JP2002098801A - 光学複合体膜とその製造方法ならびにその光学複合体膜を備えた光素子 - Google Patents

光学複合体膜とその製造方法ならびにその光学複合体膜を備えた光素子

Info

Publication number
JP2002098801A
JP2002098801A JP2000289531A JP2000289531A JP2002098801A JP 2002098801 A JP2002098801 A JP 2002098801A JP 2000289531 A JP2000289531 A JP 2000289531A JP 2000289531 A JP2000289531 A JP 2000289531A JP 2002098801 A JP2002098801 A JP 2002098801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composite film
optical
refractive index
ultraviolet light
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000289531A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4017330B2 (ja
Inventor
Tsutomu Minami
努 南
Masahiro Tatsumisuna
昌弘 辰巳砂
Seiji Tadanaga
清治 忠永
Atsunori Matsuda
厚範 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Japan Science and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Science and Technology Corp filed Critical Japan Science and Technology Corp
Priority to JP2000289531A priority Critical patent/JP4017330B2/ja
Publication of JP2002098801A publication Critical patent/JP2002098801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4017330B2 publication Critical patent/JP4017330B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回折格子、光導波路、マイクロレンズアレ
イ、3次元光集積回路、3次元大容量光メモリー、3次
元フォトニッククリスタル光変調素子等の光学素子とし
て有用な、2次元または3次元的に屈折率が制御された
複合体膜と、その製造方法を提供する。 【解決手段】 オルガノシルセスキオキサンにチタニア
を複合化させた複合体膜に紫外光を照射して、その複合
体膜の屈折率を変化させて光学複合体膜を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、光学複合
体膜とその製造方法ならびにその光学複合体膜を備えた
光素子に関するものである。さらに詳しくは、この出願
の発明は、回折格子、光導波路、マイクロレンズアレ
イ、3次元光集積回路、3次元大容量光メモリー、3次
元フォトニッククリスタル光変調素子等の光学素子とし
て有用な、2次元または3次元的に屈折率が制御された
複合体膜と、その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】光回路の分野においては、屈
折率分布を有する光学素子は、微小光学素子のなかでも
重要な働きをする素子として注目されている。屈折率分
布を有する光学素子の製造方法としては、様々なものが
知られている。たとえば、高温でK+イオンあるいはN
+イオンを含む融液中に、Tl+イオンを含む多成分系
ガラスを入れ、イオン交換を行わせて屈折率分布型マイ
クロレンズを作る方法がある。
【0003】また、高温でイオン交換する代わりに、多
孔質ガラスの微細孔にアルカリを染み込ませてアルカリ
の濃度分布を作り、これを熱処理して固定させる、分子
スタッフィング法や、さらには、ゾル・ゲル法で作製し
