JP2002109058A - サービス提供現場用の携帯端末器、その制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

サービス提供現場用の携帯端末器、その制御方法及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2002109058A
JP2002109058A JP2000298218A JP2000298218A JP2002109058A JP 2002109058 A JP2002109058 A JP 2002109058A JP 2000298218 A JP2000298218 A JP 2000298218A JP 2000298218 A JP2000298218 A JP 2000298218A JP 2002109058 A JP2002109058 A JP 2002109058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
data
amount
insurance
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000298218A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsue Kitamura
佳津絵 北村
Akito Yamashiki
昭人 山敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAISEI KK
Original Assignee
DAISEI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAISEI KK filed Critical DAISEI KK
Priority to JP2000298218A priority Critical patent/JP2002109058A/ja
Publication of JP2002109058A publication Critical patent/JP2002109058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 訪問系の保健医療サービス及び福祉サービス
事業を行う事業者が実施したサービスに相当する請求額
を自動計算する携帯端末器を提供することを目的とす
る。 【構成】 提供予定サービスの種類と内容を示すデータ
と該提供予定サービスの保険適用データと各サービス利
用者の公費負担データとを予め記憶する第1の記憶手段
と、サービスの種類と内容を示すデータとサービス提供
事業者用サービス定価データと公費負担率データとを予
め記憶する第2の記憶手段と、サービス提供現場におい
て変更される提供サービスに対応して、該提供予定サー
ビスの種類と内容を示すデータ及び該提供予定サービス
の保険適用データを変更して記憶させる手段と、これら
のデータと加減算要素と保険給付率とサービス利用者の
支払方法と雑費とに基づいて請求額を演算する手段と、
出力手段とを備えることを特徴とする携帯端末器。 【効果】 現場での提供サービスに応じた請求額の算出
を正確且つ容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、訪問系の保健医療
サービス及び福祉サービス事業者(所)の業務支援に関
し、特にサービス提供現場において、請求額、実績デー
タ等を自動的に演算・作成・出力する携帯端末器、制御
方法及びこのステップを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】介護保険制度下では、要介護者または要
支援者(以下、「サービス利用者」という)が日常生活
を営むために必要な、保健医療サービスまたは福祉サー
ビス(即ち、「提供サービス」)を適切に利用できるよ
うに、心身の状況、その置かれている環境、本人及び家
族の希望等を勘案し、サービスの種類・内容、担当者等
を定めた計画を「介護サ−ビス計画」という。
【0003】介護保険は、本人のニーズに適応したサー
ビスを効率的、且つ計画的に提供する観点から、「介護
サービス計画を作成して、サービスを受給する」ことを
給付の基本としている。在宅サービスでは「居宅サービ
ス計画」を、施設サービスでは「施設サービス計画」を
作成し、それに基づいてサービスが提供される。
【0004】訪問系の保健医療サービス及び福祉サービ
スを含む「居宅サービス計画」は、本人が自ら作成する
か、ケアマネジャーに依頼し、作成されるが、サービス
利用者の状態変化に伴って、随時変更されなければなら
ないとされている。
【0005】サービス利用者は高齢且つ身体的問題を抱
えている場合が多い為、サービス利用者のもとへ派遣さ
れた訪問系のサービス提供職員(以下、単に「職員」と
いう)は、サービス利用者の都合や体調の変化等によ
り、サービス提供現場(以下、単に「現場」という)に
おいて急に発生するサービス内容の変更、サービス時間
の延長、サービスの追加等の要求に臨機応変に応じなけ
ればならないケースが多数存在する。
【0006】現在の介護保険制度では、居宅サービス種
類中の訪問系サービスのひとつである「訪問介護」だけ
例にとっても、300種類以上のサービス単価が存在
し、その中から提供したサービスに相当するサービス単
価を判断し、選びださなければならないなど、介護報酬
体系は非常に複雑である。
【0007】しかもサービス利用者への請求額を算出す
るには、このサービス単価を特殊な事情に基づいて、割
増・割引する為の演算や、介護保険適用・介護保険一部
適用・介護保険無適用の分類や、サービス利用者の個人
的条件による公費負担の有無及び公費負担率の判断や、
現場での雑費加算等を正確に判断し、これらの要素を正
確に組み合わせて算出しなければならない。
【0008】したがって、訪問先のサービス利用者から
の急な要求により、サービス内容に変更が生じた場合、
変更されたサービス内容に応じた請求額を、職員が現場
で算出し直すことは、上述のように複雑な計算処理をし
なければならないため難しく、誤計算からくる請求ミス
が多発している。また、当然、正確な請求額の入った請
求書及び領収書を発行することもできず、料金請求業務
の全てを完了することは非常に難しい現状となってい
る。
【0009】そこで、その料金請求業務を正確に完了す
るには、職員は一度派遣元であるサービス事業者に戻
り、専門の担当者が変更内容に基づいて、正確な請求額
を算出し直し、請求書及び領収書を再作成し、後日この
正規の請求書を持参し、再訪問するなどして、料金の請
求・受領、領収書の受渡しまでの工程を再度行わなけれ
ばならない。
【0010】この場合、再作成した請求書及び領収書を
持参しての再訪問に伴う人件費や交通費などの余計な経
費が発生したり、その場で請求ができないことからくる
トラブルとして、請求漏れや、事後精算時に利用者が変
更事実を否認し正当なサービス提供料金を徴収できない
などの問題が発生する。
【0011】また、従来のシステムは、拠点設置型ホス
トコンピュータに、サービス利用者及び、サービス利用
者に固有のデータや、サービス予定を予めマスターデー
タとして登録し、この登録データを拠点設置型ホストコ
ンピュータから、クライアントの端末に配信し、このク
ライアント端末を職員が現場に携帯する方式であるが、
これは、予定されているサービスを、現場でただ確認す
るだけの、いわば、ホストコンピュータありきの携帯端
末にすぎず、クライアント端末には請求額算出機能がな
いので、現場でサービス内容の変更、時間の延長、サー
ビスの追加等の変更が生じた場合、現場において請求額
の正しい算出ができない。また、当然ながら正しい請求
額の記入された請求書及び領収書を現場において作成す
ることもできず、印刷機能も備わっていないことから出
力も不可能であり、請求業務の全てを現場で直ちに完了
することができない、という欠点がある。
【0012】その上、従来のシステムは、拠点設置型ホ
ストコンピュータに予めサービス予定をマスターデータ
として登録し、クライアント端末に配信する方法をとっ
ている為、現場でサービスが変更となると、ホストコン
ピュータ内のデータ自体、マスターとしての価値を失っ
てしまう。そこで、変更状況に伴って職員の勤務状況や
利用者状況のデータを更新する必要が生じ、全職員から
それぞれに現場での勤務状況及び提供したサービス等に
関する報告を受け、それを基に拠点設置型ホストコンピ
ュータ内のマスターデータを個々に修正するという、大
変繁雑で手間と時間のかかる更新作業を行わなければな
らない。しかも、職員の申告実績と、サービス利用者の
主張実績が一致しない等、データの整合性がとれず、本
来、正確にあるべきマスターデータの信頼性が損なわれ
る結果となっている。
【0013】以上、従来技術には上述したような問題が
発生している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の点を
