JP2002108670A - データベースアクセス方法及び多次元データベースアクセスシステム - Google Patents

データベースアクセス方法及び多次元データベースアクセスシステム

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JP2002108670A
JP2002108670A JP2000297901A JP2000297901A JP2002108670A JP 2002108670 A JP2002108670 A JP 2002108670A JP 2000297901 A JP2000297901 A JP 2000297901A JP 2000297901 A JP2000297901 A JP 2000297901A JP 2002108670 A JP2002108670 A JP 2002108670A
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Hideyuki Sasaki
英之 佐々木
Kiyoshi Kanai
清 金井
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の検索・表示に時間がかかるという問題
点を解決し、多次元データベース、特に分散型の多次元
データベース群から高速にデータを参照できるデータベ
ースアクセス方法及び多次元データベースアクセスシス
テムを提供する。 【解決手段】 メインノード2が、予め自ノードの多次
元データベース20、及びサブノード3の多次元データ
ベース30に対して構成情報を問い合わせ、分散情報を
構成して記憶しておき、端末1からの問合せ要求時に、
記憶された分散情報に従ってデータを要求するデータベ
ースアクセス方法及び多次元データベースアクセスシス
テムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、営業戦略支援シス
テム等に用いられるOLAPデータベースシステムにお
けるデータベースアクセス方法及び多次元データベース
アクセスシステムに係り、特に高速にデータが参照でき
るデータベースアクセス方法及び多次元データベースア
クセスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、企業では、受注・発注、在庫管
理、経理などにおける定型的な日常業務を効率よく行う
ための基幹系(業務系)データベースから、顧客データ
や販売データなどの大量の履歴データを収集・蓄積し、
商品企画やマーケティングのような意思決定を行う業務
で使用するためのデータウェアハウスを構築し、データ
ウェアハウスをさまざまな角度から検索、集計して、多
元的に解析し視覚化するシステムとして、オンライン分
析処理(On-Line Analytical Processing:OLAP)
が用いられている。
【0003】OLAPには、サーバ側のリレーショナル
データベースに格納されたデータを直接検索・集計し、
結果をクライアント側で多次元データベースに構成して
視覚化するリレーショナルOLAP(Relational On-Li
ne Analytical Processing:ROLAP)と、蓄積した
データから生成した要約情報をサーバ側で多次元データ
ベースに格納し、クライアントからの処理要求に応じて
データを切り出して送出する多次元OLAP(Multi-di
mensional On-Line Analytical Processing:MOLA
P)の2種類の設計形態があり、各々のタイプに対応し
て、構築されるデータウェアハウスのタイプも関係デー
タベース(リレーショナルデータベース)と多次元デー
タベースに分けられる。
【0004】本件は、特にこの多次元OLAP及びそれ
に用いられる多次元データウェアハウス(多次元データ
ベースとも呼ばれる)のデータベースアクセス方法に関
する技術である。ここで、多次元データベースの概念に
ついて、図2を使って簡単に説明する。図2は、一般的
な多次元データベースの概念を説明する説明図である。
多次元データベースは、データを次元(dimension)とい
う視点から捉えて構成する。多次元データベースにおけ
る次元は、多次元空間における座標軸に相当する。そし
て、各次元は、その次元における座標点を表す次元メン
バー(単にメンバーとも呼ぶ)の集まりから成り、メン
バーの内容をメンバー値と呼ぶ。
【0005】例えば、複数の商品を全国各地で販売し、
地域毎にその売上実績を管理しているような場合には、
図2(a)に示すような売上実績表が得られる。この売
上実績表の各値は、商品、地域、時間(月)という3つ
