JP2002117099A - 建設工事進捗管理方法および建設工事進捗管理サーバ - Google Patents

建設工事進捗管理方法および建設工事進捗管理サーバ

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JP2002117099A
JP2002117099A JP2000309424A JP2000309424A JP2002117099A JP 2002117099 A JP2002117099 A JP 2002117099A JP 2000309424 A JP2000309424 A JP 2000309424A JP 2000309424 A JP2000309424 A JP 2000309424A JP 2002117099 A JP2002117099 A JP 2002117099A
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Kensuke Tomori
健介 戸森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、建設現場への通信機器の設
置を省略化させるとともに、工事全般に渡る報告および
指示の効率化を図ることである。 【解決手段】 センタ20が各建設現場の工事進捗状況
を統括的に管理するとともに、各建設現場の作業者が、
携帯電話機10を用い、移動電話網N1及びインターネ
ット網N2を介してセンタ20とアクセスすることによ
り、工事進捗情報を報告する。またセンタ20は、報告
された各建設現場毎の工事進捗情報に基づいて、工事開
始可能な工程に係る担当作業者宛に工事開始催促メール
を自動送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建設工事
に係わり、詳細には各建設現場の工事進捗状況を管理す
る建設工事進捗管理方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】ビル建設と比べ、一戸建ておよび集合住
宅建設は工事規模が小さく、工期も2〜3ヵ月と短い。
しかしながら、建設工程については、ほぼ同様の工程を
経ており、1つの住宅建設に30〜40の工事会社が係
わっている。
【0003】また、狭い住宅建設現場においては、複数
の工事会社が同時に作業を行うにも限度があるため、工
事の進捗を迅速に把握し、的確に工事会社を手配するこ
とが、安価な住宅供給に大きく影響することとなる。
【0004】従来は、システム類は使われておらず、一
人の現場監督が10現場程度を毎日見て工事進捗を把握
し、電話等で事務所に連絡または監督自身が事務所に戻
り、翌日の工事会社の手配を行っていた。
【0005】住宅建設部門においては、人手不足、特に
現場監督の不足が深刻であり、一人の現場監督が何件も
の建設現場を見て回って工事の進捗を確認するというよ
うに、数多い現場の工程管理を人手に頼っていた。この
ため、手配の誤り等により予期しない無駄や混乱が発生
していた。
【0006】また、工事進捗の把握は作業終了時に行わ
れるため、現場監督は夕刻に担当の現場を廻らなければ
ならず、移動中の交通渋滞等により常に報告が遅れると
いう問題を生じていた。それに伴い、事務所においても
翌日の工事会社の手配が遅れることとなり、恒常的に時
間外勤務が発生していた。
【0007】このように、従来の建設工事進捗管理で
は、連絡遅れ、工事の手配遅れ、手配の誤り等の多くの
問題が発生していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、所謂"C&C(C
omputer&Communication)"が提唱された平成5年頃、
上記問題を解決する手段として、建設現場に電話回線を
引いて簡易端末機を用意し、パソコンセンタに接続する
方式(特願平5−327432号)が出願されている。
【0009】しかし、この出願内容に鑑みれば、次の問
題が解決できず、実用化が困難であるものと推察され
る。 各建設現場毎に、通信用機器、機器の保管箱、および
電話回線の設備負担金の費用が掛かる。 住宅工事の建設現場では、特に、工事の開始時と完成
時に通信機器を置くスペースを確保することが困難で、
一貫した工事進捗管理ができない。 工事進捗に係る、パソコンセンタとの情報のやり取り
は、建設現場でのみしか行えない。 工事進捗に係る管理とはいえ、主に現場監督からの報
告の利便性に主眼をおいたものであるため、工事会社へ
の指示等については従来通りである。
【0010】本発明の課題は、建設現場への通信機器の
設置を省略化させるとともに、工事全般に渡る報告およ
び指示の効率化を図ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、各建設現場の工事進捗状況
を管理する建設工事進捗管理方法であって、前記工事進
捗状況をセンタ(例えば、図2のセンタ20)が統括的
に管理するとともに、各建設現場の作業者用の携帯電話
機(例えば、図2の携帯電話機10)により、所定の電
気通信回線(例えば、図2の移動電話網N1及びインタ
ーネット網N2)を介した前記センタとのアクセスがな
