JP2002114532A - レンズ用小割ガラス素材の製造方法およびガラス丸棒成形機 - Google Patents

レンズ用小割ガラス素材の製造方法およびガラス丸棒成形機

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JP2002114532A JP2000303846A JP2000303846A JP2002114532A JP 2002114532 A JP2002114532 A JP 2002114532A JP 2000303846 A JP2000303846 A JP 2000303846A JP 2000303846 A JP2000303846 A JP 2000303846A JP 2002114532 A JP2002114532 A JP 2002114532A
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glass round
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口 繁 夫 関
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩留よくそしてスラッヂなどの不具合の発生
やバレル処理などといった余分な作業をなくしたうえ
で、より一層の小型化および形状の高精度化の要求に応
え得る小割ガラス素材を製造する。 【解決手段】 ガラス丸棒GBから複数個のレンズ用小
割ガラス素材GWを製造するに際して、同一方向に回転
する2個のローラ4,5間にガラス丸棒GBを挿入し、
2個のローラ4,5の間隔を狭めて軟化温度以上に加熱
したガラス丸棒GBを両側から押圧して、2個のローラ
4,5のうちの成形ローラ4に軸方向に等間隔で設けた
複数枚の鍔状ブレード7によって、ガラス丸棒GBに円
周方向の溝部Gdを複数同時に形成した後、ガラス丸棒
GBの各溝部Gdで切断してレンズに適した等重量の小
割ガラス素材GWを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真円度の高いガラ
ス丸棒を切断して小径レンズ製造に適した等重量の小割
ガラス素材を製造するのに採用されるレンズ用小割ガラ
ス素材の製造方法およびこの製造方法で用いられるガラ
ス丸棒成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるレンズ用小割ガラス素材の
製造方法としては、例えば、ドレンキャスト方式で成形
された比較的肉厚分布精度のラフなストリップ材料から
ダイヤモンド切断によって寸法精度の高いさいころ状の
小割ガラス素材を製造する方法や、ストリップ材料の肉
厚分布精度を高めるためにストリップ材料を熱間で再成
形した材料からダイヤモンドブレードによる切り代約1
mm幅の切断によって寸法精度の高い小割ガラス素材を
製造する方法があった。
【0003】また、これとは別のレンズ用小割ガラス素
材の製造方法としては、ガラス丸棒を軟化温度以上でか
つ流動温度以下に加熱した後、等間隔に刃先を有するラ
ック状の金型でこのガラス丸棒を小割切断して、プレス
成形による小径レンズの製造に適した等重量の小割ガラ
ス素材を製造するようにした方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のレンズ用小割ガラス素材の製造方法において、スト
リップ材料から小割ガラス素材を製造する方法では、材
料の歩留がよいとは言えず、一方、ストリップ材料の熱
間再成形材料から小割ガラス素材を製造する方法では、
スラッヂが生じる可能性があるという問題を有してい
た。
【0005】また、ラック状の金型を用いて小割ガラス
素材を製造する方法では、金型でガラス丸棒を加圧成形
する際に、図5(a)に示すように、金型の刃先が当たるガ
ラス丸棒gbの表面が潰れて薄板状に広がってしまい、
図5(b),(c)に示すように、ガラス丸棒gbから切断さ
れた小割ガラス素材gwの両端には、割れやすくそして
リヒートプレスの場合に折込の危険を伴う鍔部分gfが
生じることから、図5(d)に示すように、小割ガラス素
材gwに対してバレル処理を施して鍔部分gfを除去す
る必要があるという問題を有しており、これらの問題を
解決することが従来の課題であった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、歩留よくそしてスラッヂなどの不具