の独立した値から定まり、商品、地域、時間(月)を次
元として構成すると、図2(b)に示すような3次元の
立方体(キューブ)で視覚的に表すことができる。そし
て、「商品」次元におけるメンバーが、「商品1」,
「商品2」,「商品3」であり、「地域」次元における
メンバーが、「東京」、「大阪」、「札幌」であり、
「時間」次元におけるメンバーが、「4月」、「5
月」、「6月」である。
【0006】ここで、多次元データベースは、通常、如
何なる構成のデータベースであるかを示す構成情報を保
有し、当該構成情報に基づいてキューブデータが構築さ
れている。構成情報とは、具体的に、次元数がいくつで
あり、各次元の名前が何であり、各次元のメンバーが何
であるかを示している情報である。例えば、図2に示し
たような多次元データベースであれば、次元数が3であ
り、次元ID1を「商品」とすると、そのメンバーが
「商品1」,「商品2」,「商品3」であり、次元ID
2を「地域」とすると、そのメンバーが「東京」、「大
阪」、「札幌」であり、次元ID3を「時間」とする
と、そのメンバーが、「4月」、「5月」、「6月」で
あることを構成情報として記憶している。
【0007】図2(b)に示すようにデータを多次元
(図では3次元)の立方体(キューブ)で表したものを
キューブデータと呼ぶ。また、キューブデータにおける
各次元のメンバー値で特定される位置を「セル」と呼
び、セルに格納されるデータの値を「セルデータ」と呼
ぶ。例えば、図2(b)において、セル(東京、商品
2,5月)のセルデータが売上実績40ということにな
る。
【0008】一般的に広域の規模で事業展開しているよ
うな企業においては、各地域毎に日常業務のための基幹
系(業務系)データベースを構築し、更にオンライン分
析処理のためのデータウェアハウスを構築しており、各
地域内においても、データウェアハウスを用いて当該地
域における経営分析を行うが、更に各地域のデータウェ
アハウスを通信回線で接続して互いにデータを提供し合
うことによって、全社規模での経営分析などに利用する
ことができるようになっている。このように、多次元デ
ータベースを各地域で分散して構築・保有し、互いに接
続してデータを提供し合い、経営分析などを行うシステ
ムを分散型OLAPデータベースシステムと呼ぶ。
【0009】ここで、従来の多次元OLAPを用いた分
散型OLAPシステムの概略構成について、図3を用い
て説明する。図3は、従来の分散型OLAPシステムの
概略構成図である。従来の分散型OLAPシステムは、
検索などのための問合せ要求を行う端末1と、端末1か
らの問合せの窓口となるメインノード2′と、メインノ
ード2′からの問合せ要求に答えてデータを提供するサ
ブノード3とから構成されており、端末1−メインノー
ド2′間、及びメインノード2′−サブノード3間が通
信回線で接続されている。尚、サブノードは複数存在す
る場合もある。
【0010】そして、端末1は、多次元OLAPシステ
ムを用いた分析システムなどにおける問合せ項目(メン
バー及びメンバー値)などを入力する入力手段10と、
多次元OLAPシステムの全体制御を行う多次元OLA
P制御手段11と、入力手段10からの入力に従ってメ
インノード2′への問合せ要求を作成して送信し、問合
せ結果を受信する問合せ手段12とから構成されてい
る。
【0011】ここで、従来の端末1の問合せ手段12
は、1画面に表示する全問合せ項目(各メンバーのメン
バー値の組)に対して、各メンバーのメンバー値を1つ
ずつ特定して、1セルずつ問合せるようにしても良い
し、画面内の全項目を一括して問い合わせるようにして
も良い。尚、図3では、例えば3次元であるならば、端
末1の問合せ手段12から全項目(セル)を一括して指
定した(1〜X,1〜Y,1〜Z)という形で問合せ要
求が為され、メインノード2′からセル(1〜X,1〜
Y,1〜Z)に対する参照データであるキューブデータ
が返送されることを示している。
【0012】そして、メインノード2′は、その内部に
予め構築された多次元データベース20と、多次元デー
タベール20に関する検索要求に応えて検索を行い、検
索結果を表示する制御を行う検索・表示制御手段21
と、外部、特に端末1から受け入れた問合せ要求に従っ
て、自ノードの検索・表示制御手段21に検索指示を出
力すると共に、分散して配置されているサブノード3に
対して問合せ要求を送信し、自ノードにおける検索結果
及びサブノード3からの検索結果を端末1に返送する分
散制御機能手段22′とから構成されている。尚、メイ
ンノード2の多次元データベース20構成情報を構成情
報Aとする。
【0013】ここで、従来のメインノード2′の分散制
