ書込
制御部12の出力に基づき映像信号の書き込み領域が制
御され、不連続点以降の正常な映像信号のみが圧縮信号
処理部6に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不連続点を有する
インタレース信号や同一フィールドが連続する非標準信
号が入来する場合でも正常な映像信号処理を行うことが
できる映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フレーム単位で映像信号を処理する映像
機器として、ディジタルビデオレコーダ(以下、DVT
Rと示す)がある。このDVTRでは、入来する映像信
号を一旦フレームメモリに書き込み、このフレームメモ
リから読出した信号に対して圧縮符号化の処理を施して
いる。
【0003】ここで、入来する映像信号は、インタレース信
号となっているが、各フィールド信号の垂直ブランキン
グ期間の信号波形を参照することで、そのフィールド信
号が第1フィールドのものであるのか、それとも第2フ
ィールドのものであるかを判別することが可能である。
【0004】従って、映像信号をフレームメモリに書き込む
際は、第1フィールドの映像信号を第1フィールド信号
用のメモリ領域に書き込み、第2フィールドの映像信号
を第2フィールド信号用のメモリ領域に書き込む処理を
行い、フレームメモリ内でフレーム画像を形成させてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、入来する映
像信号が同一フィールドの連続する非標準信号である場
合、入来する映像信号がフレームメモリ内の同一領域に
書き込まれてしまい、この映像信号を正常に読み出すこ
とができないという問題があった。
【0006】また、不連続点を有するインタレース信号の場
合も同様に、同一フィールドの映像信号が連続したり、
また有効走査線数が不足したりすることがあるため、こ
のような場合に、映像信号を正常に読み出すことができ
なくなる場合があった。また、不連続点を有するインタ
レース信号の場合、仮に映像信号を読み出すことができ
たとしても、フィールドの出力順が逆となることがあ
り、後段の圧縮処理において画質を大きく劣化させる原
因となっていた。
【0007】本発明は、このような課題を解決することを目
的としており、不連続点を有するインタレース信号や同
一フィールドが連続する非標準信号が入来する場合でも
正常な映像信号処理を行うことができる映像信号処理装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に係る映像信号処理装置は、入来する映像
信号をフレームメモリを介して信号処理部に入力し、前
記信号処理部における信号処理を行う映像信号処理装置
であり、前記入来する映像信号におけるフィールド判別
を行うフィールド判別部と、前記入来する映像信号の書
き込み及び読み出しを行うメモリと、前記フィールド判
別部で判別した判別結果に基づき、前記映像信号の前記
メモリへの書き込みを制御する書込制御部と、前記フィ
ールド判別部で判別した判別結果に基づき、前記メモリ
からの映像信号の読み出しを制御する読出制御部と、前
記メモリから読み出された映像信号に信号処理を施す信
号処理部とを備え、前記フィールド判別部における映像
信号のフィールド判別結果により、前記映像信号におけ
るフィールドの不連続箇所を検出し、前記不連続箇所以
降であり、画面表示に充分な有効走査線数を有する最初
の第1フィールドの映像信号とこれに続く第2フィール
ドの映像信号とが1つのフレームの映像信号として出力
されるよう、前記書込制御部及び読出制御部が前記メモ
リへの映像信号の読み書きを制御することを特徴とする
ものである。
【0009】また、本発明に係る映像信号処理装置は、前記
不連続点以降が第1フィールドあるいは第2フィールド
のみの映像信号となっている場合には、連続する2つの
フィールドが1つのフレームとして出力されるよう、前
記書込制御部及び読出制御部が前記メモリへの映像信号
の読み書きを制御することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例に係る映
像信号処理装置の構成を説明するための図であり、同図
において、1はディジタルの信号形態で入来する映像信
号に、必要に応じてフィルタリングあるいは画素の間引
き等の処理を施してこれを出力する前段信号処理部、2
は後述するフレーム境界判別部からのフレーム境界信号
に基づき前記前段信号処理部1からの映像信号を切り替
え出力する切替部である。
【0011】また、3及び4は切替部2により切り替え出力
された前記前段信号処理部1からの映像信号が、そのい
ずれか一方に書きこまれるフレームメモリ、5は後述す
るフレーム境界判別部から切替部2に出力されるフレー
ム境界信号を反転させた反転信号に基づきフレームメモ
リ3あるいはフレームメモリ4から読み出された映像信
号の何れか一方を出力する切替部、6は切替部5から切
