JP2002109869A - 精密機器の衝撃緩和方法と精密機器装置 - Google Patents

精密機器の衝撃緩和方法と精密機器装置

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JP2002109869A
JP2002109869A JP2000296103A JP2000296103A JP2002109869A JP 2002109869 A JP2002109869 A JP 2002109869A JP 2000296103 A JP2000296103 A JP 2000296103A JP 2000296103 A JP2000296103 A JP 2000296103A JP 2002109869 A JP2002109869 A JP 2002109869A
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Motoyasu Utsunomiya
基恭 宇都宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可換記録メディアとしての磁気ディスク装置
等に対する、耐衝撃性に優れ、小型軽量に設計すること
が可能で、外部機器への挿抜が容易な収納ケースを提供
する。 【解決手段】 磁気ディスク装置1を収容する収納ケー
ス4aは、ケースベース5aとケースカバー6aから構
成される。ケースベース5aの内壁面には、衝突時に磁
気ディスク装置1が接触する姿勢制御用ピン(突起部)
7a〜7eが形成され、また内壁面のコーナ部には磁気
ディスク装置1の面取り部に接触してこれを支持する支
持用三角柱8a、8bが形成されている。支持用三角柱
はケースカバー6aの内壁面にも形成されている。衝突
時には収納ケース4aの衝突面が姿勢制御用ピンを中心
として下に凸の曲面を形成し、磁気ディスク装置1は収
納ケース4aと共に揺動して衝突エネルギーを散逸させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯・搬送時にお
ける外部衝撃や振動から精密機器を保護する方法とこの
保護対象物とこれを収納する収納ケースとを備えた精密
機器装置に関するものであり、特に磁気ディスク装置の
ような精密機器を可換メディアとして利用するような場
合において、搬送または操作時の落下衝撃等から精密機
器を守る方法とこの精密機器を守るべくこれを搬送用ジ
ャケットとして機能する精密機器収納ケースに収容して
なる精密機器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の小型・大容量化と低
コスト化の流れは、その利用範囲をコンピュータ分野か
ら家電分野へと広げており、例えば高精細デジタル放送
に対応したハイビジョン用の映像ストレージなど情報家
電のキーデバイスとして期待されている。
【0003】図12(a)は、この種の用途に開発され
た磁気ディスク装置の分解斜視図である。磁気ディスク
装置1は、磁気ディスク装置本体2とこれを覆うドライ
ブカバー3から構成される。磁気ディスク装置本体2に
は、スピンドルモータ10が固定されており、このスピ
ンドルモータ10の回転軸にスタックされた1枚若しく
は複数枚(図示した例では2枚)の記録媒体11を数千
〜1万回転/分で高速回転させる。一方、情報の記録/
再生を行う磁気ヘッド12は浮上型のスライダ(図示な
し)に搭載され、前記スライダは各記録面に対向する形
でアクチュエータ機構13に接続され、記録面上の任意
のトラックへ位置決め動作が行われている。図12
(b)は、映像用記録再生装置15に記録メディアとし
ての磁気ディスク装置1をローディングしている状態を
示す斜視図である。
【0004】磁気ディスク装置の利用分野が家電製品に
まで広がると、使用環境温度や動作騒音等の設計仕様は
より厳しくなるが、一方でドライブに可換性を持たせる
ことにより利便性が格段に向上する。例えば前述の映像
用ストレージとして磁気ディスク装置を利用する場合、
可換性ドライブを採用することにより、録画したデジタ
ル映像のライブラリ化やレンタルビデオビジネスへの展
開が可能になる。
【0005】このような磁気ディスク装置1は、精密機
械であるがゆえに外部衝撃に弱く、装置動作中にスライ
ダと媒体が接触した場合には、媒体保護膜の損傷や逆磁
歪効果による加圧減磁等によるデータ消失やヘッド自体
の損傷による記録再生動作不良を引き起こす。また装置
停止中であっても、床上落下等の取り扱いミスにより、
ディスクシフト(媒体ずれ)やスピンドルモータの軸受
け/ロータ嵌合破損、スライダ跳躍からの媒体スラップ
