JP2002104544A - 物品収容箱の保冷カバー及び保冷構造 - Google Patents

物品収容箱の保冷カバー及び保冷構造

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JP2002104544A
JP2002104544A JP2000292693A JP2000292693A JP2002104544A JP 2002104544 A JP2002104544 A JP 2002104544A JP 2000292693 A JP2000292693 A JP 2000292693A JP 2000292693 A JP2000292693 A JP 2000292693A JP 2002104544 A JP2002104544 A JP 2002104544A
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Kenji Miyamoto
研司 宮本
Toshiya Sawaki
敏也 澤木
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 要保冷物品を物品収容箱に収容して搬送又は
保管等する際に、搬送効率を上げ、保管スペースを小さ
くでき、しかも優れた保冷効果が得られ、さらには、不
要なときには嵩張らない保冷カバー及び保冷構造を提供
する。 【解決手段】 上面が開口し底面には孔53が形成され
た積み重ね可能な物品収容箱50に着脱可能に設けられ
る保冷カバー10において、各物品収容箱の側面51外
周を包囲して又は側面内周に沿って配置される側面カバ
ー体11と、最上段に位置する物品収容箱の上面に配置
されて蓋をする最上面蓋体21とよりなり、前記最上面
蓋体21が蓄冷剤を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、牛乳や玉子等の
食材のような要保冷物品を搬送又は保管等する際に、要
保冷物品を収容して積み重ね(上げ)られるカゴ状の物
品収容箱に対して、着脱可能な保冷カバー、及び物品収
容箱を積み重ねた状態で保冷するための保冷構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳や玉子等の食材の搬送におい
ては、上面が開口し、底面には格子状の孔が形成された
カゴ状の樹脂製物品収容箱に食材を収容し、その物品収
容箱を複数段積み重ねて車両の荷台等に載置し、その状
態で搬送されるのが一般的である。
【0003】前記食材の中でも保冷が必要とされるもの
がある。そのような要保冷物品については、大きな保冷
搬送専用容器や断熱性を有する保冷袋を用意し、その保
冷搬送専用容器や保冷袋に前記物品収容箱を収容して保
冷配送することが行われている。
【0004】しかし、前記保冷搬送専用容器は、嵩張る
ために搬送車両の積載能力が減少し、搬送効率が低下す
る欠点がある。さらに、前記保冷搬送専用容器や保冷袋
内に、複数の物品収容箱を収納した場合には、物品収容
箱の出し入れ作業が面倒で時間が掛かるのみならず、そ
の作業中に保冷搬送専用容器や保冷袋内から冷気が外部
へ逃げ、また温かい外気が内部に侵入して保冷効果の低
下を招く問題がある。特に収納物品の種類が異なる物品
収容箱が積み重ねられて1個の保冷搬送専用容器や保冷
袋内に収容されていると、特定の物品収容箱を取り出す
のが極めて面倒である。それに対し、保冷搬送専用容器
や保冷袋からの物品収容箱の取り出しを容易にし、内部
の冷気逃散や温かい外気の侵入防止のため、物品収容箱
を1個毎に保冷搬送専用容器や保冷袋に収納することが
考えられるが、その場合には更に全体が嵩張るようにな
り、加えて保冷搬送専用容器や保冷袋が積み重ね安定性
に欠けるため、多くても2〜3段程度しか積み重ねでき
ず、搬送効率が低い問題がある。
【0005】また、合成樹脂製である物品収容箱には、
保冷性能がないため、収容箱のみでの搬送も無理であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、保冷が必要な食材等の要保冷物品を
物品収容箱に収容して搬送又は保管等する際に、搬送効
率を上げたり、保管スペースを小さくしたりでき、しか
も優れた保冷効果が得られ、さらには、不要なときには
嵩張らない保冷カバー及び保冷構造を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、上面が開口し底面には孔が形成された積み重ね可
