JP2002111821A - 腕携帯電話 - Google Patents
腕携帯電話Info
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Abstract
によって、携帯に極めて便利な腕携帯電話であって、そ
の腕環部材の長さを調節して、使用者の手首に装着する
のが容易であり、しかも、マイクロフォンを、使用者の
手首の掌側の位置に配置することの可能な腕携帯電話を
提供する。 【解決手段】 携帯電話本体と、携帯電話本体の両端側
に軸着された腕環部材とを備え、腕環部材が、携帯電話
本体の一端側に軸着された腕環部材本体と、腕輪部材本
体と携帯電話本体の他端側の間に連結された長さ調整機
構とを備え、長さ調整機構が、第2のバンド部材の他端
側に軸着された裏板部材と、裏板部材の他端側に、その
一端側が軸着されるとともに、その他端側が携帯電話本
体の他端側に軸着された中板部材とを備える。
Description
することによって、携帯に極めて便利な腕携帯電話に関
する。
て、耳元にスピーカ部を配置するとともに、マイクロフ
ォン部を口元に配置して会話するように構成した略矩形
箱形状の構成である。
うな手で把持する方式の箱形状の携帯電話では、ある程
度の嵩張りを有するため、不使用時には、鞄の中や、ポ
ケットの中や、携帯電話専用のベルト着用式のケース内
に収納して運搬せざるを得ず、例えば、海、山などの行
楽の際に携帯するには、まだまだその携帯性に欠けるこ
ととなっている。
発達に伴い、携帯電話の分野においても、例えば、CSP
(Chip Size Package)、BGA(Ball Grid Array)に代表
されるようなIC実装方式の小型化、液晶画面の小型化
などによって、小型化、軽量化、高機能化が実現される
ようになっている。このため、携帯電話においても、そ
の携帯電話本体部を腕時計と概略同じサイズにまで、小
型化することが可能になっている。
首)に装着することによって、携帯に極めて便利な腕携
帯電話にすることが考えられる。この場合、従来より、
腕時計の分野においては、その腕環部材の長さを調節し
て、使用者の手首に腕時計を装着するのを容易にする方
式として、下記のような方式が一般的に使用されてい
る。
バンド方式」であり、この腕時計では、腕時計本体と、
腕時計本体に連結された腕環部材を備えている。この腕
環部材は、バックル部材を備えた第1のベルト部材と、
バックル部材の係合ピンに係合可能な複数の係合孔が穿
設された第2のベルト部材から構成されている。そし
て、このバックル部材の係合ピンを、第2のベルト部材
の係合孔に選択的に係合することによって、腕環部材の
長さを調節できるようにした構成である。
わゆる「三折れ中留め方式」と呼ばれるものであり、こ
の腕時計100では、腕時計本体(図示せず)と、腕時
計本体101に連結された環状の腕環部材102を備え
ている。この腕環部材102は、腕時計本体の両端に軸
着された第1のベルト部材104と、第2のベルト部材
106と、これらの第1のベルト部材104と第2のベ
ルト部材106との間に連結された三折れ中留め部10
8とから構成されている。また、この三折れ中留め部1
08は、第1のベルト部材104に軸着された裏板部材
110と、裏板部材110に軸着された中板部材112
と、中板部材112と第2のベルト部材106に軸着さ
れた表カバー部材114とから構成されている。そし
て、図8に示したように、中板部材112と裏板部材1
10を回動軸を中心に回動させて、折曲することによっ
て、表カバー部材114に係止することによって、腕環
部材の長さを調節できるようにした構成である。
上記したような腕携帯電話には適用することは不可能で
ある。すなわち、腕携帯電話では、携帯電話本体とは別
体のマイクロフォンを、手首の掌側の位置に、すなわ
ち、上記の腕時計のバックル部材の位置、または三折れ
中留め部108の位置(特に表カバー部材114の位
置)に、マイクロフォンを配置する必要があるため、こ
のようなベルトバンド方式、三折れ中留め方式を採用す
ることは不可能である。
時計のように、腕(手首)に装着することによって、携
帯に極めて便利な腕携帯電話であって、その腕環部材の
長さを調節して、使用者の手首に装着するのが容易であ
り、しかも、マイクロフォンを、使用者の手首の掌側の
位置に配置することの可能な腕携帯電話を提供すること
を目的とする。
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
