JP2002116606A - コロナ放電装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

コロナ放電装置及びこれを用いた画像形成装置

Info

Publication number
JP2002116606A
JP2002116606A JP2000304750A JP2000304750A JP2002116606A JP 2002116606 A JP2002116606 A JP 2002116606A JP 2000304750 A JP2000304750 A JP 2000304750A JP 2000304750 A JP2000304750 A JP 2000304750A JP 2002116606 A JP2002116606 A JP 2002116606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
electrode
charged
corona discharge
discharge device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000304750A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Okamoto
英樹 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2000304750A priority Critical patent/JP2002116606A/ja
Publication of JP2002116606A publication Critical patent/JP2002116606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線状放電電極が一つである態様であっても、
被帯電体の周速度が上昇した場合に、帯電電位の低下も
帯電ムラなどの発生を有効に回避でき、帯電効率の高い
コロナ放電装置及びこれを用いた画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 移動する被帯電体1に対向する開口部2
aを有する導電性シールド部材2と、このシールド部材
2の内部に張設された一つの線状放電電極3とを備え、
前記放電電極3に電圧を印加することによって前記被帯
電体1に向けてコロナ放電を施して当該被帯電体1を帯
電するコロナ放電装置において、例えば放電電極3を偏
位配置することで、放電電極3に対向する対向電極上で
の放電電極3から流出する放電電流分布のピーク点を、
シールド部材2の中心位置よりも被帯電体1の移動方向
上流側に偏位配置する。また、このコロナ放電装置を用
いた画像形成装置をも対象とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線状放電電極によ
るコロナ放電を利用したコロナ放電装置に係り、特に、
放電電極のレイアウトを改良したコロナ放電装置及びこ
れを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式などの画像形成装
置では、感光体ドラムなどの潜像担持体を帯電装置にて
予め帯電し、帯電された潜像担持体上に露光装置によっ
て静電潜像を書込み、これを現像装置によって可視像化
した後、転写装置、定着装置にて用紙等の記録材に転
写、定着するという方式が採用されている。この種の帯
電装置としては、線状放電電極(放電ワイヤ)によるコ
ロナ放電を利用したコロナ放電装置が用いられている。
ここで、コロナ放電装置としては、潜像担持体に対向す
る開口部を有するチャンネル状のシールドと、このシー
ルドの内部に張設される線状放電電極とを備え、通常潜
像担持体の基材を接地する一方、放電電極には帯電した
い極性の高電圧を印加することでコロナ放電を発生さ
せ、潜像担持体を一様に帯電する所謂コロトロンや、放
電電極と潜像担持体との間にグリッド電極を設け、この
グリッド電極に所望の電圧を与えることで潜像担持体を
一様に帯電させる所謂スコロトロンなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
この種の画像形成装置の作業効率を向上させるという観
点から、作像速度(プリント速度等)を向上させるとい
う要請があり、そのために、例えば潜像担持体の周速度
を上昇させることが必要になりつつある。このような状
況下において、潜像担持体の周速度を大きくすると、潜
像担持体がコロナ放電装置のシールド開口部下を通過す
る時間が減少する。また、電子写真プロセスなどでは、
潜像担持体の帯電プロセスの上流には通常除電プロセス
が存在するが、潜像担持体の周速度が大きくなると、除
電ランプ等の除電デバイスによって潜像担持体表面の光
導電層に生成した電荷が十分に除去されず、潜像担持体
内部に残留した電荷が帯電プロセス時に潜像担持体内部
を移動し、潜像担持体の帯電特性の低下、帯電ムラを引
き起こし、画質が低下するという技術的課題が見出され
た。
【0004】このような技術的課題を解決するには、コ
ロナ放電装置に複数の放電電極を具備させることで放電
