JP2002108896A - データベースアクセス方法及び多次元データベースアクセスシステム - Google Patents

データベースアクセス方法及び多次元データベースアクセスシステム

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JP2002108896A
JP2002108896A JP2000297900A JP2000297900A JP2002108896A JP 2002108896 A JP2002108896 A JP 2002108896A JP 2000297900 A JP2000297900 A JP 2000297900A JP 2000297900 A JP2000297900 A JP 2000297900A JP 2002108896 A JP2002108896 A JP 2002108896A
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Hideyuki Sasaki
英之 佐々木
Kiyoshi Kanai
清 金井
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の検索・表示に時間がかかるという問題
点を解決し、多次元データベース、特に分散型の多次元
データベース群から高速にデータを参照できるデータベ
ースアクセス方法及び多次元データベースアクセスシス
テムを提供する。 【解決手段】 メインノード2が自ノードの多次元デー
タベース20、及びサブノード3の多次元データベース
30に対して、一括して構成情報を問い合わせるデータ
ベースアクセス方法及び多次元データベースアクセスシ
ステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、営業戦略支援シス
テム等に用いられるOLAPデータベースシステムにお
けるデータベースアクセス方法及び多次元データベース
アクセスシステムに係り、特に高速にデータが参照でき
るデータベースアクセス方法及び多次元データベースア
クセスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、企業では、受注・発注、在庫管
理、経理などにおける定型的な日常業務を効率よく行う
ための基幹系(業務系)データベースから、顧客データ
や販売データなどの大量の履歴データを収集・蓄積し、
商品企画やマーケティングのような意思決定を行う業務
で使用するためのデータウェアハウスを構築し、データ
ウェアハウスをさまざまな角度から検索、集計して、多
元的に解析し視覚化するシステムとして、オンライン分
析処理(On-Line Analytical Processing:OLAP)
が用いられている。
【0003】OLAPには、サーバ側のリレーショナル
データベースに格納されたデータを直接検索・集計し、
結果をクライアント側で多次元データベースに構成して
視覚化するリレーショナルOLAP(Relational On-Li
ne Analytical Processing:ROLAP)と、蓄積した
データから生成した要約情報をサーバ側で多次元データ
ベースに格納し、クライアントからの処理要求に応じて
データを切り出して送出する多次元OLAP(Multi-di
mensional On-Line Analytical Processing:MOLA
P)の2種類の設計形態があり、各々のタイプに対応し
て、構築されるデータウェアハウスのタイプも関係デー
タベース(リレーショナルデータベース)と多次元デー
タベースに分けられる。
【0004】本件は、特にこの多次元OLAP及びそれ
に用いられる多次元データウェアハウス(多次元データ
ベースとも呼ばれる)のデータベースアクセス方法に関
する技術である。ここで、多次元データベースの概念に
ついて、図4を使って簡単に説明する。図4は、一般的
な多次元データベースの概念を説明する説明図である。
多次元データベースは、データを次元(dimension)とい
う視点から捉えて構成する。多次元データベースにおけ
る次元は、多次元空間における座標軸に相当する。そし
て、各次元は、その次元における座標点を表す次元メン
バー(単にメンバーとも呼ぶ)の集まりから成り、メン
バーの内容をメンバー値と呼ぶ。
【0005】例えば、複数の商品を全国各地で販売し、
地域毎にその売上実績を管理しているような場合には、
図4(a)に示すような売上実績表が得られる。この売
上実績表の各値は、商品、地域、時間(月)という3つ
の独立した値から定まり、商品、地域、時間(月)を次
元として構成すると、図4(b)に示すような3次元の
