JP2002108475A - アプリ実行制御システム、アプリ実行制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

アプリ実行制御システム、アプリ実行制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002108475A
JP2002108475A JP2000292641A JP2000292641A JP2002108475A JP 2002108475 A JP2002108475 A JP 2002108475A JP 2000292641 A JP2000292641 A JP 2000292641A JP 2000292641 A JP2000292641 A JP 2000292641A JP 2002108475 A JP2002108475 A JP 2002108475A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの多種多様な使用態様に個別具体的に
対応して、複合機に搭載した複数のアプリケーションの
実行の可否を制御することを課題とする。 【解決手段】 管理サーバ100は、複合機300の動
作制御情報を記憶し、複合機300は、管理サーバ10
0により管理された複合機300の動作制御情報に基づ
いて各アプリケーションの実行可否を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置に
搭載した複数のアプリケーションの実行の可否を制御す
るアプリ実行制御システム、アプリ実行制御方法および
その方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特
に、ユーザの多種多様な使用態様に個別具体的に対応し
て、画像形成装置に搭載した複数のアプリケーションの
実行の可否を制御することができるアプリ実行制御シス
テム、アプリ実行制御方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、コピー、ファクシミリ
は、それぞれ別筐体として配設されるのが一般的であっ
たが、最近では、これら各システムの機能を1つの筐体
内に収納した画像形成装置(以下「複合機」と言う)が
知られている。
【0003】この複合機は、1つの筐体内に表示部、印
刷部およびアプリ実行制御部などを設けるとともに、プ
リンタ、コピーおよびファクシミリシステムにそれぞれ
対応する3種類のソフトウェアを設け、ソフトウェアの
切り替えによって、該システムをプリンタ、コピーまた
はファクシミリシステムとして動作させるものである。
【0004】また、プリンタのソフトウェア、コピーの
ソフトウェアおよびファクシミリのソフトウェア(専用
OSを含む)は、同種の画像を取り扱う性質上様々な面
でアルゴリズムが共用できる。このため、3種類の専用
OSを別個に設けた場合の重複処理を省くために、UN
IX(登録商標)などの汎用OSを採用する複合機も登
場してきた。
【0005】図13は、従来技術における汎用OSを採
用する複合機の構成例を示す図である。同図に示すよう
に、汎用OSを採用する複合機600は、専用OSを汎
用OS部分601とエンジン制御部分602で形成し、
これらをエンジンインターフェース(I/F)で連結す
るとともに、該汎用OS601上にプリンタアプリ60
3、コピーアプリ604および各種アプリ605を搭載
して構成されていた。
【0006】かかる複合機600では、たとえばUNI
Xなどの汎用OSを採用しているので、プリンタアプリ
603、コピーアプリ604、各種アプリ605をそれ
ぞれプロセスとして簡単に並列実行することができる。
また、かかる複合機600では、プリンタアプリ60
3、コピーアプリ604、各種アプリ605をそれぞれ
独立して開発できるので、多種多様なアプリケーション
をユーザに提供することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においては、全てのアプリケーションが使用可
能な状態で複合機に組み込まれ、ユーザ自らがアプリケ
ーションを削除しない限り、全てのアプリケーションを
半永久的に使用することができる。このため、アプリケ
ーション提供者とユーザとの間においては、全てのアプ
リケーションの半永久的な使用を前提とした使用許諾契
約を結ばざるを得ない。
【0008】すなわち、全てのアプリケーションの半永
久的な使用を前提としたアプリケーションの使用対価
を、ユーザは一律にアプリケーション提供者に支払わな
ければならない。したがって、限られた期間だけアプリ
ケーションを使用するユーザ、限られた回数だけアプリ
ケーションを使用するユーザ、短いサイクルでアプリケ
ーションを更新(バージョンアップ)するユーザ、一部
のアプリケーションのみを使用するユーザなどにとっ
て、かかる使用対価は、ユーザの使用態様に見合ったも
のであるとはいうことができない。
【0009】このように、上記の従来技術においては、
ユーザの多種多様な使用態様に個別具体的に対応して、
複合機に搭載した複数のアプリケーションの実行の可否
を制御することができないため、ユーザは全てのアプリ
ケーションの半永久的な使用を前提とした使用対価を支
払わなければならないという問題点があった。
【0010】そこで、この発明は、上述した従来技術に
よる問題点を解決するため、ユーザの多種多様な使用態
様に個別具体的に対応して、複合機に搭載した複数のア
プリケーションの実行の可否を制御することができるア
プリ実行制御システム、アプリ実行制御方法およびその
方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係るアプリ実行
制御システムは、画像形成装置に搭載した複数のアプリ
ケーションの実行の可否を制御するアプリ実行制御シス
テムにおいて、前記画像形成装置の動作制御情報を記憶
する管理サーバを備え、前記画像形成装置は、前記管理
サーバにより管理された前記画像形成装置の動作制御情
報に基づいて各アプリケーションの実行可否を制御する
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項2の発明に係るアプリ実行制
御システムは、請求項1に記載の発明において、前記画
像形成装置は、プリンタ、コピー並びにファクシミリな
どの各サービスにそれぞれ固有の処理をおこなう複数の
アプリケーションと、表示部、印刷部および撮像部など
のハードウエア資源と前記複数のアプリケーションとの
間に介在し、各アプリケーションに対応するサービスを
実行する際に必要となる共通的な処理をおこなうプラッ
トホームとを備え、前記動作制御情報には、各アプリケ
ーションまたはプラットホームを形成する各ソフトウエ
アの実行の可否に係る情報が含まれることを特徴とす
る。
【0013】また、請求項3の発明に係るアプリ実行制
御システムは、請求項2に記載の発明において、前記動
作制御情報には、前記複数のアプリケーションの一部を
なすプリンタアプリ、コピーアプリ、ファックスアプ
リ、スキャナアプリ、ネットファイルアプリまたは工程
検査アプリの実行の可否に係る情報が含まれることを特
徴とする。
【0014】また、請求項4の発明に係るアプリ実行制
御システムは、請求項2に記載の発明において、前記動
作制御情報には、前記プラットホームの一部をなす前記
表示部上に表示する表示内容を制御する表示制御手段、
所定のネットワークを介して通信をおこなう際の各種プ
ロトコル制御をおこなうネットワーク制御手段、ファク
シミリ通信をおこなう際のコマンドデータの転送制御を
おこなうファクシミリ制御手段、前記撮像部による画像
の読み込み制御並びに前記印刷部による印刷制御などを
おこなうエンジン制御手段、画像メモリの取得または開
放若しくは画像データの圧縮または伸張をおこなうメモ
リ制御手段、前記ハードウエア資源の調停、利用者の制
限並びにログ保存などのシステム制御をおこなうシステ
ム制御手段または前記ハードウエア資源を管理する資源
管理手段に対応するアプリケーションの実行の可否に係
る情報が含まれることを特徴とする。
【0015】また、請求項5の発明に係るアプリ実行制
御システムは、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発
明において、前記アプリケーションを開発するベンダか
ら取得したアプリケーションを管理するアプリ管理サー
バをさらに備え、前記画像形成装置は、前記管理サーバ
で管理した動作制御情報に基づいて、前記アプリ管理サ
ーバから一または複数のアプリケーションを取得するこ
とを特徴とする。
【0016】また、請求項6の発明に係るアプリ実行制
御システムは、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発
明において、前記動作制御情報には、前記アプリケーシ
ョンの使用予定期間または使用予定回数が含まれ、前記
画像形成装置は、前記管理サーバに記憶された動作制御
情報に含まれる使用予定期間または使用予定回数に基づ
いて当該アプリケーションの実行の可否を制御すること
を特徴とする。
【0017】また、請求項7の発明に係るアプリ実行制
御システムは、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発
明において、前記管理サーバは、各アプリケーションの
実行の可否を含む動作制御情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶した動作制御情報を前記画像形成装
置に送信する送信手段とを備え、前記画像形成装置は、
前記管理サーバから受信した動作制御情報に基づいて当
該アプリケーションの実行可否を制御することを特徴と
する。
【0018】また、請求項8の発明に係るアプリ実行制
御システムは、請求項7に記載の発明において、前記送
信手段は、前記動作制御情報内に各アプリケーションの
使用開始時および使用終了時を含む場合には、該使用開
始時にオン制御情報を送信するとともに前記使用終了時
にオフ制御情報を送信し、前記画像形成装置は、前記オ
ン制御情報に応答して前記アプリケーションを実行可能
とするとともに、前記オフ制御情報に応答して前記アプ
リケーションを実行不能とすることを特徴とする。
【0019】また、請求項9の発明に係るアプリ実行制
御システムは、請求項7に記載の発明において、前記送
信手段は、前記動作制御情報内に各アプリケーションの
使用開始時および使用終了時を含む場合には、該使用開
始時にオン制御情報および使用終了時を送信し、前記画
像形成装置は、前記オン制御情報に応答して前記アプリ
ケーションを実行可能とするとともに、前記使用終了時
に前記アプリケーションを実行不能とすることを特徴と
する。
【0020】また、請求項10の発明に係るアプリ実行
制御システムは、請求項7に記載の発明において、前記
画像形成装置は、各アプリケーションの使用回数を計数
する計数手段と、前記計数手段により計数された使用回
数を送信する使用回数送信手段とを備え、前記送信手段
は、前記動作制御情報内に各アプリケーションの使用終
了回数を含む場合には、前記画像形成装置から受信した
各アプリケーションの使用回数と前記使用終了回数との
一致時に前記画像形成装置に対してオフ制御情報を送信
し、前記画像形成装置は、前記オフ制御情報に応答して
各アプリケーションを実行不能とすることを特徴とす
る。
【0021】また、請求項11の発明に係るアプリ実行
制御システムは、請求項7に記載の発明において、前記
画像形成装置は、各アプリケーションの使用回数を計数
する計数手段を備え、前記送信手段は、前記動作制御情
報内に各アプリケーションの使用終了回数を含む場合に
は当該使用終了回数を前記画像形成装置に対して送信
し、前記画像形成装置は、前記計数手段により計数され
た各アプリケーションの使用回数と前記管理サーバから
受信した使用終了回数との一致時に前記アプリケーショ
ンを実行不能とすることを特徴とする。
【0022】また、請求項12の発明に係るアプリ実行
制御システムは、請求項1〜11のいずれか一つに記載
の発明において、前記管理サーバは、前記動作制御情報
に含まれるアプリケーションの使用予定期間または使用
予定回数に基づいて各画像形成装置のユーザごとに課金
する課金手段を備えたことを特徴とする。
【0023】また、請求項13の発明に係るアプリ実行
制御システムは、請求項1〜11のいずれか一つに記載
の発明において、前記画像形成装置は、各アプリケーシ
ョンの使用済期間または使用済回数を管理する管理手段
と、前記管理手段により管理された各アプリケーション
の使用済期間または使用済回数を前記管理サーバに送信
する使用済情報送信手段とを備え、前記管理サーバは、
前記画像形成装置から受信した各アプリケーションの使
用済期間または使用済回数に基づいて各画像形成装置の
ユーザごとに課金する課金手段を備えたことを特徴とす
る。
【0024】また、請求項14の発明に係るアプリ実行
制御システムは、請求項13に記載の発明において、前
記管理手段は、前記管理サーバから受け取ったオン制御
情報に応答して前記アプリケーションを実行可能として