り替え出力された映像信号に圧縮符号化の処理を施して
出力する圧縮信号処理部である。
【0012】一方、7は前記前段信号処理部1に供給される
映像信号から別途生成したフィールド指示信号が供給さ
れ、このフィールド指示信号を取り込むフィールド指示
取込部、8は前記フィールド指示信号が供給されると共
に前記映像信号から別途生成した水平同期信号が供給さ
れ、前記映像信号のライン数をカウントし、更に所定ラ
インのタイミングで、前記フィールド指示取込部7にフ
ィールド指示信号の取り込みタイミングを知らせるパル
スを出力するラインカウンタである。
【0013】また、9は前記ラインカウンタ8の出力するラ
インカウント値に基づきフィールド数をカウントするフ
ィールドカウンタ、10はフィールド指示取込部7で取
り込んだフィールド指示信号、フィールドカウンタ9の
出力するフィールドカウント値、ラインカウンタ8の出
力するラインカウント値、圧縮信号処理部6の出力する
圧縮完了信号に基づきフィールド逆転信号を出力するフ
ィールド逆転判別部、11はフィールド指示取込部7で
取り込んだフィールド指示信号、フィールドカウンタ9
の出力するフィールドカウント値、ラインカウンタ8の
出力するラインカウント値、圧縮信号処理部6の出力す
る圧縮完了信号に基づきフレーム境界信号を出力するフ
レーム境界判別部である。
【0014】また、12はラインカウンタ8の出力するライ
ンカウント値、フィールドカウンタ9の出力するフィー
ルドカウント値に基づきフレームメモリ3及び4におけ
る映像信号の書き込みタイミングや書き込み領域を制御
する書き込み制御信号を出力するフレームメモリ書込制
御部、13はフィールド逆転判別部10の出力するフィ
ールド逆転信号に基づきフレームメモリ3及び4におけ
る映像信号の読み出しタイミングや読み出し領域を制御
する読み出し制御信号を出力するフレームメモリ読出制
御部、14はフレーム境界判別部11の出力するフレー
ム境界信号を反転させた反転信号を出力する反転回路で
ある。
【0015】以下、本発明に係る映像信号処理装置の動作に
ついて説明する。前段信号処理部1に映像信号が入来す
ると、これと同時にフィールド指示取込部7とラインカ
ウンタ8には、フィールド指示信号が入来し、更に、ラ
インカウンタ8にはこの映像信号の水平同期信号が入来
する。
【0016】図2乃至図5は、その際の動作を示すタイミン
グチャートであり、図2は、入来する映像信号における
第1フィールドと第2フィールドとの順が、1、2、
1、1、2、1、2、1、2の順となっている場合を示
している。なお、図2乃至図5(a)に示す如くフィー
ルド指示信号は、映像信号が第1フィールドの期間中は
1の値を示し、第2フィールドの期間中は0の値を示
し、更に、同一フィールドが連続する場合には、フィー
ルドの区切れにおいてそのフィールドの値とは逆の値が
短い間出力される信号である。
【0017】フィールド指示取込部7及びラインカウンタ8
には、例えば、図2(a)の如くフィールド指示信号が
入来し、ラインカウンタ8には、このフィールド指示信
号に加え、この映像信号から図示しない同期分離部で分
離した水平同期信号が入来する。ここで、ラインカウン
タ8は、このフィールド指示信号が0の値から1の値に
変化するタイミングでその内部カウンタ値を3の値に設
定し、フィールド指示信号が1の値から0の値に変化す
るタイミングでそのカウンタ値を265の値に設定す
る。
【0018】また、ラインカウンタ8は、水平同期信号が入
来する毎にカウンタ値を1ずつインクリメントし、52
5までカウントすると次の水平同期信号のタイミングで
カウント値を1に設定するため、第1フィールドと第2
フィールドとが交互に入来する映像信号の場合も、同一
フィールドが連続する映像信号の場合も、正しいライン
番号をカウントしてこの値を出力する。
【0019】そして、ラインカウンタ8は、そのカウント値
が22又は284となった時点で、フィールド指示取込
部7に対して取り込みパルスを出力し、フィールド指示
取込部7は、この取り込みパルスのタイミングで入来す
るフィールド指示信号の取り込みを行う。このように、
フィールド指示取込部7は、映像信号の有効走査期間の
直前である22ライン目又は284ライン目のタイミン
グでフィールド指示信号を取り込むため、フィールドの
境界でフィールド指示信号の値が不安定となっている場
合でも、正確なフィールド判別を行うことができる。
【0020】また、ラインカウンタ8から出力されるライン
カウント値は、フィールドカウンタ9に供給されてお
り、フィールドカウンタ9は、入来するラインカウント
値が22又は284となる毎に1ずつカウント値をイン
クリメントし、このカウント値は、フレーム境界判別部
11の出力するフレーム境界信号の反転により0の値に
リセットされる。
【0021】ここで、図6はフレーム境界判別部11の動作
を詳細に説明するための図である。フレーム境界判別部
11には、フィールド指示取込部7で取り込まれた、現
在のフィールドと1フィールド前と2フィールド前との
