JP2002108699A - 置換によりデータブロックの書き込みを可能にするメモリ管理装置 - Google Patents

置換によりデータブロックの書き込みを可能にするメモリ管理装置

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JP2002108699A
JP2002108699A JP2001215730A JP2001215730A JP2002108699A JP 2002108699 A JP2002108699 A JP 2002108699A JP 2001215730 A JP2001215730 A JP 2001215730A JP 2001215730 A JP2001215730 A JP 2001215730A JP 2002108699 A JP2002108699 A JP 2002108699A
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    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04L49/10Packet switching elements characterised by the switching fabric construction
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッファメモリの同一解放スペース内で他の
BDの同時書き込みと組み合わせて除去操作を実施でき
る(置換操作)、データブロックの書き込みメモリ管理
装置を提供する。 【解決手段】 管理装置が、データブロックBDを格納
するために用いられるバッファメモリに結合され、各B
Dが、データカテゴリーに属する。これらのBDの受信
および使用操作に加えて、装置は、場合によっては、ブ
ロック間の一時的な関係の再配列を回避するために、結
合されるブロックアイデンティティを一時的に保護しな
がら、バッファメモリでBDのスペースを解放すること
により、所定のBDまたは所定のカテゴリーに属するB
Dの早期除去を制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリスペースセ
ットを含むバッファメモリの管理装置に関し、各スペー
スが、個々のスペースアドレスを持つデータブロック
(BD)を一時的に記憶可能であり、前記装置が、この
メモリに記憶されたデータブロックを早期に除去する場
合、再配列(rearrangement)を回避す
る。データブロックの早期除去の結果として生じる、い
わゆる再配列の問題は、こうした除去の結果に関し、す
なわち、管理装置においてBD間の逐次的な関係の配列
を修正する必要性に関する。この問題は、FR2752
632で公開された本出願人による先行特許出願で論じ
られている。前記特許出願は、その全体が参照として本
出願に組み込まれている。
【0002】
【従来の技術】本発明は、特に、記憶されたデータブロ
ックが、n個の可能な優先カテゴリーに応じて(ここ
で、nは1より大きい)、たとえば、様々なデータブロ
ックの相対的な優先レベルを反映するカテゴリーに応じ
て、階層的に管理される場合、また、別のデータブロッ
クが既に占有するスペースに新しいデータブロックを書
き込む操作を伴う、データブロック損失管理規則を使用
する場合の、バッファメモリのスペース管理という特定
の問題に向けられている。一般に、メモリが飽和した場
合、あるいは、飽和に近いレベルまで充填された場合
(全体として、あるいは所定のカテゴリーに対して)、
このような操作は、バッファメモリのスペースに記憶さ
れた、一般には優先順位が低いデータブロックを除去す
ることによって使用可能になるバッファメモリのスペー
スに、優先順位が高い新しいデータブロックを書き込む
ことからなる。
【0003】記憶されたデータブロックの除去と、バッ
ファメモリの同一スペースへの別のデータブロックの同
時書き込みとを組み合わせた上記の操作は、以下、デー
タブロックの「置換(substitution)」と
呼ぶ。この操作は、「push−out」という用語で
知られている。
【0004】除去されるデータブロックは、「除去候補
データブロック」(BDCE)と称される。一般に、こ
れは、たとえば、優先順位が低いn−1個のカテゴリー
のデータブロックに関する(優先順位が最も高いカテゴ
リーのデータブロックは、この場合、除去されない)。
【0005】置換操作時のデータブロックの除去のケー
スに加えて、本発明の範囲はまた、データブロック(以
下、「BD」とする)を、(置換なしに)早期に除去す
る、次のような他の二つの可能なケースを含む。
【0006】所定のカテゴリーiにおける除去候補BD
の除去。一般に、このBDは、カテゴリーiに属する除
去候補BD(BDCE)のサブセット管理に使用される
リストにおいて、第1番目にある。
【0007】バッファメモリのスペースに記憶された特
別なBDの除去 上記の特許出願で提案された解決方法によれば、バッフ
ァメモリに記憶された各BDに、バッファメモリ内のス
ペース(EMT)アドレスとは異なるBDアイデンティ
ティ(IBD)を結合し、個々のBDアイデンティティ
(IBD)を用いて管理されるBD間の逐次的な関係を
再配列する必要なく、バッファメモリのスペース(EM
T)からBDを除去する。実際、BDを除去すると、B
Dが占有していたバッファメモリのスペース(EMT)
は直ちに解放されるが、初期のデータブロックアイデン
ティティ(IBD)は保持される。従って、除去された
BDは、管理装置内でアイデンティティIBDにより、
たとえば連鎖リスト(liste chainee)に
存在し続ける。一方、このアイデンティティIBDに、
後で、このBDの使用時に検出される、除去BDのイン
ジケータを結合する。
【0008】かくして、上記特許出願で検討された状態
は、バッファメモリに記憶された所定のBDを早期除去
する状態であり、こうした除去は、別の操作として実施
される。このようなBDの除去は、優先順位が高い任意
のBDに対して新しい空きスペースを予め形成する(一
般に、バッファメモリの飽和が近い場合)、不正なBD
を除去するなど、様々な理由から必要とされる。
【0009】一般に、上記特許出願で記載されたバッフ
ァメモリの管理装置によれば、BDの除去時に、BDが
占有するメモリスペース(EMT)が、直ちに解放され
て、使用可能になる。だが、このように除去されたBD
に結合されるアイデンティティIBDは保持されるの
で、BD間の逐次的な関係(アイデンティティIBDに
より照合される)の配列は、管理装置では早期に修正さ
れない。
【0010】この技術作用を実現するために、上記の特
許出願による管理装置は、バッファメモリに記憶される
新しい受信データブロックの受信時に空きスペースをサ
ーチし、データブロックによりもはや占有されないとき
にスペースアドレスを解放するための、バッファメモリ
の空いたスペースアドレスの管理手段と、バッファメモ
リのスペースに新しいデータブロックを書き込むための
書き込み制御手段と、バッファメモリに記憶される新し
い各データブロックに、空いているブロックアイデンテ
ィティを割り当てるための、空いているブロックアイデ
ンティティの管理手段と、データブロックに結合される
各アイデンティティに対して、バッファメモリで占有す
るスペースアドレスを記憶するための、ブロックアイデ
ンティティに関するスペース結合管理手段と、バッファ
メモリに記憶されたデータブロックの一時的な管理手段
とを含み、バッファメモリに記憶される新しいデータブ
ロックの受信を制御し、バッファメモリに記憶されたデ
ータブロックアイデンティティを所定の使用規則に従っ
て配列し、この配列が、これらのブロックのアイデンテ
ィティに結合される時間パラメータに応じて、バッファ
メモリにおける個々の待機状態を管理し、それによって
個々の読み込み時における使用を決定することからな
り、各データブロックは、バッファメモリ内のスペー
ス、ならびに結合されるブロックアイデンティティを解
放する前に、通常は、所定の回数だけ読み込まれ、バッ
ファメモリで読み込まれるデータブロックの使用を制御
し、場合によっては、ブロック間の一時的な関係の再配
列を回避するために、結合されるブロックアイデンティ
ティを一時的に保護しながら、バッファメモリでそのス
ペースを解放することにより、記憶された所定のデータ
ブロックの早期除去を制御する。
【0011】バッファメモリのスペースに記憶されたデ
ータブロックの早期除去と、このスペースの即時解放と
を、一時的な管理手段により管理されるブロックアイデ
ンティティを再配列せずに可能にするために、管理装置
はさらに、対応するブロックが早期に除去されたか否か
を示す除去インジケータを、データブロックの各アイデ
ンティティに対して記憶するための、除去インジケータ
管理手段と、空いたスペースアドレスの管理手段に、除
去ブロックを記憶するスペースのアドレスの解放を命令
する手段と、ブロックが除去されるたびに、このブロッ
クの除去を記憶するインジケータ値を、除去インジケー
タ管理メモリに書き込む手段と、バッファメモリでこの
ブロックを読み込むためにブロックアイデンティティを
選択する都度、除去インジケータ管理メモリで読み込
み、読み込まれた除去インジケータが、このブロックア
イデンティティを有するブロックが前に除去されていな
いことを示す場合だけ、選択されたブロックアイデンテ
ィティに対応するバッファメモリのスペースで読み込み
を許可する手段と、このブロックが前に除去されていな
い場合、読み込みが許可されている限りにおいて、所定
の回数のブロック読み込み後、読み込まれたブロックに
対応するスペースアドレスを解放することを、空いたス
ペースアドレスの管理手段に許可する手段とを含む。
【0012】この管理装置により、バッファメモリのス
ペースをできるだけ早く解放することができる。何故な
ら、一時的な管理手段は、ブロックを除去する決定が下
されると、除去ブロックを記憶するスペースアドレスの
早期解放を、空いたスペースアドレスの管理手段に命令
する手段を含むからである。しかしながら、一時的な管
理手段は、データブロックの除去時に時間パラメータの
再配列を全く行わない。そのため、この手段は、通常、
他のデータブロックのアイデンティティと区別せずに、
除去されたブロックのアイデンティティを選択する。ブ
ロックアイデンティティが、実際にまだ記憶されている
ブロックを示しているかどうか知るために、除去インジ
ケータをバッファメモリで読み込む手段が設けられてい
る。この装置は、バッファメモリの容量増加を少しも必
要としない。
【0013】従って、前記特許出願は、管理装置でBD
間の逐次的な関係(アイデンティティIBDにより照合
される)の再配列を回避しながら、バッファメモリに記
憶された所定のBDの有効な除去技術手段を融合させて
いるとみなすことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の特許出願のバッファメモリ管理装置を発展させ、たと
えば階層的な優先レベルを反映するカテゴリーに各BD
が属し、所定の優先カテゴリーで除去候補BDを除去可
能である(所定のBDの除去とは違って)特定の状況
で、これらの同じ長所を保持することにあって、このよ
うな除去操作が、バッファメモリの同一解放スペース内
で、他のBDの同時書き込みと組み合わせて実施可能で
ある(BD置換操作)。さらに、(所定の優先カテゴリ
ーで除去候補であるBDの)このような除去操作は、別
に行うこともできる。
【0015】一般的な状況におけるBD置換操作は、こ
うした除去操作がいつ、どのようなカテゴリーで必要と
されるかを決定するのに使用されるアルゴリズムとは独
立して、従って、たとえば任意のブロック損失規則に従
って、バッファメモリに書き込まれる新しいブロックの
受信時に、置換が必要になることを唯一の仮定として考
慮される。換言すれば、新しい受信ブロックは、通常通
り(置換なしに)バッファメモリの空きスペースか、も
しくは置換により、この置換操作で除去BDが以前占有
したバッファメモリのスペースに記録される。
【0016】置換操作は、一般に、バッファメモリが混
雑している場合、すなわち、優先順位が高い新しいBD
を書き込むことが必要であるのに、バッファメモリに
(新しい受信BDの優先カテゴリーに対して割り当てら
れる、バッファメモリ全体または一部に)使用できるス
ペースが全くないときに実施される。しかし、幾つかの
BDの損失制御規則は、バッファメモリがまだ完全に占
有されていない場合でも、置換操作を先取りして行うよ
うに規定している。
【0017】従って、置換によるBDの受信は、通常の
受信と同じくらい速く、−(一般には新しい受信BDの
レベルより低い優先レベルに対応する)必要な優先カテ
ゴリーで、除去候補BDを予め選択し、その後、このB
Dを除去する操作と、−(置換なしに通常のBDを受信
する場合の空きスペースと違って)この除去により解放
されるバッファメモリのスペースに、新しい受信BDを
書き込む操作とを、組み合わせて実施することが必要で
ある。
【0018】このような状況で、本発明によるバッファ
メモリの管理装置は、一つのデータブロックが、バッフ
ァメモリにおいて一つのカテゴリーにしか属さないこと
を了承した上で、各カテゴリーに対して(一定の用途の
場合、最も高いカテゴリーを除く)、対応するカテゴリ
ーに属し、そのため除去候補BDである、記憶されたB
Dの管理を含む。
【0019】除去候補ブロックの管理に関しては、一般
的な置換操作を考慮する。優先順位を管理する最も簡単
な用途では、BDの優先カテゴリーを二つだけ区別し
(高い優先順位と低い優先順位)、優先順位の低いBD
だけを除去可能にし、その場合、除去候補BD、すなわ
ち優先順位の低いBDのカテゴリーを管理するだけで十
分である。だが、ここでは、優先カテゴリーが複数であ
る一般的なケースを仮定する(nが2以上)。この場
合、管理装置は、一般にC=n−1個の優先カテゴリー
に関する除去候補BDの複数のサブセット(C)を管理
可能である(使用される大部分の損失規則では、優先順
位が最も高いBDは、置換操作により除去することがで
きない)。しかし、C=nの場合も同様に可能である。
【0020】可能なn個の優先カテゴリーの中で、置換
操作で一般に関与する2つのカテゴリーを指数iとjで
表す。
【0021】かくして、置換操作時に、BDの損失制御
規則(この規則自体は、本発明の範囲に入らない)は、
除去を実施するために(除去候補BDのC個のサブセッ
トの中で)必要な優先カテゴリーiを決定している。管
理装置は、その中で除去候補BD(以下、BDCEとす
る)を選択しなければならないカテゴリーiと、新しい
受信BDの優先カテゴリーjとを知らされる。
【0022】本発明による管理装置において、置換操作
時のBDCEの管理を示すために、管理装置は、一時的
な管理手段のBD規則の指示で、必要なカテゴリーiに
おけるBDCEを除去し、優先カテゴリーjに属する新
しい受信BDを充填し、このBDレベルが、高い方の優
先カテゴリーまたは他方の優先カテゴリーに属すことが
でき、この場合、新しい受信BDは、カテゴリーjのB
DCEのサブセットに加わる新しいBDCEを構成す
る。
【0023】カテゴリー別のBDCE管理機能では、そ
のため、置換によるBD受信時に、カテゴリーiで除去
するように選択されたBDCEを削除し、場合によって
は、BDCEとして受信した新しいBDをカテゴリーj
に付加する(一般に、優先レベルjが高くない場合)。
【0024】一般に、優先順位の高い方のBDが、優先
順位の低い方のブロックに置換する場合、j≠iであ
る。しかしながら、もっと高度な一定のBD損失規則で
は、j=iの場合も除外されない。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の様々な場合を管理
するために、本発明は、バッファメモリの管理装置を提
案し、バッファメモリの各スペースが、1個のスペース
アドレスをもつデータブロックを記憶可能であり、デー
タブロックアイデンティティと呼ばれるリファレンス
が、管理装置により処理される各ブロックに結合され、
該管理装置が、バッファメモリに記憶されるデータブロ
ックの一時的な管理手段を含むことにより、バッファメ
モリに記憶される新しいデータブロックの受信を制御
し、バッファメモリに記憶されるデータブロックのアイ
デンティティを所定の使用規則に従って配列し、この配
列が、これらのブロックのアイデンティティに結合され
る時間パラメータに応じて、バッファメモリにおける個
々の待機状態を管理し、個々の読み込み時における使用
を決定することからなり、各データブロックは、バッフ
ァメモリ内のスペース、ならびに結合されるブロックア
