JP2002099744A - パーソナル・ディジタル・ライブラリ・システム - Google Patents

パーソナル・ディジタル・ライブラリ・システム

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JP2002099744A
JP2002099744A JP2000288007A JP2000288007A JP2002099744A JP 2002099744 A JP2002099744 A JP 2002099744A JP 2000288007 A JP2000288007 A JP 2000288007A JP 2000288007 A JP2000288007 A JP 2000288007A JP 2002099744 A JP2002099744 A JP 2002099744A
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digital
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JP2000288007A
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Sadami Kurihara
定見 栗原
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NTT Advanced Technology Corp
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NTT Advanced Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーソナル・ディジタル・ライブ
ラリ・システムに関し、供給者と利用者間の契約条件に
従って、対象とするディジタル・コンテンツに対応させ
て供給者および利用者の意向を反映した課金方法・利用
方法等を提供する。 【解決手段】 本発明によるパーソナル・ディジ
タル・ライブラリ・システムは、供給者と利用者間での
ディジタル・コンテンツの送受信に関わる契約条件を識
別し、契約条件に従ってディジタル・コンテンツを送受
信する機能、及び、利用者の意向を識別して、受信した
ディジタル・コンテンツをディジタル・コンテンツ保管
装置に格納する機能を有することを特徴とする。また、
供給者と利用者間で契約した課金条件に従って、ディジ
タルコンテンツに対する課金処理をおこなう機能、及び
供給者と利用者で契約した利用方法に従ってディジタル
・コンテンツへのアクセスを行う機能を有することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオンラインネットワ
ーク等を介してディジタル・コンテンツを入手し、個人
利用向けに保管・活用を可能とするパーソナル・ディジ
タル・ライブラリ・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、紙ベースで刊行されてきた新聞
・雑誌・書籍類の利用者は、宅配、郵送、店頭購入など
の手段で必要とする商品を入手して利用するのが一般的
であった。しかし、新聞や雑誌のような定期講読誌類
は、時の経過に伴い量がかさみ居住空間を占拠すること
などから、適宜廃棄されてしまい、再び読み返すことは
できない状況であった。また、単行本・文庫本・新書な
どは、読後も捨てられないで書棚などに格納される場合
が多いが、それでも整理整頓は難しく、その結果、必要
時の再読も難しいのが現状である。
【0003】最近では、ディジタル本なども発行される
ようになり、Webを介したニュース類も普及してきて
いるが、これらのコンテンツに対しても、従来の紙ベー
スのドキュメント類と同様に、基本的には利用者側から
行動して入手されるのが一般的で、多忙な個人が必要な
時に必要なコンテンツにアクセスするのは難しいのが現
状である。
【0004】ディジタルネットワークやインターネット
を始めとするディジタル・コンテンツ流通環境やパソコ
ンやメモリ装置などのディジタル・コンテンツ保管・活
用環境に着目すると、現状でも、性能面、経済性の点か
ら利用者の要求を満たせるレベルに到達しており、さら
に、これからも引き続き発展し続けるものと考えられ
る。しかし、現状では、このようなディジタル・コンテ
ンツの流通・保管・利用環境を生かしきったディジタル
・コンテンツ流通・活用環境提供サービスという観点で
は、ディジタル・コンテンツの供給者や利用者の要求を