電極による帯電性能を向上させるようにした技術が多く
提案されている。例えばシールド内部に複数の放電電極
を備え、潜像担持体の移動方向上流側の放電電極から放
電する電流量を、下流側の放電電極から放電する電流量
より多く放電するように制御する、あるいは、複数の放
電電極のうち、潜像担持体の移動方向上流側の放電電極
を潜像担持体側に接近配置することで、潜像担持体内部
の残留電荷を潜像担持体の移動方向上流側で強制的に移
動、除去することで良好な帯電を実現する技術が開示さ
れている(例えば特開平8−286466号公報)。ま
た、スコロトロンにおいて、シールド内部に複数の放電
電極を備え、潜像担持体の移動方向上流側の放電電極と
グリッド電極との間隔を下流側の放電電極とグリッド電
極との間隔よりも小さくし、放電電極とグリッド電極と
の間隔を各々の放電電極とシールドとの間隔よりも狭い
ものとする、あるいは、上流側の放電電極の直径を下流
側の放電電極の直径よりも大きくしたもの、あるいは、
グリッド電極の開口率を上流側で大きくし、帯電効率及
び帯電ムラを改善したコロナ放電装置が提案されている
(例えば特開平11−84817号公報参照)。
【0005】これらの先行技術は、複数の放電電極に流
れる放電電流を制御するものであるため、複数の放電電
極を備えることが前提になり、その分、装置構成が大型
化してしまうばかりか、複数の放電電極から放電するこ
とから装置に流れる電流が大きくなり、電源装置の容量
を増加させる必要が生じる。本発明は、以上の技術的課
題を解決するためになされたものであって、線状放電電
極が一つである態様であっても、被帯電体の周速度が上
昇した場合に、帯電電位の低下も帯電ムラなどの発生を
有効に回避でき、帯電効率の高いコロナ放電装置及びこ
れを用いた画像形成装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1(a)(b)に示すように、移動する被帯電体1に対
向する開口部2aを有する導電性シールド部材2と、こ
のシールド部材2の内部に張設された一つの線状放電電
極3とを備え、前記放電電極3に電圧を印加することに
よって前記被帯電体1に向けてコロナ放電を施して当該
被帯電体1を帯電するコロナ放電装置において、放電電
極3に対向する対向電極上での放電電極3から流出する
放電電流分布のピーク点を、シールド部材2の中心位置
Oよりも被帯電体1の移動方向上流側に偏位配置するこ
とを特徴とするものである。
【0007】このような技術的手段において、本願は、
導電性シールド部材2と一つの線状放電電極3とを備え
たコロナ放電装置を全て含むものであり、 図1(a)
に示す所謂コロトロンに限られるものではなく、被帯電
体1と放電電極3との間に所定の電圧が印加されるグリ
ッド電極4を配設した、図1(b)に示す所謂スコロト
ロンをも広く含む。ここで、「移動する被帯電体1」と
は画像形成装置で帯電対象部材になる感光体や誘電体に
限られるものではなく、帯電されるべき対象物を広く含
む。また、シールド部材2については、放電電極3を張
設し、かつ、放電電極周りから放出される放電イオンを
シールド部材2内部にトラップし、シールド部材2の開
口部2aから被帯電体1側へ放出させるものであれば適
宜選定して差し支えない。更に、放電電極3の数につい
ては、装置の小型化や電源装置の小容量化という観点か
らすれば、単数であることが好ましい。更にまた、放電
電極3に対向する対向電極とは、図1(a)に示す態様
では被帯電体1を指し、一方、図1(b)に示す態様で
はグリッド電極4を指す。
【0008】また、「放電電流分布のピーク点」につい
ては、被帯電体1の移動方向上流側に偏位配置されてい
ればよいが、帯電効率を考慮すればできる限り上流側の
方が好ましい。このとき、放電電極3周りで放電が起こ
ると、放電電極3から流出する放電電流は放電電極3に
対向する対向電極(被帯電体1又はグリッド電極4)に
流れ込むが、前記対向電極上での放電電極3から流出す
る放電電流分布は、被帯電体1の移動方向に沿うシール
ド部材幅のうちシールド部材2の中心位置Oから40%
上流位置までの間で最大値となるものであることが好ま
しく、シールド部材2の中心位置Oに対応して最大値を
とる態様に比べて帯電効率を向上させることが可能であ
る。ここで、「40%上流位置」とはシールド部材2と
の間の放電破壊を防止する上で望ましい値を示すもので
ある。
【0009】更に、放電電流分布を偏位配置するに方法
としては、代表的には以下に示す放電電極3を偏位配置
する方法が挙げられる。これは、図1(a)(b)に示
すように、シールド部材2の中心位置Oよりも被帯電体
1の移動方向上流側に放電電極3をmだけ偏位配置し、
かつ、被帯電体1の移動方向上流側に位置するシールド
部材2部分と放電電極3とを絶縁破壊が生じない範囲に
離間させるようにしたものである。ここで、放電電極3
のレイアウトについては、シールド部材2の中心位置O
に対し被帯電体1の移動方向上流側であればよいが、シ
ールド部材2に接近し過ぎると、シールド部材2との間
で放電破壊が起こり得るため、放電電極3とシールド部
材2との間で「放電破壊が生じない」という要件を付加
したものである。但し、放電電極3による帯電効率をよ