イデンティティを解放する前に、通常は、所定の回数だ
け読み込まれ、バッファメモリで読み込まれるデータブ
ロックの使用を制御し、場合によっては、ブロック間の
一時的な関係の再配列を回避するために、結合されるブ
ロックアイデンティティを一時的に保護しながら、バッ
ファメモリでスペースを解放することにより、記憶され
た所定のデータブロックの早期除去を制御し、該管理装
置がさらに、バッファメモリに記憶される新しいデータ
ブロックの受信時に空いたスペースアドレスをサーチす
るとともに、データブロックによりもはや占有されない
ときにスペースアドレスを解放するための、バッファメ
モリの空いているスペースアドレスの管理手段と、バッ
ファメモリに記憶された新しい各データブロックに空い
たブロックアイデンティティを割り当てるとともに、ブ
ロックのためにもはや使用されなくなったときデータブ
ロックに結合されるアイデンティティを解放するため
の、空いているデータブロックアイデンティティの管理
手段と、バッファメモリのスペースに新しいデータブロ
ックの書き込みを行うための、書き込み制御手段と、デ
ータブロックの使用時に、バッファメモリで読み込みを
行うための、読み込み制御手段と、データブロックに結
合される各アイデンティティのために、バッファメモリ
で占有するスペースアドレスを記憶するための、ブロッ
クアイデンティティに関するスペース結合管理手段と、
データブロックの各アイデンティティのために、対応す
るブロックが早期に除去されたか否かを示す除去インジ
ケータを記憶するための、除去インジケータ管理手段と
を含み、データブロックに関する除去インジケータが、
このブロックの早期除去の際にマークされ、データブロ
ックに関する除去インジケータの有無が、バッファメモ
リにおける読み込みのためにこのブロックを使用すると
きに検出され、ブロックの読み込みは、ブロックアイデ
ンティティに対応する除去インジケータが、ブロックが
前に除去されなかったことを示す場合のみ許可され、こ
のブロックに対応するスペースのアドレスの解放は、所
定数のブロック読み込み後、このブロックが前に除去さ
れなかった場合のみ許可され、記憶されたデータブロッ
クが、複数のカテゴリーに応じて管理され、各ブロック
が、所定の一つのカテゴリーに属し、管理装置がさら
に、各データブロックの、一つのカテゴリーへの帰属を
記憶するための、カテゴリーマーキング管理手段と、各
カテゴリーに対し、このカテゴリーに属する除去候補の
データブロックのリストを記憶するための、除去候補ブ
ロックの管理手段とを含み、特定のカテゴリーに属する
全てのデータブロックの中で除去候補であるデータブロ
ックの除去をさらに実施可能にするために、カテゴリー
のマーキング管理手段が、新しいデータブロックの受信
時にデータブロックのカテゴリーのマーキングを行うと
ともに、前に除去されなかったデータブロックの最終使
用時または所定のデータブロックの早期除去時に、デー
タブロックのカテゴリーを識別するための読み込みを行
い、除去候補ブロックの管理手段が、データブロックの
受信時に、新しいブロックの優先カテゴリーに対応する
除去候補データブロックのリストに、新しいデータブロ
ックを付加し、除去候補のデータブロックリストから1
個のデータブロックを除去し、前に除去されなかったデ
ータブロックの最終使用時または、所定のデータブロッ
クの早期除去時に、このブロックが知られており、その
リストがカテゴリーマーキング管理手段によりこのブロ
ックに対して識別されるカテゴリーに対応し、あるい
は、特定の優先カテゴリーで除去候補であるデータブロ
ックの除去時に、除去候補ブロックの管理手段が、この
カテゴリーに対応するリストから一つのブロックを選択
し、除去インジケータの管理手段に、どのブロックが選
択されたかを指示して、このブロックの除去を記憶する
除去インジケータをマークするようにすることを特徴と
する。
【0026】この装置は、データブロックアイデンティ
ティ(IBD)またはバッファメモリ内のスペース(E
MT)により、除去候補データブロックを管理すること
ができる。
【0027】バッファメモリ管理装置を実施する第一の
場合、除去候補データブロックの管理手段と、カテゴリ
ーマーキング管理手段とが、データブロックアイデンテ
ィティ(IBD)により、データブロックにアドレス
し、特定の優先カテゴリーで除去候補であるデータブロ
ックの除去時に、除去候補データブロックの管理手段
が、除去するように選択されたデータブロックのアイデ
ンティティを、ブロックアイデンティティに関するスペ
ース結合管理手段に伝達し、この手段が、除去するよう
に選択されたデータブロックが占有する対応スペースア
ドレスを決定し、また、除去候補データブロックの管理
手段が、除去するように選択されたデータブロックのア
イデンティティを、ブロック除去を記憶する除去インジ
ケータをマークするために、前記除去インジケータ管理
手段のメモリアドレスとして直接伝達するように構成可
能である。
【0028】除去候補BDがバッファメモリのスペース
(EMT)により管理される第二の場合、除去候補デー
タブロックの管理手段と、カテゴリーマーキング管理手
段とが、バッファメモリにおけるスペースアドレスによ
り、データブロックにアドレスし、管理装置がさらに、
ブロックスペースに関するアイデンティティ(IBD)
の付加的な結合管理手段を含み、バッファメモリでデー
タブロックが占有する各スペースアドレス(EMT)に
対して、空いたアイデンティティを記憶し、このアイデ
ンティティは、新しいデータブロックの受信時に選択さ
れてこのブロックに割り当てられ、バッファメモリで占
有するスペースアドレスに対応するアドレスに記憶さ
れ、特定の優先カテゴリーで除去候補であるデータブロ
ックの除去時に、除去候補データブロックの管理手段
が、ブロックスペースに関するアイデンティティの付加
的な結合管理手段に、除去するように選択されたデータ
ブロックのスペースアドレスを伝達し、これらの付加的
な手段が、除去するように選択されたデータブロックの
対応するアイデンティティを決定し、前記除去インジケ
ータ管理手段のメモリのアドレスとして、このデータブ
ロックのアイデンティティを供給することにより、この
ブロックの除去を記憶する除去インジケータをマークす
るように構成可能である。
【0029】アイデンティティIBDにより除去候補B
Dを管理する場合、特定のデータブロックのカテゴリー
に属する除去候補データブロックの除去を別に実施する
ために、除去するように選択されたデータブロックが占
有し、ブロックアイデンティティに関するスペース結合
管理手段により決定されたスペースアドレスが、バッフ
ァメモリの空いているスペースアドレスの管理手段に供
給されて、バッファメモリでこのブロックが占有するス
ペースを解放するように構成可能である。
【0030】スペースEMTにより除去候補BDを管理
する場合、特定のデータブロックのカテゴリーに属する
除去候補データブロックの除去を別に実施するために、
除去候補データブロックの管理手段によって、除去する
ように選択されたデータブロックが占有するスペースア
ドレスが、バッファメモリの空いているスペースアドレ
スの管理手段に同様に直接供給され、バッファメモリで
このブロックが占有するスペースを解放するように構成
可能である。
【0031】データブロックの置換により新しいデータ
ブロックの受信を行うための実施形態では、置換による
ブロック受信が、受信した新しいデータブロックを記憶
できるようにするために、特定のデータブロックカテゴ
リーに属する除去候補データブロックを直ちに除去する
ことからなり、除去されたデータブロックのバッファメ
モリのスペースアドレスが、この場合、バッファメモリ
に新しい受信データブロックを記憶するための空きスペ
ースアドレスとして使用され、このスペースアドレス
が、このスペースアドレスへの新しいデータブロックの
書き込みを行うために、書き込み制御手段に供給され、
また、新しいデータブロックに割り当てられるブロック
アイデンティティに対して、受信したデータブロックを
記憶するために用いられるスペースアドレスを記憶する
ために、ブロックアイデンティティに関するスペース結
合管理手段に供給され、データブロックの空きアイデン
ティティの管理手段が、受信した新しいデータブロック
にブロックアイデンティティを割り当て、このアイデン
ティティを、バッファメモリに記憶されるデータブロッ
クの一時的な管理手段と、新しいデータブロックに割り
当てられるブロックアイデンティティに対して、受信し
たデータブロックを記憶するために用いられるスペース
アドレスを記憶するための、ブロックアイデンティティ
に関するスペース結合管理手段と、受信した新しいブロ
ックの除去インジケータを、除去されていない状態に初
期化するための、除去インジケータ管理手段とに供給
し、カテゴリーマーキング管理手段が、受信した新しい
データブロックのカテゴリーのマーキングを行い、除去
候補データブロックの管理手段が、新しいデータブロッ
クを、受信した新しいデータブロックの優先カテゴリー
に対応する除去候補データブロックのリストに付加する
ように構成可能である。
【0032】また除去候補データブロックがアイデンテ
ィティIBDにより管理される場合、空いているデータ
ブロックアイデンティティの管理手段は、受信データブ
ロックに割り当てられるアイデンティティを、新しい受
信データブロックのカテゴリーをマークするためのカテ
ゴリーマーキング管理手段と、新しい受信データブロッ
クの優先カテゴリーに対応する除去候補データブロック
リストに、新しいデータブロックを付加するための、除
去候補データブロックの管理手段とに同様に供給し、新
しい受信ブロックを記憶するために使用されるスペース
アドレスが、除去候補データブロック管理手段によって
供給される除去ブロックのアイデンティティから、ブロ
ックアイデンティティに関するスペース結合管理手段に
より決定されるように構成できる。
【0033】置換により新しいデータブロックを受信
し、除去候補データブロックが、バッファメモリ内のス
ペースEMTにより管理される場合にはまた、データブ
ロックの空きアイデンティティの管理手段が、受信デー
タブロックに割り当てられるアイデンティティを、ブロ
ックスペースに関するアイデンティティの付加的な結合
管理手段に供給し、新しい受信ブロックが書き込まれる
バッファメモリのスペースに対して、結合されるアイデ
ンティティを記憶し、新しい受信ブロックを記憶するた
めに使用されるスペースアドレスが、除去候補データブ
ロックの管理手段により選択されるように構成可能であ
る。
【0034】本発明の有利な実施形態によれば、データ
ブロックの空きアイデンティティの管理手段と、ブロッ
クアイデンティティに関するスペースの結合管理手段と
が、可能なデータブロックアイデンティティ毎に1個の
メモリラインを含む共通メモリを使用し、共通な各メモ
リラインが、この2種類の管理手段のいずれかによりも
っぱら使用され、共通メモリラインに対応するブロック
アイデンティティが空いていて、データブロックの空き
アイデンティティ管理手段によって管理されていると
き、空いたブロックアイデンティティの連鎖リストに次
のブロックアイデンティティ(IBD)を含み、あるい
は、このアイデンティティが使用されていて、ブロック
アイデンティティに関するスペースの結合管理手段によ
り管理されているとき、共通メモリラインに対応して結
合されるブロックアイデンティティを備えるデータブロ
ックが記憶された、バッファメモリのスペースアドレス
(EMT)を含む。
【0035】バッファメモリのスペースEMTにより除
去候補データブロックを管理する場合、有利には、バッ
ファメモリの空いているスペースアドレスの管理手段
と、ブロックスペースに関するアイデンティティの付加
的な結合管理手段とが、バッファメモリで可能なスペー
スアドレス毎に1個のメモリラインを含む共通メモリを
使用し、共通な各メモリラインが、この2種類の管理手
段のいずれかによりもっぱら使用され、共通メモリライ
ンに対応するスペースが空いていて、バッファメモリの
空いているスペースアドレスの管理手段によって管理さ
れているとき、空いたメモリスペースの連鎖リストに次
のスペースアドレスを含み、あるいは、このスペースが
占有されていて、ブロックスペースに関するアイデンテ
ィティの付加的な結合管理手段により管理されていると
き、共通メモリラインに対応するバッファメモリのスペ
ースアドレス(EMT)に記憶されたデータブロックに
結合されるブロックアイデンティティ(IBD)を含む
ように構成可能である。
【0036】本発明の一般的な範囲では、装置において
データブロックの様々なサブセットを管理するために、
連鎖リスト技術を実施することができる。
【0037】かくして、除去候補データブロックの管理
手段が、各カテゴリーの連鎖リストを用いて除去候補デ
ータブロックの様々なサブセットを管理し、これらの手
段が、可能なデータブロックリファレンス毎に1個のメ
モリラインを含む共通メモリを使用し、共通メモリの各
ラインが、多くても1個のカテゴリー別リストによりも
っぱら使用され、このカテゴリーに対応する除去候補ブ
ロックの連鎖リスト内に、次のブロックがある場合は、
次のブロックのリファレンスを含み、先行ブロックがあ
る場合は、先行ブロックのリファレンスを含むように構
成することができる。
【0038】また、除去候補データブロックがデータブ
ロックアイデンティティにより管理される場合、前記共
通メモリにアドレスするために使用されるデータブロッ
クリファレンスは、データブロックアイデンティティと
することができる。
【0039】同様に、除去候補データブロックが、バッ
ファメモリのスペースにより管理される場合、共通メモ
リにアドレスするために使用されるデータブロックリフ
ァレンスは、バッファメモリのスペースアドレスとする
ことができる。
【0040】本発明の一般的な範囲では、特定のカテゴ
リーにおける除去候補データブロックを除去する場合、
除去候補ブロックの管理手段は、この特定カテゴリーに
対応する除去候補ブロックリストの第一のデータブロッ
クを選択するように構成することができる。
【0041】本発明および他の特徴は、以下の説明およ
び添付図面により、いっそう理解され、明らかになるで
あろう。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明によるバッファメモリの管
理装置に存在する主な要素を、図1に関して簡単に記載
した。この図に示された装置のセットは、GBDPCセ
ットにおいて、バッファメモリのスペース(EMT)に
より、直接、除去候補BD(BDCE)を示す場合、装
置の完全な構成に対応する。後述するように、データブ
ロックアイデンティティ(IBD)により間接的にBD
CEを示す別の場合、GAIE管理装置は不要である。
【0043】装置2は、以下の機能ブロックを含む。す
なわち後述するような各種の制御信号およびコード信号
により、装置2の動作に関連する操作全体を制御する、
記憶データブロックの一時的な管理ユニット(UGT
1)と、たとえば連鎖リストにより、バッファメモリの
空いているスペースアドレスを管理し、新しいBDの受
信時に空いているスペースアドレスEMTを要求に応じ
て供給し、BDがもはや占有しない場合にスペースアド
レスEMTを解放可能な、空いているスペースアドレス
の管理装置(GEL)と、データブロックが占有するバ
ッファメモリの各スペースEMTに対して、単一方向の
関係すなわちEMT→IBDの関係に従って、結合され
るアイデンティティIBDを記憶可能な、EMT→IB
Dの結合管理装置、すなわちアイデンティティIBDに
関する各スペースEMTの管理装置(GAEI)と、た
とえば連鎖リストにより、空いているアイデンティティ
IBDを管理し、新しいBDに結合される空いているア
イデンティティIBDを要求に応じて供給し、BDがも
はや使用されない場合にBDに結合されるアイデンティ
ティIBDを解放可能な、空いているアイデンティティ
IBD値の管理装置(GIL)と、データブロックに結
合される各アイデンティティIBDに対して、単一方向
の関係すなわちIBD→EMTの関係に従って、バッフ
ァメモリでこのBDが占有するスペースアドレスEMT
を記憶可能な、IBD→EMTの結合管理装置、すなわ
ちスペースEMTに関する各アイデンティティIBDの
管理装置(GAIE)と、カテゴリー別BDの管理装置
(GBDPC)とを含み、この装置(GBDPC)が、
たとえばカテゴリー別BDCE連鎖リストにより、各カ
テゴリーのBDCEに対して、除去候補BD(BDC
E)のサブセットを管理する、除去候補データブロック
管理装置(GBDCE)と、所定のカテゴリーへのBD
の帰属を記憶するカテゴリーマーキング管理装置(GM
C)とを含み、装置2がまた、対応するBDが除去され