満たしているとは考えられない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上より、本発明によ
るパーソナル・ディジタル・ライブラリ・システムは次
のことを目的とする。 供給者と利用者間の契約条件に従って、対象とする
ディジタル・コンテンツを所定の流通方法により供給者
側発信型で利用者へ送信し利用者側で受信するシステム
を提供する。 ディジタル・コンテンツに対応させて供給者および
利用者の意向を反映した課金方法を提供し、これを選択
して適用するシステムを提供する。 ディジタル・コンテンツに対応させて利用者の意向を
満たす保管方法を提供し、従来の紙ベースドキュメント
に比べて大幅な量のコンテンツの保管を可能とするシス
テムを提供する。 ディジタル・コンテンツに対応させて供給者と利用者
の意向を満たす利用方法を提供し、利用者のコンテンツ
に対する活用の便利さを高めるシステムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるパーソナル・ディジタル・ライブラリ
・システムは、供給者と利用者間でのディジタル・コン
テンツの送受信に関わる契約条件(対象商品、流通方
法、課金方法、利用方法、契約時期など)を識別し、契
約条件に従ってディジタル・コンテンツを送受信する機
能、及び、利用者の意向(保管方法、利用方法)を識別
して、受信したディジタル・コンテンツをディジタル・
コンテンツ保管装置に格納する機能を有することを特徴
とする。また、供給者と利用者間で契約した課金条件
(事前契約、事後契約、全体課金、部分課金など)に従
って、ディジタルコンテンツに対する課金処理をおこな
う機能、及び供給者と利用者で契約した利用方法(参
照、加工、再利用、転用)に従ってディジタル・コンテ
ンツへのアクセスを行う機能を有することを特徴とす
る。これらは、請求項1に相応する。
【0007】供給者とは、コンテンツの作成者(作者、
創作者、著者、作詞者、作曲者、製作者など)、発行者
(出版社、発行者など)、流通業者(卸業者、仲介業
者、小売り業者など)のいずれか、又はこれらを兼業す
る者を意味する。
【0008】供給者と利用者間の契約条件とは、対象商
品、流通方法、課金方法、利用方法、契約期間などにつ
いての取決めであることを特徴とする。これは請求項2
の相応するものである。対象商品とは、ディジタル化さ
れたテキスト情報、音声情報、画像情報、映像情報又は
これらの組み合わせで作成されたディジタル・コンテン
ツであることを特徴とする。これは請求項3に相応する
ものである。
【0009】流通方法とは、公衆電話網、インターネッ
ト、衛星通信網や専用網など供給者と利用者間を結ぶオ
ンラインネットワークを経由して供給者側発信でディジ
タル・コンテンツを配送することを特徴とする。これは
請求項4に相応する。
【0010】課金方法とは、料金支払いの対象を、配
送されるディジタル・コンテンツの全体とするか部分と
するかを選択して支払う方法、ディジタル・コンテン
ツの受信に先立って予め所定期間分を前払いする方法、
ディジタルコンテンツを受信時に予め用意された支払
方法を選択して料金を支払う方法、ディジタルコンテ
ンツを受信後であり、かつコンテンツ利用時に予め用意
された支払方法を選択して料金を支払う方法、コンテ
ンツを見終わった後に予め用意された支払方法を選択し
て料金を支払う方法、及び前述の乃至の支払方法を
組み合わせて実現されることを特徴とする。これは、請
求項5に相応するものである。
【0011】利用方法とは、コンテンツ全体、部分また
は補助情報(紹介記事、要約、概要説明、第三者などの
書評など)に対する参照権、加工権、再利用権、転用
権、無条件個人利用及び組合せた利用方法を特徴とす
る。これは、請求項6に相応するものである。
【0012】契約期間とは、請求項2乃至6記載の対象
商品、流通方法、課金方法、利用方法を有効とする期間
であり、供給者と利用者間で取決められることを特徴と
する。これは請求項7に相応するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明によるパーソナル・
ディジタル・ライブラリ・システムの構成を示す。図に
おいて、1は供給者側装置、2は利用者側装置、3は供
給者と利用者間でディジタル・コンテンツを送受信する
ディジタルコンテンツ(DCs)流通ネットワークであ
る。
【0014】供給者側装置1は、供給者と利用者間で取
交わされた契約条件を登録するための供給者側の契約条
件登録装置11、ディジタル・コンテンツの送信条件確
認装置12、供給者側の送信対象ディジタル・コンテン