(Slap)やHGA(Head Gimbal Assembly)変形等の障害に
より容易に起動不能に陥ることがある。ノートパソコン
のようなモバイル機器への搭載を前提に設計された磁気
ディスク装置の場合、耐衝撃性能を考慮して小径媒体
(2.5”)を採用したり、装置停止時にスライダを記録
媒体の外へ退避(リトラクト)させるヘッドロード/ア
ンロード機構(HLU機構)を搭載して、衝撃時にアク
チュエータ部(キャリッジ)をロックするイナーシャロ
ック機構やマグネットロック機構と併用することでヘッ
ドや媒体を保護する設計がなされている。
【0006】ところで、可換性をもたせた磁気ディスク
ドライブとしては、ORB(米国Castlewood Systems,
Inc.の商品名)のように記録媒体のみを脱着させるタイ
プがすでに市販されているが、媒体挿抜による埃の混入
に起因した信頼性低下の問題や、媒体のチャッキングに
基づくヘッド位置決め精度の限界から制限される記録容
量(数GB〜10GB)の問題などから、デジタル映像
の大容量メディア(数十GB〜数百GB以上)としての
適用には十分でないため、大容量磁気ディスクドライブ
の運用には、図12(a)に示すような密閉型ドライブ
の使用が前提となる。
【0007】その場合には、磁気ディスク装置搬送時の
耐衝撃性能の確保が最重要課題となる。磁気ディスク装
置としての耐衝撃設計には前述したような要素技術が採
用されているが、これだけでは不十分で搬送時には、衝
撃緩和機能を有する収納ケースに収容して、振動/衝撃
から磁気ディスク装置を保護することが必要となる。そ
の収納ケースとしては、磁気ディスク装置を収容した状
態で収納ケースごと映像用記録再生装置などの外部電子
機器に挿入・抜去する場合と、図12(b)に示すよう
に、収納ケースから取り出した状態で挿抜する場合とが
考えられる。
【0008】図13(a)、(b)は、収納ケース内に
磁気ディスク装置を格納した状態で外部電子機器に挿抜
するように構成された従来例の横断面図と縦断面図であ
る。図13に示すように、大きめの収納ケース16に基
板部17とコネクタ18を固定し、FPC(Flexible P
rinted Circuit)19を介して基板部17と接続される
磁気ディスク装置1を、収納ケース16内部に充填され
たスポンジ等からなる緩衝材20によって支持する。こ
の装置では、外部衝撃をケース内に充填された緩衝材2
0の変形によって吸収することで内部の磁気ディスク装
置の保護を果たしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の衝撃緩
和方法では、外部からの衝撃エネルギーを緩衝材の変形
により吸収することで保護対象物を衝撃から守るように
なっているため、十分な緩衝効果を得るためには緩衝材
の厚みを厚くする必要があり、従って外形寸法が大きく
なってしまい、保護対象物の携帯性や保管スペースなど
が犠牲になってしまうという問題があった。また、記録
再生装置などの外部電子機器を小型化する際の障害とな
る。本発明の目的は、可換記録メディアとしての利用を
前提とした磁気ディスク装置をはじめとする精密機器に
対して、耐衝撃性に優れ、携帯性・搬送性を考慮して小
型軽量に設計することが可能で、かつ映像用記録再生装
置のような外部機器への挿抜も可能な収納ケースを備え
た精密機器装置を提供できるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、精密機器収納ケース内に収納され
た精密機器に加えられる衝撃を緩和する方法であって、
前記精密機器は、衝撃を受けた際に前記精密機器収納ケ
ースにより該精密機器収納ケースとの接触点を中心とし
て回転するように誘導され、その後に揺動することを特
徴とする精密機器の衝撃緩和方法、が提供される。そし
て、好ましくは、前記精密機器が揺動する際に、前記精
密機器収納ケースが前記精密機器に同調して揺動する
か、若しくは、前記精密機器が、前記精密機器収納ケー
ス内において揺動するようになされる。
【0011】また、上記の目的を達成するため、本発明
によれば、振動や衝撃から保護すべき保護対象物である
精密機器と、これを収納する精密機器収納ケースとを備
える精密機器装置であって、前記精密機器収納ケースの
複数の内壁面側に、それぞれ前記精密機器に向かって凸
となる突起部が少なくとも1つ形成されていることを特
徴とする精密機器装置、が提供される。そして、好まし
くは、前記突起部は、収納した前記精密機器の重心軸と
一致しない位置に配置される。また、好ましくは、前記
精密機器の各稜が面取りされており、前記精密機器収納
ケースの各内壁面端部には前記精密機器の面取り部に接
