JP2002116008A - 距離測定装置及び映像監視装置 - Google Patents

距離測定装置及び映像監視装置

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JP2002116008A
JP2002116008A JP2000311107A JP2000311107A JP2002116008A JP 2002116008 A JP2002116008 A JP 2002116008A JP 2000311107 A JP2000311107 A JP 2000311107A JP 2000311107 A JP2000311107 A JP 2000311107A JP 2002116008 A JP2002116008 A JP 2002116008A
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distance
camera
line
frequency component
video
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JP2000311107A
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English (en)
Inventor
Takeshi Miura
剛 三浦
Ichiro Kagami
一郎 加賀美
Noriyuki Ihara
範幸 井原
Hiroshi Watabe
浩 渡部
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物体までの距離を自動的に効率よく算出する。 【解決手段】 カメラ20は、物体を撮影する。カメラ
設定手段11は、カメラ20にフォーカスを設定する。
高周波成分計算手段13は、フォーカスにもとづいてカ
メラ20で撮影された映像毎に、ラインの高周波成分を
計算する。距離マップ生成手段14は、撮影された複数
映像に対する同一ライン番号のラインの中で、高周波成
分が最大である最大高周波ラインを持つ映像を選択し、
選択した映像のフォーカスの値を、ライン番号を持つラ
インに対応するカメラ20からの距離とみなして、距離
マップMを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、距離測定装置及び
映像監視装置に関し、特に距離の自動測定を行う距離測
定装置及び映像の監視を行う映像監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像監視は、複数地点に設置した
カメラからの映像を、センタで集中監視する傾向があ
り、道路、鉄道等広範囲な区域で監視ニーズが高まって
いる。また、撮影した映像だけでなく、カメラから物体
までの距離をセンタへ通知する機能も要求されている。
【0003】物体の距離測定を含む従来の映像監視技術
としては、例えば、特開平10−79934号公報で
は、複数台のカメラにより空間座標を計算して、監視マ
ップを作成している。この監視マップにより、監視区域
内の侵入物体を検出し、カメラから侵入物体までの距離
を認識している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術では、空間座標を計算するために、複数のカメ
ラが必要になるため、装置規模が大きくなってしまい、
また距離の計算処理も複雑であるといった問題があっ
た。
【0005】一方、カメラによる映像上のラインが、実
際に設置されているカメラからどのくらいの距離に該当
するかということがわかれば、空間座標等を計算しなく
ても、カメラから物体までの距離は認識できる。しか
し、この場合、従来では映像上に映る各場所の距離を人
手で実測して、実測した値を監視装置へ設定する操作が
必要となるため、非常に作業効率が悪いといった問題が
あった。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、物体までの距離を自動的に効率よく高精度に
算出する距離測定装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明の他の目的は、物体までの距離を自動的に効
率よく算出して、高品質な映像監視を行う映像監視装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような、距離の自動測定を行
う距離測定装置1において、物体を撮影するカメラ20
と、カメラ20にフォーカスを設定するカメラ設定手段
11と、フォーカスにもとづいてカメラ20で撮影され
