JP2002115827A - 廃棄物溶融炉 - Google Patents
廃棄物溶融炉Info
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- JP2002115827A JP2002115827A JP2000307697A JP2000307697A JP2002115827A JP 2002115827 A JP2002115827 A JP 2002115827A JP 2000307697 A JP2000307697 A JP 2000307697A JP 2000307697 A JP2000307697 A JP 2000307697A JP 2002115827 A JP2002115827 A JP 2002115827A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃棄物溶融炉の排ガスの除塵効率が高
く、且つコンパクトな排ガス処理装置を備えた廃棄物溶
融炉の提供。 【解決手段】 廃棄物を炉頂から装入し、炉下部の羽口
３から空気又は酸素を富化した空気を吹き込み、廃棄物
を還元燃焼してガス化させ、燃焼残さは溶融処理する廃
棄物溶融炉において、廃棄物溶融炉に廃棄物溶融炉内の
排ガスを集じんするサイクロン８を排ガス導出管９を介
して接続するとともに、サイクロン８で集塵したダスト
を排出して廃棄物溶融炉内に戻す、サイクロンのダスト
排出管１０を廃棄物溶融炉内に連通させた廃棄物溶融
炉。
く、且つコンパクトな排ガス処理装置を備えた廃棄物溶
融炉の提供。 【解決手段】 廃棄物を炉頂から装入し、炉下部の羽口
３から空気又は酸素を富化した空気を吹き込み、廃棄物
を還元燃焼してガス化させ、燃焼残さは溶融処理する廃
棄物溶融炉において、廃棄物溶融炉に廃棄物溶融炉内の
排ガスを集じんするサイクロン８を排ガス導出管９を介
して接続するとともに、サイクロン８で集塵したダスト
を排出して廃棄物溶融炉内に戻す、サイクロンのダスト
排出管１０を廃棄物溶融炉内に連通させた廃棄物溶融
炉。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみ、産業廃
棄物、汚泥、最終処分場に埋め立てた廃棄物を掘り起こ
した廃棄物などを溶融処理する廃棄物溶融炉に関するも
のである。
棄物、汚泥、最終処分場に埋め立てた廃棄物を掘り起こ
した廃棄物などを溶融処理する廃棄物溶融炉に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】廃棄物には、都市ごみを主体とした一般
廃棄物、各種産業廃棄物、焼却灰、一端埋立処理した後
に再度掘り起こした土砂分を含む埋立ごみ、汚泥等があ
り、これらの廃棄物の処埋方法として、廃棄物を廃棄物
溶融炉で、乾燥、予熱、熱分解、燃焼、溶融し、燃焼残
さをスラグやメタルとして取り出す廃棄物溶融処埋方法
が知られている。
廃棄物、各種産業廃棄物、焼却灰、一端埋立処理した後
に再度掘り起こした土砂分を含む埋立ごみ、汚泥等があ
り、これらの廃棄物の処埋方法として、廃棄物を廃棄物
溶融炉で、乾燥、予熱、熱分解、燃焼、溶融し、燃焼残
さをスラグやメタルとして取り出す廃棄物溶融処埋方法
が知られている。
【０００３】図８は、従来の廃棄物溶融炉の概略を示す
縦断面図であり、廃棄物は、シャフト部１の上部より、
シール弁２ａを備えた廃棄物装入装置２の廃棄物投入シ
ュート２ｂより装入され、また、副原料として石灰石や
コークスが装入される。炉下部の羽口３からは、空気あ
るいは酸素と空気を混合した酸素富化空気が吹き込ま
れ、コークスや熱分解によって生じた炭素質を高温炉床
において高温度で燃焼させ、廃棄物を還元燃焼してガス
化させ、一方、燃焼残さは溶融処理してスラグ化すると
ともに、炉内を上昇するガスは排ガスダクト４から排出
され、排ガス処理系で処理される。
