JP2002107816A - ハンドルの取付構造およびプロジェクタ - Google Patents

ハンドルの取付構造およびプロジェクタ

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JP2002107816A JP2000294687A JP2000294687A JP2002107816A JP 2002107816 A JP2002107816 A JP 2002107816A JP 2000294687 A JP2000294687 A JP 2000294687A JP 2000294687 A JP2000294687 A JP 2000294687A JP 2002107816 A JP2002107816 A JP 2002107816A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板金加工で筺体を成形する際に、ハンドルを
筺体に外観よくかつ簡単に取り付けることができるハン
ドルの取付構造およびプロジェクタを提供する。 【解決手段】 外装ケース2の一部を切り欠いてハンド
ル用開口221Bを形成し、このハンドル用開口221
Bの切欠縁に沿って筺体内側に曲げて切り起こす起立部
222を形成し、この起立部222に形成した取付孔2
23にハンドル80を回動自在に軸支する軸部材81を
挿入し、ハンドル用開口221Bを筺体内部から覆う目
隠部材82を起立部222に係合する。ハンドル80と
起立部222との間を目隠部材82で覆うことになるの
で、ハンドル取付後の外観が良好となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筺体に対して回動
自在にハンドルを取り付けるハンドルの取付構造および
このハンドルの取付構造を備えたプロジェクタに関す
る。
【0002】
【背景技術】従来より、光源から出射された光束を画像
情報に応じて変調して光学像を形成し、この光学像を拡
大投写するプロジェクタが利用されている。このような
プロジェクタや、その他の電子機器には、光学レンズ、
電子部品、その他の部品を収納する筺体が設けられてお
り、この筺体には、持ち運びに便利なように、ハンドル
(取っ手)が取り付けられたものがある。このハンドル
は、一般に、コ字形に形成されており、その両端部が軸
部材を介して筺体に回動自在に支持されている。
【0003】プロジェクタ、その他の電子機器では、筺
体は、加工が容易なため、プラスチックから形成されて
いることが多い。このプラスチック製の筺体の内面に
は、メッキが施されている。資源の有効活用が求められ
ている現在では、プロジェクタを含む電気機器に関し
て、リサイクル可能な材料で製造されることが好まし
い。そのため、プラスチックおよび内面メッキの複合材
料で形成された筺体を、リサイクル可能な金属で成形す
ることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金属製材料から成形品
を成形するにあたり、薄い金属板をプレス等で板金加工
することや、溶融金属を射出するダイキャスト成形する
ことが行われている。所定厚さの金属板からプレス加工
で筺体を成形する場合では、ダイキャストに比べると、
金属板を利用するために安価に製造でき、しかも、プレ
ス型で打ち抜く簡単な加工なので、歩留まりがよい。そ
のため、筺体を板金加工で成形することが好ましい。
【0005】しかしながら、板金加工された筺体にハン
ドルを取り付けるにあたり、筺体が薄い金属板から形成
されており、これに軸部材を埋め込むために、その取付
作業が簡単に行えるとは限らず、しかも、筺体とハンド
ルとの間の隙間から内部が見える等、取付後の外観も見
映えが悪い。
【0006】本発明の目的は、板金加工で筺体を成形す
る際に、ハンドルを筺体に見映えよくかつ簡単に取り付
けることができるハンドルの取付構造およびプロジェク
タを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のハンドルの取付
構造は、板金加工によって形成された金属製の筺体に対
して回動自在にハンドルを取り付けるハンドルの取付構
造であって、前記筺体の一部を切り欠いて切欠部を形成
し、この切欠部の切欠縁に沿って筺体内側に絞りあるい
は曲げて起立部を形成し、この起立部に形成した取付孔
に前記ハンドルを回動自在に軸支する軸部材を挿入し、
前記切欠部を筺体内部から覆う目隠部材を前記起立部に
係合させることを特徴とする。
【0008】このような本発明によれば、それぞれ板金
加工によって、筺体に切欠部を形成し、この切欠部の切
欠縁に沿って起立部を形成し、起立部に取付孔を形成す
る。この取付孔に、予めハンドルを装着した軸部材を挿
入する。この状態では、ハンドルと起立部との間から筺
体内部が見えることになるので、起立部に目隠部材を係
合し、この隙間を目隠部材で閉塞する。そのため、本発
明では、板金加工によりハンドル取付部を金属製の筺体
に容易に形成し、この筺体に軸部材を介してハンドルを
簡単に取り付けることができる。その上、切欠部が筺体
内部から目隠部材で覆われる構成であるので、この切欠
部から装置内部が見えることがなく、ハンドル取付後の
外観も良好となる。
【0009】ここで、本発明では、前記軸部材は金属製
であり、前記軸部材の回転を規制する回転規制機構を備