なされたものであって、本発明の腕携帯電話は、携帯電
話本体と、前記携帯電話本体の両端側に軸着された腕環
部材とを備え、前記腕環部材が、前記携帯電話本体の一
端側に軸着された腕環部材本体と、前記腕輪部材本体と
前記携帯電話本体の他端側の間に連結された長さ調整機
構とを備え、前記長さ調整機構が、前記第2のバンド部
材の他端側に軸着された裏板部材と、前記裏板部材の他
端側に、その一端側が軸着されるとともに、その他端側
が前記携帯電話本体の他端側に軸着された中板部材とを
備えるとともに、前記中板部材を、前記携帯電話本体と
の軸着部を中心に内側に回動させて、前記携帯電話本体
の裏側面に添着するとともに、前記裏板部材を、前記中
板部材との間の軸着部を中心に回動させて、前記中板部
材に添着した状態にした折曲状態と、前記中板部材と裏
板部材とを、略直線上に位置させた伸張状態との間で、
前記腕環部材の長さを調整できるように構成されている
ことを特徴とする。
長さ調整機構を、携帯電話本体の他端側に連結すること
によって、携帯電話本体の裏面側で、中板部材と裏板部
材を折曲状態として、腕環部材の長さを短くすることが
できる。また、中板部材と裏板部材とを略直線上に位置
させた伸張状態して、腕環部材の長さを短くすることが
できる。
間で、腕環部材の長さを自由に調整できるので、使用者
の手首に装着するのが極めて容易である。しかも、使用
者の手首の掌側の位置には、長さ調整機構が存在しない
ので、手首の掌側の位置に、マイクロフォンを配置する
場合に邪魔にならない。また、本発明の腕携帯電話は、
前記裏板部材には、前記折曲状態で、前記中板部材を収
納する中板部材収納用開口部が形成されていることを特
徴とする。
態で、裏板部材の中板部材収納用開口部内に中板部材が
収納されることになるので、折曲状態では、中板部材と
裏板部材とが、携帯電話本体の裏側面に添着した状態
で、凹凸を生じることがなく平坦な状態となり、しか
も、中板部材と裏板部材とが上下に重なることがないの
で、携帯電話本体を含む全体の厚さを薄くでき、使用者
の手首に装着した状態で、使用者の手首の甲側に違和感
を感じることがなく、装着感、美観も極めて良好であ
る。
収納用開口部内に中板部材が収納されることになるの
で、これが嵌着状態である場合には、裏板部材と中板部
材との間でいわゆるガタツキが生じることがなく、その
装着状態が良好である。また、本発明の腕携帯電話は、
前記裏板部材には、前記折曲状態で、前記裏板部材を、
前記中板部材に係止する係止部材が形成されていること
を特徴とする。
れた係止部材によって、裏板部材を中板部材に係止でき
るので、使用者の手首から外れることなく確実に装着す
ることができる。また、本発明の腕携帯電話は、前記中
板部材には、前記折曲状態で、前記携帯電話本体に裏面
に突設した突設部を収容する突設部収納用開口部が形成
されていることを特徴とする。
話本体の裏面側に突設部を有する場合でも、この突設部
が、中板部材に形成された突設部収納用開口部内に収容
されることにる。従って、折曲状態で携帯電話本体の裏
側面に中板部材と裏板部材とを添着した状態で、突設部
と手首の甲とが直接接触するので、例えば、手首を通じ
て、掌、指を、アンテナ、スピーカの代わりに使用する
ことができるるとともに、凹凸を生じることがなく平坦
な状態となり、使用者の手首に装着した状態で、使用者
の手首の甲側に違和感を感じることがなく、その装着感
が良好となる。
側の突設部が、中板部材に形成された突設部収納用開口
部内に収容されることになるので、これが嵌着状態であ
る場合には、中板部材との間でいわゆるガタツキが生じ
ることがなく、その装着状態が良好である。また、本発
明の腕携帯電話は、前記腕環部材本体が、前記携帯電話
本体の一端側に軸着された第1のバンド部材と、前記第
1のバンド部材の他端側に連結されたマイクロフォン部
と、前記マイクロフォン部の他端側と前記長さ調整機構
との間に連結された第2のバンド部材とを備えることを
特徴とする。
の手首の掌側に対応する位置に、すなわち、第1のバン
ド部材と第2のバンド部材との間の位置に、マイクロフ
ォンを配置することが可能となる。また、本発明の腕携
帯電話は、前記第1のバンド部材には、前記携帯電話本
体とマイクロフォン部とを電気的に接続するリード線部
が形成されていることを特徴とする。
話本体とマイクロフォン部との間の電気的な接続を、リ
ード線部によって確実に確保することができる。また、
本発明の腕携帯電話は、前記マイクロフォン部が、第1
