JP2002114143A - 浮上式移動体 - Google Patents

浮上式移動体

Info

Publication number
JP2002114143A
JP2002114143A JP2000305784A JP2000305784A JP2002114143A JP 2002114143 A JP2002114143 A JP 2002114143A JP 2000305784 A JP2000305784 A JP 2000305784A JP 2000305784 A JP2000305784 A JP 2000305784A JP 2002114143 A JP2002114143 A JP 2002114143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating
moving
traveling
moving body
dedicated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000305784A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4566379B2 (ja
Inventor
Atsushi Deguchi
敦 出口
Yukitaka Ishii
幸孝 石井
Tadayuki Inoue
忠幸 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Otis Elevator Co
Kyushu Railway Co
Original Assignee
Nippon Otis Elevator Co
Kyushu Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Otis Elevator Co, Kyushu Railway Co filed Critical Nippon Otis Elevator Co
Priority to JP2000305784A priority Critical patent/JP4566379B2/ja
Publication of JP2002114143A publication Critical patent/JP2002114143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4566379B2 publication Critical patent/JP4566379B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自律的に移動方向を制御し、ガイドレールや
集電レールを伴わない走行路上の移動を可能とした浮上
式移動体を提供する。 【解決手段】 浮上式移動体、例えばリニアモータカー
の本体の底部の進行方向の前後に一対の操舵ユニット1
9を設ける。操舵ユニット19は、スイングアーム23
の先端に、駆動用モータ25によって回転駆動される操
舵輪24を設けるとともに、押付用アクチュエータ26
によってスイングアーム23を垂直面に沿って回動自在
に構成し、それらを操舵輪フレーム22に取り付けると
ともに、該フレーム22を旋回用モータ21によって水
平方向に回動自在に構成する。本体を自律運行させると
きは、押付用アクチュエータ26を伸ばして操舵輪24
を接地面に接触させて摩擦力を得、旋回用モータ21に
よって舵角を制御しながら駆動用モータ25を駆動制御
して移動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間及び物の輸送
もしくは移動に供する等の浮上式移動体に係り、特に案
内レールによらず、自律的に移動方向を制御するととも
に、平面上を全方向に自由に自力移動することを可能と
した浮上装置を有する浮上式移動体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浮上装置によって接地面から浮上
して走行する浮上式移動体、例えば空気もしくは磁気浮
上式のリニアモータカーにおいては、高架上などの専用
の走行路上を走行することを前提として開発されてき
た。そのため、人間や自動車などの他の交通機関とは平
面で交差させることは不可能であり、人間や他の交通機
関とは立体交差を原則とし、安全性と走行性を保障して
きた。
【0003】しかしながら、そのために、乗降時に乗客
は高架上の駅まで移動しなければならず、都市内短距離
もしくは中距離の交通手段として、ライトレール(路面
電車)に比べ、乗降利便性の点では劣っていた。
【0004】したがって、これらの専用走行路上の走行
に主眼をおいた交通システムからの脱却を目指し、利用
者にとってより身近な交通手段となるためには、一般道
路や歩行者等と同レベルの走行路上を移動可能とする技
術を開発する必要があった。
【0005】更に、現在実用化されている浮上式リニア
モータカーでは、浮上しているリニアモータカーの走行
方向を制御するためのガイドレールや、電力供給のため
の集電レールなどとの接触を必要としている。このた
め、走行方向以外の方向への移動のためには、これらの
ガイドやレールとの接触が障害となっていた。
【0006】自律的な走行方向の制御装置としては、従
来、例えば図15に示すような浮上式運搬装置(特開平
11 −157650 号公報)が知られている。この装
置においては、エアーパレット(空気浮上台車)1の底
面には8個のエアーベアリング2が設けられており、こ
れらエアーベアリング2に、圧縮空気供給源3から圧縮
空気を供給することにより、エアーパレット1を浮上さ
せている。
【0007】また駆動・変向装置10として、エアーパ
レット1の底面のX軸上外側にX方向走行用駆動ユニッ
ト4a,4bを、内側にY方向走行用駆動ユニット5
a,5bを各々配設している。そして前記各ユニット4
a,4b,5a,5bに設けられた車輪(図示省略)を
床面に圧下した状態で回転することにより、該回転方向
に対応した方向にエアーパレット1が移動するように構
成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の浮上式リニアモ
ータカーはガイドレールによってのみ走行方向を制御し
ているために、ガイドレールを伴った専用走行路上のみ
を走行していた。そのために、走行路の配置が制約さ
れ、高架上などの専用走行路を設ける必要があった。ま
