JP2002097936A - プラズマを利用してnoxを分解する排気ガス浄化装置 - Google Patents

プラズマを利用してnoxを分解する排気ガス浄化装置

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JP2002097936A JP2000288904A JP2000288904A JP2002097936A JP 2002097936 A JP2002097936 A JP 2002097936A JP 2000288904 A JP2000288904 A JP 2000288904A JP 2000288904 A JP2000288904 A JP 2000288904A JP 2002097936 A JP2002097936 A JP 2002097936A
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英男 河村
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この排気ガス浄化装置は,プラズマエネルギ
によってNOX を分解して排気ガスを浄化する。 【解決手段】 この排気ガス浄化装置は,排気ガス中の
NOX を捕捉するNOX吸着触媒12,13をコーティ
ングした第1金属板11から成る波形板2,波形板2に
積層された絶縁材8,9をコーティングした第2金属板
7から成る平板3,第1金属板11と第2金属板7とに
接続された一対の通電端子5,6,及び通電端子5,6
に接続された第1金属板11と第2金属板7との電極間
に高電圧で断続的に変化する電流又は直流電流を印加し
て電極間にプラズマを発生させるプラズマ発生装置を有
し,排気ガスを流す多数の通路14を形成するように波
形板2と平板3とを重ね合わせて渦巻状に巻き上げら
れ,筒状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,プラズマエネル
ギの電子,イオンを利用してディーゼルエンジンから排
出される排気ガスに含まれるNOX をNOX 吸着触媒の
助けで吸着分解させ消滅させる排気ガス浄化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来,エンジンの排気ガスを処理する排
気ガス処理装置は,排気管に配設したフィルタの面積を
大きく形成すると共にフィルタに対して加熱コイルを取
り付け,排気ガスに含まれるカーボン等のパティキュレ
ート物質をフィルタの前面部に堆積させて捕集し,次い
でフィルタに堆積したカーボンを加熱コイルを通電して
加熱してカーボンを加熱燃焼させて焼却し,フィルタを
再生している。
【0003】また,特開平8−312328号公報に開
示されたディーゼルパティキュレートフィルタは,NO
X の還元作用を有する多孔質焼結体の外側にセラミック
繊維材を配置し,多孔質焼結体でNOX の発生を低減
し,セラミック繊維材でパティキュレートを捕集する。
フィルタは,排気ガス中に含まれるパティキュレートを
捕集するセラミック繊維材をランダムに積層された不織
布から構成され,セラミック繊維材の外側に通電金網が
巻き付けられている。セラミック繊維材の下流にNOX
の還元作用を有するBa2 In2 5 ,Ba3 4 5
又はBaLa2 5 から成る化合物から成る多孔質焼結
体が配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,ディーゼル
エンジンから排出される排気ガス中には,カーボン,ス
モーク,HC,SOX 等のパティキュレート物質が含ま
れると共に,NOX の有害物質が含まれている。しかし
ながら,NOX はガス体であるので,排気ガスからNO
X を除去することは極めて困難である。ディーゼルエン
ジンから排出される排気ガスは,ディーゼルエンジンが
空気過剰率の燃焼形態であるため,酸素の濃度が高く,
NOX を触媒の助けで酸化させようとすると,触媒は排
気ガス中の酸素と反応し,役に立たなくなり,排気ガス
中のNOX の除去に触媒を単に利用することはできな
い。即ち,エンジンからの排気ガス中には,300pp
m〜50ppmのNOX が含まれているが,この排気ガ
ス中のNOX は気体状態で流れていくため,これを捕捉
して分解させることは困難である。
【0005】そこで,排気ガス中に含まれるNOX を,