えた構成が好ましい。軸部材と筺体とがともに金属製で
あるため、軸部材が筺体に対して回動すると、金属部材
同士が擦れる摩擦音が生じるが、この構成の本発明で
は、回転規制機構によって、軸部材の筺体に対する回転
が阻止されるため、この摩擦音の発生を防止することが
できる。さらに、摩擦に伴う軸部材の筺体に対するがた
つきも防止することができる。
【0010】また、本発明では、前記回転規制機構は、
前記軸部材の端部に形成される平坦面と、前記目隠部材
に設けられ前記平坦面と当接して前記軸部材の回転を規
制する当接面とを備えて構成されることが好ましい。こ
の構成の本発明では、軸部材の端部を潰したり、削った
りすることで、平坦面が容易に形成できる。この平坦面
と当接する当接面は目隠部材に形成するため、余分な部
品を排除して回転規制機構の構造を簡易なものにでき
る。
【0011】さらに、本発明では、前記目隠部材には、
前記軸部材が挿通する挿通孔と、この挿通孔からの前記
軸部材の抜けを防止する抜け防止部材とがそれぞれ設け
られている構成が好ましい。この構成の本発明では、抜
け防止部材により、軸部材が目隠部材の挿通孔から誤っ
て抜けることがないので、目隠部材が起立部から外れる
ことがない。
【0012】また、本発明では、前記抜け防止部材は、
前記軸部材の軸方向端面と当接し前記軸部材の装着時に
径方向外側に変形する可撓性部材を備えている構成が好
ましい。この構成の本発明では、目隠部材を筺体の起立
部に取り付ける際に、軸部材を装着するが、この軸部材
の装着作業に伴って抜け部材の取付作業も行われること
になる。つまり、軸部材の装着作業により、本来異なる
2つの作業が同時に行われるので、作業性が向上する。
【0013】さらに、本発明では、前記軸部材の平坦面
は軸端部を潰して軸径より拡張して形成され、前記抜け
防止部材には、前記平坦面が形成された軸端部の端面が
当接する位置規制面が設けられる構成が好ましい。この
構成の本発明では、軸部材が挿通孔に入る方向には平坦
面で規制し、軸部材が挿通孔から出る方向には位置規制
面で規制するので、目隠部材の構造が単純化できる。
【0014】また、本発明では、前記目隠部材には、筺
体内部に冷却空気を導入する空気導入孔が形成されてい
る構成が好ましい。筺体内部にライト等の熱を発生させ
る電気機器を収納する場合には筺体内部の冷却が必要と
されるが、この構成の本発明では、空気導入孔が目隠部
材に形成されているため、筺体に冷却空気層通口が形成
されていなくても、空気導入孔を通じて筺体内部に冷却
空気を導入することができる。
【0015】さらに、前記ハンドルと前記筺体の外面と
には、それぞれ塗装が施され、前記ハンドルと前記筺体
のハンドルを係止する部分との少なくとも一方には前記
塗装面より面外方向に突出し塗装が施されていない突出
段部が形成されている構成が好ましい。この構成の本発
明では、ハンドルおよび筺体に塗装が施されているた
め、耐久性を向上させることができる。しかも、前記ハ
ンドルと前記筺体との少なくとも一方、例えば、ハンド
ルには塗装が施されていない突出段部が形成されている
ため、筺体塗装面とハンドル塗装面との擦過に伴う異音
の発生を防止することができる。
【0016】また、前述した構成のハンドルの取付構造
を備えてプロジェクタを構成してもよい。この構成の本
発明では、板金加工で筺体を成形する際に、ハンドルを
筺体に外観よくかつ簡単に取り付けることができるプロ
ジェクタを提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。 〔1.プロジェクタの主な構成〕図1は、本実施形態に
係るプロジェクタ1を上方から見た全体斜視図、図2
は、プロジェクタ1を下方から見た全体斜視図、図3
は、プロジェクタ1の内部を示す斜視図である。
【0018】図1ないし図3において、プロジェクタ1
は、筐体である外装ケース2と、この外装ケース2内に
収容された電源ユニット3と、同じく外装ケース2内に
配置された平面L字形の光学ユニット4とを備え、全体
略直方体形状となっている。
【0019】外装ケース2は、板金製のアッパーケース
21と、アルミニウムあるいは鉄板等を曲げ加工したミ
ドルケース22と、マグネシウム等のダイキャスト製の
ロアーケース23とで構成されている。そして、これら
のケース21、22、23は、互いにネジで固定されて
いる。
【0020】アッパーケース21は、上面部211およ
びその周囲に設けられた側面部212で形成され、例え
ば金型を用いてプレス等で成形加工される。また、側面
部212のフロント部211A側には、投写レンズ46
を取り付けるレンズ取付け枠24に対応する丸孔開口2
11Dが設けられ、丸孔開口211Dの周辺は絞り加工
によって内部側に湾曲している。さらに、側面部212
のフロント部211Aと直交する1側面には、切欠き部
211C(図2参照)が形成されている。
【0021】ミドルケース22は、前述のようにアルミ
ニウム板等を曲げ加工して成形され、投写レンズ46を
挟んで左右に配置される第1ケース部材22Aと第2ケ
ース部材22B、および第1ケース部材22Aの背面側
の第3ケース部材22Cとを含み形成され、第1ケース
部材22Aと第3ケース部材22Cとの間には、インタ
ーフェース用の種々のコネクタが露出されるインターフ
ェース基板22Dが配置・接続され、第2ケース部材2