た、駅などの利用者(乗客)の乗降位置も制約され、走
行路や駅を設けるための空間を小規模化するにも限界が
あり、実際に交通システムとして導入し利用に供する上
での制約となっていた。
【0009】加えて、従来の浮上式リニアモータカーに
おいては、リニアモータ以外の駆動方法を有していない
ために、リニアモータカーを自律的に移動させることは
できなかったので、走行方向以外の方向に移動したり、
走行方向を転換する際には、外部からリニアモータカー
に対して力を加えて行うことしかできず、そのための装
置を必要としていた。
【0010】また前記図15で述べた浮上式運搬装置
(特開平11−157650号公報)は、リニアモータ
カーに係る装置ではなく、高速走行を行うためのガイド
機能を備えていないため、リニアモータカーに適用する
ことはできないものであるのみならず、走行方向の制御
のために、X方向走行用駆動ユニット4a,4bとY方
向走行用駆動ユニット5a,5bの2組のユニットが必
要となり、これをリニアモータカーに適用した場合、装
置構成が複雑化且つ大型化してしまうという問題があっ
た。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、外力や外部装置の助けを借りなくても自律
的に移動方向を制御することを可能とすることにより、
ガイドレールや集電レールを伴わない走行路上を移動で
き、走行路の省スペース化を図ると同時に走行路の配置
に自由度を増し、一般の歩道や道路と同レベルで移動す
ることができる浮上式移動体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の浮上式移動体は、浮上装置によって接地面か
ら浮上して移動する浮上式移動体であって、前記浮上式
移動体の本体に設けられ、該本体を移動させる移動手段
と、前記本体の移動方向を制御する移動方向制御手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0013】また本発明の浮上式移動体の移動方向制御
手段は、前記接地面との間に生じる摩擦力によって移動
方向を制御することを特徴とするものである。
【0014】また本発明の浮上式移動体の移動手段は、
前記接地面との接触が可能な駆動輪と、該駆動輪を駆動
する駆動モータを有していることを特徴とするものであ
る。
【0015】また前記移動方向制御手段は、前記駆動輪
の舵角を制御する舵角制御部を有していることを特徴と
するものである。
【0016】また前記移動方向制御手段は、前記駆動輪
を前記接地面に押圧する圧力を制御する押圧力制御部を
有していることを特徴とするものである。
【0017】また前記浮上式移動体の本体には、給電レ
ール及び案内レール付専用走行路上を走行する手段が設
けられていることを特徴としている。
【0018】またエレベータの乗りかご内への進入およ
び退去を可能に構成したことを特徴としている。
【0019】また前記移動手段および移動方向制御手段
を一体化して操舵ユニットを設けたことを特徴としてい
る。
【0020】また専用走行路を運行する形態の専用走行
路運行モードと、非専用走行路を運行する形態の非専用
走行路運行モードと、前記専用走行路および非専用走行
路以外を運行する形態の自律運行モードとに応じて前記
操舵ユニットを制御する操舵ユニットコントローラを有
していることを特徴としている。
【0021】また前記操舵ユニットは、前記浮上式移動
体の本体底部の前部および後部の対角位置に設けられた
1対の操舵ユニットで形成されていることを特徴として
いる。
【0022】さらに、本発明では、ガイド(案内機構)
を伴う専用走行路の走行に加え、ガイドを伴わない走行
路上を走行制御するための浮上式移動体に設置する操舵
ユニットを開発した。
【0023】この操舵ユニットを有する浮上式移動体で
は、接地面との摩擦力によって移動方向を制御する方式
を取ることで、自律的に移動方向を制御することを可能
としている。バッテリーの搭載と組み合わせることによ
って、ガイドレール(案内レール)や集電レールを伴わ
ない走行路上を移動でき、走行路の省スペース化が図れ
ると同時に走行路の配置に自由度が増し、一般の歩道や
道路と同レベルでの移動も可能となる。
【0024】また高速で走行する場合には、車両に格納
されたガイドを機能させることによって、ガイドを伴う
専用走行路上を高速走行することが可能となる。加え
て、本操舵ユニットは、自律的に接地平面上を全方向に
移動する駆動装置にもなることで、外部から力を加える
装置を伴わずに、移動方向の転換や横、斜め方向の自律
的な移動が可能となっている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、本発明
の浮上式移動体を空気浮上式のリニアモータカーに適用
した一実施形態例を説明する。まず本発明における浮上
式移動体のリニアモータカーの概略図を図1に示す。リ
ニアモータカーの車体11(本体)には乗客の乗降のた
めに通常、車体11の両側にドア12が設けられてい
る。車体11の底面には空気浮上のためのエアパッド1
3が取り付けられている。エアパッド13はブロワユニ
ット14により発生した低圧の空気により車体11を支
持し走行面15との間に空気の薄い層を形成しこれによ
り車体11を支えかつ接触摩擦を微少とし、リニアモー
タカーを走行させるものである。
【0026】リニアモータカーの車体11の底部中央に
はリニアモータ1次側16aが走行面15の中央に並べ
て設置してあるリニアモータ2次側16bに対向する形
で取り付けてある。バッテリー17を電源とし、インバ
ータ18で制御された交流電流を前記リニアモータ1次
側16aの巻き線に流すことにより、走行路上中央に設
置されたリニアモータ2次側16bとの間に推進力を発
生し走行させるものである。
【0027】ここで、本実施形態例においては、前記ブ
ロワユニット14、バッテリー17、インバータ18等
を図1に示すように車体11の前後方向の両端に集約し
て配設するとともに、エアパッド13およびリニアモー
タ1次側16aを薄型に構成しているので、例えば後述
する図6のようにリニアモータカーを低床化および小型
化することが可能である。
【0028】エアパッド13による空気浮上方式では、
車体11の支持についてはこれにより行うが、リニアモ
ータカーの移動方向についての規制を与えるものでな
く、リニアモータカーの自由度は進行方向のみならず平
