JP2002116618A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002116618A
JP2002116618A JP2000311024A JP2000311024A JP2002116618A JP 2002116618 A JP2002116618 A JP 2002116618A JP 2000311024 A JP2000311024 A JP 2000311024A JP 2000311024 A JP2000311024 A JP 2000311024A JP 2002116618 A JP2002116618 A JP 2002116618A
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carrier
toner
image forming
forming apparatus
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English (en)
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Yoshio Ozawa
義夫 小沢
Eiji Ochiai
英司 落合
Shoichi Sakata
昌一 坂田
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二成分現像方式でトナーの薄層を形成した
後、非接触法により、トナーを静電潜像担持体上の潜像
に飛翔させる現像方式において、カブリの発生を回避し
つつ、現像の残像(ゴースト)の履歴現象の発生を防
ぐ。 【解決手段】 静電潜像担持体3は、アモルファスシリ
コンの感光層を含む、厚さ10〜25μmの感光体を表
面に有し、静電潜像担持体と現像ロール2との間に0〜
200Vのバイアス電圧Vdc1を印加する第一直流用
電源部7aと、交流用電源部7bとを設け、磁気ロール
1に電圧を印加する第二直流用電源8を設け、現像ロー
ルの電位と磁気ロールの電位との電位差を100〜35
0Vとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用した複写機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの複
合機等の画像形成装置に関し、特に、磁性キャリアを用
いて非磁性トナーを帯電させる二成分現像剤を使用し、
帯電したトナーのみを現像ロール上に保持し、トナーを
飛翔させることにより静電潜像を現像する非接触現像方
式を採用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非接触現像方式は、一成分現像の
手段として検討されてきたが、近年、高速の画像形成装
置として、例えば、感光体上に複数のカラー画像を順次
に形成する1ドラム色重ね方式用等に検討されてきた。
この1ドラム色重ね方式では、感光体上に正確にトナー
を重ねることにより、色ずれの少ないカラー画像を形成
することが可能で、カラーの高画質化に適した技術とし
て注目されてきた。
【0003】そして、従来の非接触現像方式の一例が、
米国特許第3,866,574号に開示されている。こ
の技術によれば、ドナーロール(現像ロール)上に非磁
性トナーの薄層を形成し、感光体に対し非接触に設置
し、交流電圧によって感光体潜像にトナーを飛翔させて
いる。
【0004】また、従来の非接触現像方式の他の一例
が、米国特許第3,929,098号に開示されてい
る。この技術によれば、磁気ロールを用いて二成分現像
剤をドナーロールに進ませ、このドナーロール上へトナ
ーを転移させてトナー薄層を形成する現像装置が示され
ている。この例では、二成分現像方式を採用し、ドナー
ロール上への薄層形成は可能なものの、トナー帯電が高
くなった場合に、ドナーロール上のトナーの分離が困難
になり、強い交流電圧を印加することが必要とされる。
しかし、強い交流電圧は、感光体上のトナー薄層を乱し
てしまうので、色重ねには不適当であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては、トナーの帯電制御が複雑であ
り、現像ロールに大きなバイアス電圧(現像電圧)を必
要としてた。このため、現像ロール上に、トナーの消費
領域と非消費領域とが発生し、そのロール上におけるト
ナーの付着状態と、新たに供給されたトナーとの間に電
位差が生じやすい。その結果、前回の現像画像の一部が
次回の画像の現像の際に、残像(ゴースト)のように現
れる現象、いわゆる履歴現象が発生し易いという問題点
があった。
【0006】そこで、履歴現象の発生を防止するため、
特開平11−231652号公報には、現像ロール上の
現像トナーを掻き取るための部材と、掻き取られたトナ
ーの回収装置が開示されている。しかし、掻き取り部材
を設けると、トナーに大きな物理的又は電気的なストレ
スを与え、トナー劣化の要因となる。
【0007】また、特開平3−113474号公報に
は、いわゆるパウダークラウド現像法が提案されてい
る。このパウダークラウド現像法では、ドナーロールと
感光体との間にワイヤーからなる補助電極を設け、この
補助電極に弱い交流電圧を印加することにより、現像さ
れたトナーを乱さずに色重ねすることができる。しか
し、この技術では、補助電極のワイヤーが非常に汚れ易
く、また、ワイヤーが振動すると、画像劣化が発生する
傾向がある。
【0008】また、電子写真学会誌 第19刊、第2号
(1981)、pp.44−51には、二成分現像剤を
用いたタッチダウン現像法における現像ロール上のトナ
ー薄層の形成について理論的な考察が記載されている。
しかし、タッチダウン現像法では、現像残トナーと補給
トナーとの入れ替わりが容易でなく、選択現像が発生し
て現像性が低下するおそれがある。
【0009】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、二成分現像剤を使用する非接触現像方式
の画像形成装置において、残像の発生を抑制するととも
に、鮮明な画像を形成することができる技術の提供を目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】現像ロールと静電潜像担
持体との間に印加される高すぎるバイアス電圧によりト
ナーが過剰帯電して発生するゴーストをなくすために
は、このバイアス電圧を低くすることが対策として考え
られる。しかし、単にこのバイアス電圧を低くしただけ
では、今度は十分な画像濃度が得られず、さらに、カブ
リが発生し易くなって鮮明が画像を形成することができ
ない。そこで、この出願に係る発明者は、種々の実験及
び検討を重ねた結果、静電潜像担持体として従来から用
いられてきたOPC(有機感光体)に替えてアモルファ
スシリコンを用いて感光体の厚さを低くすれば、感光体