触するリブが形成されている。また、好ましくは、前記
精密機器収納ケースの内側の4隅には弾性部材は配置さ
れており、これにより前記精密機器が支持されている。
【0012】[作用]ある物体が床面等に落下する場
合、その衝突面が被衝突面(ここでは床面)と平行にな
って着地するような状態のとき(以下、全面衝突と呼
ぶ)、その物体が受ける衝撃力は最も大きくなるが、逆
に衝突面のうち片側の一部が先に着地し、次いで他の部
位が衝突して転がっていくような場合(以下、片当たり
衝突と呼ぶ)、転がっていく分だけ衝撃時間は長くなる
ものの、衝撃力そのものは小さく抑えられることが分か
っている。
【0013】これは、片当たり衝突によって衝撃エネル
ギーが他の方向へ散逸されるためと考えられており、本
発明の精密機器収納ケースはこの効果を利用して保護対
象物に対する緩衝作用を果たしている。本発明の精密機
器収納ケースでは、収納ケースの衝突側内壁面の一部
に、保護対象物(精密機器)側に向かって凸となる突起
部を設けておくことにより、保護対象物を格納した精密
機器収納ケースに落下等による外部衝撃が加わった場合
でも、精密機器収納ケースの衝突側内壁面に設けた突起
部が収納している保護対象物に接触することで保護対象
物の衝突時の姿勢を微小に制御して、保護対象物の被衝
突面(落下面)への全面衝突を回避し、衝撃を他の方向
へ分散させる。換言すれば、衝突エネルギーを他の方向
への揺動エネルギーに変換させることで緩衝効果を得て
いる。このとき精密機器収納ケース内壁面に設けた突起
部は、保護対象物の重心位置からシフトして配置させる
ことにより、保護対象物の全面衝突の回避をより確実に
することができる。
【0014】さらに、保護対象物の端部を面取りし、同
時に精密機器収納ケースを構成する各面の端部に保護対
象物の面取り部に沿う形状のリブを配置して保護対象物
を接触支持する構造を採用することにより、精密機器収
納ケースに外部衝撃が加わった場合に、その衝突面の内
側両端部に配置された前記リブが保護対象物の面取り部
分に倣って滑り、かつ前記突起部が保護対象物に接触す
ることで、精密機器収納ケースの衝突面は、衝突した瞬
間に、突起部を頂点とし落下面に向かって凸となる曲面
を形成するようになっている。これにより、精密機器収
納ケースは、衝突した瞬間、その運動方向を瞬間的に湾
曲させた衝突面の曲面に沿って分散(揺動)させるた
め、保護対象物の全面衝突を回避し、かつ衝突エネルギ
ーを散逸させて十分な緩衝効果を得ることができる。
【0015】この場合、収納ケース内壁面に設ける突起
高さは、保護対象物と収納ケース内壁面との間に空隙が
生じる程度(数百μm〜数mm程度)であればよいた
め、(数十mm厚の)緩衝材の収縮によって衝撃エネル
ギーを吸収することで保護対象物を外部衝撃から守る従
来の緩衝材充填式の収納ケースに比べて格段にコンパク
トに設計することができる。
【0016】また、精密機器収納ケースの四隅に弾性部
材を配置し、これにより精密機器を支持する構成によれ
ば、落下して精密機器収納ケースが全面衝突をした場合
に、その直後保護対象物である精密機器は弾性部材を押
圧して減速しつつ落下を続けて収納ケースの突起部に衝
突する。すると、精密機器はその突起部を中心として重
心が存在する側に向かって転がり始める(傾き始め
る)。これにより転がる側に存在する弾性部材は圧縮を
続ける。そして、その圧縮が限界に達すると精密機器は
反対側に転がり始める。以下、同様にして揺動を続ける
ことにより、衝突エネルギーを散逸させて緩衝効果を得
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て実施例に則して図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下の説明では、衝撃や振動から保護すべき精密
機器(保護対象物)の例として磁気ディスク装置を用い
ているが、収納ケースに格納する保護対象物は、搬送・
携帯が要求され、かつ耐衝撃性の確保が必要となる精密
機器であれば特に限定されるものではない。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例の精密機器
装置を示す分解斜視図であり、図2(a)、(b)は、
その横断面図と縦断面図である。図1および図2に示す
ように、本実施例の精密機器収納ケース4aは、ケース
ベース5aとケースカバー6aによって構成される。こ
の精密機器収納ケース4a内には、磁気ディスク装置本
体2とドライブカバー3とにより構成される磁気ディス
ク装置1が格納される。そして、ケースベース5aの各
内壁面(側面と底面)には、先端部が曲面となっている