され、工事進捗情報が報告されることを特徴としてい
る。
【0012】この請求項1記載の発明によれば、携帯電
話機を効果的に利用することにより、工事の開始時や完
成時にも一貫した工事進捗管理を可能とし、その費用に
ついても大幅な節減が可能となる。また、この建設工事
進捗管理方法においては、多忙な現場監督の手を煩わせ
ることなく、リアルタイムな各工事現場の工事進捗状況
の把握が可能となる。したがって、前述した各種課題を
解決する手段となるものである。
【0013】またこの場合、請求項2記載の発明のよう
に、請求項1記載の建設工事進捗管理方法において、前
記センタは、報告された各建設現場毎の工事進捗情報に
基づいて、工事開始可能な工程に係る担当作業者宛に工
事開始催促メールを自動送信することとしてもよい。
【0014】この請求項2記載の発明によれば、従来、
多くの手間を費やしていた工事進捗管理業務から現場監
督が開放されることとなる。したがって、現場監督がそ
の分の時間を、工事品質管理業務や工事効率管理業務と
いったより付加価値の高い業務に振り向けることが可能
となる。
【0015】さらに、請求項3記載の発明のように、請
求項2記載の建設工事進捗管理方法において、前記セン
タは、各建設現場の案内地図情報を前記担当作業者の携
帯電話機に送信することとしてもよい。
【0016】この請求項3記載の発明によれば、現場監
督は各建設現場の案内地図の配布という雑用から解放さ
れるとともに、担当作業者においては、工事開始催促と
併せて、タイムリーに案内地図を得ることができる。
【0017】また、請求項4記載の発明は、所定の電気
通信回線(例えば、図2の移動電話網N1及びインター
ネット網N2)を介して、建設現場作業者の携帯電話機
(例えば、図2の携帯電話機10)と通信することによ
り、建設現場の工事進捗状況を管理する建設工事進捗管
理サーバ(例えば、図3のサーバ200;尚、発明の実
施の形態において説明する通り、本サーバの構成台数は
1台に限られない)であって、建設現場における複数の
工程の依存関係(例えば、図1のPERT図;図3の工
事進捗情報DB222)と、各工程に係る作業担当者及
びその作業担当者のメールアドレス(例えば、図3の連
絡先情報DB223)とを管理するとともに、前記建設
現場作業者の携帯電話機から担当工程に係る工事完了報
告を受信した場合に、その工程によって工事開始可能と
なる工程を判別し、工事開始可能となった工程に係る担
当作業者宛にメールを自動送信することを特徴としてい
る。
【0018】この請求項4記載の発明によれば、請求項
1および2記載の発明の効果と同様の効果を得る、建設
工事進捗管理サーバを構成することができる。即ち、携
帯電話機を効果的に利用することにより、工事の開始時
や完成時にも一貫した工事進捗管理を可能とし、その費
用についても大幅な節減が可能とさせることができる。
また、多忙な現場監督の手を煩わせることなく、リアル
タイムな各工事現場の工事進捗状況の把握が可能となる
とともに、従来、多くの手間を費やしていた工事進捗管
理業務から現場監督を開放させることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明を適用
した建設工事進捗管理システム1の実施の形態につい
て、本発明を支える技術を説明した後、詳細に説明す
る。
【0020】1.本発明を支える技術 本発明を支える技術として、「iモード携帯電話機」、
「PERT技法」、「インターネットとWWWサーバ」
について説明する。
【0021】(1)iモード携帯電話機 iモード携帯電話機(以下、単に携帯電話機という。)
は、ブラウザ機能を付与することにより、インターネッ
トに情報を送信し、また、インターネットから送られて
きた情報を携帯電話機の画面に表示することができる。
【0022】iモードでは文字と画像を表示できる。本
願出願時点の技術によれば、携帯電話機は一般的に、文
字の場合8文字×7行、画像の場合94ドット×72ド
ットの表示が可能である。これを超える情報を表示しよ
うとすると、2行表示やスクロール表示となり、見にく
く表示効率が落ちてしまう。このため、表示データを絞
った、簡潔な表示が大切である。
【0023】iモードでは、パケット通信モードを使用
する。パケット通信モードは、従量課金であるため、従
来の回線交換モードに比較し、本システムのように伝送
情報量が少ない場合、極めて経済的な料金での通信が可
能である。
【0024】従来のシステムの場合、システム設計にお
いてセンタ側と端末側と機能分担し、センタと端末でそ
れぞれのプログラムが効率的に分担作業を行うことが重
要視された。所謂クライアント/サーバシステムの構成
である。しかし、iモードのシステムでは、表現がパタ
ーン化し単調となってしまうという欠点があるものの、
端末(携帯電話機)側は汎用の表示機能のみ(即ち、本
来の意味での端末装置)ということとなり、機能追加や
バグ修正はすべてセンタで実施できるという思わぬメリ
ットを持つシステムとなった。
【0025】さらに、iモード携帯電話機には、通常、
固有のメールアドレスが付加されている。例えば、購入
時には09099999999@xxxxxx.ne.
