JP2002112058A - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法

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JP2002112058A
JP2002112058A JP2001214193A JP2001214193A JP2002112058A JP 2002112058 A JP2002112058 A JP 2002112058A JP 2001214193 A JP2001214193 A JP 2001214193A JP 2001214193 A JP2001214193 A JP 2001214193A JP 2002112058 A JP2002112058 A JP 2002112058A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像入出力装置に関するプロファイルが適切
であるか否かを評価することによって、該画像入出力装
置における安定した色処理を可能とする画像処理装置及
びその方法、及び画像処理システムを提供する。 【解決手段】 接続された画像入出力装置のプロファイ
ルに基づく色変換を行う画像処理装置の制御方法であっ
て、前記画像入出力装置の現在の色再現特性を示す現在
特性を取得する第1の取得ステップと、前記画像入出力
装置のプロファイルに基づく色再現特性を示す推定特性
を取得する第2の取得ステップと、前記画像入出力装置
における色再現性の安定度を取得する第3の取得ステッ
プと、前記プロファイルが前記現在特性を適切に反映し
ているか否かを、前記現在特性、前記推定特性及び前記
安定度に基づいて判定する判定ステップと、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法、及び画像処理システムに関し、特に同一の画像
データを複数の画像入出力装置において良好に再現する
ための画像処理装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】同一のカラー画像を複数の画像入出力装
置において良好に再現するための画像処理技術として、
カラーマネージメントシステム(CMS:Color Manage
ment System)が知られている。
【0003】図27に示すように、カラープリンタ、カ
ラーモニタ、カラー複写機等の複数の装置を互いに接続
する場合を例として、CMSについて説明する。
【0004】CMSによれば、入力系の色信号が出力系
の色信号へ変換される。具体的には、まず入力系装置に
関する所定の変換式もしくは変換テーブルによって、入
力色信号を装置に依存しないデバイス独立色空間(以
下、デバイス独立色空間と称する)上の信号に変換す
る。装置に依存する色空間上の信号とデバイス独立色空
間上の信号間の変換に用いる所定の変換式もしくは変換
テーブルを、該装置のプロファイルと称する。
【0005】そして、デバイス独立色空間上に変換され
た信号に対して、例えば所定の色処理を施すことによっ
て出力すべき信号値を得た後、該信号値を出力系である
各装置のプロファイルを参照して、該出力系装置に依存
する色空間上の信号に変換する。
【0006】このようにCMSによれば、各装置のプロ
ファイルに基づき、各装置に依存する色空間とデバイス
独立色空間との間において色信号を変換することによ
り、複数装置間における色合わせが実現される。
【0007】一般にデバイス独立色空間としては、出力
系装置によって出力された画像の測色に用いられる色空
間である、CIE/XYZやCIE/L***等が用
いられる。
【0008】各装置のプロファイルは、所定の色信号か
らなる画像について、該装置に入力される又は該装置か
ら出力された可視像を実際に測色した値と色信号値との
対応関係に基づいて作成される。例えば、入力系装置に
ついてのプロファイルは、所定の色信号に基づくサンプ
ル画像を原稿として、該装置を介して得られた入力画像
信号に基づいて作成される。また、出力系装置について
のプロファイルは、該装置において所定の色信号に基づ
くサンプル画像を出力し、該出力されたサンプル画像を
測色することによって作成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロフ
ァイル作成時と、該プロファイルを使用するCMS実行
時とにおいて、画像入出力装置における色再現性は必ず
しも同一でない。これは、例えば、画像出力装置におけ
る色材ロット等の部品固体差や、温湿度等の環境差、ま
たは画像形成部品等の経時変化等によって、色再現特性
が多少なりとも変動してしまうことに起因している。プ
ロファイル作成時と色再現特性が異なってしまった場
合、該プロファイルに反映されている、色信号と出力画
像の測色値との対応関係が変化してしまうため、そのま
まCMSを実行しても、当然ながら良好な色再現結果は
得られない。
【0010】従って、画像入出力装置における色再現特
性が大きく変化した場合には、プロファイルを作成し直
す必要がある。しかし従来のCMSにおいては、ユーザ
やプロファイルの保守を実施する者(以下、プロファイ
ル管理者)が、画像入出力装置における色再現特性の変
化を確認し、プロファイルの有効性を判断する手段が提
供されていなかったため、プロファイル更新が適切なタ
イミングで行われるとは限らなかった。
【0011】本発明は上記問題を鑑みてなされたもので
あり、画像入出力装置の有する色変換情報が適切である
か否かを評価することによって、該画像入出力装置にお
ける安定した色処理を可能とする画像処理装置及びその
制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明に係る画像処理装置の制御方法
は以下のステップを備える。
【0013】即ち、接続されたデバイスに固有の色変換
情報に基づく色変換を行う画像処理装置の制御方法であ
って、前記デバイスの現在の色再現特性を示す現在特性
を取得する第1の取得ステップと、前記デバイスの色変
換情報に基づく色再現特性を示す推定特性を取得する第
2の取得ステップと、前記デバイスにおける色再現性の
安定度を取得する第3の取得ステップと、前記色変換情
報が前記現在特性を適切に反映しているか否かを、前記
現在特性、前記推定特性及び前記安定度に基づいて判定
する判定ステップと、を有することを特徴とする。
【0014】また、接続されたデバイスに固有の色変換
情報に基づく色変換を行う画像処理装置の制御方法であ
って、前記デバイスの現在の色再現特性を示す現在特性
を取得する第1の取得ステップと、前記デバイスの色変
換情報に基づく色再現特性を示す推定特性を取得する第
2の取得ステップと、前記色変換情報における前記現在
特性の反映度を、前記現在特性及び前記推定特性に基づ
いて評価する評価ステップと、を有することを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】<第1実施形態>図1は、本実施形態のC
MSが実行される画像処理システムの概要構成を示す図
である。同図に示すように本実施形態の画像処理システ
ムは、入力系装置1、画像処理装置30、及び出力系装
置5からなり、画像処理装置30は、画像入力部2、画
像処理部3及び画像出力部4を有する。
【0017】入力系装置1から画像入力部2を介して画
像処理装置30に入力されたカラー画像データは、画像
処理部3において装置に依存しないデバイス独立色空間
上のデータに変換され、さらに所定の色域圧縮処理が施
された後、画像出力部4を介して出力系装置5に出力さ
れる。尚、出力系装置5とは画像を可視化する装置であ