改良するもので、本発明の携帯端末器は、従来のホスト
コンピュータ無しでは運用できないクライアント端末と
は異なり、携帯端末器単体で、請求額の算出や請求書及
び領収書の出力までの一連の処理を、その場で完了させ
ることができるスタンドアローンの携帯端末器、その制
御方法及びそのステップを記憶した記憶媒体を提供する
ことを目的とする。
【0015】更に、前記したスタンドアローンの各携帯
端末器で作成完了されたデータから、サービス事業者全
体としての総括運用管理データを作成する、訪問系サー
ビス事業者(所)の業務支援用総括コンピュータを提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決する手段】上述した課題を解決するため
に、本発明は、サービス提供現場に携帯される携帯端末
器において、提供予定サービスの種類と内容を示すデー
タと、該提供予定サービスの保険適用データと、各サー
ビス利用者の公費負担データとを予め記憶する第1の記
憶手段と、サービスの種類と内容を示すデータと、サー
ビス提供事業者用サービス定価データと、公費負担率デ
ータとを予め記憶する第2の記憶手段と、該サービス提
供現場で、該提供予定サービスに変更が生じた場合は、
変更された提供サービスに対応して、該提供予定サービ
スの種類と内容を示すデータと、該提供予定サービスの
保険適用データとを変更して記憶させる手段と、該サー
ビス提供現場で実施された提供サービス費用基本額を、
該提供サービスの種類と内容を示すデータと、該サービ
ス提供事業者用サービス定価データと、加減算要素とに
基づいて決定する手段と、該各サービス利用者の公費負
担データに基づいて、該提供サービスに相当する公費負
担を判別し、公費負担が適用されるサービスには、該公
費負担率データに基づく公費負担率を適用して公費負担
を演算する手段と、該提供サービスに、該保険適用デー
タに基づく保険給付率を適用し、保険給付額を演算する
手段と、提供したサービスに付随し発生した雑費を演算
する手段と、前記提供サービス費用基本額と、前記公費
負担と、前記保険給付額と、前記雑費とに基づいて該サ
ービス利用者への請求額を演算する手段と、出力手段と
を備えることを特徴とする。
【0017】また、前記出力手段が、印字出力手段を備
えることを特徴とする。また、サービス利用者の支払方
法を判別する手段を更に備え、該支払方法が、現物給付
と判別した場合には、前記請求額を前記出力手段から印
字出力し、償還払いと判別した場合には、前記公費負担
率と、前記保険給付率とに基づき、前記請求額から償還
払い用請求額を演算する手段を備え、該償還払い用請求
額を前記出力手段から印字出力することを特徴とする。
【0018】また、前記第1及び第2の記憶手段の内容
と、前記変更して記憶させる手段の内容と、前記決定す
る手段の内容と、前記各々の演算する手段の内容および
請求額に対する受領の有無とを含む現場で実際に提供さ
れた、サービスの実績を示す提供サービス実績データ
と、サービス利用者毎のサービス実績を示す利用者実績
データと、サービスに対する受領状態を示す受領実績デ
ータとを作成するデータ分類・集計手段を更に備えるこ
とを特徴とする。
【0019】また、前記データ分類・集計手段で作成さ
れたデータを読込む手段と、該読み込んだデータに基づ
いて総括職員実績データ、総括提供サービス集計実績デ
ータ、総括利用者実績データ及び総括領収実績データを
作成するデータ作成手段と、該各々の実績データに基づ
いて総括職員人事データ、総括保険給付費用請求デー
タ、総括保険適用外サービスデータ及び総括利用者マス
ターデータを作成するデータ作成手段と、上記データの
各々に基づいて総括運用管理データを作成するデータ作
成手段とを含むサービス提供事業者側の総括コンピュー
タに、前記データ分類・集計手段の内容を出力する出力
手段を更に備えることを特徴とする。
【0020】また、サービス提供現場に携帯される携帯
端末器の制御方法において、提供予定サービスの種類と
内容を示すデータと、該提供予定サービスの保険適用デ
ータと、各サービス利用者の公費負担データとを予め記
憶する第1の記憶ステップと、サービスの種類と内容を
示すデータと、サービス提供事業者用サービス定価デー
タと、公費負担率データとを予め記憶する第2の記憶ス
テップと、該サービス提供現場で、該提供予定サービス
に変更が生じた場合は、変更された提供サービスに対応
して、該提供予定サービスの種類と内容を示すデータ
と、該提供予定サービスの保険適用データとを変更して
記憶させるステップと、該サービス提供現場で実施され
た提供サービス費用基本額を、該提供サービスの種類と
内容を示すデータと、該サービス提供事業者用サービス
定価データと、加減算要素とに基づいて決定するステッ
プと、該各サービス利用者の公費負担データに基づい
て、該提供サービスに相当する公費負担を判別し、公費
負担が適用されるサービスには、該公費負担率データに
基づく公費負担率を適用して公費負担を演算するステッ
プと、該提供サービスに、該保険適用データに基づく保
険給付率を適用し、保険給付額を演算するステップと、
提供したサービスに付随し発生した雑費を演算するステ
ップと、前記提供サービス費用基本額と、前記公費負担
と、前記保険給付額と、前記雑費とに基づいて該サービ
ス利用者への請求額を演算するステップと、サービス利
用者の支払方法が、現物給付と判別した場合には、前記
請求額を前記出力手段から印字出力し、償還払いと判別
した場合には、前記公費負担率と、前記保険給付率とに
基づき、前記請求額から償還払い用請求額を演算するス
テップを備え、該償還払い用請求額を前記出力手段から
印字出力するステップとを備えることを特徴とする。
【0021】また、前記第1及び第2の記憶ステップの
内容と、前記変更して記憶させるステップの内容と、前
記決定するステップの内容と、前記各々の演算するステ
ップの内容および請求額に対する受領の有無とを含む現
場で実際に提供された、サービスの実績を示す提供サー
ビス実績データと、サービス利用者毎のサービス実績を
示す利用者実績データと、サービスに対する受領状態を
示す受領実績データとを作成するデータ分類・集計ステ
ップを更に備えることを特徴とする。
【0022】また、提供予定サービスの種類と内容を示
すデータと、該提供予定サービスの保険適用データと、
各サービス利用者の公費負担データとを予め記憶する第
1の記憶ステップと、サービスの種類と内容を示すデー
タと、サービス提供事業者用サービス定価データと、公
費負担率データとを予め記憶する第2の記憶ステップ
と、前記サービス提供現場で、該提供予定サービスに変
更が生じた場合は、変更された提供サービスに対応し
て、該提供予定サービスの種類と内容を示すデータと、
該提供予定サービスの保険適用データとを変更して記憶
させるステップと、該サービス提供現場で実施された提
供サービス費用基本額を、該提供サービスの種類と内容
を示すデータと、該サービス提供事業者用サービス定価
データと、加減算要素とに基づいて決定するステップ
と、該各サービス利用者の公費負担データに基づいて、
該提供サービスに相当する公費負担を判別し、公費負担
が適用されるサービスには、該公費負担率データに基づ
く公費負担率を適用して公費負担を演算するステップ
と、該提供サービスに、該保険適用データに基づく保険
給付率を適用し、保険給付額を演算するステップと、提
供したサービスに付随し発生した雑費を演算するステッ
プと、前記提供サービス費用基本額と、前記公費負担
と、前記保険給付額と、前記雑費とに基づいて該サービ
ス利用者への請求額を演算するステップと、出力ステッ
プとを記憶した、コンピュータに読み取り可能な記憶媒
体であることを特徴とする。
【0023】また、サービス利用者の支払方法が、現物
給付と判別した場合には、前記請求額を前記出力手段か
ら印字出力し、償還払いと判別した場合には、前記公費
負担率と、前記保険給付率とに基づき、前記請求額から
償還払い用請求額を演算するステップを備え、該償還払
い用請求額を前記出力手段から印字出力するステップを
更に記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体で
あることを特徴とする。
【0024】
【作用】したがって、訪問先であるサービス提供現場に
おいて、サービス利用者から急なサービス変更(サービ
ス内容の変更、サービス時間の延長、サービスの追加
等)の要求が生じた場合でも、その場で正確に請求額を
算出することができ、また、印刷機能を持たせ、その算
出された請求額を、現場において請求書及び領収書とし
て発行可能としたため、サービス提供に関する一連の業
務をその場で完了でき、且つ、種々の実績データを分類
・集計できる。
【0025】また、このデータからサービス事業者全体
としての総括運用管理データを作成することができる。
【0026】
【実施例】本発明の一実施態様を図に基づいて説明す
る。図1から図3は、本発明一実施態様の携帯端末器の
動作フローチャートを示す。図中A、B、Cはステップ
