JP2002100904A - 導波管型誘電体デュプレクサ - Google Patents
導波管型誘電体デュプレクサInfo
- Publication number
- JP2002100904A JP2002100904A JP2000286473A JP2000286473A JP2002100904A JP 2002100904 A JP2002100904 A JP 2002100904A JP 2000286473 A JP2000286473 A JP 2000286473A JP 2000286473 A JP2000286473 A JP 2000286473A JP 2002100904 A JP2002100904 A JP 2002100904A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- filter
- input
- waveguide
- waveguide type
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- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 入出力構造を改良して、低損失で特性の安定
した導波管型デュプレクサを得る。 【解決手段】 直方体の誘電体の1表面に入出力電極を
具え、隣接する対向する2表面の誘電体の一部を露出さ
せ、その他の表面を導体膜で覆った変換器を、送信フィ
ルタと受信フィルタの間に配置し、導波管型誘電体フィ
ルタと接合する。
した導波管型デュプレクサを得る。 【解決手段】 直方体の誘電体の1表面に入出力電極を
具え、隣接する対向する2表面の誘電体の一部を露出さ
せ、その他の表面を導体膜で覆った変換器を、送信フィ
ルタと受信フィルタの間に配置し、導波管型誘電体フィ
ルタと接合する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波帯域で使用
する導波管型誘電体デュプレクサに係るもので、特に、
同軸線路と導波管型フィルタとの間にモード変換を行う
変換器を具えた導波管型誘電体デュプレクサに関するも
のである。
する導波管型誘電体デュプレクサに係るもので、特に、
同軸線路と導波管型フィルタとの間にモード変換を行う
変換器を具えた導波管型誘電体デュプレクサに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】移動体通信技術の進歩により、通信に利
用される電波の周波数帯域は高域に広がっており、MHz
帯からGHz帯が一般化しており、10GHzを超える周波数も
使われ始めている。これらの通信機器に使用されるフィ
ルタ、デュプレクサも当然高周波化に対応する必要があ
り、導波管フィルタや誘電体フィルタが実用化されてい
る。
用される電波の周波数帯域は高域に広がっており、MHz
帯からGHz帯が一般化しており、10GHzを超える周波数も
使われ始めている。これらの通信機器に使用されるフィ
ルタ、デュプレクサも当然高周波化に対応する必要があ
り、導波管フィルタや誘電体フィルタが実用化されてい
る。
【０００３】これまで使用されている導波管フィルタや
誘電体フィルタでは構造上の制約から小型化が難しく、
10GHz以上の周波数において小型化の可能なフィルタの
要求が高まっている。その一つとして、直方体の誘電体
の表面にアース電極となる導体膜と入出力電極となる導
体膜を形成し、複数の共振器を一体化した導波管型誘電
体フィルタが提案されている。これらの導波管型誘電体
フィルタは、特開平11−195906号、特開平11−195907号
等に開示されている。
誘電体フィルタでは構造上の制約から小型化が難しく、
10GHz以上の周波数において小型化の可能なフィルタの
要求が高まっている。その一つとして、直方体の誘電体
の表面にアース電極となる導体膜と入出力電極となる導
体膜を形成し、複数の共振器を一体化した導波管型誘電
体フィルタが提案されている。これらの導波管型誘電体
フィルタは、特開平11−195906号、特開平11−195907号
等に開示されている。
【０００４】上記の導波管型誘電体フィルタは、小型で
30GHz程度までの周波数に利用できるとともに、従来の
導波管フィルタ等に比較して簡単な構造であり、製造も
容易で安価なフィルタが実現できる利点を持っている。
30GHz程度までの周波数に利用できるとともに、従来の
導波管フィルタ等に比較して簡単な構造であり、製造も
容易で安価なフィルタが実現できる利点を持っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】無線通信機器におい
て、送信側帯域通過フィルタと受信側帯域通過フィルタ
を組み合わせて構成されるアンテナデュプレクサがしば
しば用いられる。導波管型誘電体フィルタにおいても、
2つのフィルタをストリップ線路等の配線パターンで接