表面の電荷密度が向上するので、現像性を損なうことな
く、バイアス電圧を低くできることに想到した。
【0011】そこで、本発明の請求項1に係る画像形成
装置によれば、トナーを帯電させて保持するキャリアに
よる磁気ブラシを発生させる磁気ロールと、磁気ブラシ
から供給されたトナーによりトナー薄層が表面に形成さ
れる現像ロールと、トナー薄層のトナーを静電潜像に応
じて選択的に飛翔させて画像形成する静電潜像担持体と
を備えた画像形成装置において、静電潜像担持体は、ア
モルファスシリコンの感光層を含む、厚さ10〜25μ
mの感光体を表面に有し、静電潜像担持体と前記現像ロ
ールとの間に0〜200Vのバイアス電圧を印加する第
一直流用電源部と、交流用電源部とを設け、磁気ロール
に電圧を印加する第二直流用電源を設け、現像ロールの
電位と磁気ロールの電位との電位差を100〜350V
とする構成としてある。
【0012】このように、本発明の画像形成装置によれ
ば、感光体を薄くするとともに、バイアス電圧を低く
し、さらに、磁気ロールと現像ロールとの電位差を所定
の値としている。これにより、ドナーの過剰帯電を抑制
して残像の発生を抑制するとともに、鮮明な画像を形成
することができる。
【0013】すなわち、感光体を薄くすると、飽和帯電
電位が低下するとともに、絶縁破壊に至る耐電圧が低下
する。その一方で、感光体を薄くすると、潜像形成時の
感光体表面の電荷密度が向上して現像性が向上する。そ
して、この性質は、誘電率が約10程度と高いアモルフ
ァスシリコン感光体では、厚さが25μm以下、より好
ましくは20μm以下の場合に特に顕著である。しか
し、感光体の厚さが10μm未満となると、感光体の電
位の調整が困難となり、いわゆる黒点やカブリが発生し
易くなり、また、飽和帯電電位が低下して、必要な帯電
電位を確保することが困難になる傾向がある。したがっ
て、本発明では、アモルファスシリコン感光体の厚さを
10〜25μmとしている。
【0014】また、アモルファスシリコン感光体は、露
光後電位が10V以下と極めて低いため、感光体の表面
電位を低く設定しても十分な電位差を得ることができる
ので、現像性を高めるのに有利である。
【0015】なお、画像装置に用いる感光体としては、
従来からOPC感光体(有機光導電体)が知られてい
る。しかしながら、OPC感光体は、感光層表面が柔ら
かく、クリーニングブレードの摺擦により、感光層が削
れ易いという問題があった。そこで、OPC感光体に比
べて表面が硬質であり、耐久性や機能保持性(メンテナ
ンスフリー)に優れていることから、厚さが25μm以
上のアモルファスシリコン感光体が近年使用されてい
た。その上、アモルファス感光体は、グロー放電分解法
等を用いて製膜されるため、感光体の厚さが厚いと製造
時間やコストが掛かり、経済的に不利である。
【0016】そして、本発明では、バイアス電圧(現像
バイアス)を0〜200V、より好ましくは100V以
下という低電圧としているので、感光体を薄くすること
により、飽和帯電電位が低下するとともに、絶縁破壊に
至る耐電圧が低下しても、実用上問題ない。
【0017】さらに、バイアス電圧を低くしたことによ
り、現像ロールにトナーが付着する静電気力が小さくな
る。その結果、現像ロール上の現像残トナーを、掻き取
りブレード等の特別な装置を設けることなく、現像ロー
ルと磁気ロールとの周速差による磁気ブラシ効果により
効率良く磁気ロールに回収することができる。そして現
像残トナーの回収とともに、新規トナーの現像ロールへ
の供給を行うことにより、トナーの入れ替えが容易にで
きるので、現像ロール上に均一厚さのトナー薄層を形成
することができ、その結果、画像むらの発生を抑制する
ことができる。
【0018】また、本発明では、実験に基づいて、磁気
ロールと現像ロールとの電位差を100〜350Vとし
たことにより、残像の発生も及びカブリの発生も抑制す
ることができる。なお、本発明では、感光体の厚さと
は、アモルファス製の感光層部分の厚さだけではなく、
静電潜像担持体の基材の表面から、担持体の最表面まで
の部分までの厚さを指す。
【0019】また、請求項2記載の発明によれば、第一
直流用電源部及び交流用電源部は、現像ロールに電圧を
印加する構成としてある。このようにすれば、通常、静
電潜像担持体3は接地されているので、静電潜像担持体
と現像ロールとの間に電圧を実質的に印加することにな
る。
【0020】また、請求項3記載の発明によれば、感光
体の表面に、厚さ0.3〜5μmの表面保護層を設けた
構成としてある。このように、感光体の表面に表面保護
層を設けた場合、表面保護層の厚さを0.3〜5μmの
範囲の値とするとよい。その理由は、表面保護層の厚さ
が0.3μm未満となると、感光体の飽和帯電電位、耐
摩耗性、耐環境性等の特性が低下する傾向があるためで
ある。一方、表面保護層の厚さが5μmを超えると、画
質劣化の要因となり、また、製造時間が長くなって経済
的に不利となるためである。
【0021】また、請求項4記載の発明によれば、交流
用電源部は、静電潜像担持体に対して、ピーク電圧50
0〜2000Vの交流電圧を周波数1〜3kHzで印加
する構成としてある。実験に基づいて求められた、この
周波数及びピーク電圧の交流電圧を印加すれば、静電潜
像担持体上に現像の正確化、及び、磁気ロールへの現像
残トナーの回収の容易化を図ることができる。
【0022】また、請求項5記載の発明によれば、トナ
ー薄層の厚さを10〜50μmとする構成としてある。
本発明では、バイアス電圧を低くしたので、トナー薄層
が厚いと、トナーを静電潜像担持体へ飛翔させることが
困難となる。また、通常、磁気ロールから現像ロールへ
は、一度に厚さ50μm以上分の大量のトナーを供給す
ることが困難である。このため、トナー薄層の厚さを5
0μm以上とすると、現像時に濃度差が生じ易くなる。
さらに、トナー薄層が厚すぎると、全てのトナーを潜像
上に飛翔させることが困難となり、強いゴーストを発生
させるおそれがある。その上、現像残トナーを回収する
際にトナー薄層が厚すぎると、現像残トナーを回収しき
れず、残像発生の原因となってしまう。
【0023】一方、トナー薄層厚が薄すぎると、潜像を
十分な現像性で現像するのに必要な量のトナーを確保す
るため、現像ロールの回転速度を高くする必要がある。
このため、トナー薄層は10μm以上あることが望まし
い。
【0024】また、請求項6記載の発明によれば、現像
ロールと静電潜像担持体との間隙を、50〜400μ
m、より好ましくは200〜300μmとする構成とし
てある。この間隙が50μmよりも狭いと、カブリが発
生し易くなる。一方、この間隙が400μmよりも広い
と、トナーを静電潜像担持体へ飛翔させることが困難と
なり、その結果、十分な画像濃度を得ることが困難とな
る。その上、選択現像を発生させる要因ともなる。
【0025】ところで、従来の画像形成装置において
は、キャリアを長期間使用すると、キャリアの劣化によ