立方体(キューブ)で視覚的に表すことができる。そし
て、「商品」次元におけるメンバーが、「商品1」,
「商品2」,「商品3」であり、「地域」次元における
メンバーが、「東京」、「大阪」、「札幌」であり、
「時間」次元におけるメンバーが、「4月」、「5
月」、「6月」である。
【0006】ここで、多次元データベースは、通常、如
何なる構成のデータベースであるかを示す構成情報を保
有し、当該構成情報に基づいてキューブデータが構築さ
れている。構成情報とは、具体的に、次元数がいくつで
あり、各次元の名前が何であり、各次元のメンバーが何
であるかを示している情報である。例えば、図4に示し
たような多次元データベースであれば、次元数が3であ
り、次元ID1を「商品」とすると、そのメンバーが
「商品1」,「商品2」,「商品3」であり、次元ID
2を「地域」とすると、そのメンバーが「東京」、「大
阪」、「札幌」であり、次元ID3を「時間」とする
と、そのメンバーが、「4月」、「5月」、「6月」で
あることを構成情報として記憶している。
【0007】図4(b)に示すようにデータを多次元
(図では3次元)の立方体(キューブ)で表したものを
キューブデータと呼ぶ。また、キューブデータにおける
各次元のメンバー値で特定される位置を「セル」と呼
び、セルに格納されるデータの値を「セルデータ」と呼
ぶ。例えば、図4(b)において、セル(東京、商品
2,5月)のセルデータが売上実績40ということにな
る。
【0008】一般的に広域の規模で事業展開しているよ
うな企業においては、各地域毎に日常業務のための基幹
系(業務系)データベースを構築し、更にオンライン分
析処理のためのデータウェアハウスを構築しており、各
地域内においても、データウェアハウスを用いて当該地
域における経営分析を行うが、更に各地域のデータウェ
アハウスを通信回線で接続して互いにデータを提供し合
うことによって、全社規模での経営分析などに利用する
ことができるようになっている。このように、多次元デ
ータベースを各地域で分散して構築・保有し、互いに接
続してデータを提供し合い、経営分析などを行うシステ
ムを分散型OLAPデータベースシステムと呼ぶ。
【0009】ここで、従来の多次元OLAPを用いた分
散型OLAPシステムの概略構成について、図5を用い
て説明する。図5は、従来の分散型OLAPシステムの
概略構成図である。従来の分散型OLAPシステムは、
検索などのための問合せ要求を行う端末1と、端末1か
らの問合せの窓口となるメインノード2′と、メインノ
ード2′からの問合せ要求に答えてデータを提供するサ
ブノード3′とから構成されており、端末1−メインノ
ード2′間、及びメインノード2′−サブノード3′間
が通信回線で接続されている。尚、サブノードは複数存
在する場合もある。
【0010】そして、端末1は、多次元OLAPシステ
ムを用いた分析システムなどにおける問合せ項目(メン
バー及びメンバー値)などを入力する入力手段10と、
多次元OLAPシステムの全体制御を行う多次元OLA
P制御手段11と、入力手段10からの入力に従ってメ
インノード2′への問合せ要求を作成して送信し、問合
せ結果を受信する問合せ手段12とから構成されてい
る。
【0011】ここで、従来の端末1の問合せ手段12
は、1画面に表示する全問合せ項目(各メンバーのメン
バー値の組)に対して、各メンバーのメンバー値を1つ
ずつ特定して、1セルずつ問合せるようにしても良い
し、画面内の全項目を一括して問い合わせるようにして
も良い。尚、図5では、例えば3次元であるならば、端
末1の問合せ手段12から1セルを指定した(i,j,
k)という形で問合せ要求が為され、メインノード2′
からセル(i,j,k)に対する参照データであるセル
データが返送されることを示している。
【0012】そして、メインノード2′は、その内部に
予め構築された多次元データベース20と、多次元デー
タベール20に関する検索要求に応えて検索を行い、検
索結果を表示する制御を行う検索・表示制御手段21′
と、外部、特に端末1から受け入れた問合せ要求に従っ
て、自ノードの検索・表示制御手段21′に検索指示を
出力すると共に、分散して配置されているサブノード
3′に対して問合せ要求を送信し、自ノードにおける検
索結果及びサブノード3′からの検索結果を端末1に返
送する分散制御機能手段22′とから構成されている。
尚、メインノード2の多次元データベース20構成情報
を構成情報Aとする。
【0013】ここで、通常、メインノード2′の分散制
御機能手段22′は、端末1から問合せ要求を受け取る
と、問い合わされた情報が、メインノード2′及びサブ
