JP2002099344A - プログラムの不正コピー検出方法及びプログラムの不正コピー検出装置並びにアプリケーションプログラムの記憶媒体及びネットワークプロトコル対応ユニットの記憶媒体 - Google Patents

プログラムの不正コピー検出方法及びプログラムの不正コピー検出装置並びにアプリケーションプログラムの記憶媒体及びネットワークプロトコル対応ユニットの記憶媒体

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JP2002099344A
JP2002099344A JP2001213116A JP2001213116A JP2002099344A JP 2002099344 A JP2002099344 A JP 2002099344A JP 2001213116 A JP2001213116 A JP 2001213116A JP 2001213116 A JP2001213116 A JP 2001213116A JP 2002099344 A JP2002099344 A JP 2002099344A
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unit
network
computer
application program
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Sadako Ogasawara
禎子 小笠原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信の負荷を大きくすることなく効率的な不
正コピー検出を実現できるプログラムの不正コピー検出
方法及び装置を得ること。 【解決手段】 プログラムの不正コピー検出方法とし
て、プログラマブルコントローラと所定のアプリケーシ
ョンプログラムに基づきパケット伝文を介して前記プロ
グラマブルコントローラに指示を与えるコンピュータと
が接続されたネットワークにおいて、コンピュータから
プログラマブルコントローラに対して送信するパケット
伝文中に、前記アプリケーションプログラムを識別する
ための識別情報を加えて送信する工程と、前記パケット
伝文を受信した前記ネットワークに接続されるネットワ
ークプロトコル対応ユニットが、前記パケット伝文中の
識別情報と自局が有しているアプリケーションプログラ
ムの識別情報とを比較することにより、前記アプリケー
ションプログラムの不正コピーを検出する工程とを備え
たもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に、ネットワ
ークに接続された複数のコンピュータ間でプログラムの
不正コピーを検出するプログラムの不正コピー検出方法
及びプログラムの不正コピー検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】特開平5−342110号公報に示され
た従来のプログラム不正コピー検出装置及び方法につい
て、図14乃至図18を用いて説明する。図14は、プ
ログラム不正コピー検出方式が適用されるネットワーク
を示すブロック図である。図において、321,322
はコンピュータ、323はネットワーク回線である。こ
こで、コンピュータ321及び322は同様の構成とな
っている。コンピュータ321は、シリアルナンバテー
ブル334の制御を行うテーブル制御部324と、シリ
アルナンバテーブル334の検索を行うテーブル検索部
325と、シリアルナンバテーブル334にシリアルナ
ンバ(プログラムを市販する際に付与されるプログラム
に特有かつ一意なナンバ)及びプロセス識別の登録を行
う新規登録部326と、シリアルナンバテーブル334
にプロセス識別のみの追加登録を行う追加登録部327
と、シリアルナンバテーブル334の登録の削除を行う
登録削除部328と、シリアルナンバテーブル334か
らプロセス識別のみの削除を行うプロセス識別登録削除
部329と、シリアルナンバテーブル334に登録中の
シリアルナンバをブロードキャストアドレス宛に送信す
る送信部330と、他のコンピュータ(例えばコンピュ
ータ322)からシリアルナンバを含むデータを受信す
る受信部331と、不正コピーの検出,そのプログラム
についての情報及び異常終了する旨をメッセージとして
ディスプレイなどに出力するメッセージ出力部332
と、プロセスの異常終了を指令する終了指令部333と
を含んで構成されている。
【0003】次に、従来のプログラムの不正コピー検出
装置及び方法について、図15乃至図18に示すフロー
チャートを用いて説明する。まず、プロセスaが発生し
た場合の動作について、図15を用いて説明する。コン
ピュータ321上でプログラムA(図示せず)が起動さ
れると、プロセスa(図示せず)が発生する。このプロ
セスaの発生を起動要因として、テーブル制御部324
が起動し、以下の処理を行う。まず、テーブル制御部3
24は、ステップS251においてテーブル検索部32
5を起動させ、テーブル検索部325がプログラムAの
シリアルナンバをキーとしてシリアルナンバテーブル3
34を検索する(ステップS252)。同一のシリアル
ナンバがシリアルナンバテーブル334に登録されてい
なかった場合、テーブル制御部324は、新規登録部3
26を起動させ(ステップS253)、新規登録部32
6がプログラムAのシリアルナンバ及びプログラムAが
動作したプロセスaのプロセス識別をシリアルナンバテ
ーブル334に新しいエントリとして登録する。一方、
プログラムAのシリアルナンバと同一のシリアルナンバ
のエントリがシリアルナンバテーブル334中に登録さ
れていた場合、テーブル制御部324は、追加登録部3
27を起動させ(ステップS254)、追加登録部32
7がプロセスaのプロセス識別のみをシリアルナンバテ
ーブル334のプログラムAのシリアルナンバのエント
リに追加登録する。
【0004】次に、プロセスaの消滅による処理につい
て、図16を用いて説明する。プログラムAの実行が終
了すると、プロセスaが消滅する。このプロセスaの消
滅を起動要因として、テーブル制御部324は、以下の
処理を行う。まず、テーブル制御部324は、ステップ
S261でテーブル検索部325を起動させ、テーブル
検索部325がプログラムAのシリアルナンバをキーと
して、シリアルナンバテーブル334を検索する(ステ
ップS262)。プログラムAのシリアルナンバと同一
のシリアルナンバのエントリに、プロセスaのプロセス
識別以外にプロセス識別が登録されていた場合、テーブ
ル制御部324は、プロセス識別登録削除部329を起
動させ(ステップS263)、プロセス識別登録削除部
329がプロセスaのプロセス識別のみをシリアルナン
バテーブル334の同一シリアルナンバのエントリから
削除する。一方、プログラムAのシリアルナンバと同一
のシリアルナンバのエントリにプロセスaのプロセス識
別以外にプロセス識別が登録されていない場合、テーブ
ル制御部324は、登録削除部328を起動させ(ステ
ップS264)、登録削除部328がプログラムAのシ
リアルナンバ及びプロセスaのプロセス識別からなるエ
ントリをシリアルナンバテーブル334から削除する。
【0005】次に、テーブル制御部324が一定時間経
過毎に行うシリアルナンバ送信動作を、図17を用いて
説明する。一定時間が経過すると、テーブル制御部32
4がテーブル検索部325を起動させる(ステップS2
71)。テーブル検索部325は、シリアルナンバテー
ブル334にシリアルナンバの登録があるかどうかを検
索し(ステップS272)、シリアルナンバテーブル3
34にシリアルナンバの登録がない場合、テーブル制御
部324は処理を終了する。一方、シリアルナンバテー
ブル334にシリアルナンバの登録が1件以上ある場
合、テーブル制御部324は、送信部330を起動させ
(ステップS273)、送信部330がシリアルナンバ
テーブル334に登録中のシリアルナンバをブロードキ