2Bと第3ケース部材22Cとの間には、ランプカバー
22Eが開閉可能に設けられている。
【0022】各ケース部材22A,22B,22Cは、
プレスやマシニングセンタ等で打ち抜かれた所定形状の
アルミニウム板等を適宜曲げ加工することで、前記アッ
パーケース21およびロアーケース23と組合わされる
形状とされている。
【0023】ミドルケース22の第1ケース部材22A
と第2ケース部材22Bとのフロント221A側の対向
面には、前記レンズ取付け枠24に対応する開口(図
略)が形成されている。また、ミドルケース22の第2
ケース部材22Bのフロント221A側には、図示しな
い開口部が形成されており、この開口部は、レンズ取付
け枠24に形成されている排気口24Aと対向してい
る。
【0024】そして、このレンズ取付け枠24は、ミド
ルケース22に取り付けられることにより、ミドルケー
ス22を構成している。なお、排気口24Aの周囲に
は、例えばプラスチック製のカバー240が貼り付けら
れている。また、第2ケース部材22Bには、ロアーケ
ース23側からアッパーケース21側に向かって所定寸
法延び、かつ、互いが所定寸法離れた切欠部であるハン
ドル用開口221Bが設けられ、これらのハンドル用開
口221Bにコ字形のハンドル80が回動自在に取り付
けられている。
【0025】ランプカバー22Eは、図2に示すよう
に、例えば、第2ケース部材22B側にねじ等のつまみ
部材81を有するとともに、第3ケース部材22Cの端
縁に係合されている。このつまみ部材81は、Eリング
を介して第2ケース部材22Bに形成されている図示し
ないナットに螺合されている。つまみ部材81回してナ
ットとの螺合を解除すると、螺合していた分だけ、つま
み部材81がランプカバー22Eより外に飛び出す。そ
して、このつまみ部材81を掴んで、ランプカバー22
Eを、プロジェクタ1の側面に沿ってスライドさせる
と、当該ランプカバー22Eを外すことができるように
なっている。なお、つまみ部材81は、Eリングで支持
されているため、ナットとの螺合を解除しても、ランプ
カバー22Eからは外れない構造となっている。
【0026】ロアーケース23は、前述のように、マグ
ネシウム等のダイキャスト製とされ、略長方形状の底面
部231およびその周囲の側面部232が一体形成され
ている。内部には、所定箇所に適宜補強リブ等が設けら
れ、ロアーケース23全体の強度が確保されている。
【0027】このようなロアーケース23において底面
部231の前方の両隅部分には、プロジェクタ1全体の
傾きを調整して投写画像の位置合わせを行う高さ位置調
整機構7が設けられている。これに対して底面部231
の後方側中央部には、樹脂製のフット部材6(図2)が
嵌合している。また、ロアーケース23の底面部231
には、ファンカバー235が取り付けられている。さら
に、ロアーケース23のフロント部232Aには、レン
ズ取付け枠24に対応して丸孔開口232Dが設けられ
ている。
【0028】このような外装ケース2には、内部に冷却
空気を取り入れるための吸気孔2A、冷却後の空気を排
出するための排気口24A、吸気孔2A、操作スイッチ
2B、スピーカの位置に対応した多数の孔2C、ハンド
ル用開口221B等が設けられている。なお、ハンドル
用開口221Bからも、内部に冷却空気が取り入れられ
るようになっている。
【0029】電源ユニット3は、図5に示すように、外
装ケース2内の背面側に配置された図示しない主電源お
よび主電源の後方に配置されたバラストとで構成されて
いる。主電源は、電源ケーブルを通して供給された電力
をバラストや図示しないドライバーボード等に供給する
ものであり、前記電源ケーブルが差し込まれるインレッ
トコネクタ33(図3)、周囲を囲むアルミニウム製の
図示しないフレームおよび電源回路等を備えている。
【0030】バラストは、電力を主に光学ユニット4の
光源ランプ411(図4)に供給するものであり、ラン
プ駆動回路を備えている。光学ユニット4は、図4に示
すように、光源ランプ411から出射された光束を、光
学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成するユ
ニットであり、インテグレータ照明光学系41、色分離
光学系42、リレー光学系43、電気光学装置44、色
合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム4
5、および投写光学系としての投写レンズ46を備えて
いる。
【0031】〔2.光学系の詳細な構成〕図4におい
て、インテグレータ照明光学系41は、電気光学装置4
4を構成する3枚の液晶パネル441(赤、緑、青の各
色光毎にそれぞれ液晶パネル441R,441G,44
1Bと示す)の画像形成領域をほぼ均一に照明するため
の光学系であり、光源装置413と、UVフィルタ41
8と、光束分割素子としての第1レンズアレイ414
と、第2レンズアレイ416と、偏光変換素子415
と、重畳レンズ419と、反射ミラー424とを備えて
いる。
【0032】インテグレータ照明光学系41を構成する
光源装置413は、放射状の光線を出射する放射光源と
しての光源ランプ411と、この光源ランプ411から
出射された放射光を反射するリフレクタ412とを有す
る。光源ランプ411としては、ハロゲンランプやメタ