たか否かを示すビット状態を、占有された各アイデンテ
ィティIBDに結合する除去インジケータ管理装置(G
IE)と、バッファメモリにおける書き込み制御装置
(UCE)と、バッファメモリにおける読み込み制御装
置(UCL)とを含む。
【0044】記憶されたデータブロックの一時的な管理
装置UGT1は、この装置が制御する様々な操作時に、
次のような情報の交換により、前述の他の装置と相互作
用する。すなわち、状態1で作動し、バッファメモリに
書き込まれる新しいBDの受信操作を制御する、BD受
信出力制御信号(RBD)と、このBDがどのカテゴリ
ーに属するかを示し、従ってRBD信号が作動している
場合(RBD=1)に意味をもつ、受信BDのカテゴリ
ー出力コード(CAT−BR)と、新しい受信データブ
ロックに割り当てられるアイデンティティを構成し、空
いているアイデンティティの管理装置GILから供給さ
れるこのアイデンティティが、関与するBDを受信する
ために選択されたバッファメモリのスペースアドレスに
結合される、受信BDのアイデンティティ入力コード
(IBD−R)と、新しいデータブロックの受信時に、
置換(プッシュアウト「push−out」)による受
信に関するものであるか、置換なしの通常の受信に関す
るものであるかを、論理状態RAP0=1またはRAP
O=0に応じて示す、置換によるBD受信出力制御信号
(RAPO)と、除去候補BD(BDCE)がどのカテ
ゴリーで選択されるべきかを示し、置換による受信操作
時、または所定のカテゴリーにおけるBDCEの除去操
作時に使用され、除去候補BDの管理装置GBDCEの
ために構成された、BDCEカテゴリー出力コード(C
AT−BEP)と、装置GIL、GAIE、およびGI
Eのために構成され、状態1で作動するときBDの使用
操作を制御する、データブロック使用出力制御信号(S
BD)と、状態1で作動することにより、BDの使用操
作時に、このデータブロックの最終使用(たとえばバッ
ファメモリの異なる複数出力に供給される場合、複数
回、同一BDを使用可能である)に関するものであるか
どうかを示す、最終使用出力制御信号(DS)と、使用
されるBD(IBD−S)、または除去されるように構
成された所定のBD(IBD−ED)である、BDのア
イデンティティ出力コードIBD−S/EDと、所定の
BDの除去操作を制御するために状態1で作動する、所
定のBDの除去出力制御信号(EBDD)と、所定のカ
テゴリーにおける除去候補BDの除去操作を制御するた
めに状態1で作動する、BDCEの除去出力制御信号
(EBDP)とである。
【0045】管理システムの様々な装置に対して可能な
上記の制御信号およびコードの交換は、以下の図で、相
互接続線により示されている。取り決めにより、実線は
コード、破線は制御信号を示す。制御信号は、以下の例
では状態1で作動するものと仮定することに留意された
い。
【0046】記載される例では、空いているスペースの
管理装置(GEL)と、空いているアイデンティティの
管理装置(GIL)とが、従来の連鎖リストを用いて、
一組のポインタに結合される連鎖リストのリンクメモリ
(EMTおよびIBDにより個々にアドレスされる)
で、それぞれエンティティ(それぞれEMTとIBD)
を管理するものとする。
【0047】そのため、これらのGELまたはGIL装
置のメモリは、原則として、管理されるエンティティと
同数のラインを含み(それぞれEMTまたはIBD)、
空いているエンティティの各メモリラインが、空いてい
るエンティティの連鎖リストで次の空きエンティティ
(それぞれEMTまたはIBD)(すなわち、そのアド
レス)と隣接するリンクを含み、このようにして、これ
らの空きエンティティの順番の連結を形成する。
【0048】このような連鎖リストは、数ある手段のう
ちの従来の手段の一例であり、可能なP個のエンティテ
ィ(ここでは全てのEMTまたはIBD)の中のL個の
エンティティ(ここでは空いているEMTまたはIB
D)のダイナミックサブセットを、メモリで管理できる
ようにする。こうした連鎖リストは、リストヘッドポイ
ンタと、リストのエンドポインタとの2個のポインタを
用いて管理される。リストヘッドポインタは、リストの
第一のエンティティのアドレスを示し、リストエンドポ
インタは、リストの最終エンティティのアドレスを示
す。
【0049】このような空きエンティティの連鎖リスト
で、空きエンティティを得るには、対応するポインタに
より示されているように、リストの先頭にある第一の空
きエンティティのアドレスを選択する。その場合、この
リストを更新するには、メモリにおいてリストヘッドポ
インタにより最初に供給されるアドレスで、次の空きエ
ンティティに向かう隣接リンクのアドレスを読み込み、
メモリで読み取ったこのアドレスに対応するメモリライ
ンにポインタを配置し、リストヘッドポインタが、今
や、リスト先頭にある第一の空きエンティティの新しい
アドレスを含むようにする。
【0050】反対に、このような連鎖リストに新しい空
きエンティティを入れるには、メモリにおいてリストエ
ンドポインタにより指示されるアドレスに、新しいエン
ティティに向かう新しい最終隣接リンクとして、この新
しいエンティティのアドレスを書き込むことにより、リ
ストの末尾に新しいエンティティを付加する。さらに、
リストエンドポインタを更新するには、付加された新し
い空きエンティティのアドレスに対応するメモリライン
にポインタを配置して、リストエンドポインタが、今
や、リスト末尾にある最終空きエンティティの新しいア
ドレスを含むようにする。
【0051】原則として、GEL、GIL装置のために
例として使用される、このような従来の連鎖リストに基
づく解決方法は、そのエンティティを順番に管理する。
しかしながら、バッファメモリの管理装置に適用される
本発明では、それぞれGEL装置およびGIL装置にお
ける空きEMTと空きIBDとのエンティティ管理が、
一般に、これらのエンティティの順序だった管理を必要
としないことに留意しなければならない。実際、本発明
では、空きEMTおよび空きIBDを管理可能な他のタ
イプの手段を、たとえこれらの他の手段が任意の順序で
空きEMTおよび空きIBDを管理するとしても、使用
することができる。
【0052】GAEIおよびGAIE結合管理装置は、
バッファメモリでBDが占有するスペースEMTと、こ
のBDに結合されるアイデンティティIBDとの間で、
一意的な関係を記憶する役割をする。GAEI装置は、
EMT→IBDの関係を管理し、一方でGAIE装置は
IBD→EMTの関係を管理する。記載された例では、
これらのGAEI装置とGAIE装置の各々が、2個の
エンティティ間の関係メモリを使用しており、このメモ
リは、第一のエンティティの可能な値と同数のラインを
含み(それぞれEMTとIBDのアドレス)、占有され
る第一のエンティティに関する各ラインが、結合される
第二のエンティティの対応値を含む(それぞれIBDと
EMT)。
【0053】書き込み制御装置UCEは、バッファメモ
リにおける所定のEMTアドレスへのBDの書き込みを
制御する役割をする。この装置は、2個の入力を含み、
第一の入力は、バッファメモリにおける書き込みを作動
するEMT書き込み制御信号(EEMT)を受信し、第
二の入力は、BDが書き込まれるスペースアドレスEM
Tを供給する、EMT書き込みアドレスコード(EMT
−E)を受信する。UCE装置は、これらのEEMTお
よびEMT−E情報を使用して、バッファメモリへのB
Dの書き込みを従来と同様に実行する。
【0054】読み込み制御装置UCLは、バッファメモ
リにおいて所定のEMTアドレスへの書き込みを制御す
る役割をする。この装置も同様に2個の入力を含み、第
一の入力は、バッファメモリにおける読み込みを作動す
るEMT読み込み制御信号(LEMT)を受信し、第二
の入力は、BDが読み込まれるスペースアドレスEMT
を供給する、EMT読み込みアドレスコード(EMT−
L)を受信する。UCL装置は、これらのLEMTおよ
びEMT−L情報を使用して、バッファメモリへのBD
の読み込みを従来と同様に実行する。
【0055】除去インジケータ管理装置GIEは、装置
で占有されるBDの各アイデンティティに対して、対応
するBDが除去されたか否かを示す、結合されるビット
状態、いわゆる除去インジケータを記憶する役割をす
る。そのため、GIE装置は、IBDによりアドレスさ
れるメモリを含み、その各ラインが、除去されていない
BD(BDNE)と呼ばれる状態を記憶し、たとえば、
除去された、または除去されていないBDの状態は、そ
れぞれ、BDNE=0またはBDNE=1の値に対応す
る。GIE装置では、BDに結合されるBDNEインジ
ケータは、このBDの受信時に最初に状態1とマークさ
れ、このBDを任意の早期除去する場合、状態0とマー
クされる。
【0056】本発明による特定のカテゴリー別BD管理
セット(GBDPC)では、管理装置GBDCEとGM
Cは、BDが属するカテゴリー(一般に優先レベル)に
応じて各BDを管理する。補足的に、装置GBDCE
は、n個のBDカテゴリーに関する除去候補BD(BD
CE)のC個のサブセットを管理し(一般に、優先順位
が低いn−1個のカテゴリーに対応するC個のBDCE
サブセットを管理する)、一方でGMC装置は、可能な
n個のカテゴリーの中で各BDが属するカテゴリーを記
憶する。
【0057】記載された例では、カテゴリー別のC個の
BDCEサブセットは、C個の連鎖リストを用いてGB
DCE装置により管理され、C個の各BDCEサブセッ
トのための1個のリストが、所定のカテゴリーに対応す
る。簡単にいうと、各BDCE連鎖リストが、連鎖リス
トのリンクメモリと、結合される一組のポインタ、すな
わち、リストヘッドポインタと、リストエンドポインタ
との使用を意味する。
【0058】しかし、後述するGBDCE装置では、こ
れらのメモリの多重化を避けるために(C個のBDCE
連鎖リスト各々に対して1個のメモリ)、複数のBDC
E連鎖リストを、管理BDと同数のラインを含む一個の
共通メモリで管理可能にすることが有利である。その場
合、所定のBDが一個のカテゴリーにしか属さず、従っ
て、常に一個のBDCE連鎖リストにしか存在しないよ
うにする。かくして、C個のカテゴリー別連鎖リストは
除外的であるので、C個のカテゴリー別BDCE連鎖リ
ストそれぞれに対して、C組のポインタの組、すなわち
リストヘッドポインタとリストエンドポインタとに結合
された、C個の連鎖リストのための1個のリンクメモリ
でこれらを管理することができる。
【0059】GBDCE装置では、新しいBDの受信時
に、この受信BDが属するカテゴリーに対応するリスト
末尾に新しいBDCEを付加し、所定のカテゴリーに属
するBDの除去時に、指定されたカテゴリーに対応する
リスト先頭の第一のBDをとる。また、最終使用後のB
D解放時または所定のBDの除去時には、このBDが属
するカテゴリーに対応するBDCEリストからこのBD
を取り出す。これらの様々な操作については、後述す
る。
【0060】補足的に、各BDが属するカテゴリーを記
憶するために、GMC装置は関係メモリを含み、BDご
との各ラインが、占有された各BDに対し、カテゴリー
コードを含む。その場合、GMC装置では、新しいBD
の受信時に、メモリにカテゴリーコードを書き込み、B
Dの最終使用時または所定のBDの除去時に、メモリで
読み取ることにより、このBDが属するカテゴリーを識
別し、その後、GBDCE装置で、このBDが属するカ
テゴリーに対応するBDCEリストからこのBDを取り
出せるようにする。
【0061】GBDCE装置、GMC装置では、二つの
方法、すなわち、各BDのアドレスとしてスペースEM
Tを使用するか、またはアイデンティティIBDを使用
することにより、各データブロックの各メモリのライン
にアドレッシングすることができる。
【0062】スペースアドレスEMTによりBDCEを
直接指定することは、ずっと自然であり、一見したとこ
ろ、メモリとして安価である(何故なら、この場合、ア
イデンティティIBDの数よりも少ないEMTアドレス
の数を管理するからである)。だが、こうした自然なア
プローチは、さらに、(GAEI装置で)EMT→IB
Dという関係機能を管理し、使用することが必要にな
る。これは、所定のカテゴリーにおけるBDCEの除去
操作が、除去されるように選択されたBDのアイデンテ
ィティIBDを予め識別しなければならないからであ
る。実際には、この場合、GBDCE装置で除去される
ように選択されたBDCEのスペースEMTから、結合
されるアイデンティティIBDを識別しなければならな
い。このアイデンティティは、GIE装置で、このBD
のBDCE除去インジケータを除去されるBD状態(B
DNE=0)でマークするために必要である。
【0063】反対に、結合されるアイデンティティIB
DによるBDCEの指定により、関係機能EMT→IB
Dをさらに管理する必要性が回避され、この場合、GA
EI装置は不要になる。
【0064】例として、以下の説明では、第一の代わり
の解決策、すなわち、GBDCE装置およびGMC装置
において、各データブロック毎に個々のメモリラインの
アドレスとしてEMTスペースを使用する場合を仮定し
ている。
【0065】次に、記憶されたデータブロックの一時的
な管理装置UGT1と、結合される様々な管理装置とを
含む、管理装置2を用いた、可能な様々な下記操作、す
なわち、 − 置換なしの通常のBD受信 − 置換(「プッシュアウト」)を伴うBD受信 − 解放を伴う、または伴わないBD使用 − 所定のBDまたはデータカテゴリーにおける除去候
補BDの、BD除去、について説明する。
【0066】1.(置換なしの)通常のBD受信 これは、所定のカテゴリーに属するBDの通常受信の場
合に関し、バッファメモリの空きスペースに新しい受信
BDを記憶することからなる。こうした第一のタイプの
BD受信は、BDの置換なしに実施されるとき、従っ
て、場合によってはBDのカテゴリーを考慮して、受信
BDをバッファメモリに書き込むための少なくとも一つ
の空きスペースが残っている場合、通常受信と呼ばれ
る。
【0067】様々な装置間の情報交換を図2に示した。
BDの通常受信操作は、作動制御信号RBD=1(デー
タブロックの受信操作を示す)と、非作動制御信号RA
PO=0(BD受信を置換なしに実施しなければならな
いことを示す)とが、同時に存在することを特徴とす
る。
【0068】信号RBD=1とRAP=0は、装置UG
T1により、GEL、GAEI、GIE装置に伝達さ
れ、また、GBDCE、GMC装置を含むGBDPCセ
ットに伝達される。信号RBD=1だけが、GIL、G
AIE装置、ならびに書き込み制御装置UCEのEEM
T入力に伝達される。実際には、GIL、GAIE装置
は、置換を伴っていてもいなくても操作を実施しなけれ
ばならないので、直接関与しない。さらに、装置UGT
1は、受信中のBDのカテゴリー(j)を供給するため
に、装置GBDCEにカテゴリーCAT−BRのコード
を伝達する。
【0069】GEL装置は、RBD=1およびRAPO
=0信号の応答として、空いているEMTの連鎖リスト
から、リストの第一の空きスペースEMTであるEMT
−Rを送り、かくして、このスペースが、新しいデータ
ブロックに割り当てられる。このスペースアドレスコー
ドEMT−Rは、UCE装置の入力EMT−Eと、GA
EI装置およびGAIE装置と、GBDCE装置および
GMC装置を含むGBDPCセットとに直接伝達され
る。
【0070】同時に、GIL装置は、RBD=1信号に
対する応答として、空きIBDの連鎖リストから、リス
トの第一の空きアイデンティティIBDであるアイデン
ティティIBD−Rを供給し、かくして、このアイデン
ティティが新しいデータブロックに割り当てられる。こ
のアイデンティティコードIBD−Rは、管理装置UG
T1と、GAEI、GAIE、およびGIE装置とに伝
達される。
【0071】GAEI装置は、EMT−R、IBD−R
コードを受信すると、前述のように、その関係メモリに
EMT→IBDの結合を記録する。同様にGAIE装置
は、IBD→EMTの結合をその関係メモリに記録す
る。
【0072】GBDPCセットが含むGMC、GBDC
E装置では、GMC装置のメモリに、受信BDのカテゴ
リーCAT−BR=jを記録し、また、場合によって
は、GBDCE装置に、カテゴリーCAT−BRに対応
するBDCE連鎖リストの末尾にあるこのBDのスペー
スアドレスEMT−Rを付加する。新しい受信BDが属
するカテゴリーコードCAT−BR=jは、カテゴリー
マーキング管理装置(GMC)のメモリに記憶される。
さらに、受信BDが、除去候補(BDCE)である場
合、すなわち、カテゴリーを理由に除去される場合(こ
れは、一般に、このカテゴリーが、最も高い階層レベル
に対応しない場合である)、この新しいBDCEは、そ