ャストアドレス宛に送信する。
【0006】次に、シリアルナンバの受信による動作に
ついて、図18を用いて説明する。コンピュータ321
とネットワーク回線323で接続されたコンピュータ3
22上でも、一定時間毎にシリアルナンバの送信が行わ
れる。このシリアルナンバの受信を起動要因として、テ
ーブル制御部324が以下の処理を行う。まず、テーブ
ル制御部324がテーブル検索部325を起動させ(ス
テップS281)、テーブル検索部325が、受信した
シリアルナンバをキーとしてシリアルナンバテーブル3
34を検索する(ステップS282)。受信したシリア
ルナンバと同一のシリアルナンバがシリアルナンバテー
ブル334に登録されていない場合、テーブル制御部3
24は、処理を終了する。一方、受信したシリアルナン
バと同一のシリアルナンバがシリアルナンバテーブル3
34に登録されていた場合、異なるコンピュータ321
及び322上で同一のシリアルナンバのプログラムが動
作していることを意味するので、テーブル制御部324
は、メッセージ出力部332を起動させ(ステップS2
83)、メッセージ出力部332が、不正にコピーされ
たプログラムAのプロセスが存在するので異常終了する
旨のメッセージをディスプレイなどに出力する。次に、
テーブル制御部324は、終了指令部333を起動させ
(ステップS284)、不正にコピーされているシリア
ルナンバのプロセス識別の全てのプロセスを異常終了さ
せる。続いて、テーブル制御部324は、登録削除部3
28を起動させ(ステップS285)、登録削除部32
8が、受信したシリアルナンバと同一のシリアルナンバ
を有するエントリの登録をシリアルナンバテーブル33
4から削除する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の不正コピー検出
方式では、同一ネットワークに接続されたコンピュータ
間で不正コピーされたアプリケーションの実行を検出し
て阻止すべく、ネットワークに接続されたコンピュータ
上で動作しているアプリケーションのシリアルナンバを
定期的に送受信して、自コンピュータで動作しているア
プリケーションのシリアルナンバと照合することにより
行っているため、定期的にシリアルナンバを送受信する
ためだけのパケット通信が発生し、通信の負荷が大きく
時間がかかると共に、パケット通信を行うためのコンピ
ュータ内での処理も必要となり、効率が悪く、効率的な
不正コピー検出を、いかにして得るかといった課題があ
った。
【0008】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、通信の負荷を大きくすることなく効率的
な不正コピー検出を実現するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプログラ
ムの不正コピー検出方法は、プログラマブルコントロー
ラと所定のアプリケーションプログラムに基づきパケッ
ト伝文を介して前記プログラマブルコントローラに指示
を与えるコンピュータとが接続されたネットワークにお
いて、コンピュータからプログラマブルコントローラに
対して送信するパケット伝文中に、前記アプリケーショ
ンプログラムを識別するための識別情報を加えて送信す
る工程と、前記パケット伝文を受信した前記ネットワー
クに接続されるネットワークプロトコル対応ユニット
が、前記パケット伝文中の識別情報と自局が有している
アプリケーションプログラムの識別情報とを比較するこ
とにより、前記アプリケーションプログラムの不正コピ
ーを検出する工程と、を備えたものである。
【0010】また、プログラマブルコントローラと所定
のアプリケーションプログラムに基づきパケット伝文を
介して前記プログラマブルコントローラに指示を与える
コンピュータとが接続されたネットワークにおいて、コ
ンピュータからプログラマブルコントローラに対して送
信するパケット伝文中に、前記アプリケーションプログ
ラムを識別するための識別情報を加えて送信する工程
と、前記パケット伝文を受信した前記ネットワークに接
続されるコンピュータが、前記パケット伝文中の識別情
報と自局が有しているアプリケーションプログラムの識
別情報とを比較することにより、前記アプリケーション
プログラムの不正コピーを検出する工程と、を備えたも
のである。
【0011】また、パケット伝文中に加えるアプリケー
ションプログラムを識別する識別情報として、アプリケ
ーションプログラムのシリアルナンバをアプリケーショ
ンプログラムが作成するシーケンサデータ部に付加した
ものである。
【0012】この発明に係るプログラムの不正コピー検
出装置は、ネットワークに接続されたコンピュータとパ
ケット伝文を介して通信を行うプログラマブルコントロ
ーラのネットワークプロトコル対応ユニットに、前記コ
ンピュータから前記ネットワークを介して送信されるア
プリケーションプログラムを識別するための識別情報が
加えられた状態のパケット伝文を受信した際に、パケッ
ト伝文中の識別情報を取得し、自局の識別情報と比較す
ることにより、前記アプリケーションプログラムの不正
コピーを検出するチェックモジュール部を備えたもので
ある。
【0013】また、ネットワークに接続されたプログラ
マブルコントローラとパケット伝文を介して通信を行う
コンピュータにおいて、プログラマブルコントローラに
対する要求及び該要求を行うアプリケーションプログラ
ムの識別情報を有するシーケンサデータ部を作成するア
プリケーション部と、ネットワークを介して通信を行う
べくプロトコル情報を前記シーケンサデータ部に付加し
前記ネットワーク上に送信すると共に、ネットワークを
介して他のコンピュータからのパケット伝文を受信した
際に、パケット伝文中の識別情報を取得し自局の識別情
報と比較することにより、前記アプリケーションプログ
ラムの不正コピーを検出するチェックモジュール部と、
を備えたものである。
【0014】また、チェックモジュール部による比較の
結果、不正コピーが行われていた場合に、アプリケーシ
ョン起動不可のメッセージを送信または他コンピュータ
から送信される起動不可のメッセージを受信するメッセ
ージ送受信部と、起動不可のメッセージによりディスプ
レイに警告メッセージを出力する警告表示部と、起動不
可のメッセージにより、アプリケーションを終了する命
令をアプリケーションへ送信する終了命令部と、を備え
たものである。
【0015】また、この発明にかかるプログラムの不正
コピー検出方法は、所定の機能を有するアプリケーショ
ンプログラムがインストールされた複数のコンピュータ
が、ネットワークに接続されているコンピュータシステ
ムにおいて、送信元コンピュータよりネットワークプロ
トコル対応ユニットに対してパケット伝文を用いてデー
タ送信の際に、前記送信元コンピュータは送信するパケ
ット伝文中に、前記アプリケーションプログラムを識別
するための識別情報を加えて送信する工程と、前記パケ
ット伝文を受信した前記ネットワークに接続されるネッ
トワークプロトコル対応ユニットが、前記パケット伝文
中の識別情報と、自局が有しているアプリケーションプ
ログラムの識別情報を比較することにより、前記アプリ
ケーションプログラムの不正コピーを検出する工程と、
を備えたものである。
【0016】また、所定の機能を有するアプリケーショ
ンプログラムがインストールされた複数のコンピュータ
が、ネットワークに接続されているコンピュータシステ
ムにおいて、送信元コンピュータから相手先コンピュー
タに対してパケット伝文を用いてデータ送信の際に、前
記送信元コンピュータは送信するパケット伝文中に前記
アプリケーションプログラムを識別するための識別情報
を加えて送信する工程と、前記パケット伝文を受信した
前記ネットワークに接続される他のコンピュータが、前
記パケット伝文中の識別情報と自局が有しているアプリ
ケーションプログラムの識別情報とを比較することによ
り、前記アプリケーションプログラムの不正コピーを検
出する工程と、を備えたものである。
