JP2002104423A - トップシール容器用ホルダ - Google Patents

トップシール容器用ホルダ

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JP2002104423A
JP2002104423A JP2000303417A JP2000303417A JP2002104423A JP 2002104423 A JP2002104423 A JP 2002104423A JP 2000303417 A JP2000303417 A JP 2000303417A JP 2000303417 A JP2000303417 A JP 2000303417A JP 2002104423 A JP2002104423 A JP 2002104423A
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container
holder
top seal
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seal container
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JP2000303417A
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English (en)
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Chisato Hayama
千里 羽山
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PAKKUSU CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トップシール容器をテーブルに置いた時の安
定性、握った安定感、トップシール容器の保温効果を高
めるトップシール容器用ホルダを提供する。 【解決手段】 ホルダ本体15を末広がりの筒形状とし
たので、トップシール容器11が装着されたホルダ本体
15を、テーブルに置いた時のトップシール容器11の
安定性が高まる。ホルダ本体15がトップシール容器1
1よりも大きいので、トップシール容器11を握った安
定感がよい。ホルダ本体15と容器本体12との間に大
きな保温空間が存在するので保温性が高く、長時間、容
器本体12に収納されたコーヒーやお茶を保温すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトップシール容器
用ホルダ、詳しくは、衛生的で、内容物の密封性が高い
トップシール容器を保持するトップシール容器用ホルダ
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、駅の売店や列車内では、各種の
弁当が販売されている。それに付随し、日本人の食習慣
にあわせて、喉をうるおすお茶パックが販売されてい
る。お茶パックは、白湯が充填された薄肉なプラスチッ
ク製のボトルと、茶葉が充填された小袋とが、ビニール
袋に詰められている。喉が乾いたら、ボトルの飲み口か
らキャップを外し、開けた小袋から茶葉をお湯に入れ
る。1,2分経過後、飲み口の内側に一体成形された茶
こし部で茶葉を濾しながらキャップにお茶を煎れ、この
キャップを湯飲み代わりにしてお茶を飲む。
【0003】従来のお茶パックは、ボトルの飲み口にキ
ャップが螺合されていただけであった。そのため、お湯
の密封性が低く、衛生面で課題があった。その結果、お
湯の賞味期限も短かった。また、直接、熱湯入りのボト
ルを握らなければならなかったので、お茶を注ぐ際、か
なりの熱さを感じながらキャップに注がなければならな
かった。また、お湯の熱でボトルが軟らかくなっている
ので、例えばテーブルの上にボトルを置いた時、転倒し
やすかった。
【0004】そこで、これを解消する従来技術として、
ボトルに代えて、下方に向かって徐々に断面積が小さく
なるコップ形状のトップシール容器を採用することが考
えられる。トップシール容器とは、例えばコーヒーが充
填された容器本体の開口部の外周にフランジが突出さ
れ、このフランジを介して、この開口部がシール蓋によ
って密封された容器である。使用時には、先が尖ったス
トローをシール蓋に刺し、このストローでコーヒーを飲
む。このようなトップシール容器を使用することで、従
来のお茶パックよりも、衛生面が改善され、かつ賞味期
限も延長される。しかしながら、前述した容器本体の熱
さの問題および安定性の問題は、何ら対策が講じられて
