JP2002114029A - 車窓用赤外線遮蔽器具 - Google Patents

車窓用赤外線遮蔽器具

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JP2002114029A
JP2002114029A JP2000307199A JP2000307199A JP2002114029A JP 2002114029 A JP2002114029 A JP 2002114029A JP 2000307199 A JP2000307199 A JP 2000307199A JP 2000307199 A JP2000307199 A JP 2000307199A JP 2002114029 A JP2002114029 A JP 2002114029A
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infrared
vehicle window
shielding
shield
plate
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JP2000307199A
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Norio Kato
紀夫 加藤
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Kato Works Co Ltd
Kato Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Kato Works Co Ltd
Kato Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、車窓に取り付ける車窓用赤外線遮蔽器
具はなかった。そこで、 熱線である赤外線を遮蔽し、車内の高温化を低減し、
赤外線撮影による盗撮を防ぎ、更に、赤外線及び紫
外線を併せて遮蔽できる車窓用赤外線遮蔽器具を提供す
る。 【解決手段】 本発明の車窓用赤外線遮蔽器具は、車窓
から車内に照射される赤外線を遮蔽する車窓用赤外線遮
蔽器具であって、可視光線が透過可能であり、赤外線が
透過不能に形成された遮蔽体1と、該遮蔽体1を車窓1
0のガラス11,13の内側或いは車窓10の外周枠1
5に取り付ける取付け部材31,34と、備えているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車窓用赤外線遮蔽
器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車窓から車内に照射される紫外線
の弊害を回避するため、車窓のガラスの内側面に紫外線
遮断シートを被着したものや、車外からの覗き見や可視
光線の照射による車内の高温化を低減するための遮光体
を用いた器具があったが、赤外線のみを遮蔽する器具は
なかった。
【0003】前者の紫外線遮断シートは、可視光線透過
性合成樹脂製シートに紫外線遮断機能を付加したもので
車窓のガラスの内面を被覆するものである。後者の可視
光線低減器具は、枠体に取り付けたネット状のクロスに
吸盤を取りつけ、車窓のガラスの内面に着脱自在に取り
付けるものである。何れの場合もフロントガラスに取り
付けると、運転に支障を来すため、車の側部と後部の車
窓にしか取り付けられなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
紫外線遮断シートは、飽くまでも紫外線を遮蔽するもの
であり、可視光線低減器具は、可視光線の照射量を低減
し或いは車外からの覗き見を防止するものであり、太陽
光線のうちの熱エネルギーである赤外線を遮蔽する考え
がなかった。従って、盛夏の太陽光線下に放置された車
内は、大変高温となり、ハンドルなどは握ることさえ困
難なほどの高温となる問題があり、そのような高温状態
下で車内に放置された幼児や児童の痛ましい死亡事故さ
え起きている現状もある。又、人々が夜間外出時に赤外
線写真で盗撮されるという問題がある。このような現状
から、熱線である赤外線を遮蔽し、車内の高温化を低
減し、赤外線撮影による盗撮を防ぎ、更に、赤外線