ツを格納するための送信ディジタルコンテンツ格納装置
13、ディジタル・コンテンツを送信するディジタルコ
ンテンツ送信装置14、供給者側の課金条件を確認する
課金条件確認装置15、供給者側の課金処理を行う課金
処理装置16から構成される。
【0015】利用者側装置2は、供給者と利用者間で取
交わされた契約条件を登録するための利用者側の契約条
件登録装置21、ディジタル・コンテンツの受信条件確
認装置22、ディジタルコンテンツ受信装置23、利用
者側のディジタル・コンテンツ格納制御を行うディジタ
ルコンテンツ格納制御装置24、利用者側のディジタル
・コンテンツを保管するディジタルコンテンツ保管装置
25、利用者側の課金条件を確認する課金条件確認装置
26、利用者側の課金処理を行う課金処理装置27、利
用者側のディジタル・コンテンツアクセス条件を確認す
るアクセス条件確認装置28、ディジタル・コンテンツ
のアクセス制御を行うアクセス制御装置29、ディジタ
ル・コンテンツの出力装置(表示装置、音響装置など)
30から構成される。
【0016】図2に本発明によるパーソナル・ディジタ
ル・ライブラリ・システムの処理フローを示す。
【0017】まず、供給者と利用者間で契約が取交わさ
れると、契約条件が供給者側の登録装置11及び利用者
側の登録装置21に登録される(ステップS1)。
【0018】そして、利用者から具体的なディジタル・
コンテンツの発注がされ、発注内容が供給者側の登録装
置11及び利用者側の登録装置21に追加登録され、か
つ供給者側装置1において、送信対象ディジタル・コン
テンツがディジタルコンテンツ格納装置13に格納され
ることにより、すなわち、供給者側で当該ディジタルコ
ンテンツが供給可能な状態に準備が整う(ステップS
2)。(必ずしも、契約時に具体的なディジタル・コン
テンツが特定されているとは限らず、「○○文庫」のよ
うに一群の単行本について契約がされ、個別のディジタ
ル・コンテンツの発注が後からされる場合もあり、また
定期刊行物のように、ディジタル・コンテンツが契約後
定期的に発行される場合もある。)送信条件確認装置1
2は、契約条件登録装置11に格納されている供給者と
利用者間で取交わされた契約条件情報の内容に基づい
て、ディジタル・コンテンツ送信の起動を行う。すなわ
ち、供給者側装置1から利用者側装置2に個別のディジ
タル・コンテンツを送信してよいか問い合わせる。(ス
テップS3)。
【0019】契約条件情報の内容とは、契約当事者、対
象商品、流通方法、課金方法、利用方法、契約期間など
についての取決め事項である。
【0020】契約当事者とは、供給者と利用者である。
供給者とは、コンテンツの作成者(作者、創作者、著
者、作詞者、作曲者、製作者など)、発行者(出版社、
発行者など)、流通業者(卸業者、仲介業者、小売り業
者、ネットワークプロバイダーなど)のいずれか、又は
これらを兼業する者を意味する。利用者とは、供給者か
らディジタル・コンテンツを受信して利用する者であ
り、個人、企業、自営業者、官公庁・大学等の機関、団
体等様々である。
【0021】対象商品とは、ディジタル化されたテキス
ト情報、音声情報、画像情報、映像情報又はこれらの組
み合わせで作成されたディジタル・コンテンツである。
対象商品の例としては、現在は主として紙ベースなどを
中心とする既存メディアで流通している、新聞・雑誌・
新書・文庫本・書籍・単行本・漫画・詩・俳句・短歌・
ニュース情報など及び静止画・写真・音楽・動画・映画
・放送番組などの供給者と利用者間で取引きされるコン
テンツでかつディジタル化されたものがあげられる。新
聞・雑誌等の定期刊行物のように、日刊、週刊、月刊、
年刊、季刊で発行されるものもある。
【0022】流通方法とは、公衆電話網、インターネッ
ト、衛星通信網や専用網など供給者と利用者間を結ぶオ
ンラインネットワークを経由して供給者側発信でディジ
タル・コンテンツを配送する方法である。対象商品がデ
ィジタル・コンテンツであることから、インターネット
などの公衆網から衛星通信網、専用網、CATV網など
のディジタルネットワークを介して実現される流通手段
を供給者と利用者間で選ぶことができる。契約条件に基
づいて、供給者側発信即ち供給者側からの起動型でコン
テンツ送信が行われることから、利用者側はコンテンツ
要求の行動を起こさなくてもよい。
【0023】課金方法とは、料金支払いの対象を、配
送されるディジタル・コンテンツの全体とするか部分と
するかを選択して支払う方法、ディジタル・コンテン
ツの受信に先立って予め所定期間分を前払いする方法、
ディジタルコンテンツを受信時に予め用意された支払
