JP2002110783A - 半導体基板、半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体基板、半導体装置の製造方法及び半導体装置

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JP2002110783A
JP2002110783A JP2000282101A JP2000282101A JP2002110783A JP 2002110783 A JP2002110783 A JP 2002110783A JP 2000282101 A JP2000282101 A JP 2000282101A JP 2000282101 A JP2000282101 A JP 2000282101A JP 2002110783 A JP2002110783 A JP 2002110783A
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Kyoji Goto
恭二 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレンチ、ホール等の凹部に形成された金属
配線の導電特性の低下を十分に防止できる半導体基板等
を提供する。 【解決手段】 本発明による半導体基板1は、Si等か
ら成る基層100上に、凹部を成すトレンチ50(第1
の凹部)が形成された単層のSiO2等から成る絶縁層
101が設けられたものである。また、トレンチ50
は、断面が略台形状を成しており、D1<Dmax(D1
は、トレンチ50の延在方向に直交する方向の開口幅を
示し、Dmaxは、トレンチ50内の空間における最大
幅、つまり図1においてはトレンチ50の延在方向に直
交する方向の底面幅を示す)で表される関係を満たすよ
うに設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、半導
体装置の製造方法及びその半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体基板上への素子の高集積化
がこれまでにも増して加速され、半導体基板及び半導体
装置の微細化及び多層化が更に一段と進んでいる。これ
に伴い、半導体基板においては、各素子間の導電経路と
なる接続溝(トレンチ)、コンタクトホール、スルーホ
ール、ヴィアホール、等の凹部の幅が縮小され、アスペ
クト比が増大される傾向にある。よって、各素子間を接
続する電極配線の技術も微細化且つ多層化へと向かって
いる。
【0003】このような従来の半導体基板に設けられた
トレンチ等の凹部としては、断面が矩形を成しその開口
部から底壁に至る幅が略同じであるいわゆるプレーナタ
イプのもの、叉は、開口部から底壁に向かって幅が徐々
に狭くなるテーパタイプのものが一般的である。
【0004】また、このような凹部を有する半導体基板
に配線を施す技術としては、アルミニウム(Al)材料
を成膜する方法が公知である。具体的には、凹部に加熱
したAlを埋め込むと同時に基板表面のAlの平坦化を
図るリフロースパッタ法が挙げられ、また、アルペクト
比の増大に対応して化学的気相堆積(CVD)法、或い
はCVD法及び物理的気相堆積(PVD)法の組み合わ
せによる方法等が挙げられる。なお、通常、配線として
のAl層の下地膜として、窒化チタン(TiN)等から
成るバリア層、及び、そのバリア層の成膜時の濡れ性を
改善するためのチタン(Ti)層等が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者
は、上記形状の凹部を有する従来の半導体基板及びその
基板を用いて製造された半導体装置について詳細に検討
したところ、以下に示すような問題点があることを見出
した。すなわち;
【0006】(1)トレンチやホールへのCVD法によ
るAlの埋め込みは、ステップカバレッジ、ボトムカバ
レッジ等に優れ、つまり凹部の埋め込み性が十分に満足
のいくものであり、しかもリフロースパッタ法に比して
Al成膜時における低温化が可能である。しかし、その
後の処理工程において半導体基板が高温に曝された場
合、下地層であるTiN層及び/叉はTi層中のTiと
Alとが反応するおそれがある。こうなると、Al配線
の抵抗が増大する傾向にある。
【0007】(2)また、隣設された凹部に形成された
金属層は言わば一種のキャパシタとして機能し、このた
めに高集積化された素子では、線間容量(寄生容量)が
必ずしも十分に低減されず、いわゆる配線遅延が生じ易
くなる不都合があった。そして、これらの(1)叉は
(2)の事象が生じると、Al配線の導電特性ひいては
素子間の電気信号の伝送特性が低下する一因となるおそ
れがあった。
【0008】そこで、本発明はこのような事情に鑑みて
なされたものであり、トレンチ、ホール等の凹部に形成
された金属配線の導電特性の低下を十分に防止できる半
