JP2002110057A - シャドウマスク構体及びカラー受像管 - Google Patents

シャドウマスク構体及びカラー受像管

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JP2002110057A JP2000298537A JP2000298537A JP2002110057A JP 2002110057 A JP2002110057 A JP 2002110057A JP 2000298537 A JP2000298537 A JP 2000298537A JP 2000298537 A JP2000298537 A JP 2000298537A JP 2002110057 A JP2002110057 A JP 2002110057A
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Takashi Enomoto
貴志 榎本
Yuji Kuwabara
雄二 桑原
Tokuo Hashimoto
徳夫 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャドウマスクに張力を印加してマスクフレ
ームに張架する展張方式のシャドウマスク構体では、シ
ャドウマスクを張架保持するアーム部材の中央部分での
剛性が小さいために、軽量形のマスクフレームでは変形
が生じやすく、変形を起こすとシャドウマスクの固有振
動数が低下して振動特性の悪化や色ずれが発生していた
が、軽量化を損なうことなくこれらの悪化要因を除去し
たシャドウマスク構体及びカラー受像管を提供する。 【解決手段】 互いに対向する一対の断面円形状の第1
のアーム部材25間にシャドウマスク16を展張方式に
よって張架し、この第1のアーム部材25に連接する一
対の断面円形状の第2のアーム部材26とでシャドウマ
スク構体18を構成し、第1のアーム部材25のシャド
ウマスク16の溶接面を、常に曲面状を呈するように形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展張方式によって
シャドウマスクを張架したシャドウマスク構体、並びに
このシャドウマスク構体を使用したカラー受像管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、一般的にカラーテレビジョン受像
機やカラー端末ディスプレイ等に使用されているカラー
受像管は、図9に示すように、画面が略矩形状を呈する
フェースパネル81と、このフェースパネル81に一体
的に接合されたファンネル82を有する外囲器83を備
えており、このフェースパネル81の内面には、赤、
青、緑に発光する3色蛍光体層を有する蛍光体スクリー
ン84が形成されている。
【0003】この外囲器83内には、この蛍光体スクリ
ーン84に対向して、電子ビーム85が通過し、色選別
を行うためのシャドウマスク86が、フェースパネル8
1の内側面にマスクフレーム87を介して取着されてお
り、更にこのマスクフレーム87には、その一端をマス
クフレーム87に固定し、他方をファンネル82の内壁
に沿って延在する磁気シールド板88が取着されてい
る。
【0004】また、ファンネル82のネック89内に
は、電子ビーム85を放出する電子銃90が配設されて
おり、この電子銃90から放出された電子ビーム85
を、ファンネル82の外側に装着された偏向ヨーク91
の発生する磁界によって偏向し、電子ビーム85にて蛍
光体スクリーン84を水平、垂直方向に走査することに
より、蛍光体スクリーン84上にカラー画像を再生する
ように構成されている。
【0005】ところで最近では、このようなカラー受像
管の大形、大画面化と共に、見易さの観点からその画面
の平坦化の要求も高くなってきており、特にカラー端末
ディスプレイ用のカラー受像管においては、これに加え
てより高い解像度も要求されるようになってきている。
【0006】一般にシャドウマスク86の曲率は、画面
が平坦になるほど大きくなり、厚さが百数十μm程度の
シャドウマスク86では、プレス等で成形する場合は、
非常に高度な曲面設計とプレス技術が要求される。
【0007】また、上記のような解像度を向上させるに
は、シャドウマスク86の開孔ピッチを小さくして高精
細化を図る必要があるが、シャドウマスク86の開孔
は、一般にエッチングによって穿設するために、このエ
ッチング工程を考慮すると、シャドウマスク86の板厚
は薄い方が効率的である。
【0008】その反面、シャドウマスク86の機械的強
度の面からは、板厚の厚いものの方が有利であり、高精
