JP2002114375A - パレットキャリア及びパレット洗浄装置 - Google Patents

パレットキャリア及びパレット洗浄装置

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JP2002114375A
JP2002114375A JP2000308371A JP2000308371A JP2002114375A JP 2002114375 A JP2002114375 A JP 2002114375A JP 2000308371 A JP2000308371 A JP 2000308371A JP 2000308371 A JP2000308371 A JP 2000308371A JP 2002114375 A JP2002114375 A JP 2002114375A
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Keiichiro Teramoto
恵一郎 寺本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレットの敷設・回収を容易かつ確実に行う
ことにより作業の効率化を図り、作業時間を短縮すると
ともに作業者の負担を軽減することを目的とする。 【解決手段】 対象平面Sに対してパレットPを敷設及
び回収するパレットキャリアCであって、複数のパレッ
トPを段積み状態で収容可能な収容部11を備えるベー
スフレーム10と、対象平面Sにおいてベースフレーム
10を移動させる走行装置20と、対象平面Sからパレ
ットPを持ち上げて収容部11へ段積みさせるとともに
収容部11のパレットPを対象平面Sへ降ろして段ばら
しさせるリフト装置30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象平面に対して
パレットを敷設及び回収するパレットキャリア、及びこ
のパレットキャリアから送られるパレットを洗浄するパ
レット洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、魚市場では集荷された鮮魚を土間
に直置きして陳列され、さらには土間に直置きされたま
ま魚体を洗ったり内蔵の取り出しなどが行われている。
このような食品の土間への直置きは細菌等の付着の問題
があり衛生上好ましくないため、近年では土間に多数の
パレットを敷設し、このパレット上に鮮魚を陳列するこ
とが考えられている。なお、このパレットは必要時に敷
設されるだけで、使用後は衛生面から回収・洗浄するこ
とが必要であり、従来、かかる敷設作業は、段積みされ
たパレットをフォークリフト等で運び、作業者がパレッ
トを段ばらしして土間上に敷設し、また、回収作業は作
業者が段積みしたパレットをフォークリフトで収容箇所
まで運ぶといった手順で行われていた。また、洗浄作業
は、回収されたパレットを一枚ごとに作業者が手洗いす
る他、専用のパレット洗浄装置を設置して装置へのパレ
ットのセットや取り出しをフォークリフト等を用いて行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多数の
パレットをフォークリフト等で運ぶといってもパレット
の段積み作業や段ばらし作業は作業者の手作業により行
われるため、作業者の負担が大きいだけでなく、パレッ
トの敷設・回収作業に時間がかかるといった問題点を有
している。さらに、パレットを敷設する平面をフォーク
リフトが走行しなければならず、フォークリフトの走行
に合わせてパレットどうしの間隔を設定しなければなら
ないため無駄が多くなり、パレットの敷設効率が悪くな
る。また、パレットの洗浄を手作業で行うのは作業者の
負担及び効率の点から好ましくなく、専用の洗浄装置を
用いてもパレットのセットや取り出しにフォークリフト
等を用いるのでセットや取り出し作業の安定性や確実性
が低い。
【0004】本発明は、以上の課題を解決するものであ
り、パレットの敷設・回収を容易かつ確実に行うことに
より作業の効率化を図り、作業時間を短縮するとともに
作業者の負担を軽減することができるパレットキャリア
及びパレット洗浄装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、対象平面に対してパレッ
トを敷設及び回収するパレットキャリアであって、複数
のパレットを段積み状態で収容可能な収容部を備えるベ
ースフレームと、対象平面においてベースフレームを移
動させる走行装置と、対象平面からパレットを持ち上げ
て収容部へ段積みさせるとともに収容部のパレットを対
象平面へ降ろして段ばらしさせるリフト装置とを備える
ことを特徴とする。このパレットキャリアでは、走行装
置により自走しつつ、対象平面に敷設されたパレットを
リフト装置で持ち上げて収容部に段積みするとともに、