導体基板、その半導体基板を用いた半導体装置の製造方
法、及び、その半導体装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による半導体基板は、CVD法により金属、
具体的にはAlが埋め込まれて金属層(Alの場合はA
l層)の少なくとも一部が形成される第1の凹部を有す
るものであって、この第1の凹部が下記式(1); D1<Dmax …(1)、 で表される関係を満たすように設けられたものであるこ
とを特徴とする。ここで、式中、D1は第1の凹部の開
口幅、Dmaxは第1の凹部内の空間における最大幅を示
す。
【0010】このように構成された半導体基板では、例
えば、以下に示す方法により金属層が形成される。ま
ず、半導体基板にTiがPVD法により堆積されてTi
層が形成される。このとき、第1の凹部の開口幅が式
(1)で示すようにその凹部内の空間より狭められてい
るので、第1の凹部の底壁上には、Ti層が全面に堆積
されず一部に形成される。また、第1の凹部の内側壁に
はTiが堆積し難い。次に、このTi層上にTiNがC
VD法により堆積される。これにより、第1の凹部の内
壁全面にTiN層が形成される。
【0011】さらに、このTiN層上にAlをCVD法
により堆積させて第1の凹部内にAl膜が成膜される。
このとき、第1の凹部が式(1)で表されるように開口
部が内部に比べて狭められていても、第1の凹部の底壁
及び側壁はAlで十分に覆われ得る。更に、このAl膜
上にPVD法によりAlが堆積される。この際には、濡
れ性に優れる同種のAl膜が既に第1の凹部上に形成さ
れているので、第1の凹部はAlで十分に埋め込まれ、
ボイド(空隙)等を殆ど含まず且つ第1の凹部に対する
カバレッジに優れた金属配線層としてのAl層が形成さ
れ得る。
【0012】このとき、凹部の開口幅D1が凹部内の空
間における最大幅Dmaxよりも狭められているので、T
iN層と接触するAl層の容積が、テーパタイプやプレ
ーナタイプといった従来の凹部に比して小さくされ得
る。よって、Al層形成後に高温プロセスが実施されて
もTiとAlとの反応生成物の生成が抑制される。ま
た、第1の凹部の内側壁にTiが堆積し難く且つ底壁に
おけるTiN層下のTi量が従来よりも軽減され得るの
で、Ti層中のTiとAlとの反応による反応生成物の
生成量も軽減される。
【0013】しかも、第1の凹部の開口部が内部よりも
狭められているので、第1の凹部が半導体基板上に複数
設けられた場合に、第1の凹部間の距離、特に、開口部
間の距離が従来に比して増大される。これは、第1の凹
部に形成される金属層で擬制されるキャパシタの電極間
距離が増大することに相当する。よって、金属層間の容
量(寄生容量)が低減される。
【0014】また、第1の凹部の底壁に開口した第2の
凹部を更に有しており、第2の凹部が下記式(2); D2<D1 …(2)、 で表される関係を満たすように設けられたものであって
も好ましい。ここで、式中、D1は第1の凹部の開口幅
を示し、D2は第2の凹部の底壁幅を示す。
【0015】このようにすれば、第2の凹部の底壁幅が
第1の凹部の開口幅よりも大きくされているので、上述
のPVD法によるTiの堆積の際に、第1の凹部の底壁
における第2の凹部の開口部の周縁にのみTiが堆積さ
れ易い。よって、いわゆるデュアルダマシン法で形成さ
れた配線パターンを用いた場合に、第1の凹部内のTi
層のTi量を減少させ得る。よって、Ti層中のTiと
Alとの反応が抑制される。また、D2がD1より小さ
くされるので、第2の凹部の底壁の略全面が十分にTi
で覆われる。よって、第2の凹部に形成される金属層か
ら成る配線の信頼性を好適に維持できる。
【0016】また、本発明による半導体装置の製造方法
は、本発明の半導体基板を使用して半導体装置を生産す
るのに有効であり、半導体基板上に金属層が形成されて
成る半導体装置の製造方法であって、本発明の半導体基
板上にバリア層を形成せしめるバリア層形成工程と、バ
リア層上に金属層を形成せしめる金属層形成工程とを備
えることを特徴とする。
【0017】さらに、バリア層形成工程は、チタン層を
PVD法、特に好ましくはIMP(Ionized Metal Plas
ma)法等の指向性スパッタ法により半導体基板上に形成
せしめるPVD−Tiステップと、バリア層としての窒
化チタン層をCVD法によりそのチタン層上に形成せし
めるCVD−TiNステップとを有しており、金属層形
成工程は、アルミニウム層をCVD法により窒化チタン
層上に形成せしめるCVD−Alステップを有すること
が望ましい。加えて、CVD−Alステップで形成され
たAl層上に更なるAl層をPVD法により形成せしめ
るPVD−Alステップを有すると好適である。
【0018】また、本発明による半導体装置は、本発明
の半導体装置の製造方法によって有効に製造されるもの
であって、上記式(1)で表される関係を満たす第1の