細化を図るためには、このような相反する矛盾している
条件をクリアしていく必要がある。
【0009】一方、シャドウマスク86を少なく共一方
向に張力を加えた状態でマスクフレーム87に張架する
展張方式のシャドウマスク86においては、シャドウマ
スク86の曲率半径が大きくなっても、比較的容易に製
造することが可能である。
【0010】このような点から、大形のカラー受像管に
おいては、板厚が比較的薄い平坦なシャドウマスク86
に張力を印加して、シャドウマスク86をマスクフレー
ム87に保持する展張方式が種々提案されているが、こ
れらの方式は、いずれも多数の開孔が穿設された平坦な
シャドウマスク86に十分な張力を印加した状態で、シ
ャドウマスク86の少なく共上下端周辺部をマスクフレ
ーム87に固定保持する形態が採られている。
【0011】この張力を印加する方法としても、また種
々の方法が考えられているが、その一つに特許第609
225号公報に開示されているように、細線スリット状
に構成されたシャドウマスク86を、上下方向の垂直軸
外方向に弾性を持たせたマスクフレーム87の両端にマ
スク固定片(図示せず)を取着し、このマスク固定片に固
定することで、シャドウマスク86に垂直方向の張力を
印加したものが記載されている。
【0012】この方法で用いられるマスクフレーム87
は、全体として枠状に形成されているが、互いに離間し
て対向配置される2組のうちの一対の第1のアーム部材
(梁部材)は、シャドウマスク86を溶接して保持する
マスク固定片として、断面形状がL字状の板材から成形
しており、他方の第2のアーム部材は、第1のアーム部
材の端部近傍に直交するように配置される断面形状が四
角形の棒材もしくはL字状の板材から構成されており、
これら第1及び第2のアーム部材をその端部で溶接して
固定し、全体として枠状のマスクフレーム87を構成し
ている。
【0013】このような構成のマスクフレーム87で
は、加圧したマスクフレーム87にシャドウマスク86
を溶接する際に、シャドウマスク86を溶接するマスク
フレーム87の溶接面としては、板厚の幅を有する平坦
面しかなく、この平坦面も加圧によって斜めの形となる
ので、必然的に溶接部分はシャドウマスク86と線接触
状態で溶接することを強いられ、溶接箇所の位置出しが
難しくなる。
【0014】この問題を解決するために、第1のアーム
部材に別に作成されたより幅広の大きな面積を有するマ
スク固定片を溶接して、あるいは第1のアーム部材の端
面を斜めに研磨して、加圧した状態での溶接面が水平と
なるように加工して溶接面積を確保することが試みられ
ているが、工程数の増加や部品点数の増加を招き得策と
は言い難い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような展張方式の
シャドウマスク構体では、第2のアーム部材の軸が真直
ぐな場合や、第1のアーム部材と平行な方向に曲がった
形状となっている場合には、第1のアーム部材を加圧す
ることによって、第2のアーム部材が加圧方向と垂直な
方向に変位しようとするために、マスクフレーム87に
捩れが発生し易くなる。この捩れ現象は、大形管用等マ
スクフレーム87の大きさが大きい場合に特に問題とな
る。
【0016】また、第1及び第2のアーム部材の当接部
分では、これらアーム部材同士が支え合う形をとるため
に剛性が高くなっているが、中央部分では何等保持する
部分がないので、端部に比較すると剛性が低下してい
る。このために張力が加えられたシャドウマスク86を
溶接した場合に、第1のアーム部材の剛性の低い中央部
分の変形が大きくなり、張力が損なわれる結果となっ
て、シャドウマスク86の中央部分に弛みが発生するこ
とがあり、この弛みが発生すると、シャドウマスク86
の固有振動数を低下させ、振動特性が悪化する要因とな
っていた。
【0017】本発明は、特に張力保持形の展張方式を採
用したシャドウマスク構体において有効であって、各部
材間の溶接も簡単に行うことができると共に、マスクフ
レームとしての変形が低く抑えられ、シャドウマスク中
央部分の弛みを防止したシャドウマスク構体及びカラー
受像管を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに対向す
る一対の断面円形状の第1のアーム部材と、この第1の
アーム部材端部に連接し、第1のアーム部材と共に略矩
形状を呈する互いに対向する一対の断面円形状の第2の
アーム部材と、第1のアーム部材間に張架されるシャド
ウマスクとを具備し、シャドウマスクと当接する第1の
アーム部材の当接面を曲面状となるようにシャドウマス
ク構体を構成した。