jp(@前は携帯電話機の電話番号)となっている。
尚、このメールアドレスに不満足の場合は、xxx@x
xxxxx.ne.jpに変更することができる。ここ
で、変更可能なメールアドレスは@前の部分であり、先
頭が半角英字、3〜30文字の半角英文字・数字および
記号(_:アンダーバー、.:ピリオド、−:ハイフ
ン)である。
【0026】(2)PERT技法 PERT(Program Evaluation & Review Techniq
ue)技法は、本システム等の複数の工程を持つ分野で広
く活用されている技法である。図1に住宅建設工事に適
用したPERT図の例を示す。住宅工事全体は複雑なた
め、図1はそのうち「基礎工事」の部分のみを抽出した
ものである。
【0027】図1に示すように、PERT図は各工程の
所要日数と工程相互の関係を一目で判るように表現した
ものである。PERT図では、工程を矢印(→)で、工
程と工程の接点を丸印(〇)で表現する。ここで矢印の
長さは、その工程の標準日数を示す。また、工程名が無
く実質的な所要日数も無い工程を仮想工程(⇒)と呼
ぶ。仮想工程は工程と工程の関係を明らかにするための
工事を伴わない工程である。
【0028】図1において、基礎着工は標準日数1日
の工程で、基礎工事の中では最初に実施される。型枠
組立と配筋は、それぞれ1日と2日の工程で、いずれ
も基礎着工が終了後実施される。なお、は仮想
工程である。
【0029】図1において、コンクリート打設は型
枠組立の終了後実施できる工程である。また、の工程
は、とのパスの工程とのパスの工程のいずれもが
終了した後に実施できる。
【0030】ここで、+のパスと+のパスを比
較すると、+のパスは実質3日間の標準日数である
のに対して、+のパスは実質2日間の標準日数で1
日分(仮想工程の長さ分)の余裕を持っている。
【0031】つまり、の工程が何かの事情で1日遅れ
たり1日余分の日数が掛かってしまっても、全体の工事
の遅れとはならない。しかし、+のパスでは、例え
ばの工程の着手が1日遅れるとの開始が1日遅れ、
全体の工事の遅れを招く原因となってしまう。このよう
に、その遅れが全体の遅れに繋がるパスのことをクリテ
ィカルパスという。
【0032】また、図には明示されていないが、の工
程はで打設されたコンクリートを乾燥させる期間を確
保するためのもので、仮想工程ではない。
【0033】なお、単独のクリティカルパス(例えば
とのパス)の場合、工事を工夫してパスが短くなれ
ば、その分、全体の工期を短くすることができる。
【0034】図1のPERT図は、工事開始前の段階の
もので、各工程の実施計画を表示したものである。工事
開始後については、図に実施済みの各工程の実績を追加
表示すれば、工事の現状を把握するのに便利である。
【0035】(3)インターネットとWWWサーバ 本システムでインターネットに接続されるのはWWWサ
ーバ(図3参照)である。WWWサーバはドメイン名を
持つ必要があり、携帯電話機からはこのドメイン名をU
RLとして接続される。
【0036】2.実施例 次に本発明を適用した建設工事進捗管理システム(以
下、管理システムという。)1の実施例について説明す
る。
【0037】(1)システム構成 図2は管理システム1のシステム構成図である。同図に
おいて、管理システム1は、住宅建設現場の各作業員が
保持する携帯電話機10,10,・・と、各現場の工事
進捗情報等を管理するセンタ20と、情報の送受信を行
う移動電話会社の移動電話網N1およびインターネット
網N2(以下、適宜符合Nでこの2つの網を示す。)
と、サブセンタ30とから構成される。センタ20は建
設会社本社等のことであり、サブセンタ30は事務所や
営業所のことである。従い、同図において管理システム
1は、サブセンタ30を1つとして図示しているが、複
数のサブセンタ30がセンタ20と接続される構成であ
ってもよい。
【0038】図3はセンタ20とサブセンタ30内の詳
細構成を示す図である。センタ20には、サーバ200
が設置されており、サーバ200には、その機能とし
て、WWWサーバ部210と、データベース(以下、D
Bという。)部220と、サブセンタ間通信部230
と、データ管理部240とが含まれている。このサーバ