合の発生やバレル処理などといった余分な作業をなくし
たうえで、小径レンズの更なる小型化に伴うより一層の
小型化および形状の高精度化の要求に応え得る小割ガラ
ス素材を製造することができるレンズ用小割ガラス素材
の製造方法およびガラス丸棒成形機を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るレンズ用小割ガラス素材の製造方法は、ガラス丸棒か
ら複数個のレンズ用小割ガラス素材を製造するに際し
て、同一方向に回転する2個のローラ間にガラス丸棒を
挿入し、2個のローラの間隔を狭めて軟化温度以上に加
熱したガラス丸棒を両側から押圧して、2個のローラの
うちの少なくともいずれか一方のローラに軸方向に等間
隔で設けた複数枚の鍔状ブレードによって、ガラス丸棒
に円周方向の溝部を複数同時に形成した後、ガラス丸棒
の各溝部で切断してレンズに適した等重量の小割ガラス
素材を形成する構成としており、このレンズ用小割ガラ
ス素材の製造方法の構成を従来の課題を解決するための
手段としている。
【0008】本発明の請求項2に係わるレンズ用小割ガ
ラス素材の製造方法は、ガラス丸棒から複数個のレンズ
用小割ガラス素材を製造するに際して、同一方向に回転
する2個のローラ間でガラス丸棒を回転保持し、2個の
ローラの間でかつ上方から切込み回転ローラを降下させ
て、この切込み回転ローラに軸方向に等間隔で設けた複
数枚の鍔状切込みブレードによって、軟化温度以上に加
熱したガラス丸棒に円周方向の切溝部を複数同時に形成
した後、ガラス丸棒の各切溝部で切断してレンズに適し
た等重量の小割ガラス素材を形成する構成としており、
このレンズ用小割ガラス素材の製造方法の構成を従来の
課題を解決するための手段としている。
【0009】本発明の請求項3に係わるガラス丸棒成形
機は、請求項1に記載のレンズ用小割ガラス素材の製造
方法に用いるガラス丸棒成形機であって、搬入されたガ
ラス丸棒を受けるガラス受と、成形ローラと、ガラス受
を間にして成形ローラに対して接近離間可能に並列配置
されかつ成形ローラと同一方向に回転する加圧ローラを
備え、成形ローラおよび加圧ローラのうちの少なくとも
成形ローラには、複数枚の鍔状ブレードを軸方向に等間
隔で設けた構成としており、このガラス丸棒成形機の構
成を従来の課題を解決するための手段としている。
【0010】本発明の請求項4に係わるガラス丸棒成形
機は、請求項2に記載のレンズ用小割ガラス素材の製造
方法に用いるガラス丸棒成形機であって、互いに並列配
置されて同一方向に回転して搬入されたガラス丸棒を回
転させながら保持する2個のローラと、2個のローラの
間でかつ上方に位置して2個のローラに保持されるガラ
ス丸棒の外周に対して当接離間可能とした切込み回転ロ
ーラを備え、切込み回転ローラには、複数枚の鍔状切込
みブレードを軸方向に等間隔で設けた構成としており、
このガラス丸棒成形機の構成を従来の課題を解決するた
めの手段としている。
【0011】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるレンズ用小割
ガラス素材の製造方法では、同一方向に回転する2個の
ローラでガラス丸棒を両側から挟み込みながら、いずれ
か一方のローラに軸方向に等間隔で設けた複数枚の鍔状
ブレードで、ガラス丸棒に円周方向の溝部を複数同時に
形成するようにしているので、ガラス丸棒の切断にダイ
ヤモンドブレードを採用していない分だけ歩留が向上す
ると共にスラッヂなどの不具合の発生を抑え得ることと
なり、加えて、金型による加圧切断と比較して、小割ガ
ラス素材の形状がレンズ製造に適したものとなるうえ、
小割ガラス素材の両端には、従来生じていた鍔部分が発
生しないことから、バレル処理などといった作業を省略
し得ることとなる。
【0012】本発明の請求項2に係わるレンズ用小割ガ
ラス素材の製造方法では、同一方向に回転する2個のロ
ーラ間でガラス丸棒を回転保持しながら、2個のローラ
の間でかつ上方から降下させた切込み回転ローラに軸方
向に等間隔で設けた複数枚の鍔状切込みブレードで、ガ
ラス丸棒に円周方向の切溝部を複数同時に形成するよう
にしていることから、請求項1に係わるレンズ用小割ガ
ラス素材の製造方法と同じく、歩留が向上すると共に不
具合の発生を抑え得ることとなるのに加えて、金型によ