の移行先をそれぞれ示す。
【0027】図4は、本発明一実施態様の携帯端末器の
要部ブロック構成図。図4において1は職員が携帯する
携帯端末器を示す。この携帯端末器1は、入力部2、動
作フローチャートを記憶した制御部3、サービスメニュ
ー記憶部4、利用者基本データ記憶部5、提供サービス
データ記憶部6、表示部7、演算部8、出力帳票作成部
9、印字部10、サービス実績データ作成部11、受領
実績データ作成部12、利用者実績データ作成部13、
記憶媒体書込み部14及び通信伝送部15で構成され
る。即ち、入力部2は、制御部3、サービスメニュー記
憶部4、利用者基本データ記憶部5、提供サービスデー
タ記憶部6にそれぞれ接続されている。また、制御部3
は、演算部8、表示部7、サービスメニュー記憶部4、
利用者基本データ記憶部5、提供サービスデータ記憶部
6、サービス実績データ作成部11、受領実績データ作
成部12、利用者実績データ作成部13、出力帳票作成
部9、印字部10、記憶媒体書込み部14及び通信伝送
部15にそれぞれ接続されている。また、記憶媒体書込
み部14及び通信伝送部15には、サービス実績データ
作成部11、受領実績データ作成部12、利用者実績デ
ータ作成部13、サービスメニュー記憶部4、利用者基
本データ記憶部5及び提供サービスデータ記憶部6が接
続され、このサービス実績データ作成部11、受領実績
データ作成部12、利用者実績データ作成部13には、
サービスメニュー記憶部4、利用者基本データ記憶部5
及び提供サービスデータ記憶部6が接続されている。
【0028】図5は、本発明の一実施態様サービス事業
者側の総括コンピュータの動作フローチャート。図6
は、本発明の一実施態様の、該総括コンピュータの要部
ブロック構成図。
【0029】図6において、17はサービス事業者側の
総括コンピュータを示す。この総括コンピュータ17
は、記憶媒体読込み部18、通信受信部19、データ集
積・分類部20、職員実績処理部21、サービス実績処
理部22、利用者実績処理部23、領収実績処理部2
4、表示/出力部25、事業者実績データ処理部26、
給料処理部27、保険給付費用請求処理部28、保険適
用外サービス処理部29、利用者マスターデータ処理部
30及び運用管理データ作成/記憶部31で構成され
る。
【0030】即ち、記憶媒体読込み部18及び通信受信
部19は、データ集積・分類部20に接続されている。
データ集積・分類部20は、職員実績処理部21、サー
ビス実績処理部22、利用者実績処理部23、領収実績
処理部24にそれぞれ接続されている。また、この職員
実績処理部21、サービス実績処理部22、利用者実績
処理部23、領収実績処理部24は、表示/出力部25
及び運用管理データ作成/記憶部31にそれぞれ接続さ
れている。
【0031】また、職員実績処理部21、サービス実績
処理部22、利用者実績処理部23、領収実績処理部2
4は、事業者実績データ処理部26にそれぞれ接続され
ている。この事業者実績データ処理部26は、給料処理
部27、保険給付費用請求処理部28、保険適用外サー
ビス処理部29及び利用者マスターデータ処理部30に
それぞれ接続されている。また、この給料処理部27、
保険給付費用請求処理部28、保険適用外サービス処理
部29、利用者マスターデータ処理部30は、表示/出
力部25及び運用管理データ作成/記憶部31にそれぞ
れ接続されている。また、運用管理データ作成/記憶部
31は、表示/出力部25に接続されている。
【0032】この様な構成において、本発明の一実施態
様の特徴ある動作を説明する。介護保険制度下では、ケ
アマネジャーが、サービス利用者の希望及びニーズを勘
案し介護サービス計画を作成し、更に保険適用のあるサ
ービスについては給付管理票を作成する。また、この介
護サービス計画及び給付管理票と同一の内容のサービス
提供票を作成しサービス事業者へ、且つ介護サービス計
画及び給付管理票と同一内容のサービス利用票を作成
し、サービス利用者へ渡し、介護サービス計画及び給付
管理票・サービス提供票・サービス利用票に基づいてサ
ービス利用者へサービスが実施される。
【0033】まず、サービスメニュー記憶部4に、サー
ビス事業者は、介護保険制度下で定められた介護サービ
スの区分・種類に応じ、サービスの内容、事業所の所在
する地域などを勘案して算定されたサービス単価を上限
とし、事業者において決定した提供サービスの種類と内
容、それに伴い、サービスの種類と内容毎に自事業者が
算定した、サービス提供事業者用サービス定価データ、
自事業者のサービス提供職員の氏名及び有する資格など
の職員データ、加減算データ、介護保険制度下で定めら
れた公費負担率データ、等のサービスメニューを、携帯
端末器1の入力部2から記憶させる。
【0034】例えば、以下に示すようなデータが記憶さ
れる。サービス事業者は、自事業者が提供するサービス
種類・内容と、それに相当するサービスコードとを、厚
生省が定める介護給付費単位数サービスコード表より選
択し、自事業者が提供するサービス種類・内容毎に、自
事業者が独自に算定したサービス定価データと、特別地
域訪問介護加算や特別地域訪問看護加算等の特別地域加
算データ、特別管理加算や緊急時訪問看護加算等の訪問
看護に依存する加算データ及び自事業者オリジナルのサ
ービス定価減額データ、などの加減算データと、身体障
害者福祉法、精神保健及び精神障害者福祉に関する法
律、生活保護法、結核予防法、原子爆弾被爆者に対する
援護に関する法律、特定疾患治療研究事業、低所得者の
利用負担の経過措置に関する特別対策などの公費負担
名、及び各々の公費負担率を示すデータと、自事業者の
サービス提供職員の氏名及び有する資格などの職員デー
タなど、主に請求額を算出する上の基本データを、予め
入力部2から、サービスメニュー記憶部4に記憶する。
【0035】次に、利用者基本データ記憶部5に、サー
ビス事業者は、各サービス利用者の氏名、生年月日、性
別、住所、連絡先などの基本情報データ、被保険者番
号、要介護状態区分、認定有効期間、保険給付の支給限
度基準額、限度額適用期間、支払方法などのサービス利
用者の保険給付データ、サービス利用者に依存し、公費
負担の有無及び公費負担の種類を持つ公費負担データ
等、サービス利用者の個人データを、携帯端末器1の入
力部2から記憶させる。
【0036】例えば、以下に示すようなデータが記憶さ
れる。 サービス利用者氏名:○○太郎 生年月日 :大正元年1月1日 性別 :男 住所 :□□県××市△△町1丁目2番3号 連絡先 :1234−56−7890 被保険者番号 :0000000001 要介護状態区分 :要介護3 認定有効期間 :平成12年4月1日〜平成12年9月30日 支給限度基準額 :267,500円 限度額適用期間 :平成12年4月1日〜平成12年9月30日 支払方法 :現物給付 支払方法適用期間 :平成12年4月1日〜平成12年9月30日 公費負担 :生活保護法 などの、個人を特定するために必要なサービス利用者個
々の基本情報データ、保険給付に付随するデータ及びサ
ービス利用者個人に依存する公費負担データなどの、利
用者の個人データを、予め入力部2から、利用者基本デ
ータ記憶部5に記憶させる。
【0037】次に、提供サービスデータ記憶部6へ、サ
ービス事業者は、前記サービスメニュー記憶部4と前記
利用者基本データ記憶部5への記憶後、ケアマネジャー
が作成した介護サービス計画に基づくサービス提供票に
記入された提供予定サービスを、携帯端末器1の入力部
2から記憶させる。
【0038】例えば、以下に示す様なデータが記憶され
る。 サービス利用者氏名:○○太郎(利用者基本データ記憶
部5より読出し、選択入力) サービス提供予定日:平成12年4月15日 サービス開始時間 :午前10時00分 サービス終了時間 :(サービス提供終了後に、入力) サービス種類 :訪問介護(サービスメニュー記憶
部4より読出し、選択入力) サービス内容 :身体介護3(サービスメニュー記
憶部4より読出し、選択入力) 保険適用の有無 :有り サービス提供職員名:ヘルパーA(サービスメニュー記
憶部4より読出し、選択入力) 特記事項 :(サービス変更事由など入力) 以上のようにしてデータの記憶された携帯端末器1を、
担当職員が携帯して、サービス利用者宅等の現場に出向
いてサービスの提供を行う。
【0039】しかし、上述の通り、サービス提供現場で
急なサービス内容の変更がサービス利用者の要求により
発生した場合、特に介護保険制度下では給付管理上の問
題から、介護サービス計画の見直しと、給付額の再計算
などの修正及び更新が要される。職員は、現場で提供予
定サービスに変更が生じた場合に、給付管理を行ってい
るケアマネジャーにその内容を連絡する。ケアマネジャ
ーは、職員から連絡された提供予定サービスの変更内容
を検討し、変更内容について保険適用の可否を判断す
る。変更内容が支給限度基準額の範囲内などの理由で保
険適用可能であれば、介護サービス計画及び給付管理票
・サービス提供票・サービス利用票を修正し、現場の職
員に変更内容が保険適用可能の旨を伝える。また、サー