面上で全方向に対して自由となっている。
【0029】専用走行路以外の走行路で自律運行する際
には、図1に示されるように例えば車体11の対角に設
置した操舵ユニット19によりリニアモータカーの進行
方向を制御するものである。
【0030】この操舵ユニット19は、車体11を移動
させる移動手段と、車体11の移動方向を制御する移動
方向制御手段とを一体化して形成したものであり、例え
ば図2のように車体フレームに取り付けられている。
【0031】図2において、車体フレーム11fの垂直
柱部分には、操舵ユニット構成部品を設けるための操舵
ユニットフレーム20の垂直板部分20Vが固着されて
いる。この操舵ユニットフレーム20の垂直板部分20
Vの上端部には、リニアモータカーの通常走行時の進行
方向に沿って水平板部分20Hが形成され、その上面に
は旋回用モータ(移動方向制御手段の舵角制御部)21
が配設されている。
【0032】この旋回用モータ21の駆動軸(図示省
略)は水平板部分20Hを穿設した孔に挿入され、その
先端部は操舵輪フレーム22の水平板部分22Hの長手
方向の略中央部に固着されている。操舵輪フレーム22
の水平板部分22Hの一端部には垂直板部分22Vが下方
に形成され、該垂直板部分22Vの略中央部には支持部
22aが設けられている。
【0033】この支持部22aには、垂直面に沿って回
動できるようにスイングアーム23の一端が軸支されて
いる。このスイングアーム23の他端はコの字形状に形
成され、該コの字状板の内側には操舵輪(例えばタイヤ
から成る駆動輪、以下駆動輪と称することもある)24
が回転自在に配設され、該操舵輪24は前記コ字状板の
外側に固設された駆動用モータ25によって回転駆動さ
れるように構成されている。
【0034】26は前記操舵輪24を接地面に押圧する
圧力を制御する押圧力制御部としての押付用アクチュエ
ータであり、この押付用アクチュエータ26の一端は、
前記操舵輪フレーム22の水平板部分22Hの他端下面
に設けられた支持部22bに、垂直面に沿って回動がで
きるように軸支されている。押付用アクチュエータ26
の他端は、前記スイングアーム23の略中央に設けられ
た支持部23aに、垂直面に沿って回動ができるように
軸支されている。
【0035】前記押付用アクチュエータ26は、後述す
る空気圧(油圧)コンプレッサーによって制御され、操
作部であるピストンの伸縮によって、支持部22aを支
点としてスイングアーム23を垂直面に沿ってスイング
させるものである。
【0036】尚本発明のリニアモータカーの本体には、
図示省略しているが、パワーレール(給電レール)及び
ガイドレール(案内レール)付専用走行路上を走行する
ための手段(ガイド等)が格納されている。
【0037】上記のように構成された装置において、操
舵輪24は、後述する制御装置からの指令により旋回用
モータ21が駆動されることによりリニアモータカーを
所要の方向に案内しながら走行する。旋回用モータ21
の制御により操舵輪フレーム22は図示矢印Aの方向に
回動し車体の進行方向を制御する。
【0038】リニアモータカーの車体は図1に示すエア
パッド13により支持されているため、操舵ユニット1
9の押付用アクチュエータ26により操舵輪24が走行
路面との間に適当なトラクションを発生するように加
圧、制御される。押付用アクチュエータ26の伸縮によ
りスイングアーム23が上下し操舵輪24が図示矢印B
の方向に制御される。
【0039】本発明では、操舵ユニット19の操舵輪2
4は駆動用モータ25により駆動され、操舵の機能とと
もに駆動力を発生させることを特徴としている。このた
めリニアモータカーが専用走行路と非専用走行路との間
を移動するとき、または走行路の終端部での折り返し運
転を行うときは、操舵輪24は車両進行方向に対して直
角になるように制御され、駆動用モータ25により駆動
されてリニアモータカーを横移動させることができる。
【0040】またこのとき操舵輪24を進行方向直角で
はなく、ある角度を保持した状態で操舵輪24を駆動用
モータ25により駆動したときは、リニアモータカーは
進行方向に対して上記の角度方向に斜めに移動させるこ
とができる。
【0041】図3は操舵ユニット19の制御装置のブロ
ック図の一例を示している。操舵ユニット19は、操舵
のための旋回用モータ21と押付用アクチュエータ26
と駆動用モータ25の3つを操舵ユニットの運転モード
により各々制御を行う事ができる。
【0042】操舵ユニットの運転モードは、例えば専用
走行路(ガイドレールや集電レールを伴った走行路)を
運行する形態の専用走行路運行モード、非専用走行路
(ガイドレールや集電レールを伴わない走行路)を運行
する形態の非専用走行路運行モード、前記専用走行路お
よび非専用走行路以外を運行する形態の自律運行モード
の3種類がある。尚前記自律運行モードは、専用走行路
と非専用走行路の間を移動するときや、走行路の終端部
で折り返し運転を行う場合に、車体の前後方向に直交す
る方向に移動する横行モードを含んでいる。
【0043】これら運転モードは移動体の走行制御盤で
あるメインコントローラ30によって切り替え、制御さ
れる。
【0044】31はメインコントローラ30からの運転
モード切り替え指令に基づいて、旋回用モータ21、駆
動輪(操舵輪)24、押付用アクチュエータ26を各々
制御する操舵ユニットコントローラである。
【0045】32は非専用走行路に沿って設置された磁
気ベルトであり、該磁気ベルト32には、直線上に複数
の磁気センサーを配置して成る磁気センサーユニット3
3が直角に設置されている。
【0046】操舵ユニットコントローラ31は、前記磁
気センサーユニット33の各磁気センサーの出力を比較
して走行路進行方向に対する車体の角度を計算し、旋回
用モータ21を制御するサーボアンプ34に制御角の指
令を出すことにより、進行方向を制御する。35は旋回
角度を検出するポテンショメーターである。
【0047】本発明の浮上式移動体は横行移動時は駆動
輪24により移動するが、操舵ユニットコントローラ3
1は押付用アクチュエータ26と旋回用モータ21によ
り操舵ユニット19の操舵輪フレーム22をあらかじめ
車体進行方向に対して直角になるように制御した上で速
度制御インバータ18に走行指令を与えロータリーエン
コーダ36により速度フィードバック制御を行いながら
駆動輪24を制御し運転を行う。
【0048】37は押付用アクチュエータ26を作動さ