酸素と反応し難い物質の空穴で捕捉し,捕捉されたNO
X をプラズマを利用して分解させることが考えられる。
本発明者は,NOX がプラズマエネルギの電子,イオン
で分解することに着眼し,排気ガス中に含まれるNOX
をNOX 分解触媒に吸着させ,そのNOX をプラズマエ
ネルギで分解させる技術を開発し,特願2000−11
4100号として先に出願した。
【0006】ところで,プラズマは,放電電流であり,
気体間を自由に運動する正,負の荷電粒子群によってで
きる現象である。そこで,ディーゼルパティキュレート
フィルタは,通電性のないセラミックス繊維を積層した
フィルタ本体とその両側に金網製の保持材を用いて襞状
に折り曲げた筒体構造に構成されたものについて,フィ
ルタ本体の両側の金網を電極に構成し,高周波,高電圧
を負荷すると,両電極間にプラズマを発生させることが
できる。また,ペロブスカイト型構造を持つ物質は,分
子構造の中に空孔の欠陥があり,その表面には分子を捕
らえる孔が沢山存在し,それらの空孔にNOX 等の気体
を収容する特性がある。また,ブラウンミラライト様構
造を持つ物質は,ペロブスカイト型構造を持つ物質と同
様な特性を有すると共に,温度変化によって構造が変化
し,この時に電子eを遊離する特性を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の問題を解決することであり,排気ガス中に含まれるN
X をペロブスカイト型構造を持つ触媒物質,その内で
もブラウンミラライト様構造を持つ物質の表面に分子を
捉える空穴が沢山存在しているので,その空穴にNOX
分子を捕捉させ,空穴に捕捉されているNOX をプラズ
マエネルギの電子,イオンを用いてN2 とO2 とに分解
させて排気ガスを浄化するものであり,NOX 吸着触媒
を担持させた金属板にプラズマ発生装置を組み込み,電
極間に高周波,高電圧を負荷させてプラズマを発生さ
せ,プラズマエネルギの電子,イオンを利用してNOX
吸着触媒に捕捉されているNOX を電子衝突又はイオン
衝突により反応性を良好にして活性化させ,排気ガス中
に含まれるNOX を分解させて排気ガスを浄化する排気
ガス浄化装置を提供することである。
【0008】この発明は,エンジンからの排気ガスが排
出される排気管に組み込まれたハウジング,前記ハウジ
ング内に配置された前記排気ガス中に含まれるNOX
捕捉するNOX 吸着触媒を全面にコーティングした第1
金属板から構成された波形板,前記波形板に積層された
セラミックス等から成る絶縁材を全面にコーティングし
た第2金属板から構成された平板,前記絶縁材で互いに
絶縁した隔置された前記波形板の前記第1金属板と前記
平板の前記第2金属板とに電気的に接続された一対の通
電端子,及び前記通電端子に接続された前記第1金属板
と前記第2金属板との電極間に高電圧で断続的に変化す
る電流又は直流電流を印加して前記電極間にプラズマを
発生させるプラズマ発生装置を具備し,前記NOX 吸着
触媒に捕捉されている前記NOX を前記プラズマによっ
て分解させることから成る排気ガス浄化装置に関する。
【0009】この排気ガス浄化装置は,前記波形板の頂
面と前記平板とが接する状態に互いに重ね合わせて渦巻
状に巻き上げられて全体として筒状に形成され,前記排
気ガスは前記波形板と前記平板とで形成される長手方向
に延びる多数の通路を流れるものである。
【0010】前記波形板にコーティングされた前記NO
X 吸着触媒は,ゼオライト,銅等のNOX 吸着合成物,
ペロブスカイト系NOX 吸着粒子,ブラウンミラライト
様構造を持つ化合物等のNOX 吸着物質にPt,Ni,
Rh,Ir等の触媒の粒子を分散させて構成されてい
る。
【0011】前記排気ガスに含まれる前記NOX は前記
通路を流れる時に前記NOX 吸着触媒に接触して前記N
X 吸着触媒の分子空孔に存在する空穴に捕捉され,前
記空穴に捕捉された前記NOX はプラズマエネルギの電
子,イオンによってN2 とO 2 とに分解され,また,前
記排気ガスに含まれるCO,HC,Cは前記Pt,N
i,Rh,Ir等の触媒の助けで前記O2 と反応してC
2 ,H2 Oに変化して消滅される。
【0012】前記平板にコーティングされた前記絶縁材
は,ジルコニア又はジルコニア,Al2 3 ,SiO2
等を含む物質の粉体から構成されている。
【0013】前記電極を構成する前記第1金属板と前記
