JP2002106726A - 水栓バルブ - Google Patents

水栓バルブ

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JP2002106726A
JP2002106726A JP2000300587A JP2000300587A JP2002106726A JP 2002106726 A JP2002106726 A JP 2002106726A JP 2000300587 A JP2000300587 A JP 2000300587A JP 2000300587 A JP2000300587 A JP 2000300587A JP 2002106726 A JP2002106726 A JP 2002106726A
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water
transparent
disk
faucet
movable disk
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Kazuo Osumi
和生 大角
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動ディスクと固定ディスクとの相対的な摩
擦係数を長期間に亘って小さくでき、操作レバーの良好
な操作フィーリングを長期間保持できる水栓バルブを提
供する。 【解決手段】 蛇口の上流側に設けられ内部に水・湯が
流れる弁ケーシング2と、弁ケーシング2内に水・湯の
流れを遮るように設けられ水・湯の通過口11、12が
貫通形成された固定ディスク10と、固定ディスク10
上にスライド自在に載置されそのスライドにより通過口
11、12を開閉する可動ディスク13と、可動ディス
ク13を固定ディスク10上にてスライド移動させる操
作レバー23とを有する水栓バルブであって、固定ディ
スク10の上面に形成され光触媒作用により親水性を発
揮して可動ディスク13に対する潤滑用の水膜を形成す
るTiO2 24が分散されたセラミックス層25と、セ
ラミックス層25に弁ケーシング2外部の光を照射させ
るべく当該セラミックス層25の上方に配置された透明
部材22、21、18、15とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、止水・送水を切り
換え、水量を調節する水栓バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】水栓バルブとして、蛇口の上流側に設け
られ内部に水・湯が流れる弁ケーシングと、弁ケーシン
グ内に水・湯の流れを遮るように設けられ水・湯の通過
口が貫通形成された固定ディスクと、固定ディスク上に
スライド自在に載置されそのスライドにより通過口を開
閉する可動ディスクと、可動ディスクを固定ディスク上
にてスライド移動させる操作レバーとを備えたものが知
られている。
【0003】この水栓バルブによれば、操作レバーによ
って可動ディスクを固定ディスク上にてスライドさせ、
固定ディスクの通過口を覆う位置に移動させることで止
水でき、通過口を開放する位置に移動させることで送水
でき、通過口を覆う面積を加減することで水量を調節で
きる。この種の水栓バルブは、可動ディスクを固定ディ
スク上にてスライドさせることで止水・送水を切り換え
ると共に水量を制御しているので、可動ディスクと固定
ディスクとの相対的な摩擦抵抗を減らすことが、操作レ
バーの操作力の軽減および操作フィーリングの向上に繋
がる。
【0004】そこで、従来、固定ディスクを、SiC
の表面にダイヤモンドライクカーボンを被覆した材料
や、アルミナの表面に炭化珪素とカーボンとの混合物
を被覆した材料や、多孔材の気孔部に固体潤滑剤また
は油を含浸した材料等から成形し、可動ディスクとの相
対的な摩擦抵抗を減らす対策がなされてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、およびに
おいては被膜の剥離および寿命が短く、においては潤
滑剤の損耗により、長期に亘って使用すると、可動ディ
スクと固定ディスクとの相対的な摩擦抵抗が大きくな
り、操作レバーの作動が渋くなって操作フィーリングが
悪化するという問題が生じる。
【0006】また、これを解決すべく、アルミナ材にZ
nOが添加された材料からなる被膜を用いたものも開発
されたが、親水性を発揮するZnAl2 4 粒子が摩耗
