JP2002094915A - 番組予約システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】録画予約の内容を確認でき、外出先からでも簡
単に録画予約ができる番組予約システムを提供するこ
と。 【解決手段】サーバー３０は、番組指定データを受信し
（ｓ３３）、このデータから録画予約データを生成（ｓ
３４）、記憶する（ｓ３５）。次に、サーバー３０は、
録画装置５０から録画予約データ送信要求を受信し（ｓ
３６）、送信すべき録画予約データがあれば（ｓ３７：
ＹＥＳ）、録画予約データに広告画像を付加（ｓ３
８）、録画予約データを録画装置５０に送信する（ｓ３
９）。録画装置５０は、録画予約データを受信した場合
（ｓ５２：ＹＥＳ）、録画予約を行い（ｓ５４）、録画
予約の内容および広告画像をディスプレイ６２に表示す
る（ｓ５６）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、番組を予約録画す
る際に利用される番組予約システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、テレビ放送される番組をビデオデ
ッキなどの記録装置で録画することが行われており、利
用者が外出中である場合など、放送されている時間に番
組の視聴ができない場合は、録画予約することも行われ
ている。また、録画予約をすることを忘れたまま外出し
てしまった場合は、自宅のビデオデッキに接続された電
話機に外出先から電話をかけて、録画予約を行うことも
行われていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、ビデオデッキ
に接続された電話機に外出先から電話をかけて録画予約
を行うものについては、予約が行われたことを確認する
ことができなかった。また、文字入力用ではない電話の
ボタンを操作することによって録画予約を行うように構
成されているため、録画の操作が複雑で間違えやすかっ
た。

【０００４】本発明は、録画予約が行われたことを確認
でき、外出先からでも簡単な操作によって番組の録画予
約をすることができる番組予約システムを提供すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段および発明の効果】上記問
題を解決するため請求項１に記載の番組予約システム
は、録画予約すべき番組を所定の操作によって指定可能
な番組指定手段と、事前に録画予約された番組を録画可
能な録画手段と、前記番組指定手段と前記録画手段との
間に介在してそれぞれとデータ通信可能なサーバーとで
構成される番組予約システムであって、前記番組指定手
段が、前記所定の操作に基づいて前記録画予約すべき番
組を指定する番組指定データを生成し、該番組指定デー
タを前記サーバーに送信し、該サーバーが、前記番組指
定手段から前記番組指定データを受信し、該番組指定デ
ータで指定された番組の録画予約に必要な録画予約デー
タを生成し、該録画予約データを前記録画手段に送信
し、前記録画手段が、前記サーバーから前記録画予約デ
ータを受信し、該録画予約データに基づいて録画予約が
なされるように構成され、さらに、前記番組指定手段ま
たは前記録画手段のいずれか一方または両方に表示手段
が付設され、該表示手段が前記録画予約の内容を表示す
るように構成されていることを特徴とする。

【０００６】この番組予約システムにおいて、番組指定
手段は、録画予約すべき番組を指定する手段であり、例
えば、携帯電話、携帯情報端末やパソコンなどを用いる
ことができる。また、録画手段としては、例えば、ビデ
オデッキや番組の録画機能を備えたパソコンなどを用い
ることができる。これら番組指定手段と録画手段は、そ
れぞれサーバーとデータ通信を行うことができる。番組
指定手段−サーバー間、および録画手段−サーバー間の
データ通信は、例えば、インターネットや電話回線網な
どの通信回線網を介して行われるように構成されていれ
ばよい。また、表示手段は、番組指定手段または録画手
段のいずれか一方または両方に付設されるものであり、
録画予約の内容を表示できれば、その具体的な構成は特
に限定されない。例えば、携帯情報端末に備えられた表
示画面、パソコンのディスプレイ、テレビなどを用いれ
ばよい。

【０００７】この番組予約システムにおいては、まず、
利用者が番組指定手段によって録画予約すべき番組を所
定の操作によって指定する。番組を指定するための具体
的な操作方法は特に限定されない。例えば、表示手段に
表示された番組のリストにおいて、各番組それぞれに選
択する項目を備え、この項目をマウスなどの入力デバイ
スで選択するといった操作方法によって番組が指定され
ればよい。また、録画予約すべき番組の放送（または配
信）時間、チャンネル番号などを直接入力するといった
操作方法により番組が指定されてもよい。

