JP2002110136A - 電極端子用材料及びそれを用いた二次電池 - Google Patents

電極端子用材料及びそれを用いた二次電池

Info

Publication number
JP2002110136A
JP2002110136A JP2000302229A JP2000302229A JP2002110136A JP 2002110136 A JP2002110136 A JP 2002110136A JP 2000302229 A JP2000302229 A JP 2000302229A JP 2000302229 A JP2000302229 A JP 2000302229A JP 2002110136 A JP2002110136 A JP 2002110136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode terminal
secondary battery
contact
terminal material
contact surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000302229A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Nakajima
均 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000302229A priority Critical patent/JP2002110136A/ja
Publication of JP2002110136A publication Critical patent/JP2002110136A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃等による接触不良を抑制することが可能
な電極端子材料を提供すること。 【解決手段】 外部端子と接触させ、前記外部端子と電
気的導通を取るための接触面を有する電極端子用材料に
おいて、前記電極端子用材料を純度98%以上のニッケ
ルからなるものとし、前記接触面の表面粗さRaを0.
12μm以下とし、かつ前記接触面の少なくとも一部に
厚さ0.1μm以上5μm以下の主として金からなるメ
ッキを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部端子と電気的
導通を取るための電極端子用材料及びそれを用いた二次
電池に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機等の移動通信機器には、電源
として二次電池が使用されている。この二次電池の外側
表面には外部回路へ電流を供給するための平板状の電極
端子が設けられており、この電極端子に外部回路等とつ
ながる外部端子を接触させることにより外部回路へ電力
を供給している。しかしながら、このような接触式の端
子では、外部からの衝撃により導通が瞬間的に途絶える
ことがある。
【0003】このため、一端部に差込みが設けられたリ
ードを二次電池に設けることにより、この差込みを介し
て二次電池と外部回路とを接続する方法(プラグ方式)
が考えだされた。この方法によれば、二次電池と外部回
路とが差込を介して確実に接続されるため、電流の不安
定や切断がなく、信頼性に優れた通信機器とすることが
できる。
【0004】しかしながら、機器の小型化のためリード
線やコネクタは細く、小さくする必要があり、取り付
け、取り外しの際に断線が生じるという事故も発生して
きた。一旦発生すると、電池交換以外は再生不可能であ
り電話機メーカのユーザにおける信頼を大きく損なうも
のがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、二次
電池の平板状電極端子と、外部回路とつながる外部端子
とを単に接触させただけでは、衝撃などにより電流が不
安定になったり、導通が瞬間的に途絶えたりすることが
避けられない。このため、回路故障というような問題が
発生する可能性があり、記憶装置を用いる電気機器では
メモリの喪失というような問題もあった。
【0006】本発明は上記したような問題を解決するた
めになされたものであって、これまでの回路設計、加工
方法、組立方法に大きな変更を加えることなく、電極端
子と外部端子との電気的導通を簡単かつ確実に可能にす
る電極端子用材料を提供することを目的としている。
【0007】また、本発明は設置場所が少なくて済み、
かつ電気的導通を確実に確保することのできる上記電極
端子用材料を具備する二次電池を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の接
点周辺部の詳細な調査を行った結果、電流の不安定や切
断の原因が衝撃による接触部の微妙なずれにあることを
見いだした。このような知見に基づいて、さらに接触部
の接触圧力、接触面積等を調査、検討した結果、材料の
表面粗さを制御することが電流の不安定や切断に対して
最も効果的であることを見いだした。
【0009】本発明の電極端子用材料は、外部端子と接
触させ、前記外部端子と電気的導通を取るための接触面
を有する電極端子用材料において、前記接触面の表面粗
さRaが0.12μm以下であることを特徴とするもの
である。前記接触面の表面粗さRaは0.10μm以下
であればより好ましい。なお、表面粗さRaとはJIS
規格B0601−1994により規定されるものであ
る。
【0010】前記電極端子用材料を形成する材料として
は、例えば純度98%以上のニッケルを用いることがで
きる。前記接触面には厚さ0.10μm以上5μm以下
のメッキ層を形成することが好ましく、前記メッキ層の
材料としては、主として金からなるものが好ましい。
【0011】本発明の二次電池は上記した電極端子用材
料を具備するものである。
【0012】本発明の電極端子用材料は、接触面の表面
粗さRaを0.12μm以下とすることにより、外部端
子と電極端子との接触抵抗を低減させ、衝撃等によりこ
れらの接触部分における微妙なずれによる接触不良を抑
制することができる。本発明の電極端子用材料では、接
触面の表面粗さRaを0.10μm以下とすることによ
り、さらにこれらの接触を確実なものとし、電流の不安
定性や不測の電流遮断を有効に抑制することができる。
【0013】前記接触面に厚さ0.1μm以上5μm以
下のメッキ層を形成することにより、前記接触面の表面
粗さを維持したまま、十分な密着性を得ることが可能と
なる。
【0014】本発明の二次電池は上記した電極端子用材
料を用いることにより、二次電池の電極端子部分の構造
を複雑にすることなく電極端子部分の安定した導通を確
保することができ、これを用いた通信機器の小型化、信
頼性の向上を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の電極端子用材料を用いて作
製された二次電池1の一例を示した外観図である。
【0017】この二次電池1の一方の主面2の端部に
は、外部回路とつながる外部端子を接触させ、電力を供
給するための電極端子3が設けられている。この電極端
子3の表面粗さRaは0.12μm以下である。ここ
で、表面粗さRaとはJIS規格B0601−1994
により規定されるものである。
【0018】このような二次電池は、例えば図2に示さ