・脱落し易く、経年使用による摩擦係数の上昇が避けら
れない。
【0007】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、可動ディスクと固定ディスクとの相対的な摩擦
係数を長期間に亘って小さくでき、操作レバーの良好な
操作フィーリングを長期間保持できる水栓バルブを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、蛇口の上流側に設けられ内部に水・湯が流れる
弁ケーシングと、該弁ケーシング内に水・湯の流れを遮
るように設けられ水・湯の通過口が貫通形成された固定
ディスクと、該固定ディスク上にスライド自在に載置さ
れそのスライドにより上記通過口を開閉する可動ディス
クと、該可動ディスクを固定ディスク上にてスライド移
動させる操作レバーとを有する水栓バルブであって、上
記固定ディスクの上面に形成され光触媒作用により親水
性を発揮して可動ディスクに対する潤滑用の水膜を形成
するTiO2 が分散されたセラミックス層と、該セラミ
ックス層に弁ケーシング外部の光を照射させるべく当該
セラミックス層の上方に配置された透明部材とを備えた
ものである。
【0009】また、上記セラミックス層は、Al2 3
を母相としてアナターゼ型のTiO2 が分散されたもの
であってもよい。
【0010】また、上記セラミックス層は、更にZnの
酸化物が分散されたものであってもよい。
【0011】また、上記可動ディスクは、水潤滑下で低
摩擦係数を有する材料または水吸着性に優れた材料から
成形されていてもよい。
【0012】また、上記可動ディスクは、紫外線を通過
させるべく、透明樹脂、透過性アルミナまたは石英等に
よって形成されていてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を添付図面に
基いて説明する。
【0014】図1に示すように、蛇口の上流側に接続さ
れた水・湯用の水道管1には、内部に水・湯が流れる弁
ケーシング2が介設されている。弁ケーシング2は、一
端に流入側水道管1aが接続される流入口3を有すると
共に他端に流出側水道管1bが接続される流出口4を有
する下部ケーシング5と、その下部ケーシング5上に形
成された筒体状の上部ケーシング6とからなる。
【0015】下部ケーシング5の内部には、その内部を
流入側室7と流出側室8とに仕切る仕切壁9が形成され
ている。上部ケーシング6の内部には、仕切壁9の上に
着座され、流入側室7から流出側室8への水・湯の流れ
を遮る固定ディスク10が収容されている。固定ディス
ク10には、流入側室7と流出側室8とに対して、水・
湯の通過口11、12がそれぞれ貫通形成されている。
【0016】固定ディスク10の上には、可動ディスク
13がスライド自在に載置されている。可動ディスク1
3には、固定ディスク10に対するスライド位置に応じ
て、流入側室7および流出側室8の通過口11、12を
連通させたりさせなかったりする制御穴14が貫通形成
されている。そして、可動ディスク13の上には、制御
穴14を覆うようにして透明ディスク15(透明樹脂か
らなる透明部材)が固設されている。
【0017】透明ディスク15には、略半球状の凹部1
6が形成されており、この凹部16には、ピン17によ
って上部ケーシング6の開口部に回動自在に支持された
透明ロッド18(透明樹脂からなる透明部材)の下端の
球状部19が係合されている。透明ロッド18の上端の
棒状部20には、上部ケーシング6の開口部を覆うよう
に有底筒体状に形成された透明カバー21(透明樹脂か
らなる透明部材)が装着されている。
【0018】透明カバー21の上部には、透明ブロック
22(透明樹脂からなる透明部材)が取り付けられ、透
明ブロック22の側部には、操作レバー23が設けられ
ている。この構成によれば、操作レバー23を昇降させ
ることにより、透明ロッド18がピン17廻りに回動し
て可動ディスク13が固定ディスク10上をスライド
し、可動ディスク13の制御穴14が固定ディスク10
の双方の通過口11、12を連通すると送水され、可動
ディスク13がいずれかの通過口11、12を覆うと止
水され、その覆う面積を加減することで流量調節され
る。
【0019】上記固定ディスク10は、例えばSUS
304からなり、その上面には、図2に示すように、光
触媒作用により親水性を発揮して可動ディスク13に対
する潤滑用の水膜を形成するTiO2 24が分散された
セラミックス層25(例えばAl2 3 )が、中間層2
