JP2002107794A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002107794A
JP2002107794A JP2000303726A JP2000303726A JP2002107794A JP 2002107794 A JP2002107794 A JP 2002107794A JP 2000303726 A JP2000303726 A JP 2000303726A JP 2000303726 A JP2000303726 A JP 2000303726A JP 2002107794 A JP2002107794 A JP 2002107794A
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lens barrier
lens
barrier
window
mounting table
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Yasunori Kashiwanuma
康修 栢沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズバリアが閉位置のとき、レンズバリア
が窓部内に位置する撮像装置を得る。 【解決手段】 移動枠46に設けられた案内溝64と係
合するフォロワー74を介してレンズバリア載置台68
をスライド移動させ、また、レンズバリア載置台68の
両側に設けられたガイド溝84、86と係合するフォロ
ワー70、72を介してレンズバリア載置台68を上下
移動させる。ここで、レンズバリア載置台68は、板バ
ネ78によってフォロワー72を中心とするモーメント
が生じている。このため、移動枠46のスライド動作
が、レンズバリア載置台68を押上げる押上げ力に変換
され、レンズバリア38の天面と表筐体10Aの意匠面
とを面一とすることができる。これにより、レンズバリ
ア38と表筐体10Aとの間で段差が生じることはな
く、ゴミ又はホコリが溜まることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズの窓部
を覆う閉位置と、撮影レンズの窓部から退避する開位置
と、の間を移動するレンズバリアを備えた撮像装置であ
り、特にデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】図12(A)に示すように、コンパクト
カメラやデジタルカメラ200などでは、持ち運び時に
撮影レンズ202が傷つかないように、電源がオフのと
きに撮影レンズ202の窓部200Aを覆って撮影レン
ズ202を保護するレンズバリア204が設けられてい
る。
【0003】このレンズバリア204は、デジタルカメ
ラ200の電源をオンにすると、デジタルカメラ200
の内部に設けられたステッピングモータ40により回転
移動し、撮影レンズ202の窓部200Aから退避する
ように構成されている。これにより、窓部200Aが全
開となり、撮影レンズ202が突出可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
(B)に示すように、レンズバリア204が閉位置に移
動した状態では、レンズバリア204の天面は、デジタ
ルカメラ200のボディの奥方へ位置している。
【0005】このため、窓部200Aにはゴミ又はホコ
リが溜まりやすく、窓部200Aにゴミ又はホコリが溜
まった状態でレンズバリア204を移動させると、デジ
タルカメラ200の内部にゴミ又はホコリが入り、故障
の原因となる恐れがある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、レンズバリア
が閉位置のとき、レンズバリアが窓部内に位置する撮像
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、レンズバリアが撮影レ
ンズの窓部を覆う閉位置と、撮影レンズの窓部から退避
する開位置と、の間を移動する。一方、固定軸には駆動
手段によって駆動力が伝達されるピニオンが回転可能に
軸支されている。このピニオンには移動枠に設けられた
ラックが噛み合っており、移動枠がスライド動作する。
【0008】レンズバリアが載置されたレンズバリア載
置台は、連結手段によって移動枠と連結されており、移
動手段によってラックによる移動枠のスライド動作が、
レンズバリア載置台を押上げる押上げ力に変換され、レ
