JP2002114940A - 砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料、砥ぎ跡隠蔽方法及び塗膜形成方法 - Google Patents
砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料、砥ぎ跡隠蔽方法及び塗膜形成方法Info
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- JP2002114940A JP2002114940A JP2000307923A JP2000307923A JP2002114940A JP 2002114940 A JP2002114940 A JP 2002114940A JP 2000307923 A JP2000307923 A JP 2000307923A JP 2000307923 A JP2000307923 A JP 2000307923A JP 2002114940 A JP2002114940 A JP 2002114940A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベース塗料として塗膜の砥ぎ跡部の上に直接
塗布することができ、砥ぎ跡隠蔽性に優れる光輝材含有
塗料を提供すること。 【解決手段】 鱗片状の光輝材をPWCで5〜20重量
%含有し、重量平均分子量が10000〜100000
でありsp値が8.5〜9.2であるアクリル/ビニル
エーテル系共重合物を0.1〜2重量%含有する、砥ぎ
跡隠蔽用光輝材含有塗料。
塗布することができ、砥ぎ跡隠蔽性に優れる光輝材含有
塗料を提供すること。 【解決手段】 鱗片状の光輝材をPWCで5〜20重量
%含有し、重量平均分子量が10000〜100000
でありsp値が8.5〜9.2であるアクリル/ビニル
エーテル系共重合物を0.1〜2重量%含有する、砥ぎ
跡隠蔽用光輝材含有塗料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鱗片状の光輝材を
含有し被塗物にメタリック感に富む外観を与える光輝材
含有塗料に関し、特に研磨によって塗膜の表面に付いた
砥ぎ跡を隠蔽するために用いる光輝材含有塗料に関す
る。
含有し被塗物にメタリック感に富む外観を与える光輝材
含有塗料に関し、特に研磨によって塗膜の表面に付いた
砥ぎ跡を隠蔽するために用いる光輝材含有塗料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車外板の塗膜は、金属素材上に順次
積層された、電着塗膜、中塗り塗膜、及び上塗り塗膜で
構成されている。この積層された塗膜において、電着塗
膜は金属素材の防食機能を有し、中塗り塗膜は、上塗り
塗膜を平滑にし、ツヤの良い塗膜を得る下地としての機
能、及び機能の異なる電着塗膜と上塗り塗膜とを、長期
間に亘って密着せしめる機能を有している。
積層された、電着塗膜、中塗り塗膜、及び上塗り塗膜で
構成されている。この積層された塗膜において、電着塗
膜は金属素材の防食機能を有し、中塗り塗膜は、上塗り
塗膜を平滑にし、ツヤの良い塗膜を得る下地としての機
能、及び機能の異なる電着塗膜と上塗り塗膜とを、長期
間に亘って密着せしめる機能を有している。
【0003】上塗り塗膜としての光輝材を含有する塗膜
は、通常、積層されたベース塗膜及びクリヤー塗膜で構
成されている。ベース塗膜は素材に着色美装を与える機
能を有する。クリヤー塗膜は、塗膜が完成された後も長
期間に亘りベース塗膜を保護し、素材に耐候性、耐久性
を与える機能を有する。
は、通常、積層されたベース塗膜及びクリヤー塗膜で構
成されている。ベース塗膜は素材に着色美装を与える機
能を有する。クリヤー塗膜は、塗膜が完成された後も長
期間に亘りベース塗膜を保護し、素材に耐候性、耐久性
を与える機能を有する。
【0004】光輝材を含有する塗膜を形成する際には、
2コート1ベーク方式を行なうのが一般的である。2コ
ート1ベーク方式とは、電着塗膜び中塗り塗膜は、塗布
及び焼付け処理により予め金属素材上に形成しておき、
その上に、先ずベース塗料を塗布し、次いでクリヤー塗
料をウェット・オン・ウェットで塗布し、その後焼付け
処理により、ベース塗膜とクリヤー塗膜を一体的に硬化
させる塗膜形成方法である。
2コート1ベーク方式を行なうのが一般的である。2コ
ート1ベーク方式とは、電着塗膜び中塗り塗膜は、塗布
及び焼付け処理により予め金属素材上に形成しておき、
その上に、先ずベース塗料を塗布し、次いでクリヤー塗
料をウェット・オン・ウェットで塗布し、その後焼付け
処理により、ベース塗膜とクリヤー塗膜を一体的に硬化
させる塗膜形成方法である。
【0005】一方、塗装工程の最中に何等かの塗料の機
能障害、泡かみ、ごみの付着等が生じると、形成される
塗膜の均一性、連続性や表面平滑性が阻害され、塗膜表
面にフクレ、凹み、及びキズのような欠陥が生じる。塗
膜欠陥があると車体の美感が損なわれ、自動車等の商品
価値が低下するためこれを補修する必要がある。
能障害、泡かみ、ごみの付着等が生じると、形成される
塗膜の均一性、連続性や表面平滑性が阻害され、塗膜表
面にフクレ、凹み、及びキズのような欠陥が生じる。塗
膜欠陥があると車体の美感が損なわれ、自動車等の商品
価値が低下するためこれを補修する必要がある。
【0006】塗膜欠陥の補修は、塗膜欠陥を取り除き、
その部分に塗膜を形成することにより行なうことができ
る。塗膜欠陥の除去はサンドペーパー等の研磨材で欠陥
部分を研磨して行なう。塗膜の研磨を行なうと塗膜表面
の研磨された部分には砥ぎ跡が付く。この砥ぎ跡は新た
に形成される塗膜により隠蔽され、車体の美感が回復す
る。従って、砥ぎ跡部に形成される塗膜は高い砥ぎ跡隠
蔽性を有することが好ましい。
その部分に塗膜を形成することにより行なうことができ
る。塗膜欠陥の除去はサンドペーパー等の研磨材で欠陥
部分を研磨して行なう。塗膜の研磨を行なうと塗膜表面
の研磨された部分には砥ぎ跡が付く。この砥ぎ跡は新た
に形成される塗膜により隠蔽され、車体の美感が回復す
る。従って、砥ぎ跡部に形成される塗膜は高い砥ぎ跡隠
蔽性を有することが好ましい。
【0007】近年、ベース塗料として、アルミフレーク
やマイカ粉等鱗片状の光輝材を含む光輝材含有塗料が知
られている。光輝材含有塗料で形成した塗膜は光輝材に
特有なキラキラとしたメタリック感に富む外観を呈す
る。
やマイカ粉等鱗片状の光輝材を含む光輝材含有塗料が知
られている。光輝材含有塗料で形成した塗膜は光輝材に
特有なキラキラとしたメタリック感に富む外観を呈す
る。
【0008】光輝材含有塗料をベース塗料として用いた
場合、塗膜の外観及び意匠性は被塗物の表面状態に影響
されることが知られている。例えば、砥ぎ跡が形成され
た塗膜欠陥の補修部分(塗膜の砥ぎ跡部)に光輝材含有
塗料を塗布すると、光輝材の配向が砥ぎ跡の凹凸、濡れ
性等の違いの影響を受け、メタリック感などの塗膜の外
観が他の平坦な部分と異なってしまい、砥ぎ跡の隠蔽性
が不十分となる、という問題が生じる。