り向上させるという観点からすれば、放電電極3は、図
1(a)(b)に示すように、被帯電体1の移動方向上
流側に位置するシールド部材2部分との間で絶縁破壊が
生じない範囲に接近配置されることが好ましい。尚、放
電電流分布を偏位配置するに方法については、放電電極
3を偏位配置する方法に限定されるものではなく、シー
ルド部材2側に工夫を施す方法(開口率を変える等)な
ど適宜設計変更して差し支えない。
【0010】更に、本発明においては、図1(a)
(b)に示すように、放電電極3と被帯電体1の移動方
向上流側に位置するシールド部材2部分との間の最小距
離nが放電電極3とこれに対向する対向電極(被帯電体
1又はグリッド電極4)との間の最小距離hよりも大き
いことが好ましい。この態様によれば、放電電極3と導
電性シールド部材2の間に起こる放電を放電電極3と被
帯電体1との間に起こる放電に対して相対的に減少さ
せ、帯電に寄与しない放電を抑制することで帯電効率を
良くすることが可能となる。
【0011】また、本発明においては、図1(a)
(b)に示すように、被帯電体1の移動方向上流側に位
置するシールド部材2部分と放電電極3に対向する対向
電極(被帯電体1又はグリッド電極4)との最小距離j
が放電破壊を生じない範囲で設定されることが好まし
い。ここで、前記シールド部材2部分と対向電極との間
の最小距離jが放電破壊を生じる程度に接近し過ぎる
と、被帯電体1表面の帯電状態が放電破壊によりリーク
してしまう懸念があるため、これを回避しようとする趣
旨である。但し、この態様においては、最小距離jが可
能な限り小さい方がよい。これは、被帯電体1の移動方
向上流側に位置するシールド部材2部分と放電電極3と
の間で起こった放電電流の一部が被帯電体1側に向かう
ことで被帯電体1の移動方向上流側に向かう放電電流を
増加させることが可能になり、その分、帯電効率が向上
することに基づく。
【0012】更に、本発明においては、被帯電体1の移
動方向上流側に位置するシールド部材2部分のうち、被
帯電体1から放電電極3位置以上離れた部分に図示外の
放電抑制開口を設けることが好ましい。ここで、放電抑
制開口の開設位置について、被帯電体1から放電電極3
位置以上離れた部分としているのは、被帯電体1寄りの
シールド部材2部分については帯電に寄与する部分であ
り、これを除く趣旨である。この態様において、放電抑
制開口は放電電極3に対向するシールド部材2壁を開放
することで、放電電極3とシールド部材2部分との間で
起こり得る被帯電体1の帯電に関与しない放電を抑制
し、帯電効率を向上させることが可能である。
【0013】また、放電抑制開口を開設した態様にあっ
ては、被帯電体1から離れた側に位置する放電抑制開口
縁と放電電極3との距離が被帯電体1の移動方向下流側
に位置するシールド部材2部分と放電電極3との最小距
離に略等しいことが好ましい。この態様によれば、放電
電極3と被帯電体1の移動方向上流側に位置するシール
ド部材2部分との間、あるいは、放電電極3と同下流側
に位置するシールド部材2部分との間の条件を略同じに
設定し、放電電極3とシールド部材2との間で起こり得
る、帯電に寄与しない放電を極力抑制することが可能に
なる。
【0014】また、本発明は、上述したように一つの線
状放電電極3を使用したコロナ放電装置において特に有
効であるが、複数の線状放電電極3を使用した態様につ
いても適用可能である。この場合、本発明の態様として
は、図1(a)(b)に示す態様において放電電極3を
複数設けるようにすればよく、具体的には、移動する被
帯電体1に対向する開口部2aを有する導電性シールド
部材2と、このシールド部材2の内部に張設された複数
の線状放電電極3とを備え、前記放電電極3に電圧を印
加することによって前記被帯電体1に向けてコロナ放電
を施して当該被帯電体1を帯電するコロナ放電装置にお
いて、シールド部材2の中心位置Oよりも被帯電体1の
移動方向上流側に各放電電極3を偏位配置し、かつ、被
帯電体1の移動方向上流側に位置するシールド部材2部
分と各放電電極3との間で絶縁破壊が生じない範囲に離
間させるようにすればよい(図1(a)(b)参照)。
この態様においては、複数の放電電極3への電圧印加条
件を特に制御しなくても、放電電極3に対向する対向電
極(被帯電体1又はグリッド電極4)上での放電電極3
から流出する放電電流分布のピーク点を、シールド部材
2の中心位置Oよりも被帯電体1の移動方向上流側に偏
位配置することが可能である。尚、各放電電極3への電
圧印加条件を夫々異なるように制御しても差し支えな
い。
【0015】また、本発明は、コロナ放電装置に限られ
るものではなく、これらを組み込んだ画像形成装置(複
写機、プリンタ、ファクシミリ装置など)をも対象とす
る。この場合、本発明は、図1(a)(b)に示すよう
に、被帯電体1と、この被帯電体1を帯電する上述した
コロナ放電装置とを備えるようにすればよい。
【0016】次に、本発明に係るコロナ放電装置の作用
について説明する。図2(a)(b)に示すように、線
状放電電極3が発する放電電流の対向電極(被帯電体1
又はグリッド電極4)上における分布は、放電電極3が
コロナ放電装置の中心位置にある態様では、図2(a)
の5’に示されるように、シールド部材2の中心部分で