突起部である姿勢制御用ピン7a〜7eが設けられてい
る。また、ケースカバー6aはケースベース5aより浅
く形成されており、その上部内壁面(天井)には姿勢制
御用ピン7fが設けられている。この姿勢制御用ピン7
a〜7fは、衝突時に保護対象物(ここでは磁気ディス
ク装置1を示す。以下同じ。)と接触して、磁気ディス
ク装置1の衝突姿勢に干渉する。
【0019】すなわち、仮に精密機器収納ケース4aが
床面等に平行落下して全面衝突となった場合において
も、内部に格納された磁気ディスク装置1は前記姿勢制
御用ピン(7a〜7fのうち、衝突面側に設けられてい
る突起部)が当たることにより衝突姿勢が微小に変化し
て全面衝突が回避されるため衝撃力を抑制することがで
きる。この場合の姿勢制御用ピン7a〜7fは、緩衝材
として作用するのではなく保護対象物の着地姿勢制御用
として作用するため、加工に困難がない程度の微小な突
起(径=2〜3mmφ:突起高さ=数百μm〜数mm)
でも十分機能を果たすことができる。また、姿勢制御用
ピンの形状は、上述した機能が果たせれば、円錐、円錐
台、四角柱等であっても構わないが、衝撃時の(前記保
護対象物と姿勢制御用ピンの衝突による)破損を回避す
るといった意味で端部に滑らかな曲面を有する半球状の
突起形状(図2(a)、(b)の姿勢制御用ピン7a〜
7f参照)が最も適当である。
【0020】姿勢制御用ピン7a〜7fは、精密機器収
納ケース4aを構成する6つの面(前後・上下・左右)
の保護対象物側(内壁面)に設けられる。ただし、保護
対象物の形状により設置が困難な場合があればその部位
は省略してもよい。例えば、保護対象物となる精密機器
がここで例示している磁気ディスク装置1の場合であっ
て、ケース収納状態のまま外部機器に挿抜を行うことを
前提とする場合には、信号線接続用のコネクタを精密機
器収納ケース4aの一側面に設けて外部機器と接続する
必要があるため、そのコネクタ部のあるケース面には前
記姿勢制御用ピンの設置を省略することができる(図1
および図2では、コネクタ等は省略してあるためケース
内壁面全てに姿勢制御用ピンを配置している)。
【0021】姿勢制御用ピンの設定位置は、図1および
図2に示すように、保護対象物(磁気ディスク装置1)
の重心軸(保護対象物の重心Gを通る磁気ディスク装置
1の側面に平行な軸線)から一定の距離(図1および図
2においてd1〜d6)を隔てた位置の精密機器収納ケ
ース4aの内壁面に配置される。換言すれば、姿勢制御
用ピンは保護対象物の重心軸とは一致しない位置に設定
される。
【0022】これは、姿勢制御用ピンが保護対象物の重
心軸上にある場合、外部衝撃時に姿勢制御用ピンが保護
対象物に接触することでその着地姿勢を変化させるとい
った効果が得にくいためであり、したがって姿勢制御用
ピンと重心軸とのシフト量(d1〜d6)はゼロでなけ
ればよい。これらの値は個々の保護対象物や精密機器収
納ケースのディメンジョンにより左右されるものである
ので、シフト量(d1〜d6)を各々変化させて姿勢制
御による緩衝効果の最も高い位置を求めるのが望まし
い。
【0023】また、図2(a)、(b)に示されるよう
に、本実施例では保護対象物の前後・左右・上下に対向
する位置の姿勢制御用ピン(それぞれ、7cと7d;7
aと7b;7eと7f)は各々、保護対象物の重心に対
し対称になるように設置されている。これは、前述した
衝撃時の保護対象物の(姿勢制御用ピンによる)揺動を
おこしやすいようにするためであるが、設計上の制約が
ある場合には対称配置にこだわらなくてもよい。
【0024】一方、ケースベース5aの内側4隅には、
図1および図2(a)に示されるように、保護対象物を
支持するための支持用三角柱8aが各々2個ずつ設けら
れており、一方で保護対象物(磁気ディスク装置1)の
四隅は、図2(a)に示すように、面取りがなされてお
り、磁気ディスク装置1を精密機器収納ケース4aに格
納したとき、支持用三角柱8aの斜面が前記磁気ディス
ク装置1の面取り部に面接触するようになっている(図
2(a)参照)。ケースカバー6aの四隅にもケースベ
ース側の支持用三角柱に対応して支持用三角柱が形成さ
れており、そしてケースカバー側の三角柱は、ケースカ
バー6aがケースベース5aと組み合わされた際に、ケ
ースベース側の支持用三角柱に接触するようになってい
る。また、ケースベース5aの下部内壁(底面)の左右
端部にも同様の支持用三角柱8bが側面に沿う態様にて
配置されており、これに対応してケースカバー6aの天
井の左右端部にも支持用三角柱がケース側面に沿う態様
にて配置されている(図1および図2(b)参照)。そ
して、これらの支持用三角柱の斜面は、水平の稜線部を