場合、塗膜の外観及び意匠性は被塗物の表面状態に影響
されることが知られている。例えば、砥ぎ跡が形成され
た塗膜欠陥の補修部分(塗膜の砥ぎ跡部)に光輝材含有
塗料を塗布すると、光輝材の配向が砥ぎ跡の凹凸、濡れ
性等の違いの影響を受け、メタリック感などの塗膜の外
観が他の平坦な部分と異なってしまい、砥ぎ跡の隠蔽性
が不十分となる、という問題が生じる。
【0009】特開平11−169783号公報には、塗
膜の砥ぎ跡部の上に光輝材含有塗料を用いて塗膜を形成
する際に、塗膜外観を部分的に補整して他の平坦な部分
と合わせる方法が記載されている。この方法では、高輝
材含有塗料を塗装する前に、補修部分に予め有機アマイ
ドを含有する補整用塗料を塗装する。
膜の砥ぎ跡部の上に光輝材含有塗料を用いて塗膜を形成
する際に、塗膜外観を部分的に補整して他の平坦な部分
と合わせる方法が記載されている。この方法では、高輝
材含有塗料を塗装する前に、補修部分に予め有機アマイ
ドを含有する補整用塗料を塗装する。
【0010】しかしながら、ここに記載の方法では補整
用塗料を塗装及び乾燥する工程等が新たに必要となり、
通常の塗装方法よりも操作が煩雑となる。
用塗料を塗装及び乾燥する工程等が新たに必要となり、
通常の塗装方法よりも操作が煩雑となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題を解決するものであり、その目的とするところは、ベ
ース塗料として塗膜の砥ぎ跡部の上に直接塗布すること
ができ、砥ぎ跡隠蔽性に優れる光輝材含有塗料を提供す
ることにある。
題を解決するものであり、その目的とするところは、ベ
ース塗料として塗膜の砥ぎ跡部の上に直接塗布すること
ができ、砥ぎ跡隠蔽性に優れる光輝材含有塗料を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、鱗片状の光輝
材をPWCで5〜20重量%含有し、重量平均分子量が
10000〜100000でありsp値が8.5〜9.
2であるアクリル/ビニルエーテル系共重合物を0.1
〜2重量%含有する、砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料を提
供するものであり、そのことにより上記目的が達成され
る。
材をPWCで5〜20重量%含有し、重量平均分子量が
10000〜100000でありsp値が8.5〜9.
2であるアクリル/ビニルエーテル系共重合物を0.1
〜2重量%含有する、砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料を提
供するものであり、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0013】更に、本発明は以下の砥ぎ跡隠蔽方法及び
塗膜形成方法を提供する。
塗膜形成方法を提供する。
【0014】自動車車体の金属下地に電着塗膜、中塗り
塗膜、ベース塗膜、及びクリヤー塗膜を順次形成する工
程;上記クリヤー塗膜の表面の一部を研磨して砥ぎ跡を
付ける工程;上記クリヤー塗膜の表面にベース塗料及び
クリヤー塗料をウェット・オン・ウェット方式で塗布す
る工程;及び焼き付け処理を行いベース塗膜及びクリヤ
ー塗膜を硬化させる工程;を包含する2コート1ベーク
方式の塗膜形成方法において、上記ベース塗料として上
記砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料を用いることを特徴とす
る塗膜形成方法。
塗膜、ベース塗膜、及びクリヤー塗膜を順次形成する工
程;上記クリヤー塗膜の表面の一部を研磨して砥ぎ跡を
付ける工程;上記クリヤー塗膜の表面にベース塗料及び
クリヤー塗料をウェット・オン・ウェット方式で塗布す
る工程;及び焼き付け処理を行いベース塗膜及びクリヤ
ー塗膜を硬化させる工程;を包含する2コート1ベーク
方式の塗膜形成方法において、上記ベース塗料として上
記砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料を用いることを特徴とす
る塗膜形成方法。
【0015】
【発明の実施の形態】アクリル/ビニルエーテル系共重
合物 本発明で用いるアクリル/ビニルエーテル系共重合物
は、アクリル系モノマーとビニルエーテル系モノマーと
の共重合体である。アクリル系モノマーとは(メタ)ア
クリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、アクリルアミ
ド、アクリロニトリル及びこれらの誘導体をいう。ビニ
ルエーテル系モノマーとは、分子中にビニルエーテル基
を有するモノマーをいう。
合物 本発明で用いるアクリル/ビニルエーテル系共重合物
は、アクリル系モノマーとビニルエーテル系モノマーと
の共重合体である。アクリル系モノマーとは(メタ)ア
クリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、アクリルアミ
ド、アクリロニトリル及びこれらの誘導体をいう。ビニ
ルエーテル系モノマーとは、分子中にビニルエーテル基
を有するモノマーをいう。
【0016】アクリル系モノマーの具体例としては、酸
基を含有するものとして、(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸二量体、クロトン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、3−ビニルサリチル酸等を挙げるこ
とができる。また、水酸基を有するものとしては、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブ
チル、アリルアルコール、(メタ)アクリル酸ヒドロキ
シエチルとε−カプロラクトンとの付加物を挙げること
ができる。
基を含有するものとして、(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸二量体、クロトン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、3−ビニルサリチル酸等を挙げるこ
とができる。また、水酸基を有するものとしては、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブ
チル、アリルアルコール、(メタ)アクリル酸ヒドロキ
シエチルとε−カプロラクトンとの付加物を挙げること
ができる。
【0017】さらにその他のモノマーとしては、例え
ば、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル
酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸ラウリル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)ア
クリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸シクロヘキ
シル、(メタ)アクリル酸t−ブチルシクロヘキシル、