って、トナーの帯電性が変化してくる。例えば、キャリ
ア表面のコート材が20%以上剥がれると、トナーへの
耐電性が変化する。その結果、現像ロール上のトナーの
帯電のばらつきが大きくなって、帯電不良によるトナー
の飛散やカブリが発生して、画像汚染や現像性が低下
し、いわゆる選択現像等が発生する。
【0026】このため、従来の画像形成装置において
は、画像品質を維持するため、一定時間使用して劣化し
たキャリアを交換する必要があった。しかし、キャリア
の交換の煩わしさが、非接触方式の画像形成装置の普及
の妨げとなっていた。
【0027】そこで、請求項7記載の発明によれば、キ
ャリアは、磁性を備えたキャリア芯材と、このキャリア
芯材の表面に重合形成された高分子量ポリエチレン樹脂
を含む被覆層とにより構成され、108〜1012Ωcm
の抵抗値を有し、かつ、60〜100emu/gの飽和
磁化を有する構成としてある。
【0028】このように、キャリアの抵抗値を抵抗調整
剤等で処理することにより所定の値として帯電制御する
とともに、キャリアの表面に被覆層を重合形成したの
で、極めて高い強度、耐久性を実現することができる。
そして、このキャリアを用いれば、キャリアを繰り返し
使用しても、キャリアの表面劣化が少なく、現像ロール
上に安定した帯電トナー薄層を形成することができる。
その結果、静電潜像担持体に正確に現像することが可能
となる。さらに、キャリアの耐久性が高いので、現像機
器の寿命まで、実質的に、キャリアを交換する必要がな
くなる。
【0029】また、請求項8記載の発明によれば、キャ
リア芯材は、その表面に微小な凹凸を有し、被覆層は、
この凹凸にエチレン重合触媒を保持させた後、エチレン
ガスを導入して重合成長させた重量平均分子量が500
00以上の高分子量ポリエチレンにより構成してある。
【0030】このように、キャリア芯材の表面をエチレ
ン重合触媒で処理し、表面上で直接エチレンを重合(生
成)させながらポリエチレン樹脂被覆キャリアを生成す
る重合法は、例えば、特開昭60−106808号公報
又は特開平2−187770号公報等に記載されてい
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、
実施形態の画像形成装置の構成について説明する。図1
に示すように、この画像形成装置は、直径20mmの磁
気ロール1と、直径20mmの現像ロール2と、静電潜
像担持体3とを備えている。そして、この磁気ロール1
は、トナー5を帯電させて保持するキャリア4による磁
気ブラシ10を発生させる。また、現像ロール2の表面
には、磁気ブラシ10から供給されたトナー5によりト
ナー薄層6が形成される。そして、静電潜像担持体3
は、トナー薄層6のトナーを静電潜像に応じて選択的に
飛翔させて画像形成する。
【0032】また、静電潜像担持体3は、アモルファス
シリコンの感光層を含む、厚さ10〜25μmの感光体
を表面に有している。ここで、図2に静電潜像担持体3
要部拡大図を示す。図2に示すように、この静電潜像担
持体3は、基材31の上に、阻止層32、アモルファス
シリコン(a−Si)の感光層33及び表面保護層34
を順次に積層した構造を有する。そして、ここでは、感
光体30の厚さとは、これら阻止層32、感光層33及
び表面保護層34の厚さの合計Tを指す。
【0033】なお、感光体の感光層の材料は、アモルフ
ァスシリコンであれば、特に制限されない。アモルファ
スシリコンとしては、例えばa−Si、a−SiC、a
−SiO、a−SiON等の無機材料を挙げることがで
きる。
【0034】また、表面保護層の厚さtは0.3〜5μ
mである。また、表面保護層34の材料としては、a−
SiCのうち、Si(シリコン)とC(炭素)との比率
が特定のものを使用することが望ましい。このようなa
−SiCとしては、a−Si (1-X)X(0.3≦X<
1.0)が好ましく、さらに、a−Si(1-X)X(0.
5≦X≦0.95)がより好ましい。その理由は、この
ようなa−SiCは、1012〜1013Ω・cmという特
に高い抵抗値を有しており、優れた飽和帯電電位、耐摩
耗性、耐環境性(耐湿性)が得られるためである。
【0035】そして、本実施形態では、現像ロール2に
電圧を印加する電源部7が設けられている。電源部7
は、第一直流用電源部7aと交流用電源部7bとから構
成されている。第一直流用電源部7aは、現像ロール2
に0〜200Vの直流電圧を印加する。また、交流用電
源部7bは、現像ロール2に、ピーク電圧Vpp=50
0〜2000Vの交流電圧を周波数f=1〜3kHzで
印加する。一方、本実施形態では、静電潜像担持体3は
接地されている。したがって、第一直流用電源部7aに
よって、静電潜像担持体3と現像ロール2との間に実質
的に0〜200Vのバイアス電圧Vdc1が印加される
ことになる。
【0036】なお、本実施形態では、静電潜像担持体3
を接地し、現像ロール2に電圧を印加することによりバ
イアス電圧Vdc1を印加したが、本発明では、バイア
ス電圧Vdc1の印加方法はこれに限定されない。ま
た、静電潜像担持体3に一定の電位が印加されている場
合には、その一定の電圧と、現像ロール2に印加される
電位との電位差が、バイアス電圧Vdc1となる。この
ため、この電位差が0〜200Vとなるように直流電圧
を印加するとよい。
【0037】また、磁気ロール1に電圧Vdc2を印加
する第二直流用電源8を設けている。そして、現像ロー
ル2の電位と磁気ロール1の電位との電位差|Vdc2
−Vdc1|が100〜350Vとなるように第一及び
第二直流用電源部7a及び8の電圧を決める。ここで
は、例えば、Vdc2=250V、Vdc1=100
V、|Vdc2−Vdc1|=150Vとするとよい。
【0038】ここで、図3の実験結果グラフを参照し
て、バイアス電圧Vdc1及び電位差|Vdc2−Vd
c1|と現像特性との関係について説明する。図3のグ
ラフの横軸は、電位差|Vdc2−Vdc1|を表し、
縦軸は、バイアス電圧Vdc1を表す。そして、図3に
示すように、バイアス電圧Vdc1が200Vよりも高
いとゴーストが発生する。また、電位差|Vdc2−V
dc1|が100V未満になってもゴーストが発生す
る。一方、電位差|Vdc2−Vdc1|が350Vよ
りも高くなると、カブリが発生する。したがって、図3
から、バイアス電圧Vdc1が0〜200V、かつ、電
位差|Vdc2−Vdc1|が100〜350Vの範囲
内であれば、高品質の画質が得られることが分かる。
【0039】そして、画像形成の際には、磁気ロール1
に保持されたキャリア4及びトナー5からなる現像剤を
攪拌しながら、トナー5を適正なレベルに帯電させる。
現像剤は、磁気ブラシ10を形成する。そして、この磁
気ブラシ10は、規制ブレード9を通過することによ
り、一定の厚さで現像ロール2に接触する。ここでは、
規制ブレード9と磁気ロール1との間隙を0.3〜1.