から、前記管理サーバから受け取ったオフ制御情報に応
答して前記アプリケーションを実行不能とするまでの使
用済期間または当該期間内に前記アプリケーションを使
用した使用済回数を管理することを特徴とする。
【0025】また、請求項15の発明に係るアプリ実行
制御方法は、画像形成装置に搭載した複数のアプリケー
ションの実行の可否を制御するアプリ実行制御方法にお
いて、管理サーバが、前記画像形成装置の動作制御情報
を記憶する工程と、前記画像形成装置が、前記管理サー
バにより管理された前記画像形成装置の動作制御情報に
基づいて各アプリケーションの実行可否を制御する工程
と、を含んだことを特徴とする。
【0026】また、請求項16の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項15に記載の発明において、前記管
理サーバは、プリンタ、コピー並びにファクシミリなど
の各サービスにそれぞれ固有の処理をおこなう複数のア
プリケーションと、表示部、印刷部および撮像部などの
ハードウエア資源と前記複数のアプリケーションとの間
に介在し、各アプリケーションに対応するサービスを実
行する際に必要となる共通的な処理をおこなうプラット
ホームとを備える画像形成装置について、各アプリケー
ションまたはプラットホームを形成する各ソフトウエア
の実行の可否に係る情報が含まれる動作制御情報を記憶
することを特徴とする。
【0027】また、請求項17の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項16に記載の発明において、前記管
理サーバは、前記複数のアプリケーションの一部をなす
プリンタアプリ、コピーアプリ、ファックスアプリ、ス
キャナアプリ、ネットファイルアプリまたは工程検査ア
プリの実行の可否に係る情報が含まれる動作制御情報を
記憶することを特徴とする。
【0028】また、請求項18の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項16に記載の発明において、前記管
理サーバは、前記プラットホームの一部をなす前記表示
部上に表示する表示内容を制御する表示制御手段、所定
のネットワークを介して通信をおこなう際の各種プロト
コル制御をおこなうネットワーク制御手段、ファクシミ
リ通信をおこなう際のコマンドデータの転送制御をおこ
なうファクシミリ制御手段、前記撮像部による画像の読
み込み制御並びに前記印刷部による印刷制御などをおこ
なうエンジン制御手段、画像メモリの取得または開放若
しくは画像データの圧縮または伸張をおこなうメモリ制
御手段、前記ハードウエア資源の調停、利用者の制限並
びにログ保存などのシステム制御をおこなうシステム制
御手段または前記ハードウエア資源を管理する資源管理
手段に対応するアプリケーションの実行の可否に係る情
報が含まれる動作制御情報を記憶することを特徴とす
る。
【0029】また、請求項19の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項15〜18のいずれか一つに記載の
発明において、アプリ管理サーバが、前記アプリケーシ
ョンを開発するベンダから取得したアプリケーションを
管理する工程を含み、前記画像形成装置は、前記管理サ
ーバで管理した動作制御情報に基づいて、前記アプリ管
理サーバから一または複数のアプリケーションを取得す
ることを特徴とする。
【0030】また、請求項20の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項15〜19のいずれか一つに記載の
発明において、前記動作制御情報には、前記アプリケー
ションの使用予定期間または使用予定回数が含まれ、前
記画像形成装置は、前記管理サーバに記憶された動作制
御情報に含まれる使用予定期間または使用予定回数に基
づいて当該アプリケーションの実行の可否を制御するこ
とを特徴とする。
【0031】また、請求項21の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項15〜20のいずれか一つに記載の
発明において、前記管理サーバが、各アプリケーション
の実行の可否を含む動作制御情報を記憶する記憶工程
と、前記記憶工程により記憶した動作制御情報を前記画
像形成装置に送信する送信工程とを含み、前記画像形成
装置は、前記管理サーバから受信した動作制御情報に基
づいて当該アプリケーションの実行可否を制御すること
を特徴とする。
【0032】また、請求項22の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項21に記載の発明において、前記送
信工程は、前記動作制御情報内に各アプリケーションの
使用開始時および使用終了時を含む場合には、該使用開
始時にオン制御情報を送信するとともに前記使用終了時
にオフ制御情報を送信し、前記画像形成装置は、前記オ
ン制御情報に応答して前記アプリケーションを実行可能
とするとともに、前記オフ制御情報に応答して前記アプ
リケーションを実行不能とすることを特徴とする。
【0033】また、請求項23の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項21に記載の発明において、前記送
信工程は、前記動作制御情報内に各アプリケーションの
使用開始時および使用終了時を含む場合には、該使用開
始時にオン制御情報および使用終了時を送信し、前記画
像形成装置は、前記オン制御情報に応答して前記アプリ
ケーションを実行可能とするとともに、前記使用終了時
に前記アプリケーションを実行不能とすることを特徴と
する。
【0034】また、請求項24の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項21に記載の発明において、前記画
像形成装置が、各アプリケーションの使用回数を計数す
る計数工程と、前記計数工程により計数された使用回数
を送信する使用回数送信工程とを含み、前記送信工程
は、前記動作制御情報内に各アプリケーションの使用終
了回数を含む場合には、前記画像形成装置から受信した
各アプリケーションの使用回数と前記使用終了回数との
一致時に前記画像形成装置に対してオフ制御情報を送信
し、前記画像形成装置は、前記オフ制御情報に応答して
各アプリケーションを実行不能とすることを特徴とす
る。
【0035】また、請求項25の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項21に記載の発明において、前記画
像形成装置が、各アプリケーションの使用回数を計数す
る計数工程を含み、前記送信工程は、前記動作制御情報
内に各アプリケーションの使用終了回数を含む場合には
当該使用終了回数を前記画像形成装置に対して送信し、
前記画像形成装置は、前記計数工程により計数された各
アプリケーションの使用回数と前記管理サーバから受信
した使用終了回数との一致時に前記アプリケーションを
実行不能とすることを特徴とする。
【0036】また、請求項26の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項15〜25のいずれか一つに記載の
発明において、前記管理サーバが、前記動作制御情報に
含まれるアプリケーションの使用予定期間または使用予
定回数に基づいて各画像形成装置のユーザごとに課金す
る課金工程を含んだことを特徴とする。
【0037】また、請求項27の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項15〜25のいずれか一つに記載の
発明において、前記画像形成装置が、各アプリケーショ
ンの使用済期間または使用済回数を管理する管理工程
と、前記管理工程により管理された各アプリケーション
の使用済期間または使用済回数を前記管理サーバに送信
する使用済情報送信工程とを含み、前記管理サーバが、
前記画像形成装置から受信した各アプリケーションの使
用済期間または使用済回数に基づいて各画像形成装置の
ユーザごとに課金する課金工程を含んだことを特徴とす
る。
【0038】また、請求項28の発明に係るアプリ実行
制御方法は、請求項27に記載の発明において、前記管
理工程は、前記管理サーバから受け取ったオン制御情報
に応答して前記アプリケーションを実行可能としてか
ら、前記管理サーバから受け取ったオフ制御情報に応答
して前記アプリケーションを実行不能とするまでの使用
済期間または当該期間内に前記アプリケーションを使用
した使用済回数を管理することを特徴とする。
【0039】また、請求項29の発明に係る記録媒体
は、請求項15〜28のいずれか一つに記載された方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これに
よって、請求項15〜28のいずれか一つの動作をコン
ピュータによって実行することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係るアプリ実行制御システム、アプリ実行制御方
法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の
好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形
態では、本発明を複数のアプリケーションを搭載して画
像形成処理をおこなう複合機と、該複合機の動作制御情
報を記憶する管理サーバとをネットワークを介して接続
したアプリ実行制御システムに適用した場合を示すこと
とする。
【0041】(実施の形態1)本実施の形態1では、各
アプリケーションの使用開始時および使用終了時を含む
動作制御情報に基づいて、ネットワークに接続された状
態でアプリケーションが使用される複合機に対して該ア
プリケーションの実行可否を制御する場合を示す。まず
最初に、本実施の形態1に係るアプリ実行制御システム
のシステム構成について図1を用いて説明する。図1
は、本実施の形態1に係るアプリ実行制御システムのシ
ステム構成を説明するための図である。
【0042】図1に示すように、本実施の形態1に係る
アプリ実行制御システムは、アプリケーション提供者が
所有する管理サーバ100と、複合機のユーザが操作す
るクライアント端末200と、複合機300とが、公衆
回線、専用回線、ISDN、xDSLなどのネットワー
クを介して接続して構成される。
【0043】概略的には、管理サーバ100は、複合機
300の動作制御情報(すなわち、クライアント端末2
00との間で結ばれた、複合機に搭載したアプリケーシ
ョンの使用開始時および使用終了時に関する契約内容を
含んだ使用許諾契約)を管理し、この動作制御情報に基
づいて、ネットワークに接続された状態でアプリケーシ
ョンが使用される複合機300に対して該アプリケーシ
ョンの実行可否を制御する。
【0044】次に、図1に示した複合機300の構成に
ついて図2を用いて説明する。図2は、図1に示した複
合機300の構成を示すブロック図である。図2に示す
ように、本実施の形態1に用いられる複合機300は、
稼働部350と、送受信部360と、制御部370とを
バスを介してデータ授受可能に接続して構成される。
【0045】稼働部350は、一または複数のアプリケ
ーションを実行して画像形成処理をおこなう部分であ
り、本発明は、この稼働部350に搭載された各ソフト
ウェアの実行可否を制御するものである。なお、稼働部
350の具体的な構成については後述する。
【0046】送受信部360は、ネットワークを介して
管理サーバ100との間で各種の情報を送信および受信
する。たとえば、稼働部350に組み込まれた所定のア
プリケーションを使用可能とするオン制御情報の受信
や、稼働部350に組み込まれた所定のアプリケーショ
ンを使用不能とするオフ制御情報の受信、稼働部350
に組み込まれるアプリケーションの受信、稼働部350
に組み込まれたアプリケーションの使用状況を示す情報
の送信などをおこなう。
【0047】制御部370は、送受信部360が管理サ
ーバ100から受信した情報に応答して稼働部350に
組み込まれた所定のアプリケーションの実行可否を制御
する。具体的には、送受信部360がオン制御情報を受
信にした場合には、このオン制御情報を用いて所定のア
プリケーションを実行可能とするとともに、送受信部3
60がオフ制御情報を受信した場合には、このオフ制御
情報を用いて所定のアプリケーションを実行不能とす
る。
【0048】次に、図2に示した複合機300における
稼働部350の具体的な構成について説明する。図3
は、図2に示した複合機300における稼働部350の
具体的な構成を説明するための図である。
【0049】図3に示すように、複合機300は、白黒
ラインプリンタ(B&W LP)301、カラーラインプリ
ンタ(Color LP)302、その他ハードウエアリソー
ス303などを有するとともに、ソフトウエア群310
は、プラットホーム320、アプリケーション330、
およびコントロールサービス340からなる。なお、ア
プリケーション330およびコントロールサービス34
0における各アプリケーションの実行可否が、制御部3