御機能手段22′は、端末1から問合せ要求を受け取っ
た時に、問い合わされたデータが、メインノード2′及
びサブノード3-1〜3-nのどこの多次元データベースに
記憶されているかを判断するために、各ノードに対し
て、多次元データベースの構成情報の問合せを行い、取
得した構成情報に基づいて、各次元の各メンバーの値の
組み合わせに対応する問合せ先のメインノード2′又は
サブノード3-1〜3-nを示すデータの分散情報を作成
(構成)し、作成された分散情報に基づいて各ノードに
データの問合せを行うようになっていた。
【0014】そこで、従来のメインノード2′の分散制
御機能手段22′は、自ノードの多次元データベース2
0及びサブノード3-1〜3-nに構成情報を問い合わせる
際に、各次元毎にそのメンバーの内容を問い合わせてい
た。
【0015】また、サブノード3も構成的には、メイン
ノード2′と同様で、予め構築された多次元データベー
ス30と、多次元データベール30に関する検索要求に
応えて検索を行い、検索結果を表示する制御を行う検索
・表示制御手段31と、特にメインノード2′から受け
入れた問合せ要求に従って、自ノードの検索・表示制御
手段31に検索指示を出力すると共に、自ノードにおけ
る検索結果をメインノード2′に返送する分散制御機能
手段32とから構成されている。
【0016】そして、例えば、サブノード3-1の多次元
データベース30-1及びサブノード3-nの多次元データ
ベース30-nは、各々構成情報B、構成情報Cを保持し
ていて、メインノード2′からの構成情報の問い合わせ
に対して、自ノードの構成情報を返送していた。
【0017】次に、従来の分散型OLAPシステムの動
作について図3を用いて説明する。従来の分散型OLA
Pシステムでは、端末1の多次元OLAP制御手段11
が起動されて、表示手段13及び入力手段10によって
問合せの指示が為されたなら、問合せ手段12で問合せ
の指示に従って問合せ要求が作成されて、メインノード
の分散制御機能手段22′に送信される。
【0018】そして、メインノード2′の分散制御機能
手段22′では、問い合わされたデータがメインノード
2′及びサブノード3-1〜3-nの何れに記憶しているか
を判断する為に、自ノード及びサブノード3-1〜3-nに
構成情報を問合せ、各ノードからの構成情報の応答結果
に従って、各次元の各メンバーの値の組み合わせに対応
する問合せ先のメインノード2′又はサブノード3-1〜
3-nを示すデータの分散情報を構成する。そして、メイ
ンノード2′の分散制御機能手段22′では、構成され
た分散情報に従って、各データを記憶しているノードに
対して、分散してデータの問合せを行い、各ノードから
のデータの応答に従って、端末1からの問合せ結果のデ
ータを整え、端末1に返送する。端末1では、メインノ
ード2′の分散制御機能手段22′から返送されたデー
タの問合せ結果に従って、表示部13に検索結果(参照
結果)を表示する。
【0019】尚、分散型の多次元OLAPに関連する従
来技術としては、平成9年10月7日公開の特開平9−
265479号「多次元データ処理方法」(出願人:株
式会社日立製作所、発明者:大畑秀雄他)がある。この
従来技術は、多次元データ分析向けのデータベース管理
システムの基本機能である多次元データの検索機能(ス
ライス機能)と集約機能を高速化する多次元データ処理
方法である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の分散型OLAPシステムのデータベースアクセス方
法では、端末1からの問合せ要求を受けてから、メイン
ノード2′の分散制御機能手段22′が、メインノード
2′及びサブノード3への構成情報の問合せを行って分
散情報を作成し、それからデータの問合せを行っていた
ので、端末1からの問合せ要求から検索・表示までに時
間がかかったという問題点があった。
【0021】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、多次元データベース、特に分散型の多次元データベ
ース群から高速にデータを参照できるデータベースアク
セス方法及び多次元データベースアクセスシステムを提
供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、複数の次元のメンバーで構成さ
れ、メンバーの値の組み合わせで識別されるデータを、
各次元のメンバーの情報から成る構成情報に基づいて予
め記憶している多次元データベースに対するデータベー
スアクセス方法であって、事前に多次元データベースに
関する構成情報を問合せ、取得した構成情報からメンバ
ーの値の組み合わせに対応する問合せ先を示す分散情報