のバンド部材と第2のバンド部材との間でガイド部材に
沿って、位置移動自在なマイクロフォン本体を備えるこ
とを特徴とする。
のバンド部材と第2のバンド部材との間でガイド部材に
沿って、位置移動自在であるので、マイクロフォン本体
を正確に使用者の手首の掌側に位置させることができ、
確実な通話を確保することができる。また、本発明の腕
携帯電話は、前記第2のバンド部材には、一定間隔離間
して形成された軸着用孔が形成されており、これらの軸
着用孔の間で切断することにより、第2のバンド部材の
長さを調整できるように構成されていることを特徴とす
る。
孔の間で第2のバンド部材を切断して、切断された開放
端に最も近い軸着孔に軸部材を挿入することによって、
第2のバンド部材をマイクロフォン部、裏板部材に連結
することによって、第2のバンド部材の長さを調整する
ことができる。従って、前記した長さ調整機構による腕
環部材の長さ調整が不十分である場合に、この第2バン
ド部材の長さを調整することによって、腕環部材の長さ
を微妙に調整することができ、腕携帯電話を使用者の手
首に確実に装着することができるようになる。
バンド部材には、前記軸着用孔の間に切断指示用溝部が
形成されていることを特徴とする。このように軸着用孔
の間に切断指示用溝部が形成されているので、第2のバ
ンド部材を切断して第2のバンド部材の長さを調整する
際に、切断による長さ調整のめやすとすることができる
とともに、第2のバンド部材の厚みが切断指示用溝部で
薄くなるので切断し易く、切断しすぎたり、切断が不足
したりすることなく、腕環部材の長さを微妙に調整する
ことができ、腕携帯電話を使用者の手首に確実に装着す
ることができる。
の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本
発明の腕携帯電話の分解斜視図、図2は、図1の腕携帯
電話の携帯電話本体部分の部分平面図、図3(A)〜
(C)は、それぞれ図1の腕携帯電話の腕環部材の一部
分の上面図、断面図、および裏面図を示し、図4〜図6
は、それぞれ本発明の腕携帯電話の装着状態を説明する
断面図である。
帯電話1は、略矩形箱形状の携帯電話本体10を備えて
いる。この携帯電話本体には、図示しないが、その表面
に液晶表示部、操作ボタンなどからなる表示部が形成さ
れ、その内部に通信制御部が内蔵されているとともに、
その裏面側に矩形状の突設部12が形成されている。そ
して、図3に示したように、この携帯電話本体10の両
端側に軸着された第1のバンド部材20、マイクロフォ
ン部40、第2のバンド部材50、ならびに長さ調整機
構60で、腕環部材2が構成されている。
一端側には、バンド装着用凹部14が形成されており、
このバンド装着用凹部14の底壁14aに、リード装着
部14dが形成されている。また、バンド装着用凹部1
4の側壁14bには、バネ棒部材などからなる軸着部材
11を着脱自在に装着するための軸着用孔14cが形成
されている。
には、中板部材装着用凹部16が形成されており、中板
部材装着用凹部16の側壁16bには、公知のバネ棒部
材などからなる軸着部材17を着脱自在に装着するため
の軸着用孔16cが形成されている。携帯電話本体10
の一端側のバンド装着用凹部14には、第1のバンド部
材20の一端側に形成された装着部22の軸着用孔22
aに、軸着部材11を挿着して、軸着部材11をバンド
装着用凹部14の側壁14bに形成した軸着用孔14c
に装着することによって、第1のバンド部材20が着脱
自在に装着されている。
1のバンド部材20の装着部22の中央部から突設した
リード線24の一端部24aが、バンド装着用凹部14
の底壁14aに形成されたリード装着部14d内に、図
示しない係止機構によって装着係止されて、携帯電話本
体10に電気的に接続されるようになっている。また、
このリード線24は、第1のバンド部材20の幅方向中
央部に長手方向に、その一部が第1のバンド部材20の
外面に突出するように形成されたリード線部26内に収
容されており、その他端部が、後述するマイクロフォン
部40のマイクロフォン本体48に電気的に接続される
ようになっている。
バンド部材20には、その内側に、すなわち、手首側の
表面に、一定間隔離間して、折曲用の溝部28が形成さ
れており、これにより、第1のバンド部材20を装着者
の手首の外周に沿って、湾曲できるようになっている。
なお、この溝部28の形状、寸法、形成間隔については
特に限定されるものではなく、例えば、断面、半円形状