り、画像を表示するディスプレイや記録用紙上に画像を
形成するプリンタ等が、代表的な例として挙げられる。
また、入力系装置1とは画像データを発生する装置であ
り、撮像装置やコンピュータの他、記録用紙上の画像を
読み取るスキャナ等が挙げられる。また、デバイス独立
色空間は、例えば測色に用いられるCIE/L*,a*
*である。
【0018】画像処理部3は更に、入力側色空間変換部
31、色域圧縮処理部32、出力側色空間変換部33、
及びプロファイル34,35、プロファイルコントロー
ラ36からなる。
【0019】入力側色空間変換部31においては、入力
系装置1から画像入力部2を介して入力されたカラー画
像データ、即ち入力系装置1の色再現範囲に依存した色
空間におけるカラー画像データを、プロファイル34に
基づき、デバイス独立色空間上のデータに変換する。
【0020】色域圧縮処理部32においては、入力側色
空間変換部31を介して供給されるデバイス独立色空間
上のカラー画像データに対して色域圧縮処理を施し、出
力系装置5で再現可能な色域内のデータに変換する。
【0021】出力側色空間変換33においては、色域圧
縮処理部32によって色域圧縮処理が施されたデバイス
独立色空間上のカラー画像データを、プロファイル35
に基づき、出力系装置5の色再現範囲に依存した色空間
におけるカラー画像データに変換した後、画像出力部4
を介して出力系装置5に出力する。
【0022】入力側色空間変換部31及び出力側色空間
変換部33は、それぞれ入力系装置1及び出力系装置5
の色再現範囲に依存した色空間とデバイス独立色空間と
の間における変換(CMS)を行うため、装置毎に所定
の変換式または変換テーブルが、プロファイル34,3
5として予め保持されている。
【0023】本実施形態ではプロファイルコントローラ
36によって、プロファイル34、35が常に最適な状
態を保つように制御される。
【0024】一般に、装置における色再現特性のばらつ
きが大きく、プロファイルの作成時と該プロファイルの
使用時とにおいて、出力画像の測色値の差分が統計的に
有意(significant)でない場合、該差分は前記ばらつ
きに起因すると考えられるが、ばらつきが小さく、上記
差分が有意である、即ち該差分が偶然に生じる確率が低
いのであれば、プロファイルを作り直すことによってよ
り良好な色再現が期待できる。
【0025】例えば、既存のプロファイルにおいて、装
置のRGB色信号(100,100,100)に対応するデバイ
ス独立色空間(L*,a*,b*)の座標が(50,0,0)
であるにもかかわらず、画像出力装置によって出力され
た該RGB色信号に基づく画像の測色値が、(42,0,
0)、(42.1,0,0)、(41.9,0,0)等、ほとんどば
らつきが無く、平均(42,0,0)で再現されるならば、
色信号(100,100,100)に対応する測色値を(42,0,
0)とする新たなプロファイルを作成することによって
プロファイルの精度を上げることができる。
【0026】そこで本実施形態においては、プロファイ
ルによって推定される測色値と、画像出力装置における
現在の出力画像における測色値の平均及びばらつきに基
づいて、該プロファイルが該装置における現在の色再現
特性を反映するように、プロファイルを適切に更新す
る。
【0027】本実施形態において既存のプロファイルを
更新するにあたり、該プロファイルが当該装置における
現在の色再現特性を反映しているか否かを評価する必要
がある。ここで、既存のプロファイルと現在の色再現特
性が等しいということは、画像出力装置の出力画像にお
ける測色値の分布に関し、プロファイル作成時と現在と
で同じ平均値を有することにほかならない。そこで本実
施形態においては、これら2つの分布が同じ平均値を有
するか否かを、t-統計量(t-statistic)を利用して検
定する。ただし多くの場合、プロファイル作成時の測色
値は装置内に保存されていないため、標本分散及びサン
プリング数は、現在の測色値に基づく値で代用する。
【0028】以下、本実施形態におけるプロファイルの
更新方法について、詳細に説明する。図2は、本実施形
態におけるCMS用プロファイルの更新処理を示すフロ
ーチャートである。
【0029】まず、出力系装置5における現在の色再現
特性を確認するために、適当なサンプリング数nを予め
決定しておき、色再現特性確認のための色信号をn個出
力する(S101)。該出力画像を測色し(S10
2)、各測色値mi:((L* i,a* i,b* i),(i=
1,2,…n))に基づいて、色のばらつき評価指数U
を後述する手順により算出する(S103)。
【0030】更に、各測色値miの平均値m:
(L* ave,a* ave,b* ave)を、式(1)に示すよう
に、デバイス独立色空間における各軸の平均として算出
する(S104)。この平均値mは、出力系装置5にお
ける現在の色再現特性の標本平均を示すものである。
【0031】
【数1】
【0032】次に、「既存のプロファイルによって推定
される測色値と、上記現在の標本平均mとの差分が、同
一の平均値を有する母集団から抽出された標本において
偶然に生じた差分である」という帰無仮説(null hypot
hesis)を検定する。
【0033】既存のプロファイルを用いて、上記色信号
に対応する測色値(推定値)Mを求める(S105)。
そして、該推定値Mと現在の標本平均値mとの差分S
を、式(2)に示すCIE1994色差式を用いて、式
(3)によって算出する(S106)。
【0034】
【数2】
【0035】 S=ΔE1994(m,M) …(3) さらに、この差分Sを用いた式(4)に従って、t-統
計量Tを算出する(S107)。
【0036】 T=S√{n/2U2} …(4) t-統計量Tは、自由度2(n-1)のt分布に従い、例え
ばn=10とすると、有意水準0.01(1%)で|T
|<2.87である。従って、例えばn=10であれ
ば、Tが2.87より大きい場合には(S108)、有
意水準1%で該仮説を棄却する。即ち、差分Sは有意で
あるため、既存のプロファイルと現在の色再現特性は異
なる、言い替えれば既存のプロファイルは現在の色再現
特性を反映していないと評価される。従って、現在の測
色値に基づいてプロファイルを更新する(S109)。
一方、Tが2.87以下であれば該仮説を採択する。即
ち、測色値の差分Sは有意でなく、偶然に生じたもので
あり、既存のプロファイルは現在の色再現特性を十分に
反映していると評価される。従って、既存のプロファイ
ルを更新せず、そのまま利用する(S110)。
【0037】図3は、図2に示したステップS103に
おけるばらつき評価指数Uの算出手順を示すフローチャ
ートである。
【0038】ばらつき評価指数Uは、明度、クロマ(彩
度)、色相の各方向の分散にCIE1994色差式を適
応したものであり、3次元のばらつきを簡便に扱うこと
ができる。まず、CIE/L***空間上での平均座
標m(L* ave,a* ave,b* av e)を、上記式(1)によ
り求める(S201)。 次に、C* ave=√{(a* ave) 2
+(b* ave)2}とするとき、この平均座標mを原点とし、
単位ベクトル(1,0,0)、(0,a* ave/C* ave,b*
ave/C* ave)、(0,-b* ave/C* ave,a* ave/
* ave)を3軸とする直行座標ΔL、ΔC、ΔHへ、式
(5)を用いて測色値を変換する(S202)。尚、Δ
L、ΔC、ΔHは、それぞれ平均値に対する明度差、彩
度差、色相差に相当する。
【0039】
【数3】
【0040】ここで図4に、(a*,b*)座標系と(Δ
C,ΔH)座標系の関係を示す。
【0041】さらに、各軸における測定値の標本標準偏
