JP2002115277A - 建設機械の安全装置 - Google Patents

建設機械の安全装置

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JP2002115277A
JP2002115277A JP2000308881A JP2000308881A JP2002115277A JP 2002115277 A JP2002115277 A JP 2002115277A JP 2000308881 A JP2000308881 A JP 2000308881A JP 2000308881 A JP2000308881 A JP 2000308881A JP 2002115277 A JP2002115277 A JP 2002115277A
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safety lock
engine
safety
lever
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Yuichi Iwamoto
祐一 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンの起動時、オペレータが不用意に操作
レバーに触れたとしても機械動作が開始されないように
することが可能な建設機械の安全装置を提供すること。 【解決手段】エンジン11の動作中において機械動作の
許可・不許可を切換える機能を有する安全ロックレバー
14と、エンジン11の起動を検知する検知センサ12
と、エンジン11の起動検知時に、安全ロックレバー1
4が動作許可位置にあっても機械動作を不許可とするた
めのソフトウエアを搭載したコントローラ13で制御さ
れる動作規制手段とを設ける構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧ショベルな
どの建設機械の安全装置に関するもので、詳しくは、エ
ンジンの起動時に、不用意に機械動作が開始されないよ
うにすることが可能な建設機械の安全装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図6は建設機械として代表的な油圧ショ
ベルの側面図である。同図で示すように、油圧ショベル
60は、その概略構成として、走行装置61と、この走
行装置61の上に旋回可能に配置されたスイングフレー
ム62と、このスイングフレーム62の上の運転室63
と、この運転室63からの操作によって動作する各シリ
ンダ64a〜64cと、これらのシリンダ64a〜64
cの作動によって動くブーム65と、このブーム65の
先端に取り付けられたアーム66と、このアーム66の
先端に取り付けられたバケット67からなるものとして
知られている。なお、同図では、運転室63の内部構造
を理解しやすくするため、運転室63のドア及び窓部分
を省略してある。
【0003】上記油圧ショベルにおいては、運転室63
の運転席に座ったオペレータによる操作レバー68の操
作によって、油圧ショベルの走行や旋回、ブーム65や
アーム66、さらにバケット67を動作できるようにな
っている。この際、ブーム65やアーム66、さらにバ
ケット67がオペレータの意に反して動作しないように
するため、一般に操作レバー68を収容する操作ボック
スに近接した場所に安全ロックレバー69が設けられて
いる。つまり、オペレータは、この安全ロックレバー6
9を動作して「閉(ロック)」位置の状態とすること
で、上記ブーム65、アーム66あるいはバケット67
が不用意に動くことを防止し、よって油圧ショベル近く
にいる作業者にとって危険とならないような配慮されて
いる。もちろん、油圧ショベルを運転して作業する際に
は、上記安全ロックレバー69を動作して「開(フリ
ー)」位置とすることで、油圧ショベルの走行や旋回は
もとより、ブーム65、アーム66あるいはバケット6
7を自在に操れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
油圧ショベルの安全装置においては、安全ロックレバー
69が「開(フリー)」の位置にセットされているとき
にもエンジンがかかる構成となっている。そのためエン
ストを起こして、エンジンを再起動した時に、オペレー
タが操作レバー68を操作したままの状態であったり、
あるいは走行ペダルを踏み込んだままの状態であったよ