能な物品収容箱に着脱可能に設けられる保冷カバーにお
いて、各物品収容箱の側面外周を包囲して又は側面内周
に沿って配置される側面カバー体と、最上段に位置する
物品収容箱の上面に配置されて蓋をする最上面蓋体とよ
りなり、前記最上面蓋体が蓄冷剤を有することを特徴と
する物品収容箱の保冷カバーに係る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1における側面
カバー体が断熱性を有する材質からなることを特徴とす
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2におけ
る側面カバー体が蓄冷剤を有することを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれか1項における側面カバー体が物品収容箱の側面外
周長又は内周長とほぼ等しい長さからなって、折り畳み
可能とされるとともに、長さ方向両端に互いの係合離脱
部を有することを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれか1項における最上面蓋体が、蓋本体と、蓄冷剤の
収容された蓄冷体とよりなって該蓄冷体が蓋本体裏面に
着脱可能に設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、上面が開口し底面には
孔が形成された物品収容箱を積み重ねた状態で保冷する
ための保冷構造において、前記各物品収容箱の側面外周
を包囲して又は側面内周に沿って側面カバー体を配置
し、最上段に位置する物品収容箱の上面には、蓄冷剤を
有する最上面蓋体を配置し蓋をしたことを特徴とする物
品収容箱の保冷構造に係る。
【0013】請求項7の発明は、請求項6における側面
カバー体が断熱性を有する材質からなることを特徴とす
る。
【0014】請求項8の発明は、請求項6又は7におけ
る側面カバー体が蓄冷剤を有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る保
冷カバーと物品収容箱の斜視図、図2は図1における側
面カバー体の2−2断面図、図3は図1における側面カ
バー体の3−3断面図、図4は図1における最上面蓋体
の裏面を示す斜視図、図5は図4の最上面蓋体の断面
図、図6は図1の保冷カバーを用いる保冷構造を示す斜
視図である。
【0016】図1に示すこの発明の一実施例に係る物品
収容箱の保冷カバー10は、積み重ね可能な物品収容箱
50の側面51に着脱可能に取り付けられる側面カバー
体11と、物品収容箱50の最上段の上面に配置される
最上面蓋体21とよりなる。
【0017】まず、物品収容箱50について説明する。
前記物品収容箱50は、側面51と底面52とで構成さ
れて上面の開口した合成樹脂製の箱からなり、内部が牛
乳パックや玉子等の要保冷物品のための物品収容部とな
っている。前記側面51上下端51a,51bは、物品
収容箱50を上下に積み重ねた際に互いに嵌合するよう
に構成され、この例では下端51bの外面が上端との嵌
合用に切り欠き段部54となっている。また、前記底面
52は、物品収容箱50の洗浄等の際に水溜まりを防止
するため及び物品収容箱50積み重ね時の冷気下降用に
孔53、この例では格子状の孔があいている。
【0018】側面カバー体11は、この例のように前記
物品収容箱50の側面51外周に沿って又は側面51内
周に沿って配置され、物品収容箱50を側面51側で保
冷するものである。前記側面カバー体11は、前記物品
収容箱50の側面51の高さとほぼ等しい上下幅を有
し、物品収容箱50の側面51外周に設けられる場合は
側面51外周長とほぼ等しい長さとされ、また物品収容
箱50の側面51内面に沿って配置される場合には側面
51内周長とほぼ等しい長さの帯状体とされる。さらに
前記側面カバー体11は、物品収容箱50の側面51に
着脱可能に取り付けられるように、長さ方向両端に該両
端の互いの係合離脱用として面ファスナー等の係合離脱
部12が設けられている。
【0019】また、前記側面カバー体11は、断熱性を
有するものや蓄冷剤を有するものが好ましい。この実施
例の側面カバー体11は、図2及び図3に示すように、
断熱性を有するポリエチレン発泡体等の発泡体又は蓄冷
剤を芯材12とし、その芯材12の外面を外皮材13と