縦断面図であり、廃棄物は、シャフト部１の上部より、
シール弁２ａを備えた廃棄物装入装置２の廃棄物投入シ
ュート２ｂより装入され、また、副原料として石灰石や
コークスが装入される。炉下部の羽口３からは、空気あ
るいは酸素と空気を混合した酸素富化空気が吹き込ま
れ、コークスや熱分解によって生じた炭素質を高温炉床
において高温度で燃焼させ、廃棄物を還元燃焼してガス
化させ、一方、燃焼残さは溶融処理してスラグ化すると
ともに、炉内を上昇するガスは排ガスダクト４から排出
され、排ガス処理系で処理される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の廃棄物溶融炉
は、炉下部から酸素源として空気を送風し、生成したガ
スを、炉内のごみ中を均一に上昇させ、炉下部で発生し
た灰やすす類をごみで捕捉して集じんすることを想定し
た構造となっている。
は、炉下部から酸素源として空気を送風し、生成したガ
スを、炉内のごみ中を均一に上昇させ、炉下部で発生し
た灰やすす類をごみで捕捉して集じんすることを想定し
た構造となっている。
【０００５】しかし、廃棄物溶融は各種各様の廃棄物を
処理するため、廃棄物と内壁面との間に隙間が形成しや
すいものである。この場合、炉内を上昇する高温ガスが
流れ込みやすい状態になっており、隙間に高温ガスが流
れるとごみが加熱されて縮んで空洞が形成され、さらに
高温ガスが流れやすくなって空洞が上方へ拡大し、煙突
状空洞が発生すると、高温ガスがそのまま炉の上部へ達
し大量の灰を含んだガスが排ガスとして廃棄物溶融炉よ
り排出される。
処理するため、廃棄物と内壁面との間に隙間が形成しや
すいものである。この場合、炉内を上昇する高温ガスが
流れ込みやすい状態になっており、隙間に高温ガスが流
れるとごみが加熱されて縮んで空洞が形成され、さらに
高温ガスが流れやすくなって空洞が上方へ拡大し、煙突
状空洞が発生すると、高温ガスがそのまま炉の上部へ達
し大量の灰を含んだガスが排ガスとして廃棄物溶融炉よ
り排出される。
【０００６】さらに、ごみは多種多様な形状と性状をし
ているだけでなく、減容、炭化の速度の違いやその過程
において粘着性が出たりして、炉壁面の通気抵抗が大き
く変化するため炉壁部の上昇流は不均一となりやすく、
この高温の不均一流はごみの空洞化（トンネル化）を助
長し局部的高流速が発生し、そのガスは下部で出来た灰
やすす類をそのまま排ガスダクトへ搬送してしまう。
ているだけでなく、減容、炭化の速度の違いやその過程
において粘着性が出たりして、炉壁面の通気抵抗が大き
く変化するため炉壁部の上昇流は不均一となりやすく、
この高温の不均一流はごみの空洞化（トンネル化）を助
長し局部的高流速が発生し、そのガスは下部で出来た灰
やすす類をそのまま排ガスダクトへ搬送してしまう。
【０００７】このように、従来の廃棄物溶融炉は、ガス
が炉壁面に沿って不均一に上昇すると、炉内上部の廃棄
物表面部分では局部的にガスが噴出するため、灰やすす
類をそのまま排ガスダクトへ搬送してしまうものとなっ
ており、発塵の多い構造となっている。そのため、大型
の排ガス処理設備が必要となっている。
が炉壁面に沿って不均一に上昇すると、炉内上部の廃棄
物表面部分では局部的にガスが噴出するため、灰やすす
類をそのまま排ガスダクトへ搬送してしまうものとなっ
ており、発塵の多い構造となっている。そのため、大型
の排ガス処理設備が必要となっている。
【０００８】そこで、本発明は、廃棄物溶融炉の排ガス
の除塵効率が高く、且つコンパクトな排ガス処理装置を
備えた廃棄物溶融炉を提供するものである。
の除塵効率が高く、且つコンパクトな排ガス処理装置を
備えた廃棄物溶融炉を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の廃棄物溶融炉
は、廃棄物を炉頂から装入し、炉下部の羽口から空気又