の溝、断面楔状の溝などが採用可能である。
材質は、特に限定されるものではなく、従来からバンド
部材として使用されている、例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニ
ルなどの合成樹脂、ゴム、皮革、布、ステンレス鋼など
の金属などが使用できる。さらに、第1のバンド部材2
0の他端側21には、マイクロフォン部40が連結され
ている。
たように、第1のバンド部材20の他端側21に連結す
るための第1の連結部材42と、第2のバンド部材50
に接続するための第2の連結部材44と、これらの第1
の連結部材42と第2のバンド部材50との間に差し渡
された一対のガイド部材46と、これらのガイド部材4
6に沿って、位置移動自在なマイクロフォン本体48を
備えている。
部42aが突設されており、これを第1のバンド部材2
0の他端側21に形成された係合用溝部28aに挿着し
て、係止ネジピン13で係止することによって、第1の
連結部材42第1のバンド部材20の他端側21に連結
するように構成されている。また、第1の連結部材42
には、第1のバンド部材20のリード線部26に対応す
る位置に、リード線部42bが形成されており、このリ
ード線部42bの先端からリード線24が突出して、マ
イクロフォン本体48に電気的に接続されている。
状の一対のガイド部材46の一端側が挿着され、第1の
連結部材42の側部からネジピンなどの係止部材41で
係止されている。同様に、第2の連結部材44には、ガ
イド部材46の他端側が挿着され、第2の連結部材44
の側部からネジピンなどの係止部材43で係止されてい
る。
イクロフォン本体48が、そのガイド部材摺動孔48a
を介して挿着され、これらのガイド部材46に沿って、
マイクロフォン本体48を摺動させることによって位置
移動自在な構成となっている。なお、図示しないが、マ
イクロフォン本体48には、マイクロフォン本体48を
ガイド部材46の適切な位置で係止するストッパ機構を
備えていてもよい。
ンド部材50の一端側に形成された装着部52の軸着用
孔54に、バネ棒などの軸着部材15を挿着して、軸着
部材15を、第2の連結部材44の側壁44aに形成し
た軸着用孔44cに装着することによって、第2のバン
ド部材50が着脱自在に装着されている。第2のバンド
部材50には、図3に示したように、その装着部52の
軸着用孔54と同様な複数個の軸着用孔54が、第2の
バンド部材50の長手方向に一定間隔離間して形成され
ているとともに、これらの軸着用孔54の間には、第2
のバンド部材50の内側、すなわち、手首側の表面に、
一定間隔離間して複数個の切断指示用溝部56が形成さ
れている。
孔54の間で第2のバンド部材50を切断して、切断さ
れた開放端に最も近い軸着用孔54に軸部材17を挿入
することによって、第2のバンド部材50をマイクロフ
ォン部40の第2の連結部材44に連結することによっ
て、第2のバンド部材50の長さを調整することができ
るようになっている。
56が形成されているので、第2のバンド部材50を切
断して第2のバンド部材50の長さを調整する際に、切
断による長さ調整のめやすとすることができるととも
に、第2のバンド部材50の厚みが切断指示用溝部56
で薄くなるので切断し易く、切断しすぎたり、切断が不
足したりすることなく、腕環部材2の長さを微妙に調整
することができる。
2の長さ調整が不十分である場合に、この第2バンド部
材50の長さを調整することによって、腕環部材2の長
さを微妙に調整することができ、腕携帯電話を使用者の
手首に確実に装着することができるようになる。この場
合、軸着用孔54の間の離間距離、ならびに、切断指示
用溝部56の形状、寸法、形成間隔については特に限定
されるものではなく、例えば、断面、半円形状の溝、断
面楔状の溝などが採用可能である。
断可能な材料から構成されていればよく、特に限定され
るものではなく、従来からバンド部材として使用されて
いる、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレート、塩化ビニルなどの合成樹脂、ゴ
ム、皮革、布、ステンレス鋼などの金属などが使用でき
る。
4及び切断指示用溝部56を、第2のバンド部材50の
装着部52の近傍に設けたが、これらを第2のバンド部
材50の長手方向全体にわたって形成したり、第2のバ
ンド部材50の装着部52、58の近傍にのみ形成する
ことにより、第2のバンド部材50を切断して、マイク
ロフォン部40の第2の連結部材44、長さ調整機構6
