JP2002114694A - 血中コレステロール低減用組成物 - Google Patents

血中コレステロール低減用組成物

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JP2002114694A
JP2002114694A JP2000301018A JP2000301018A JP2002114694A JP 2002114694 A JP2002114694 A JP 2002114694A JP 2000301018 A JP2000301018 A JP 2000301018A JP 2000301018 A JP2000301018 A JP 2000301018A JP 2002114694 A JP2002114694 A JP 2002114694A
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blood cholesterol
protein
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phytic acid
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Mitsutaka Kono
光登 河野
Motohiko Hirotsuka
元彦 廣塚
Toshiaki Aoyama
敏明 青山
Yukio Hashimoto
征雄 橋本
Makoto Kito
誠 鬼頭
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Fuji Oil Co Ltd
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Fuji Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安全かつ効率的に血中のコレステロール濃度
を低減させることを目的として、医薬又は飲食品タイプ
として血中のコレステロール上昇の予防、治療に有用な
大豆蛋白質成分の提供。 【解決手段】 11Sグロブリンを主成分とした低フィ
チン酸大豆蛋白質を有効成分とする血中コレステロール
低減用組成物。上記組成物において、11Sグロブリン
を蛋白質当たり70%以上含有し、フィチン含量は、蛋
白質当たり0.2%以下である。該血中コレステロール
低減用組成物は、11Sグロブリンが種子中の全蛋白質
量の60%以上含む大豆より作製し、大豆蛋白質にフィ
チン酸分解酵素を作用させて得られ、又その製造工程に
おいて還元剤を添加しないで作製されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は血中のコレステロー
ル低減用組成物、さらに詳しくは、大豆蛋白質から分画
された生理活性成分のひとつを主成分とし、さらにその
効果を高める処理が施された血中のコレステロール低下
能画分に関する。
【0002】
【従来の技術】大豆蛋白質は植物性蛋白質の中で栄養性
が優れているだけでなく、近年では様々な生理活性効果
が見い出され、生理機能剤としても注目される食品素材
である。大豆タンパク質の持つ血中コレステロール低下
能についてはよく知られており、それは大豆タンパク質
のある成分が、コレステロールの原因となる胆汁酸等と
特異的に結合し、そのまま糞便として排泄されると言わ
れている。さらに、このコレステロール低下の効果を唄
った食品が厚生省許可特定保健用食品にもなっている
(大豆プロテイン食品;”大豆からあげ”不二製油株式
会社)。このコレステロール低下能をはじめとする生理
機能は上述の様に、大豆タンパク質の中のある特定の画
分から発現されると考えられ、大豆タンパク質成分から
得られた各生理機能画分を、効率よく精製することは安
全性のきわめて高い医薬品素材としてだけでなく、食品
用素材として利用する上で重要な因子である。
【0003】ペプチド成分としてのコレステロール低下
能画分の特定については多くの研究がなされている。菅
野ら(Atherosclerosis, 72, 115, 1988 及び J. Nutr.,