た映像毎にラインの高周波成分を計算する高周波成分計
算手段13と、撮影された複数映像に対する同一ライン
番号のラインの中で、高周波成分が最大である最大高周
波ラインを持つ映像を選択し、選択した映像のフォーカ
スの値を、ライン番号を持つラインに対応するカメラ2
0からの距離とみなして、距離マップMを生成する距離
マップ生成手段14と、から構成される距離測定部10
と、を有することを特徴とする距離測定装置1が提供さ
れる。
【0008】ここで、カメラ20は、物体を撮影する。
カメラ設定手段11は、カメラ20にフォーカスを設定
する。高周波成分計算手段13は、フォーカスにもとづ
いてカメラ20で撮影された映像毎にラインの高周波成
分を計算する。距離マップ生成手段14は、撮影された
複数映像に対する同一ライン番号のラインの中で、高周
波成分が最大である最大高周波ラインを持つ映像を選択
し、選択した映像のフォーカスの値を、ライン番号を持
つラインに対応するカメラ20からの距離とみなして、
距離マップMを生成する。
【0009】また、図3に示すような、映像の監視を行
う映像監視装置100において、物体を撮影するカメラ
20と、カメラ20にフォーカスを設定するカメラ設定
手段と、フォーカスにもとづいてカメラ20で撮影され
た映像毎に、ラインの高周波成分を計算する高周波成分
計算手段と、撮影された複数映像に対する同一ライン番
号のラインの中で、高周波成分が最大である最大高周波
ラインを持つ映像を選択し、選択した映像のフォーカス
の値を、ライン番号を持つラインに対応するカメラ20
からの距離とみなして、距離マップを生成する距離マッ
プ生成手段と、から構成される距離測定部10と、カメ
ラ20からのアナログ映像をディジタル化した画像信号
の画像処理を行う画像処理手段31を含む画像処理部3
0と、を有することを特徴とする映像監視装置100が
提供される。
【0010】ここで、カメラ20は、物体を撮影する。
カメラ設定手段は、カメラ20にフォーカスを設定す
る。高周波成分計算手段は、フォーカスにもとづいてカ
メラ20で撮影された映像毎に、ラインの高周波成分を
計算する。距離マップ生成手段は、撮影された複数映像
に対する同一ライン番号のラインの中で、高周波成分が
最大である最大高周波ラインを持つ映像を選択し、選択
した映像のフォーカスの値を、ライン番号を持つライン
に対応するカメラ20からの距離とみなして、距離マッ
プを生成する。画像処理手段31は、カメラ20からの
アナログ映像をディジタル化した画像信号の画像処理を
行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の距離測定装置の原
理図である。距離測定装置1は、カメラ20と距離測定
部10から構成され、カメラ20の設置位置から、映像
に映る物体までの距離の自動測定を行う。
【0012】カメラ20は、物体を撮影し映像入力を行
う。カメラ20は、アイリス/フォーカス/シャッター
スピードの調整が可能なものであり、可視カメラ/超高
感度カメラ/近赤外線カメラ/遠赤外線カメラ等いずれ
であっても構わない。また、その映像信号としては、N
TSC/PAL等の規格にのっとったものでも、規格外
のものでもよい。
【0013】カメラ設定手段11は、カメラ20に任意
のフォーカス(焦点距離)を設定する。高周波成分計算
手段13は、設定されたフォーカスにもとづいてカメラ
20で撮影された映像毎に、ラインの高周波成分を計算
する。なお、カメラ20から入力されるアナログ映像
は、例えば、1/60秒毎にフィールド単位で取り込ん
で、ディジタル化する。そして、このディジタル化した
映像を処理対象とする。また、高周波成分は、ラインの
濃度変化量を算出することで求める。高周波成分の計算
処理については後述する。
【0014】距離マップ生成手段14は、撮影された複
数映像に対する同一ライン番号のラインの中で、高周波
成分が最大である最大高周波ラインを持つ映像を選択す
る。そして、選択した映像のフォーカスの値を、そのラ
イン番号を持つラインに対応するカメラ20からの距離
とみなす。
【0015】このような処理を繰り返して、距離マップ
M(映像上のラインが、実際に設置されているカメラ2
0からどのくらいの距離に該当するかといった、ライン
と距離との対応表)を生成する。
【0016】ここで、フォーカスf1〜fnで撮影した
映像(撮像面)E1〜Enに対し、距離マップ生成手段
14は、例えば、映像E1〜Enの、ライン番号がL1
の各ラインの中で、高周波成分が最大である最大高周波
ラインとして、ラインLAを選択したとする。
【0017】この場合、この最大高周波ラインLAを有
する映像E2のフォーカスf2が、最大高周波ラインL