方法を選択して料金を支払う方法、ディジタルコンテ
ンツを受信後であり、かつコンテンツ利用時に予め用意
された支払方法を選択して料金を支払う方法、コンテ
ンツを見終わった後に予め用意された支払方法を選択し
て料金を支払う方法、及び前述の乃至の支払方法を
組み合わせて実現される。以上に述べた課金方法の提供
により、新聞・雑誌・ジャーナル・漫画・学会誌類のよ
うに定期的に刊行されるディジタル・コンテンツは、年
契約、複数年契約などとすることにより、供給者側は安
定供給による経費削減、利用者側は購入手続きの簡易化
・割引制の特典などの効用を引き出すことが可能にな
る。また、新聞のように日刊紙を月単位で購読し、一月
分の料金を事後払いとし、講読を止めることを意志表示
しない限り供給者はコンテンツを配りつづける方式の契
約も可能である。ディジタル・コンテンツの流通では課
金処理をどうするかが需要な課題と考えられているが、
このような期間指定の購読機能を実現することで、日常
的に利用するコンテンツの多くの部分を流通させること
ができる。さらに、利用者は、供給者が販売するディジ
タル・コンテンツのなかの読みたい部分を選択して料金
を支払う方法も選択可能である。全体購読と部分購読の
どのような選択が供給者と利用者間の最適条件の設定は
対象商品の内容・性格に対応して決めることが可能であ
る。供給者と利用者間の契約条件下で、無料コンテンツ
や試供コンテンツも対象範囲になりうる。
【0024】利用方法とは、コンテンツ全体、部分また
は補助情報(紹介記事、要約、概要説明、第三者などの
書評など)に対する参照権、加工権、再利用権、転用
権、無条件個人利用及び組合せた利用方法である。
【0025】ディジタル・コンテンツの持ち味はコンピ
ュータ等を介した処理が可能であることから、ディジタ
ルコンテンツアクセス機能(参照・加工・再利用・転用
などの機能)が考えられ、これらの機能は供給者側が提
供するか又は利用者側が所有することができる。例え
ば、利用者が利用する参照機能としては、自分の好みの
文字サイズや文字フォント、読書部分のフォーカス、同
一テキストを文字で読む、音声リーダを介して聞くこと
などが考えられる。一度参照したコンテンツんの中か
ら、お気に入りの部分のみをピックアップし再利用す
る、利用者が作成するコンテンツへの部分転用などが考
えられる。紙ベースコンテンツでは難しかったこのよう
な機能を提供し、これら機能などを供給者と利用者の間
の契約事項としておくことは、ディジタル・コンテンツ
の活用に不可欠の条件である。もちろん、これらの条件
は請求項5の課金条件とも連動して行われることにより
サービスとしての魅力を高めるものである。
【0026】契約期間とは、対象商品、流通方法、課金
方法、利用方法を有効とする期間であり、供給者と利用
者間で取決められる。
【0027】次に、受信条件確認装置22は、契約条件
登録装置21に登録された供給者と利用者間で取交わされ
た契約条件情報の内容を確認して、供給者側のディジタ
ル・コンテンツ発信を受け付ける。すなわち、送信して
良い旨を回答する(ステップS4)。万一、当該ディジ
タル・コンテンツが契約条件情報の内容に適合しない場
合には、受け付けを中止し、その旨を回答する。
【0028】利用者側装置2の受信条件確認装置22
で、契約条件の確認が完了すると、供給者側装置1は、
送信ディジタル・コンテンツ格納装置13から該当する
ディジタル・コンテンツを取り出し、ディジタル・コン
テンツ送信装置14を介して送信処理を実行する(ステ
ップS5)。
【0029】次に、利用者側装置2のディジタル・コン
テンツ受信装置23は、ディジタル・コンテンツ送信装
置14から送信されたディジタル・コンテンツを受信
し、ディジタル・コンテンツ格納制御装置24の格納制
御によりディジタル・コンテンツ保管装置25に格納す
る(ステップS6)。これにより、利用者がディジタル
・コンテンツを利用することが可能になる。
【0030】利用者がディジタル・コンテンツ保管装置
25に格納されたディジタルコンテンツを利用する場合
は、アクセス条件確認装置28を機能させて、対象とな
るディジタル・コンテンツへのアクセス条件を確認し、
ディジタル・コンテンツアクセス制御装置29の制御に
より当該ディジタル・コンテンツにアクセスし、ディジ
タル・コンテンツ出力装置20にディジタル・コンテン
ツの内容を出力させることができる(ステップS7)。
【0031】アクセス条件とは、特定のディジタル・コ
ンテンツに関し、契約で定められた流通方法、課金方
法、利用方法、契約期間をいう。ディジタル・コンテン
ツアクセス制御装置29はこれらのアクセス条件に定め
