JP2002104932A - 粉体化粧料 - Google Patents
粉体化粧料Info
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Abstract
ランの混合物(重量比 47:47:6)10mgを黒
色人工皮革表面の10cm×5cmの部分に均一に塗布
した試料について、入射光側と受光側にそれぞれS偏光
板又はP偏光板を装着した変角分光測色計を用いて、C
光による2°視野の受光条件における表面反射光量及び
粉体層反射光量を測定したとき、入射光角45°及び受
光角45°の条件下と、入射光角45°及び受光角0°
の条件下で測定されたそれぞれの表面反射光量の差が7
〜15で、かつ入射光角45°及び受光角0°で測定さ
れた表面反射光量と粉体層反射光量の差が−3〜3であ
る複合無機粉体、及び(B)体積累積平均粒径が0.0
1〜2μmである単分散球状粉体を含有する粉体化粧
料。 【効果】 本発明は、十分なカバー力がありながらも透
明感があり、自然な仕上がりで、毛穴やシミ、ソバカス
が目立たず、かつ付着性と延展性が共に優れる粉体化粧
料を提供することができる。
Description
ありながらも透明感があり、自然な仕上がりで毛穴やシ
ミ、ソバカスが目立たず、かつ付着性と延展性が共に優
れる粉体化粧料に関する。
鱗片状粉体はパウダーファンデーション等のメイクアッ
プ用化粧料に配合されている。これらの粉体は、肌に対
する延展性、付着性、滑らかさ等の使用感を向上させ、
カバー力やしっとり感等の仕上がり感を高める特性を有
するが、これらの粉体は屈折率が1.7以下であるため
皮脂や汗に濡れると色変化(色くすみ)が大きいという
欠点がある。そのため、例えばマイカに屈折率の高い二
酸化チタンを被覆させたパール顔料(特公昭43−25
644号参照)が用いられているが、この場合マイカ表
面の二酸化チタン薄膜による光干渉により銀白色、金色
等の真珠光沢が生じる。そのため粉体の表面反射光が大
きくなり、化粧料に配合した場合ぎらついた仕上がりに
なるため好ましくない。
母上に金属酸化物層として、二酸化チタンに加えて二酸
化ケイ素及び酸化アルミニウムの均質混合層が形成され
た粉体を用いているが、これらの粉体は青色等の干渉色
が生じる。更に、粉体の表面反射光も大きくなり、配合
すると不自然な仕上がりとなるため好ましくない。特開
昭63−254169号公報では、鱗片状無機粉体の粒
子表面に二酸化チタンを被覆し、更にその上に酸化アル
ミニウムを被覆した粉体を用いているが、二酸化チタン
と酸化アルミニウムの重量比率が30:70〜70:3
0と、二酸化チタンの比率が多いため反射光が高くな
り、配合すると白っぽく不自然な仕上がりとなるため好
ましくない。また、特開平6−56628号公報及び特
開平8−188723号公報では、シミ、ソバカス等を
カバーしながらも透明な素肌感の化粧仕上がりを有する
化粧料が提案されている。これらの基材として雲母等の
薄片状体質顔料をまず二酸化チタン又は有色顔料二酸化
チタンで被覆し、その上からシリカ層又は光を拡散反射
する粉体で被覆したものを用いているが、シリカの層で
被覆した場合は二酸化チタンとシリカの屈折率の差が大
きく、この両層の境界面で強い光の反射があるため、十
分な透明感が得られない。
球状粉体を配合することは公知の事実として知られてい
るが、この場合、粒径が大きい(5〜10μm程度)も
のを配合すると、延展性は向上するものの肌への付着性
が劣り、化粧性能を十分に発揮できないという問題があ
った。
感(のび、つき等)、仕上がり(自然な仕上がり、透明
感のある仕上がり、毛穴やシミ、ソバカスが目立たない
等)が共に優れる粉体化粧料を提供することにある。
特性を有する複合無機粉体(A)と特定の粒径の単分散
球状粉体(B)を併用すると、十分なカバー力がありな
がらも透明感があり、自然な仕上がりで、毛穴やシミ、
ソバカスが目立たなくなると共に、優れた付着性を保ち
つつ、延展性を著しく向上させ、またきしみ感、粉っぽ
さがなく、仕上がりの非常にきめ細かい粉体化粧料が得
られることを見出した。
びスクワランの混合物(重量比 47:47:6)10
mgを黒色人工皮革表面の10cm×5cmの部分に均
一に塗布した試料について、入射光側と受光側にそれぞ
れS偏光板又はP偏光板を装着した変角分光測色計を用
いて、C光による2°視野の受光条件における表面反射
光量及び粉体層反射光量を測定したとき、入射光角45
°及び受光角45°の条件下と、入射光角45°及び受
光角0°の条件下で測定されたそれぞれの表面反射光量
の差が7〜15で、かつ入射光角45°及び受光角0°
で測定された表面反射光量と粉体層反射光量の差が−3
〜3である複合無機粉体、及び(B)体積累積平均粒径
が0.01〜2μmである単分散球状粉体を含有する粉
体化粧料を提供するものである。
複合無機粉体の光学特性を評価するために、当該複合無
機粉体とタルク及びスクワランの混合物を人工皮革上に
塗布した試料について、以下に詳述するように反射光量
を測定する。
人工皮革(黒色人工皮革;オカモト製OK−7,白色人
工皮革;オカモト製OK−マット)を用い、各人工皮革
に複合無機粉体とタルク及びスクワランの混合物(重量
比 47:47:6)を10mg塗布し、村上色彩技術
研究所製の2次元変角分光測色計GCMS−3を用い、
C光による2°視野の受光条件下で測定する。ここで、
タルクは平均粒径(レーザー回折法で測定)が15〜2
0μmのもの、例えばFK−300S(平均粒径17.