Aに対応するカメラ20からの距離とみなす(すなわ
ち、ラインL1に対応するカメラ20からの距離とみな
す)。
【0018】同様にラインL2に対しては、最大高周波
ラインLBが映像Enに含まれているので、映像Enの
フォーカスfnがラインL2に対応するカメラ20から
の距離となる。このような処理をすべてのラインに対し
て行うことにより、カメラ映像Eに対して、ラインL1
の距離はf2、ラインL2の距離はfn、…といった距
離マップMを作成する。
【0019】距離マップ重み付け生成手段15は、カメ
ラ20から見た水平線上の座標を取得できる特徴物が撮
影映像上に存在する場合は、特徴物のエッジ抽出を行っ
てその座標値を求め、座標値とカメラ20に関する幾何
学的情報とにもとづいて、ラインに対応するカメラ20
からの距離を算出する。
【0020】そして、このようにして求めた距離と、距
離マップ生成手段14で高周波成分計算にもとづいて求
めた距離情報とを重み付け補正して、距離マップMを生
成する。詳細は図7、8で後述する。
【0021】次にラインとカメラ20からの距離との関
係について説明する。図2はラインとカメラ20からの
距離との関係を示す概念図である。図は、カメラ20の
撮影映像上の各ラインが、実際に設置されているカメラ
20からどのくらいの距離に該当するかを示している。
例えば、ラインL1は、カメラ20の設置位置からFL1
の距離に該当し、ラインL2は、カメラ20の設置位置
からFL2の距離に該当し、ラインLnは、カメラ20の
設置位置からFLnの距離に該当している。
【0022】本発明では、このようなラインとカメラ2
0からの距離との関係を、自動的に測定して、距離マッ
プMとして保存する。これにより、画面上に映る物体A
1〜A3の距離を認識できる。
【0023】次に本発明の距離測定装置1を適用した映
像監視装置について説明する。図3は映像監視装置の構
成を示す図である。映像監視装置100は、カメラ2
0、距離測定部10、画像処理手段31を含む画像処理
部30から構成されて、映像の監視を行う。
【0024】画像処理手段31は、カメラ20からのア
ナログ映像をディジタル化した画像信号の画像処理を行
う。画像処理としては例えば、人物検知処理を行い、人
物を検知した場合には、人物の映像及び距離測定部10
で測定した距離をセンタへ通知したりする。
【0025】また、画像処理手段31は、映像監視にお
いて悪影響を与える外乱を抑制するように、カメラ20
の設定に対してフィードバック制御を行う。なお、距離
測定部10の構成手段については上述したので説明は省
略する。
【0026】次に距離マップMの生成手順について詳し
く説明する。図4は距離マップMの生成手順を示すフロ
ーチャートである。カメラ20に設定するフォーカスの
値をフォーカス設定値fmとする。ここで、mはフォー
カス設定パターン値であり、フォーカス設定する全パタ
ーン数をnとすると、フォーカス設定パターン値mは1
≦m≦nの任意の整数である。
【0027】例えば、カメラ20の設置位置から400
[m]付近までを入力映像として利用するシステムで10
[m]きざみの計測をする場合は、n=40となり、fm
の値は、f1=10[m]、f2=20[m]、f3=30
[m]、…、f40=400[m]というようになる。
【0028】また、撮影した映像におけるライン値(ラ
イン番号)をLとする。例えば、NTSC信号の場合は
1≦L≦240、PAL信号の場合は1≦L≦288の
任意の整数となる。
【0029】まず、カメラ設定手段11は、フォーカス
設定パターン値mを初期化(m=1)し(ステップS
1)、距離マップ生成手段14は、ライン値Lを初期化
(L=1)する(ステップS2)。
【0030】カメラ設定手段11は、フォーカス設定値
f1をカメラ20に設定し、カメラ20は、フォーカス
設定値f1で映像の取り込みを行う(ステップS3)。
取り込まれた映像は、ディジタル信号に変換して格納さ
れる。この段階で取得した映像は、距離f1(=10)
[m]にピントが合っている映像である。
【0031】高周波成分計算手段13は、フォーカス設
定値f1で撮影した映像の各ライン毎に高周波成分の発
生量を計測する(ステップS4)。高周波成分を計測す
るためには、一般的にDCT(離散コサイン変換)成分
やエッジ検出のためのフィルタ処理を用いることが有効
であり、ここではラプラシアンフィルタを用いる。
【0032】ラプラシアンフィルタは、濃度の2次の変
加点を取り出すものであり、座標(i,j)において
は、
【0033】
【数1】
【0034】と表される。ただし、i±1、j±1が1
以上240以下でない場合のf(i±1、j)、f