収容部に収容された複数のパレットをリフト装置で対象
平面に降ろすことで段ばらしを行うため、対象平面に対
するパレットの敷設及び回収を作業者に負担をかけるこ
となく容易かつ確実に短時間で行うことが可能となる。
さらに、走行装置は対象平面に対して必要最小限の接地
部分を有していればよいので、フォークリフト等に比べ
て走行スペースが少なくなり、対象平面へのパレットの
敷設効率を低下させることはない。また、収容部に多数
のパレットを段積み状態で収容するので、回収したパレ
ットを他所に保管する必要がなく、保管スペースが不要
となってスペース効率を向上させることが可能となる。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1のパレッ
トキャリアにおいて、リフト装置が、パレットの側部に
設けられた切り欠きに掛け止め可能なフックと、フック
を昇降させる昇降装置とを備えることを特徴とする。こ
のパレットキャリアでは、フックによってパレットを引
っかけた状態で持ち上げるので、パレットの段積みや段
ばらしを正確かつ効率よく行うことが可能となる。ま
た、パレットが大型化(もしくは長尺化)したときはフ
ックの数を多くすることで対応可能となり、汎用性を確
保することが可能となる。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1または2
のパレットキャリアから送られるパレットを洗浄するパ
レット洗浄装置であって、2台のパレットキャリアの一
方からパレットを受け取って他方へ移送する移送装置
と、移送装置により移送されるパレットを移送途中にお
いて洗浄する洗浄装置本体とを備えることを特徴とす
る。このパレット洗浄装置では、請求項1または2のパ
レットキャリアからパレットを受け取って他のパレット
キャリアへ移送する間に、洗浄装置本体によりパレット
を洗浄しているため、作業者に過度の負担をかけること
なく使用済みパレットの洗浄を効率よく行うことが可能
となる。また、一方のパレットキャリアが段ばらしする
ことでパレットを一枚ごとに洗浄装置本体へ送り込み、
しかも洗浄後のパレットを他方のパレットキャリアが段
積みして回収するので、パレットキャリアの段積み・段
ばらし機能を有効に利用することにより製造コストを低
減することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態につき図面を参
照して説明する。図1は本発明に係るパレットキャリア
の全体の斜視図である。
【0009】図1に示すように、パレットキャリアC
は、魚市場における土間などの対象平面Sに対してパレ
ットPを敷設及び回収するものであって、ベースフレー
ム10と走行装置20とリフト装置30とで概略構成さ
れる。ベースフレーム10は、複数の鋼材等を矩形状に
組み付けて形成されており、中央部を開口させて複数の
パレットPを段積み状態で収容可能な収容部11を備え
ている。また、ベースフレーム10には、収容部11に
段積みされたパレットPを案内するための複数のガイド
棒12が所定間隔で設けられている。
【0010】走行装置20は、対象平面S上でパレット
キャリアCを移動させるものであり、ベースフレーム1
0の複数箇所に設けられている。なお、図1では複数の
走行装置20のうちの1つを示している。この走行装置
20は、対象平面S上をX方向に移動するための車輪2
1と、Y方向に移動するための車輪22とを備え、それ
ぞれがモータ等の駆動源により回転するように構成され
ている。また、車輪21は油圧シリンダ23を介してベ
ースフレーム10に取り付けられており、油圧シリンダ
23を作動させることにより昇降可能に構成されてい
る。
【0011】従って、走行装置20は、油圧シリンダ2
3を作動させて車輪21を車輪22より降下させること
により車輪21が対象平面Sに接地してパレットキャリ
アCをX方向へ移動させ、また、油圧シリンダ23を作
動させて車輪21を車輪22より上昇させることにより
車輪22が対象平面Sに接地してパレットキャリアCを
Y方向へ移動させるように動作する。すなわち、油圧シ
リンダ23の作動状態によってパレットキャリアCの移
動方向を決定できる。なお、ベースフレーム10の一端
の走行装置20の駆動を停止するとともに、他端の走行
装置20を駆動することで、パレットキャリアCを旋回
させることも可能である。
【0012】また、車輪21の昇降装置として油圧シリ
ンダ23に限定されないのは勿論である。さらに、走行
装置20として2つの車輪21及び22を用いてパレッ
トキャリアCの方向を変える構造に限定されず、例えば
車輪の向きを変えることでパレットキャリアCの走行方
向を変えるような構造を採用してもよい。また、走行装
置20として車輪を用いることなく、無限軌道等を用い
てもよい。なお、油圧シリンダ23への油の供給は、ベ