続してアンテナデュプレクサを構成することができる
が、損失が大きくなってしまい、全体の特性が劣化する
問題がある。
て、送信側帯域通過フィルタと受信側帯域通過フィルタ
を組み合わせて構成されるアンテナデュプレクサがしば
しば用いられる。導波管型誘電体フィルタにおいても、
2つのフィルタをストリップ線路等の配線パターンで接
続してアンテナデュプレクサを構成することができる
が、損失が大きくなってしまい、全体の特性が劣化する
問題がある。
【０００６】ストリップ線路等の配線パターンを用い
ず、送信側と受信側のフィルタを接続できれば、この損
失の問題も解消する。
ず、送信側と受信側のフィルタを接続できれば、この損
失の問題も解消する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、アンテナ部に
接続される入出力部分を広帯域の同軸−導波管変換素子
とし、分岐された導波管部分を送信側と受信側のフィル
タに接続することによって、上記の課題を解決するもの
である。
接続される入出力部分を広帯域の同軸−導波管変換素子
とし、分岐された導波管部分を送信側と受信側のフィル
タに接続することによって、上記の課題を解決するもの
である。
【０００８】すなわち、入出力電極の周囲を除く表面を
導体膜で覆った誘電体ブロック内に複数の共振素子を具
えた導波管型誘電体フィルタを送信用および受信用フィ
ルタとして用いる導波管型誘電体デュプレクサにおい
て、直方体の誘電体の１表面に入出力電極を具え、入出
力電極を具えた表面に隣接する対向する２表面の一部に
誘電体を露出させ、その他の表面を導体膜で覆った変換
器を用い、その変換器の前記誘電体の一部を露出させた
２表面に、端面の一部に誘電体が露出された送信用導波
管型誘電体フィルタと受信用導波管型誘電体フィルタが
接合されたことに特徴を有するものである。
導体膜で覆った誘電体ブロック内に複数の共振素子を具
えた導波管型誘電体フィルタを送信用および受信用フィ
ルタとして用いる導波管型誘電体デュプレクサにおい
て、直方体の誘電体の１表面に入出力電極を具え、入出
力電極を具えた表面に隣接する対向する２表面の一部に
誘電体を露出させ、その他の表面を導体膜で覆った変換
器を用い、その変換器の前記誘電体の一部を露出させた
２表面に、端面の一部に誘電体が露出された送信用導波
管型誘電体フィルタと受信用導波管型誘電体フィルタが
接合されたことに特徴を有するものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】変換機は、同軸モードを導波管モ
ードに、あるいはその逆に変換を行い、導波管型誘電体
デユプレクサのアンテナ入出力端子となる。また、導波
管型誘電体フィルタのアンテナ側と反対側の端部の共振
素子に接続する入出力端子としても利用できる。
ードに、あるいはその逆に変換を行い、導波管型誘電体
デユプレクサのアンテナ入出力端子となる。また、導波
管型誘電体フィルタのアンテナ側と反対側の端部の共振
素子に接続する入出力端子としても利用できる。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【００１１】図１は、本発明による導波管型誘電体デュ
プレクサの1例の斜視図で、組立前のものである。本発
明による導波管型誘電体デュプレクサは、中央の変換器
10とその両側に配置された送信フィルタ20と受信フィル
タ30からなる。
プレクサの1例の斜視図で、組立前のものである。本発
明による導波管型誘電体デュプレクサは、中央の変換器
10とその両側に配置された送信フィルタ20と受信フィル
タ30からなる。
【００１２】変換器10は直方体の誘電体または図のよう
にスリット13を入出力端14に対向する面に直方体の誘電
体の1側面から他側面の横断して幅広の溝として形成さ
れた誘電体からなり、その1表面の中央に導体膜による
入出力電極14が形成され、その周囲は誘電体が露出して
いる。入出力電極14が形成された表面に隣接する２つの
表面にも一部誘電体15を露出させ、この面に導波管型誘
電体フィルタによる送信フィルタ20と受信フィルタ30を
接合する。
にスリット13を入出力端14に対向する面に直方体の誘電
体の1側面から他側面の横断して幅広の溝として形成さ
れた誘電体からなり、その1表面の中央に導体膜による
入出力電極14が形成され、その周囲は誘電体が露出して
いる。入出力電極14が形成された表面に隣接する２つの
表面にも一部誘電体15を露出させ、この面に導波管型誘
電体フィルタによる送信フィルタ20と受信フィルタ30を
接合する。
【００１３】2つの表面が交わる辺に接して、入出力電
極14が形成された表面の端部に導体膜16を形成する。そ
の他の表面は全面に導体膜を形成しておく。
極14が形成された表面の端部に導体膜16を形成する。そ
の他の表面は全面に導体膜を形成しておく。
【００１４】変換器は広帯域であることが望ましい。ス
リット13はそのために入出力電極14が形成された表面に