凹部上、叉は、その第1の凹部及び上記式(2)で表さ
れる関係を満たす第2の凹部上、に形成されており、且
つ、チタン層及びこのチタン層上に形成された窒化チタ
ン層を含むバリア層と、このバリア層上に形成されたア
ルミニウム層とを有するものである。
【0019】なお、本発明における「半導体装置」と
は、半導体(半導体化合物を含む)を含むものであれば
特に限定されるものではなく、形態としては、例えば、
半導体単体又はその単層からなるもの、二種類以上の半
導体を含有して成るもの、二層以上の半導体層が積層さ
れたもの、所定の半導体以外の基体又は基層に半導体が
設けられたもの等が挙げられ、より具体的には、半導体
基板(ウェハ)そのもの、叉は、液晶基板等を挙げるこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置
関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づ
くものとする。また、図面の寸法比率は、図示の比率に
限られるものではない。
【0021】図1は、本発明による半導体基板の第1実
施形態を模式的に示す斜視図である。半導体基板1は、
ケイ素(Si)等から成る基層100上に、凹部を成す
トレンチ50(第1の凹部)が形成された単層のSiO
2等から成る絶縁層101が設けられたものである。こ
のトレンチ50には、後述するようにCVD法及びPV
D法によってアルミニウム等の金属が埋め込まれ、配線
層としてのアルミニウム層(金属層)が形成される。
【0022】また、トレンチ50は、断面が略台形状を
成しており、下記式(1); D1<Dmax …(1)、 で表される関係を満たすように設けられている。式中、
D1はトレンチ50の延在方向に直交する方向の開口幅
を示し、Dmaxはトレンチ50内の空間における最大
幅、つまり図1においてはトレンチ50の延在方向に直
交する方向の底面幅を示す。このような断面形状を有す
るトレンチ50は、例えば、いわゆるダマシン法(プロ
セス)によって形成されたものであり、基層100上に
成膜されたSiO2膜に対するエッチングにおいて、等
方性エッチと異方性エッチとを適宜所定の割合で且つ所
定の順序で実施することにより、所望の断面形状を得る
ことが可能である。
【0023】図2は、本発明による半導体基板の第2実
施形態を模式的に示す斜視図である。半導体基板2は、
ケイ素(Si)等から成る基層200上に、凹部を成す
トレンチ60(第1の凹部)が形成された単層のSiO
2等から成る絶縁層201が設けられたものである。ト
レンチ60には、例えばCVD法及びPVD法によって
アルミニウム等の金属が埋め込まれ、配線層としてのア
ルミニウム層(金属層)が形成され得る。また、トレン
チ60は、断面が略長円叉は略楕円状を成しており、上
記式(1)で表される関係を満たすように設けられてい
る。なお、図2においては、式(1)中のDmaxは、ト
レンチ60の延在方向に直交する方向の長径幅を示す。
【0024】このような断面形状を有するトレンチ60
は、図1に示す半導体基板1のトレンチ50と同様に、
いわゆるダマシン法によって形成されたものであり、基
層200上に成膜されたSiO2膜に対するエッチング
において、等方性エッチと異方性エッチとを適宜所定の
割合で且つ所定の順序で実施することにより、所望の断
面形状を得ることができる。特に、トレンチ60を形成
する際には、等方性エッチの割合を比較的多くすると好
適である。
【0025】図3は、本発明による半導体基板の第3実
施形態を模式的に示す斜視図である。半導体基板3は、
ケイ素(Si)等から成る基層300上に、凹部を成す
トレンチ70(第1の凹部)が形成された単層のSiO
2等から成る絶縁層301が設けられたものである。ま
た、トレンチ70は、断面が略台形状を成しており、上
記式(1)で表される関係を満たすように設けられてい
る。
【0026】さらに、絶縁層301には、トレンチ70
の底壁から基層300上に達するヴィアホール71(第
2の凹部)が設けられている。このヴィアホール71
は、いわゆるプレーナータイプの接続孔であり、下記式
(2); D2<D1 …(2)、 で表される関係を満たすように設けられたものである。
ここで、式中、D1はトレンチ70の延在方向に直交す
る方向の開口幅を示し、D2はヴィアホール71におい
て上記D1に沿う方向の開口幅を示す。
【0027】このような断面形状を有するトレンチ70
及びヴィアホール71は、例えば、いわゆるデュアルダ
マシン法によって形成されたものであり、基層300上
に成膜されたSiO2膜に対するエッチングにおいて、
等方性エッチと異方性エッチとを適宜所定の割合で且つ
所定の順序で実施することにより、所望の断面形状を得
ることが可能である。また、トレンチ70及びヴィアホ
ール71には、CVD法及びPVD法によってアルミニ
ウム等の金属が同時に叉は順次埋め込まれ、配線層とし
てのアルミニウム層(金属層)が形成され得る。
