JP4627960B2 - 化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、見る角度による塗布色の彩度変化が少なく、明るく、且つ、凹凸が目立たない自然な仕上がり感が得られる化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧料用の着色剤として、酸化鉄顔料、紺青、群青、酸化クロム等の無機顔料、赤色201号、黄色401号、青色1号、緑色3号等の有機顔料等が用いられている。
【0003】
これら従来の着色顔料を用いて化粧料の着色を行う場合、特に、肌色に着色する場合に、これら着色顔料を十分な着色力が得られるまで化粧料に配合すると、着色顔料の光吸収により透明感が損なわれ、仕上がりが暗くなる傾向がある。
【0004】
そこで、化粧の仕上がりを明るくするために、化粧料にパール光沢を有する雲母チタン等のパール粉体を配合することが提案されている。しかしながら、雲母チタン等の配合量が少ない場合には、着色顔料によって雲母チタンの反射干渉光が吸収、散乱され、明るさを付与する効果が十分に得られない。反対に、仕上がりを明るくする効果が実感できるまで雲母チタン等の配合量を増やすと、雲母チタンの反射干渉光が観察される角度と観察されない角度の間で明るさの差が大きいために不自然な仕上がりとなり、肌の凹凸が目立ってしまうという問題がある。
【0005】
そこで、特開平8−81334号や特開2000−16918号には、着色顔料による光の吸収、散乱を抑えるために、着色顔料を直接雲母チタンに被覆した着色雲母チタンが提案されている。しかしながら、このような着色雲母チタンは、雲母チタン表面に被覆された着色顔料の色と雲母チタン由来の反射干渉光の色が異なるため、着色雲母チタンを着色剤として用いた化粧料を顔全体等の広い範囲に塗布した場合には、観察者に正対する部分と正対していない部分で彩度が異なり、その結果、不自然な仕上がりとなり、凹凸が目立ってしまうという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、見る角度による塗布色の彩度変化が少なく、明るく、且つ、凹凸の目立たない自然な仕上がりが得られる化粧料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、次の(A1)〜(A3)成分の少なくとも1種と、(B)成分:
(A1)光学的膜厚140〜240nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタン表面に、さらに黄酸化鉄を被覆して黄色に着色した着色雲母チタンであって、黒色及び白色合成皮革上に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角−45°で測色したときの黒色及び白色合成皮革の彩度(C * 45B 、C * 45W )の差(ΔC * (45B-45W) =C * 45B −C * 45W )が−10.0〜10.0であり、白色合成皮革に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角0°で測色したときの彩度(C * 0w )が10以上である着色雲母チタン、
(A2)光学的膜厚220〜320nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタン表面に、さらに赤酸化鉄を被覆して赤色に着色した着色雲母チタンであって、黒色及び白色合成皮革上に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角−45°で測色したときの黒色及び白色合成皮革の彩度(C * 45B 、C * 45W )の差(ΔC * (45B-45W) =C * 45B −C * 45W )が−10.0〜10.0であり、白色合成皮革に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角0°で測色したときの彩度(C * 0w )が10以上である着色雲母チタン、