ビス内容を変更することにより、支給限度基準額を越え
てしまうなどの理由から、保険が適用できないものであ
れば、介護サービス計画等を修正し、且つ変更内容に保
険適用がない旨を現場の職員に知らせる。
【0040】職員は、ケアマネジャーからの連絡に基づ
いて、携帯端末器1の提供サービスデータ記憶部6に記
憶された提供予定サービスを読出し、表示部7に表示さ
れたこの提供予定サービスの、変更された箇所のみ入力
部2から書き替え、それを提供サービスデータ記憶部6
に記憶させる。(ステップS1、以下、単に「ステップ
1」という。)例えば、以下に示す様にサービス内容が
変更される。 サービス利用者氏名:○○太郎(提供サービスデータ記
憶部6より読出し、表示) サービス提供予定日:平成12年4月15日(提供サー
ビスデータ記憶部6より読出し、表示) サービス開始時間 :午前10時30分(提供サービス
データ記憶部6より読出し、変更箇所修正入力) サービス終了時間 :(サービス提供終了後に、入力) サービス種類 :訪問介護(提供サービスデータ記
憶部6より読出し、表示) サービス内容 :身体介護4(提供サービスデータ
記憶部6より読出し、変更箇所修正入力) サービス提供職員名:ヘルパーA(提供サービスデータ
記憶部6より読出し、表示) 特記事項 :利用者昨晩より発熱のため受診。
病院からの帰宅遅れ、サービス開始時間の遅延。体調が
落ち着くまでのサービス時間延長依頼あり。
【0041】この変更された介護サービス計画に基づい
て、職員はサービス利用者にサービスを提供する。これ
により、携帯端末器1は、この変更入力された内容に基
づき、サービスメニュー記憶部4と、利用者基本データ
記憶部5および提供サービスデータ記憶部6から、変更
となったサービス種類・内容に対する自事業者独自に算
定したサービス定価と、個人に対する公費負担や公費負
担率と、提供サービス毎の保険適用の有無などを読出し
て、サービス利用者への請求額を自動計算し、請求書・
領収書を発行する。これは本発明の特徴の一つである。
【0042】この上述した本発明の特徴ある動作を以下
に示す。まず、職員は、携帯端末器1の入力部2から制
御部3に、提供サービスに対するサービス利用者への請
求額(以下、単に「請求額」という)の演算を指示す
る。
【0043】これにより、制御部3は、提供サービス費
用基本額演算モードになる(ステップ2〜4)。即ち、
変更となったサービス種類・内容に対する自事業者独自
に算定したサービス定価をサービスメニュー記憶部4か
ら読出し、この読出されたサービス定価を、表示部7に
表示する。職員は、この表示されたサービス定価に、加
減算要素を入力する(ステップ3、ステップ4)。例え
ば、加算要素には特別地域加算、時間帯(早朝・夜間、
深夜)による加算、職員人員数による加算、特別管理加
算、緊急時訪問看護加算などがあり、サービス定価に相
当する加算を加算要素として入力する。更に、減額要素
として、例えば、職員の技能(3級職員、准看等)によ
る減額、サービス事業者独自のサービス定価減額などを
入力する。制御部3は、この入力された加減算要素に従
って、演算部8に、自事業者独自に算定したサービス定
価の加減を演算させる(ステップ4)。この加減演算
は、変更されたサービスも含めた全ての提供されたサー
ビスについて実行され、この各々の演算結果は、請求額
算出の基となる料金(以下、「提供サービス費用基本
額」という)として、提供サービスデータ記憶部6に記
憶される。
【0044】このように、自事業者独自に算定したサー
ビス定価に、加減算処理を行い、現場で自動的に提供サ
ービス費用基本額が算出されるのは、本発明の特徴の一
つである。
【0045】次に、制御部3は、公費負担演算モードを
実行する(ステップ5〜6)。即ち、利用者基本データ
記憶部5からサービス利用者の個人データを読出し、公
費適用のあるサービス利用者であるか否かを判別する。
更に、提供サービスの中に公費負担適用サービスが有る
か否かを、サービスメニュー記憶部4に記憶されたサー
ビスメニューから判別し、公費負担適用サービスがあれ
ば公費負担率に基づいて該提供サービスについての公費
負担に係る自己負担額(以下、単に「公費自己負担額」
という)を演算部8に演算させる。この公費負担演算
は、提供サービスに含まれた公費負担適用サービス全て
について行われ、演算部8で、前記提供サービス費用基
本額から各公費負担額が計算され、公費自己負担額が算
出される(ステップ6)。尚、制御部3は、サービス利
用者に公費の適用が無いと判別された場合、及びサービ
ス利用者に公費の適用はあるが、その提供サービスに公
費負担適用が無いと判別された場合は、演算部8に、前
記提供サービス基本額から公費自己負担額を演算させる
(ステップ6)。これら、各々の公費自己負担額は提供
サービスデータ記憶部6に記憶される。
【0046】一般に、公費負担の適用はサービス利用者
に依存し、10種類ほどの公費負担適用条件中の1つ、
または複数に該当しているサービス利用者が受けるサー
ビス内容に対して、個々に適用される。公費負担の種類
によっては、サービス種類・内容を制限し公費負担の適
用がされるものもある。従って、公費負担が適用される
サービス利用者であっても、その提供サービスが公費負
担適用サービスであるか否かを判断した上で、公費負担
種類により定められた公費負担率を掛け、サービス利用
者の公費自己負担額を算出しなければならない。
【0047】これに対して、本発明は、携帯端末器1に
記憶した利用者基本データ記憶部5のデータと、サービ
スメニュー記憶部4のデータ及び現場で変更された介護
サービス計画のデータとに基づいて、公費自己負担額を
正確且つ容易に演算することができる。これは、本発明
の特徴の一つである。
【0048】次に、制御部3は、介護保険適用切り分け
モードとなる(ステップ7〜10)。即ち、制御部3
は、提供サービスデータ記憶部6に、現時点までで記憶
された提供サービスのデータを読出し、この全提供サー
ビスの各々に対して、保険適用の有無を切り分け、提供
サービス費用基本額と保険適用データとに基づいて、最
初に保険自己負担額を、さらに、決定自己負担額を決定
する。具体的には、全提供サービスと保険適用の関係に
より、以下に示すような切り分けの演算動作となる。 全提供サービスが全て保険適用(ステップ7yes、
ステップ8no)である場合、制御部3は、保険給付率
と公費負担率とにおいて優先率の切り分けを行い、演算
部8に、保険給付に係る自己負担額(以下、単に「保険
自己負担額」という)と、決定自己負担額を演算させる
(ステップ10)。 全提供サービスの中に保険適用(ステップ7yes、
ステップ8yes、ステップ9yes)と、保険適用外
(ステップ7yes、ステップ8yes、ステップ9n
o)とが混在する場合、制御部3は、保険適用分につい
ては、前記同様に演算した保険自己負担額と、保険適
用外分に相当する前記公費自己負担額とに基づいて、演
算部8に決定自己負担額を演算させる(ステップ1
0)。 全提供サービスの全てが保険適用外(ステップ7n
o)である場合、制御部3は、前記公費自己負担額に基
づき、演算部8に、決定自己負担額を演算させる。以上
のようにして算出された、保険自己負担額及び決定自己
負担額は、提供サービスデータ記憶部6に記憶される。
【0049】次に、制御部3は、支払方法判別モードと
なる(ステップ11〜12)。即ち、制御部3は、支払
方法の判別を行う上で、利用者基本データ記憶部5と提
供サービスデータ記憶部6から、現時点までで記憶され
た提供サービスのデータ、支払方法および支払方法適用
期間などの読出しを行い、演算部8に演算を指示する
が、現場で支払方法が変更となった場合でも、入力部2
から「現物給付」または「償還払い」を入力すること
で、支払方法を判別し、演算部8に、現物給付最終自己
負担額、または償還払い最終自己負担額を演算させる。
【0050】この、サービス利用者の支払方法には、
現物給付と、償還払いとがある。 現物給付は、制御部3が、支払方法を判別し(ステッ
プ11)、演算部8に、支払データと、前記決定自己負
担額とに基づき、現物給付最終自己負担額を演算させ
(ステップ12)、この現物給付最終自己負担額に雑費
を加えた請求額を、現金または介護券などでサービス事
業者に支払う方法であり、 償還払いは、制御部3が、支払方法を判別し(ステッ
プ11)、演算部8に、支払データと、前記決定自己負
担額と、前記公費負担率と、前記保険給付率とに基づ
き、償還払い最終自己負担額を演算させ(ステップ1
2)、この償還払い最終自己負担額に雑費を加えた請求
額を、サービス利用者が一旦サービス事業者へ支払い、
サービス事業者は「サービス提供証明書」を発行し、サ
ービス利用者は該「サービス提供証明書」を管轄自治体
へ提出することで、前記償還払い最終自己負担額から前
記決定自己負担額を除いた金額を償還される方法であ
る。このステップ12で算出された各々の最終自己負担
額は、提供サービスデータ記憶部6に記憶される。
【0051】次に、制御部3は、請求額演算モードを実