ンズバリアを窓部内へ移動させる。
【0009】このように、レンズバリアを窓部内へ移動
させることによって、レンズバリアと窓部前面とを面一
とすることができる。このため、レンズバリアの周縁に
は、窓部にゴミ又はホコリが溜まらない。
【0010】従って、従来のように、窓部に溜まったゴ
ミ又はホコリがデジタルカメラの内部に入り、故障の原
因となることはない。また、レンズバリアを窓部前面と
面一にすると、デジタルカメラの筐体に印刷するデザイ
ンの幅が広がる。
【0011】請求項2に記載の発明では、移動枠には移
動枠のスライド方向に対して所定の角度を持つ案内溝が
形成されている。一方、レンズバリア載置台には第1の
支持部が設けられており、案内溝に係合して案内溝内を
移動する。
【0012】このように、第1の支持部を案内溝に係合
させることによって、移動枠に伝達された駆動力をレン
ズバリア載置台へ伝達させることができる。また、案内
溝は移動枠のスライド方向に対して所定の角度を持って
いるため、レンズバリア載置台は移動枠に対して上下方
向の移動も可能となる。
【0013】また、レンズバリア載置台には第2の支持
部が設けられており、ガイド部によって案内される。こ
のガイド部はレンズバリアの開位置と閉位置との間に傾
斜面を有しており、レンズバリアが閉位置へ移動するに
つれて、第1の支持部を案内溝に沿って移動させなが
ら、第2の支持部を窓部前面側へ誘導する。
【0014】請求項3に記載の発明では、撮像電源がオ
ンされると、駆動手段を駆動させ、レンズバリアを開位
置へ移動させる。そして、全開検出手段によって、レン
ズバリアが開位置にあることが検知されると、レンズバ
リア全開信号が出力される。このレンズバリア全開信号
が制御手段へ入力されると駆動手段が駆動停止する。
【0015】一方、撮像電源がオフされると、撮影レン
ズ用駆動手段を駆動させ、撮影レンズを窓部の奥方へ収
納する。沈胴検出手段によって、撮影レンズが窓部の奥
方に収納される沈胴位置にあることが検知されると、沈
胴位置信号が出力される。この沈胴位置信号が制御手段
へ入力されると駆動手段が駆動し、レンズバリアが閉位
置へ移動する。
【0016】そして、フラット検出手段によって、窓部
前面とレンズバリアとが面一となったことが検知される
と、レンズバリアフラット信号が出力され、駆動手段が
駆動停止する。
【0017】このように、各種の検出手段を備えること
によって、レンズバリアが開位置に移動するときに、撮
影レンズのレンズ面を摺動したり、レンズバリアが閉位
置であるにも拘らず、撮影レンズが突出することがない
ようにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には、本形態に係る撮像装置
としてのデジタルカメラ10が示されている。まず、こ
のデジタルカメラ10の概要について、図2に示すブロ
ック図に従って説明する。
【0019】本形態のデジタルカメラ10は、シャッタ
ボタン12、操作ボタン14、モードダイヤル16、デ
ィスプレイ18、検出部20、制御部22、駆動回路2
4、メモリ26、圧縮伸張部28、メモリーカードドラ
イブ30、及び撮像電源32がバス34を介して接続さ
れた構成である。
【0020】モードダイヤル16は、デジタルカメラ1
0の動作モードを選択するダイヤルであり、例えば、写
真撮影モード、動画モード、再生モード等のうちのいず
れか1つを選択する。
【0021】ここで、デジタルカメラ10の背面筐体の
下方側には、図示しないLCDから成るカラーのディス
プレイ18が取付けられており、ディスプレイ18の上
方側には、表示ボタン、実行ボタン、キャンセルボタ
ン、ズーム調整ボタン等の操作ボタン14が設けられて
いる。
【0022】ディスプレイ18は、画像表示指示がある
場合に、メモリ26に保存された画像データやメモリー
カードから読み込んだ画像データに基づいて画像を画面
全体に表示したり、複数の縮小画像を並べて表示した
り、各種機能選択画面を表示する。
【0023】一方、制御部22は、CPU22A、RO
M22B及びRAM22Cとから構成され、バス34を
介してシャッタボタン12、操作ボタン14、モードダ
イヤル16、ディスプレイ18、全開検出装置56、沈
胴検出装置58、フラット検出装置60、駆動回路2
4、メモリ26、圧縮伸張部28、メモリーカードドラ
イブ30、及び撮像電源32等の各種構成要素が接続さ
れている。
【0024】ところで、ROM22Bには、制御部22
に接続された上述の各種構成要素を制御するプログラ