うな場合には、エンジンの再起動時に、油圧ショベルが
不意に動くおそれがある。このように、オペレータの意
図とは全く無関係に油圧ショベルが操作されると、非常
に危険である。
【0005】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、エンジンを再
起動したような場合においても、不用意に機械動作が開
始されるのを防止し、安全性を向上することが可能な建
設機械の安全装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
の建設機械の安全装置は、エンジン11の動作中におい
て機械動作の許可・不許可を切換える機能を有する安全
ロックレバー14と、エンジン11の駆動を検知する検
知センサ12と、エンジン11の起動検知時に、安全ロ
ックレバー14が動作許可・不許可いずれの位置にあっ
ても機械動作を不許可とする動作規制手段とを設けたこ
とを特徴としている。
【0007】上記請求項1の建設機械の安全装置では、
エンジンの起動時、安全ロックレバー14が許可位置
(「開(フリー)」の位置)にあるとしても、強制的に
機械動作を不許可とするように動作規制をし、機械が動
作しないようにしている。したがって、オペレータの何
等かの積極的な意思表示がない限り、オペレータが操作
レバーを操作していたとしても機械が動作することは起
こり得ず、建設機械の周辺環境を安全に保つことができ
る。
【0008】また請求項2の建設機械の安全装置は、上
記エンジン起動時において、安全ロックレバー14が動
作許可位置にある場合、安全ロックレバー14を一旦動
作不許可位置にした後、許可位置に戻すことによって、
機械動作を許可することを特徴としている
【0009】上記請求項2の建設機械の安全装置では、
請求項1と同様、機械を動作させるのにオペレータの意
図が積極的に働くので、上記機械が不意に動作するとい
う危険を防止することができる。つまり、この請求項2
の建設機械の安全装置においては、安全ロックレバー1
4が動作許可位置にあっても機械動作が不許可となるよ
うに強制的に動作規制されているので、上記安全ロック
レバー14をオペレータの意図で一旦、動作不許可位置
に戻し、改めて動作許可位置に戻すことで初めて機械の
動作を可能とした。したがって、エンジン起動時に、安
全ロックレバー14がたとえ、動作許可位置にあり、上
記請求項1と同様、操作レバーへの接触等、オペレータ
の意に反して操作レバーが動作されても機械が動作する
ことはなく、建設機械の周辺環境の安全性を大幅に向上
させることができる。そして、オペレータの意図で安全
ロックレバー14を動作不許可位置に戻し、改めて動作
許可位置に戻すことで初めて機械の動作を可能としたこ
とで、オペレータ自身も常に安全確認しつつ作業が行
え、現場作業者にとって安全確認に対する意識改革に資
するところがきわめて大きい。
【0010】請求項3の建設機械の安全装置は、上記エ
ンジン起動時において、安全ロックレバー14が動作不
許可位置にある場合、安全ロックレバー14を動作許可
位置にすることによって、機械動作を許可することを特
徴としている。
【0011】上記請求項3の建設機械の安全装置では、
上記請求項1又は請求項2と同様、機械を動作させるの
にオペレータの意図が積極的に働くので、上記機械が不
意に動作するという危険を防止することができる。特
に、この請求項3の建設機械の安全装置においては、オ
ペレータは安全ロックレバー14の動作不許可位置を確
認後、自らの意図で上記安全ロックレバー14を動作許
可位置にすることで初めて機械の動作を可能とした。し
たがって、エンジン起動時、安全ロックレバー14が動
作不許可位置にあれば、当然、機械が不意に動作するこ
とはなく、建設機械の周辺環境の安全性が確保される。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明の建設機械の安全
装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1は、この発明の建設機械、例えば
油圧ショベルの安全装置の一実施の形態を示す概略構成
図、図2は、上記油圧ショベルにおける運転席回りの各
装置類を上斜め方向から見た配置構成図、図3は、上記
油圧ショベルにおける安全ロックレバーの拡大斜視図、
図4は、上記油圧ショベルの安全装置における旋回ロッ
ク、PPCロック及び走行速度切換機構のシステムを示
す構成図、図5は、上記実施形態の動作説明のためのフ
ローチャートである。
【0013】まず、図1に示すように、油圧ショベルの
エンジンを起動させるため、キースイッチ10を入れて
OFF位置からON位置に回すことで、エンジン11を
起動させる。このエンジン11の起動が開始されると、
このエンジン11の起動は例えば回転センサ(必ずしも
これに限らない)等の検知センサ12によって検知さ
れ、この検知信号がコントローラ13に入力される。一
方、安全ロックレバー14は、エンジン11の動作中に
おいて機械動作の許可・不許可を切換える機能を備えて
おり、これらの切換えを安全ロックレバー14のセット
位置を「開(フリー)」あるいは「閉(ロック)」にす
ることで行えるようになっている。そして、上記安全ロ
ックレバー14が「開(フリー)」位置14aから「閉
(ロック)」位置14bに切り換えるとスイッチ15が
オンとなり、また、「閉(ロック)」位置14bから
「開(フリー)」14aに切り換えるとスイッチ15が
オフとなるが、これらの安全ロックレバー14が開・閉
のいずれの位置にあるかについての位置情報はコントロ
ーラ13に対して入力されるようになっている。
【0014】ここで、上記コントローラ13には、次の
(a)〜(c)の3種類のプログラムからなるソフトウ
エアが搭載されており、望む使用条件によって適切な制
御をするようになっている。すなわち、(a)エンジン
11の起動を検知センサ12で検知すれば、安全ロック
レバー14が開・閉いずれの側にあっても、必ず、PP
C(比例圧力制御)元圧がPPC弁(比例圧力制御弁)
17に行く経路を強制的に遮断する。(b)安全ロック
レバー14が「閉(ロック)」の位置(安全ロックレバ
ー14bの位置)にある場合には、上記安全ロックレバ
ー14を「開(フリー)」の位置(安全ロックレバー1
4aの位置)にして、PPC元圧の遮断を解除し、PP
C元圧がPPC弁17に行く経路が確保されるようにす
る。(c)安全ロックレバー14が「開(フリー)」の
位置(安全ロックレバー14aの位置)にある場合、一
旦、「閉(ロック)」の位置(安全ロックレバー14b
の位置)にし、改めて「開(フリー)」の位置(安全ロ
ックレバー14aの位置)に戻すことにより、PPC元
圧の遮断を解除し、PPC元圧がPPC弁17に行く経
路が確保されるようにする。
【0015】上記した(a)〜(c)のプログラムにつ
いて、具体的に詳しく説明すると、まず、(a)の場
合、エンジン起動検知時に、安全ロックレバー14が動
作不許可位置(「閉(ロック)の位置14b」)にある
場合はもちろん、たとえ、動作許可位置(「開(フリ
ー)の位置14a」)にあっても動作規制手段によって
機械動作を強制的に不許可とするようになっている。こ
の場合、動作規制手段とは、PPC元圧を方向制御弁
(ロックソレノイド)16によって遮断し、アクチュエ
ータ側に油圧が伝わらないように、コントローラ13に
搭載されたソフトウエアで制御することを意味する。ま
た、(b)の場合、上記安全ロックレバー14を「開
(フリー)」の位置14aにすることで方向制御弁16
を開いてPPC元圧がPPC弁17側に行くようにし、
次いでPPC弁17によって圧力制御し、パイロットラ
イン18を経て流量調整弁19で所定流量に調節した圧
油が各アクチュエータ側に供給されるようになってい
る。さらに、(c)の場合、エンジン起動時、安全ロッ
クレバー14がたとえ、動作許可位置(「開(フリ
ー)」の位置14a)にあったとしても一旦、動作不許
可位置にした後、上記安全ロックレバー14を改めて
「開(フリー)」の位置14aに戻すようにすること
で、方向制御弁16を開いてPPC元圧がPPC弁17
側に行くようにし、次いで、PPC弁17によって圧力
制御し、パイロットライン18を経て流量調整弁19で
所定流量に調節した圧油がアクチュエータ側に供給され
るようになっている。
【0016】次に、上記した油圧ショベルにおける運転
席回りの各装置類の配置構成を図2を参照しつつ簡単に
説明する。ここで、運転席20の前方には油圧ショベル
を走行させるための走行操作レバー21が配置され、こ
のレバー21に隣接してブレーキペダル22が配置され
ている。また、運転席20の両側前方寄りには左作業機
操作レバー23aと右作業機操作レバー23bとがそれ
ぞれ、設けられている。また、上記運転席20の右側に
は計器盤24が配置されており、運転席20の左側に
は、左作業機操作レバー23aに近接して安全ロックレ
バー25が配置されている。このような運転席回りの構
成において、オペレータは左作業機操作レバー23a側
から運転席20に乗り込んだり、あるいは作業機から降
りたりできるようになっている。
【0017】また、図3で示すように、安全ロックレバ
ー30は、例えば操作レバー23aのある操作ボックス
の下部側に設けられており、エンジン動作中、安全ロッ
クレバー30を矢印(図中、上向き)で示すように引き
上げることによって、安全ロックレバーは「閉(ロッ
ク)」の位置30bとなり、「閉(ロック)」状態とな
る。一方、安全ロックレバー30を矢印(図中、下向
き)で示すように押し下げることによって、安全ロック
レバーは「開(フリー)」の位置30aとなり、「開
(フリー)」状態となるようになっている。
【0018】次に、図4を参照しながら上記油圧ショベ
ルの安全装置における旋回ロック、PPCロック及び走
行速度切換機構のシステムについて説明する。同図で示
すように、安全ロックレバー40を「閉(ロック)」位
置にすると、PPCロックリミットスイッチ41がスイ
ッチオフとなる。このPPCロックリミットスイッチ4
1がスイッチオフとなると、PPCロックソレノイドバ
ルブ42aへの電流が遮断され、機械の操作レバーを操
作しても作動しなくなる。つまり、バケット49a、ア
ーム49b及びブーム49cを動作させるための各シリ
ンダ48a〜48cに圧油が供給されず、これらのシリ
ンダ48a〜48cが作動しなくなる。一方、安全ロッ
クレバー40を「開(フリー)」位置にすると、PPC
ロックリミットスイッチ41がスイッチオンとなる。こ
のPPCロックリミットスイッチ41がスイッチオンと
なると、PPCロックソレノイドバルブ42aへ電流が
流れ、操作レバーによる機械操作が可能となる。つま
り、バケット49a、アーム49b及びブーム49cを
動作させるための各シリンダ48a〜48cに圧油が供
給され、これらのシリンダ48a〜48cが作動できる
状態となる。この際、前述した左作業機操作レバー23
aによるレバー操作により、左PPCバルブ43で所定
圧力に制御された圧油がシリンダ48b等へ供給されて
アーム動作43a及び旋回動作43bが制御されるよう
に、また、右作業機操作レバー23bによるレバー操作
により、右PPCバルブ44で所定圧力に制御された圧
油がシリンダ48aやシリンダ48c等へ供給されてブ
ーム動作44a及びバケット動作44bが制御されるよ
うに、それぞれ、上記PPCロックソレノイドバルブ4
2aに制御信号が入力される。さらに、走行操作レバー
21のレバー制御により、走行PPCバルブ45で所定
圧力に制御された圧油が走行系の油圧機器に供給され、
油圧ショベルの右走行動作45a及び左走行動作45b
が制御されるように、上記PPCロックソレノイドバル
ブ42aに制御信号が入力される。この制御信号のう
ち、旋回にかかる信号は上記PPCロックソレノイドバ
ルブ42aを経由して旋回ブレーキ用ソレノイドバルブ
42b側に入り、走行にかかる信号は同じく上記PPC
ロックソレノイドバルブ42aを経由して走行速度ソレ
ノイドバルブ42c側に入る。そして、旋回ブレーキ用
ソレノイドバルブ42bに入った制御信号によって所定
の旋回速度になるように旋回モータ47の回転速度が制
御される。また、走行速度ソレノイドバルブ42c側に
入った制御信号によって所定の走行速度になるように走
行モータ46の回転速度が制御される。
【0019】さらに、上記油圧ショベルの安全装置につ
いての実施形態の動作を図5に示すフローチャートによ
り説明する。まず、ステップS1にて「エンジンが止ま
っているか否か」について判断する。このとき、エンジ
ンが止まっていれば、「エンジンが動き始めたか否か」
について判断する(ステップS2)。ここでエンジンが
起動開始していると判断すれば、「安全ロックレバー1
4が動作許可位置である開(フリー)であるか否か」に
ついて判断する(ステップS3)。ここで、安全ロック
レバー14が動作許可位置である開(フリー) の位置
にあれば、方向制御弁(ロックソレノイド)16をロッ
クにする(ステップS4)。これにより、安全ロックレ
バー14が動作許可位置にあっても機械動作が不許可と
なるようにする。したがって、操作レバーを操作しても
機械動作することはできない。次に、「安全ロックレバ
ー14が 閉(ロック)であるか否か」について判断す
る(ステップS5)。安全ロックレバーが動作不許可位
置である閉(ロック)の位置にあれば、改めて安全ロッ
クレバー14が動作許可位置である開(フリー)の位置
となったか否かについて判断する(ステップS6)。こ
のステップS6にて、安全ロックレバー14が開(フリ
ー)であることが確認できれば、方向制御弁(ロックソ
レノイド)16を開(フリー)とする。これにより、P
PC元圧の遮断が解除され、初めて機械動作が許可さ
れ、操作レバーを操作して機械を動作させることができ
る。また、上記ステップS3にて、安全ロックレバー1
4が閉(ロック)位置にあれば、ステップS6以降の各
ステップにて同様に判断される。
【0020】上記油圧ショベルの安全装置の具体的な実
施の形態について説明したように、エンジン起動検知時
に、安全ロックレバー14(又は30)が「開(フリ
ー)」・「閉(ロック)」のいずれの位置にあろうと、
取りあえず機械動作を不許可とする動作規制を強制的に
かけ、次にオペレータが機械動作をさせたい場合におい
ては、安全ロックレバー14(又は30)が、動作許可
位置(「開(フリー)」)にあるとしても、オペレータ
自らが一旦、動作不許可位置(「閉(ロック)」)にセ
ットした後、改めて動作許可位置(「開(フリー)」)
にも戻すことで初めて機械動作が許可される。さらに安
全ロックレバー14(又は30)が動作不許可位置にあ
る場合には、オペレータ自らが動作許可位置にすること
によって初めて機械動作が許可される。このように、上
記油圧ショベルの安全装置では、オペレータ自らの意図
を積極的にレバー操作に反映させるようにしている。つ
まり、安全ロックレバーが開・閉いずれの位置にあるか
にこだわらず、最終的にオペレータ自らの積極的な意図
が機械動作の許可・不許可に反映されるようにしたの
で、従来のような問題点は完全に解消され、きわめて信
頼性の高い油圧ショベルの安全装置が得られる。
【0021】以上にこの発明の建設機械の安全装置の具
体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記
実施の形態に限られるものではなく、上記で例示した油
圧ショベル以外のこの種建設機械の安全装置に対しても
この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の建設機械の安全装置の実施の形態を
示す油圧ショベルの安全装置の概略構成図である。
【図2】上記油圧ショベルにおける運転席回りの各装置
類を上斜め方向から見た配置構成図である。
【図3】上記油圧ショベルにおける安全ロックレバーの
拡大斜視図である。
【図4】上記油圧ショベルの安全装置における旋回ロッ
ク、PPCロック及び走行速度切換機構のシステムを示
す構成図である。
【図5】上記実施形態の動作説明のためのフローチャー
トである。
【図6】建設機械として代表的な油圧ショベルの側面図
である
【符号の説明】
11 エンジン 12 検知センサ 13 コントローラ 14(25、30) 安全ロックレバー 16 方向制御弁(ロックソレノイド) 17 PPC弁 21 走行操作レバー 23a 左作業機操作レバー 23b 右作業機操作レバー 30a 安全ロックレバーの「開(フリー)」位置 30b 安全ロックレバーの「閉(ロック)」位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(11)の動作中において機械
    動作の許可・不許可を切換える機能を有する安全ロック
    レバー(14)と、エンジン(11)の駆動を検知する
    検知センサ(12)と、エンジン(11)の起動検知時
    に、安全ロックレバー(14)が動作許可・不許可いず
    れの位置にあっても機械動作を不許可とする動作規制手
    段とを設けたことを特徴とする建設機械の安全装置。
  2. 【請求項2】 上記エンジン(11)の起動時におい
    て、安全ロックレバー(14)が動作許可位置にある場
    合、安全ロックレバー(14)を一旦動作不許可位置に
    した後、許可位置に戻すことによって、機械動作を許可
    することを特徴とする請求項1の建設機械の安全装置。
  3. 【請求項3】 上記エンジン(11)の起動時におい
    て、安全ロックレバー(14)が動作不許可位置にある
    場合、安全ロックレバー(14)を動作許可位置にする
    ことによって、機械動作を許可することを特徴とする請
    求項1の建設機械の安全装置。
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