たシリカゲルに分子スタッフィング法を応用して屈折率
分布型レンズを作製する方法なども知られている。
【0004】これらの中で、ゾル・ゲル法を利用して作
成された屈折率分布型レンズにおいては、最大の屈折率
差は、0.04程度であった。また、屈折率の変化は、
シリカゲル細孔中の修飾カチオンの濃度分布によるもの
であり、屈折率を変化させる部分を精密に制御すること
は困難であった。
【0005】そこで、この出願の発明は、以上の通りの
事情に鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点を
解消し、2次元または3次元の任意のパターンで屈折率
が制御されて、回折格子、光導波路、マイクロレンズア
レイ、3次元光集積回路、3次元大容量光メモリー、3
次元フォトニッククリスタル光変調素子等の光学素子と
して有用な複合体膜と、その製造方法を提供することを
課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この出願の発明
は、上記の課題を解決するものとして、以下の通りの発
明を提供する。
【0007】すなわち、まず第1には、この出願の発明
は、オルガノシルセスキオキサンにチタニアが複合化さ
れた複合体膜であって、紫外光が照射された部分の屈折
率が変化していることを特徴とする光学複合体膜を提供
する。
【0008】そして第2には、この出願の発明は、上記
第1の発明において、屈折率が、複合体膜の厚さ方向と
平面方向で変化している光学複合体膜を提供する。
【0009】また、第3には、この出願の発明は、オル
ガノシルセスキオキサンにチタニアを複合化させた複合
体膜に紫外光を照射して、その複合体膜の屈折率を変化
させることを特徴とする光学複合体膜の製造方法を提供
する。
【0010】加えて、この出願の発明は、上記第3の発
明について、第4には、オルガノシルセスキオキサン
は、エチルシルセスキオキサンであることを特徴とする
光学複合体膜の製造方法を提供し、第5には、オルガノ
シルセスキオキサンがメチルシルセスキオキサンである
ことを特徴とする光学複合体膜の製造方法を、第6に
は、オルガノシルセスキオキサンがフェニルシルセスキ
オキサンまたはベンジルシルセスキオキサンであること
を特徴とする光学複合体膜の製造方法を、第7には、集
束された紫外光を照射することを特徴とする光学複合体
膜の製造方法を提供する。
【0011】さらに、第8には、この出願の発明は、前
記いずれかの光学複合体膜を備えたことを特徴とする光
学素子をも提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】この出願の発明は、上記の通りの
特徴を持つものであるが、以下にその実施の形態につい
て説明する。
【0013】まず、この出願の発明が提供する光学複合
膜は、オルガノシルセスキオキサンにチタニアが複合化
された複合体膜であって、紫外光が照射された部分の屈
折率が変化していることを特徴としている。
【0014】ここで、チタニアが複合化されているオル
ガノシルセスキオキサンは、たとえば代表的には、一般
式;RSiO3/2(Rは、CH3,C25,C65,CH
265等の炭化水素基あるいは置換基を有している炭
化水素基からなる有機官能基である。)で表されるもの
であって、有機官能基と酸素原子とがSi原子に結合し
た架橋構造を持つものとして定義される。このようなオ
ルガノシルセスキオキサンは、チタニア(TiO2)と
複合化されてRSiO3/2−TiO2系複合体膜を構成す
る。そして、この出願の発明では、この複合体膜は、紫
外光が照射されることで屈折率が変化していることを特
徴としている。つまり、この出願の発明の複合体膜は、
紫外光を照射した場合には、前記の有機官能基Rが分解
されて、複合体膜に屈折率変化が生じるという、特異な
現象に基づいている。オルガノシルセスキオキサンから
なる膜であっても、チタニア成分が複合化されていない
場合には有機官能基の分解は起きないことから、有機官
能基の分解はチタニアの光触媒活性によるものである。
従って、紫外光照射による屈折率制御は、オルガノシル
セスキオキサンにチタニアを複合化することにより初め
て実現する。
【0015】この出願の発明の光学複合体膜の製造方法
について説明すると、まず、オルガノシルセスキオキサ
ンにチタニアを複合化させた、RSiO3/2−TiO2
複合体膜は、ゾル・ゲル法によって製造することができ
る。
【0016】たとえば、前記の通り、一般式RSiO