差を、式(6)によって求める(S203)。
【0042】
【数4】
【0043】これをCIE1994色差式に適応させる
ことにより、式(7)で与えられる値Uを、ばらつき評
価指数とする(S204)。
【0044】 U=√{(H* σ/(1+0.015C* ave))2+(L* σ)2 +(C* σ/(1+0.045C* ave))2} …(7) 以上説明したように本実施形態によれば、既存のプロフ
ァイルによって推定される測色値と、画像出力装置の現
在の出力画像における測色値の平均及びばらつきに基づ
いて、該プロファイルが該装置における現在の色再現特
性を反映しているか否かを評価することができる。そし
て、該評価結果に応じて該プロファイルの更新を行うか
否かを決定することによって、プロファイルにおいて常
に最適な色再現特性を維持することができる。
【0045】このように、複数の画像出力装置における
プロファイルを適切に維持することによって、同一のカ
ラー画像を複数装置で扱う際にも、いずれの装置におい
ても良好な画像を安定して再現することができる。
【0046】尚、本実施形態においては出力系装置5に
関するプロファイル更新処理について説明したが、本発
明は入力系装置1についても同様に適用される。即ち、
本実施形態においては出力系装置5で出力されたサンプ
ル画像の測色値の平均に基づく処理について説明した
が、これに代えて入力系装置1で入力されたサンプル画
像の信号値の平均を用いることによって、入力系装置1
についても同様に適切なプロファイル更新が可能とな
る。
【0047】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。第2実施形態における画像
処理装置の構成は、上述した第1実施形態に示す図1と
同様であるため、説明を省略する。
【0048】第2実施形態においては、画像出力装置の
プロファイル作成時における測色値等を、付加情報とし
て該プロファイルと共に保存しておく。そして、該保存
された測色値と、該装置における現在の出力画像の測色
値の平均値及びばらつきとに基づいて、該プロファイル
が現在の色再現特性を反映しているか否かを評価するこ
とを特徴とする。
【0049】まず、第2実施形態におけるプロファイル
作成時の付加情報取得処理を、図5のフローチャートを
参照して説明する。
【0050】出力系装置5における現在の色再現特性を
確認するために、色再現特性確認のための色信号を、所
定のサンプリング数としてn個出力し(S301)、該
出力画像を測色する(S302)。
【0051】そして、各測色値mi:(L* i,a* i,b*
i)に基づいて、上記式(8)によりその平均値mを算
出する(S303)。そして更に、以下に示す式(1
2)に基づいて、各測色値miにおける色差の二乗和δ
を算出する(S304)。
【0052】
【数5】
【0053】この平均値m及び色差の二乗和δ、及びサ
ンプリング数nを付加情報として、該測色値miに基づ
いて作成されたプロファイル内、もしくは画像処理部3
内の不図示のメモリ等に該プロファイルと対応づけて、
保存する(S305)。
【0054】次に、第2実施形態におけるプロファイル
更新処理を、図6のフローチャートを参照して説明す
る。
【0055】まず、プロファイル作成時に保存されてい
る付加情報を読み取る(S401)。そして、適当なサ
ンプリング数n'を決定して、色再現特性確認のための
色信号をn'個出力し(S402)、該出力画像を測色
する(S403)。
【0056】そして、各測色値m'iに基づいて、上記式
(1)によりその平均値m'を算出し(S404)、上
記式(8)によりその色差の二乗和δ'を算出する(S
405)。
【0057】そして更に、プロファイル作成時における
平均値mと、現在の平均値m'との差分Sを、式(9)
により算出する(S406)。
【0058】 S=ΔE1994(m,m') …(9) この時、t-統計量Tは、以下に示す式(10)によっ
て算出される(S407)。
【0059】 T=S√{nn'(n+n'-2)/(δ+δ')(n+n')} …(10) t-統計量Tは、自由度(n+n'-2)のt分布に従い、例
えばn=n'=10とすると、有意水準0.01で|T|
<2.87である。従って、例えばn=n'=10であれ
ば、Tが2.87より大きい場合には(S2408)、
「プロファイル作成時における平均値mと現在の標本平
均m'との差分Sが同一の平均値を有する母集団から抽
出された標本において偶然に生じた差分である」、とい
う仮説を有意水準1%で棄却する。つまり、差分Sは有
意であるため、既存のプロファイルと現在の色再現特性
は異なるとみなし、現在の測色値に基づいてプロファイ
ルを更新する(S2409)。一方、Tが2.87以下
であれば上記仮説を採択し、既存のプロファイルをその
まま利用する(S2410)。
【0060】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、既存のプロファイルの作成時における測色値と、画
像出力装置の現在の出力画像における測色値の平均及び
ばらつきに基づいて、該プロファイルが該装置における
現在の色再現特性を反映しているか否かを評価すること
ができる。そして、該評価結果に応じて該プロファイル
の更新を行うか否かを決定することによって、上述した
第1実施形態と同様に、プロファイルにおいて常に最適
な色再現特性を維持することができる。
【0061】<第3実施形態>以下、本発明に係る第3
実施形態について説明する。第3実施形態における画像
処理装置の構成は、上述した第1実施形態に示す図1と
同様であるため、説明を省略する。
【0062】第3実施形態においては、画像出力装置の
プロファイル作成時におけるばらつき評価指数Uを、付
加情報として該プロファイルと共に保存しておく。そし
て、該保存されたばらつき評価指数Uと、該装置におけ
る現在の出力画像の測色値の平均値に基づいて、該プロ
ファイルが現在の色再現特性を反映しているか否かを確
認することを特徴とする。
【0063】まず、第3実施形態におけるプロファイル
作成時のばらつき評価指数Uの取得処理を、図7のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0064】出力系装置5における現在の色再現特性を
確認するために、色再現特性確認のための色信号を、所
定のサンプリング数としてn個出力し(S501)、該
出力画像を測色する(S502)。
【0065】そして、各測色値mi:(L* i,a* i,b*
i)に基づき、上述した図3に示すフローチャートに従
って色のばらつき評価指数Uを算出する(S503)。
【0066】このばらつき評価指数Uを付加情報とし
て、該測色値miに基づいて作成されたプロファイル
内、もしくは画像処理部3内の不図示のメモリ等に該プ
ロファイルと対応づけて、保存する(S504)。
【0067】次に、第3実施形態におけるプロファイル
更新処理を、図8のフローチャートを参照して説明す
る。
【0068】まず、保存されているばらつき評価指数U
の値を読み取る(S601)。そして、適当なサンプリ
ング数nを決定し、色再現特性確認のための色信号を、
所定のサンプリング数としてn個出力し(S602)、
該出力画像を測色して測色値mを得る(S603)。
【0069】次に、既存のプロファイルを用いて、上記
色信号に対応する測色値Mを求め(S604)、このM
とmとの差分Sを上記式(3)により算出する(S60
5)。
【0070】ここで、Mを上記色信号に対して装置が出
力する色の母平均の推定値、U2を母分散の推定値とす
ると、装置の特性が変わっていなければ、有意水準0.