いなかった。そこで、残った問題点を解消する別の従来
技術として、例えば実用新案登録第3023534号公
報の「簡易コップ受け」が知られている。この従来技術
は、上端面に比べて下端面の面積が小さいコップの下部
だけが収納される、短尺で末広がりの容器用ホルダのこ
とである。この容器用ホルダによって、前記容器本体の
熱さの問題と、安定性の問題とが同時に解消される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトップシール容器および容器用ホルダを用い
ても、さらに以下の問題が発生することになった。すな
わち、(1) 上述したように、容器用ホルダによって保持
されるのは、容器本体の下部だけであった。そのため、
テーブル上にトップシール容器用ホルダを置いたときの
安定性に若干の疑問があった。 (2) しかも、熱くないように容器本体の下部を握ってコ
ーヒーを飲むと、重心が握り位置よりも上方になる。よ
って、容器本体を握ったときの安定感が悪かった。その
結果、容器本体を口もとへ運ぶ途中で容器本体が傾きや
すく、コーヒーをこぼしてしまうおそれがあった。
【0006】(3) また、コップ形状で、人間が握りやす
い位置は、安定感を持って握れる容器本体の中央部から
上部にかけてである。しかしながら、従来の容器用ホル
ダでは、この部分は保護されていなかった。そのため、
ここを握ると前述したように熱い思いをしなければなら
なかった。 (4) そして、従来のトップシール容器の場合には、通
常、ストローをシール蓋に突き刺してコーヒーを飲んで
いた。その結果、ストロー分の部品点数が増え、コスト
高を招いていた。もちろん、シール蓋を剥がし、フラン
ジに口をあてて、直接、容器本体内のコーヒーを飲んで
もよい。しかしながら、飲み口が薄くて固いフランジで
は、容器を傾けながら飲むとき、唇にフランジがあたっ
て飲みにくかった。
【0007】
【発明の目的】この発明は、トップシール容器を保持し
た状態でこれをテーブルに載置したときの安定性、握っ
た際の安定感、および、トップシール容器の保温効果が
それぞれ高まるトップシール容器用ホルダを提供するこ
とを、その目的としている。この発明は、容器保持時の
トップシール容器の安定性を高めることができるトップ
シール容器用ホルダを提供することを、その目的として
いる。この発明は、トップシール容器の容器本体からの
抜けを防止することができるトップシール容器用ホルダ
を提供することを、その目的としている。この発明は、
任意の物品をトップシール容器に簡単に備え付けること
ができ、トップシール容器の上部の保温性を高めること
ができるトップシール容器用ホルダを提供することを、
その目的としている。この発明は、トップシール容器内
の内容物が飲食しやすく、トップシール容器の保温効果
も高まるトップシール容器用ホルダを提供することを、
その目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、容器本体の上端に形成された開口部の外周にフラン
ジが突出され、該フランジを介して、前記開口部がシー
ル蓋により密封されたトップシール容器を保持するトッ
プシール容器用ホルダであって、下方へ向かって末広が
りの筒形状を有し、前記トップシール容器を収納状態で
保持するホルダ本体と、該ホルダ本体の上部に設けられ
て、前記フランジを受けるフランジ受部とを備えたトッ
プシール容器用ホルダである。
【0009】容器本体の素材は限定されない。例えば、
紙またはプラスチックなどが挙げられる。容器本体の形
状、大きさなども限定されない。例えば、各種の形状お
よび大きさのコップを採用することができる。容器本体
に収納される内容物は限定されない。例えばお茶,コー
ヒー,紅茶,牛乳,コーラ,ジュースなどの飲料水(そ
れぞれホットでもよいし、アイスでもよい)、ヨーグル
ト,ゼリー,プリンなどの半固体の食べ物、各種のスナ
ック菓子,各種のフルーツ(カット品を含む)などの固
形の食べ物を挙げることができる。また、各種の内服薬
でもよい。さらに、飲食できないものでもよい。
【0010】平面視した際のフランジの外周形状は限定
されない。例えば、円形,楕円形,三角形以上の多角形
でもよいし、その他の任意の形状でもよい。また、フラ
ンジの大きさ、厚さなども限定されない。シール蓋の素
材は限定されない。トップシール容器のフランジに対し
て、熱融着または接着が可能な素材であればよい。シー
ル蓋の形状、大きさなども限定されない。通常、容器本
体の形状、大きさに応じて変更される。ホルダ本体の素
材は限定されない。例えば、紙またはプラスチックが挙
げられる。ホルダ本体の形状、大きさも限定されない。