70によって制御される。
【0050】プラットホーム320は、汎用OS321
と、SCS(System Control Service)322を有す
るSRM(System Resource Manager)323とから
なる。汎用OS321は、UNIXなどの汎用オペレー
ティングシステムであり、プラットホーム320、アプ
リケーション330、およびコントロールサービス34
0の各ソフトウエアをそれぞれプロセスとして並列実行
する。
【0051】オープンソースのUNIXを用いることに
より、プログラムの安全性を確保できるとともに、ネッ
トワーク対応可能となり、ソースコードの入手も容易と
なる。さらに、OS、TCP/IPのロイヤリティが不
要であり、アウトソーシングも容易となる。
【0052】SRM323は、SCS322とともにシ
ステムの制御およびリソースの管理をおこなうものであ
り、スキャナ部やプリンタ部などのエンジン、メモリ、
HDDファイル、ホストI/O(セントロI/F、ネッ
トワークI/F、IEEE1394I/F、RS232
CI/Fなど)のハードウエア資源を利用する上位層か
らの要求にしたがって調停をおこない、実行制御する。
【0053】具体的には、このSRM323は、要求さ
れたハードウエア資源が利用可能であるかどうか(他の
要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用
可能であれば要求されたハードウエア資源が利用可能で
ある旨を上位層に伝える。また、上位層からの要求に対
してハードウエア資源の利用スケジューリングをおこな
い、要求内容(たとえば、プリンタエンジンによる紙搬
送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接
実施するようにしてもよい。
【0054】SCS322は、(1)アプリ管理、
(2)操作部制御、(3)システム画面表示(ジョブリ
スト画面、カウンタ表示画面など)、(4)LED表
示、(5)リソース管理、(6)割り込みアプリ制御を
おこなう。具体的には、(1)アプリ管理では、アプリ
の登録と、その情報を他のアプリに通知する処理をおこ
なう。登録されたアプリに対しては、システムの設定や
アプリからの要求設定に応じてエンジン状態を通知す
る。また、登録済みのアプリに対しては、電力モード移
行の問い合わせ、割り込みモードなど、システムの状態
遷移のための可否問い合わせをおこなう。
【0055】また、(2)操作部制御では、アプリの操
作部使用権の排他制御をおこなう。そして、操作部の使
用権を持つアプリへ操作部ドライバ(OCS)からのキ
ー情報を排他的に通知する。このキー情報は、アプリ切
替中などのシステムの状態遷移に応じて一時的に通知を
停止するマスク制御をおこなう。
【0056】また、(3)システム画面表示では、操作
部使用権を持つアプリからの要求内容に応じて、エンジ
ン状態に対応する警告画面の表示をおこなう。これらの
なかには、利用者制限画面などアプリの状態に応じて警
告表示をオン/オフするものもある。エンジン状態以外
では、ジョブの予約・実行状況を表示するためのジョブ
リスト画面、トータルカウンタ類を表示するためのカウ
ンタ画面、CSSの通報中を示す画面の表示制御をおこ
なう。これらのシステム画面表示に関しては、アプリへ
操作部使用権の解放を要求せず、アプリ画面を覆うシス
テム画面として描画をおこなう。
【0057】また、(4)LED表示では、警告LE
D、アプリキーなどのシステムLEDの表示制御をおこ
なう。アプリ固有のLEDについては、アプリが直接表
示用ドライバを使用して制御する。
【0058】また、(5)リソース管理では、アプリ
(ECS)がジョブを実行するにあたって、排他しなけ
ればならないエンジンリソース(スキャナ、ステープル
など)の排他制御のためのサービスをおこない、(6)
割り込みアプリ制御では、特定のアプリを優先動作せさ
るための制御・サービスをおこなう。
【0059】コントロールサービス340は、ECS
(Engine Control Service)341と、MCS(Memo
ry Control Service)342と、OCS(Operationp
anelControl Service)343と、FCS(FAX Contr
ol Service)344と、NCS(Network Control S
ervice)345とからなる。
【0060】ECS341は、白黒ラインプリンタ(B&
W LP)301、カラーラインプリンタ(Color LP)3
02、その他ハードウエアリソース303などのエンジ
ンを制御するものであり、画像読み込みと印刷動作、状
態通知、ジャムリカバリなどをおこなう。
【0061】具体的には、アプリケーション330から
受け取ったジョブモードの指定にしたがい、印刷要求を
SRM323に順次発行していくことで、一連のコピー
/スキャン/印刷動作を実現する。このECS341が
取り扱う対象のジョブは、画像入力デバイスにスキャナ
(SCANNER)が指定されているか、または、画像出力デ
バイスにプロッタ(PLOTTER)が指定されているものと
する。
【0062】たとえば、コピー動作の場合には「SCANNE
R→PLOTTER」と指定され、ファイル蓄積の場合には「SC
ANNER→MEMORY」と指定され、ファクシミリ送信の場合
には「SCANNER→FAX IN」と指定される。また、蓄積フ
ァイル印刷またはプリンタアプリ331からの印刷の場
合には「MEMORY→PLOTTER」と指定され、ファクシミリ
受信の場合には「FAX OUT→PLOTTER」と指定される。
【0063】なお、ジョブの定義はアプリケーションに
よって異なるが、ここでは利用者が取り扱う1セットの
画像群に対する処理動作を1ジョブと定義する。たとえ
ば、コピーのADF(Automatic Document Feeder)
モードの場合は、原稿台に置かれた1セットの原稿を読
み取る動作が1ジョブとなり、圧板モードは最終原稿が
確定するまでの読み取り動作が1ジョブとなる。また、
コピーアプリ332の場合には、一束の原稿をコピーす
る動作が1ジョブとなり、ファックスアプリ333の場
合には、1文書の送信動作または1文書の受信動作が1
ジョブとなり、プリンタアプリ331の場合には、1文
書の印刷動作が1ジョブとなる。
【0064】MCS342は、メモリ制御をおこなうも
のであり、具体的には、画像メモリの取得および開放、
ハードディスク装置(HDD)の利用、画像データの圧
縮および伸張などをおこなう。
【0065】ここで、ハードディスク装置に蓄積される
画像データファイルとして必要な情報を管理するために
必要な機能としては、(1)ファイルアクセス(生成/
削除/オープン/クローズ)機能(排他処理を含む)、
(2)ファイル名称/ID管理(ファイル/ユーザ)/
パスワード管理/蓄積時刻管理/ページ数/データフォ
ーマット(圧縮方式など)/アクセス制限/作成アプリ
/印刷条件管理などの各種ファイル属性管理(物理的な
ページ単位の画像データのファイルとしての管理)、
(3)ファイル単位およびページ単位での結合/挿入/
切断機能、(4)ファイルソート機能(蓄積時刻順/ユ
ーザID順など)、(5)全ファイル情報の通知(表示
/検索用)、(6)リカバリ機能(破損ファイルのファ
イル/ページ破棄)、(7)ファイルの自動削除機能な
どがある。
【0066】また、RAMなどのメモリへ画像データを
保持しアクセスするための機能としては、(1)アプリ
ケーション330からのファイルおよびページ/バンド
属性情報を取得する機能、(2)アプリケーション33
0からの画像データ領域の確保、解放、リード(Rea
d)、ライト(Write)機能などがある。
【0067】OCS343は、オペレータと本体制御間
の情報伝達手段となる操作パネルを制御するモジュール
であり、オペレータのキー操作イベントを本体制御に通
知する処理、各アプリがGUIを構築するためのライブ
ラリ関数を提供する処理、構築されたGUI情報をアプ
リ別に管理する処理、操作パネル上への表示反映処理な
どをおこなう。
【0068】このOCS343は、(1)GUI構築の
ためのライブラリの提供機能、(2)操作部ハードウエ
ア資源管理機能、(3)VRAM描画/LCD表示機能
(ハードウエア表示、表示アプリ切替、表示言語切替、
ウインドウ暗色表示、メッセージ/アイコンブリンク表
示、メッセージの連結表示)、(4)ハードキー入力検
出機能、(5)タッチパネルキー入力検出機能、(6)
LED出力機能、(7)ブザー出力機能などを有する。
【0069】FCS344は、システムコントローラの
各アプリ層からPSTN/ISDN網を使ったファクシ
ミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理さ
れている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファク
シミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷、融合送受信を
おこなうためのAPIを提供するものである。
【0070】具体的には、このFCS344は、(1)
アプリ層から送信依頼されたドキュメントをPSTN/
ISDN網を使ってファクシミリ受信機に送信をおこな
う送信機能、(2)PSTN/ISDN網から受信した
ファクシミリ受信画面、各種レポート類を各アプリ層に
転送、印刷をおこなう受信機能、(3)ファックスボー
ドに記憶されている電話帳、グループ情報などのファク
シミリ管理項目の引用や登録をおこなう電話帳引用・登
録機能、(4)ファックスボードに搭載されているBK
Mに記憶されている送受信結果履歴情報などを必要とし
ているアプリに通知するファックスログ通知機能、
(5)ファックスボードの状態変化があったときにFC
Sに登録してあるアプリに変化のあったイベントを通知
するイベント通知機能などを有する。
【0071】NCS345は、ネットワークI/Oを必
要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサ
ービスを提供するためのモジュール群であり、ネットワ
ーク側から各プロトコルによって受信したデータを各ア
プリケーションに振り分けたり、アプリケーションから
データをネットワーク側に送信する際の仲介をおこな
う。具体的には、ftpd、httpd、lpd、snmpd、telnetd、
smtpdなどのサーバデーモンや、同プロトコルのクライ
アント機能などを有する。
【0072】アプリケーション330は、ページ記述言
語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(登録商
標)(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションで
あるプリンタアプリ331と、コピー用アプリケーショ
ンであるコピーアプリ332と、ファクシミリ用アプリ
ケーションであるファックスアプリ333と、スキャナ
用アプリケーションであるスキャナアプリ334と、ネ
ットファイル用アプリケーションであるネットファイル
アプリ335と、工程検査用アプリケーションである工
程検査アプリ336とを有する。
【0073】上述してきたように、複合機300は、ア
プリケーション330やコントロールサービス340の
共通部分をプラットホーム320として括りだし、この
プラットホーム320上に、各コントロールサービス3
41〜345および各アプリケーション331〜336
を搭載することとしたので、各アプリケーション331
〜336および各コントロールサービス341〜345
の開発労力軽減並びにスリム化を図ることができる。
【0074】このため、複合機300を構成する部品を
大幅に細分化して、各アプリケーション331〜336
および各コントロールサービス341〜345をそれぞ
れ独立して開発することができる結果、多種多様なアプ
リケーション330およびコントロールサービス340
を組み込んだ複合機300を構成することができる結
果、ユーザの多種多様な使用態様に個別具体的に対応し
することができる。
【0075】なお、ユーザは、管理サーバ100を所有
するアプリケーション提供者が提供し得るアプリケーシ
ョンから一部または全部のアプリケーションを選択し、
該選択されたアプリケーションが稼働部350に組み込
まれる。また、ユーザは、クライアント端末200を操
作して、稼働部350に組み込まれるアプリケーション
から一部または全部のアプリケーションを選択し、該選
択したアプリケーションについてアプリケーション提供
者と使用許諾契約(複合機の動作制御情報に係る契約)
をおこなう。そして、制御部370は、この使用許諾契
約に係るアプリケーションの実行可否を制御する。
【0076】なお、稼働部350へのアプリケーション
の組み込みは、管理サーバ100がネットワークを介し
てアプリケーションを送信することによっておこなわれ
るが、クライアント端末200からネットワークを介し
て組み込むことや、ハードディスク、フロッピー(登録
商標)ディスク、CD−ROM、MO、DVDなどの記
録媒体を介して組み込むこともできる。また、アプリケ