面取りした保護対象物(磁気ディスク装置1:図1では
磁気ディスク装置1の水平稜線部の面取りの図示は省略
されている。)の面取り部斜面に面接触するようになっ
ている(図2(b)参照)。このように、本実施例にお
いて、磁気ディスク装置1は、支持用三角柱8a、8b
の斜面により支持されて精密機器収納ケース4a内に格
納されている。
【0025】次に、図3を参照して本実施例の衝撃緩衝
作用を説明する。図3(a)は、磁気ディスク装置1を
格納した精密機器収納ケース4aが、一側面(姿勢制御
用ピン7dが形成されている側面)を下にして床上等の
被衝突面14に落下している様子を示した断面図であ
る。精密機器収納ケース4a(ケースベース5a)が被
衝突面14に衝突すると、弾性衝突によりケースには上
方に向かう力が作用するが、精密機器収納ケースの衝突
側内壁面に設置された姿勢制御用ピン7dが中に格納し
た前記磁気ディスク装置1に接触しケースのその部分が
押さえ込まれ、同時に精密機器収納ケース4a(ケース
ベース5a)の衝突側内壁面端部に配置された支持用三
角柱8aが磁気ディスク装置1の面取りされた斜面に沿
って移動し、その結果、精密機器収納ケース4aの衝突
面は姿勢制御用ピン7dの位置を頂点とする曲面をもつ
ように撓む(図3(b)参照)。次いで、磁気ディスク
装置1は、重心がある側に向かって転がり始め(傾き始
め)精密機器収納ケース4aもこの動きに追随する(図
3(c)参照)。精密機器収納ケースの回転(傾き)が
ある点に達すると反対側に回転を始め、以下左右に揺動
を繰り返す(図3(c)、(d)参照)。すなわち、落
下衝撃を受けた精密機器収納ケース4aは、衝突面に形
成された湾曲部の曲面に従って揺動し(図3(c)、
(d))、衝突エネルギーを他の方向への揺動エネルギ
ーに変換させて、内部にかかる衝撃を散逸させる。その
後、衝撃により曲面を形成して撓んでいた精密機器収納
ケース4a(ケースベース5a)衝突面は、その弾性復
元力によりものの形状へと回復し(図3(e)参照)、
精密機器収納ケース4aは落下前の形状に戻る。
【0026】図4は、本発明の第2の実施例を示す要部
断面図である。この図は、第1の実施例の図2(a)に
相当する断面を示している。上述した第1の実施例にお
ける精密機器収納ケースでは、図2に示すように、姿勢
制御用ピン7a〜7fは、ケースベース5aおよびケー
スカバー6aと一体成形により形成されていたが、この
ような加工が困難な場合には、図4に示すように、姿勢
制御用ピン7gを別体で加工し、ケースベース5bの所
定の位置に固定するようにしてもよい。
【0027】図5は、本発明の第3の実施例を示す要部
断面図である。本実施例においては、第1、第2の実施
例において用いた姿勢制御用ピンに代え、硬質ゴムやウ
レタンなどからなる弾性部材9aを用意して、ケースベ
ース5cとケースカバーの姿勢制御用ピン相当位置に接
着等の方法により固定する。この場合、精密機器収納ケ
ースが衝撃を受けて弾性部材9aが縮みきったときに、
前述した姿勢制御用ピンと同様の機能を果たして精密機
器収納ケースの衝突面が湾曲するように、弾性部材9a
の厚みは設計される。本実施例では、精密機器収納ケー
スと保護対象物との間に緩衝材(弾性部材9a)を挟ん
でいるため、精密機器収納ケースの外形寸法が若干大き
くなるといった欠点があるが、衝突初期には弾性部材9
aが縮んで衝撃エネルギーを吸収し、その後、縮みきっ
た弾性部材9aが姿勢制御用ピンとして機能して、精密
機器収納ケースの衝突面に曲面が形成され、精密機器収
納ケースを揺動させて残った衝突エネルギーを散逸させ
るため、大きな緩衝効果を得ることができる。
【0028】図6は、本発明の第4の実施例を示す要部
断面図である。この図も、第1の実施例の図2(a)に
相当する断面を示している。本実施例においては、精密
機器収納ケース(ケースベース5d)には、第1〜第3
の実施例にて精密機器収納ケースの内側四隅に配置した
支持用三角柱を排除し、代わりに保護対象物(磁気ディ
スク装置1)の面取り部に接触する弾性部材9bを配置
して磁気ディスク装置1を支持している。このとき姿勢
制御用ピン7hについては、上記第1の実施例と同様の
ものを用いられており、その配置位置も図6に示すよう
に保護対象物の重心軸から一定の距離(d7)を置いて
設定されている。
【0029】次に、図7を参照して、第4の実施例の作
用を説明する。精密機器収納ケース(ケースベース5
d)が被衝突面14に衝突すると(図7(a))、精密
機器収納ケースの衝突側内壁面端部に設置された弾性部
材9bが格納されている保護対象物(磁気ディスク装置
1)に押されて縮み、衝撃エネルギーを吸収する(図7
(b))。その後、保護対象物は精密機器収納ケース