る加圧切断方法に比して、小割ガラス素材の形状がレン
ズ製造に適したものとなると共に、バレル処理などとい
った作業を省略し得ることとなり、しかも、鍔状切込み
ブレードで円周方向の切溝部を形成するようにしている
ので、ガラス丸棒の切溝部での切断が容易になされるこ
ととなる。
【0013】一方、本発明の請求項3に係わるガラス丸
棒成形機では、上記した構成としたから、円周方向の溝
部を複数同時にそしてガラス丸棒を潰すことなく形成し
得ることとなり、本発明の請求項4に係わるガラス丸棒
成形機では、上記した構成としていることから、請求項
3に係わるガラス丸棒成形機と同じく切断しやすい切溝
部の形成がガラス丸棒を潰すことなくなされることとな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0015】図1および図2は本発明に係わるレンズ用
小割ガラス素材の製造方法に用いるガラス丸棒成形機の
一実施例を示している。
【0016】図1(a)に示すように、このガラス丸棒成
形機1は、図示右側に隣接して設置したガラス丸棒製造
装置(図示省略)からシュータ2を介して搬入される真円
度の高いガラス丸棒GBを受けるガラス受3と、成形ロ
ーラ4と、ガラス受3を間にして成形ローラ4に対して
接近離間可能に並列配置されかつ成形ローラ4と同一方
向に回転する加圧ローラ5と、2個のローラ4,5の間
でかつ上方に位置してガラス受3に載置したガラス丸棒
GBの外周に対して当接離間可能とした押えローラ6を
備えており、成形ローラ4の外周面には、図1(b)にも
示すように、複数枚の鍔状ブレード7が軸方向に等間隔
で設けてある。
【0017】このガラス丸棒成形機1を用いて、ガラス
丸棒製造装置で製造されたガラス丸棒GBから複数個の
レンズ用小割ガラス素材GWを製造するに際しては、ま
ず、シュータ2を介して2個のローラ4,5間に位置す
るガラス受3にガラス丸棒GBを挿入し、このガラス丸
棒GBを軟化温度以上でかつ流動温度以下に加熱する。
【0018】このとき、図1(a)に破線で示すように、
ガラス丸棒GBの上方に位置するようにして押えローラ
6を降下させて、ガラス丸棒GBの浮き上がりを阻止
し、この状態において、成形ローラ4からガラス丸棒G
Bに回転力が伝達されて回転を開始する。
【0019】次いで、図示しないエアシリンダの駆動力
で加圧ローラ5を図1(a)に破線で示すようにして成形
ローラ4に接近させて2個のローラ4,5の間隔を狭
め、上記のように加熱調節したガラス丸棒GBを両側か
ら押圧すると、成形ローラ4の外周面に軸方向に等間隔
で設けた複数枚の鍔状ブレード7によって、ガラス丸棒
GBに円周方向の溝部Gdが複数同時に形成されること
となり、図2(a)に示すように、複数の溝部Gdを有す
るガラス丸棒GBが得られることとなる。そして、加圧
ローラ5が成形ローラ4から離間する方向へ移動するこ
とによってガラス受3から自由落下したガラス丸棒GB
を取り出して各溝部Gdで切断すると、図2(b),(c)
に示すように、レンズに適した等重量の小割ガラス素材
GWが形成されることとなる。
【0020】ここで、加圧ローラ5にも複数枚の鍔状ブ
レード7を軸方向に等間隔で設ける構成としてもよく、
この場合には、ガラス丸棒成形機1によって、図3(a)
に示すようなガラス丸棒GB1が得られることとなり、
このガラス丸棒GB1を取り出して各溝部Gd1で切断
すると、図3(b),(c)に示すように、全体的に丸みを帯
びたより一層レンズに適した等重量の小割ガラス素材G
W1が形成されることとなる。
【0021】上記したガラス丸棒成形機1を用いたレン
ズ用小割ガラス素材の製造方法では、同一方向に回転す
る2個のローラ4,5でガラス丸棒GBを両側から挟み
込みながら、成形ローラ4の外周面に軸方向に等間隔で
設けた複数枚の鍔状ブレード7で、ガラス丸棒GBに円
周方向の溝部Gdを複数同時に形成するようにしている
ので、ガラス丸棒GBの切断にダイヤモンドブレードを
採用していない分だけ歩留が向上すると共にスラッヂな
どの不具合の発生を抑え得ることとなる。
【0022】また、上記したレンズ用小割ガラス素材の
製造方法では、従来の金型による加圧切断と比較して、
小割ガラス素材GWの形状がレンズ製造に適したものと
なるうえ、小割ガラス素材GWの両端には、従来生じて
いた鍔部分が発生しないことから、バレル処理などとい
った作業を省略し得ることとなる。
【0023】さらに、上記したガラス丸棒成形機1で