ーションを開発するベンダから取得したアプリケーショ
ンを管理するアプリ管理サーバをシステム上に備え、管
理サーバ100で管理した動作制御情報に基づいて、こ
のアプリ管理サーバからアプリケーションを取得するこ
ともできる。
【0077】なお、複合機300においては、各アプリ
ケーション331〜336は、コントロールサービス3
40の各プロセスを利用して動作実行し、各コントロー
ルサービス341〜345は、プラットホーム320を
用いて動作するため、コントロールサービス341〜3
45は、プラットホーム320と互換性を保持するよう
開発され、各アプリケーション331〜336は、各コ
ントロールサービス341〜345と互換性を保持する
よう開発される。
【0078】次に、図1に示した管理サーバ100の構
成について図4を用いて説明する。図4は、図1に示し
た管理サーバ100の構成を示すブロック図である。図
4に示すように、管理サーバ100は、契約処理部11
0と、契約管理部120と、ソフト管理部130と、稼
働処理部140と、課金処理部150と、送受信部16
0と、制御部170とをバスを介してデータ授受可能に
接続して構成される。
【0079】概略的には、管理サーバ100は、クライ
アント端末200との間で複合機300に組み込むアプ
リケーションを決定する処理、複合機300に組み込ま
れるアプリケーションを複合機300に送信する処理、
クライアント端末200との間で複合機300に組み込
んだアプリケーションについて使用許諾契約(動作制御
情報に係る契約)をおこなう処理、アプリケーションの
実行の可否を含む動作制御情報を複合機300に送信す
る処理、複合機300におけるアプリケーションの使用
に対する対価を動作制御情報に含まれるアプリケーショ
ンの使用予定期間に基づいてユーザに課金する処理など
をおこなう。以下、管理サーバ100の各部の処理を説
明する。
【0080】契約処理部110は、クライアント端末2
00との間で複合機300に組み込むアプリケーション
を決定する処理をおこなう。具体的には、複合機300
を新規に購入するユーザやアプリケーションの更新(バ
ージョンアップ)をおこなうユーザに対して、複合機3
00に組み込み可能なアプリケーションを開示して、開
示したアプリケーションのなかからユーザの選択によっ
て決定する。
【0081】また、契約処理部110は、クライアント
端末200との間で複合機300に組み込んだアプリケ
ーションについて使用許諾契約をおこなう。具体的に
は、複合機300に組み込まれたアプリケーションのな
かからユーザが選択したアプリケーションについて、該
アプリケーションの使用開始時、アプリケーションの使
用終了時、使用予定期間に対応した固定的な使用対価な
どに関する契約をおこなう。なお、アプリケーションの
使用終了時に関する契約は、アプリケーションの使用開
始後において変更することもできる。
【0082】契約管理部120は、契約処理部110に
よって契約された使用許諾契約を複合機300の動作制
御情報として記憶し管理する。ここで、この契約管理部
120により管理される動作制御情報の内容について説
明する。図5は、図4に示した契約管理部120により
管理される動作制御情報の内容を説明するための図であ
る。
【0083】図5に示すように、契約管理部120は、
契約処理部110によって契約された使用許諾契約に基
づいて、グループ番号、ユーザ番号、ユーザ認証コー
ド、機器識別コード、機器コード、機器使用開始年月日
時刻、機器使用終了年月日時刻、機能コード、機能使用
開始年月日時刻、機能使用終了年月日時刻、アプリケー
ションコード、アプリケーション使用開始年月日時刻、
アプリケーション使用終了年月日時刻などの情報を管理
する。
【0084】ソフト管理部130は、複合機300に組
み込まれるアプリケーションを管理する。このソフト管
理部130によって管理されるアプリケーションは、ネ
ットワークを介して複合機300に組み込まれる。
【0085】稼働処理部140は、契約管理部120に
記憶された動作制御情報に基づいて、複合機300の各
アプリケーションの実行可否を制御する情報を複合機3
00に送信するよう送受信部160を制御する。具体的
には、契約管理部120によって管理される動作制御情
報を参照し、動作制御情報に含まれる使用開始時に、ア
プリケーションの使用を可能とするオン制御情報を複合
機300に送信するとともに、使用許諾契約に含まれる
使用終了時に、アプリケーションの使用を不能とするオ
フ制御情報を複合機300に送信するよう送受信部16
0を制御する。
【0086】なお、稼働処理部140は、オフ制御情報
の送信に先立って、使用終了時にアプリケーションの機
能が使用不能になる旨を示す情報(たとえば、電子メー
ル)を複合機300またはクライアント端末200に送
信するよう送受信部160を制御することもできる。
【0087】課金処理部150は、複合機300におけ
るアプリケーションの使用に対する対価を使用許諾契約
に基づいてユーザに課金する。具体的には、動作制御情
報に含まれるアプリケーションの使用予定期間(使用開
始時から使用終了時までの期間)に対応した固定的な課
金を複合機のユーザごとにおこなう。
【0088】ここで、この課金処理部150による課金
処理に用いられる顧客別課金テーブルについて説明す
る。図6は、図4に示した課金処理部150による課金
処理に用いられる顧客別課金テーブルを説明するための
図である。同図に示すように、顧客別課金テーブルに
は、グループ番号、ユーザ番号、機器コード、機能コー
ド、課金金額などの情報が含まれる。
【0089】送受信部160は、ネットワークを介して
クライアント端末200および複合機300との間で各
種の情報を送信及び受信する。たとえば、クライアント
端末200との間では、複合機300に組み込み可能な
アプリケーションの情報の送信、ユーザにより複合機3
00に組み込むことが選択決定されたアプリケーション
の情報の受信、複合機300に組み込みまれたアプリケ
ーションに係る使用許諾契約(動作制御情報に係る契
約)に関する情報の受信などをおこなう。
【0090】また、送受信部160は、複合機300と
の間では、複合機300の稼働部350に組み込まれた
所定のアプリケーションを使用可能とするオン制御情報
の送信や、稼働部350に組み込まれた所定のアプリケ
ーションを使用不能とするオフ制御情報の送信、稼働部
350に組み込まれるアプリケーションの送信、稼働部
350に組み込まれたアプリケーションの使用状況を示
す情報の受信などをおこなう。なお、制御部170は、
管理サーバ100の各部の制御をおこなう。
【0091】なお、本実施の形態1では、管理サーバ1
00が、複合機300に組み込むアプリケーションを決
定する処理、複合機300に組み込まれるアプリケーシ
ョンを複合機300に送信する処理、および複合機30
0に組み込んだアプリケーションの動作制御情報に係る
契約を結ぶ処理などをおこなうこととしたが、これらの
処理は、管理サーバ100とは別の外部機器によってお
こなうこともできる。
【0092】次に、図1に示したクライアント端末20
0の構成について図7を用いて説明する。図7は、図1
に示したクライアント端末200の構成を示すブロック
図である。同図に示すように、クライアント端末200
は、制御部210と、送受信部220と、符号復号部2
30と、表示部240と、指示入力部250とを、バス
を介してデータ授受可能に接続して構成される。
【0093】概略的には、クライアント端末200は、
管理サーバ100との間で複合機300に組み込むアプ
リケーションを決定する処理、管理サーバ100との間
で複合機300に組み込んだアプリケーションについて
使用許諾契約(動作制御情報に係る契約)を結ぶ処理な
どをおこなう。以下、クライアント端末200の各部の
処理を説明する。
【0094】送受信部220は、ネットワークを介して
管理サーバ100との間で各種の情報を送信及び受信す
る。たとえば、複合機300に組み込み可能なアプリケ
ーションの情報の受信、ユーザにより複合機300に組
み込むことを選択決定したアプリケーションの情報の送
信、複合機300に組み込みまれたアプリケーションに
係る使用許諾契約(動作制御情報に係る契約)に関する
情報の送信などをおこなう。
【0095】符号復号部230は、セキュリティー確保
などの観点から、管理サーバ100との間で送受信する
情報を符号化および複合化をおこなう。表示部240
は、管理サーバ100から受信した情報や管理サーバ1
00に送信する情報を表示する。たとえば、複合機30
0に組み込み可能なアプリケーションの一覧や、複合機
300に組み込まれたアプリケーションについての使用
許諾契約案(使用開始時や使用終了時)の一覧などを、
ユーザの指示または承認可能な表示形態により表示す
る。
【0096】指示入力部250は、クライアント端末2
00の各部の動作を指示するための入力をおこなうユー
ザインタフェースである。たとえば、表示部240に表
示されたアプリケーションの一覧から複合機300に組
み込みを希望するアプリケーションを指示したり、表示
部240に表示された使用許諾契約案の一覧から所定の
使用許諾契約案を選択したり、アプリケーションの使用
開始時および使用終了時を入力したり、使用許諾契約の
承認をおこなう。なお、制御部210は、クライアント
端末200の各部の制御をおこなう。
【0097】なお、本実施の形態1では、クライアント
端末200が、複合機300に組み込むアプリケーショ
ンを決定する処理、管理サーバ100との間で複合機3
00に組み込んだアプリケーションについて使用許諾契
約を結ぶ処理をおこなうこととしたが、これらの処理
は、クライアント端末200とは別の外部機器(たとえ
ば、複合機300)によっておこなうこともできる。
【0098】次に、本実施の形態1に係るアプリ実行制
御システムの処理手順を図8を用いて説明する。図8
は、本実施の形態1に係るアプリ実行制御システムの処
理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、
複合機300に所定のアプリケーションが組み込まれ、
かつ、該アプリケーションの使用開始時および使用終了
時に関する契約内容を含む使用許諾契約が既におこなわ
れているものとして説明する。
【0099】図8に示すように、管理サーバ100の稼
働処理部140は、契約管理部120に管理された使用
許諾契約に含まれる使用開始時を参照して現在の年月日
時刻が使用開始時であるか否かを判定し(ステップS8
01)、現在の年月日時刻が使用開始時である場合には
(ステップS801肯定)、使用許諾契約に係るアプリ
ケーションを使用可能とするオン制御情報を複合機30
0に送信する(ステップS802)。
【0100】そして、複合機300は、オン制御情報を
受信して(ステップS803)、制御部370は、この
オン制御情報を用いて稼働部350の所定のアプリケー
ションを使用可能とする(ステップS804)。これに
よって、複合機300は、使用許諾契約に係るアプリケ
ーションを実行して画像形成処理をおこなうことが可能
となる。
【0101】そして、管理サーバ100の稼働処理部1
40は、契約管理部120に管理された使用許諾契約に
含まれる使用終了時を参照して現在の年月日時刻が使用
終了時であるか否かを判定し(ステップS805)、現
在の年月日時刻が使用終了時である場合には(ステップ
S805肯定)、使用許諾契約に係るアプリケーション
を使用不能とするオフ制御情報を複合機300に送信す
る(ステップS806)。そして、課金処理部150
は、使用許諾契約に含まれた使用予定期間(使用開始時
から使用終了時までの期間)に対応した固定的な課金を
おこなう(ステップS807)。
【0102】そして、複合機300は、オフ制御情報を
受信して(ステップS808)、制御部370は、この
オフ制御情報を用いて稼働部350の所定のアプリケー
ションを使用不能とする(ステップS809)。これに
よって、複合機300は、使用許諾契約に係るアプリケ
ーションを実行して画像形成処理をおこなうことが不可
能となる。
【0103】上述してきたように、本実施の形態1で
は、管理サーバ100は、動作制御情報内に含まれる使
用開始時にオン制御情報を送信するとともに、動作制御
情報内に含まれる使用終了時にオフ制御情報を送信し、
複合機300は、オン制御情報に応答してアプリケーシ
ョンを実行可能とするとともに、オフ制御情報に応答し
てアプリケーションを実行不能とすることとしたので、
ユーザは使用開始時および使用終了時を含んだ個別具体
的な契約をおこなうことができる。そして、複合機30
0は、該契約に従ってアプリケーションの実行の可否を
制御することができる。
【0104】なお、本実施の形態1では、各アプリケー
ションの使用開始時および使用終了時を含む動作制御情
報に基づいてアプリケーションの実行可否を制御する場
合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、各アプリケーションの使用終了回数を含む動作制御
情報に基づいてアプリケーションの実行可否を制御する
こともできる。具体的には、複合機300は、アプリケ
