JP2002118476A - 送信電力制御装置 - Google Patents

送信電力制御装置

Info

Publication number
JP2002118476A
JP2002118476A JP2000309178A JP2000309178A JP2002118476A JP 2002118476 A JP2002118476 A JP 2002118476A JP 2000309178 A JP2000309178 A JP 2000309178A JP 2000309178 A JP2000309178 A JP 2000309178A JP 2002118476 A JP2002118476 A JP 2002118476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission power
power control
bias
slot
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000309178A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanichi Yoshino
寛一 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000309178A priority Critical patent/JP2002118476A/ja
Publication of JP2002118476A publication Critical patent/JP2002118476A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーアンプに対するバイアス/電源電圧の
制御を、包絡線の検出により行う場合では、バイアス/
電源電圧制御系は、包絡線の変化速度に対応する必要が
あるが、通常電源系の過渡応答は速度的に遅いので、高
速な包絡線変化(高速通信)に対応するためには複雑な
回路構成が必要だった。 【解決手段】 送信する信号の送信電力108に応じて、
送信する信号のスロット先頭でパワーアンプの動作点を
変更するために、バイアス算出部111でバイアスを算出
し、タイミング制御部112でタイミングを制御し、スロ
ット周期で送信電力制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロット周期で送
信電力制御を行う送信電力制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】通常、パワーアンプ(PA)の動作点はシ
ステムの要求する最大送信電力時に規格を満たすように
決定される。このような設計では送信電力が小さい場合
はPAの電力効率(PAE)が極端に劣化する。
【0003】次世代のW-CDMA方式のような通信方式にお
いてはクローズドループの送信電力制御により送信電力
を制御し、結果として通常の運用状態での送信電力はシ
ステムで定める最大送信電力と比較して大幅に小さい電
力で送信する時間が通信の大部分を占めることが予測さ
れる。
【0004】送信電力が小さい時のPAE改善方法として
多くの方法が提案されている。
【0005】特開平5-218752他では送信信号の包絡線を
検出しPAのバイアスをこの包絡線情報により変化させPA
Eの改善を行う。
【0006】又、特開平9-46152ではベースバンドから
の送信電力制御信号に従い送信電力制御回路で可変利得
増幅器の利得を制御するとともにゲート電圧制御回路レ
ベル判定回路の出力に応じてPAに用いられているFETの
ゲート電圧を制御する方式が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、PAに対するバイアス/電源電圧の制御
を包絡線の検出により行う方式では、バイアス/電源電
圧制御系は包絡線の変化速度に対応する必要がある。
【0008】通常電源系の過渡応答は速度的に遅いの
で、高速な包絡線変化(高速通信)に対応するためには
複雑な回路構成が必要となる。
【0009】又、特開平9-46152には具体的な制御タイ
ミングは開示されていない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、スロッ
ト周期で送信電力制御を行う送信電力制御装置におい
て、送信する信号の送信電力に応じて、送信する信号の
スロット先頭でパワーアンプの動作点を変更する変更手
段を設け、スロット周期でパワーアンプの動作点(バイ
アス/電源電圧)を変更するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を実施した送信電力制御装
置である無線通信装置を図1に示す。
【0012】同図において、101はデジタルの送信デー
タ、102は変調部/送信電力算出部であり、拡散処理、I
Qのマッピング、送信電力の算出等を行う。
【0013】103は送信電力制御のデジタルデータ、104
はデジタルデータをアナログの制御信号に変換するため
のD/Aコンバータ(DAC)、105は変調処理を行ったデジ
タルデータ、106は送信電力算出部102で算出した電力値
のデータ、107は送信のスロットタイミングデータ、108
は基地局より送られた送信電力制御情報、109は受信部
/復調部であり、受信した信号の復調等を行う。
【0014】110は送信のデジタル信号をアナログ信号
に変換するためのDAC、111は電力値のデータ106からPA1
26のバイアスを算出するためのバイアス算出部、112は
バイアス設定のタイミングを算出するための算出部、11
3は送信のアナログ信号、114は可変利得増幅器(VGA)
の制御電圧、115は直交変調器であり、QPSKの変調を行
う。
【0015】116はバイアス算出部111で算出されたデジ
タルデータ、117はタイミング信号(DAC118の設定信
号)、118はデジタルのバイアスデータをアナログに変
換するためのDAC、119は受信信号、120は直交変調され
た送信信号、121はバイアス電圧、122は可変利得増幅器
(VGA)であり、送信電力を可変する。
【0016】123はバイアス電圧121から不要な信号を除
去するためのフィルタ、124はフィルタリング後のバイ
アス電圧、125は電力制御された送信信号、126は送信用
のパワーアンプ(PA)、127はPA126の供給電圧、バイア
スを発生するためのバイアス/電源電圧供給部、128はP
A126で増幅された送信信号である。
【0017】図2は送信電力値からバイアスデータを算
出するバイアス算出部111の構成例を示す。
【0018】図3はPA126に対するバイアス設定/変更
のタイミングを示す。
【0019】以下に、図1〜図3を用いて、本発明の実
施形態のバイアス制御方法を記載する。
【0020】受信信号119は受信部/復調部で受信、復
調処理をされ、基地局から送信された電力制御情報(送
信電力制御コマンド)108を抽出する。抽出された電力
制御情報108と受信タイミング情報は変調部/電力算出
部102に送られる。
【0021】送信電力算出部102は、受信した送信電力
制御信号108と、PA126の固定利得と、VGA122に対する現
在の設定データ103から、次のスロットでの送信電力値
を算出する。算出した送信電力値はDAC104を介してVGA1
22に次の送信スロットタイミングで設定されると同時に
バイアス算出部111に制御データ106として伝えられる。
このようにして、スロット周期で送信電力制御を行う。
【0022】バイアス算出部111は図2のような構成を
とり、送信電力算出部102の制御データ106をアドレスと
してバイアスの値を格納したテーブル(バイアスデータ
ROM(メモリ))を参照し、制御データ107により指定さ
れたデータ値をDAC118に出力する。
【0023】バイアスの値(PA126の動作点)はデジタ