対向する表面を削って形成したものである。このスリッ
トの表面も導体膜で覆っておく。誘電体のサイズを5.2
×4.0×3.0mmとし、5.2×4.0mmの表面に入出力電極14と
スリット13を形成した変換の誘電体が露出する表面の一
方を短絡させたときの減衰量とリターンロスを測定し
た。25GHzから27GHzまでの範囲で20dB以上のリターンロ
スが得られ、かつ、この区間での減衰はほぼ0となって
おり、この範囲である程度はなれた周波数を通過させる
ことができ、送信と受信の両方に用いるアンテナ入出力
端子として利用できる。さらに、図のように周波数帯域
調整のために幅狭のスリットを設けてもよい。
リット13はそのために入出力電極14が形成された表面に
対向する表面を削って形成したものである。このスリッ
トの表面も導体膜で覆っておく。誘電体のサイズを5.2
×4.0×3.0mmとし、5.2×4.0mmの表面に入出力電極14と
スリット13を形成した変換の誘電体が露出する表面の一
方を短絡させたときの減衰量とリターンロスを測定し
た。25GHzから27GHzまでの範囲で20dB以上のリターンロ
スが得られ、かつ、この区間での減衰はほぼ0となって
おり、この範囲である程度はなれた周波数を通過させる
ことができ、送信と受信の両方に用いるアンテナ入出力
端子として利用できる。さらに、図のように周波数帯域
調整のために幅狭のスリットを設けてもよい。
【００１５】送信フィルタ20と受信フィルタ30はそれぞ
れ誘電体ブロックに4素子の共振器を具えたフィルタを
構成している。共振器間には側面からスリットが形成さ
れて共振器間の結合が調整されている。送信フィルタ20
と受信フィルタ30の端部の共振器には入出力電極24、34
が形成されている。変換器10との接合面では誘電体35が
一部露出して、変換器とフィルタを結合させている。
れ誘電体ブロックに4素子の共振器を具えたフィルタを
構成している。共振器間には側面からスリットが形成さ
れて共振器間の結合が調整されている。送信フィルタ20
と受信フィルタ30の端部の共振器には入出力電極24、34
が形成されている。変換器10との接合面では誘電体35が
一部露出して、変換器とフィルタを結合させている。
【００１６】図２と図３はそれぞれ送信フィルタと受信
フィルタの特性の説明図で、25GHz帯に送信フィルタの
通過帯域そ設定し、26GHz帯に受信フィルタの通過帯域
を設定し、変換器で接合すれば図４に示した特性を有す
るデユプレクサが構成される。接合面で誘電体が露出し
て対向するが、その誘電体の位置や形状によって結合状
態を調整することができる。
フィルタの特性の説明図で、25GHz帯に送信フィルタの
通過帯域そ設定し、26GHz帯に受信フィルタの通過帯域
を設定し、変換器で接合すれば図４に示した特性を有す
るデユプレクサが構成される。接合面で誘電体が露出し
て対向するが、その誘電体の位置や形状によって結合状
態を調整することができる。
【００１７】なお、送信フィルタと受信フィルタの端部
に入出力電極を形成した表面に隣接する１表面のみに誘
電体を露出させた変換器を用いてもよい。
に入出力電極を形成した表面に隣接する１表面のみに誘
電体を露出させた変換器を用いてもよい。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、ストリップ線路等の配
線パターンを用いずに、簡単な構造で送信側のフィルタ
と受信側のフィルタを接続でき、生産性が高く、低損失
でかつ安定した特性の導波管型アンテナデュプレクサが
得られる。
線パターンを用いずに、簡単な構造で送信側のフィルタ
と受信側のフィルタを接続でき、生産性が高く、低損失
でかつ安定した特性の導波管型アンテナデュプレクサが
得られる。
【図１】 本発明の実施例を示す斜視図
【図２】 送信フィルタの特性の説明図
【図３】 受信フィルタの特性の説明図
【図４】 本発明による導波管型誘電体デュプレクサの
特性の説明図
特性の説明図
10：変換器 20：送信フィルタ 30：受信フィルタ 14、24、34：入出力電極 13：スリット
Claims (3)
- 【請求項１】 入出力電極の周囲を除く表面を導体膜で
覆った誘電体ブロック内に複数の共振素子を具えた導波
管型誘電体フィルタを送信用および受信用フィルタとし
て用いる導波管型誘電体デュプレクサにおいて、 直方体の誘電体の１表面に入出力電極を具え、入出力電
極を具えた表面に隣接する対向する２表面の一部に誘電
体を露出させ、その他の表面を導体膜で覆った変換器を
用い、 その変換器の前記誘電体の一部を露出させた表面に、端
面の一部に誘電体が露出された送信用導波管型誘電体フ
ィルタと受信用導波管型誘電体フィルタが接合されたこ
とを特徴とする導波管型誘電体デュプレクサ。 - 【請求項２】 変換器の入出力電極を具えた表面に対向
する表面にスリットを具えた請求項１記載の誘電体フィ
ルタ。 - 【請求項３】 入出力電極の周囲を除く表面を導体膜で
