JP2002097705A - 簡易水洗便器の構造 - Google Patents

簡易水洗便器の構造

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JP2002097705A
JP2002097705A JP2000290521A JP2000290521A JP2002097705A JP 2002097705 A JP2002097705 A JP 2002097705A JP 2000290521 A JP2000290521 A JP 2000290521A JP 2000290521 A JP2000290521 A JP 2000290521A JP 2002097705 A JP2002097705 A JP 2002097705A
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JP
Japan
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wire
opening
flush toilet
guide groove
rotating shaft
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JP2000290521A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Nakamoto
政一郎 仲本
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部と便器本体内の開閉蓋を連結するワイ
ヤが破断しない簡易水洗便器を提供するものである。 【解決手段】 洗浄水タンク12の上部に設けられ、同
一の回転軸16に嵌着された操作レバー14と扇形板1
5とが一体に回動する操作部13と、便器本体11の排
出口111を開閉する開閉蓋112とが、ワイヤ17で
連結されてなる簡易水洗便器10の構造であって、該扇
形板15は、扇形の板片の一端に回転軸16を嵌着する
軸孔151が設けられ、湾曲した外周縁153にはワイ
ヤ17をガイドするガイド溝152が設けられ、該ガイ
ド溝152の前記回転軸16からの半径が異径になさ
れ、前記開閉蓋112の開き開始時より終了時が径小に
なされていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易水洗便器の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、簡易水洗便器の洗浄操作は、洗浄
水タンクに設けられた操作レバーを備えた操作部と、便
器内の排出口を開閉する開閉蓋とが、ワイヤで連結さ
れ、操作部の操作レバーを操作して洗浄されるようにな
されている。
【0003】洗浄水タンク内の洗浄水を便器内に供給遮
断する弁は、操作部に連動して、操作部の操作レバーを
操作して弁を開閉して洗浄されるようになされている。
【0004】図6は、従来の簡易水洗便器の操作部の動
作を示す説明図、図7は、従来の簡易水洗便器のワイヤ
とワイヤ連結腕を示す側面図である。
【0005】図6、図7に示す様に、従来の簡易水洗便
器の操作部40は、操作レバーとワイヤ連結腕43と
は、回転軸41を共用している。
【0006】ワイヤ連結腕43は、回転軸41に直角に
伸びた先端部42に回転する副軸42が設けられてい
る。先端部42には、便器本体の開閉蓋を開閉するワイ
ヤ50の端部51が係止され、ワイヤ50は操作レバー
に連結されている。
【0007】操作レバーを回転させると、ワイヤ連結腕
43の先端部42に連結されたワイヤ50は、先端部4
2の回動につられて引っ張り上げられることになる。
【0008】便器本体の開閉蓋の開きに伴う、操作レバ
ーの回転軸41の回転モーメント(操作レバーを引き上
げる力)Fは、 F=(バネの力)×(回転軸41からワイヤ50までの
距離L) となっている。
【0009】開閉蓋のバネのバネ力は、開閉蓋が開くに
従って強くなるので、回転モーメントFも大きくなる。
回転軸41からワイヤ50までの距離Lが小さくなれ
ば、回転モーメントF値も小さくできることになる。
【0010】開始時にA1点であったワイヤ連結腕43
は、中間位A2点、終点時A3と操作レバーの操作に伴
ってワイヤ50の軸芯方向に対して角度の振れが生ず
る。振れの支点は先端部42であり、この先端部42で
ワイヤ50の屈曲が発生する。
【0011】この屈曲は、ワイヤ50の軸芯方向と先端
部42との位置ずれは、同時に被覆管52内面とワイヤ
50の摺動によりワイヤ50の破断等の不具合発生の要
因となっていた。
【0012】この不具合を解消するため、ワイヤ50と
先端部42の振れなくすためにワイヤ連結腕43を扇形
とし、ワイヤ50とワイヤ溝との接触位置を一定とする
ようになされている。
【0013】この場合は、便器本体の開閉蓋の開閉が大
きくなるに従って、開閉蓋のバネの引き延ばしが大きく
なり、操作レバーを操作するのに大きな力を必要とする