せる空気圧(油圧)コンプレッサーである。また38は
横行時の位置を検出する位置検出器である。
【0049】操舵ユニット19は、上記のように構成さ
れた制御装置によって、前記各運転モード毎に、例えば
図4のようなフローチャートに沿って、旋回用モータ2
1、駆動用モータ25、押付用アクチュエータ26がそ
れぞれ独立して制御される。次にそれら制御の様子を図
3および図4とともに説明する。
【0050】まずメインコントローラ30が、図4のス
テップS1において専用走行路運行モードを選択してい
る場合、旋回用モータ21は一切の制御を中止しモータ
への電力供給は無い(ステップS2)。また押付用アク
チュエータ26は、駆動輪24の回転により本体の速度
検出を行うことができる程度の摩擦力が得られるよう
に、低圧で走行路に押し当てられるよう加圧する(ステ
ップS3)。また駆動用モータ25は一切の制御を中止
しモータへの電力供給は無い(ステップS4)。
【0051】次にメインコントローラ30がステップS
5において、非専用走行路運行モードを選択している場
合、旋回用モータ21は、磁気ベルト32、磁気センサ
ーユニット33により得られる、進行方向に対する偏差
量を基に制御が行われる。これによって駆動輪24の方
向角(舵角)が制御される(ステップS6)。また押付
用アクチュエータ26は、駆動輪24により本体の進行
方向を可変できるような摩擦力が得られるように、高圧
で走行路に押し当てられるよう加圧する(ステップ
7)。また駆動用モータ25は一切の制御を中止しモ
ータへの電力供給は無い(ステップS8)。
【0052】次にメインコントローラ30がステップS
9において、自律運行モードを選択している場合、旋回
用モータ21は本体の進行方向に対する角度xに固定さ
れる。すなわち、x=90°の場合は横行となり、x=
45°等の角度では斜方向の進行方向となる(ステップ
10)。また押付用アクチュエータ26は、非専用走行
路運行モードからの状態変化時に一度加圧を解除し、そ
の後自律運行モードで進もうとしている角度を設定した
後、駆動力を走行路に伝えることができる摩擦力が得ら
れるように、高圧で走行路に押し当てられるよう加圧す
る(ステップS 11)。また駆動用モータ25は、自律運
行モードにおける本体の運行速度に速度制御される(ス
テップS12)。
【0053】尚、前記ステップS1、S5、S9を実行す
る順序、ステップS2、S3、S4を実行する順序、ステ
ップS6、S7、S8を実行する順序、ステップS10、S
11、S1 2を実行する順序は、図4のフローチャートに限
らず他の順序であっても良い。
【0054】尚、図5は本発明の操舵ユニット19の駆
動機能を利用してリニアモータカーが方向転換する様子
を概念的に示したものである。
【0055】上記の本発明の一実施形態例によれば、リ
ニアモータカーを低床化および小型化することが可能で
ある。図6は一実施形態例における車体11の構造を示
す概略図であり、記号A-A により切断された車体の断面
および車体床の一部を切り取った様子が示されている。
車体11の下部には、空気浮上装置として車体を支持す
るエアパッド13と、車体11の構造体とエアパッド1
3に浮上用の空気を供給する配管の役目をするシャーシ
フレーム40が取り付けられている。また、車体11の
下部中央には、リニアモータ1次側16aが、走行路側
のリニアモータ2次側(図示省略)に対向する様に取り
付けられている。
【0056】図6では図示省略しているが、車体11に
搭載されるブロワユニット14、バッテリー17、イン
バータ18等は図1で述べたように車体11の前後方向
の両端に集約して配設されており、またエアパッド13
およびリニアモータ1 次側16aのいずれにおいても
基本的に、薄型に構成、設計できる要素となっており、
これらを同一平面上に配置したシャーシ構造とすること
により低床で小型化された車体が容易に実現できる。
【0057】以上の説明により、本発明によるリニアモ
ータカーでは、ガイドを伴った高速運行モードとガイド
を伴わない低速運行モード間の切り替え移動や、同一平
面上の同一方向延長線上に所定距離隔てて設けられた2
つの走行路間の移動や、高低差のある走行路間の移動等
のために必要な空間を小規模化することが可能となる。
【0058】また、本発明を適用することによって次の
ような新しい交通運行システムの構築が可能となった。
まず図7、図8は同一平面にある異種の走行路間での運
行モードを切り替えて運行する時の例であり、図7はリ
ニアモータカーが非専用走行路50から専用走行路51
に移行するときの概念図である。
【0059】この例では非専用走行路50を経路P1、
P2と運行し、乗降場52のあるP3において停車し乗
客が乗降した後、経路P4を経て経路P5,P6の専用
走行路50内への走行に移行している。この場合、経路
P2→P3への移動とP4→P5への移動が、前述した
横行モードで移動制御されるものである。尚図7におい
て53は車道、54は歩道を示している。
【0060】また図8はリニアモータカーが専用走行路
51から非専用走行路50に移行するときの概念図であ
る。この例では専用走行路51を経路P1 、P2と運
行し乗降場52のあるP3において停車し乗客が乗降し
た後、経路P4を経て非専用走行路50内に移行してい
る。
【0061】このとき非専用走行路50における進行方
向に応じて経路P4→P5、またはP4→P5′と運行
している。この場合経路P2→P3への移動とP4→P
5への走行とP4→P5′への移動が、前述した横行モ
ードで移動制御されるものである。
【0062】さらに本発明のリニアモータカーは、図9
のように同一平面上に所定距離隔てて設けられた2つの
走行路間を移行するときも、運行モードを切り替えて移
動することができる。
【0063】図9はリニアモータカーが専用走行路51
から非専用走行路50に移行するときの概念図である。
この例では専用走行路51を経路P1、P2と運行した
後、非専用走行路50の経路P3、P4へと移動してい
る。
【0064】この場合破線で示す経路P2→P3への移
動が前述した自律運行モード(専用走行路および非専用
走行路以外の走行路で自律運行させるモード)で移動制
御されるものである。尚逆に経路P4→P3→P2→P
1へ移動する場合も、前記と同様にP3→P2への移動
が自律運行モードで制御される。
【0065】また本発明の自律的に移動する手段を用い