(ケースベース5d)の衝突側内壁面に設置された姿勢
制御用ピン7hに接触する。このとき姿勢制御用ピン7
hが保護対象物の重心軸からずれた位置に存在している
ため、保護対象物は重心の存在している側に傾く(図7
(c))。その保護対象物の傾いた側の弾性部材9bが
縮みきるとその反発力により保護対象物は逆側に傾く
(図7(d))。以下、同様にして、図7(c)、
(d)に示すように、保護対象物は姿勢制御用ピン7h
を支点として揺動し、残りの衝突エネルギーを他の方向
へ散逸させる。同時に、左右端に配された弾性部材9b
は、揺動する保護対象物により圧縮・解放を繰り返され
るため、ダンパーとして作用して衝突エネルギーを吸収
している。衝突エネルギーが消滅すると、磁気ディスク
装置1は、姿勢制御用ピン7hから離れ、弾性部材9b
は元の形状に復帰する(図7(e))。
【0030】このように本発明の第4の実施例では、第
1〜第3の実施例とは異なり、衝撃を受けたときに精密
機器収納ケースは変形せず、その内部に格納された保護
対象物(磁気ディスク装置1)のみが揺動して運動方向
を分散し衝撃力を散逸させている。このとき保護対象物
を保持している弾性部材9bが、衝突初期時には緩衝材
として、また、保護対象物の揺動時にはダンパーとして
作用しているため、極めて大きな緩衝効果を発揮するこ
とができる。図6に示した第4の実施例は、第1の実施
例の支持用三角柱8aに代えて弾性部材9bを用いたも
のであって、支持用三角柱8bについては第4の実施例
においてもそのまま用いられている。しかし、この支持
用三角柱8bをも弾性部材によって置き換えてもよい。
【0031】図8は、本発明の第5の実施例を示す分解
斜視図である。この第5の実施例は、図1に示す第1の
実施例において精密機器収納ケースの底面と天井に配置
した姿勢制御用ピンを1本から2本に増やしたものであ
る。すなわち、ケースベース5eの底面とケースカバー
6bの天井とに姿勢制御用ピン7iが2個ずつ設けられ
ている(但し、ケースカバー6bに設けられた姿勢制御
用ピンは図示されていない)。この姿勢制御用ピン7i
の形状は、上述した第1の実施例の場合と同様であり、
また、その配置も保護対象物(磁気ディスク装置1)の
重心軸に一致しない位置になされている。なお、ケース
ベース5eの側面側の内壁には第1の実施例と同様の姿
勢制御用ピンが配置されている(第6〜第8の実施例の
場合も同様)。
【0032】図9は、本発明の第6の実施例において用
いられるケースベースの斜視図である。この第6の実施
例においては、ケースベース5fの底面とケースカバー
(図示なし)の天井に配置される姿勢制御用ピン7jが
3本に増やされている。この姿勢制御用ピン7jの形状
は、上述した第1の実施例の場合と同様であり、また、
その配置も保護対象物(磁気ディスク装置1)の重心軸
に一致しない位置になされている。第5、第6の実施例
においては、姿勢制御用ピンの数を増やしたことにより
衝撃を受けたときの精密機器収納ケースの揺動が制御性
よく望ましい方向へ誘導されるようになされている。
【0033】図10は、本発明の第7の実施例において
用いられるケースベース5gの斜視図である。この第7
の実施例においては、ケースベース5gの底面とケース
カバー(図示なし)の天井とに4個ずつの姿勢制御用ピ
ンが配置されている。そしてその姿勢制御用ピンは、本
実施例においては、それぞれ大きさの異なる弾性部材9
c〜9fにより構成されている。
【0034】図11は、本発明の第8の実施例において
用いられるケースベース5hの斜視図である。この第8
の実施例においては、ケースベース5hの底面とケース
カバー(図示なし)の天井とに姿勢制御用ピンが4個ず
つ設けられている。そして、その姿勢制御用ピンは、本
実施例においては、それぞれ硬度の異なる弾性部材9g
〜9jにより構成されている。
【0035】第7、第8の実施例においては、いずれも
精密機器収納ケース(ケースベース5g、5h)が外部
衝撃を受けたとき、緩衝能力の異なる4つの支点(4本
の姿勢制御用ピン(弾性部材)を指す)で受けることに
より、保護対象物(磁気ディスク装置1)を所望の方向
に揺動させて衝撃力を散逸させるとともに、弾性部材
(9c〜9fおよび9g〜9j)の衝撃吸収作用と併用
して大きな緩衝効果を得ることができる。なお、図8〜
図11に示した第5〜8の実施例は、第1の実施例と同
様の支持用三角柱を有するものであったが、四隅にある
支持用三角柱(8a)についてはこれに代えて図6に示
した第4の実施例において用いられていた弾性部材9b
を用いてもよい。また、側面に沿って延在する支持用三
角柱(8b)をも弾性部材と置き換えてもよい。