【0028】次に、半導体基板1〜3に対して金属層か
ら成る配線層を形成するのに好適な成膜装置の一例につ
いて説明する。図4は、本発明の半導体基板を使用して
半導体装置を生産するための成膜装置の一実施形態を示
す構成図である。
【0029】成膜装置10は、半導体基板1〜3にAl
材料を成膜する装置であって、図4に示すように、モノ
リスフレームと呼ばれるAlの一体成形物から成るメイ
ンフレーム12を備えるものである。このメインフレー
ム12は、バッファチャンバ14及びトランスファチャ
ンバ16を備えている。また、バッファチャンバ14及
びトランスファチャンバ16のそれぞれの内部には、半
導体基板1〜3を後述する所定の各チャンバへ減圧下で
搬送するための搬送用ロボットアーム30,32が設け
られている
【0030】さらに、バッファチャンバ14の周りに
は、半導体基板1〜3にCVD法によるTiN膜を形成
させるCVD−TiNチャンバ26と、半導体基板にC
VD法によるAl膜を形成させるためのCVD−Alチ
ャンバ28とが取り付けられている。CVD−TiNチ
ャンバ26には、TiN膜の原料であるテトラジメチル
アミノチタン(TDMAT)ガスを供給するための原料
ガス供給系27aが接続されている。また、この原料ガ
ス供給系27aにはTDMATガスの供給量を調節する
ための開閉弁、その駆動装置及び流量計(いずれも図示
せず)が設けられている。
【0031】また、CVD−Alチャンバ28には、ジ
メチルアルミニウムハイドライド(DMAH)ガスを供
給するための原料ガス供給系29aが接続されている。
そして、この原料ガス供給系29aにはDMAHガスの
供給量を調節するための開閉弁、その駆動装置及び流量
計(いずれも図示せず)が設けられている。さらに、C
VD−TiNチャンバ26及びCVD−Alチャンバ2
8には、それぞれのチャンバ26,28に収容された半
導体基板1〜3を加熱するための加熱装置26a,28
aが設けられている。
【0032】また、バッファチャンバ14の周りには、
バッファチャンバ14及びトランスファチャンバ16が
大気に開放されないように所定の真空度を保持するため
の2つのロードロックチャンバ34a,34bが配置さ
れている。このロードロックチャンバ34aに隣接する
位置には、半導体基板1〜3の脱ガス及びオリエンテー
ションフラット(以下、「オリフラ」という)の調整が
行われるデガスオリエンタチャンバ36が配置されてい
る。
【0033】また、ロードロックチャンバ34bに隣接
する位置には、水冷式のクールダウンチャンバ38が配
置されている。さらに、バッファチャンバ14とトラン
スファチャンバ16との間には、水冷式のクールダウン
チャンバ40、及び、半導体基板の表面に自然に形成さ
れた酸化薄膜や窒化薄膜が除去されるプレクリーンチャ
ンバ42が設けられている。
【0034】一方、トランスファチャンバ16の周りに
は、半導体基板1〜3にAl膜をスパッタリング法とい
ったPVD法によって形成させるPVD−Alチャンバ
18と、半導体基板1〜3にPVD法の一種であるIM
P法によってTi膜を形成させるIMP−Tiチャンバ
20とが取り付けられている。また、トランスファチャ
ンバ16の周りには、半導体基板1〜3にAl合金膜を
スパッタリング法によって形成させる別のPVD−Al
チャンバ22、及び、半導体基板1〜3を高温で加熱処
理するための加熱装置24aを有するデガスチャンバ2
4も取り付けられている。
【0035】さらに、上記各チャンバは、半導体基板1
〜3を載置させるためのサセプタ等の基板支持部を内部
に有しており、PVD−Alチャンバ18,22及びI
MP−Tiチャンバ20には、それぞれの内部に配置さ
れたサセプタを加熱するための加熱装置18b,22b
及び20bが設けられている。なお、Al合金膜を形成
させるためのスパッタターゲットとしては、Alを90
%以上、好ましくは95%以上含み、残部として、Al
以外の金属、例えばCu(銅)、ケイ素(Si)等、及
び、不可避不純物を含有する合金が例示される。
【0036】また、上述した各チャンバは全て連通して
設けられており、各連通部分は開閉可能なシャッタ(図
示せず)で仕切られている。これらシャッタによって、
各チャンバの内部圧力を互いに異なる圧力に保持でき、
そうすることにより、多段の圧力ステージが分割形成さ
れる。また、CVD−TiNチャンバ26及びCVD−
Alチャンバ28は、バッファチャンバ14及びトラン
スファチャンバ16に比して内部圧力が低くされる。
【0037】これにより、バッファチャンバ14及びト
ランスファチャンバ16の間を仕切るシャッタが開いて
いるときにも、CVD−TiNチャンバ26及びCVD
−Alチャンバ28内でそれぞれ用いられるTDMAT
ガス及びDMAHガスが、バッファチャンバ14からト
ランスファチャンバ16を通って、PVD−Alチャン
バ18,22、IMP−Tiチャンバ20及びデガスチ