(i、j±1)の値は0とする。また、各ライン毎にラ
プラシアンの総和を求めるが、その際、上下Wライン分
の濃度変化量総和値V1Lを測定する。Wの値は画像処理
の用途や入力画像の特徴によって異なるが、例えば、N
TSC信号の場合は、1≦W≦240の整数値となる。
濃度変化量総和値V1Lは、
【0035】
【数2】
【0036】という式で表される。つまり、濃度変化量
総和値V1Lの値が大きければ大きいほどそのラインは高
周波成分を多く含み、エッジが際立った映像である。ま
た、小さければ小さいほどそのラインは高周波成分をあ
まり含まない、なだらかな映像ということになる。
【0037】この濃度変化量総和値V1Lを、フォーカス
設定値f1で撮影した映像に対して、全ライン(NTS
C信号の場合は1≦L≦240、PAL信号の場合は1
≦L≦288)について算出する(ステップS4〜ステ
ップS6)。
【0038】濃度変化量総和値V1Lの算出が終われば、
引き続き、フォーカス設定値f2をカメラ20に設定し
た後に、カメラ20からの映像取り込みを行い、V1L
同様に濃度変化量総和値V2Lの算出を行う。同様にして
f3、f4、…、fm、…、fnに対しての映像につい
て濃度変化量総和値V3L、V4L、…、VmL、…、VnL
算出を行う(ステップS2〜ステップS8)。
【0039】すべてのフォーカス設定値fmに対して、
濃度変化量総和値VmLの計測が完了すれば、どのフォー
カス設定値が最も多くの高周波成分を含むかを選択する
(ステップS9)。
【0040】例えば、1ライン目について、濃度変化量
総和値V11、V21、V31、…、Vn1の中で最も値が大き
いものを選択する。この場合例えば、フォーカス設定値
f3を使用したときに、1ライン目の高周波成分が最も
大きければ(V31が最も大きければ)、1ライン目に最
もピントがあうのは距離f3(=30)[m]にフォーカ
スを合わせたときということになるので、映像上1ライ
ン目のカメラ20からの距離はf3(=30)[m]と認
識できる。
【0041】そして、このf3の値を1ライン目のカメ
ラ20からの距離F1(最大濃度変化フォーカス設定値
と呼ぶ)として格納する。同様にして、2ライン目、3
ライン目、…というように全ラインに対して最も値が大
きくなるVmLを求めることにより、最大濃度変化フォー
カス設定値F2、F3、…Fnを求め(ステップS9〜
ステップS11)、距離マップMを作成する。
【0042】図5は濃度変化量測定範囲を示す図であ
る。ラインLに対して、ラインL−W〜ラインL+Wを
濃度変化量測定範囲とする。なお、NTSC信号の場合
ではWの範囲は1≦W≦240である。
【0043】ここで、上記のような距離マップMの生成
過程で、カメラ20が撮影する距離が遠ければ遠いほ
ど、フォーカスが広範囲に合いやすくなり、距離の誤差
が大きくなってしまう。このため、フォーカスが狭い範
囲に合うようにできる限りカメラ深度を浅くする必要が
ある。
【0044】したがって、カメラ設定手段11は、距離
マップMの生成中は、フォーカスの設定以外に、カメラ
20に対してシャッタースピードを短くして、アイリス
を最大限に広げるような設定を行う。なお、オートアイ
リスのカメラを使用する場合には、アイリスが広がるよ
うに、周囲が薄暗い時間帯に距離マップMを生成する。
【0045】次に距離マップMを簡易的に求める場合に
ついて説明する。上記のように、全ラインに対して最大
濃度変化量総和値を求めて距離マップMを生成すると、
処理時間が大きくなる。このため、任意の2ラインL
a、Lbに対してのみ、最大濃度変化フォーカス設定値
La、FLbを求めて、残りのラインに対しては補完式に
よりフォーカス設定値(距離)を求める。
【0046】図6は距離補完を示す図である。カメラの
設置高さをh[m]、補完したい補完ラインをL、補完す
る距離をFL[m]とする。補完する距離FL[m]がカメラ
の設置高さh[m]と比較して充分大きい場合に、角度θ
は、
【0047】
【数3】
【0048】というように1次補完できる。つまり、補
完する距離は、
【0049】
【数4】
【0050】という式で補完される。このように、2ラ
インのみ高周波成分を計算して、2ラインに対応するカ
メラ20からの距離FLa、FLbをそれぞれ求め、FLa
Lbと、カメラ20に関するh、α、β、θ等の幾何学
的情報とにもとづいて、ラインLa、Lb以外のフォー
カス設定値FLを上式により補完することにより、短い
処理時間で簡易的に距離マップMを生成することが可能
になる。
【0051】次に距離マップ重み付け生成手段15につ
いて説明する。取得する映像が、ある特徴を持つような
場合、その特徴から距離マップMを生成できる。例え
