JP2002110816A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002110816A
JP2002110816A JP2000295904A JP2000295904A JP2002110816A JP 2002110816 A JP2002110816 A JP 2002110816A JP 2000295904 A JP2000295904 A JP 2000295904A JP 2000295904 A JP2000295904 A JP 2000295904A JP 2002110816 A JP2002110816 A JP 2002110816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
gate electrode
insulating film
gate
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000295904A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Fukai
利憲 深井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000295904A priority Critical patent/JP2002110816A/ja
Publication of JP2002110816A publication Critical patent/JP2002110816A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】DRAMのセルトランジスタの閾値電圧に適応
する仕事関数を持つメタルを使用した場合、混載する周
辺回路の低い閾値電圧を達成するために、チャネルドー
パント濃度を薄くすると、周辺回路の短チャネル耐性の
劣化をもたらし、周辺回路のスケーリングが困難になる
という問題を発生する。 【解決手段】DRAMのセルトランジスタ103のゲー
ト電極がメタル15で構成されるため、ゲートの低抵抗
化により、メモリ機能への読み書き速度が向上し、周辺
回路101,102のゲート電極はポリシリコン7・メ
タル15の積層ゲート構造であるため、従来と同様に、
短チャネル効果を防止するためのある程度高濃度のチャ
ネルドーパント分布が使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に、MIS型電界効果トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明が関する、ポリシリコン及びメタ
ルの積層からなるゲート構造とメタルゲート構造が混載
する半導体装置では、ゲート電極を低抵抗化することが
重要な要素の1つとなっている。例えば、DRAMのメ
モリセルアレイは、スケーリングに伴いワード線に連な
る素子数が増加するため、高速なデータの読み書きに
は、ゲートの低抵抗化が必要不可欠な要因になる。
【0003】この目的のために、特開平11−2610
59号公報では、ゲート電極をゲート電極ポリシリコン
およびメタルからなる積層構造にするという方法が採用
されている。ゲートにメタル層を付加することでゲート
抵抗の低減を行っている。
【0004】しかしながらこの方法によっても、スケー
リングに伴い基板内ドーパント濃度が増加するため、電
子および正孔の移動度が低下し、電流駆動能力が低下す
る。
【0005】また、ソース電位の上昇に伴う閾値電圧の
上昇、すなわち基板効果が大きくなるため、DRAMセ
ルメモリー容量への書き込みが困難になる。基板内ドー
パント濃度増加の理由は、DRAMのセルトランジスタ
ではスケーリングに伴いゲート絶縁膜は薄膜化される一
方で閾値電圧はスケーリングされず1ボルト近く必要で
あること、及び短チャネル耐性を高くする必要があるた
めである。閾値電圧は、ゲート電極を形成するポリシリ
コン内のドーパント密度によって決まる仕事関数、ゲー
ト絶縁膜の膜厚及び誘電率、基板内のドーパント密度で
決まる。ゲート絶縁膜はトランジスタの信頼性に関わる
物質であるため、また、ゲートポリシリコン内ドーパン
ト密度はプロセスの整合性から大きく変更することが出
来ない。1V近い閾値電圧及び高短チャネル耐性の両者
を同時に満足できるものとして、基板ドーパント密度を
増加させている背景がある。そこで、例えば特願平10
−368146号公報には、ゲート電極材料にメタルを
使用することが開示されている。この技術は、ゲートに