第2金属板とは,高電圧を印加できるSUS等の金属材
料から構成されている。
【0014】前記プラズマ発生装置は,前記電極間に2
00V〜3000Vの電圧の交流電力を負荷させること
で前記プラズマを発生させる。
【0015】前記プラズマ発生装置によって前記電極に
印加する高周波で高電圧を発生させる電源は,前記エン
ジンに設けられた発電機で発電された電力をトランスを
用いて高圧化させた高電圧が使用されるが使用される。
【0016】前記プラズマ発生装置は,交流発電機から
の電圧をトランスで昇圧し,昇圧された高電圧を整流コ
イルで整流し,整流された高電圧を高周波発振器からの
高周波を用いて断続器の出力によりオン・オフ制御して
交番電力による高周波高電圧を発生させ,前記高周波高
電圧を前記電極間に印加してプラズマを発生させる。
【0017】この排気ガス浄化装置は,排気ガスからパ
ティキュレート物質が加熱焼却されて浄化された排気ガ
スに含まれるNOX を吸着して分解させるため,前記排
気ガスに含まれるパティキュレート物質を捕集して前記
パティキュレート物質を加熱焼却するディーゼルパティ
キュレートフィルタの下流側の排気管にハウジングを配
設して前記排気管に組み込むことができる。プラズマ発
生装置によって電極に印加する高周波で高電圧を発生さ
せる電源は,エンジンに設けられた発電機で発電された
電力が使用される。更に,前記発電機は,ステータコア
に巻き上げられた巻線の巻き数を大小に変更した二種類
の低電力側発電機と高電力側発電機から構成され,前記
プラズマ発生装置の前記発電機は高電力側発電機が用い
られる(例えば,本出願人に係る出願である特願200
0−113915号参照)。
【0018】この排気ガス浄化装置は,上記のように構
成したので,波板と平板との金属部材の電極間に高周波
で高電圧を負荷させると,電極間にプラズマ状態,即
ち,プラズマ流れが4〜10KVの高周波電流の状態で
励起され,陽陰電子,イオン化物質(e+ ,e- )が連
続して発生する。排気ガス中に含まれるNOX は,不安
定な気体であり,大気中で粒状のブラウンミラライト様
構造を持つ物質,ペロブスカイト型構造を持つ物質等の
触媒の吸着作用と,電子移動により分解されるが,NO
X は,更にプラズマ流内で陽電子e+ ,陰電子e- を受
け,NOX がラジカル状態となり,N2 とO2 に分解さ
れる。この効果と粒状のブラウンミラライト様構造を持
つ物質の電子分離作用が合成され,より効果的なNOX
分解作用となる。
【0019】この排気ガス浄化装置は,上記のように,
NOX 分解機能をDPF機能のディーゼルパティキュレ
ートフィルタの後流に配設させることが好ましく,セラ
ミックス繊維や金属部材に粒状のブラウンミラライト様
構造を持つ化合物を担持させたフィルタを用い,プラズ
マ発生を金網間で強弱化させて制御し,SPMの酸化焼
却及びNOX 分解させ,排気ガスを浄化する。また,プ
ラズマ電力を高電圧化させるため,AC発電機の電圧を
大きくするように,直列連続巻きしたステータコイルか
らの電流を巻線比を75〜150程度に設定すると,5
〜30KVAの電圧が両金網間に負荷できる。高電圧化
した電力は,そのまま負荷しても良い。一旦整流し,水
晶発振子により発振されたオン・オフ波によってパワー
トランジスタをオン・オフさせ,高電圧の断続した電流
を作ることもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による排気ガス浄化装置の実施例を説明する。図1はこ
の発明による排気ガス浄化装置の一実施例を示す概略説
明図,図2は図1の波状板と平板との構造を示す一部分
解図,及び図3は図1の排気ガス浄化装置の製造工程を
説明する概略説明図である。
【0021】この排気ガス浄化装置は,例えば,エンジ
ンから排出される排気ガスEGからパティキュレート物
質が加熱焼却されて浄化された排気ガスEGに含まれる
NO X を吸着して分解させるため,排気ガスEGに含ま
れるパティキュレート物質を捕集してパティキュレート
物質を加熱焼却するディーゼルパティキュレートフィル
タ(DPF)の下流側の排気管にハウジング1を配設し
て組み込まれている。この排気ガス浄化装置がDPFの
後流の排気管に配設されると,排気ガスEGの温度が低
下していると共に,排気ガスEG中にパティキュレート
物質が含まれておらず,NOX のガス体が含まれた状態