ャンバ24に流入しないようになっており、各チャンバ
間のクロスコンタミネーションが防止される。
【0038】さらに、成膜装置10には、CVD−Ti
Nチャンバ26、CVD−Alチャンバ28、PVD−
Alチャンバ18,22、IMP−Tiチャンバ20、
及び、デガスチャンバ24内における成膜温度、並び
に、TDMATガス及びDMAHガスの流量を調節する
ための図示しない制御部が設けられている。この制御部
により、原料ガスの流量及び各チャンバにおける成膜温
度のフィードバック制御が行われるようになっている。
【0039】以上のように構成された成膜装置10を用
いた本発明による半導体装置の製造方法の好適な実施形
態について、図5(A)〜(D)及び図6(A)〜
(D)を参照して説明する。
【0040】図5(A)〜(D)は、本発明による半導
体装置の製造方法の第1実施形態によって半導体装置を
製造している状態を示す工程図であり、具体的には、半
導体基板1にAlを含んで成る金属層を成膜する工程を
順次示す模式断面図である。この場合には、まず、図4
に示すロードロックチャンバ34a,34b、バッファ
チャンバ14、プレクリーンチャンバ42、トランスフ
ァチャンバ16、CVD−TiNチャンバ26、CVD
−Alチャンバ28、PVD−Alチャンバ18,2
2、IMP−Tiチャンバ20、デガスオリエンタチャ
ンバ36、及び、クールダウンチャンバ38の内部を図
示しない真空ポンプにより減圧し、各チャンバ内を高真
空度、且つ、各チャンバ間で互いに異なる所定の圧力と
する。
【0041】次に、ロードロックチャンバ34a,34
bとバッファチャンバ14との連通部分をシャッタで閉
じ、ロードロックチャンバ34a,34bの内部を大気
圧に開放する。そして、図5(A)に示す半導体基板1
をサセプタ上の所定の位置に載置する。このとき、半導
体基板1のオリフラは予め調整されている。
【0042】その後、ロードロックチャンバ34a,3
4bを閉じて内部を排気し所定の減圧状態(真空度)と
する。そして、図4に示す搬送用ロボットアーム30を
用いて半導体基板1をデガスオリエンタチャンバ36内
のサセプタに移載した後、半導体基板1表面の脱ガス及
びオリフラの微調整を行なう。その後、その半導体基板
1を搬送用ロボットアーム30でプレクリーンチャンバ
42内に移動し、半導体基板1の表面に形成された自然
酸化膜等の不要な膜を取り除く。
【0043】次いで、搬送用ロボットアーム32を用い
てこの半導体基板1をIMP−Tiチャンバ20内のサ
セプタに移載する。この状態で、IMP法によって半導
体基板1上にTi層102(図5(B)参照)を形成さ
せる(PVD−Tiステップ)。このとき、トレンチ5
0の開口部が式(1)を満たすように狭められているの
で、図示の如く、主に絶縁層101面上、及び、トレン
チ50の底壁上の一部にTiが堆積する。この工程にお
けるTi層102の成膜条件としては、例えば以下の条
件が挙げられる。 〈PVD−TiステップにおけるTi層の成膜条件〉 ・チャンバ内圧力:1.3〜4.0Pa(0.01〜0.03Torr) ・成膜温度:100〜200℃、より好ましくは140〜190℃ ・Ti層厚:例えば10〜100nm
【0044】次に、搬送用ロボットアーム32,30を
使用し、Ti層102が形成された半導体基板1bを、
トランスファチャンバ16及びバッファチャンバ14を
経由して、CVD−TiNチャンバ26内のサセプタに
移載する。そして、原料ガス供給系27aから所要量の
TDMATガスをCVD−TiNチャンバ26内に導入
する。この状態で、CVD法によってTi層102の上
にTiN層103(バリア層;図3(C)参照)を形成
させる(CVD−TiNステップ)。この工程における
TiN層103の成膜条件としては、例えば以下の条件
が挙げられる。
【0045】〈CVD−TiNステップにおけるTiN
層の成膜条件〉 ・チャンバ内圧力:0.2〜13kPa(1.5〜10Torr) ・成膜温度:350〜450℃、より好ましくは400〜430℃ ・TiN層厚:例えば2〜20nm ・バブリングガス及びガス流量:ヘリウム(He)、0.
1〜2.0L/min
【0046】さらに、搬送用ロボットアーム30を使用
して、TiN層103が形成された半導体基板1cをC
VD−Alチャンバ28内のサセプタに移載する。そし
て、原料ガス供給系29aから所要量のDMAHガスを
CVD−Alチャンバ28内に導入する。この状態で、
CVD法によってTiN層103上に、Al膜を形成さ
せる(CVD−Alステップ)。この工程におけるAl
膜の成膜条件としては、例えば以下の条件が挙げられ
る。 〈CVD−Al工程におけるAl膜の成膜条件〉 ・チャンバ内圧力:0.067〜5.3kPa(0.5〜40Torr) ・成膜温度:180〜240℃、より好ましくは210〜220℃ ・Al膜厚:例えば20〜100nm ・バブリングガス及びガス流量:アルゴン(Ar)、0.