【0036】以上好ましい実施例について説明したが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を変更することのない範囲内において適宜の変
更が可能なものである。例えば実施例においては、磁気
ディスク装置の角部の面取りが直線状になされていた
が、これを曲面状に行ってもよい。また、実施例ではケ
ースベースとケースカバーの双方が“凵”の形状を有す
るものであったが、いずれか一方例えばケースカバーを
板状体のものとしてもよい。また、実施例では保護対象
物の4つの水平稜線の面取り部にのみ支持用三角柱を設
けていたが、残りの4つの稜線部にも支持用三角柱を設
けてもよい。また、その三角柱を支持用の弾性部材によ
って置き換えてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の精密機器
装置は、保護対象物が格納される収納ケースの内壁面に
突起部を設けたものであるので、衝突時の保護対象物の
姿勢を微小に制御して揺動させて全面衝突を回避しつつ
衝突エネルギーを散逸させることが可能になり大きな緩
衝効果を得ることができる。この際に、収納ケース内壁
面に設けた突起部を、保護対象物の重心軸からシフトさ
せることにより全面衝突の回避をより確実にすることが
できる。そして、収納ケース内壁面に設ける突起高さ
は、保護対象物と収納ケース内壁面との間に空隙が生じ
る程度でよいため、収納ケースをコンパクトに設計する
ことができる。また、前記突起部は収納ケース内壁面側
に固定されているため収納ケースの外形は均一の面で構
成することができ、収納ケースごと外部機器へ挿抜させ
るような場合でもローディング機構のガイドに干渉する
ことがない。
【0038】さらに、保護対象物の稜線部を面取りし、
同時に収納ケース内壁面端部に三角柱を配置して保護対
象物の面取り部を接触支持する実施例によれば、衝撃時
に収納ケースの衝突面が湾曲し、衝突エネルギーを湾曲
面に沿って分散(揺動)させるため、制御性よく全面衝
突を回避し衝撃力を散逸させることができる。また、収
納ケースの四隅に弾性部材を配置する実施例によれば、
保護対象物を保持している弾性部材が、衝突初期時には
緩衝材として機能し、保護対象物の揺動時にはダンパー
として作用しているため、大きな緩衝効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す分解斜視図。
【図2】 本発明の第1の実施例の横断面図と縦断面
図。
【図3】 本発明の第1の実施例の動作を説明するため
の動作順断面図。
【図4】 本発明の第2の実施例の要部横断面図。
【図5】 本発明の第3の実施例の要部横断面図。
【図6】 本発明の第4の実施例の要部横断面図。
【図7】 本発明の第4の実施例の動作を説明するため
の動作順断面図。
【図8】 本発明の第5の実施例を示す分解斜視図。
【図9】 本発明の第6の実施例におけるケースベース
の斜視図。
【図10】 本発明の第7の実施例におけるケースベー
スの斜視図。
【図11】 本発明の第8の実施例におけるケースベー
スの斜視図。
【図12】 従来の磁気ディスク装置の分解斜視図およ
びその外部機器への挿抜を示す斜視図。
【図13】 従来例の横断面図と縦断面図。
【符号の説明】 1……磁気ディスク装置、2……磁気ディスク装置本
体、3……ドライブカバー、4a〜4b……精密機器収
納ケース、5a〜5h……ケースベース、6a〜6b…
…ケースカバー、7a〜7j……姿勢制御用ピン、8a
〜8b……支持用三角柱、9a〜9j……弾性部材、1
0……スピンドルモータ、11……記録媒体、12……
磁気ヘッド、13……アクチュエータ機構、14……被
衝突面、15……映像用記録再生装置、16……収納ケ
ース、17……基板部、18……コネクタ、19……F
PC、20……緩衝材、G……保護対象物重心位置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精密機器収納ケース内に収納された精密
    機器に加えられる衝撃を緩和する方法であって、前記精
    密機器は、衝撃を受けた際に前記精密機器収納ケースに
    より該精密機器収納ケースとの接触点を中心として回転
    するように誘導され、その後に前記接触点を中心として
    揺動することを特徴とする精密機器の衝撃緩和方法。
  2. 【請求項2】 前記精密機器が揺動する際に、前記精密
    機器収納ケースが前記精密機器と一体的に揺動すること
    を特徴とする請求項1記載の精密機器の衝撃緩和方法。
  3. 【請求項3】 前記精密機器が、前記精密機器収納ケー
    ス内において該精密機器収納ケースとは独立して揺動す