ル値である制御データ107に対して線形となるように設
定され、送信電力制御データ103と1対1で対応づけられ
る。
【0024】又、受信タイミング情報は変調部/電力算
出部102を介してタイミング制御部112に送られる。
【0025】次に、送信動作を説明する。
【0026】送信データ101は変調部102により拡散処
理、フィルタリング処理、IQへのマッピングが行われ
る。変調部102で処理されたデータはDAC110によりアナ
ログ信号113に変換され直交変調器115により直交変調さ
れる。直交変調された送信データ120はVGA122で増幅/
減衰された後、PA126で増幅され送信される。
【0027】VGA122の設定データは変調部/電力算出部
102により受信データ119の送信電力制御情報108と現在
の設定値103を基に算出され、DAC104を介してVGA122に
設定される。設定のタイミングは後述するバイアス設定
のタイミングと同様な処理(DAC104の変換時間、VGA122
の過渡時間を考慮してDAC104のデータの更新を行う)が
行われる。
【0028】すなわち、送信電力算出部102は、送信回
路の利得可変部であるVGA122の利得設定情報103を、送
信回路の利得固定の利得と、受信した送信電力制御コマ
ンド108から算出する。
【0029】次に、バイアスの設定について説明する。
【0030】バイアス算出部111は送信電力制御情報を
基にPA126のバイアス/電源電圧を算出し、DAC118にデ
ータを送る。DAC118のデータ設定のタイミングはタイミ
ング制御部112により制御される。タイミング制御部112
は受信スロットタイミングから送信スロットタイミング
を算出し、図3に示すタイミングでDAC118のデータの更
新を行う。
【0031】図3はデータ設定/更新のタイミングと実
際のバイアス/電圧の関係を表す。
【0032】同図のT0が実際の送信スロットタイミング
(スロット先頭)であり、タイミング制御部112はDAC11
8の変換時間Td1とバイアス/電源電圧供給部127の過渡
時間Td2を加味してDAC118のデータ設定/更新を行う。
すなわち、タイミング制御部112は、送信する信号のス
ロット先頭がT0だとすると、それより(Td1+Td2)早い
タイミングでDAC118を駆動する。なお、このTD1は、ア
ナログ部に固有な遅延の例である。
【0033】DAC118の出力121はフィルタ123によりノイ
ズ等の不要成分が除去され、バイアス/電源電圧供給部
127に送られる。タイミング制御部117は、Td1やTd2に加
えて、このフィルタ123による遅延分を含めて、タイミ
ング調整を行うようにしてもよい。なお、このフィルタ
123は、瞬時の電源電圧/バイアス変化を抑える機能を
有する。
【0034】バイアス/電源電圧供給部127はこの信号1
24を基にPA126のバイアス/電源電圧(PA126の動作点)
を制御する。このバイアスポイントと電源電圧は、いず
れかを単独で変更してもよいし、あるいは両方を同時に
変更してもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明を実施することにより簡素な回路
構成でパワーアンプのバイアス制御が可能となる。
【0036】これによりシステムの要求する最大送信電
力と実際の運用時で送信電力が大きく異なる場合(運用
時の送信電力はシステムの要求する最大送信電力と比較
すると小さい)でも、パワーアンプの効率を落とすこと
なくパワーアンプを動作させることができるので、低消
費電力化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した無線通信装置のブロック図で
ある。
【図2】送信電力値からバイアスデータを算出するため
バイアス算出部のブロック図である。
【図3】パワーアンプに対するバイアス設定/変更のタ
イミング図である。
【符号の説明】
102 変調部/送信電力算出部 111 バイアス算出部 112 タイミング制御部 126 パワーアンプ(PA) 127 バイアス/電源電圧供給部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロット周期で送信電力制御を行う送信
    電力制御装置において、 送信する信号の送信電力に応じて、送信する信号のスロ
    ット先頭でパワーアンプの動作点を変更する変更手段を
    有することを特徴とする送信電力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、送信する信号のスロッ
    ト先頭でパワーアンプの動作点を変更するためにタイミ
    ング調整を行うことを特徴とする請求項1記載の送信電
    力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記変更手段は、受信した送信電力制御
    コマンドから次のスロットでの送信電力を決定すること
    を特徴とする請求項1記載の送信電力制御装置。
  4. 【請求項4】 前記送信電力に対するパワーアンプの動
    作点を登録する登録手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の送信電力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記変更手段は、パワーアンプのバイア
    スポイント、電源電圧のいずれかを単独で変更、あるい
    は両方を同時に変更することを特徴とする請求項1記載
    の送信電力制御装置。
  6. 【請求項6】 前記変更手段は、送信回路の利得可変部
    の利得設定情報、送信回路の利得固定の利得、受信した
    送信電力制御コマンドの情報から送信電力を算出するこ
    とを特徴とする請求項1記載の送信電力制御装置。
  7. 【請求項7】 前記変更手段は、アナログ部に固有な遅
    延、及び瞬時の電源電圧/バイアス変化を抑えるための
    回路による遅延分の調整を含むタイミング調整を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の送信電力制御装置。
  8. 【請求項8】 前記変更手段は、デジタル値に対してパ
    ワーアンプの動作点が線形となるように変換することを
    特徴とする請求項1記載の送信電力制御装置。
  9. 【請求項9】 スロット周期で送信電力制御を行う送信
    電力制御方法において、 送信する信号の送信電力に応じて、送信する信号のスロ
    ット先頭でパワーアンプの動作点を変更することを特徴
    とする送信電力制御方法。
  10. 【請求項10】 前記変更ステップでは、送信する信号
    のスロット先頭でパワーアンプの動作点を変更するため
    にタイミング調整を行うことを特徴とする請求項9記載
    の送信電力制御方法。
JP2000309178A 2000-10-10 2000-10-10 送信電力制御装置 Withdrawn JP2002118476A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000309178A JP2002118476A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 送信電力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000309178A JP2002118476A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 送信電力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002118476A true JP2002118476A (ja) 2002-04-19