ーションの使用回数を計数するとともに、計数された使
用回数を管理サーバ100に送信し、管理サーバ100
は、複合機300から受信した使用回数と使用終了回数
との一致時にオフ制御情報を複合機300に送信し、複
合機300の制御部370は、管理サーバ100から受
信したオフ制御情報に対応してアプリケーションを実行
不能とする。なお、この場合、課金処理部150は、動
作制御情報に含まれる使用予定回数(使用終了回数)に
基づいて課金をおこなう。
【0105】(実施の形態2)ところで、上記実施の形
態1では、各アプリケーションの使用開始時および使用
終了時を含む動作制御情報に基づいて、ネットワークに
接続された状態でアプリケーションが使用される複合機
に対して該アプリケーションの実行可否を制御する場合
を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
ネットワークに接続されない状態(オフライン状態)で
アプリケーションが使用される複合機に対して該アプリ
ケーションの実行可否を制御することもできる。
【0106】そこで、本実施の形態2では、各アプリケ
ーションの使用開始時および使用終了時を含む動作制御
情報に基づいて、ネットワークに接続されない状態でア
プリケーションが使用される複合機に対してアプリケー
ションの実行可否を制御する場合について説明する。な
お、アプリ実行制御システムのシステム構成は図1に示
すものと同様のものとなり、管理サーバ100の構成は
図4に示したものと同様のものとなり、クライアント端
末200の構成は図7に示したものと同様のものとなる
ので、ここではその説明を省略する。
【0107】まず最初に、本実施の形態2に用いられる
複合機400の構成を図9を用いて説明する。図9は、
本実施の形態2に用いられる複合機400の構成を示す
ブロック図である。なお、上記実施の形態1に示した各
部と同様の機能を有する部位には同一符号を付すことと
してその詳細な説明を省略する。
【0108】図9に示すように、本実施の形態2に用い
られる複合機400は、稼働部350と、送受信部36
0と、制御部370と、オンオフ情報管理部380とを
バスを介してデータ授受可能に接続して構成される。
【0109】送受信部360は、稼働部350に組み込
まれた所定のアプリケーションを使用可能とするオン制
御情報の受信や、稼働部350に組み込まれた所定のア
プリケーションを使用不能とするオフ制御情報の受信の
みならず、動作制御情報に含まれた使用開始時および使
用終了時を示す情報の受信もおこなう。そして、オンオ
フ情報管理部380は、送受信部360によって受信さ
れたオン制御情報、オフ制御情報、使用開始時を示す情
報、および使用終了時を示す情報を管理する。
【0110】制御部370は、オンオフ情報管理部38
0によって管理された使用開始時を参照し、該使用開始
時に、オン制御情報を用いて使用許諾契約に係るアプリ
ケーションを実行可能とする。また、制御部370は、
オンオフ情報管理部380によって管理された使用終了
時を参照し、該使用終了時に、オフ制御情報を用いて使
用許諾契約に係るアプリケーションを実行不能とする。
【0111】次に、本実施の形態2に係るアプリ実行制
御システムの処理手順を図10を用いて説明する。図1
0は、本実施の形態2に係るアプリ実行制御システムの
処理手順を示すフローチャートである。なお、ここで
は、複合機400に所定のアプリケーションが組み込ま
れ、かつ、該アプリケーションの使用開始時および使用
終了時に関する契約内容を含む使用許諾契約が既におこ
なわれているものとして説明する。
【0112】図10に示すように、管理サーバ100の
稼働部140は、契約管理部120に管理された使用許
諾契約を参照して、使用許諾契約に係るアプリケーショ
ンのオン制御情報、オフ制御情報、使用開始時を示す情
報および使用終了時を示す情報を複合機400に送信す
る(ステップS1001)。そして、課金処理部150
は、使用許諾契約に含まれた使用予定期間(使用開始時
から使用終了時までの期間)に対応した固定的な課金を
おこなう(ステップS1002)。
【0113】そして、複合機400は、オン制御情報、
オフ制御情報、使用開始時を示す情報および使用終了時
を示す情報を受信して、これをオンオフ情報管理部38
0において管理する(ステップS1003)。そして、
制御部370は、オンオフ情報管理部380によって管
理された使用開始時を参照して現在の年月日時刻が使用
開始時であるか否かを判定し(ステップS1004)、
現在の年月日時刻が使用開始時である場合には(ステッ
プS1004肯定)、オン制御情報を用いて使用許諾契
約に係るアプリケーションを実行可能とする(ステップ
S1005)。これによって、複合機400は、使用許
諾契約に係るアプリケーションを実行して画像形成処理
をおこなうことが可能となる。
【0114】そして、制御部370は、オンオフ情報管
理部380によって管理された使用終了時を参照して現
在の年月日時刻が使用終了時であるか否かを判定し(ス
テップS1006)、現在の年月日時刻が使用終了時で
ある場合には(ステップS1006肯定)、オフ制御情
報を用いて使用許諾契約に係るアプリケーションを実行
不能とする(ステップS1007)。これによって、複
合機400は、使用許諾契約に係るアプリケーションを
実行して画像形成処理をおこなうことが不可能となる。
【0115】上述してきたように、本実施の形態2で
は、管理サーバ100は、使用開始時にオン制御情報お
よび使用終了時を送信し、複合機400は、オン制御情
報に応答してアプリケーションを実行可能とするととも
に、使用終了時にアプリケーションを実行不能とするこ
ととしたので、複合機400を管理サーバ100からオ
フラインで使用するような場合でも、使用開始時および
使用終了時を含んだ個別具体的な契約に従ってアプリケ
ーションの実行の可否を制御することができる。
【0116】なお、本実施の形態2では、各アプリケー
ションの使用開始時および使用終了時を含む動作制御情
報に基づいてアプリケーションの実行可否を制御する場
合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、各アプリケーションの使用終了回数を含む動作制御
情報に基づいてアプリケーションの実行可否を制御する
こともできる。具体的には、管理サーバ100は、動作
制御情報に含まれる使用終了回数を複合機300に送信
し、複合機300は、アプリケーションの使用回数を計
数するとともに、計数した使用回数と複合機300から
受信した使用終了回数との一致時に、オフ制御情報を用
いてアプリケーションを実行不能とする。なお、この場
合、課金処理部150は、動作制御情報に含まれる使用
予定回数(使用終了回数)に基づいて課金をおこなう。
【0117】(実施の形態3)ところで、上記実施の形
態1および2では、動作制御情報に含まれる各アプリケ
ーションの使用予定期間に基づいて課金する場合を示し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、各アプ
リケーションの使用済期間または使用済回数に基づいて
課金することもできる。
【0118】そこで、本実施の形態3では、各アプリケ
ーションの使用済期間または使用済回数に基づいて課金
をおこなう場合について説明する。なお、アプリ実行制
御システムのシステム構成は図1に示すものと同様のも
のとなり、管理サーバ100の構成は図4に示したもの
と同様のものとなり、クライアント端末200の構成は
図7に示したものと同様のものとなるので、ここではそ
の説明を省略する。
【0119】まず最初に、本実施の形態3に用いられる
複合機500の構成を図11を用いて説明する。図11
は、本実施の形態3に用いられる複合機500の構成を
示すブロック図である。なお、上記実施の形態1に示し
た各部と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこ
ととしてその詳細な説明を省略する。
【0120】図11に示すように、本実施の形態3に用
いられる複合機500は、稼働部350と、送受信部3
60と、制御部370と、稼働実績管理部390とをバ
スを介してデータ授受可能に接続して構成される。
【0121】送受信部360は、稼働部350に組み込
まれた所定のアプリケーションを使用可能とするオン制
御情報の受信や、稼働部350に組み込まれた所定のア
プリケーションを使用不能とするオフ制御情報の受信の
みならず、稼働実績管理部390に記憶された各アプリ
ケーションの使用済期間または使用済回数などの稼働実
績を示す情報を管理サーバ100に送信する。
【0122】制御部370は、ユーザの要求に対応して
(ユーザがアプリケーションの実行可能を希望する時
に)、送受信部360によって受信されたオン制御情報
を用いて使用許諾契約に係るアプリケーションを実行可
能とする。また、制御部370は、ユーザの要求に対応
して(ユーザがアプリケーションの実行不能を希望する
時に)、送受信部360によって受信されたオフ制御情
報を用いて使用許諾契約に係るアプリケーションを実行
不能とする。
【0123】稼働実績管理部390は、アプリケーショ
ンの使用済期間または使用済回数を記憶し管理する。具
体的には、オン制御情報に応答してアプリケーションを
実行可能としてから、オフ制御情報を用いてアプリケー
ションを実行不能とするまでの使用済期間または当該機
関内にアプリケーションを使用した使用済回数を管理す
る。なお、管理サーバ100の課金処理部150は、こ
の稼働実績管理部390によって記憶管理された稼働実
績に対応した従量的な課金をおこなう。
【0124】次に、本実施の形態3に係るアプリ実行制
御システムの処理手順を図12を用いて説明する。図1
2は、本実施の形態3に係るアプリ実行制御システムの
処理手順を示すフローチャートである。なお、ここで
は、複合機500に所定のアプリケーションが組み込ま
れ、かつ、該アプリケーションの使用済期間または使用
済回数に対応してアプリケーションの使用対価を支払う
旨の使用許諾契約が既におこなわれているものとして説
明する。
【0125】図12に示すように、管理サーバ100の
稼働部140は、契約管理部120に管理された使用許
諾契約を参照して、使用許諾契約に係るアプリケーショ
ンのオン制御情報およびオフ制御情報を複合機500に
送信する(ステップS1201)。そして、複合機50
0は、オン制御情報およびオフ制御情報を受信して記憶
する(ステップS1202)。
【0126】そして、稼働実績管理部390は、制御部
370がオン制御情報を用いて使用許諾契約に係るアプ
リケーションを実行可能としたか否かを判定し(ステッ
プS1203)、アプリケーションを実行可能としたと
判定された場合には(ステップS1203肯定)、稼働
実績管理部390は、稼働実績の蓄積、すなわちアプリ
ケーションを現に使用した使用期間または使用回数を記
憶する(ステップS1204)。
【0127】そして、稼働実績管理部390は、制御部
370がオフ制御情報を用いて使用許諾契約に係るアプ
リケーションを実行不能としたか否かを判定し(ステッ
プS1205)、アプリケーションを実行不能としてい
ないと判定された場合には(ステップS1205否
定)、稼働実績管理部390は、稼働実績の蓄積を継続
しておこなう(ステップS1204)。
【0128】一方、アプリケーションを実行不能とした
と判定された場合には(ステップS1205肯定)、送
受信部360は、稼働実績管理部390に記憶されたア
プリケーションの稼働実績を示す情報を管理サーバ10
0に送信する(ステップS1206)。そして、管理サ
ーバ100は、アプリケーションの稼働実績(アプリケ
ーションを現に使用した使用期間または使用回数)を受
信して(ステップS1207)、課金処理部150は、
稼働実績に対応した従量的な課金をおこなう(ステップ
S1208)。
【0129】上述してきたように、本実施の形態3で
は、複合機500は、各アプリケーションの使用済期間
または使用済回数を管理し、管理された各アプリケーシ
ョンの使用済期間または使用済回数を管理サーバ100
に送信し、管理サーバ100は、複合機500から受信
した各アプリケーションの使用済期間または使用済回数
に基づいて各複合機のユーザごとに課金することとした
ので、使用済期間または使用済回数に従った従量的な課
金処理をおこない、もって従量的な使用対価の支払によ
るアプリケーションの使用を希望するようなユーザの金
銭的要求にも個別具体的に対応することができる
【0130】なお、本実施の形態3では、複合機500
の稼働実績管理部390が、アプリケーションの使用済
期間または使用済回数を管理する場合を説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、複合機500
が、アプリケーションの使用にともなって該アプリケー
ションの使用状況を管理サーバ100に通知し、管理サ
ーバ100が、アプリケーションの使用済期間または使
用済回数を管理することもできる。
【0131】なお、本実施の形態1〜3で説明したアプ
リ実行制御方法は、あらかじめ用意されたプログラムを