のまま、GBDPCセットの除去候補データブロック管
理装置GBDCEに書き込まれる。
【0073】最後に、GIE装置のメモリでは、この新
しいBDであるIBDが、当初は、除去されないBDの
状態にある(BDNE=1)ことに気づく。
【0074】図3は、連鎖リストによる管理の例におい
て、GEL装置で行われる操作を概略的に示しており、
この操作は、リストの第一のEMT空きスペースアドレ
ス(EMT−R)のコードを供給することからなる。前
述のように、このような連鎖リストを使用する場合、メ
モリに結合されて、第一の空きスペースEMTのアドレ
スを含む、リストヘッドポインタ4は、スペースアドレ
スコードEMT−Rを出力で直接供給する。その後、ポ
インタは更新され、リストにおける次の空きスペースE
MTのアドレスを示す。次の空きスペースEMTのアド
レスを識別するには、ポインタ4が示す第一の空きスペ
ースEMTのアドレスに対応するラインの内容を、メモ
リ2で読み込む。そのとき、このポインタに、メモリか
ら出力される次の空きスペースEMTのアドレスコード
を書き込む(ループ6)。
【0075】図4は、連鎖リストによる管理の例におい
て、GIL装置で行われる操作を概略的に示しており、
この操作は、第一の空きアイデンティティIBD(IB
D−R)のコードを供給することからなる。操作は、前
述のGEL装置の場合と全く同様に行われる。メモリ8
に結合されるリストヘッドポインタ10は、出力でアイ
デンティティコードIBD−Rを直接供給する。次に、
このポインタは、ポインタ10により示される第一の空
きアイデンティティIBDに対応するラインの内容をメ
モリ8で読み込むことによって、また前記ループ6と同
様に、ループ12によりメモリから出力される次の空き
アイデンティティIBDコードをこのポインタに書き込
むことによって、更新される。
【0076】図5は、EMT→IBDの関係を記憶する
ために、すなわちスペースアドレスEMT−Rにより指
定された、新しい受信BDに結合されるアイデンティテ
ィIBD−Rをメモリに書き込むために、GAEI装置
の関係メモリ14のレベルで行われる操作を概略的に示
している。前述のように、2個のエンティティの間にあ
るこのような関係メモリは、第一のエンティティ(ここ
ではアドレスEMT)の可能な値と同数のラインを含
み、占有された第一のエンティティ(EMT)に関する
各ラインが、結合される第二のエンティティ(ここでは
IBD)の対応値を含む。BDの受信時に、GAEI装
置における関係EMT→IBDの記憶操作は、関係メモ
リ14で、(GEL装置によって供給される)スペース
アドレスEMT−Rの入力コードに対応するメモリライ
ンに、(GIL装置によって供給される)アイデンティ
ティIBD−Rの入力コードを書き込むことによって行
われる。
【0077】図6は、IBD→EMTの関係を記憶する
ために、すなわちアイデンティティIBD−Rにより指
定された、新しい受信BDに割り当てられるスペースア
ドレスEMT−Rのメモリへの書き込みを行うために、
GAIE装置の関係メモリ18のレベルで行われる操作
を概略的に示している。この操作は、GAIE装置で行
われる前述の操作と全く同じである。BDの受信時に、
GAIE装置における関係IBD→EMTの記憶操作
は、関係メモリ18で、(GIL装置によって供給され
る)アイデンティティIBD−Rの入力コードに対応す
るメモリラインに、(GEL装置によって供給される)
スペースアドレスEMT−Rの入力コードを書き込むこ
とによって行われる。
【0078】図7は、GBDPCカテゴリーにより、B
D管理装置のGBDCEおよびGMC装置で、一緒に行
われる操作を概略的に示している。
【0079】先に説明したように、GBDCE装置は、
可能なn個のBDCEカテゴリーに関する除去候補BD
(BDCE)の様々なサブセットを管理し、GMC装置
は、各BDが属するカテゴリーを記憶する。
【0080】GMC装置では、置換を伴わずに新しいB
Dを受信する場合、関係メモリMCAT28で、GEL
装置が供給するスペースアドレスEMT−Rに、受信B
DのカテゴリーCAT−BRを書き込むことにより、E
MT→カテゴリーの関係を記憶する。
【0081】GBDCE装置では、カテゴリー別BDC
EのC個のサブセットが、GBDCE装置により、C個
の連鎖リストを用いて管理され、C個のBDCEサブセ
ットそれぞれに対して、1個のリストが所定のカテゴリ
ーに対応する。カテゴリー別BDCEのC個の各連鎖リ
ストでは、GBDCE装置が、除去候補BDを順番に管
理することにより、必要な場合には、所定のカテゴリー
で、たとえば置換を伴うBD受信時に、バッファメモリ
で除去される第一のBDCEを選択できるようにする。
その場合、選択されたBDCEは、連鎖リストの先頭の
一番目であり、所定のカテゴリーに対応するBDCEリ
ストヘッドポインタにより指定される。
【0082】バッファメモリの管理装置の考慮された用
途で、データブロック損失を管理するために使用される
アルゴリズムによれば、除去候補BD(BDCE)を選
択する順序は、重要であるか、あるいは無関係である。
この順序が重要である場合、本発明のGBDCE装置
は、たとえば記載された例で仮定されているような連鎖
リストを用いて、BDCEの順序を尊重する管理手段に
より構成しなければならない。この順序が無関係である
場合、BDCEを管理可能な他のタイプの手段を、たと
えこれらの他の手段がBDCEを任意の順序で管理する
場合であっても、同様に用いることができる。
【0083】前述のように、記載されたGBDCE装置
の例では、対応する連鎖リストのリンクメモリの多重化
を避けるために(C個のBDCE連鎖リスト各々に対し
て1個のメモリ)、複数のBDCE連鎖リストを、有利
には、管理BDと同数のラインを含む一個の共通メモリ
22で管理可能にすることを利用し(所定のBDは、1
個のカテゴリーにしか属さず、従って1個のBDCE連
鎖リストにしか存在し得ない)、各メモリラインは、こ
こでは、BDに割り当てられたEMTスペースコードに
よりアドレスされるものと仮定する。かくして、カテゴ
リー別BDCEのC個の連鎖リストは排他的であるの
で、連鎖リストの1個のリンクメモリ22で管理可能で
ある。もちろん、この共通メモリ22をC個のメモリに
代えることによって同じ結果が得られる。各メモリは、
カテゴリー別BDCEのn個の連鎖リストのうちの一つ
の管理に当てられる。
【0084】共通メモリ22は、カテゴリー別BDCE
のC個の連鎖リストそれぞれに対して、1組がリストヘ
ッドポインタとリストエンドポインタとを含む、C組の
ポインタ(24a/26a、...24C/26C)に
結合される。
【0085】GBDCE装置において、置換を伴わない
新しいBDの受信時に、操作は、この受信BDが属する
カテゴリーCAT−BR=jに対応するリスト末尾に新
しいBDCEを付加することからなる。
【0086】しかしながら、後述するように、BDCE
連鎖リストから所定のBDCEを取り出さなければなら
ないとき(たとえば、このBDが使用後に解放されると
き)、対応するBDCEは、このリストの冒頭または末
尾以外、すなわちリストの中にあることがある。リスト
の中からBDCEを取り出せるようにするには、BDC
E連鎖リストを二重の連鎖として組織し、リストの各エ
ンティティ(ここでは、EMTによりアドレスされるB
DCE)を、下流側で(次のエンティティEMTに)隣
接するリンクと、上流側で(前のエンティティEMT
に)隣接するリンクとの2つの隣接リンクにより結合す
る。こうした従来の二重連鎖による連鎖リスト技術によ
って、リストの中から一つのエンティティを取り出すと
きでも、EMTエンティティの順序だったリストを維持
することができる。このため、取り出されるEMTエン
ティティのアドレスから、リストで(後続および先行に
より)隣接するEMTエンティティのアドレスを識別す
る。アドレスは、取り出されるEMTエンティティの下
流側および上流側の隣接リンクの組によって示される。
次に、識別された2個の隣接EMTエンティティの間で
新たに相互リンクを設定する。すなわち、先行するEM
Tエンティティから後続するEMTエンティティへの下
流側で隣接するリンクと、後続するEMTエンティティ
から先行するEMTエンティティへの上流側で隣接する
リンクとである。実際には、図7に示したように、共通
メモリ22が、別々のアドレッシングによる2個のメモ
リとして構成され、一方は、下流側の連鎖用、他方が上
流側の連鎖用である。
【0087】かくして、図7では、置換のない新しいB
Dの受信時に、このBDのカテゴリーが、除去可能であ
ることを示す場合、すなわちC個のBDCEカテゴリー
の一つに属することを示す場合、(カテゴリーCAT−
BR=jに関する)必要なBDCE連鎖リストの末尾
に、新しいBDCEとして、受信BDのスペースアドレ
スEMT−Rを付加する。そうした場合、(装置UGT
1により供給される)カテゴリーCAT−BR=jに対
応する連鎖リストに結合されるポインタの組(24a/
26a)を選択する。その場合、下流側で隣接リンクを
設定するために、この組のリストエンドポインタPFL
−BDCE24aを使用し、メモリ22の下流側の連鎖
部分にアドレスして、付加されたBDCEの(GEL装
置により供給される)スペースコードEMT−Rを書き
込む。上流側の隣接リンクを設定するには、スペースコ
ードEMT−Rを備えたメモリ22の上流側連鎖部分に
アドレスし、リストエンドポインタPFL−BDCE2
4aにより示されたスペースコードEMTを書き込む。
さらに、リストエンドに新しい最終BDCEとして付加
されたBDCEのスペースコードEMT−Rを書き込む
ことにより、ポインタを更新する。
【0088】図8は、除去インジケータ管理装置GIE
のメモリMIE32を示す。このメモリは、装置内のア
イデンティティIBDの可能な各値に対して一つのライ
ンを含み、各ラインは、除去されていないBD(BDN
E)の状態のビットインジケータを記憶可能である。ビ
ットインジケータは、アイデンティティIBDにより指
定された所定のBDが除去されているか否かを常に示す
役割をする。記載された例では、このBDNEビットイ
ンジケータは、除去された、または除去されていないB
Dの状態が、BDNE=0またはBDNE=1にそれぞ
れ対応するように構成されている。従って、1個のBD
に結合されるBDNEインジケータは、このBDの受信
時に、最初に1とマークされる。
【0089】かくして、新しいBDの受信時にGIE装
置では、GIL装置により供給されるアイデンティティ
入力コードIBD−Rが、メモリMIE32にアドレス
して、このアイデンティティIBD−Rに対応するライ
ンに値1のBDNEインジケータを書き込む。こうした
論理状態BDNE=1は、制御信号RBD=1およびR
APO=0に対する応答としてGIE装置により初期化
される。
【0090】2.解放のない(DS=0)データブロッ
クの使用(SBD=1) このような解放のないBDの使用操作は、一般的な使用
規則の場合に存在し、それによれば、異なる使用時間
に、バッファメモリで同一BDを複数回読み取ることが
できる。その場合、BDの読み取りが解放を伴うのは、
UGT1装置により供給された作動制御信号DS=1が
示すように、このBDに対して最終使用が予定されてい
るときだけである。使用規則の特定の場合には、バッフ
ァメモリで同一BDが一回しか読み取られず、従ってU
GT1装置は、各使用時間に作動制御信号SD=1を系
統的に供給することになる。
【0091】本章は、BDの少なくとも一つの別の使用
がまだ予定されているために、BDの使用が最終ではな
く(DS=0)、従って解放がない場合について第一に
論じる。
【0092】様々な装置間の情報交換を図9に示した。
解放のないBDの使用は、作動制御信号SBD=1(B
Dの使用に関することを示す)と、制御信号DS=0
(最終使用に関するものではないことを示す)とが同時
に存在することによって特徴付けられる。
【0093】UGT1装置は、これらの2個の信号SB
DとDSをGIE装置に伝達し、信号SBDだけをGA
IE装置に伝達する。
【0094】さらに、UGT1装置は、使用の対象とな
るBDのアイデンティティコードIBD−Sを、GAI
E、GIE装置に伝達する。
【0095】図10が示すように、UGT1装置により
供給されるアイデンティティ入力コードIBD−S(矢
印20)は、GAIE装置の関係メモリ18に読み取り
においてアクセスし、以前、BDの受信時に記憶したI
BD→EMTの関係(第1章参照)に従って、結合され
るスペース出力コードEMT−Sを識別する。こうした
結合スペースコードEMT−Sは、バッファメモリで使
用されるBDの読み取りアドレスを構成し、読み取り制
御装置UCLの入力EMT−Lに伝達される。
【0096】GIE装置では、UGT1装置により供給
されるアイデンティティ入力コードIBD−Sが、イン
ジケータメモリ32に読み取りにおいてアクセスし、こ
のBDに結合されるBDNEインジケータの状態を識別
する。その場合、図11に示したように、このメモリで
読み取られるBDNEインジケータで論理操作シーケン
スを実施する。
【0097】メモリで読み取られたBDNEインジケー
タは、このBDが除去されていない状態にあるか(BD
NE=1)、除去された状態にあるか(BDNE=0)
を示す。実際、BDの使用時に、アイデンティティIB
Dにより指定されたこのBDは、UGT1装置の一時的
な管理配列において、アイデンティティIBDに基づい
てまだ管理されているものとみなされている場合でも、
バッファメモリでこのBDが占有するスペースEMTに
はもはや存在せず、従って早期除去されている場合があ
る。換言すれば、BDがバッファメモリから早期除去可
能である動作モードが存在し、それによって、占有して
いた空きスペースEMTに新しいBDを書き込むことが
できる。結合されるアイデンティティIBDを直ちに解
放する必要はないので、このように除去されたBDを取
り出さなければならない場合でも、アイデンティティI
BDに基づいて管理されるBDの一時的な管理配列(た
とえば待ち行列)を変えなくてもよくなる。本出願人に
よるフランス特許出願FR96104391の対象とさ
れている上記構成によって、バッファメモリに結合され
るBDの一時的な管理配列の構成を単純化できる。
【0098】メモリ32から送られるBDNEインジケ
ータは、第一の論理ANDゲート34の第一の入力で受
信され、その第二の入力は、状態1の作動信号SBDを
受信する。
【0099】そのため、論理ANDゲート34の出力
は、この場合、バッファメモリ読み取り有効化制御出力
信号LEMTを送り、その状態は、以下のように、BD
NEインジケータの状態に依存する。
【0100】BDが、前に除去されていない場合(BD
NE=1)、LEMT信号は、条件BDNE=1、SB
D=1が有効化されるために、論理状態1で実際に作動
する。状態1で作動するLEMT制御出力信号は、バッ
ファメモリで、使用されるBDの読み取りを有効化す
る、読み取り制御装置UCLの入力LEMTに伝達され
る。
【0101】BDが、前に除去された場合(BDNE=
0)、LEMT信号は作動せず(論理状態0)、LEM
T制御出力信号は作動しないので、使用されるBDの読
み取りは、UCL装置では有効化されない。
【0102】ANDゲート34の出力は、第二のAND
ゲート36の第一の入力に同様に供給され、その第二の
入力が信号DSに接続される。ANDゲート36は、条
件LEMT=1、DS=1が満たされるとき、すなわ
ち、データブロックの最終使用時(DS=1)で、使用
されるBDが前に除去されていない場合(BDNE=
1)、バッファメモリの解放制御出力信号REMTを供
給する。考慮された場合では、信号DSは作動せず(D
S=0)、従って、REMT出力信号は作動しない(R
EMT=0)。
【0103】後述するように(図12参照)、このRE
MT出力信号は、空きスペース管理装置GELと、GB
DPC管理セットの複数の装置とに伝達される。REM
T解放制御信号は、REMT=1である最終サービスの
場合、GEL装置で空きスペースEMTの解放を開始す
るとともに、GBDCE装置でBDCEリストからBD
を取り出すための制御信号として、これらの装置によっ
て使用される。この場合、GEL、GMC、GBDCE
装置は、状態0のREMT信号を受信するので非作動の
ままである。
【0104】IBDおよびEMT(またはIBDのみ)
を解放しないBDの使用は、GIL、GEL、GBDC
E装置の連鎖リストにおける変更を含まないことに留意
されたい。以下の第3章、第4章に示すように、バッフ
ァメモリのBDの読み取りが最終使用に関する場合に
は、そうはならない。
【0105】3.EMTおよびIBDの解放を伴うデー