ノード3′-1〜3′-nのどこの多次元データベースに記
憶されているかを判断するために、各ノードに対して、
多次元データベースの構成情報の問合せを行い、取得し
た構成情報に基づいて、データの問合せを行う。
【0014】そこで、従来のメインノード2′の分散制
御機能手段22′は、自ノードの多次元データベース2
0及びサブノード3′-1〜3′-nに構成情報を問い合わ
せる際に、各次元毎にそのメンバーの内容を問い合わせ
ていた。
【0015】また、サブノード3′も構成的には、メイ
ンノード2′と同様で、予め構築された多次元データベ
ース30と、多次元データベール30に関する検索要求
に応えて検索を行い、検索結果を表示する制御を行う検
索・表示制御手段31と、特にメインノード2′から受
け入れた問合せ要求に従って、自ノードの検索・表示制
御手段31に検索指示を出力すると共に、自ノードにお
ける検索結果をメインノード2′に返送する分散制御機
能手段32′とから構成されている。
【0016】そして、例えば、サブノード3′-1の多次
元データベース30-1及びサブノード3′-nの多次元デ
ータベース30-nは、各々構成情報B、構成情報Cを保
持していて、メインノード2′からの次元単位の構成情
報の問い合わせに対して、自ノードの構成情報を次元単
位で返送していた。
【0017】次に、従来の分散型OLAPシステムの動
作について図5,図6を用いて説明する。図6は、従来
の分散型OLAPシステムの動作を説明する説明図であ
る。従来の分散型OLAPシステムでは、例えば、図6
に示すように、メインノードに北海道地区のデータを記
憶していて、構成情報Aとして、次元数2,時間軸メン
バーとして1999.1と1999.2、地域軸メンバーとして北海
道を保有しているものとする。また、サブノードに東北
地区のデータを記憶していて、構成情報Bとして、次元
数2,時間軸メンバーとして1999.1と1999.2、地域軸メ
ンバーとして東北を保有しているものとする。
【0018】この時、端末1の多次元OLAP制御手段
11が起動されて、例えば、図6に示すような画面イメ
ージが表示手段13及び入力手段10で指示されたな
ら、問合せ手段12で表示中の表形式の画面の各セル毎
に問合せ要求が作成されて、メインノードの分散制御機
能手段22′に送信されるものとする。つまり、図6で
は、まず北海道の1999年11月の問合せ要求(北海
道、1999年11月)が作成されて、問合せ手段12
からメインノード2′の分散制御機能手段22′に送信
され、分散制御機能手段22′では、まず自ノードの次
元データベース20に対して、検索・表示制御手段2
1′を介して構成情報を問合せる。この時、まず時間軸
に関するメンバーを問合せ、次に地域軸に関するメンバ
ーを問い合わせる。その結果、端末1からの問合せ要求
に対するデータを自ノードで記憶していることがわかる
ので、検索・表示制御手段21′に検索要求が出され、
検索・表示制御手段21′で多次元データベース20か
ら(北海道、1999年11月)のセルデータが読み出
されて、端末1に返送され、表示部13の(北海道、1
999年11月)のセルに表示される。
【0019】次に、端末1から東北の1999年11月
の問合せ要求(東北、1999年11月)がメインノー
ド2′の分散制御機能手段22′に送信されると、前回
の自ノードへの構成情報問合せの結果、自ノードにデー
タがないので、分散制御機能手段22′からサブノード
に対して構成情報を問合せる。この時、まず時間軸に関
するメンバーを問合せ、次に地域軸に関するメンバーを
問い合わせる。その結果、端末1からの問合せ要求に対
するデータがサブノードで記憶していることがわかるの
で、サブノード3′の分散制御機能手段32′に(東
北、1999年11月)の問合せ要求が送信され、サブ
ノード3′の分散制御機能手段32′から検索・表示制
御手段31′に検索要求が出され、検索・表示制御手段
31′で多次元データベース30から(東北、1999
年11月)のセルデータが読み出されて、メインノード
2′の分散制御機能手段22′を経由して端末1に返送
され、表示部13の(東北、1999年11月)のセル
に表示される。
【0020】尚、端末1から一括の問合せがあった場合
には、自ノード及びサブノードへの構成情報の問合せを
行ってから、各ノードでのデータ問合せを行う。
【0021】尚、分散型の多次元OLAPに関連する従
来技術としては、平成9年10月7日公開の特開平9−
265479号「多次元データ処理方法」(出願人:株
式会社日立製作所、発明者:大畑秀雄他)がある。この
従来技術は、多次元データ分析向けのデータベース管理
システムの基本機能である多次元データの検索機能(ス