及び紫外線を併せて遮蔽できる車窓用赤外線遮蔽器具を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車窓用赤外
線遮蔽器具は、車窓から車内に照射される赤外線を遮蔽
する車窓用赤外線遮蔽器具であって、可視光線が透過可
能であり、赤外線が透過不能に形成された遮蔽体と、該
遮蔽体を車窓のガラス或は外周枠の内側に取り付ける取
付け部材と、を備えることを特徴とする。
【0006】前記遮蔽体を、車窓のガラス或は外周枠の
内側に着脱自在に取り付けたり、合成樹脂製の板或いは
薄板で形成したり、合成樹脂製の薄板で形成され、形状
保持体の一側の面に取付けたり、或は、表裏の何れか一
方或いは両方に赤外線遮蔽塗料が被着された合成樹脂製
の板或いは薄板で形成することもできる。前記取付け部
材を、遮蔽体の一側の面に形成された吸盤としたり、係
止体で形成したり、遮蔽体と車窓のガラスの内側或は車
窓の外周枠の内側に分割して形成することもできる。
【0007】又、前記遮蔽体を、赤外線及び紫外線を遮
蔽できるようにしたり、前記赤外線及び紫外線を遮蔽可
能な遮蔽体を、赤外線遮蔽体と紫外線遮蔽体を重積した
遮蔽体としたり、この赤外線及び紫外線を遮蔽可能な遮
蔽体を、合成樹脂製の板或は薄板の1側の面に赤外線遮
蔽塗料が被着され、他側の面に紫外線遮蔽塗料が被着さ
れた遮蔽体とすることもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。本発明の車窓用赤外線遮蔽器具に
使用する遮蔽体1は、図1の斜視図に示すように、可視
光線は透過するが、赤外線を遮蔽する板で形成されてお
り、後述の赤外線遮蔽材料を成分として含有する板状の
遮蔽体1である。或いは、図2の斜視図に示すように、
上記遮蔽体1は、可視光線を透過する板1bの表裏の何
れか一方或いは両方に赤外線遮蔽塗料膜3が被着された
板状の遮蔽体1cであり、赤外線遮蔽塗料膜3は、赤外
線遮蔽材料を成分として含有している。
【0009】若しくは、図3の斜視図に示すように、上
記遮蔽体1は、可視光線を透過するが、赤外線を遮蔽す
る板状の遮蔽体1と、可視光線を透過するが、紫外線を
遮蔽する板状の遮蔽体4を積層してある。上記遮蔽体1
を赤外線及び紫外線を遮蔽する板状の遮蔽体とすること
もできる(図示せず)。更に、後述するように、これら
の板状の遮蔽体を薄板(フィルム状)の遮蔽体41とす
ることもでき、上記板状の遮蔽体1cと同様可視光線を
透過する薄板(フィルム)の表裏の何れか一方或いは両
方に赤外線遮蔽塗料膜3を被着したり、可視光線を透過
するが、赤外線を遮蔽する薄板(フィルム状)の遮蔽体
と、可視光線を透過するが、紫外線を遮蔽する薄板(フ
ィルム状)の遮蔽体を積層することもできる。即ち、遮
蔽体は、板状遮蔽体であろうと、薄板(フィルム状)の
遮蔽体41であろうと、その形状を問うものではなく、
可視光線を透過するが、赤外線を遮蔽し、或いは、赤外
線及び紫外線を遮蔽すれば良い。上記板状遮蔽体1,1
c及び薄板(フィルム状)の遮蔽体41は、ポリエステ
ル、アクリル等を始めとする可視光線を透過する合成樹
脂やガラス等で形成されており、この合成樹脂やガラス
等は可視光線を透過する着色されたものであっても良
い。
【0010】赤外線を遮蔽材料としては、錫ドープ酸
化インジュウム粉末、硫化第二銅等が知られている。
赤外線及び紫外線を遮蔽材料としては、Si,Ti,
V,Cr,Mg,Fe,Co,Ga,Ge,Zr,I
n,Sn及びHfよりなる群から選ばれた1種以上の金
属を含有する酸化亜鉛粉末が知られている。板状遮蔽体
1,1c或いは薄板(フィルム状)の遮蔽体41は、合
成樹脂に赤外線を遮蔽材料或いは赤外線及び紫外線を遮
蔽材料を配合して形成される。又、赤外線遮蔽塗料或い
は赤外線及び紫外線遮蔽塗料は、赤外線を遮蔽材料或い
は赤外線及び紫外線を遮蔽材料を成分として配合されて
いる。
【0011】上記遮蔽体1には、赤外線を遮蔽する性能
が備えられており、以下に説明する実施例の構成を付加
することにより、車外から照射される熱線即ち熱エネル
ギーである赤外線を遮蔽し、更に、車内から車外に放出
される赤外線をも遮蔽するから、車窓を通して照射或い
は放出される熱エネルギーが低減し、車外気温の影響を