ようになる。
【0014】操作レバーをいっぱいに引くと開閉蓋のバ
ネはいっぱいに引き延ばされ、操作レバーから急に手を
離すと、バネの力で激しい速度で収縮し、ワイヤ及び操
作レバーも瞬間的に引き戻される。
【0015】しかし、元に引き戻された瞬間、反動とし
て逆方向の動きに変わる。引き戻されたワイヤ50は、
瞬間的にワイヤ連結腕43側に跳ね返され、ワイヤ連結
腕43の先端部42に力が到達するようになされてい
る。
【0016】反動しているワイヤには、ワイヤ連結腕4
3の先端部42を介して操作レバーを動かそうとする力
が働いている。
【0017】従来の水洗便器の排水レバー装置として特
開平5―79082号公報に記載がある。上記公報で
は、水洗便器の排水レバー装置において、先端部が排水
弁に連結する作動レバーと、洗浄水用のタンク外壁面に
配設した排水操作ハンドルよりタンク内部へと延設する
作動レバーガイドとを位置調節自在に連結固定して、施
工性、汎用性に優れた排水レバー装置になされている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、操作レ
バーに連動したワイヤ連結腕の回転運動とワイヤ端部の
軸心方向の振れが大きくなると、振れの支点であるワイ
ヤの端部を中心としてワイヤが屈曲し、ワイヤが破断す
るといった問題があった。
【0019】操作レバーをいっぱいに引く操作の際に、
操作レバーから急に手を離すと、バネの力で激しい速度
で収縮し、ワイヤ及び操作レバー部が瞬間的に引き戻さ
れる。
【0020】引き戻されたワイヤは、ワイヤ全体が瞬間
的に操作レバー側に跳ね返され、操作レバー側の副軸の
ワイヤ連結腕の先端部に力が到達する。被覆管52の端
部とワイヤ連結腕43の先端部42間の距離が短いと、
ワイヤに撓みの遊びが無く、ワイヤの端部で屈曲が起こ
り、ワイヤの破断の原因となっていた。
【0021】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的は、操作部と便器本
体内の開閉蓋を連結するワイヤが破断しない簡易水洗便
器を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
簡易水洗便器の構造は、洗浄水タンクの上部に設けら
れ、同一の回転軸に嵌着された操作レバーと扇形板とが
一体に回動する操作部と、便器本体の排出口を開閉する
開閉蓋とが、ワイヤで連結されてなる簡易水洗便器の構
造であって、該扇形板は、扇形の板片の一端に回転軸を
嵌着する軸孔が設けられ、湾曲した外周縁にはワイヤを
ガイドするガイド溝が設けられ、該ガイド溝の前記回転
軸からの半径が異径になされ、前記開閉蓋の開き開始時
より終了時が径小になされているものである。
【0023】
【作用】請求項1記載の本発明の簡易水洗便器の構造
は、該扇形板は、扇形の板片の一端に回転軸を嵌着する
軸孔が設けられ、湾曲した外周縁にはワイヤをガイドす
るガイド溝が設けられ、該ガイド溝の前記回転軸からの
半径が異径になされ、前記ワイヤの開閉蓋の開き開始時
より終了時が径小になされているので、ワイヤ巻き取り
時にワイヤの軸心とガイド溝の接線方向のずれが最小に
なされて巻き取られ、ワイヤが屈曲することがなく、ワ
イヤの破断を防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の簡易水洗便器の
詳細を示す断面図、図2は、本発明の簡易水洗便器の操
作部を示す側面図、図3は、本発明の簡易水洗便器の操
作ガイドの回転を示す説明図、図4は、本発明の簡易水
洗便器の操作ガイドの部分を示す斜視図、図5は、本発
明の簡易水洗便器の開閉蓋の動作を説明する側面図であ
る。
【0025】図1に示す様に、本発明の簡易水洗便器1
0の構造は、洗浄水タンク12の上部に設けられ、同一
の回転軸16に嵌着された操作レバー14と扇形板15
とが一体に回動する操作部13と、便器本体11の排出
口111を開閉する開閉蓋112とが、ワイヤ17で連
結されている。
【0026】図2、図3に示す様に、洗浄水タンク12
に壁面を挟んで同一に回転軸16に洗浄水タンク12の
外面に操作レバーが内面に扇形板15が設けられてい
る。
【0027】扇形板15は、扇形の板片の一端に回転軸
16を嵌着する軸孔151が設けられている。扇形板1
5の湾曲した外周縁153にはワイヤ17をガイドする
ガイド溝152が設けられている。
【0028】前記ガイド溝152は、回転軸16からの
半径即ち、軸孔151からの半径が異径になされてい
る。ガイド溝152は、扇形板15の外周縁に凹溝状に
設けられている。
【0029】前記ワイヤ17の開閉蓋の開き開始時より
終了時が径小になされているものである。
【0030】洗浄タンク12の操作部13の操作レバー
14を回転させると、洗浄タンク12の操作レバー14
が、同じ回転軸16に装着された扇形板15と一緒に回
転する。
【0031】図4に示す様に、扇形板上端部には、ワイ
ヤ17の端に取付けられた円筒状のワイヤ端子172が