要は、トップシール容器を収納することができ、下方へ
向かって末広がりの筒形状であればよい。筒形状とは、
例えばその断面形状が、円形,楕円形,三角形以上の多
角形などが挙げられる。フランジ受部は、ホルダ本体と
同じ素材で一体的に設けてもよいし、別体で設けてもよ
い。通常、このフランジ受部は、フランジと同じ形状と
なる。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記フランジ受
部の内周部に、前記容器本体の外周面からこの容器本体
を支持する外周面支持部を設けた請求項1に記載のトッ
プシール容器用ホルダである。外周面支持部は、フラン
ジ受部と同じ素材で一体的に設けてもよいし、別体で設
けてもよい。外周面支持部の形成数は限定されない。フ
ランジ受部に1つだけ形成してもよいし、2つ以上形成
してもよい。また、外周面支持部の形状、大きさも限定
されない。これらの事項は、請求項6にも該当する。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記容器本体の
外周面に、前記ホルダ本体内に保持されたトップシール
容器の外周面支持部に掛止される容器抜け止め部を設け
た請求項1または請求項2に記載のトップシール容器用
ホルダである。容器抜け止め部の形状、大きさなどは限
定されない。要は、トップシール容器をホルダ本体に挿
入した際、容器本体とホルダ本体とを一体化させること
ができ、しかも容易にホルダ本体から容器本体が抜けな
い、形状および大きさであればよい。容器抜け止め部の
形成数も限定されない。例えば1つでもよいし、複数で
もよい。これらの事項は、請求項7にも該当する。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記ホルダ本体
に、前記シール蓋の上方に空間を区画するカバーキャッ
プが着脱自在に設けられた請求項1〜請求項3のうち、
何れか1項に記載のトップシール容器用ホルダである。
カバーキャップの素材、形状、大きさなどは限定されな
い。例えば、透明なプラスチック製で、平面視して円形
の湯飲み形状でもよい。また、カバーキャップとホルダ
本体との連結構造も限定されない。例えば、雄雌の嵌合
構造でもよいし、ねじ込み構造でもよい。カバーキャッ
プは、取り外し後、内容物を収納する別個の容器として
も利用することができる。カバーキャップによって区画
された空間は、容器本体の上部の保温空間にもなるし、
各種の物品の収納空間にもなる。物品としては、例えば
各種の茶葉,濃縮飲料水,飲料水の粉末原料などが挙げ
られる。これらの事項は、請求項8にも該当する。
【0014】請求項5に記載の発明は、容器本体の上端
に形成された開口部の外周にフランジが突出され、該フ
ランジを介して、前記開口部がシール蓋により密封され
たトップシール容器を保持するトップシール容器用ホル
ダであって、前記トップシール容器を収納状態で保持す
るホルダ本体と、該ホルダ本体の上部に設けられて、前
記フランジを受けるフランジ受部とを備え、該フランジ
受部の幅がフランジの幅と略同じになったトップシール
容器用ホルダである。フランジ受部の幅がフランジの幅
と略同じになるのは、フランジ受部およびフランジの一
部でもよいし、全部でもよい。
【0015】請求項6に記載の発明は、前記フランジ受
部の内周部に、前記容器本体を、該容器本体の外周面か
ら支持する外周面支持部を設けた請求項5に記載のトッ
プシール容器用ホルダである。
【0016】請求項7に記載の発明は、前記容器本体の
外周面に、前記ホルダ本体内に保持されたトップシール
容器の外周面支持部に掛止される容器抜け止め部を設け
た請求項5または請求項6に記載のトップシール容器用
ホルダである。
【0017】請求項8に記載の発明は、前記ホルダ本体
に、前記シール蓋の上方に空間を区画するカバーキャッ
プが着脱自在に設けられた請求項5〜請求項7のうち、
何れか1項に記載のトップシール容器用ホルダである。
【0018】
【作用】請求項1の発明によれば、ホルダ本体が末広が
りの筒形状であるので、トップシール容器が装着された
ホルダ本体を、例えばテーブル上に載置した際のトップ
シール容器の安定性が高まる。しかも、通常、ホルダ本
体はトップシール容器よりも大きくなるので、トップシ
ール容器を握ったときの安定感がよい。さらには、ホル
ダ本体と容器本体との間に大きな保温空間が確保される
ので保温性が高く、長時間、容器本体の内容物を保温す
ることができる。
【0019】請求項2および請求項6に記載の発明によ
れば、ホルダ本体内にトップシール容器を収納すると、