は酸素を富化した空気を吹き込み、廃棄物を還元燃焼し
てガス化させ、燃焼残さは溶融処理する廃棄物溶融炉に
おいて、廃棄物溶融炉に廃棄物溶融炉内の排ガスを集じ
んするサイクロンを排ガス導出管を介して接続するとと
もに、サイクロンで集塵したダストを排出して廃棄物溶
融炉内に戻す、サイクロンのダスト排出管を廃棄物溶融
炉内に連通させたことを特徴とする。
は、廃棄物を炉頂から装入し、炉下部の羽口から空気又
は酸素を富化した空気を吹き込み、廃棄物を還元燃焼し
てガス化させ、燃焼残さは溶融処理する廃棄物溶融炉に
おいて、廃棄物溶融炉に廃棄物溶融炉内の排ガスを集じ
んするサイクロンを排ガス導出管を介して接続するとと
もに、サイクロンで集塵したダストを排出して廃棄物溶
融炉内に戻す、サイクロンのダスト排出管を廃棄物溶融
炉内に連通させたことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の廃棄物溶融炉は、廃棄物
溶融炉の直上部にサイクロンを設けるとともに、サイク
ロンのダスト排出管を炉頂部の中央に連通させて構成す
ることができる。あるいは廃棄物溶融炉上部の中央部に
下方からガスを吸い込む空洞が形成される形状の空洞形
成部材が配置されるとともに、空洞形成部材が排ガス導
出管を介してサイクロンに接続され、サイクロンのダス
ト排出管を廃棄物溶融炉下部に設けられたダスト押し込
み口に連通させて構成してもよい。
溶融炉の直上部にサイクロンを設けるとともに、サイク
ロンのダスト排出管を炉頂部の中央に連通させて構成す
ることができる。あるいは廃棄物溶融炉上部の中央部に
下方からガスを吸い込む空洞が形成される形状の空洞形
成部材が配置されるとともに、空洞形成部材が排ガス導
出管を介してサイクロンに接続され、サイクロンのダス
ト排出管を廃棄物溶融炉下部に設けられたダスト押し込
み口に連通させて構成してもよい。
【００１１】
【実施例】実施例１ 図１は本発明の一実施例の炉内部の概略を示す縦断面
図、図２は側断面図、図３は図２のＡ−Ａ断面図であ
る。図８に示す従来の廃棄物溶融炉と同一構成には同一
符号を付しその説明は省略する。本発明の廃棄物溶融炉
は、図８に示す従来の廃棄物溶融炉と同じく、廃棄物を
炉頂から装入し、炉下部の羽口から空気又は酸素を富化
した空気を吹き込み、廃棄物を還元燃焼してガス化さ
せ、燃焼残さは溶融処理する。
図、図２は側断面図、図３は図２のＡ−Ａ断面図であ
る。図８に示す従来の廃棄物溶融炉と同一構成には同一
符号を付しその説明は省略する。本発明の廃棄物溶融炉
は、図８に示す従来の廃棄物溶融炉と同じく、廃棄物を
炉頂から装入し、炉下部の羽口から空気又は酸素を富化
した空気を吹き込み、廃棄物を還元燃焼してガス化さ
せ、燃焼残さは溶融処理する。
【００１２】廃棄物溶融炉上部の中央部には、炉体を横
切って空洞形成部材５が配置される。空洞形成部材５
は、下方が開放され空洞６が形成される形状とする。空
洞形成部材５の上面は廃棄物が下降し易いように、両側
を下向きの傾斜面で構成し、例えば下方に空洞が形成さ
れる、断面が山形状などの傾斜面を有する形状とするこ
とが好ましい。空洞形成部材５の下方には炉内を上昇す
るガスを吸い込むためのガス吸い込み口７が形成されて
いる。
切って空洞形成部材５が配置される。空洞形成部材５
は、下方が開放され空洞６が形成される形状とする。空
洞形成部材５の上面は廃棄物が下降し易いように、両側
を下向きの傾斜面で構成し、例えば下方に空洞が形成さ
れる、断面が山形状などの傾斜面を有する形状とするこ
とが好ましい。空洞形成部材５の下方には炉内を上昇す
るガスを吸い込むためのガス吸い込み口７が形成されて
いる。
【００１３】空洞形成部材５の両端は、排ガスを炉外へ
取り出してサイクロン８へ導く排ガス導出管９が接続さ
れる。本実施例では、排ガス導出管９は、対向して一対