ライス機能)と集約機能を高速化する多次元データ処理
方法である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の分散型OLAPシステムのデータベースアクセス方
法では、メインノード2′内、及びメインノード2′か
らサブノード3′への構成情報の問合せ制御を次元単位
で行っていたので、構成情報の問合せに時間がかかり、
その結果端末1における検索・表示までに非常に時間が
かかり、実用に耐えられなかったという問題点があっ
た。
【0023】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、多次元データベース、特に分散型の多次元データベ
ース群から高速にデータを参照できるデータベースアク
セス方法及び多次元データベースアクセスシステムを提
供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、複数の次元のメンバーで構成さ
れ、メンバーの値の組み合わせで識別されるデータを、
各次元のメンバーの情報から成る構成情報に基づいて予
め記憶している多次元データベースに対するデータベー
スアクセス方法であって、多次元データベースへのデー
タ問合せに先立って、多次元データベースに関する構成
情報を全ての次元について一括して問合せ、一括して取
得するものなので、一括して構成情報を取得でき、高速
にデータを参照できる。
【0025】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、複数の次元のメンバーで構成され、メンバーの値
の組み合わせで識別されるデータを、各次元のメンバー
の情報から成る構成情報に基づいて予め記憶している多
次元データベースを具備し、多次元データベースに関す
る問合せ要求を処理する1つまたは複数のデータベース
管理装置と、任意のデータベース管理装置に対して、通
信回線を介して複数のメンバーの値の組に対するデータ
を参照する端末装置とを有する多次元データベースアク
セスシステムであって、データベース管理装置が、端末
装置からのデータの問合せ要求を受けると、多次元デー
タベースへのデータ問合せに先立って、データベース管
理装置内の多次元データベースの構成情報を全ての次元
について一括して問合せ、一括して取得すると共に、他
のデータベース管理装置に対して、当該データベース管
理装置内の多次元データベースの構成情報を全ての次元
について一括して問合せ、当該データベース管理装置か
ら一括して取得して出力された構成情報を受け取るデー
タベース管理装置であるものなので、一括して構成情報
を取得でき、高速にデータを参照できる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0027】本発明に係るデータベースアクセス方法
は、複数の次元のメンバーで構成され、メンバーの値の
組み合わせで識別されるデータを、各次元のメンバーの
情報から成る構成情報に基づいて予め記憶している多次
元データベースに対するデータベースアクセス方法であ
って、多次元データベースへのデータ問合せに先立っ
て、多次元データベースに関する構成情報を全ての次元
について一括して問合せ、一括して取得するデータベー
スアクセス方法としているので、一括して構成情報を取
得でき、高速にデータを参照できるものである。
【0028】本発明に係る多次元データベースアクセス
システムは、データベース管理装置が、端末装置からの
データの問合せ要求を受けると、多次元データベースへ
のデータ問合せに先立って、データベース管理装置内の
多次元データベースの構成情報を全ての次元について一
括して問合せ、一括して取得すると共に、他のデータベ
ース管理装置に対して、当該データベース管理装置内の
多次元データベースの構成情報を全ての次元について一
括して問合せ、当該データベース管理装置から一括して
取得して出力された構成情報を受け取る多次元データベ
ースアクセスシステムとしているので、一括して構成情
報を取得でき、高速にデータを参照できる。
【0029】尚、本発明の実施の形態における各装置と
図1の各部との対応を示すと、端末装置は、端末1に相
当し、データベース管理装置は、メインノード2及びサ
ブノード3に相当している。
【0030】まず、本発明に係るデータベースアクセス
方法及び多次元データベースアクセスシステムを用いた
分散型OLAPシステムの概略構成について、図1を用
いて説明する。図1は、本発明のデータベースアクセス
方法及び多次元データベースアクセスシステムを用いた
分散型OLAPシステムの概略構成図である。尚、図5