低減することができる。従って、苛酷な夏の太陽光線中
の赤外線の車内への照射量が低減し、車内の高温化を低
減できるから、放置された車内及びハンドルの高温化を
防止できるのみならず、車内に放置された乳幼児の脱水
による死亡事故の発生を防止できる。逆に寒冷時に、ヒ
ーターで暖められた車内の暖気の車窓からの放出も低減
できる。運転者が、顔の近くの車窓の内側に上記遮蔽体
を取り付ければ、赤外線カメラによる盗撮を防止でき
る。赤外線及び紫外線を遮蔽する遮蔽体の場合は、上記
効果と共に、紫外線による人体への悪影響も防止するこ
とができる。
【0012】以下、前記遮蔽体を使った車窓用赤外線遮
蔽器具の実施例を説明する。本発明に係る車窓用赤外線
遮蔽器具は、図4の取付け状態を示す説明図に示すよう
に、自動車のフロントガラス11の上部に設けられたサ
ンバイザー12やドアーガラス13の内面を始め車窓ガ
ラス10の内面に取付け部材により取り付けられ或いは
着脱自在に取り付けられるものである。
【0013】図4及び図5の縦断面図に示すように、可
視光線は透過するが、赤外線或は赤外線及び紫外線を遮
蔽する板状の遮蔽体21を形成する。板状の遮蔽体21
の側部にサンバイザー12に係止する取付け部材として
の係止体31を形成する。係止体31は、先端32と基
部33からなっており、基部33は、板状の遮蔽体21
の端部に回動自在に形成されている。基部33に先端3
2が伸縮自在に形成されている。先端32はJ型に形成
され、サンバイザー12を挿入できるようになってい
る。尚、板状の遮蔽体21は、図示した矩形状に拘るも
のではない。又、係止体31の形状も図示したものに拘
るものではなく、サンバイザー12に係止し固定できる
形状であれば、各種クリップを始めとし如何なる形状或
は手段の係止部材であってもよい。
【0014】上記構成の板状の遮蔽体21をサンバイザ
ー12にフックし係止する取付け部材としての係止体3
1を突設した車窓用赤外線遮蔽器具は、係止体31をサ
ンバイザー12に係止するだけで、車窓10であるフロ
ントガラス11の内面に取付けることができ、前述の遮
蔽体1の諸々の効果が得られる。又、係止体31の基部
33にJ型の先端32が伸縮自在に取り付けられている
ので、サンバイザー12の幅の如何に拘らず簡単に安定
した状態で取り付けられ、このJ型の先端32が係止体
31の基部33に回動自在に取り付けられているので、
無用の時は、上方に回動するだけで運転者の眼前から排
除できる。
【0015】図4及び図6の縦断面図に示したものは、
取付け部材としての係止体31の代わりに取付け部材と
しての吸盤34,34を板状の遮蔽体22の上端部の両
側に設けたものである。この吸盤34,34の数は2個
に拘るものではなく、必要に応じ、1個以上の吸盤34
を任意の位置に設けたものであっても良く、吸盤34,
34を車窓のガラス13の内面の所望の位置に吸着させ
ることができれば良い。図示しないが、吸盤34,34
の代わりに、ポリウレタン樹脂などを成分とする粘着剤
を用い、反復繰り返し着脱できるようにすることもでき
る。
【0016】上記構成の板状の遮蔽体22の一側の面に
取付け部材としての吸盤34,34を設けた車窓用赤外
線遮蔽器具は、車窓10のドアーガラス13(或はフロ
ントガラス11等)の内面に吸盤34,34を吸着する
だけで、前記実施例と同様板状の遮蔽体22の効果が得
られる。
【0017】図7の要部拡大分解図付説明図、図8の縦
断面図に示すように、板状遮蔽体23をフロントガラス
11の高さ程度に形成する。この板状遮蔽体23をダッ
シュボード14上に載置し、上端をサンバイザー12或
はバックミラー12aで押さえることにより、板状遮蔽
体23をフロントガラス11の内面に取り付けることが
できる。この板状遮蔽体23は、左右に複数に分割され
たものであっても良く、上下方向に伸縮するものであっ
ても良い(図示せず)。この時の取付け部材は、ダッシ
ュボード14とサンバイザー12或はバックミラー12
aが果すことになり、別途取付け部材を形成していない
が、この場合も本願で言う取付け部材の範囲内に含まれ
るものである。
【0018】上記構成のフロントガラス11の高さ程度
の板状遮蔽体23からなる車窓用赤外線遮蔽器具は、板