(A3)光学的膜厚290〜390nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタン表面に、さらに紺青を被覆して青色に着色した着色雲母チタンであって、黒色及び白色合成皮革上に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角−45°で測色したときの黒色及び白色合成皮革の彩度(C * 45B 、C * 45W )の差(ΔC * (45B-45W) =C * 45B −C * 45W )が−10.0〜10.0であり、白色合成皮革に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角0°で測色したときの彩度(C * 0w )が10以上である着色雲母チタン、
(B)平均粒子径が3〜15μmである球状粉体、
を含有する化粧料が、上記課題を解決できることを見出した。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係る化粧料は、次の(A)成分、及び(B)成分:
(A)黒色及び白色合成皮革上に0.5g/m2の割合で塗布し、入射光角45°、受光角−45°で測色したときの黒色及び白色合成皮革の彩度(C* 45B、C* 45W)の差(ΔC* (45B-45W)=C* 45B−C* 45W)が−10.0〜10.0であって、白色合成皮革に0.5g/m2の割合で塗布し、入射光角45°、受光角0°で測色したときの彩度(C* 0w)が10以上である着色雲母チタン、及び、
(B)平均粒子径が1〜20μmである球状粉体、を含有する。
【0009】
本明細書において、受光角が−x°の時の彩度C* x、彩度差ΔC*は次法で求める。
【0010】
着色雲母チタンを黒色及び白色合成皮革上に、塗布量が0.5g/m2となるよう均一に塗布し、測色装置(例えば、村上色彩科学研究所:goniospectrophotometer GCMS-3)で、入射光角45°、受光角−x°で、CIE1976L*a*b*色空間の色座標L*、a*、b*を測定し、式C*=(a*2+b*2)1/2より彩度C* xを算出する。この際、黒色合成皮革を用いたときの彩度をC* xB、白色合成皮革を用いたときの彩度をC* xWとする。この彩度の差C* xB−C* xWをΔC* (xB-xW)とする。なお、ここで使用する黒色合成皮革は、入射光角45°、受光角0°で測色した値が、L*=20〜25、a*=−5〜5、b*=−5〜5、また白色合成皮革は、L*=90〜95、a*=−5〜5、b*=0〜10のものを用いる。
【0011】
本発明に用いる(A)成分の着色雲母チタンは、黒色及び白色合成皮革に0.5g/m2の割合で塗布し、入射光角45°、受光角−45°で測色したときの黒色及び白色合成皮革の彩度(C* 45B、C* 45W)の差(ΔC* (45B-45W)=C* 45B−C* 45W)が−10.0〜10.0であり、特に−5以上且つ/又は5以下であることが好ましい。着色雲母チタンの上記彩度差(ΔC* (45B-45W))が−10.0〜10.0の範囲にあると、下地が如何なる色であっても化粧料の塗膜の可視光反射率による塗布色の変動が少なくなる。
【0012】
また、(A)成分の着色雲母チタンは、白色合成皮革に0.5g/m2の割合で塗布し、入射光角45°、受光角0°で測色したときの彩度(C* 0w)が10以上であり、特に15以上であることが好ましい。上記条件における着色雲母チタンの彩度(C* 0w)が10以上であると、充分な着色効果が得られる。従って、着色剤として着色雲母チタンのみ用いて、化粧料に充分な着色力を付与することが可能である。
【0013】
さらに該着色雲母チタンは、黒色合成皮革上に0.5g/m2の割合で均一に塗布し、入射光角を45°とし、受光角を−45°としたときの彩度C* 45Bと受光角を0°としたときの彩度C* 0Bの差ΔC* (45B-0B)=C* 45B−C* 0Bが、0〜20であることが好ましく、特に0〜15であることがより好ましい。上記条件における着色雲母チタンの彩度差ΔC* (45B-0B)が0〜20の範囲にあると、観察角度による表面反射光の彩度変化が少なくなるので好ましい。
【0014】
着色雲母チタンの基盤となる雲母チタンは、例えば硫酸チタニル、四塩化チタン等のチタンの無機酸塩を雲母の存在下で中和法あるいは加水分解法によって分解し、含水酸化チタンあるいは二酸化チタンを析出させた後、大気中500〜1000℃、好ましくは700〜900℃の温度で焼成する方法(特公昭43−25644)等で製造される。
【0015】
ここで、使用する雲母としては、例えば白雲母、黒雲母、金雲母、合成雲母等を挙げることができる。
【0016】