01でS<2.58Uとなる。よって、Sが2.58Uを
越える場合には(S606)、既存のプロファイルと現
在の色再現特性は異なるとみなし、プロファイルを更新
する(S607)。一方、Sが2.58U以下であれ
ば、色再現特性は変わっていないとみなし、既存のプロ
ファイルをそのまま利用する(S608)。
【0071】以上説明したように第3実施形態によれ
ば、プロファイル作成時のばらつき評価指数Uを保存し
ておき、該Uを利用して、該プロファイルが現在の色再
現特性を反映しているか否かを評価する。従ってプロフ
ァイルを評価する際に、上述した第1及び第2実施形態
のように色再現特性のばらつきUを算出する必要がない
ため、より高速に評価結果が得られる。
【0072】尚、上述した第1乃至第3実施形態におい
ては、サンプリング数n又はn'を10、検定の有意水
準を0.01とする例について説明したが、本発明にお
いてはこれ以外の値も適用可能であることは言うまでも
ない。
【0073】また、デバイス独立色空間としてCIE/
***、色差式としてCIE1994色差式を使用
したが、これに代えて、CIE/XYZ、CIE/L*
* *等の他の色空間及び、CIE1976色差式、C
MC色差式、BFD色差式、MLAB色差式等の他の色
差式を使用しても良い。
【0074】また、プロファイルが現在の色再現特性に
対応していないとの評価結果が得られた場合には、無条
件にプロファイルを更新するのではなく、一旦、その旨
をユーザに報知するようにしても構わない。そして、ユ
ーザの指示に応じて、プロファイルを更新するか否かを
判断すれば良い。
【0075】<第4実施形態>以下、本発明に係る第4
実施形態について説明する。第4実施形態における画像
処理装置の構成は、上述した第1実施形態に示す図1と
同様であるため、説明を省略する。
【0076】上述したように、画像入出力装置の色再現
特性が変化すると、そのプロファイルによって推定され
る測色値(デバイス独立色空間の座標)の精度が低下し
てしまう。第4実施形態においては、例えば出力側色空
間変換部33において、既存のプロファイル35によっ
て推定される測色値と出力系装置5の現在の出力画像に
おける測色値との差を、測色値推定誤差として求める。
そして、得られた推定誤差をプロファイル管理者に提示
することにより、管理者は現在のプロファイルの有効性
を判定することができる。
【0077】図9は、第4実施形態におけるプロファイ
ル評価処理を、主にプロファイルコントローラ36内に
おいて実現するための詳細な構成を示す図である。同図
に示すようにプロファイルコントローラ36は、プロフ
ァイル保持部201、確認画像保持部202、画像出力
部203、測色値入力部204、測色値推定部205、
推定誤差演算部206、測定結果保持部207、推定結
果保持部208、推定誤差保持部209、結果出力部2
10からなり、更に、色測定装置211、画像出力装置
212、及び推定誤差出力装置213が接続される。
【0078】同図において、画像出力装置212が図1
に示す出力系装置5に相当し、プロファイル保持部20
1にはすなわち、プロファイル35がロードされてい
る。
【0079】確認画像保持部202は、測色値推定誤差
の確認に使用される、所定のカラー画像データを格納
し、該カラー画像データは、画像出力部203を介して
画像出力装置212で記録用紙上に可視化出力される。
該出力された画像は、色測定装置211で測色され、該
測色結果は測色値入力部204を介して測定結果保持部
207に格納される。
【0080】プロファイル保持部201には、画像出力
装置212のプロファイルが格納されており、測色値推
定部205は該プロファイルを用いて、確認画像保持部
202に格納されたカラー画像データの測色値を推定
し、該推定結果を推定結果保持部208に格納する。
【0081】推定誤差演算部206は、測定結果保持部
207に格納された、現在の色再現特性を反映した実際
の測色値と、推定結果保持部208に格納された、現在
のプロファイルに基づく推定測色値とに基づき、両者の
色差である推定誤差を求め、その結果を推定誤差保持部
209に格納する。
【0082】結果出力部210は、推定誤差保持部20
9に格納された推定誤差を、推定誤差出力装置213に
出力する。
【0083】尚、色測定装置211とは、可視化された
画像の色に関してCIE/L** *等の測色値を得る
ことを可能とする装置であり、分光反射率測定器、色彩
計、又は入力プロファイルを伴った高精度カラースキャ
ナ等が、代表的な例として挙げられる。また、推定誤差
出力装置210とは、既存プロファイルを用いた測色値
推定誤差をプロファイル管理者に提示する装置であり、
ディスプレイ、プリンタ等が、代表的な例として挙げら
れる。また、測色値入力部204は、上記色測定装置2
11からの出力を何らかの手段によってプロファイルコ
ントローラ36に入力するための装置であり、例えば、
キーボード、ディスク、ネットワーク等が挙げられる。
【0084】図10は、第4実施形態における測色値推
定誤差の出力手順を示すフローチャートである。
【0085】確認画像保持部202に格納されているカ
ラー画像データが、画像出力部203を介して画像出力
装置212で出力され(S3301)、色測定装置21
1が、該出力画像の所定の部位を測定する(S330
2)。そして測色値入力部204が、色測定装置211
で得た測色値を入力し、測定結果保持部207に格納す
る(S3303)。
【0086】一方、測色値推定部205は、プロファイ
ル保持部201に格納されるプロファイルを用いて、確
認画像保持部202に格納されているカラー画像データ
の所定の部位について、対応する測色値を推定し、該推
定結果を推定結果保持部208に格納する(S330
4)。
【0087】推定誤差演算部206は、測定結果保持部
207に格納されている測定結果と、推定結果保持部2
08に格納されている推定結果とに基づいて、推定誤差
を算出し、その結果を推定誤差保持部209へ格納する
(S3305)。そして結果出力部210は、推定誤差
保持部209に格納された推定誤差を、推定誤差出力装
置213に出力(例えば表示)する(S3306)。
【0088】以下、確認画像保持部202に格納されて
いる、推定誤差確認用の画像について説明する。
【0089】図11に、確認画像保持部202に格納さ
れるカラー画像データの一例を示す。該カラー画像デー
タは、画像出力装置212に依存した色空間から均等に
抽出した色票によって構成され、各色票は、色測定装置
211で測定するに十分な程度のサイズを有する。各色
票の色信号は、[R,G,B]の各値が、集合{0、3
2、64、...、224、255}の要素で構成される
729色、即ち[0,0,0]、[0,0,32]、
[0,0,64]..[0,0,224]、[0,0,2
55]、[0,32,0]、[0,32,32]..[2
55,255,255]である。
【0090】なお、推定誤差確認用のカラー画像データ
としては、図11に示す例に限定されないことは言うま
でもない。
【0091】上述したステップS3302においては、
画像出力装置212の出力画像において、色票ごとの測
色を行う。またステップS3304においては、プロフ
ァイルが保持する変換式又は変換テーブルを用いて、上
記色票の色信号に対応する測色値を推定する。
【0092】以下、推定誤差出力装置213における出
力画像について説明する。
【0093】図12に、該出力画像の表示例を示す。同