【０００８】このような操作によって番組を指定する情
報が入力されたら、番組指定手段は、入力された情報か
ら番組指定データを生成し、サーバーに送信する。番組
指定手段によって生成される番組指定データは、録画予
約すべき番組を特定できるデータであれば具体的なデー
タ構成は特に限定されない。例えば、番組指定データ
が、番組の放送（または配信）時間、チャンネル番号な
どの文字情報やコード化された情報で構成されていれば
よい。

【０００９】次に、サーバーは、番組指定手段から送信
された番組指定データを受信し、この番組指定データを
基に録画予約データを生成し、録画手段に送信する。サ
ーバーによって生成される録画予約データは、録画予約
を行うことができるデータが含まれていればよい。例え
ば、録画予約に必要なデータが番組指定手段から送信さ
れた番組指定データの中に含まれていれば、番組指定デ
ータそのものを録画予約データとしてもよい。また、番
組指定手段から送信された番組指定データによって番組
の特定はできるものの、録画予約を行うために必要なデ
ータが足りない場合は、サーバーが番組指定データを基
に録画予約に必要なデータをサーバー内のデータベース
から読み出して、そのデータに基づき録画予約データを
生成してもよい。

【００１０】そして、録画手段は、サーバーから送信さ
れた録画予約データを受信し、この録画予約データを基
に録画予約を行う。また、番組指定手段または録画手段
のいずれか一方または両方が、録画予約の内容を表示手
段に表示する。この録画予約の内容は、いつ表示しても
よいが、例えば、録画予約が行われた後に表示するよう
になっていればよい。また、録画予約が行われると同時
に表示するようになっていてもよい。

【００１１】表示手段が番組指定手段に付設されている
場合は、例えば、次のような手順によって録画予約の内
容を表示することが考えられる。まず、録画手段によっ
て録画予約が行われた際に、録画手段が録画予約を行っ
たことを示す内容の終了信号をサーバーに送信する。終
了信号を受信したサーバーは、番組指定手段に録画予約
の内容を含んだ終了通知信号を送信する。そして、終了
通知信号を受信した番組指定手段が、録画予約の内容を
表示手段に表示する、といった手順である。

【００１２】また、表示手段が録画手段に付設されてい
る場合は、例えば、録画手段によって録画予約が行われ
た際に、録画手段が録画予約の内容を表示手段に伝送
し、表示手段がこの録画予約の内容を表示する、といっ
た手順が考えられる。この表示手段に表示する録画予約
の内容は、例えば、録画予約した番組に関する複数の情
報（例えば、録画開始および終了時刻、放送局（または
配信元）名、チャンネル番号、番組名など）のうち、１
または複数の情報が含まれていればよい。なお、表示手
段に表示する録画予約の内容として、録画予約した番組
に関する情報以外の情報が含まれていてもよい。録画予
約した番組に関する情報以外に表示手段に表示する情報
としては、例えば、録画予約を行った時刻が考えられ
る。この場合、録画開始時刻と録画予約が行われた時刻
を見比べて、録画開始時刻以前に録画予約を終えたかど
うかを確認することができる。

【００１３】このように構成された番組予約システム
は、番組指定手段がサーバーを介して録画手段とデータ
通信可能であるため、番組指定手段があれば離れた場所
からでも簡単に録画予約を行うことができる。しかも、
表示手段が録画予約の内容を表示するため、録画予約の
内容および録画予約が行われたことを確認することがで
きる。

【００１４】なお、この番組予約システムにおいて、録
画手段とサーバーを通信回線網を介して接続する接続方
法としては、例えば、常時接続する方法、一定時間毎に
接続する方法、録画予約をする時のみ接続する方法など
が考えられる。録画手段とサーバーとの回線が常時接続
されている場合、サーバーが録画予約データを生成した
直後に、録画予約データを録画手段に送信できるため、
録画予約が遅延なく行われる。