【0017】また、この発明に係るアプリケーションプ
ログラムの記憶媒体は、ネットワークに接続される送信
先コンピュータに対してパケット伝文を用いてデータ交
信を行うべく、前記送信先コンピュータに対する要求及
び該要求を行うアプリケーションプログラムの識別情報
を有するデータを作成するアプリケーション部と、前記
ネットワークを介して通信を行うべくプロトコル情報を
前記データに付加し前記ネットワーク上に送信するプロ
トコル処理部と、を備えたものである。
【0018】また、この発明に係るネットワークプロト
コル対応ユニットの記憶媒体は、ネットワークを介して
コンピュータからのパケット伝文を受信した際に、パケ
ット伝文中の識別情報を取得し、自局の識別情報と比較
することにより、アプリケーションプログラムの不正コ
ピーを検出するチェックモジュール部を備えたものであ
る。
【0019】また、この発明に係るアプリケーションプ
ログラムの記憶媒体は、ネットワークに接続される送信
先コンピュータに対してパケット伝文を用いてデータ交
信を行うべく、前記送信先コンピュータに対する要求及
び該要求を行うアプリケーションプログラムの識別情報
を有するデータを作成するアプリケーション部と、前記
ネットワークを介して通信を行うべくプロトコル情報を
前記データに付加し前記ネットワーク上に送信すると共
に、前記ネットワークを介して他のコンピュータからの
パケット伝文を受信した際に、パケット伝文中の識別情
報を取得し、自局の識別情報と比較することにより、前
記アプリケーションプログラムの不正コピーを検出する
チェックモジュール部と、を備えたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の第一の
実施の形態によるプログラムの不正コピー検出方法及び
装置について、図1から図8を用いて、説明する。図1
は、この発明の第一の実施の形態によるプログラムの不
正コピー検出装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、1はコンピュータ、2はネットワーク回線、3
は接続される制御対象機器を制御するプログラマブルコ
ントローラ(以下適宜、PCと記す)である。ここで、
ネットワーク回線2を介してコンピュータ1,PC3,
他のコンピュータ1A(コンピュータ1と構成は同
一),他のPC3Aが接続され、ネットワークが形成さ
れる。
【0021】コンピュータ1は、CPU(図示せず),
メモリ等から構成され、その機能として、メモリ4上に
展開された、コンピュータ1のCPUにより動作するア
プリケーション5とメッセージ処理部6とプロトコル処
理部7とを有している。ここで、アプリケーション5と
しては、PC3のシーケンスプログラム作成(書き込み
/読み出し)等を行うプログラミング機能及びデバイス
値のモニタ(書き込み/読み出し)等を行うモニタ機能
を実現するためのプログラムである。なお、アプリケー
ション5及びPC3間のデータ送受信は、シーケンサ交
信データと呼ばれるパケットを用いて行われる。
【0022】アプリケーション5は、ラダープログラム
のPC3への書き込み時/読み出し時、またはデバイス
値の読み出し要求/書き込み要求などを示すシーケンサ
データ部を作成するシーケンサデータ生成部51と、シ
ーケンサデータ生成部51が作成したシーケンサデータ
部にシリアルナンバ(プログラムを市販する際に付与さ
れるプログラムに特有かつ一意なナンバ)とシリアルナ
ンバサイズ(自身のサイズは4バイトで、シリアルナン
バのサイズを保持する)とを付加するシリアルナンバ付
加部52と、プロコトル処理部7を介してPC3のチェ
ックモジュール10にシリアルナンバ及びシリアルナン
バサイズが付加されたシーケンサデータ部を送信する送
信部53とから構成される。
【0023】メッセージ処理部6は、アプリケーション
5の起動と同時に起動される。メッセージ処理部6は、
後述するネットワークプロトコル対応ユニット(以下適
宜、ネットワークユニットと記す)9より送信される起
動不可のメッセージを受信するメッセージ受信部61
と、起動不可メッセージによりディスプレイに警告メッ
セージを表示させる警告表示部62と、起動不可メッセ
ージによりアプリケーションに終了命令を送信する終了
命令部63と、アプリケーションが終了する場合に登録
削除メッセージを送信する登録削除メッセージ送信部6
4から構成される。なお、同一アプリケーション5が複
数起動する場合、アプリケーション1つに対し、1つの
メッセージ処理部6が同時に起動される。
【0024】コンピュータ1側のプロコトル処理部7
は、アプリケーション5の起動と同時に起動される。送
信するシーケンサデータ部にプロトコルヘッダーを付加
しシーケンサ交信データを作成する。
【0025】PC3は、コンピュータ1から送信された
シーケンサデータ部に基づき所定の処理を行うデータ処
理部81を有したCPUユニット8とネットワークユニ
ット9とから構成される。ネットワークユニット9は、
チェックモジュール10を有する。ここで、チェックモ
ジュール10は、受信したシーケンサ交信データのプロ
トコルヘッダーのデータから自局すなわちPC3宛か否
かを判別し、自局宛のシーケンサ交信データであるなら
ば、該シーケンサ交信データを取り込みCPUユニット
8のデータ処理部81が処理できるシーケンサデータ部
にすべくプロトコルヘッダーを削除するネットワークユ
ニット側プロトコル処理部101と、ネットワークユニ
ット側のプロトコル処理部101からシリアルナンバ及
び送信元IPアドレス、すなわち、ネットワークにおい
て一意に決められた自局選別のためのアドレス、を取得
するデータ取得部104と、取得したシリアルナンバ・
送信元IPアドレスとチェックモジュール10内で保持
している現在起動中の複数のアプリケーションのシリア
ルナンバ・IPアドレスとを比較するデータ比較部10
5と、比較した結果不正コピーが行われておらず且つシ
リアルナンバ・IPアドレスが未登録である場合に、取
得したシリアルナンバ・IPアドレスを後述するシリア
ルナンバ・IPアドレス保持部103に登録し、また登
録削除メッセージを受信した場合に登録削除メッセージ
より登録削除メッセージ受信部が取得したシリアルナン
バ・IPアドレスをシリアルナンバ・IPアドレス保持
部103より削除するデータ登録削除部106と、登録
削除メッセージを受信するとともに登録削除メッセージ
よりシリアルナンバ・IPアドレスを取得する登録削除
メッセージ受信部107と、不正コピーが行われている
場合に、起動不可のメッセージを他のコンピュータに送
信するメッセージ送信部102と、現在起動中の複数の
アプリケーションのシリアルナンバ及びIPアドレスを
保持するシリアルナンバ・IPアドレス保持部103と
から構成される。
【0026】図2は、コンピュータ1とプログラマブル
コントローラ3間でやり取りされるシーケンサ交信デー
タの内容を示した概略図であり、図2(a)はシーケン
サデータ生成部51が作成するシーケンサデータ部、図
2(b)はシリアルナンバ付加部52がシリアルナンバ
・シリアルナンバサイズを付加した後のシーケンサデー
タ部、図2(c)はコンピュータ1側のプロトコル処理
部7がプロトコルヘッダーを付加した状態のシーケンサ
交信データを表している。
【0027】図2において、シーケンサデータ生成部5
1が作成するシーケンサデータ部11は、ネットワーク
内の相手先を特定するデータが格納されているシーケン
サヘッダー111と、PC3に対する要求に関するデー
タ(例えは、デバイス読み出し、デバイスNO.、読み
出し点数など)が格納されているデータ部112と、デ
ータ部のサムチェック1131、終了コード1132な
どが格納されているシーケンサフッター113とから構
成されており、シリアルナンバ付加部52により、シー
ケンサデータ生成部51が作成するシーケンサデータ部
11のシーケンサフッター113に対して、プログラム
を市販する際に付与されるプログラムに特有且つ一意な