1〜2.0L/min
【0047】さらに、CVD法により成膜されたAl膜
を有する半導体基板を、再びバッファチャンバ14及び
トランスファチャンバ16を経由して、今度はPVD−
Alチャンバ18,22のうちいずれか一方のサセプタ
に移載する。ここで、PVD−Alチャンバ18を用い
た場合には、Al膜の上にスパッタリング法によって更
なるAl膜を堆積せしめ(PVD−Alステップ)、T
iN層103上に金属層としてのAl層104を形成せ
しめる(金属層形成工程;図5(D)参照)。こうし
て、Al層104から成る金属層が形成された半導体基
板1d(半導体装置)を得る。なお、PVD−Alチャ
ンバ22を用いた場合には、Al層104としてAl合
金から成る層を形成させることができる(PVD−Al
ステップ)。
【0048】この工程におけるAl層104の成膜条件
としては、好ましくは以下の条件が挙げられる。 〈PVD−AlステップにおけるAl層の成膜条件〉 ・チャンバ内圧力:0.67〜4.0Pa(0.005〜0.03Torr) ・成膜温度:380〜420℃、より好ましくは390〜400℃ ・Al層厚:例えば100〜1500nm
【0049】図6(A)〜(D)は、本発明による半導
体装置の製造方法の第2実施形態によって半導体装置を
製造している状態を示す工程図であり、具体的には、半
導体基板3にAlを含んで成る金属層を成膜する工程を
順次示す模式断面図である。本実施形態では、半導体基
板1の代りに半導体基板3を用いること以外は、上述し
た製造方法と同等であり、チャンバ間の半導体基板3の
移送方法、成膜条件の例示等についてはここでの説明を
省略する。
【0050】まず、半導体基板3のオリフラの調整、表
面の脱ガス、自然酸化膜の除去等の成膜準備を行った
後、半導体基板3をIMP−Tiチャンバ20内に導入
し、IMP法によって半導体基板3上にTi層302
(図6(B)参照)を形成させる(PVD−Tiステッ
プ)。このとき、トレンチ70の開口部が式(1)を満
たすように狭められており、更に式(2)で表される関
係を満たすようにヴィアホール71がトレンチ70の底
壁に開口しているので、図示の如く、主に絶縁層301
面上及びヴィアホール71の底壁上にTiが堆積する。
また、ヴィアホール71の開口部の縁部にもTiが堆積
し得る。
【0051】次に、Ti層302が形成された半導体基
板3b上に、CVD−TiNチャンバ26内でCVD法
によってTiN層303(バリア層;図6(C)参照)
を形成させる(CVD−TiNステップ)。次いで、T
iN層303が形成された半導体基板3c上に、CVD
−Alチャンバ28内でCVD法によってAl膜を形成
させる(CVD−Alステップ)。さらに、CVD法に
より成膜されたAl膜を有する半導体基板上に、PVD
−Alチャンバ18,22のうちいずれか一方でPVD
法により更にAl叉はAl合金を堆積させてAl層30
4(金属層)を形成させる(金属層形成工程;図6
(D)参照)。こうして、Al層304から成る金属層
が形成された半導体基板3d(半導体装置)を得る。
【0052】このように構成された半導体基板1〜3、
それらを用いた半導体装置の製造方法及びその半導体装
置(半導体基板1d,3d)によれば、トレンチ50,
60,70の開口部が式(1)で表されるように内部に
比べて狭められていても、CVD法によりTiN層10
3,303及びAl膜が形成されるので、トレンチ5
0,60,70の底壁及び側壁がTiN及びAlで十分
に覆われる。また、このCVD法によるAl膜上にPV
D法によりAlが堆積されるので、同種材料によって言
わば濡れ性が高められ、これにより、トレンチ50,6
0,70はAlで十分に埋め込まれる。よって、ボイド
(空隙)等を殆ど含まず且つトレンチ50,60,70
のカバレッジに優れたAl層104,304を形成でき
る。
【0053】また、トレンチ50,60,70の開口幅
D1が内部の空間における最大幅Dmaxよりも狭められ
ているので、TiN層103,303と接触するAl層
104,304の容積を、テーパタイプやプレーナタイ
プといった従来のトレンチ等に比して低減できる。よっ
て、Al層104,304の形成後に高温プロセスが実
施されてもTiとAlとの反応生成物(Al3Ti等)
の生成を抑制できる。よって、Al層104,304の
抵抗の増大を十分に抑制でき、金属配線の導電特性の低
下をひいては素子間の伝送特性の低下を十分に防止でき
る。
【0054】さらに、トレンチ50,60,70の開口
幅D1が従来よりも狭められ得るので、それらの底壁に
おけるTiN層103,303下のTi量を従来に比し
て軽減できる。その結果、Ti層102,302中のT
iとAlとの反応による反応生成物の生成量をも低減で
きる。したがって、Al層104,304の抵抗の増大
を一層抑制でき、金属配線の導電特性の低下を更に防止
できる。
【0055】またさらに、トレンチ50,60,70の
開口部が内部よりも狭められているので、トレンチ5
0,60,70が半導体基板1〜3に複数設けられてい
る場合に、トレンチ50,60,70間の距離、特に、
開口部間の距離を従来に比して大きくできる。その結
