JP2002102976A - 管体の形成方法 - Google Patents

管体の形成方法

Info

Publication number
JP2002102976A
JP2002102976A JP2000293946A JP2000293946A JP2002102976A JP 2002102976 A JP2002102976 A JP 2002102976A JP 2000293946 A JP2000293946 A JP 2000293946A JP 2000293946 A JP2000293946 A JP 2000293946A JP 2002102976 A JP2002102976 A JP 2002102976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
flange
pipe body
flanges
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000293946A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tamaoki
謙二 玉置
Katsumi Kadota
克巳 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yumex Corp
Original Assignee
Yumex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yumex Corp filed Critical Yumex Corp
Priority to JP2000293946A priority Critical patent/JP2002102976A/ja
Publication of JP2002102976A publication Critical patent/JP2002102976A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】管体を構成したときの結合部分の結合力が強
く、かつ、管体を他の部品に連結する場合でも邪魔にな
ることのない、管体の形成方法を提供する。 【解決手段】薄板を折り曲げて、管状体を長手方向に分
割した一方と他方の割型体2a、2bに形成するととも
に、その割型体の長手方向となる縁にフランジ3,3を
形成し、前記割型体を対面させ、前記フランジをカシメ
加工して結合させる管体1の成形方法であって、前記カ
シメ加工された前記フランジの少なくとも一ヵ所の端部
を、前記割型体から構成される管壁面5に向けて折り曲
げた管体の形成方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管体の形成方法に関
し、特に、車両の排気系部品のインナーチューブ、アウ
ターチューブおよびインシレータ等の金属管を構成する
管体の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車の排気系部品には、排気ガ
ス規制の観点から、CATの触媒による浄化を活性化さ
せるため、CAT前での排気ガスの温度低下を防止する
目的と、部品の軽量化の目的で、二層管が採用される場
合が増えている。
【0003】この二層管は、排気ガスを流通させるため
の内管と、その内管の外側に一定間隔を空けた状態で空
気層が存在するように設けられた外管を備えている構成
である。そして、内管(以下、単に「管」という)を構
成する場合は、低熱量化の観点から、通常は、板厚が
0.8mm以下の薄板が使用される。そして、管が複雑な
形状である場合は、図5(a)、(b)に示すように、
管11を、予め上下に分割した形状に形成された半割体
11a、11bとを互いに結合させ,溶接することで構
成されている。
【0004】しかし、薄板11aと薄板11bの当接位
置を溶接することにより結合させると、溶接部13にお
ける溶け落ちや、また、歪みなどが発生するという問題
があった。なお、図5(c)に示すように、薄板11a
と薄板11bとの接合部分を溶接する際に、フランジ1
4を設ける場合や、また、図5(d)で示すように、接
合部分を、一方の端部14aを他方の端部に覆うように
形成する場合もあるが、いずれにおいても溶接の溶け落
ちや歪みの問題があった。そのため、従来は、管の形成
方法として次のような手段により構成されていた。図6
(a)、(b)に示すように、管21は、半割体22
a、22bの結合部にフランジ23を形成し、互いのフ
ランジ23をカシメ加工することにより、半割体22
a、22bを結合させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5お
よび図6に示す従来技術では、半割体の結合部に形成さ
れたフランジをカシメ加工することにより二つの半割体
を結合させているため、管として構成される場合に、そ
のフランジ部分の結合力が弱いという問題があった。
【0006】また、半割体はフランジを有しているた
め、その管を車両の排気装置等に配置する際に、フラン
ジが連結部分で邪魔になるという問題があった。特に、
図7(a)、に示すように、管21を他の部品24の間
に挿入する際は、その部品24間の間隔が狭いと、フラ
ンジ23が邪魔になるため、管21を挿入することがで
きないという問題があった。
【0007】なお、図7(a)に示すように、管21
は、他の部品24に連結させるため、図6(b)に示す
ように、挿入部25のフランジ23を除去し、管21の
挿入性を高めるように構成される場合も考えられる。し
かし、挿入部25のフランジ23が廃止された部分は、
熱による変形を防止するために結合しておかなければな
らないが、その部分だけを溶接により結合するのは困難
であった。
【0008】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたもので、管体を構成したときの結合部分の結
合力が強く、かつ、管体を他の部品に連結する場合でも
邪魔になることのない、管体の形成方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、つぎのように構成した。すなわち、薄板を
折り曲げて、管状体を長手方向に分割した一方と他方の
割型体に形成するとともに、その割型体の長手方向とな
る縁にフランジを形成し、前記割型体のフランジが当接