内皮材14で覆った構成のものである。蓄冷剤は、ゲル
状等公知のものからなり、袋体に入ったものが好適であ
る。前記外皮材13は側面カバー体11の外面側とな
り、内皮材14は側面カバー体11の内面側となるもの
であり、それぞれプラスチックフィルム等適宜の材質か
らなるものが縫合、融着、接着等によって芯材12と一
体にされている。前記外皮材13及び内皮材14のう
ち、少なくとも外皮材13についてはアルミ蒸着フィル
ムや金属箔等の金属調のものとするのが、光や熱の反射
性に優れ、保冷効果が高まることから好ましい。また、
前記外皮材13を、断熱性の有る発泡体等からなるシー
ト材とし、その裏面側に蓄冷剤を設けて、断熱性及び蓄
冷剤の両方を有する側面カバー体としてもよい。
【0020】前記側面カバー体11は、物品収容箱50
から取り外した際の保管や、冷蔵庫に収容して蓄冷剤を
冷却する等の際に、嵩張らないよう折り畳み可能なもの
が好ましい。折り畳み可能とするには、側面カバー体1
1を可撓性のものとしたり、図3に示すように、折り畳
み用の溝部15を物品収容箱50のコーナー部50cと
対応する位置や、所定間隔で設けたりすればよい。
【0021】最上面蓋体21は、物品収容箱50の上面
を覆うことのできる大きさからなり、蓋本体22とその
裏面に着脱可能に設けられた蓄冷体30とよりなる。蓋
本体22は、上面23と側面24よりなる蓋状に構成さ
れる。前記側面24については、前記物品収容箱50の
側面51に装着された側面カバー体11の外面側に所要
量重なるようにされ、その重なりによって、側面カバー
体11と最上面蓋体21間に隙間を生じないようにされ
る。
【0022】図4に示すように、前記最上面蓋体21に
おける蓋本体22の上面23裏面(内面)には、蓄冷体
30を着脱可能に保持する蓄冷体保持部25が設けられ
ている。この例では蓋本体22裏面との間で蓄冷体30
を出し入れ可能な収納袋を形成するようにネット部材が
蓄冷体保持部25として蓋本体22裏面に固定されてい
る。前記蓄冷体保持部25は、前記ネット状のものに限
られず、両面ファスナーや、粘着テープ、ボタン等適宜
のものとされる。また、前記蓄冷体30は、プラスチッ
ク製袋又は容器内に公知のゲル状等の蓄冷剤が収容され
たもの等、公知のものが適宜数用いられる。このよう
に、前記物品収容箱50内を向く最上面蓋体21の蓋本
体22裏面に蓄冷体30を設けたため、蓄冷剤による冷
却が物品収容箱内に向かって効率よく下降し、大なる冷
却効果が得られる。さらに、前記最上面蓋体21の蓄冷
体30が着脱可能なため、蓄冷剤の冷却時には蓄冷体3
0を蓋本体22から外して冷蔵庫等に収容することがで
き、大きな冷蔵庫等が不要になるとともに、蓄冷剤の冷
却作業が容易になる。
【0023】また、前記最上面蓋体21の蓋本体22
は、断熱性を有する材質で構成されるのが好ましい。こ
の例の蓋本体22は、図5に示すように、ポリエチレン
発泡体等の発泡体を芯材26とし、その芯材26の外面
を外皮材27と内皮材28で覆った構成のものである。
前記外皮材27は最上面蓋体21の外面側、内皮材28
は最上面蓋体21の内面側となるものであり、それぞれ
プラスチックフィルム等適宜の材質からなるものが縫
合、融着、接着等によって芯材26と一体にされてい
る。前記外皮材27及び内皮材28のうち、少なくとも
外皮材27についてはアルミ蒸着フィルムや金属箔等の
金属調のものとするのが、光や熱の反射性に優れ、保冷
効果が高まることから好ましい。なお、前記最上面蓋体
21は、変形可能な可撓性を有するもの、あるいは変形
し難い硬いもの、いずれであっても良い。
【0024】図6に前記構成からなる保冷カバー10を
用いて、前記物品収容箱50内の牛乳や玉子等の要保冷
物品(図示せず)を保冷する保冷構造を示す。前記物品
収容箱50は要保冷物品が収容されて、複数段積み重ね
られる。その際、各物品収容箱50それぞれの側面外周
又は内周には、前記側面カバー体11が取り付けられ
る。前記側面カバー体11が、前記のように蓄冷剤を有
する場合には、あらかじめ側面カバー体11を冷蔵庫に
所要時間収容して蓄冷剤の冷却を行っておく。そして、
予め冷却しておいた蓄冷体30を裏面に装着した前記最
上面蓋体21を、最上段の物品収容箱50の上面に被せ
て蓋をする。
【0025】前記積み重ねられた複数の物品収容箱5
0,50・・・は、それぞれ側面外周又は内周が側面カ
バー体11で覆われているため、側面を介する熱の行き