挿入嵌合されたワイヤ係止部154が穿孔して設けられ
ている。
【0032】ガイド溝152の壁面を貫通して形成され
たワイヤ係止部154に円筒状のワイヤ端子172を挿
入して、ワイヤ17をガイド溝152に収めて巻きとる
様になされている。
【0033】図5に示す様に、ワイヤ17は、被覆管1
71に挿入されて管内摺動するようになされている。ワ
イヤ17は、開閉蓋112のバネ113を引き延ばしな
がら開閉蓋112を開くようになされている。
【0034】扇形板15は、中心の軸芯からガイド溝1
52までの距離が徐々に短くなるように径小になされて
いるので、開閉蓋112の開き時にバネ113の引っ張
り力を緩和するように働いている。
【0035】本実施例では、開閉蓋112の開閉による
操作レバー14の操作角度は、約90度であるが、スタ
ート時の回転軸16軸芯からガイド溝152までの距離
が25ミリで、開閉蓋112の全開時には18ミリにな
されている。
【0036】被覆管171、及び扇形板15の材質に
は、ポリアセタール樹脂が用いられている。若しくは、
ナイロン、ポリエチレンでもよい。ワイヤ17が被覆管
171の内面と接触しながら摺動するので、ワイヤ17
との摩擦係数の小さいポリアセタール樹脂が好適であ
る。
【0037】扇形板15が、回動する際には扇形板15
の端部に設けられたワイヤ係止部154がワイヤ17巻
き付けの支点となり、これと被覆管171の支点間距離
が短いと、前述の通りワイヤ端子部の破断の原因となっ
ている。
【0038】そのため、ワイヤ係止部154の位置は、
ワイヤ17の端部でたわめる様に被覆管171の端より
距離をおいた遠くの扇形板15の端に設けられている。
【0039】本実施例では、ワイヤ端子171に円筒状
の亜鉛、鉛合金の溶融成形品を使い、扇形板15に設け
られた係止孔154に嵌合し、自在に回転するように設
計されている。又、扇形板15の係止孔154には、嵌
合時にワイヤ17を通すための切り込みが片面に設けて
ある。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の簡易水洗便器の
構造は、該扇形板は、扇形の板片の一端に回転軸を嵌着
する軸孔が設けられ、湾曲した外周縁にはワイヤをガイ
ドするガイド溝が設けられ、該ガイド溝の前記回転軸か
らの半径が異径になされ、前記ワイヤの開閉蓋の開き開
始時より終了時が径小になされているので、ワイヤ巻き
取り時にワイヤの軸心とガイド溝の接線方向のずれが最
小になされて巻き取られ、ワイヤが屈曲することがな
く、ワイヤの破断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の簡易水洗便器の詳細を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の簡易水洗便器の操作部を示す側面図で
ある。
【図3】本発明の簡易水洗便器の操作ガイドの回転を示
す説明図である。
【図4】本発明の簡易水洗便器の操作ガイドの部分を示
す斜視図である。
【図5】本発明の簡易水洗便器の開閉蓋の動作を説明す
る側面図である。
【図6】従来の簡易水洗便器の操作部の動作を示す説明
図である。
【図7】従来の簡易水洗便器のワイヤの固定端子部を示
す側面図である。
【符号の説明】
10 簡易水洗便器 11 便器本体 111 排出口 112 開閉蓋 113 バネ 12 洗浄水タンク 13 操作部 14 操作レバー 15 扇形板 151 軸孔 152 ガイド溝 153 外周縁 154 ワイヤ係止部 16 回転軸 17 ワイヤ 171 被覆管 172 ワイヤ端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水タンクの上部に設けられ、同一の
    回転軸に嵌着された操作レバーと扇形板とが一体に回動
    する操作部と、便器本体の排出口を開閉する開閉蓋と
    が、ワイヤで連結されてなる簡易水洗便器の構造であっ
    て、 該扇形板は、扇形の板片の一端に回転軸を嵌着する軸孔
    が設けられ、 湾曲した外周縁にはワイヤをガイドするガイド溝が設け
    られ、 該ガイド溝の前記回転軸からの半径が異径になされ、 前記開閉蓋の開き開始時より終了時が径小になされてい
    ることを特徴とする簡易水洗便器の構造。
JP2000290521A 2000-09-25 2000-09-25 簡易水洗便器の構造 Pending JP2002097705A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107761877A (zh) * 2017-10-17 2018-03-06 黑龙江省经济管理干部学院 一种冲水开关位于两侧的座便器
WO2019232659A1 (zh) * 2018-06-05 2019-12-12 Wei Chengyue 节水马桶装置

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