外周面支持部が、容器本体の外周面からこの容器本体を
支持する。これにより、容器保持時のトップシール容器
の安定性を高めることができる。
【0020】請求項3および請求項7に記載の発明によ
れば、ホルダ本体内にトップシール容器を収納すると、
容器抜け止め部が外周面支持部に掛止される。これによ
り、トップシール容器がホルダ本体から簡単に抜けな
い。
【0021】請求項4および請求項8に記載の発明によ
れば、ホルダ本体の上部をカバーキャップで覆うので、
任意の物品をトップシール容器に簡単に備え付けること
ができる。これにより、内容物が飲料水に限らない。す
なわち、バリエーションに富んだ種類のトップシール容
器を取り扱うことができる。しかも、このトップシール
容器の上部の保温性を高めることもできる。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、フランジ
受部の幅をフランジの幅と略同じにしたので、例えば容
器本体内の飲食物を飲食する際に、面一となったフラン
ジとホルダ本体の上部の外周面とを飲み口として、フラ
ンジで唇を傷めることもなく、滑らかな口当たりで安心
して飲食物を飲食することができる。しかも、請求項1
と同じように、ホルダ本体と容器本体との間に大きな保
温空間が確保されるので、長時間、容器本体の内容物を
保温することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。図1は、この発明の第1の実施例に
係るトップシール容器用ホルダの使用開始状態の斜視図
である。図2は、この発明の第1の実施例に係るトップ
シール容器用ホルダの使用状態の要部断面図である。図
1および図2において、10はトップシール容器用ホル
ダであり、このトップシール容器用ホルダ10は、コー
ヒーが充填されたトップシール容器11を保持するホル
ダである。トップシール容器11は、プラスチック製
で、下方へ向かって徐々に断面積が小さくなったコップ
形状の容器本体12を有している。この容器本体12の
開口部12aの外周にはフランジ13が突出され、この
フランジ13を介して、開口部12aがシール蓋14に
よって密封されている。容器本体12の上部付近の外周
面には、1本の凸条である容器抜け止め部12bが周設
されている。シール蓋14は合成樹脂製であり、加熱式
の金型によって、フランジ13の上面にそのシール外周
部が熱融着される。シール蓋14の一端部には、シール
蓋14を剥がしやすいように、突片14aが一体形成さ
れている。
【0024】次に、トップシール容器用ホルダ10を詳
細に説明する。このトップシール容器用ホルダ10は、
下方へ向かって末広がりとなった円筒形状のホルダ本体
15を有している。このホルダ本体15の筒内にトップ
シール容器11が収納状態で保持される。ホルダ本体1
5の高さは、容器本体12のそれよりも若干高い。ま
た、このホルダ本体15の上部の開口部の直径は、トッ
プシール容器11のフランジ13の内径と略同じであ
る。このホルダ本体15の上端には、フランジ13を受
けるフランジ受部16が一体成形されている。また、フ
ランジ受部16の内周部には、容器本体12をその外周
面から弾性的に支持する3本の外周面支持部17,1
7,17がそれぞれ一体成形されている。そして、ホル
ダ本体15の下端には、トップシール容器用ホルダ10
をテーブル上に載置した際の安定性を高めるフランジ1
5aが周設されている。
【0025】フランジ受部16の幅dは、フランジ13
の幅と略同じである(図2参照)。このフランジ受部1
6の内周縁には、容器本体12の外周面のテーパの傾斜
角度と略同じ傾斜角度を有する帯状部16aが一体成形
されている。この帯状部16aは、幅の短い環状の鍔部
である。前記3本の外周面支持部17,17,17は、
この帯状部16aの下周縁に、その周方向へ120度間
隔で配置されている。各外周面支持部17,17,17
は、下方へ向かう舌片形状を有し、帯状部16aの傾斜
角度より大きな傾斜角度となっている。これにより、ホ
ルダ本体15に収納された容器本体12を、ちょうど板
ばねのように外方から弾性的に支持することができる。
これらの外周面支持部17,17,17は、容器本体1
2の容器抜け止め部12bからフランジ13までの長さ
より若干短い。
【0026】次に、この第1の実施例のトップシール容
器用ホルダ10の使用方法を説明する。まず、トップシ
ール容器11を、トップシール容器用ホルダ10の上部
の開口部からホルダ本体15の内部に挿入し、このトッ
プシール容器11をトップシール容器用ホルダ10に装
着する。このとき、フランジ13の外周面と、ホルダ本