パーソナル・コンピューターやワークステーションなど
のコンピュータで実行することによって実現することが
できる。このプログラムは、ハードディスク、フロッピ
ーディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピ
ュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュ
ータによって記録媒体から読み出されることによって実
行される。またこのプログラムは、上記記録媒体を介し
て、インターネットなどのネットワークを介して配布す
ることができる。
【0132】また、本実施の形態1〜3では、アプリケ
ーションを複合機に組み込んで実行する場合を説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、アプリケ
ーションをクライアント端末に組み込んで実行するする
こと、または、複合機にHTMLやXMLなどのデータ
をダウンロードし、管理サーバでWebアプリケーショ
ンとして実行すること、または、複合機からエミュレー
タなどを通じて管理サーバ上でアプリケーションを実行
することもできる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、管理サーバは、画像形成装置の動作制御情報を
記憶し、画像形成装置は、管理サーバにより管理された
動作制御情報に基づいて各アプリケーションの実行可否
を制御することとしたので、ユーザの多種多様な使用態
様に個別具体的に対応して、画像形成装置に搭載した複
数のアプリケーションの実行の可否を制御することが可
能なアプリ実行制御システムが得られるという効果を奏
する。
【0134】また、請求項2の発明によれば、画像形成
装置は、プリンタ、コピー並びにファクシミリなどの各
サービスにそれぞれ固有の処理をおこなう複数のアプリ
ケーションと、表示部、印刷部および撮像部などのハー
ドウエア資源と前記複数のアプリケーションとの間に介
在し、各アプリケーションに対応するサービスを実行す
る際に必要となる共通的な処理をおこなうプラットホー
ムとを備え、動作制御情報には、各アプリケーションま
たはプラットホームを形成する各ソフトウエアの実行の
可否に係る情報が含まれることとしたので、画像形成装
置に多種多様なアプリケーションを搭載し、もってユー
ザの多種多様な使用態様に個別具体的に対応して、アプ
リケーションの実行の可否を制御することが可能なアプ
リ実行制御システムが得られるという効果を奏する。
【0135】また、請求項3の発明によれば、動作制御
情報には、複数のアプリケーションの一部をなすプリン
タアプリ、コピーアプリ、ファックスアプリ、スキャナ
アプリ、ネットファイルアプリまたは工程検査アプリの
実行の可否に係る情報が含まれることとしたので、ユー
ザの状況に適合したユーザインタフェイスプログラムな
どの実行の可否をユーザの多種多様な使用態様に個別具
体的に対応して制御することが可能なアプリ実行制御シ
ステムが得られるという効果を奏する。
【0136】また、請求項4の発明によれば、動作制御
情報には、プラットホームの一部をなす表示部上に表示
する表示内容を制御する表示制御手段、所定のネットワ
ークを介して通信をおこなう際の各種プロトコル制御を
おこなうネットワーク制御手段、ファクシミリ通信をお
こなう際のコマンドデータの転送制御をおこなうファク
シミリ制御手段、撮像部による画像の読み込み制御並び
に印刷部による印刷制御などをおこなうエンジン制御手
段、画像メモリの取得または開放若しくは画像データの
圧縮または伸張をおこなうメモリ制御手段、ハードウエ
ア資源の調停、利用者の制限並びにログ保存などのシス
テム制御をおこなうシステム制御手段またはハードウエ
ア資源を管理する資源管理手段に対応するアプリケーシ
ョンの実行の可否に係る情報が含まれることとしたの
で、画像形成装置の基盤をなすプラットホームの各種プ
ログラムの実行の可否をユーザの多種多様な使用態様に
個別具体的に対応して制御することが可能なアプリ実行
制御システムが得られるという効果を奏する。
【0137】また、請求項5の発明によれば、アプリ管
理サーバは、アプリケーションを開発するベンダから取
得したアプリケーションを管理し、画像形成装置は、動
作制御情報に基づいて、アプリ管理サーバから一または
複数のアプリケーションを取得することとしたので、ユ
ーザの意図するアプリケーションのみを画像形成装置に
搭載し、もってユーザの意図する使用態様に対応してア
プリケーションの実行の可否を制御することが可能なア
プリ実行制御システムが得られるという効果を奏する。
【0138】また、請求項6の発明によれば、動作制御
情報には、アプリケーションの使用予定期間または使用
予定回数が含まれ、画像形成装置は、管理サーバに記憶
された動作制御情報に含まれる使用予定期間または使用
予定回数に基づいて当該アプリケーションの実行の可否
を制御することとしたので、限られた期間や回数だけア
プリケーションの使用を希望するようなユーザの使用態
様に対応して、限られた期間または回数だけアプリケー
ションを実行可能とすることが可能なアプリ実行制御シ
ステムが得られるという効果を奏する。
【0139】また、請求項7の発明によれば、管理サー
バは、各アプリケーションの実行の可否を含む動作制御
情報を記憶し、記憶した動作制御情報を画像形成装置に
送信し、画像形成装置は、管理サーバから受信した動作
制御情報に基づいて当該アプリケーションの実行可否を
制御することとしたので、ユーザの多種多様な使用態様
に個別具体的に対応した動作制御情報を記憶し、もって
ユーザの多種多様な使用態様に個別具体的に対応して、
画像形成装置に搭載した複数のアプリケーションの実行
の可否を制御することが可能なアプリ実行制御システム
が得られるという効果を奏する。
【0140】また、請求項8の発明によれば、管理サー
バは、動作制御情報内に各アプリケーションの使用開始
時および使用終了時を含む場合には、該使用開始時にオ
ン制御情報を送信するとともに使用終了時にオフ制御情
報を送信し、画像形成装置は、オン制御情報に応答して
アプリケーションを実行可能とするとともに、オフ制御
情報に応答してアプリケーションを実行不能とすること
としたので、使用開始時および使用終了時を含んだ個別
具体的な契約をおこない、もって該契約に従ってアプリ
ケーションの実行の可否を制御することが可能なアプリ
実行制御システムが得られるという効果を奏する。
【0141】また、請求項9の発明によれば、管理サー
バは、動作制御情報内に各アプリケーションの使用開始
時および使用終了時を含む場合には、該使用開始時にオ
ン制御情報および使用終了時を送信し、画像形成装置
は、オン制御情報に応答してアプリケーションを実行可
能とするとともに、使用終了時にアプリケーションを実
行不能とすることとしたので、画像形成装置を管理サー
バからオフラインで使用するような場合でも、使用開始
時および使用終了時を含んだ個別具体的な契約に従って
アプリケーションの実行の可否を制御することが可能な
アプリ実行制御システムが得られるという効果を奏す
る。
【0142】また、請求項10の発明によれば、画像形
成装置は、各アプリケーションの使用回数を計数し、計
数された使用回数を送信し、管理サーバは、動作制御情
報内に各アプリケーションの使用終了回数を含む場合に
は、画像形成装置から受信した各アプリケーションの使
用回数と動作制御情報内の使用終了回数との一致時に画
像形成装置に対してオフ制御情報を送信し、画像形成装
置は、オフ制御情報に応答して各アプリケーションを実
行不能とすることとしたので、使用終了回数を含んだ個
別具体的な契約をおこない、もって該契約に従ってアプ
リケーションの実行の可否を制御することが可能なアプ
リ実行制御システムが得られるという効果を奏する。
【0143】また、請求項11の発明によれば、画像形
成装置は、各アプリケーションの使用回数を計数し、管
理サーバは、動作制御情報内に各アプリケーションの使
用終了回数を含む場合には当該使用終了回数を画像形成
装置に対して送信し、画像形成装置は、計数された各ア
プリケーションの使用回数と管理サーバから受信した使
用終了回数との一致時にアプリケーションを実行不能と
することとしたので、画像形成装置を管理サーバからオ
フラインで使用するような場合でも、使用終了回数を含
んだ個別具体的な契約に従ってアプリケーションの実行
の可否を制御することが可能なアプリ実行制御システム
が得られるという効果を奏する。
【0144】また、請求項12の発明によれば、管理サ
ーバは、動作制御情報に含まれるアプリケーションの使
用予定期間または使用予定回数に基づいて各画像形成装
置のユーザごとに課金することとしたので、使用予定期
間または使用予定回数に従った固定的な課金処理をおこ
ない、もって固定的な使用対価の支払によるアプリケー
ションの使用を希望するようなユーザの金銭的要求にも
個別具体的に対応することが可能なアプリ実行制御シス
テムが得られるという効果を奏する。
【0145】また、請求項13の発明によれば、画像形
成装置は、各アプリケーションの使用済期間または使用
済回数を管理し、管理された各アプリケーションの使用
済期間または使用済回数を管理サーバに送信し、管理サ
ーバは、画像形成装置から受信した各アプリケーション
の使用済期間または使用済回数に基づいて各画像形成装
置のユーザごとに課金することとしたので、使用済期間
または使用済回数に従った従量的な課金処理をおこな
い、もって従量的な使用対価の支払によるアプリケーシ
ョンの使用を希望するようなユーザの金銭的要求にも個
別具体的に対応することが可能なアプリ実行制御システ
ムが得られるという効果を奏する。
【0146】また、請求項14の発明によれば、画像形
成装置は、管理サーバから受け取ったオン制御情報に応
答してアプリケーションを実行可能としてから、管理サ
ーバから受け取ったオフ制御情報に応答してアプリケー
ションを実行不能とするまでの使用済期間または当該期
間内にアプリケーションを使用した使用済回数を管理す
ることとしたので、アプリケーションを現実に使用した
期間または回数を管理し、もって具体的な使用予定がな
く、現に使用した期間または回数に見合った使用対価の
支払によるアプリケーションの使用を希望するようなユ
ーザの金銭的要求にも個別具体的に対応することが可能
なアプリ実行制御システムが得られるという効果を奏す
る。
【0147】また、請求項15の発明によれば、管理サ
ーバは、画像形成装置の動作制御情報を記憶し、画像形
成装置は、管理サーバにより管理された動作制御情報に
基づいて各アプリケーションの実行可否を制御すること
としたので、ユーザの多種多様な使用態様に個別具体的
に対応して、画像形成装置に搭載した複数のアプリケー
ションの実行の可否を制御することが可能なアプリ実行
制御方法が得られるという効果を奏する。
【0148】また、請求項16の発明によれば、管理サ
ーバは、プリンタ、コピー並びにファクシミリなどの各
サービスにそれぞれ固有の処理をおこなう複数のアプリ
ケーションと、表示部、印刷部および撮像部などのハー
ドウエア資源と前記複数のアプリケーションとの間に介
在し、各アプリケーションに対応するサービスを実行す
る際に必要となる共通的な処理をおこなうプラットホー
ムとを備える画像形成装置について、各アプリケーショ
ンまたはプラットホームを形成する各ソフトウエアの実
行の可否に係る情報が含まれる動作制御情報を記憶する
こととしたので、画像形成装置に多種多様なアプリケー
ションを搭載し、もってユーザの多種多様な使用態様に
個別具体的に対応して、アプリケーションの実行の可否
を制御することが可能なアプリ実行制御方法が得られる
という効果を奏する。
【0149】また、請求項17の発明によれば、管理サ
ーバは、複数のアプリケーションの一部をなすプリンタ
アプリ、コピーアプリ、ファックスアプリ、スキャナア
プリ、ネットファイルアプリまたは工程検査アプリの実
行の可否に係る情報が含まれる動作制御情報を記憶する
こととしたので、ユーザの状況に適合したユーザインタ
フェイスプログラムなどの実行の可否をユーザの多種多
様な使用態様に個別具体的に対応して制御することが可
能なアプリ実行制御方法が得られるという効果を奏す
る。
【0150】また、請求項18の発明によれば、管理サ
ーバは、プラットホームの一部をなす表示部上に表示す
る表示内容を制御する表示制御手段、所定のネットワー
クを介して通信をおこなう際の各種プロトコル制御をお
こなうネットワーク制御手段、ファクシミリ通信をおこ
なう際のコマンドデータの転送制御をおこなうファクシ
ミリ制御手段、撮像部による画像の読み込み制御並びに
印刷部による印刷制御などをおこなうエンジン制御手
段、画像メモリの取得または開放若しくは画像データの
圧縮または伸張をおこなうメモリ制御手段、ハードウエ
ア資源の調停、利用者の制限並びにログ保存などのシス
テム制御をおこなうシステム制御手段またはハードウエ
ア資源を管理する資源管理手段に対応するアプリケーシ
ョンの実行の可否に係る情報が含まれる動作制御情報を
記憶することとしたので、画像形成装置の基盤をなすプ
ラットホームの各種プログラムの実行の可否をユーザの