図に示す出力画像は、推定誤差の平均値501、及び最
大値502を表示する。ここで推定誤差とは、ステップ
S3303で入力した画像出力装置212の現在の出力
画像における測定結果と、ステップS3304で求めた
既存のプロファイルによって推定される測色値との色差
である。第4実施形態においては、上記729色におけ
る推定誤差(上記色差)の平均、及び最大値を算出し、
これを表示する。
【0094】なお色差の算出には、上記式(2)に示す
CIE1994色差式を用いれば良い。すなわち、式
(2)に示すcol1,col2がそれぞれ、ステップS330
3で入力した測定結果,ステップS304で算出した測
色値推定結果、に相当する。
【0095】図12に示すような画像を表示することに
よって、プロファイル管理者は、推定誤差の平均値及び
最大値を確認することができ、従ってプロファイルの有
効性を判断する事が可能となる。プロファイル管理者は
例えば、表示された推定誤差が大きければ、CMSで良
好な色再現を得るために、プロファイルを作成し直す必
要があると判断できる。
【0096】以上説明したように第4実施形態によれ
ば、既存のプロファイルに基づいて推定される測色値
と、画像出力装置の現在の出力画像における測色値の差
を確認することができる。その結果、プロファイル管理
者は既存のプロファイルによる色再現精度、すなわち、
該プロファイルが現在の装置の色再現特性を適切に反映
しているか否か、を把握し、該プロファイルの更新を行
うか否かを判断することが可能となる。その結果、プロ
ファイル管理者は、プロファイルを常に最適な状態で維
持することが可能となる。
【0097】このように、プロファイル管理者が、複数
の画像出力装置におけるプロファイルを適切に管理する
ことによって、同一のカラー画像を複数装置で扱う際
に、いずれの装置においてもプロファイル管理者が意図
したような色再現が可能となる。
【0098】尚、第4実施形態においては出力系装置5
に関する測色値の推定誤差について説明したが、本発明
は入力系装置1についても同様に適用される。即ち第4
実施形態においては、カラー画像データから推定される
測色値と、出力系装置5で出力された画像の測色値との
差に基づいて推定誤差を求めたが、これに代えて、入力
画像(原稿)の測色値と、入力系装置1で入力されたカ
ラー画像データから推定される測色値との差を用いるこ
とによって、入力系装置1についても同様に、推定誤差
を求めることが可能となる。
【0099】<第5実施形態>以下、本発明に係る第5
実施形態について説明する。第5実施形態における画像
処理装置の構成、及びプロファイル評価方法は、上述し
た図1、図9、及び図10と同様であるため、説明を省
略する。
【0100】第5実施形態においては、既存のプロファ
イルに基づく測色値の推定誤差を、複数色に関して出力
することを特徴とする。
【0101】第5実施形態においては、確認画像保持部
202に格納される、推定誤差確認用のカラー画像デー
タを例えば、肌色、空の青、野原の緑等、カメラで撮影
された写真画像に多く存在すると考えられる色の色票に
よって構成する。または、上記カラー画像データを、ビ
ジネス文書、表、グラフで多く使用されるであろう色
や、コンピュータグラフィックス(CG)で使用される
であろう色の色票を用いても良い。すなわち、一般的な
カラー画像において重視されるであろう色の色票によっ
て、上記カラー画像データが構成される。
【0102】なお、推定誤差確認用のカラー画像データ
を、上述したような写真画像用の色票と、ビジネス文書
用色票、及びCG用色票を混在させて構成しても構わな
いことは言うまでもない。
【0103】第5実施形態では、該一般的な画像で重視
される色に関して、既存プロファイルの推定誤差を算出
し、出力する。
【0104】図13に、第5実施形態における推定誤差
の表示例を示す。同図に示す表示例によれば、色名60
1及び推定誤差602の組が色数分、出力される。
【0105】以上説明したように第5実施形態によれ
ば、プロファイル管理者は画像出力装置の使用目的や、
出力対象画像において重要である色、等に応じて、各色
の推定誤差を確認し、既存プロファイルの有効性を判断
することが可能となる。
【0106】<第6実施形態>以下、本発明に係る第6
実施形態について説明する。
【0107】第6実施形態においては、既存のプロファ
イルに基づく測色値の推定誤差を、任意の色信号に関し
て出力することを特徴とする。
【0108】第6実施形態におけるプロファイルコント
ローラ36の構成を、図14に示す。同図においては、
第4実施形態で図9に示した構成に加えて、確認色信号
入力UI(ユーザインターフェース)部714と、確認
色信号保持部1215を有することを特徴とする。確認
色信号入力UI部714は、色信号入力UIと、最終色
信号確認UIを有し、ユーザ操作による確認色信号を入
力する。確認色信号保持部715は、確認色信号入力U
I部714を介して入力された、1組又は複数組の推定
誤差確認色信号を格納する。なお、図14において図9
と同様の構成には同一番号を付し、説明を省略する。
【0109】図15は、第6実施形態における測色値推
定誤差の出力手順を示すフローチャートである。
【0110】まず、確認色信号入力UI部714におい
て、色信号入力UIによって確認色信号を入力し、これ
を確認色信号保持部715に格納する(S3801)。
そして確認色信号入力UI部714は、最終色信号確認
UIによって、確認色信号の入力を続行するか否かを示
すユーザ指示を入力し(S3802)、続行する場合は
ステップS3801へ戻るが、入力を終了する場合はス
テップS3803へ進む。
【0111】確認色信号の入力が終了すると、確認色信
号保持部715に格納された色信号に基づいて、該色信
号の色票で構成される測色値推定誤差確認用のカラー画
像データを作成し(S3803)、これを確認画像保持
部202に格納する(S3804)。
【0112】以降は、第4実施形態において図10に示
した処理と同様の処理が開始される(S3301〜S3
306)ため、説明を省略する。
【0113】図16に、上記ステップS3801におい
て使用される、色信号入力UIの一例を示す。該UI
は、R信号入力部901、G信号入力部902、B信号
入力部903、及びOKボタン904からなる。ユーザ
は、R、G、B信号入力部901、902、903に推
定誤差を確認したい色信号値を入力する。そしてOKボ
タン904が選択されると、入力されたR,G,Bの色
信号値が確認色信号保持部715に格納され、上記ステ
ップS3802へ進む。
【0114】図17に、上記ステップS3802におい
て使用される、最終色信号確認UIの一例を示す。該U
Iは、YESボタン1001と、NOボタン1002か
らなる。YESボタン1001が選択されるとステップ
S3803へ進み、NOボタン1002が選択されると
ステップS3801へ進み、次の色信号の入力待ちとな
る。
【0115】図18に、第6実施形態における推定誤差
の表示例を示す。同図に示す表示例によれば、色信号値
1101及び推定誤差1102の組が、色信号入力UI
によって入力された色数分、出力される。すなわち、色
信号値1101は、ステップS3801で入力した色信
号値であり、推定誤差1102は、該色信号値に対応す
る測色値の推定誤差である。
【0116】以上説明したように第6実施形態によれ
ば、プロファイル管理者は特定の色信号における推定誤
差を確認し、既存プロファイルの有効性を判断すること
が可能となる。