タブロックの最終使用(DS=1) BDの最終使用の操作は、最終使用後、このBDが、バ
ッファメモリで所定の回数だけ使用されたことになると
きに行われ、その場合、BDは解放することができる。
【0106】本章では、BDの最終サービスが、スペー
スEMTとそのアイデンティティIBDとの同時解放、
すなわち、使用されたBDが早期除されず(BDNE=
1)、そのためにBDが常にバッファメモリのスペース
EMTに存在する場合を意味する。使用されたBDが、
早期除去されている場合(BDNE=0)については、
第4章で論じる。
【0107】解放のないBDの使用(第2章参照)とは
異なり、IBDおよびEMTの解放を伴うBDの最終使
用は、さらに、BDの空きスペースEMTとアイデンテ
ィティIBDとの解放を必要とし、これらは、空にされ
て、(GEL装置の)空のEMT連鎖リストと、(GI
L装置の)空のIBD連鎖リストとにそれぞれ付加され
る。また、この最終使用は、場合によっては、GBDC
E装置において、BDCEリストからのBDの取り出し
を必要とする。
【0108】こうした一般的なBDの最終使用の場合の
ための、様々な管理装置間の情報交換を図12に示し
た。BDの最終使用は、SBD(データブロック使用)
制御信号とDS(最終使用)信号とが同時に存在するこ
とを特徴とし、双方とも、一時的な管理装置UGT1に
よって供給された状態1で作動する。
【0109】UGT1装置は、この二つの信号をGI
L、GIE装置に伝達し、信号SBDだけをGAIE装
置に伝達する。さらに、UGT1装置は、GAEI装置
およびGAIE装置に、最終使用の対象となるBDのア
イデンティティコードIBD−Sを伝達する。
【0110】GAIE装置で行われる処理は、解放のな
い使用の場合に先に記載した処理と同じである(第2
章、図11参照)。その記述は、簡潔性を配慮して繰り
返さない。アイデンティティ入力コードIBD−Sか
ら、結合されるスペースの出力コードEMT−Sをメモ
リで読み取り、このコードEMT−Sを読み取り制御装
置UCLの入力EMT−Lに伝達し、バッファメモリに
アドレスする。
【0111】GIL装置では、解放されるBDのアイデ
ンティティIBDを解放する。図13に概略的に示した
この操作は、アイデンティティIBD(ここではIBD
−Sによって示される)を、解放されるIBDの連鎖リ
ストの末尾に付加することからなる。このために、アイ
デンティティ入力コードIBD−Sが、メモリ8の入力
に供給され、これを、リストエンドポインタ34により
供給されるアドレスに隣接リンクとして書き込む。次
に、新しい最終リストの空きIBDとして、このアイデ
ンティティコードIBD−Sを書き込むことによりポイ
ンタ34を更新する。
【0112】GIE装置において、実施される処理は、
解放のない使用の場合について先に述べた処理に似てい
る(第2章、図11参照)。すなわち、処理は、使用さ
れるBDに結合されるBDNE除去インジケータを、イ
ンジケータメモリで識別するプロセスに関して同じであ
る。しかし、メモリ32で読み取られるBDNEインジ
ケータに実施される論理処理に関しては、異なる。何故
なら、この場合、DS=1であるからである。そこで、
メモリ32において、使用されるBDのアドレスIBD
−Sから識別されるインジケータBDNEは、状態1で
見つけられる(この場合、BDは除去されていないもの
とする)。信号SBDは、状態1で作動するので、AN
Dゲート34の出力における制御出力信号LEMTは、
状態1で作動し、読み取り制御装置UCLの入力LEM
Tに伝達されて、使用されるBDの読み取りを有効化す
る。
【0113】しかしながら、信号DSは、今や状態1で
作動するので、ANDゲート36の出力におけるEMT
解放信号REMTは、状態1で作動する。この制御信号
REMT=1は、GEL装置と、GBDPCセットのG
BDCE、GMC装置に伝達され、空にされてGEL装
置の空きEMTの連鎖リストに付加される、BDのスペ
ースEMTをそれぞれ解放するとともに、GBDCE装
置でBDCEリストからBDを取り出す。これについて
は後述する。
【0114】上記のGEL、GMC、GBDCE装置に
関して、解放の対象となるBDは、アイデンティティI
BDに基づいてではなく、スペースEMTに基づいて処
理される。従って、これらの装置は、GAIE装置か
ら、図12が示すようにBDのスペースコードEMT−
Sを受信する。
【0115】GEL装置では、このBDが占有するEM
Tスペースを解放し、EMT−Sと称されるこのスペー
スが、今や解放される。図14により概略的に示したこ
の操作は、スペースEMT−Sを空きEMTの連鎖リス
トの末尾に加えることからなる。このため、スペース入
力コードEMT−Sは、メモリ2の入力に供給され、こ
れを、リストエンドポインタ36により供給されるアド
レスに隣接リンクとして書き込む。次に、リストの新し
い最終空きEMTとして、このスペースコードEMT−
Sを書き込むことによってポインタ36を更新する。
【0116】図15は、GBDPCセットのGMC装置
とGBDCE装置で、解放されるBDが属する除去候補
BD(BDCE)のリストにおけるスペースEMT(こ
こではEMT−Sと示される)の削除操作を示してい
る。スペース入力コードEMT−Sは、まず、GMC装
置で、このBDが属するカテゴリーCAT−Sを識別す
るために用いられる。このため、メモリMCAT28に
おいてアドレスEMT−Sに対応するラインで、このカ
テゴリーを読み込む。解放されたBDに対して識別され
るカテゴリーコードCAT−Sは、このBDが、GBD
CE装置により管理されるC個のBDCEリストの一つ
に、除去候補BD(BDCE)として書き込まれている
のか、もしそうならば、どのBDCEリストか、その場
合、カテゴリーコードCAT−Sは、GBDCE装置に
伝達されるのかどうか判断することができる。
【0117】このGBDCE装置では、関与するBDC
Eリスト(二重連鎖)のエンティティEMT−Sの削除
が、メモリ22の二つの部分で(下流側連鎖および上流
側連鎖)、スペースアドレスEMT−S(矢印38)に
対応するラインを読み込み、メモリ22の下流側連鎖部
分と上流側連鎖部分とにおいて、それぞれ、このスペー
スEMT−Sに関する下流側および上流側の隣接リンク
を識別することからなる。次に、このようにしてリスト
から削除されたスペースEMT−Sの両側で、このよう
に識別されたスペースアドレスEMT(連鎖リストの後
続EMTおよび先行EMT)の間に直接隣接リンクを設
定する。先行EMTから後続EMTへの新しい下流側隣
接リンクを設定するには、メモリ22の下流側連鎖部分
で、先行EMTのアドレスに後続EMTのコードを書き
込む。反対に、後続EMTから先行EMTへの新しい上
流側隣接リンクを設定するには、メモリ22の上流側連
鎖部分で、後続EMTのアドレスに先行EMTのコード
を書き込む。
【0118】解放BDのスペースEMT−Sが、BDC
E連鎖リスト内にある上記の一般的な場合、この削除操
作は、実際、カテゴリーコードCAT−Sを必要とせず
に実施可能であることが注目される。これは、ここで仮
定しているように、C個のBDCE連鎖リストのセット
を管理するために、1個の共通メモリ22を使用する場
合である(反対に、C個のBDCE連鎖リストそれぞれ
専用のリンクメモリを使用する場合、カテゴリーCAT
−Sに対応するリストを管理するために使用される特別
なリンクメモリを選択しなければならない)。この仮定
において、GBDCE装置は、それにもかかわらず、ス
ペースEMT−Sがリストの先頭にある場合、あるいは
リストの末尾にある場合、あるいはまた、リストの先頭
と末尾にある場合(リストが、一個のエンティティEM
T、すなわちこのEMT−Sしか含まない場合)に対し
て、C組のポインタ(図15では図示せず)の中で、解
放されるBDのカテゴリーCAT−Sに関する適切なポ
インタの組24s/26sを選択できるように、またポ
インタを更新できるように、カテゴリーコードCAT−
Sを知る必要性がある。
【0119】4.IBDの解放だけを伴うデータブロッ
クの最終使用(DS=1) こうしたBDの最終使用の第二の場合は、最終使用が関
与するBDが早期除去された場合(BDNE=0)、す
なわち、BDが、スペースEMTから前に解放された
が、(前述のように、再配列を行う必要がないように)
除去されるBDの最終使用までアイデンティティIBD
を保持している場合である。
【0120】様々なユニット間の情報交換は、EMTお
よびIBDの解放を伴う除去されないBDの最終使用の
一般的な場合(第3章参照)とほぼ同様である。従っ
て、再び図12を参照する。
【0121】最初に、GAIE、GIL装置は、使用さ
れるBDのアイデンティティIBD−Sに関して、EM
TおよびIBDの解放を伴う最終使用の一般的な場合と
同じ操作を実施することに留意されたい。すなわち、G
IL装置でアイデンティティIBD−Sを解放し、GA
IE装置でアイデンティティIBD−Sに結合されるス
ペースEMT−Sを識別する(この識別操作は、この場
合不要であるが、簡単な解決方法は、コードEMT−S
を必要ないときでもこの操作をし続けることからなる。
それによって、この操作の有効化(SBD=1)につい
ての付加的な制限を、GAIE装置に加えなくても済
む)。これらの操作については、既に説明したので(第
3章参照)、簡潔性を配慮して、ここでは繰り返さな
い。
【0122】一方で、GIE装置は、メモリ32で、ア
イデンティティIBD−Sから、BDNE除去インジケ
ータの同様の状態識別操作を実施するが(図11)、こ
こではBDNEインジケータが状態BDNE=0にある
ので、結果が異なる。従って、ゲート34の出力は、状
態0で非作動の読み込み制御信号LEMTを供給し、そ
の場合、バッファメモリの読み込みは、UCL装置のア
ドレスEMT−S(この場合には使用されない)で有効
化されない。さらに、ゲート36の出力は、状態0で作
動しない解放制御信号REMTを供給し、その場合、E
MTの解放は、GEL、GBDCE装置のアドレスEM
T−S(この場合も使用されない)で有効化されない。
【0123】5.所定のBDの除去 この操作は、除去理由とは無関係に、たとえば不正なB
Dを削除するための、一時的な管理装置UGT1の制御
による、バッファメモリの所定のBDの除去に関する。
従って、この操作は、BDの可能なあらゆるカテゴリー
に関与しうる。アイデンティティIBDにより指定され
る所定のBDの除去は、GIE装置で除去されるBDの
状態(BDNE=0)にBDの除去インジケータをマー
キングし、GEL装置でこのBDが占有するスペースE
MTを解放し、このBDが属するカテゴリーに関する除
去候補BDのリストで、このBDが占有するスペースE
MTを場合によっては削除することからなる。そのた
め、解放操作と削除操作は、結合アイデンティティIB
Dにより指定されるBDが占有するスペースEMTを、
GAIE装置で予め識別することが必要である。
【0124】様々な装置間の情報交換を、図16に示し
た。所定のBDの除去は、状態1で所定のBDを除去す
る出力制御信号EBDDを作動することにより、UGT
1装置によって制御される。この信号は、GAIE、G
IE、GEL装置に伝達され、またGBDPCセットの
GBDCE、GMC装置に伝達されて、こうした除去操
作を作動する。UGT1装置は、GIE、GAIE装置
に、除去BDのアイデンティティIBD出力コード(こ
こではIBD−EDと示す)を伝達する。
【0125】GIE装置では、除去されるBDの除去イ
ンジケータを状態BDNE=0でマークし、このBD
が、今や除去された状態にあることを記憶する。そのた
め、図17が示すように、インジケータメモリ32で、
受信アイデンティティIBD−EDに対応するアドレス
に、インジケータの論理値BDNE=0を書き込む。
【0126】GAIE装置では、図10に関して先に説
明したように(第2章参照)、関係メモリ18で読み込
み操作を実施することによって、受信アイデンティティ
IBD−EDから、除去BDが占有するスペースアドレ
スEMT(EMT−ED)を識別する。このようにして
得られたスペースアドレスコードEMT−EDは、GE
L、GMC、GBDCE装置に伝達される。
【0127】GEL装置では、空いているEMTの連鎖
リストの末尾に、解放されたこのスペースEMT−ED
を付加することによって、除去BDが占有するスペース
EMT−EDを解放する。そのため、図14に関する前
述の操作と同じ操作を実施するが(第3章参照)、ここ
ではスペースコードEMT−SをEMT−EDに代えて
いる。
【0128】GBDPCセットのGMC、GBDCE装
置では、まず、除去BDが属するカテゴリーを識別し、
このBDが、除去候補BDのカテゴリーに属する場合、
識別されたカテゴリーに対応する除去候補BD(BDC
E)のリストで、スペースEMT−EDを削除する(B
DCEのカテゴリーに属さない場合でも、所定のBDの
除去を強制できることに留意されたい)。そのため、除
去されるBDのスペース入力コードEMT−EDは、ま
ず、GMC装置で、除去されるこのBDが属するカテゴ
リーCAT−EDを識別するために使用される。このカ
テゴリーコードCAT−EDが、C個のBDCEカテゴ
リーの一つに関するものであることを示す場合、その
後、GBDCE装置において、カテゴリーCAT−ED
に対応するBDCEの連鎖リストからBDのスペースE
MT−EDを取り出す。従って、図15に関する前述の
操作と同じ操作であるが(第3章参照)、ここでは、ス
ペースコードEMT−SをEMT−EDに、カテゴリー
CAT−SをCAT−EDに代えている。
【0129】6.所定のカテゴリーにおける除去候補B
Dの除去 このタイプの除去は、所定のカテゴリーCAT−BEP
=iに属する除去候補BDを除去することによって、管
理システムが、バッファメモリでスペースEMTの解放
を強制する場合に使用することができる。このような操
作は、たとえば、スペースを譲るために除去されるBD
のカテゴリーiよりも上位のカテゴリーに属するBDに
対して、差し迫った混雑に備えて実施される。
【0130】様々な装置の間の情報交換を図18に示し
た。
【0131】カテゴリーCAT−BEP=iの除去候補
BD(BDCE)の除去は、状態1にある出力制御信号
EBDPを作動し、除去BDのカテゴリー出力コードC
AT−BEPを供給することにより、装置UGT1によ
って制御される。カテゴリーCAT−BEP=iのコー
ドは、GBDPCセットのGBDCE装置だけに伝達さ
れ、制御信号EBDPは、GIE、GEL、GAEI、
GBDCE装置に伝達される。前記の場合とは異なり、
UGT1装置は、除去されるBDのアイデンティティを
指定せず、カテゴリーだけを指定し、このカテゴリーに
おいて、必要なカテゴリーCAT−BEP=iに属する
BDCEセットの中から、GBDCE装置自体がBDC
Eを選択することに留意されたい。連鎖リスト毎に管理
方法を使用する例では、選択されたBDCEは、コード
CAT−BEPにより特定されるカテゴリーに対応する
BDCEリストヘッドの一番目のものである。
【0132】次に、GBDPCセットのGBDCE装置
で行われる操作を、図18に関して記載する。
【0133】UGT1装置により供給されるカテゴリー
コードCAT−BEPは、カテゴリーCAT−BEP=
iに対応するBDCE連鎖リストに関するポインタの組
24i/26iを、GBDCE装置が直接選択できるよ
うにする(そのため、この場合、GMC装置では如何な
る操作も行われない)。選択されたBDCEのEMTス
ペースアドレスコード(ここではEMT−EPとする)
は、カテゴリーCAT−BEP=iのBDCE連鎖リス
トヘッドにあるので、リストヘッドポインタPTL−B
DCE26iにより指定され、このポインタが、GE
L、GAEI装置に伝達されるスペース出力コードEM
T−EPを供給する。連鎖リストを更新するには、リス
トヘッドポインタ26iが、メモリ22の下流側連鎖部
分を読み込みにおいてアドレスし、リストの後続EMT
に向かう下流側隣接リンクを識別し、このEMTの次の
コードを、BDCEリストの冒頭にある第一のEMTス
ペースの新しいアドレスとして、リストヘッドポインタ
26iに書き込む。
【0134】GEL装置では、除去されるように選択さ
れたBDが占有するスペースEMT−EPを解放し、解
放されたスペースEMT−EPを、空いているEMTの
連鎖リストの末尾に加える。この操作は、図14に関す
る前述の操作と同じ操作であり(第3章参照)、ここで
は、スペースコードEMT−SをEMT−EPに代えて
いる。
【0135】GAEI装置は、GBDCE装置から伝達
されたスペースアドレスEMT−EPに結合されるアイ
デンティティIBD−EPを識別する。図20が示すよ