られた手順に従って、アクセス制御を行い、当該ディジ
タル・コンテンツにアクセスする。例えば、流通方法と
してインターネット、課金方法としてディジタルコン
テンツを受信後であり、かつコンテンツ利用時に予め用
意された支払方法を選択して料金を支払う方法、利用方
法としてコンテンツ全体に対する無条件個人利用、契約
期間として年間契約が定められた場合には、契約期間内
であれば、選択された支払い方法により支払処理がなさ
れた後に、インターネット経由で当該ディジタル・コン
テンツがディジタル・コンテンツ保管装置25にダウン
ロードされる。なお、当該ディジタル・コンテンツがア
クセス条件に適合しない場合には、利用者はこれにアク
セスすることを拒絶される。
【0032】ディジタルコンテンツに対する課金処理
は、課金条件確認装置15と課金条件確認装置26の間
で確認した供給者と利用者間の課金契約条件に基づい
て、課金処理装置16と課金処理装置27の間で実行さ
れる(ステップS8)。
【0033】課金契約条件とは特定のディジタル・コン
テンツに関し、契約で定められた課金方法をいう。例え
ば、課金方法として料金支払いの対象を、配送される
ディジタル・コンテンツの全体とするか部分とするかを
選択して支払う方法が定められた場合は、選択された条
件に従い、各ディジタル・コンテンツ単位に又は部分単
位に課金処理が行われる。
【0034】また、課金方法としてディジタル・コン
テンツの受信に先立って予め所定期間分を前払いする方
法が定められた場合は、供給者側装置1の課金条件確認
装置15は課金処理装置16が所定期間分の受領の処理
をしたことを確認した後に、ステップS5のディジタル
・コンテンツ送信処理を行い、次いで、利用者側装置2
の課金条件確認装置26は課金処理装置27が所定期間
分を前払いの処理をしたことを確認した後に、ステップ
S6のディジタル・コンテンツ受信処理を行い、利用者
が当該ディジタル・コンテンツにアクセス可能な状態に
する。
【0035】また、課金方法としてディジタルコンテ
ンツを受信時に予め用意された支払方法を選択して料金
を支払う方法が定められた場合は、まず、発注がなさ
れ、かつ、供給者側装置1は送信対象ディジタル・コン
テンツがディジタルコンテンツ格納装置13に格納され
た時点で、利用者側装置2に料金支払いの要求をする。
次いで、利用者側装置2の課金処理装置27が供給者側
装置1の課金処理装置16に対して支払処理を行い、課
金処理装置27は受領処理を行う。次いで、供給者側装
置1の課金条件確認装置15は課金処理装置16が受領
の処理をしたことを確認した後に、ステップS5のディ
ジタル・コンテンツ送信処理を行う。利用者側装置2の
課金条件確認装置26は課金処理装置27が支払処理を
したことを確認した後に、ステップS6のディジタル・
コンテンツ受信処理を行い、利用者が当該ディジタル・
コンテンツにアクセス可能な状態にする。
【0036】また、課金方法としてディジタルコンテ
ンツを受信後であり、かつコンテンツ利用時に予め用意
された支払方法を選択して料金を支払う方法が定められ
た場合は、発注がなされ、かつ、供給者側装置1におい
て、送信対象ディジタル・コンテンツがディジタルコン
テンツ格納装置13に格納された時点で、ステップS5
のディジタル・コンテンツ送信処理及びステップS6の
ディジタル・コンテンツ受信処理が行われ、送信対象デ
ィジタル・コンテンツが利用者側装置2のディジタル・
コンテンツ保管装置25に格納される。その後、利用者
がコンテンツ利用時に、利用者側装置2の課金処理装置
27が供給者側装置1の課金処理装置16に対して支払
処理を行い、課金処理装置27は受領処理を行う。利用
者は、課金条件確認装置26で課金処理装置27が支払
処理をしたことを確認でき、供給者は、課金条件確認装
置15で課金処理装置16が支払料金の受領処理をした
ことを確認できる。
【0037】また、課金方法としてコンテンツを見終
わった後に予め用意された支払方法を選択して料金を支
払う方法が定められた場合は、ステップS5のディジタ
ル・コンテンツ送信処理及びステップS6のディジタル
・コンテンツ受信処理が行われ、利用者がコンテンツを
見終わった後に、利用者側装置2の課金処理装置27が
供給者側装置1の課金処理装置16に対して支払処理を
行い、課金処理装置27は受領処理を行う。利用者は、
課金条件確認装置26で課金処理装置27が支払処理を
したことを確認でき、供給者は、課金条件確認装置15
で課金処理装置16が支払料金の受領処理をしたことを
確認できる。
【0038】このように、課金処理を起動するタイミン