メタルを使用しているため、適当な仕事関数のメタルを
選択すれば、基板内ドーパント濃度増加を伴わずに、高
閾値電圧を達成できるという一応の効果を奏している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法は、全ゲート電極がメタル構造になるため、閾値電圧
の異なるトランジスタを同時に作成するためには、チャ
ネルドーパントの3次元分布の制御によって行わなけれ
ばならない。そして、その制御は、ゲート電極がポリシ
リコンおよびメタルからなる積層構造の場合に比べて非
常に難しい。DRAMの周辺回路及びセルトランジスタ
への適用を考えてみると、周辺回路の閾値電圧はセルト
ランジスタに比べて低い。そして、セルトランジスタの
閾値電圧に適応する仕事関数を持つメタルを使用した場
合、周辺回路の低い閾値電圧を達成するためには、チャ
ネルドーパント濃度を薄くしなければならない。これ
は、周辺回路の短チャネル耐性の劣化をもたらすため、
周辺回路のスケーリングが困難になるという問題を発生
する。従って、周辺回路及びセルトランジスタのスケー
リングを同時に満足するデバイス構造が必要になる。
【0007】本発明の主な目的は、仕事関数の異なる材
料をゲート電極に使用することで、異なる閾値電圧のM
ISトランジスタが混載する半導体装置及びその製造方
法を提供することにある。
【0008】さらに、本発明の他の主な目的は、異なる
ゲート絶縁膜材料を用いたMISトランジスタが混載す
る半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板、前記半導体基板表面に形成されたゲート絶
縁膜、前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と
から構成される電界効果トランジスタにおいて、前記電
界効果トランジスタは、第1の電界効果トランジスタ及
び第2の電界効果トランジスタを含み、前記第1の電界
効果トランジスタの第1のゲート電極が、半導体基板表
面の第1のゲート絶縁膜に接する第1の半導体及びその
上の少なくとも1種類以上の金属材料からなる第1の金
属膜により構成され、前記第2の電界効果トランジスタ
の第2のゲート電極が、半導体基板表面の第2のゲート
絶縁膜に接し、少なくとも1種類以上の金属材料からな
る第2の金属膜から構成されることを特徴とし、前記第
1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜は、同じ
ゲート絶縁膜材料、或いは、それぞれ異なるゲート絶縁
膜材料からなる、というものである。
【0010】次に、本発明の半導体装置の第1の製造方
法は、半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、前記
絶縁膜のうち、第1の電界効果トランジスタの第1のゲ
ート電極形成予定領域及び第2の電界効果トランジスタ
の第2のゲート電極形成予定領域に充填材料を充填する
工程と、前記第2のゲート電極形成予定領域に充填され
た充填材料を選択的にその表面から一部除去して前記第
2のゲート電極形成予定領域に充填された充填材料を前
記第1のゲート電極形成予定領域に充填された充填材料
よりも薄くする工程と、前記第1のゲート電極形成予定
領域に充填された充填材料及び前記第2のゲート電極形
成予定領域に残った充填材料を同時に選択的にエッチン
グし、前記第2のゲート電極形成予定領域に残った充填
材料がなくなるまで除去して前記第2のゲート電極形成
予定領域の半導体基板表面のゲート絶縁膜を露出させ、
かつ、前記第1のゲート電極形成予定領域の充填材料を
一部残す工程と、前記第1のゲート電極形成予定領域に
残った充填材料の上及び前記第2のゲート電極形成予定
領域の半導体基板表面の第2のゲート絶縁膜の上に金属
膜を充填する工程とを有することを特徴とする。
【0011】次に、本発明の半導体装置の第2の製造方
法は、半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程と、前記
絶縁膜のうち、第1の電界効果トランジスタの第1のゲ
ート電極形成予定領域及び第2の電界効果トランジスタ
の第2のゲート電極形成予定領域に充填材料を充填する
工程と、前記第2のゲート電極形成予定領域に充填され
た充填材料を選択的にその表面から一部除去して前記第
2のゲート電極形成予定領域に充填された充填材料を前
記第1のゲート電極形成予定領域に充填された充填材料
よりも薄くする工程と、前記第1のゲート電極形成予定
領域に充填された充填材料及び前記第2のゲート電極形