を作成して記憶しておき、多次元データベースへのデー
タ問合せの際に、記憶された分散情報に従ってデータ問
合せを行うものなので、データ問合せ時には既に記憶さ
れている分散情報に従ってデータの問合せを行うので、
高速にデータを参照できる。
【0023】上記従来例の問題点を解決するための本発
明は、複数の次元のメンバーで構成され、メンバーの値
の組み合わせで識別されるデータを、各次元のメンバー
の情報から成る構成情報に基づいて予め記憶している多
次元データベースを具備し、多次元データベースに関す
る問合せ要求を処理する1つまたは複数のデータベース
管理装置と、任意のデータベース管理装置に対して、通
信回線を介して複数のメンバーの値の組に対するデータ
を参照する端末装置とを有する多次元データベースアク
セスシステムであって、データベース管理装置が、事前
にデータベース管理装置内の多次元データベースの構成
情報を問合せて取得すると共に、他のデータベース管理
装置に対して、当該データベース管理装置内の多次元デ
ータベースの構成情報を問合せて受け取り、取得した構
成情報及び受け取った構成情報から、メンバーの値の組
み合わせに対応する問合せ先データベース管理装置を示
す分散情報を作成して記憶しておき、端末装置からのデ
ータの問合せ要求を受けた時に、記憶された分散情報に
従って問合せ先であるデータベース管理装置にデータの
問合せを行うデータベース管理装置であるので、データ
問合せ時には既に記憶されている分散情報に従ってデー
タの問合せを行うので、高速にデータを参照できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0025】本発明に係るデータベースアクセス方法
は、複数の次元のメンバーで構成され、メンバーの値の
組み合わせで識別されるデータを、各次元のメンバーの
情報から成る構成情報に基づいて予め記憶している多次
元データベースに対するデータベースアクセス方法であ
って、事前に多次元データベースに関する構成情報を問
合せ、取得した構成情報からメンバーの値の組み合わせ
に対応する問合せ先を示す分散情報を作成して記憶して
おき、多次元データベースへのデータ問合せの際に、記
憶された分散情報に従ってデータ問合せを行うものなの
で、データ問合せ時には既に記憶されている分散情報に
従ってデータの問合せを行うので、高速にデータを参照
できるものである。
【0026】本発明に係る多次元データベースアクセス
システムは、データベース管理装置が、事前にデータベ
ース管理装置内の多次元データベースの構成情報を問合
せて取得すると共に、他のデータベース管理装置に対し
て、当該データベース管理装置内の多次元データベース
の構成情報を問合せて受け取り、取得した構成情報及び
受け取った構成情報から、メンバーの値の組み合わせに
対応する問合せ先データベース管理装置を示す分散情報
を作成して記憶しておき、端末装置からのデータの問合
せ要求を受けた時に、記憶された分散情報に従って問合
せ先であるデータベース管理装置にデータの問合せを行
うので、データ問合せ時には既に記憶されている分散情
報に従ってデータの問合せを行うので、高速にデータを
参照できるものである。
【0027】尚、本発明の実施の形態における各装置と
図3の各部との対応を示すと、端末装置は、端末1に相
当し、データベース管理装置は、メインノード2及びサ
ブノード3に相当している。
【0028】本発明に係るデータベースアクセス方法及
び多次元データベースアクセスシステムを用いた分散型
OLAPシステムの概略構成については、図3に示した
従来の構成と同一であり、検索などのための問合せ要求
を行う端末1と、端末1からの問合せの窓口となるメイ
ンノード2と、メインノード2からの問合せ要求に答え
てデータを提供するサブノード3とから構成されてお
り、端末1−メインノード2間、及びメインノード2−
サブノード3間が通信回線で接続されている。尚、サブ
ノードは複数存在する場合もある。但し、メインノード
2における分散制御機能手段22の内容が、従来とは異
なっている。
【0029】本発明に係るデータベースアクセス方法を
実現する多次元OLAPを用いた分散型OLAPシステ
ムの各部について、従来と同様の部分は説明を省略し、
本発明の特徴部分であるメインノード2における分散制
御機能手段22を中心に説明する。本発明のメインノー
ド2及びサブノード3では、予め端末1からの問合せに
即した形で設計された次元(メンバー)に基づいて、デ
ータキューブが構成されて、多次元データベース20及
び多次元データベース30が構築されていることが前提
となっている。そして、それぞれの多次元データベース