3フィールド分のフィールド指示信号が保持され、これ
らのフィールド指示信号とフィールドカウンタ9からの
フィールドカウント値、更には後述する如くラインカウ
ンタ8からのラインカウント値と圧縮信号処理部6から
の圧縮完了信号とに基づきその出力が決定される。
【0022】同図において、Hはホールド、つまりそれまで
の値を維持する動作を示しており、Tはトグル、つまり
それまでの値を反転させて出力する動作を示している。
ここで、フィールド指示取込部7からのフィールド指示
信号が000あるいは111の如く、同一のフィールド
が連続している場合には、フレーム境界判別部11は、
原則としてフィールドカウント値が1の場合のみ信号を
反転させる。
【0023】また、3つのフィールド指示信号が同一の値で
ない場合は、原則として現在のフィールド、1フィール
ド前、2フィールド前の順で、001あるいは101の
場合のみ信号を反転させる。そして、上記2つ以外の全
ての場合は、それまでの値と同一の値を出力し続ける。
【0024】従って、図2に示す映像信号の場合には、フレ
ーム境界判別部11は基本的には第1フィールド(フィ
ールド指示信号の値が1)から第2フィールド(フィー
ルド指示信号の値が0)までの2フィールド期間が同一
の値となるフレーム境界信号を出力する。
【0025】しかし、期間ウ及びエにおいて、第1フィール
ド(フィールド指示信号の値が1)が2回連続すると、
3フィールド期間以上で同一の値となるフレーム境界信
号が出力する。例えば、期間オの開始直後の3つのフィ
ールド指示信号は011であるためこの期間ではフレー
ム境界信号が反転せず、期間カの開始直後の3つのフィ
ールド指示信号は101であるためこの期間でフレーム
境界信号が反転する。
【0026】よって、この2つの第1フィールドとこれに続
く第2フィールドの期間同一の値となるフレーム境界信
号を出力する。このように、フレーム境界判別部11
は、期間ア及びイ、期間カ及びキ、期間ク及びケにおい
て夫々同一の値となるフレーム境界信号を出力し、期間
ウ乃至オにおいて同一の値となるフレーム境界信号を出
力する。
【0027】そして、このフレーム境界信号は、切替部2に
供給されており、フレーム境界信号が1の値の時には、
前段信号処理部1からの映像信号がフレームメモリ3に
書き込まれ、フレーム境界信号が0の値の時には、前段
信号処理部1からの映像信号がフレームメモリ4に書き
込まれる。
【0028】また、フレームメモリ書込制御部12には、ラ
インカウンタ8からのラインカウント値とフィールドカ
ウンタ9からのフィールドカウント値とが供給されてお
り、ラインカウント値は、映像信号における有効ライン
期間をフレームメモリ書込制御部12に知らせるために
用いられ、フィールドカウント値は、フレームメモリ3
及び4に映像信号を書き込む際の書き込み領域を制御す
るために用いられる。
【0029】そして、フレームメモリ3及び4は、その内部
に夫々第1フィールド信号用のメモリ領域と第2フィー
ルド信号用のメモリ領域とを備えており、フレームメモ
リ書込制御部12は、フィールドカウンタ9が出力する
フィールドカウント値が0又は2の場合は、入来する映
像信号が第1フィールド信号用のメモリ領域に書き込ま
れるようフレームメモリ3及び4を制御し、フィールド
カウント値が1又は3の場合は、入来する映像信号が第
2フィールド信号用のメモリ領域に書き込まれるようフ
レームメモリ3及び4を制御する。
【0030】従って、図2に示す例では、期間ア及びイでは
フレームメモリ3内の第1フィールド信号用のメモリ領
域、第2フィールド信号用のメモリ領域の順に映像信号
が書き込まれ、期間ウ及びエではフレームメモリ4内の
第1フィールド信号用のメモリ領域、第2フィールド信
号用のメモリ領域の順に映像信号が書き込まれるもの
の、期間オではフレームメモリ4内の第1フィールド信
号用のメモリ領域に映像信号が書き込まれるため、期間
ウで書き込んだ映像信号が期間オで書き込んだ映像信号
により上書き消去されることになる。
【0031】また、図7はフィールド逆転判別部10の動作
を詳細に説明するための図である。フィールド逆転判別
部10には、フィールド指示取込部7で取り込まれた、
現在のフィールドと1フィールド前との2フィールド分
のフィールド指示信号が保持され、これらのフィールド
指示信号とフィールドカウンタ9からのフィールドカウ
ント値、更には後述する如くラインカウンタ8からのラ
インカウント値と圧縮信号処理部6からの圧縮完了信号
とに基づきその出力が決定される。
【0032】同図において、Hはホールド、つまりそれまで
の値を維持する動作を示しており、0に反転はその出力
値を0に保持または0に反転させる動作を示しており、
1に反転はその出力値を1に反転させる動作を示してい
る。ここで、フィールド指示取込部7からのフィールド
指示信号が1フィールド前、2フィールド前の順で、0
0、10あるいは11の場合は、それまでの値と同一の