200は、汎用コンピュータやパーソナルコンピュータ
により実現されるものであり、各機能部毎に装置を別体
としたサーバシステムとして構成することとしてもよ
い。
【0039】WWWサーバ部210は、公知技術として
のWWWサーバの機能を担う機能部である。WWWサー
バ部210は、ホームページ(以下、HPという。)情
報DB221に記憶されたページをインターネット網N
2上に公開し、携帯電話機10とのデータ通信を行うと
ともに、CGIを介して各種プログラムを実行し、実行
結果を当該ページの閲覧者(携帯電話機10)へ送信す
る。
【0040】DB部220は、主にHP情報DB221
と、工事進捗情報DB222と、連絡先情報DB223
と、案内地図情報DB224とを記憶する。
【0041】HP情報DB221は、携帯電話機10と
のデータ通信を行うために、インターネット網N2上に
公開するWebページに係る情報、例えばHTML言語
で記述された各Webページ(図8、9)のファイル
や、CGIを介して実行されるプログラム等を記憶す
る。
【0042】工事進捗情報DB222は、建設現場情報
テーブル222aと、PERT情報テーブル222bと
を主に記憶・管理する。図4は、建設現場情報テーブル
222aの一例を示す図である。建設現場情報テーブル
222aは、現場名称と、商品名と、現場住所と、現在
工程とを対応づけて記憶するテーブルである。この内、
現場名称と、商品名と、現場住所とは、建設工事中固定
的であるが、現在工程は、PERT情報テーブル222
bに従って、現在の工程を示すよう変更される。
【0043】図5は、PERT情報テーブル222bの
一例を示す図である。PERT情報テーブル222b
は、各建設現場毎に生成・管理されるものであり、PE
RT図に係る情報を含んでいる。同図において、PER
T情報テーブル222bは、工程No.と、工程名称
と、工事担当コードと、開始条件と、予定工期と、開始
予定日と、終了予定日と、実績としての開始日と、実績
としての終了日と、現在の進捗度合とを対応付けて記憶
するテーブルである。工事担当コードは、工事会社の識
別コードと、その工事会社における担当者の識別コード
とを組み合わせたコードであり、システム上3桁+2桁
といった固定的な桁数で表すものが望ましい。例えば、
工事会社コードが「191」であった場合には「○○建
設」、さらに担当者コードが「01」であった場合には
「○○建設」の「青木」さんが担当であることを示す。
【0044】また、開始条件とは、PERT技法におけ
る当該工程の開始条件に対応するものであり、例えば、
「コンクリート乾燥」の工程は、「コンクリート打
設」と「仮想工程」とが終了しなければ実施すること
ができないことを示している。尚、PERT情報テーブ
ル222bにおいて、仮想工程も1つの工程であること
として示しているが、これはシステム構築上必要となる
からである。
【0045】開始予定日および終了予定日には、建設工
事開始時に決定される予定日が入力される。そして、実
績としての開始日および終了日は、当該工程における最
初の工事開始報告および当該工程が完了した旨の工事終
了報告が携帯電話機10から報告された日が、それぞれ
入力されることとなる。
【0046】工事進捗情報DB222には、上記データ
テーブルの他、建設工事における基礎的なデータ、例え
ば、基礎着工は建設工事の最初に行う工程であって、工
期は1日であるといったPERT情報の要素的なデータ
をも記憶・管理する。
【0047】連絡先情報DB223は、各工事会社の各
担当者の連絡先を記憶した連絡先管理テーブル223a
を記憶する。図6は、連絡先管理テーブル223aの一
例を示す図である。連絡先管理テーブル223aは、工
事担当コードと、工事会社名称と、担当者と、携帯電話
機用のe−mailアドレスと、携帯電話機の電話番号
と、会社のFAX番号とを対応づけて記憶するテーブル
である。工事担当コードは、PERT情報テーブル22
2bと同じものであり、例えば、工事会社コードが「1
91」で担当者コードが「01」のものは、「○○建
設」の「青木」さんであり、e−mailアドレスが
「aoki@xxxxxx.ne.jp」、携帯電話機の電話番号が「090