状遮蔽体23をダッシュボード14上に載置し、上端を
サンバイザー12或はバックミラー12aで押さえるだ
けで、別途取付け部材を形成することなく、ダッシュボ
ード14とサンバイザー12或はバックミラー12aを
実質的に取付け部材として利用することによりフロント
ガラス11の内面に取り付けることができ、当然、前述
の遮蔽体の効果も得られる。
【0019】図7及び図9の縦断面図に示すように、板
状遮蔽体24の外周の上下端(或は左右端)即ち遮蔽体
の外周の対向する位置に突起35a,35aを反対向方
向に向けて突設する。この突起35a,35aをはめ込
む凹部35b,35b(或は突起を係止する係止部)を
車窓10のドアーガラス13(或はフロントガラス1
1)の外周枠15に設ける。この時の取付け部材35
は、板状遮蔽体24の外周に設けた突起35a,35a
と車窓10のドアーガラス13の外周枠15に設けた凹
部35b,35b(或は係止部)が果し、板状遮蔽体2
4と車窓10であるドアーガラス13(或はフロントガ
ラス11)の外周枠15に分割して形成されている。こ
の分割された取付け部材35の形状は、図示したものに
拘るものではなく、板状遮蔽体24の外周部と車窓10
のドアーガラス13(或はフロントガラス11)の外周
枠15或は車窓10のドアーガラス13の内面に分割し
て設けられ、板状遮蔽体24をドアーガラス13(或は
フロントガラス11)の内面に取り付けることができれ
ば、如何なる形状の分割された取付け部材35であって
も良い。例えば、フック部材と被フック部材等により形
成することもできる。
【0020】上記構成の板状遮蔽体24の外周の上下端
或は左右端即ち板状遮蔽体24の外周の対向する位置に
突起35a,35aを反対向方向に突設し、これらの突
起35a,35aをはめ込む凹部35b,35b(或は
突起を係止する係止部)を車窓10のドアーガラス13
の外周枠15に設けた車窓用赤外線遮蔽器具は、取付け
部材35が、板状遮蔽体24の外周に設けた突起35
a,35aと車窓10のドアーガラス13の外周枠15
に設けた凹部35b,35b(或は係止部)からなるの
で、突起35a,35aを凹部35b,35bにはめ込
む(或は係止部に係止する)だけで、車窓10のドアー
ガラス13の内面に取り付けることができ、前述の実施
例と同様の遮蔽体の効果が得られる。
【0021】分割された取付け部材35として、異なる
実施例を示す。図10に示すように、板状遮蔽体25を
所望の車窓10より少し大きく形成する。板状遮蔽体2
5の外周の一側の面に面ファスナー36,36(例え
ば、株式会社倉レのマジックテープ;商標)の1部材3
6a,36aを取りつける。車窓10のドアーガラス1
3の外周枠15に面ファスナー36,36の他の1部材
36b,36bを取り付ける。以上のような分割された
取付け部材35とすることもできる。前記図7、図9に
示した板状遮蔽体24の対向する外周に設けた突起35
a,35aの一側の面に前記面ファスナー36,36の
1部材36a,36aを取り付けることにより目的を達
成することもでき、分割された取付け部材35,35は
図示した形状に拘らず、如何なる形状のものであっても
良い。
【0022】上記構成の分割された取付け部材35とし
ての面ファスナー36を板状遮蔽体25の外周の一側の
面と車窓10のドアーガラス13の外周枠15に分割し
て取り付けたので、分割された面ファスナー36a,3
6bを係止することにより車窓10のドアーガラス13
面の内側に取り付けることができるから、前述の実施例
と同様に遮蔽体の効果が得られる。
【0023】上記各実施例は、板状の遮蔽体1による車
窓用赤外線遮蔽器具であるが、以下の実施例は、前述し
た薄板即ちフィルム状の遮蔽体41に関するものであ
る。図11の取付け状態を示す説明図に示すように、薄
板(フィルム状)の遮蔽体41の外周の所望の位置に取
付け部材としての吸盤34,34を設ける。この時の吸
盤34,34の取付け位置は、薄板(フィルム状)の遮
蔽体41の外周にのみ拘るものではなく、吸盤34,3
4の数についても、図示した数に拘るものではない。図
示しないが、吸盤34,34の代わりに、ポリウレタン
樹脂などを成分として有する反復繰り返し着脱できる素
材や感圧型粘着材とすることもできる。