雲母の表面を被覆する二酸化チタン層は、公知の雲母チタン製造法において、反応系中のチタン塩濃度、チタン塩の加水分解温度、チタン塩の加水分解時間、二酸化チタンで被覆される雲母の表面処理等の反応条件を調節することにより、光学的膜厚等を変えることができ、この結果、様々な色彩の反射干渉光を有する雲母チタンを製造することができる。
【0017】
雲母の表面を被覆する二酸化チタンは、製造される雲母チタンの二酸化チタン層の光学的膜厚又は結晶型制御を目的に、必要に応じて、酸化鉄、酸化アルミニウム、又は酸化錫等の金属酸化物、水酸化鉄、水酸化アルミニウム等の金属水酸化物、又は金、銀、アルミニウム等の金属、無機酸塩又は有機酸塩等の塩等で被覆しても良い。
【0018】
雲母チタンの表面をさらに被覆する着色顔料としては、様々な有機又は無機着色顔料を特に制限無く用いることができ、例えば、黄酸化鉄、赤酸化鉄(べんがら)、黒酸化鉄、紺青、群青、酸化クロム、タール系色素、天然色素等(最新化粧品科学<改訂増補2>(日本化粧品技術者会編、薬事日報社)第330〜387頁に記載)が挙げられる。
【0019】
本発明の(A)成分に用いられる着色雲母チタンは、雲母チタン表面に前記着色顔料等を化学反応で被覆させる方法、機械的衝撃力により物理的に被覆させる方法等で製造される。
【0020】
化学反応で被覆させる方法としては、例えば、着色顔料の原料となる無機、有機鉄化合物の水溶液中に雲母チタンを添加した後、加温して鉄化合物の加水分解物を析出させ、水洗、乾燥し、さらに必要に応じて焼成することにより、着色雲母チタンが製造できる。着色顔料の原料となる無機、有機鉄化合物としては、例えば、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、硝酸第一鉄、硝酸第二鉄、シュウ酸第一鉄、シュウ酸第二鉄アンモニウム、硫酸第二鉄アンモニウム、リン酸第二鉄、クエン酸第二鉄、乳酸第一鉄、フマル酸鉄、紺青、群青、酸化クロム、タール系色素、天然色素等を使用することができる。なお、加水分解の速度を調整するために、無機、有機鉄化合物の水溶液中に雲母チタンを添加する前又は後に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、アミン等の塩基、又はこれら塩基の水溶液を添加してもよい。
【0021】
この際、使用する雲母チタンの反射干渉光の色と、被覆する着色顔料の色との間の色差を小さくするように、雲母チタンと着色顔料の組み合わせを選択すると、着色雲母チタンを着色剤として用いた化粧料は、黒色及び白色合成皮革上に塗布し、入射光角45°、受光角−45°で測色したときの黒色及び白色合成皮革の彩度(C* 45B、C* 45W)の差(ΔC* (45B-45W)=C* 45B−C* 45W)が小さくなるので好ましい。
【0022】
例えば、光学的膜厚が140〜240nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタン表面に黄酸化鉄を被覆したもの、光学的膜厚が220〜320nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタン表面に赤酸化鉄を被覆したもの、光学的膜厚が290〜390nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタン表面に紺青を被覆したものは、彩度差(ΔC* (45B-45W)=C* 45B−C* 45W)が小さい。
【0023】
上記の黄酸化鉄被覆雲母チタンを製造するには、無機、有機鉄化合物の水溶液中に光学的膜厚が140〜240nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタンを添加した後、50〜100℃、好ましくは80℃以上に昇温して鉄化合物を加水分解させて雲母チタン表面に黄酸化鉄を析出させ、水洗、ろ過後これを150℃以下で乾燥し製造することができる。
【0024】
また、光学的膜厚が220〜320nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタンを用いて、上記の方法で鉄酸化物を析出させ、水洗、乾燥したものを、150℃以上、好ましくは400℃以上で焼成することによって、赤酸化鉄被覆雲母チタンを製造することができる。
【0025】