ルハライドランプ、または高圧水銀ランプが用いられる
ことが多い。リフレクタ412としては、放物面鏡を用
いるが、楕円面鏡と平行化レンズ(凹レンズ)とを用い
てもよい。
【0033】第1レンズアレイ414は、光軸方向から
見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズ414Aがマト
リクス状に配列された構成を有している。各小レンズ4
14Aは、光源ランプ411から出射されてUVフィル
タ418を通る光束を、複数の部分光束に分割してい
る。各小レンズ414Aの輪郭形状は、液晶パネル44
1の画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定
されている。たとえば、液晶パネル441の画像形成領
域のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3であ
るならば、各小レンズ414Aのアスペクト比も4:3
に設定する。
【0034】第2レンズアレイ416は、第1レンズア
レイ414とほぼ同様な構成を有しており、小レンズ4
16Aがマトリクス状に配列された構成を有している。
この第2レンズアレイ416は、重畳レンズ419とと
もに、第1レンズアレイ414の各小レンズ414Aの
像を液晶パネル441上に結合させる機能を有してい
る。
【0035】偏光変換素子415は、第2レンズアレイ
416と重畳レンズ419との間に配置されるととも
に、第2レンズアレイ416からの光を1種類の偏光光
に変換するものであり、これにより、電気光学装置44
での光の利用効率が高められている。
【0036】具体的に、偏光変換素子415によって1
種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ41
9によって電気光学装置44の液晶パネル441R,4
41G,441B上にほぼ重畳される。偏光光を変調す
るタイプの液晶パネル441を用いた本実施形態のプロ
ジェクタ1(電気光学装置44)では、1種類の偏光光
しか利用できないため、他種類のランダムな偏光光を発
する光源ランプ411からの光のほぼ半分が利用されな
い。
【0037】そこで、偏光変換素子415を用いること
により、光源ランプ411からの出射光を全て1種類の
偏光光に変換し、電気光学装置44での光の利用効率を
高めている。なお、このような偏光変換素子415は、
たとえば特開平8−304739号公報に紹介されてい
る。
【0038】色分離光学系42は、2枚のダイクロイッ
クミラー421,422と、反射ミラー423とを備
え、ミラー421、422によりインテグレータ照明光
学系41から出射された複数の部分光束を赤、緑、青の
3色の色光に分離する機能を有している。
【0039】リレー光学系43は、入射側レンズ43
1、リレーレンズ433、および反射ミラー432、4
34を備え、色分離光学系42で分離された色光、青色
光を液晶パネル441Bまで導く機能を有している。
【0040】電気光学装置44は、3枚の光変調装置と
なる液晶パネル441R,441G,441Bを備え、
これらは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング
素子として用いたものであり、色分離光学系42で分離
された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R,4
41G,441Bによって、画像情報に応じて変調され
て光学像を形成する。
【0041】クロスダイクロイックプリズム45は、3
枚の液晶パネル441R,441G,441Bから出射
された各色光ごとに変調された画像を合成してカラー画
像を形成するものである。なお、プリズム45には、赤
色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体
多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字
状に形成され、これらの誘電体多層膜によって3つの色
光が合成される。そして、プリズム45で合成されたカ
ラー画像は、投写レンズ46から出射され、スクリーン
上に拡大投写される。
【0042】以上説明した各光学系41〜45は、図3
および図5に示すように、シールド板91が被せられた
メインボード90の下方に配置されており、かつ、合成
樹脂製の光学部品用筐体としてのライトガイド47内
(図5)に収容されている。すなわち、このライトガイ
ド47には、光源装置413を覆う光源保護部471の
他、前述の各光学部品414〜419,421〜42
4,431〜434を上方からスライド式に嵌め込む溝
部がそれぞれ設けられている。
【0043】また、ライトガイド47の光出射側にはヘ
ッド部49が形成されている。ヘッド部49の一端側に
液晶パネル441R,441G,441Bが取り付けら
れたプリズム45が固定され、他端側の半円筒状部分に
沿ったフランジ上に投写レンズ46が固定されている。
【0044】〔3.冷却構造〕図5ないし図7におい
て、プロジェクタ1内には、前記軸流吸気ファン70に
より取り込まれた空気が、遠心力ファンであるシロッコ
ファン50から排気ダクト51の排出口51Bを経て、
外装ケース2を構成する前記レンズ取付け枠24の排気