ム、及び、レンズバリア用ステッピングモータ40の駆
動制御プログラムが記憶されている。また、RAM22
Cには、バス34を介して入力される前記各プログラム
に必要な各種データが記憶される。
【0025】一方、バス34を介して制御部22と接続
する駆動回路24には、ストロボ36、レンズバリア3
8を開位置と閉位置との間で移動させるためのステッピ
ングモータ40、フォーカスレンズ鏡胴(撮影レンズ)
42を移動させるためのステッピングモータ43、シャ
ッタ44、絞り46、撮像デバイス48が接続されてお
り、駆動回路24は、制御部22からの制御信号に基づ
いてそれぞれを駆動制御する。
【0026】以上のような構成により、撮像電源32が
オフからオンになると、CPU22Aは、ROM22B
から各種制御プログラムおよびバリアモータ駆動制御プ
ログラムを読み出して、各種構成要素の初期設定処理を
行う。
【0027】撮影待機状態では、例えば、CPU22A
は、測距部(図示省略)により測定された被写体との距離
に基づいてオートフォーカス(AF)制御値を定めて駆
動回路24に出力する。駆動回路24は、AF制御値に
基づいてステッピングモータ43を駆動して、フォーカ
スレンズ鏡胴42を移動させ、自動的に焦点調整を行
う。
【0028】また、CPU22Aは、図示しない測光部
で測定された測光値に基づいて露光制御値、例えば、絞
り値(絞りの開口量)やシャッタスピード、ストロボ3
6により発光させるか否か等を定めて駆動回路24へ出
力する。
【0029】そして、シャッタボタン12が押下される
と、駆動回路24は、露光制御値に基づいてストロボ3
6、ステッピングモータ43、シャッタ44、絞り46
及び撮像デバイス48を駆動させ、レンズ41を透過し
た被写体像を撮影する。
【0030】撮像デバイス48には、露光制御値に応じ
て入射する光の光量に対応した電荷が蓄積される。蓄積
された電荷、すなわち画像信号は、アナログ信号処理部
50に出力される。
【0031】アナログ信号処理部50では、入力された
画像信号に所定のアナログ信号処理(例えばノイズ低減
処理)を施し、A/D変換部52へ出力する。A/D変
換部52では、入力されたアナログ信号をデジタル信号
に変換してデジタル信号処理部54に出力する。デジタ
ル信号処理部54では、入力されたデジタル信号に所定
のデジタル信号処理(例えばシェーディング補正処理)
を施し、画像データとしてメモリ26に出力する。ま
た、メモリ26に出力された画像データの画像は液晶な
どで構成されたディスプレイ18により表示される。
【0032】デジタルカメラ10では、操作ボタン14
により所定の操作を行うことにより撮影した画像をメモ
リカードドライブを介して、例えば、スマートメディア
やHiFD等のメモリカードに記憶させることができ
る。
【0033】この場合、メモリ26に記憶された画像デ
ータは圧縮伸張部28に出力され、該圧縮伸張部28に
おいて所定の画像圧縮処理(例えばJPEG処理)が行
われる。圧縮された画像データはメモリーカードドライ
ブ30に出力され、メモリカードに書き込まれる。
【0034】なお、本形態のデジタルカメラ10では、
メモリカードに記憶された圧縮画像データを読み出すこ
ともできる。この場合、メモリカードから読み出された
圧縮画像データは圧縮伸張部28へ出力され、この圧縮
伸張部28において伸張処理が施される。これにより、
圧縮画像から元の画像に戻される。伸張処理された画像
は、ディスプレイ18に表示される。
【0035】次に、第1形態に係るデジタルカメラ10
に備えられたレンズバリア38について説明する。図1
に示すように、デジタルカメラ10の表筐体10Aに
は、レンズ開口部11が形成されており、筒体の先端に
レンズ41が設けられたフォーカスレンズ鏡胴42(図
5参照)が通過可能となっている。
【0036】このフォーカスレンズ鏡胴42は撮影時に
レンズ開口部11を通過して表筐体10Aから突出し、
撮影時以外(再生時も含む)は、レンズ開口部11の奥
方(デジタルカメラ10の内部)へ収納される。このと
き、円板状のレンズバリア38がレンズ開口部11を覆
い、レンズ41を保護する。
【0037】図3及び図4に示すように、デジタルカメ
ラ10(図1参照)の内部には、駆動手段として、例え
ばステッピングモータ40が用いられており、所定角度
内を正転或いは逆転可能となっている。このステッピン
グモータ40からの駆動力は、デジタルカメラ10の内
部に設けられた地板88に配設された図示しない複数の