3/2で表されるオルガノシルセスキオキサンは、メチル
トリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、フェ
ニルトリエトキシシラン、ベンジルトリエチシラン等の
オルガノトリアルコキシシラン等を出発原料として用い
ることによって容易に生成させることができる。このも
のは、より効率的には、チタニアとの複合化の処理過程
において、つまりチタニアの存在下での処理によって生
成させ、チタニアとの複合化を行なわせることができ
る。
【0017】出発原料としてのオルガノトリアルコキシ
シラン等は、オルガノシルセスキオキサンの生成、そし
てチタニアとの複合化の操作過程において、必要に応じ
て希釈することができる。希釈溶媒は、たとえば、メタ
ノール、エタノール、ブタノール、エチレングリコール
等のアルコール類や、n−ヘキサン、n−オクタン、シ
クロヘキサン、シクロペンタン、シクロオクタン等の脂
肪族系または脂環族系の炭化水素類、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、ギ酸エチ
ル、酢酸エチル、酢酸n−エチル、エチレングリコール
モノメチルエーテルアセテート等のエステル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサン等のケトン類、ジメトキシエタン、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル等
のエーテル類等が例示される。
【0018】チタニアの出発原料としては、チタニウム
アルコキシド、チタニウム錯体、硫酸チタニウム等を用
いることができる。なかでも、たとえば、チタニウムエ
トキシド、チタニウムイソプロポキシド、チタニウムテ
トラブトキシド等のチタニウムアルコキシドを用いるこ
とが好ましい。
【0019】チタニウムアルコキシドには、必要に応じ
て安定化剤を添加することができる。安定化剤は、たと
えば、アセチルアセトン、ジピロバイルメタン、ベンゾ
イルアセトン、ジベンゾイルメタン等のβ−ジケトン類
や、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸
アリル、アセト酢酸ベンジル等のβ−ケトエステル類、
さらには、モノエアノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類等
が例示される。
【0020】複合体膜は、上記の通りの、オルガノシル
セスキオキサンの出発原料としてのオルガノトリアルコ
キシシランやチタニアとの混合溶液を調製し、これを基
体に塗布することで形成することができる。塗布溶液に
は、必要に応じて、水及び酸触媒等を加えてもよい。オ
ルガノシルセスキオキサンに複合化させるチタニアの割
合は、好適には、1〜50mol%の範囲とすることが
できる。
【0021】塗布は、たとえば、ディップコート、スピ
ンコート、印刷法等の一般に知られている各種の方法と
することができる。膜厚は、サブミクロンから数十ミク
ロン程度の範囲とすることができる。
【0022】この出願の発明の方法においては、特別な
高温処理を必要としないため、基体には、ガラス、セラ
ミックス、金属のみならず、従来形成が困難であった有
機高分子、生体組織等を用いることができる。
【0023】また、複合体膜の形成にキャスト法を採用
することもできる。この場合、複合膜は、数ミクロンか
ら百ミクロン程度の範囲の膜厚を有する独立膜として得
ることができる。
【0024】この様にして、たとえば前記のとおり、R
SiO3/2−TiO2系として表される複合体膜を得るこ
とになる。組成式としては、X(RSiO3/2)−Y
(TiO2)で、0<X,Y<100,X+Y=100
である。
【0025】もちろん、以上の説明におけるRSiO
3/2−TiO2の表記については、典型的理想型の組成構
成として示したものであって、組成比のズレや原子比の
相違が許容され、また混在していてもよいことは言うま
でもない。
【0026】次いで、得られた複合体膜に、紫外光を照
射すると、紫外光を照射させた部分の複合体膜中の有機
官能基が光分解されて、複合体膜が収縮し、緻密化され
る。これによって紫外光を照射させた部分の複合体膜の
屈折率が高められる。このような屈折率の変化量は、複
合体膜の組成に応じて紫外線の照射条件を変化させるこ
とによって制御することができる。