ば、道路の側線やガードレールのように、複数の直線が
映像内に含まれている場合である。
【0052】図7、図8は特徴点抽出による距離補完を
示す図である。カメラ20のフォーカスf[mm]、カメ
ラの設置高さh[m]、撮像面縦サイズy[mm]、 撮像
面縦画素数Y[画素]は与えられている。
【0053】まず、特徴点の抽出を行う。この例では、
直線である道路の側線を特徴点とする。これはラプラシ
アンフィルタ等によるエッジ抽出処理にて抽出可能であ
る。そして、エッジ抽出処理で得られた2本の直線(道
路の側線)を上方向にのばしていき、交点を求める。交
点が有効画像領域外にある場合でもかまわないので、そ
の画素の座標(γ、δ)を取得する。この交点は無限遠
点であり、カメラ20から見た場合の水平線を表してい
る。
【0054】次に、カメラ20の俯角を求める。先に取
得した交点から中心ラインL0までの縦方向画素数をY
L0[画素]とすると、YL0[画素]は、以下のように表され
る。
【0055】
【数5】
【0056】また、交点から中心ラインL0までの縦方
向サイズをyL0[mm]とすると、y L0[mm]は、
【0057】
【数6】
【0058】と表される。カメラ20が中心ラインL0
を撮像する角度は、カメラ撮像面に対して垂直であるた
め、カメラの俯角をθL0とすると、以下の式が成り立
つ。
【0059】
【数7】
【0060】次に任意のラインLに撮像されている距離
Lを求める。ラインLから中心ラインL0までの縦方
向画素数をYL[画素]とすると、YL[画素]は、以下のよ
うに表される。
【0061】
【数8】
【0062】一方、ラインLからから中心ラインL0ま
での縦方向サイズをyL[mm]とすると、yL[mm]は、
【0063】
【数9】
【0064】と表される。カメラ20が距離GLの点を
撮像する角度とカメラの俯角との差をθLとすると、
【0065】
【数10】
【0066】という式が成り立つ。また、カメラ設置位
置と、距離GLと、カメラ20から距離GLの点を見る角
度の関係から、
【0067】
【数11】
【0068】という式も成り立つので、距離GLは以下
の式で表される。
【0069】
【数12】
【0070】ここで、上記のようにして得られる距離G
Lは、側線の直線具合や地面の水平具合に依存して誤差
を含む可能性がある。一方、距離マップ生成手段14で
生成した距離もカメラレンズの精度や撮像する地形に依
存して誤差を含む。
【0071】そこでこれらの誤差を低減させるために、
特徴点抽出によって算出した距離G Lと、距離マップ生
成手段14で生成した距離FLとに重み付けをして距離
マップの補正を行う。具体的には、補正距離マップFL
C[m]は
【0072】
【数13】
【0073】となる。ωは0≦ω≦1の任意の実数であ
り、撮像する地形やレンズ精度の信頼度によって設定さ
れるものである。このように、カメラ20から見た水平
線上の座標を取得できる特徴物が撮影映像上に存在する
場合は、特徴物のエッジ抽出を行って座標(γ、δ)を
求め、h、θL0、θL、Yなどのカメラ20に関する幾
何学的情報にもとづいて、距離GLを求める。そして、
高周波成分計算にもとづいて求めた距離情報FLと距離
Lとを重み付け補正して、距離マップMを生成する。
これにより高精度の距離を求めることが可能になる。
【0074】次に距離マップMの再生成について説明す
る。距離マップMは、カメラ20を現地に設置したとき
に、距離測定部10で自動的に距離が測定される。とこ
ろが、自然環境等の影響により、カメラ20の画角や俯
角が、最初に設置したときと比較してずれる場合があ
る。
【0075】したがって、本発明の距離測定部10は、
一定時間経過後(または画像処理すべき情報が認識でき
ないとき等)に距離マップMを再生成する。このよう
に、本発明では、距離マップMを繰り返し生成するの
で、カメラ20の設置位置にずれが生じても、正確な距
離を測定することが可能になる。
【0076】以上説明したように、本発明の距離測定装
置1及び映像監視装置100は、フォーカスに対応する
映像毎にラインの高周波成分を求め、撮影された複数映
像に対する同一ライン番号のラインの中で、高周波成分
が最大である最大高周波ラインを持つ映像を選択し、そ
の映像のフォーカス値を、ラインに対応するカメラ20
からの距離とみなす構成とした。
【0077】これにより、物体までの距離を自動的に効
率よく、短時間に算出することが可能になる。また、取
得画像内に特徴点を持つような場合は、その特徴点から
も情報を得ることにより、より信頼度の高い距離マップ
Mを作成することが可能になる。
【0078】さらに、一定タイミングで繰り返し距離マ
ップMを作成するので、何らかの要因でカメラの画角/