成予定領域に残った充填材料を同時に選択的にエッチン
グし、前記第2のゲート電極形成予定領域に残った充填
材料及びその下のゲート絶縁膜がなくなるまで除去して
前記第2のゲート電極形成予定領域の半導体基板表面を
露出させ、かつ、前記第1のゲート電極形成予定領域の
充填材料を一部残す工程と、前記第2のゲート電極形成
予定領域の半導体基板表面に前記ゲート絶縁膜とは異な
る絶縁膜からなる別のゲート絶縁膜を選択的に形成する
工程と、前記第1のゲート電極形成予定領域に残った充
填材料の上及び前記第2のゲート電極形成予定領域の前
記別のゲート絶縁膜の上に金属膜を充填する工程とを有
することを特徴とする。上記本発明の半導体装置の第1
及び第2の製造方法は、前記第1のゲート電極形成予定
領域の充填材料の下には、前記ゲート絶縁膜と同じゲー
ト絶縁膜が形成され、前記金属膜を充填する工程が、前
記絶縁膜の上に少なくとも1種類以上の金属膜を堆積さ
せた後、前記金属膜を研磨することにより行われる、と
いう形態を採る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の特徴は、ポリシリコン及
びメタルの積層からなるゲート構造とメタルゲート構造
が混載したことにある。次に、本発明の第1の実施形態
について図1〜3を参照して説明する。図1〜3は、本
発明の第1の実施形態のDRAM周辺回路とセルトラン
ジスタに関する製造方法を製造工程順に断面図で示すも
のであり、ポリシリコン・メタルゲート構造及びメタル
ゲート構造が混載するトランジスタが示されている。
【0013】まず、シリコン基板1に周辺回路として第
1領域101及び第2領域102からなる相補型トラン
ジスタを形成し、第3領域103はセルトランジスタを
形成する。第1領域101には、ポリシリコン及びメタ
ルの積層からなるゲート電極を有するN型トランジスタ
が構成されている。第1領域102には、ポリシリコン
及びメタルの積層からなるゲート電極を有するP型トラ
ンジスタが構成されている。第3領域103は、ゲート
電極がメタルのN型トランジスタが構成されている。第
1領域101及び第2領域102は、ゲート絶縁膜6に
接しているゲート電極材料がポリシリコン7であるた
め、第1領域101のN型トランジスタの閾値電圧はポ
リシリコン7にドープされたN型ドーパント密度、絶縁
膜6の誘電率及び膜厚、シリコン結晶領域2のP型ドー
パントの密度に依存し、第2領域102のP型トランジ
スタの閾値電圧はポリシリコン7にドープされたP型ド
ーパント密度、絶縁膜の誘電率及び膜厚、シリコン結晶
領域3のN型ドーパントの密度に依存する。第3領域1
03のトランジスタは、ゲート絶縁膜とメタルが接して
いるため、閾値電圧は、メタルの仕事関数、絶縁膜の誘
電率及び膜厚、シリコン結晶領域2のP型ドーパントの
密度に依存する。
【0014】かかる構造においては、セルトランジスタ
である第3領域103がメタルゲート構造となっている
ため、メタル15にシリコン禁制帯の中央近傍にフェル
ミエネルギーを持つ窒化チタンなどを使用することによ
り、第1領域101と同じチャネルドーパント密度及び
ゲート絶縁膜6であっても第3領域103の閾値電圧は
第1領域101に比べ高くなる。
【0015】従って、第3領域103のトランジスタの
閾値電圧を高くするのに、第1領域101のようなポリ
シリコン・メタルゲート構造に比べ、薄いチャネルドー
パント濃度で達成することが可能になる。チャネルドー
パント濃度が薄くなったことで、電子の移動度が増加す
ることから、電流駆動能力が増加する効果が得らる。さ
らに、基板効果も減少する。基板効果が減少することか
ら、DRAMセルトランジスタゲート電極に印加するバ
イアスが低減できるという効果が得られる。
【0016】しかも、本実施形態では、第3領域103
のゲート電極がメタル15で構成されているため、メタ
ル材料を選定すれば、低抵抗なゲート電極構造すなわち
ワード線が得られる。従って、DRAMの書き込み及び
読み出し速度が向上する効果が得られる。
【0017】さらに、金属材料のゲート電極がソースド
レイン活性化アニールのような高温プロセス後に形成さ
れるため、比較的耐熱性の小さい金属材料を選択でき
る。
【0018】本実施例のポリシリコン・メタルゲート構
造及びメタルゲート構造が混載するトランジスタは、図
1〜3に示す方法によって製造される。
【0019】本実施形態の特徴は、従来のポリシリコン
ゲート電極MIS電界効果トランジスタ形成の中途過程
に、新規の製造プロセスを加えることでポリシリコン・
メタル積層ゲート構造及びメタルゲート構造が混載する