120, 977, 1990)は、血中コレステロール濃度低下効果
には、大豆タンパク質の消化過程が深く関わっていると
し、大豆タンパク質のペプシンあるいは、微生物プロテ
アーゼによる消化に際して得られる非消化性画分は、き
わめて顕著な降コレステロール作用を発揮することをラ
ットによるin vivo での研究で確認してきた。in vitro
での研究ではあるが、岩見ら( 大豆たん白質研究会会
誌, 15, 74, 1994) は、血中コレステロールが、前駆体
となっている胆汁酸との結合ペプチドが大豆タンパク質
の主要構成成分のひとつである11Sグロブリンに存在
し、さらにその構成成分である酸性サブユニット中のア
ミノ酸14残基からなるペプチドである可能性を示した。
【0004】しかしながら、11Sグロブリンを含め大
豆蛋白質はフィチン酸との複合体を形成し、大豆蛋白質
の消化性を阻害していることが知られている。( リター
ら、J. Food Sci., 52, 325,1987)従って、大豆蛋白質
から11Sグロブリンを効率よく精製し、かつ複合体と
して結合しているフィチン酸を分解、除去することは、
血中のコレステロール低減剤として安全性のきわめて高
い医薬品素材としてだけでなく、食品用素材として利用
する上で重要な因子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大豆蛋白質
中の血中のコレステロール低下能を有している画分を分
画して、さらにその効果を高める処理を施すことで、食
品あるいは医薬品として提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、次のことを見出した。 (1)脱脂大豆より、大豆蛋白質成分の一般的な分画法
であるタン・シバサキらによる方法によって11Sグロ
ブリンを分画する場合、還元剤を使用せずとも70%以
上の純度にまで分画出来る。 (2)上記11Sグロブリンと同時に精製した7Sグロ
ブリン、さらに上記11Sグロブリンに結合したフィチ
ン酸を分解、除去したものを、カゼインを比較対照とし
たラットを用いた3週間の動物実験により、血中のコレ
ステロール低減能は、11Sグロブリンおよびフィチン
酸が分解、除去された低フィチン11Sグロブリンにの
み存在し、低フィチン11Sグロブリンが最大の血中の
コレステロール低減能を有していた。 (3)さらに、大豆蛋白質をフィチン酸分解酵素で処理
することにより、フィチン酸が分解、除去された低フィ
チン11Sグロブリンが分画される。かくして、血中の
中性脂肪低減能を有するとされる11Sグロブリンから
フィチン酸を分解、除去することで、その効果が向上す
ることが判明し、その分投与量は少量で澄むことが期待
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明は、11Sグロブリンを主成分とし
た低フィチン酸大豆蛋白質を有効成分とする血中コレス
テロール低減用組成物を提供するものである。また、大
豆蛋白質を分画し、蛋白質純度として11Sグロブリン
を70%以上で分画された11Sグロブリンを主成分と
する大豆蛋白で、さらに、フィチン含量を蛋白質当たり
0.2%以下まで分解、除去した低フィチン酸11Sグ
ロブリンを有効とする血中コレステロール低減用組成物
を提供するものである。さらに分画の手段として、大豆
蛋白質にフィチン酸分解酵素を作用させることで、11
Sグロブリンを主成分とし、さらにフィチン含量を蛋白
質当たり0.2%以下まで分解、除去した低フィチン酸
11Sグロブリンを有効成分とする血中コレステロール
低減用組成物を提供するものである。また、育種技術に
より11Sグロブリンを種子中の全蛋白質量の60%以
上含む大豆より作製した大豆蛋白を主成分とし、さらに
フィチン酸含量を蛋白質当たり0.2%以下まで分解、
除去した低フィチン酸11Sグロブリンを有効成分とす
る血中コレステロール低減用組成物を提供するものであ
る。また、上記製造工程において還元剤を添加しないで