【0024】上記構成の車窓用赤外線遮蔽器具は、板状
の遮蔽体1が薄板(フィルム状)の遮蔽体41に代えら
れている。この薄板(フィルム状)の遮蔽体41の一側
の面の所望の位置に取付け部材としての吸盤34,34
が設けてあり、板状の遮蔽体1に吸盤34,34を設け
た車窓用赤外線遮蔽器具と同様の効果が得られる。尚、
薄板(フィルム状)の遮蔽体41は、図1〜図3で説明
したと同様、薄板に赤外線遮蔽部材を含ませたり、赤外
線遮蔽部材を含む塗料を被着させたり、赤外線及び紫外
線を遮蔽する機能を持たせたものであっても良い。
【0025】図12の取付け状態を示す説明図に示すよ
うに、薄板(フィルム状)の遮蔽体41の一側の面に取
付け部材としての感圧型粘着材(図示せず)を展着し、
車窓10のフロントガラス11やドアーガラス13の内
面に被着することもできる。又、車窓10のフロントガ
ラス11やドアーガラス13と同形状に裁断した薄板
(フィルム状)の遮蔽体41の一側の面に水やオイルな
どの透明な液体(図示せず)を展着し、フロントガラス
11やドアーガラス13の外周部に接着剤や感圧型接着
剤(図示せず)を被着する。
【0026】透明な液体を展着した薄板(フィルム状)
の遮蔽体41で車窓10のフロントガラス11やドアー
ガライ13の内面を覆い、薄板(フィルム状)の遮蔽体
41とフロントガラス11やドアーガラス13との間の
空気を追出した上で、薄板(フィルム状)の遮蔽体41
の外周を押圧してフロントガラス11ややドアーガラス
13の内面に薄板(フィルム状)の遮蔽体41を被着す
ることもできる。フロントガラス11やドアーガラス1
3と同形状に裁断した薄板(フィルム状)の遮蔽体41
の一側の面の外周部に感圧型接着剤(図示せず)を付着
したり、薄板(フィルム状)の遮蔽体41の一側の面の
外周部を除く央部に水やオイルなどの透明な液体(図示
せず)を展着したものであっても良い。
【0027】図示しない感圧型粘着材として、下記のも
のが知られている。 テルペン類とロジン類の混合物に酸性触媒の存在下
にフェノール類を付加させて得られたテルペン・ロジン
フェノール樹脂を、粘着付与樹脂として用いたアクリル
系感圧型粘着剤組成物。 感圧型接着剤モノマー及び感圧型接着剤オリゴマー
反応物の重合物。 超臨界流体及び臨界未満流体の溶媒に分散された感
圧型接着剤ポリマーと、補助溶媒とを含有する感圧型粘
着剤組成物。
【0028】上記構成の車窓用赤外線遮蔽器具は、板状
の遮蔽体1と同様の効果を有する薄板(フィルム状)の
遮蔽体41の一側の面に感圧型接着剤が展着してあるの
で、薄板(フィルム状)の遮蔽体41をフロントガラス
11やドアーガラス13と同形状に裁断すると加圧接着
が簡単にできる。フロントガラス11やドアーガラス1
3と同形状に裁断した薄板(フィルム状)の遮蔽体41
の一側の面に透明な液体を展着し、フロントガラス11
やドアーガラス13の外周部に接着剤や感圧型接着剤を
被着したとき、薄板状(フィルム状)遮蔽体41をフロ
ントガラス11やドアーガラス13の間に気泡を残すこ
となく接着できる。或いは、フロントガラス11やドア
ーガラス13と同形状に裁断した薄板(フィルム状)の
遮蔽体41の一側の面の外周部に接着剤や感圧型接着剤
を展着し、薄板(フィルム状)の遮蔽体41の一側の面
の外周部を除く一側の面に透明な液体を被着したときも
薄板状(フィルム状)遮蔽体41をフロントガラス11
やドアーガラス13の間に気泡を残すことなく接着でき
る。
【0029】図13の取付け状態を示す説明図及び図1
4の縦断面図に示すように、形状保持体としての枠体4
2を形成し、枠体42の一側の面に薄板(フィルム状)
の遮蔽体41を被覆し、この枠体42の他側の面に吸盤
34,34からなる取付け部材を取り付けることもでき
る。枠体42の形状を図では環状に形成しているが、図
示したものに拘るものではなく、薄板(フィルム状)の
遮蔽体41の形状を略一定の形状に保持できれば、如何
なる形状であっても良い。又、吸盤34,34の数と取
付け位置についても図示したものに拘るものではなく、
薄板(フィルム状)の遮蔽体41を一側の面に被覆した
枠体42をフロントガラス11やドアーガラス13の内
面に着脱自在であれば、吸盤34,34の数と取付け位