【0027】紫外光の発生には、高圧水銀灯、炭素アー
ク灯等の各種の紫外光ランプ等を用いることができる。
紫外光の照射条件は、複合膜の組成や紫外光の波長、強
度等によって調整することができる。たとえば、波長が
200〜400nm程度で、照度が数10〜100mW
/cm2程度の紫外光を、数分から数時間照射させるこ
と等が例示される。
【0028】紫外光の照射は、複合体膜の全面に施して
も良いし、フォトマスク等を介して、複合体膜の任意の
場所に施してもよい。もちろん、紫外線照射スポットあ
るいは複合体膜を移動させながら照射させることも可能
である。これによって、任意のパターンで屈折率が変化
された複合体膜を得ることができる。
【0029】また、たとえば、図4に示したように、対
物レンズ等を利用して紫外光を集光させて照射すること
で、複合体膜の厚さ方向に屈折率が変化した3次元屈折
率パターンを有する複合体膜を得ることもできる。
【0030】この出願の発明の複合体膜は、紫外光を照
射した後でも高い光透過性を有するため、光素子として
用いることが可能である。たとえば、2次元あるいは3
次元的に屈折率の制御を行った光素子、回折格子、光導
波路、マイクロレンズアレイ、3次元光集積回路、3次
元大容量光メモリー、3次元フォトニッククリスタル光
変調素子等への利用が可能となる。
【0031】実際に、発明者においては、上記の複合体
膜に対し、マスクを介して紫外線照射を行なってマイク
ロパターンを作製している。たとえば、この場合のマス
クとしては、直径数10μmの丸孔金属メッシュ、そし
て幅5μmの光導波路用クロムマスク付石英フォトマス
クが用いられてもいる。
【0032】たとえばこの様にして光素子を形成するこ
とが可能とされる。
【0033】以下、添付した図面に沿って実施例を示
し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく説明す
る。
【0034】
【実施例】(実施例1) <I> エチルトリエトキシシランおよびチタニウムエ
トキシドを出発原料として、エタノールを溶媒に用い
て、希塩酸触媒の存在下に混合した。これによって、8
0C25SiO3/2・20TiO2(モル%)複合体膜を
製造した。この複合体膜に高圧水銀灯を用いて紫外光を
40分間照射して、紫外線照射の前と後とで複合体膜の
赤外吸収スペクトルの変化を調べた。
【0035】図1に、(A)紫外線照射前と、(B)紫
外線照射後の、80C25SiO3/ 2・20TiO2複合
体膜の赤外吸収スペクトルを示した。
【0036】図中斜線で示した波長1250cm-1およ
び2900cm-1付近に見られる吸収ピークは、有機官
能基に起因したものである。これらのピーク強度が紫外
線照射の後で低下していることが確認された。これによ
って、80C25SiO3/2・20TiO2膜に紫外光を
照射することで、有機官能基が分解されていることが確
認された。 <II> 80C25SiO3/2・20TiO2複合体膜に
ついて、紫外線照射前と、紫外線を80分間照射させた
ときの分光透過率を測定した。なお、基板として用いた
スライドガラスについても同様に測定した。
【0037】図2に、その結果を示した。図2より、紫
外光の照射の前後で、膜が基板とほぼ同等に透明である
ことが確認された。また、80分間の紫外光の照射によ
って、複合体膜の分光透過率が低下していることがわか
った。この分光透過率の変化は、紫外光照射によって膜
の屈折率が上昇したことを示している。 <III> 80C25SiO3/2・20TiO2複合体膜
について、紫外線照射前と、紫外線を40、80、24
0分間照射させたときの分光透過率を測定した。その分
光透過率より複合体膜の屈折率を求め、紫外光照射によ
る屈折率の変化とその波長依存性を調べた。その結果
を、図3に示した。
【0038】図3より、紫外光照射40分で、複合体膜
の屈折率が0.06程度と、大きく上昇していることが
わかった。紫外光照射240分では、複合体膜の屈折率
が約0.1程度も上昇することが確認された。
【0039】以上の変化は、有機官能基の分解と同時に
生じる膜の緻密化によって生起したものである。 (実施例2)実施例1におけるエチルトリエトキシシラ
ンの代わりにメチルトリエトキシシランを用いて80C
3SiO3/2・20TiO2複合体膜を製造し、同様に紫
外線照射を行なった。
【0040】その結果、240分の光照射によって、メ
チル基の分解と膜の緻密化で屈折率が1.48から1.