トランジスタを作製することにある。
【0020】まず、ゲートポリシリコン電極のMIS電
界効果トランジスタ形成過程で、ソースドレイン活性
化、ゲート電極及びソースドレインのシリサイド後の形
状を図1(a)に示す。第1領域101はN型トランジ
スタを含み、第2領域102はP型トランジスタを含
み、第3領域103はN型トランジスタを含む。第1領
域101は半導体層1中に形成されたP型ウェル2を含
み、第2領域102は半導体層1中に形成されたN型ウ
ェル3を含み、第3領域103は半導体層1中に形成さ
れたP型ウェル4を含む。
【0021】N型ウェル3は、リン、砒素、アンチモン
のようなN型ドーパントをドープした半導体層1の単結
晶シリコン材料である。P型ウェル2及び4は、ホウ素
またはインジウムのようなP型ドーパントをドープし
た、半導体層1の単結晶シリコン材料である。
【0022】第1領域101、第2領域102及び第3
領域103は、素子分離領域5によって分離されてい
る。第1領域101及び第3領域103のソース及びド
レイン領域は、砒素、リン、アンチモンのようなN型ド
ーパントをドープした半導体層1の単結晶材料である。
第2領域102のソース及びドレイン領域は、ホウ素及
びインジウムなどのP型ドーパントをドープした半導体
層1の単結晶材料である。半導体層1上に成長したゲー
ト絶縁膜6上に加工された構造7は、第1領域101及
び第3領域103ではリン、砒素、アンチモンのような
N型ドーパントがドープされたポリ状シリコン結晶で、
第2領域102では、ホウ素、インジウムなどのP型ド
ーパントがドープされたポリ状シリコン結晶である。
【0023】構造7の側面に形成された構造は、二酸化
珪素膜、もしくは窒化珪素膜、さらには、二酸化珪素膜
及び窒化珪素膜の積層からなる絶縁膜8により構成され
る。第1領域101、第2領域102及び第3領域10
3の表面側に形成された構造9は、シリコンとコバルト
からなる混晶もしくはシリコンとチタンからなる混晶で
ある。ただし、構造9が無い場合でも本実施形態には問
題ない。
【0024】次に、CVD法により二酸化珪素膜13を
堆積する(図1(b))。その後、CMPにより構造9
が表面に露出するまで研磨する(図2(a))。このと
き、構造9が存在しない場合は、ポリシリコン膜7が露
出するまで研磨することは、容易に理解されよう。
【0025】次に、第1領域101及び第2領域102
をレジスト14で被覆し、第3領域103の構造9及び
ポリシリコン7をエッチングする(図2(b))。エッ
チングは、ポリシリコン7の膜厚が20〜100nmに
なるまで行う。
【0026】次に、レジスト14を剥離後、第1領域1
01及び第2領域102のポリシリコン7の膜厚が20
〜100nmになるまでエッチングする(図2
(c))。このとき、第1領域101及び第2領域10
2のポリシリコン7のエッチング中に、第3領域103
のゲート絶縁膜6は露出してしまうが、シリコンとゲー
ト絶縁膜材料の選択比の高いエッチングを用いれば、ゲ
ート絶縁膜6の膜減りは非常に小さくなることは理解さ
れよう。
【0027】次に、メタル15を堆積した後(図3
(a))、CPMにより二酸化珪素膜13が表面に露出
し、且つ、第1領域101、第2領域102及び第3領
域103のメタル15が分離するまで研磨する(図3
(b))。
【0028】次に、本発明の第2の実施形態について図
2、4を参照して説明する。第1の実施形態において
は、メタル15は単層膜になっているが、2層膜もしく
はさらに多層膜としても良く、第2の実施形態はそれを
示すものである。
【0029】製造工程は、第1の実施形態における図2
(c)の工程に続いて、図4(a)に示すように、第3
領域103のメタルゲートの仕事関数を決めるメタル1
6を堆積後、低抵抗のメタル15を堆積する。次に、C
MPにより二酸化珪素膜13が表面に露出し、且つ、第
1領域101、第2領域102及び第3領域103のメ
タル15及び16が互いに分離するまで研磨する。この
ような製造方法によれば、メタルの仕事関数と抵抗を選
択する自由度を増やすことが可能となる。
【0030】次に、本発明の第3の実施形態について図
2、5、6を参照して説明する。第1の実施形態では、
本発明をDRAMの周辺回路およびセルトタンジスタに
同じゲート絶縁膜材料を用いた例を示したが、本実施形
態は、ゲート絶縁膜材料が異なるトランジスタを混載し
た例を示す。その構成図を図6(b)に示す。本図にお
いて、第1領域101および第2領域102のゲート絶
縁膜6に対して、第3領域103のゲート絶縁膜18は