は、成形ローラ4の外周面に、複数枚の鍔状ブレード7
を設けているので、円周方向の溝部Gdを複数同時にそ
してガラス丸棒GBを潰すことなく形成し得ることとな
る。
【0024】図4は本発明に係わるレンズ用小割ガラス
素材の製造方法に用いるガラス丸棒成形機の他の実施例
を示している。
【0025】図4(a)に示すように、このガラス丸棒成
形機11は、互いに並列配置されかつ同一方向に回転し
て図示右側に設置したガラス丸棒製造装置(図示省略)か
らシュータ12を介して搬入されるガラス丸棒GBを回
転させながら保持する2個のローラ13,14と、これ
らのローラ13,14の間でかつ上方に位置して2個の
ローラ13,14に保持されるガラス丸棒GBの外周に
対して当接離間可能とした切込み回転ローラ15を備え
ており、この切込み回転ローラ15には、図2(b)にも
示すように、複数枚の鍔状切込みブレード17が軸方向
に等間隔で設けてある。
【0026】このガラス丸棒成形機11を用いて、ガラ
ス丸棒製造装置で製造されたガラス丸棒GBから複数個
のレンズ用小割ガラス素材GWを製造するに際しては、
まず、シュータ12を介して2個のローラ13,14間
にガラス丸棒GBを供給し、このガラス丸棒GBを軟化
温度以上でかつ流動温度以下に加熱する。
【0027】次いで、図示しないエアシリンダの駆動力
で切込み回転ローラ15を降下させて、上記のように加
熱調節したガラス丸棒GBを上方から押圧すると、切込
み回転ローラ15の外周面に軸方向に等間隔で設けた複
数枚の鍔状切込みブレード17によって、ガラス丸棒G
Bに円周方向の切溝部Gcが複数同時に形成されること
となる。
【0028】そして、一方のローラ13が他方のローラ
14から離間する方向へ移動することによって自由落下
したガラス丸棒GBを取り出して各切溝部Gcで切断す
ると、レンズに適した等重量の小割ガラス素材が形成さ
れることとなる。
【0029】ここで、鍔状切込みブレード17のガラス
丸棒GBへの切込み量は、ガラス丸棒GBの直径が約7
mmのときに2mm程度とすることが望ましく、この場
合には、上記したようにして切溝部Gcが形成されたガ
ラス丸棒GBの冷却後において、切溝部Gcでの切断が
熱歪によって簡単になされることとなる。
【0030】上記したガラス丸棒成形機11を用いたレ
ンズ用小割ガラス素材の製造方法では、同一方向に回転
する2個のローラ13,14間でガラス丸棒GBを回転
保持しながら、2個のローラ13,14の間でかつ上方
から降下させた切込み回転ローラ15に設けた複数枚の
鍔状切込みブレード17で、ガラス丸棒GBに円周方向
の切溝部Gcを複数同時に形成するようにしていること
から、この場合も、歩留が向上すると共に不具合の発生
を抑え得ることとなり、加えて、金型による加圧切断方
法に比して、小割ガラス素材GWの形状がより一層レン
ズ製造に適したものとなると共に、バレル処理などとい
った作業を省略し得ることとなり、しかも、鍔状切込み
ブレード17で円周方向の切溝部Gcを形成するように
しているので、ガラス丸棒GBの切溝部Gcでの切断が
容易になされることとなる。
【0031】また、上記したガラス丸棒成形機11で
は、切込み回転ローラ15に、複数枚の鍔状切込みブレ
ード17を設けていることから、切断しやすい切溝部G
cの形成がガラス丸棒GBを潰すことなくなされること
となる。
【0032】本発明に係わるレンズ用小割ガラス素材の
製造方法およびガラス丸棒成形機の詳細な構成は、上記
した実施例に限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
および2に係わるレンズ用小割ガラス素材の製造方法で
は、上記した構成としたから、歩留の向上を実現しそし
てスラッヂなどの不具合の発生やバレル処理などといっ
た余分な作業をなくしたうえで、より一層の小型化およ
び形状の高精度化の要求に応え得る小割ガラス素材を製
造することが可能であるという非常に優れた効果がもた
らされ、とくに、請求項2に係わるレンズ用小割ガラス
素材の製造方法では、鍔状切込みブレードで円周方向の
切溝部を形成するようにしているので、ガラス丸棒の切
溝部での切断をより一層簡単に行うことが可能であると
いう非常に優れた効果がもたらされる。
【0034】一方、本発明の請求項3および4に係わる
ガラス丸棒成形機では、上記した構成としたから、円周
方向の溝部(請求項4では切溝部)を複数同時にそしてガ