52に増大することが確認された。
【0041】以上の結果から、RSiO3/2−TiO2
複合体膜に紫外光を照射した場合に、有機官能基Rが光
分解され、複合体膜の屈折率が高められることが確認さ
れた。
【0042】もちろん、この発明は以上の例に限定され
るものではなく、細部については様々な態様が可能であ
ることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、2次元または3次元の任意のパターンで屈折率が
制御されて、回折格子、光導波路、マイクロレンズアレ
イ、3次元光集積回路、3次元大容量光メモリー、3次
元フォトニッククリスタル光変調素子等の光学素子とし
て有用な複合体膜と、その製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】80C25SiO3/2・20TiO2複合体膜
の、(A)紫外線照射前と、(B)紫外線照射後の赤外
吸収スペクトルを例示した図である。
【図2】80C25SiO3/2・20TiO2複合体膜の
紫外線照射による分光透過率の変化を例示した図であ
る。
【図3】80C25SiO3/2・20TiO2複合体膜
の、紫外光照射による屈折率の変化とその波長依存性を
例示した図である。
【図4】紫外光を集光して照射することで複合体膜の厚
さ方向に屈折率を変化させる、3次元屈折率パターニン
グを例示した概念図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 3/00 G02B 3/00 B 4J035 A 5/18 5/18 6/12 G02F 1/01 A 6/13 G03C 1/72 G02F 1/01 C08L 83:14 G03C 1/72 G02B 6/12 N // C08L 83:14 M (72)発明者 松田 厚範 大阪府河内長野市緑ヶ丘中町12−5 Fターム(参考) 2H047 PA15 PA28 QA05 RA08 2H049 AA02 AA12 AA33 AA43 AA44 2H079 AA08 AA12 CA23 DA01 2H123 AA00 AA51 4F073 AA14 BA33 BB01 BB09 CA45 4J035 BA12 CA01N HA05 HB02 LA03 LB20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オルガノシルセスキオキサンにチタニア
    が複合化された複合体膜であって、紫外光が照射された
    部分の屈折率が変化していることを特徴とする光学複合
    体膜。
  2. 【請求項2】 屈折率が、複合体膜の厚さ方向と平面方
    向で変化していることを特徴とする請求項1の光学複合
    体膜。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の光学複合体膜の製造
    方法であって、オルガノシルセスキオキサンにチタニア
    を複合化させた複合体膜に紫外光を照射して、その複合
    体膜の屈折率を変化させることを特徴とする光学複合体
    膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 オルガノシルセスキオキサンが、エチル
    シルセスキオキサンであることを特徴とする請求項3の
    光学複合体膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 オルガノシルセスキオキサンが、メチル
    シルセスキオキサンであることを特徴とする請求項3の
    光学複合体膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 オルガノシルセスキオキサンが、フェニ
    ルシルセスキオキサンまたはベンジルシルセスキオキサ
    ンであることを特徴とする請求項3の光学複合体膜の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 集束された紫外光を照射することを特徴
    とする請求項3ないし6のいずれかの光学複合体膜の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1または2の光学複合体膜を備え
    ていることを特徴とする光学素子。
JP2000289531A 2000-09-22 2000-09-22 光学複合体膜とその製造方法ならびにその光学複合体膜を備えた光素子 Expired - Fee Related JP4017330B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000289531A JP4017330B2 (ja) 2000-09-22 2000-09-22 光学複合体膜とその製造方法ならびにその光学複合体膜を備えた光素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000289531A JP4017330B2 (ja) 2000-09-22 2000-09-22 光学複合体膜とその製造方法ならびにその光学複合体膜を備えた光素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002098801A true JP2002098801A (ja) 2002-04-05
JP4017330B2 JP4017330B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=18772911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000289531A Expired - Fee Related JP4017330B2 (ja) 2000-09-22 2000-09-22 光学複合体膜とその製造方法ならびにその光学複合体膜を備えた光素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4017330B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003313233A (ja) * 2002-04-26 2003-11-06 Toyota Motor Corp ゾルゲル法による有機無機複合体の製造方法
JP2004127391A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Toshiba Corp 光記録媒体
JP2005057239A (ja) * 2003-03-27 2005-03-03 Nichia Chem Ind Ltd 半導体発光素子およびその製造方法
JP2007052153A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回折素子、光ピックアップおよび光ディスク装置
JPWO2005080283A1 (ja) * 2004-02-20 2007-10-25 五鈴精工硝子株式会社 屈折率分布型光学素子の製造方法
JP2009163228A (ja) * 2007-12-10 2009-07-23 Canon Inc 酸化物膜、酸化物膜形成用塗布液、酸化物膜を用いた光学部材、およびそれらの製造方法