材料が異なる。ゲート絶縁膜18が、第1領域101お
よび第2領域102のゲート絶縁膜6に比べて誘電率の
高い材料を用いれば、ゲート絶縁膜6と同じ物理膜厚の
ゲート絶縁膜18で、電流駆動能力が向上するという効
果が得られる。また、ゲート絶縁膜6とゲート絶縁膜1
8で同等な電流駆動能力になるようにした場合、ゲート
絶縁膜18の物理膜厚が厚くなるため、ゲート絶縁膜1
8を使用した方がゲートリーク電流の低減効果が得られ
る。
【0031】異なるゲート絶縁膜を持ったトランジスタ
は、図5、6に示す方法で製造する。本実施形態の製造
工程を説明するに当り、スタート工程は、第2の実施形
態と同様、図2(c)となる。
【0032】まず、第1の実施形態における図2(c)
の工程に続いて、第3領域103のゲート絶縁膜6をエ
ッチング(図5(a))した後、絶縁膜18を堆積する
(図5(b))。そして、第3領域103のみレジスト
19で被覆し、第1領域101および第2領域102の
絶縁膜18をエッチングする(図5(c))。レジスト
19剥離後、メタル15を堆積し(図6(a))、二酸
化珪素膜13が表面に露出し、且つ、第1領域101、
第2領域102及び第3領域103のメタル15が互い
に分離するまでメタル15を研磨する(図6(b))。
【0033】本実施形態においても、第2の実施形態で
用いた金属膜と同様に、複数種の金属多層膜を用いた形
態を適用し得ることは容易に推測できる。
【0034】
【発明の効果】本発明をDRAM製造工程に適応すれば
下記の効果が得られる。ただし、但し本発明のうち、メ
タルゲート部位をセルトランジスタに、ポリシリコン・
メタルの積層ゲートを周辺回路に適応することとする。 (1) セルトランジスタのゲート電極がメ
タルで構成されるため、ゲートの低抵抗化により、メモ
リ機能への読み書き速度が向上する。 (2) セルトランジスタの閾値電圧に対し
て適当なメタルを選択することにより、セルトランジス
タのチャネルドーパント密度が低減され、電子の移動度
が増加するため、メモリ機能への読み書き速度が向上す
る。 (3) セルトランジスタの閾値電圧に対し
て適当なメタルを選択することにより、セルトランジス
タのチャネルドーパント密度が低減され、基板効果が減
少するため、メモリ機能への読み書き速度が向上する。 (4) セルトランジスタの閾値電圧に対し
て適当なメタルを選択することにより、セルトランジス
タのチャネルドーパント密度が低減され、基板効果が減
少するため、ポリシリコン・メタルゲートの場合と同等
なメモリ機能への読み書き速度実現するためのワード線
印可電圧は、ポリシリコン・メタルの積層ゲートの場合
に比べ低くなる。 (5) 上記、セルトランジスタ性能向上の
ための製造工程にも関わらず、周辺回路のゲート電極は
ポリシリコン・メタルゲート構造であるため、従来と同
様なチャネルドーパント分布が使用できる。 (6)SDアニール後にゲート電極形成するため、比較
的耐熱性が低い金属材料を使用できるため、ゲート電極
に用いる金属材料種の優柔性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方
法を製造工程順に示す断面図である。
【図2】図1に続く製造工程を示す断面図である。
【図3】図2に続く製造工程を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方
法を製造工程順に示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の半導体装置の製造方
法を製造工程順に示す断面図である。
【図6】図5に続く製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 P型ウェル 3 N型ウェル 4 P型ウェル 5 素子分離領域 6、18 ゲート絶縁膜 7 ポリシリコン 8 絶縁膜 9 コバルトとシリコンの混晶もしくはチタンとシリ
コンの混晶領域 10 N型ドーパントがドープされたシリコン単結晶
領域 11 P型ドーパントがドープされたシリコン単結晶
領域 12 N型ドーパントがドープされたシリコン単結晶
領域 13 二酸化珪素膜 14、19 レジスト 15、16 メタル 101 第1領域 102 第2領域 103 第3領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板、前記半導体基板表面に形成
    されたゲート絶縁膜、前記ゲート絶縁膜の上に形成され
    たゲート電極とから構成される電界効果トランジスタに
    おいて、前記電界効果トランジスタは、第1の電界効果