値を出力し続け、01の場合は、フィールドカウント値
が0の場合にそれまでの値と同一の値を出力し続ける。
【0033】一方、フィールド指示取込部7からのフィール
ド指示信号が1フィールド前、2フィールド前の順に0
1で、且つフィールドカウント値が1の場合は原則とし
てその出力を0の値に反転させ、フィールドカウント値
が2の場合は原則としてその出力を1の値に反転させ
る。
【0034】従って、図2に示す映像信号の場合には、フィ
ールド逆転判別部10は基本的に0の値となるフィール
ド逆転信号を出力する。しかし、期間オの如くフレーム
メモリ内に既に存在する映像信号を上書き消去し、期間
エで書き込んだ映像信号と期間オで書き込んだ映像信号
とを1つのフレームとして読み出す必要がある場合、1
の値を出力する。
【0035】例えば、期間カの開始直後では、2つのフィー
ルド指示信号が01で且つフィールドカウント値が2と
なっているため、それまで0の値であったフィールド逆
転信号が1の値に反転し、期間クの開始直後では、2つ
のフィールド指示信号が01で且つフィールドカウント
値が1となっているため、それまで1の値であったフィ
ールド逆転信号が0の値に反転する。従って、フィール
ド逆転判別部10は、期間カ及びキで1の値となるフィ
ールド逆転信号を出力する。
【0036】そして、このフィールド逆転信号は、フレーム
メモリ読出制御部13に供給されており、フレームメモ
リ読出制御部13は、フィールド逆転信号が0の場合
は、第1フィールド信号用のメモリ領域から第1フィー
ルドの映像信号を読み出し、第2フィールド信号用のメ
モリ領域から第2フィールドの映像信号を読み出すよう
フレームメモリ3及び4を制御し、フィールド逆転信号
が1の場合は、第2フィールド信号用のメモリ領域から
第1フィールドの映像信号を読み出し、第1フィールド
信号用のメモリ領域から第2フィールドの映像信号を読
み出すようフレームメモリ3及び4を制御する。
【0037】また、フレーム境界判別部11の出力するフレ
ーム境界信号は、反転回路14で反転された後に切替部
5に供給され、前段信号処理部1がフレームメモリ3と
接続状態にある時には、フレームメモリ4が圧縮信号処
理部6と接続状態にあり、前段信号処理部1がフレーム
メモリ4と接続状態にある時には、フレームメモリ3が
圧縮信号処理部6と接続状態にあるよう制御される。
【0038】従って、図2に示す例では、期間アでフレーム
メモリ3内の第1フィールド信号用のメモリ領域に書き
込まれた映像信号の読み出しと期間イでフレームメモリ
3内の第2フィールド信号用のメモリ領域に書き込まれ
た映像信号の読み出しとが、期間ウから順次開始され
る。
【0039】また、期間ウでフレームメモリ4内の第1フィ
ールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号は、
期間オで上書き消去され、期間エでフレームメモリ4内
の第2フィールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映
像信号の読み出しと期間オでフレームメモリ4内の第1
フィールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号
の読み出しとが、期間カから順次開始される。
【0040】また、期間カでフレームメモリ3内の第1フィ
ールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読
み出しと期間キでフレームメモリ3内の第2フィールド
信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読み出し
とが、期間クから順次開始される。そして、読み出され
た映像信号は、圧縮信号処理部6で順次圧縮符号化され
る。
【0041】以上のように、図2で示す映像信号の場合に
は、期間ウ及びエで第1フィールドの映像信号が2回続
けてフレームメモリに書き込まれるが、期間ウで書き込
んだ映像信号は、期間オで書き込んだ映像信号により上
書き消去され、フレームメモリからの映像信号の読み出
し時には、期間エで書き込んだ映像信号と期間オで書き
込んだ映像信号とが1つのフレームとして読み出され
る。
【0042】従って、期間ウの次は期間カが読み出し開始タ
イミングとなり、圧縮信号処理部6では、1フィールド
分の映像信号が不足することになるが、このような場
合、圧縮信号処理部6の後段の図示しない信号処理部で
は、既に処理済みである前のフレームの映像信号を再度
使用することになるため、不連続点の影響により同一フ
ィールドが連続している映像信号であっても正常な映像
信号処理を行うことができ、また、映像信号の画質劣化
を最小限に抑えることができる。
【0043】次に、図3に示す映像信号が入来する際の動作
について説明する。図3に示す映像信号は、第1フィー
ルドと第2フィールドとの順が、1、2、1、2、2、
1、2、1、2の順となっており、フィールド指示取込
部7及びラインカウンタ8には、図3(a)の如くフィ