最大値を取るのに対し、本発明によれば、図2(a)の
5に示されるように、シールド部材2の中心位置Oより
も被帯電体1の移動方向上流側で最大値をとることにな
る。放電電流がこのような分布を満たす場合、実際に被
帯電体1に帯電されている電位とコロナ放電装置直下に
おける位置との関係を図2(b)に示す。図2(b)
中、6’は放電電流の分布の最大値が中心にある場合の
帯電電位を示しており、6は放電電流の分布の最大値が
被帯電体1の移動方向上流側にある場合の帯電電位を示
している。図2(b)において、6は6’に比べて被帯
電体1の移動方向上流側で所望の帯電電位近傍に達して
おり、コロナ放電装置の直下の被帯電体1の移動方向下
流側における所望の帯電電位からの誤差は6’に示され
る帯電電位よりも小さいため、その分、帯電ムラを抑制
することができる。更に、本発明において、被帯電体1
を帯電する放電電流は対向電極(被帯電体1又はグリッ
ド電極4)上に流れ込む電流であるので、対向電極上に
おける放電電流分布に関与しない放電を極力抑制するこ
とで、高帯電効率のコロナ放電装置を実現することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図3は本発明が適用されたコロナ放電装置の実施の形態
1を組み込んだ画像形成装置の全体構成例を示す説明図
である。同図において、画像形成装置は例えば電子写真
方式を採用した態様であり、例えばアルミニウム等の金
属ドラム基材の表面に有機光導電層(感光体層)が塗布
された感光体ドラム10を有し、帯電装置として使用さ
れるコロナ放電装置11によって感光体ドラム10表面
を一様に帯電した後、帯電された感光体ドラム10上に
露光装置12により静電潜像を書き込み、その後、現像
装置13によって前記静電潜像をトナーにて顕像化し、
顕像化された像を転写装置14によって記録材16に転
写した後、定着装置15にて記録材16上の転写像を定
着するものである。一方、感光体ドラム10上に残った
トナーはクリーニング装置17によって除去され、感光
体ドラム10上に残った静電潜像はイレーズランプ18
によって除電される。尚、画像形成装置モデルとして
は、上述したものに限られるものではなく、感光体ドラ
ム10に代えて感光体ベルトを用いたり、あるいは、タ
ンデム型、4サイクル型のカラー画像形成装置モデルに
したり、更には、感光体に代えて誘電体を使用するモデ
ルなど各種態様の画像形成装置に適用できることは勿論
である。
【0018】このような画像形成装置において用いられ
るコロナ帯電装置の詳細を図4に示す。同図において、
コロナ放電装置11は、感光体ドラム10に対向する開
口部21aを有する導電性シールド21と、このシール
ド21の内部に感光体ドラム10の軸方向に沿って張設
される線状放電電極(放電ワイヤ)23と、この放電電
極23と感光体ドラム10との間に配設されるグリッド
電極24とを備えたものである。本実施の形態におい
て、シールド21は、例えばSUSなどの導電性材料に
てチャンネル状に形成されており、その背面部の中心部
分には必要に応じてエア吹き込み用開口21bを感光体
ドラム10の軸方向に沿って開設したものである。
【0019】また、放電電極23は図示外の絶縁ホルダ
を介してシールド21の長手方向両端に固定されてお
り、所定径(例えば30μm程度)のタングステンなど
の材料にて構成されている。更に、グリッド電極24は
感光体ドラム10表面の帯電電位ムラを緩和するために
用いられるものであり、例えばエッチング処理などによ
って多数のスリットが施された導電性板材にて構成され
る。
【0020】更にまた、放電電極23には図示しないコ
ロナ電流供給電源が接続され、グリッド電極24には同
じく図示しないグリッド電源が接続されている。コロナ
電流供給電源は放電電極23に高電圧(例えば5kV)
の電圧を印加し、グリッド電源は感光体ドラム10の希
望帯電電位(例えば700V)に対応する電位をグリッ
ド電極24に印加するように設定される。また、シール
ド21の電位は例えばグリッド電極24の同電位に設定
され、感光体ドラム10は例えば接地されている。
【0021】また、コロナ放電装置11の形状を特定す
るための各寸法L61〜L65は以下のように設定され
ている。 (1)L61×0.1<L63<L61×0.5 (2)L63>L64 (3)L65:絶縁破壊が起こらない程度に設定 但し、L61はシールド21の幅寸法、L62はシール
ド21の背面部からグリッド電極24までの距離、L6
3は放電電極23とシールド21の感光体ドラム10の
移動方向上流側壁との距離、L64は放電電極23とグ
リッド電極24との間の距離、L65はシールド21の
感光体ドラム10の移動方向上流側壁縁とグリッド電極
24との間の距離を示す。ここで、(1)の条件は放電
電極23をシールド21の中心位置よりも感光体ドラム
10の移動方向上流側に偏位配置させることを意味する
と共に、シールド21の感光体ドラム10の移動方向上
流側壁に接近し過ぎないようにしたものである。また、
(2)の条件は放電電極23から流出される放電電流が
シールド21側ではなくグリッド電極24側へ流入し易
いことを規定したものである。更に、(3)の条件はシ