ナンバであるシリアルナンバ1133とシリアルナンバ
サイズ1134とが付加される。そして、コンピュータ
1側のプロトコル処理部7により、送信元ポート番号1
21,送信元IPアドレス122,送信先ポート番号1
23,送信先IPアドレス124等のプロトコルヘッダ
ー12が付加される。
【0028】図3は、シリアルナンバ・IPアドレス保
持部103の概略図である。シリアルナンバ・IPアド
レス保持部103においては、シリアルナンバ・IPア
ドレスが組になって格納されている。図4は、シーケン
サ交信データを送信するときのアプリケーション5及び
コンピュータ側のプロトコル処理部7の動作を示すフロ
ーチャートである。図5は、コンピュータ1から送信さ
れたシーケンサ交信データを受信したときのチェックモ
ジュール10の動作を示すフローチャートである。図6
は、ネットワークユニット3より起動不可のメッセージ
を受信した場合のメッセージ処理部6の動作を示すフロ
ーチャートである。図7は、アプリケーション5が終了
するときの登録削除メッセージ送信部64の動作を示す
フローチャートである。図8は、登録削除メッセージを
受信したときのチェックモジュール10の動作を示すフ
ローチャートである。
【0029】次に、この実施の形態によるプログラムの
不正コピー検出装置の動作について説明する。なお、こ
の実施の形態のものは、ネットワークがEtherne
t(登録商標)の場合について説明する。
【0030】まず、コンピュータ1がPC3に対するプ
ログラミング或いはモニタ機能を実現すべく、シーケン
サ交信データを送信するときのアプリケーション5及び
コンピュータ1側のプロトコル処理部7の動作につい
て、図4のフローチャートを用いて説明する。アプリケ
ーション5がPC3に対して、シーケンサ交信データを
送信する場合、ステップS1においてシーケンサデータ
生成部51がシーケンサデータ部11を生成し(図2
(a)参照)、ステップS2においてシリアルナンバ付
加部52がシーケンサデータ部11におけるシーケンサ
フッター113に対して、シリアルナンバ1133及び
シリアルナンバサイズ1134を付加する(図2(b)
参照)。その後、ステップS3において、送信部53
が、プロトコル処理部7へシリアルナンバ1133,シ
リアルナンバサイズ1134付加後のシーケンサデータ
部11aを送信する。
【0031】シーケンサデータ部11aを受信したコン
ピュータ1側のプロトコル処理部7では、ステップS4
において、送信相手先及び送信元を示すプロトコルヘッ
ダー12をシーケンサデータ部11aに追加し、シーケ
ンサ交信データを作成する(図2(c)参照)。その
後、ステップS5でコンピュータ1側のプロトコル処理
部7は、作成したPC3宛のシーケンサ交信データをネ
ットワーク回線2を介してネットワークユニット9へ送
信する。
【0032】次に、コンピュータ1より送信されたシー
ケンサ交信データを受信したときのチェックモジュール
10の動作について、図5のフローチャートを用いて説
明する。Ethernet(登録商標)通信では、全て
のIPアドレスが割り当てられたコンピュータ及びPC
が、送信されたパケットを受信し、自局宛以外のパケッ
トは破棄する。そのため、コンピュータ1からPC3宛
のシーケンサ交信データは、同じネットワーク回線2に
接続される全てのコンピュータ及びPCに送信されてい
る。
【0033】例えば、コンピュータ1から送信されたシ
ーケンサ交信データをネットワークユニット9側のプロ
トコル処理部101が受信すると、プロトコル処理部1
01は、ステップS11において、受信したシーケンサ
交信データをコピーし、コピーしたシーケンサ交信デー
タ全体をデータ取得部104へ送信する。ステップS1
2では、コピーされたシーケンサ交信データ全体をデー
タ取得部104が受信し、ステップS13においてデー
タ取得部104は、送信元IPアドレス122を取得保
持する。次にステップS14において、データ取得部1
04はシーケンサ交信データのシリアルナンバサイズ1
134を示す最後4バイトを取得し、シリアルナンバ1
133のサイズを確認する。
【0034】その後、ステップS15において、データ
取得部104が受信した受信パケットサイズからシリア
ルナンバサイズ(4バイト)を引いた数を求め、そのサ
イズ分のみ取得することによりシリアルナンバサイズ1
134を削除したシーケンサ交信データを取得する。そ
して、ステップS16において、シリアルナンバサイズ
1134を削除したシーケンサ交信データの最後よりシ
リアルナンバサイズ分のデータを取得することにより、
データ取得部104はシリアルナンバ1133のデータ
を取得し、保持する。ステップS17において、データ
取得部104はコピーされたシーケンサ交信データを破
棄する。
【0035】ここで、一例として、シリアルナンバサイ
ズ1134にシリアルナンバ1133が8バイトである
ことを示す値が入っており、データ取得部104が受信
した受信パケットサイズが50バイトであった場合を想
定して説明する。ステップS14において、データ取得
部104は、受信したパケットのうちシリアルナンバ1
133のサイズは、シリアルナンバサイズ1134の値
から、8バイトであることが判る。一方、ステップS1
5において受信したパケットから、シリアルナンバサイ
ズ1134分の4バイトを引いた(シリアルナンバサイ
ズ1134を削除した)シーケンサ交信データを取得
し、そのシーケンサ交信データの最後よりステップS1
4で求めた8バイト分を取り出すことによりシリアルナ
ンバ1133を取得することができる(ステップS1
6)。
【0036】また、ネットワークユニット9側のプロト
コル処理部101は、ステップS18において、プロト
コルヘッダー12の送信先ポート番号123及び送信先
IPアドレス124を確認することにより、受信したパ
ケットが自ネットワークユニット宛か否かを判別する。
該パケットがコンピュータ1からPC3Aに向けたシー
ケンサ交信データである(自PC宛ではない)場合は、
ステップS20においてシーケンサ交信データを破棄
後、ステップS22へ移行する。ステップS19におい
て、該パケットが自PC宛である場合には、ステップS
21に移行する。ステップS21では、ネットワークユ
ニット側プロトコル処理部101は、該パケットよりシ
リアルナンバを削除し、シーケンサデータ部のみをCP
Uユニット8のデータ処理部81へ送信する。なお、シ
ーケンサ交信データ(シーケンサデータ部11のみ)を
受けたCPUユニット8は、データ部112に格納され
ているデータに基づき所定の処理を行い、コンピュータ
1とPC3間とのデータ交信が完了する。
【0037】ステップS22では、データ比較部105
がシリアルナンバ・IPアドレス保持部103に保持さ
れているシリアルナンバ,IPアドレスについて、シー
ケンサ交信データから取得したシリアルナンバ,送信元
IPアドレスを検索する。検索の結果、ステップS23
において一致するシリアルナンバが存在しない場合は、
ステップS25において、データ登録削除部106が、
シリアルナンバ・IPアドレス保持部にシリアルナンバ
・IPアドレスを追加する。なお、ネットワークユニッ
ト9はシーケンサ交信データが自局宛の場合も、自局宛
でない場合も受信するため、ネットワークユニットが複
数存在する場合、シリアルナンバ・IPアドレス保持部
103の内容は、同一である。一致するシリアルナンバ
が存在する場合は、ステップS24で送信元IPアドレ
スと保持されているIPアドレスとを照合する。
【0038】シリアルナンバが一致し、IPアドレスが
異なる場合には、不正コピーが行われていることになる
ので、ステップS26に移行し、メッセージ送信部10
2がシリアルナンバ・IPアドレス保持部103に登録
してあったIPアドレス宛と取得した送信元IPアドレ
ス宛とに対して起動不可メッセージを送信する。なお、
データ比較部105における判断では、先にインストー
ルされたコンピュータが1か1Aかを判断することはで