れるような携帯通信機器4に用いられる。図2におい
て、破線で示された楕円部分の内部構造を図3に示す。
【0019】図3に示されるように、携帯通信機器4等
には、二次電池挿入部分に外部回路とつながる外部端子
5が予め設置されている。この、二次電池挿入部分に図
1に示されるような二次電池を前記主面2が下側になる
ように配置し、二次電池の電極端子3と通信機器4に設
けられた前記外部端子5とを接触させる。
【0020】本発明の電極端子用材料をこのような二次
電池の電極端子に用いることにより、電極端子3と外部
端子5との接触を確実なものとし、衝撃等によりこれら
の接触部分が離れることによる一時的な接触不良を抑制
することができる。
【0021】この電極端子3の接触面の表面粗さRaは
0.10μm以下とすることで、さらに電極端子3と外
部端子5との接触を確実なものとすることができる。
【0022】このような電極端子を形成する材料として
は、電極端子として使用可能な金属材料であれば特に材
料に制限はないが、純度98%以上のニッケルを用いる
ことが好ましい。純度98%以上のニッケルを用いるこ
とにより、導電率、強度に優れる電極端子用材料とする
ことができる。
【0023】このような電極端子には、さらにメッキ層
を形成することが好ましく、特に主として金からなるメ
ッキ層を形成することが好ましい。この理由としては、
メッキ層を形成することによる耐摩耗性の向上および接
触抵抗の低減が挙げられる。しかしながら、5μmを超
える厚さのメッキ層を形成した場合、接触面の表面粗さ
Raが変化してしまい、上記表面粗さを維持することが
困難となるため、厚さは5μm以下とすることが好まし
い。
【0024】本発明の電極端子用材料において、Raを
所定の範囲にする方法としては、例えば表面に所定のR
aを有するロールを電極端子用材料に接触させ、ロール
の表面形状を転写させる方法が挙げられる。また、他の
方法としては、電極端子用材料の表面を砥石等を用いて
加工する方法が挙げられる。
【0025】さらに、このような電極端子用材料の接触
面にメッキを形成する方法としては、通常のメッキ方法
を適用することが可能であり、メッキ方法は特に制限さ
れるものではない。
【0026】また、本発明の二次電池としては、例えば
図1に示されるような形状のものが挙げられるが、形状
については特に制限はなく、また電池の種類についても
制限を受けるものではない。
【0027】
【実施例】次に本発明の実施の形態について、実施例を
参照して説明する。
【0028】実施例1〜4 純度99.7%のニッケル板に、本発明の範囲内のRa
を有するロールを押し当て、当該ロールの表面形状を前
記ニッケル板に転写し、さらにメッキ層を1〜5μmの
範囲で設けた後、所定の大きさに加工し本発明の実施例
である電極端子用材料を作製した。
【0029】この電極端子用材料を、図1に示されるよ
うな形状の二次電池の電極端子部分に用い、二次電池を
作製した。各実施例のRa、メッキ層の厚さは表1に示
す通りとした。
【0030】比較例1〜3 実施例1と同組成のニッケル板を用い、このニッケル板
に本発明の範囲外のRaを有するロールを押し当て、当
該ロールの表面形状を前記ニッケル板に転写し、さらに
メッキ層を1〜8μm設け、これを所定の大きさに加工
し比較例の電極端子用材料を作製した。さらに、実施例
1と同様に、この電極端子を用いて二次電池を作製し
た。各比較例のRa、メッキ層の厚さは表1に示す通り
とした。
【0031】
【表1】 次に、これらの二次電池を試験用機器に装着し、10c
mの高さから落下させた場合の導通の途切れ具合を試験
した。
【0032】本試験に用いた試験用機器は、図3に示さ
れるような電極端子と外部端子とが直接接触する構造の
ものとした。外部端子にはリードを介して外部記録器を
接続し、導通の途切れ具合が確認できるようにした。試
験は各実施例、比較例につき、それぞれ1000回ずつ
実施し、瞬断の発生回数が0のものを合格、1〜5のも
のをグレーゾーン、それ以上のものを不合格として判定
を行った。各実施例および比較例についての試験結果を
あわせて表1に示す。
【0033】
【発明の効果】本発明の電極端子用材料は、電極端子材
料の接触面の表面粗さRaを0.12μm以下とするこ
とにより、外部端子と電極端子との接触を確実なものと
し、衝撃等による一時的な導通不良を抑制することがで
きる。
【0034】また、前記電極端子材料の外部端子との接
触面に主として金からなる厚さ0.1μm以上5μm以
下のメッキ層を形成することにより、耐摩耗性の向上お
よび接触抵抗の低減等も可能になる。
【0035】また、本発明の二次電池は、上記した電極
端子用材料を具備することにより、省スペース化、良好
な導通の確保が可能となり、これを用いる通信機器の小
型化、信頼性の向上に寄与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極端子用材料を用いた二次電池を示
した斜視図。
【図2】二次電池が使用される通信機器の一例を示した
外観図。
【図3】二次電池の電極端子と外部端子との接触方法の
一例を示した断面図。
【符号の説明】
1…二次電池 3…電極端子 5…外部端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端子と接触させ、前記外部端子と電
    気的導通を取るための接触面を有する電極端子用材料に
    おいて、 前記接触面の表面粗さRaが0.12μm以下であるこ
    とを特徴とする電極端子用材料。
  2. 【請求項2】 前記接触面の表面粗さRaが0.10μ
    m以下であることを特徴とする電極端子用材料。
  3. 【請求項3】 純度98%以上のニッケルからなること
    を特徴とする請求項1または2記載の電極端子用材料。
  4. 【請求項4】 前記接触面の少なくとも一部に厚さ0.
    1μm以上5μm以下のメッキ層が形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の電極
    端子用材料。
  5. 【請求項5】 前記メッキ層は主として金からなること
    を特徴とする請求項4記載の電極端子用材料。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項記載の電
    極端子用材料を具備することを特徴とする二次電池。
JP2000302229A 2000-10-02 2000-10-02 電極端子用材料及びそれを用いた二次電池 Withdrawn JP2002110136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000302229A JP2002110136A (ja) 2000-10-02 2000-10-02 電極端子用材料及びそれを用いた二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000302229A JP2002110136A (ja) 2000-10-02 2000-10-02 電極端子用材料及びそれを用いた二次電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002110136A true JP2002110136A (ja) 2002-04-12