【００１５】録画手段とサーバーとの回線が一定時間毎
に接続される場合、あらかじめ定められた時間毎に接
続、切断を行うため、通信料金が接続時間に比例して課
金されるような料金形態においては常時接続に比べて通
信料金を抑えることができる。録画手段とサーバーとの
回線が録画予約をするときのみ接続される場合、録画予
約を行う時だけ録画手段とサーバーが接続されるため、
一定時間毎に接続する場合に比べても接続時間をより少
なくすることができ、通信回線を効率よく使用すること
ができる。なお、録画手段とサーバーとの回線を接続す
る際の具体的な手順としては、例えば、番組指定手段か
ら通信回線網を介して録画手段に制御信号を送信し、録
画手段側からサーバー側に発呼して両者の接続を行うと
いった構成が考えられる。また、サーバーが、番組指定
手段によって送信された番組指定データを受信した際
に、サーバー側から録画手段側へ発呼して両者の接続を
行うように構成されていてもよい。

【００１６】また、請求項２に記載の番組予約システム
は、前記番組指定手段に表示手段が付設され、前記サー
バーが、番組のリストを前記番組指定手段に送信し、該
番組指定手段が、受信した前記リストを前記表示手段に
表示し、該リストの中から指定された１または２以上の
番組に対応する番組指定データを前記サーバーへ送信す
ることを特徴とする。

【００１７】この番組予約システムにおける番組のリス
トとは、例えば、電子番組ガイドなどで利用されている
ような、縦方向に時刻、横方向にチャンネルをとって１
日の番組を配列した表形式のものである。また、番組の
リストの中から番組を指定する方法は、どのような方法
でもよいが、例えば、リスト中の番組毎に録画予約を行
う項目を設けておき、この項目を選択することにより番
組が指定されるように構成されていればよい。また、リ
スト中の番組それぞれに通し番号が付加されており、こ
の通し番号を入力することにより番組が指定されるよう
に構成されていてもよい。

【００１８】このように構成された番組予約システム
は、録画予約の内容を確認しながら録画予約を簡単な操
作によって行うことができるため、録画予約をすべき番
組を間違うといったことが起こりにくい。また、請求項
３に記載の番組予約システムは、前記表示手段が、前記
サーバーから送信された広告画像を前記録画予約の内容
と共に表示することを特徴とする。

【００１９】この番組予約システムにおける広告画像
は、文字、静止画または動画のうち１または２以上で構
成され、録画予約の内容と共に表示されるものである。
また、サーバーから送信される広告画像は、サーバー内
に記憶された複数の広告画像のうち、複数の番組それぞ
れについてあらかじめ定められた広告画像をサーバーが
選択するように構成されていればよい。また、サーバー
がランダムに選択するように構成されていてもよい。

【００２０】この広告画像を表示する表示手段は、番組
指定手段または録画手段の一方または両方に付設された
ものであり、番組指定手段に付設された表示手段が広告
画像を表示する場合、例えば、次のような手順によって
広告画像を表示することが考えられる。まず、録画手段
によって録画予約が行われた際に、録画手段が録画予約
を行った事を示す終了信号をサーバーに送信する。終了
信号を受信したサーバーは、番組指定手段に録画予約の
内容を含んだ終了通知信号と共に広告画像を送信する。
そして、終了通知信号および広告画像を受信した番組指
定手段が、録画予約の内容の画像および広告画像を表示
手段に表示する、といった手順である。

【００２１】また、録画手段に付設された表示手段が広
告画像を表示する場合、例えば、サーバーが録画予約デ
ータと共に広告画像を送信し、録画手段によって録画予
約が行われた際に、録画手段が録画予約の内容の画像お
よび広告画像を表示手段に伝送する。そして、表示手段
が録画予約の内容の画像および広告画像を表示する、と
いった手順が考えられる。

【００２２】このように構成された請求項３に記載の番
組予約システムは、録画予約の内容だけでなく広告をも
表示することができるため、広告を提供する広告主は、
広告効果を期待できる。さらに、請求項４に記載の番組
予約システムは、前記広告画像中にあらかじめリンク先
が関連づけられたリンク部が含まれていることを特徴と
する。