俯角等がずれても、新たな距離マップMを再生成でき、
良好な画像処理の結果情報をセンタ等へ提供し続けるこ
とが可能になる。
【0079】なお、上記の説明では、映像上のラインに
もとづいて、距離マップMを生成したが、本発明の距離
測定部10は、映像上を任意に区分けしたブロック(矩
形)単位の高周波成分を求めることにより、距離マップ
Mを生成することもできる。
【0080】(付記1) 距離の自動測定を行う距離測
定装置において、物体を撮影するカメラと、前記カメラ
にフォーカスを設定するカメラ設定手段と、前記フォー
カスにもとづいて前記カメラで撮影された映像毎に、ラ
インの高周波成分を計算する高周波成分計算手段と、撮
影された複数映像に対する同一ライン番号のラインの中
で、高周波成分が最大である最大高周波ラインを持つ映
像を選択し、選択した前記映像のフォーカスの値を、前
記ライン番号を持つラインに対応する前記カメラからの
距離とみなして、距離マップを生成する距離マップ生成
手段と、から構成される距離測定部と、を有することを
特徴とする距離測定装置。
【0081】(付記2) 前記距離測定部は、前記映像
毎に任意の2ラインのみ高周波成分を計算して、前記2
ラインに対応する前記カメラからの距離をそれぞれ求
め、2つの前記距離と、前記カメラに関する幾何学的情
報とにもとづいて、残りのラインに対応する前記カメラ
からの距離を算出することを特徴とする付記1記載の距
離測定装置。
【0082】(付記3) 前記距離測定部は、前記カメ
ラから見た水平線上の座標を取得できる特徴物が撮影映
像上に存在する場合は、前記特徴物のエッジ抽出を行っ
て前記座標を求め、前記座標と、前記カメラに関する幾
何学的情報とにもとづいて、ラインに対応する前記カメ
ラからの距離を算出し、高周波成分計算にもとづいて求
めた距離情報と前記距離とを重み付け補正して、距離マ
ップを生成する距離マップ重み付け生成手段をさらに有
することを特徴とする付記1記載の距離測定装置。
【0083】(付記4) 前記距離測定部は、一定時間
経過後に、距離マップを再生成することを特徴とする付
記1記載の距離測定装置。 (付記5) 前記距離測定部は、前記ラインの代わりに
映像上のブロックにもとづいて、距離マップを生成する
ことを特徴とする付記1記載の距離測定装置。
【0084】(付記6) 前記カメラ設定手段は、前記
距離測定部が距離マップを生成している間は、前記カメ
ラに対して、シャッタースピードを短く、かつアイリス
を最大に広げるような設定を行うことを特徴とする付記
1記載の距離測定装置。
【0085】(付記7) 映像の監視を行う映像監視装
置において、物体を撮影するカメラと、前記カメラにフ
ォーカスを設定するカメラ設定手段と、前記フォーカス
にもとづいて前記カメラで撮影された映像毎に、ライン
の高周波成分を計算する高周波成分計算手段と、撮影さ
れた複数映像に対する同一ライン番号のラインの中で、
高周波成分が最大である最大高周波ラインを持つ映像を
選択し、選択した前記映像のフォーカスの値を、前記ラ
イン番号を持つラインに対応する前記カメラからの距離
とみなして、距離マップを生成する距離マップ生成手段
と、から構成される距離測定部と、前記カメラからのア
ナログ映像をディジタル化した画像信号の画像処理を行
う画像処理手段を含む画像処理部と、を有することを特
徴とする映像監視装置。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の距離測定
装置は、フォーカスに対応して撮影された映像毎にライ
ンの高周波成分を求め、撮影された複数映像に対する同
一ライン番号のラインの中で、高周波成分が最大である
最大高周波ラインを持つ映像を選択し、その映像のフォ
ーカスの値を、ラインに対応するカメラからの距離とみ
なす構成とした。これにより、物体までの距離を自動的
に効率よく算出することが可能になる。
【0087】また、本発明の映像監視装置は、フォーカ
スに対応して撮影された映像毎にラインの高周波成分を
求め、撮影された複数映像に対する同一ライン番号のラ
インの中で、高周波成分が最大である最大高周波ライン
を持つ映像を選択し、その映像のフォーカスの値を、ラ
インに対応するカメラからの距離とみなして、映像監視
を行う構成とした。これにより、物体までの距離を自動
的に効率よく算出することができるので、映像監視の品
質及び機能性の向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の距離測定装置の原理図である。
【図2】ラインとカメラからの距離との関係を示す概念
図である。
【図3】映像監視装置の構成を示す図である。