【0019】また、内面に蛍光体スクリーンを有する矩
形状のフェースパネルと、このフェースパネルに連接す
る漏斗状のファンネルと、フェースパネル内に配置さ
れ、蛍光体スクリーンと所定の間隔を持って対峙するシ
ャドウマスクと、このシャドウマスクを保持する互いに
対向する一対の断面円形状の第1のアーム部材、この第
1のアーム部材端部に連接する互いに対向する一対の断
面円形状の第2のアーム部材から構成される略矩形状の
マスクフレームと、シャドウマスクを通して蛍光体スク
リーンを走査する電子ビームを放出する電子銃とを具備
し、シャドウマスクと当接する第1のアーム部材の当接
面を曲面状としたシャドウマスク構体を使用したカラー
受像管である。
【0020】このように構成することにより、応力が分
散されると共に軽量ながらシャドウマスクに高張力を与
えることが可能で、シャドウマスクの溶接時の位置出し
も容易なために溶接作業も簡単となる。また、加圧前後
でのシャドウマスクの溶接部分の曲率にも変化が少なく
設計が簡単になるばかりでなく、第1のアーム部材の中
央部分の剛性も大きくなるので、シャドウマスク張架後
のシャドウマスクの緩みも改善される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき図面を参照し
て詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明に係るカラー受像管を示す
断面図であって、画面が略矩形状を呈するフェースパネ
ル11と、このフェースパネル11に一体的に接合され
たファンネル12を有する外囲器13を備えており、こ
のフェースパネル11の内面には、赤、青、緑に発光す
る3色蛍光体層を有する蛍光体スクリーン14が形成さ
れている。
【0023】また、外囲器13内には、この蛍光体スク
リーン14に対向して、電子ビーム15が通過し色選別
を行うためのシャドウマスク16が、矩形枠状のマスク
フレーム17に展張方式によって張架されてシャドウマ
スク構体18が構成され、このシャドウマスク構体18
は、フェースパネル11の内側面に取着されている。こ
のシャドウマスク構体18には、その一端をマスクフレ
ーム17に固着し他端をファンネル12の内壁に沿って
延在する磁気シールド板19が取着されている。
【0024】更に、ファンネル12のネック20内に
は、電子ビーム15を放出する電子銃21が配設されて
おり、この電子銃21から放出された電子ビーム15
を、ファンネル12の外側に装着された偏向ヨーク22
の発生する磁界によって偏向し、電子ビーム15にて蛍
光体スクリーン14を水平、垂直方向に走査することに
より、蛍光体スクリーン14上にカラー画像を再生表示
するようにして、カラー受像管が構成されている。
【0025】上記シャドウマスク構体18は、図2に示
すように構成されている。即ち、多数の開孔23を有す
る平板状で略矩形状を呈するアンバー材からなるシャド
ウマスク16は、平坦で板厚の薄い矩形状の金属板24
に多数のスロット状開孔23が穿設されたものであり、
長辺が第1の軸(水平軸X)と平行であり、短辺が第2
の軸(垂直軸Y)に平行である。
【0026】一方、マスクフレーム18は、円筒状に形
成され、中央部分の外径が最も大きく、端部方向に向か
うに従って漸次径小となるように形成され、その軸方向
部分にシャドウマスク16を溶接して保持する一対の対
向する断面円形状の第1のアーム部材(梁部材)25
と、この第1のアーム部材25の端部に直交するように
配設される断面円形状の一対の対向する第2のアーム部
材26を有している。
【0027】この第1のアーム部材25は、中空の金属
製の円筒状部材から形成されており、その中心軸は直線
状を呈し、シャドウマスク16を溶接する側面は、中央
部分から端部方向にかけて漸次外径が小さくなるような
ゆるいテーパーを付けられた曲面状に形成される。
【0028】また、第2のアーム部材26は、同様に金
属製の円筒状部材から構成されており、側面から見た形
状が弓形となるように成形されており、この第2のアー
ム部材26の端部は、第1のアーム部材25の端部と略
直角になるように溶接されている。
【0029】このマスクフレーム18は、垂直軸Y方向
に予め第1のアーム部材25を互いに接近するように加
圧してマスクフレーム18を圧縮しておき、またシャド
ウマスク16は、予め垂直軸Y方向に張力を加えておい
て、その状態で第1のアーム部材25のシャドウマスク
16取着部分にシャドウマスク16端部を溶接し、溶接
後にマスクフレーム18とシャドウマスク16の夫々の
荷重を取除くことにより、シャドウマスク16は、マス