ールド指示信号が入来する。また、ラインカウンタ8に
は、このフィールド指示信号に加え、この映像信号から
図示しない同期分離部で分離した水平同期信号が入来す
る。
【0044】そして、図3に示す映像信号の場合には、フレ
ーム境界判別部11は基本的には第1フィールド(フィ
ールド指示信号の値が1)から第2フィールド(フィー
ルド指示信号の値が0)までの2フィールド期間が同一
の値となるフレーム境界信号を出力する。
【0045】しかし、期間エ及びオにおいて、第2フィール
ド(フィールド指示信号の値が0)が2回連続すると、
3フィールド期間以上で同一の値となるフレーム境界信
号を出力する。例えば、期間キの開始直後の3つのフィ
ールド指示信号は010であるためこの期間ではフレー
ム境界信号が反転せず、期間クの開始直後の3つのフィ
ールド指示信号は101であるためこの期間でフレーム
境界信号が反転する。
【0046】よって、この2つの第2フィールドの2つ目と
これに続く第1フィールド及び第2フィールドの期間同
一の値となるフレーム境界信号を出力する。このよう
に、フレーム境界判別部11は、期間ア及びイ、期間ウ
及びエ、期間ク及びケにおいて夫々同一の値となるフレ
ーム境界信号を出力し、期間オ乃至キにおいて同一の値
となるフレーム境界信号を出力する。
【0047】また、フィールド逆転判別部10は基本的に0
の値となるフィールド逆転信号を出力する。しかし、期
間キの如くフレームメモリ3及び4内に既に存在する映
像信号を上書き消去し、期間カで書き込んだ映像信号と
期間キで書き込んだ映像信号とを1つのフレームとして
読み出す必要がある場合、1の値を出力する。
【0048】例えば、期間クの開始直後では、2つのフィー
ルド指示信号が01で且つフィールドカウント値が2と
なっているため、それまで0の値であったフィールド逆
転信号が1の値に反転し、期間ケの次の期間の開始直後
では、2つのフィールド指示信号が01で且つフィール
ドカウント値が1となっているため、それまで1の値で
あったフィールド逆転信号が0の値に反転する。従っ
て、フィールド逆転判別部10は、期間ク及びケで1の
値となるフィールド逆転信号を出力する。
【0049】従って、図3に示す例では、期間アでフレーム
メモリ3内の第1フィールド信号用のメモリ領域に書き
込まれた映像信号の読み出しと期間イでフレームメモリ
3内の第2フィールド信号用のメモリ領域に書き込まれ
た映像信号の読み出しとが、期間ウから順次開始され
る。
【0050】また、期間ウでフレームメモリ4内の第1フィ
ールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読
み出しと期間エでフレームメモリ4内の第2フィールド
信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読み出し
とが、期間オから順次開始される。
【0051】また、期間オでフレームメモリ3内の第1フィ
ールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号は、
期間キで上書き消去され、期間カでフレームメモリ3内
の第2フィールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映
像信号の読み出しと期間キでフレームメモリ3内の第1
フィールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号
の読み出しとが、期間クから順次開始される。そして、
読み出された映像信号は、圧縮信号処理部6で順次圧縮
符号化される。
【0052】以上のように、図3で示す映像信号の場合に
は、期間エ及びオで第2フィールドの映像信号が2回続
けてフレームメモリに書き込まれるが、期間オで書き込
んだ映像信号は、期間キで書き込んだ映像信号により上
書き消去され、フレームメモリからの映像信号の読み出
し時には、期間カで書き込んだ映像信号と期間キで書き
込んだ映像信号とが1つのフレームとして読み出され
る。
【0053】従って、期間オの次は期間クが読み出し開始タ
イミングとなり、圧縮信号処理部6では、1フィールド
分の映像信号が不足することになるが、このような場
合、圧縮信号処理部6の後段の図示しない信号処理部で
は、既に処理済みである前のフレームの映像信号を再度
使用することになるため、不連続点の影響により同一フ
ィールドが連続している映像信号であっても正常な映像
信号処理を行うことができ、また、映像信号の画質劣化
を最小限に抑えることができる。
【0054】次に、図4に示す映像信号が入来する際の動作
について説明する。図4に示す映像信号は、第1フィー
ルドと第2フィールドとの順が、1、2、1、2、2、
2、2、2、2の順となっており、フィールド指示取込
部7及びラインカウンタ8には、図4(a)の如くフィ
ールド指示信号が入来する。また、ラインカウンタ8に
は、このフィールド指示信号に加え、この映像信号から