    トランジスタ及び第2の電界効果トランジスタを含み、
    前記第1の電界効果トランジスタの第1のゲート電極
    が、半導体基板表面の第1のゲート絶縁膜に接する第1
    の半導体及びその上の少なくとも1種類以上の金属材料
    からなる第1の金属膜により構成され、前記第2の電界
    効果トランジスタの第2のゲート電極が、半導体基板表
    面の第2のゲート絶縁膜に接し、少なくとも1種類以上
    の金属材料からなる第2の金属膜から構成されることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2の
    ゲート絶縁膜は、同じゲート絶縁膜材料、或いは、それ
    ぞれ異なるゲート絶縁膜材料からなる請求項1記載の半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程
    と、前記絶縁膜のうち、第1の電界効果トランジスタの
    第1のゲート電極形成予定領域及び第2の電界効果トラ
    ンジスタの第2のゲート電極形成予定領域に充填材料を
    充填する工程と、前記第2のゲート電極形成予定領域に
    充填された充填材料を選択的にその表面から一部除去し
    て前記第2のゲート電極形成予定領域に充填された充填
    材料を前記第1のゲート電極形成予定領域に充填された
    充填材料よりも薄くする工程と、前記第1のゲート電極
    形成予定領域に充填された充填材料及び前記第2のゲー
    ト電極形成予定領域に残った充填材料を同時に選択的に
    エッチングし、前記第2のゲート電極形成予定領域に残
    った充填材料がなくなるまで除去して前記第2のゲート
    電極形成予定領域の半導体基板表面のゲート絶縁膜を露
    出させ、かつ、前記第1のゲート電極形成予定領域の充
    填材料を一部残す工程と、前記第1のゲート電極形成予
    定領域に残った充填材料の上及び前記第2のゲート電極
    形成予定領域の半導体基板表面の第2のゲート絶縁膜の
    上に金属膜を充填する工程とを有することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板の上に絶縁膜を形成する工程
    と、前記絶縁膜のうち、第1の電界効果トランジスタの
    第1のゲート電極形成予定領域及び第2の電界効果トラ
    ンジスタの第2のゲート電極形成予定領域に充填材料を
    充填する工程と、前記第2のゲート電極形成予定領域に
    充填された充填材料を選択的にその表面から一部除去し
    て前記第2のゲート電極形成予定領域に充填された充填
    材料を前記第1のゲート電極形成予定領域に充填された
    充填材料よりも薄くする工程と、前記第1のゲート電極
    形成予定領域に充填された充填材料及び前記第2のゲー
    ト電極形成予定領域に残った充填材料を同時に選択的に
    エッチングし、前記第2のゲート電極形成予定領域に残
    った充填材料及びその下のゲート絶縁膜がなくなるまで
    除去して前記第2のゲート電極形成予定領域の半導体基
    板表面を露出させ、かつ、前記第1のゲート電極形成予
    定領域の充填材料を一部残す工程と、前記第2のゲート
    電極形成予定領域の半導体基板表面に前記ゲート絶縁膜
    とは異なる絶縁膜からなる別のゲート絶縁膜を選択的に
    形成する工程と、前記第1のゲート電極形成予定領域に
    残った充填材料の上及び前記第2のゲート電極形成予定
    領域の前記別のゲート絶縁膜の上に金属膜を充填する工
    程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のゲート電極形成予定領域の充
    填材料の下には、前記ゲート絶縁膜と同じゲート絶縁膜
    が形成されている請求項3又は4記載の半導体装置の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記金属膜を充填する工程が、前記絶縁
    膜の上に少なくとも1種類以上の金属膜を堆積させた
    後、前記金属膜を研磨することにより行われる請求項
    3、4又は5記載の半導体装置の製造方法。