0の裏板部材62に連結するようにすることもできる。
さらに、軸着用孔54及び切断指示用溝部56を、いず
れかの装着部52、58の近傍にのみ形成することもで
きる。
は、装着部58が形成されており、装着部58に形成さ
れた軸着用孔54に、バネ棒などからなる軸着部材17
を挿着して、軸着部材17を、長さ調整機構60の裏板
部材62に突設した軸着部62aの軸着用孔62bに装
着することによって、第2のバンド部材50が、長さ調
整機構60の裏板部材62に着脱自在に装着されてい
る。
たように、第2のバンド部材50の他端側に軸着された
裏板部材62と、裏板部材の他端側に、その一端側が軸
着されるとともに、その他端側が携帯電話本体10の他
端側に軸着された中板部材64とを備えている。裏板部
材62は、略矩形の枠形状であって、その一端側には、
前述したように、軸着部62aが突設されており、第2
のバンド部材50の他端側の装着部58が軸着されてい
る。
ク軸部62cが形成されており、このリンク軸部62c
を、中板部材64の一端側に突設したリンク接続部64
aに形成された軸着用孔64b内に装着することによっ
て、裏板部材62と中板部材64とが相互に回動可能に
軸着されてリンク連結されている。一方、中板部材64
も、略矩形の枠形状であって、その一端側には、前述し
たようなリンク接続部64aが形成されるとともに、そ
の他端側には、携帯電話本体10の他端側に形成された
中板部材装着用凹部16に装着するための一対の装着部
64dが突設されている。
4cに、バネ棒などからなる軸着部材17を挿着して、
軸着部材17を、携帯電話本体10の中板部材装着用凹
部16の側壁16bに形成された軸着用孔16cに装着
することによって、中板部材64が、携帯電話本体10
の他端側の中板部材装着用凹部16に着脱自在に軸着さ
れている。
板部材収納用開口部61を構成しており、この中板部材
収納用開口部61内に、図6に示した折曲状態で、中板
部材64を収納するように形成されている。このように
構成することによって、折曲状態で、裏板部材62の中
板部材収納用開口部61内に中板部材64が収納される
ことになるので、折曲状態では、中板部材64と裏板部
材62とが、携帯電話本体10の裏側面に添着した状態
で凹凸を生じることがなく平坦な状態となり、しかも、
中板部材64と裏板部材62とが上下に重なることがな
いので、携帯電話本体10を含む全体の厚さを薄くで
き、使用者の手首に装着した状態で、使用者の手首の甲
側に違和感を感じることがなく、装着感、美観も極めて
良好である。
状、寸法としては、中板部材64の外形に合致した形状
として、中板部材64の外形と同じか、または僅かに小
さい形状として、中板部材収納用開口部61内に中板部
材64を嵌合するようにするのが望ましい。これによ
り、裏板部材62と中板部材64との間でいわゆるガタ
ツキが生じることがなく、その装着状態が良好となる。
に突設した軸着部62の近傍には、中板部材64の装着
部64dの近傍の中板部材64を収容する中板部材収容
凹溝62eが形成されている。この場合、この中板部材
収容凹溝62eの溝深さLは、装着部64dの近傍の中
板部材64の厚さLと略等しく、これにより、裏板部材
62の軸着部62の近傍中板部材収容凹溝62e内に嵌
合して、中板部材64と裏板部材62とが上下に重なる
ことがなく、しかも、裏板部材62と中板部材64との
間でいわゆるガタツキが生じることがなく、その、美
観、装着状態とも良好となる。
には、折曲状態で、裏板部材62を、中板部材64の装
着部64dに装着した軸着部材17に係止する係止爪部
材66が形成されている。このように折曲状態で、裏板
部材62に形成された係止爪部材66によって、裏板部
材62を中板部材64に係止できるので、使用者の手首
から外れることなく確実に装着することができる。
帯電話本体10の裏面に突設した突設部12を収容する
突設部収納用開口部63が形成されている。このように
構成することによって、携帯電話本体10の裏面側に突
設部12を有する場合でも、この突設部12が、中板部
材64に形成された突設部収納用開口部63内に収容さ
れることにる。従って、折曲状態で携帯電話本体10の
裏側面に中板部材64と裏板部材62とを添着した状態
で凹凸を生じることがなく平坦な状態となり、使用者の
手首に装着した状態で、使用者の手首の甲側に違和感を
感じることがなく、その装着感が良好となる。
裏面側の突設部12が、中板部材64に形成された突設
部収納用開口部63内に収容されることになるので、こ
れが嵌着状態である場合には、中板部材64との間でい
わゆるガタツキが生じることがなく、その装着状態が良
好となる。この場合、突設部収納用開口部63の形状、
寸法としては、携帯電話本体10の突設部12の外形に
合致した形状として、突設部12の外形と同じか、また
は僅かに大きい形状として、中板部材収納用開口部61
内に中板部材64を嵌合するようにするのが望ましい。
これにより、裏板部材と中板部材との間でいわゆるガタ
ツキが生じることがなく、その装着状態が良好となる。
部61内に中板部材64が収納されるとともに、携帯電
話本体10の裏面側の突設部12が、中板部材64に形
成された突設部収納用開口部63内に収容された状態で
は、図6に示したように、突設部12が僅かに手首側に
突設するようにすればよい。これによって、突設部12
と手首の甲とが直接接触することになるので、例えば、
その詳細な機構は、特に本明細書では説明しないが、手
首を通じて、掌、指を、アンテナ、スピーカの代わりに
使用することができる。
1は、図4〜図6に示したように使用すればよい。すな
わち、使用者の手首に装着した状態では、図6に示した
ように、中板部材64を、携帯電話本体10との軸着部
材17を中心に内側に回動させて、携帯電話本体10の
裏側面に添着するとともに、裏板部材62を、中板部材
64との間の軸着部62cを中心に回動させて、中板部
材64に添着した状態にした折曲状態とすることによっ
て、腕環部材2の長さを最も短くして装着することがで
きる。
口部61内に中板部材64が収納されるとともに、携帯
電話本体10の裏面側の突設部12が、中板部材64に
形成された突設部収納用開口部63内に収容されること
になる。従って、このような折曲状態では、携帯電話本
体10の裏側面に中板部材64と裏板部材62とを添着
した状態で凹凸を生じることがなく平坦な状態となり、
しかも、中板部材と裏板部材とが上下に重なることがな
いので、携帯電話本体を含む全体の厚さを薄くでき、使
用者の手首に装着した状態で、使用者の手首の甲側に違
和感を感じることがなく、装着感、美観も極めて良好で
ある。
された係止爪部材66によって、裏板部材62を中板部
材64に係止できるので、使用者の手首から外れること
なく確実に装着することができる。この状態で、ガイド
部材46に沿って、マイクロフォン本体48を摺動させ
ることによって適切な位置で係止して、マイクロフォン
本体48を正確に使用者の手首の掌側に位置させ、確実
な通話を確保するようにする。
環部材2の長さ調整が不十分である場合には、第2のバ
ンド部材50を切断指示用溝部56を長さ調整のめやす
として、軸着用孔54の間で切断して、切断された開放
端に最も近い軸着用孔54に軸部材17を挿入すること
によって、第2バンド部材50の長さを調整することに
よって、腕環部材2の長さを微妙に調整すればよい。
明しないが、この状態で、手の指先を耳の孔に挿入する
とともに、マイクロフォン本体48に向かって喋ること
によって、リード線24を介して、電気信号が携帯電話
本体10内に導入され、相手に発信されるとともに、相
手の声が携帯電話本体10の突設部12を介して、手首
を通じて、掌、指先から、スピーカの代わりに使用し
て、使用者の耳に直接聞こえることができるようになっ
ている。
取り外す際には、図4及び図5に示したように、中板部
材64と裏板部材62とを、略直線上に位置させた伸張
状態として、腕環部材2の長さを最も長くして、使用者
の手首に腕環部材2を挿通することができる。以上、本
発明の好ましい実施の態様を説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば、上記実施例では、
裏板部材62、中板部材64を略矩形枠状に形成した
が、これを携帯電話本体10および突設部12の形状に
合わせて、例えば、円形枠状、楕円形枠状などとするな
ど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能で
ある。
からなる長さ調整機構を、携帯電話本体の他端側に連結
することによって、携帯電話本体の裏面側で、中板部材
と裏板部材を折曲状態として、腕環部材の長さを短くす
ることができる。また、中板部材と裏板部材とを略直線
上に位置させた伸張状態して、腕環部材の長さを短くす
ることができる。
間で、腕環部材の長さを自由に調整できるので、使用者
の手首に装着するのが極めて容易である。しかも、使用