重合性アミド化合物(例えば、(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−(2
−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、N−(2−ヒド
ロキシエチル)メタクリルアミド等)、重合性芳香族化
合物(例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
ケトン、t−ブチルスチレン、パラクロロスチレン及び
ビニルナフタレン等)、重合性ニトリル(例えば、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル等)、α−オレフィ
ン(例えば、エチレン、プロピレン等)、ジエン(例え
ば、ブタジエン、イソプレン等)、重合性芳香族化合
物、重合性ニトリル、α−オレフィン及びジエンを挙げ
ることができる。
ば、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル
酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸ラウリル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)ア
クリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸シクロヘキ
シル、(メタ)アクリル酸t−ブチルシクロヘキシル、
重合性アミド化合物(例えば、(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−(2
−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、N−(2−ヒド
ロキシエチル)メタクリルアミド等)、重合性芳香族化
合物(例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
ケトン、t−ブチルスチレン、パラクロロスチレン及び
ビニルナフタレン等)、重合性ニトリル(例えば、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル等)、α−オレフィ
ン(例えば、エチレン、プロピレン等)、ジエン(例え
ば、ブタジエン、イソプレン等)、重合性芳香族化合
物、重合性ニトリル、α−オレフィン及びジエンを挙げ
ることができる。
【0018】ビニルエーテル系モノマーの具体例として
は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルトルエ
ン、ビニルアルコール、イソブチルエーテル等が挙げら
れる。
は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルトルエ
ン、ビニルアルコール、イソブチルエーテル等が挙げら
れる。
【0019】アクリル/ビニルエーテル系共重合物の重
量平均分子量は10000〜100000、好ましくは
12000〜80000である。この重量平均分子量が
10000未満であると、研ぎ跡隠蔽性が低下し、10
0000を超えると、塗料内での相溶性が低下し、経時
するにしたがい分離が起こりやすくなる。
量平均分子量は10000〜100000、好ましくは
12000〜80000である。この重量平均分子量が
10000未満であると、研ぎ跡隠蔽性が低下し、10
0000を超えると、塗料内での相溶性が低下し、経時
するにしたがい分離が起こりやすくなる。
【0020】アクリル/ビニルエーテル系共重合物の溶
解性パラメータ(sp値)は8.5〜9.2、好ましく
は8.7〜9.1である。sp値が8.5未満であると
塗料内での相溶性が低下し、経時するにしたがい分離が
起こりやすくなる。9.2を超えると研ぎ跡隠蔽性が低
下する。
解性パラメータ(sp値)は8.5〜9.2、好ましく
は8.7〜9.1である。sp値が8.5未満であると
塗料内での相溶性が低下し、経時するにしたがい分離が
起こりやすくなる。9.2を超えると研ぎ跡隠蔽性が低
下する。
【0021】なお、sp値を測定するには、溶剤分を除
去し、25℃における表面張力(γ)と密度(ρ)を測
定する。そして次式のHildebrandの式よりsp値が計算
される。式中、Vmは分子容を示し、ビニル系重合物の
数平均分子量Mnを密度で除した値(Mn/ρ)であ
る。
去し、25℃における表面張力(γ)と密度(ρ)を測
定する。そして次式のHildebrandの式よりsp値が計算
される。式中、Vmは分子容を示し、ビニル系重合物の
数平均分子量Mnを密度で除した値(Mn/ρ)であ
る。
【0022】
【数1】
【0023】アクリル/ビニルエーテル系共重合物の製
造は常法により行なうことができる。例えば、アクリル
系モノマーとビニルエーテル系モノマーとを適当な溶媒
及びラジカル重合開始剤等の存在下に加熱撹拌して重合
させる。
造は常法により行なうことができる。例えば、アクリル
系モノマーとビニルエーテル系モノマーとを適当な溶媒
及びラジカル重合開始剤等の存在下に加熱撹拌して重合
させる。
【0024】アクリル/ビニルエーテル系共重合物とし
て市販されているものを用いてもよい。市販のアクリル
/ビニルエーテル系共重合物の例には、共栄社化学社製
「フローレンAC−300」、「フローレンAC−30
3」、「フローレンAC−324」等が挙げられる。
て市販されているものを用いてもよい。市販のアクリル
/ビニルエーテル系共重合物の例には、共栄社化学社製
「フローレンAC−300」、「フローレンAC−30
3」、「フローレンAC−324」等が挙げられる。
【0025】砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料 アクリル/ビニルエーテル系共重合物は光輝材含有塗料
に添加されて、本発明の砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料が
提供される。光輝材含有塗料とは、鱗片状の光輝材を含
有し、その塗膜がメタリック感に富む外観を与える塗料
をいう。光輝材含有塗料の光輝材の含有量は通常PWC
で5〜20重量%、好ましくは7〜15重量%である。
光輝材の含有量が5重量%未満では光輝感が低下し、2
0重量%を超えると外観が低下する。
に添加されて、本発明の砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料が
提供される。光輝材含有塗料とは、鱗片状の光輝材を含
有し、その塗膜がメタリック感に富む外観を与える塗料
をいう。光輝材含有塗料の光輝材の含有量は通常PWC
で5〜20重量%、好ましくは7〜15重量%である。
光輝材の含有量が5重量%未満では光輝感が低下し、2
0重量%を超えると外観が低下する。
【0026】このようなアクリル/ビニルエーテル系共
重合物によって優れた砥ぎ跡隠蔽効果が発揮される理由
は明確でない。しかしながら、アクリル/ビニルエーテ
ル系共重合物を添加することにより、光輝材の配向性が