設けられ、それぞれの排ガス導出管９にサイクロン８が
接続されている。
取り出してサイクロン８へ導く排ガス導出管９が接続さ
れる。本実施例では、排ガス導出管９は、対向して一対
設けられ、それぞれの排ガス導出管９にサイクロン８が
接続されている。
【００１４】サイクロン８の下部に接続された、集じん
したダストを排出するダスト排出管１０は、炉下部に設
けられたダスト押し込み口１１に接続される。ダスト押
し込み口１１にはダスト押し込み用プランジャー１１ａ
が設けられ、ホッパー１２から切り出されたダストを炉
内へ押し込む。サイクロン８で集じん後の排ガスは排ガ
ス排出管１３に排出される。
したダストを排出するダスト排出管１０は、炉下部に設
けられたダスト押し込み口１１に接続される。ダスト押
し込み口１１にはダスト押し込み用プランジャー１１ａ
が設けられ、ホッパー１２から切り出されたダストを炉
内へ押し込む。サイクロン８で集じん後の排ガスは排ガ
ス排出管１３に排出される。
【００１５】本発明では、炉内を上昇するガスを空洞形
成部材５で収集するので、廃棄物溶融炉内の上部は、シ
ール弁２ａを備えた廃棄物投入シュート２ｂが配置さ
れ、炉頂部の天井１４は塞がれている。
成部材５で収集するので、廃棄物溶融炉内の上部は、シ
ール弁２ａを備えた廃棄物投入シュート２ｂが配置さ
れ、炉頂部の天井１４は塞がれている。
【００１６】上記構成において、廃棄物溶融炉下部から
上昇してきた高温のガスは、炉の中央で空洞形成部材５
のガス吸い込み口７に収集されて空洞６に吸い込まれ、
排ガス導出管９を通ってサイクロン８に導入される。サ
イクロン８では、排ガス中のダストが集じんされ、集じ
ん後の排ガスは排ガス排出管１３に排出される。
上昇してきた高温のガスは、炉の中央で空洞形成部材５
のガス吸い込み口７に収集されて空洞６に吸い込まれ、
排ガス導出管９を通ってサイクロン８に導入される。サ
イクロン８では、排ガス中のダストが集じんされ、集じ
ん後の排ガスは排ガス排出管１３に排出される。
【００１７】サイクロン８で集じんされたダストはホッ
パー１２に貯留され、ホッパー１２から切り出されたダ
ストはダスト押し込み用プランジャー１１ａによりダス
ト押し込み口１１から炉内に押し込まれる。
パー１２に貯留され、ホッパー１２から切り出されたダ
ストはダスト押し込み用プランジャー１１ａによりダス
ト押し込み口１１から炉内に押し込まれる。
【００１８】本実施例では、ガスが強制的に廃棄物層を
通過して空洞６に収集されるため、ガス中のダストが廃
棄物に捕捉されて除塵された後に吸い込まれるので、炉
外へのダストの搬送量が軽減され、さらにサイクロン８
で排ガス中のダストが集じんされるので、排ガス中のダ
ストを大幅に低減させることが可能となる。
通過して空洞６に収集されるため、ガス中のダストが廃
棄物に捕捉されて除塵された後に吸い込まれるので、炉
外へのダストの搬送量が軽減され、さらにサイクロン８
で排ガス中のダストが集じんされるので、排ガス中のダ
ストを大幅に低減させることが可能となる。
【００１９】実施例２ 図４は本発明の別実施例の概略を示す縦断面図、図５は
図４のＡ−Ａ断面図である。図８に示す従来の廃棄物溶
融炉と同一構成には同一符号を付しその説明は省略す
る。
図４のＡ−Ａ断面図である。図８に示す従来の廃棄物溶
融炉と同一構成には同一符号を付しその説明は省略す
る。
【００２０】炉頂部の直上部には、炉内から上昇する排
ガスを炉外へ取り出してサイクロン８へ導く排ガス導出
管９が設けられている。本実施例では、排ガス導出管９
は対向して一対設けられ、それぞれの排ガス導出管９に
サイクロン８が接続されている。サイクロン８の下部に
接続された、集じんしたダストを排出するダスト排出管
１０は、廃棄物投入シュート２ｂの下段シール弁２ａの
下部に開口している。ダスト排出管１０の開口位置は、
本実施例の他に、廃棄物投入シュート２ｂの外壁付近の