者の手首の掌側の位置には、長さ調整機構が存在しない
ので、手首の掌側の位置に、マイクロフォンを配置する
場合に邪魔にならない。また、本発明によれば、折曲状
態で、裏板部材の中板部材収納用開口部内に中板部材が
収納されることになるので、折曲状態では、中板部材と
裏板部材とが、携帯電話本体の裏側面に添着した状態で
凹凸を生じることがなく平坦な状態となり、しかも、中
板部材と裏板部材とが上下に重なることがないので、携
帯電話本体を含む全体の厚さを薄くでき、使用者の手首
に装着した状態で、使用者の手首の甲側に違和感を感じ
ることがなく、装着感、美観も極めて良好となる。
収納用開口部内に中板部材が収納されることになるの
で、これが嵌着状態である場合には、裏板部材と中板部
材との間でいわゆるガタツキが生じることがなく、その
装着状態が良好である。また、本発明によれば、携帯電
話本体の裏面側に突設部を有する場合でも、この突設部
が、中板部材に形成された突設部収納用開口部内に収容
されることにる。従って、折曲状態で携帯電話本体の裏
側面に中板部材と裏板部材とを添着した状態で、突設部
と手首の甲とが直接接触するので、例えば、手首を通じ
て、掌、指を、アンテナ、スピーカの代わりに使用する
ことができるるとともに、凹凸を生じることがなく平坦
な状態となり、使用者の手首に装着した状態で、使用者
の手首の甲側に違和感を感じることがなく、その装着感
が良好となる。
側の突設部が、中板部材に形成された突設部収納用開口
部内に収容されることになるので、これが嵌着状態であ
る場合には、中板部材との間でいわゆるガタツキが生じ
ることがなく、その装着状態が良好である。また、本発
明によれば、使用者の手首の掌側に対応する位置に、す
なわち、第1のバンド部材と第2のバンド部材との間の
位置に、マイクロフォンを配置することが可能となる。
しかも、マイクロフォン本体が、第1のバンド部材と第
2のバンド部材との間でガイド部材に沿って、位置移動
自在であるので、マイクロフォン本体を正確に使用者の
手首の掌側に位置させることができ、確実な通話を確保
することができる。
2のバンド部材を切断して、軸着用孔に軸部材を挿入す
ることによって、第2のバンド部材をマイクロフォン
部、裏板部材に連結することによって、第2のバンド部
材の長さを調整することができる。従って、前記した長
さ調整機構による腕環部材の長さ調整が不十分である場
合に、この第2バンド部材の長さを調整することによっ
て、腕環部材の長さを微妙に調整することができ、腕携
帯電話を使用者の手首に確実に装着することができるよ
うになる。
切断指示用溝部が形成されているので、第2のバンド部
材を切断して第2のバンド部材の長さを調整する際に、
切断による長さ調整のめやすとすることができるととも
に、第2のバンド部材の厚みが切断指示用溝部で薄くな
るので切断し易く、切断しすぎたり、切断が不足したり
することなく、腕環部材の長さを微妙に調整することが
でき、腕携帯電話を使用者の手首に確実に装着すること
ができるなどの幾多の作用効果を奏する極めて優れた発
明である。
る。
の部分平面図である。
電話の腕環部材の一部分の上面図、断面図、および裏面
図である。
する断面図である。
する断面図である。
する断面図である。
折曲状態を説明する部分拡大斜視図である。
式の腕時計装着方法を説明する斜視図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 携帯電話本体と、 前記携帯電話本体の両端側に軸着された腕環部材とを備
え、 前記腕環部材が、 前記携帯電話本体の一端側に軸着された腕環部材本体
と、 前記腕輪部材本体と前記携帯電話本体の他端側の間に連
結された長さ調整機構とを備え、 前記長さ調整機構が、 前記第2のバンド部材の他端側に軸着された裏板部材
と、 前記裏板部材の他端側に、その一端側が軸着されるとと
もに、その他端側が前記携帯電話本体の他端側に軸着さ
れた中板部材とを備えるとともに、 前記中板部材を、前記携帯電話本体との軸着部を中心に
内側に回動させて、前記携帯電話本体の裏側面に添着す
るとともに、前記裏板部材を、前記中板部材との間の軸
着部を中心に回動させて、前記中板部材に添着した状態
にした折曲状態と、 前記中板部材と裏板部材とを、略直線上に位置させた伸
張状態との間で、前記腕環部材の長さを調整できるよう
に構成されていることを特徴とする腕携帯電話。 - 【請求項2】 前記裏板部材には、前記折曲状態で、前
