JP2002106724A - 水力トルク低減型バタフライ弁 - Google Patents

水力トルク低減型バタフライ弁

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JP2002106724A
JP2002106724A JP2000302988A JP2000302988A JP2002106724A JP 2002106724 A JP2002106724 A JP 2002106724A JP 2000302988 A JP2000302988 A JP 2000302988A JP 2000302988 A JP2000302988 A JP 2000302988A JP 2002106724 A JP2002106724 A JP 2002106724A
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JP
Japan
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valve
valve body
valve element
axis
intermediate opening
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JP2000302988A
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English (en)
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Ko Sato
興 佐藤
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間開度における弁体の操作トルクを軽減す
ることができる水力トルク低減型バタフライ弁を提供す
る。 【解決手段】 弁箱2の内部に弁棒3の軸線回りに回転
する弁体4を配置し、中間開度において弁棒3の軸線よ
り下流側に位置する弁体4の弁体面4aに立設してガイ
ド体5を配置し、弁体面4aに沿って流れる流体をガイ
ド体5で弁体面4aから離れる方向に案内し、その反力
で弁体4に開方向のトルクを発生させて中間開度におけ
る弁体4の操作トルクを軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水力トルク低減型
バタフライ弁に関し、大口径、大流量の配管系に設置す
るバタフライ弁の技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、バタフライ弁は弁箱の内部に
弁棒の軸線回りに回転する弁体を有しており、弁体の回
転によって開度を制御するので中間開度において水流の
影響を大きく受ける。
【0003】弁体は中間開度において流路軸線に対して
傾斜角度を有し、弁体と弁箱の内面との間に形成する流
路は下流側である程に狭くなっている。ここで、ベルヌ
ーイの原理によって説明されるように、流路断面が狭ま
ると流速が上がり静圧は下がるので、流体によって弁体
面の各部に作用する力は、弁体の上流側端から下流側端
に近づくに従って流速は速くなり、そのエネルギー量だ
け静圧が減少する。このため、弁体面に作用する静圧を
合成した力は、弁棒の軸線より上流側に働くので、弁体
には閉方向のトルクが作用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のバタフライ弁においては、中間開度において最も大き
な操作トルクが必要になり、その分だけ操作機の容量が
増大し、コストが高くなる問題があった。
【0005】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、中間開度における弁体の操作トルクを軽減すること
ができる水力トルク低減型バタフライ弁を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の水力トルク低減型バタフライ弁は、弁箱の
内部に弁棒の軸線回りに回転する弁体を配置し、中間開
度において弁棒の軸線より下流側に位置する弁体の側縁
に弁体面上に立設するガイド体を設けたものである。
【0007】上記した構成により、弁体は弁棒の軸線回
りに回転して流路を全閉する位置と全開する位置とにわ
たって回動し、全閉位置と全開位置との中間開度におい
て流路軸線に対して弁体面が傾斜する姿勢となり、上流
側流路に向く弁体面と弁箱の内面との間に形成する流路
は上流側から下流側に向けて漸次に狭くなる。
【0008】この中間開度においては、ベルヌーイの原
理により流路断面が狭まるにしたがって流速が上がり静
圧が下がるので、弁体に沿って流れる流体が弁体面の各
部に静圧によって及ぼす力は弁体の上流側端から下流側
端に近づくにしたがって減少し、弁体には閉方向のトル
クが作用する。
【0009】しかし、弁体の下流側の側縁に設けたガイ
ド体が弁体面に沿って流れる流体を弁体面から離れる方
向に案内することで、その反力として弁体に開方向のト
ルクが作用するので、中間開度における弁体の操作トル
クを軽減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3において、バタフライ
弁1は、弁箱2の内部に弁棒3の軸線回りに回転する弁
体4を配置し、弁体4の上流側流路に対向する弁体面4
aにはガイド体5を設けている。ガイド体5は中間開度
において弁棒3の軸線より下流側に位置する側縁に設け
たものであり、流体の流れに対向するガイド面5aが湾
曲面を形成している。
【0011】以下、上記した構成における作用を説明す
る。弁体4は弁棒3の軸線回りに回転して弁箱2の流路
を全閉する位置と全開する位置とにわたって回動する。
弁体4は全閉位置と全開位置との中間開度において流路
軸線に対して弁体面4aが傾斜する姿勢となり、上流側
流路に向く弁体面4aと弁箱2の内面との間に形成する
流路は上流側から下流側に向けて漸次に狭くなる。
【0012】この中間開度においては、ベルヌーイの原
理により流路断面が狭まるにしたがって流速が上がり静
圧が下がるので、弁体4に沿って流れる流体が弁体面4
aの各部に静圧によって及ぼす力は弁体4の上流側端か
ら下流側端に近づくにしたがって減少し、弁体4には閉
方向のトルクが作用する。しかし、弁体4に設けたガイ
ド体5が弁体面4aに沿って流れる流体を弁体面4aか
ら離れる方向に案内することで、その反力として弁体4
に開方向のトルクが作用するので、中間開度において水
力トルクに対向する操作トルクを軽減することができ
る。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弁体の下
流側の側縁に設けたガイド体が弁体面に沿って流れる流
体を弁体面から離れる方向に案内し、その反力で弁体に
開方向のトルクを発生させることで、中間開度における
弁体の操作トルクを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるバタフライ弁の断
面図である。
【図2】同バタフライ弁の弁体を示す正面図である。
【図3】同バタフライ弁における作用を説明する拡大図
である。
【符号の説明】
1 バタフライ弁 2 弁箱 3 弁棒 4 弁体 4a 弁体面 5 ガイド体 5a ガイド面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の内部に弁棒の軸線回りに回転する
    弁体を配置し、中間開度において弁棒の軸線より下流側
    に位置する弁体の側縁に弁体面上に立設するガイド体を
    設けたことを特徴とする水力トルク低減型バタフライ
    弁。
JP2000302988A 2000-10-03 2000-10-03 水力トルク低減型バタフライ弁 Pending JP2002106724A (ja)

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