ように、なるべく炉の中央に近いところにダストを戻せ
る位置が好ましい。サイクロン８で集じん後の排ガスは
排ガス排出管１３に排出される。本実施例も、実施例１
と同じく炉頂部の天井１４は塞がれている。
ガスを炉外へ取り出してサイクロン８へ導く排ガス導出
管９が設けられている。本実施例では、排ガス導出管９
は対向して一対設けられ、それぞれの排ガス導出管９に
サイクロン８が接続されている。サイクロン８の下部に
接続された、集じんしたダストを排出するダスト排出管
１０は、廃棄物投入シュート２ｂの下段シール弁２ａの
下部に開口している。ダスト排出管１０の開口位置は、
本実施例の他に、廃棄物投入シュート２ｂの外壁付近の
ように、なるべく炉の中央に近いところにダストを戻せ
る位置が好ましい。サイクロン８で集じん後の排ガスは
排ガス排出管１３に排出される。本実施例も、実施例１
と同じく炉頂部の天井１４は塞がれている。
【００２１】上記構成において、ダストを含む排ガス
は、排ガス導出管９を通ってサイクロン８に導入され
る。サイクロン８では、排ガス中のダストが集じんさ
れ、集じん後の排ガスは排ガス排出管１３に排出され
る。サイクロン８で集じんされたダストはダスト排出管
１３により炉内に戻される。一部のダストは再発塵後サ
イクロンで集塵され、炉内投下をくりかえすが、大部分
のダストはごみと共に炉内を降下し溶融処理される。本
実施例では、炉の直上部にサイクロンを配設して、集塵
ダストを直下の炉へ戻すことができるので、ダクトが不
要となり、コンパクトで高効率の除塵を行うことが可能
となる。
は、排ガス導出管９を通ってサイクロン８に導入され
る。サイクロン８では、排ガス中のダストが集じんさ
れ、集じん後の排ガスは排ガス排出管１３に排出され
る。サイクロン８で集じんされたダストはダスト排出管
１３により炉内に戻される。一部のダストは再発塵後サ
イクロンで集塵され、炉内投下をくりかえすが、大部分
のダストはごみと共に炉内を降下し溶融処理される。本
実施例では、炉の直上部にサイクロンを配設して、集塵
ダストを直下の炉へ戻すことができるので、ダクトが不
要となり、コンパクトで高効率の除塵を行うことが可能
となる。
【００２２】実施例３ 図６は本発明の別実施例の概略を示す縦断面図、図７は
図６のＡ−Ａ断面図である。図８に示す従来の廃棄物溶
融炉と同一構成には同一符号を付しその説明は省略す
る。
図６のＡ−Ａ断面図である。図８に示す従来の廃棄物溶
融炉と同一構成には同一符号を付しその説明は省略す
る。
【００２３】廃棄物溶融炉上部には、排ガスを炉外へ取
り出してサイクロン８へ導く排ガス導出管９が接続され
る。本実施例では、排ガス導出管９は、一対設けられ、
それぞれの排ガス導出管９にサイクロン８が接続されて
いる。
り出してサイクロン８へ導く排ガス導出管９が接続され
る。本実施例では、排ガス導出管９は、一対設けられ、
それぞれの排ガス導出管９にサイクロン８が接続されて
いる。
【００２４】サイクロン８の下部に接続された、集じん
したダストを排出するダスト排出管１０は、炉下部に設
けられたダスト押し込み口１１に接続される。ダスト押
し込み口１１にはダスト押し込み用プランジャー１１ａ
が設けられ、ホッパー１２から切り出されたダストを炉
内へ押し込む。サイクロン８で集じん後の排ガスは排ガ
ス排出管１３に排出される。
したダストを排出するダスト排出管１０は、炉下部に設
けられたダスト押し込み口１１に接続される。ダスト押
し込み口１１にはダスト押し込み用プランジャー１１ａ
が設けられ、ホッパー１２から切り出されたダストを炉
内へ押し込む。サイクロン８で集じん後の排ガスは排ガ
ス排出管１３に排出される。
【００２５】上記構成において、廃棄物溶融炉下部から
上昇してきた高温のガスは、排ガス導出管９を通ってサ
イクロン８に導入される。サイクロン８では、排ガス中
のダストが集じんされ、集じん後の排ガスは排ガス排出