図示しない同期分離部で分離した水平同期信号が入来す
る。
【0055】そして、図4に示す映像信号の場合には、フレ
ーム境界判別部11は基本的に第1フィールド(フィー
ルド指示信号の値が1)から第2フィールド(フィール
ド指示信号の値が0)までの2フィールド期間が同一の
値となるフレーム境界信号を出力する。
【0056】しかし、期間オ以降において、第2フィールド
(フィールド指示信号の値が0)が存続した場合も、2
フィールド期間毎に同一の値となるフレーム境界信号を
出力する。例えば、期間オの開始直後の3つのフィール
ド指示信号は001であるためこの期間でフレーム境界
信号が反転し、期間カの開始直後の3つのフィールド指
示信号は000で且つフィールドカウント値が0である
ためこの期間でフレーム境界信号は反転しない。
【0057】また、期間キの開始直後の3つのフィールド指
示信号は000で且つフィールドカウント値が1である
ためこの期間でフレーム境界信号が反転し、期間クの開
始直後の3つのフィールド指示信号は000で且つフィ
ールドカウント値が0であるためこの期間でフレーム境
界信号は反転しない。
【0058】よって、期間オ以降においても、フレーム境界
判別部11は、2フィールド期間毎に同一の値となるフ
レーム境界信号を出力する。このように、フレーム境界
判別部11は、期間ア及びイ、期間ウ及びエ、期間オ及
びカ、期間キ及びクにおいて夫々同一の値となるフレー
ム境界信号を出力する。また、フィールド逆転判別部1
0は0の値が連続するフィールド逆転信号を出力する。
【0059】従って、図4に示す例では、期間アでフレーム
メモリ3内の第1フィールド信号用のメモリ領域に書き
込まれた映像信号の読み出しと期間イでフレームメモリ
3内の第2フィールド信号用のメモリ領域に書き込まれ
た映像信号の読み出しとが、期間ウから順次開始され
る。
【0060】また、期間ウでフレームメモリ4内の第1フィ
ールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読
み出しと期間エでフレームメモリ4内の第2フィールド
信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読み出し
とが、期間オから順次開始される。
【0061】また、期間オでフレームメモリ3内の第1フィ
ールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読
み出しと期間カでフレームメモリ3内の第2フィールド
信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読み出し
とが、期間キから順次開始される。そして、読み出され
た映像信号は、圧縮信号処理部6で順次圧縮符号化され
る。
【0062】以上のように、図4で示す映像信号の場合に
は、期間エを含みこれ以降は、第2フィールドが連続す
る映像信号となっているが、期間オ及びカで書き込んだ
映像信号が1つのフレームを形成しているかの如く期間
キから読み出され、期間キ及びクで書き込んだ映像信号
が同様に1つのフレームを形成しているかの如く読み出
されるため、映像信号の途中から一方のフィールドが連
続している映像信号であっても正常な映像信号処理を行
うことができ、また、映像信号の画質劣化を最小限に抑
えることができる。
【0063】次に、図5に示す映像信号が入来する際の動作
について説明する。図5に示す映像信号は、第1フィー
ルドと第2フィールドとの順が、1、2、1、2、1、
2、1、2、1、2の順となっているが、期間ウと期間
エとの間が不連続となっている映像信号である。
【0064】そして、フィールド指示取込部7及びラインカ
ウンタ8には、図5(a)の如くフィールド指示信号が
入来する。また、ラインカウンタ8には、このフィール
ド指示信号に加え、この映像信号から図示しない同期分
離部で分離した水平同期信号が入来する。
【0065】フィールド指示取込部7において、フィールド
指示信号が取り込まれ、ラインカウンタ8からラインカ
ウント値が出力されると、フィールドカウンタ9は、フ
ィールドカウント値を出力する。ここで、フレーム境界
判別部11は、図6で説明したように、フィールド指示
信号が000あるいは111の如く、同一のフィールド
が連続している場合には、原則としてフィールドカウン
ト値が1の場合のみ信号を反転させるが、圧縮信号処理
部6の出力とラインカウンタ8の出力とが所定の条件と
なっていない限りそれまでの値と同一の値を出力し続け
る。
【0066】また、同様に3つのフィールド指示信号が同一
の値でない場合は、原則として現在のフィールド、1フ
ィールド前、2フィールド前の順で、001あるいは1
01の場合のみ信号を反転させるが、圧縮信号処理部6
の出力とラインカウンタ8の出力とが所定の条件となっ
ていない限りそれまでの値と同一の値を出力し続ける。
【0067】ここで、所定の条件とは、圧縮信号処理部6が
圧縮完了信号を出力し、且つ、ラインカウンタ8が有効