    ることを特徴とする請求項1記載の精密機器の衝撃緩和
    方法。
  4. 【請求項4】 振動や衝撃から保護すべき保護対象物で
    ある精密機器と、これを収納する精密機器収納ケースと
    を備える精密機器装置において、前記精密機器収納ケー
    スの複数の内壁面側に、それぞれ前記精密機器に向かっ
    て凸となる突起部が少なくとも1つ形成されていること
    を特徴とする精密機器装置。
  5. 【請求項5】 前記突起部が、収納した前記精密機器の
    重心軸からずれた位置に配置されていることを特徴とす
    る請求項1記載の精密機器装置。
  6. 【請求項6】 前記突起部が形成されている内壁面が、
    5ないし6つの面であることを特徴とする請求項4また
    は5記載の精密機器装置。
  7. 【請求項7】 前記突起部の先端部が曲面をなしている
    ことを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の精密機
    器装置。
  8. 【請求項8】 前記突起部が、前記精密機器収納ケース
    と一体成形されていることを特徴とする請求項4〜7の
    何れかに記載の精密機器装置。
  9. 【請求項9】 前記突起部が、前記精密機器収納ケース
    とは別体で形成され、前記精密機器収納ケース内壁面の
    所定の位置に固定されていることを特徴とする請求項4
    〜7の何れかに記載の精密機器装置。
  10. 【請求項10】 前記精密機器収納ケースの内壁面のう
    ち少なくとも2つの内壁面には複数の突起部が配置され
    ており、それらの突起部の突起高さが各々異なっている
    ことを特徴とする請求項4〜9の何れかに記載の精密機
    器装置。
  11. 【請求項11】 前記突起部が弾性部材で構成され前記
    精密機器収納ケース内壁面の所定の位置に固定されてい
    ることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の精密
    機器装置。
  12. 【請求項12】 前記精密機器収納ケースの内壁面のう
    ち少なくとも2つの内壁面には弾性部材にて構成された
    複数の突起部が配置されており、それらの突起部の形状
    (投影面積および突起高さ)若しくは硬度が各々異なっ
    ていることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の
    精密機器装置。
  13. 【請求項13】 前記精密機器収納ケースの何れかの対
    向する面に形成されている前記突起部同士は、前記精密
    機器の重心を挟んで対称となる位置に配置されているこ
    とを特徴とする請求項4〜12の何れかに記載の精密機
    器装置。
  14. 【請求項14】 前記精密機器の平行する4つの稜が面
    取りされており、前記精密機器収納ケースの内壁面端部
    には前記精密機器の面取り部に接触するリブが形成され
    ており、これにより前記精密機器が支持されていること
    を特徴とする請求項4〜13の何れかに記載の精密機器
    装置。
  15. 【請求項15】 前記精密機器の平行する4つの稜が面
    取りされており、その面取り部に対応する前記精密機器
    収納ケースの内側の4隅には弾性部材が配置されてお
    り、これにより前記精密機器が支持されていることを特
    徴とする請求項4〜13の何れかに記載の精密機器装
    置。
  16. 【請求項16】 前記精密機器の残りの2組の平行する
    4つ稜の内少なくとも一組の稜は面取りされており、こ
    の面取り部に対応して前記精密機器収納ケースの内壁面
    端部には該面取り部に接触するリブまたは弾性部材が設
    置されており、このリブまたは弾性部材によっても前記
    精密機器が支持されていることを特徴とする請求項14
    または15記載の精密機器装置。
  17. 【請求項17】 前記リブの断面形状が三角形であるこ
    とを特徴とする請求項14または16記載の精密機器装
    置。
  18. 【請求項18】 前記精密機器収納ケースの一側面には
    コネクタが装着されており、前記精密機器収納ケースに
    収容された状態にて前記精密機器と外部との信号の授受
    が可能であるように構成されていることを特徴とする請
    求項4〜17の何れかに記載の精密機器装置。
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