JP2000295904A 2000-09-28 2000-09-28 半導体装置及びその製造方法 Withdrawn JP2002110816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295904A JP2002110816A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295904A JP2002110816A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002110816A true JP2002110816A (ja) 2002-04-12

Family

ID=18778258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000295904A Withdrawn JP2002110816A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002110816A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8710567B2 (en) 2010-02-25 2014-04-29 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and manufacturing method thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8710567B2 (en) 2010-02-25 2014-04-29 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and manufacturing method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100391985B1 (ko) 축소가능한 2개의 트랜지스터로 구성된 기억소자의 제조방법
US6492217B1 (en) Complementary metal gates and a process for implementation
US7830703B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
US6723589B2 (en) Method of manufacturing thin film transistor in semiconductor device
JP2006351987A (ja) 不揮発性半導体装置およびその製造方法
KR20050080728A (ko) 반도체 기억 장치 및 그 제조 방법
JPH09232535A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH1032246A (ja) 半導体装置およびその製造方法
CN101202282A (zh) 具有压缩的器件隔离结构的半导体器件
US7285804B2 (en) Thyristor-based SRAM
JPH0536991A (ja) 半導体記憶装置
JP2006054292A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR100723476B1 (ko) 축소가능한 2개의 트랜지스터를 갖는 메모리셀 구조 및 그제조방법
CN107750396A (zh) 具有鳍间浮栅的半易失性嵌入式存储器装置和方法
US7148522B2 (en) Thyristor-based SRAM
JPH0548113A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP2002110816A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2003158206A (ja) フラットセルメモリ素子のシリサイド膜製造方法
US20030157758A1 (en) Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method therefor
CN104576341B (zh) 一种制作半导体器件的方法
JPH11307745A (ja) 非揮発性半導体素子及びその製造方法
JPS5838939B2 (ja) 集積回路
JP2001119002A (ja) 半導体記憶装置の製造方法及び半導体記憶装置
JP4480541B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPS59201463A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204