覆った誘電体ブロック内に複数の共振素子を具えた導波
管型誘電体フィルタを送信用および受信用フィルタとし
て用いる導波管型誘電体デュプレクサにおいて、直方体
の誘電体の１表面に入出力電極を具え、入出力電極を具
えた表面に隣接する対向する２表面の一部に誘電体を露
出させ、その他の表面を導体膜で覆った第１の変換器の
誘電体を露出させた表面に、端面の一部に誘電体が露出
された送信用の導波管型誘電体フィルタと受信用の導波
管型誘電体フィルタが接合され、送信用の導波管型誘電
体フィルタと受信用の導波管型誘電体フィルタの他の端
面に、直方体の誘電体の1表面に入出力電極を具え、入
出力電極を具えた表面に隣接する表面の一部に誘電体を
露出させ、その他の表面を導体膜で覆った第2の変換器
がそれぞれ接合されたことを特徴とする導波管型誘電体
デュプレクサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000286473A JP2002100904A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 導波管型誘電体デュプレクサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000286473A JP2002100904A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 導波管型誘電体デュプレクサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002100904A true JP2002100904A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18770391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000286473A Pending JP2002100904A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 導波管型誘電体デュプレクサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002100904A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110797621A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-02-14 | 深圳市国人射频通信有限公司 | 介质波导双工器公共端口的结构 |
| CN110808440A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-02-18 | 深圳市国人射频通信有限公司 | 一种介质波导双工器 |
| CN115020950A (zh) * | 2021-03-03 | 2022-09-06 | 元平台公司 | 具有多个平行腔的波导交叉耦合滤波器 |
-
2000
- 2000-09-21 JP JP2000286473A patent/JP2002100904A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110797621A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-02-14 | 深圳市国人射频通信有限公司 | 介质波导双工器公共端口的结构 |
| CN110808440A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-02-18 | 深圳市国人射频通信有限公司 | 一种介质波导双工器 |
| CN110797621B (zh) * | 2019-11-12 | 2022-03-11 | 深圳国人科技股份有限公司 | 介质波导双工器公共端口的结构 |
| CN115020950A (zh) * | 2021-03-03 | 2022-09-06 | 元平台公司 | 具有多个平行腔的波导交叉耦合滤波器 |
| US20220285814A1 (en) * | 2021-03-03 | 2022-09-08 | Meta Platforms, Inc. | Waveguide cross-coupling filter with multiple parallel cavities |
| US11646477B2 (en) * | 2021-03-03 | 2023-05-09 | Meta Platforms, Inc. | Waveguide cross-coupling filter with multiple parallel cavities |
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