Family

ID=18783614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000302229A Withdrawn JP2002110136A (ja) 2000-10-02 2000-10-02 電極端子用材料及びそれを用いた二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002110136A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013137121A1 (ja) * 2012-03-14 2013-09-19 Dowaメタルテック株式会社 銀めっき材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013137121A1 (ja) * 2012-03-14 2013-09-19 Dowaメタルテック株式会社 銀めっき材
JP2013189681A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Dowa Metaltech Kk 銀めっき材
US9905951B2 (en) 2012-03-14 2018-02-27 Dowa Metaltech Co., Ltd. Silver-plated product

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5876241A (en) Horizontal battery connector
CN101267029B (zh) 连接端子和使用该连接端子的二次电池
JP2001004698A5 (ja)
KR100428606B1 (ko) 배터리커넥터
CA2546791A1 (en) Fuel cell manufacturing method and fuel cell having a dielectric layer formed in pores of an electrolyte layer
EP2783406B1 (en) Battery comprising an electric connector
CN101849325A (zh) 能够连接于印刷线路板的连接器
JP2004193073A (ja) 圧着端子
CN113330630A (zh) 电极组件和电池
EP2466666A2 (en) Battery for wireless mobile communication device
KR20040018120A (ko) 전자장치에 포함된 버튼형 배터리용 커넥터
US20100316896A1 (en) Battery for wireless mobile communication device
US6478586B1 (en) Electrical connector having conductive terminals that are provided with a dielectric coating
JPH07272773A (ja) 圧接端子
US9293865B2 (en) High digital bandwidth connection apparatus
US6224388B1 (en) In-board connector
JP2002110136A (ja) 電極端子用材料及びそれを用いた二次電池
CN113783007B (zh) 接触端子、电连接器及电子设备
CN214411333U (zh) 电池和终端设备
CN110892548A (zh) 用于向紧急电话供电的电池模块
WO2023123623A1 (zh) 接触端子、电连接器及电子设备
US6319054B1 (en) Electrical connector
JP3035544B1 (ja) コネクタタ―ミナル
CN213905096U (zh) 一种无线充电线圈结构
JPH07508612A (ja) 蓄電池のための電極素子

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204