ースフレーム10上に取り付けられた油圧ユニット13
により行われる。
【0013】リフト装置30は、ガイド棒12の側面に
設けられたガイド部12aによってガイド棒12の長手
方向に沿ってスライド可能なスライダ31と、油圧スラ
イダ31間に掛け渡された軸部材32と、軸部材32に
上端部分が固着され軸部材32の回動とともに旋回する
複数のフック33と、スライダ31を昇降させる第1油
圧シリンダ(昇降装置)34と、軸部材32に形成され
た突出部32aを上下方向に進退させて軸部材32を回
動させる第2油圧シリンダ35とで構成される。なお、
第1油圧シリンダ34及び第2油圧シリンダ35への油
の供給は、油圧ユニット13により行われる。
【0014】フック33は一定間隔で配置されている
が、この間隔は後述するパレットPの切り欠き2aの間
隔に合わせて設定されている。そして、このリフト装置
30は、第2油圧シリンダ35を駆動することで軸部材
32の回動を介して複数のフック33を同時に旋回さ
せ、この状態で第1油圧シリンダ34を駆動することに
より全てのフック33(軸部材32を含めて)を昇降さ
せるように構成されている。なお、フック33の配置及
び個数はパレットPの形状(長さ)や重量、フック33
に対応する切り欠き2aの配置によって任意に設定可能
である。また、リフト装置30は、ベースフレーム10
に取り付けられたカバー体14により覆われた状態にな
っている。また、リフト装置30は図示のものに限定さ
れず、パレットPを段積み及び段ばらしする各種機構を
採用することができる。
【0015】図2(a)はパレットPの平面図、(b)
は同正面図である。パレットPは、合成樹脂やステンレ
ス等の素材で形成され、図2に示すように、中央部1a
に向けた傾斜面を有する上板1と、複数の切り欠き2a
を一定間隔で備える側板2と、上板1の裏面側に一定間
隔で取り付けられた補強用のリブ3とで構成されてい
る。なお、上板1の中央部1aには一定間隔で水抜き孔
4が形成されている。このパレットPは魚市場で用いら
れるものであって、例えば寸法が幅約500mm、長さ
約70000mm、高さ約42mmであり、図1に示す
ように上板1に魚を陳列するのに用いられる。
【0016】続いて、このパレットキャリアCの使用状
態を説明する。まず、パレットPを土間等の対象平面S
に敷設する場合について説明する。このパレットキャリ
アCの操作用のペンダントスイッチ40を操作して、走
行装置20を駆動することによりX及びY方向の何れか
の方向へパレットキャリアCを走行させ、敷設地点に来
たときに停止させる。次いで、パレットPの段ばらし作
業を図3を用いて説明する。なお、パレットキャリアC
には段積み状態の複数のパレットCが収容部11に予め
収容されている。
【0017】図3(a)に示すように、リフト装置30
の第1油圧シリンダ34を駆動して段積み状態のパレッ
トPをフック33ごと降下させ、敷設地点に接地させ
る。次に、図3(b)に示すように、第2油圧シリンダ
35を駆動してフック33を旋回させ、フック33をパ
レットPの切り欠き2aから外した後、第1油圧シリン
ダ34を駆動してパレット一枚分の高さだけフック33
を持ち上げ、その位置で第2油圧シリンダ35を駆動し
てフック33を旋回させ、下から2番目のパレットPの
切り欠き2aにフック33の先端を差し込む。次に、図
3(c)に示すように、第1油圧シリンダ34を駆動し
て該パレットPから段積みされたパレットを持ち上げ
る。
【0018】この一連の動作によりパレットPは所定地
点に敷設され、パレットキャリアCの移動と上記したパ
レットPの敷設動作を繰り返すことにより、パレットP
の段ばらし作業が完了する。なお、図1に示すように、
敷設されたパレットPの上板1上には複数の魚50が載
せられ、このように陳列されることで魚体洗いやせり等
の対象となる。このとき、パレットPの上板1は中央部
1aへ向けて傾斜しているため、洗浄水等の汚水は中央
部1aに集められて水抜き孔4から対象平面Sへ排出さ
れる。これにより魚50の汚損を防止するとともに、パ
レットPへの汚れの付着を減少させることができる。
【0019】次に、パレットPを土間等の対象平面Sか
ら回収する場合について説明する。同じくペンダントス
イッチ40を操作して、走行装置20を駆動することに
よりX及びY方向の何れかの方向へパレットキャリアC
を走行させ、回収対象となるパレットPの上方地点(回
収地点)に来たときに停止させる。次いで、パレットP
の段積み作業を図4を用いて説明する。
【0020】図4(a)に示すように、リフト装置30
の第1油圧シリンダ34を駆動して段積み状態のパレッ
トPをフック33ごと降下させ、回収対象のパレットP
の上に載置させる。次に、図4(b)に示すように、第
2油圧シリンダ35を駆動してフック33を旋回させ、
フック33をパレットPの切り欠き2aから外した後、