作製された血中コレステロール低減用組成物を提供す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本明細書において、11Sグロブ
リンとは、一般に可溶性の球状蛋白質の総称であるグロ
ブリンの中、分子量の超遠心沈降係数が11Sに相当す
るものを言う。グロブリンにはその分子量分布で2S、
7S、11S、15Sが存在し、そのうち、7Sと11
Sが大豆の様な豆科植物の貯蔵蛋白質には多量に含まれ
ていることが知られている。なお、大豆の11Sグロブ
リンはグリシニンとも言われている。本発明において
は、大豆蛋白質から分画した11Sグロブリンの含量の
高い画分を主成分として用いる。大豆蛋白質から11S
グロブリンのするには、現在11Sグロブリンの分画方
法として広く用いられいるタン・シバサキの方法(Thah
n, V.H., and Shibasaki ,K .,J. Agric. Food
Chem. ,24, 117,1976)はもちろん、その他いわゆるク
リオプレシピテーション(Briggs,D.R., and Mann,R.L.,
Cereal Chem, 27, 243, 1950) による冷却不溶区分(C
old-insoluble fruction/CIF と呼ばれる) や、ウルフ
らによる(Wolf,W.J., and Sly,D.A., Cereal Chem, 4
4, 653,1967) 0.1N塩化カルシウム添加による分画
法いずれの分画法によっても良い。上記いずれかの方法
により11Sグロブリンを分画するが、この際、還元剤
は用いずとも十分使用に耐えうる純度の11Sグロブリ
ンが分画でき、さらにコレステロール低減剤として使用
する場合も、還元剤を含まない方がより広い範囲の用途
が期待できる。さらに得られた11Sグロブリンを主成
分とする画分に、フィチン酸分解活性を有するフィター
ゼやホスファターゼのような酵素または、酵素剤を作用
させ、フィチン酸を分解、除去することで、11Sグロ
ブリンが本来有している血中のコレステロール低減能を
高める。
【0009】このフィチン酸が分解、除去された低フィ
チン11Sグロブリンを分画する方法として、大豆蛋白
質に直接フィチン酸分解活性を有するフィターゼやホス
ファターゼのような酵素または、酵素剤を作用させるこ
とで、低フィチン11Sグロブリンを得ることも可能で
ある。
【0010】また、本発明においては、別法として、育
種技術により11Sグロブリンを種子中の全タンパク質
量の60%以上含む大豆から脱脂大豆を作製し、そこか
ら還元剤を使用しないこと以外は通常の分離大豆蛋白質
の作製方法によって作製された、純度70%好ましくは
80%以上の11Sグロブリンを主成分として使用す
る。この場合も上記同様還元剤は用いずとも十分使用に
耐えうる純度の11Sグロブリンが取得でき、コレステ
ロール低減剤として使用する場合も、還元剤を含まない
方がより広い範囲の用途が期待できる。さらに得られた
11Sグロブリンを主成分とする画分に、フィチン酸分
解活性を有するフィターゼやホスファターゼのような酵
素または、酵素剤を作用させ、フィチン酸を分解、除去
することで、11Sグロブリンが本来有している血中の
コレステロール低減能を高める。
【0011】本発明の組成物は、得られた画分や分離大
豆蛋白質を有効成分として経口投与用の組成物とするこ
とができ、例えば、自体公知の方法に従って粉末状、糖
衣錠、顆粒状等の剤形の組成物とすることができ、適
宜、他の賦形剤、添加剤を添加することができる。本発
明の有効成分として用いる画分や分離大豆蛋白質は食用
として使用できる安全なものであり、組成物への配合
量、摂取量は特に限定するものではなく、そのまま摂取
しても、また、食餌療法として食品に添加してもよい。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の有効性を実施例と共に示す
が、これらの例示によって本発明の技術思想が限定され
るものではない。 製造例1(低フィチン11Sグロブリンの調製(その
1)) 脱脂大豆に1:10の重量割合で水を加え、随時pHを
7.0に調整しながら1時間撹拌し、この混合物を遠心
分離( 4,000r.p.m.,20℃で10分間)