体15の上端部の外周面とは、面一になる。これによ
り、トップシール容器11の上端部周りに飲み口が現出
される。しかも、この装着時、3本の外周面支持部1
7,17,17の先端部が、容器抜け止め部12bをそ
れぞれ乗り越えて、容器本体12の上部の外周面に押し
当てられる。これにより、ホルダ本体15内にトップシ
ール容器11を収納すると、各外周面支持部17,1
7,17が、容器本体12の外周面からこの容器本体1
2を弾性的に支持する。これにより、容器保持時のトッ
プシール容器11の安定性を高めることができる。
【0027】また、トップシール容器11の装着後、何
らかの衝撃や振動が加わって、このトップシール容器1
1がトップシール容器用ホルダ10から外れそうになっ
ても、容器抜け止め部12bが、板ばねのような各外周
面支持部17,17,17の先端部に引っ掛かって、簡
単には外れない。トップシール容器11内のコーヒーを
飲む際には、突片14aをつまみ、シール蓋14を剥が
す。そして、前記飲み口に口を当てがい、トップシール
容器11内のコーヒーを飲む。トップシール容器11で
あるため、例えば従来のお茶パックなどよりも衛生的
で、長期間保存することも可能である。
【0028】このように、ホルダ本体15が末広がりの
円筒形状であるので、トップシール容器11を保持して
テーブルに載置した際の安定性が高まり、しかも握った
ときの安定感も高まる。さらには、ホルダ本体15と容
器本体12との間に大きな保温空間が確保されるので、
例えばホットコーヒーの場合には、長時間温かい温度に
保つことができる一方、アイスコーヒーの場合には、長
時間冷たい温度に保つことができる。そして、フランジ
受部16の幅をフランジ13の幅と略同じにしたので、
コーヒーを飲む際には、面一となったフランジ13とホ
ルダ本体15の上部の外周面とを飲み口として、薄肉の
フランジ13で唇を傷めるおそれもなく、滑らかな口当
たりで安心してコーヒーを飲むことができる。もちろ
ん、この第1の実施例のトップシール容器11は、シー
ル蓋14を剥がさなくても、従来通りにシール蓋14に
ストローを突き刺して、このトップシール容器11内の
コーヒーを飲むことができる。
【0029】次に、図3に基づいて、この発明の第2の
実施例のトップシール容器用ホルダを説明する。ここで
は、お茶パック用のトップシール容器用ホルダを例にと
る。図3は、この発明の第2の実施例に係るトップシー
ル容器用ホルダの断面図である。図3に示すように、こ
の第2の実施例に係るトップシール容器用ホルダ10A
の特長は、ホルダ本体15の上部に、シール蓋14の上
方に保温空間を兼務した収納空間Sを区画するカバーキ
ャップ19が着脱自在に設けられた点である。このトッ
プシール容器11には白湯が充填されている。また、収
納空間Sには、粉茶の小袋20と、攪拌用のさじ21が
収納されている。そして、ホルダ本体15の中間の高さ
位置には、フランジ受部16と平行な1条の環状の掛止
溝15bが周設されている。この掛止溝15bに掛止さ
れる掛止突起19aが、平面視して円形のカバーキャッ
プ19の外縁部に1条だけ突設されている。
【0030】トップシール容器用ホルダ10Aの使用時
には、まずカバーキャップ19を外方へひっぱって、掛
止溝15b,掛止突起19aとの掛止状態を解除し、こ
れにより露出された小袋20とさじ21とを取り出す。
次いで、シール蓋14を剥がし、小袋20を開き、粉茶
をトップシール容器11内の白湯に投入する。次に、さ
じ21で攪拌し、しばらくたってから飲む。なお、カバ
ーキャップ19を裏返せば、別の湯飲みとして利用する
こともできる。このように、ホルダ本体15の上部にカ
バーキャップ19を掛止したので、任意の物品(ここで
は小袋20とさじ21)をトップシール容器11に簡単
に備え付けることができる。これにより、味や香りが良
い煎れたてのお茶を飲むことができる。その他の構成、
作用および効果は、第1の実施例と略同様であるので、
説明を省略する。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、このようにホ
ルダ本体が末広がりの筒形状であるので、トップシール
容器を保持してテーブルに載置した際の安定性が高ま
り、しかも握ったりときの安定感も高まる。さらには、
ホルダ本体と容器本体との間に大きな保温空間が確保さ
れるので、長時間、容器本体の内容物を保温することが
できる。
【0032】請求項2および請求項6に記載の発明によ
れば、フランジ受部の内周部に外周面支持部を設けたの
で、容器保持時のトップシール容器の安定性を高めるこ
とができる。
【0033】請求項3および請求項7に記載の発明によ