するように対面させ、前記フランジをカシメ加工して結
合させる管体の成形方法であって、前記カシメ加工され
た前記フランジの少なくとも一ヵ所の端部を、前記割型
体から構成される管壁面に向けて折り曲げた管体の形成
方法とした。このように構成することにより、管体は、
カシメ加工されたフランジの結合力を強化することがで
きる。
【0010】また、前記管体の形成方法において前記管
体の形成方法により形成した管壁面に向けて折り曲げた
前記フランジの端部を、前記管体の内側に向けて押し込
んで構成した。このように構成することにより、管体
は、カシメ加工されたフランジの結合力を強化するとと
もに、その管体を他の部品に連結する場合もフランジ部
が邪魔になることはない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。図1(a)、(b)、
(c)は、管体の連結状態を示す斜視図、図2は管体の
他の形状を示す斜視図、図3(a)、(b)、(c)
は、管体のフランジ部の状態を示す断面図、図4は管体
を他の部品と結合する場合を示す原理図である。
【0012】図1(a)、(b)、(c)に示すよう
に、管体1は、薄板を折り曲げ加工して管状体を長手方
向に分割した形状となる一方と他方の割型体2a、2b
から構成され、例えば、車両の排気系部品のインナーチ
ューブ、アウターチューブおよびインシレータ等の金属
管に用いられる。
【0013】一方と他方の割型体2a、2bは、図1
(a)に示すように、管状体の長手方向で上下に分割し
た半円形状に形成されている。そして、一方と他方の割
型体2a、2bは、互いに対面して当接する長手方向の
縁に、所定の幅を有するフランジ3、3が形成されてい
る。
【0014】そして、図1(b)に示すように、一方と
他方の割型体2a、2bは、そのフランジ3,3をカシ
メ加工することにより結合される。さらに、図1(c)
に示すように、カシメ加工したフランジ3,3の端部を
管壁面5側に向かって折り曲げることで曲折端部4,4
を形成している。
【0015】なお、ここで用いられる一方と他方の割型
体2a、2bの曲面部分は、図面では上下に半分に分割
して半円形となるように形成されているが、フランジ
3,3を結合して管状体に構成できるものであれば、半
円形であることはない。
【0016】また、フランジ3,3は、図面では一方が
他方より突出寸法が大きくなるように形成されている
が、カシメ加工できる状態であればそれぞれが同じ大き
さに形成されるなど、特にその形状を限定されるもので
はない。
【0017】さらに、曲折端部4は、管体1に形成され
るフランジ3の少なくとも、その両端のどちらか一方の
端に形成されればよい。もちろん、管体1に形成される
全てのフランジ3における両端の位置に曲折端部4を形
成してもよい。
【0018】この曲折端部4は、折り曲げ形成される長
さ寸法が、確実にフランジ3を折り曲げて結合力を向上
させる状態となる構成であれば、特に限定されるもので
はない。なお、曲折端部4の折り曲げ角度は、管壁面5
に向かってその管壁面5に近くなるように設定されるこ
とが望ましいが、曲折端部4を形成することで結合強度
が向上できる状態であれば、特に限定されるものではな
い。そして、この曲折端部4は、管体1が薄板で形成さ
れていることから、その内側にガイド用の台金を介して
折曲作業を行なうことで形成されるものである。したが
って、管体1の形状が直線状のものであれば、その内側
に台金を介してフランジ3の端部からある程度内側に入
り込んだ位置までその曲折端部4を形成することができ
るものである。
【0019】また、図2に示すように、管体1Aの形態
がT字型の場合であれば、そのフランジ3A(図では3
箇所)が連続して形成される両端の少なくとも一方に管
壁面5Aに向けて曲折端部4Aを形成する構成としてい
る。もちろん、各フランジ3Aの両端位置に曲折端部4
Aを形成する構成としてもよい。
【0020】なお、管体1,1Aの形態は、一方と他方
の割型体2a,2b,2A,2Bにフランジ3,3Aを
介してカシメ加工により連結できるものであれば、特に
限定されるものではない。そして、管体1,1Aは、フ
ランジ3,3Aの形成されている部分と、曲折端部4,
4Aの形成されている部分の断面形状(例えば円形)が
滑らかに連続的であることが好ましいが、内部を流通す
るガス体に悪影響を及ぼすことなく排気あるいは吸気で
きる形態でなれば、特に完全に滑らかな連続形状でなく
てもよい。
【0021】さらに、図3(a)、(b)、(c)およ
び図4に示すように、管体1を他の部品8,9と連結さ
せる場合、前記した曲折端部4を管壁面5に向けて更に
押し込み、その管体1の内側にその曲折端部4の出っ張
った部分を埋没させて埋没部6を形成するように構成し
ている。
【0022】この埋没部6を形成する場合は、管体1の
内側に、その埋没部6を許容できる空間を備える台金を
沿わせた状態で作業を行なっている。なお、この埋没部
6を形成した後に、管体1の外形状態を、リスト工程作
業を行なうことで、更に管体1の形状および結合部分の
調整を行なうと都合がよい。このリスト工程作業は、管
体1の形状(例えば円形)に沿った調整器具を外形に沿
わせた状態で押圧し、本来の管体1の形状に近づけるこ
とで行なっている。なお、必要があれば、リスト工程作
業は、その管体1の内部に台金でガイドした状態で行な
われる。
【0023】したがって、このように構成された管体1
(1A)を他の部品8,9と連結させる場合は、その連
結される部分に出っ張りがないため、特に,他の部品
8,9との嵌合および挿入動作を行って連結する場合に
都合がよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成して
いるため、以下に示すような優れた効果を奏するもので
ある。 (1) 管体は、フランジをカシメ加工し、さらに、そ
のカシメ加工したフランジの端部を折り曲げているた
め、結合力が強化される。そして、構成が簡単で、結合
力が強化される管体とすることができ、大きな設備など
の変更をすることなく管体を形成することが可能とな
る。
【0025】(2) 管体は、そのカシメ加工したフラ
ンジの端部を折り曲げ、さらに、その折り曲げた部分を
管壁側に押し込んで形成するため、他部品への連結作業
を行なう場合に、管体の結合力を維持した状態で、支障