更に、光学的膜厚が、290〜390nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタンにフェロシアン化ナトリウムと硫酸第一鉄との水溶液を使用すると、紺青被覆雲母チタンを製造することができる。フェロシアン化ナトリウムと硫酸第一鉄との水溶液に該雲母チタンを添加した後、硫酸アンモニウムを添加し、さらに硫酸酸性下で熟成し、塩素酸ナトリウムで酸化すると紺青が雲母チタン表面に析出する。これを水洗、ろ過後乾燥して紺青被覆雲母チタンを製造することができる。
【0026】
着色雲母チタンの着色顔料の被覆率は、着色雲母チタン全体に対して1〜20重量%、特に2〜15重量%とすることが好ましい。この範囲の着色顔料の被覆率であると、着色顔料の吸収、散乱により雲母チタンの反射干渉光が弱められることなく、且つ、十分な着色力を示す。ここで、反射干渉光の強度は、着色雲母チタンを黒色合成皮革に塗布量が0.5g/m2となるように均一に塗布し、測色装置を用い、入射光角45°、受光角を−45°のときの、CIE1976L*a*b*色空間の色座標L*により測定されるが、色座標L*が30以上であることが好ましい。
【0027】
また、本発明の(A)成分に用いる着色雲母チタンは、平均粒子径が1〜30μmであることが好ましく、2〜20μmであることがより好ましい。このような平均粒子径においては、透明感が損なわれず、且つギラツキ感が発生しない上、肌上での伸び広がりが良好で、十分に肌を隠蔽しながら自然に仕上がるため好ましい。ここで、平均粒子径は、レーザー回折/散乱式粒度分布計(例えば、堀場製作所製、LA−920)を用いたレーザー回折/散乱法で測定した値である。
【0028】
着色雲母チタンは、疎水化処理剤を用いてその表面を疎水化処理したものを使用しても良い。疎水化処理は、例えばシリコーン油、脂肪酸金属塩、アルキルリン酸、アルキルリン酸のアルカリ金属塩又はアミン塩、N−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪族アシル塩基性アミノ酸、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物等の疎水化処理剤を用いて行うことができる。
【0029】
化粧料中の着色雲母チタンの含有量は、明るい仕上がりを得るために、化粧料に含有される全着色顔料中の25重量%以上であることが好ましく、40重量%以上がより好ましく、60重量%以上が特に好ましい。着色雲母チタンは、単独又は2種以上を組み合わせて用いても良い。
【0030】
本発明において(B)成分として用いられる球状粉体は、平均粒子径が1〜20μm、好ましくは3〜15μmの球状である。ここで球状粉体とは、正反射及び/又は乱反射を抑制する性質を有するものであり、その形状は、真球、略球状、回転楕円体、また表面に凹凸がある球状粉体であっても良い。
【0031】
平均粒子径が1〜20μmであると、化粧膜に埋もれないため、毛穴、小じわ等の凹凸の境界部をぼかして見えにくくする効果である「ぼかし」効果を発現し、毛穴、小じわ等の凹凸を目立ちにくくする。球状粉体の平均粒子径を1μm以上とすることにより、球状粉体が化粧膜に埋もれずに、使用感がなめらかになり、3μm以上とすると、使用感がよりなめらかになる。球状粉体の平均粒子径を20μm以下とすることにより、凹凸部に均一に付着しやすいので、凹凸の境界部を見えにくくする「ぼかし」効果が十分に発現する上、使用感がざらつかず、15μm以下とすると、さらに使用感が良くなる。ここで、平均粒子径は、レーザー回折/散乱式粒度分布計(例えば、堀場製作所製、LA−920)を用いたレーザー回折/散乱法で測定した値である。
【0032】
また、球状粉体の屈折率は、1.3〜1.8であることが好ましく、1.4〜1.6であることがより好ましい。球状粉体の屈折率がこの範囲内であると、ぎらつき感を十分に抑えて「ぼかし」効果を発現させることができ、さらに、より自然な仕上がり感を得ることができる。
【0033】
このような球状粉体の具体例としては、球状であるSiO2、Al2O3等の金属酸化物、硫酸バリウム等の硫酸塩、炭酸カルシウム等の炭酸塩等の無機化合物、ポリエチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ナイロン、セルロース、シリコーン及びポリウレタン等の高分子化合物等が挙げられる。球状粉体は、1種及び2種以上の混合物として使用することができる。
【0034】
球状粉体は、必要に応じて(A)成分と同様に、疎水化処理して使用しても良い。