クフレーム18上に展張方式で張架される。
【0030】このようにシャドウマスク構体18を構成
することにより、第2のアーム部材26を弓形に形成し
ているので、加圧時に加わる応力が第2のアーム部材2
6全体に分散され、応力が集中する部分がなく軽量であ
りながらシャドウマスク16に高い張力を印加すること
が可能となる。また第1のアーム部材25は、断面を円
形状としているために、加圧後においてもその形状に大
きな変化がなく、溶接の際の位置出しが容易となり、溶
接作業が簡単となるばかりでなく、マスクフレーム17
の設計も簡単になる。
【0031】また、第1のアーム部材25の中央部分を
最も径大となる形状に構成したので、中央部分の曲げ剛
性が端部の曲げ剛性よりも大きくなるために、シャドウ
マスク16の溶接後に第1のアーム部材25の中央部分
が、シャドウマスク16によって引張られにくくなり、
シャドウマスク16の中央部分での張力の緩みを改善す
ることが可能となる。これらの点からシャドウマスク1
6の熱膨張による色ずれや振動特性の改善を図ることが
できる。
【0032】このようなシャドウマスク構体18は、こ
の構成だけに限定されずに図3に示すように構成しても
よい。以下の説明では、上記実施形態で説明したと同じ
構成については同じ符号を付して、その詳細な説明は省
略する。
【0033】即ち、図3においては、第2のアーム部材
26を側面から見た形状がコ字状を呈するように、より
簡単な形状で構成することで、第1のアーム部材25と
一体的に成形することが可能となる。この点は、第1の
アーム部材25をその外径が同一の大きさで形成すれ
ば、更に簡単に一体的に成形することも可能となる。
【0034】図4は、図3に示したシャドウマスク構体
18の第1のアーム部材25と平行に第2のアーム部材
26間に補強用の補強アーム部材27を取着したもの
で、これによって第1のアーム部材25側の強度を増す
ことが可能で、より垂直軸Y方向の強度を増加させるこ
とができる。
【0035】図5は、図4に示したシャドウマスク構体
18の第1のアーム部材25と補強アーム部材27の中
央部分を連結部材28で連結させたものである。この図
5では、第1のアーム部材25の形状を、外径が同一の
もので構成した場合として図示している。
【0036】このようにシャドウマスク構体18を構成
することで、第1のアーム部材25の中央部分の曲げ剛
性を実質的に大きくすることができるので、より張力に
抗する抵抗力を大きくすることが可能となる。
【0037】図6は、第2のアーム部材26の形状を、
カラー受像管の管軸方向に曲がるような変曲点を複数持
つような形状に構成している。このように構成すれば、
第1のアーム部材25を加圧した際に生ずる応力を、更
に効率よく分散することが可能となり、強度増加に寄与
するものである。
【0038】また、上記説明では、第1のアーム部材2
5として外径が中央部分で大きく、端部方向に向かうに
従って漸次径小となるような構成について主に説明した
が、図7に示すように、第1のアーム部材25の外径を
一定とし、中空の内径側で調整することも可能である。
【0039】即ち、第1のアーム部材25の外径を一定
に保ち、その中空になされた内径側を中央部分で最も小
さく、端部方向に向かうに従って漸次径大となるように
形成すること、換言すれば、外径を一定のままで、その
肉厚を中央部分で最も厚くした肉厚部29を設け、端部
方向に向かうに従って漸次薄くなるように形成してい
る。
【0040】このように形成することで、中央部分の剛
性を確保することができる。勿論外径も上記と同様に変
化させて両者を組合せて使用することも可能であり、ま
た内径の連続した緩やかな変化を、段付きの階段状の変
化として形成することも可能である。
【0041】更に、図8では、図7に示した第1のアー
ム部材25の中央部分を連結した非貫通状態として形
成、換言すれば円柱状の第1のアーム部材25の両端か
ら円錐状もしくは円錐台形状の孔30を穿設したもので
ある。このように形成すれば中央部分の剛性を更に高め
ることができるばかりでなく、第1のアーム部材25の
製造も孔30を穿設するだけなので、簡略化させること
が可能となる。
【0042】なお、本発明は、上記した実施形態に限定
されるものではなく、各実施形態を組合せることも可能
であり、また、シャドウマスク16の開孔23の形状
も、丸孔で対応すること、あるいはブリッジを有しない
グリル状とすることも可能であり、更に、蛍光体スクリ
ーン14もブラックマトリクス構成としても差支えな
い。
【0043】また、第1及び第2のアーム部材25,2