管１３に排出される。
上昇してきた高温のガスは、排ガス導出管９を通ってサ
イクロン８に導入される。サイクロン８では、排ガス中
のダストが集じんされ、集じん後の排ガスは排ガス排出
管１３に排出される。
【００２６】サイクロン８で集じんされたダストはホッ
パー１２に貯留され、ホッパー１２から切り出されたダ
ストはダスト押し込み用プランジャー１１ａによりダス
ト押し込み口１１から炉内に押し込まれる。
パー１２に貯留され、ホッパー１２から切り出されたダ
ストはダスト押し込み用プランジャー１１ａによりダス
ト押し込み口１１から炉内に押し込まれる。
【００２７】本実施例では、ガス中のダストが廃棄物に
捕捉されて除塵された後に吸い込まれるので、炉外への
ダストの搬送量が軽減され、さらにサイクロン８で排ガ
ス中のダストが集じんされるので、排ガス中のダストを
大幅に低減させることが可能となる。また、図８に示す
従来の排ガスダクトが利用できるので、構造がシンプル
になる。
捕捉されて除塵された後に吸い込まれるので、炉外への
ダストの搬送量が軽減され、さらにサイクロン８で排ガ
ス中のダストが集じんされるので、排ガス中のダストを
大幅に低減させることが可能となる。また、図８に示す
従来の排ガスダクトが利用できるので、構造がシンプル
になる。
【００２８】
【発明の効果】本発明の廃棄物溶融炉により、排ガス中
のダストの集じん率が上がり、集じんした灰ダストは廃
棄物溶融炉に戻されて溶融処理されるので、溶融スラグ
化率が向上する。
のダストの集じん率が上がり、集じんした灰ダストは廃
棄物溶融炉に戻されて溶融処理されるので、溶融スラグ
化率が向上する。
【００２９】さらに、炉外に排出されるダストを低減で
きるので、後工程のダスト負荷が軽減され、ダストによ
る摩耗減、寿命増、ダスト排出設備の小型化を図ること
ができ、コスト低減が可能となる。
きるので、後工程のダスト負荷が軽減され、ダストによ
る摩耗減、寿命増、ダスト排出設備の小型化を図ること
ができ、コスト低減が可能となる。
【図１】 本発明の実施例の概略を示す縦断面図。
【図２】 図１に示す実施例の側断面図。
【図３】 図２のＡ−Ａ断面図。
【図４】 本発明の別実施例の概略を示す縦断面図。
【図５】 図４のＡ−Ａ断面図。
【図６】 本発明の別実施例の概略を示す縦断面図。
【図７】 図６のＡ−Ａ断面図。
【図８】 従来の廃棄物溶融炉の概略を示す縦断面図
１：シャフト部 ２：廃棄物装入装置 ２ａ：シール弁 ２ｂ：廃棄物投入シュート ３：羽口 ４：排ガスダクト ５：空洞形成部材 ６：空洞 ７：ガス吸い込み口 ８：サイクロン ９：排ガス導出管 １０：ダスト排出管 １１：ダスト押し込み口 １１ａ：ダスト押し込み用プランジャー １２：ホッパー １３：排ガス排出管 １４：炉頂部の天井
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０９Ｂ 3/00 Ｆ２３Ｇ 5/44 ＺＡＢＺ ４Ｄ０５９ Ｃ０２Ｆ 11/10 Ｆ２７Ｂ 1/08 Ｚ ４Ｋ０４５ Ｆ２３Ｇ 5/44 ＺＡＢ 1/18 ４Ｋ０５６ Ｆ２３Ｊ 15/00 Ｆ２７Ｄ 17/00 １０５Ａ Ｆ２７Ｂ 1/08 １０５Ｇ 1/18 １０５Ｋ Ｆ２７Ｄ 17/00 １０５ Ｂ０９Ｂ 3/00 ＺＡＢ ３０３Ｋ Ｆ２３Ｊ 15/00 Ｚ Ｆターム(参考） 3K061 AA16 AB02 AB03 AC01 AC02 CA08 DA18 DB02 DB16 DB20 3K065 AA16 AB02 AB03 AC01 AC02 HA03 3K070 DA07 DA29 DA76 4D004 AA46 CA27 CA29 CB04 CB31 CB50 CC01 CC02 4D053 AA03 AB01 BA01 BB02 BC01 BD04 CD03 CD21 CF04 DA01 4D059 AA03 BB03 BB04 BB11 BE39 BK30 4K045 AA01 BA10 CA02 CA05 GA15 GB10 KA04 4K056 AA05 BA01 BB01 CA20 DB13 DB23 DC08