【0035】
化粧料中における(B)成分の含有量は、化粧料の剤型等によって異なり特に制限されないが、通常は、全組成中に0.1〜30重量%程度とすることが好ましく、1〜20重量%とすることが、さらに好ましい。(B)成分の球状粉体の含有量が上記範囲内であれば、凹凸を目立ちにくくする効果に優れるとともに、使用感も良好であり好ましい。
【0036】
本発明の化粧料の着色顔料としては、上記着色雲母チタン以外に、酸化鉄、酸化クロム、紺青、タール系色素等の着色顔料を用いることができる。
【0037】
本発明の化粧料には、上記の(A)及び(B)成分の他に、必要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配合することができる。例えば、界面活性剤、高分子化合物、油分、体質顔料等の粉体、保湿剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、無機酸塩又は有機酸塩、香料、キレート剤、pH調整剤、水等を配合することができる。
【0038】
本発明の化粧料は、上記各材料を用いて常法に従って製造することができ、粉末固形型、高含油粉末固形型、油分散型、水分散型、油中水乳化液、水中油乳化液等の任意の剤型とすることができる。
【0039】
本発明の化粧料を顔面等に塗布すると、(A)成分である着色雲母チタンは反射干渉光の散乱、吸収が抑えられているため、雲母チタン由来の反射干渉光による仕上がりを明るくする効果と、雲母チタン表面を被覆する着色顔料による着色効果とが充分に得られると共に、(B)成分である球状粉体が、毛穴、小じわ等の凹凸部に均一に付着して、形態上の難点がある部分を目立たなくする「ぼかし」効果と、使用感をなめらかにする効果を発現するため、化粧後には毛穴、小じわ等の凹凸部の形態上の難点が目立たない効果が強化され、使用感が良く、所望の明るい色を有し、肌の凹凸が目立たない自然な仕上がりが得られる。
【0040】
特に本発明の化粧料は、黒色及び白色合成皮革上で測色する際の上記彩度差ΔC* (45B-45W)が−10.0〜10.0であることから下地の色による彩度変化が少なく、且つ、白色合成皮革上で測色する際の上記彩度(C* 0w)が10以上であることから充分な着色力を示す着色雲母チタン(A)と、優れた「ぼかし」効果を示す球状粉体(B)を混合することによって、本発明の化粧料を塗布した部分の見る角度による彩度変化を少なくすることができるので、非常に自然で、且つ、肌の凹凸が目立たない仕上がりが得られる。
【0041】
さらに、(A)成分である着色雲母チタンの黒色合成皮革上で測色するときの上記彩度差ΔC* (45B-0B)が0〜20である場合には、本発明の化粧料を塗布した部分の見る角度による彩度変化を、さらに少なくすることができる。
【0042】
さらに、着色顔料を被覆する前の雲母チタンの反射干渉光の色と、雲母チタンを被覆する着色顔料の色との間の色差を小さくするように、雲母チタンと着色顔料の組み合わせを選択する場合には、本発明の化粧料を塗布した部分の見る角度による彩度変化を少なくすることができる。
【0043】
本発明の化粧料は、特にファンデーション、白粉、コンシーラー、頬紅、アイシャドウ、アイブロウ等に適用可能であり、下地の色又は見る角度による彩度変化が少ない効果が有効に発揮される点から、ファンデーションとして非常に好適に用いることができる。
【0044】
【実施例】
(評価方法)
1.彩度及び彩度差
受光角が−x°の時の彩度C* x、彩度差ΔC*は次法で求めた。すなわち、市販の固形粉末ファンデーション塗布専用スポンジに、試料をとり、黒色合成皮革(L*=22.64、a*=0.09、b*=0.05)、白色合成皮革(L*=91.28、a*=−2.12、b*=6.06)に0.5g/m2となるように均一に塗布し、測色装置(例えば、村上色彩科学研究所製、goniospectrophotometer GCMS-3)で、入射光角45°、受光角−x°で、CIE1976L*a*b*色空間の色座標L*、a*、b*を測定し、式C*=(a*2+b*2)1/2より彩度C* xを算出した。この際、黒色合成皮革を用いたときの彩度をC* xB、白色合成皮革を用いたときの彩度をC* xWとした。この彩度の差C* xB−C* xWをΔC* (xB-xW )とした。これにより、ΔC* (45B-45W )、ΔC* (45B-0B )、及びC* 0Wを、それぞれ求めた。