を来たすことなく行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)、(c)は、本発明にかかる管
体の連結状態を示す斜視図である。
【図2】本発明にかかる管体の他の形状を示す斜視図で
ある。
【図3】(a)、(b)、(c)は、本発明にかかる管
体のフランジ部の状態を示す断面図である。
【図4】本発明にかかる管体を他の部品と結合する場合
を示す原理図である。
【図5】(a)、(b)、(c)、(d)は、従来の管
体を示す斜視図および断面図である。
【図6】(a)、(b)は、従来の管体にフランジを形
成した状態を示す斜視図および断面図である。
【図7】(a)、(b)は、従来の管体と他の部材との
連結を行なう状態を説明する模式図および管体の斜視図
である。
【符号の説明】
1,1A 管 2a,2b 割型体 3,3A フランジ 4,4A 曲折端部 5,5A 管壁 6 埋没部 8,9 他の部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄板を折り曲げて、管状体を長手方向に分
    割した一方と他方の割型体に形成するとともに、その割
    型体の長手方向となる縁にフランジを形成し、前記両割
    型体のフランジが当接するように対面させ、前記フラン
    ジをカシメ加工して結合させる管体の成形方法であっ
    て、 前記カシメ加工された前記フランジの少なくとも一ヵ所
    の端部を、前記割型体から構成される管壁面に向けて折
    り曲げたことを特徴とする管体の形成方法。
  2. 【請求項2】前記管壁面に向けて折り曲げた前記フラン
    ジの端部を、前記管体の内側に向けて押し込んだことを
    特徴とする、請求項1に記載の管体の成形方法。
JP2000293946A 2000-09-27 2000-09-27 管体の形成方法 Pending JP2002102976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293946A JP2002102976A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 管体の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293946A JP2002102976A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 管体の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002102976A true JP2002102976A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18776649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000293946A Pending JP2002102976A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 管体の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002102976A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012183564A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Sango Co Ltd 金属部品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012183564A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Sango Co Ltd 金属部品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3865626B2 (ja) パイプ部材
US20050028366A1 (en) Method for producing a branch pipe
JP2003148287A (ja) 燃料圧力ダンパ
US4077559A (en) Oval bell concept
JP2002102976A (ja) 管体の形成方法
KR100472350B1 (ko) 열교환기용 부기체 및 그 제조방법
JP2006266321A (ja) 配管製造方法及び二重管型配管の内側配管
JP2000356294A (ja) ベンド管の製造方法
US11268428B2 (en) Insulating device for an exhaust system, exhaust system, and method for producing an insulating device
JP3402224B2 (ja) 内燃機関用排気管及びその仕切板溶接方法
JPS6118175Y2 (ja)
EP0797036A1 (en) Coupling for two metal pipes
JP2018179005A (ja) 特に車両の内燃機関の排ガス設備用のハウジング
EP0950460B1 (en) Method for the production of a housing of a silencer, and such a housing
JP2001207934A (ja) フューエルデリバリー及びその製造方法
JP2000051930A (ja) 2重管、その製造方法及び2重管の製造に使用する型部材
JP3328108B2 (ja) パイプの製造方法
JPS6246339B2 (ja)
JP2670966B2 (ja) 筒体の継ぎ手
JP3121426B2 (ja) 配管の断熱被覆材固定具及びその製造方法
JPH078684U (ja) パイプの連結クランプ
JPH09303628A (ja) 管体の接続構造
JP2000061539A (ja) パイプ折り返し方法
JPH05337573A (ja) 管部品の接合方法及びこの接合方法を用いた連結管体
JP2000170964A (ja) 管体の結合方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040311

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100202