JP2002102108A - 可搬便器 - Google Patents

可搬便器

Info

Publication number
JP2002102108A
JP2002102108A JP2000294475A JP2000294475A JP2002102108A JP 2002102108 A JP2002102108 A JP 2002102108A JP 2000294475 A JP2000294475 A JP 2000294475A JP 2000294475 A JP2000294475 A JP 2000294475A JP 2002102108 A JP2002102108 A JP 2002102108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
synthetic resin
portable
portable toilet
toilet seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000294475A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Murakami
仁 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2000294475A priority Critical patent/JP2002102108A/ja
Publication of JP2002102108A publication Critical patent/JP2002102108A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】便溜槽内の悪臭の漏洩を防止することが出来る
可搬便器を提供する。 【解決手段】上面に便座3及び上蓋4が上下に回動可能
に取着された便器本体1の上面開口部11に、合成樹脂製
便溜槽2が釣支され、該便溜槽2を構成する合成樹脂中
に抗菌剤及び/又は脱臭剤が含有されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可搬便器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上面に便座及び上蓋が枢着された
便器本体の上面開口部に、便溜槽が釣支された可搬便器
は、例えば、特開平11−267065号公報に示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな可搬便器に於いては、便溜槽内の悪臭が周囲に漏洩
するという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消し、便
溜槽内の悪臭の漏洩を防止することが出来る可搬便器を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の可搬便
器は、上面に便座及び上蓋が上下に回動可能に取着され
た便器本体の上面開口部に、合成樹脂製便溜槽が釣支さ
れ、該便溜槽を構成する合成樹脂中に抗菌剤及び/ 又は
脱臭剤が含有されていることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明の可搬便器は、更に、便溜
槽を構成する合成樹脂中に溌水剤及び/ 又は帯電防止剤
が含有されていることを特徴とする。
【0007】本発明の可搬便器に於いて、便器本体の材
質は、特に限定されず、例えば、ポリプロピレン(P
P)、高密度ポリエチレン(HDPE)等の硬質熱可塑
性樹脂が挙げられる。
【0008】便器本体には、使用者の着座、起立動作を
助ける肘掛や背凭れが設けられていてもよい。肘掛や背
凭れは便器本体と一体に成形されていても、別体に成形
され、必要に応じて着脱可能となされていても、何れで
もよい。
【0009】本発明の可搬便器に於いて、便器本体の上
面に上下に回動可能に取着された上蓋の材質は、特に限
定されず、例えば、PP、HDPE等の硬質熱可塑性樹
脂が挙げられる。
【0010】上蓋の形状は、便座の形状に準じて決定さ
れ、便座を掩蔽することが出来れば特に限定されず、背
凭れが設けられている場合にも回動を妨げられないよう
に、略2等分された前半部と後半部とが折畳可能に連結
されていてもよい。
【0011】上蓋の取着方法は、特に限定されず、例え
ば、便器本体の上面に突設された2個の突起及び上蓋の
基端部の側面に円孔を穿設して回転軸により軸着されて
いても、隣接する突起の内側面と基端部の外側面の何れ
か一方に円棒状突起を突設し、他方に円孔を穿設して両
者が枢着されていても、何れでもよい。
【0012】本発明の可搬便器に於いて、便器本体の上
面に上下に回動可能に取着された便座の材質は、使用者
の体重を支持するのに充分な荷重強度を有するものであ
れば特に限定されず、例えば、PP、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)等の硬質熱可塑性樹
脂が挙げられ、冬季の着座時に不快な冷たさを感じさせ
ないよう、内部にヒーターが組込まれていてもよい。
【0013】便座の取着方法は、特に限定されず、例え
ば、便器本体の上面に突設された2個の突起及び便座の
基端部の側面に円孔を穿設して回転軸により軸着されて
いても、隣接する突起の内側面と基端部の外側面の何れ
か一方に円棒状突起を突設し、他方に円孔を穿設して両
者が枢着されていても、何れでもよい。
【0014】本発明の可搬便器に於いて、便器本体の上
面開口部に釣支された合成樹脂製便溜槽の材質は、特に
限定されず、例えば、耐薬品性の優れたPP、HDPE
等のオレフィン系硬質熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0015】合成樹脂中に含有される抗菌剤は、特に限
定されず、銀、銅、亜鉛の金属イオンを生じるもの、そ
れらの金属、又は、それらの金属酸化物等の無機系抗菌
剤が好適に使用され、例えば、硝酸銀、塩化銀、沃化
銀、酸化銀、銀、臭化銅、硫酸銅、硝酸銅、燐酸銅、亜
酸化銅、銅、塩化亜鉛、沃化亜鉛、酸化亜鉛、亜鉛等が
挙げられる。抗菌剤の含有量は、0.1〜1.0重量%
となされるのが好ましい。
【0016】合成樹脂中に含有される脱臭剤は、特に限
定されず、例えば、活性炭、炭素繊維、ゼオライト、シ
リカゲル等が挙げられる。脱臭剤の含有量は、0.1〜
1.0重量%となされるのが好ましい。
【0017】合成樹脂中に含有される溌水剤は、特に限
定されず、例えば、一般に市販されている弗素系液状溌
水剤、シリコン系液状溌水剤等が挙げられる。溌水剤の
含有量は、0.1〜1.0重量%となされるのが好まし