【0045】
2.平均粒子径の測定方法
レーザー回折/散乱式粒度分布計(堀場製作所製、LA−920)を用いて、分散溶媒:エタノール、循環速度:4、超音波分散:1分間にて体積平均粒子径を測定した。
【0046】
(製造例1)
硫酸第二鉄n水和物60重量部をイオン交換水2000重量部に溶解させ、これを0.1mol/L水酸化ナトリウム水溶液でpH2.8に調整して得られた水溶液にENGELHARD社製の雲母チタン(FLAMENCO SATIN GOLD 260M)100部を加えて、十分に撹拌して均一に分散させた。次に、この雲母チタン分散液を撹拌しながら加熱して、6時間沸騰させた。放冷後、ろ過、水洗して、黄酸化鉄で被覆された黄色着色雲母チタン103重量部を得た。得られた黄色着色雲母チタン(A−1)の黄酸化鉄被覆率は6.67重量%であった。平均粒子径は8.2μmであった。
【0047】
表1に市販黄酸化鉄被覆雲母チタン(B−1;ENGELHARD社製、DUOCROME DYR 422C)と比較したΔC* (45B-45W )、ΔC* (45B-0B )、及びC* 0Wを示す。
【0048】
【表1】
【0049】
(製造例2)
製造例1の雲母チタン(FLAMENCO SATIN GOLD 260M)に代えて、雲母チタン(FLAMENCO SATIN RED 460M)を使用して、同様に、この雲母チタン分散液を撹拌しながら加熱して、6時間沸騰させた。放冷後、ろ過、水洗し、800℃で2時間焼成して赤酸化鉄で被覆された赤色着色雲母チタン102重量部を得た。得られた赤色着色雲母チタン(A−2)の赤酸化鉄被覆率は6.25重量%であった。平均粒子径は7.3μmであった。
【0050】
表2に市販の赤酸化鉄被覆雲母チタン(B−2;ENGELHARD社製、CLOISONNE SATIN ROUGE 450M)と比較したΔC* (45B-45W )、ΔC* (45B-0B )、及びC* 0Wを示す。
【0051】
【表2】
【0052】
(製造例3)
フェロシアン化ナトリウム2.5重量部と硫酸第一鉄1.2重量部をイオン交換水1000重量部に溶解して得られた水溶液にENGELHARD社製の雲母チタン(FLAMENCO SATIN BLUE 660M)100重量部を加えて、十分に撹拌して均一に分散させた。次に、この雲母チタン分散液を撹拌しながら硫酸アンモニウム1.0重量部をイオン交換水50重量部に溶解させた水溶液と濃硫酸0.5重量部を添加し熟成させた。これに塩素酸ナトリウム0.15重量部をイオン交換水50重量部に溶解させた水溶液を添加し水洗、ろ過し乾燥して紺青で被覆された青色着色雲母チタン101重量部を得た。得られた青色着色雲母チタン(A−3)の紺青被覆率は1.95重量%であった。平均粒子径は7.8μmであった。
【0053】
表3に市販の紺青被覆雲母チタン(B−3;ENGELHARD社製、DUOCROME DBV 526C)と比較したΔC* (45B-45W )、ΔC* (45B-0B )、及びC* 0Wを示す。
【0054】
【表3】
【0055】
(実施例1〜4、及び比較例1〜4)
製造例1〜3(A−1,A−2、A−3)及び市販品(B−1、B−2、B−3)の着色雲母チタンを用い、表4に示す組成で、リキッドファンデーションを調製し、該リキッドファンデーションを使用した時の「使用感(ざらつきのなさ・なめらかさ)」、「肌色の明るさ」、「額部と頬側面部の塗布色の差の少なさ」、「凹凸の目立ちにくさ」を評価した。
【0056】
<製法>
表4に示す組成で、成分(1)〜(15)を混合し、得られた混合物を粉砕機に供して、粉砕した。得られた粉砕物を、70℃で加熱した成分(20)に添加し、70℃でホモミキサー処理をした。これにさらに70℃に加熱した成分(16)〜(19)を加え、70℃でホモミキサー処理をして、実施例1〜4及び比較例1〜4の液状ファンデーションを得た。
【0057】
<評価方法>
実施例1〜4及び比較例1〜4のリキッドファンデーションを、化粧品専用パネラー20名が使用し、下記の5段階の評価基準及び判定基準により判定した。
【0058】
[評価基準]
5点:非常に良好
4点:良好
3点:普通
2点:やや不良
1点:不良
[判定基準](パネル20人による評価基準点の平均値)
◎:4点以上〜5点以下
○:3点以上〜4点未満
△:2点以上〜3点未満
×:1点以上〜2点未満
各リキッドファンデーションの評価結果を表4に示す。
【0059】
【表4】