ギアを介してピニオン66に伝達される。
【0038】ピニオン66にはラック82が噛み合って
おり、ステッピングモータ40の駆動力がラック82に
伝達される。このラック82は略長方形状の平板である
移動枠46の一端側の側面に設けられている。移動枠4
6は地板88上に載置されており、ピニオン66から伝
達された駆動力がラック82に伝達されると、移動枠4
6は地板88に沿ってスライド移動する。
【0039】また、移動枠46の他端側には、一対の支
持片62が上方(以下、移動枠46から見て表筐体10
A側を上方向とする)へ向かって設けられている。この
支持片62には、長円状の案内溝64が長手方向に沿っ
て形成されている。
【0040】一方、移動枠46の上方には、略長方形状
の平板であるレンズバリア載置台68が配置されてお
り、レンズバリア載置台68の上面には、レンズバリア
38が載置されている。
【0041】このレンズバリア載置台68の両側面から
は、フォロワー70、72、74がそれぞれ張り出して
いる。フォロワー74は案内溝64に係合可能となって
おり、フォロワー74を介して移動枠46のスライド移
動をレンズバリア載置台68に伝達すると共に、レンズ
バリア載置台68の上下方向の移動が可能となる。
【0042】ここで、移動枠46の上面には、収納部4
6Aが凹設されており、この収納部46Aはレンズバリ
ア載置台68のフォロワー70側の下方に位置してい
る。収納部46Aには板バネ78が収納されており、レ
ンズバリア載置台68に当接してレンズバリア載置台6
8のフォロワー70側を上方へ付勢している。
【0043】一方、レンズバリア載置台68を間に置い
て、一対の案内板80が対面しており、この案内板80
にはガイド溝84、86が形成されている。図5に示す
ように、ガイド溝86は、P1地点からP2地点までは
水平となっており、P2地点からP3地点には表筐体1
0A側へ向かう傾斜面86Aが設けられ、P3地点から
P4地点では水平となっている。また、ガイド溝84
は、Q1地点からQ2地点までは水平となっており、Q
2地点からQ3地点で表筐体10A側へ向かう形状とな
っている。
【0044】このガイド溝84にはフォロワー70が係
合可能となっており、ガイド溝86にはフォロワー72
が係合可能となっている。図5に示すレンズバリア38
の開位置では、フォロワー70はP1地点に位置し、フ
ォロワー72はQ1地点に位置している。このとき、フ
ォロワー76は案内溝64の下端部に位置している。
【0045】この状態で、ピニオン66を介してラック
82に駆動力が伝達されると、移動枠46のスライド移
動によって、フォロワー74を介してレンズバリア載置
台68が矢印A方向へスライド移動する。
【0046】これにより、フォロワー72がP2地点を
通過すると、図6に示すように、傾斜面86Aに沿って
フォロワー72が表筐体10A側へ案内されると共に、
フォロワー74が案内溝64に沿って上方へ移動する。
【0047】ここで、レンズバリア載置台68のフォロ
ワー70側には、板バネ78によってフォロワー72を
中心とするモーメントが生じるが、フォロワー70の移
動はガイド溝84によって規制されるため、フォロワー
70はガイド溝84に沿ってスライド移動する。このた
め、移動枠46に対して傾いた状態でレンズバリア載置
台68は移動する。
【0048】次に、図7に示すように、フォロワー72
がP3地点へ到達すると、フォロワー70はQ2地点へ
到達する。ここで、ガイド溝84のQ2地点からQ3地
点に架けてガイド溝84の幅は、表筐体10A側へ向か
って広がっている。
【0049】ここで、レンズバリア載置台68のフォロ
ワー70側は、板バネ78によってフォロワー72を中
心とするモーメントが生じているため、フォロワー70
はガイド溝84に沿って表筐体10A側へ押上げられ
る。このとき、フォロワー74も案内溝64に沿って上
方へ移動する。
【0050】そして、図8に示すように、フォロワー7
2がP4地点へ到達すると共に、フォロワー72側に位
置するレンズバリア38の周縁が、レンズ開口部11内
に配置される。
【0051】ここで、レンズ開口部11の縁部には、レ
ンズバリア38のフォロワー70側にガイド面90が設
けられている。このガイド面90によって、フォロワー
70がガイド溝84に沿ってフォロワー72を中心に回
転すると共に、レンズバリア載置台68が押上げられ、
レンズバリア38がレンズ開口部11内へ案内される。
【0052】ところで、案内溝64の上縁側では、若干