きないので、両方のコンピュータ上のアプリケーション
5を終了させるため、ステップS26でメッセージ送信
部102は、シリアルナンバ・IPアドレス保持部10
3が保持しているIPアドレス宛とデータ取得部104
が保持する送信元IPアドレス宛とに起動不可のメッセ
ージを送信する。
【0039】シリアルナンバとIPアドレスとが両方と
も一致した場合には、データ登録済みコンピュータから
送信されたシーケンサ交信データであるため、データ比
較部105は処理を終了する。なお、シリアルナンバ・
IPアドレスが、シリアルナンバ・IPアドレス保持部
103にその時点で1組も登録されておらず、検索対象
がない場合についても、送信元IPアドレスと保持して
いるIPアドレスが異なる場合と同様の処理を行う。
【0040】次に、ネットワークユニット9から起動不
可のメッセージを受信した場合のメッセージ処理部6の
動作について、図6のフローチャートを用いて説明す
る。ステップS31で、メッセージ受信部61が、ネッ
トワークユニット9から起動不可のメッセージを受信す
ると、ステップS32で警告表示部62が警告メッセー
ジをディスプレイに表示させ、終了命令部63が終了命
令をアプリケーション5へ送信する。アプリケーション
5では、メッセージ処理部6からの終了命令を受ける
と、該アプリケーションを強制終了させる。なお、複数
のネットワークユニットが存在する場合、起動不可メッ
セージも複数送信されるが、最初の起動不可メッセージ
のみが有効であり、最初の起動不可メッセージによって
アプリケーション5が終了すると、同時にメッセージ処
理部6も終了するため、残りの起動不可メッセージは無
視される。
【0041】次に、アプリケーション5が終了するとき
の登録削除メッセージ送信部64の動作について、図7
のフローチャートを用いて説明する。アプリケーション
5が終了する場合には、ステップS41でコンピュータ
1のシリアルナンバ・IPアドレス情報を持った登録削
除メッセージを登録削除メッセージ送信部64が送信す
る。
【0042】ここで一例として、コンピュータ1が先に
起動し、不正コピーしたプログラムを有するコンピュー
タ1Aが後から起動された場合を想定して説明する。コ
ンピュータ1からPC3にシーケンサ交信データが送信
されると、PC3のシリアルナンバ・IPアドレス保持
部103に、コンピュータ1のアプリケーションのシリ
アルナンバとコンピュータ1のIPアドレスとが登録さ
れる。その後、コンピュータ1AからPC3にシーケン
サ交信データが送信されると、PC3のシリアルナンバ
・IPアドレス保持部103には、一致するシリアルナ
ンバが登録・保持されているため、不正コピーされてい
ることを発見するができる。
【0043】次に、登録削除メッセージを受信したとき
のチェックモジュール10の動作について、図8のフロ
ーチャートを用いて説明する。ステップS51におい
て、登録削除メッセージ受信部107が、アプリケーシ
ョン終了したコンピュータのシリアルナンバ・IPアド
レス情報をもった登録削除メッセージを受信する。その
後、ステップS52において、登録削除メッセージ受信
部107が、登録削除メッセージよりシリアルナンバ・
IPアドレスを取得する。続いて、ステップS53にお
いて、データ比較部105が、シリアルナンバ・IPア
ドレス保持部103に保持されているシリアルナンバ・
IPアドレスと取得したシリアルナンバ・IPアドレス
とを比較・照合する。アプリケーション起動後、第一回
目のシーケンサ交信データの送信によりシリアルナンバ
とIPアドレスとが登録されているため、一致するシリ
アルナンバが必ず存在する。ステップS54において、
データ登録削除部106がチェックモジュール10のシ
リアルナンバ・IPアドレス保持部103に保持されて
いる該当するシリアルナンバ・IPアドレスを削除す
る。
【0044】本アプリケーションプログラムは、フロッ
ピー(登録商標)ディスク,CD−ROM等の磁気,光
による記録媒体等を介して配布され、ネットワークに接
続されたコンピュータにインストールされることによ
り、上述した不正コピー検出方法が実現されるものであ
る。
【0045】実施の形態2.この発明の第一の実施の形
態によるプログラムの不正コピー検出方法及び装置につ
いて、図9から図15を用いて、説明する。図9は、こ
の発明の第二の実施の形態によるプログラムの不正コピ
ー検出装置の構成を示すブロック図である。図9におい
て、符号2,5,8,51,52,53,62,63,
81で示すものは、図1に示すものと同一または相当の
ものであるため、詳細な説明は省略する。ここで、ネッ
トワーク回線2を介してコンピュータ21,PC23,
他のコンピュータ21A(コンピュータ21と構成は同
一)が接続されている。
【0046】コンピュータ21は、CPU(図示せ
ず),メモリ等から構成され、その機能として、メモリ
24上に展開された、コンピュータ21のCPUにより
動作するアプリケーション5とチェックモジュール26
とを有している。ここで、アプリケーション5として
は、PC23のシーケンスプログラム作成(書き込み/
読み出し)等を行うプログラミング機能及びデバイス値
のモニタ(書き込み/読み出し)等を行うモニタ機能を
実現するためのプログラムである。なお、アプリケーシ
ョン5及びPC23間のデータ送受信は、シーケンサ交
信データと呼ばれるパケットを用いて行われる。
【0047】アプリケーション5は、シーケンサデータ
生成部51と、シリアルナンバ付加部52と、送信部5
3とから構成される。上述の第一の実施の形態のものと
異なり、送信部53は、シリアルナンバ及びシリアルナ
ンバサイズが付加されたシーケンサデータ部を、チェッ
クモジュール26内のプロトコル処理部207へ送信す
る。
【0048】チェックモジュール26は、アプリケーシ
ョン5の起動と同時に起動され、他のコンピュータ21
Aから送信されたシーケンサ交信データを受信したプロ
トコル処理部207からシリアルナンバ及び送信元IP
アドレスを取得するデータ取得部204と、取得したシ
リアルナンバ・送信元IPアドレスとチェックモジュー
ル26内で保持している自コンピュータ上のアプリケー
ションのシリアルナンバ・IPアドレスとを比較するデ
ータ比較部205と、不正コピーが行われている場合
に、起動不可のメッセージを他のコンピュータ21Aに
送信または、他のコンピュータ21Aから送信される起
動不可のメッセージを受信するメッセージ送受信部20
6と、起動不可メッセージによりディスプレイに警告メ
ッセージを表示させる警告表示部62と、起動不可メッ
セージによりアプリケーションに終了命令を送信する終
了命令部63と、自コンピュータ上でインストールされ
たアプリケーションのシリアルナンバ・IPアドレスを
保持するシリアルナンバ・IPアドレス保持部203
と、送信するシーケンサデータ部にプロトコルヘッダー
を付加しシーケンサ交信データを作成すると共に、受信
したシーケンサ交信データのプロトコルヘッダーのデー
タから自コンピュータ宛か否かを判別するプロトコル処
理部207とから構成される。なお、同一アプリケーシ
ョン5が複数起動する場合、アプリケーション1つに対
し、1つのチェックモジュールが同時に起動される。
【0049】PC23は、コンピュータ21から送信さ
れたシーケンサデータ部に基づき、所定の処理を行うデ
ータ処理部81を有したCPUユニット8と、ネットワ
ークユニット29とから構成される。ここで、ネットワ
ークユニット29は、自局宛のシーケンサ交信データを
受信し、自局宛であるならば、該シーケンサ交信データ
を取り込みCPUユニット8のデータ処理部が処理でき
るシーケンサデータ部にすべくプロトコルヘッダーを削
除する受信部83と、プロトコルヘッダーを削除された
シーケンサデータ部よりさらにシルアルナンバ及びシリ
アルナンバサイズを削除するシルアルナンバ削除部82
から構成される。
【0050】図10は、シーケンサ交信データを送信す
るときのアプリケーション5及びチェックモジュール2