-1000-1000」、会社FAX番号が「03-1000-1001」であ
る。尚、更に会社の電話番号等を記憶することとしても
よい。
【0048】尚、連絡先情報DB223には、図示しな
いが、連絡先管理テーブル223aと同様なデータの、
現場監督のデータをも記憶・管理する。
【0049】案内地図情報DB224は、特定の住所
と、その住所周辺の地図情報とを対応づけて記憶したD
B、即ち、手書き案内図をスキャナ等で読み込んだ画像
データを地図情報として、住所と対応づけて記憶したも
のであってもよいし、特定の住所を入力するとその住所
の周辺地図情報を画像データとして出力するシステム的
なDBであってもよい。但し、何れの場合にも既存の技
術であるため詳細な説明は省略する。
【0050】サブセンタ間通信部230は、サブセンタ
30の進捗管理用パソコン31と所定の電気通信回線
(例えば、専用線等の電話回線)で接続され、進捗管理
用パソコン31からの情報要求に応じて、DB部220
から必要な情報を検索・抽出した上、進捗管理用パソコ
ン31に送信する。また、進捗管理用パソコン31から
のデータ変更要求に応じて、DB部220に記憶された
各種データの書き換えを行う。
【0051】データ管理部240は、DB部220に記
憶された各種データの書き換えや、初期設定等を行うも
のであり、また管理システム1全体の運転監視を行って
管理システム1の稼働状況等を監視する。
【0052】携帯電話機10は、ブラウザ機能とメール
送受信の機能を有する、既存の携帯電話機と同等のもの
である。また、進捗管理用パソコン31は、サーバ20
0および電話回線網等と通信可能な通信機能と、サーバ
200内の各種DBのデータ内容を表示する機能と、メ
ール送受信機能とを備える装置であり、既存のパソコン
により構成されるものである。
【0053】(2)情報の流れ 情報の流れを図7に示す。同図において、データ管理部
240は、基本設定情報と運用設定情報をDB部2
20に登録する。
【0054】携帯電話機10は、工事開始報告と工
事終了報告をインターネット網等及びWWWサーバ部2
10を介してDB部220に報告する。進捗管理用パソ
コン31は、各建設現場毎の工事進捗情報をサブセンタ
間通信部230経由でDB部220から取り出し、見易
い工事進捗情報として画面に表示する。
【0055】メール情報と案内地図情報は、DB部22
0から指定の携帯電話機10に送信され、携帯電話機1
0に表示される。尚、図示していないがメール情報の通
常の送付先を工事会社のインターネット収容パソコンと
することも可能である。
【0056】(3)基本設定情報 基本設定情報とは、商品のパターン情報(例えば、基
礎着工の工期は1日であるといった情報)、商品パタ
ーン毎のPERT情報(例えば、型枠組立の工程は基礎
着工の次の工程であるといった情報)、現場監督情報
(例えば、現場監督のe−mailアドレスや電話番号
など)、工事会社情報等、変更頻度の少ない情報のこ
とである。
【0057】(4)運用設定情報 運用設定情報とは、工事担当者情報、携帯電話機情
報、建設現場情報等、比較的、情報の変更頻度の高い
情報のことである。
【0058】新しい建設現場が運用設定情報として登録
されると、その商品パターン番号からそのPERT情報
をコピーし、各工程毎の計画と実施を記録するための記
憶エリアが確保され、新建設現場の処理が可能となる。
【0059】(5)工事開始報告 工事開始報告について、簡明のため、携帯電話機10を
操作するユーザ(工事担当者)の視点から説明する。
【0060】工事担当者の携帯電話機10からその日1
回目のアクセスがあると、センタ20では工事開始報告
のためと見做し、携帯電話機10に図8(a)を表示す
る。ここで、工事担当者が携帯電話機10のボタン
「0」を押すと図8(b)が表示される。
【0061】センタ20では、前項のアクセスでその電
話番号から工事会社名と工事担当者名が判っている。そ
こでセンタ20では、前日その担当者が担当した建設現
場があれば図8(b)の先頭に表示する。そして、2番
目以降にはその工事会社が現在担当可能な現場名を表示
する。
【0062】なお、携帯電話機10では項目を選択する
場合、各行の左に四角で囲まれた数字が表示されるが、