JP2009210704A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Nissan Chem Ind Ltd 光導波路及びその製造方法
CN101752093A (zh) * 2010-02-26 2010-06-23 上海交通大学 用于染料太阳能电池的光子晶体结构薄膜电极的制备方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003313233A (ja) * 2002-04-26 2003-11-06 Toyota Motor Corp ゾルゲル法による有機無機複合体の製造方法
JP2004127391A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Toshiba Corp 光記録媒体
JP2005057239A (ja) * 2003-03-27 2005-03-03 Nichia Chem Ind Ltd 半導体発光素子およびその製造方法
JP4507636B2 (ja) * 2003-03-27 2010-07-21 日亜化学工業株式会社 半導体発光素子
JPWO2005080283A1 (ja) * 2004-02-20 2007-10-25 五鈴精工硝子株式会社 屈折率分布型光学素子の製造方法
JP2007052153A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回折素子、光ピックアップおよび光ディスク装置
JP2009163228A (ja) * 2007-12-10 2009-07-23 Canon Inc 酸化物膜、酸化物膜形成用塗布液、酸化物膜を用いた光学部材、およびそれらの製造方法
JP2009210704A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Nissan Chem Ind Ltd 光導波路及びその製造方法
CN101752093A (zh) * 2010-02-26 2010-06-23 上海交通大学 用于染料太阳能电池的光子晶体结构薄膜电极的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4017330B2 (ja) 2007-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Passinger et al. Direct 3D patterning of TiO2 using femtosecond laser pulses
Lebeau et al. Hybrid materials for optics and photonics
Shishido et al. Direct fabrication of two-dimensional titania arrays using interference photolithography
EP1089946B1 (de) Verfahren zur herstellung optischer mehrschichtsysteme
EP1499490B1 (de) Verfahren zum erzeugen dreidimensionaler körper oder oberflächen durch laser-bestrahlung
Innocenzi et al. Patterning techniques for mesostructured films
EP2652170B1 (de) Verfahren zur herstellung von metallischen strukturen
JP2002098801A (ja) 光学複合体膜とその製造方法ならびにその光学複合体膜を備えた光素子
Alberti et al. Sol-gel thin film processing for integrated waveguide sensors
Gvishi et al. 3D sol–gel printing and sol–gel bonding for fabrication of macro-and micro/nano-structured photonic devices
KR102569627B1 (ko) 나노임프린트 리소그래피 프로세스 및 그것으로부터 획득가능한 패터닝된 기재
Segawa et al. Fine patterning of hybrid titania films by ultraviolet irradiation
Houbertz et al. Investigations on the generation of photonic crystals using two‐photon polymerization (2PP) of inorganic–organic hybrid polymers with ultra‐short laser pulses
JP2001194780A (ja) パターン膜被覆物品の製造方法および感光性組成物
CN115516374A (zh) 用于增加高指数纳米压印平板印刷术膜密度的方法
EP1035424B1 (en) Method of manufacturing a diffraction grating
Oubaha et al. Novel tantalum based photocurable hybrid sol–gel material employed in the fabrication of channel optical waveguides and three-dimensional structures
Matsuda et al. Photocatalytic Micropatterning of Transparent Ethylsilsesquioxane− Titania Hybrid Films
JP2003262712A (ja) 光学膜被覆物品
CN108139525A (zh) 光学相位差构件及投影机
Innocenzi et al. Processing of Sol–Gel Films from a Top‐Down Route
Zhang et al. Elliptical concave microlens arrays built in the photosensitive TiO2/ormosils hybrid films
Zhang et al. Titanium content influence on the optical response characteristics of TiO 2/ormosils composite films doped with azobenzene
JPH09145907A (ja) 回折格子の製造方法
CN113782061B (zh) 一种润湿响应的光学信息加密薄层及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031205

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20031031

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040129

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees