JP3901929B2 - 腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕(手首)に装着することによって、携帯に極めて便利な、例えば、腕時計、携帯デジタルカメラ、携帯電話などの携帯情報端末などの腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、腕時計の分野においては、その腕環部材の長さを調節して、使用者の手首に腕時計を装着するのを容易にする方式として、下記のような方式が一般的に使用されている。すなわち、その一つは、いわゆる「ベルトバンド方式」であり、この腕時計は、腕時計本体と、腕時計本体に連結された腕環部材を備えている。この腕環部材は、バックル部材を備えた第1のベルト部材と、バックル部材の係合ピンに係合可能な複数の係合孔が穿設された第2のベルト部材から構成されている。そして、このバックル部材の係合ピンを、第2のベルト部材の係合孔に選択的に係合することによって、腕環部材の長さを調節できるようにした構成である。
【0003】
また、別の方式としては、図11に示したいわゆる「三折れ中留め方式」と呼ばれるものであり、この腕時計100では、腕時計本体(図示せず)と、腕時計本体に連結された環状の腕環部材102を備えている。この腕環部材102は、腕時計本体の両端に軸着された第1のベルト部材104と、第2のベルト部材106と、これらの第1のベルト部材104と第2のベルト部材106との間に連結された三折れ中留め部108とから構成されている。また、この三折れ中留め部108は、第1のベルト部材104に軸着された裏板部材110と、裏板部材110に軸着された中板部材112と、中板部材112と第2のベルト部材106に軸着された表カバー部材114とから構成されている。そして、図11に示したように、中板部材112と裏板部材110を回動軸を中心に回動させて、折曲することによって、表カバー部材114に係止することによって、腕環部材の長さを調節できるようにした構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の携帯電話は、いずれも手で把持して、耳元にスピーカ部を配置するとともに、マイクロフォン部を口元に配置して会話するように構成した略矩形箱形状の構成である。
しかしながら、このような手で把持する方式の箱形状の携帯電話では、ある程度の嵩張りを有するため、不使用時には、鞄の中や、ポケットの中や、携帯電話専用のベルト着用式のケース内に収納して運搬せざるを得ず、例えば、海、山などの行楽の際に携帯するには、まだまだその携帯性に欠けることとなっている。
【0005】
ところで、近時のエレクトロニクス産業の発達に伴い、携帯電話の分野においても、例えば、CSP(Chip Size Package)、BGA(Ball Grid Array)に代表されるようなIC実装方式の小型化、液晶画面の小型化などによって、小型化、軽量化、高機能化が実現されるようになっている。このため、携帯電話においても、その携帯機器本体部を腕時計と概略同じサイズにまで、小型化することが可能になっている。
【0006】
そのためこれを腕時計のように、腕(手首)に装着することによって、携帯に極めて便利な腕携帯電話にすることが考えられる。
しかしながら、前述したような、「ベルトバンド方式」「三折れ中留め方式」のいずれの方式も、上記したような腕携帯電話に適用することは不可能である。すなわち、腕携帯電話では、携帯機器本体とは別体のマイクロフォンを、手首の掌側の位置に、すなわち、上記の腕時計のバックル部材の位置、または三折れ中留め部108の位置(特に表カバー部材114の位置)に、マイクロフォンを配置する必要があるため、このようなベルトバンド方式、三折れ中留め方式を採用することは不可能である。
【0007】
本発明は、このような現状を考慮して、例えば、腕時計、携帯デジタルカメラ、携帯電話などの携帯情報端末などの、腕(手首)に装着することによって、携帯に極めて便利な腕装着用携帯機器において、そのバンドの長さを簡単容易に変更できるバンド長さ調整機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構は、
携帯機器本体と、
前記携帯機器本体の一端側に軸着された腕環バンド部材とを備えた腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構であって、
前記携帯機器本体の他端側に軸着されたバンド長さ調整部材を備え、
前記バンド長さ調整部材が、
前記腕環バンド部材の自由端部を挿通する挿通開口部と、
前記挿通開口部の開口幅を縮小する方向に付勢された摺動可能なスライド係止部材とを備え、
前記腕環バンド部材には、
前記腕環バンド部材が前記挿通開口部から外れる方向には、前記スライド係止部材と係合し、前記腕環バンド部材を前記挿通開口部内に挿入する方向には、前記スライド係止部材との係合が解除されるように形成したノコ歯状の係合溝が形成され、
前記腕環バンド部材の自由端部を、前記挿通開口部に挿入して、前記スライド係止部材にて、腕環バンド部材を所望の位置でノコ歯状の係合溝と係合することにより係止できるように構成したことを特徴とする。
【0009】
このように構成することによって、スライド係止部材を開口幅を拡大する方向に手などでスライドさせて、腕環バンド部材の自由端部を挿通開口部に挿入した後、スライド係止部材を手から離すだけで、スライド係止部材が、挿通開口部の開口幅を縮小する方向に付勢され、腕環バンド部材が挿通開口部内で押圧されるので、腕環バンド部材を所望の位置でスライド係止部材にて簡単に係止できる。従って、腕環バンド部材の長さを自由に調整できるので、使用者の手首に装着するのが極めて容易である。
【0010】
しかも、バンド長さ調整部材が、携帯機器本体の他端側に軸着されているので、その操作が容易であるとともに、使用者の手首の掌側の位置には、長さ調整機構が存在しないので、手首の掌側の位置に、例えば、携帯電話などのような場合に、マイクロフォンを配置する場合に邪魔になることがない。
【0011】
このように、腕環バンド部材が挿通開口部から外れる方向には、スライド係止部材と係合し、腕環バンド部材が挿通開口部内に挿入する方向には、スライド係止部材との係合が解除されるように形成したノコ歯状の係合溝が腕環バンド部材に形成されているので、腕環バンド部材の自由端部を単に引っ張るだけで、腕環バンド部材が挿通開口部から外れる方向に、すなわち、腕環バンド部材の長さが短くなる方向に移動する。しかも、この場合、腕環バンド部材が挿通開口部内に挿入する方向、すなわち、腕環バンド部材の長さが短くなる方向には、スライド係止部材がノコ歯状の係合溝と係合するので移動することがない。
【0012】
従って、腕環バンド部材の自由端部を単に引っ張るだけで、腕環バンド部材の長さを自由に調整できるので、使用者の手首に装着するのが片手で操作でき、極めて容易である。
また、本発明の腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構は、前記腕環バンド部材の自由端部の先端には、前記挿通開口部から腕環バンド部材が抜け落ちるのを防止する厚さ方向に突設した突設係合端が形成されていることを特徴とする。
【0013】
このように構成することによって、挿通開口部から腕環バンド部材が抜け落ちるのが、腕環バンド部材の自由端部の先端に形成された突設係合端で防止できる。従って、手首が太く、腕環バンド部材の自由端部の先端部で係止しなければならない場合であっても、突設係合端がスライド係止部材で係合されるので、腕環バンド部材が、抜け落ちることがない。
【0014】
また、本発明の腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構は、前記挿通開口部には、前記腕環バンド部材の挿通開口部内での摺動を案内するスライド係止部材と対峙するように案内ローラ部材が配設されていることを特徴とする。
このように腕環バンド部材を挿通開口部内に挿入または取り外す際に、腕環バンド部材の挿通開口部内での摺動が案内ローラ部材で案内されるので、その操作を円滑に行うことができる。
【0015】
また、本発明の腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構は、前記案内ローラ部材には、案内溝が形成され、
前記腕環バンド部材には、前記案内溝と係合する案内突起がその長手方向に形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、腕環バンド部材を挿通開口部内に挿入または取り外す際に、案内ローラ部材の案内溝に、腕環バンド部材に形成された案内突起が係合して案内されることになるので、その操作をより円滑に行うことができる。
【0016】
しかも、スライド係止部材が、挿通開口部の開口幅を縮小する方向に付勢され、腕環バンド部材が挿通開口部内で押圧される際に、案内ローラ部材の案内溝に腕環バンド部材に形成された案内突起がしっかりと係合するので、腕環バンド部材を確実に係止することができる。
また、本発明の腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構は、前記バンド長さ調整部材が、前記挿通開口部に挿通係止した腕環バンド部材の自由端部を反転係止する反転係止部材を備えることを特徴とする。
【0017】
このように構成することによって、腕環バンド部材の自由端部反転係止部材反転係止されるので、挿通開口部から外側に突出する腕環バンド部材の自由端部が、携帯機器本体の上に被さって、携帯機器本体の表面の液晶表示部、操作ボタンなどからなる表示部の視認や、操作ボタンなどの電話の操作の邪魔になることがなく、しかも、より確実に腕環バンド部材を係止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態(実施例)について説明する。
図1は、本発明の腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構を腕携帯電話に適用した実施例を示す分解斜視図、図2は、図1の腕携帯電話の携帯電話本体部分の部分平面図、図3(A)〜(C)は、それぞれ図1の腕携帯電話の腕環部材の一部分の上面図、断面図、および裏面図を示し、図4は、図1の腕携帯電話の断面図、図5は、本発明のバンド長さ調整機構の分解平面図、図6は、本発明のバンド長さ調整機構の作動説明図、図7〜図9は、それぞれ本発明の腕携帯電話の装着状態を説明する断面図である。
【0019】
図1及び図4に示したように、本発明の腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構を適用した腕携帯電話1は、略矩形箱形状の携帯機器本体10を備えている。この携帯機器本体には、図示しないが、その表面に液晶表示部、操作ボタンなどからなる表示部が形成され、その内部に通信制御部が内蔵されているとともに、その裏面側に矩形状の突設部12が形成されている。
【0020】
そして、この携帯機器本体10の両端側に軸着された第1のバンド部材20、マイクロフォン部40、第2のバンド部材50、ならびに長さ調整機構60で、腕環バンド部材2が構成されている。
携帯機器本体10の一端側には、バンド装着用凹部14が形成されており、このバンド装着用凹部14の底壁14aに、リード装着部14dが形成されている。また、バンド装着用凹部14の側壁14bには、バネ棒部材などからなる軸着部材11を着脱自在に装着するための軸着用孔14cが形成されている。
【0021】
一方、同様に、携帯機器本体10の他端側には、バンド長さ調整部材装着用凹部16が形成されており、バンド長さ調整部材装着用凹部16の側壁16bには、公知のバネ棒部材などからなる軸着部材17を着脱自在に装着するための軸着用孔16cが形成されている。
携帯機器本体10の一端側のバンド装着用凹部14には、第1のバンド部材20の一端側に形成された装着部22の軸着用孔22aに、軸着部材11を挿着して、軸着部材11をバンド装着用凹部14の側壁14bに形成した軸着用孔14cに装着することによって、第1のバンド部材20が着脱自在に装着されている。
【0022】
この際、第1のバンド部材20の装着部22の中央部から突設したリード線24の一端部24aが、バンド装着用凹部14の底壁14aに形成されたリード装着部14d内に、図示しない係止機構によって装着係止されて、携帯機器本体10に電気的に接続されるようになっている。
また、このリード線24は、第1のバンド部材20の幅方向中央部に長手方向に、その一部が第1のバンド部材20の外面に突出するように形成されたリード線部26内に収容されており、その他端部が、後述するマイクロフォン部40のマイクロフォン本体48に電気的に接続されるようになっている。
【0023】
なお、第1のバンド部材20には、その内側に、すなわち、手首側の表面に、一定間隔離間して、折曲用の溝部28が形成されており、これにより、第1のバンド部材20を装着者の手首の外周に沿って、湾曲できるようになっている。なお、この溝部28の形状、寸法、形成間隔については特に限定されるものではなく、例えば、断面、半円形状の溝、断面楔状の溝などが採用可能である。
【0024】
なお、この場合、第1のバンド部材20の材質は、特に限定されるものではなく、従来からバンド部材として使用されている、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニルなどの合成樹脂、ゴム、皮革、布、ステンレス鋼などの金属などが使用できる。
さらに、第1のバンド部材20の他端側21には、マイクロフォン部40が連結されている。
【0025】
このマイクロフォン部40は、第1のバンド部材20の他端側21に連結するための第1の連結部材42と、第2のバンド部材50に接続するための第2の連結部材44と、これらの第1の連結部材42と第2の連結部材44との間に差し渡された一対のガイド部材46と、これらのガイド部材46に沿って、位置移動自在なマイクロフォン本体48を備えている。
【0026】
この第1の連結部材42には、係止用突設部42aが突設されており、これを第1のバンド部材20の他端側21に形成された係合用溝部28aに挿着して、係止ネジピン13で係止することによって、第1の連結部材42を第1のバンド部材20の他端側21に連結するように構成されている。
また、第1の連結部材42には、第1のバンド部材20のリード線部26に対応する位置に、リード線部42bが形成されており、このリード線部42bの先端からリード線24が突出して、マイクロフォン本体48に電気的に接続されている。
【0027】
また、第1の連結部材42には、ワイヤ形状の一対のガイド部材46の一端側が挿着され、第1の連結部材42の側部からネジピンなどの係止部材41で係止されている。同様に、第2の連結部材44には、ガイド部材46の他端側が挿着され、第2の連結部材44の側部からネジピンなどの係止部材43で係止されている。
【0028】
そして、これらのガイド部材46には、マイクロフォン本体48が、そのガイド部材摺動孔48aを介して挿着され、これらのガイド部材46に沿って、マイクロフォン本体48を摺動させることによって位置移動自在な構成となっている。なお、図示しないが、マイクロフォン本体48には、マイクロフォン本体48をガイド部材46の適切な位置で係止するストッパ機構を備えていてもよい。
【0029】
一方、第2の連結部材44には、第2のバンド部材50の一端側に形成された装着部52の軸着用孔54に、バネ棒などの軸着部材15を挿着して、軸着部材15を、第2の連結部材44の側壁44aに形成した軸着用孔44cに装着することによって、第2のバンド部材50が着脱自在に装着されている。
第2のバンド部材50には、図1および図3に示したように、その内側表面に、すなわち、手首側の表面に、ノコ歯状係合溝部55が形成されている。このノコ歯状係合溝部55には、図6の拡大図に示したように、第2のバンド部材50の自由端部53の方向に傾斜したテーパー面55aと、第2のバンド部材20の厚さ方向に延びるストッパ面55bとから構成されるノコ歯部55cが複数個形成されている。
【0030】
このようなノコ歯状係合溝部55では、第2のバンド部材50が、挿通開口部66から外れる方向には、後述する長さ調整機構60のスライド係止部材68の係止突片68aとストッパ面55bとが係合し、第2のバンド部材50の移動が阻止される。また、第2のバンド部材50を、挿通開口部内に挿入する方向には、スライド係止部材68の係止突片68aとストッパ面55bの係合が解除され、テーパー面55aに沿って、第2のバンド部材50が移動できるようになっている。
【0031】
また、第2のバンド部材50には、図1及び図3に示したように、その自由端部53の先端部には、厚さ方向に内側に突設した突設係合端58が形成されている。この突設係合端58は、後述する長さ調整機構60の挿通開口部66から第2のバンド部材50が抜け落ちるのを防止するためのものである。すなわち、突設係合端58が、スライド係止部材68の係止突片68aで係合されるので、手首が太く、第2のバンド部材50の自由端部53の先端部で係止しなければならない場合であっても、突設係合端58がスライド係止部材68の係止突片68aで係合されるので、第2のバンド部材50、すなわち、腕環バンド部材2が、抜け落ちることがないように構成されている。
【0032】
さらに、第2のバンド部材50には、図3に示したように、その外側表面には、第1のバンド部材20のリード線部26と同様な形状の中央部の長手方向に延びた案内突起51が形成されている。この案内突起51は、第2のバンド部材50を後述する挿通開口部66内に挿入または取り外す際に、案内ローラ部材64の案内溝64bに、第2のバンド部材50に形成された案内突起51が係合して案内して、その操作をより円滑に行うためのものである。
【0033】
また、第2のバンド部材50としては、特に限定されるものではなく、従来からバンド部材として使用されている、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニルなどの合成樹脂、ゴム、皮革、布、ステンレス鋼などの金属などが使用できる。
長さ調整機構60は、図1、図2及び図4に示したように、バンド長さ調整枠部材62を備え、このバンド長さ調整枠部材62の後端に形成された軸着用孔62aに、バネ棒などからなる軸着部材17を挿着して、軸着部材17を、携帯機器本体10のバンド長さ調整部材装着用凹部16の側壁16bに形成された軸着用孔16cに装着することによって、バンド長さ調整枠部材62が、携帯機器本体10の他端側のバンド長さ調整部材装着用凹部16に着脱自在に軸着されている。
【0034】
バンド長さ調整枠部材62には、図2に示したように、その先端の一対のフランジ部62b、62bの間に、案内ローラ部材64が、ピン部材61によって回転可能に軸着されている。そして、この案内ローラ部材64と、フランジ部62b、62bと、バンド長さ調整枠部材62の前壁部62cで、挿通開口部66が画成されている。
【0035】
この案内ローラ部材64には、一対のローラ部64aとその間に、第2のバンド部材50に形成された案内突起51を係合案内するための案内溝64bが形成されている。
また、バンド長さ調整枠部材62の内部には、スライド係止部材68が摺動可能に装着されている。そして、その先端部に形成された係止突片68aが、バンド長さ調整枠部材62の前壁部62cに形成された開口孔62dより、挿通開口部66内に突出するように、スライド係止部材68の後端部が、バネ部材63によって、挿通開口部66の開口幅を縮小する方向に付勢されている。
【0036】
なお、係止突片68aは、図6に示したように、その先端部にノコ歯状係合溝部55のテーパー面55aと相補的なテーパー面68bが形成されている。
また、このスライド係止部材68は、その開口部68cに挿通したバネ棒部材65によって、バンド長さ調整枠部材62の上部に摺動可能に装着したカバー部材67に連結されている。このカバー部材67の上部には、操作部67aが突設形成されるととともに、その両側部にも操作部67bが突設形成されている。
【0037】
さらに、バンド長さ調整枠部材62のフランジ部62b、62bの外側には、ピン部材61によって、反転係止枠部材70が軸着されている。
この反転係止枠部材70には、その両側板部72に、内側に突設した反転係止部材74が形成されており、挿通開口部66に挿通し、スライド係止部材68の係止突片68aによって係止した第2のバンド部材50の自由端部53を反転係止するようになっている。
【0038】
また、反転係止枠部材70には、その両側板部72の基端部に、ストッパー部材76が形成されており、図7に示したように、第2のバンド部材50を挿通、係止する際に、反転係止枠部材70が、外側に一定角度以上傾斜せず、第2のバンド部材50を挿通、係止操作が容易となるように構成されている。
このように構成された本発明の腕携帯電話1は、図7〜図9に示したように使用すればよい。
【0039】
すなわち、腕携帯電話1を使用者の手首に装着する際、または使用者の手首から取り外す際には、図1及び図7に示したように、第2のバンド部材50の自由端部53を、長さ調整機構60の挿通開口部66から抜いておくか、または、第2のバンド部材50の自由端部53を、長さ調整機構60の挿通開口部66内に僅かに挿通して、スライド係止部材68の係止突片68aによって係止しておき、腕環バンド部材2の長さを長い状態としておく。
【0040】
この状態で、腕環バンド部材2に手首を挿通して、カバー部材67の操作部67a、67bを操作して、スライド係止部材68をバネ部材63に抗して、挿通開口部66の開口幅を拡大する方向に移動させる。そして、図8に示したように、反転係止枠部材70の両側板部72と反転係止部材74で形成される挿入開口78から、第2のバンド部材50の自由端部53を挿通開口部66内に挿通する。
【0041】