【0060】
表4から明らかなように、本発明の着色雲母チタンと球状粉体を含有した実施例1〜4のリキッドファンデーションは、額部と頬側面部の塗布色の差が非常に少なく、明るく、凹凸の目立たない自然な仕上がりであり、使用感も良かった。特に、上記(A)成分の条件を満たす着色雲母チタンのみを着色剤として用いた実施例1は、全ての評価がより良好であった。これに対し、パール顔料を含有せず、従来の着色顔料のみで着色した比較例1のファンデーションは、凹凸が目立たない仕上がりで額部と頬側面部の塗布色の差は少なかったが、着色顔料が光を散乱してしまい、暗く重たい印象の仕上がりであった。市販の着色雲母チタンを使用した比較例2は、肌色の明るさは実現できたものの、額部と頬側面部の塗布色の差の少なさで(A)成分の条件を満たす着色雲母チタンを使用した実施例1〜4に劣るものであった。平均粒子径が1μm未満の球状粉体を使用した比較例3では、(A)成分の条件を満たす着色雲母チタンの効果により肌色が明るく、額部と頬側面部の塗布色の差が非常に少ないものであったが、なめらかさがなくなり使用感が悪化した。平均粒子径が20μmより大きい球状粉体を使用した比較例4では、使用感がざらつき悪化した上、凹凸も少し目立つ仕上がりとなった。
【0061】
(実施例5:クリーム状ファンデーション)
表5に示す組成に従って、成分(7)〜(10)を70℃で加熱撹拌後、十分混合粉砕された成分(11)〜(19)を添加し、70℃でホモミキサー処理をした。これにさらに70℃に加熱した成分(1)〜(6)を加え、70℃でホモミキサー処理をした。これを撹拌しながら冷却し45℃で成分(20)を加え、室温まで冷却してクリーム状ファンデーションを得た。このクリーム状ファンデーションを実施例1〜4と同様の手法及び評価基準により評価した結果を、後述の表11に示す。
【0062】
【表5】
【0063】
(実施例6:固形粉末状ファンデーション)
表6に示す組成に従って、(1)〜(11)を撹拌混合したものに、予め加熱しておいた(12)〜(14)を添加し、混合分散し、粉砕機で粉砕し、中皿に打型して固形粉末状ファンデーションを得た。この固形粉末状ファンデーションを実施例1〜4と同様の手法及び評価基準により評価した結果を、後述の表11に示す。
【0064】
【表6】
【0065】
(実施例7:粉末ルース状ファンデーション)
表7に示す組成に従って、(1)〜(11)を撹拌混合したものに、予め加熱しておいた(12)を添加し、混合分散し、粉砕機で粉砕した後、ふるいを通して粉末ルース状ファンデーションを得た。この粉末ルース状ファンデーションを実施例1〜4と同様の手法及び評価基準により評価した結果を、後述の表11に示す。
【0066】
【表7】
【0067】
(実施例8:粉白粉)
表8に示す組成に従って、(1)〜(9)を撹拌混合したものに、粉砕機で粉砕した後、ふるいを通して粉白粉を得た。この粉白粉を実施例1〜4と同様の手法及び評価基準により評価した結果を、後述の表11に示す。
【0068】
【表8】
【0069】
(実施例9:固形白粉)
表9に示す組成に従って、(1)〜(9)を撹拌混合したものに、予め加熱しておいた(10)〜(12)を添加し、混合分散した後、(13)を噴霧し均一に混ぜた。これを粉砕機で粉砕し、中皿に打型して固形白粉を得た。この固形白粉を実施例1〜4と同様の手法及び評価基準により評価した結果を、後述の表11に示す。
【0070】
【表9】
【0071】
(実施例10:水中油乳化型(O/W)クリーム)
表10に示す組成に従って、(15)に(12)〜(14)を加え十分に撹拌混合し、十分に混合粉砕された(8)〜(10)を撹拌しながら添加し分散させた。これに、加熱溶解された(1)〜(7)の油相を徐々に添加し、70℃でホモミキサー処理して乳化させ、撹拌しながら冷却し、45℃で(11)を加え、室温まで冷却して、水中油乳化型(O/W)クリームを得た。この水中油乳化型(O/W)クリームを実施例1〜4と同様の手法及び評価基準により評価した結果を、後述の表11に示す。
【0072】
【表10】
【0073】
表11に示すように、実施例5〜10で得られた化粧料はいずれも、肌色の明るさのあるきめ細かな仕上がりで、かつ、額部と頬側面部の塗布色の差が非常に少ない自然な仕上がりを示し、使用感も良かった。
【0074】
【表11】
【0075】
【発明の効果】