6の動作を示すフローチャートである。図11は、他の
コンピュータ21Aから送信されたシーケンサ交信デー
タを受信したときのチェックモジュール26の動作を示
すフローチャートである。図12は、他のコンピュータ
1Aより起動不可のメッセージを受信した場合のチェッ
クモジュール26の動作を示すフローチャートである。
図13は、PC23がシーケンサ交信データを受信した
場合のネットワークユニット29の動作を示すフローチ
ャートである。
【0051】次に、この実施の形態によるプログラムの
不正コピー検出装置の動作について説明する。なお、こ
の実施の形態のものは、ネットワークがEtherne
t(登録商標)の場合について説明する。
【0052】まず、コンピュータ21がPC23に対す
るプログラミング或いはモニタ機能を実現すべく、シー
ケンサ交信データを送信するときのアプリケーション5
及びチェックモジュール26の動作について、図10の
フローチャートを用いて説明する。アプリケーション5
がPC23に対して、シーケンサ交信データを送信する
場合、ステップS101においてシーケンサデータ生成
部51がシーケンサデータ部11を生成し(図10
(a)参照)、ステップS2においてシリアルナンバ付
加部52がシーケンサデータ部11におけるシーケンサ
フッター113に対して、シリアルナンバ1133及び
シリアルナンバサイズ1134を付加する(図10
(b)参照)。その後、ステップS103において、送
信部53が、チェックモジュール26のプロトコル処理
部207へシリアルナンバ1133,シリアルナンバサ
イズ1134付加後のシーケンサデータ部11aを送信
する。
【0053】シーケンサデータ部11aを受信したプロ
トコル処理部207では、ステップS104において、
送信相手先及び送信元を示すプロトコルヘッダー12を
シーケンサデータ部11aに追加し、シーケンサ交信デ
ータを作成する(図10(c)参照)。その後、ステッ
プS105におおいて、プロトコル処理部207は、作
成したPC23宛のシーケンサ交信データをネットワー
ク回線2を介してネットワークユニット29へ送信す
る。
【0054】次に、他のコンピュータ1Aより送信され
たシーケンサ交信データを受信したときのチェックモジ
ュール26の動作について、図11を用いて説明する。
Ethernet(登録商標)通信では、全てのIPア
ドレスが割り当てられたパソコン及びPCが送信された
パケットを受信し、自局宛以外のパケットは破棄する。
そのため、コンピュータ21からPC23宛のシーケン
サ交信データは、同じネットワーク回線2に接続される
全てのコンピュータ,PCに送信されている。
【0055】例えば、他コンピュータ21Aから送信さ
れたシーケンサ交信データをコンピュータ21のプロト
コル処理部207が受信すると、プロトコル処理部20
7は、ステップS11において、受信したシーケンサ交
信データをコピーし、コピーしたシーケンサ交信データ
全体をデータ取得部61へ送信する。ステップS112
では、コピーされたシーケンサ交信データ全体をデータ
取得部204は受信し、ステップS113においてデー
タ取得部204は、送信元IPアドレス122を取得保
持する。次にステップS114において、データ取得部
204はシーケンサ交信データのシリアルナンバサイズ
1134を示す最後4バイトを取得し、シリアルナンバ
1133のサイズを確認する。
【0056】その後、ステップS115において、デー
タ取得部204が受信した受信パケットサイズからシリ
アルナンバサイズ(4バイト)引いた数を求め、そのサ
イズ分のみ取得することによりシリアルナンバサイズ1
134を削除したシーケンサ交信データを取得する。そ
して、ステップS116において、シリアルナンバサイ
ズ1134を削除したシーケンサ交信データの最後より
シリアルナンバサイズ分のデータを取得することによ
り、データ取得部204はシリアルナンバ1133のデ
ータを取得し、保持する。ステップS117において、
データ取得部204は、コピーされたシーケンサ交信デ
ータを破棄する。
【0057】ここで、一例として、シリアルナンバサイ
ズ1134にシリアルナンバ1133が8バイトである
事を示す値が入っており、データ取得部204が受信し
た受信パケットサイズが50バイトであった場合を想定
して説明する。ステップS114において、データ取得
部204は、受信したパケットのうち、シリアルナンバ
1133のサイズは、シリアルナンバサイズ1134の
値より、8バイトであることが判る。一方、ステップS
115において受信したパケットより、シリアルナンバ
サイズ1134分の4バイトをひいた(シリアルナンバ
サイズ1134を削除した)シーケンサ交信データを取
得し、そのシーケンサ交信データの最後よりステップS
114で求めた8バイト分を取り出すことにより、シリ
アルナンバ1133を取得することができる(ステップ
S116)。
【0058】また、プロトコル処理部207は、ステッ
プS118において、プロトコルヘッダー12の送信先
ポート番号123及び送信先IPアドレス124を確認
することにより、受信したパケットが自コンピュータ宛
か否かを判別する。なお、該パケットはコンピュータ2
1からPC23へ向けたシーケンサ交信データである
(自コンピュータ宛ではない)ため、シーケンサ交信デ
ータを破棄する。
【0059】ステップS119では、データ比較部20
5がシリアルナンバ・IPアドレス保持部に保持されて
いる自局のシリアルナンバ,IPアドレスとシーケンサ
交信データから取得したシリアルナンバ,送信元IPア
ドレスとを照合する。照合の結果、ステップS120に
おいて、送信元IPアドレスが同じである場合、自コン
ピュータ21から送信されたシーケンサ交信データであ
るため、データ比較部205は処理を終了する。なお、
送信元IPアドレスが同じとなる場合は、同一アプリケ
ーションが複数起動されており、チェックモジュールも
複数起動されている状態で一方のチェックモジュールが
送信したシーケンサ交信データを他方のチェックモジュ
ールが受信したときに起こる。一方、送信元IPアドレ
スと自局のIPアドレスとが異なる場合は、ステップS
121に移行し、送信元IPアドレスが異なりシリアル
ナンバも異なる場合は、それぞれのコンピュータ上にシ
リアルナンバの異なるアプリケーションが起動している
ことになり、不正コピーは行われていないのでデータ比
較部205は処理を終了する。
【0060】送信元IPアドレスが異なり、シリアルナ
ンバが同じである場合、不正コピーが行われていること
になるので、ステップS122に移行し、警告表示部6
2が警告メッセージをディスプレイに表示させ、終了命
令部63が終了命令をアプリケーション5へ送信する。
なお、データ比較部205における判断では、先にイン
ストールされたコンピュータが21か21Aかを判断す
ることはできないので、両方のコンピュータ上のアプリ
ケーション5を終了させるため、ステップS123でメ
ッセージ送受信部206は、データ取得部204が保持
する送信元IPアドレス宛に起動不可のメッセージを送
信する。
【0061】次に、他のコンピュータから起動不可のメ
ッセージを受信した場合のチェックモジュール26の動
作について、図12を用いて説明する。他のコンピュー
タ21Aから、起動不可のメッセージをメッセージ送受
信部206が受信すると、ステップS131で警告表示
部62が警告メッセージをディスプレイに表示させ、終
了命令部63が終了命令をアプリケーション5へ送信す
る。アプリケーション5では、チェックモジュール26
からの終了命令を受けると、該アプリケーションを強制
終了させる。
【0062】次に、PC23がPC23宛のシーケンサ
交信データを受信した場合のネットワークユニット29
の動作について、図13のフローチャートを用いて説明
する。ステップS141でシーケンサ交信データ(図1
0(c)参照)を受信部83が受信し、送信先IPアド
レス124で自PC宛か否かを判別し、自PC宛のシー