この状態で、スライド係止部材68(すなわち、カバー部材67の操作部67a、67b)を手から離すだけで、スライド係止部材68が、挿通開口部66の開口幅を縮小する方向に付勢され、第2のバンド部材50が挿通開口部66内で押圧されるので、腕環バンド部材2を所望の位置でスライド係止部材68の係止突片68aにて簡単に係止できる。
【0042】
そして、第2のバンド部材50が、挿通開口部66から外れる方向には、スライド係止部材68の係止突片68aとストッパ面55bとが係合し、第2のバンド部材50の移動が阻止される。また、第2のバンド部材50を、挿通開口部66内に挿入する方向には、スライド係止部材68の係止突片68aとストッパ面55bの係合が解除され、テーパー面55aに沿って、第2のバンド部材50が移動できるるようになっている。
【0043】
従って、第2のバンド部材50の自由端部53を単に引っ張るだけで、腕環バンド部材2の長さを自由に調整して、使用者の手首の大きさに合わせることができるので、使用者の手首に装着するのが片手で操作でき、極めて容易である。
そして、図8の一点鎖線で示したように、スライド係止部材68の係止突片68aによって係止した第2のバンド部材50の自由端部53を、案内ローラ部材64で180°反転して、反転係止枠部材70の挿入開口78に再び挿通して、反転係止部材74で係止する(図9参照)。
【0044】
このように、第2のバンド部材50の自由端部53が、反転係止部材74で反転係止されるので、挿通開口部66から外側に突出する第2のバンド部材50の自由端部53が邪魔にならず、しかも、より確実に腕環バンド部材を係止することができる。
この状態で、ガイド部材46に沿って、マイクロフォン本体48を摺動させることによって適切な位置で係止して、マイクロフォン本体48を正確に使用者の手首の掌側に位置させ、確実な通話を確保するようにする。
【0045】
本明細書では、具体的な機構については説明しないが、この状態で、手の指先を耳の孔に挿入するとともに、マイクロフォン本体48に向かって喋ることによって、リード線24を介して、電気信号が携帯機器本体10内に導入され、相手に発信されるとともに、相手の声が携帯機器本体10の突設部12を介して、手首を通じて、掌、指先から、スピーカの代わりに使用して、使用者の耳に直接聞こえることができるようになっている。
【0046】
そして、腕携帯電話1を使用者の手首から取り外す際には、上記の説明とは逆に、カバー部材67の操作部67a、67bを操作して、スライド係止部材68をバネ部材63に抗して、挿通開口部66の開口幅を拡大する方向に移動させて、スライド係止部材68の係止突片68aと第2のバンド部材50との係合を解除して、第2のバンド部材50を挿通開口部66から取り外せばよい。
【0047】
図10は、本発明の第2のバンド部材50の他の実施例を示す、図3と同様な図を示している。
図10に示したように、第2のバンド部材50には、第2のバンド部材50の装着部52の近傍に、装着部52の軸着用孔54と同様な複数個の軸着用孔54が、第2のバンド部材50の長手方向に一定間隔離間して形成されているとともに、これらの軸着用孔54の間には、第2のバンド部材50の内側、すなわち、手首側の表面に、一定間隔離間して複数個の切断指示用溝部56が形成されている。
【0048】
このように構成することによって、軸着用孔54の間で第2のバンド部材50を切断して、軸着用孔54に軸部材を挿入することによって、第2のバンド部材50をマイクロフォン部40の第2の連結部材44に連結することによって、第2のバンド部材50の長さを調整することができるようになっている。
また、軸着用孔54の間に切断指示用溝部56が形成されているので、第2のバンド部材50を切断して第2のバンド部材50の長さを調整する際に、切断による長さ調整のめやすとすることができ、切断しすぎたり、切断が不足したりすることなく、腕環バンド部材2の長さを微妙に調整することができる。
【0049】
従って、長さ調整機構60による腕環バンド部材2の長さ調整が不十分である場合に、この第2バンド部材50の長さを調整することによって、腕環バンド部材2の長さを微妙に調整することができ、腕携帯電話を使用者の手首に確実に装着することができるようになる。
この場合、軸着用孔54の間の離間距離、ならびに、切断指示用溝部56の形状、寸法、形成間隔については特に限定されるものではなく、例えば、断面、半円形状の溝、断面楔状の溝などが採用可能である。
【0050】