Claims (3)
- 【請求項１】 廃棄物を炉頂から装入し、炉下部の羽口
から空気又は酸素を富化した空気を吹き込み、廃棄物を
還元燃焼してガス化させ、燃焼残さは溶融処理する廃棄
物溶融炉において、 廃棄物溶融炉に廃棄物溶融炉内の排ガスを集じんするサ
イクロンを排ガス導出管を介して接続するとともに、サ
イクロンで集塵したダストを排出して廃棄物溶融炉内に
戻す、サイクロンのダスト排出管を廃棄物溶融炉内に連
通させたことを特徴とする廃棄物溶融炉。 - 【請求項２】 廃棄物溶融炉の直上部にサイクロンを設
けるとともに、サイクロンのダスト排出管を炉頂部の中
央に連通させたことを特徴とする請求項１記載の廃棄物
溶融炉。 - 【請求項３】 廃棄物溶融炉上部の中央部に下方からガ
スを吸い込む空洞が形成される形状の空洞形成部材が配
置されるとともに、空洞形成部材が排ガス導出管を介し
てサイクロンに接続され、サイクロンのダスト排出管を
廃棄物溶融炉下部に設けられたダスト押し込み口に連通
させたことを特徴とする請求項１記載の廃棄物溶融炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000307697A JP2002115827A (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 廃棄物溶融炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000307697A JP2002115827A (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 廃棄物溶融炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002115827A true JP2002115827A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=18788163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000307697A Pending JP2002115827A (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 廃棄物溶融炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002115827A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| LU91855B1 (en) * | 2011-08-18 | 2013-02-19 | Wurth Paul Sa | Blast furnace installation |
-
2000
- 2000-10-06 JP JP2000307697A patent/JP2002115827A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| LU91855B1 (en) * | 2011-08-18 | 2013-02-19 | Wurth Paul Sa | Blast furnace installation |
| WO2013023950A1 (en) * | 2011-08-18 | 2013-02-21 | Paul Wurth S.A. | Blast furnace installation |
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