うに、スペース入力コードEMT−EPは、GAEI装
置の関係メモリ14を読み込みにおいてアドレスし、図
5に関して説明したように(第1章参照)BDの受信時
に、以前記憶された関係EMT→IBDに従って、この
スペースEMT−EPに結合されるアイデンティティコ
ードIBD−EPを読み取る。アイデンティティ出力コ
ードIBD−EPは、装置GIEに伝達される。
【0136】GIE装置では、状態BDNE=0で、ア
イデンティティコードIBD−EPにより指定されたB
Dの除去インジケータをマークし、除去されるように選
択されたこのBDが、今や除去された状態にあることを
記憶する。この操作は、図17に関して説明した操作と
同じであり、アイデンティティコードIBD−EDがI
BD−EPに代えられている。 7.置換(プッシュアウト)によるBD受信 通常のBD受信操作、すなわちBD置換のない操作(第
1章参照)と対照的に、置換を伴うBD受信操作は、バ
ッファメモリにおいて、空いているスペース(一般にG
EL装置により供給されるEMT−R)ではなく、UG
T1装置により特定されるカテゴリーCAT−BEPで
除去候補BD(BDCE)を除去することによりこのた
めに解放されたEMTスペース(EMT−EP)に、新
しい受信BDを記録することからなる。BDの置換
(「プッシュアウト」という表現は、バッファメモリに
おいて、新しい受信BDが除去BDに代わることを意味
する。従って、所定のカテゴリーにおけるBDCEの除
去と、バッファメモリで除去BDが占有していた場所に
おける新しい受信BDの受信とを組み合わせて実施す
る。一般に、除去BDは、受信BDのカテゴリーより下
位のBDCEカテゴリーで選択される。
【0137】かくして、置換を伴うこのようなデータブ
ロックの受信は、必要なBDのカテゴリーCAT−BE
PでBDCEを予め選択し、その後、BDを除去する操
作と、新しいBDの適切な受信操作とを組み合わせて実
行しなければならない。
【0138】様々な装置間の情報交換を図21に示し
た。
【0139】置換を伴うBDの受信操作は、一時的な管
理装置UGT1の出力で、双方とも状態1にある制御信
号RBD、RAP0が同時に存在することにより特徴付
けられる。
【0140】信号RBD=1は、管理システムの全ての
装置、すなわち、GEL、GIL、GAEI、GAI
E、およびGIE装置と、GBDPCセットのGMC、
GBDCE装置、ならびに、書き込み制御装置UCEの
入力EEMTに伝達される。信号RAP0=1は、GE
L、GAEI、GIE装置と、GBDPCセットのGM
C、GBDCE装置とに伝達される。
【0141】制御信号RBD=1、RAP0=1に加え
て、装置UGT1は、GBDPCセットのGMC、GB
DCE装置だけに、以下のコードを供給する。
【0142】受信中のBD、すなわち、除去されたBD
の置換となるBDのカテゴリー(j)を示すCAT−B
Rと、除去されるBDを選択するために必要な除去候補
BD(BDCE)のカテゴリー(i)を示すCAT−B
EPとである。
【0143】前記制御信号に応答して、GBDPCセッ
トのGMC、GBDCE装置は、図22に関して後述す
るような一連の操作を実施する。
【0144】第一に、GBCDE装置は、必要なカテゴ
リーCAT−BEP=iに属するBDCEのサブセット
の中で、コードCAT−BEPにより指定され、このカ
テゴリーに対応するBDCE連鎖リストヘッドに載って
いる最初のBDCEを、スペースEMT−EPにより指
定され、除去されるように選択されたBDとして選択す
る。装置UGT1により供給されるカテゴリーコードC
AT−BEPは、カテゴリーCAT−BEP=iの対応
するBDCE連鎖リストに関するポインタ組24i/2
6iを、直接選択することができる。そこで、リストヘ
ッドポインタPTL−BDCE26iは、除去されるよ
うに選択されたBDのスペースアドレスコードEMT−
EPを供給し、その後、この連鎖リストが、図19に関
して説明した場合と同様に(第6章参照)更新される。
【0145】このスペースコードEMT−EPは、GA
EI装置に伝達される。GAEI装置は、応答として、
図20に関して既に説明した操作と同じ操作を実施する
ことにより、除去されたBDのスペースEMT−EPに
結合されるアイデンティティIBD−EPを識別する。
【0146】GAEI装置により識別されたアイデンテ
ィティコードIBD−EPは、GIE装置に伝達され、
アイデンティティコードIBD−EPにより指定され
た、除去されるBDの除去インジケータを状態BDNE
=0でマークする。この操作は、図17に関する前述の
操作と同じであり、図17のアイデンティティコードI
BD−EDが、ここでは、IBD−EPに代えられてい
る。
【0147】置換を伴うBD受信の場合に説明した操作
全体は、新しい受信BDにスペースを譲るためのBDの
事前除去に関わる。事実、これらの操作は、所定のカテ
ゴリーにおける単なるBD除去の範囲で、既に記載した
操作と同様である。
【0148】次に、およびまたは並行して、解放された
スペースEMTに置換として配置される新しい受信BD
の受信に固有の操作を行うが、これについて説明する。
【0149】RBD信号を受信すると、GIL装置は、
空いているアイデンティティIBDを選択して、新しい
受信BDにこれを割り当て、UGT1装置に、受信中の
BDに結合されるこのアイデンティティ(ここではIB
D−R)を伝達する。この操作は、図4に関する先の説
明と同じであり(第1章参照)、簡潔性を配慮して再度
の説明を省く。
【0150】通常のBD受信の場合と同様に、このアイ
デンティティコードIBD−Rが、同様に以下の装置に
伝達される。
【0151】− 新しいBDに割り当てられるスペース
アドレスに対応するメモリラインで、ここでは、除去に
より解放され、GBDCE装置により供給されるスペー
スEMT−EPに、アイデンティティコードIBD−R
を記録することにより、EMT→IBDの関係を記憶す
るためのGAEI装置(図21のGAEIの枠内の破
線)。この操作は、図5に関する上記の操作と同じであ
り、スペースコードEMT−Rが、ここではEMT−E
Pに代えられている。
【0152】− スペースコードEMT−Rをここでは
EMT−EPに代えることにより、図6に関して記載し
た操作と同じ操作に従って、BDに割り当てられるアイ
デンティティIBD−Rに対応するメモリラインに、新
しいBDに割り当てられるスペースコードEMT−EP
を記録し、IBD→EMTの関係を記憶するためのGA
IE装置。
【0153】− 図8に関して記載した操作と同じ操作
に従って、アイデンティティIBD−Rにより指定され
る新しいBDの除去インジケータを、除去されていない
状態(BDNE=1)で初期化するための、GIE装
置。
【0154】図21では、GAEI装置により伝達され
るスペースコードEMT−EPが、GAIE装置だけで
はなく、新しいBDのカテゴリーCAT−BR=jをG
MC装置に記憶するとともに、場合によってはGBDC
E装置で、カテゴリーCAT−BRに対応する除去候補
BDリストにこの受信BDを記憶するための、GBDP
CセットのGMC、GBDCE装置と、バッファメモリ
で新しいBDを書き込むスペースアドレスとしての、書
き込み制御装置UCEにも送られる。
【0155】もちろん、GBDPCセットのGBDCE
装置から、これらの関与する装置全てにEMT−EPコ
ードを直接伝達することも同等である。
【0156】GBDPCセットのGMC、GBDCE装
置では、通常のBD受信の場合に行われるのと同じ操作
を行う(図22参照)。すなわち、関係メモリMCAT
28のスペースアドレスEMT−EPに、受信BDのカ
テゴリーCAT−BR=jを書き込むことにより、EM
T→カテゴリーの関係をGMC装置で記憶し、新しいB
DのカテゴリーCAT−BRが、BDCEのC個のカテ
ゴリーの一つに対応する場合、カテゴリーCAT−BR
のリストエンドポインタ24aを選択することにより、
カテゴリーのBDCE連鎖リストにおけるBDCEとし
て、新しいBDをGBDCE装置に付加し、また、連鎖
リストの末尾に新しいBDを付加するために、図7に関
して記載した操作と同じ操作に従う(第1章参照)。
【0157】図22では、BDの除去と、新しいBDの
受信とに関する特定の操作が、それぞれ(1)および
(2)により識別される。
【0158】通常のBD受信の場合と同様に、新しい受
信BDに割り当てられるスペースコード、ここではEM
T−EPは、このBDを書き込むために、UCE装置の
入力EMT−Eにも供給される。
【0159】本発明の範囲に留まりながら、第1章〜第
7章の様々な基本操作を実施するために、多数の変形実
施形態が可能である。これらの変形実施形態は、装置間
で交換される様々な情報の規定および構造、およびまた
は様々な装置の構成自体にある。
【0160】変形実施形態の一つによれば、必要なメモ
リ容量を著しく節約可能であり、共通メモリにGEL、
GAEI装置の機能を集め、別の共通メモリにGIL、
GAIE装置の機能を集めることができる。
【0161】実際、GEL装置の場合、原則として、空
いているEMTスペースの連鎖リストは、占有されてい
るEMTスペースに対応するラインを占有しない。反対
に、GAEI装置の結合メモリは、占有されているEM
Tスペースに対してのみ使用される。従って、GEL、
GAEI装置に対して共通で、バッファメモリに設けら
れているEMTスペースと同数のラインを含む、一個の
共通メモリだけを設けることにより、EMTスペースの
こうした排他的使用を利用することができる。GEL機
能に対しては、上記の個々のGEL装置の場合と同様
に、この共通メモリは、空きEMTの連鎖リストを管理
するべく一組のポインタに結合される。
【0162】同様に、原則として、GIL装置のメモリ
における空きIBDの連鎖リストは、占有されているア
イデンティティIBDに対応するラインを占有しない。
この場合、占有されているアイデンティティIBDに対
応する各ラインは、占有アイデンティティIBDに対応
するスペースアドレスEMTを記憶するために使用可能
である。
【0163】この変形実施形態に対応するBD管理装置
の全体構成を図23に示した。この図と図1との相違
は、EMT→IBDの結合管理機能と、空きEMTの管
理機能とが、ハイブリッド装置GAEI/ELで行わ
れ、同様に、IBD→EMTの結合管理機能と、空きE
BDの管理機能とが、ハイブリッド装置GAIE/IL
で行われることにある。様々な基本操作を実施するため
に、これらのハイブリッド装置GAEI/EL、GAI
E/ILの中で行われるタスクは、個々の装置GEL、
GAEI、GIL、GAIEによって行われるタスクと
同じである。各ハイブリッド装置では、様々な情報の適
切な多重化によって、読み取りおよび書き込み用の共通
メモリへのアクセスを管理することができる。
【0164】前述のように、本発明はまた、除去候補B
Dの管理装置GBDCEに関する変形実施形態を可能に
し、それによれば、除去候補BD(BDCE)のC個の
カテゴリーに関する連鎖リストのセットを管理する単一
メモリ22が、C個のメモリに代えられる。これらのC
個のメモリの各々は、その場合、所定のカテゴリーに関
する1個のBDCE連鎖リストを管理し、このリスト
は、こうした二重連鎖リストのポインタ組(リストヘッ
ドポインタ、リストエンドポインタ)に結合される。こ
の場合、関与するBDCEカテゴリーに応じて、GBD
CE装置におけるポインタの組の選択は、結合されるポ
インタの組を備えた適切なメモリの選択に代えられる。
【0165】この説明では、GEL、GIL、GBDC
E装置のエンティティのサブセットが、連鎖リストの従
来技術を使用することにより管理される。しかし、本発
明の範囲を逸脱せずに、エンティティサブセットの他の
管理技術を検討することもできる。たとえば、FIFO
(先入れ先出し方式)タイプのメモリ、またはFFO
(頭出し)タイプのレジスタの使用を検討してもよい。
【0166】考慮される変形実施形態とは無関係に、G
BDPCセットのGMC、GBDCE管理装置に対して
上述したように、スペースEMTによってではなく、ア
イデンティティIBDによって間接的にBDを指定する
こともできる。この場合、EMT→IBDの関係を管理
することは不要であるので、GAEI装置を省くことが
できる。
【0167】スペースEMTに基づくGBDCEセット
の装置に関して記載した解決方法と比べると、アイデン
ティティIBDに基づくこのような置換法は、GMC、
GBDCE装置が介在する全ての操作において、信号E
MT−R、EMT−EPをそれぞれIBD−R、IBD
−EPに代えている。かくして、バッファメモリの管理
装置の動作との主な相違を、上記第1章から第7章に関
する多様な基本操作のそれぞれに対して、簡潔に記載す
る。
【0168】BDの通常受信(置換なし):GBDCE
装置は、受信BDに結合されるアイデンティティIBD
−RをGIL装置から直接受信し、そのカテゴリーに応
じて、この新しいBDを管理する。
【0169】解放を伴わない(DS=0)データブロッ
クの使用(SBD=1):この操作は、GBDPCセッ
トのGMC、GBDCE装置を介在させない。従って、
第2章に記載した場合と全く同じである。
【0170】EMT、IBDの解放を伴うデータブロッ
クの最終使用(DS=1):GBDPCセットのGM
C、GBDCE装置は、GAIE装置のスペースコード
EMT−Sを受信する代わり、UGT1装置によって直
接使用されるBDのアイデンティティIBD−Sを受信
する。
【0171】IBDの解放だけを伴うデータブロックの
最終使用(DS=1):上記の場合と同様に、GBDP
CセットのGMC、GBDCE装置は、GAIE装置の
スペースコードEMT−Sを受信する代わりに、UGT
1装置によって使用されるBDのアイデンティティIB
D−Sを受信する。
【0172】所定のBDの除去:同様に、GBDPCセ
ットのGMC、GBDCE装置は、スペースコードEM
T−Sを受信する代わりに、UGT1装置によって直接
使用されるBDのアイデンティティIBD−Sを受信す
る。
【0173】所定のカテゴリーにおける除去候補BDの
除去:GAIE装置は、さらに、UGT1装置から制御
信号EBDP=1を受信し、GBDCE装置から、除去
されるように選択されたBDCEのアイデンティティコ
ードIBD−EPを受信し、それによって、このアイデ
ンティティIBD−EPに対応するスペースEMT−E
Pの識別を実施するとともに、GEL装置にこのスペー
スコードEMT−EPを伝達する。そのうえ、GBDC
E装置は、GIE装置に直接アイデンティティIBD−
EPを伝達し、除去された状態に対応するBDをマーク
する。
【0174】置換(プッシュアウト)を伴うBD受信:
BDCEの選択段階に関しては、GAIE装置が、さら
に、UGT1装置から、制御信号RAPO=1を受信
し、GBDCE装置から、除去されるように選択された
BDCEのアイデンティティコードIBD−EPを受信
し、それによって、アイデンティティIBD−EPに対
応するスペースEMT−EPの識別を実施するととも
に、UCE装置にこのスペースコードEMT−EPを伝
達する。さらに、GBDCE装置は、GIE装置にアイ
デンティティIBD−EPを伝達し、除去された状態に
対応するBDをマークする。BDの受信位相に関して
は、GBDCE装置は、新しい受信BDに結合されるア
イデンティティIBD−RをGIL装置から直接受信す
る。
【0175】優先順位を管理する最も簡単な用途のため
に、本発明は他にも変形実施形態が可能であり、単にn
=2であるBDの優先順位カテゴリーを区別し(高い優
先順位と低い優先順位)、優先順位の低いBDだけを除
去可能にし、その場合、除去候補BD、すなわち優先順
位の低いBDのカテゴリーを1個だけ管理するだけで十
分である(C=1)。こうした特別な場合、カテゴリー
マーキング管理装置GMCは、各BDに対して、単一ビ
ット(優先順位が高いか低いかを示す)を用いてカテゴ
リーコードを記憶し、除去候補BDの管理装置GBDC
Eは、たとえば単一の連鎖リストにより、(優先順位の
低い)1個のBDCEリストだけを管理する。しかも、
優先順位の低いBDの一つを除去する操作に際して(別
個の操作または置換を伴うBDの受信時に)、UGT1
装置は、もはや、必要なBDCEカテゴリーを指定する
コードCAT−BEPを供給する必要はないことに留意
されたい。何故なら、この場合は常に、優先順序の低い
BDであるからである。
【0176】さらに、前記特許出願と同様に、本発明は
また、各スペースアドレスEMTが、限られた数のブロ
ックアイデンティティIBDだけに結合可能である場合
のような、他の変形実施形態を含む。このような変形実
施形態は、しかしながら、後述するように一定の性能低
下を考慮するにしても、必要なメモリ容量に関して実施