走査期間のライン番号を出力し終えることを意味し、こ
れら両方あるいは何れか一方の条件が満たされない場合
には、それまでの値と同一の値を出力し続ける。なお、
以下の説明では、ラインカウンタ8が有効走査期間のラ
イン番号を全て出力することを1つの条件とするものと
して説明するが、全ての有効走査線がなくても、例え
ば、有効走査線の8割あるいは9割程度のライン数が存
在すれば、画面表示に充分なライン数であるとみなし
て、この条件を満たしていると識別させても良い。
【0068】また、フィールド逆転判別部10に関しても同
様であり、フィールド指示信号が1フィールド前、2フ
ィールド前の順に01で、且つフィールドカウント値が
1の場合は原則としてその出力を0の値に変化させ、フ
ィールドカウント値が2の場合は原則としてその出力を
1の値に変化させるが、圧縮信号処理部6の出力とライ
ンカウンタ8の出力とがこの条件を満たしていない限
り、それまでの値と同一の値を出力し続ける。
【0069】ここで、図5に示す期間オは、フィールド指示
信号が、現在のフィールド、1フィールド前、2フィー
ルド前の順で101であるため、信号の値を反転して出
力すべき期間であるが、期間エが1フィールド期間に満
たないため、期間エでは、第2フィールドにおける有効
走査期間のラインカウント値がラインカウンタ8から全
て出力されず、また、圧縮信号処理部6からはこの期間
において圧縮完了信号が出力されない。従って、期間オ
では、フレーム境界信号としてそれまでと同じ値を出力
し続け、期間キでフレーム境界信号の値が反転する。
【0070】また、図5に示す期間オは、フィールド指示信
号が、1フィールド前、2フィールド前の順で01であ
り、且つフィールドカウント値が1であるため、その出
力を1の値に変化させるべき期間であるが、期間エが1
フィールド期間に満たないため、期間エでは、第2フィ
ールドにおける有効走査期間のラインカウント値がライ
ンカウンタ8から全て出力されず、また、圧縮信号処理
部6からはこの期間において圧縮完了信号が出力されな
い。従って、期間オでは、フィールド逆転信号としてそ
れまでと同じ値を出力し続ける。
【0071】このように、図5に示す映像信号の場合には、
フレーム境界判別部11は基本的には第1フィールド
(フィールド指示信号の値が1)から第2フィールド
(フィールド指示信号の値が0)までの2フィールド期
間が同一の値となるフレーム境界信号を出力する。
【0072】しかし、有効走査期間の全てのライン信号が存
在しない場合や圧縮信号処理部6から圧縮完了信号が出
力されていない状態で次フィールドの映像信号の書き込
みが開始された場合には、それまでの値と同一の値であ
るフレーム境界信号を出力する。また、このような場合
には、フィールド逆転信号もそれまでの値と同一の値と
される。
【0073】従って、図5に示す例では、期間アでフレーム
メモリ3内の第1フィールド信号用のメモリ領域に書き
込まれた映像信号の読み出しと期間イでフレームメモリ
3内の第2フィールド信号用のメモリ領域に書き込まれ
た映像信号の読み出しとが、期間ウから順次開始され
る。
【0074】また、期間ウでフレームメモリ4内の第1フィ
ールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号は、
期間オで上書き消去され、期間エでフレームメモリ4内
の第2フィールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映
像信号は、期間カで上書き消去される。
【0075】そして、期間オでフレームメモリ4内の第1フ
ィールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の
読み出しと期間カでフレームメモリ4内の第2フィール
ド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読み出
しとが、期間キから順次開始される。
【0076】また、期間キでフレームメモリ3内の第1フィ
ールド信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読
み出しと期間クでフレームメモリ4内の第2フィールド
信号用のメモリ領域に書き込まれた映像信号の読み出し
とが、期間ケから順次開始される。そして、読み出され
た映像信号は、圧縮信号処理部6で順次圧縮符号化され
る。
【0077】以上のように、図5で示す映像信号の場合に
は、期間ウでフレームメモリ4内の第1フィールド信号
用のメモリ領域に映像信号が書き込まれ、期間エでフレ
ームメモリ4内の第2フィールド信号用のメモリ領域に
映像信号が書き込まれるが、期間ウで書き込んだ映像信
号は、期間オで書き込んだ映像信号により上書き消去さ
れ、期間エで書き込んだ映像信号は、期間カで書き込ん
だ映像信号により上書き消去される。そして、フレーム
メモリからの読み出し時には、期間オで書き込んだ映像
信号と期間カで書き込んだ映像信号とが1つのフレーム