幅が広くなっており、レンズバリア載置台68が押上げ
られるとき、フォロワー72の移動に伴って、フォロワ
ー74が案内溝64内で移動できるようにしている。
【0053】次に、図9に示すように、レンズバリア載
置台68のフォロワー70側が押上げられると、フォロ
ワー70側に位置するレンズバリア38の周縁が、レン
ズ開口部11内に配置される。このとき、レンズバリア
38の天面38Aが、表筐体10Aの意匠面15と面一
となる。
【0054】以上のような構成により、ラック82によ
る移動枠46のスライド動作が、レンズバリア載置台6
8を押上げる押上げ力に変換され、レンズバリア38を
レンズ開口部11内へ移動させ、レンズバリア38の天
面38Aと表筐体10Aの意匠面15とを面一とするこ
とができる。これにより、レンズバリア38と表筐体1
0Aとの間で段差が生じることはなく、ゴミ又はホコリ
が溜まることはない。
【0055】従って、従来のように、段差に溜まったゴ
ミ又はホコリがデジタルカメラ10のデジタルカメラ1
0の内部に入るということはない。また、レンズバリア
38はレンズ開口部11に嵌合されるため、デジタルカ
メラ10を搖動させてもレンズバリア38がズレること
はない。さらに、レンズバリア38と表筐体10Aとが
面一であるため、デジタルカメラ10の表筐体10Aに
印刷するデザインの幅が広がる。
【0056】ところで、レンズバリア38が開位置へ移
動するときは、図8から図7へ示すように、レンズバリ
ア38の周縁がガイド面90に案内されて、板バネ78
の付勢力と抗する方向へ押圧され、レンズバリア38及
びレンズバリア載置台68のフォロワー70側が押し下
げる。
【0057】このように、ガイド面90によってレンズ
バリア38のフォロワー70側をレンズ開口部11内か
ら抜け出させることができるため、レンズバリア38を
スライド移動させると共に、表筐体10Aの奥方へ移動
させることが可能となる。
【0058】次に、レンズバリア38の動作について、
図2及び図3を参照して図10及び図11に示すフロー
チャートに従って説明する。
【0059】まず、図10に示すように、ステップ11
0において、撮像電源32をオンにすると、制御部22
にはレンズバリア開放信号が入力され、ステップ112
では、レンズバリア用のステッピングモータ40が駆動
して、ピニオン66に矢印B方向の回転力を伝達する。
【0060】このため、ラック82によって移動枠46
及びレンズバリア載置台68がスライド移動する(矢印
b方向)。このとき、図8に示すように、レンズバリア
38の周縁がガイド面90に案内され、レンズバリア3
8のフォロワー70側が板バネ78の付勢力の抗する方
向へ押圧されて、レンズ開口部11内から抜け出す。
【0061】このとき、図7に示すように、フォロワー
70がQ2地点へ向けて押し下げられ、レンズバリア載
置台68が傾いた状態でフォロワー70、72がそれぞ
れガイド溝84、86に沿って移動する。
【0062】そして、図6に示すように、フォロワー7
0はガイド溝84に沿ってスライド移動する。一方、フ
ォロワー72は傾斜面86Aに沿って除々に下方へ移動
し、レンズバリア38を表筐体10Aの奥方へ移動させ
る。
【0063】次に、ステップ116で、レンズバリア3
8が開位置へ移動したか否か判断される。図5に示すよ
うに、レンズバリア38が開位置へ移動し、フォロワー
70がガイド溝84の縁部に当接して、ガイド溝84の
縁部に配置された全開検出装置56のスイッチが作動す
ると、レンズバリア全開信号が出力される。
【0064】このレンズバリア全開信号は制御部22へ
入力され、ステップ118において、ステッピングモー
タ40の駆動が停止する。そして、ステップ120でフ
ォーカスレンズ用ステッピングモータ43が駆動し、フ
ォーカスレンズ鏡胴42を表筐体10Aから突出させ、
撮影可能状態となる。
【0065】一方、図11に示すように、ステップ12
2において、撮像電源32をオフにすると、制御部22
にはレンズバリア閉止信号が入力され、ステップ124
でフォーカスレンズ用のステッピングモータ43が駆動
し、フォーカスレンズ鏡胴42がレンズ開口部11の奥
方へ移動する。
【0066】ステップ126において、フォーカスレン
ズ鏡胴42が沈胴位置に到達したか否かが判断される。
フォーカスレンズ鏡胴42が沈胴位置に到達して、沈胴
検出装置(図示省略)が作動し、沈胴位置信号が制御部
22へ入力されると、ステップ128において、撮影レ