ールド21とグリッド電極24との間のリークを回避す
るものである。
【0022】次に、本実施の形態に係る画像形成装置に
おけるコロナ放電装置の性能について説明する。図3に
おいて、感光体ドラム10が矢印方向に回転すると、感
光体ドラム10の表面はコロナ放電装置11により上流
側から帯電され、コロナ放電装置11の下流側ではグリ
ッド電極に印加した700Vに帯電される。このとき、
本実施の形態に係るコロナ帯電装置11によれば、図4
に示すように、放電電極から流出する放電電流分布はグ
リッド電極24上でシールド21の中心位置Oから感光
体ドラム10の移動方向上流側へ変位した部位にピーク
点を有しており、感光体ドラム10の周速度を速めたと
しても、帯電電位の低下、帯電ムラが発生することな
く、感光体ドラム10を均一に帯電することができる。
特に、放電電極23のシールド21の中心位置に対する
上流側への偏位量が大きい程、より均一な帯電性能を得
ることができる。このことは、後述する実施例1,2に
て裏付けられる。
【0023】◎実施の形態2 図5は本発明が適用されたコロナ帯電装置の実施の形態
2を示す説明図である。同図において、コロナ放電装置
の基本的構成は、実施の形態1と略同様に、シールド2
1、放電電極23及びグリッド電極24を備えている
が、実施の形態1と異なり、シールド21の感光体ドラ
ム10の移動方向上流側壁21fを同移動方向下流側壁
21rよりも感光体ドラム10側に接近配置させたもの
である。尚、実施の形態1と同様な構成要素については
実施の形態1と同様な符号を付してその詳細な説明を省
略する。以下の実施の形態でも同様である。この態様に
おいて、コロナ放電装置11の形状を特定するための各
寸法L81〜L85は以下のように設定されている。 (1)L81×0.1<L83<L81×0.5 (2)L83>L84 (3)L85<L65(図4参照):絶縁破壊が起こら
ない程度に設定 但し、L81〜L85はL61〜L65に相当する。
【0024】本実施の形態によれば、シールド21の感
光体ドラム10の移動方向上流側壁21fをグリッド電
極24に近づける方が帯電効率を向上させることがで
き、より均一な帯電性能を得ることができる。このこと
は、後述する実施例3にて裏付けられる。
【0025】◎実施の形態3 図6(a)は本発明が適用されたコロナ帯電装置の実施
の形態3を示す説明図、同図(b)は(a)中B−B線
断面図である。同図において、コロナ放電装置の基本的
構成は、実施の形態2と略同様に、シールド21、放電
電極23及びグリッド電極24を備えているが、実施の
形態2と異なり、更に、シールド21の感光体ドラム1
0の移動方向上流側壁21fのうち、感光体ドラム10
から放電電極23位置以上離れた部分には、図6(a)
(b)に示すように、放電電極23の移動方向に沿って
矩形状の放電抑制開口21cを開設したものである。
尚、図6(b)中、符号22は放電電極23を保持する
絶縁ホルダである。この態様において、コロナ放電装置
11の形状を特定するための各寸法L101〜L108
は以下のように設定されている。 (1)L101×0.1<L103<L101×0.5 (2)L103>L104 (3)L105:絶縁破壊が起こらない程度に設定 (4)L106≧L104 (5)L107=L108
【0026】但し、L101〜L105はL61〜L6
5に相当し、また、L106は放電抑制開口21cの感
光体ドラム10側縁部とグリッド電極24との距離、L
107は放電抑制開口21cの感光体ドラム10から離
れた側の縁部と放電電極23との間の距離、L108は
放電電極23とシールド21の感光体ドラム10の移動
方向下流側壁21rまでの距離を夫々示す。ここで、
(4)の条件は帯電に寄与しないシールド21壁を対向
電極として機能しないようにする条件であり、また、
(5)の条件は放電電極23とシールド21の移動方向
上流壁,同下流壁(以下必要に応じてシールド壁とい
う)21f,21rとの間の空間条件を共通にすること
で、帯電に寄与しない放電がシールド21に対して局部
的に生じないようにした条件である。
【0027】本実施の形態によれば、放電抑制開口21
cの存在により、帯電に寄与しないシールド21との間
の放電を抑制することができ、その分、より帯電効率を
向上させることができる。このとき、上流側のシールド
壁21fに放電抑制開口21cを開設し、かつ、(5)
の条件を満たすようにすれば、帯電に寄与しない放電を
確実に防止することができる。このことは、実施例4に
て裏付けられる。
【0028】◎実施の形態4 図7は本発明が適用されたコロナ帯電装置の実施の形態
4を示す説明図である。同図において、コロナ放電装置
の基本的構成は、実施の形態1〜3と異なり、シールド
21内部に放電電極23を配設したもので、グリッド電
極24を備えていない。本実施の形態において、放電電
極23はシールド21の中心位置Oよりも感光体ドラム
10の移動方向上流側に偏位配置されており、その偏位
量、放電電極23と感光体ドラム10との間の距離、シ
ールド壁21f端部と感光体ドラム10との間の距離に
ついては、実施の形態1の条件(1)〜(3)において
「グリッド電極24」の代わりに「感光体ドラム10」