と同様の構成をとる部分については同一の符号を付して
説明する。
【0031】本発明に係るデータベースアクセス方法を
実現する多次元OLAPを用いた分散型OLAPシステ
ムは、従来の分散型OLAPシステムと基本的な構成は
同様で、検索などのための問合せ要求を行う端末1と、
端末1からの問合せの窓口となるメインノード2と、メ
インノード2からの問合せ要求に答えてデータを提供す
るサブノード3とから構成されており、端末1−メイン
ノード2間、及びメインノード2−サブノード3間が通
信回線で接続されている。尚、サブノードは複数存在す
る場合もある。
【0032】そして、端末1、メインノード2、サブノ
ード3内の構成も、従来の分散型OLAPシステムの場
合と同様であるが、但し、メインノード2における分散
制御機能手段22、検索・表示制御手段21、及びサブ
ノード3における分散制御機能手段32、検索・表示制
御手段31の内容が異なっている。
【0033】本発明に係るデータベースアクセス方法を
実現する多次元OLAPを用いた分散型OLAPシステ
ムの各部について、従来と同様の部分は説明を省略し、
本発明の特徴部分を中心に説明する。本発明のメインノ
ード2及びサブノード3では、予め端末1からの問合せ
に即した形で設計された次元(メンバー)に基づいて、
データキューブが構成されて、多次元データベース20
及び多次元データベース30が構築されていることが前
提となっている。そして、それぞれの多次元データベー
スでは、次元数がいくつであり、各次元の名前が何であ
り、各次元のメンバーが何であるか等を示している構成
情報を保有し、当該構成情報に基づいてキューブデータ
が構築されている。特に分散型のOLAPシステムにお
いては、各ノード(多次元データベース)が地域的(組
織的)に分散しているケースが多く、地域、組織などの
次元において、メンバーが分散しているケースが多い。
【0034】そして、本発明のメインノード2の分散制
御機能手段22は、従来と同様に、端末1からのセル単
位又は一括した問合せ要求を受け取ると、問い合わされ
た情報が、メインノード2及びサブノード3-1〜3-nの
どこの多次元データベースに記憶されているかを判断す
るために、各ノードに対して、多次元データベースの構
成情報の問合せを行い、取得した構成情報に基づいて、
データの問合せを行う。
【0035】ここで、本発明のメインノード2の分散制
御機能手段22は、自ノードの多次元データベース20
及びサブノード3-1〜3-nに構成情報を問い合わせる際
に、全ての次元を一括してメンバーの内容を問い合わせ
る点が、従来とは異なっている。
【0036】同様に、本発明のサブノード3の分散制御
機能手段32も、メインノード2から一括した構成情報
の問合せを受け取り、自ノードの検索・表示制御手段3
1に一括した構成情報の要求を行い、全次元に関するメ
ンバー内容の情報を一括して構成情報としてメインノー
ド2に送信するようになっている。
【0037】尚、本発明では、端末1からの問合せ方
法、及びメインノード2及びサブノード3におけるデー
タの問合せ方法、及び多次元データベースへの直接的な
アクセス方法を限定するものではなく、よって、検索・
表示制御手段21及び検索・表示制御手段31の動作を
限定するものではない。
【0038】次に、本発明に係るデータベースアクセス
方法を実現する多次元OLAPを用いた分散型OLAP
システムの動作について図1,図2,図3を用いて説明
する。図2は、本発明の分散型OLAPシステムにおけ
る端末1の画面例を示す説明図であり、図3は、本発明
の分散型OLAPシステムにおけるメインノード2及び
サブノード3の多次元データベース20,30の構成情
報例を示す説明図である。
【0039】本発明に係るデータベースアクセス方法を
実現する多次元OLAPを用いた分散型OLAPシステ
ムにおいて、端末1の多次元OLAP制御手段11が起
動されて、例えば、図2に示すような画面イメージが表
示手段13及び入力手段10で指示されたとする。これ
は、OLAPシステムにおいて、次元のメンバーを「組
織」、「商品」、「期間」とし、「販売額」に関する分
析を行うための画面である。
【0040】この時、メインノード2及びサブノード3
の多次元データベース20,30では、「組織」、「商
品」、「期間」の3次元に対する販売額が、特に「組
織」次元におけるメンバーが分散されて構築され、図3
に示すような構成情報のデータキューブが予め構築され
ている。ここで、データキューブの様子を配列形式で、
(組織、商品、期間)のように表現することにする。
尚、図3では、「○○支店」と「△△支店」と「□□支
店」の各販売実績の合計値が○○本部として予め格納さ