れば、容器本体の外周面に容器抜け止め部を設けたの
で、トップシール容器のホルダ本体からの抜けを防ぐこ
とができる。
【0034】請求項4および請求項8に記載の発明によ
れば、ホルダ本体の上部にカバーキャップを掛止するよ
うにしたので、任意の物品をトップシール容器に簡単に
備え付けることができる。これにより、内容物が飲料水
に限らない、バリエーションに富んだ種類のトップシー
ル容器を取り扱うことができる。しかも、このトップシ
ール容器の上部の保温性を高めることもできる。
【0035】請求項5に記載の発明によれば、フランジ
受部の幅をフランジの幅と略同じにしたので、例えば容
器本体に充填された飲食物を飲食する際に、面一となっ
たフランジとホルダ本体の上部の外周面とを飲み口とし
て、唇をフランジで傷めるおそれもなく、滑らかな口当
たりで安心して飲食物を飲食することができる。しか
も、ホルダ本体と容器本体との間に大きな保温空間が確
保されるので、長時間、容器本体の内容物を保温するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係るトップシール容
器用ホルダの使用開始状態の斜視図である。
【図2】この発明の第1の実施例に係るトップシール容
器用ホルダの使用状態の要部断面図である。
【図3】この発明の第2の実施例に係るトップシール容
器用ホルダの断面図である。
【符号の説明】
10,10A トップシール容器用ホルダ、 11 トップシール容器、 12 容器本体、 12a 開口部、 12b 容器抜け止め部、 13 フランジ、 14 シール蓋、 15 ホルダ本体、 16 フランジ受部、 17 外周面支持部、 19 カバーキャップ、 S 収納空間。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の上端に形成された開口部の外
    周にフランジが突出され、該フランジを介して、前記開
    口部がシール蓋により密封されたトップシール容器を保
    持するトップシール容器用ホルダであって、 下方へ向かって末広がりの筒形状を有し、前記トップシ
    ール容器を収納状態で保持するホルダ本体と、 該ホルダ本体の上部に設けられて、前記フランジを受け
    るフランジ受部とを備えたトップシール容器用ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記フランジ受部の内周部に、前記容器
    本体の外周面からこの容器本体を支持する外周面支持部
    を設けた請求項1に記載のトップシール容器用ホルダ。
  3. 【請求項3】 前記容器本体の外周面に、前記ホルダ本
    体内に保持されたトップシール容器の外周面支持部に掛
    止される容器抜け止め部を設けた請求項1または請求項
    2に記載のトップシール容器用ホルダ。
  4. 【請求項4】 前記ホルダ本体に、前記シール蓋の上方
    に空間を区画するカバーキャップが着脱自在に設けられ
    た請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載のトッ
    プシール容器用ホルダ。
  5. 【請求項5】 容器本体の上端に形成された開口部の外
    周にフランジが突出され、該フランジを介して、前記開
    口部がシール蓋により密封されたトップシール容器を保
    持するトップシール容器用ホルダであって、 前記トップシール容器を収納状態で保持するホルダ本体
    と、 該ホルダ本体の上部に設けられて、前記フランジを受け
    るフランジ受部とを備え、 該フランジ受部の幅がフランジの幅と略同じになったト
    ップシール容器用ホルダ。
  6. 【請求項6】 前記フランジ受部の内周部に、前記容器
    本体を、該容器本体の外周面から支持する外周面支持部
    を設けた請求項5に記載のトップシール容器用ホルダ。
  7. 【請求項7】 前記容器本体の外周面に、前記ホルダ本
    体内に保持されたトップシール容器の外周面支持部に掛
    止される容器抜け止め部を設けた請求項5または請求項
    6に記載のトップシール容器用ホルダ。
  8. 【請求項8】 前記ホルダ本体に、前記シール蓋の上方
    に空間を区画するカバーキャップが着脱自在に設けられ
    た請求項5〜請求項7のうち、何れか1項に記載のトッ
    プシール容器用ホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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