JP2002112762A - 培養装置 - Google Patents

培養装置

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JP2002112762A
JP2002112762A JP2000308531A JP2000308531A JP2002112762A JP 2002112762 A JP2002112762 A JP 2002112762A JP 2000308531 A JP2000308531 A JP 2000308531A JP 2000308531 A JP2000308531 A JP 2000308531A JP 2002112762 A JP2002112762 A JP 2002112762A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 培養装置は、器内に加湿用の水を貯める貯留
部を備えている。当然、この水は消耗するので、作業者
は、定期的に水量を目視確認し、少ない場合は、水の補
給を行っている。このため、作業者は、水量の確認を行
わなくてはならなかった。 【解決手段】 本発明は、培養装置(1)において、消耗
を伴う水(W)等の液体(W)を貯めておく貯留部(2)と、こ
の貯留部(2)の水位を検出する水位検出手段(3)と、この
水位検出手段(3)により水位が低くなったことを検出し
た場合にこれを報知する報知手段(4)とを備えることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭酸ガス(ＣＯ2)
インキュベータやマルチガスインキュベータ等に適用さ
れ、細胞や微生物などの培養物を培養する培養装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】培養装置は、内部(器内)に加湿用の水を
貯める貯留部を備えている。この貯留部は、通常、取り
出し可能な加湿トレイにて構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】当然、この水は消耗す
るので、作業者は、定期的に水量を目視確認し、少ない
場合は、水の補給を行っている。このため、作業者は、
水量の確認を行わなくてはならなかった。
【０００４】培養装置の湿度センサーにより、水量の検
出を行おうとしたが、培養装置の湿度センサーの検出す
る値は、加湿トレイの水がなくなってから、変化するの
で、利用できないことがわかった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、培養装置(1)
において、消耗を伴う液体(W)である水(W)を貯めておく
貯留部(2)と、この貯留部(2)の水位を検出する水位検出
手段(3)と、この水位検出手段(3)により水位が低くなっ
たことを検出した場合にこれを報知する報知手段(4)と
を備えることを特徴とする。
【０００６】また、本発明は、消耗を伴う水等の液体を
貯めておく貯留部(2)と、この貯留部(2)の水位を検出す
る水位検出手段(3)とを備える培養装置(1)において、前
記水位検出手段(3)は取り外し可能に取り付けられるこ
とを特徴とする。
【０００７】また、本発明は、消耗を伴う水(W)等の液
体(W)を貯めておく取り出し可能な貯留部(2)と、この貯
留部(2)の水位を検出する水位検出手段(3)とを備える培
養装置(1)において、前記水位検出手段(3)は変位可能に
取り付けられ、前記貯留部(2)内の第１位置と、前記貯
留部(2)の着脱を許容する第２位置との間で変位するこ
とを特徴とする。
【０００８】更に、本発明は、前記水位検出手段(3)
は、回動により前記第１位置と前記第２位置との間で変
位することを特徴とする。
【０００９】また、本発明は、前記水位検出手段(3)に
より水位が低くなったことを検出した場合にこれを報知
する報知手段(4)を備えることを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の１実施形態を図1〜図3に
基づいて説明する。
【００１１】図１は、培養装置の断面図である。
【００１２】培養装置(1)の底面(1a)には、加湿トレイ
(2)が置かれている。この加湿トレイ(2)に水又は水溶液
を入れ、この器内を加熱すると、この加湿トレイ(2)内
の水が蒸発し、器内の湿度が維持される。
【００１３】この加湿トレイ(2)内の水位を検出するセ
ンサ(3)を、加湿トレイ(2)内の水(W)に浸ける。水位が
所定値以下になると、センサ(3)によりこれを検知し、
コントロールパネル(4)の警報ランプ(図示せず)が点灯
し、ブザー(図示せず)がなる。
【００１４】これにより、作業者は水量の消耗を知り、
水の補給を行う。
【００１５】ところで、このセンサ(3)は、加湿トレイ
(2)の中に位置(第1位置)しているが、加湿トレイ(2)の
取り出し時及び装着時に、邪魔にならないように、変位
可能に取り付けられる。
【００１６】このことを図２、図３を参照しつつ説明す
る。
【００１７】図2は、加湿トレイ(2)の取り出し時の図で
ある。図3は、加湿トレイ(2)の装着時の図である。
【００１８】図２(a)に示すように、機器本体に、支持
金具(5)が取り付けられている。この支持金具(5)には回
動軸(6)が設けられ、この回転軸(6)を中心に回動可能な
回動金具(7)が取り付けられる。回動金具(7)には、セン
サ(3)が取り付けられている。回動金具(7)には、係合用
突部(7a)が設けられている。突部(7a)は、バネ(8)と係
合する。
【００１９】動作を図２を参照しつつ説明する。
【００２０】図２(a)のごとく、作業者が、加湿トレイ
(2)の水を補給したり、器内の清掃を行うために、加湿
トレイ(2)を引き出すと、図２(b)の如く、加湿トレイ
(2)の内側が回動金具(7)を押すことにより、回動金具
(7)が回転軸(6)を中心に回転し、センサ(3)は上方に移