【００２３】この番組予約システムにおけるリンク先と
は、例えば、インターネットにおけるウェブサイトのト
ップページ、電子メールアドレスや電話番号などであ
り、このようなリンク部を選択することによってリンク
先にアクセスできるように構成されていればよい。

【００２４】具体的な例として、リンク先がウェブサイ
トのトップページである場合、リンク部を選択すること
によりウェブサイトのトップページを表示手段に表示す
るように構成されていればよい。また、リンク先が電子
メールアドレスである場合、リンク先を選択することに
より電子メールを出すためにメールソフトが起動するよ
うに構成されていればよい。また、リンク先が電話番号
である場合、リンク先を選択することにより指定された
電話番号の連絡先を呼び出すことができるように構成さ
れていればよい。

【００２５】このように構成された番組予約システム
は、広告画像にリンク先が関連づけられているため、リ
ンク先がウェブサイトである場合、利用者に広告以外の
情報または広告主のより詳しい情報を提供することがで
きる。また、リンク先が広告主の電子メールアドレスや
電話番号などである場合、利用者が広告主に直接連絡を
取ることもできる。

【００２６】また、請求項５に記載の番組予約システム
は、前記リンク先に所定の手順でアクセスすることによ
って、前記サーバーがあらかじめ定められたポイントを
前記サーバー内に記憶するように構成されていることを
特徴とする。

【００２７】この番組予約システムにおいて、リンク先
に所定の手順でアクセスすることによりサーバーは、サ
ーバー内にポイントを記憶する。所定の手順によるアク
セスとは、例えば、リンク先がウェブサイトである場合
に、表示手段がウェブサイトを表示する、リンク先が電
子メールアドレスである場合に、電子メールを電子メー
ルアドレスに送信する、リンク先が電話番号である場合
に、この電話番号に電話をかける、といったことであ
る。

【００２８】また、ここでいうポイントとは、番組指定
手段を利用している利用者に特典を与える際に参照され
る情報であり、特典の具体的な例としては、例えば、現
金、各種金券（商品券、航空券、割引券）、各種サービ
スの提供（有料番組の無料視聴権、インターネットの有
料サイトの無料利用権、電話の通話料割引サービス）、
各種景品などが挙げられる。これらの特典は、ポイント
が発生すると同時に利用者に与えられるものであっても
よく、ポイントが蓄積され所定の値に達した場合に利用
者に与えられるものであってもよい。このポイントは、
各利用者の所有する番組指定手段に割り当てられたサー
バー内の記憶場所に記憶できるようになっていればよ
い。

【００２９】このように構成された番組予約システム
は、リンク先にあらかじめ定められた手順によってアク
セスすることによって、利用者が何らかの特典を得るこ
とができるため、より多くの利用者をリンク先に誘導す
ることができる。

【００３０】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
一例を挙げて説明する。 ［全体構成］番組予約システム１は、図１に示すよう
に、利用者が所有する携帯電話機１０と、サーバー３０
と、番組を録画可能な録画装置５０とによって構成され
る。携帯電話機１０−サーバー３０間および録画装置５
０−サーバー３０間は、それぞれインターネット１００
を介してデータ通信を行うことができる。

【００３１】携帯電話機１０は、操作ボタン１２と、表
示画面１４と、通信装置１６とを備えている。操作ボタ
ン１２は、機能ボタン１２ａ、１２ｂ、１２ｃと、数字
ボタン１２ｄと、矢印ボタン１２ｅによって構成され
る。表示画面１４には、ボタン画像２００ａ、２００
ｂ、２００ｃが表示される。これらのボタン画像２００
ａ〜２００ｃは、それぞれ機能ボタン１２ａ〜１２ｃに
対応している。ボタン画像２００ａ〜２００ｃ上には文
字列が表示され、この文字列によって各機能ボタン１２
ａ〜１２ｃに動的に割り付けられる機能を確認すること
ができる。例えば、機能ボタン１２ａに「決定」機能が
割り付けられた場合、ボタン画像２００ａ上には「決
定」という文字列が表示され、この文字列により、機能
ボタン１２ａに割り付けられた機能を確認できるのであ
る。