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上記実施例では、本発明の腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構を腕携帯電話に適用した実施例を示したが、腕時計、携帯デジタルカメラなどその他の携帯機器にも適用できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、スライド係止部材を開口幅を拡大する方向に手などでスライドさせて、腕環バンド部材の自由端部を挿通開口部に挿入した後、スライド係止部材を手から離すだけで、スライド係止部材が、挿通開口部の開口幅を縮小する方向に付勢され、腕環バンド部材が挿通開口部内で押圧されるので、腕環バンド部材を所望の位置でスライド係止部材にて簡単に係止できる。従って、腕環バンド部材の長さを自由に調整できるので、使用者の手首に装着するのが極めて容易である。
【0052】
しかも、バンド長さ調整部材が、携帯機器本体の他端側に軸着されているので、その操作が容易であるとともに、使用者の手首の掌側の位置には、長さ調整機構が存在しないので、手首の掌側の位置に、例えば、携帯電話などのような場合に、マイクロフォンを配置する場合に邪魔になることがない。また、本発明によれば、腕環バンド部材が挿通開口部から外れる方向には、スライド係止部材と係合し、腕環バンド部材が挿通開口部内に挿入する方向には、スライド係止部材との係合が解除されるように形成したノコ歯状の係合溝が腕環バンド部材に形成されているので、腕環バンド部材の自由端部を単に引っ張るだけで、腕環バンド部材を挿通開口部内に挿入する方向に、すなわち、腕環バンド部材の長さが短くなる方向に移動する。しかも、この場合、腕環バンド部材が挿通開口部から外れる方向、すなわち、腕環バンド部材の長さが長くなる方向には、スライド係止部材がノコ歯状の係合溝と係合するので移動することがない。
【0053】
従って、腕環バンド部材の自由端部を単に引っ張るだけで、腕環バンド部材の長さを自由に調整できるので、使用者の手首に装着するのが片手で操作でき、極めて容易である。
また、本発明によれば、挿通開口部から腕環バンド部材が抜け落ちるのが、腕環バンド部材の自由端部の先端に形成された突設係合端で防止できる。従って、手首が太く、腕環バンド部材の自由端部の先端部で係止しなければならない場合であっても、突設係合端がスライド係止部材で係合されるので、腕環バンド部材が、抜け落ちることがない。
【0054】
また、本発明によれば、腕環バンド部材を挿通開口部内に挿入または取り外す際に、腕環バンド部材の挿通開口部内での摺動が案内ローラ部材で案内されるので、その操作を円滑に行うことができる。
また、本発明によれば、腕環バンド部材を挿通開口部内に挿入または取り外す際に、案内ローラ部材の案内溝に、腕環バンド部材に形成された案内突起が係合して案内されることになるので、その操作をより円滑に行うことができる。
【0055】
しかも、スライド係止部材が、挿通開口部の開口幅を縮小する方向に付勢され、腕環バンド部材が挿通開口部内で押圧される際に、案内ローラ部材の案内溝に腕環バンド部材に形成された案内突起がしっかりと係合するので、腕環バンド部材を確実に係止することができる。また、本発明によれば、腕環バンド部材の自由端部が、反転係止部材に反転係止されるので、挿通開口部から外側に突出する腕環バンド部材の自由端部が邪魔にならず、しかも、より確実に腕環バンド部材を係止することができるなどの幾多の作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構を腕携帯電話に適用した実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図2は、図1の腕携帯電話の携帯電話本体部分の部分平面図である。
【図3】図3(A)〜(C)は、それぞれ図1の腕携帯電話の腕環部材の一部分の上面図、断面図、および裏面図である。
【図4】図4は、図1の腕携帯電話の断面図である。
【図5】図5は、本発明のバンド長さ調整機構の分解平面図である。
【図6】図6は、本発明のバンド長さ調整機構の作動説明図である。
【図7】図7は、本発明の腕携帯電話の装着状態を説明する断面図である。
【図8】図8は、本発明の腕携帯電話の装着状態を説明する断面図である。
【図9】図9は、本発明の腕携帯電話の装着状態を説明する断面図である。