ンズ用ステッピングモータの駆動が停止する。
【0067】一方、ステップ130では、ステッピング
モータ40が矢印C方向へ回転する。このため、ラック
82によって移動枠46及びレンズバリア載置台68が
スライド移動する(矢印c方向)。
【0068】そして、図6及び図7に示すように、ガイ
ド溝84、86によってフォロワー70、72が案内さ
れ、レンズバリア載置台68が傾いた状態で、フォロワ
ー72側のレンズバリア38の周縁がレンズ開口部11
内へ移動する。
【0069】次に、図8に示すように、フォロワー70
が板バネ78によって押上げられると共に、フォロワー
74が案内溝64に沿って上方へ移動して、レンズバリ
ア38の周縁がガイド面90によって案内され、図9に
示すように、レンズバリア38の天面38Aが、表筐体
10Aの意匠面15と面一となる。
【0070】次に、ステップ134において、レンズバ
リア38が表筐体10Aと面一となるフラット位置へ移
動したか否かが判断される。フォロワー70がガイド溝
84の縁部に設けられたフラット検出装置60に当接し
て、ガイド溝84の縁部に配置されたフラット検出装置
60のスイッチが作動すると、レンズバリアフラット信
号が出力される。このレンズバリアフラット信号は制御
部22へ入力されてステップ136でステッピングモー
タ40の駆動が停止する。
【0071】以上のように、各種の検出手段を備えるこ
とによって、レンズバリア38が開位置に移動するとき
に、フォーカスレンズ鏡胴42のレンズ41面を摺動し
たり、レンズバリア38が閉位置であるにも拘らず、フ
ォーカスレンズ鏡胴42が突出することがないようにし
ている。
【0072】このため、レンズバリア38及びフォーカ
スレンズ鏡胴42の位置が認識できれば良いため、スイ
ッチに限るものではなく、また、本形態による配設場所
には限られない。
【0073】なお、本形態では、デジタルカメラについ
て説明したが、レンズ開口部を覆い、或いはレンズ開口
部から退避するレンズバリアを用いるカメラであれば良
いため、デジタルカメラに限るものではない。
【0074】また、本形態のように、レンズバリア38
と表筐体10Aとが面一であることが望ましいが、レン
ズバリア38をレンズ開口部11内へ移動させることに
よって、従来と比較して、レンズバリア38の周縁にゴ
ミ又はホコリが溜まり難くなるため、レンズバリア38
と表筐体10Aとが完全に面一でなくても良い。
【0075】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、請求項
1及び2に記載の発明では、レンズバリアを窓部内へ移
動させることによって、レンズバリアと窓部前面とを面
一とすることができる。このため、レンズバリアの周縁
には、窓部にゴミ又はホコリが溜まらない。従って、従
来のように、窓部に溜まったゴミ又はホコリがデジタル
カメラの内部に入り、故障の原因となることはない。ま
た、レンズバリアを窓部前面と面一にすると、デジタル
カメラの筐体に印刷するデザインの幅が広がる。
【0076】請求項3に記載の発明では、各種の検出手
段を備えることによって、レンズバリアが開位置に移動
するときに、撮影レンズのレンズ面を摺動したり、レン
ズバリアが閉位置であるにも拘らず、撮影レンズが突出
することがないようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る撮像装置が適用されたデジタルカ
メラの外観を示す斜視図である。
【図2】本形態に係る撮像装置が適用されたデジタルカ
メラの要部のブロック図である。
【図3】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アを示す斜視図である。
【図4】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アを示す平面図であり、実線がレンズバリアの開位置を
示し、仮想線がレンズバリアの閉位置を示す。
【図5】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アの開位置を示す概略側面図である。
【図6】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アの移動している状態を示す概略側面図である。
【図7】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アの移動している状態を示す概略側面図である。