5mmとしている。また、磁気ロール1と現像ロール2
との間隙も、同様に、0.3〜1.5mmとしている。
また、現像ロール2と静電潜像担持体3との間隙を、5
0〜400μm、好ましくは、200〜300μmとし
ている。
【0040】このような間隙や印加電圧条件で、トナー
薄層6を形成すると、トナー薄層6の厚さが10〜50
μmとなる。そして、現像ロール2のプロセス線速を7
2mm/sとし、磁気ロール1をその三倍の速度で回転
させる。その結果、周速差によるブラシ効果によって、
現像残トナーと供給トナーとを容易に入れ替えることが
できる。このため、残像の発生を抑制するとともに、鮮
明な画像を形成することができる。
【0041】さらに、本実施形態では、キャリア4は、
磁性を備えたキャリア芯材と、このキャリア芯材の表面
に重合形成された高分子量ポリエチレン樹脂を含む被覆
層とから構成され、108〜1012Ωcmの抵抗値を有
し、かつ、60〜100emu/gの飽和磁化を有す
る。さらに、ここでは、キャリアの被覆層は、少なくと
もその最外殻層として、疎水性シリカ、磁性粉及び/又
は微粒子樹脂を含む層を有している。
【0042】そして、具体的には、キャリア芯材はその
表面に微小な凹凸を有し、被覆層は、この凹凸にエチレ
ン重合触媒を保持させた後、エチレンガスを導入して重
合成長させた重量平均分子量が50000以上の高分子
量ポリエチレンにより構成してある。
【0043】このため、極めて高い強度、耐久性を実現
することができる。そして、このキャリアを用いれば、
キャリアを繰り返し使用しても、キャリアの表面劣化が
少なく、現像ロール上に安定した帯電トナー薄層を形成
することができる。その結果、静電潜像担持体に正確に
現像することが可能となる。さらに、キャリアの耐久性
が高いので、現像機器の機械的寿命が尽きるまで、実質
的にキャリアを交換する必要がなくなる。
【0044】以下、キャリア及び現像剤の具体例につい
て説明する。 Iキャリア 本実施形態における電子写真用キャリアは、キャリア芯
材と、このキャリア芯材の表面を被覆する高分子量ポリ
エチレン樹脂からなる被覆層とを有し、その高分子量ポ
リエチレン樹脂からなる被覆層が、少なくともその最外
殻層として、疎水性シリカ、並びに磁性粉及び/又は微
粒子樹脂を含む層を有している。以下、各構成要素につ
いて具体的に説明する。
【0045】1.キャリア芯材 (1)キャリア芯材の材料としては、電子写真用二成分
系キャリアとして公知のもの、例えば、フェライト、マ
グネタイト等、鉄、ニッケル、コバルト等の金属、これ
らの金属等と、銅、亜鉛、アンチモン、アルミニウム、
マグネシウム、セレン、タングステン、ジルコニウム、
バナジウム等の金属等の合金又は混合物、フェライト等
と酸化鉄、酸化チタン、酸化マグネシウム等の金属酸化
物、窒化クロム、窒化バナジウム等の窒化物、炭化ケイ
素、炭化タングステン等の炭化物との勘合物、強磁性フ
ェライト、これらの混合物等を挙げることができる。特
に、飽和磁化が60〜100emu/gのフェライトが
望ましい。
【0046】(2)形状 キャリア芯材の形状、粒径形状としては、微小な凹凸を
有する磁性剤が好ましい。粒径に特に制限はないが、例
えば、20〜100μmのものを好適に用いることがで
きる。また、キャリア芯材の粒径が20μm未満である
と、静電潜像担持体3へのキャリア付着(飛散)を生ず
ることがある。一方、粒径が100μmを超えると、キ
ャリア筋等が発生し、画質の低下を来たすことがある。
【0047】(3)組成割合 キャリア芯材の組成割合は、キャリア全体の95重量%
以上に設定する。この組成割合は、キャリアの樹脂被覆
層の厚さを間接的に規定する。組成割合が95重量%未
満であると、被覆層が熱くなりすぎ、実際に現像剤に適
用しても、被覆層の剥がれ、帯電量の増大等、現像剤に
要求される耐久性、荷電の安定性を満足することができ
ない。また、画質も細線再現性が劣り、画像濃度が低下
する等の問題が生じる。上限については特に制限はない
が、被覆樹脂層がキャリア芯材の表面を完全に覆う程度
とする。この値は、キャリア芯材の物性や被覆方法によ
って異なる。また、流動性が極端に低下して、均一なト
ナー帯電ができなくなる。
【0048】(4)導電層 キャリア芯材粒子上には、必要においじて、高分子量ポ
リエチレン樹脂による被覆に先立って、導電層を設ける
こともできる。キャリア芯材粒子状に形成される導電層
としては、例えば導電性微粒子が適当な結着樹脂層中に
分散したものを用いることができる。このような導電層
の形成は、現像性を高めること、画像濃度が高くコント
ラストの鮮明な画像を得ることに効果がある。これは、
導電層の存在により、キャリアの電気抵抗が適度に低下
し、荷電リーク、蓄積がバランスよく行われるためと考
えられる。
【0049】導電層に点なする導電性微粒子としては、
カーボンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブ
ラック、SiC等の炭化物、マグネタイト等の磁性粉、
SnO2、ZnO、TiO2及びチタンブラック等を挙げ
ることができる。
【0050】また、導電層の結着樹脂としては、例え
ば、ポリスチレン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ
ーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスルホン
酸系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂、ポリブチラール系樹脂、尿素系樹
脂、ウレタン/ウレア系樹脂、シリコン系樹脂、テフロ
ン(登録商標)系樹脂等の各種熱可塑性樹脂及び熱硬化
性樹脂及びその混合物、並びに、これら樹脂の共重合
体、ブロック重合体、グラフト重合体及びポリマーブレ
ンド等を挙げることができる。
【0051】また導電層は、上記導電性微粒子を適当な
結着樹脂に分散させた溶液を、キャリア芯材粒流表面に
スプレーコーティング法、ディッピング法等で塗布する
ことにより形成することができる。また、芯材粒子、導
電性微粒子及び結着樹脂を溶融、混練粉砕することによ
っても形成可能である。
【0052】また、導電性微粒子の存在下において、重