行する(ステップ13〜15)。即ち、制御部3は、雑
費として入力部2より入力された、提供サービスに付随
し発生した必要経費、例えば、おむつ代金、買い物立替
金、交通費などを、提供サービスデータ記憶部6に記憶
し、更に、提供サービスデータ記憶部6からステップ1
2で算出された前記最終自己負担額を読出し、この前記
最終自己負担額と雑費とを、演算部8で演算させ(ステ
ップ14)、請求額を算出させる(ステップ15)。こ
のステップ15で算出された請求額は、提供サービスデ
ータ記憶部6に記憶される。
【0052】ここで、制御部3は、請求書・領収書印字
出力モードに切り変わる(ステップ16〜19)。即
ち、制御部3は、ステップ15までで請求額が算出され
ると、出力帳票作成部9に請求書の発行を指示し、提供
したサービスの請求書を作成する上で必要なデータ、例
えば、サービス利用者氏名、請求額、支払方法などを、
提供サービスデータ記憶部6から読出す。この読出され
たデータに基づいて、出力帳票作成部9は、現物給付の
場合には現物給付用の請求書を、償還払いの場合には償
還払い用の請求書を作成する。この出力帳票作成部9で
作成された請求書のデータは、提供サービスデータ記憶
部6に記憶されるとともに、請求書として、印字部10
より印字出力される(ステップ16)。このようにし
て、携帯端末器1から印字出力された請求書により、職
員は提供サービスに対する請求額をサービス利用者へ請
求する。
【0053】職員が請求した金額をサービス利用者から
受領できれば、職員は受領金額及び日付等を入力部2か
ら入力する。制御部3は、この入力データを提供サービ
スデータ記憶部6に記憶させ、出力帳票作成部9に領収
書の発行を指示し、領収書を作成する上で必要なデー
タ、例えば、サービス利用者氏名、受領金額、受領日
付、支払方法などを、提供サービスデータ記憶部6から
読出す。この読出されたデータに基づいて、出力帳票作
成部9は、現物給付の場合には現物給付用の領収書を、
償還払いの場合には償還払い用の領収書を作成する。こ
の出力帳票作成部9で作成された領収書のデータは、提
供サービスデータ記憶部6に記憶されるとともに、領収
書として、印字部10より印字出力される(ステップ1
8)。
【0054】他方、職員が請求した金額をサービス利用
者から受領できなければ、職員は、未受領として入力部
2から入力する。制御部3は、この入力データを提供サ
ービスデータ記憶部6に記憶させ、未受領処理を行う
(ステップ19)。
【0055】以上、上述してきたように、現場における
突然のサービス内容の変更にも対応し、請求額算出まで
の繁雑な処理を正確且つ迅速に行い、さらに、請求書お
よび領収書の作成・印字出力までを可能としたことで、
請求処理までの一連の業務を瞬時に完了できることは、
本発明の優れた特徴である。
【0056】更に、制御部3は、ステップ18またはス
テップ19まで終了すると、データ集計モードに移り、
実績データを作成する(ステップ20)。即ち、制御部
3は、現場で提供された現時点までの、全提供サービス
のデータを、提供サービスデータ記憶部6から読出し、
サービス実績データ作成部11で、各サービスの実績で
ある、提供サービス実績データを作成させ、記憶させる
(ステップ20)。また、制御部3は、提供サービスデ
ータ記憶部6から受領/未受領データを読出し、受領実
績データ作成部12で、受領金額の合計や未受領金額の
合計等から成る、受領実績データを作成させ、記憶させ
る(ステップ20)。また、制御部3は、提供サービス
データ記憶部6から各々の利用者に関する変更した介護
サービス計画とともに、各ステップで算出された種々の
自己負担額、支払方法(現物給付または償還払い)、請
求額及び受領データ(受領または未受領)などを読出
し、利用者実績データ作成部13で、サービス利用者個
人の実績である、利用者実績データを作成させ、記憶さ
せる(ステップ20)。
【0057】上述した、提供サービス実績データ、受領
実績データ及び利用者実績データ等の各実績データは、
携帯端末器1に記憶された、現場で実際に提供したサー
ビスのデータを基に、自動的に集計・作成されるため、
常に実際に提供したサービスを反映したものとなり、正
確な実績データの作成ができることは、本発明の優れた
特徴である。
【0058】続いて、サービス事業者における総括コン
ピュータ17の一実施態様の特徴ある動作を説明する。
この総括コンピュータ17は、各職員が現場に携帯した
各々の携帯端末器1に記憶された提供サービス実績デー
タ、受領実績データ、利用者実績データ、等からサービ
ス事業者全体の総括運用管理データを作成し、記憶す
る。
【0059】まず、各職員が現場で実際に提供した、サ
ービスのデータを記憶した携帯端末器1で作成された、
各実績データ(提供サービス実績データ、受領実績デー
タ、利用者実績データ等)を、サービス事業者の総括コ
ンピュータ17に読込ませる(ステップ22)。
【0060】携帯端末器1で作成された各実績データの
読込み方には、フロッピ等の記憶媒体を使用する、
インターネット等の通信手段を使用する、の2種類があ
る。 フロッピ等の記憶媒体を使用する場合には、前記携帯
端末器1の記憶媒体書込み部14に記憶媒体を挿入し、
入力部2より書込みモードを指示し、制御部3がこの書
込みモードを実行して、記憶媒体に提供サービス実績デ
ータ、受領実績データ及び利用者実績データ等を書込ま
せる。この記憶媒体を、総括コンピュータ17の記憶媒
体読込み部18に読込ませる(ステップ22)。 インターネット等の通信手段を使用する場合には、前
記携帯端末器1の入力部2より通信伝送モードを指示
し、制御部3がこの通信伝送モードを実行して、通信伝
送フォームを表示部7に表示する。職員がフォームに従
って転送データ、転送先等を入力部2より入力した後、
転送を指示する。この入力データに従って、制御部3は
提供サービス実績データ、受領実績データ及び利用者実
績データ等を、通信伝送部15を使用し、通信伝送させ
る。この通信伝送されたデータを総括コンピュータ17
の通信受信部19で読込む(ステップ22)。
【0061】次に、総括コンピュータ17は、記憶媒体
読込み部18や、通信受信部19で読込んだ各携帯端末
器1からのデータを、データ集積・分類部20により集
積し、種々のデータに分類する(ステップ23)。即
ち、複数の携帯端末器1を一人の職員が使用したり、一
台の携帯端末器1を複数の職員で使用する場合など、各
携帯端末器1からランダムに読込まれるデータを、総括
コンピュータ17のデータ集積・分類部20で、サービ
ス事業者全体として集積し、職員別データ、サービス別
データ、サービス利用者別データ、受領データ、等に分
類する(ステップ23)。
【0062】次に、この分類されたデータを基に、以下
のデータを作成する(ステップ24〜27)。即ち、職
員実績処理部21は、データ集積・分類部20からの職
員別データに基づいて、各職員別の稼働時間、提供サー
ビス、提供サービス変更内容等を集計して、総括職員実
績データを作成する(ステップ24)。また、サービス
実績処理部22は、データ集積・分類部20からのサー
ビス別データに基づいて、サービス種類・内容別の提供
頻度、サービス変更頻度、サービス変更の内容及びパタ
ーン等を集計して、総括提供サービス集計実績データを
作成する(ステップ25)。また、利用者実績処理部2
3は、データ集積・分類部20からのサービス利用者別
データに基づいて、各サービス利用者のサービス利用内
容、受領状態、受領額、要介護状態区分別の利用者の割
合等を集計して、サービス利用者に係る、総括利用者実
績データを作成する(ステップ26)。また、領収実績
処理部24は、データ集積・分類部20からの受領デー
タに基づいて、総領収額、総未受領額等を集計して、総
括領収実績データを作成する(ステップ27)。
【0063】以上、このステップ24〜ステップ27で
作成された各々の総括実績データは、事業者実績データ
処理部26に記憶され、また、所望時に、表示/出力部
25で、表示、出力及び印字出力できる(ステップ2
8)。
【0064】次に、事業者実績データ処理部26は、こ
のステップ24〜ステップ27で作成され、事業者実績
データ処理部26に記憶した各々の総括実績データを、
職員稼働データ、保険適用サービスデータ、保険適用外
サービスデータ、利用者別データ等に分類する(ステッ
プ28)。
【0065】次に、ステップ28で分類されたデータに
基づき、給料処理部27・保険給付費請求処理部28・
保険適用外サービス処理部29・利用者マスターデータ
処理部30で、以下のデータを作成する(ステップ29
〜32)。即ち、給料処理部27は、事業者実績データ
処理部26から職員稼働データを読出し、各職員の給料
算出・給料報酬支払情報、職員の勤務状況および稼働履
歴などから成る、総括職員人事データを作成し、記憶す
る(ステップ29)。また、保険給付費用請求処理部2
8は、事業者実績データ処理部26から保険適用サービ
スデータを読出し、各々の提供された保険適用サービス