置についても任意である。尚、吸盤34,34の代わり
に他の係止部材や感圧型接着剤等を用いて固着すること
もできる。
【0030】上記構成の車窓用赤外線遮蔽器具は、枠体
42の一側の面に薄板(フィルム状)の遮蔽体41を被
覆し、この枠体42の他側の面に取付け部材としての吸
盤34,34が取り付けてあるので、柔軟で形状が一定
しない薄板(フィルム状)の遮蔽体41の形状を一定に
保持できるから、フロントガラス11やドアーガラス1
3の内面或いはフロントガラス11やドアーガラス13
の外周枠15の内側に簡単に取り付けることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具は、
上記構成を備えているので、以下に列記する諸々の効果
を奏する。本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具は、遮蔽
体(板状或は薄板状遮蔽体)が備えられており、遮蔽体
は赤外線を遮蔽する性能があり、何らかの取付け部材に
より車窓であるフロントガラスやドアーガラスの内面に
取り付けると、車窓を通して車外から照射される熱線即
ち熱エネルギーである赤外線を遮蔽すると共に、車内か
ら車外に放出される赤外線をも遮蔽するから、車窓を通
して照射或いは放出される熱エネルギーが低減し、車外
気温の影響を低減することができる。
【0032】従って、苛酷な夏の太陽光線中の赤外線の
車内への照射量が低減し、車内の高温化を低減でき、放
置された車内及びハンドルの高温化を防止できるのみな
らず、車内に放置された乳幼児の脱水による死亡事故等
の発生を防止できる。逆に寒冷時に、ヒーターで暖めら
れた車内の暖気の車窓からの放出も低減できる。運転者
が、顔の近くの車窓の内側に上記遮蔽体を取り付けれ
ば、赤外線カメラによる盗撮を防止できる。遮蔽体が、
赤外線及び紫外線を遮蔽する遮蔽体の場合は、上記効果
と共に、紫外線による人体への悪影響も防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具の遮蔽体を
示す斜視図である。
【図2】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具の遮蔽体を
示す斜視図である。
【図3】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具の遮蔽体を
示す斜視図である。
【図4】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具を取り付け
た状態を示す説明図である。
【図5】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具をサンバイ
ザーに取り付けた状態を示す縦断面図である。
【図6】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具をドアーの
車窓に取り付けた状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具を取り付け
た状態を示す要部拡大分解図付説明図である。
【図8】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具をフロント
ガラスの内面に取り付けた状態を示す縦断面図である。
【図9】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具をドアーガ
ラスに取り付けた状態を示す縦断面図である。
【図10】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具を取り付
けた状態を示す一部分解説明図である。
【図11】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具を取り付
けた状態を示す説明図である。
【図12】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具を取り付
けた状態を示す説明図である。
【図13】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具を取り付