【図10】図10(A)〜(C)は、本発明の第2のバンド部材50の他の実施例を示す、図3と同様な腕携帯電話の腕環部材の一部分の上面図、断面図、および裏面図である。
【図11】図11は、従来の腕時計における三折れ中留め方式の腕時計装着方法を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 腕携帯電話
2 腕環バンド部材
10 携帯機器本体
11 軸着部材
12 突設部
13 係止ネジピン
14 バンド装着用凹部
14a 底壁
14b 側壁
14c 軸着用孔
14d リード装着部
15 軸着部材
16 調整部材装着用凹部
16b 側壁
16c 軸着用孔
17 軸着部材
20 第1のバンド部材
22 装着部
22a 軸着用孔
24 リード線
26 リード線部
28a 係合用溝部
28 溝部
40 マイクロフォン部
41 係止部材
42 連結部材
42a 係止用突設部
42b リード線部
43 係止部材
44 連結部材
44a 側壁
44c 軸着用孔
46 ガイド部材
48 マイクロフォン本体
48a ガイド部材摺動孔
50 第2のバンド部材
51 案内突起
52 装着部
53 自由端部
54 軸着用孔
55 ノコ歯状係合溝部
55a テーパー面
55b ストッパ面
55c ノコ歯部
56 切断指示用溝部
58 突設係合端
60 調整機構
61 ピン部材
62 調整枠部材
62a 軸着用孔
62b フランジ部
62c 前壁部
62d 開口孔
63 バネ部材
64 案内ローラ部材
64a ローラ部
64b 案内溝
65 バネ棒部材
66 挿通開口部
67 カバー部材
67a 操作部
67b 操作部
68 スライド係止部材
68a 係止突片
68b テーパー面
68c 開口部
70 反転係止枠部材
72 両側板部
74 反転係止部材
76 ストッパー部材
78 挿入開口
100 腕時計
101 腕時計本体
102 腕環部材
104 ベルト部材
106 ベルト部材
108 部
110 裏板部材
112 中板部材
114 表カバー部材
Claims (5)
- 携帯機器本体と、
前記携帯機器本体の一端側に軸着された腕環バンド部材とを備えた腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構であって、
前記携帯機器本体の他端側に軸着されたバンド長さ調整部材を備え、
前記バンド長さ調整部材が、
前記腕環バンド部材の自由端部を挿通する挿通開口部と、
前記挿通開口部の開口幅を縮小する方向に付勢された摺動可能なスライド係止部材とを備え、
前記腕環バンド部材には、
前記腕環バンド部材が前記挿通開口部から外れる方向には、前記スライド係止部材と係合し、前記腕環バンド部材を前記挿通開口部内に挿入する方向には、前記スライド係止部材との係合が解除されるように形成したノコ歯状の係合溝が形成され、
前記腕環バンド部材の自由端部を、前記挿通開口部に挿入して、前記スライド係止部材にて、腕環バンド部材を所望の位置でノコ歯状の係合溝と係合することにより係止できるように構成したことを特徴とする腕装着用携帯機器のバンド長さ調整機構。 - 前記腕環バンド部材の自由端部の先端には、前記挿通開口部から腕環バンド部材が抜け落ちるのを防止する厚さ方向に突設した突設係合端が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバンド長さ調整機構。
- 前記挿通開口部には、前記腕環バンド部材の挿通開口部内で摺動を案内するスライド係止部材と対峙するように案内ローラ部材が配設されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載のバンド長さ調整機構。
- 前記案内ローラ部材には、案内溝が形成され、
前記腕環バンド部材には、前記案内溝と係合する案内突起がその長手方向に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバンド長さ調整機構。 - 前記バンド長さ調整部材が、前記挿通開口部に挿通係止した腕環バンド部材の自由端部を反転係止する反転係止部材を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバンド長さ調整機構。
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