であるので,NOX をNOX 吸着触媒12,13に捕捉
する上で好ましい。また,この排気ガス浄化装置は,ハ
ウジング1の後流にNOX センサ4が配置され,浄化さ
れた排気ガスEG中にNOX が含まれているか否かが検
出されている。この排気ガス浄化装置は,特に,NOX
吸着触媒12,13に捕捉されているNOX を,プラズ
マ発生装置10によって発生したプラズマによって分解
させるものである。
【0022】この排気ガス浄化装置は,特に,エンジン
からの排気ガスEGが排出される排気管に組み込まれた
ハウジング1,ハウジング1内に配置された排気ガスE
G中に含まれるNOX を捕捉するNOX 吸着触媒12,
13を全面にコーティングした第1金属板11から構成
された波形板2,波形板2に積層されたセラミックス等
から成る絶縁材8,9を全面にコーティングした第2金
属板7から構成された平板3,絶縁材8,9で互いに絶
縁した隔置された波形板2の第1金属板11と平板3の
第2金属板7とに電気的に接続された一対の通電端子
5,6,及び通電端子5,6に接続された第1金属板1
1と第2金属板7との電極間に高電圧で断続的に変化す
る電流又は直流電流を印加して電極間にプラズマを発生
させるプラズマ発生装置10を有している。
【0023】この排気ガス浄化装置は,図3に示すよう
に,波形板2の頂面15と平板3とが接する状態に互い
に重ね合わせて渦巻状に巻き上げられて全体として筒状
に形成され,排気ガスEGは波形板2と平板3とで形成
される長手方向に延びる多数の通路14を流れることか
ら構成されている。また,波形板2にコーティングされ
たNOX 吸着触媒12,13は,ゼオライト,銅等のN
X 吸着合成物,ペロブスカイト系NOX 吸着粒子,ブ
ラウンミラライト様構造を持つ物質等のNOX吸着物質
にPt,Ni,Rh,Ir等の触媒の粒子を分散させて
構成されている。
【0024】排気ガスEGに含まれるNOX は,波形板
2と平板3とで形成される通路14を流れる時に,NO
X 吸着触媒12,13に接触してNOX 吸着触媒12,
13の分子空孔に存在する空穴に捕捉され,空穴に捕捉
されたNOX はプラズマエネルギの電子,イオンによっ
てN2 とO2 とに分解される。また,排気ガスEGに含
まれるCO,HC,Cは,Pt,Ni,Rh,Ir等の
触媒の助けでO2 と反応してCO2 ,H2 Oに変化して
消滅される。
【0025】また,平板3の第2金属板7にコーティン
グされた絶縁材8,9は,ジルコニア又はジルコニア,
Al2 3 ,SiO2 等を含む物質の粉体から構成され
ている。電極を構成する第1金属板11と第2金属板7
とは,高電圧を印加できるSUS等の金属材料から構成
されている。
【0026】プラズマ発生装置10は,通電端子5と通
電端子6との間に200V〜3000Vの電圧の交流電
力を負荷させることでプラズマを発生させることができ
る。通電端子5と通電端子6との間の距離は短いので,
印加する電圧は200Vでも十分である。プラズマ発生
装置10によって通電端子5,6に印加する高周波で高
電圧を発生させる電源は,エンジンに設けられた発電機
で発電された電力をトランスを用いて高圧化させた高電
圧を使用することができるものであり,交流電圧を高電
圧にしてそのまま使用することもできる。プラズマ発生
装置10は,図示していないが,例えば,交流発電機か
らの電圧をトランスで昇圧し,昇圧された高電圧を整流
コイルで整流し,整流された高電圧を高周波発振器から
の高周波を断続器の出力によりオン・オフ制御して交番
電力による高周波高電圧を発生させ,該高周波高電圧を
通電端子5と6との間に印加してプラズマを発生させる
ことができる。コントローラ4は,ハウジング1の後流
に配置されたNOX センサ4の検出値に応答してプラズ
マ発生装置10を制御し,適正なプラズマを発生させて
プラズマエネルギの電子,イオンによってNOX を分解
させる。
【0027】プラズマ発生装置10は,例えば,プラズ
マ発生回路によってプラズマを発生させるものであり,
図示していないが,例えば,電源を備えた高周波発振器
と断続器によって交流発電機から発電された高電圧が制
御されるように,交流発電機に第1金属板11がライン
16を通じて接続され,また,トランスのアース側に第
2金属板7がライン17を通じて接続されている。交流
発電機で発電された電圧は,トランスで所定の高電圧に