合製モノマーを芯材粒子表面で重合することによっても
形成可能である。上記導電性微粒子の大きさ、添加量等
は、最終的に得られる本発明のキャリアの電気抵抗等の
諸特性を満足する限り特に制限はないが、導電性微粒子
の大きさとしては、上記樹脂溶液中に均一に分散できる
粒径、具体的には、平均粒径2〜0.01μm、好まし
くは、1〜0.01μm程度であればよい。
【0053】導電性微粒子の添加量としても、その種類
等にもより一概にその量を規定することができないが、
導電層の結着樹脂に対して、0.1重量%〜60重量
%、好ましくは、0.1重量%〜40重量%が適当であ
る。特に、キャリアの充填率が90重量%程度と小さ
く、被覆層下厚さが比較的厚い場合、このようなキャリ
アを使用して細線の連続コピーを行うと、その再現性が
低下するという問題が発生するが、このような問題は上
記導電性微粒子の添加により解決される。なお、以下キ
ャリア潜在粒子上に導電層等の機能層が形成されたもの
についても、キャリア芯材粒子と称することがある。
【0054】2.高分子量ポリエチレン樹脂からなる被
覆層 (1)樹脂の分子量 高分子量ポリエチレン樹脂は、通常単にポリエチレンと
呼ばれるが、本発明によれば、中でもその分子量範囲
が、重量平均分子量として5万以上、さらには、10万
以上のものが好ましい。一般に重量平均分子量が5万未
満のワックス等は、本発明に用いられる高分子量ポリエ
チレン樹脂とは区別される。ポリエチレンワックスは、
熱トルエン等に溶解することにより、通常の浸透法、ス
プレー法により被覆することが可能であるが、キャリア
芯材との密着性が弱く、また、樹脂の機械的強度が弱い
ため、長期間の使用にともない現像器内でのシェア等に
より芯材から剥がれてしまう傾向がある。また、上記の
高分子量ポリエチレン樹脂からなる被覆層中に、前記導
電性微粒子や後述する荷電制御機能を有する微粒子等の
機能性微粒子の一種以上を添加してもよい。
【0055】(2)被覆層の形成 被覆層の形成にあたっては、樹脂被覆強度が強く、剥が
れにくいことから重合法を採用する。重合法とは、キャ
リア芯材の表面をエチレン重合触媒で処理し、表面で直
接エチレンを重合(生成)させながらポリエチレン樹脂
被覆キャリアを製造する方法を指す。
【0056】すなわち、ポリエチレン樹脂被覆層は、チ
タン及び/又はジルコニウムを含有するとともに炭化水
素溶媒(例えば、ヘキサン、ヘプタン等)に可溶な高活
性触媒成分と、キャリア芯材とを予め接触処理して得ら
れる生成物及び有機アルミニウム化合物を用い、炭化水
素溶媒に懸濁させ、エチレンモノマーを供給し、キャリ
ア芯材の表面で重合されることにより形成することがで
きる。
【0057】さらに、荷電付与機能を有する微粒子又は
導電性微粒子を添加する場合は、高分子ポリエチレン樹
脂被覆層形成時にそれらを添加して存在させておけばよ
い。この製造方法は、キャリア芯材の表面上に直接ポリ
エチレン被覆層を形成するので、得られる皮膜は、強
度、耐久性に優れたものとなる。
【0058】このように、重合系中に導電性微粒子荷電
制御機能を有する微粒子等の機能性微粒子を分散、共存
させておくと、重合により高分子ポリエチレン樹脂被覆
が成長、形成されていく際に、この被覆中に機能性微粒
子が取り込まれ、機能性微粒子を含有した高分子ポリエ
チレン樹脂皮膜が形成される。
【0059】被覆量高分子量ポリエレン樹脂被覆は、重
量比で(キャリア芯材粒子)/(高分子量ポリエチレン
樹脂被覆)=99/1〜95/5となるように形成する
ことが望ましい。機能性微粒子の添加、担持高分子量ポ
リエチレン樹脂被覆中には、前述のように導電性微粒
子、荷電制御機能を有する微粒子等の機能性微粒子の一
種類以上を添加、担持させて改質することもできる。高
分子量ポリエチレン樹脂被覆中に添加、担持される導電
性微粒子としては、従来公知のものが使用でき、例え
ば、カーボンブラック、SiC等の炭化物、マグネタイ
ト等の導電性磁性粉、SnO2チタンブラック等を用い
ることができる。導電性微粒子の平均粒径は、0.01
〜5.0μの範囲内であることが望ましい。
【0060】(3)最外殻層 被覆層は、少なくともその最外殻層として、疎水性シリ
カ、並びに、磁性粉及び/又は微粒子樹脂を含む層を有
することでトナーの帯電を制御することも可能である。
このように最外殻層において、疎水性シリカを単独で用
いることなく、磁性粉及び/又は微粒子樹脂を同時に用
いるのは、外添剤によるスペント化を防止するためであ
る。
【0061】すなわち、このように構成することによ
り、疎水性シリカの帯電性能の変化による外添剤の静電
気付着を防止し、また、磁性粉による放電効果によりチ
ャージアップが浴せされ、さらに付着の防止を確実にす
ることができる。また、大きさが異なる二種類の微粒子
を同時に用いることにより、20〜40nm程度の大き
さの外添剤の侵入を防ぐことができる。疎水性シリカを
単独で用いること、抵抗値の情報と、極端なチャージア
ップが発生し、キャリアとしての機能を失うことにな
る。
【0062】疎水性シリカ 本発明に用いられる疎水性シリカとしては、例えば、シ
リカを表面疎水化処理し、正帯電正又は負帯電性とした
ものを挙げることができる。その粒径としては、一次粒
径が40nm以下のものが好ましく、10〜30nmが
さらに好ましい。40nmを超えると、シリカ粒子どう
しの隙間が大きくなり、キャリア表面に凹凸が発生して
くる。
【0063】また、その含有量は、最外殻層の50ph
r(被覆樹脂に対する添加物の重量%)以下が好まし
く、20〜30phrがさらに好ましい。市販品として
は、正帯電シリカとして、日本アエロジル社製のRA2
00HS、ワーカーケミカルズ社製の2015EP、2
050EPなどを挙げることができる。また、負帯電シ
リカとして、日本アエロジル社製のR812、RY20
0、ワーカーケミカルズ社製の2000、2000/4
などが挙げられる。なお、正帯電トナーに対しては、負
帯電性シリカを添加することが好ましく、負帯電トナー
に対しては、正帯電シリカを添加することが好ましい。
【0064】磁性粉 本発明に用いられる磁性粉としては、例えば、マグネタ
イト、フェライト、鉄粉等を挙げることができる。その
粒径としては、0.1〜1μmのものが好ましく、0.