単にその数字キーを押すことによりその項目を選択した
ことになる。図8(b)の場合、数字「1」を押すとA
邸を選択したことになる。
【0063】この結果、図8(c)が表示される。工事
担当者は、現場名、自分の会社名、自分の名前を確認し
たら数字「0」を押す。
【0064】次に、担当する工程名を指定するため図8
(d)が表示される。ここで、担当者が数字「1」を押
したものとする。次に図8(e)が表示される。工事担
当者は担当工程名とその進捗状況を確認し、数字「0」
を押す。次に図8(f)が表示される。確認すると工事
担当者は数字「0」を押す。このようにして工事開始報
告の処理が完了する。
【0065】(6)工事終了報告 工事終了報告について、簡明のため、携帯電話機10を
操作するユーザ(工事担当者)の視点から説明する。
【0066】センタ20では、工事開始報告をした携帯
電話機10から再度アクセスがあると、工事完了報告と
見做し図9(a)を表示する。確認すると工事担当者は
数字「0」を押す。尚、この再度アクセスがあったか否
かの判断は、携帯電話機10のIPアドレスやMACア
ドレス等を管理することにより判断することとしてもよ
いし、サーバ200のWWWサーバ部210が、管理シ
ステム1用に公開するサイトにおいて、登録ユーザのみ
がアクセス可能なよう構成することにより、再度のアク
セスか否かを判断することとしてもよい(何れにせよ、
既存の技術であるため、本明細書においては詳細な説明
は省略する。)。
【0067】次に図9(b)が表示される。確認すると
工事担当者は数字「0」を押す。すると、携帯電話機1
0において図9(c)が表示される。工程の進捗度によ
り、工事担当者は数字を押す。なお、「遅れあり」の場
合には、次に図9(d)が表示されるので遅れの程度を
入力する。そして次に図9(e)が表示され、工事終了
報告が完了する。
【0068】(7)進捗管理情報 現場監督は、営業所等に設置された進捗管理用パソコン
31で自分の担当建設現場の進捗管理情報を取り出すこ
とができる。この場合、進捗管理情報はPERT図とし
て取り出すことも、他の形式で取り出すことも可能であ
る。具体的には、特定の建設現場が入力されると進捗管
理用パソコン31は、サーバ200のサブセンタ間通信
部230等を介して、当該建設現場に対応するPERT
情報テーブル222bを工事進捗情報DB222から抽
出する。そして、PERT図を生成し(若しくはPER
T情報テーブル222bのままでもよい)、表示画面上
に表示する。
【0069】通常PERT図として取り出すことになる
が、特に工程が遅れてしまった場合、現場監督は今後の
PERT図を検討し、通常以上の稼動を投入することに
よりその遅れを回復する方策を検討することができる。
そして、現場監督はその検討結果を次の工程の工事会社
にメールにより指示することにより、全体の工程の遅れ
を回復することができる。
【0070】こうした工事遅れ対策は、熟練した現場監
督の場合、工事会社への電話連絡により実施していたも
のであるが、本発明では未熟練の現場監督の場合にもP
ERT図とメールにより適切な対応を可能とした。
【0071】(8)メール情報と案内地図情報 WWWサーバ部210は受信した工事終了報告から完了
した工程を知ると、自動的に次の工程の責任者(指定に
より携帯電話機10または工事会社のパソコン)に工事
開始促進メールを送信する。また、関係者の携帯電話機
10から建設現場の案内地図情報の要求があった場合、
DB部220の案内地図情報224から指定の地図情報
を取り出して、要求のあった携帯電話機10に送信す
る。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、従来、現場監督が夕方
自分の受け持ち現場を巡回して把握していた工事進捗情
報が、各現場の作業者の携帯電話機によるセンタ報告で
代行把握できることになる。この結果、本発明の直接効
果として、工事進捗情報の収集作業の責任が現場監督か
らセンタコンピュータに移り、交通渋滞等があっても、
工事進捗情報を確実に収集できるようになる。
【0073】次に間接効果として、従来、現場監督は夕
方の短時間で受け持ち現場を廻るため余裕がなかった
が、本発明の結果、夕方という制約から解放され、各現