を用いたものが適用される。
【0029】本実施の形態によれば、感光体ドラム10
が矢印方向に回転すると、感光体ドラム10の表面はコ
ロナ放電装置11により上流側から帯電され、コロナ放
電装置11の下流側では希望帯電電位(例えば700
V)に帯電される。このとき、放電電極23から流出す
る放電電流分布は、感光体ドラム10上でシールド21
の中心位置Oから感光体ドラム10の移動方向上流側へ
偏位した部位にピーク点を有しており、感光体ドラム1
0の周速度を速めたとしても、帯電電位の低下、帯電ム
ラが発生することなく、感光体ドラム10を均一に帯電
することができる。尚、本実施の形態において、帯電効
率を向上させるという観点から、実施の形態2,3を適
用してもよいことは勿論である。
【0030】◎実施の形態5 図8は本発明が適用されたコロナ帯電装置の実施の形態
5を示す説明図である。同図において、コロナ放電装置
の基本的構成は、実施の形態1と略同様に、シールド2
1、放電電極23及びグリッド電極24を備えている
が、実施の形態1と異なり、放電電極23として複数、
本例では二つのもの23(1),23(2)を用い、かつ、二
つの放電電極23(1),23(2)をシールド21の中心位
置Oよりも感光体ドラム10の移動方向上流側に偏位配
置させるようにしたものである。この態様によれば、二
つの放電電極23(23(1),23(2))から流出される
放電電流分布は、特に、複数の放電電極23(23
(1),23(2))に対して同様な電圧を印加するだけで、
グリッド電極24上でシールド21の中心位置Oから感
光体ドラム10の移動方向上流側へ偏位した部位にピー
ク点を有したものになる。このため、感光体ドラム10
の周速度を速めたとしても、複数の放電電極23(23
(1),23(2))に対して複雑な電圧印加制御を行わず
に、帯電電位の低下、帯電ムラが発生することなく、感
光体ドラム10を均一に帯電することができる。尚、本
実施の形態において、帯電効率を向上させるという観点
から、実施の形態2,3を適用してもよいことは勿論で
あり、また、実施の形態4に示すコロトロン態様に本態
様を適用できることは勿論である。
【0031】
【実施例】◎実施例1 実施の形態1に係るコロナ帯電装置において、L61=
30.0mm,L62=20.0mm,L63=11.
0mm,L64=7.0mm,L65=7.0mmに設
定し、また、放電電極23への印加電圧を5kV、グリ
ッド電極24へのバイアス電圧を700Vにする一方、
感光体ドラム10のプロセス速度を例えば400mm/
secとして帯電プロセスを行った。また、本実施例の
性能を評価するための比較例としては、図9に示すよう
に、導電性シールド21’の中心位置に放電電極23’
を配設し、放電電極23’と感光体ドラム10との間に
グリッド電極24’を配設したものを用い、実施例1と
同様な条件下で帯電プロセスを行った。尚、図9中の各
寸法として、L201=30.0mm,L202=2
0.0mm,L203=15.0mm,L204=L2
05=7.0mmに設定したものである。
【0032】実施例1及び比較例の帯電プロファイルを
図10に示す。同図において、横軸はシールド21の中
心位置に対応した位置を0とした感光体ドラム10上の
帯電領域内での位置(単位:m)を示し、縦軸は感光体
ドラム10上の帯電電圧(単位:V)を示す。また、図
中点線で示す帯電プロファイルは実施例1のものであ
り、一方、実線で示す帯電プロファイルが比較例のもの
を示す。図10によれば、感光体ドラム10の帯電領域
の下流側では実施例1は比較例よりも所望の帯電領域に
近づいており、その分、感光体ドラム10に対する帯電
電位の低下、帯電ムラを防止することができる。尚、本
実施例において、グリッド電極24上での放電電流分布
を調べたところ、感光体ドラム10の移動方向上流側、
本例では放電電極23位置に対応した位置で放電電流分
布がピーク点を示すことが確認された。
【0033】◎実施例2 実施の形態1に係るコロナ帯電装置において、L61=
15.0mm,L62=20.0mm,L64=7.0
mm,L65=7.0mmに設定し、また、放電電極2
3への印加電圧を5kV、グリッド電極24へのバイア
ス電圧を700Vにする一方、感光体ドラム10のプロ
セス速度を例えば400mm/secとし、L63を可
変、具体的には、放電電極23の位置を例えばシールド
21の中心位置からシールド21幅の10%上流側、同
20%上流側に偏位させた状態で帯電プロセスを行った
ところ、図11に示す結果が得られた。尚、図11中、
「Center」は放電電極23がシールド21の中心位置に
ある場合、「10%」は放電電極23が10%上流側に
ある場合、「20%」は放電電極23が10%上流側に
ある場合を夫々示す。
【0034】図11によれば、放電電極23がシールド
21の中心位置から感光体ドラム10の移動方向上流側
へ偏位すればする程、感光体ドラム10の帯電領域の下
流側で早期に所望の帯電領域に近づいていることが理解
され、その分、帯電効率を向上させることができること
が裏付けられる。
【0035】◎実施例3 実施の形態2に係るコロナ帯電装置において、L81=
30.0mm,L82=20.0mm,L83=11.