【図4】距離マップの生成手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】濃度変化量測定範囲を示す図である。
【図6】距離補完を示す図である。
【図7】特徴点抽出による距離補完を示す図である。
【図8】特徴点抽出による距離補完を示す図である。
【符号の説明】
1 距離測定装置 10 距離測定部 11 カメラ設定手段 13 高周波成分計算手段 14 距離マップ生成手段 15 距離マップ重み付け生成手段 20 カメラ E、E1、E2〜En 映像 f1、f2〜fn フォーカス L1、L2〜Ln ライン番号 LA、LB 最大高周波ライン M 距離マップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井原 範幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 渡部 浩 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA03 AA06 BB05 DD06 FF01 FF04 FF09 JJ03 JJ26 QQ03 QQ13 QQ25 QQ32 QQ44 UU02 UU05 2F112 AD05 BA02 BA05 CA02 CA20 FA03 FA27 FA31 FA39 FA45 5C054 AA01 AA05 CA04 CC06 CE12 CH01 EA01 EA05 ED07 FA09 FC03 FC15 FF02 HA05 HA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 距離の自動測定を行う距離測定装置にお
    いて、 物体を撮影するカメラと、 前記カメラにフォーカスを設定するカメラ設定手段と、
    前記フォーカスにもとづいて前記カメラで撮影された映
    像毎に、ラインの高周波成分を計算する高周波成分計算
    手段と、撮影された複数映像に対する同一ライン番号の
    ラインの中で、高周波成分が最大である最大高周波ライ
    ンを持つ映像を選択し、選択した前記映像のフォーカス
    の値を、前記ライン番号を持つラインに対応する前記カ
    メラからの距離とみなして、距離マップを生成する距離
    マップ生成手段と、から構成される距離測定部と、 を有することを特徴とする距離測定装置。
  2. 【請求項2】 前記距離測定部は、前記映像毎に任意の
    2ラインのみ高周波成分を計算して、前記2ラインに対
    応する前記カメラからの距離をそれぞれ求め、2つの前
    記距離と、前記カメラに関する幾何学的情報とにもとづ
    いて、残りのラインに対応する前記カメラからの距離を
    算出することを特徴とする請求項1記載の距離測定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記距離測定部は、前記カメラから見た
    水平線上の座標を取得できる特徴物が撮影映像上に存在
    する場合は、前記特徴物のエッジ抽出を行って前記座標
    を求め、前記座標と、前記カメラに関する幾何学的情報
    とにもとづいて、ラインに対応する前記カメラからの距
    離を算出し、高周波成分計算にもとづいて求めた距離情
    報と前記距離とを重み付け補正して、距離マップを生成
    する距離マップ重み付け生成手段をさらに有することを
    特徴とする請求項1記載の距離測定装置。
  4. 【請求項4】 前記距離測定部は、一定時間経過後に、
    距離マップを再生成することを特徴とする請求項1記載
    の距離測定装置。
  5. 【請求項5】 映像の監視を行う映像監視装置におい
    て、 物体を撮影するカメラと、 前記カメラにフォーカスを設定するカメラ設定手段と、
    前記フォーカスにもとづいて前記カメラで撮影された映
    像毎に、ラインの高周波成分を計算する高周波成分計算
    手段と、撮影された複数映像に対する同一ライン番号の
    ラインの中で、高周波成分が最大である最大高周波ライ
    ンを持つ映像を選択し、選択した前記映像のフォーカス
    の値を、前記ライン番号を持つラインに対応する前記カ
    メラからの距離とみなして、距離マップを生成する距離
    マップ生成手段と、から構成される距離測定部と、 前記カメラからのアナログ映像をディジタル化した画像
    信号の画像処理を行う画像処理手段を含む画像処理部
    と、 を有することを特徴とする映像監視装置。
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