来が防止され、また最上段の物品収容箱50A上面を覆
う最上面蓋体21によって該上面での熱の行き来が防止
され、保冷される。さらに、前記個々の物品収容箱50
は、底面に孔53が形成されているため、最上段の物品
収容箱50Aから最下段の物品収容箱50Bまで空気が
流通でき、前記最上段の物品収容箱50A上面に載置さ
れた最上面蓋体21裏面の蓄冷体30による重い冷気が
前記各物品収容箱50底面の孔53を介して最上段の物
品収容箱50Aから最下段の物品収容箱50Bまで下降
し、各物品収容箱50内を効率良く冷やすことができ
る。しかも、積み重ねられた複数の物品収容箱50に対
して、最上面蓋体21は1個で済むため、経済的である
のみならす、取り扱いも容易である。さらに、上下に積
み重ねられた物品収容箱50間には余分なものが介在せ
ず、直接物品収容箱50同士を積み重ねることができる
ため、物品収容箱50を高く積み重ねても安定性が高
く、最下段の物品収容箱50による占有面積が少なくて
良く、小さなスペースに多くの物品収容箱50を安定し
て置くことができる。
【0026】また、中段に位置する特定の物品収容箱5
0Cを外したい場合、あるいは中段の物品収容箱50C
内の要保冷物品を取り出したい場合には、それより上の
物品収容箱50を持ち上げて、あるいは外すだけで、簡
単に目的の物品収容箱50Cを外したり、目的の要保冷
物品を取り出すことができ、作業を効率的に行える。
【0027】なお、本発明の保冷カバー体及び保冷構造
の保冷効果を確認するため、次のようにして玉子の配送
を行った。まず、縦521mm×横364mm×高さ3
11mmの樹脂製物品収容箱の側面外周に、幅285m
m×長さ1775mmの側面カバー体(ポリエチレン発
泡体を外皮材と内皮材で挟んだもの)を巻きつけ、その
物品収容箱に初期温度20℃の玉子を収容した後、物品
収容箱を軽トラックの荷台に5段積み重ね、最上段の物
品収容箱上面には、縦530mm×横370mm×深さ
80mmからなる最上面蓋体を、その裏面に約500g
の蓄冷剤2個入りの蓄冷体を設けた状態で被せた。最上
面蓋体における蓋本体の材質は側面カバー体と同じとし
た。なお、中段の物品収容箱内中央には温度センサーを
配置して、その温度を外部から確認できるようにした。
そして、軽トラックを9時間走行させ、その間における
中段の物品収容箱内の温度を測定したところ、9時間後
でも23℃以下であった。その際の外気温は、27℃〜
34℃であった。しかも、トラックの走行中に物品収容
箱が倒れることもなかった。
【0028】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1に
係る保冷カバーの発明によれば、上面が開口し底面には
孔が形成された積み重ね可能な物品収容箱を、その側面
に配置される側面カバー体と、最上段の物品収容箱の上
面に配置される最上面蓋体で保冷することができ、しか
も最上面蓋体に設けた蓄冷剤によって最上段の物品収容
箱から最下段の物品収容箱まで各物品収容箱底面の孔を
介して冷気を下降させることができるため、効率的に保
冷を行うことができる。また、側面カバー体は、それぞ
れの物品収容箱の側面に設けられるため、物品収容箱の
積み重ね段数を変更する場合にも何ら制約を受けること
がない。さらに、側面カバー体及び最上面蓋体は、物品
収容箱から外せるため、保冷不要時における物品収容箱
の取り扱いが面倒になることもない。また複数段積み重
ねられた物品収容箱に対し、一つの最上面蓋体で済むた
め、経済的である。さらにまた、積み重ねられた各物品
収容箱間には他部材が介在しないため、物品収容箱を多
く積み重ねても安定性が高く、配送中あるいは保管中に
倒れ難いので、配送時及び保管時のスペースが小さくて
済み、配送効率及び保管効率を高めることができる。
【0029】また、請求項2の発明のように、側面カバ
ー体を、断熱性を有する材質から構成すれば、高い保冷
効果が得られ、さらにまた、請求項3の発明のように、
側面カバー体を、蓄冷剤を有するものとすれば、物品収
容箱内を側面からも積極的に冷やすことができ、保冷効
果がさらに高いものとなる。
【0030】また、請求項4の発明によれば、側面カバ
ー体が物品収容箱の側面外周長又は内周長とほぼ等しい
長さからなって、折り畳み可能とされるとともに、長さ
方向両端に互いの係合離脱部を有するため、不要時に物
品収容箱から外した側面カバー体を折り畳んでコンパク
トに保管することができ、邪魔にならない効果がある。