【図8】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アの移動している状態を示す概略側面図である。
【図9】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アの閉位置を示す概略側面図である。
【図10】本形態に係る撮像装置が適用されたデジタル
カメラの撮像電源をオンしたときの制御を示すフローチ
ャートである。
【図11】本形態に係る撮像装置が適用されたデジタル
カメラの撮像電源をオフしたときの制御を示すフローチ
ャートである。
【図12】従来のデジタルカメラを示す概略断面図であ
り、(A)はレンズバリアの開位置を示し、(B)はレ
ンズバリアの閉位置を示している。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 11 レンズ開口部(窓部) 20 検出部(制御手段) 22 制御部(制御手段) 24 駆動回路(制御手段) 34 バス(制御手段) 38 レンズバリア 40 ステッピングモータ(駆動手段) 43 ステッピングモータ(撮影レンズ用駆
動手段) 46 移動枠 56 全開検出装置(全開検出手段) 58 沈胴検出装置(沈胴検出手段) 60 フラット検出装置(フラット検出手
段) 64 案内溝(連結手段) 66 ピニオン 68 レンズバリア載置台 70 フォロワー(移動手段(第2の支持
部)) 72 フォロワー(移動手段(第2の支持
部)) 74 フォロワー(連結手段(第1の支持
部)) 84 ガイド溝(移動手段(ガイド部)) 86 ガイド溝(移動手段(ガイド部))

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの窓部を覆う閉位置と、撮影
    レンズの窓部から退避する開位置と、の間を移動するレ
    ンズバリアを備えた撮像装置において、 固定軸に回転可能に軸支されたピニオンと、 前記ピニオンに駆動力を伝達する駆動手段と、 前記ピニオンと噛み合うラックが設けられ、スライド動
    作する移動枠と、 前記レンズバリアが載置されたレンズバリア載置台と、 前記移動枠と前記レンズバリア載置台とを連結する連結
    手段と、 前記ラックによる前記移動枠のスライド動作を前記レン
    ズバリア載置台を押上げる押上げ力に変換して、レンズ
    バリアを前記窓部内へ移動させる移動手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記連結手段が、前記移動枠に形成され
    移動枠のスライド方向に対して所定の角度を持つ案内溝
    と、前記レンズバリア載置台に設けられ前記案内溝に係
    合して案内溝内を移動する第1の支持部と、で構成さ
    れ、 前記移動手段が、 前記レンズバリア載置台に設けられた第2の支持部と、 前記第2の支持部を案内すると共に、前記レンズバリア
    の前記開位置と前記閉位置との間に傾斜面を有し、レン
    ズバリアが閉位置へ移動するにつれて第2の支持部を前
    記窓部前面側へ誘導するガイド部と、 で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 レンズバリアが開位置にあることを検知
    してレンズバリア全開信号を出力する全開検出手段と、 撮影レンズが窓部の奥方に収まる沈胴位置にあることを
    検知して沈胴位置信号を出力する沈胴検知手段と、 前記窓部前面と前記レンズバリアとが面一となったこと
    を検知してレンズバリアフラット信号を出力するフラッ
    ト検出手段と、 撮像電源をオンさせると前記駆動手段を駆動させて、前
    記レンズバリアを開位置へ移動させ、前記全開検出手段
    から前記レンズバリア全開信号が入力されると駆動手段
    を駆動停止させると共に、撮像電源をオフさせると撮影
    レンズ用駆動手段を駆動させて、前記沈胴検出手段から
    前記沈胴位置信号が入力されると、前記駆動手段を駆動
    させ、レンズバリアを閉位置へ移動させて、前記フラッ
    ト検出手段から前記レンズバリアフラット信号が入力さ
    れると駆動手段を駆動停止させる制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像
    装置。
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