て、リニアモータカーが自走してエレベータに格納され
ることが可能となった。それによって、図10に示す様
に、同一平面上に無い走行路間をエレベータを利用して
運行モードを切り替えることができる。図10において
1階は非専用走行路50、2 階は専用走行路51、3
階は乗降場52のみが設置されるとともに、各階を結ぶ
エレベータ昇降路60が設けられ、該エレベータ昇降路
60内をエレベータかご61が上下動するように構成さ
れている。
【0066】リニアモータカーは専用または非専用走行
路の端まで移動したのち、操舵ユニットによりエレベー
タかご61内まで移動し、その後エレベータによって目
的階まで搬送された後、再び操舵ユニットによりエレベ
ータかご61から走行路に出て移動を開始する。
【0067】したがってリニアモータカーがエレベータ
かご61へ進入及び退去するときに、前述した自律運行
モードで移動制御されるものである。
【0068】また本発明による自律的な移動装置を使用
することによって、リニアモータカーは、停留時にホー
ムや歩道との間隔を調整することが可能となり、ホーム
や歩道との間に隙間なく停留することが可能となる。ま
た、複線で運行している場合でも、駅やホームの停留箇
所も走行路片側に1 箇所設置することで省スペースの
運行が可能となる。
【0069】図11はガイドレール無しの走行路50を
左右方向に複線で運行する移動システムについての停留
方法の概念図であり、片側にホームを1箇所設置するこ
とを可能とした運行方法の例を示している。歩行者は乗
降場52に連続した歩道54、自動車は非専用走行路5
0に平行した車道53をそれぞれ使用しているものとす
る。
【0070】リニアモータカーA は右から左、リニアモ
ータカーBは左から右に向かって運行しており、リニア
モータカーA およびBは両方とも乗降場52において乗
客が乗り降りするものとする。リニアモータカーA は右
から左方向にA1 、A2 、A3と順次移動していき、A2にお
いて乗客の乗降のために停車している。
【0071】またリニアモータカーBは左から右方向にB
1、B2、B3、B4、B5と順次移動していく。リニアモータ
カーBの走行路は乗降場52と離れているため、リニア
モータカーBはB2→B3の間、また乗客の乗降終了後はB3
→B4の間を横移動して運行する。この運行方式では乗客
はリニアモータカーの走行路を横切ることなく乗降が可
能になり利便性と安全性が確保できることになる。
【0072】乗客の乗降時、すなわち図11のA2もしく
はB3の位置において、横行により車体と乗降場52の隙
間が10mm程度になるまで横移動させることにより、車椅
子のとくに前輪の小径の車輪においてもタイヤを挟み込
むことなく乗降を可能にする。
【0073】また図12はガイドのある専用走行路にお
ける終端駅でのリニアモータカーの運行についての概念
図であり、片側1箇所のみにホームを設置することがで
きるようになった例を示している。
【0074】リニアモータカーは経路P1、P2、P
3、P4の順で運行されるとともに、P3で停車する。
リニアモータカーAは待機車両であり、システムの乗客
数の増加により運行を開始する。また、リニアモータカ
ーがP2から経路W2aを使用する方法と、経路P2→
P3と進むことを交互に繰り返すことにより乗降場52
にすでに先行車両がいる場合でも駅に進入することがで
き、効率的な終端駅での運行が可能になっている。
【0075】上述の通り、本実施形態例によればリニア
モータカーの小型化が可能となり、走行路、駅ホーム、
運行モードの切り替え空間の省スペース化が可能とな
り、システム全体として、リニアモータカーの製作コス
トや建設コストの削減が可能となる。
【0076】また、パワーレールやガイドのある専用走
行路とパワーレールやガイドのない走行路を走行、移動
でき、操舵ユニットを使用した自律的な移動により、目
的地の建物内のエレベータに直接自力で乗り込むことが
できる。すなわち例えば、病院施設内部に入ることも可
能であり、住宅街や住宅の中まで直接乗り入れることが
でき、乗客の利便性や安全性が向上する。
【0077】また前記ガイドを必要としなくなること
で、走行路と道路や歩道との交差は同一平面上での交差
が可能となり、必ずしも立体交差である必要がなくな
り、交差部分の建設が簡便となる。歩道とも平面交差が
できるために、歩行者が走行路を横断する際の上下移動
の必要がなくなる。
【0078】さらに本発明による交通システムは移動方
向を制御するためのガイドレールや機械的装置を必要と
せず、また、走行路を高架上でなく道路と同レベル上に
も設置できるために、周囲の景観を損なうことがなくな
る。
【0079】尚本発明の他の実施形態例として、図13
に示すように、操舵ユニット19とは別個に、前述した
横行モードを実行するための横移動ユニット69を独立
して設けても良い。図13(a)は横移動ユニット69
を一対の操舵ユニット19に各々近設した例であり、図
13(b)は操舵ユニット19の設置位置から進行方向
の中心軸に対して対称となる位置に、横移動ユニット6
9を設けた例であり、前記図1と同一部分は同一符号を
もって示している。
【0080】また本発明の操舵ユニット19は図2のよ
うに構成するに限らず、例えば駆動輪(操舵輪)24を
垂直に上下させるように構成しても良い。
【0081】尚前記実施形態例では、本発明の移動手段
および移動方向制御手段を一体化して操舵ユニットを形
成するように構成したが、本発明はこれに限らず移動手
段および移動方向制御手段を一体化せずに移動体の本体
に設けても良い。
【0082】また本発明の舵角制御部は、前述した図2
の旋回用モータ21に限らず他の手段で構成しても良
い。
【0083】また本発明の押圧力制御部は、前述した図
2の押付用アクチュエータ26に限らず他の手段で構成
しても良い。
【0084】また本発明の操舵ユニット19の設置位置
および設置個数は、前記実施形態例のものに限らず、例
えば車体の中心に1個だけ設けたり、また全体として3
個以上設けるように構成しても良い。
【0085】また前記本発明を適用したリニアモータカ
ーは、リニアモータ1次側16aを車体11に、リニア
モータ2次側16bを地上の走行面15に配設して構成
されていたが、本発明はこれに限らず、リニアモータ1
次側16aを地上の走行面15に、リニアモータ2次側
16bを車体11に配設して構成したリニアモータカー
に適用しても良い。その場合も前記と同様の作用、効果
が得られる。