多種多様な使用態様に個別具体的に対応して制御するこ
とが可能なアプリ実行制御方法が得られるという効果を
奏する。
【0151】また、請求項19の発明によれば、アプリ
管理サーバは、アプリケーションを開発するベンダから
取得したアプリケーションを管理し、画像形成装置は、
動作制御情報に基づいて、アプリ管理サーバから一また
は複数のアプリケーションを取得することとしたので、
ユーザの意図するアプリケーションのみを画像形成装置
に搭載し、もってユーザの意図する使用態様に対応して
アプリケーションの実行の可否を制御することが可能な
アプリ実行制御方法が得られるという効果を奏する。
【0152】また、請求項20の発明によれば、動作制
御情報には、アプリケーションの使用予定期間または使
用予定回数が含まれ、画像形成装置は、管理サーバに記
憶された動作制御情報に含まれる使用予定期間または使
用予定回数に基づいて当該アプリケーションの実行の可
否を制御することとしたので、限られた期間や回数だけ
アプリケーションの使用を希望するようなユーザの使用
態様に対応して、限られた期間または回数だけアプリケ
ーションを実行可能とすることが可能なアプリ実行制御
方法が得られるという効果を奏する。
【0153】また、請求項21の発明によれば、管理サ
ーバは、各アプリケーションの実行の可否を含む動作制
御情報を記憶し、記憶した動作制御情報を画像形成装置
に送信し、画像形成装置は、管理サーバから受信した動
作制御情報に基づいて当該アプリケーションの実行可否
を制御することとしたので、ユーザの多種多様な使用態
様に個別具体的に対応した動作制御情報を記憶し、もっ
てユーザの多種多様な使用態様に個別具体的に対応し
て、画像形成装置に搭載した複数のアプリケーションの
実行の可否を制御することが可能なアプリ実行制御方法
が得られるという効果を奏する。
【0154】また、請求項22の発明によれば、管理サ
ーバは、動作制御情報内に各アプリケーションの使用開
始時および使用終了時を含む場合には、該使用開始時に
オン制御情報を送信するとともに使用終了時にオフ制御
情報を送信し、画像形成装置は、オン制御情報に応答し
てアプリケーションを実行可能とするとともに、オフ制
御情報に応答してアプリケーションを実行不能とするこ
ととしたので、使用開始時および使用終了時を含んだ個
別具体的な契約をおこない、もって該契約に従ってアプ
リケーションの実行の可否を制御することが可能なアプ
リ実行制御方法が得られるという効果を奏する。
【0155】また、請求項23の発明によれば、管理サ
ーバは、動作制御情報内に各アプリケーションの使用開
始時および使用終了時を含む場合には、該使用開始時に
オン制御情報および使用終了時を送信し、画像形成装置
は、オン制御情報に応答してアプリケーションを実行可
能とするとともに、使用終了時にアプリケーションを実
行不能とすることとしたので、画像形成装置を管理サー
バからオフラインで使用するような場合でも、使用開始
時および使用終了時を含んだ個別具体的な契約に従って
アプリケーションの実行の可否を制御することが可能な
アプリ実行制御方法が得られるという効果を奏する。
【0156】また、請求項24の発明によれば、画像形
成装置は、各アプリケーションの使用回数を計数し、計
数された使用回数を送信し、管理サーバは、動作制御情
報内に各アプリケーションの使用終了回数を含む場合に
は、画像形成装置から受信した各アプリケーションの使
用回数と動作制御情報内の使用終了回数との一致時に画
像形成装置に対してオフ制御情報を送信し、画像形成装
置は、オフ制御情報に応答して各アプリケーションを実
行不能とすることとしたので、使用終了回数を含んだ個
別具体的な契約をおこない、もって該契約に従ってアプ
リケーションの実行の可否を制御することが可能なアプ
リ実行制御方法が得られるという効果を奏する。
【0157】また、請求項25の発明によれば、画像形
成装置は、各アプリケーションの使用回数を計数し、管
理サーバは、動作制御情報内に各アプリケーションの使
用終了回数を含む場合には当該使用終了回数を画像形成
装置に対して送信し、画像形成装置は、計数された各ア
プリケーションの使用回数と管理サーバから受信した使
用終了回数との一致時にアプリケーションを実行不能と
することとしたので、画像形成装置を管理サーバからオ
フラインで使用するような場合でも、使用終了回数を含
んだ個別具体的な契約に従ってアプリケーションの実行
の可否を制御することが可能なアプリ実行制御方法が得
られるという効果を奏する。
【0158】また、請求項26の発明によれば、管理サ
ーバは、動作制御情報に含まれるアプリケーションの使
用予定期間または使用予定回数に基づいて各画像形成装
置のユーザごとに課金することとしたので、使用予定期
間または使用予定回数に従った固定的な課金処理をおこ
ない、もって固定的な使用対価の支払によるアプリケー
ションの使用を希望するようなユーザの金銭的要求にも
個別具体的に対応することが可能なアプリ実行制御方法
が得られるという効果を奏する。
【0159】また、請求項27の発明によれば、画像形
成装置は、各アプリケーションの使用済期間または使用
済回数を管理し、管理された各アプリケーションの使用
済期間または使用済回数を管理サーバに送信し、管理サ
ーバは、画像形成装置から受信した各アプリケーション
の使用済期間または使用済回数に基づいて各画像形成装
置のユーザごとに課金することとしたので、使用済期間
または使用済回数に従った従量的な課金処理をおこな
い、もって従量的な使用対価の支払によるアプリケーシ
ョンの使用を希望するようなユーザの金銭的要求にも個
別具体的に対応することが可能なアプリ実行制御方法が
得られるという効果を奏する。
【0160】また、請求項28の発明によれば、画像形
成装置は、管理サーバから受け取ったオン制御情報に応
答してアプリケーションを実行可能としてから、管理サ
ーバから受け取ったオフ制御情報に応答してアプリケー
ションを実行不能とするまでの使用済期間または当該期
間内にアプリケーションを使用した使用済回数を管理す
ることとしたので、アプリケーションを現実に使用した
期間または回数を管理し、もって具体的な使用予定がな
く、現に使用した期間または回数に見合った使用対価の
支払によるアプリケーションの使用を希望するようなユ
ーザの金銭的要求にも個別具体的に対応することが可能
なアプリ実行制御方法が得られるという効果を奏する。
【0161】また、請求項29の発明によれば、請求項
15〜28のいずれか一つに記載された方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したことで、そのプ
ログラムを機械読み取り可能となり、これによって、請
求項15〜28のいずれか一つの動作をコンピュータに
よって実現することが可能な記録媒体が得られるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係るアプリ実行制御システム
のシステム構成を説明するための図である。
【図2】図1に示した複合機の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2に示した複合機における稼働部の具体的な
構成を説明するための図である。
【図4】図1に示した管理サーバの構成を示すブロック
図である。
【図5】図4に示した契約管理部により管理される動作
制御情報の内容を説明するための図である。
【図6】図4に示した課金処理部による課金処理に用い
られる顧客別課金テーブルを説明するための図である。
【図7】図1に示したクライアント端末の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】本実施の形態1に係るアプリ実行制御システム
の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本実施の形態2に用いられる複合機の構成を示
すブロック図である。
【図10】本実施の形態2に係るアプリ実行制御システ
ムの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】本実施の形態3に用いられる複合機の構成を
示すブロック図である。
【図12】本実施の形態3に係るアプリ実行制御システ
ムの処理手順を示すフローチャートである。
【図13】従来技術における汎用OSを採用する複合機
の構成例を示す図である。
【符号の説明】
100 管理サーバ 110 契約処理部 120 契約管理部 130 ソフト管理部 140 稼働処理部 150 課金処理部 160 送受信部 170 制御部 200 クライアント端末 300、400、500、600 複合機 350 稼働部 360 送受信部 370 制御部 380 オンオフ情報管理部 390 稼働実績管理部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 357 G06F 17/60 ZEC 17/60 ZEC 302E 302 330 330 332 332 H04N 1/00 107Z H04N 1/00 107 G06F 9/06 660A Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 HJ08 HQ17 5B021 AA01 BB01 BB10 CC05 EE04 5B076 FB03 FB17 FB18 FC10 5B089 GA13 GA14 GA15 GA16 GA21 GB03 JA35 JB14 KA15 KB09 KB12 KC47 KC52 LB12 5C062 AA02 AA05 AA06 AA13 AA35 AB17 AB22 AB23 AB40 AB42 AC02 AC04 AC05 AC22 AC39 AC43 AE15

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に搭載した複数のアプリケ
    ーションの実行の可否を制御するアプリ実行制御システ
    ムにおいて、 前記画像形成装置の動作制御情報を記憶する管理サーバ
    を備え、 前記画像形成装置は、前記管理サーバにより管理された
    前記画像形成装置の動作制御情報に基づいて各アプリケ
    ーションの実行可否を制御することを特徴とするアプリ
    実行制御システム。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置は、プリンタ、コピー
    並びにファクシミリなどの各サービスにそれぞれ固有の
    処理をおこなう複数のアプリケーションと、表示部、印
    刷部および撮像部などのハードウエア資源と前記複数の
    アプリケーションとの間に介在し、各アプリケーション
    に対応するサービスを実行する際に必要となる共通的な
    処理をおこなうプラットホームとを備え、前記動作制御
    情報には、各アプリケーションまたはプラットホームを
    形成する各ソフトウエアの実行の可否に係る情報が含ま
    れることを特徴とする請求項1に記載のアプリ実行制御
    システム。
  3. 【請求項3】 前記動作制御情報には、前記複数のアプ
    リケーションの一部をなすプリンタアプリ、コピーアプ
    リ、ファックスアプリ、スキャナアプリ、ネットファイ
    ルアプリまたは工程検査アプリの実行の可否に係る情報
    が含まれることを特徴とする請求項2に記載のアプリ実
    行制御システム。
  4. 【請求項4】 前記動作制御情報には、前記プラットホ
    ームの一部をなす前記表示部上に表示する表示内容を制
    御する表示制御手段、所定のネットワークを介して通信
    をおこなう際の各種プロトコル制御をおこなうネットワ
    ーク制御手段、ファクシミリ通信をおこなう際のコマン
    ドデータの転送制御をおこなうファクシミリ制御手段、
    前記撮像部による画像の読み込み制御並びに前記印刷部
    による印刷制御などをおこなうエンジン制御手段、画像
    メモリの取得または開放若しくは画像データの圧縮また
    は伸張をおこなうメモリ制御手段、前記ハードウエア資
    源の調停、利用者の制限並びにログ保存などのシステム
    制御をおこなうシステム制御手段または前記ハードウエ
    ア資源を管理する資源管理手段に対応するアプリケーシ
    ョンの実行の可否に係る情報が含まれることを特徴とす
    る請求項2に記載のアプリ実行制御システム。
  5. 【請求項5】 前記アプリケーションを開発するベンダ
    から取得したアプリケーションを管理するアプリ管理サ
    ーバをさらに備え、前記画像形成装置は、前記管理サー
    バで管理した動作制御情報に基づいて、前記アプリ管理
    サーバから一または複数のアプリケーションを取得する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の
    アプリ実行制御システム。
  6. 【請求項6】 前記動作制御情報には、前記アプリケー
    ションの使用予定期間または使用予定回数が含まれ、前
    記画像形成装置は、前記管理サーバに記憶された動作制