果、トレンチ50,60,70内に形成されたAl層1
04,304によって擬似的に形成されるキャパシタの
電極間距離が増大されたのと同じ効果が得られる。よっ
て、Al層104,304から成る配線間の容量(寄生
容量)を低減できる。したがって、半導体基板1d,3
dにおける配線遅延の発生を十分に抑止でき、金属配線
の導電特性の低下を更に一層防止できる。
【0056】また、従来のプレーナータイプ叉はテーパ
タイプのトレンチでは、埋め込まれたAl等が化学機械
研磨(CMP)等で研磨されたときにAl層に残留する
ストレス(内部応力)により、場合によっては、後工程
で高温に曝されたときに凸状に隆起してしまうことがあ
った。これに対し、半導体基板1〜3では、トレンチ5
0,60,70の内容積を従来に比して少量とし得るの
で、同様な高温工程においてもAl層104.304の
隆起が起こり難くなる利点もある。
【0057】さらに、ヴィアホール71の底壁幅D2が
トレンチ70の開口幅D1よりも大きくされているの
で、PVD法によるTiの堆積の際に、トレンチ70の
底壁におけるヴィアホール71の開口部周縁にTiが堆
積される。よって、デュアルダマシン法で形成された配
線パターンを有する半導体基板3に対し、トレンチ70
内のTi層302中のTi量を軽減できる。よって、T
i層302中のTiとAlとの反応をより一層抑制でき
る。したがって、Al層304の抵抗の増大ひいては金
属配線の導電特性の低下を更に一層防止できる。
【0058】さらにまた、ヴィアホール71の開口幅
(底壁幅)D2がトレンチ70の開口幅D1よりも小さ
くされるので、PVD法によるTiの堆積に際し、ヴィ
アホール71の底壁の略全面をTiで覆うことが可能で
ある。よって、ヴィアホール71に形成されるAl層3
04の信頼性の低下を十分に防止できる利点がある。
【0059】また、TiN層103,303の原料とし
てTDMATガスを用いているので、原料となり得る他
のガス、例えばテトラジエチルアミノチタン(TDEA
T)等の他のTiの有機化合物を用いた場合に比して、
解離反応における活性化エネルギーが小さく、且つ、T
i層102,302上への選択成長性に優れており、C
VDにおける反応効率が高められる利点がある。よっ
て、開口部が狭められたトレンチ50,60,70にお
いても、TiN層103,303の成膜速度が高められ
ると共に、内壁面のカバレッジを更に向上させることが
可能となる。
【0060】さらに、CVD法によるAl膜の原料とし
てDMAHガスを用いるので、例えば、ジメチルアルミ
ニウム、トリメチルアルミニウム、トリイソブチルアル
ミニウム等のAlの有機金属化合物やアラン(Al
3H)等の水素化物といった他の原料ガスを用いた場合
に比して、解離反応における活性化エネルギーが小さ
く、且つ、TiN層103,303上への選択成長性に
優れており、CVDにおける反応効率が高められる利点
がある。よって、開口部が狭められたトレンチ50,6
0,70においても、Al膜の成膜速度が高められると
共に、内壁面のカバレッジを更に向上させることが可能
となる。
【0061】またさらに、Al層104,304をCV
D法のみならずPVD法を併用して形成せしめるので、
Al層104,304の生成速度を高めることができ
る。よって、CVD法のみでAl層104,304を形
成させるよりも、スループットを向上させることがで
き、半導体装置の生産性が向上される。
【0062】なお、上述した本発明の実施形態において
は、絶縁層101,201,301は単層からなる場合
に限定されない。また、CVD−Alチャンバ26,2
8は、バッファチャンバ14に隣接して設けられるが、
使用圧力に応じてトランスファチャンバ16に隣接して
設けてもよい。また、各チャンバの設置位置及び互いの
位置関係は、図4に示す配置に限られるものではなく、
各チャンバはどの位置に設置されてもよい。このとき、
必要に応じて、チャンバ間の半導体基板1〜33の移動
が最小限となるように各チャンバを配置すると好適であ
る。
【0063】さらに、PVD−Alチャンバ18,22
は必ずしも必要ではなく、或いはいずれか一方のみでも
よい。前者の場合、条件等によってはCVD法のみによ
ってAl層104,304を形成せしめても構わない。
さらに、CVD法を用いた工程では、成膜後の膜をプラ
ズマによって表面処理してもよく、例えば、上述したC
VD−TiNチャンバ26においてDMATガスによっ
て成膜されたTiN層103,303を、プロセスガス
として例えばH2ガス及びN2ガスを供給しながらプラズ
マ処理してもよい。この場合、TiN層103,303
の改質が行われ、一層安定した膜が得られる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体基
板、その半導体基板を用いた半導体装置の製造方法、及
び、その半導体装置によれば、トレンチ、ホール等の凹
部に形成された金属配線の導電特性の低下を十分に防止
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体基板の第1実施形態を模式
的に示す斜視図である。
【図2】本発明による半導体基板の第2実施形態を模式