【００３２】サーバー３０は、周知のコンピューターシ
ステムによって構成されており、通信装置３２と、コン
ピューター本体３４と、ハードディスク３６と、キーボ
ード３８と、ディスプレイ４０とを備えている。録画装
置５０は、周知のコンピューターシステムによって構成
されており、通信装置５２と、テレビチューナー５４、
コンピューター本体５６と、ハードディスク５８と、キ
ーボード６０と、ディスプレイ６２とを備えている。

【００３３】［携帯電話機１０の番組指定データ送信処
理］このような番組予約システム１において携帯電話機
１０が行う番組指定データ送信処理を図２に基づき説明
する。なお、番組指定データ送信処理は、利用者が携帯
電話機１０を操作して携帯電話機１０とサーバー３０と
の回線を接続することにより開始される。

【００３４】まず、携帯電話機１０は、サーバー３０に
番組表の送信要求データを送信する（ｓ１０）。番組表
とは、縦方向に時刻、横方向に放送局名をとって１日の
番組を配列した表形式のデータである。この処理におい
て、表示画面１４には、図３に示すように、機能ボタン
１２ａに番組表要求機能が割り付けられたことを表すボ
タン画像２００ａが表示され、ここで利用者がこの機能
ボタン１２ａを押すと、送信要求データが携帯電話機１
０からサーバー３０に送信される。

【００３５】次に、携帯電話機１０は、番組表を受信す
る（ｓ１１）。この処理で受信した番組表は、前述の送
信要求データを受信したサーバー３０から送信されてく
るものである。次に、携帯電話機１０は、番組表を表示
画面１４に表示する（ｓ１２）。ここで表示される番組
表は、図４（ａ）に示すように、縦方向に時刻、横方向
に放送局名をとって１日の番組を配列したものである。
また、表示画面１４には、機能ボタン１２ａに決定機能
が割り付けられたことを表すボタン画像２００ａなども
表示される。そして、携帯電話機１０は、入力待ちの状
態となり、ここで利用者による番組の選択が行われる
（ｓ１３）。番組表は、矢印ボタン１２ｅによって番組
毎に移動する網掛け部分２０２が表示されており、利用
者は、網掛け部分２０２を移動させた後、機能ボタン１
２ａを押すことによって、網掛け部分２０２の番組を選
択することになる。

【００３６】次に、携帯電話機１０は、詳細画像を表示
する（ｓ１４）。ここで表示される詳細画像は、ｓ１３
の処理において選択された番組の詳細であり、図４
（ｂ）に示すように、番組名、放送局名、放送日時、番
組内容や、機能ボタン１２ａに録画予約機能が割り付け
られたことを表すボタン画像２００ａなどが表示され
る。そして、携帯電話機１０は、入力待ちの状態とな
り、ここで利用者が機能ボタン１２ａを押すことによっ
て録画番組の指定が行われる（ｓ１５）。

【００３７】次に、携帯電話機１０は、番組指定データ
を生成する（ｓ１６）。この処理において生成される番
組指定データは、上記ｓ１５の処理で指定された番組に
割り当てられたコードおよび録画先アドレスなどによっ
て構成されるデータである。録画先アドレスは、個々の
録画装置５０に割り当てられた電子メールアドレスのよ
うなものである。

【００３８】そして、携帯電話機１０は、番組指定デー
タをサーバー３０に送信する（ｓ１７）。以上の手順に
よって番組予約システム１における携帯電話機１０の番
組指定データ送信処理が終了する。

【００３９】［サーバー３０の番組指定データ受信処
理］次に、サーバー３０が行う番組指定データ受信処理
を図５（ａ）に基づいて説明する。なお、番組指定デー
タ受信処理は、携帯電話機１０とサーバー３０との回線
を接続した後に開始される。

【００４０】まず、サーバー３０は、番組表の送信要求
データを受信する（ｓ３１）。ここで受信する送信要求
データは、図２におけるｓ１０の処理によって、携帯電
話機１０から送信されたものである。次に、サーバー３
０は、携帯電話機１０へ番組表を送信する（ｓ３２）。
ここで送信する番組表は、あらかじめハードディスク３
６に記憶されたデータであり、図２のｓ１１の処理にお
いて、携帯電話機１０が受信するものである。