【0031】請求項5の発明によれば、最上面蓋体が、
蓋本体と、蓄冷剤の収容された蓄冷体とよりなって該蓄
冷体が蓋本体裏面に着脱可能に設けられているため、最
上面蓋体の使用に先立つ蓄冷剤冷却時には、蓄冷剤のみ
を冷却することができ、大なる冷蔵庫を必要としないの
みならず、冷却作業が容易である。
【0032】また請求項6における保冷構造の発明によ
れば、複数の物品収容箱を安定性高く積み重ねて効率良
く保冷することができる。しかも積み重ねた複数の物品
収容箱に対して最上面蓋体が1個で済むため、取り扱い
が容易で、経済的である。
【0033】さらに、請求項7の発明によれば、物品収
容箱の側面の断熱性が高く保冷効果が高く、また、請求
項8の発明によれば、物品収容箱の側面からも蓄冷剤で
積極的に冷却することができ、保冷効果がより高いもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る保冷カバーと物品収
容箱の斜視図である。
【図2】図1における側面カバー体の2−2断面図であ
る。
【図3】図1における側面カバー体の3−3断面図であ
る。
【図4】図1における最上面蓋体の裏面を示す斜視図で
ある。
【図5】最上面蓋体の断面図である。
【図6】図1の保冷カバーを用いる保冷構造を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 保冷カバー 11 側面カバー体 12 係合離脱部 21 最上面蓋体 22 蓋本体 30 蓄冷体 50 物品収容箱 51 物品収容箱の側面 52 物品収容箱の底面 53 物品収容箱底面の孔
フロントページの続き Fターム(参考) 3E006 AA03 BA01 CA01 DB01 3E067 AB01 BA01A EE21 EE30 EE50 GA02 GD01 3E084 AA05 AA14 AA24 AB10 BA02 CA03 CC03 DA03 DB20 DC03 FA09 GA08 GB12 JA20 LB02 LB09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口し底面には孔が形成された積
    み重ね可能な物品収容箱に着脱可能に設けられる保冷カ
    バーにおいて、 各物品収容箱の側面外周を包囲して又は側面内周に沿っ
    て配置される側面カバー体と、 最上段に位置する物品収容箱の上面に配置されて蓋をす
    る最上面蓋体とよりなり、 前記最上面蓋体が蓄冷剤を有することを特徴とする物品
    収容箱の保冷カバー。
  2. 【請求項2】 側面カバー体が断熱性を有する材質から
    なることを特徴とする請求項1記載の物品収容箱の保冷
    カバー。
  3. 【請求項3】 側面カバー体が蓄冷剤を有することを特
    徴とする請求項1又は2記載の物品収容箱の保冷カバ
    ー。
  4. 【請求項4】 側面カバー体が物品収容箱の側面外周
    長、又は内周長とほぼ等しい長さからなって、折り畳み
    可能とされるとともに、長さ方向両端に互いの係合離脱
    部を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載された物品収容箱の保冷カバー。
  5. 【請求項5】 最上面蓋体が、蓋本体と、蓄冷剤の収容
    された蓄冷体とよりなって該蓄冷体が蓋本体裏面に着脱
    可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載された物品収容箱の保冷カバ
    ー。
  6. 【請求項6】 上面が開口し底面には孔が形成された物
    品収容箱を積み重ねた状態で保冷するための保冷構造に
    おいて、 前記各物品収容箱の側面外周を包囲して又は側面内周に
    沿って側面カバー体を配置し、 最上段に位置する物品収容箱の上面には、蓄冷剤を有す
    る最上面蓋体を配置し、蓋をしたことを特徴とする物品
    収容箱の保冷構造。
  7. 【請求項7】 側面カバー体が断熱性を有する材質から
    なることを特徴とする請求項6記載の物品収容箱の保冷
    構造。
  8. 【請求項8】 側面カバー体が蓄冷剤を有することを特
    徴とする請求項6又は7記載の物品収容箱の保冷構造。
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