形態を最適化することができる。
【0177】たとえば、各スペースアドレスEMTが、
可能な結合アイデンティティIBDの2個の値であるI
BD−A、IBD−Bだけを有するような、簡単な場合
を考慮することができる。この二つの値のアイデンティ
ティIBDの簡単な符号化は、可能な結合アイデンティ
ティIBDの第一または第二の値を特徴付ける1ビット
のアイデンティティコード(CI)を付加するEMTア
ドレスコードを、基本として用いることからなる(IB
D−AまたはIBD−Bに対してそれぞれCI=0また
は1)。この場合、空きスペースEMTと、空きアイデ
ンティティIBDの管理、ならびにバッファメモリに存
在するBDのためのEMTとIBDとの間の関係の管理
は、次のように、アドレスEMT毎に3個の状態ビット
を使用することによって簡略化される。すなわち、 − スペースEMTが1個のBDによって占有されてい
るか否かを示すビット(IEMT)、 − 結合アイデンティティの第一の値IBD−Aが空い
ているか、またはBDのために使用されているかを示す
ビット(IIA)、 − 結合アイデンティティの第二の値IBD−Bが、空
いているか、またはBDのために使用されているかを示
すビット(IIB)である。
【0178】EMT毎に限られた数のアイデンティティ
を使用することにより、可能な結合アイデンティティの
二つの値の少なくとも一方が、それ自体、利用可能であ
ることが求められる限りにおいて、バッファメモリにお
ける各スペースEMTの利用可能性、すなわち新しいB
Dの受信容量について一定の制限を導入する。この条件
は、BDによって占有されていないスペースEMTが、
本当に利用可能であるようにするために、あるいは除去
候補BDによって占有されているスペースEMTが、B
Dの置換を行うために実際に利用できるようにするため
に、必要である。
【0179】スペースEMTの可能な二つの結合アイデ
ンティティ値(IBD−A、IBD−B)が、現在、利
用不能であるために、スペースEMTが利用できなくな
る状態は、BDの二つの早期除去がこの同じスペースE
MTで順次実施され、これらの除去BDに結合される2
個のアイデンティティ値がその間にいずれも解放されな
かったとき、一時的に存在しうる。このような状況の存
在は、あまりないが、全くないことはなく、バッファメ
モリにおけるBD損失の確率を著しく増加する作用があ
る。
【0180】装置2について記載した第一の解決方法に
比べて、このような変形実施形態の場合、GIE、GM
C、GBDCE装置に類似する管理装置が、同様に使用
される。反対に、GEL、GIL、GAEI、GAIE
装置の管理機能は、これらを以下に変えることによって
最適化することができる。すなわち、利用可能なスペー
スEMTの管理装置(GED)と、EMT/IBDの利
用可能性の状態管理装置(GEDEI)とである。
【0181】利用可能なスペースEMTの管理装置GE
Dは、実際、利用可能なEMTスペースの2個の個別サ
ブセットを管理し(たとえば、EMTによりアドレスさ
れた共通メモリの2個の連鎖リストを用いて)、利用可
能なスペースEMTの第一のサブセットは、結合される
2個の空きアイデンティティ(IBD−A、IBD−
B)を持ち、利用可能なスペースEMTの第二のサブセ
ットは、結合される単一の空きアイデンティティ(IB
D−AまたはIBD−B)しか持たない。このような異
なる2個のサブセットに分けた管理により、BDの通常
受信操作時に、好適には、新しいBDに対して、この新
しいBDが除去候補になる場合、第一のサブセットで利
用可能なEMTを選択し、それによって、このBDがそ
の後、場合によっては、置換を伴うBD受信の際に除去
できるようにする(これは、このEMTに対して利用可
能なアイデンティティ値がまだ残っている場合のみ可能
になる)。
【0182】EMT/IBD利用可能性の状態管理装置
GEDEIは、前述のGIL、GAEI、GAIE装置
の機能を保証し、メモリで各アドレスEMTに対して、
IEMT、IIA、IIBの3個の状態ビットを管理す
る。かくして、このような変形実施形態では、スペース
EMTに結合される空きアイデンティティIBD−A、
IBD−Bの値の管理機能が、単に、対応する状態ビッ
トIIA、IIBの値に基づいており、一方で、EMT
とIBDとの間の関係管理機能が、対応スペースEMT
に基づくアイデンティティ値に対して用いられる符号化
により簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による管理システムの一部をなす様々な
装置のセットを示す図である。
【図2】置換(プッシュアウト)せずにデータブロック
(BD)を受信する場合に、システムの装置間の情報交
換を示す図である。
【図3】図1のGEL装置におけるバッファメモリの空
スペース(EMT)の選択操作を概略的に示す図であ
る。
【図4】図1のGIL装置における空のBDアイデンテ
ィティ(IBD)の選択操作を概略的に示す図である。
【図5】図1のGAEI装置に、占有されたEMTに結
合されるアイデンティティIBDを記憶する操作を概略
的に示す図である。
【図6】図1のGAIE装置に、占有されたアイデンテ
ィティIBDに対応するスペースアドレスEMTを記憶
する操作を概略的に示す図である。
【図7】図1のGBDPCセットで、BDの通常の受信
時に、このBDのカテゴリーをGMC装置に記憶する操
作と、除去候補(BDCE)である場合、GBDCE装
置で、BDCEの適切な連鎖リストにこのBDのスペー
スEMTを付加する操作とを概略的に示す図である。
【図8】図1のGIE装置において、新しいBDの受信
時に、除去されていないBDの初期状態に除去インジケ
ータをマーキングする操作を概略的に示す図である。
【図9】最終使用ではないBDの使用時に、システムの
装置間の情報交換を示す図である。
【図10】図1のGAIE装置において、所定のアイデ
ンティティIBDに対応するスペースEMTの識別操作
を概略的に示す図である。
【図11】GIE装置において、アイデンティティIB
Dにより指定されたBDの除去インジケータの識別操作
と、識別されたインジケータの論理処理とを概略的に示
す図である。
【図12】BDの最終使用時にシステムの装置間の情報
交換を示す図である。
【図13】解放されたばかりのアイデンティティIBD
を、GIL装置の空きIBDとして記録する操作を概略
的に示す図である。
【図14】解放されたばかりのスペースEMTを、GE
L装置の空きEMTとして記録する操作を概略的に示す
図である。
【図15】所定のBDの解放または除去の際に、図1の
GBDPCセットで、このBDのスペースアドレスEM
Tを削除する操作を概略的に示す図である。
【図16】所定のBDの除去時にシステムの装置間の情
報交換を示す図である。
【図17】BDの除去時に、GIE装置で、除去された
BDの状態に除去インジケータをマーキングする操作を
概略的に示す図である。
【図18】所定のカテゴリーで選択されたBDCEの除
去時に、システムの装置間の情報交換を示す図である。
【図19】所定のカテゴリーで選択されたBDCEの除
去時に、GBDPCセットで管理される対応BDCEの
リストで、このBDのスペースEMTを削除する操作を
概略的に示す図である。
【図20】EMTスペースに結合されるアイデンティテ
ィIBDをGAEI装置で識別する操作を概略的に示す
図である。
【図21】置換(プッシュアウト)によるBDの受信時
に、システムの装置間の情報交換を示す図である。
【図22】置換(プッシュアウト)によるBDの受信時
に、GBDPCセットのGBDCE装置、およびGMC
装置で実施される様々な操作を概略的に示す図である。
【図23】本発明の変形実施形態による管理システムの
一部をなす、様々な装置の全体図である。
【符号の説明】
BD データブロック BDCE 除去候補データブロック EBD 空きBD EMT バッファメモリにおけるスペースアドレス EMT−R 空きスペースアドレス CAT−BEP 特定の優先カテゴリー CAT−BR 新しいブロックの優先カテゴリー GAIE ブロックアイデンティティに関するスペース
結合管理手段 GAEI ブロックスペースに関するアイデンティティ
の付加的な結合管理手段 GBDCE 除去候補BDの管理手段 GBDPC カテゴリー別BD管理装置 GED 利用可能なスペースEMTの管理装置 GEDEI EMT/IBDの利用可能性の状態管理装
置 GEL バッファメモリの空いているスペースアドレス
の管理手段 GIE 除去インジケータ管理手段 GIL 空いているデータブロックアイデンティティの
管理手段 GMC カテゴリーマーキング手段 IBD データブロックアイデンティティ RBD BD受信による制御信号 UCE 書き込み制御手段 UCL 読み込み制御手段 UGT1 記憶データブロックの一時的な管理手段 RBD BD受信出力制御信号 CAT−BR 受信BDのカテゴリー出力コード IBD−R 受信BDのアイデンティティ入力コード RAPO 置換によるBD受信出力制御信号 CAT−BEP BDCEカテゴリー出力コード SBD データブロック使用出力制御信号 DS 最終使用出力制御信号 IBD−S/ED BDアイデンティティ出力コード EBDD BDの除去出力制御信号 EBDP BDCEの除去出力制御信号 EEMT EMT書き込み制御信号 EMT−E EMT書き込みアドレスコード LEMT EMT読み込み制御信号 EMT−L EMT読み込みアドレスコード BDNE 除去されていないBD EMT−R リストの第一の空きスペース IBD−R リストの第一の空きアイデンティティ MCAT28、MIE32、8 メモリ CI アイデンティティコード 6 ループ 10 リストヘッドポインタ 14、18 関係メモリ 22 共通メモリ 24a/26a ポインタ 32 インジケータメモリ 34 第一の論理ANDゲート 36 第二のANDゲート

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッファメモリの管理装置であって、バ
    ッファメモリの各スペースが、1個のスペースアドレス
    をもつデータブロックを記憶可能であり、データブロッ
    クアイデンティティと呼ばれるリファレンスが、前記管
    理装置により処理される各ブロックに結合され、該管理
    装置が、 バッファメモリに記憶されるデータブロックの一時的な
    管理手段(UGT1)を含むことにより、 バッファメモリに記憶される新しいデータブロックの受
    信を制御し、 バッファメモリに記憶されるデータブロックのアイデン
    ティティを所定の使用規則に従って配列し、該配列が、
    該データブロックのアイデンティティに結合される時間
    パラメータに応じて、バッファメモリにおける個々の待
    機状態を管理し、個々の読み込み時における使用を決定
    することからなり、各データブロックは、バッファメモ
    リ内のスペース、ならびに結合されるブロックアイデン
    ティティを解放する前に、通常は、所定の回数だけ読み
    込まれ、 バッファメモリで読み込まれるデータブロックの使用を
    制御し、 場合によっては、ブロック間の一時的な関係の再配列を
    回避するために、結合されるブロックアイデンティティ
    を一時的に保護しながら、バッファメモリでスペースを
    解放することにより、記憶された所定のデータブロック
    の早期除去を制御し、前記管理装置がさらに、 バッファメモリに記憶される新しいデータブロックの受
    信時に空いたスペースアドレスをサーチするとともに、
    データブロックによりもはや占有されないときにスペー
    スアドレスを解放するための、バッファメモリの空いて
    いるスペースアドレスの管理手段(GEL)と、 バッファメモリに記憶された新しい各データブロックに
    空いたブロックアイデンティティを割り当てるととも
    に、データブロックのためにもはや使用されなくなった
    ときデータブロックに結合されるアイデンティティを解
    放するための、空いているデータブロックアイデンティ
    ティの管理手段(GIL)と、 バッファメモリのスペースに新しいデータブロックの書
    き込みを行うための、書き込み制御手段(UCE)と、 データブロックの使用時に、バッファメモリで読み込み
    を行うための、読み込み制御手段(UCL)と、 データブロックに結合される各アイデンティティのため
    に、バッファメモリで占有するスペースのアドレスを記
    憶するための、ブロックアイデンティティに関するスペ
    ース結合管理手段(GAIE)と、 データブロックの各アイデンティティのために、対応す
    るブロックが早期に除去されたか否かを示す除去インジ
    ケータを記憶するための、除去インジケータ管理手段
    (GIE)とを含み、 前記データブロックに関する除去インジケータが、ブロ
    ックの早期除去の際にマークされ、データブロックに関
    する前記除去インジケータの有無が、バッファメモリに
    おける読み込みのために該ブロックを使用するときに検
    出され、ブロックの読み込みは、ブロックアイデンティ
    ティに対応する前記除去インジケータが、ブロックが前
    に除去されなかったことを示す場合のみ許可され、該ブ
    ロックに対応するスペースのアドレスの解放は、所定数
    の該ブロック読み込み後、該ブロックが前に除去されな
    かった場合のみ許可され、 記憶されたデータブロックが、複数のカテゴリーに応じ
    て管理され、各ブロックが、所定の一つのカテゴリーに
    属し、 前記管理装置がさらに、 各データブロックの、一つのカテゴリーへの帰属を記憶
    するための、カテゴリーマーキング管理手段(GMC)
    と、 各カテゴリーに対し、該カテゴリーに属する除去候補の
    データブロックのリストを記憶するための、除去候補ブ
    ロックの管理手段(GBDCE)とを含み、 特定のカテゴリーに属する全てのデータブロックの中で
    除去候補であるデータブロックの除去をさらに実施可能
    にするために、 前記カテゴリーのマーキング管理手段(GMC)が、新
    しいデータブロックの受信時にデータブロックのカテゴ
    リーのマーキング(CAT−BR)を行うとともに、前
    に除去されなかったデータブロックの最終使用時または
    所定のデータブロックの早期除去時に、データブロック
    のカテゴリー(CAT−S;CAT−ED)を識別する
    ための読み込みを行い、 前記除去候補ブロックの管理手段(GBDCE)が、デ
    ータブロックの受信時に、新しいブロックの優先カテゴ
    リー(CAT−BR)に対応する除去候補データブロッ
    クのリストに、新しいデータブロックを付加し、除去候
    補のデータブロックリストから1個のデータブロックを
    除去し、 前に除去されなかったデータブロックの最終使用時また
    は、所定のデータブロックの早期除去時に、該ブロック
    が知られており、リストが前記カテゴリーマーキング管
    理手段(GMC)により該ブロックに対して識別される
    カテゴリー(CAT−S;CAT−ED)に対応し、 あるいは、特定の優先カテゴリー(CAT−BEP)で
    除去候補であるデータブロックの除去時に、前記除去候
    補ブロックの管理手段(GBDCE)が、特定の優先カ
    テゴリーに対応するリストから一つのブロックを選択
    し、前記除去インジケータの管理手段(GIE)に、ど
    のブロックが選択されたかを指示して、該ブロックの除
    去を記憶する除去インジケータをマークするようにする
    ことを特徴とする、管理装置。
  2. 【請求項2】 除去候補データブロックの管理手段(G
    BDCE)と、カテゴリーマーキング管理手段(GM
    C)とが、データブロックアイデンティティ(IBD)
    により、データブロックにアドレスし、 特定の優先カテゴリー(CAT−BEP)で除去候補で
    あるデータブロックの除去時に、除去候補データブロッ
    クの管理手段(GBDCE)が、除去するように選択さ
    れたデータブロックのアイデンティティを、ブロックア
    イデンティティに関するスペース結合管理手段(GAI
    E)に伝達し、スペース結合管理手段が、除去するよう
    に選択されたデータブロックが占有する対応スペースア
    ドレスを決定し、 また、除去候補データブロックの管理手段(GBDC
    E)が、除去するように選択されたデータブロックのア
    イデンティティを、ブロック除去を記憶する除去インジ
    ケータをマークするために、前記除去インジケータ管理