第1油圧シリンダ34を駆動してパレット一枚分の高さ
だけフック33を降下させ、その位置で第2油圧シリン
ダ35を駆動してフック33を旋回させ、回収対象のパ
レットPの切り欠き2aにフック33の先端を差し込
む。次に、図4(c)に示すように、第1油圧シリンダ
34を駆動して該パレットPから段積みされたパレット
を持ち上げる。この一連の動作によりパレットPは回収
され、パレットキャリアCの移動と上記したパレットP
の回収動作を繰り返すことにより、パレットPの段積み
作業が完了する。
【0021】このように、本発明に係るパレットキャリ
アCを用いることにより、土間等の対象平面Sへのパレ
ットPの敷設及び回収が容易かつ短時間で行うことがで
きる。さらに、走行装置20は対象平面Sに対して必要
最小限の接地部分を有していればよいので、フォークリ
フト等に比べて走行スペースが少なくなり、対象平面S
へのパレットSの敷設効率を低下させることはない。ま
た、収容部11に多数のパレットPを段積み状態で収容
するので、回収したパレットPを他所に保管する必要が
なく、保管スペースが不要となってスペース効率を向上
させることができる。
【0022】次に、本発明に係るパレット洗浄装置につ
いて説明する。図5はパレット洗浄装置の斜視図であ
り、図6はこのパレット洗浄装置の使用状態を示す説明
図である。図5に示すように、このパレット洗浄装置Z
は、前記したパレットキャリアC1及びC2を用いるも
のであり、ベルトコンベヤ(移送装置)60と洗浄装置
本体70とで概略構成される。
【0023】ベルトコンベヤ60は、所定全長のものが
用いられ、ベルト61の幅はパレットPの幅に対応させ
て設定されている。ベルトコンベヤ60の両端部分には
それぞれパレットキャリアC1,C2を配置可能に構成
されている。従って、パレットキャリアC1,C2の一
方から段ばらししたパレットPは、ベルト61によって
移送され、他方で段積みすることができる。なお、移送
装置としてベルトコンベヤ60を用いることに限定され
ず、ローラコンベヤ等のパレットPを移送可能な各種装
置を使用してもよい。
【0024】洗浄装置本体70は、ベルトコンベヤ60
の途中部分に設置され、ベルト61を覆った状態でベル
ト61の進行方向上流側からパレット洗浄部71と、水
滴飛散部72とが順に配置されて構成される。パレット
洗浄部71は、洗浄液等を噴射する複数のノズルを備
え、ベルト61上のパレットPに洗浄液等を吹き付けて
パレットPを洗浄する。水滴飛散部72は、ブロワ等を
駆動することにより、洗浄後のパレットPに向けて空気
を吹き付け、パレットPに付着している水滴を飛散させ
ることで水切りを行う。なお、水滴飛散部72の前に、
洗浄液等をすすぐためにパレットPへ向けて水を噴射さ
せるようにしてもよい。
【0025】続いて、このパレット洗浄装置Zの使用状
態について説明する。前提として、パレットキャリアC
1には使用済みのパレットPが段積み状態で収容されて
おり、パレットキャリアC2にはパレットPを収容して
いない空の状態となっている。先ず、図5に示すよう
に、パレットキャリアC1をベルトコンベヤ60の始端
側に、またパレットキャリアC2をベルトコンベヤ60
の終端側にそれぞれ配置する。なお、パレットキャリア
C1,C2は共に自走可能であり、作業者の操作により
それぞれが移動して配置される。
【0026】次に、図6に示すように、パレットキャリ
アC1においてパレットPを段ばらししてベルト61上
に使用済みパレットPを載せる。そして、ベルト61を
駆動してパレットPを搬送し、その搬送途中で洗浄装置
本体70にパレットPを通過させる。これにより、パレ
ットPは、パレット洗浄部71で汚れが除去された後、
水滴飛散部72により付着した水滴が除去されて洗浄装
置本体70からでてくる。そして、パレットPがパレッ
トキャリアC2の直下まで搬送されたときにベルト61
を停止させ、パレットキャリアC2によりパレットPを
段積みして自己の収容部11に回収する。
【0027】この動作をパレットキャリアC1に収容す
るパレットPがなくなるまで繰り返し、全てのパレット
PがパレットキャリアC2に収容されることによりパレ
ットPの洗浄が完了する。そして、パレットキャリアC
2はそのまま次回のパレットPの敷設に用いられ、一
方、パレットキャリアC1は次回の洗浄時に空のパレッ
トキャリアとして用いられる。
【0028】このように、パレット洗浄装置Zを用いる
ことにより、作業者に過度の負担をかけることなく使用
済みパレットPの洗浄を効率よく行うことができる。ま
た、一方のパレットキャリアC1が段ばらしすることで
パレットPを一枚ごとに洗浄装置本体70へ送り込み、
しかも洗浄後のパレットPを他方のパレットキャリアC
2が段積みして回収するので、パレットキャリアの段積
み・段ばらし機能を有効に利用することにより洗浄装置