8μm、(株)山口雲母工業所社製)、スクワランは、
化粧品グレードのもの、例えばニッコールスクワラン
(日光ケミカルズ(株)社製)を使用する。かかる塗膜
からの反射光には、図1に示すように、表面反射光、粉
体層反射光及び基底層反射光が含まれるが、入射光及び
受光における偏光モードに応じて、反射光成分がそれぞ
れ異なる。測定にあたっては、入射光側と受光側にそれ
ぞれS偏光板又はP偏光板を組合せて装着し、黒色人工
皮革で得た測定値と白色人工皮革で得た測定値とから、
表面反射光量、粉体層反射光量、基底層反射光量をそれ
ぞれ算出することができる。
板及び受光側にS偏光板を置いて測定した値をBss、入
射光側にS偏光板及び受光側にP偏光板を置いて測定し
た値をBsp、入射光側にP偏光板及び受光側にS偏光板
を置いて測定した値をBps、入射光側にP偏光板及び受
光側にP偏光板を置いて測定した値をBppとする。同様
に白色人工皮革を用いた場合は、それぞれWss、Wsp、
Wps、Wppとする。各測定値には、XYZ表色系におけ
る三刺激値X,Y,Zが含まれ、それぞれ個別の数値と
して測定することができる。各測定値から、表面反射光
SBは、
(SB)は、
ps)等は、それぞれBsp、BpsのY値を示す。
光を用い、受光視野は2°とする。測定は、入射角を4
5°で一定にして、受光角を0°〜90°まで5°刻み
で行い、反射光量差が一番大きい入射角45°/受光角
45°の条件下と、入射角45°/受光角0°の条件下
での測定値に着目する。
のそれぞれの表面反射光量の差が7〜15であることが
第1の要件である。「表面反射光量の差」が15より大
きくなると、つやが出過ぎて顔がてかって見え、一方、
7より小さくなると、つやが少なく顔が暗くくすんだよ
うに見えてしまう。
がわかりやすい、入射角45°/受光角0°の条件下で
の測定値から、表面反射光量と粉体層反射光量の差が−
3〜3であることが第2の要件である。「表面反射光量
と粉体層反射光量の差」が3より大きくなると、つやが
出過ぎて顔がてかって見え、−3より小さくなると、白
っぽい顔になってしまう。
は、鱗片状基材上に他の金属酸化物を複合させてなり、
上記の光学特性を有するように設計される。その鱗片状
基材は、平均粒子径が2〜20μmで、厚みが0.05
〜1μmであることが好ましい。このような鱗片状基材
としては雲母、セリサイト、タルク、カオリン、スメク
タイト属粘土鉱物、合成マイカ、合成セリサイト、板状
二酸化チタン、板状シリカ、板状酸化アルミニウム、窒
化硼素、硫酸バリウム、板状チタニア・シリカ複合酸化
物等が挙げられるが、特にタルクが使用感の点で好まし
い。
物としては二酸化チタン(TiO2)、酸化鉄(Fe2O
3)、酸化セリウム(CeO2)、酸化亜鉛(ZnO)、
シリカ(SiO2)、酸化マグネシウム(MgO)、酸
化アルミニウム(Al2O3)、酸化カルシウム(Ca
O)、酸化ジルコニウム(ZrO2)が挙げられるが、
特に二酸化チタン、酸化アルミウニム、シリカが屈折率
の点で好ましい。
属酸化物から選択される1〜3種類の屈折率の異なる金
属酸化物を、屈折率の高い方から順に被覆することによ
り調製される。当該金属酸化物は、(A)成分に要求さ
れるカバー力によって選択すればよい。カバー力の高い
粉体を得るためには、第1層に屈折率の高い金属酸化
物、例えば二酸化チタン等を被覆することが好ましい。
他方、カバー力の低い粉体を得るためには、第1層に中
程度の屈折率を持つ金属酸化物、例えば、酸化アルミニ
ウム等を被覆することが好ましい。次いで、必要により
第2層以上の層を形成していくが、光の反射を抑制し透
明感を出すために、第2層以上は第1層よりも屈折率の
小さい金属酸化物であることが望ましい。
択される金属酸化物の前駆物質である金属塩を所定量加
水分解し、あるいは、同様に所定量の有機金属化合物を
アルコール溶媒中で加水分解し、加水分解物を被覆すべ
き鱗片状基材あるいは被覆層を形成した複合粉体上に析