    手段(GIE)のメモリアドレスとして直接伝達するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のバッファメモリの管
    理装置。
  3. 【請求項3】 除去候補データブロックの管理手段(G
    BDCE)と、カテゴリーマーキング管理手段(GM
    C)とが、バッファメモリにおけるスペースアドレス
    (EMT)により、データブロックにアドレスし、 管理装置がさらに、ブロックスペースに関するアイデン
    ティティの付加的な結合管理手段(GAEI)を含み、
    バッファメモリでデータブロックが占有する各スペース
    アドレス(EMT)に対して、該ブロックに結合される
    アイデンティティ(IBD)を記憶し、該アイデンティ
    ティが、バッファメモリで該ブロックが占有するスペー
    スアドレスに対応するアドレスに記憶され、 特定の優先カテゴリー(CAT−BEP)で除去候補で
    あるデータブロックの除去時に、除去候補データブロッ
    クの管理手段(GBDCE)が、ブロックスペースに関
    するアイデンティティの付加的な結合管理手段(GAE
    I)に、除去するように選択されたデータブロックのス
    ペースアドレス(EMT−EP)を伝達し、該付加的な
    手段が、除去するように選択されたデータブロックの対
    応するアイデンティティ(IBD−EP)を決定し、前
    記除去インジケータ管理手段(GIE)のメモリのアド
    レスとして、該データブロックのアイデンティティを供
    給することにより、該ブロックの除去を記憶する除去イ
    ンジケータをマークすることを特徴とする、請求項1に
    記載のバッファメモリの管理装置。
  4. 【請求項4】 特定のデータブロックのカテゴリーに属
    する除去候補データブロックの除去を別に実施するため
    に、除去するように選択されたデータブロックが占有
    し、ブロックアイデンティティに関するスペース結合管
    理手段(GAIE)により決定されたスペースアドレス
    (EMT−EP)が、バッファメモリの空いているスペ
    ースアドレスの管理手段(GEL)に供給されて、バッ
    ファメモリで該ブロックが占有するスペース(EMT−
    EP)を解放することを特徴とする、請求項2に記載の
    バッファメモリの管理装置。
  5. 【請求項5】 特定のデータブロックのカテゴリーに属
    する除去候補データブロックの除去を別に実施するため
    に、除去候補データブロックの管理手段(GBDCE)
    によって、除去するように選択されたデータブロックが
    占有するスペースアドレス(EMT−EP)が、バッフ
    ァメモリの空いているスペースアドレスの管理手段(G
    EL)に同様に直接供給され、バッファメモリで該ブロ
    ックが占有するスペース(EMT−EP)を解放するこ
    とを特徴とする、請求項3に記載のバッファメモリの管
    理装置。
  6. 【請求項6】 データブロックの置換により新しいデー
    タブロックの受信を行うために、置換によるブロック受
    信が、受信した新しいデータブロックを記憶できるよう
    にするために、特定のデータブロックカテゴリーに属す
    る除去候補データブロックを直ちに除去することからな
    り、 除去されたデータブロックのバッファメモリのスペース
    アドレス(EMT−EP)が、バッファメモリに新しい
    受信データブロックを記憶するための空きスペースアド
    レス(EMT−R)として使用され、該スペースアドレ
    ス(EMT−R)が、 該スペースアドレスへの新しいデータブロックの書き込
    みを行うために、書き込み制御手段(UCE)に供給さ
    れ、 また、新しいデータブロックに割り当てられるブロック
    アイデンティティに対して、受信したデータブロックを
    記憶するために用いられるスペースアドレス(EMT−
    R)を記憶するために、ブロックアイデンティティに関
    するスペース結合管理手段(GAIE)に供給され、 データブロックの空きアイデンティティの管理手段(G
    IL)が、受信した新しいデータブロックにブロックア
    イデンティティ(IBD−R)を割り当て、該アイデン
    ティティを、 バッファメモリに記憶されるデータブロックの一時的な
    管理手段(UGT1)と、 新しいデータブロックに割り当てられるブロックアイデ
    ンティティ(IBD−R)に対して、受信したデータブ
    ロックを記憶するために用いられるスペースアドレス
    (EMT−R)を記憶するための、ブロックアイデンテ
    ィティに関するスペース結合管理手段(GAIE)と、 受信した新しいブロックの除去インジケータを、除去さ
    れていない状態に初期化するための、除去インジケータ
    管理手段(GIE)とに供給し、 前記カテゴリーマーキング管理手段(GMC)が、受信
    した新しいデータブロックのカテゴリー(CAT−B
    R)のマーキングを行い、 前記除去候補データブロックの管理手段(GBDCE)
    が、新しいデータブロックを、受信した新しいデータブ
    ロックの優先カテゴリー(CAT−BR)に対応する除
    去候補データブロックのリストに付加することを特徴と
    する、請求項1に記載のバッファメモリの管理装置。
  7. 【請求項7】 除去候補データブロックの管理手段(G
    BDCE)と、カテゴリーマーキング管理手段(GM
    C)とが、データブロックアイデンティティ(IBD)
    によりデータブロックにアドレスし、 特定の優先カテゴリー(CAT−BEP)で除去候補で
    あるデータブロックの除去時に、除去候補データブロッ
    クの管理手段(GBDCE)が、除去するように選択さ
    れたデータブロックアイデンティティを、 ブロックアイデンティティに関するスペース結合管理手
    段(GAIE)に伝達し、スペース結合管理手段が、除
    去するように選択されたデータブロックが占有する対応
    スペースアドレスを決定し、 また、除去候補データブロックの管理手段(GBDC
    E)が、除去するように選択されたデータブロックアイ
    デンティティを、ブロック除去を記憶する除去インジケ
    ータをマークするために、前記除去インジケータ管理手
    段(GIE)のメモリアドレスとして直接伝達し、 前記置換による新しいデータブロックの受信を実施する
    ために、 データブロックの空きアイデンティティの管理手段(G
    IL)が、受信データブロックに割り当てられるアイデ
    ンティティ(IBD−R)を、 新しい受信データブロックのカテゴリー(CAT−B
    R)をマークするためのカテゴリーマーキング管理手段
    (GMC)と、 新しい受信データブロックの優先カテゴリー(CAT−
    BR)に対応する除去候補データブロックリストに、新
    しいデータブロックを付加するための、除去候補データ
    ブロックの管理手段(GBDCE)とに同様に供給し、 新しい受信ブロックを記憶するために使用されるスペー
    スアドレス(EMT−EP)が、除去候補データブロッ
    ク管理手段(GBDCE)によって供給される除去ブロ
    ックのアイデンティティから、ブロックアイデンティテ
    ィに関するスペース結合管理手段(GAIE)により決
    定されることを特徴とする、請求項6に記載のバッファ
    メモリ管理装置。
  8. 【請求項8】 前記データブロックの置換による新しい
    データブロックの受信を行うために、除去候補データブ
    ロックの管理手段(GBDCE)と、カテゴリーマーキ
    ング管理手段(GMC)とが、バッファメモリのスペー
    スアドレス(EMT)によりデータブロックにアドレス
    し、 管理装置がさらに、ブロックスペースに関するアイデン
    ティティの付加的な結合管理手段(GAEI)を含み、
    バッファメモリでデータブロックが占有する各スペース
    アドレス(EMT)に対して、該ブロックに結合される
    アイデンティティ(IBD)を記憶し、該アイデンティ
    ティが、バッファメモリで該ブロックが占有するスペー
    スアドレスに対応するアドレスに記憶され、 特定の優先カテゴリー(CAT−BEP)で除去候補で
    あるデータブロックの除去時に、除去候補データブロッ
    クの管理手段(GBDCE)が、ブロックスペースに関
    するアイデンティティの付加的な結合管理手段(GAE
    I)に、除去するように選択されたデータブロックスペ
    ースのアドレス(EMT−EP)を伝達し、該付加的な
    手段が、除去するように選択されたデータブロックの対
    応するアイデンティティ(IBD−EP)を決定し、前
    記除去インジケータ管理手段(GIE)のメモリのアド
    レスとして、該データブロックアイデンティティを供給
    することにより、該ブロックの除去を記憶する除去イン
    ジケータをマークし、 データブロックの空きアイデンティティの管理手段(G
    IL)が、受信データブロックに割り当てられるアイデ
    ンティティ(IBD−R)を、ブロックスペースに関す
    るアイデンティティの付加的な結合管理手段(GAE
    I)に供給し、新しい受信ブロックが書き込まれるバッ
    ファメモリのスペースに対して、結合されるアイデンテ
    ィティ(IBD−R)を記憶し、 新しい受信ブロックを記憶するために使用されるスペー
    スアドレス(EMT−EP)が、除去候補データブロッ
    クの管理手段(GBDCE)により選択されることを特
    徴とする、請求項6に記載のバッファメモリ管理装置。
  9. 【請求項9】 データブロックの空きアイデンティティ
    の管理手段(GIL)と、ブロックアイデンティティに
    関するスペースの結合管理手段(GAIE)とが、可能
    なデータブロックアイデンティティ(IBD)毎に1個
    のメモリラインを含む共通メモリを使用し、共通な各メ
    モリラインが、2種類の管理手段のいずれかによりもっ
    ぱら使用され、 共通メモリラインに対応するブロックアイデンティティ
    が空いていて、データブロックの空きアイデンティティ
    管理手段(GIL)によって管理されているとき、空い
    たブロックアイデンティティの連鎖リストに次のブロッ
    クアイデンティティ(IBD)を含み、 あるいは、該アイデンティティが使用されていて、ブロ
    ックアイデンティティに関するスペースの結合管理手段
    (GAIE)により管理されているとき、共通メモリラ
    インに対応する結合されたブロックアイデンティティ
    (IBD)を備えるデータブロックが記憶された、バッ
    ファメモリのスペースアドレス(EMT)を含むことを
    特徴とする、請求項1に記載のバッファメモリの管理装
    置。
  10. 【請求項10】 バッファメモリの空いているスペース
    アドレスの管理手段(GEL)と、ブロックスペースに
    関するアイデンティティの付加的な結合管理手段(GA
    EI)とが、バッファメモリで可能なスペースアドレス
    (EMT)毎に1個のメモリラインを含む共通メモリを
    使用し、共通な各メモリラインが、2種類の管理手段の
    いずれかによりもっぱら使用され、 共通メモリラインに対応するスペースが空いていて、バ
    ッファメモリの空いているスペースアドレスの管理手段
    (GEL)によって管理されているとき、空いたメモリ
    スペースの連鎖リストに次のスペースアドレス(EM
    T)を含み、 あるいは、該スペースが占有されていて、ブロックスペ
    ースに関するアイデンティティの付加的な結合管理手段
    (GAEI)により管理されているとき、共通メモリラ
    インに対応するバッファメモリのスペースアドレス(E
    MT)に記憶されたデータブロックに結合されるブロッ
    クアイデンティティ(IBD)を含むことを特徴とす
    る、請求項3に記載のバッファメモリ管理装置。
  11. 【請求項11】 除去候補データブロックの管理手段
    (GBDCE)が、各カテゴリーの連鎖リストを用いて
    除去候補データブロックの様々なリストを管理し、該手
    段が、可能なデータブロックリファレンス毎に1個のメ
    モリラインを含む共通メモリ(22)を使用し、共通メ
    モリの各ラインが、多くても1個のカテゴリー別リスト
    によりもっぱら使用され、該カテゴリーに対応する除去
    候補ブロックの連鎖リスト内に、次のブロックがある場
    合は、次のブロックのリファレンスを含み、先行ブロッ
    クがある場合は、先行ブロックのリファレンスを含むこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のバッファメモリの管
    理装置。
  12. 【請求項12】 共通メモリ(22)にアドレスするた
    めに使用される前記データブロックリファレンスが、デ
    ータブロックアイデンティティであり、 除去候補データブロック管理手段(GBDCE)と、カ
    テゴリーマーキング管理手段(GMC)とが、データブ
    ロックアイデンティティ(IBD)により、データブロ
    ックにアドレスし、 特定の優先カテゴリー(CAT−BEP)で除去候補で
    あるデータブロックの除去時に、除去候補データブロッ
    クの管理手段(GBDCE)が、除去するように選択さ
    れたデータブロックアイデンティティを、ブロックアイ
    デンティティに関するスペース結合管理手段(GAI
    E)に伝達し、スペース結合管理手段が、除去するよう
    に選択されたデータブロックが占有する対応スペースア
    ドレスを決定し、 また、除去候補データブロックの管理手段(GBDC
    E)が、除去するように選択されたデータブロックアイ
    デンティティを、ブロック除去を記憶する除去インジケ
    ータをマークするために、前記除去インジケータ管理手
    段(GIE)のメモリアドレスとして直接伝達すること
    を特徴とする、請求項11に記載のバッファメモリの管
    理装置。
  13. 【請求項13】 共通メモリ(22)にアドレスするた
    めに使用される前記データブロックリファレンスが、バ
    ッファメモリのスペースであり、 除去候補データブロック管理手段(GBDCE)と、カ
    テゴリーマーキング管理手段(GMC)とが、バッファ
    メモリのスペースアドレス(EMT)により、データブ
    ロックにアドレスし、 管理装置がさらに、ブロックスペースに関するアイデン
    ティティの付加的な結合管理手段(GAEI)を含み、
    バッファメモリでデータブロックが占有する各スペース
    アドレス(EMT)に対して、該ブロックに結合される
    アイデンティティ(IBD)を記憶し、該アイデンティ
    ティが、バッファメモリで該ブロックが占有するスペー
    スアドレスに対応するアドレスに記憶され、 特定の優先カテゴリー(CAT−BEP)で除去候補で
    あるデータブロックの除去時に、除去候補データブロッ
    クの管理手段(GBDCE)が、除去するように選択さ
    れたデータブロックのスペースアドレス(EMT−E
    P)を、ブロックスペースに関するアイデンティティの
    付加的な結合管理手段(GAEI)に伝達し、該付加手
    段が、除去するように選択されたデータブロックの対応
    するアイデンティティ(IBD−EP)を決定し、 また、ブロック除去を記憶する除去インジケータをマー
    クするために、前記除去インジケータ管理手段(GI
    E)のメモリアドレスとして、データブロックアイデン
    ティティを供給することを特徴とする、請求項11に記
    載のバッファメモリの管理装置。
  14. 【請求項14】 特定の優先カテゴリー(CAT−BE
    P)で除去候補であるデータブロックの除去時に、前記
    除去候補データブロックの管理手段(GBDCE)が、
    特定のカテゴリーに対応する除去候補ブロックのリスト
    の第一のデータブロックを選択することを特徴とする、
    請求項1に記載のバッファメモリの管理装置。
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