し、得られた上澄液をpH6.4に調整して、4 ℃にて
一晩放置して、遠心分離( 4,000r.p.m.,4
℃で10分間) して得られた沈殿物を回収した。さらに
この沈殿物に4倍量の水を加え、pH6.0に調整後、
フィターゼ(フィターゼノボL:ノボインダストリー社
製)を蛋白質当たり0.2%添加後、40℃で1時間反
応させた。この反応液をpH6.2に調整後、遠心分離
( 4,000r.p.m.,20℃で10分間) してホ
エー画分を除き、得られた沈殿物に加水後、pH7.0
に中和して殺菌し、噴霧乾燥して低フィチン11Sグロ
ブリンを得た。このようにして得られた低フィチン11
Sグロブリンはフィチン酸含量が蛋白質当たり0.05
%であり、フィチン酸がほぼ完全に分解、除去されてい
ることを確認した。
【0013】製造例2(低フィチン11Sグロブリンの
調製(その2)) 脱脂大豆に1:10の重量割合で水を加え、随時pHを
7.0に調整しながら1時間撹拌し、この混合物を遠心
分離( 4,000r.p.m.,20℃で10分間)
し、得られた上澄液をpH6.0に調整して、フィター
ゼ(フィターゼノボL:ノボインダストリー社製)を蛋
白質当たり0.2%添加後、40℃で1時間反応させ
た。この反応液をpH6.2に調整後、遠心分離( 4,
000r.p.m.,20℃で10分間) して得られた
沈殿物に加水後、pH7.0に中和して殺菌し、噴霧乾
燥して低フィチン11Sグロブリンを得た。このように
して得られた低フィチン11Sグロブリンはフィチン酸
含量が蛋白質当たり0.05%であり、フィチン酸がほ
ぼ完全に分解、除去されていることを確認した。
【0014】比較製造例1(11Sグロブリンの調製) 脱脂大豆に1:10の重量割合で水を加え、随時pHを
7.0に調整しながら1時間撹拌し、この混合物を遠心
分離( 4,000r.p.m.,20℃で10分間)
し、得られた上澄液をpH6.4に調整して、4 ℃にて
一晩放置して、遠心分離( 4,000r.p.m.,4
℃で10分間) して得られた沈殿物を回収した。さらに
この沈殿物に加水後、pH7.0に中和して殺菌し、噴
霧乾燥して粉体化した11Sグロブリンを得た。このよ
うにして得られた11SグロブリンをSDS−ポリアク
リルアミドゲル電気泳動に供し、その後染色された蛋白
質のバンドの染色度の測定から、純度として85.4%
あり、以下の検討に十分耐えうる純度であることを確認
した。さらにこのもののフィチン酸含量を測定したとこ
ろ、蛋白質当たり1.10%であった。
【0015】比較実施例1(ラットによる血中コレステ
ロール低減効果確認試験) ラットによる血中コレステロール低減効果の確認試験を
行った。試験飼料として、上記製造例2にてそれぞれ得
られた各大豆蛋白質成分と、さらに比較対照としてカゼ
イン(ビタミンフリーカゼイン、オリエンタル酵母
(株)製)をそれぞれ食餌蛋白質として20%含み、コ
レステロール0.5%とコール酸ナトリウム0.125
%を添加し、さらにシュクロースとコーンスターチの混
合比率を1:2としたものを用いた。具体的配合を下記
表1に示す。
【0016】
【表1】 各試験群の飼料組成
【0017】実験動物は5週齢のウィスター系雄ラット
(体重90〜110g程度のもの)を日本SLCより購
入し、市販固形資料(オリエンタル CRF−1)で1
週間予備飼育した後、各試験資料群の体重が揃うように
1群6匹で計3群に分け、試験資料で3週間飼育した。
飼育はラットを個別ケージに1匹ずつ入れ、温度23
±1℃、湿度55±5%で12時間明暗サイクル(AM
7:00からPM7:00まで照明)の下で行った。飼
育期間中は水および資料を自由摂取させた。
【0018】試験期間は21日間とし、その期間の体重
の増加を測定し、下記表2の結果を得た。なお、各試験
間の体重の増加量に有意差は認められなかった。
【0019】
【表2】 各試験群の体重の推移
【0020】21日間の試験食終了後、22日目の朝
(AM8:00)より6時間絶食し、ネンブタール麻酔
下で開腹後、ヘパリン処理した注射器で腹部大動脈より
採血した。血液から遠心分離( 3, 000r.p.