【0086】また本発明は空気浮上式のリニアモータカ
ーに限らず、磁気浮上式のリニアモータカーにも適用す
ることができ、その場合も前記と同様の作用、効果が得
られる。
【0087】また本発明はリニアモータで駆動する浮上
式移動体に限らず、例えばロープ駆動式の浮上式移動体
や、ホバークラフトのようなプロペラによる空気推進式
の浮上式移動体にも適用することができ、その場合も前
記と同様の作用、効果が得られる。
【0088】すなわちロープ駆動式の浮上式移動体であ
る、例えば図14のようなロープシャトルに本発明を適
用するものである。図14において、ロープシャトルの
車両71の下部には浮上装置72が設けられている。こ
の浮上装置72は、エアパッド73にブロワ(図示省
略)から空気を供給することで走行面から車両71を浮
上させるように構成されている。この車両71内の例え
ば前後の対角位置には、本発明の移動手段および移動方
向制御手段、例えば前述の操舵ユニット19が設けられ
ている。
【0089】また、車両71を走行させる牽引装置80
は、牽引区間の一方に捲上機81と滑車82,83を設
け、他方に滑車84,85と重り86を設け、ワイヤロ
ープ87を捲上機81の綱車81a、滑車82,84,
83、綱車81aの順にエンドレスに掛け、滑車84に
結ばれたワイヤロープ88の他端を滑車85を介して重
り(又は油圧システム)86に結び、重り86の力によ
り滑車84に滑車85側への張力をかけ、車両71に設
けた可動式のワイヤロープ着脱用アーム74にワイヤロ
ープ87を固定する。
【0090】このワイヤロープ着脱用アーム74は、そ
の先端にロープ着脱部が設けられ、ワイヤロープ87を
固定したり、固定状態を解くように制御される。
【0091】車両71を専用走行路内で走行させる場
合、浮上装置72で車両を走行面より浮かせ、車両71
が浮いており、且つワイヤロープ87がワイヤロープ着
脱用アーム74に固定されている状態で捲上機81を駆
動し、車両71をロープ87で牽引し、車両71と走行
面間に摩擦抵抗がない状態で車両71を走行させる。
【0092】また車両71を専用走行路以外の走行路で
移動させる場合、ワイヤロープ着脱用アーム74を駆動
してワイヤロープ87との固定状態を解くとともに、前
述した操舵ユニット19の動作によって横行又は所定方
向への自律運行を行う。
【0093】図14における操舵ユニット19の制御
は、専用走行路内でロープ駆動により走行を行う場合
は、例えば前述した図4のステップS1〜ステップS4
実行し、ワイヤロープ87を切り離して専用走行路以外
で自律運行を行う場合は、例えば図4のステップS9
ステップS12を実行するものである。
【0094】尚、図14の操舵ユニット19の設置位置
や設置個数は前記のものに限定されるものではなく、ま
た車体71とワイヤロープ87との着脱機構は前記ワイ
ヤロープ着脱用アーム74に限らず、同様の他の機構で
構成しても良い。
【0095】
【発明の効果】以上のように本発明によれば次のような
優れた効果が得られる。 (1)外力や外部装置の助けを借りなくても自律的に移
動方向を制御することが可能となり、案内レールや集電
レールを伴わない走行路上を移動でき、走行路の省スペ
ース化が図れると同時に走行路の配置の自由度が増し、
一般の歩道や道路と同レベルで移動することができるよ
うになった。 (2)本発明の浮上式移動体は本体自身で自律移動する
ことができるので、専用走行路と非専用走行路の間の移
動や、高低差のある走行路間の移動のために必要な空間
を小規模化することができる。 (3)また、本発明の浮上式移動体によれば、同一平面
上に無い走行路間をエレベータを利用して移動すること
ができる。このためエレベータを活用した浮上式移動体
の交通システムを構築することができ、立体的な移動に
おける省スペース化ができ、且つ建築物内への移動にお
いても乗り換えを必要としないなど、利便性が著しく向
上する。 (4)また本発明の浮上式移動体は、給電レールや案内
機構のある専用走行路と給電レールや案内機構のない走
行路を走行、移動でき、操舵ユニットを使用した自律的
な移動により、目的地の建物内のエレベータに直接自力
で乗り込むことができる。すなわち例えば、病院施設内
部に入ることも可能であり、住宅街や住宅の中まで直接
乗り入れることができ、乗客の利便性や安全性が向上す
る。 (5)また本発明の浮上式移動体は、前記案内機構を必
要としなくなることで、走行路と道路や歩道との交差は
同一平面上での交差が可能となり、必ずしも立体交差で
ある必要がなくなり、交差部分の建設が簡便となる。歩
道とも平面交差ができるために、歩行者が走行路を横断
する際の上下移動の必要がなくなる。 (6)また本発明の浮上式移動体は、本体自身での自律
移動が可能であるため、停留時はホームや歩道との間に
ほとんど隙間をつくることなく停留することができる。
このため特に小径な車輪を有した車椅子も、何ら問題な
く乗降することができ、乗降時の利便性と安全性が向上
する。 (7)また本発明の浮上式移動体は、自律移動が可能で
あるため、複線運行を実施する場合であっても、駅やホ
ームの停留箇所は走行路片側に1箇所設置するだけで良
く、低コスト化、省スペース化を図ることができる。
【0096】また本発明の浮上式移動体は、停留箇所が
走行路片側だけとなる場合には、乗降客が走行路を横切
る必要はなくなり、利便性と安全性が確保されることに
なる。
【0097】さらに本発明の浮上式移動体は、横方向へ
の移動が可能であるため、例えば終端駅において、先行
車両が存在していても後続の別の車両を駅構内に進入さ
せることができ、効率的な運行を実施することができ
る。 (8)また本発明の浮上式移動体は、移動体の小型化が
可能となり、更に走行路、駅ホーム、運行モードの切り
替え空間の省スペース化が可能となることで、浮上式移
動体の製作コストやシステム全体の建設コストの削減が
可能となる。 (9)本発明の浮上式移動体は移動方向を制御するため
の案内レールや機械的装置を必要とせず、また、走行路
を高架上でなく道路と同レベル上にも設置できるため
に、走行路の設置後にも周囲の景観を損なうことがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を表し、(a)は車体下
部の平面図、(b)は正面図。
【図2】本発明の一実施形態例を表し、操舵ユニットの
一例を示す構成図。
【図3】本発明の一実施形態例を表し、操舵ユニットの