けた状態を示す一部分解説明図である。
【図14】本発明に係る車窓用赤外線遮蔽器具をドアー
ガラスに取り付けた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 板状の遮蔽体 1b 可視光線を透過する板 1c 板状の遮蔽体 3 赤外線遮蔽塗料膜 4 積層した板状の遮蔽体 10 車窓 11 フロントガラス 12 サンバイザー 12a バックミラー 13 ドアーガラス 14 ダッシュボード 15 ドアーガラスの外周枠 21,22,23,24,25 板状遮蔽体 31 取付け部材としての係止体 32 係止体の先端 33 係止体の基部 34 取付け部材としての吸盤 35 分割された取付け部材 35a 分割された取付け部材の一部としての突起 35b 分割された取付け部材の他の一部としての凹部 36 分割された取付け部材としての面ファスナー 36a 面ファスナーの1部材 36b 面ファスナーの他の1部材 41 薄板(フィルム状)の遮蔽体 42 形状保持体としての枠体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車窓から車内に照射される赤外線を遮蔽
    する車窓用赤外線遮蔽器具であって、 可視光線が透過可能であり、赤外線が透過不能に形成さ
    れた遮蔽体と、 該遮蔽体を車窓のガラス或は外周枠の内側に取り付ける
    取付け部材と、 を備えることを特徴とする車窓用赤外線遮蔽器具。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽体が、車窓のガラス或は外周枠
    の内側に着脱自在に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の車窓用赤外線遮蔽器具。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽体が、合成樹脂製の板或いは薄
    板で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の車窓用赤外線遮蔽器具。
  4. 【請求項4】 前記遮蔽体が、合成樹脂製の薄板で形成
    され、形状保持体の一側の面に取付けられていることを
    特徴とする請求項1乃至3のうち1項記載の車窓用赤外
    線遮蔽器具。
  5. 【請求項5】 前記遮蔽体が、表裏の何れか一方或いは
    両方に赤外線遮蔽塗料が被着された合成樹脂製の板或い
    は薄板で形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    4のうち1項記載の車窓用赤外線遮蔽器具。
  6. 【請求項6】 前記取付け部材が、遮蔽体の一側の面に
    形成された吸盤であることを特徴とする請求項1乃至5
    のうち1項記載の車窓用赤外線遮蔽器具。
  7. 【請求項7】 前記取付け部材が、係止体で形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至5のうち1項記載の
    車窓用赤外線遮蔽器具。
  8. 【請求項8】 前記取付け部材が、遮蔽体と車窓のガラ
    スの内側或は車窓の外周枠の内側に分割して形成されて
    いることを特徴とする請求項7記載の車窓用赤外線遮蔽
    器具。
  9. 【請求項9】 前記遮蔽体が、赤外線及び紫外線を遮蔽
    できることを特徴とする請求項1乃至8のうち1項記載
    の車窓用赤外線遮蔽器具。
  10. 【請求項10】 前記赤外線及び紫外線を遮蔽可能な遮
    蔽体が、赤外線遮蔽体と紫外線遮蔽体を重積した遮蔽体
    であることを特徴とする請求項9記載の車窓用赤外線遮
    蔽器具。
  11. 【請求項11】 前記赤外線及び紫外線を遮蔽可能な遮
    蔽体が、合成樹脂製の板或は薄板の1側の面に赤外線遮
    蔽塗料が被着され、他側の面に紫外線遮蔽塗料が被着さ
    れた遮蔽体であることを特徴とする請求項1乃至9のう
    ち1項記載の車窓用赤外線遮蔽器具。
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