出させる方法等、従来の公知の方法が採用できる。例え
ば、鱗片状基材を水中に分散させ、これに所定量の硫酸
チタニル等の金属塩を添加し、アルカリ雰囲気で加水分
解し、鱗片状基材の表面に金属塩加水分解物を析出させ
ることにより、所定厚の二酸化チタン被覆層を得ること
ができる。また、最外層としてシリカを被覆する場合に
は、シリカより高い屈折率の被覆層を形成した鱗片状基
材の分散液に、所定量のアルカリ金属珪酸塩水溶液ある
いは有機珪素化合物等を添加し、必要に応じて酸または
アルカリを加えて、上記被覆層を形成した鱗片状基材の
表面に珪酸の重合物(加水分解縮重合物)を付着させる
等の方法により、所定の厚みのシリカ被覆層を形成する
ことができる。なお、シリカの被覆層を形成するには、
他の従来法を採用することもできる。
は、鱗片状基材あるいは金属酸化物を被覆した鱗片状基
材の幾何学的表面積、あるいは窒素吸着法等で測定され
る比表面積と、被覆する金属酸化物の密度より求めるこ
とができる。また、所定の膜厚となる金属酸化物の量か
ら、添加する所定量の金属塩、有機金属化合物を計算す
ることができる。
は、各被覆層の金属酸化物の膜厚は、計算値で50nm
以下であることが好ましい。
ニウムの順に被覆する場合は、二酸化チタンと酸化アル
ミニウムの被覆量がTiO2/Al2O3の重量比で0.
42以下であることが、ぎらつき感を低減する点で好ま
しい。また、これら金属酸化物の合計の被覆量が(A)
成分の1〜50重量%(以下単に%と記載する)、特に
は、5〜40%であるのが好ましい。合計の被覆量が1
〜50%だと、透明性を維持しつつ、使用感が良好で、
毛穴等を目立たなくする効果を付与することができる。
一方、二酸化チタン、酸化アルミニウム、シリカの順に
被覆する場合は、二酸化チタンと酸化アルミニウムの被
覆量がTiO2/Al2O3の重量比で0.62以下、特
には、0.42以下であり、合計の被覆量が1〜50
%、特には、5〜40%であるのが好ましい。また、使
用感(きしみ感を低減する)の点から該粉体に対するS
iO2の被覆量が0.1〜30%、特には、0.2〜2
0%であるのが好ましい。
るために表面をシリコーン、フッ素化合物、レシチン、
アミノ酸、ポリエチレン、金属石けん等の撥水撥油処理
剤で処理することが好ましい。また、(A)成分の粉体
に特開平11−49634号公報記載のスフィンゴシン
類縁体、ステロール類及び脂肪酸による表面処理を施し
処方中に配合すると、透明性が向上する上に、滑らかで
のびがよくしっとり感を有し、しかも皮膚刺激性の少な
い粉体化粧料を得ることができる。(A)成分に対する
撥水撥油処理剤の処理量は、(A)成分100重量部に
対して0.05〜20重量部、特に1〜10重量部が、
十分な撥水撥油性、良好な使用感・耐光性が得られ好ま
しい。
〜90%、特に10〜80%、更には20〜70%含有
するのが使用感(のび、付着性等)、仕上がり(透明
感、毛穴隠蔽性等)の点から好ましい。
体としては、例えば球状アルミナ、球状シリカ、球状ジ
ルコニア、球状二酸化チタン、球状酸化亜鉛等の金属酸
化物;ポリエステル、ポリエチレン、ポリスチレン、メ
タクリル酸メチル樹脂、スチレンとアクリル酸の共重合
体、ポリプロピレン、アクリルビーズ、ポリオレフィ
ン、ナイロン等のプラスチック;シリカ系複合酸化物、
シリコーン樹脂、ケイ酸アルミニウム、セルロース類等
が挙げられる。ここで、「単分散球状粉体」とは、粒子
形が真球状で粒度分布が狭い粉体をいい、変動係数(標
準偏差/平均粒子径×100)が10%以下、特に5%
以下のものが好ましい。また、(B)成分の体積累積平
均粒径は0.01〜2μmが好ましく、特に0.1〜1
μmが好ましい。なお、「体積累積平均粒径」とは、測
定粒子の体積相当球の径の平均値をいう。(B)成分
も、(A)成分と同様に撥水撥油化処理して使用するこ
とが好ましい。(B)成分は、屈折率(25℃)が1.