制御ブロック図。
【図4】本発明の一実施形態例を表し、操舵ユニットの
制御方法を示すフローチャート。
【図5】本発明の一実施形態例を表し、方向転換の概念
図。
【図6】本発明の一実施形態例を表し、車体内部の構造
図。
【図7】本発明の一実施形態例を表し、同一平面上の走
行路間の自律移動の一例を示す説明図。
【図8】本発明の一実施形態例を表し、同一平面上の走
行路間の自律移動の他の例を示す説明図。
【図9】本発明の一実施形態例を表し、同一平面上の走
行路間の自律移動の他の例を示す説明図。
【図10】本発明の一実施形態例を表し、自律的移動に
よってエレベータに格納され、上下移動する例を示す説
明図。
【図11】本発明の一実施形態例を表し、片側1箇所の
駅設置で乗降の利便性を高める停留方法の一例を示す説
明図。
【図12】本発明の一実施形態例を表し、片側1箇所の
駅設置で乗降の利便性を高める停留方法の他の例を示す
説明図。
【図13】本発明の他の実施形態例を表す要部平面図。
【図14】本発明の他の実施形態例を表す斜視図。
【図15】従来の走行方向制御装置の一例を示す要部平
面図。
【符号の説明】
11,71…車体 11f…車体フレーム 12…ドア 13,73…エアパッド 14…ブロワユニット 15…走行面 16a…リニアモータ1次側 16b…リニアモータ2次側 17…バッテリー 18…インバータ 19…操舵ユニット 20…操舵ユニットフレーム 21…旋回用モータ 22…操舵輪フレーム 23…スイングアーム 24…操舵輪(駆動輪) 25…駆動用モータ 26…押付用アクチュエータ 30…メインコントローラ 31…操舵ユニットコントローラ 32…磁気ベルト 33…磁気センサーユニット 34…サーボアンプ 35…ポテンショメーター 36…ロータリーエンコーダー 37…空気圧(油圧)コンプレッサー 38…位置検出器 40…シャーシフレーム 50…非専用走行路 51…専用走行路 52…乗降場 53…車道 54…歩道 60…エレベータ昇降路 61…エレベータかご 69…横移動ユニット 72…浮上装置 74…ワイヤロープ着脱用アーム 80…牽引装置 81…捲上機 81a…綱車 82〜85…滑車 86…重り 87,88…ワイヤロープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000228246 日本オーチス・エレベータ株式会社 東京都中央区晴海1丁目8番10号 晴海ア イランドトリトンスクエアX棟12階 (72)発明者 出口 敦 福岡県福岡市東区箱崎6丁目10番1号 九 州大学内 (72)発明者 石井 幸孝 福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目25番21 号 九州旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 井上 忠幸 東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿 NSビル 日本オーチス・エレベータ株式 会社内 Fターム(参考) 5H113 AA01 CC03 CC07 CD13 DB12 DB18 DC12 DC18 DD01 DD08 DD10 EE02 EE08 GG08 HH06 5H115 PC06 PG04 PI16 PI29 PU08 PV09 SF30 TB03 TD03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮上装置によって接地面から浮上して移
    動する浮上式移動体であって、 前記浮上式移動体の本体に設けられ、該本体を移動させ
    る移動手段と、前記本体の移動方向を制御する移動方向
    制御手段とを備えたことを特徴とする浮上式移動体。
  2. 【請求項2】 前記移動方向制御手段は、前記接地面と
    の間に生じる摩擦力によって移動方向を制御することを
    特徴とする請求項1に記載の浮上式移動体。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、前記接地面との接触が
    可能な駆動輪と、該駆動輪を駆動する駆動モータを有し
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の浮上式
    移動体。
  4. 【請求項4】 前記移動方向制御手段は、前記駆動輪の
    舵角を制御する舵角制御部を有していることを特徴とす
    る請求項3に記載の浮上式移動体。
  5. 【請求項5】 前記移動方向制御手段は、前記駆動輪を
    前記接地面に押圧する圧力を制御する押圧力制御部を有
    していることを特徴とする請求項3又は4に記載の浮上
    式移動体。
  6. 【請求項6】 前記浮上式移動体の本体には、給電レー
    ル及び案内レール付専用走行路上を走行する手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は
    4又は5に記載の浮上式移動体。
  7. 【請求項7】 エレベータの乗りかご内への進入および
    退去を可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2
    又は3又は4又は5又は6に記載の浮上式移動体。
  8. 【請求項8】 前記移動手段および移動方向制御手段を
    一体化して操舵ユニットを設けたことを特徴とする請求
    項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7に記載の浮
    上式移動体。
  9. 【請求項9】 専用走行路を運行する形態の専用走行路
    運行モードと、非専用走行路を運行する形態の非専用走
    行路運行モードと、前記専用走行路および非専用走行路
    以外を運行する形態の自律運行モードとに応じて前記操
    舵ユニットを制御する操舵ユニットコントローラを有し
    ていることを特徴とする請求項8に記載の浮上式移動
    体。
  10. 【請求項10】 前記操舵ユニットは、前記浮上式移動
    体の本体底部の前部および後部の対角位置に設けられた
    1対の操舵ユニットで形成されていることを特徴とする
    請求項8又は9に記載の浮上式移動体。