昇圧され,整流コイルによって整流され,次いで,高周
波発振器の出力で断続器が制御され,断続器によって制
御された高周波で高電圧の電圧が第1金属板11と第2
金属板7との間に印加され,第1金属板11と第2金属
板7との間のNOX 吸着触媒12,13の領域にプラズ
マを発生する。また,高周波発振器は,例えば,高周波
発振回路によって高周波が発振されるものであり,電源
からの電圧が可変抵抗器で調整され,水晶発振子を通じ
てベース電圧がトランジスタのベースに入力される。ト
ランジスタのベースにベース電圧が入力されると,電源
からの電流はトランジスタを通ってコンデンサから高周
波が端子より出力信号として出力される。
【0028】プラズマ発生装置10によって第1金属板
11と第2金属板7とに印加する高周波で高電圧を発生
させる電源は,エンジンに設けられた交流発電機で発電
された電力が使用される。交流発電機としては,例え
ば,ステータコアに巻き上げられた巻線の巻き数を大小
に変更した二種類の低電力側発電機と高電力側発電機か
ら構成され,プラズマ発生装置10には高電力側発電機
が用いられる(例えば,本出願人に係る出願である特願
2000−113915号参照)。発電機の電力は,プ
ラズマ発生装置10におけるトランスで高電圧にし,該
高電圧を整流コイルで整流し,高周発振器により発信さ
れた信号によってオン・オフ作動するパワートランジス
タを有する断続器の出力により交番電力にされ,高周波
で高電圧が第1金属板11と第2金属板7との間に印加
され,プラズマが発生する。
【0029】
【発明の効果】この発明による排気ガス浄化装置は,上
記のように構成されているので,ディーゼルエンジンか
ら排出される排気ガスに含まれたNOX をNOX 吸着触
媒で捕捉し,捕捉されたNOX をプラズマを用いて分解
させ,排気ガスを浄化する。この排気ガス浄化装置は,
プラズマエネルギの電子,イオンによって排気ガス中の
NOX をN2 とO2 とに分解するので,健康を害するよ
うな環境汚染等を引き起こすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による排気ガス浄化装置の一実施例を
示す概略説明図である。
【図2】図1の波状板と平板との構造を示す一部分解図
である。
【図3】図1の排気ガス浄化装置の製造工程を説明する
概略説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 波形板 3 平板 4 NOX センサ 5,6 通電端子 7 第2金属板 8,9 絶縁材 10 プラズマ発生装置 11 第1金属板 12,13 NOX 吸着触媒 14 通路 15 頂面 16,17 ライン EG 排気ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/02 321 F01N 3/28 301C 3/10 9/00 Z 3/24 F02B 67/00 J 3/28 301 B01D 53/34 ZAB 9/00 129C F02B 67/00 Fターム(参考) 3G090 AA01 BA01 DA10 EA01 EA02 EA04 3G091 AA18 AB06 AB09 AB13 AB14 BA00 BA14 BA15 BA19 CA01 CB08 DB10 EA33 GA08 GA20 GB01W GB01X GB01Y GB01Z GB05W GB06W GB09Y GB10Z HA07 HA16 HA18 HA23 4D002 AA12 AC10 BA04 BA07 CA11 DA23 DA45 DA47 EA02 GA01 GB20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの排気ガスが排出される排
    気管に組み込まれたハウジング,前記ハウジング内に配
    置された前記排気ガス中に含まれるNOX を捕捉するN
    X 吸着触媒を全面にコーティングした第1金属板から
    構成された波形板,前記波形板に積層されたセラミック
    ス等から成る絶縁材を全面にコーティングした第2金属
    板から構成された平板,前記絶縁材で互いに絶縁した隔
    置された前記波形板の前記第1金属板と前記平板の前記
    第2金属板とに電気的に接続された一対の通電端子,及
    び前記通電端子に接続された前記第1金属板と前記第2