排気口24Aに排気される第1冷却系統Aと、光学ユニ
ット4の下方に設けられた前記吸気ファン71により取
り込まれた冷却空気が、シロッコファン50から排気ダ
クト51の排出口51Bを経て、前記レンズ取付け枠2
4の排気排気口24Aに排気される第2冷却系統Bと、
およびシロッコファン50の上面とライトガイド47と
の間に形成される吸気ダクト60により取り込まれた空
気が、シロッコファン50から排気ダクト51の排出口
51Bを経て、前記レンズ取付け枠24の排気排気口2
4Aに排気される第3冷却系統(図示せず)とがそれぞ
れ形成されている。
【0045】まず、図5〜7に基づいて、シロッコファ
ン50およびそれに接続される排気ダクト51の説明を
する。シロッコファン50は、扁平の略円形状に形成さ
れ外周の接線上に延びた空気排出口50Aを有し、ロア
ーケース23の底面に、当該ロアーケース23の背面
側、かつ、投写レンズ46の軸線延長上から幅方向一端
側にずれた位置に設けられている。このシロッコファン
50の空気吸込口50Bは上方に向いており、空気排出
口50Aは投写レンズ46の軸線の延長上側に向けられ
ている。
【0046】シロッコファン50の空気排出口50Aに
は、前記排気ダクト51の一端部51Aが接続され、こ
の排気ダクト51は、例えば合成樹脂製とされるととも
に、ロアーケース23の背面側と一側面との、2面に沿
って設けられ、ロアーケース23のフロント部232A
近傍にまで延びている。そして、排気ダクト51の他端
には前記排出口51Bが形成されている。
【0047】このような排気ダクト51には、シロッコ
ファン50による排気流を曲げる複数の曲折部52が形
成されている。すなわち、シロッコファン50の空気排
出口50Aとの連結部である排気ダクト51の一端部5
1Aは、空気排出口50Aから連続して所定寸法だけ水
平になっており、水平部の端部から排気ダクト51の他
端の排出口51B側に向かって折曲角が45°以下の角
度で立ち上がった第1の曲折部52Aが連続している。
【0048】そして、第1の曲折部52Aの傾斜の頂部
は、ロアーケース23の背面部232Cから側面部23
2Bに沿うように、平面視で略90°折り曲げられてお
り、この折り曲げ部が第2の曲折部52Bとなってい
る。排気ダクト51のロアーケース23の側面部232
Bに沿う部位は、第2の曲折部52Bに連続する連続部
53とされ、この連続部53の排気側端部には、排気ダ
クト51の他端の排出口51B側に向かって折曲角が4
5°以下の角度で立ち上がった第3の曲折部52Cが連
続している。
【0049】ここで、排気ダクト51の一端部51Aお
よび第1の曲折部52Aは幅寸法(径寸法)W1、連続
部53は幅寸法W1より幅狭の幅寸法W2、第3の曲折
部52Cは幅寸法W2より幅狭の幅寸法W3に形成され
ている。また、このとき、幅寸法W1、W2、W3の部
位の高さ寸法は、幅寸法W3の部位が最も大きく、以
下、幅寸法W2、幅寸法W1の順に小さくなっている。
しかし、断面積は排気ダクト51の全長にわたってほぼ
同じに形成されている。
【0050】このような第1冷却系統Aでは、軸流吸気
ファン70によってレンズ取付け枠24の隙間、スピー
カ用孔2C等から吸引された冷却空気が、主電源および
バラスト等を冷却しながらシロッコファン50側に流
れ、吸引される。そして、最終的に排気ダクト51の排
出口51Bを経て、前記レンズ取付け枠24の排気口2
4Aから外装ケース2外に排気される。
【0051】前記第2冷却系統Bでは、前記ロアーケー
ス23の裏面に設けられたファンカバー235に覆わ
れ、ライトガイド47の下面に取り付けられた吸気ファ
ン71から吸引された冷却空気が、クロスダイクロイッ
クプリズム45および電気光学装置44を冷却しながら
シロッコファン50側に流れ、吸引される。そして、最
終的に排気ダクト51の排出口51Bを経て、レンズ取
付け枠24の排気口24Aから外装ケース2外に排気さ
れる。
【0052】前記第3冷却系統では、図7に示すよう
に、ライトガイド47の光源ランプユニット48を取り
付ける近傍の開口等から取り込まれた冷却空気を、ライ
トガイド47とシロッコファン50および排気ダクト5
1との間に形成された吸気ダクト60から、シロッコフ
ァン50の空気吸込口50Bに送り、そこからシロッコ
ファン50および排気ダクト51を流通させ、排気ダク
ト51の排出口51Bからレンズ取付け枠24の排気口
24Aを経てプロジェクタ1の外部に排出する。
【0053】吸気ダクト60が形成されるライトガイド
47とシロッコファン50および排気ダクト51との間
には、蓋部材61が介在されている。この蓋部材61に
は、シロッコファン50の空気吸込口50Bに対応する
開口61Aが形成されており、このような蓋部材61
は、ライトガイド47の下面にねじ止めで取り付けられ
るようになっている。
【0054】蓋部材61の上面には、図7にも示すよう
に、ライトガイド47下面側に突出し、上記開口61A
に跨る第1下仕切部材62と、光源用仕切部としての第
2下仕切部材63と、上枠64とが一体的に設けられて
いる。第1下仕切部材62は、蓋部材61の幅方向に沿
って設けられ、第2下仕切部材63は、略L字状に形成
され、辺の一部を第1下仕切部材62と平行に配置して
設けられている。
【0055】また、蓋部材61の排気ダクト51側端部
は緩やかな傾斜で立ち上がり、その最終端には立上り部