0〜3.0、特に1.3〜2.0であるのが良好な仕上
りを得る点で好ましい。
く、また本発明の粉体化粧料中に0.5〜50%、特に
1〜20%含有するのが肌への付着性、使用感の観点か
ら好ましい。
である(A)成分及び(B)成分以外に、通常の化粧料
に用いられる粉体成分を配合しても良い。例えばケイ
酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサ
イト、マイカ、カオリン等の無機粉体、ポリアミド、ポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレ
タン等の有機粉体や有機タール系色素等が挙げられる。
ミキサーやレトロミキサー、ホバートミキサー、プラネ
タリーミキサー、ニーダー等を用いて常法に従って製造
することができ、例えばパウダーファンデーション、粉
おしろい、固形おしろい、フェイスパウダー、アイシャ
ドー、頬紅、アイブロウ等の各種粉体化粧料とすること
ができる。
し、これに二酸化チタンとして濃度20%の硫酸チタニ
ル水溶液200gを加え攪拌しながら加熱し5時間沸騰
させた。これを室温まで冷却し、濾過水洗し、110℃
で乾燥させて、二酸化チタンの水和物が被覆されたタル
クを得た。これを320g計量し2680gの純水中に
添加しよく分散させ、酸化アルミニウムとして濃度10
%の塩化アルミニウム水溶液800g及び尿素500g
を水1800gに溶かした溶液を加えてよく混合し90
℃で10時間加熱した後室温まで冷却した。これを濾過
水洗し、110℃で乾燥後、600℃で5時間焼成し、
二酸化チタン、酸化アルミニウムで順次被覆されたタル
クを得た。更にこれを100g計量しエタノールと水の
混合溶剤(7:3の比率)1Lに加えて、よく分散させ
た。これをシリカとして4重量%の正ケイ酸エチルを含
むエタノール溶液278gを加えて、50℃に加熱し約
10時間保持した。次にこれを冷却後濾過し、エタノー
ル及び純水で十分洗浄し110℃で乾燥し、二酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、シリカで順次被覆されたタルク
を得た。
分散し、これに酸化アルミニウムとして濃度10%の塩
化アルミニウム水溶液912g及び尿素588gを水2
000gに溶かした溶液を加えてよく混合し、90℃で
10時間加熱した後室温まで冷却した。これを濾過水洗
し、110℃で乾燥後、600℃で5時間焼成し、酸化
アルミニウムで被覆されたセリサイトを得た。
し、これに二酸化チタンとして濃度20%の硫酸チタニ
ル水溶液158gを加え攪拌しながら加熱し5時間沸騰
させた。これを室温まで冷却し、濾過水洗し、110℃
で乾燥させて、二酸化チタンの水和物が被覆されたタル
クを得た。これを314g計量し2686gの純水中に
添加しよく分散させ、酸化アルミニウムとして濃度10
%の塩化アルミニウム水溶液860g及び尿素640g
を水2000gに溶かした溶液を加えてよく混合し90
℃で10時間加熱した後室温まで冷却した。これを濾過
水洗し、110℃で乾燥後、600℃5時間焼成し、二
酸化チタン、酸化アルミニウムで順次被覆されたタルク
を得た。
し、これに二酸化チタンとして濃度20%の硫酸チタニ
ル水溶液158gを加え、攪拌しながら加熱し5時間沸
騰させた。これを室温まで冷却し、濾過水洗後、110
℃で乾燥させて、二酸化チタンの水和物が被覆されたタ
ルクを得た。このうち374gを3126gの純水中で
よく分散させ、これに酸化アルミニウムとして濃度10
%の塩化アルミニウム水溶液264g及び尿素236g
を水800gに溶かした溶液を加えてよく混合し、90
℃で10時間加熱した後室温まで冷却した。これを濾過
水洗し、110℃で乾燥後、600℃で5時間焼成し、
二酸化チタン、酸化アルミニウムで順次被覆されたタル
クを得た。
を、下記製法に従って製造した。また、これらのファン
デーションの使用評価を下記方法に従って実施した結果
も表1及び表2に示す。 (製法)成分(1)〜(17)を混合し粉砕機にて粉砕
した。これを高速ブレンダーに移し、成分(18)〜
(22)を80℃に混合溶解したものを加えて均一混合