ラス丸棒を潰すことなく形成することができるという非
常に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるレンズ用小割ガラス素材の製造
方法に用いるガラス丸棒成形機の一実施例を示す正面説
明図(a)および部分拡大側面説明図(b)である。
【図2】図1に示したガラス丸棒成形機によって溝部が
形成されたガラス丸棒の側面説明図(a),ガラス丸棒
の溝部で切断されて得られるガラス素材の側面説明図
(b)およびガラス素材の正面説明図(c)である。
【図3】複数枚の鍔状ブレードを軸方向に等間隔で設け
た加圧ローラを採用したガラス丸棒成形機によって溝部
が形成されたガラス丸棒の側面説明図(a),ガラス丸
棒の溝部で切断されて得られるガラス素材の側面説明図
(b)およびガラス素材の正面説明図(c)である。
【図4】本発明に係わるレンズ用小割ガラス素材の製造
方法に用いるガラス丸棒成形機の他の実施例を示す正面
説明図(a)および部分拡大側面説明図(b)である。
【図5】従来におけるレンズ用小割ガラス素材の製造方
法によって溝部が形成されたガラス丸棒の側面説明図
(a),ガラス丸棒の溝部で切断されて得られるガラス
素材の側面説明図(b),正面説明図(c)および鍔部
分除去後のガラス素材の側面説明図(d)である。
【符号の説明】
1,11 3 ガラス受 4 成形ローラ 5 加圧ローラ 7 鍔状ブレード 13,14 ローラ 15 切込み回転ローラ 17 鍔状切込みブレード GB ガラス丸棒 GW ガラス素材 Gc 切溝部 Gd 溝部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス丸棒から複数個のレンズ用小割ガ
    ラス素材を製造するに際して、同一方向に回転する2個
    のローラ間にガラス丸棒を挿入し、2個のローラの間隔
    を狭めて軟化温度以上に加熱したガラス丸棒を両側から
    押圧して、2個のローラのうちの少なくともいずれか一
    方のローラに軸方向に等間隔で設けた複数枚の鍔状ブレ
    ードによって、ガラス丸棒に円周方向の溝部を複数同時
    に形成した後、ガラス丸棒の各溝部で切断してレンズに
    適した等重量の小割ガラス素材を形成することを特徴と
    するレンズ用小割ガラス素材の製造方法。
  2. 【請求項2】 ガラス丸棒から複数個のレンズ用小割ガ
    ラス素材を製造するに際して、同一方向に回転する2個
    のローラ間でガラス丸棒を回転保持し、2個のローラの
    間でかつ上方から切込み回転ローラを降下させて、この
    切込み回転ローラに軸方向に等間隔で設けた複数枚の鍔
    状切込みブレードによって、軟化温度以上に加熱したガ
    ラス丸棒に円周方向の切溝部を複数同時に形成した後、
    ガラス丸棒の各切溝部で切断してレンズに適した等重量
    の小割ガラス素材を形成することを特徴とするレンズ用
    小割ガラス素材の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のレンズ用小割ガラス素
    材の製造方法に用いるガラス丸棒成形機であって、搬入
    されたガラス丸棒を受けるガラス受と、成形ローラと、
    ガラス受を間にして成形ローラに対して接近離間可能に
    並列配置されかつ成形ローラと同一方向に回転する加圧
    ローラを備え、成形ローラおよび加圧ローラのうちの少
    なくとも成形ローラには、複数枚の鍔状ブレードを軸方
    向に等間隔で設けたことを特徴とするガラス丸棒成形
    機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のレンズ用小割ガラス素
    材の製造方法に用いるガラス丸棒成形機であって、互い
    に並列配置されて同一方向に回転して搬入されたガラス
    丸棒を回転させながら保持する2個のローラと、2個の
    ローラの間でかつ上方に位置して2個のローラに保持さ
    れるガラス丸棒の外周に対して当接離間可能とした切込
    み回転ローラを備え、切込み回転ローラには、複数枚の
    鍔状切込みブレードを軸方向に等間隔で設けたことを特
    徴とするガラス丸棒成形機。
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