JP2000305784A 2000-10-05 2000-10-05 浮上式移動体 Expired - Lifetime JP4566379B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000305784A JP4566379B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 浮上式移動体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000305784A JP4566379B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 浮上式移動体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002114143A true JP2002114143A (ja) 2002-04-16
JP4566379B2 JP4566379B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=18786581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000305784A Expired - Lifetime JP4566379B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 浮上式移動体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4566379B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016170876A1 (ja) * 2015-04-21 2017-08-31 三菱電機株式会社 リニアモータ
CN117002267A (zh) * 2023-10-07 2023-11-07 西南交通大学 一种新型短定子磁浮列车系统及控制方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056658A (ja) * 1983-09-09 1985-04-02 Toshiba Corp 自動走行搬送車
JPH01173067U (ja) * 1988-05-27 1989-12-07
JPH07308002A (ja) * 1994-05-12 1995-11-21 Toshiba Corp 搬送システム
JP2644680B2 (ja) * 1994-07-21 1997-08-25 四電エンジニアリング株式会社 搬送装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056658A (ja) * 1983-09-09 1985-04-02 Toshiba Corp 自動走行搬送車
JPH01173067U (ja) * 1988-05-27 1989-12-07
JPH07308002A (ja) * 1994-05-12 1995-11-21 Toshiba Corp 搬送システム
JP2644680B2 (ja) * 1994-07-21 1997-08-25 四電エンジニアリング株式会社 搬送装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016170876A1 (ja) * 2015-04-21 2017-08-31 三菱電機株式会社 リニアモータ
CN117002267A (zh) * 2023-10-07 2023-11-07 西南交通大学 一种新型短定子磁浮列车系统及控制方法
CN117002267B (zh) * 2023-10-07 2023-12-12 西南交通大学 一种新型短定子磁浮列车系统及控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4566379B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100719032B1 (ko) 수송 시스템
JP2004525030A (ja) さまざまな走行路を走行可能な組合せ走行車両
JP2012528965A (ja) 懸垂式車両用の軌道及びボギー台車
RU2008147118A (ru) Активная рельсовая транспортная система
JPS6349669B2 (ja)
JPH0648672A (ja) エレベータ
JP2006241684A (ja) 軌道系交通システムの分岐装置
US5836423A (en) People mover system
LT5617B (lt) Transporto priemonė ir transporto sistema
CN210062968U (zh) 一种道岔换向装置、轨道车辆、轨道及其道岔换向系统
KR101021977B1 (ko) Prt차량용 선로 분기 및 합류장치
CA2230652A1 (en) Semi-rigid, fin-based transportation system
JP2002114143A (ja) 浮上式移動体
JP2788366B2 (ja) エレベータ
JPH05131920A (ja) 軌条走行併用ハイブリツド型循環式索道
KR20150124315A (ko) 로봇의 수평 및 수직 레일 주행장치
WO2000018629A1 (fr) Mecanisme de transport grande vitesse sur rails
JP2022516064A (ja) 乗物車両エレベータおよび運動作動
JP4511073B2 (ja) 旋回移動プラットホーム
JP4184533B2 (ja) 搬送台車の水平姿勢維持機構
JP2936971B2 (ja) 自走台車装置
JP5116302B2 (ja) 無軌道式ゴンドラ装置
JP5171561B2 (ja) 上下交走式リフトカー
JP2919999B2 (ja) 建物用ゴンドラ設備
US20210197869A1 (en) Railways and lifts for personal rapid transit systems

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4566379

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250