した。更にこの混合物に成分(23)を加え混合した
後、再び粉砕してふるいを通した。これを金皿に圧縮成
型した。
試料を塗布したときの使用感(肌へののび、きしみ感の
なさ、粉っぽさのなさ、肌上での付着性)と仕上がり
(自然な仕上がり、透明感のある仕上がり、毛穴が目立
たない、シミ、ソバカスが目立たない、肌が明るく見え
る、きめ細かい仕上がり)について官能評価し、以下の
基準で判定した。 判定基準 ◎:8名以上が良好と回答 ○:5〜7名が良好と回答 △:2〜4名が良好と回答 ×:1名以下が良好と回答
上がりが優れていた。
ずれも肌上でののび、付着性が良好で、きしみ感やざら
つき感及び粉っぽさがなく、透明感があり、毛穴やシ
ミ、ソバカスが目立たず、肌が明るく滑らかに見え、き
め細かい仕上がりになった。
も透明感があり、自然な仕上がりで、毛穴やシミ、ソバ
カスが目立たず、かつ付着性と延展性が共に優れる粉体
化粧料を提供することができる。
含む、塗膜からの反射光の説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 次の(A)成分及び(B)成分: (A)複合無機粉体とタルク及びスクワランの混合物
(重量比 47:47:6)10mgを黒色人工皮革表
面の10cm×5cmの部分に均一に塗布した試料につ
いて、入射光側と受光側にそれぞれS偏光板又はP偏光
板を装着した変角分光測色計を用いて、C光による2°
視野の受光条件における表面反射光量及び粉体層反射光
量を測定したとき、入射光角45°及び受光角45°の
条件下と、入射光角45°及び受光角0°の条件下で測
定されたそれぞれの表面反射光量の差が7〜15で、か
つ入射光角45°及び受光角0°で測定された表面反射
光量と粉体層反射光量の差が−3〜3である複合無機粉
体、(B)体積累積平均粒径が0.01〜2μmである
単分散球状粉体を含有する粉体化粧料。 - 【請求項2】 (A)成分が、鱗片状基材上に二酸化チ
タン、酸化アルミニウムの順に被覆してなり、それらの
重量比(TiO2/Al2O3)が0.42以下の複合無
機粉体である請求項1記載の粉体化粧料。 - 【請求項3】 (A)成分が、鱗片状基材上に二酸化チ
タン、酸化アルミニウム、シリカの順に被覆してなり、
二酸化チタンと酸化アルミニウムの重量比(TiO2/
Al2O3)が0.62以下であり、かつSiO2の被覆
量が0.1〜30重量%の複合無機粉体である請求項1
記載の粉体化粧料。 - 【請求項4】 (A)成分の鱗片状基材がタルクである
請求項2又は3記載の粉体化粧料。 - 【請求項5】 (B)成分の屈折率が1.0〜3.0で
ある請求項1〜4のいずれか1項記載の粉体化粧料。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006169123A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Pola Chem Ind Inc | メークアップ化粧料 |
WO2006136723A3 (fr) * | 2005-06-22 | 2007-05-10 | Oreal | Compositions de maquillage des matieres keratinioues |
JP2015182979A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 大東化成工業株式会社 | 球状生分解性ポリマー粉体および化粧料 |
-
2000
- 2000-09-25 JP JP2000290597A patent/JP2002104932A/ja active Pending
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WO2006136723A3 (fr) * | 2005-06-22 | 2007-05-10 | Oreal | Compositions de maquillage des matieres keratinioues |
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