ケンサ交信データであるならば、シーケンサ交信データ
を破棄することなく処理を続ける。その後、ステップS
142において、受信部83はプロトコルヘッダー12
のみを削除したシーケンサ交信データ(シーケンサデー
タ部11a)をシリアルナンバ削除部82へ送信する。
【0063】続いて、ステップS143においてシリア
ルナンバ削除部82がシーケンサデータ部11aを受信
し、シーケンサ交信データのシリアルナンバサイズ11
34を示す最後4バイトを取得し、シリアルナンバ11
33のサイズを確認する。その後、ステップS144に
おいて、受信パケットサイズからシリアルナンバ113
3のサイズとシリアルナンバサイズ1134のサイズ
(4バイト)を引いた数を求める。そして、ステップS
145において、シリアルナンバ削除部82が、ステッ
プS144で求めたサイズ分のみシーケンサ交信データ
(シーケンサデータ部11のみ)をCPUユニット8の
データ処理部81へ送信する。なお、シーケンサ交信デ
ータ(シーケンサデータ部11のみ)を受けたCPUユ
ニット8は、データ部112に格納されているデータに
基づき所定の処理を行い、コンピュータ21とPC23
間とのデータ交信が完了する。
【0064】なお、この第二の実施の形態では、コンピ
ュータよりプログラマブルコントローラに対するパケッ
ト伝文中に識別情報としてのシリアルナンバを付加し、
ネットワーク回線を介して接続される全てのコンピュー
タが上述した不正コピー検出装置を実現する場合につい
て説明したが、システム構成は、コンピュータ及びプロ
グラマブルコントローラから構成されるものに限定する
ことなく、複数のコンピュータ間におけるパケット通信
においても同様である。すなわち、送信元のコンピュー
タから送信先のコンピュータへパケット通信を行う際
に、該パケット内に送信元のコンピュータにインストー
ルされているアプリケーションプログラムの識別情報を
付加してネットワーク上に送信することにより、該ネッ
トワークに接続された所望の送信先コンピュータ以外の
他のコンピュータも上記パケット伝文を受信するので、
受信の際に同様の動作をすることにより、アプリケーシ
ョンプログラムの不正コピーを検出することができる。
【0065】更に、本アプリケーションプログラムは、
フロッピー(登録商標)ディスク,CD−ROM等の磁
気、光記録媒体等を介して配布され、ネットワークに接
続されたコンピュータにインストールされることによ
り、上述した不正コピー検出方法が実現されるものであ
る。
【0066】上述の、第一及び第二の実施の形態のもの
では、既存のEthernet(登録商標)通信等の、
ネットワークを介して接続される全てのIPアドレスが
割り当てられたコンピュータ及びPCが、ネットワーク
上に送信されているパケットを取得するものにおいて、
従来、自局宛か否かを判断し、自局宛でない場合はパケ
ットを破棄していた通信プロトコルを、これら第一及び
第二の実施の形態のものでは、破棄していたシーケンサ
交信データより、ライセンスチェック情報となる送信元
IPアドレス及びアプリケーションのシリアルナンバを
取得し、ライセンスチェックを行うので、ネットワーク
上のトラフィックを大きくすることなく従来の実データ
がやり取りされるパケット通信のみでライセンスチェッ
クを行うことができる。また、起動時等のみ不正コピー
を検出する装置・方法では、その際に、ネットワークへ
の通信を切断することにより、不正コピー検出を回避す
ることができるが、これらの実施の形態のものでは、通
信を行う度に不正コピーを検出するのでより確実であ
る。
【0067】なお、これらの実施の形態で説明したシー
ケンサ交信データにおいては、データ部がキロバイトの
単位に対し、シーケンサフッターに付加するシリアルナ
ンバ及びシリアルナンバサイズは、数バイトの単位であ
るので、実施の通信の影響を与えることは非常に少な
い。
【0068】なお、先にも述べたとおり、これらの実施
の形態のものは、ネットワークがEthernet(登
録商標)の場合について説明したが、他の通信プロトコ
ルにおいても各々の通信プロトコルに合わせた方法をと
ることにより同様の作用・効果を奏することは言うまで
もない。
【0069】
【発明の効果】以上に述べたように、この発明によれ
ば、アプリケーションからプログラマブルコントローラ
への通信に用いるパケットに識別情報を付加し、不正コ
ピーが行われているかの判断をするため、ライセンスチ
ェックを行うためだけにパケットを送信する必要がなく
なり、ネットワーク上のトラフィックを小さくし、通信
の負荷を軽減させ、短時間でライセンスチェックを行う
ことができる、という効果を奏する。
【0070】また、ネットワークを介して接続される不
特定多数のパソコンにおいてライセンスチェックを実施
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一の実施の形態によるプログラ
ムの不正コピー検出装置の構成を示すブロック図。
【図2】 シーケンサ交信データの内容を示した概略
図。
【図3】 シリアルナンバ・IPアドレス保持部の概略
図。
【図4】 シーケンサ交信データを送信するときのアプ
リケーション及びコンピュータ側のプロトコル処理部の
動作を示すフローチャート。
【図5】 コンピュータから送信されたシーケンサ交信
データを受信したときのチェックモジュールの動作を示
すフローチャート。
【図6】 ネットワークユニットより起動不可のメッセ
ージを受信した場合のメッセージ処理部の動作を示すフ
ローチャート。
【図7】 アプリケーションが終了するときの登録削除
メッセージ送信部の動作を示すフローチャート。
【図8】 図8は、登録削除メッセージを受信したとき
のチェックモジュールの動作を示すフローチャート。
【図9】 この発明の第二の実施の形態によるプログラ
ムの不正コピー検出装置の構成を示すブロック図。
【図10】 シーケンサ交信データを送信するときのア
プリケーション及びプロトコル処理部の動作を示すフロ
ーチャート。
【図11】 他のコンピュータから送信されたシーケン
サ交信データを受信したときのチェックモジュールの動
作を示すフローチャート。
【図12】 他のコンピュータから起動不可のメッセー
ジを受信した場合のチェックモジュールの動作を示すフ
ローチャート。
【図13】 プログラマブルコントローラが自局宛のシ
ーケンサ交信データを受信した場合のネットワークユニ
ットの動作を示すフローチャート。
【図14】 従来のプログラムの不正コピー検出装置の
構成を示すブロック図。
【図15】 テーブル制御部のプログラム起動による処
理を示すフローチャート。
【図16】 テーブル制御部のプログラム終了による処
理を示すフローチャート。
【図17】 テーブル制御部のシリアルナンバ送信によ
る処理を示すフローチャート。
【図18】 テーブル制御部のブロードキャスト受信に
よる処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1,21 コンピュータ 2 ネットワーク回線 3,23 プログラマブルコントローラ 4,24 メモリ 5 アプリケーション 7,101,207 プロトコル処理部 8 CPUユニット 9,29 ネットワークプロトコル対応ユニット 10,26 チェックモジュール 51 シーケンサデータ生成部 52 シリアルナンバ付加部 53 送信部 103,203 シリアルナンバ・IPアドレス保持部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラマブルコントローラと所定のア
    プリケーションプログラムに基づきパケット伝文を介し
    て前記プログラマブルコントローラに指示を与えるコン
    ピュータとが接続されたネットワークにおいて、コンピ
    ュータからプログラマブルコントローラに対して送信す
    るパケット伝文中に、前記アプリケーションプログラム
    を識別するための識別情報を加えて送信する工程と、前