【0117】<第7実施形態>以下、本発明に係る第7
実施形態について説明する。
【0118】第7実施形態においては、既存のプロファ
イルに基づく測色値の推定誤差を、任意の測色値に関し
て出力することを特徴とする。
【0119】第7実施形態におけるプロファイルコント
ローラ36の構成を、図19に示す。同図においては、
第4実施形態で図9に示した構成に加えて、確認測色値
入力UI部1214と、確認色信号保持部1215を有
することを特徴とする。確認色信号入力UI部1214
は、測色値入力UIと、最終測色値確認UIを有し、ユ
ーザ操作による確認測色値を入力する。確認色信号保持
部715は、確認測色値入力UI部1214を介して入
力された、1組又は複数組の測色値に対応する、推定誤
差確認色信号を格納する。なお、図14において図9と
同様の構成には同一番号を付し、説明を省略する。
【0120】図20は、第7実施形態における測色値推
定誤差の出力手順を示すフローチャートである。
【0121】まず、確認測色値入力UI部1214にお
いて、測色値入力UIによって確認測色値を入力し(S
3131)、プロファイル保持部201に格納された既
存のプロファイルを用いて、入力された測色値に対応す
る色信号を推定する(S3132)。そして、入力され
た測色値が画像出力装置212の色再現域内にあるか否
かを判断し(S3133)、再現域外であればその旨を
報知(表示)してステップS3131へ戻るが、色再現
域内であればステップS3134へ進み、ステップS3
132で推定した色信号を、確認色信号保持部1215
に格納する。そして確認測色値入力UI部1214は、
最終測色値確認UIによって、確認測色値の入力を続行
するか否かを示すユーザ指示を入力し(S3135)、
続行する場合はステップS3131へ戻るが、入力を終
了する場合はステップS3136へ進む。
【0122】確認測色値の入力が終了すると、確認色信
号保持部1215に格納された色信号に基づいて、該色
信号の色票で構成される測色値推定誤差確認用のカラー
画像データを作成し(S3136)、これを確認画像保
持部202に格納する(S3137)。
【0123】以降は、第4実施形態において図10に示
した処理と同様の処理が開始される(S3301〜S3
306)ため、説明を省略する。
【0124】図21に、上記ステップS3131におい
て使用される、測色値入力UIの一例を示す。該UI
は、L*入力部1401、a*入力部1402、b*入力
部1403、及びOKボタン1404からなる。ユーザ
は、L*、a*、b*入力部1401、1402、140
3に推定誤差を確認したい測色値を入力する。そしてO
Kボタン1404が選択されると、上記ステップS31
32へ進む。
【0125】図22に、上記ステップS3135におい
て使用される、最終測色値確認UIの一例を示す。該U
Iは、YESボタン1501と、NOボタン1502か
らなる。YESボタン1501が選択されるとステップ
S3136へ進み、NOボタン1502が選択されると
ステップS3131へ進み、次の測色値の入力待ちとな
る。
【0126】図23に、第7実施形態における推定誤差
の表示例を示す。同図に示す表示例によれば、測色値1
601及び推定誤差1602の組が、測色値入力UIに
よって入力された色数分、出力される。すなわち、測色
値1601は、ステップS3131で入力した測色値で
あり、推定誤差1602は、該測色値に対応する色信号
の推定値に基づいて出力した画像の測色値と、該入力し
た測色値との色差である。
【0127】以上説明したように第7実施形態によれ
ば、プロファイル管理者は特定の測色値における推定誤
差を確認し、既存プロファイルの有効性を判断すること
が可能となる。
【0128】<第8実施形態>以下、本発明に係る第8
実施形態について説明する。
【0129】一般に、画像入出力装置における色再現の
ばらつきが大きい場合、これに起因してプロファイルの
推定誤差が大きくなってしまうことが考えられる。この
ような場合、たとえプロファイルを更新しても、該プロ
ファイルの精度を改善することはできない。
【0130】第8実施形態においては、既存のプロファ
イルに基づく推定誤差に加えて、画像入出力装置におけ
る色再現のばらつき情報をも合わせて出力することを特
徴とする。これにより、プロファイル管理者はばらつき
情報をも参照可能となるため、プロファイルの有効性を
より適切に判断することができる。
【0131】第8実施形態におけるプロファイルコント
ローラ36の構成を、図24に示す。同図においては、
第4実施形態で図9に示した構成に加えて、ばらつき情
報算出部1714と、ばらつき情報保持部1715を有
することを特徴とする。ばらつき算出部1714は、画
像出力装置212による出力画像における色再現のばら
つき情報を算出し、これをばらつき情報保持部1715
に格納する。該ばらつき情報は、例えば画像出力装置2
12において同一値のカラー画像データを複数出力し、
該複数の出力画像における測色値のばらつきを定量化す
ることによって求められる。なお、図24において図9
と同様の構成には同一番号を付し、説明を省略する。
【0132】第8実施形態における測色値推定誤差の出
力手順は、上述した第4実施形態と同様であり、図10
のフローチャートに従うが、ステップS3306の推定
誤差出力処理の際に、ばらつき情報保持部1715に格
納されたばらつき情報も推定誤差出力装置213に出力
されることを特徴とする。
【0133】図25に、第8実施形態における推定誤差
の表示例を示す。同図に示す表示例によれば、色名18
01、推定誤差1802及びばらつき情報1803の組
が色数分、出力される。すなわち、上述した第5実施形
態における推定誤差の表示例(図13)において更に、
色名に対する測色値のばらつきが出力される。
【0134】図26に、第8実施形態におけるばらつき
情報取得処理のフローチャートを示す。
【0135】まず、確認画像保持部202に格納されて
いるカラー画像データが、画像出力部203を介して画
像出力装置212に出力され、ここで例えば10枚の記
録用紙上に印刷出力される(S3191)。該10枚の
出力画像は、色測定装置211で測色され(S319
2)、その測色結果は、測色値入力部204を介して測
定結果保持部207に格納される(S3193)。そし
て、ばらつき情報算出部1714において、測定結果保
持部207に格納された10個の測定値に基づいてばら
つき評価指数Uを算出し(S3194)、該ばらつき評
価指数Uがばらつき情報保持部1715に格納される。
【0136】なお、ステップS3194におけるばらつ
き評価指数Uの算出方法は例えば、上述した第1実施形
態の図3に示した手順と同様の方法が適用される。
【0137】また、ばらつき評価指数Uを算出するため
のサンプリング数は、上記10個に限定されないことは
言うまでもない。
【0138】以上説明したように第8実施形態によれ
ば、プロファイル管理者は既存プロファイルによる測色
値の推定誤差に加え、画像出力装置における出力画像の
色のばらつき度合いをも確認することが可能となる。従
ってプロファイル管理者は、ばらつき情報を考慮するこ
とによって、プロファイルの有効性をより適切に判断す
ることが可能となる。
【0139】なお、上述した第4乃至第8実施形態にお
いては、デバイス独立色空間としてCIE/L***
を使用したが、これに代えて、CIE/XYZや、CI
E/L***、及びこれらに基づいて得られる他の色
空間を使用しても良い。