れているように示しているが、合計値はデータキューブ
として保有せず、端末側の表示手段でEXCEL等の表
計算ソフトの機能で合計値を出力するようになっていて
も構わない。
【0041】そして、図2に示すように、「組織」のメ
ンバー値として「○○本部」及びその下の「○○支店」
「△△支店」「□□支店」、「△△本部」及びその下の
「○○支店」「△△支店」「□□支店」、「□□本部」
及びその下の「○○支店」「△△支店」「□□支店」、
が指定され、「商品」のメンバー値として「株式投信」
の「単位型」と「追加型」、「公社債投信」の「単位
型」と「追加型」が指定され、「期間」のメンバー値と
して、1998年10月、11月が指定されると、例え
ば、各次元の指定されたメンバー値に関する一括した問
合せ要求が端末1で生成されて、メインノード2に送信
されるものとする。ここで、一括した問合せ要求を、
(組織、商品、期間)に対応付けて、(○○本部〜□□
本部、株式投信〜公社債投信、1998.10〜199
8.11)のように表現することにする。
【0042】そして、メインノード2の分散制御機能手
段22では、端末1からの一括した問合せ要求に対し
て、要求されたデータが、どのノードの多次元データベ
ースにあるのかを判断するために、自ノードの多次元デ
ータベース20及び各サブノード3に対して、(組織、
商品、期間)の全次元に関する一括した構成情報(具体
的にはメンバーの内容)の問合せを行う。この時、自ノ
ードでは、検索・表示制御手段21が一括した構成情報
の問合せに対応して多次元データベース20の構成情報
を分散制御機能手段22に返送し、各サブノード3で
は、メインノード2からの一括した構成情報の問合せに
対応して、分散制御機能手段32が検索・表示制御手段
31を介して多次元データベース30の構成情報を問合
せ、一括した構成情報をメインノード2に返送するよう
になっている。例えば、分散型OLAPデータベースの
場合、地域的に分散しているケースが多いので、図3に
示したように、ノード毎に「組織」メンバーのメンバー
値が異なる構成情報を取得するケースが多いことが考え
られる。
【0043】そして、各ノードの一括した構成情報を取
得したメインノード2の分散制御機能手段22では、各
ノードの構成情報に応じて、各ノードにデータの問合せ
を行うようになっている。例えば、図2,図3の例で
は、自ノードに保有している「○○本部」及びその下の
「○○A支店」「△△A支店」「□□A支店」)につい
ては、、自ノードの多次元データベース20にデータを
問合せ、サブノード3-1に保有している「△△本部」及
びその下の「○○B支店」「△△B支店」「□□B支
店」)については、サブノード3-1にデータを問合せ、
サブノード3-nに保有している「□□本部」及びその下
の「○○C支店」「△△C支店」「□□C支店」)につ
いては、サブノード3-nにデータを問合せることにな
る。
【0044】本発明のデータベースアクセス方法及び多
次元データベースアクセスシステムによれば、メインノ
ード2の分散制御機能手段22が、自ノードの多次元デ
ータベース20及びサブノード3のデータベース30の
構成情報を問合せる際に、全ての次元の情報を一括で問
合せるので、従来の次元単位で問い合わせるのに比べて
構成情報の問合せにかかる時間が短縮され、結果的に端
末1における問合せから表示までの時間が短縮されて、
多次元データベースに対して高速にデータを参照できる
効果がある。特に、メインノード2とサブノード3間が
高速回線で接続されている場合には、回線の高速性を有
効に活用することができて、分散型の多次元データベー
スアクセスシステムにおいては、より効果的である。
【0045】具体的には、例えば、400セルのOLA
Pデータの参照で比較すると、従来の次元単位の構成情
報問合せでデータを参照する時に3.5秒要していた検
索時間が、本発明の一括した構成情報問合せの方法を用
いると、2.0秒に短縮できるものである。
【0046】尚、上記説明では、分散型OLAPシステ
ムについて説明したが、分散型に限定せず、端末1とメ
インノード2のみの構成であっても、メインノード2内
で自ノードの多次元データベース20に対して一括して
構成情報の問合せを行えば、構成情報の問合せ時間を短
縮する効果は得られるものである。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、複数の次元のメンバー
で構成され、メンバーの値の組み合わせで識別されるデ
ータを、各次元のメンバーの情報から成る構成情報に基
づいて予め記憶している多次元データベースに対するデ
ータベースアクセス方法であって、多次元データベース