塗膜の砥ぎ跡部から受ける影響が緩和されるためと考え
られる。
重合物によって優れた砥ぎ跡隠蔽効果が発揮される理由
は明確でない。しかしながら、アクリル/ビニルエーテ
ル系共重合物を添加することにより、光輝材の配向性が
塗膜の砥ぎ跡部から受ける影響が緩和されるためと考え
られる。
【0027】更に、このアクリル/ビニルエーテル系共
重合物は、光輝材含有塗料に添加しても光輝材含有塗料
に含まれる光輝材の配向性に影響を与えない。その結
果、添加の前後において光輝材含有塗料で得られる塗膜
のメタリック感が変化しないことが明らかになった。
重合物は、光輝材含有塗料に添加しても光輝材含有塗料
に含まれる光輝材の配向性に影響を与えない。その結
果、添加の前後において光輝材含有塗料で得られる塗膜
のメタリック感が変化しないことが明らかになった。
【0028】アクリル/ビニルエーテル系共重合物を添
加する光輝材含有塗料としては、従来から用いられてい
るものを用いることができる。一般的な樹脂成分として
は、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキ
ッド樹脂、フッ素系樹脂等の塗膜形成樹脂と、アミノ樹
脂及び/またはブロックポリイソシアネート化合物など
の架橋剤が用いられる。
加する光輝材含有塗料としては、従来から用いられてい
るものを用いることができる。一般的な樹脂成分として
は、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキ
ッド樹脂、フッ素系樹脂等の塗膜形成樹脂と、アミノ樹
脂及び/またはブロックポリイソシアネート化合物など
の架橋剤が用いられる。
【0029】光輝材としては、アルミニウム箔、ブロン
ズ箔、錫箔、金箔、銀箔、チタン金属箔、ステンレス
鋼、ニッケル−銅箔などの金属フレークやマイカ粉を用
いることができる。マイカ粉としては、具体的には、パ
ールマイカ(ホワイトマイカ)、干渉マイカ、着色マイ
カなどを用いることができる。
ズ箔、錫箔、金箔、銀箔、チタン金属箔、ステンレス
鋼、ニッケル−銅箔などの金属フレークやマイカ粉を用
いることができる。マイカ粉としては、具体的には、パ
ールマイカ(ホワイトマイカ)、干渉マイカ、着色マイ
カなどを用いることができる。
【0030】塗料中の好ましい固形分含有量は、製造時
30〜70重量%、塗布時10〜50重量%の範囲であ
る。
30〜70重量%、塗布時10〜50重量%の範囲であ
る。
【0031】アクリル/ビニルエーテル系共重合物の添
加量は、ベース塗料に対して0.1〜2重量%、好まし
くは0.3〜1.0重量%である。アクリル/ビニルエ
ーテル系共重合物の添加量が、0.1重量%未満である
と研ぎ跡隠蔽性が低下し、添加量が2重量%を超えると
塗料内での相溶性が低下する。
加量は、ベース塗料に対して0.1〜2重量%、好まし
くは0.3〜1.0重量%である。アクリル/ビニルエ
ーテル系共重合物の添加量が、0.1重量%未満である
と研ぎ跡隠蔽性が低下し、添加量が2重量%を超えると
塗料内での相溶性が低下する。
【0032】また、光輝材含有塗料には、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、酸触媒、垂れ止め剤、フロー剤など、
一般に用いられている塗料用添加剤を必要に応じて必要
量添加することができる。また、クリヤー塗膜とのなじ
み防止、塗装作業性を確保するために、光輝材含有塗料
には粘性制御剤を添加することが好ましい。粘性制御剤
としては、一般にチクソトロピー性を示すものを使用で
きる。
剤、酸化防止剤、酸触媒、垂れ止め剤、フロー剤など、
一般に用いられている塗料用添加剤を必要に応じて必要
量添加することができる。また、クリヤー塗膜とのなじ
み防止、塗装作業性を確保するために、光輝材含有塗料
には粘性制御剤を添加することが好ましい。粘性制御剤
としては、一般にチクソトロピー性を示すものを使用で
きる。
【0033】このようなものとしては例えば、脂肪酸ア
マイドの膨潤分散体、アマイド系脂肪酸、長鎖ポリアミ
ノアマイドの燐酸塩等のポリアマイド系のもの、酸化ポ
リエチレンのコロイド状膨潤分散体等のポリエチレン系
等のもの、有機酸スメタイト粘土、モンモリナイト等の
有機ペントナイト系のもの、ケイ酸アルミ、硫酸バリウ
ム等の無機顔料、顔料の形状により粘性が発現する偏平
顔料等、極性基の相互作用を利用する非架橋あるいは架
橋型の樹脂あるいは粒子を粘性制御剤として挙げること
ができる。
マイドの膨潤分散体、アマイド系脂肪酸、長鎖ポリアミ
ノアマイドの燐酸塩等のポリアマイド系のもの、酸化ポ
リエチレンのコロイド状膨潤分散体等のポリエチレン系
等のもの、有機酸スメタイト粘土、モンモリナイト等の
有機ペントナイト系のもの、ケイ酸アルミ、硫酸バリウ
ム等の無機顔料、顔料の形状により粘性が発現する偏平
顔料等、極性基の相互作用を利用する非架橋あるいは架
橋型の樹脂あるいは粒子を粘性制御剤として挙げること
ができる。
【0034】但し、塗膜化した場合に光沢に影響を及ぼ
さないものが特に好ましく、特に好ましい粘性制御剤と
しては、極性基の相互作用を利用する非架橋あるいは架
橋型の樹脂あるいは粒子を、粘性制御剤として用いるこ
とができる。
さないものが特に好ましく、特に好ましい粘性制御剤と
しては、極性基の相互作用を利用する非架橋あるいは架
橋型の樹脂あるいは粒子を、粘性制御剤として用いるこ
とができる。
【0035】本発明に用いられる塗料(後述するものを
含める。)の製造方法は特に限定されず、顔料等の配合
物をニーダーまたはロール等を用いて混練、分散する等
の当業者に周知の全ての方法を用い得る。また、本発明
に用いられる塗料では、希釈剤として、塗装粘度、塗装
作業性などに合わせて各種有機溶剤を種々選択して用い
ることができる。また場合によっては水を含んでいても
よい。更に、本発明で用いる塗料の塗料形態としては、
有機溶剤型、水性型(水溶性、水分散性、エマルジョ
ン)、非水分散型のいずれでもよい。
含める。)の製造方法は特に限定されず、顔料等の配合
物をニーダーまたはロール等を用いて混練、分散する等
の当業者に周知の全ての方法を用い得る。また、本発明
に用いられる塗料では、希釈剤として、塗装粘度、塗装
作業性などに合わせて各種有機溶剤を種々選択して用い
ることができる。また場合によっては水を含んでいても
よい。更に、本発明で用いる塗料の塗料形態としては、
有機溶剤型、水性型(水溶性、水分散性、エマルジョ
ン)、非水分散型のいずれでもよい。
【0036】砥ぎ跡隠蔽方法 塗膜の砥ぎ跡は塗膜の表面を研磨材で研磨して形成され
る。塗膜表面の研磨は、例えば、塗膜の表面にフクレ、
凹み、及びキズのような欠陥が存在する場合に、これを
除去するために行なわれる。研磨材としては、一般に、
サンドペーパーの♯300〜♯1200等を用いる。研
磨は通常水研ぎにより行われ、水研ぎ後に溶剤、タグラ
グ等により研ぎかすを除去することができる。
る。塗膜表面の研磨は、例えば、塗膜の表面にフクレ、
凹み、及びキズのような欠陥が存在する場合に、これを
除去するために行なわれる。研磨材としては、一般に、