2〜0.7μmがさらに好ましい。0.1μm未満であ
ると、スペーサとしての効果がなくなり、1μmを超え
ると、最外殻層への添加ができなるおそれがある。ま
た、その含有量は、最外殻層全体の50phr以下が好
ましいく、20〜30phrがさらに好ましい。
【0065】また、その抵抗としては、1×107〜1
×1010Ω・cmが好ましく、1×107〜1×109Ω
・cmがさらに好ましい。1×101Ω・cm未満であ
ると、帯電性を帯びなくなり、導電性を示すおそれがあ
る。また、1×1010Ω・cmを超えると、局所的帯電
が発生し、磁性粉としての機能を果たさなくおそれがあ
る。市販品としては、三井金属社製の四,三酸化鉄A、
四,三酸化鉄Bなどを挙げることができる。
【0066】微粒子樹脂 本発明に用いられる微粒子樹脂としては、例えば、下記
の負帯電性樹脂(A)、及び、正帯電性樹脂(B)を挙
げることができる。 (A)負帯電性樹脂 フッ素系樹脂(例えば、フッ化ビニリデン樹脂、四フッ
化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、四フッ化
エチレン〜六フッ化プロピレン共重合体樹脂等)、塩化
ビニル系樹脂及びセルロイド
【0067】(B)正帯電性樹脂 アクリル樹脂、ポリアミド系樹脂(例えば、ナイロン−
6、ナイロン−6,6、ナイロン−11等)、スチレン
系樹脂(ポリスチレン、ABS、AS、AAS等)、塩
化ビニリデン樹脂、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリアクリレート、ポリ
オキシベンゾイル、ポリカーボネート等)、ポリエーテ
ル系樹脂(ポリアセタール、ポリフェニレンエーテル
等)、エチレン系樹脂(EVA、EEA、EAA、EM
AA、EAAM、EMMA等)
【0068】その粒径としては、0.1〜1μmのもの
が好ましく、0.2〜0.7μmがさらに好ましい。
0.1μm未満であると正帯電性粒子としての形成が困
難であり、好ましい効果が得られない。また、1μmを
超えると、正帯電性粒子としての添加が困難となる。ま
た、その含有量は、最外殻層全体の50phr以下が好
ましく、20〜30phrがさらに好ましい。
【0069】なお、正帯電トナーに対しては、負帯電性
樹脂、負帯電トナーに対しては、正帯電性樹脂を添加す
ることが好ましい。また、磁性粉と微粒子樹脂とを両方
含有してもよく、片方だけであってもよい。さらに、磁
性粉と微粒子樹脂とは、それぞれ単一種であってもよい
し、複数種であってもよい。
【0070】層厚 最外殻層の層厚としては、0.1〜6μmが好ましい。
0.1μm未満であると、被覆が不完全となるおそれが
ある一方、6μmを超すと、外からの摩擦等の機械的衝
撃による最外殻層の剥離が起こるおそれがあるためであ
る。
【0071】最外殻層の形成及び固定化 本発明に用いられる最外殻層の形成及び固定化方法は、
用いるシリカ種、磁性粉及び/又は樹脂の物資(粒径、
有機溶媒への溶解度、融点、硬さ等)によって次の二通
りから選択して、単独で又はこれらを組み合せて用いる
ことができる。
【0072】(i)機械的衝撃による固定密封系のヘン
シェルミキサ(三井三池工機社製、FM10L型)等の
解砕機を用い、キャリア芯材に高分子量ポリエチレン樹
脂を被覆したものを微粒子成分の点構えに平滑化する。
【0073】次に、適当量の微粒子成分である疎水性シ
リカ、並びに、磁性粉及び/又は微粒子樹脂を混合し最
外殻層を形成する。このとき加える疎水性シリカ、並び
に磁性粉及び/又は微粒子樹脂の量は、変化させようと
する帯電量の絶対値及び実印字画像の安定性によってき
まる。このように微粒子成分の添加前に平滑かを行わな
いと、キャリア表面凹部に添加物が集中し、被覆剥離が
生じる。
【0074】具体的には、微粒子成分の点構えにキャリ
ア表面を平滑化した後、高分子量ポリエチレン被覆キャ
リアの被覆ポリエチレン量に対して0.1〜50phr
の割合で加えるのが通常であるが、耐久性や最外殻層形
成に伴う抵抗変化、製造安定性等を考慮すると、20〜
30phr程度が適量である。ヘンシェルミキサによる
処理は、処理量1〜5kgの範囲で行い加えた疎水性シ
リカ、磁性粉、微粒子樹脂が飛散しない低速回転で行
う。
【0075】また、処理時間は、加える疎水性シリカ、
並びに、磁性粉及び/又は微粒子樹脂の量、被覆高分子
量ポリエチレン量等によって異なるが、0.5〜5時間
程度行う必要がある。この機械的衝撃による疎水性シリ
カ、並びに、磁性粉及び/又は微粒子樹脂の固定では、
ゴミ(各種微粉等)が発生するため分級処理を十分に行
なわなければならない。
【0076】(ii)加熱による熱的な固定熱球形化機
(細川ミクロン社製、熱球形化貴社)等の加熱が可能な
機器を用い、高分子量ポリエチレン樹脂被覆キャリアと
適量の疎水性シリカ、並びに、磁性粉及び/又は微粒子
樹脂を混合し最外殻層を形成する。このとき加える疎水
性シリカ、並びに磁性粉及び/又は微粒子樹脂の量は、
変化させようとする帯電量の絶対値及び実印字画像の安
定性によって決まる。0.1〜50phrの割合で加え
るのが通常であるが、耐久性や最外殻層形成に伴う抵抗
変化、製造安全性を考慮すると、20〜30phrが適
当である。
【0077】熱球形化処理では、処理前に疎水性シリ
カ、並びに、磁性粉及び/又は微粒子樹脂を高分子量ポ
リエチレン樹脂被覆キャリア処理のときの他、ヘンシェ
ルミキサ処理(1分間程度)等による混合処理を行い、
疎水性シリカ、並びに磁性粉及びまた微粒子樹脂の粉末
を静電的又は機械的に高分量ポリエチレン樹脂被覆キャ
リア表面に付着させる。
【0078】高分子量ポリエチレン樹脂被覆キャリア表
面に均一に付着させた状態でポリエチレンの融点以上の
温度で瞬間加熱及び冷却をすることにより固定化され、
最外殻層が形成される。融点以上の温度での瞬間加熱及
び冷却をしないと、被膜の融着による凝集が発生する。
また、融点以上で機械的衝撃を与えると、被膜剥離が発
生する。
【0079】3.キャリアの導電特性 キャリアの導電特性については、キャリアを用いた現像
剤のシステムにより最適値は様々であるが、一般には、
抵抗測定において、108〜1012Ω・cmの値を示す
ものが好ましい。108Ω・cm未満であると、キャリ
ア現像やカブリが発生するおそれがある。一方、1012
Ω・cmを超えると、画像濃度低下等画質劣化のおそれ
がある。