61Bが形成されるとともに、蓋部材61の上面の一部
には、立上り部61Bに続く側面部61C(図7参照)
が、立上り部61Bから第1下仕切部材62まで連続し
て設けられ、立上り部61Bと側面部61Cとで枠が形
成されている。
【0056】シロッコファン50および排気ダクト51
の上方に配置される前記ライトガイド47の一角部に
は、光源ランプユニット48が着脱可能に取り付けられ
ており、この光源ランプユニット48内には前記光源ラ
ンプ411等が収容されている。
【0057】一方、ライトガイド47の底部裏面一部に
は凹部47Bが形成され、この凹部47Bに続く底部裏
面には、排気用開口47Aが形成されている。また、ラ
イトガイド47の底部裏面には、前記蓋部材61側に突
出する第1上仕切部材72と、光源用仕切部としての第
2上仕切部材73と、下枠74とが形成されており、こ
れら第1上仕切部材72は前記第1下仕切部材62と、
第2上仕切部材73は前記第2下仕切部材63と、下枠
74は上枠64と、それぞれの端部同士が当接するよう
になっている。
【0058】そして、凹部47Bおよび第1上仕切部材
72、第1下仕切部材62にわたる空間内に、前記蓋部
材61の立上り部61Bおよび側面部61Cとで形成さ
れた枠部が嵌り込むようになっている。このように、蓋
部材61とライトガイド47との間の空間、言い換えれ
ば、排気ダクト51とライトガイド47との間の空間
は、枠で囲われた空間となっており、この空間が、前記
吸気ダクト60を構成するとともに、蓋部材61の開口
部61Aからシロッコファン50の空気吸込口50Bに
通じている。
【0059】このようなライトガイド47の底面には、
所定間隔を保って細長形状の第1下部開口47Cおよび
第2下部開口47Dが形成され、さらに、第1上仕切部
材72と第2下部開口47Dとの間には第3下部開口4
7Eが形成されている。一方、上ライトガイド57に
は、第1下部開口47Cおよび第2下部開口47Dに対
応する第1上部開口57Cおよび第2上部開口57Dが
形成されている。
【0060】〔4.ハンドルの取付構造〕ハンドル80
の外装ケース2への取付構造が図8から図10に示され
ている。図8は、ハンドル80が外装ケース2へ取り付
けられる状態を示す分解斜視図である。図8において、
外装ケース2のミドルケース22には、切欠部であるハ
ンドル用開口221Bが互いに所定間隔を離して2カ所
形成されている。これらのハンドル用開口221Bは、
それぞれ矩形状に形成されており、このハンドル用開口
221Bの矩形状の切欠縁に沿って筺体内側に曲げて起
立部222が形成されている。
【0061】これらの起立部222は、ハンドル用開口
221Bを挟んで互いに対向配置されており、かつ、そ
のミドルケース22の幅方向中心側に円形の取付孔22
3が形成され、そのミドルケース22の幅方向端部側に
矩形状の係合孔224が形成されている。取付孔223
および係合孔224は、それぞれハンドル用開口221
Bを挟んで互いに対向配置されている。取付孔223に
はハンドル80を回動自在に軸支する金属製の軸部材8
1が挿入される。この軸部材81は、略丸軸状に形成さ
れており、その一端部が径方向に潰されて形成された平
坦面81Aとされる。この平坦面81Aは軸部材81の
軸径より拡張して形成されている。
【0062】起立部222には、ハンドル用開口221
Bを筺体内部から覆うプラスチック製の目隠部材82が
係合される。目隠部材82の詳細な構成が図9に示さ
れ、ハンドル80の取付構造の断面が図10に示されて
いる。図9および図10において、目隠部材82は、互
いに対向する起立部222を含めハンドル用開口221
Bを覆うに十分な大きさを有するカップ状に形成されて
おり、その互いに対向する側面部には、軸部材81が挿
通する挿通孔82Aが形成され、その平面部には筺体内
部に冷却空気を導入する空気導入孔82Bが複数形成さ
れている。目隠部材82はハンドル80との干渉を避け
るために、ハンドル80側の端部が開口されている。ま
た、目隠部材82の内側側面には、起立部222の係合
孔224と係合する係合突起82Cが2カ所互いに対向
して形成される。
【0063】この目隠部材82の挿通孔82Aの近傍側
面には、挿通孔82Aからの軸部材81の抜けを防止す
る抜け防止部材83が設けられている。抜け防止部材8
3は、目隠部材82の側面から挿通孔82Aの軸芯方向
に延びて形成された腕部83Aと、この腕部83Aの先
端に直角形成された係止部83Bとを備えている。抜け
防止部材83は、軸部材81の装着時に径方向外側に変
形するように(図10の想像線参照)可撓性部材、例え
ば、弾性プラスチックから形成されるものであり、目隠
部材82と同じ材質あるいは異なる材質から形成され
る。
【0064】腕部83Aの上面は、軸部材81の端部に
形成される平坦面81Aの端面と当接して軸部材81の
回転を規制する当接面83Cとされ、係止部83Bの内
側面は軸部材81の軸端部の端面と当接する位置規制面
83Dとされる。ここで、軸部材81の端部に形成され
る平坦面81Aと、目隠部材82に設けられる当接面8
3Cとから軸部材81の回転を規制する回転規制機構8
4が構成される。
【0065】図10に示される通り、ハンドル80には
軸部材81が挿通される孔部80Aが形成され、この孔
部80Aの開口端側には突出段部80Bが端面80Cよ