    御情報に含まれる使用予定期間または使用予定回数に基
    づいて当該アプリケーションの実行の可否を制御するこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のア
    プリ実行制御システム。
  7. 【請求項7】 前記管理サーバは、各アプリケーション
    の実行の可否を含む動作制御情報を記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段に記憶した動作制御情報を前記画像形
    成装置に送信する送信手段とを備え、前記画像形成装置
    は、前記管理サーバから受信した動作制御情報に基づい
    て当該アプリケーションの実行可否を制御することを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のアプリ実
    行制御システム。
  8. 【請求項8】 前記送信手段は、前記動作制御情報内に
    各アプリケーションの使用開始時および使用終了時を含
    む場合には、該使用開始時にオン制御情報を送信すると
    ともに前記使用終了時にオフ制御情報を送信し、前記画
    像形成装置は、前記オン制御情報に応答して前記アプリ
    ケーションを実行可能とするとともに、前記オフ制御情
    報に応答して前記アプリケーションを実行不能とするこ
    とを特徴とする請求項7に記載のアプリ実行制御システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記送信手段は、前記動作制御情報内に
    各アプリケーションの使用開始時および使用終了時を含
    む場合には、該使用開始時にオン制御情報および使用終
    了時を送信し、前記画像形成装置は、前記オン制御情報
    に応答して前記アプリケーションを実行可能とするとと
    もに、前記使用終了時に前記アプリケーションを実行不
    能とすることを特徴とする請求項7に記載のアプリ実行
    制御システム。
  10. 【請求項10】 前記画像形成装置は、各アプリケーシ
    ョンの使用回数を計数する計数手段と、前記計数手段に
    より計数された使用回数を送信する使用回数送信手段と
    を備え、前記送信手段は、前記動作制御情報内に各アプ
    リケーションの使用終了回数を含む場合には、前記画像
    形成装置から受信した各アプリケーションの使用回数と
    前記使用終了回数との一致時に前記画像形成装置に対し
    てオフ制御情報を送信し、前記画像形成装置は、前記オ
    フ制御情報に応答して各アプリケーションを実行不能と
    することを特徴とする請求項7に記載のアプリ実行制御
    システム。
  11. 【請求項11】 前記画像形成装置は、各アプリケーシ
    ョンの使用回数を計数する計数手段を備え、前記送信手
    段は、前記動作制御情報内に各アプリケーションの使用
    終了回数を含む場合には当該使用終了回数を前記画像形
    成装置に対して送信し、前記画像形成装置は、前記計数
    手段により計数された各アプリケーションの使用回数と
    前記管理サーバから受信した使用終了回数との一致時に
    前記アプリケーションを実行不能とすることを特徴とす
    る請求項7に記載のアプリ実行制御システム。
  12. 【請求項12】 前記管理サーバは、前記動作制御情報
    に含まれるアプリケーションの使用予定期間または使用
    予定回数に基づいて各画像形成装置のユーザごとに課金
    する課金手段を備えたことを特徴とする請求項1〜11
    のいずれか一つに記載のアプリ実行制御システム。
  13. 【請求項13】 前記画像形成装置は、各アプリケーシ
    ョンの使用済期間または使用済回数を管理する管理手段
    と、前記管理手段により管理された各アプリケーション
    の使用済期間または使用済回数を前記管理サーバに送信
    する使用済情報送信手段とを備え、前記管理サーバは、
    前記画像形成装置から受信した各アプリケーションの使
    用済期間または使用済回数に基づいて各画像形成装置の
    ユーザごとに課金する課金手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜11のいずれか一つに記載のアプリ実行制
    御システム。
  14. 【請求項14】 前記管理手段は、前記管理サーバから
    受け取ったオン制御情報に応答して前記アプリケーショ
    ンを実行可能としてから、前記管理サーバから受け取っ
    たオフ制御情報に応答して前記アプリケーションを実行
    不能とするまでの使用済期間または当該期間内に前記ア
    プリケーションを使用した使用済回数を管理することを
    特徴とする請求項13に記載のアプリ実行制御システ
    ム。
  15. 【請求項15】 画像形成装置に搭載した複数のアプリ
    ケーションの実行の可否を制御するアプリ実行制御方法
    において、 管理サーバが、前記画像形成装置の動作制御情報を記憶
    する工程と、 前記画像形成装置が、前記管理サーバにより管理された
    前記画像形成装置の動作制御情報に基づいて各アプリケ
    ーションの実行可否を制御する工程と、 を含んだことを特徴とするアプリ実行制御方法。
  16. 【請求項16】 前記管理サーバは、プリンタ、コピー
    並びにファクシミリなどの各サービスにそれぞれ固有の
    処理をおこなう複数のアプリケーションと、表示部、印
    刷部および撮像部などのハードウエア資源と前記複数の
    アプリケーションとの間に介在し、各アプリケーション
    に対応するサービスを実行する際に必要となる共通的な
    処理をおこなうプラットホームとを備える画像形成装置
    について、各アプリケーションまたはプラットホームを
    形成する各ソフトウエアの実行の可否に係る情報が含ま
    れる動作制御情報を記憶することを特徴とする請求項1
    5に記載のアプリ実行制御方法。
  17. 【請求項17】 前記管理サーバは、前記複数のアプリ
    ケーションの一部をなすプリンタアプリ、コピーアプ
    リ、ファックスアプリ、スキャナアプリ、ネットファイ
    ルアプリまたは工程検査アプリの実行の可否に係る情報
    が含まれる動作制御情報を記憶することを特徴とする請
    求項16に記載のアプリ実行制御方法。
  18. 【請求項18】 前記管理サーバは、前記プラットホー
    ムの一部をなす前記表示部上に表示する表示内容を制御
    する表示制御手段、所定のネットワークを介して通信を
    おこなう際の各種プロトコル制御をおこなうネットワー
    ク制御手段、ファクシミリ通信をおこなう際のコマンド
    データの転送制御をおこなうファクシミリ制御手段、前
    記撮像部による画像の読み込み制御並びに前記印刷部に
    よる印刷制御などをおこなうエンジン制御手段、画像メ
    モリの取得または開放若しくは画像データの圧縮または
    伸張をおこなうメモリ制御手段、前記ハードウエア資源
    の調停、利用者の制限並びにログ保存などのシステム制
    御をおこなうシステム制御手段または前記ハードウエア
    資源を管理する資源管理手段に対応するアプリケーショ
    ンの実行の可否に係る情報が含まれる動作制御情報を記
    憶することを特徴とする請求項16に記載のアプリ実行
    制御方法。
  19. 【請求項19】 アプリ管理サーバが、前記アプリケー
    ションを開発するベンダから取得したアプリケーション
    を管理する工程を含み、前記画像形成装置は、前記管理
    サーバで管理した動作制御情報に基づいて、前記アプリ
    管理サーバから一または複数のアプリケーションを取得
    することを特徴とする請求項15〜18のいずれか一つ
    に記載のアプリ実行制御方法。
  20. 【請求項20】 前記動作制御情報には、前記アプリケ
    ーションの使用予定期間または使用予定回数が含まれ、
    前記画像形成装置は、前記管理サーバに記憶された動作
    制御情報に含まれる使用予定期間または使用予定回数に
    基づいて当該アプリケーションの実行の可否を制御する
    ことを特徴とする請求項15〜19のいずれか一つに記
    載のアプリ実行制御方法。
  21. 【請求項21】 前記管理サーバが、各アプリケーショ
    ンの実行の可否を含む動作制御情報を記憶する記憶工程
    と、前記記憶工程により記憶した動作制御情報を前記画
    像形成装置に送信する送信工程とを含み、前記画像形成
    装置は、前記管理サーバから受信した動作制御情報に基
    づいて当該アプリケーションの実行可否を制御すること
    を特徴とする請求項15〜20のいずれか一つに記載の
    アプリ実行制御方法。
  22. 【請求項22】 前記送信工程は、前記動作制御情報内
    に各アプリケーションの使用開始時および使用終了時を
    含む場合には、該使用開始時にオン制御情報を送信する
    とともに前記使用終了時にオフ制御情報を送信し、前記
    画像形成装置は、前記オン制御情報に応答して前記アプ
    リケーションを実行可能とするとともに、前記オフ制御
    情報に応答して前記アプリケーションを実行不能とする
    ことを特徴とする請求項21に記載のアプリ実行制御方
    法。
  23. 【請求項23】 前記送信工程は、前記動作制御情報内
    に各アプリケーションの使用開始時および使用終了時を
    含む場合には、該使用開始時にオン制御情報および使用
    終了時を送信し、前記画像形成装置は、前記オン制御情
    報に応答して前記アプリケーションを実行可能とすると
    ともに、前記使用終了時に前記アプリケーションを実行
    不能とすることを特徴とする請求項21に記載のアプリ
    実行制御方法。
  24. 【請求項24】 前記画像形成装置が、各アプリケーシ
    ョンの使用回数を計数する計数工程と、前記計数工程に
    より計数された使用回数を送信する使用回数送信工程と
    を含み、前記送信工程は、前記動作制御情報内に各アプ
    リケーションの使用終了回数を含む場合には、前記画像
    形成装置から受信した各アプリケーションの使用回数と
    前記使用終了回数との一致時に前記画像形成装置に対し
    てオフ制御情報を送信し、前記画像形成装置は、前記オ
    フ制御情報に応答して各アプリケーションを実行不能と
    することを特徴とする請求項21に記載のアプリ実行制
    御方法。
  25. 【請求項25】 前記画像形成装置が、各アプリケーシ
    ョンの使用回数を計数する計数工程を含み、前記送信工
    程は、前記動作制御情報内に各アプリケーションの使用
    終了回数を含む場合には当該使用終了回数を前記画像形
    成装置に対して送信し、前記画像形成装置は、前記計数
    工程により計数された各アプリケーションの使用回数と
    前記管理サーバから受信した使用終了回数との一致時に
    前記アプリケーションを実行不能とすることを特徴とす
    る請求項21に記載のアプリ実行制御方法。
  26. 【請求項26】 前記管理サーバが、前記動作制御情報
    に含まれるアプリケーションの使用予定期間または使用
    予定回数に基づいて各画像形成装置のユーザごとに課金
    する課金工程を含んだことを特徴とする請求項15〜2
    5のいずれか一つに記載のアプリ実行制御方法。
  27. 【請求項27】 前記画像形成装置が、各アプリケーシ
    ョンの使用済期間または使用済回数を管理する管理工程
    と、前記管理工程により管理された各アプリケーション
    の使用済期間または使用済回数を前記管理サーバに送信
    する使用済情報送信工程とを含み、前記管理サーバが、
    前記画像形成装置から受信した各アプリケーションの使
    用済期間または使用済回数に基づいて各画像形成装置の
    ユーザごとに課金する課金工程を含んだことを特徴とす
    る請求項15〜25のいずれか一つに記載のアプリ実行
    制御方法。
  28. 【請求項28】 前記管理工程は、前記管理サーバから
    受け取ったオン制御情報に応答して前記アプリケーショ
    ンを実行可能としてから、前記管理サーバから受け取っ
    たオフ制御情報に応答して前記アプリケーションを実行
    不能とするまでの使用済期間または当該期間内に前記ア
    プリケーションを使用した使用済回数を管理することを
    特徴とする請求項27に記載のアプリ実行制御方法。
  29. 【請求項29】 前記請求項15〜28のいずれか一つ
    に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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