について、予め記憶された国民健康保険団体連合会(以
下、単に「国保連」という)提出用の厚生省基準の介護
給付費請求書フォーマットに従って、サービス種類・内
容、保険給付率、保険給付額等を処理し、介護給付費請
求書を自動作成し、そのデータを記憶する(ステップ3
0)。また、保険適用外サービス処理部29は、事業者
実績データ処理部26から保険適用外サービスデータを
読出し、各々の提供された保険適用外サービスについ
て、サービス種類・内容別の提供頻度及び合計サービス
費用、サービス変更の頻度、内容及びパターンなどを算
出し、総括保険適用外サービスデータを作成し、記憶す
る(ステップ31)。また、利用者マスターデータ処理
部30は、事業者実績データ処理部26から利用者別デ
ータを読出し、各々のサービス利用者について、このサ
ービス利用者が受けたサービスに関する頻度、要介護状
態区分、心身的状況、保険給付の状態、公費負担の変化
などの、利用者へのサービス提供上の基本となる、総括
利用者マスターデータを作成し、記憶する(ステップ3
2)。
【0066】以上、このステップ29〜ステップ32で
作成された、給料データを含めた総括職員人事データ、
介護給付費請求書のデータ、総括保険適用外サービスデ
ータ及び総括利用者マスターデータは、表示/出力部2
5により、所望時に表示、出力及び印字出力できる。
【0067】次に、運用管理データ作成/記憶部31
は、上述の、給料データを含めた総括職員人事データ、
介護給付費請求書のデータ、総括保険適用外サービスデ
ータ、総括利用者マスターデータ及び前記各々の総括実
績データとに基づき、サービス事業者全体の収益向上を
目的とした、今後の営業方針の決定や方向付けに反映で
きる総括運用管理データを作成し、記憶する(ステップ
33)。
【0068】この総括運用管理データは、各々の履歴と
同時に累計も記憶され、また、所望時に所望のデータ
を、表示/出力部25より表示、出力及び印字出力でき
る。このように、現場で発生する急なサービス変更を含
む、実際に提供したサービス実績に相当して作成したデ
ータを、各々の携帯端末器1から総括コンピュータ17
で読込み、集積されたデータを分類して、事業者経営管
理用の総括保険給付費用請求データ、総括保険適用外サ
ービスデータ、職員管理用の給料を含めた総括職員人事
データ、サービス利用者管理用の総括利用者マスターデ
ータ等から、将来のサービス提供の指針ともなる、事業
者全体の総括運用管理データを、容易に作成及び記憶で
きることは、本発明の優れた特徴の一つである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サービス提供現場に携帯される携帯端末器において、提
供予定サービスの種類と内容を示すデータと、該提供予
定サービスの保険適用データと、各サービス利用者の公
費負担データとを予め記憶する第1の記憶手段と、サー
ビスの種類と内容を示すデータと、サービス提供事業者
用サービス定価データと、公費負担率データとを予め記
憶する第2の記憶手段と、該サービス提供現場で、該提
供予定サービスに変更が生じた場合は、変更された提供
サービスに対応して、該提供予定サービスの種類と内容
を示すデータと、該提供予定サービスの保険適用データ
とを変更して記憶させる手段と、該サービス提供現場で
実施された提供サービス費用基本額を、該提供サービス
の種類と内容を示すデータと、該サービス提供事業者用
サービス定価データと、加減算要素とに基づいて決定す
る手段と、該各サービス利用者の公費負担データに基づ
いて、該提供サービスに相当する公費負担を判別し、公
費負担が適用されるサービスには、該公費負担率データ
に基づく公費負担率を適用して公費負担を演算する手段
と、該提供サービスに、該保険適用データに基づく保険
給付率を適用し、保険給付額を演算する手段と、提供し
たサービスに付随し発生した雑費を演算する手段と、前
記提供サービス費用基本額と、前記公費負担と、前記保
険給付額と、前記雑費とに基づいて該サービス利用者へ
の請求額を演算する手段と、出力手段とを備えることを
特徴とする。
【0070】また、前記出力手段が、印字出力手段を備
えることを特徴とする。また、サービス利用者の支払方
法を判別する手段を更に備え、該支払方法が、現物給付
と判別した場合には、前記請求額を前記出力手段から印
字出力し、償還払いと判別した場合には、前記公費負担
率と、前記保険給付率とに基づき、前記請求額から償還
払い用請求額を演算する手段を備え、該償還払い用請求
額を前記出力手段から印字出力することを特徴とする。
【0071】また、前記第1及び第2の記憶手段の内容
と、前記変更して記憶させる手段の内容と、前記決定す
る手段の内容と、前記各々の演算する手段の内容および
請求額に対する受領の有無とを含む現場で実際に提供さ
れた、サービスの実績を示す提供サービス実績データ
と、サービス利用者毎のサービス実績を示す利用者実績
データと、サービスに対する受領状態を示す受領実績デ
ータとを作成するデータ分類・集計手段を更に備えるこ
とを特徴とする。
【0072】また、前記データ分類・集計手段で作成さ
れたデータを読込む手段と、該読み込んだデータに基づ
いて総括職員実績データ、総括提供サービス集計実績デ
ータ、総括利用者実績データ及び総括領収実績データを
作成するデータ作成手段と、該各々の実績データに基づ
いて総括職員人事データ、総括保険給付費用請求デー
タ、総括保険適用外サービスデータ及び総括利用者マス
ターデータを作成するデータ作成手段と、上記データの
各々に基づいて総括運用管理データを作成するデータ作
成手段とを含むサービス提供事業者側の総括コンピュー
タに、前記データ分類・集計手段の内容を出力する出力
手段を更に備えることを特徴とする。
【0073】また、サービス提供現場に携帯される携帯
端末器の制御方法において、提供予定サービスの種類と
内容を示すデータと、該提供予定サービスの保険適用デ
ータと、各サービス利用者の公費負担データとを予め記
憶する第1の記憶ステップと、サービスの種類と内容を
示すデータと、サービス提供事業者用サービス定価デー
タと、公費負担率データとを予め記憶する第2の記憶ス
テップと、該サービス提供現場で、該提供予定サービス
に変更が生じた場合は、変更された提供サービスに対応
して、該提供予定サービスの種類と内容を示すデータ
と、該提供予定サービスの保険適用データとを変更して
記憶させるステップと、該サービス提供現場で実施され
た提供サービス費用基本額を、該提供サービスの種類と
内容を示すデータと、該サービス提供事業者用サービス
定価データと、加減算要素とに基づいて決定するステッ
プと、該各サービス利用者の公費負担データに基づい
て、該提供サービスに相当する公費負担を判別し、公費
負担が適用されるサービスには、該公費負担率データに
基づく公費負担率を適用して公費負担を演算するステッ
プと、該提供サービスに、該保険適用データに基づく保
険給付率を適用し、保険給付額を演算するステップと、
提供したサービスに付随し発生した雑費を演算するステ
ップと、前記提供サービス費用基本額と、前記公費負担
と、前記保険給付額と、前記雑費とに基づいて該サービ
ス利用者への請求額を演算するステップと、サービス利
用者の支払方法が、現物給付と判別した場合には、前記
請求額を前記出力手段から印字出力し、償還払いと判別
した場合には、前記公費負担率と、前記保険給付率とに
基づき、前記請求額から償還払い用請求額を演算するス
テップを備え、該償還払い用請求額を前記出力手段から
印字出力するステップとを備えることを特徴とする。
【0074】また、前記第1及び第2の記憶ステップの
内容と、前記変更して記憶させるステップの内容と、前
記決定するステップの内容と、前記各々の演算するステ
ップの内容および請求額に対する受領の有無とを含む現
場で実際に提供された、サービスの実績を示す提供サー
ビス実績データと、サービス利用者毎のサービス実績を
示す利用者実績データと、サービスに対する受領状態を
示す受領実績データとを作成するデータ分類・集計ステ
ップを更に備えることを特徴とする。
【0075】また、提供予定サービスの種類と内容を示
すデータと、該提供予定サービスの保険適用データと、
各サービス利用者の公費負担データとを予め記憶する第
1の記憶ステップと、サービスの種類と内容を示すデー
タと、サービス提供事業者用サービス定価データと、公
費負担率データとを予め記憶する第2の記憶ステップ
と、前記サービス提供現場で、該提供予定サービスに変
更が生じた場合は、変更された提供サービスに対応し
て、該提供予定サービスの種類と内容を示すデータと、
該提供予定サービスの保険適用データとを変更して記憶
させるステップと、該サービス提供現場で実施された提
供サービス費用基本額を、該提供サービスの種類と内容
を示すデータと、該サービス提供事業者用サービス定価
データと、加減算要素とに基づいて決定するステップ
と、該各サービス利用者の公費負担データに基づいて、
該提供サービスに相当する公費負担を判別し、公費負担