グは、ステップS5及びステップS6の送受信処理の前
後、利用者のディジタル・コンテンツ・アクセス処理の
前後、又は、課金条件確認装置15又は課金条件確認装
置26の自律起動条件などにより、様々である。
【0039】利用者は、契約で定められた利用方法に従
い、利用対象となるディジタル・コンテンツを利用でき
る。コンテンツ全体、部分または補助情報(紹介記事、
要約、概要説明、第三者などの書評など)に対する参照
権、加工権、再利用権、転用権、無条件個人利用及び組
合せた利用方法等を選択可能である。参照権が選択され
れば、アクセスできるが加工は不可であり、加工権が選
択されれば、当該ディジタル・コンテンツの内容を様々
に修正・編集してすることが自己利用することが可能で
ある。さらに、再利用権が選択されれば、お気に入りの
部分のみをピックアップし再利用することが可能であ
り、転用権が選択されれば、当該ディジタル・コンテン
ツの内容を利用者が作成する他のディジタル・コンテン
ツへ部分転用をすることが可能である。無条件個人利用
が選択されれば、参照権、加工権、再利用権、転用権の
利用行為が可能な他、あらゆる個人的利用が可能とな
る。
【0040】本発明によれば、ディジタル・コンテンツ
の供給者と利用者の間の契約条件の確認機能、ディジタ
ルコンテンツの送受信機能・課金処理機能・保管機能・
アクセス機能(利用機能)が実現される。
【0041】これらの機能を実現することにより、ディ
ジタル・コンテンツの入手条件に関する契約を交わして
おけば、それ以降は、利用者は自らディジタル・コンテ
ンツの入手のための行動を起こすことをしなくても、コ
ンテンツ供給者側の起動でディジタル・コンテンツの送
信機能が遂行され、契約条件に合致したディジタル・コ
ンテンツが利用者のコンテンツ保管装置に保管される。
さらに、課金処理も、契約者と利用者の間で取決めた契
約条件にしたがって進められ、供給者と利用者の要求を
反映した、多様な料金サービスが期待できる。これらの
機能を利用すれば、新聞のように購読を始めたら利用者
が変更(中止)届を行わない限り送り届ける設定や、雑
誌、会員講読誌などのような定期刊行のディジタル・コ
ンテンツについては、契約者や利用者が望む契約期間や
年間支払、料金割引の設定も可能となり、毎回の購入手
続きの面倒さが解消され供給者と利用者間の安定取引き
が可能になり、結果的には、供給者側のコストダウンに
よる利用者側の割引購入の効果が期待できる。料金後払
いのディジタル・コンテンツも、供給者と利用者間で合
意条件に基づいて送受信され、利用者の保管装置に保管
されて利用者の利用を待つことができるため、いわゆる
「富山の薬売り」的なディジタルコンテンツ受信・講読
が可能になる。利用者は自分が利用する可能性のあるデ
ィジタル・コンテンツを自分のディジタル・コンテンツ
保管装置に陳列し、必要に応じて利用することができる
ことから、パーソナル・ディジタル・ライブラリとして
の効果が期待できる。ディジタル・コンテンツ保管機能
は、メモリ装置の大容量化・経済化は今後も大幅な進展
が見込まれ、ディジタル・コンテンツは紙ベースコンテ
ンツに比べて保管コストが大幅に削減されることから従
来の紙ベースの新聞・雑誌・書籍類に比べて100倍から1
000倍以上の、利用者の個人ベースのコンテンツ保有量
も可能と考えられ、自分の手元に豊富なパーソナル・コ
ンテンツ・陳列を所有でき、利用者の「持てる喜び」を
満たすことができる。これだけの、大量のディジタル・
コンテンツもアクセス制御機能の実現により、利用者の
「見たい時に、見たいものを、見たい方法で」アクセス
できること、すなわち、手軽に最適なコンテンツに接近
することができるようになる。
【0042】このような、機能を具備しているパーソナ
ル・ディジタル・ライブラリ・システムの存在は、コン
テンツ製作者、発行者、流通業者のいずれも供給者とし
て活動できる特徴をもつが、より多くの利用者により多
くの最適配送を実現を考えると、やはり、流通業者の出
番となり、料金契約も個人対応に選択肢を設けること
で、従来にないサービスの展開が期待できる。すなわ
ち、個人が望むコンテンツアクセス環境を提供できるよ
うになる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるパー
ソナル・ディジタル・ライブラリ・システムは次の効果
を有する。 供給者と利用者間の契約条件に従って、対象とする
ディジタル・コンテンツを所定の流通方法により供給者
側発信型で利用者へ送信し利用者側で受信するシステム
を提供できる。 ディジタル・コンテンツに対応させて供給者および