的に示す斜視図である。
【図3】本発明による半導体基板の第3実施形態を模式
的に示す斜視図である。
【図4】本発明の半導体基板を使用して半導体装置を生
産するための成膜装置の一実施形態を示す構成図であ
る。
【図5】図5(A)〜(D)は、本発明による半導体装
置の製造方法の第1実施形態によって半導体装置を製造
している状態を示す工程図であり、具体的には、半導体
基板1にAlを含んで成る金属層を成膜する工程を順次
示す模式断面図である。
【図6】図6(A)〜(D)は、本発明による半導体装
置の製造方法の第2実施形態によって半導体装置を製造
している状態を示す工程図であり、具体的には、半導体
基板3にAlを含んで成る金属層を成膜する工程を順次
示す模式断面図である。
【符号の説明】
1,2,3…半導体基板、1d,3d…半導体基板(半
導体装置)、10…成膜装置、50,60,70…トレ
ンチ(第1の凹部)、71…ヴィアホール(第2の凹
部)、102,302…Ti層、103,303…Ti
N層(バリア層)、104,304…Al層(金属
層)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/3205 H01L 21/88 N R (72)発明者 後藤 恭二 千葉県成田市新泉14−3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン 株式会社内 Fターム(参考) 4M104 AA01 BB02 BB14 BB30 CC01 DD07 DD16 DD23 DD33 DD37 DD43 FF08 FF18 FF22 HH16 5F033 HH08 HH18 HH33 JJ08 JJ18 JJ33 KK01 MM01 MM02 MM12 MM13 MM17 MM19 NN06 NN07 NN30 PP06 PP14 PP15 PP33 QQ09 QQ22 QQ37 QQ48 QQ90 QQ92 QQ94 RR04 XX10 XX25 5F103 AA02 AA08 DD28 HH03 LL14 NN01 NN04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学気相堆積法により金属が埋め込まれ
    て金属層の少なくとも一部が形成される第1の凹部を有
    する半導体基板であって、 前記第1の凹部が下記式(1); D1<Dmax …(1)、 D1:該第1の凹部の開口幅、 Dmax:該第1の凹部内の空間における最大幅、 で表される関係を満たすように設けられたものである、
    ことを特徴とする半導体基板。
  2. 【請求項2】 前記第1の凹部の底壁に開口した第2の
    凹部を更に有しており、 前記第2の凹部が下記式(2); D2<D1 …(2)、 D1:前記第1の凹部の開口幅、 D2:該第2の凹部の底壁幅、 で表される関係を満たすように設けられたものである、
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体基板。
  3. 【請求項3】 前記第1の凹部は、前記金属としてアル
    ミニウムが埋め込まれ、前記金属層としてアルミニウム
    層が形成されるものである、ことを特徴とする請求項1
    叉は2に記載の半導体基板。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に金属層が形成されて成る
    半導体装置の製造方法であって、 前記半導体基板として、請求項1〜3のいずれか一項に
    記載の半導体基板上にバリア層を形成せしめるバリア層
    形成工程と、 前記バリア層上に前記金属層を形成せしめる金属層形成
    工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記バリア層形成工程は、チタン層をP
    VD法により前記半導体基板上に形成せしめるPVD−
    Tiステップと、前記バリア層としての窒化チタン層を
    化学的気相堆積法により該チタン層上に形成せしめるC
    VD−TiNステップと、を有しており、 前記金属層形成工程は、アルミニウム層を化学的気相堆
    積法により前記窒化チタン層上に形成せしめるCVD−
    Alステップを有する、ことを特徴とする請求項4記載
    の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 下記式(1); D1<Dmax …(1)、 D1:第1の凹部の開口幅、 Dmax:該第1の凹部内の空間における最大幅、 で表される関係を満たす該第1の凹部上、叉は、該第1
    の凹部及び下記式(2); D2<D1 …(2)、 D1:前記第1の凹部の開口幅、 D2:第2の凹部の底壁幅、 で表される関係を満たす該第2の凹部上、に形成されて
    おり、且つ、チタン層及び該チタン層上に形成された窒
    化チタン層を含むバリア層と、 前記バリア層上に形成されたアルミニウム層と、を有す
    ることを特徴とする半導体装置。
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