では、次元数がいくつであり、各次元の名前が何であ
り、各次元のメンバーが何であるか等を示している構成
情報を保有し、当該構成情報に基づいてキューブデータ
が構築されている。特に分散型のOLAPシステムにお
いては、各ノード(多次元データベース)が地域的(組
織的)に分散しているケースが多く、地域、組織などの
次元において、メンバーが分散しているケースが多い。
【0030】ここで、メインノード2の分散制御機能手
段22は、端末1からの問合せ要求をうけてデータの問
合せをするのに先立って、メインノード2及びサブノー
ド3-1〜3-nの各多次元データベースに如何なるデータ
が分散されて記憶されているかを把握しておく必要があ
り、そのために、メインノード2及びサブノード3-1〜
3-nに構成情報の問合せを行い、各ノードからの構成情
報の応答をとりまとめて、各次元の各メンバーの値の組
み合わせに対応する問合せ先のメインノード2又はサブ
ノード3-1〜3-nを示すデータの分散情報を構成する。
【0031】そこで、従来のメインノード2′の分散制
御機能手段22′が、端末1からの問合せ要求をうけて
から構成情報の問合せ及び分散情報の構成を行うのに対
して、本発明のメインノード2の分散制御機能手段22
では、事前に構成情報の問合せ及び分散情報の構成を行
って分散情報を記憶しておく。そして、本発明のメイン
ノード2の分散制御機能手段22では、端末1から問合
せ要求をうけると、既に構成されて記憶されている分散
情報に従って、すぐに分散してメインノード2及びサブ
ノード3-1〜3-nへのデータの問合せを行い、データを
取得することができる。
【0032】ここで、事前に構成情報の問合せ及び分散
情報の構成を行っておく具体的なタイミングとしては、
定期的に行う方法や、何れかのノードでデータの更新が
発生した場合に行う方法などが考えられるが、如何なる
タイミングで行うかは、本発明において限定しない。但
し、多次元データベースを構築したタイミングよりも後
であり、端末からの問合せ要求を受けるよりも前のタイ
ミングであることが重要である。
【0033】尚、本発明では、端末1からのデータの問
合せ方法(セル毎又は一括)、及びメインノード2及び
サブノード3におけるデータの問合せ方法(セル毎又は
一括)、及び多次元データベースへの直接的なアクセス
方法(セル毎又は一括)、及びメインノード2及びサブ
ノード3における構成情報の問合せ方法(次元毎又は一
括)を限定するものではなく、よって、検索・表示制御
手段21及び検索・表示制御手段31の動作を限定する
ものではない。
【0034】次に、本発明に係るデータベースアクセス
方法を実現する多次元OLAPを用いた分散型OLAP
システムの動作について図1,図3を用いて説明する。
図1は、本発明の分散型OLAPシステムにおけるメイ
ンノード2の動作の流れを従来の方法と比較しながら示
した説明図である。
【0035】本発明に係るデータベースアクセス方法を
実現する多次元OLAPを用いた分散型OLAPシステ
ムにおいて、メインノード2では、定期的に又はデータ
ベースの更新が発生したタイミングなど(事前)に、メ
インノード2及びサブノード3に対して構成情報の問合
せを行って、各次元の各メンバーの値の組み合わせに対
応する問合せ先のメインノード2又はサブノード3-1〜
3-nを示すデータの分散情報を構成して記憶しておく。
【0036】そして、端末1で問合せが発生し、端末1
からメインノード2に問合せ要求が送信されると、メイ
ンノード2の分散制御機能手段22では、事前に構成さ
れて記憶されている分散情報を参照して、要求されたデ
ータがどのノードの多次元データベースにあるのかを判
断し、該当するメインノード2又は各サブノード3に対
して、分散してデータの問合せを行い、各ノードからデ
ータの応答があるとそれをとりまとめて、端末1に返送
されて、端末1で表示されることになる。
【0037】本発明のデータベースアクセス方法及び多
次元データベースアクセスシステムによれば、メインノ
ード2の分散制御機能手段22が、端末1からの問合せ
要求に先立って、事前に自ノード及びサブノード3の構
成情報を問合せて分散情報を作成し記憶しておき、端末
1からの問合せ要求を受けると、記憶されている分散情
報に従ってデータの問合せを行うので、従来端末1から
の問合せ毎に行っていた分散情報の構成に要する時間を
省き、結果的に端末1における問合せから表示までの時
間が短縮されて、多次元データベースに対して高速にデ
ータを参照できる効果がある。
【0038】具体的には、例えば、400セルのOLA
Pデータの参照で比較すると、従来の端末1からの問合
せ時に分散情報を構成する方法でデータ表示までに2.