場に余裕を持って滞在できるようになり、本来の監督業
務に専念できるようになる。
【0074】また、本発明によれば、次の工事作業者
に、自動的にメールが送られるので、本発明の直接効果
としては、次の工事作業者への手配が確実に行われるこ
ととなる。間接効果としては、現場監督は次の工事担当
者への手配業務から開放され、工事品質管理業務や工事
効率管理業務といったより付加価値の高い業務に専念で
きるようになる。
【0075】さらに、本発明によれば、現場監督は建設
現場の案内図配布という雑用から開放されることとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】PERT図の一例を示す図である。
【図2】建設工事進捗管理システムのシステム構成を示
すブロック図である。
【図3】センタおよびサブセンタの構成を示すブロック
図である。
【図4】建設現場情報テーブルの一例を示す図である。
【図5】PERT情報テーブルの一例を示す図である。
【図6】連絡先管理テーブルの一例を示す図である。
【図7】建設工事進捗管理システムにおける情報の流れ
を示す図である。
【図8】工事開始報告における携帯電話機の画面表示を
示す図である。
【図9】工事終了報告における携帯電話機の画面表示を
示す図である。
【符号の説明】
1 建設工事進捗管理システム 10 携帯電話機 20 センタ 200 サーバ 210 WWWサーバ部 220 DB部 221 HP情報DB 222 工事進捗情報DB 223 連絡先情報DB 224 案内地図情報DB 230 サブセンタ間通信部 240 データ管理部 30 サブセンタ 31 進捗管理用パソコン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各建設現場の工事進捗状況を管理する建設
    工事進捗管理方法であって、 前記工事進捗状況をセンタが統括的に管理するととも
    に、各建設現場の作業者用の携帯電話機により、所定の
    電気通信回線を介した前記センタとのアクセスがなさ
    れ、工事進捗情報が報告されることを特徴とする建設工
    事進捗管理方法。
  2. 【請求項2】前記センタは、報告された各建設現場毎の
    工事進捗情報に基づいて、工事開始可能な工程に係る担
    当作業者宛に工事開始催促メールを自動送信することを
    特徴とする請求項1記載の建設工事進捗管理方法。
  3. 【請求項3】前記センタは、各建設現場の案内地図情報
    を前記担当作業者の携帯電話機に送信することを特徴と
    する請求項2記載の建設工事進捗管理方法。
  4. 【請求項4】所定の電気通信回線を介して、建設現場作
    業者の携帯電話機と通信することにより、建設現場の工
    事進捗状況を管理する建設工事進捗管理サーバであっ
    て、 建設現場における複数の工程の依存関係と、各工程に係
    る作業担当者及びその作業担当者のメールアドレスとを
    管理するとともに、 前記建設現場作業者の携帯電話機から担当工程に係る工
    事完了報告を受信した場合に、その工程によって工事開
    始可能となる工程を判別し、工事開始可能となった工程
    に係る担当作業者宛にメールを自動送信することを特徴
    とする建設工事進捗管理サーバ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265766A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Ohbayashi Corp 工事管理サーバ、工事管理システム及び工事管理方法
JP2019028893A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 株式会社オービック 支払可否判定装置、支払可否判定方法および支払可否判定プログラム
CN112734368A (zh) * 2020-12-31 2021-04-30 大为国际工程咨询有限公司 一种工程造价进度管理方法、系统以及存储介质

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