り外側に突出形成されている。ハンドル80の表面に
は、突出段部80Bを除いて塗装が施されている。起立
部222を含めた外装ケース2の外面には塗装が施され
ている。
【0066】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。 (1)板金加工によって形成された金属製の外装ケース2
に対して回動自在にハンドル80を取り付けたから、こ
のハンドル80を持ってプロジェクタ1を容易に持ち運
ぶことができる。 (2)外装ケース2の一部を切り欠いてハンドル用開口2
21Bを形成し、このハンドル用開口221Bの切欠縁
に沿って筺体内側に曲げて切り起こす起立部222を形
成し、この起立部222に形成した取付孔223にハン
ドル80を回動自在に軸支する軸部材81を挿入し、ハ
ンドル用開口221Bを筺体内部から覆う目隠部材82
を起立部222に係合したから、ハンドル用開口221
Bの形成、起立部222の形成および取付孔223の形
成を、それぞれ板金加工によって行えるので、外装ケー
ス2の成形を容易に行える。しかも、ハンドル80と起
立部222との間を目隠部材82で覆うことになるの
で、ハンドル取付後の見映えが良好となる。
【0067】(3)金属製の軸部材81の回転を規制する
回転規制機構84を備えて構成したから、回転規制機構
84によって、軸部材81の外装ケース2に対する回転
が阻止されるため、軸部材81が外装ケース2に対して
回動するとに伴う摩擦音の発生を防止することができ
る。その上、この摩擦に伴う軸部材81の外装ケース2
に対するがたつきも防止することができる。
【0068】(4)回転規制機構84を、軸部材81の端
部に形成される平坦面81Aと、目隠部材82に設けら
れ平坦面81Aと当接して軸部材81の回転を規制する
当接面83Cとから構成したから、軸部材81の端部を
潰して平坦面81Aが容易に形成できる他、この平坦面
81Aと当接する当接面83Cを目隠部材82に設ける
ので、余分な部品を排除して回転規制機構84の構造を
簡易なものにできる。
【0069】(5)目隠部材82には、軸部材81が挿通
する挿通孔82Aと、この挿通孔82Aからの軸部材8
1の抜けを防止する抜け防止部材83とがそれぞれ設け
られているから、抜け防止部材83により、軸部材81
が目隠部材82の挿通孔82Aから誤って抜けることが
なく、目隠部材82が起立部222から外れることがな
い。
【0070】(6)抜け防止部材83は、軸部材81の軸
方向端面と当接し軸部材81の装着時に径方向外側に変
形する可撓性部材から構成しているので、軸部材81を
装着することで、目隠部材82の起立部222への取付
作業と、抜け防止部材83の取付作業とが同時に行わ
れ、作業性が向上する。
【0071】(7)軸部材81の平坦面81Aは軸端部を
潰して軸径より拡張して形成され、抜け防止部材83に
は、平坦面81Aが形成された軸端部の端面が当接する
位置規制面83Dが形成されているから、軸部材81が
挿通孔82Aに入る方向では平坦面81Aで規制し、軸
部材81が挿通孔82Aから出る方向には位置規制面8
3Dで規制するので、目隠部材82の構造が簡略化でき
る。
【0072】(8)目隠部材82には、筺体内部に冷却空
気を導入する空気導入孔82Bが形成されているから、
この空気導入孔82Bを通じて外装ケース2内に冷却空
気を導入することができる。そのため、軸流吸気ファン
70等の冷却手段とともに装置の内部冷却を十分に行う
ことができる。
【0073】(9)ハンドル80と外装ケース2の外面と
には、それぞれ塗装が施され、ハンドル80には塗装面
より面外方向に突出し塗装が施されていない突出段部8
0Bが形成されているので、外装ケース2とハンドル8
0との当接面において、外装ケース2の塗装面とハンド
ル80の塗装面との擦過に伴う異音の発生を防止するこ
とができる。
【0074】(10) 目隠部材82の内側側面には、起立
部222の係合孔224と係合する係合突起82Cが形
成されるため、目隠部材82を起立部222に装着した
後は、目隠部材82は起立部222に係止されるため、
誤って外れることがない。
【0075】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。例えば、前
記実施形態では、回転規制機構84を必ずしも設けるこ
とを要しない。仮に設ける場合でも、軸部材81の丸端
部を一部切り欠いて平坦面81Aを形成してもよい。
【0076】また、前記実施形態では、ハンドル80に
は塗装面より面外方向に突出し塗装が施されていない突
出段部80Bが形成された構成としたが、本発明は、塗
装が施されない塗装段部を外装ケース2の起立部222
に形成してもよい。さらに、本発明では、抜け防止部材
83は1個の目隠部材82に対して必ずしも2カ所設け
ることを要しない。軸部材81の平坦面81Aが軸径よ
り拡張して形成されるのなら、平坦面81Aが形成され
ていない側の抜け防止部材83を省略することができ
る。逆に、抜け防止部材83を2カ所設けるなら、軸部
材81の平坦面81Aが軸径より拡張して形成すること
を要しない。
【0077】さらに、前記実施形態では、3つの光変調
装置を用いたプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明