い。
【0018】合成樹脂中に含有される帯電防止剤は、特
に限定されず、例えば、ポリ(オキシエチレン)アルキ
ルアミン、ポリ(オキシエチレン)アルキルアミド、ポ
リ(オキシエチレン)アルキルエーテル、ポリ(オキシ
エチレン)アルキルフェニルエーテル、グリセリン脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン系
帯電防止剤、アルキルスルホネート、アルキルベンゼン
スルホネート、アルキルホスフェート等のアニオン系帯
電防止剤、第4級アンモニウムクロライド、第4級アン
モニウムサルフェート、第4級アンモニウムナイトレー
ト等のカチオン系帯電防止剤、アルキルベタイン、アル
キルイミダゾリン、アルキルアラニン等の両性系帯電防
止剤等が挙げられる。帯電防止剤の含有量は、0.1〜
0.5重量%となされるのが好ましい。
【0019】便溜槽の形状は、特に限定されないが、例
えば、開口部には変形を防止する折返し縁が周設され、
内容物が集中可能なように、底壁は前方に傾斜され、底
壁外面後方には内容物を廃棄する際に容易に前方に傾斜
可能なように手掛けが突設されるのが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の可搬便器を図面に基
づいて説明する。図1は本発明の可搬便器の一例を示す
断面図である。
【0021】図1に於いて、1は上面に略馬蹄形状の開
口部11が穿設されたPP製便器本体であって、開口部11
の周囲の略環状凹陥部12には、平面視略馬蹄形状で、無
機系抗菌剤0.6重量%、無機系脱臭剤0.7重量%、
シリコン系溌水剤0.6重量%及び帯電防止剤0.3重
量%が含有されたPP製便溜槽2が釣支されている。
【0022】便器本体1の上面には、略卵形状の開口部
31を有する平面視略馬蹄形状の便座3が上下に回動可能
に軸着されており、便座3の開口部31は下方への回動時
に便溜槽2の開口部21上に位置するようなされている。
【0023】4は略2等分された前半部と後半部とが二
つ折りに折畳可能に連結された上蓋であって、便座3よ
り後方の便器本体1の上面に、便座3とは独立に上下に
回動可能に取着されている。上蓋4の全周に周設された
垂下縁41は便座3を完全に掩蔽して便座3の外周に残さ
れた便器本体1の上面に密接されている。
【0024】
【発明の効果】本発明の可搬便器は、叙上の通り構成さ
れているので、便溜槽内の細菌の発生を抑止し、悪臭を
分解し、便溜槽内表面への汚れの付着を妨げて、悪臭の
漏洩を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可搬便器の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1 便器本体 2 便溜槽 3 便座 4 上蓋 11 (便器本体の)開口部 12 凹陥部 21 (便溜槽の)開口部 31 (便座の)開口部 41 垂下縁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に便座及び上蓋が上下に回動可能に取
    着された便器本体の上面開口部に、合成樹脂製便溜槽が
    釣支され、該便溜槽を構成する合成樹脂中に抗菌剤及び
    / 又は脱臭剤が含有されていることを特徴とする可搬便
    器。
  2. 【請求項2】便溜槽を構成する合成樹脂中に溌水剤及び
    / 又は帯電防止剤が含有されていることを特徴とする請
    求項1記載の可搬便器。
JP2000294475A 2000-09-27 2000-09-27 可搬便器 Pending JP2002102108A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000294475A JP2002102108A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 可搬便器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000294475A JP2002102108A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 可搬便器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002102108A true JP2002102108A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18777079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000294475A Pending JP2002102108A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 可搬便器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002102108A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2015100064A4 (en) Urinal Mat
JP6279847B2 (ja) ポータブルトイレ
US6209146B1 (en) Ventilation device for a toilet
JP2002102108A (ja) 可搬便器
JP4436178B2 (ja) 家具調ポータブルトイレ
JP6198489B2 (ja) ポータブルトイレ
JPH08508073A (ja) 自動洗浄便器
JP4499930B2 (ja) 可搬便器
WO2022006120A1 (en) Toilet bowl having integrated implement
JP2008063897A (ja) 消臭洋式便器装置
JP2002209793A (ja) 可搬便器
JP2001346719A (ja) 可搬便器
CN214961753U (zh) 一种滚筒半自动猫砂盆
JP3136496U (ja) 小便器用ステップ
JPH0312863Y2 (ja)
JP3016225U (ja) 便器の芳香脱臭跳ね水止め器
JP3342687B2 (ja) 簡易便器
JPS6314717Y2 (ja)
JP2002209795A (ja) 可搬便器
JP2750845B2 (ja) トイレットの便座構造
JPH0640699Y2 (ja) トイレ用芳香・洗浄剤容器
JPH0750448Y2 (ja) 脱臭便器
JP3005086U (ja) 水洗トイレ用薬剤供給具
JP3055719U (ja) 座浴器
JPS6344042Y2 (ja)