0mm,L84=7.0mm,L85=1.0mmに設
定し、また、放電電極23への印加電圧を5kV、グリ
ッド電極24へのバイアス電圧を700Vにする一方、
感光体ドラム10のプロセス速度を例えば400mm/
secとして帯電プロセスを行ったところ、図12に示
すような帯電プロファイルが得られた。同図において、
横軸はシールド21の中心位置に対応した位置を0とし
た感光体ドラム10上の帯電領域内での位置(単位:
m)を示し、縦軸は感光体ドラム10上の帯電電圧(単
位:V)を示す。また、図中点線で示す帯電プロファイ
ルは実施例3のものであり、一方、実線で示す帯電プロ
ファイルが実施例1のものを示す。
【0036】図12によれば、感光体ドラム10の移動
方向上流側に位置するシールド壁21fがグリッド電極
24に近づく方が、感光体ドラム10の帯電電位を上昇
させることができ、その分、帯電効率をより向上させる
ことができる。尚、本実施例において、グリッド電極2
4上での放電電流分布を調べたところ、感光体ドラム1
0の移動方向上流側、本例では放電電極23位置に対応
した位置で放電電流分布がピーク点を示すが、このピー
ク点が実施例1に比べて増加していることが確認され
た。
【0037】◎実施例4 実施の形態3に係るコロナ帯電装置において、L101
=30.0mm,L102=20.0mm,L83=1
3.0mm,L104=7.0mm,L105=1.0
mm,L106=7.0mm,L107=L108=1
7.0mmに設定し、また、放電電極23への印加電圧
を5kV、グリッド電極24へのバイアス電圧を700
Vにする一方、感光体ドラム10のプロセス速度を例え
ば400mm/secとして帯電プロセスを行った。
【0038】本実施例によれば、放電抑制開口21cを
設け、かつ、放電電極23とシールド壁21f,21r
との相対位置関係を適宜調整するようにしたので、感光
体ドラム10の帯電効率が向上することが確認された。
具体的には、実施例3及び実施例4の間で帯電電位はほ
とんど等しいが、放電電極23から流出する放電電流の
うち、シールド21側へ流入する電流については実施例
4の方が実施例3に比べて6%程減少しており、この
点、帯電効率が上昇していることが理解される。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るコロナ
放電装置によれば、一つの線状放電電極を使用する場合
でも、放電電極に対向する対向電極上での放電電極から
流出する放電電流分布の最適化を図り、コロナ放電装置
直下で移動する被帯電体に対し所望の帯電電位レベルで
の帯電領域を多く確保できるようにしたので、帯電電位
の低下、放電ムラを発生させず、帯電効率の高いコロナ
放電装置を実現することができる。また、本発明に係る
画像形成装置によれば、高帯電効率のコロナ放電装置に
て被帯電体を効率良く帯電することができるので、作像
工程をより安定化することが可能な画像形成装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)は本発明に係るコロナ放電装置
及びこれを用いた画像形成装置の概要を示す説明図であ
る。
【図2】 (a)は本発明に係るコロナ放電装置の放電
電極から流出する放電電流分布を示す説明図、(b)は
本発明に係るコロナ放電装置の帯電特性を示す説明図で
ある。
【図3】 実施の形態1に係るコロナ帯電装置が組み込
まれた画像形成装置を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1に係るコロナ帯電装置の詳細を
示す説明図である。
【図5】 実施の形態2に係るコロナ帯電装置の詳細を
示す説明図である。
【図6】 (a)は実施の形態3に係るコロナ帯電装置
の詳細を示す説明図、(b)は(a)中B−B線断面説
明図である。
【図7】 実施の形態4に係るコロナ帯電装置の詳細を
示す説明図である。
【図8】 実施の形態5に係るコロナ帯電装置の詳細を
示す説明図である。
【図9】 比較例に係るコロナ帯電装置の詳細を示す説
明図である。
【図10】 実施例1に係るコロナ帯電装置の帯電特性
を示す説明図である。
【図11】 実施例2に係るコロナ帯電装置の放電電極
位置の変化に伴う帯電特性変化を示す説明図である。
【図12】 実施例3に係るコロナ帯電装置の帯電特性
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…被帯電体,2…シールド部材,3…放電電極,4…
グリッド電極

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する被帯電体に対向する開口部を有
    する導電性シールド部材と、このシールド部材の内部に
    張設された一つの線状放電電極とを備え、前記放電電極
    に電圧を印加することによって前記被帯電体に向けてコ
    ロナ放電を施して当該被帯電体を帯電するコロナ放電装
    置において、 放電電極に対向する対向電極上での放電電極から流出す
    る放電電流分布のピーク点を、シールド部材の中心位置
    よりも被帯電体の移動方向上流側に偏位配置することを
    特徴とするコロナ放電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコロナ放電装置のうち、
    放電電極と被帯電体との間に所定のバイアス電圧が印加
    されるグリッド電極を配設したコロナ放電装置におい
    て、 放電電極に対向する対向電極がグリッド電極であること
    を特徴とするコロナ放電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコロナ放電装置におい
    て、 放電電極に対向する対向電極上での放電電極から流出す
    る放電電流分布が、被帯電体の移動方向に沿うシールド
    部材幅のうちシールド部材の中心位置から40%上流位
    置までの間で最大値となるものであることを特徴とする
    コロナ放電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のコロナ放電装置におい
    て、 シールド部材の中心位置よりも被帯電体の移動方向上流
    側に放電電極を偏位配置し、かつ、被帯電体の移動方向
    上流側に位置するシールド部材部分と放電電極との絶縁
    破壊が生じない範囲に離間させたことを特徴とするコロ
    ナ放電装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコロナ放電装置におい
    て、 放電電極は、被帯電体の移動方向上流側に位置するシー
    ルド部材部分との間で絶縁破壊が生じない範囲に接近配
    置されることを特徴とするコロナ放電装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のコロナ放電装置におい
    て、 放電電極と被帯電体の移動方向上流側に位置するシール
    ド部材部分との間の最小距離が放電電極とこれに対向す