6を断面円形状として説明しているが、楕円形状も円形
状の形態に含めることができ、更に第1のアーム部材2
5の中央部分をヤング率が大きい材料で形成し、端部に
向かうに従ってヤング率の小さな材料で構成しても同等
の効果が得られる等、その他種々の応用や変形が可能で
ある。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、展張
方式でシャドウマスクをマスクフレームに張架した場合
でも、軽量化を損なうことなく溶接時の位置出しが容易
で溶接作業が簡単となるばかりでなく、シャドウマスク
の溶接部分の曲率が加圧前後で大きく変動することがな
いために、マスクフレームの設計も簡略化でき、更に張
架したシャドウマスクの緩みも改善できるシャドウマス
ク構体を提供することができる。
【0045】そして、このシャドウマスク構体を採用す
ることで、シャドウマスクの熱膨張による色ずれや振動
特性の改善されたカラー受像管を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー受像管を示す断面図。
【図2】本発明に係るシャドウマスク構体を示す斜視
図。
【図3】本発明に係るシャドウマスク構体の他の例を示
す斜視図。
【図4】同じくシャドウマスク構体の別の構成例を示す
斜視図。
【図5】同じくシャドウマスク構体の更に他の構成例を
示す斜視図。
【図6】同じくシャドウマスク構体のまた別の構成例を
示す斜視図。
【図7】同じくシャドウマスク構体を構成する第1のア
ーム部材の他の例を示す断面図。
【図8】同じく第1のアーム部材の更に他の例を示す断
面図。
【図9】従来のカラー受像管を示す断面図。
【符号の説明】
11:フェースパネル 12:ファンネル 14:蛍光体スクリーン 15:電子ビーム 16:シャドウマスク 17:マスクフレーム 18:シャドウマスク構体 21:電子銃 25:第1のアーム部材 26:第2のアーム部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 徳夫 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷工場内 Fターム(参考) 5C031 EE08 EF05 EH06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対の断面円形状の第1
    のアーム部材と、 この第1のアーム部材端部に連接し、前記第1のアーム
    部材と共に略矩形状を呈する互いに対向する一対の断面
    円形状の第2のアーム部材と、 前記第1のアーム部材間に張架されるシャドウマスクと
    を具備し、 前記シャドウマスクと当接する前記第1のアーム部材の
    当接面を曲面状としたことを特徴とするシャドウマスク
    構体。
  2. 【請求項2】 前記第1のアーム部材は、その中央部分
    を径大とし、端部方向に漸次径小となるように形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のシャドウマスク
    構体。
  3. 【請求項3】 前記第1のアーム部材は、中空状に形成
    され、その中央部分の内径を小さく、端部方向に漸次そ
    の内径が大きくなるように形成したことを特徴とする請
    求項1記載のシャドウマスク構体。
  4. 【請求項4】 前記第2のアーム部材は、略コ字状に形
    成され、その両端部を前記一対の第1のアーム部材の夫
    々と連接されていることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか一つに記載のシャドウマスク構体。
  5. 【請求項5】 内面に蛍光体スクリーンを有する矩形状
    のフェースパネルと、 このフェースパネルに連接する漏斗状のファンネルと、 前記フェースパネル内に配置され、前記蛍光体スクリー
    ンと所定の間隔を持って対峙するシャドウマスクと、 このシャドウマスクを保持する互いに対向する一対の断
    面円形状の第1のアーム部材と、この第1のアーム部材
    端部に連接する互いに対向する一対の断面円形状の第2
    のアーム部材から構成される略矩形状のマスクフレーム
    と、 前記シャドウマスクを通して前記蛍光体スクリーンを走
    査する電子ビームを放出する電子銃とを具備し、 前記シャドウマスクと当接する前記第1のアーム部材の
    当接面を曲面状としたことを特徴とするカラー受像管。
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