本発明の化粧料は、(A)成分の着色雲母チタンによって雲母チタンの光沢を損なうことなく十分な着色効果が得られると共に、(B)成分である球状粉体によって「ぼかし」効果と使用感をなめらかにする効果が得られるので、使用感が良く、所望の明るい色を有し、肌の凹凸が目立たない自然な仕上がりが得られる。
【0076】
特に本発明の化粧料は、黒色及び白色合成皮革上で測色する際の上記彩度差ΔC* (45B-45W)が−10.0〜10.0であり、且つ、白色合成皮革上で測色する際の上記彩度(C* 0w)が10以上である着色雲母チタン(A)と、優れた「ぼかし」効果を示す球状粉体(B)を混合することによって、本発明の化粧料を塗布した部分の見る角度による彩度変化を少なくすることができるので、非常に自然で、且つ、凹凸の目立たない仕上がりが得られる。
【0077】
従って、上記(A)成分及び(B)成分を含有する本発明の化粧料は、下地の色又は見る角度による塗布色の彩度変化が少なく、明るく、且つ、凹凸の目立たない自然な仕上がりを実現し、しかも使用感が良好な化粧料である。特に、本発明の化粧料を用いて肌色を調製する場合には、透明感のある、きめ細かい明るい肌色で、且つ、塗布部位による塗布色の差が少なく凹凸の目立たない仕上がりを得ることができる。
【0078】
また、着色雲母チタンの平均粒子径が1〜30μmである場合には、透明感が損なわれず、且つギラツキ感が発生しない上、肌上での伸び広がりが良好で、十分に肌を隠蔽しながら自然に仕上がるという効果がある。
Claims (4)
- 次の(A1)成分、及び(B)成分:
(A1)光学的膜厚140〜240nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタン表面に、さらに黄酸化鉄を被覆して黄色に着色した着色雲母チタンであって、黒色及び白色合成皮革上に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角−45°で測色したときの黒色及び白色合成皮革の彩度(C * 45B 、C * 45W )の差(ΔC * (45B-45W) =C * 45B −C * 45W )が−10.0〜10.0であり、白色合成皮革に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角0°で測色したときの彩度(C * 0w )が10以上である着色雲母チタン、及び、
(B)平均粒子径が3〜15μmである球状粉体、を含有する化粧料。 - 次の(A2)成分、及び(B)成分:
(A2)光学的膜厚220〜320nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタン表面に、さらに赤酸化鉄を被覆して赤色に着色した着色雲母チタンであって、黒色及び白色合成皮革上に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角−45°で測色したときの黒色及び白色合成皮革の彩度(C * 45B 、C * 45W )の差(ΔC * (45B-45W) =C * 45B −C * 45W )が−10.0〜10.0であり、白色合成皮革に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角0°で測色したときの彩度(C * 0w )が10以上である着色雲母チタン、及び、
(B)平均粒子径が3〜15μmである球状粉体、を含有する化粧料。 - 次の(A3)成分、及び(B)成分:
(A3)光学的膜厚290〜390nmの二酸化チタン層で被覆された雲母チタン表面に、さらに紺青を被覆して青色に着色した着色雲母チタンであって、黒色及び白色合成皮革上に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角−45°で測色したときの黒色及び白色合成皮革の彩度(C * 45B 、C * 45W )の差(ΔC * (45B-45W) =C * 45B −C * 45W )が−10.0〜10.0であり、白色合成皮革に0.5g/m 2 の割合で塗布し、入射光角45°、受光角0°で測色したときの彩度(C * 0w )が10以上である着色雲母チタン、及び、
(B)平均粒子径が3〜15μmである球状粉体、を含有する化粧料。 - 前記着色雲母チタンの平均粒子径が1〜30μmである請求項1乃至3のいずれかに記載の化粧料。
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