記中板部材を収納する中板部材収納用開口部が形成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の腕携帯電話。 - 【請求項3】 前記裏板部材には、前記折曲状態で、前
記裏板部材を、前記中板部材に係止する係止部材が形成
されていることを特徴とする請求項1から2のいずれか
に記載の腕携帯電話。 - 【請求項4】 前記中板部材には、前記折曲状態で、前
記携帯電話本体に裏面に突設した突設部を収容する突設
部収納用開口部が形成されていることを特徴とする請求
項1から3のいずれかに記載の腕携帯電話。 - 【請求項5】 前記腕環部材本体が、 前記携帯電話本体の一端側に軸着された第1のバンド部
材と、 前記第1のバンド部材の他端側に連結されたマイクロフ
ォン部と、 前記マイクロフォン部の他端側と前記長さ調整機構との
間に連結された第2のバンド部材とを備えることを特徴
とする請求項1から4のいずれかに記載の腕携帯電話。 - 【請求項6】 前記第1のバンド部材には、前記携帯電
話本体とマイクロフォン部とを電気的に接続するリード
線部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載
の腕携帯電話。 - 【請求項7】 前記マイクロフォン部が、第1のバンド
部材と第2のバンド部材との間でガイド部材に沿って、
位置移動自在なマイクロフォン本体を備えることを特徴
とする請求項5から6のいずれかに記載の腕携帯電話。 - 【請求項8】 前記第2のバンド部材には、一定間隔離
間して形成された軸着用孔が形成されており、これらの
軸着用孔の間で切断することにより、第2のバンド部材
の長さを調整できるように構成されていることを特徴と
する請求項5から7のいずれかに記載の腕携帯電話。 - 【請求項9】 前記第2のバンド部材には、前記軸着用
孔の間に切断指示用溝部が形成されていることを特徴と
する請求項8に記載の腕携帯電話。
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002111821A true JP2002111821A (ja) | 2002-04-12 |
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JP2000302552A Expired - Fee Related JP3803238B2 (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 腕携帯電話 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3803238B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004037034A1 (ja) * | 2002-10-24 | 2004-05-06 | Temco Japan Co., Ltd. | 装飾コード |
GB2522510A (en) * | 2014-06-27 | 2015-07-29 | Kairos Watches Ltd | Watch band |
CN105847478A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-08-10 | 李政珂 | 一种穿戴式智能手机 |
-
2000
- 2000-10-02 JP JP2000302552A patent/JP3803238B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2004037034A1 (ja) * | 2002-10-24 | 2004-05-06 | Temco Japan Co., Ltd. | 装飾コード |
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GB2527680A (en) * | 2014-06-27 | 2015-12-30 | Kairos Watches Ltd | Watch Band |
CN105847478A (zh) * | 2016-05-20 | 2016-08-10 | 李政珂 | 一种穿戴式智能手机 |
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JP3803238B2 (ja) | 2006-08-02 |
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