が適用されるサービスには、該公費負担率データに基づ
く公費負担率を適用して公費負担を演算するステップ
と、該提供サービスに、該保険適用データに基づく保険
給付率を適用し、保険給付額を演算するステップと、提
供したサービスに付随し発生した雑費を演算するステッ
プと、前記提供サービス費用基本額と、前記公費負担
と、前記保険給付額と、前記雑費とに基づいて該サービ
ス利用者への請求額を演算するステップと、出力ステッ
プとを記憶した、コンピュータに読み取り可能な記憶媒
体であることを特徴とする。
【0076】また、サービス利用者の支払方法が、現物
給付と判別した場合には、前記請求額を前記出力手段か
ら印字出力し、償還払いと判別した場合には、前記公費
負担率と、前記保険給付率とに基づき、前記請求額から
償還払い用請求額を演算するステップを備え、該償還払
い用請求額を前記出力手段から印字出力するステップを
更に記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体で
あることを特徴とする。
【0077】従って、予めケアマネジャーが作成した介
護サービス計画に変更が生じた場合でも、訪問系の保健
医療サービス及び福祉サービス事業を行う事業者(所)
が派遣するサービス提供職員が、サービス提供現場で、
サービス利用者に依存する公費負担適用の有無、実施し
たサービスに依存するサービス種類と内容、サービス定
価、加減算要素、公費負担率、保険適用の有無、支払方
法、及び雑費等を、自動的に所定の順番で組み合わせ
て、提供したサービスに相当する請求額を、正確に演算
することができる効果を発揮する。
【0078】また、この演算された正確な請求額を請求
書に、更に領収書には領収額に応じた金額を、その場で
印字出力することができることから、金銭の受領時に義
務づけられている請求書発行処理及び領収書発行処理業
務を、現場において正確に完了することができる効果を
発揮する。
【0079】また、現場で実際に提供したサービスに基
づく各実績データを、職員の携帯した各携帯端末器から
出力し、サービス事業者の総括コンピュータでその出力
された各実績データを読込み、この各実績データに基づ
いて、職員管理、サービス利用者管理、国保連への請求
管理、経営管理等のデータを自動的に作成して記憶し、
所望のデータを容易に表示/出力できる効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明一実施態様の携帯端末器の動作
フローチャート。
【図2】図2は、本発明一実施態様の携帯端末器の動作
フローチャート。
【図3】図3は、本発明一実施態様の携帯端末器の動作
フローチャート。
【図4】図4は、本発明一実施態様の携帯端末器の要部
ブロック構成図。
【図5】図5は、本発明の一実施態様サービス事業者側
の総括コンピュータの動作フローチャート。
【図6】図6は、本発明の一実施態様の、該総括コンピ
ュータの要部ブロック構成図。
【符号の説明】
1 携帯端末器、2 入力部、3 制御部、4 サービ
スメニュー記憶部、5利用者基本データ記憶部、6 提
供サービスデータ記憶部、7 表示部、8演算部、9
出力帳票作成部、10 印字部、11 サービス実績デ
ータ作成部、12 受領実績データ作成部、13 利用
者実績データ作成部、14 記憶媒体書込み部、15
通信伝送部、17 サービス事業者側の総括コンピュー
タ、18 記憶媒体読込み部、19 通信受信部、20
データ集積・分類部、21職員実績処理部、22 サ
ービス実績処理部、23 利用者実績処理部、24領収
実績処理部、25 表示/出力部、26 事業者実績デ
ータ処理部、27給料処理部、28 保険給付費用請求
処理部、29 保険適用外サービス処理部、30 利用
者マスターデータ処理部、31 運用管理データ作成/
記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サービス提供現場に携帯される携帯端末器
    において、 提供予定サービスの種類と内容を示すデータと、該提供
    予定サービスの保険適用データと、各サービス利用者の
    公費負担データとを予め記憶する第1の記憶手段と、 サービスの種類と内容を示すデータと、サービス提供事
    業者用サービス定価データと、公費負担率データとを予
    め記憶する第2の記憶手段と、 該サービス提供現場で、該提供予定サービスに変更が生
    じた場合は、変更された提供サービスに対応して、該提
    供予定サービスの種類と内容を示すデータと、該提供予
    定サービスの保険適用データとを変更して記憶させる手
    段と、 該サービス提供現場で実施された提供サービス費用基本
    額を、該提供サービスの種類と内容を示すデータと、該
    サービス提供事業者用サービス定価データと、加減算要
    素とに基づいて決定する手段と、 該各サービス利用者の公費負担データに基づいて、該提
    供サービスに相当する公費負担を判別し、公費負担が適
    用されるサービスには、該公費負担率データに基づく公
    費負担率を適用して公費負担を演算する手段と、 該提供サービスに、該保険適用データに基づく保険給付
    率を適用し、保険給付額を演算する手段と、 提供したサービスに付随し発生した雑費を演算する手段
    と、 前記提供サービス費用基本額と、前記公費負担と、前記
    保険給付額と、前記雑費とに基づいて該サービス利用者
    への請求額を演算する手段と、 出力手段と、 を備えることを特徴とする携帯端末器。
  2. 【請求項2】 前記出力手段が、印字出力手段である請
    求項1に記載の携帯端末器。
  3. 【請求項3】 サービス利用者の支払方法を判別する手
    段を更に備え、 該支払方法が、現物給付と判別した場合には、前記請求
    額を前記出力手段から印字出力し、償還払いと判別した
    場合には、前記公費負担率と、前記保険給付率とに基づ
    き、前記請求額から償還払い用請求額を演算する手段を
    備え、該償還払い用請求額を前記出力手段から印字出力
    することを特徴とする、請求項1または2に記載の携帯
    端末器。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の記憶手段の内容と、
    前記変更して記憶させる手段の内容と、前記決定する手
    段の内容と、前記各々の演算する手段の内容および請求
    額に対する受領の有無とを含む現場で実際に提供され
    た、 サービスの実績を示す提供サービス実績データと、 サービス利用者毎のサービス実績を示す利用者実績デー
    タと、 サービスに対する受領状態を示す受領実績データと、 を作成するデータ分類・集計手段を更に備える請求項1
    ないし3のいずれかに記載の携帯端末器。
  5. 【請求項5】 前記データ分類・集計手段で作成された
    データを読込む手段と、該読み込んだデータに基づいて
    総括職員実績データ、総括提供サービス集計実績デー
    タ、総括利用者実績データ及び総括領収実績データを作
    成するデータ作成手段と、該各々の実績データに基づい
    て総括職員人事データ、総括保険給付費用請求データ、
    総括保険適用外サービスデータ及び総括利用者マスター
    データを作成するデータ作成手段と、上記データの各々
    に基づいて総括運用管理データを作成するデータ作成手
    段と、を含むサービス提供事業者側の総括コンピュータ
    に、前記データ分類・集計手段の内容を出力する出力手
    段を更に備える請求項4に記載の携帯端末器。
  6. 【請求項6】 サービス提供現場に携帯される携帯端末
    器の制御方法において、 提供予定サービスの種類と内容を示すデータと、該提供
    予定サービスの保険適用データと、各サービス利用者の
    公費負担データとを予め記憶する第1の記憶ステップ
    と、 サービスの種類と内容を示すデータと、サービス提供事
    業者用サービス定価データと、公費負担率データとを予
    め記憶する第2の記憶ステップと、 該サービス提供現場で、該提供予定サービスに変更が生
    じた場合は、変更された提供サービスに対応して、該提
    供予定サービスの種類と内容を示すデータと、該提供予
    定サービスの保険適用データとを変更して記憶させるス
    テップと、 該サービス提供現場で実施された提供サービス費用基本
    額を、該提供サービスの種類と内容を示すデータと、該
    サービス提供事業者用サービス定価データと、加減算要
    素とに基づいて決定するステップと、 該各サービス利用者の公費負担データに基づいて、該提
    供サービスに相当する公費負担を判別し、公費負担が適
    用されるサービスには、該公費負担率データに基づく公
    費負担率を適用して公費負担を演算するステップと、 該提供サービスに、該保険適用データに基づく保険給付