0秒要していた検索時間が、本発明の事前に分散情報を
構成する方法を用いると、1.0秒に短縮できるもので
ある。尚、この検索時間は、メインノード2−サブノー
ド3間の構成情報の問合せを一括問い合わせとし、更に
端末1からのデータの問合せを一括データ問合せとした
場合の時間である。
【0039】尚、上記説明では、分散型OLAPシステ
ムについて説明したが、分散型に限定せず、端末1とメ
インノード2のみの構成であっても、メインノード2内
で自ノードの多次元データベース20に対して事前に構
成情報の問合せを行っておけば、端末1から問合せ要求
を受けた時には、構成情報の問合せを行う必要が無く、
検索時間を短縮する効果は得られるものである。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、複数の次元のメンバー
で構成され、メンバーの値の組み合わせで識別されるデ
ータを、各次元のメンバーの情報から成る構成情報に基
づいて予め記憶している多次元データベースに対するデ
ータベースアクセス方法であって、事前に多次元データ
ベースに関する構成情報を問合せ、取得した構成情報か
らメンバーの値の組み合わせに対応する問合せ先を示す
分散情報を作成して記憶しておき、多次元データベース
へのデータ問合せの際に、記憶された分散情報に従って
データ問合せを行うものなので、データ問合せ時には既
に記憶されている分散情報に従ってデータの問合せを行
うので、高速にデータを参照できる効果がある。
【0041】本発明によれば、複数の次元のメンバーで
構成され、メンバーの値の組み合わせで識別されるデー
タを、各次元のメンバーの情報から成る構成情報に基づ
いて予め記憶している多次元データベースを具備し、多
次元データベースに関する問合せ要求を処理する1つま
たは複数のデータベース管理装置と、任意のデータベー
ス管理装置に対して、通信回線を介して複数のメンバー
の値の組に対するデータを参照する端末装置とを有する
多次元データベースアクセスシステムであって、データ
ベース管理装置が、事前にデータベース管理装置内の多
次元データベースの構成情報を問合せて取得すると共
に、他のデータベース管理装置に対して、当該データベ
ース管理装置内の多次元データベースの構成情報を問合
せて受け取り、取得した構成情報及び受け取った構成情
報から、メンバーの値の組み合わせに対応する問合せ先
データベース管理装置を示す分散情報を作成して記憶し
ておき、端末装置からのデータの問合せ要求を受けた時
に、記憶された分散情報に従って問合せ先であるデータ
ベース管理装置にデータの問合せを行うので、データ問
合せ時には既に記憶されている分散情報に従ってデータ
の問合せを行うので、高速にデータを参照できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散型OLAPシステムにおけるメイ
ンノードの動作の流れを従来の方法と比較しながら示し
た説明図である。
【図2】一般的な多次元データベースの概念を説明する
説明図である。
【図3】従来の分散型OLAPシステムの概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1…端末、 2、2′…メインノード、 3…サブノー
ド、 10…入力手段、 11…多次元OLAP制御手
段、 12…問合せ手段、 13…表示手段、20…多
次元データベース、 21…検索・表示制御手段、 2
2、22′…分散制御機能手段、 30…多次元データ
ベース、 31…検索・表示制御手段、 32…分散制
御機能手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の次元のメンバーで構成され、前記
    メンバーの値の組み合わせで識別されるデータを、前記
    各次元のメンバーの情報から成る構成情報に基づいて予
    め記憶している多次元データベースに対するデータベー
    スアクセス方法であって、 事前に前記多次元データベースに関する構成情報を問合
    せ、取得した構成情報からメンバーの値の組み合わせに
    対応する問合せ先を示す分散情報を作成して記憶してお
    き、前記多次元データベースへのデータ問合せの際に、
    前記記憶された分散情報に従ってデータ問合せを行うこ
    とを特徴とするデータベースアクセス方法。
  2. 【請求項2】 複数の次元のメンバーで構成され、前記
    メンバーの値の組み合わせで識別されるデータを、前記
    各次元のメンバーの情報から成る構成情報に基づいて予
    め記憶している多次元データベースを具備し、前記多次
    元データベースに関する問合せ要求を処理する1つまた
    は複数のデータベース管理装置と、任意のデータベース
    管理装置に対して、通信回線を介して複数のメンバーの
    値の組に対するデータを参照する端末装置とを有する多
    次元データベースアクセスシステムであって、 前記データベース管理装置が、事前に前記データベース
    管理装置内の多次元データベースの構成情報を問合せて
    取得すると共に、他のデータベース管理装置に対して、
    当該データベース管理装置内の多次元データベースの構
    成情報を問合せて受け取り、前記取得した構成情報及び
    受け取った構成情報から、前記メンバーの値の組み合わ
    せに対応する問合せ先データベース管理装置を示す分散
    情報を作成して記憶しておき、前記端末装置からのデー
    タの問合せ要求を受けた時に、前記記憶された分散情報
    に従って問合せ先であるデータベース管理装置にデータ
    の問合せを行うデータベース管理装置であることを特徴
    とする多次元データベースアクセスシステム。
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