【0080】なお、抵抗値は、電極面積5cm2荷重1
kgの0.5cmの厚さのキャリア層を設け、上下の電
極に1〜500Vの電圧を印加し、底に流れる電流値を
測定し、換算して求めた。
【0081】II電子写真用現像剤 本実施形態における電子写真用現像剤は、キャリアに各
種トナーを混合することによって得ることができる。 1.本実施形態で用いられるトナーとしては、公知の法
方で製造されたトナー、例えば、懸濁重合法、粉砕法、
マイクロカプセル法、スプレードライ法、メカノケミカ
ル法で製造されたトナーが使用可能である。
【0082】少なくとも、バインダー樹脂、着色剤及び
必要に応じて他の添加剤、例えば、荷電制御剤、滑剤、
オフセット防止剤、定着向上助剤などを配合することが
できる。磁性剤を添加して磁性トナーとすることもで
き、現像特性の改善、トナーの機内飛散の防止に有効で
ある。
【0083】また、流動性向上のために、流動化剤を外
部混合してもよい。バインダー樹脂としては、例えばポ
リスチレン、スチレン、ブタジエン共重合体、スチレン
・アクリル共重合体等のポリスチレン、ポリエチレン、
エチレン、酢酸ビニル共重合体、エチレンフェルマール
系樹脂、アクリルフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リエステル系樹脂、マレイン酸樹脂等を用いることがで
きる。
【0084】着色剤としては、公知の染顔料、例えばカ
ーボンブラック、フタロシアニンブルー、インダスレン
ブルー、ピーコックブルー、パーマネントレッド、ベン
ガラ、アリザリンレーキ、クロムグリーン、マラカイト
グリーンレーキ、メチルバイオレットレーキ、ハンザイ
エロー、パーマネントイエロー、酸化チタンを用いるこ
とができる。
【0085】荷電制御剤としては、例えばニグロシン、
ニグロシン塩基、トリフェニルメタン系化合物、ポリビ
ニルピリジン、第4級アンモニウム塩等の正荷電制御
剤、及び、アルキル置換サリチル酸の金属錯塩(例えば
ジ−tert−ブチルサリチル酸のクロム錯塩又は亜鉛
錯塩)等の負荷電制御剤と用いることができる。
【0086】滑剤としては、例えば、テフロン、ステア
リン酸亜鉛、ポリフッ化ビニリデン等を用いることがで
きる。また、オフセット防止剤、定着向上助剤として
は、例えば、低分子量ポリプロピレン又はその変性物等
のポリオレフィンワックス等を用いることができる。ま
た、磁性剤としては、例えば、マグネタイト、フェライ
ト、鉄、ニッケル等を用いることができる。また、流動
化剤としてはシリカ、酸化チタン、酸化アルミニウム等
を用いることができる。そして、トナー平均粒径は、2
0μm以下が好ましく、さらに3〜10μmの範囲内の
値がより好ましい。
【0087】2.混合割合 本実施形態におけるトナーの混合割合は、キャリア及び
トナーの合計量に対し、トナー2〜40重量%、好まし
くは3〜30重量%、より好ましくは4〜25重量%で
ある。トナーの混合割合が2重量%未満であると、トナ
ー帯電量が高くなって、十分な画像濃度が得られなくな
る。一方、トナーの混合割合が40%を超えると、十分
な帯電量が得られなくなるため、トナーが現像ロールか
ら飛散して複写機内を汚染したり、画面上にトナーのカ
ブリガ生じたりする。
【0088】3.用途 本実施形態における現像剤は、二成分現像によってトナ
ーを帯電させ、現像ロール二成分系現像方式の電子写真
システム、例えば複写機(アナログ、デジタル、モノク
ロ、カラー)、プリンタ(モノクロ、カラー)、ファッ
クス等に用いられる。特に、現像器内で現像剤に加わる
ストレスが大きい高速、超高速複写機、プリンター等に
おいて最適に用いられる。画像形成方式、露光方式、現
像方式(装置)及び各種制御方式(例えば現像機内のト
ナーのうど制御方式等)にも特に制限はなく、システム
によって最適なキャリア及びトナーの抵抗、粒径、粒径
分布、磁気力、逓伝量等を調整すればよい。
【0089】
【実施例】次に、本発明における現像剤の実施例につい
て説明する。まず、キャリアの製造方法について説明す
る。 (1)チタン含有触媒成分の調製 アルゴン置換した内容積500mlのフラスコに、室温
にて脱水n−ヘプタン200ml及び予め120℃で減
圧(2mmHg(266.644Pa))脱水したステ
アリン酸マグネシウム15g(25ミリモル)を入れて
スラリー化した。攪拌下に四塩化チタン0.44g
(2.3ミリモル)を滴下後昇温を開始し、還流下にて
1時間反応させ、粘性を有する透明なチタン含有触媒
(活性触媒)の溶液を得た。
【0090】(2)チタン含有触媒成分の活性評価 アルゴン置換した内容積1リットルのオートクレーブに
脱水ヘキサン400ml、トリエチルアルミニウム0.
8ミリモル、ジエチルアルミニウムクロリド0.8ミリ
モル、及び、上記(1)の処理で得られたチタン含有触
媒をチタン原始として0.004ミリモルを採取して投
入し、90℃に昇温した。このとき、系内圧は1.5k
g/cm2G(1.5×105Pa)であった。
【0091】続いて、水素を供給し、5.5kg/cm
2G(5.4×105Pa)に昇圧した後、全圧が9.5
kg/cm2G(9.3×105Pa)に保たれるように
エチレンを連続的に供給し、1時間重合を行い70gの
ポリマーを得た。重合活性は、365kg/g・Ti/
Hrであり、得られたポリマーのMRF(190℃、荷
重2.16kgにおける溶融流れ性;JIS K 72
10)は40であった。
【0092】(3)ポリエチレン被覆キャリアの製造ア
ルゴン置換した内容積2リットルのオートクレーブに焼
結フェライト粉F−300(パウダーテック社製、平均
粒径50μm)960gを入れ、80℃まで昇温し、1
時間減圧(10mmHg(1333.22Pa))乾燥
を行った。その後40℃まで降温して脱水ヘキサン80
0mlを入れ、攪拌を開始した。
【0093】続いて、ジエチエルアルミニウムクロリド
5.0ミリモル及び上記(1)の処理で得られたチタン
含有触媒成分とチタン原始として0.05ミリモル添加
して30分間反応を行った。その期90℃まで昇温し、
エチレンを4g導入した。このとき内圧は3.0kg/
cm2G(2.9×105Pa)であった。
【0094】その後、水素を供給し3.2kg/cm2
G(3.1×105Pa)に昇圧した後、トリエチルア
ルミニウム5.0ミリモルと添加して重合を開始したと
ころ、約5分間で系内圧は2.3kg/cm2G(2.