    率を適用し、保険給付額を演算するステップと、 提供したサービスに付随し発生した雑費を演算するステ
    ップと、 前記提供サービス費用基本額と、前記公費負担と、前記
    保険給付額と、前記雑費とに基づいて該サービス利用者
    への請求額を演算するステップと、 サービス利用者の支払方法が、現物給付と判別した場合
    には、前記請求額を前記出力手段から印字出力し、償還
    払いと判別した場合には、前記公費負担率と、前記保険
    給付率とに基づき、前記請求額から償還払い用請求額を
    演算するステップを備え、該償還払い用請求額を前記出
    力手段から印字出力するステップと、を備えた方法。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の記憶ステップの内容
    と、前記変更して記憶させるステップの内容と、前記決
    定するステップの内容と、前記各々の演算するステップ
    の内容および請求額に対する受領の有無とを含む現場で
    実際に提供された、 サービスの実績を示す提供サービス実績データと、 サービス利用者毎のサービス実績を示す利用者実績デー
    タと、 サービスに対する受領状態を示す受領実績データと、 を作成するデータ分類・集計ステップを更に備える請求
    項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 提供予定サービスの種類と内容を示すデ
    ータと、該提供予定サービスの保険適用データと、各サ
    ービス利用者の公費負担データとを予め記憶する第1の
    記憶ステップと、 サービスの種類と内容を示すデータと、サービス提供事
    業者用サービス定価データと、公費負担率データとを予
    め記憶する第2の記憶ステップと、 該サービス提供現場で、該提供予定サービスに変更が生
    じた場合は、変更された提供サービスに対応して、該提
    供予定サービスの種類と内容を示すデータと、該提供予
    定サービスの保険適用データとを変更して記憶させるス
    テップと、 該サービス提供現場で実施された提供サービス費用基本
    額を、該提供サービスの種類と内容を示すデータと、該
    サービス提供事業者用サービス定価データと、加減算要
    素とに基づいて決定するステップと、 該各サービス利用者の公費負担データに基づいて、該提
    供サービスに相当する公費負担を判別し、公費負担が適
    用されるサービスには、該公費負担率データに基づく公
    費負担率を適用して公費負担を演算するステップと、 該提供サービスに、該保険適用データに基づく保険給付
    率を適用し、保険給付額を演算するステップと、 提供したサービスに付随し発生した雑費を演算するステ
    ップと、 前記提供サービス費用基本額と、前記公費負担と、前記
    保険給付額と、前記雑費とに基づいて該サービス利用者
    への請求額を演算するステップと、 出力ステップと、 を記憶した、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体。
  9. 【請求項9】 サービス利用者の支払方法が、現物給付
    と判別した場合には、前記請求額を前記出力手段から印
    字出力し、償還払いと判別した場合には、前記公費負担
    率と、前記保険給付率とに基づき、前記請求額から償還
    払い用請求額を演算するステップを備え、該償還払い用
    請求額を前記出力手段から印字出力するステップを、 更に記憶した請求項8に記載のコンピュータに読み取り
    可能な記憶媒体。
JP2000298218A 2000-09-29 2000-09-29 サービス提供現場用の携帯端末器、その制御方法及び記憶媒体 Pending JP2002109058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000298218A JP2002109058A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 サービス提供現場用の携帯端末器、その制御方法及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000298218A JP2002109058A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 サービス提供現場用の携帯端末器、その制御方法及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002109058A true JP2002109058A (ja) 2002-04-12

Family

ID=18780205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000298218A Pending JP2002109058A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 サービス提供現場用の携帯端末器、その制御方法及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002109058A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005078248A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Kikuko Isoguchi ケースワーク管理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005078248A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Kikuko Isoguchi ケースワーク管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180189890A1 (en) Insurance marketing methods
US7925518B2 (en) System and method for payment of medical claims
US7461776B2 (en) Method and apparatus for money transfer
AU2011101220A4 (en) An Insurance Exchange
US7828210B2 (en) Order and accounting method and system for services provided via an interactive communication network
US20040143464A1 (en) Integrated system and method for insurance products
US20040153336A1 (en) Prescription creation and adjudication method
US20120150572A1 (en) System and method for integrated travel and expense management
US20100228568A1 (en) Electronic Insurance Application Fulfillment System and Method
JP6349450B1 (ja) 給与受取システム、給与受取方法、及びプログラム
CN102439587A (zh) 用于提交法律文件的系统和方法
KR100432400B1 (ko) 인터넷기반 체인약국 관리 및 업무지원 시스템과 그 방법
Ganuza et al. Disruptive innovation in Medicaid non-emergency transportation
JP2003178139A (ja) 医療費控除手続支援装置およびプログラム
JP2002109058A (ja) サービス提供現場用の携帯端末器、その制御方法及び記憶媒体
JP2006244458A (ja) 療養費代理システム
JP2005149464A (ja) 取引決済処理システム
JP2000155793A (ja) 出張業務管理システム
JP2002123656A (ja) 警備管制システム
Kona CMS Proposes Updates To The Hospital Price Transparency Rule
JP2002007572A (ja) 介護保険支援システム
US20220300908A1 (en) System and method for claim reimbursement
JP2005004303A (ja) 確定精算支援サーバ、確定精算支援方法、及びプログラム
JP2003132149A (ja) 介護サービス支援システム
JP2020177332A (ja) 管理装置及び、管理プログラム