利用者の意向を反映した課金方法を提供でき、これを選
択して適用するシステムを提供できる。 ディジタル・コンテンツに対応させて利用者の意向を
満たす保管方法を提供でき、従来の紙ベースドキュメン
トに比べて大幅な量のコンテンツの保管を可能とするシ
ステムを提供できる。 ディジタル・コンテンツに対応させて供給者と利用者
の意向を満たす利用方法を提供でき、利用者のコンテン
ツに対する活用の便利さを高めるシステムを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパーソナル・ディジタル・ライブ
ラリ・システムの構成を示す図である。
【図2】本発明によるパーソナル・ディジタル・ライブ
ラリ・システムの処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 供給者側装置 2 利用者側装置 3 ディジタルコンテンツ(DCs)流通ネットワーク 11 契約条件登録装置 12 送信条件確認装置 13 送信ディジタルコンテンツ格納装置 14 ディジタルコンテンツ送信装置 15 課金条件確認装置 16 課金処理装置 21 契約条件登録装置 22 受信条件確認装置 23 ディジタルコンテンツ受信装置 24 ディジタルコンテンツ格納制御装置 25 ディジタルコンテンツ保管装置 26 課金条件確認装置 27 課金処理装置 28 アクセス条件確認装置 29 アクセス制御装置 30 出力装置(表示装置、音響装置など)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル・コンテンツを、供給者と利
    用者間の契約条件に基づいて供給者側発信型で利用者に
    送信し、利用者のディジタル・コンテンツ保管装置に保
    管し、利用者に利用可能にすることを特徴とする、パー
    ソナル・ディジタル・ライブラリ・システム。
  2. 【請求項2】 供給者と利用者間の契約条件とは、対象
    商品、流通方法、課金方法、利用方法、契約期間などに
    ついての取決め事項であることを特徴とする請求項1記
    載のパーソナル・ディジタル・ライブラリ・システム。
  3. 【請求項3】 対象商品とは、ディジタル化されたテキ
    スト情報、音声情報、画像情報、映像情報又はこれらの
    組み合わせからなるディジタル・コンテンツであること
    を特徴とする請求項2記載のパーソナル・ディジタル・
    ライブラリ・システム。
  4. 【請求項4】 流通方法とは、公衆電話網、インターネ
    ット、衛星通信網、専用網など供給者と利用者間を結ぶ
    オンラインネットワークを経由して供給者側発信でディ
    ジタル・コンテンツを配送することを特徴とする請求項
    2又は3記載のパーソナル・ディジタル・ライブラリ・
    システム。
  5. 【請求項5】 課金方法とは、ディジタル・コンテンツ
    の送受信に先立って予め所定期間分を前払いする方法、
    ディジタル・コンテンツを受信時に予め用意された支払
    方法を選択して料金を支払う方法、受信したディジタル
    ・コンテンツの利用時に予め用意された支払方法を選択
    して料金を支払う方法、ディジタル・コンテンツを見終
    わった後に予め用意された支払方法を選択して料金を支
    払う方法、及び前述の支払方法を組み合わせて実現され
    ることを特徴とする請求項2乃至4記載のパーソナル・
    ディジタル・ライブラリ・システム。
  6. 【請求項6】 利用方法とは、コンテンツ全体、部分ま
    たは補助情報(概要説明、第三者などの書評などの)に
    対する参照権、加工権、再利用権、転用権、無条件個人
    利用及びこれらを組合せた利用方法を特徴とする請求項
    2乃至5記載のパーソナル・ディジタル・ライブラリ・
    システム。
  7. 【請求項7】 契約期間とは、対象商品、流通方法、課
    金方法、利用方法を有効とする期間であり、供給者と利
    用者間で取り決められることを特徴とする請求項2乃至
    6に記載のパーソナル・ディジタル・ライブラリ・シス
    テム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008529174A (ja) * 2005-01-31 2008-07-31 アマゾン テクノロジーズ インコーポレーテッド サブスクリプション・ベースの出荷のための方法および装置

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