の製造コストを低減できる。
【0029】なお、前記実施の形態において示した各構
成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明
の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき
種々変更可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るパ
レットキャリアは、走行装置により自走しつつ、対象平
面に敷設されたパレットをリフト装置で持ち上げて収容
部に段積みするとともに、収容部に収容された複数のパ
レットをリフト装置で対象平面に降ろすことで段ばらし
を行うため、対象平面に対するパレットの敷設及び回収
を作業者に負担をかけることなく容易かつ確実に短時間
で行うことができる。さらに、走行装置は対象平面に対
して必要最小限の接地部分を有していればよいので、フ
ォークリフト等に比べて走行スペースが少なくなり、対
象平面へのパレットの敷設効率を低下させることはな
い。また、収容部に多数のパレットを段積み状態で収容
するので、回収したパレットを他所に保管する必要がな
く、保管スペースが不要となってスペース効率を向上さ
せることができる。
【0031】請求項2に係るパレットキャリアは、フッ
クによってパレットを引っかけた状態で持ち上げるの
で、パレットの段積みや段ばらしを正確かつ効率よく行
うことができる。また、パレットが大型化(もしくは長
尺化)したときはフックの数を多くすることで対応可能
となり、汎用性を確保することができる。
【0032】請求項3に係るパレット洗浄装置は、本発
明のパレットキャリアからパレットを受け取って他のパ
レットキャリアへ移送する間に、洗浄装置本体によりパ
レットを洗浄しているため、作業者に過度の負担をかけ
ることなく使用済みパレットの洗浄を効率よく行うこと
ができる。また、一方のパレットキャリアが段ばらしす
ることでパレットを一枚ごとに洗浄装置本体へ送り込
み、しかも洗浄後のパレットを他方のパレットキャリア
が段積みして回収するので、パレットキャリアの段積み
・段ばらし機能を有効に利用することにより装置の製造
コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパレットキャリアの実施形態を
示す斜視図である。
【図2】 (a)はパレットの平面図、(b)はパレッ
トの正面図である。
【図3】 パレットの段ばらしを示す説明図である。
【図4】 パレットの段積みを示す説明図である。
【図5】 本発明に係るパレット洗浄装置の実施形態を
示す斜視図である。
【図6】 パレット洗浄装置の使用状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
C,C1,C2 パレットキャリア P パレット S 対象平面 Z パレット洗浄装置 10 ベースフレーム 11 収容部 20 走行装置 30 リフト装置 33 フック 34 第1油圧シリンダ(昇降装置) 60 ベルトコンベヤ(移送装置) 70 洗浄装置本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象平面に対してパレットを敷設及び回
    収するパレットキャリアであって、 複数のパレットを段積み状態で収容可能な収容部を備え
    るベースフレームと、前記対象平面において前記ベース
    フレームを移動させる走行装置と、前記対象平面からパ
    レットを持ち上げて前記収容部へ段積みさせるとともに
    該収容部のパレットを前記対象平面へ降ろして段ばらし
    させるリフト装置とを備えることを特徴とするパレット
    キャリア。
  2. 【請求項2】 前記リフト装置は、パレットの側部に設
    けられた切り欠きに掛け止め可能なフックと、該フック
    を昇降させる昇降装置とを備えることを特徴とする請求
    項1記載のパレットキャリア。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のパレットキャリ
    アから送られるパレットを洗浄するパレット洗浄装置で
    あって、 2台の前記パレットキャリアの一方からパレットを受け
    取って他方へ移送する移送装置と、該移送装置により移
    送されるパレットを移送途中において洗浄する洗浄装置
    本体とを備えることを特徴とするパレット洗浄装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109748108A (zh) * 2019-03-21 2019-05-14 天津百利越象模具制造有限责任公司 一种通过式全自动托盘清洗装置

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