3×105Pa)にまで低下して安定した。
【0095】その後、カーボンブラック(三菱化学社
製;MA−100)5.5gを脱水ヘキサン100ml
でスラリー上としたものを投入し、次いで、系内圧4.
3kg/cm2G(4.2×105Pa)に保つようにエ
チレンを連続的に供給しながら45分間(系内にエチレ
ンが合計40g導入された時点で導入停止)重合を行
い、善良005.5gのカーボンブラック含有ポリエチ
レン樹脂被覆フェライトを得た。
【0096】乾燥した分圧は、均一に黒色を呈し、電子
顕微鏡により、フェライト表面は薄くポリエチレンに覆
われ、カーボンブラックはそのポリエチレンに均一に分
散していることが観察された。
【0097】なお、この組成物をTGA(熱天秤)によ
り測定したところ、フェライト、カーボンブラック及び
ポリエチレンの組成比は、95.5:0.5:4.0
(重量比)であった。この段階を経て得られた中間段階
のキャリアをキャリアA1とする。被覆ポリエチレンの
重量平均分子量をGPCで測定したところ、206,0
00であった。
【0098】次に、キャリアA1を、125μmの篩で
分級し、125μm以上の大粒径粒子を除去した。分級
後のキャリアを塔径14cmの流動層型気流分級機中に
入れ、分岐本体の気流線速度が20cm/sとなるよう
に熱した空気(115℃)を入れ、キャリアを10時間
流動させた。得られたキャリアをキャリアA2とする。
【0099】(4)キャリアA2の1000gを容量1
0リットルのヘキシェルミキサ(三井三池化工機社製:
FM10L型)中に入れ、1時間攪拌し機械的衝撃を与
えることによりキャリアA2の表面を平滑化した。その
後、疎水性シリカ(日本アエロジル社製:R812)を
12g混合し、さらに1時間ヘキシェルミキサにより機
械的衝撃を与え、さらに、磁性粉(三井金属社製:四、
三酸化鉄A)を8g混合し、さらに1時間ヘキシャルミ
キサにより機械的衝撃を与え、シリカ、磁性粉末混合最
外殻層を形成した。
【0100】固定化されずに遊離した状態で存在する余
分なシリカ及び磁性粉を除去する目的で、篩処理による
大粒径キャリア及び凝集シリカ、凝集磁性粉の除去を行
った。また、固定化されなかったシリカ微粉等を除去す
る目的で、流動層型気流分級機を用い、線速20cm/
sで2時間処理した。この結果、キャリアBを得た。さ
らに、このキャリアBとシアントナーとを80/20の
重量比で混合して現像剤とした。
【0101】そして、このように耐久性と帯電制御に優
れた耐久性キャリアを用いてトナーを帯電させることに
より、現像ロール上に、一定の帯電を有したトナーの薄
層を形成し、潜像担持体に非接触で鮮明な画像を形成す
ることができる。
【0102】上述した実施の形態においては、本発明を
特定の条件で構成した例について説明したが、本発明
は、種々の変更を行うことができる。
【0103】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、二成分現像方式でトナーの薄層を形成した後、
非接触法により、トナーを静電潜像担持体上の潜像に飛
翔させる現像方式において、カブリの発生を回避しつ
つ、現像の残像(ゴースト)の履歴現象の発生を防ぐこ
とができる。
【0104】さらに、キャリアの表面に被覆層を重合形
成すれば、極めて高い強度、耐久性を実現することがで
きる。そして、このキャリアを用いれば、キャリアを繰
り返し使用しても、キャリアの表面劣化が少なく、現像
ロール上に安定した帯電トナー薄層を形成することがで
きる。その結果、静電潜像担持体に正確に現像すること
が可能となる。さらに、キャリアの耐久性が高いので、
現像機器の寿命まで、実質的に、キャリアを交換する必
要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の画像形成装置の構成を示す模式図で
ある。
【図2】静電潜像担持体の要部拡大図である。
【図3】現像条件と現像特性との関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 磁気ロール 2 現像ロール 3 静電潜像担持体 4 キャリア 5 トナー 6 トナー薄層 7 AC/DC電源 8 DC電源 9 規制ブレード 10 磁気ブラシ 30 感光体 31 基材 32 阻止層 33 感光層 34 表面保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 昌一 三重県度会郡玉城町野篠字又兵衛704番地 19 京セラ株式会社三重工場玉城ブロック 内 Fターム(参考) 2H005 BA02 BA06 BA11 BA15 CA02 CB04 2H068 DA01 FA01 2H073 AA03 BA04 BA11 BA13 BA41 BA43 CA03 CA14 2H077 AB22 AC04 AC12 AD02 AD06 AD13 AD18 AD36 AE06 BA07 EA03 EA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを帯電させて保持するキャリアに
    よる磁気ブラシを発生させる磁気ロールと、 前記磁気ブラシから供給されたトナーによりトナー薄層
    が表面に形成される現像ロールと、 前記トナー薄層のトナーを静電潜像に応じて選択的に飛
    翔させて画像形成する静電潜像担持体とを備えた画像形
    成装置において、 前記静電潜像担持体は、アモルファスシリコンの感光層
    を含む、厚さ10〜25μmの感光体を表面に有し、 前記静電潜像担持体と前記現像ロールとの間に0〜20
    0Vのバイアス電圧を印加する第一直流用電源部と、交
    流用電源部とを設け、 前記磁気ロールに電圧を印加する第二直流用電源を設
    け、 前記現像ロールの電位と前記磁気ロールの電位との電位
    差を100〜350Vとすることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第一直流用電源部及び前記交流用電
    源部は、前記現像ロールに電圧を印加することを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記感光体の表面に、厚さ0.3〜5μ
    mの表面保護層を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記交流用電源部は、前記静電潜像担持
    体に対して、ピーク電圧500〜2000Vの交流電圧
    を周波数1〜3kHzで印加することを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記トナー薄層の厚さを10〜50μm
    とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記現像ロールと前記静電潜像担持体と
    の間隙を、50〜400μmとすることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記キャリアは、 磁性を備えたキャリア芯材と、このキャリア芯材の表面
    に重合形成された高分子量ポリエチレン樹脂を含む被覆
    層とにより構成され、 108〜1012Ωcmの抵抗値を有し、かつ、60〜1
    00emu/gの飽和磁化を有することを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記キャリア芯材は、その表面に微小な
    凹凸を有し、 前記被覆層は、前記凹凸にエチレン重合触媒を保持させ
    た後、エチレンガスを導入して重合成長させた重量平均
    分子量が50000以上の高分子量ポリエチレンにより
    構成してあることを特徴とする請求項7記載の画像形成
    装置。
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