は、1つの光変調装置のみを用いたプロジェクタ、2つ
の光変調装置を用いたプロジェクタ、あるいは、4つ以
上の光変調装置を用いたプロジェクタにも適用可能であ
る。また、本発明のハンドルの取付構造は、プロジェク
タ以外の電気製品にも適用できる。
【0078】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のハンド
ルの取付構造およびプロジェクタによれば、板金加工で
筺体を成形する際に、ハンドルを筺体に見映えよくかつ
簡単に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプロジェクタを上方
から見た全体斜視図である。
【図2】前記実施形態のプロジェクタを下方から見た全
体斜視図である。
【図3】前記実施形態のプロジェクタの内部を示す全体
斜視図である。
【図4】前記実施形態のプロジェクタの各光学系を模式
的に示す平面図である。
【図5】前記実施形態のプロジェクタの光学ユニットの
構成部品を示す斜視図である。
【図6】前記実施形態のプロジェクタの冷却構造を示す
斜視図である。
【図7】前記実施形態のプロジェクタの冷却構造の一部
を下方から見た斜視図である。
【図8】ハンドルの取付構造を示す分解斜視図である。
【図9】目隠部材を示す斜視図である。
【図10】ハンドルの取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ 2 外装ケース(筐体) 21 アッパーケース 22 ミドルケース 23 ロアーケース 80 ハンドル 80B 突出段部 81 軸部材 81A 平坦面 82 目隠部材 82A 挿通孔 82B 空気導入口 83 抜け防止部材 83C 当接面 83D 位置規制面 84 回転規制機構 222 起立部 223 取付孔 221B ハンドル用開口(切欠部)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板金加工によって形成された金属製の筺体
    に対して回動自在にハンドルを取り付けるハンドルの取
    付構造であって、 前記筺体の一部を切り欠いて切欠部を形成し、この切欠
    部の切欠縁に沿って筺体内側に絞りあるいは曲げて起立
    部を形成し、この起立部に形成した取付孔に前記ハンド
    ルを回動自在に軸支する軸部材を挿入し、前記切欠部を
    筺体内部から覆う目隠部材を前記起立部に係合させるこ
    とを特徴とするハンドルの取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のハンドルの取付構造にお
    いて、 前記軸部材は金属製であり、前記軸部材の回転を規制す
    る回転規制機構を備えたことを特徴とするハンドルの取
    付構造。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のハンドルの取付構造にお
    いて、 前記回転規制機構は、前記軸部材の端部に形成される平
    坦面と、前記目隠部材に設けられ前記平坦面と当接して
    前記軸部材の回転を規制する当接面とを備えて構成され
    ることを特徴とするハンドルの取付構造。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のハンドルの取付構造にお
    いて、 前記目隠部材には、前記軸部材が挿通する挿通孔と、こ
    の挿通孔からの前記軸部材の抜けを防止する抜け防止部
    材とがそれぞれ設けられていることを特徴とするハンド
    ルの取付構造。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のハンドルの取付構造にお
    いて、 前記抜け防止部材は、前記軸部材の軸方向端面と当接し
    前記軸部材の装着時に径方向外側に変形する可撓性部材
    を備えていることを特徴とするハンドルの取付構造。
  6. 【請求項6】請求項5に記載にハンドルの取付構造にお
    いて、 前記軸部材の平坦面は軸端部を潰して軸径より拡張して
    形成され、前記抜け防止部材には、前記平坦面が形成さ
    れた軸端部の端面が当接する位置規制面が設けられてい
    ることを特徴とするハンドルの取付構造。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    ハンドルの取付構造において、 前記目隠部材には、筺体内部に冷却空気を導入する空気
    導入孔が形成されていることを特徴とするハンドルの取
    付構造。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項7のいずれかに記載の
    ハンドルの取付構造において、 前記ハンドルと前記筺体の外面とには、それぞれ塗装が
    施され、前記ハンドルと前記筺体のハンドルを係止する
    部分との少なくとも一方には前記塗装面より面外方向に
    突出し塗装が施されていない突出段部が形成されている
    ことを特徴とするハンドルの取付構造。
  9. 【請求項9】請求項1から請求項8のいずれかに記載の
    ハンドルの取付構造を備えたプロジェクタ。
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