動する。そして、回動金具(7)の突部(7a)とバネ(8)の一
部が係合すると、後は、バネ(8)の力により、回動金具
(7)が回動し、突部(7a)とバネ(8)が係合し、図２(c)の
如く、この位置(第2位置)に保持される。
【００２１】加湿トレイ(2)を器内に戻す場合を図３を
参照しつつ説明する。図３(a)の如く、加湿トレイ(2)を
器内の底面(1a)に沿って挿入する。図３(b)の如く、加
湿トレイ(2)の外壁が、回動金具(7)の一部(7c)を押す。
突部(7a)とバネ(8)との係合力より強く加湿トレイ(2)を
押し込むと、回動金具(7)が回転し、図３(c)の如く、元
の位置(第1位置)まで戻る。
【００２２】このように、上記実施形態では、培養装置
(1)において、消耗を伴う水(W)等の液体(W)を貯めてお
く貯留部である加湿トレイ(2)と、この加湿トレイ(2)の
水位を検出する水位検出手段であるセンサ(3)と、この
センサ(3)により水位が低くなったことを検出した場合
にこれを報知する報知手段として作用するコントロール
パネル(4)とを備えているので、水量の確認作業が容易
となる。なお、この実施態様では、水の貯留部を加湿ト
レイとして、器内から取り出し可能としたが、これは、
本体の底面に一体としても良い。だだ、別体のほうが清
掃が簡単である。また、本実施態様では液体を加湿用の
水としたが、これは消耗する液体であればよい。
【００２３】また、本実施例では、消耗を伴う水(W)等
の液体(W)を貯めておく取り出し可能な加湿トレイ(2)
と、この加湿トレイ(2)の水位を検出するセンサ(3)とを
備える培養装置(1)において、センサ(3)は変位可能に取
り付けられ、加湿トレイ(2)内の第１位置と、加湿トレ
イ(2)の着脱を許容する第２位置との間で変位すること
を特徴としてるので、加湿トレイ(2)の着脱が容易であ
る。
【００２４】また、本願は、変移するのではなく、セン
サ(3)を取り外し可能に取り付けられるようにしてもよ
い。
【００２５】また、前記第１位置と前記第２位置との間
を回動により変位するが、これは、回動に限定されるわ
けではい。
【００２６】また、本実施態様では、水を作業者が補給
したが、補給タンクを設け、補給タンクに水がある間
は、この補給タンクより、自動的に補給するようにして
もよい。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、水量の確認作業が容易
となる。
【００２８】また、加湿トレイ(2)内にセンサを設ける
培養装置において、加湿トレイ(2)の着脱が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第一実施形態の培養装置の断面図であ
る。
【図２】この第１実施形態で加湿トレイの取出し時の動
作を説明するための図である。
【図３】この第１実施形態で加湿トレイの挿入時の動作
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 培養装置、 2 加湿トレイ(貯留部)、 3 センサ(水位検出手段)、 W 加湿トレイ内の水(液体)、 4 コントロールパネル(報知手段)、 5 支持金具、 6 回転軸、 7 回動金具、 7a 突起、 8 バネ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 培養装置(1)において、消耗を伴う水(W)
    等の液体(W)を貯めておく貯留部(2)と、この貯留部(2)
    の水位を検出する水位検出手段(3)と、この水位検出手
    段(3)により水位が低くなったことを検出した場合にこ
    れを報知する報知手段(4)とを備えることを特徴とする
    培養装置。
  2. 【請求項２】 消耗を伴う水等の液体を貯めておく貯留
    部(2)と、この貯留部(2)の水位を検出する水位検出手段
    (3)とを備える培養装置(1)において、 前記水位検出手段(3)は取り外し可能に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項１に記載の培養装置。
  3. 【請求項３】 消耗を伴う水(W)等の液体(W)を貯めてお
    く取り出し可能な貯留部(2)と、この貯留部(2)の水位を
    検出する水位検出手段(3)とを備える培養装置(1)におい
    て、 前記水位検出手段(3)は変位可能に取り付けられ、前記
    貯留部(2)内の第１位置と、前記貯留部(2)の着脱を許容
    する第２位置との間で変位することを特徴とする培養装
    置。
  4. 【請求項４】 前記水位検出手段(3)は、回動により前
    記第１位置と前記第２位置との間で変位することを特徴
    とする請求項３に記載の培養装置。
  5. 【請求項５】 前記水位検出手段(3)により水位が低く
    なったことを検出した場合にこれを報知する報知手段
    (4)を備えることを特徴とする請求項３又は請求項４に
    記載の培養装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004090093A1 (ja) * 2003-04-09 2004-10-21 Olympus Corporation 培養処理装置および自動培養装置
JP2009136160A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Sanyo Electric Co Ltd 水位検知装置及び培養装置
CN1768130B (zh) * 2003-04-09 2010-04-21 奥林巴斯株式会社 培养处理装置以及自动培养装置
JP2015073449A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 澁谷工業株式会社 インキュベータ

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