m.,5℃で10分間)にて血漿を分離し、コレステロ
ールを測定した。測定値については群毎に平均値と標準
偏差を算出し、有意差の検定はDuncan's multiple rang
e testによって行った。その結果を以下の表3に示す。
【0021】
【表3】 各試験群の血中コレステロール量の推移
【0022】比較実施例1(ラットによる血中コレステ
ロール低減効果確認試験) 実施例1と同様にして、ラットを用いて血中コレステロ
ール低減効果の確認試験を行った。試験飼料としては、
実施例1と同様な組成をものを使用し、ただし、大豆蛋
白質成分としては比較製造例1で得られたものを使用し
た。
【0023】実験動物は5週齢(成長期)のウィスター
系雄ラット(体重100〜120g、330〜360g
程度のもの)を日本SLCより購入し、市販固形資料
(オリエンタル CRF−1)で1週間予備飼育した
後、各試験資料群の体重が揃うように1群6匹で計2群
に分け、試験資料で10日間飼育した。飼育はラットを
個別ケージに1匹ずつ入れ、温度23±1℃、湿度55
±5%で12時間明暗サイクル(AM7:00からPM
7:00まで照明)の下で行った。飼育期間中は水およ
び資料を自由摂取させた。試験期間は10日間とし、そ
の期間の体重の増加を測定し、下記表4の結果を得た。
なお、各試験間の体重の増加量に有意差は認められなか
った。
【0024】
【表4】 各試験群の体重の推移
【0025】10日間の試験食終了後、11日目の朝
(AM8:00)より7時間絶食し、ネンブタール麻酔
下で開腹後、ヘパリン処理した注射器で腹部大動脈より
採血した。血液から遠心分離( 3, 000r.p.
m.,5℃で15分間) にて血漿を分離し、コレステロ
ールを測定した。測定値については群毎に平均値と標準
偏差を算出し、有意差の検定はDuncan's multiple rang
e testによって行った。その結果を以下の表5に示す。
【0026】
【表5】 各試験群の血中コレステロール量の推移
【0027】製造例2の低フィチン11Sグロブリンと
カゼインを比較すると、比較製造例1の11Sグロブリ
ンよりも製造例2の低フィチン11Sグロブリンの方が
著しく高いコレステロール低減効果を有していることが
明らかとなった。
【0028】
【発明の効果】以上記載したごとく、血中コレステロー
ル濃度を効率的に低減せしめることができ、しかも安全
性がきわめて高いので、本発明の組成物は血中コレステ
ロールの濃度低減のための予防ないし、治療剤として有
用であるだけでなく、そのための飲食品として供するこ
とが出来る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 3/06 A61K 37/04 // A23J 3/16 37/18 (72)発明者 青山 敏明 大阪府泉佐野市住吉町1番地 不二製油株 式会社阪南研究開発センター内 (72)発明者 橋本 征雄 大阪府泉佐野市住吉町1番地 不二製油株 式会社阪南研究開発センター内 (72)発明者 鬼頭 誠 京都市左京区下鴨下川原町46−72 Fターム(参考) 4B018 MD20 MD58 MD90 ME04 MF01 MF12 4C084 AA02 BA44 CA15 DA38 NA06 NA07 ZC332 4C088 AB61 BA09 BA16 BA21 CA05 CA11 CA12 CA25 MA52 NA11 NA14 ZC33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 11Sグロブリンを主成分とした低フィ
    チン酸大豆蛋白質を有効成分とする血中コレステロール
    低減用組成物。
  2. 【請求項2】 蛋白質当たり11Sグロブリンを70%
    以上含有した請求項1記載の血中コレステロール低減用
    組成物。
  3. 【請求項3】 フィチン含量が、蛋白質当たり0.2%
    以下である請求項1記載の血中コレステロール低減用組
    成物。
  4. 【請求項4】 大豆蛋白質にフィチン酸分解酵素を作用
    させて得られたものである請求項1または2記載の血中
    コレステロール低減用組成物。
  5. 【請求項5】 11Sグロブリンが種子中の全蛋白質量
    の60%以上含む大豆より作製した請求項1記載の血中
    コレステロール低減用組成物。
  6. 【請求項6】 その製造工程において還元剤を添加しな
    いで作製された請求項1の血中コレステロール低減用組
    成物。
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