【0140】また、プロファイルの評価値(推定誤差)
を算出する際に、CIE1994色差式を使用したが、
これに代えて、CIE1976色差式、CMC色差式、
BFD色差式、BLAB色差式、及び色信号対の差異を
定量化する他の評価値を使用しても良い。
【0141】
【他の実施の形態】本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーグ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用しても良い。
【0142】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
またはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコー
ドを読み出し実行することによっても達成されることは
言うまでもない。
【0143】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0144】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード、ROMなどを用いることが出来る。また、コン
ピュータが読み出したプログラムコードを実行すること
により、前述した実施形態の機能が実現されるだけでな
く、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュー
タ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)
などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0145】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像入出力装置の有する色変換情報(プロファイル)が適
切であるか否かを評価することによって、該画像入出力
装置における安定した色処理が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるCMSが実行
される画像処理システムの概要構成を示す図である。
【図2】本実施形態におけるプロファイル更新処理を示
すフローチャートである。
【図3】本実施形態におけるばらつき評価指数の算出手
順を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態におけるばらつき評価指数を算出す
る座標系を示す図である。
【図5】第2実施形態における、プロファイル作成時の
付加情報取得処理を示すフローチャートである。
【図6】第2実施形態におけるプロファイル更新処理を
示すフローチャートである。
【図7】第3実施形態における、プロファイル作成時の
ばらつき評価指数Uの取得処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】第3実施形態におけるプロファイル更新処理を
示すフローチャートである。
【図9】第4実施形態におけるプロファイルコントロー
ラの詳細構成を示すブロック図である。
【図10】第4実施形態におけるプロファイル推定精度
の出力処理を示すフローチャートである。
【図11】第4実施形態における推定精度確認用の画像
例を示す図である。
【図12】第4実施形態におけるプロファイル推定精度
の出力例を示す図である。
【図13】第5実施形態におけるプロファイル推定精度
の出力例を示す図である。
【図14】第6実施形態におけるプロファイルコントロ
ーラの詳細構成を示すブロック図である。
【図15】第6実施形態におけるプロファイル推定精度
の出力処理を示すフローチャートである。
【図16】第6実施形態における色信号入力UI例を示
す図である。
【図17】第6実施形態における最終色信号確認UI例
を示す図である。
【図18】第6実施形態におけるプロファイル推定精度
の出力例を示す図である。
【図19】第7実施形態におけるプロファイルコントロ
ーラの詳細構成を示すブロック図である。
【図20】第7実施形態におけるプロファイル推定精度
の出力処理を示すフローチャートである。
【図21】第7実施形態における測色値入力UI例を示
す図である。
【図22】第7実施形態における最終色信号確認UI例
を示す図である。
【図23】第7実施形態におけるプロファイル推定精度
の出力例を示す図である。
【図24】第8実施形態におけるプロファイルコントロ
ーラの詳細構成を示すブロック図である。
【図25】第8実施形態におけるプロファイル推定精度
の出力例を示す図である。
【図26】第8実施形態におけるばらつき情報の取得処
理を示すフローチャートである。
【図27】一般的なカラーマネージメントシステムの概
念を示す図である。
【符号の説明】
1 入力系装置 2 画像入力部 3 画像処理部 4 画像出力部 5 出力系装置 31 入力側色空間変換部 32 色域圧縮処理部 33 出力側色空間変換部 34,35 プロファイル 36 プロファイルコントローラ
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Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続されたデバイスに固有の色変換情報
    に基づく色変換を行う画像処理装置の制御方法であっ
    て、 前記デバイスの現在の色再現特性を示す現在特性を取得
    する第1の取得ステップと、 前記デバイスの色変換情報に基づく色再現特性を示す推
    定特性を取得する第2の取得ステップと、 前記デバイスにおける色再現性の安定度を取得する第3
    の取得ステップと、 前記色変換情報が前記現在特性を適切に反映しているか
    否かを、前記現在特性、前記推定特性及び前記安定度に
    基づいて判定する判定ステップと、を有することを特徴
    とする制御方法。
  2. 【請求項2】 前記判定ステップにおいては、前記現在
    特性と前記推定特性との差分が、前記安定度において有
    意であれば、前記色変換情報は前記色再現特性を反映し
    ていないと判定することを特徴とする請求項1記載の制
    御方法。
  3. 【請求項3】 前記判定ステップにおいては、前記差分
    の前記安定度に対するt-統計量に基づいて、該差分が
    有意であるか否かを判定することを特徴とする請求項2
    記載の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記安定度は、前記デバイスで再現され
    たサンプル画像の測色値のばらつき度合であることを特
    徴とする請求項1記載の制御方法。
  5. 【請求項5】 更に、前記色変換情報を更新する更新ス
    テップを有することを特徴とする請求項1記載の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 更に、前記判定ステップにおいて前記色
    変換情報が前記現在特性を反映していないと評価された
    場合に、ユーザ報知を行う報知ステップを有することを
    特徴とする請求項1記載の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記画像処理装置は、前記色変換情報の
    作成時における付加情報を保持手段に保持しており、 前記判定ステップにおいては、前記色変換情報が前記色
    再現特性を反映しているか否かを前記付加情報に基づい
    て判定することを特徴とする請求項1記載の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記付加情報は、前記色変換情報の作成
    時においてサンプル画像を測色したサンプリング数、そ
    の平均測色値、及び色差の二乗和の少なくともいずれか
    を含むことを特徴とする請求項7記載の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記付加情報は、前記色変換情報の作成
    時における前記デバイスの安定度を含むことを特徴とす
    る請求項7記載の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記色変換情報は、前記デバイスの特
    性に応じた色空間変換を行うために参照される色変換プ
    ロファイルであることを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれかに記載の制御方法。
  11. 【請求項11】 接続されたデバイスに固有の色変換情
    報に基づく色変換を行う画像処理装置であって、 前記デバイスの現在の色再現特性を示す現在特性を取得
    する第1の取得手段と、 前記デバイスの色変換情報に基づく色再現特性を示す推
    定特性を取得する第2の取得手段と、 前記デバイスにおける色再現性の安定度を取得する第3
    の取得手段と、 前記色変換情報が前記現在特性を適切に反映しているか
    否かを、前記現在特性、前記推定特性及び前記安定度に
    基づいて判定する判定手段と、 前記判定結果に基づいて前記色変換情報を更新する更新
    手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 接続されたデバイスに固有の色変換情
    報に基づく色変換を行う画像処理装置の制御プログラム
    であって、 前記デバイスの現在の色再現特性を示す現在特性を取得
    する第1の取得ステップのコードと、 前記デバイスの色変換情報に基づく色再現特性を示す推
    定特性を取得する第2の取得ステップのコードと、 前記デバイスにおける色再現性の安定度を取得する第3
    の取得ステップのコードと、 前記色変換情報が前記現在特性を適切に反映しているか
    否かを、前記現在特性、前記推定特性及び前記安定度に
    基づいて判定する判定ステップのコードと、を有するこ
    とを特徴とする制御プログラム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のプログラムが記録さ
    れていることを特徴とする記録媒体。
  14. 【請求項14】 接続されたデバイスに固有の色変換情
    報に基づく色変換を行う画像処理装置の制御方法であっ
    て、 前記デバイスの現在の色再現特性を示す現在特性を取得
    する第1の取得ステップと、 前記デバイスの色変換情報に基づく色再現特性を示す推
    定特性を取得する第2の取得ステップと、 前記色変換情報における前記現在特性の反映度を、前記
    現在特性及び前記推定特性に基づいて評価する評価ステ
    ップと、を有することを特徴とする制御方法。
  15. 【請求項15】 前記評価ステップにおいては、前記現
    在特性と前記推定特性との差分を前記反映度として算出
    することを特徴とする請求項14記載の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記第1の取得ステップにおいては、
    前記デバイスで再現されたサンプル画像の測色結果に基
    づいて前記現在特性を算出し、 前記第2の取得ステップにおいては、前記サンプル画像
    の色信号について、前記色変換情報に基づいて得られる
    推定出力色を前記推定特性として取得することを特徴と
    する請求項14記載の制御方法。
  17. 【請求項17】 更に、前記評価ステップにおける評価
    結果をユーザ報知する報知ステップを有することを特徴
    とする請求項14記載の制御方法。
  18. 【請求項18】 更に、前記ユーザ報知に応じたユーザ
    指示に基づき、前記色変換情報を更新する更新ステップ
    を有することを特徴とする請求項17記載の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記サンプル画像は、ユーザによって
    指示された色信号よりなることを特徴とする請求項16
    記載の制御方法。
  20. 【請求項20】 更に、前記デバイスにおける色再現性
    の安定度を取得する第3の取得ステップを有し、 前記報知ステップにおいては、該安定度を前記評価結果
    と共にユーザ報知することを特徴とする請求項17記載
    の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記安定度は、前記デバイスで再現さ
    れたサンプル画像の測色値のばらつき度合であることを
    特徴とする請求項20記載の制御方法。
  22. 【請求項22】 接続されたデバイスに固有の色変換情
    報に基づく色変換を行う画像処理装置であって、 前記デバイスの現在の色再現特性を示す現在特性を取得
    する第1の取得手段と、 前記デバイスの色変換情報に基づく色再現特性を示す推
    定特性を取得する第2の取得手段と、 前記色変換情報における前記現在特性の反映度を、前記
    現在特性及び前記推定特性に基づいて評価する評価手段
    と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  23. 【請求項23】 接続されたデバイスに固有の色変換情
    報に基づく色変換を行う画像処理装置の制御プログラム
    であって、 前記デバイスの現在の色再現特性を示す現在特性を取得
    する第1の取得ステップのコードと、 前記デバイスの色変換情報に基づく色再現特性を示す推
    定特性を取得する第2の取得ステップのコードと、 前記色変換情報における前記現在特性の反映度を、前記
    現在特性及び前記推定特性に基づいて評価する評価ステ
    ップのコードと、を有することを特徴とする制御プログ
    ラム。
  24. 【請求項24】 請求項23記載のプログラムが記録さ
    れていることを特徴とする記録媒体。
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US7447350B2 (en) 2002-11-27 2008-11-04 Canon Kabushiki Kaisha Color difference judgment apparatus and method
JP2016152475A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 コニカミノルタ株式会社 色精度検証予測方法及び制御装置並びに色精度検証予測プログラム
JP2017092594A (ja) * 2015-11-05 2017-05-25 コニカミノルタ株式会社 色精度検証予測方法及び制御装置並びに色精度検証予測プログラム

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