Family

ID=18789386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000309178A Withdrawn JP2002118476A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 送信電力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002118476A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007522746A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 トムソン ライセンシング 減少した消費電力を有する無線送信機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007522746A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 トムソン ライセンシング 減少した消費電力を有する無線送信機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2908175B2 (ja) 周波数安定化装置
EP1396932B1 (en) Wireless communication apparatus
JP4199181B2 (ja) 送信装置及び無線通信装置
US6535066B1 (en) Dynamic RF amplifier bias control for digital wireless communications devices
US7342955B2 (en) Apparatus and method for mobile communication device transmission
GB2407010A (en) Carrier frequency offset estimation in a wireless communication system
TWI462508B (zh) 用以調整行動手機發射器頻寬之閉迴路適應性功率控制
WO2007077838A1 (ja) 極座標変調送信装置及び適応歪補償処理システム並びに極座標変調送信方法及び適応歪補償処理方法
EP1470637B1 (en) Edge power detector/controller
US7496163B2 (en) AGC system, AGC method, and receiver using the AGC system
WO2007081063A1 (en) Transmission circuit and communication apparatus comprising the same
JP2010028192A (ja) 無線送信装置及び無線送信方法
JP4511353B2 (ja) 携帯端末の電力増幅器の動作基点を最適化する方法及び携帯通信端末
JP4044054B2 (ja) 通信装置
JP2011045139A (ja) 無線通信装置の送信制御方法および無線通信装置
JP2002118476A (ja) 送信電力制御装置
WO2008012898A1 (fr) Appareil d'amplification de puissance
JPH0738450A (ja) バースト送信装置
JP3071582B2 (ja) 電力増幅効率の調整方法
JPH04277909A (ja) 送信電力制御方法
JP2000295119A (ja) 無線送信機
EP1430676B1 (en) Arrangement for phase modulation control in rf signal generation
JP2001332985A (ja) 送信電力制御回路及びこれを用いた送信機
WO2005107060A2 (en) Method and system for compensating for phase variations caused by transmitter activation
JP2005136509A (ja) 電力制御装置および電力制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108