6(例えばNiCrAl)を介して形成されている。こ
のセラミックス層25は、次のようにして形成される。
【0020】先ず、固定ディスク10の上面に、中間層
26としてNiCrAlを積層させ、その上にAl2
3 (アルミナ)を主成分とする粉末を溶射し、微細な気
孔を有する約100μmのセラミックス膜を形成する。
そして、その膜の気孔中に、Tiを含む金属アルコキシ
ド溶液を含浸し、熱処理を行なう。これにより、アルミ
ナ膜中にアナターゼ型のTiO2 24が分散されたセラ
ミックス層25が形成される。
【0021】なお、このセラミックス層25は、上述の
ようにアルミナ膜中にアナターゼ型のTiO2 を分散さ
せた上、更にZnの酸化物を分散させたものであっても
よい。また、上記中間層26は、Al2 3 粉末を直接
固定ディスク10(ステンレス)上に溶射すると、その
熱膨張収縮によって剥離し易いため、かかる熱膨張収縮
を吸収するために必要となる。
【0022】このアナターゼ型のTiO2 24が分散さ
れたセラミックス層25は、光触媒作用により親水性を
発揮して可動ディスク13に対する潤滑用の水膜を形成
するが、かかる水膜を形成するためには弁ケーシング2
の外部の光をセラミックス層25に照射させる必要があ
る。そこで、当該セラミックス層25の上方に、既述し
た種々の透明部材(透明ディスク15、透明ロッド1
8、透明カバー21、透明ブロック22)を配置してい
るのである。
【0023】他方、可動ディスク13は、水潤滑下で低
摩擦係数を有する材料、例えばSiC粉末を主原料とし
Al2 3 、B、Cを添加した材料によって成形され
る。なお、可動ディスク13は、水吸着性に優れた材
料、例えば親水性の分散層を有するセラミックスから成
形してもよい。
【0024】以上の構成からなる本実施形態の作用を述
べる。
【0025】図1に示すように、上記水栓バルブに光
(日光、蛍光灯等)が当たると、その光の紫外線成分が
破線で示すように透明部材(透明ブロック22、透明カ
バー21、透明ロッド18、透明ディスク15)を透過
し、アナターゼ型のTiO2 24が分散されたセラミッ
クス層25に照射される。すると、酸化チタン24の有
する正孔にH2 Oが反応し、光触媒作用によりセラミッ
クス層25の上に親水性の水膜が形成される。
【0026】この水膜は、水潤滑下で低摩擦係数を有す
るSiC等から成形された可動ディスク13との間にお
いて、潤滑膜として機能する。このため、相互にスライ
ド摺接する可動ディスク13と固定ディスク10との相
対的な摩擦係数を長期間に亘って小さくできる。よっ
て、操作レバー23の操作が渋くなることはなく、操作
レバー23の良好な操作フィーリングを長期間保持でき
る。すなわち、上記水栓バルブは、固定ディスク10と
可動ディスク13との間に光触媒作用による親水性水膜
を生成することによって、低摩擦、長寿命化を実現でき
る。
【0027】また、上記水栓バルブは、通常、止水状態
となっており、可動ディスク13が固定ディスク10の
いずれかの通過口11、12を覆う位置となっている。
よって、透明部材22、21、18、15を透過した光
(紫外線)は、この可動ディスク13に覆われていない
部分のセラミックス層25に照射され、その照射部分に
光触媒作用による水膜が形成される。従って、可動ディ
スク13を操作レバー23によりスライド移動させて送
水位置(制御口14が通過口11、12を連通する位
置)に移動させる際には、その可動ディスク13は必然
的に水膜が形成された部分に乗り上げることになり、低
摩擦が確保される。
【0028】また、可動ディスク13の経年摺接により
固定ディスク10のセラミックス層25が多少擦り減っ
たとしても、このセラミックス層25(アルミナ)はス
ポンジの如き多孔質材料からなり、その気孔にアナター
ゼ型のTiO2 24が略均一に分散配置されているの
で、新たなアナターゼ型のTiO2 24が次々と削り出
されることになり、紫外線照射の光触媒作用による水膜
形成機能が低下することはない。すなわち、上記水栓バ
ルブは、硬いセラミックス層25が擦り削りきるまで
は、紫外線照射による水膜形成機能を安定して発揮でき
る。
【0029】図2に、上述した本実施形態にかかる水栓
バルブを80℃の水中にて往復動摺動試験した結果と、
従来例(固定ディスク10にSiCの表面にダイヤモン
ドライクカーボンを被覆したものを用い、可動ディスク
13にアルミナを用いたもの)の水栓バルブを同様の条
件で往復動摺動試験した結果とを併記する。図示するよ
うに、従来例では100時間経過後から摩擦係数が増加
していったのに対し、本実施形態では200時間経過後
でも変化が見られなかった。
【0030】これは、従来例では固定ディスク10の表
面に被覆されたダイヤモンドライクカーボンが100時
間経過後に摩耗または脱落してしまい摩擦係数が増加し
たのに対し、本実施形態では既述のように固定ディスク
10上のアナターゼ型のTiO2 24が分散されたセラ
ミックス層25に紫外線が照射されることで水膜が形成
され、この水膜が水潤滑下で低摩擦係数を有するSiC
等から成形された可動ディスク13との間において潤滑
膜として機能するためである。
【0031】本発明の別の実施形態を図4に示す。
【0032】図示するように、この実施形態は、図1に
示す前実施形態と略同様の構成となっており、弁ケーシ
ング2の上部ケーシング6が透明筒体(透明樹脂からな
る透明部材)から構成され、可動ディスク13が透明デ
ィスク(透明樹脂、透過性アルミナまたは石英等からな
る透明部材)から構成されている点のみが、前実施形態
と異なっている。
【0033】この構成の水栓バルブによれば、図1に破
線で示すように上方からの光(紫外線)に加えて、図4
に破線で示すように斜め側方からの光(紫外線)も透明
筒体6(上部ケーシング)および透明ディスク13(可
動ディスク)を通過し、固定ディスク10上のアナター
ゼ型のTiO2 24が分散されたセラミックス層25に
照射されるので、光触媒作用による水膜の形成が図1の
タイプよりも促進される。
【0034】本発明の更に別の実施形態を図5および図
6に示す。
【0035】図示するように、この実施形態は、図1に
示す実施形態の水栓バルブとは構造が多少異なってい
る。この水栓バルブは、蛇口本体27内に蛇口28の上
流側に収容され、内部に水・湯が流れる弁ケーシング2
9を有する。弁ケーシング29は、透明樹脂等から上下
が蓋された円筒状に形成され、その底面に図6にも示す
ように湯入口30と水入口31とが並設され、側面に湯
・水の共用の出口32が形成されている。
【0036】弁ケーシング29の内部には、入口30、
31から出口32への水・湯の流れを遮るように、固定
ディスク33が設けられている。固定ディスク33に
は、上記湯入口30と水入口31とに夫々繋げるよう
に、湯通過口34と水通過口35とが貫通形成されてい
る。固定ディスク33上には、スライドおよび回転によ
り各通過口34、35を開閉する可動ディスク36が、
スライドおよび回転自在に載置されている。
【0037】可動ディスク36の底面には、三日月状の
凹部37が形成され、可動ディスク36の上面には、透
明ディスク38が取り付けられている。透明ディスク3
8には、係合部39が形成されており、この係合部39
には、ピン40によって透明な回転体41に回動自在に
支持された透明ロッド42の下端部が係合されている。
透明回転体41は、ドーナッツ状に形成されており、弁
ケーシング29内の上部に回転自在に収容されている。
【0038】透明ロッド42は、透明回転体41の中央
穴に挿通され、ピン40を介して揺動自在に取り付けら
れている。透明ロッド42の上端部には、蛇口本体27
の上部を覆うように形成された透明カバー43が装着さ
れている。透明カバー43には、操作レバー44が設け
られている。また、蛇口本体27には、固定ディスク3
3の上面に外部に光を照射させるべく、透明壁部45が
設けられている。
【0039】この構成によれば、操作レバー44を昇降
させることにより、透明ロッド42がピン40廻りに回
動して可動ディスク36が固定ディスク33上をスライ
ドし、図6(a) に示すように可動ディスク36が固定デ
ィスク33の両通過口34、35を覆うと止水され、図
6(b) に示すように可動ディスク36が通過口34、3
5を開くと送水され、その開く面積を加減することで流
量調節される。そして、操作レバー44を回動させるこ
とにより、透明ロッド42を介して可動ディスク36が
図6(c) に示すように固定ディスク33上を回動し、湯
入口34と水入口35との開口面積を加減することで温
度調節される。
【0040】また、固定ディスク33上には、図1に示
す実施形態で説明したものと同様に、アナターゼ型のT
iO2 24が分散されたセラミックス層25が、中間層
26を介して形成されている。また、可動ディスク33
は、水潤滑下で低摩擦係数を有する材料、例えばSiC
粉末を主原料としAl2 3 、B、Cを添加した材料、
または親水性の分散層を有するセラミックスによって成
形される。
【0041】以上の構成からなる水栓バルブによれば、
図5に示すように、当該水栓バルブに光(日光、蛍光灯
等)が当たると、その光の紫外線成分が透明部材(透明
カバー43、透明壁部45、透明弁ケーシング29、透
明回転体41、透明ロッド42、透明ディスク38)を
透過し、アナターゼ型のTiO2 24が分散されたセラ
ミックス層25に照射される。すると、前実施形態と同
様に、光触媒作用によりセラミックス層25の上に親水
性の水膜が形成される。
【0042】この水膜は、水潤滑下で低摩擦係数を有す
るSiC等から成形された可動ディスク36との間にお
いて、潤滑膜として機能する。このため、前実施形態と
同様に、相互にスライド摺接する可動ディスク36と固
定ディスク33との相対的な摩擦係数を長期間に亘って
小さくでき、操作レバー44の操作が渋くなることはな
く、操作レバー44の良好な操作フィーリングを長期間
保持できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる水栓
バルブによれば、可動ディスクと固定ディスクとの相対
的な摩擦係数を長期間に亘って小さくでき、操作レバー
の良好な操作フィーリングを長期間保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す水栓バルブの側断面
図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本実施形態と従来例との実験結果を示す図であ
る。
【図4】本発明の別の一実施形態を示す水栓バルブの側
断面図である。
【図5】本発明の更に別の一実施形態を示す水栓バルブ
の側断面図である。
【図6】上記水栓バルブの(a) 止水・(b) 送水・(c) 温
度調整の各状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 弁ケーシング 10 固定ディスク 11 通過口 12 通過口 13 可動ディスク 15 透明部材としての透明ディスク 18 透明部材としての透明ロッド 21 透明部材としての透明カバー 22 透明部材としての透明ブロック 23 操作レバー 24 TiO2 (酸化チタン) 25 セラミックス層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇口の上流側に設けられ内部に水・湯が
    流れる弁ケーシングと、該弁ケーシング内に水・湯の流
    れを遮るように設けられ水・湯の通過口が貫通形成され
    た固定ディスクと、該固定ディスク上にスライド自在に
    載置されそのスライドにより上記通過口を開閉する可動
    ディスクと、該可動ディスクを固定ディスク上にてスラ
    イド移動させる操作レバーとを有する水栓バルブであっ
    て、上記固定ディスクの上面に形成され光触媒作用によ
    り親水性を発揮して可動ディスクに対する潤滑用の水膜
    を形成するTiO2 が分散されたセラミックス層と、該
    セラミックス層に弁ケーシング外部の光を照射させるべ
    く当該セラミックス層の上方に配置された透明部材とを
    備えたことを特徴とする水栓バルブ。
  2. 【請求項2】 上記セラミックス層は、Al2 3 を母
    相としてアナターゼ型のTiO2 が分散されたものであ
    る請求項1記載の水栓バルブ。
  3. 【請求項3】 上記セラミックス層は、更にZnの酸化
    物が分散されたものである請求項2記載の水栓バルブ。
  4. 【請求項4】 上記可動ディスクは、水潤滑下で低摩擦
    係数を有する材料または水吸着性に優れた材料から成形
    された請求項1記載の水栓バルブ。
  5. 【請求項5】 上記可動ディスクは、紫外線を通過させ
    るべく、透明樹脂、透過性アルミナまたは石英等によっ
    て形成された請求項1記載の水栓バルブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051743A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Yaskawa Electric Corp 光触媒被覆ゲートバルブおよびこれを備えた真空処理装置

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