として読み出される。
【0078】従って、期間ウの次は期間キが読み出し開始タ
イミングとなり、圧縮信号処理部6では、1フレーム分
の映像信号が不足することになるが、このような場合、
圧縮信号処理部6の後段の図示しない信号処理部は、既
に処理済みである前のフレームの映像信号を再度使用す
ることになるため、不連続点の影響により有効走査期間
の全てのライン信号が存在しないフィールドのある映像
信号であっても正常な映像信号処理を行うことができ、
また、映像信号の画質劣化を最小限に抑えることができ
る。
【0079】このように、本発明に係る映像信号処理装置で
は、フィールド周期がそれまでと変化する不連続点、あ
るいはフィールド周期に変化はなくても画面表示に充分
な有効走査線数が存在しないフィールド信号による不連
続点を有する映像信号が入来した場合に、この不連続点
後の有効走査線を全て有する最初の第1フィールドの信
号とこれに続く第2フィールドの信号とを1つのフレー
ム信号として出力している。
【0080】従って、第1フィールドあるいは第2フィール
ドのみ存在し、フレームのもう一方のフィールドが存在
しないフィールド信号や有効走査線の数が画面表示に充
分でないフィールド信号を出力しないため、良好な映像
信号処理を行うことができる。
【0081】
【発明の効果】本発明に係る映像信号処理装置によれ
ば、映像信号の不連続点がある場合に、この不連続点以
降で、画面表示に充分な有効走査線数を有する最初の第
1フィールドの映像信号とこれに続く第2フィールドの
映像信号とが1つのフレームの映像信号で出力されるた
め、不連続点の影響により有効走査線の数が充分でない
場合や同一フィールドが2回連続する場合でも、正常な
信号処理を行うことができるという効果を奏する。
【0082】また、不連続点以降が第1フィールドあるいは
第2フィールドのみの映像信号であっても、連続する2
つのフィールドを1つのフレームとして出力すること
で、正常な信号処理を行うことができる。
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号処理装置の構成を説明す
るための図である。
【図2】本発明に係る映像信号処理装置の動作を説明す
るための図である。
【図3】本発明に係る映像信号処理装置の動作を説明す
るための図である。
【図4】本発明に係る映像信号処理装置の動作を説明す
るための図である。
【図5】本発明に係る映像信号処理装置の動作を説明す
るための図である。
【図6】フレーム境界判別部の動作を説明するための図
である。
【図7】フィールド逆転判別部の動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
1…前段信号処理部 2、5…切替部 3、4…フレームメモリ 6…圧縮信号処理部 7…フィールド指示取込部 8…ラインカウンタ 9…フィールドカウンタ 10…フィールド逆転判別部 11…フレーム境界判別部 12…フレームメモリ書込制御部 13…フレームメモリ読出制御部 14…反転回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入来する映像信号をフレームメモリを介し
    て信号処理部に入力し、前記信号処理部における信号処
    理を行う映像信号処理装置であり、 前記入来する映像信号におけるフィールド判別を行うフ
    ィールド判別部と、 前記入来する映像信号の書き込み及び読み出しを行うメ
    モリと、 前記フィールド判別部で判別した判別結果に基づき、前
    記映像信号の前記メモリへの書き込みを制御する書込制
    御部と、 前記フィールド判別部で判別した判別結果に基づき、前
    記メモリからの映像信号の読み出しを制御する読出制御
    部と、 前記メモリから読み出された映像信号に信号処理を施す
    信号処理部とを備え、 前記フィールド判別部における映像信号のフィールド判
    別結果により、前記映像信号におけるフィールドの不連
    続箇所を検出し、前記不連続箇所以降であり、画面表示
    に充分な有効走査線数を有する最初の第1フィールドの
    映像信号とこれに続く第2フィールドの映像信号とが1
    つのフレームの映像信号として出力されるよう、前記書
    込制御部及び読出制御部が前記メモリへの映像信号の読
    み書きを制御することを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】前記不連続点以降が第1フィールドあるい
    は第2フィールドのみの映像信号となっている場合に
    は、連続する2つのフィールドが1つのフレームとして
    出力されるよう、前記書込制御部及び読出制御部が前記
    メモリへの映像信号の読み書きを制御することを特徴と
    する請求項1記載の映像信号処理装置。
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