    金属板との電極間に高電圧で断続的に変化する電流又は
    直流電流を印加して前記電極間にプラズマを発生させる
    プラズマ発生装置を具備し,前記NOX 吸着触媒に捕捉
    されている前記NOX を前記プラズマによって分解させ
    ることから成る排気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記波形板の頂面と前記平板とが接する
    状態に互いに重ね合わせて渦巻状に巻き上げられて全体
    として筒状に形成され,前記排気ガスは前記波形板と前
    記平板とで形成される長手方向に延びる多数の通路を流
    れることから成る請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記波形板にコーティングされた前記N
    X 吸着触媒は,ゼオライト,銅等のNOX 吸着合成
    物,ペロブスカイト系NOX 吸着粒子,ブラウンミララ
    イト様構造を持つ化合物等のNOX 吸着物質にPt,N
    i,Rh,Ir等の触媒の粒子を分散させて構成されて
    いることから成る請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記排気ガスに含まれる前記NOX は前
    記通路を流れる時に前記NOX 吸着触媒に接触して前記
    NOX 吸着触媒の分子空孔に存在する空穴に捕捉され,
    前記空穴に捕捉された前記NOX はプラズマエネルギの
    電子,イオンによってN2 とO2 とに分解され,また,
    前記排気ガスに含まれるCO,HC,Cは前記Pt,N
    i,Rh,Ir等の触媒の助けで前記O2 と反応してC
    2 ,H2 Oに変化して消滅されることから成る請求項
    3に記載の排気ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記平板にコーティングされた前記絶縁
    材は,ジルコニア又はジルコニア,Al2 3 ,SiO
    2 等を含む物質の粉体から構成されていることから成る
    請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記電極を構成する前記第1金属板と前
    記第2金属板とは,高電圧を印加できるSUS等の金属
    材料から構成されていることから成る請求項1に記載の
    排気ガス浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記プラズマ発生装置は,前記電極間に
    200V〜3000Vの電圧の交流電力を負荷させるこ
    とで前記プラズマを発生させることから成る請求項1に
    記載の排気ガス浄化装置。
  8. 【請求項8】 前記プラズマ発生装置によって前記電極
    に印加する高周波で高電圧を発生させる電源は,前記エ
    ンジンに設けられた発電機で発電された電力をトランス
    を用いて高圧化させた高電圧が使用されることから成る
    請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  9. 【請求項9】 前記プラズマ発生装置は,交流発電機か
    らの電圧をトランスで昇圧し,昇圧された高電圧を整流
    コイルで整流し,整流された高電圧を高周波発振器から
    の高周波によって断続器の出力によりオン・オフ制御し
    て交番電力による高周波高電圧を発生させ,前記高周波
    高電圧を前記電極間に印加してプラズマを発生させるこ
    とから成る請求項1に記載の排気ガス浄化装置。
  10. 【請求項10】 前記排気ガスから前記パティキュレー
    ト物質が加熱焼却されて浄化された前記排気ガスに含ま
    れる前記NOX を吸着して分解させるため,前記ハウジ
    ングは,前記排気ガスに含まれるパティキュレート物質
    を捕集して前記パティキュレート物質を加熱焼却するデ
    ィーゼルパティキュレートフィルタの下流側の前記排気
    管に配設されていることから成る請求項1〜9のいずれ
    か1項に記載の排気ガス浄化装置。
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