サンドペーパーの♯300〜♯1200等を用いる。研
磨は通常水研ぎにより行われ、水研ぎ後に溶剤、タグラ
グ等により研ぎかすを除去することができる。
【0037】本発明の砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料を用
いて塗膜の砥ぎ跡を隠蔽するには、砥ぎ跡を有する塗膜
の上に砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料を塗布し、形成した
塗膜を硬化させればよい。塗布及び硬化方法は以下に説
明する塗膜形成方法と同様である。
いて塗膜の砥ぎ跡を隠蔽するには、砥ぎ跡を有する塗膜
の上に砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料を塗布し、形成した
塗膜を硬化させればよい。塗布及び硬化方法は以下に説
明する塗膜形成方法と同様である。
【0038】砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料の上にクリヤ
ー塗料を塗布硬化させて、クリヤー塗膜を設けてもよ
い。砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗膜及びクリヤー塗膜は2
コート1ベーク方式で形成してもよい。
ー塗料を塗布硬化させて、クリヤー塗膜を設けてもよ
い。砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗膜及びクリヤー塗膜は2
コート1ベーク方式で形成してもよい。
【0039】クリヤー塗料 クリヤー塗膜の形成に用いるクリヤー塗料は特に限定さ
れず、塗膜形成性熱硬化性樹脂および硬化剤等を含有す
るクリヤー塗料を利用できる。
れず、塗膜形成性熱硬化性樹脂および硬化剤等を含有す
るクリヤー塗料を利用できる。
【0040】上記クリヤー塗料に含まれる塗膜形成性熱
硬化性樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキッド樹脂、フッ素系樹脂等の塗膜形成樹脂
と、アミノ樹脂及び/またはブロックポリイソシーネー
ト化合物などの架橋剤からなる樹脂組成物や、酸基を有
するアクリル樹脂とエポキシ化合物からなる酸−エポキ
シ系のアクリル塗料などを用いることができる。
硬化性樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキッド樹脂、フッ素系樹脂等の塗膜形成樹脂
と、アミノ樹脂及び/またはブロックポリイソシーネー
ト化合物などの架橋剤からなる樹脂組成物や、酸基を有
するアクリル樹脂とエポキシ化合物からなる酸−エポキ
シ系のアクリル塗料などを用いることができる。
【0041】塗料中の好ましい固形分含有量は、製造時
30〜70重量%、塗布時10〜50重量%の範囲であ
る。
30〜70重量%、塗布時10〜50重量%の範囲であ
る。
【0042】顔料成分は用いられないのが通常である
が、場合によっては各種顔料を微量用いることもでき
る。添加剤成分は、紫外線吸収剤、酸化防止剤、垂れ止
め剤、フロー剤など、一般に用いられている塗料用添加
剤を必要に応じて必要量用いることができる。
が、場合によっては各種顔料を微量用いることもでき
る。添加剤成分は、紫外線吸収剤、酸化防止剤、垂れ止
め剤、フロー剤など、一般に用いられている塗料用添加
剤を必要に応じて必要量用いることができる。
【0043】塗膜形成方法 本発明の塗膜形成方法は種々の被塗物、例えば金属、プ
ラスチック、発泡体等、特に金属表面、および鋳造物に
有利に用い得るが、カチオン電着塗装可能な金属製品に
対し、特に好適に使用できる。
ラスチック、発泡体等、特に金属表面、および鋳造物に
有利に用い得るが、カチオン電着塗装可能な金属製品に
対し、特に好適に使用できる。
【0044】金属製品としては、例えば、鉄、銅、アル
ミニウム、スズ、亜鉛等およびこれらの金属を含む合金
が挙げられる。具体的には、乗用車、トラック、オート
パイ、バス等の自動車車体および部品が挙げられる。こ
れらの金属は予めリン酸塩、クロム酸塩等で化成処理さ
れたものが特に好ましい。
ミニウム、スズ、亜鉛等およびこれらの金属を含む合金
が挙げられる。具体的には、乗用車、トラック、オート
パイ、バス等の自動車車体および部品が挙げられる。こ
れらの金属は予めリン酸塩、クロム酸塩等で化成処理さ
れたものが特に好ましい。
【0045】自動車外板について本発明の塗膜形成方法
を行なうには、予め金属素材上に塗膜を形成し、その表
面に砥ぎ跡を付ける。ここでいう塗膜は中塗り塗膜、又
は上塗り塗膜(ベース塗膜及びクリヤー塗膜)のいずれ
でもよい。
を行なうには、予め金属素材上に塗膜を形成し、その表
面に砥ぎ跡を付ける。ここでいう塗膜は中塗り塗膜、又
は上塗り塗膜(ベース塗膜及びクリヤー塗膜)のいずれ
でもよい。
【0046】中塗り塗膜や上塗り塗膜は、通常、自動車
車体の金属下地に電着塗膜、中塗り塗膜、ベース塗膜、
及びクリヤー塗膜の順に形成される。塗膜の形成に用い
る塗料、及び塗膜形成方法は従来使用されているものを
用いればよい。
車体の金属下地に電着塗膜、中塗り塗膜、ベース塗膜、
及びクリヤー塗膜の順に形成される。塗膜の形成に用い
る塗料、及び塗膜形成方法は従来使用されているものを
用いればよい。
【0047】一実施態様においては、表面の一部に砥ぎ
跡を有する塗膜は上塗り塗膜である。この場合、この上
塗り塗膜は、本発明で用いる光輝材含有塗料及びクリヤ
ー塗料と同種の塗料を用いて形成したものであることが
好ましい。本発明の方法により塗装する部分の外観が塗
装しない部分膜の外観と同様になるからである。
跡を有する塗膜は上塗り塗膜である。この場合、この上
塗り塗膜は、本発明で用いる光輝材含有塗料及びクリヤ
ー塗料と同種の塗料を用いて形成したものであることが
好ましい。本発明の方法により塗装する部分の外観が塗
装しない部分膜の外観と同様になるからである。
【0048】表面の一部に砥ぎ跡を有する塗膜の上に、
まず、アクリル/ビニルエーテル系共重合物を添加した
砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料を塗布し、塗膜に流動性が
無くなるまで乾燥させる。塗布方法は塗膜形成に通常用
いられる方法であればよく、例えば、手吹きエアースプ
レー塗装、「リアクトガン」等と言われるエアー静電ス
プレー塗装、或いは、通称「μμ(マイクロマイクロ)
ベル」、「μ(マイクロ)ベル」あるいは「メタベル」
等と言われる回転霧化式の静電塗装機が挙げられる。こ
れらの方法による多ステージ塗装、好ましくは2〜3ス
テージ塗装が挙げられ、手吹きエアースプレー塗装、エ
アー静電スプレー塗装と、回転霧化式の静電塗装機等と
を組み合わせた塗装方法等により塗膜を形成することも
できる。乾燥時間は塗膜の厚さや周囲温度等に依存して
変動するが、通常は1〜10分程度である。
まず、アクリル/ビニルエーテル系共重合物を添加した
砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料を塗布し、塗膜に流動性が
無くなるまで乾燥させる。塗布方法は塗膜形成に通常用
いられる方法であればよく、例えば、手吹きエアースプ
レー塗装、「リアクトガン」等と言われるエアー静電ス
プレー塗装、或いは、通称「μμ(マイクロマイクロ)
ベル」、「μ(マイクロ)ベル」あるいは「メタベル」
等と言われる回転霧化式の静電塗装機が挙げられる。こ
れらの方法による多ステージ塗装、好ましくは2〜3ス
テージ塗装が挙げられ、手吹きエアースプレー塗装、エ
アー静電スプレー塗装と、回転霧化式の静電塗装機等と
を組み合わせた塗装方法等により塗膜を形成することも
できる。乾燥時間は塗膜の厚さや周囲温度等に依存して
変動するが、通常は1〜10分程度である。
【0049】光輝材含有塗膜の膜厚は用途により変化す
るが、乾燥状態で10〜30μmが好ましい。上限を越
えると、鮮映性が低下したり、塗装時にムラあるいは流
れ等の不具合が起こることがあり、下限を下回ると、下
地が隠蔽できず膜切れが発生する。
るが、乾燥状態で10〜30μmが好ましい。上限を越
えると、鮮映性が低下したり、塗装時にムラあるいは流
れ等の不具合が起こることがあり、下限を下回ると、下
地が隠蔽できず膜切れが発生する。
【0050】次いで、この塗膜を硬化させないで、その
上にクリヤー塗料を塗布し、塗膜に流動性が無くなるま
で乾燥させる。クリヤー塗膜の膜厚は所望の用途により
変化するが、乾燥状態で30〜60μm程度が好まし
い。上限を越えると、鮮映性が低下したり、塗装時にム
ラ、ピンホールあるいは流れ等の不具合が起こることが
あり、下限を下回ると膜切れが発生する。
上にクリヤー塗料を塗布し、塗膜に流動性が無くなるま
で乾燥させる。クリヤー塗膜の膜厚は所望の用途により
変化するが、乾燥状態で30〜60μm程度が好まし
い。上限を越えると、鮮映性が低下したり、塗装時にム
ラ、ピンホールあるいは流れ等の不具合が起こることが
あり、下限を下回ると膜切れが発生する。
【0051】その後、塗布した光輝材含有塗膜とクリヤ
ー塗膜とを加熱して一体的に硬化させる。塗膜を硬化さ
せる硬化温度は100〜180℃、好ましくは120〜
160℃で高い架橋度の硬化塗膜を得られる。上限を越
えると、塗膜が固く脆くなり、下限以下では硬化が充分
でない。硬化時間は硬化温度により変化するが、120
℃〜160℃で10〜30分が適当である。
ー塗膜とを加熱して一体的に硬化させる。塗膜を硬化さ
せる硬化温度は100〜180℃、好ましくは120〜
160℃で高い架橋度の硬化塗膜を得られる。上限を越
えると、塗膜が固く脆くなり、下限以下では硬化が充分
でない。硬化時間は硬化温度により変化するが、120
℃〜160℃で10〜30分が適当である。
【0052】
【発明の効果】本発明に従い、アクリル/ビニルエーテ
ル系共重合物を光輝材含有塗料に添加することにより、
塗膜欠陥の補修部分に光輝材含有塗料を塗布してもメタ
リック感などの塗膜の外観が他の平坦な部分と同様にな
る。更に、アクリル/ビニルエーテル系共重合物の添加
の前後において光輝材含有塗料で得られる塗膜のメタリ
ック感が変化しない。
ル系共重合物を光輝材含有塗料に添加することにより、
塗膜欠陥の補修部分に光輝材含有塗料を塗布してもメタ
リック感などの塗膜の外観が他の平坦な部分と同様にな
る。更に、アクリル/ビニルエーテル系共重合物の添加
の前後において光輝材含有塗料で得られる塗膜のメタリ
ック感が変化しない。
【0053】この結果として、補修箇所とそれ以外の箇
所とにおける色相及び意匠性等の塗膜外観の差を低減さ
せ、全体の塗膜外観を均一にすることができる。
所とにおける色相及び意匠性等の塗膜外観の差を低減さ
せ、全体の塗膜外観を均一にすることができる。
【0054】
【実施例】以下の実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。実施例中
「部」及び「%」は、特に断らない限り、重量基準であ
る。
明するが、本発明はこれらに限定されない。実施例中
「部」及び「%」は、特に断らない限り、重量基準であ
る。
【0055】製造例 架橋型樹脂粒子の調製 攪拌加熱装置、温度計、窒素導入管、冷却管及びデカン
ターを備えた反応容器に、ビスヒドロキシエチルタウリ
ン213部、ネオペンチルグリコール208部、無水フ
タル酸296部、アゼライン酸376部及びキシレン3
0部を仕込み昇温した。反応により生成した水はキシレ
ンと共沸させて除去した。還流開始より約3時間かけて
反応液温を210℃とし、カルボン酸相当の酸価が13
5mgKOH/gになるまで攪拌と脱水とを継続して反
応させた。
ターを備えた反応容器に、ビスヒドロキシエチルタウリ
ン213部、ネオペンチルグリコール208部、無水フ
タル酸296部、アゼライン酸376部及びキシレン3
0部を仕込み昇温した。反応により生成した水はキシレ
ンと共沸させて除去した。還流開始より約3時間かけて
反応液温を210℃とし、カルボン酸相当の酸価が13
5mgKOH/gになるまで攪拌と脱水とを継続して反
応させた。
【0056】液温を140℃まで冷却した後、「カージ
ュラE10」(シェル社製のバーサティック酸グリシジ
ルエステル)500部を30分で滴下し、その後、2時
間攪拌を継続して反応を終了した。酸価55mgKOH
/g、水酸基価91mgKOH/g及び数平均分子量1
250の両性イオン基含有ポリエステル樹脂を得た。
ュラE10」(シェル社製のバーサティック酸グリシジ
ルエステル)500部を30分で滴下し、その後、2時
間攪拌を継続して反応を終了した。酸価55mgKOH
/g、水酸基価91mgKOH/g及び数平均分子量1
250の両性イオン基含有ポリエステル樹脂を得た。
【0057】この両性イオン基含有ポリエステル樹脂1
0部、脱イオン水140部、ジメチルエタノールアミン
1部、スチレン50部及びエチレングリコールジメタク
リレート50部をステンレス製ビーカー中で激しく攪拌
することによりモノマー懸濁液を調製した。また、アゾ
ビスシアノ吉草酸0.5部、脱イオン水40部及びジメ
チルエタノールアミン0.32部を混合することにより
開始剤水溶液を調製した。
0部、脱イオン水140部、ジメチルエタノールアミン
1部、スチレン50部及びエチレングリコールジメタク
リレート50部をステンレス製ビーカー中で激しく攪拌
することによりモノマー懸濁液を調製した。また、アゾ
ビスシアノ吉草酸0.5部、脱イオン水40部及びジメ
チルエタノールアミン0.32部を混合することにより
開始剤水溶液を調製した。
【0058】攪拌加熱装置、温度計、窒素導入管及び冷
却管を備えた反応容器に上記両性イオン基含有ポリエス
テル樹脂5部、脱イオン水280部及びジメチルエタノ
ールアミン0.5部を仕込み、80℃に昇温した。ここ
に、モノマー懸濁液251部と開始剤水溶液40.82
部とを同時に60分かけて滴下し、さらに60分反応を
継続した後、反応を終了させた。動的光散乱法で測定し
た粒子径55nmを有する架橋型樹脂粒子エマルジョン
が得られた。
却管を備えた反応容器に上記両性イオン基含有ポリエス
テル樹脂5部、脱イオン水280部及びジメチルエタノ
ールアミン0.5部を仕込み、80℃に昇温した。ここ
に、モノマー懸濁液251部と開始剤水溶液40.82
部とを同時に60分かけて滴下し、さらに60分反応を
継続した後、反応を終了させた。動的光散乱法で測定し
た粒子径55nmを有する架橋型樹脂粒子エマルジョン
が得られた。
【0059】このエマルジョンにキシレンを加え、減圧
下共沸蒸留により水を除去し、媒体をキシレンに置換し
て、固形分含有量20重量%の架橋型樹脂粒子のキシレ
ン溶液を得た。
下共沸蒸留により水を除去し、媒体をキシレンに置換し
て、固形分含有量20重量%の架橋型樹脂粒子のキシレ
ン溶液を得た。
【0060】実施例1 砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料Aの調製 表1に示す成分をディスパー撹拌しながら配合して、原
料光輝材含有塗料を得た。ついで、この原料光輝材含有
塗料100部に対し、アクリル/ビニルエーテル系共重
合物(共栄社化学社製「フローレンAC−300」、重
量平均分子量70000、及びsp値8.75)0.5
部をディスパー撹拌しながら配合して、砥ぎ跡隠蔽用光
輝材含有塗料Aを得た。
料光輝材含有塗料を得た。ついで、この原料光輝材含有
塗料100部に対し、アクリル/ビニルエーテル系共重
合物(共栄社化学社製「フローレンAC−300」、重
量平均分子量70000、及びsp値8.75)0.5
部をディスパー撹拌しながら配合して、砥ぎ跡隠蔽用光
輝材含有塗料Aを得た。
【0061】
【表1】原料光輝材含有塗料(ライトブラウン色メタリ
ックベース塗料、R/MF比=7/3、PWC=15%) a東洋アルミニウム社製「アルペースト60−60
0」、固形分65%b 日本ペイント社製、水酸基価50、酸価15、数平均分子
量15000、固形分60%c ユーバン20SE60(三井東圧社製ブチル化メラミ
ン樹脂、固形分60%)d モダフロー溶液(モンサント社製表面調整剤)
ックベース塗料、R/MF比=7/3、PWC=15%) a東洋アルミニウム社製「アルペースト60−60
0」、固形分65%b 日本ペイント社製、水酸基価50、酸価15、数平均分子
量15000、固形分60%c ユーバン20SE60(三井東圧社製ブチル化メラミ
ン樹脂、固形分60%)d モダフロー溶液(モンサント社製表面調整剤)
【0062】実施例2 砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料Bの調製 アクリル/ビニルエーテル系共重合物(共栄社化学社製
「フローレンAC−300」)0.5部の代わりに、ア
クリル/ビニルエーテル系共重合物として共栄社化学社
製「フローレンAC−303」(重量平均分子量200
00、sp値8.90)0.5部を用いること以外は実
施例1と同様にして砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料Bを得
た。
「フローレンAC−300」)0.5部の代わりに、ア
クリル/ビニルエーテル系共重合物として共栄社化学社
製「フローレンAC−303」(重量平均分子量200
00、sp値8.90)0.5部を用いること以外は実
施例1と同様にして砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料Bを得
た。
【0063】実施例3 砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料Cの調製 アクリル/ビニルエーテル系共重合物(共栄社化学社製
「フローレンAC−300」)0.5部の代わりに、ア
クリル/ビニルエーテル系共重合物として、共栄社化学
社製「フローレンAC−324」(重量平均分子量15
000、sp値7.20)0.5部を用いること以外は
実施例1と同様にして砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料Cを
得た。
「フローレンAC−300」)0.5部の代わりに、ア
クリル/ビニルエーテル系共重合物として、共栄社化学
社製「フローレンAC−324」(重量平均分子量15
000、sp値7.20)0.5部を用いること以外は
実施例1と同様にして砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料Cを
得た。
【0064】実施例4 下地塗膜の形成 リン酸処理鋼板(厚さ0.8mm、20cm×30cm
のダル鋼板)に日本ペイント社製カチオン電着塗料「パ
ワートップU−50」を、乾燥膜厚が20μmとなるよ
うに電着塗装し、160℃で30分間加熱硬化させた。
のダル鋼板)に日本ペイント社製カチオン電着塗料「パ
ワートップU−50」を、乾燥膜厚が20μmとなるよ
うに電着塗装し、160℃で30分間加熱硬化させた。
【0065】次に、この電着塗膜の上にグレー色の中塗
り塗料(商品名「オルガP−2グレー」、日本ペイント
社製、ポリエステル・メラミン樹脂系塗料)を、乾燥膜
厚が約30μmとなるようにスプレー塗装し、140℃
で20分間加熱硬化させた。
り塗料(商品名「オルガP−2グレー」、日本ペイント
社製、ポリエステル・メラミン樹脂系塗料)を、乾燥膜
厚が約30μmとなるようにスプレー塗装し、140℃
で20分間加熱硬化させた。
【0066】次に、この中塗り塗膜の上に、実施例1で
調製した原料光輝材含有塗料を、乾燥膜厚が18μmと
なるようにスプレー塗布し、10分間放置した。つい
で、その上に、日本ペイント社製酸エポキシ樹脂系クリ
ヤー塗料「マックフローO−600クリヤー」(クリヤ
ー塗料A)を、乾燥膜厚が35μmとなるようにスプレ
ー塗布し、10分間放置した。その後、塗装板をオーブ
ンに入れ、140℃で20分間焼付け処理した。
調製した原料光輝材含有塗料を、乾燥膜厚が18μmと
なるようにスプレー塗布し、10分間放置した。つい
で、その上に、日本ペイント社製酸エポキシ樹脂系クリ
ヤー塗料「マックフローO−600クリヤー」(クリヤ
ー塗料A)を、乾燥膜厚が35μmとなるようにスプレ
ー塗布し、10分間放置した。その後、塗装板をオーブ
ンに入れ、140℃で20分間焼付け処理した。
【0067】形成した塗膜のフリップフロップ値を測定
した。フリップフロップ値は光輝性塗膜のメタリック感
を表わす特性値である。測定はミノルタ社製色彩色差計
「CR−354」を用いて行った。
した。フリップフロップ値は光輝性塗膜のメタリック感
を表わす特性値である。測定はミノルタ社製色彩色差計
「CR−354」を用いて行った。
【0068】ついで、塗膜の表面の中央部(1cm×5
cm)をサンドペーパー#320(三共社製)を用いて
研磨し、研ぎ跡を付けた。尚、研ぎ跡部は、研磨終了
後、水で湿らせたスポンジで研ぎカスを拭き取り乾燥さ
せた。
cm)をサンドペーパー#320(三共社製)を用いて
研磨し、研ぎ跡を付けた。尚、研ぎ跡部は、研磨終了
後、水で湿らせたスポンジで研ぎカスを拭き取り乾燥さ
せた。
【0069】評価塗膜の形成 砥ぎ跡を有する塗膜の上に、実施例1で調製した砥ぎ跡
隠蔽用光輝材含有塗料Aを、乾燥膜厚が18μmとなる
ようにスプレー塗布し、10分間放置した。ついで、そ
の上に、クリヤー塗料A(酸エポキシ樹脂系)を、乾燥
膜厚が35μmとなるようにスプレー塗布し、10分間
放置した。その後、塗装板をオーブンに入れ、140℃
で20分間焼付け処理した。
隠蔽用光輝材含有塗料Aを、乾燥膜厚が18μmとなる
ようにスプレー塗布し、10分間放置した。ついで、そ
の上に、クリヤー塗料A(酸エポキシ樹脂系)を、乾燥
膜厚が35μmとなるようにスプレー塗布し、10分間
放置した。その後、塗装板をオーブンに入れ、140℃
で20分間焼付け処理した。
【0070】得られた評価塗膜について、砥ぎ跡の隠蔽
性を以下の評価基準で目視により判定した。
性を以下の評価基準で目視により判定した。
【0071】
【表2】砥ぎ跡隠蔽性の評価基準 ○;砥ぎ跡部に変色が認められない。 △;研ぎ跡部が若干変色している。 ×;研ぎ跡部がかなり変色している。
【0072】また、評価塗膜のフリップフロップ値(F
F値)を測定した。FF値が小さいことは塗膜のフリッ
プフロップ性が低いことを示す。評価結果は表3に示
す。
F値)を測定した。FF値が小さいことは塗膜のフリッ
プフロップ性が低いことを示す。評価結果は表3に示
す。
【0073】実施例5〜9 砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料、クリヤー塗料の種類を表
4に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にし
て下地塗膜及び評価塗膜を形成し、評価した。評価結果
を表3に示す。
4に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にし
て下地塗膜及び評価塗膜を形成し、評価した。評価結果
を表3に示す。
【0074】尚、下地塗膜のクリヤー塗膜と評価塗膜の
クリヤー塗膜とは同種のクリヤー塗料を用いて形成し
た。
クリヤー塗膜とは同種のクリヤー塗料を用いて形成し
た。
【0075】比較例1 砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料の代わりに実施例1で調製
した原料光輝材含有塗料を用いること以外は実施例1と
同様にして下地塗膜及び評価塗膜を形成し、評価した。
評価結果を表3に示す。
した原料光輝材含有塗料を用いること以外は実施例1と
同様にして下地塗膜及び評価塗膜を形成し、評価した。
評価結果を表3に示す。
【0076】比較例2 アクリル/ビニルエーテル系共重合物(共栄社化学社製
「フローレンAC−300」)0.5部の代わりに、ビ
ニルエーテル系共重合物である楠本化成社製「ディスパ
ロンLC−900」(重量平均分子量4000、sp値
8.38)0.5部を用いること以外は実施例1と同様
にして下地塗膜及び評価塗膜を形成し、評価した。評価
結果は表3に示す。
「フローレンAC−300」)0.5部の代わりに、ビ
ニルエーテル系共重合物である楠本化成社製「ディスパ
ロンLC−900」(重量平均分子量4000、sp値
8.38)0.5部を用いること以外は実施例1と同様
にして下地塗膜及び評価塗膜を形成し、評価した。評価
結果は表3に示す。
【0077】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 7/24 303 B05D 7/24 303J C09D 129/10 C09D 129/10 Fターム(参考) 4D075 AE12 BB04Y BB26Z BB89X CA32 CB06 CB07 CB13 DA06 DA23 DA25 DA27 DB02 DB05 DB06 DB07 DB08 DB31 DC12 DC13 EA06 EA07 EA10 EA43 EB16 EB22 EB32 EB33 EB35 EB36 EB37 EB38 EB45 EB52 EB54 EB56 EC11 EC23 EC54 4J038 CB001 CC011 CG031 CG061 CG071 CG141 CG161 CG171 CH031 CH041 CH071 CH121 CJ021 CJ071 CJ081 CJ101 HA066 HA546 KA12 KA20 MA14 NA01 PA19 PB07 PC02 PC08
Claims (3)
- 【請求項1】 鱗片状の光輝材をPWCで5〜20重量
%含有し、重量平均分子量が10000〜100000
でありsp値が8.5〜9.2であるアクリル/ビニル
エーテル系共重合物を0.1〜2重量%含有する、砥ぎ
跡隠蔽用光輝材含有塗料。 - 【請求項2】 自動車車体の金属下地に電着塗膜、中塗
り塗膜、ベース塗膜、及びクリヤー塗膜を順次形成する
工程;該クリヤー塗膜の表面の一部を研磨して砥ぎ跡を
付ける工程;該クリヤー塗膜の表面にベース塗料及びク
リヤー塗料をウェット・オン・ウェット方式で塗布する
工程;及び焼き付け処理を行いベース塗膜及びクリヤー
塗膜を硬化させる工程;を包含する2コート1ベーク方
式の塗膜形成方法において、該ベース塗料として請求項
1記載の砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料を用いることを特
徴とする塗膜形成方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の方法により形成された塗
膜。
Priority Applications (1)
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JP2000307923A JP2002114940A (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 砥ぎ跡隠蔽用光輝材含有塗料、砥ぎ跡隠蔽方法及び塗膜形成方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006010403A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Seiko Epson Corp | 時計用外装部品の補修方法 |
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JP2013522032A (ja) * | 2010-03-24 | 2013-06-13 | ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 色及び/又は効果を付与する複層塗装系の製造方法 |
CN104293040A (zh) * | 2014-09-26 | 2015-01-21 | 苏州博利迈新材料科技有限公司 | 一种防腐汽车涂料及其制备方法 |
-
2000
- 2000-10-06 JP JP2000307923A patent/JP2002114940A/ja active Pending
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