へのデータ問合せに先立って、多次元データベースに関
する構成情報を全ての次元について一括して問合せ、一
括して取得するデータベースアクセス方法としているの
で、一括して構成情報を取得でき、高速にデータを参照
できる効果がある。
【0048】本発明によれば、複数の次元のメンバーで
構成され、メンバーの値の組み合わせで識別されるデー
タを、各次元のメンバーの情報から成る構成情報に基づ
いて予め記憶している多次元データベースを具備し、多
次元データベースに関する問合せ要求を処理する1つま
たは複数のデータベース管理装置と、任意のデータベー
ス管理装置に対して、通信回線を介して複数のメンバー
の値の組に対するデータを参照する端末装置とを有する
多次元データベースアクセスシステムであって、データ
ベース管理装置が、端末装置からのデータの問合せ要求
を受けると、多次元データベースへのデータ問合せに先
立って、データベース管理装置内の多次元データベース
の構成情報を全ての次元について一括して問合せ、一括
して取得すると共に、他のデータベース管理装置に対し
て、当該データベース管理装置内の多次元データベース
の構成情報を全ての次元について一括して問合せ、当該
データベース管理装置から一括して取得して出力された
構成情報を受け取る多次元データベースアクセスシステ
ムとしているので、一括して構成情報を取得でき、高速
にデータを参照できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータベースアクセス方法及び多次元
データベースアクセスシステムを用いた分散型OLAP
システムの概略構成図である。
【図2】本発明の分散型OLAPシステムにおける端末
の画面例を示す説明図である。
【図3】本発明の分散型OLAPシステムにおけるメイ
ンノード及びサブノードの多次元データベースの構成情
報例を示す説明図である。
【図4】一般的な多次元データベースの概念を説明する
説明図である。
【図5】従来の分散型OLAPシステムの概略構成図で
ある。
【図6】従来の分散型OLAPシステムの動作を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
1…端末、 2、2′…メインノード、 3、3′…サ
ブノード、 10…入力手段、 11…多次元OLAP
制御手段、 12…問合せ手段、 13…表示手段、
20…多次元データベース、 21、21′…検索・表
示制御手段、22、22′…分散制御機能手段、 30
…多次元データベース、 31、31′…検索・表示制
御手段、 32、32′…分散制御機能手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の次元のメンバーで構成され、前記
    メンバーの値の組み合わせで識別されるデータを、前記
    各次元のメンバーの情報から成る構成情報に基づいて予
    め記憶している多次元データベースに対するデータベー
    スアクセス方法であって、 前記多次元データベースへのデータ問合せに先立って、
    前記多次元データベースに関する構成情報を全ての次元
    について一括して問合せ、一括して取得することを特徴
    とするデータベースアクセス方法。
  2. 【請求項2】 複数の次元のメンバーで構成され、前記
    メンバーの値の組み合わせで識別されるデータを、前記
    各次元のメンバーの情報から成る構成情報に基づいて予
    め記憶している多次元データベースを具備し、前記多次
    元データベースに関する問合せ要求を処理する1つまた
    は複数のデータベース管理装置と、任意のデータベース
    管理装置に対して、通信回線を介して複数のメンバーの
    値の組に対するデータを参照する端末装置とを有する多
    次元データベースアクセスシステムであって、 前記データベース管理装置が、前記端末装置からのデー
    タの問合せ要求を受けると、多次元データベースへのデ
    ータ問合せに先立って、前記データベース管理装置内の
    多次元データベースの構成情報を全ての次元について一
    括して問合せ、一括して取得すると共に、他のデータベ
    ース管理装置に対して、当該データベース管理装置内の
    多次元データベースの構成情報を全ての次元について一
    括して問合せ、前記データベース管理装置から一括して
    取得して出力された構成情報を受け取るデータベース管
    理装置であることを特徴とする多次元データベースアク
    セスシステム。
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