    記パケット伝文を受信した前記ネットワークに接続され
    るネットワークプロトコル対応ユニットが、前記パケッ
    ト伝文中の識別情報と自局が有しているアプリケーショ
    ンプログラムの識別情報とを比較することにより、前記
    アプリケーションプログラムの不正コピーを検出する工
    程と、を備えたことを特徴とするプログラムの不正コピ
    ー検出方法。
  2. 【請求項2】 プログラマブルコントローラと所定のア
    プリケーションプログラムに基づきパケット伝文を介し
    て前記プログラマブルコントローラに指示を与えるコン
    ピュータとが接続されたネットワークにおいて、コンピ
    ュータからプログラマブルコントローラに対して送信す
    るパケット伝文中に、前記アプリケーションプログラム
    を識別するための識別情報を加えて送信する工程と、前
    記パケット伝文を受信した前記ネットワークに接続され
    るコンピュータが、前記パケット伝文中の識別情報と自
    局が有しているアプリケーションプログラムの識別情報
    とを比較することにより、前記アプリケーションプログ
    ラムの不正コピーを検出する工程と、を備えたことを特
    徴とするプログラムの不正コピー検出方法。
  3. 【請求項3】 パケット伝文中に加えるアプリケーショ
    ンプログラムを識別する識別情報として、アプリケーシ
    ョンプログラムのシリアルナンバをアプリケーションプ
    ログラムが作成するシーケンサデータ部に付加したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載
    のプログラムの不正コピー検出方法。
  4. 【請求項4】 ネットワークに接続されたコンピュータ
    とパケット伝文を介して通信を行うプログラマブルコン
    トローラのネットワークプロトコル対応ユニットに、前
    記コンピュータから前記ネットワークを介して送信され
    るアプリケーションプログラムを識別するための識別情
    報が加えられた状態のパケット伝文を受信した際に、パ
    ケット伝文中の識別情報を取得し、自局の識別情報と比
    較することにより、前記アプリケーションプログラムの
    不正コピーを検出するチェックモジュール部を備えたこ
    とを特徴とするプログラムの不正コピー検出装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続されたプログラマブ
    ルコントローラとパケット伝文を介して通信を行うコン
    ピュータにおいて、プログラマブルコントローラに対す
    る要求及び該要求を行うアプリケーションプログラムの
    識別情報を有するシーケンサデータ部を作成するアプリ
    ケーション部と、ネットワークを介して通信を行うべく
    プロトコル情報を前記シーケンサデータ部に付加し前記
    ネットワーク上に送信すると共に、ネットワークを介し
    て他のコンピュータからのパケット伝文を受信した際
    に、パケット伝文中の識別情報を取得し自局の識別情報
    と比較することにより、前記アプリケーションプログラ
    ムの不正コピーを検出するチェックモジュール部と、を
    備えたことを特徴とするプログラムの不正コピー検出装
    置。
  6. 【請求項6】 チェックモジュール部による比較の結
    果、不正コピーが行われていた場合に、アプリケーショ
    ン起動不可のメッセージを送信または他コンピュータか
    ら送信される起動不可のメッセージを受信するメッセー
    ジ送受信部と、起動不可のメッセージによりディスプレ
    イに警告メッセージを出力する警告表示部と、起動不可
    のメッセージにより、アプリケーションを終了する命令
    をアプリケーションへ送信する終了命令部と、を備えた
    ことを特徴とする請求項4または請求項5のいずれかに
    記載のプログラムの不正コピー検出装置。
  7. 【請求項7】 所定の機能を有するアプリケーションプ
    ログラムがインストールされた複数のコンピュータが、
    ネットワークに接続されているコンピュータシステムに
    おいて、送信元コンピュータよりネットワークプロトコ
    ル対応ユニットに対してパケット伝文を用いてデータ送
    信の際に、前記送信元コンピュータは送信するパケット
    伝文中に、前記アプリケーションプログラムを識別する
    ための識別情報を加えて送信する工程と、前記パケット
    伝文を受信した前記ネットワークに接続されるネットワ
    ークプロトコル対応ユニットが、前記パケット伝文中の
    識別情報と、自局が有しているアプリケーションプログ
    ラムの識別情報を比較することにより、前記アプリケー
    ションプログラムの不正コピーを検出する工程と、を備
    えたことを特徴とするプログラムの不正コピー検出方
    法。
  8. 【請求項8】 所定の機能を有するアプリケーションプ
    ログラムがインストールされた複数のコンピュータが、
    ネットワークに接続されているコンピュータシステムに
    おいて、送信元コンピュータから相手先コンピュータに
    対してパケット伝文を用いてデータ送信の際に、前記送
    信元コンピュータは送信するパケット伝文中に前記アプ
    リケーションプログラムを識別するための識別情報を加
    えて送信する工程と、前記パケット伝文を受信した前記
    ネットワークに接続される他のコンピュータが、前記パ
    ケット伝文中の識別情報と自局が有しているアプリケー
    ションプログラムの識別情報とを比較することにより、
    前記アプリケーションプログラムの不正コピーを検出す
    る工程と、を備えたことを特徴とするプログラムの不正
    コピー検出方法。
  9. 【請求項9】 ネットワークに接続される送信先コンピ
    ュータに対してパケット伝文を用いてデータ交信を行う
    べく、前記送信先コンピュータに対する要求及び該要求
    を行うアプリケーションプログラムの識別情報を有する
    データを作成するアプリケーション部と、前記ネットワ
    ークを介して通信を行うべくプロトコル情報を前記デー
    タに付加し前記ネットワーク上に送信するプロトコル処
    理部と、を備えたことを特徴とするアプリケーションプ
    ログラムの記憶媒体。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介してコンピュータか
    らのパケット伝文を受信した際に、パケット伝文中の識
    別情報を取得し、自局の識別情報と比較することによ
    り、アプリケーションプログラムの不正コピーを検出す
    るチェックモジュール部を備えたことを特徴とするネッ
    トワークプロトコル対応ユニットの記憶媒体。
  11. 【請求項11】 ネットワークに接続される送信先コン
    ピュータに対してパケット伝文を用いてデータ交信を行
    うべく、前記送信先コンピュータに対する要求及び該要
    求を行うアプリケーションプログラムの識別情報を有す
    るデータを作成するアプリケーション部と、前記ネット
    ワークを介して通信を行うべくプロトコル情報を前記デ
    ータに付加し前記ネットワーク上に送信すると共に、前
    記ネットワークを介して他のコンピュータからのパケッ
    ト伝文を受信した際に、パケット伝文中の識別情報を取
    得し、自局の識別情報と比較することにより、前記アプ
    リケーションプログラムの不正コピーを検出するチェッ
    クモジュール部と、を備えたことを特徴とするアプリケ
    ーションプログラムの記憶媒体。
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