    る被帯電体又はグリッド電極からなる対向電極との間の
    最小距離よりも大きいことを特徴とするコロナ放電装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のコロナ放電装置におい
    て、 被帯電体の移動方向上流側に位置するシールド部材部分
    と放電電極に対向する対向電極との最小距離が放電破壊
    を生じない範囲で設定されることを特徴とするコロナ放
    電装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のコロナ放電装置におい
    て、 被帯電体の移動方向上流側に位置するシールド部材部分
    のうち、被帯電体から放電電極位置以上離れた部分に放
    電抑制開口を設けたことを特徴とするコロナ放電装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のコロナ放電装置におい
    て、 被帯電体から離れた側に位置する放電抑制開口縁と放電
    電極との距離が被帯電体の移動方向下流側に位置するシ
    ールド部材部分と放電電極との最小距離に略等しいこと
    を特徴とするコロナ放電装置。
  10. 【請求項10】 移動する被帯電体に対向する開口部を
    有する導電性シールド部材と、このシールド部材の内部
    に張設された複数の線状放電電極とを備え、前記放電電
    極に電圧を印加することによって前記被帯電体に向けて
    コロナ放電を施して当該被帯電体を帯電するコロナ放電
    装置において、 シールド部材の中心位置よりも被帯電体の移動方向上流
    側に各放電電極を偏位配置し、かつ、被帯電体の移動方
    向上流側に位置するシールド部材部分と各放電電極との
    絶縁破壊が生じない範囲に離間させたことを特徴とする
    コロナ放電装置。
  11. 【請求項11】 被帯電体と、この被帯電体を帯電する
    請求項1又は10いずれかに記載のコロナ放電装置とを
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2000304750A 2000-10-04 2000-10-04 コロナ放電装置及びこれを用いた画像形成装置 Pending JP2002116606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000304750A JP2002116606A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 コロナ放電装置及びこれを用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000304750A JP2002116606A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 コロナ放電装置及びこれを用いた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002116606A true JP2002116606A (ja) 2002-04-19

Family

ID=18785741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000304750A Pending JP2002116606A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 コロナ放電装置及びこれを用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002116606A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8290402B2 (en) 2009-03-23 2012-10-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device employing charger for charging photosensitive member

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8290402B2 (en) 2009-03-23 2012-10-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device employing charger for charging photosensitive member

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8346136B2 (en) Electrode configuration for carrying developer in a developer carrying device and image forming device
JPH04208955A (ja) 画像形成装置
JP2002116606A (ja) コロナ放電装置及びこれを用いた画像形成装置
US20030123910A1 (en) Image forming system in electrophotographic printer having an image charging unit and method for forming image using the same
KR100367265B1 (ko) 화상형성장치
JP2002169358A (ja) 接触帯電装置
JPH11212335A (ja) 荷電装置とそれを用いた画像形成装置
JP4810079B2 (ja) 画像形成装置
JP2622042B2 (ja) 画像形成装置
JP4654715B2 (ja) 画像形成装置
JPH05181348A (ja) 帯電装置
JPH0476568A (ja) コロナ放電装置
KR20100041423A (ko) 스크로트론 대전 방식의 대전 장치 및 그 대전 장치를 이용한 화상형성장치
JP2006259602A (ja) スコロトロン帯電器及び画像形成装置
JPH10260569A (ja) 画像形成装置
JPH0320761A (ja) 前帯電器
JP2002139890A (ja) スコロトロン帯電装置
JP2001013840A (ja) 画像形成装置および画像形成装置における電圧印加方法
JP2005352050A (ja) 画像形成装置
JP2003316129A (ja) 画像形成装置
JP2538700Y2 (ja) 画像形成装置用コロナ放電装置
JP2007033531A (ja) 画像形成装置
JPH10198123A (ja) 帯電装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2009251184A (ja) 画像形成装置
JP2007322827A (ja) 帯電装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070808