【００４１】次に、サーバー３０は、番組指定データを
受信する（ｓ３３）。ここで受信する番組指定データ
は、図２におけるｓ１７の処理によって携帯電話機１０
から送信されたものである。次に、サーバー３０は、受
信した番組指定データを基に録画予約データを生成する
（ｓ３４）。番組指定データは、個々の番組を特定でき
るデータではあるが、その放送日、放送時間などの情報
が含まれていない。そのため、サーバー３０は、番組指
定データに対応する番組をハードディスク３６のデータ
ベースから検索し、検索対象となった番組の放送日、放
送時間およびチャンネル番号を抽出し、これらに基づい
て録画予約データを生成する。

【００４２】そして、サーバー３０は、録画予約データ
を記憶する（ｓ３５）。サーバー３０には、複数の録画
装置５０に対応する複数の録画先アドレスが登録されて
おり、サーバー３０のハードディスク３６には、録画先
アドレス毎に記憶場所が確保されている。この処理にお
いて録画予約データは、番組指定データ中に含まれる録
画先アドレスに対応する記憶場所に記憶される。

【００４３】以上の手順によって番組予約システム１に
おけるサーバー３０の番組指定データ受信処理が終了す
る。［サーバー３０の録画予約データ送信処理］次に、
サーバー３０が行う録画予約データ送信処理を図５
（ｂ）に基づいて説明する。なお、録画予約データ送信
処理は、録画装置５０側からサーバー３０との回線を接
続した後に開始する。

【００４４】まず、サーバー３０は、録画装置５０から
送信された録画予約データ送信要求を受信する（ｓ３
６）。ここで受信する録画予約データ送信要求には、送
信元である録画装置５０に対応する録画先アドレスが含
まれている。次に、サーバー３０は録画装置５０に対し
て送信すべき録画予約データがあるかどうかをチェック
する（ｓ３７）。録画予約データは、上記ｓ３５の処理
により録画先アドレス毎に記憶されており、サーバー３
０は、録画予約データ送信要求に含まれる録画先アドレ
スに対応するハードディスク３６の記憶場所に、録画予
約データが記憶されているかどうかをチェックする。ハ
ードディスク３６の記憶場所に録画予約データがある場
合（ｓ３７：ＹＥＳ）、サーバー３０は、その録画予約
データに広告画像を付加する（ｓ３８）。この処理で
は、ハードディスク３６内記憶されている複数の広告画
像のうち、録画予約されるテレビ番組を提供している広
告主の広告画像が選択され、録画予約データに付加され
る。そして、サーバー３０は、録画予約データを録画装
置５０に送信する（ｓ３９）。

【００４５】一方、ハードディスク３６内の記憶場所に
録画予約データがない場合（ｓ３７：ＮＯ）、サーバー
３０は、録画装置５０に無データ通知を送信する（ｓ４
０）。無データ通知とは、対応するハードディスク３６
内の記憶場所に録画予約データがないことを示す内容の
データである。

【００４６】以上の手順によって番組予約システム１に
おけるサーバー３０の録画予約データ処理が終了する。 ［録画装置５０の録画予約データ受信処理］次に、録画
装置５０が行う録画予約データ受信処理の手順を図６に
基づいて説明する。録画予約データ受信処理は、録画装
置５０側からサーバー３０との回線を接続した後に開始
される。なお、録画装置５０は、一定時間毎にサーバー
３０との回線を接続するように構成されている。

【００４７】まず、録画装置５０は、録画予約データ送
信要求を送信する（ｓ５０）。この処理で送信した録画
予約データ送信要求は、図５（ｂ）におけるｓ３６の処
理でサーバー３０が受信するものである。次に、録画装
置５０は、受信したデータをチェックする（ｓ５２）。
この処理では、受信したデータが、図５（ｂ）における
ｓ３９またはｓ４０の処理によって送信された無データ
通知であるか録画予約データであるかをチェックする。
受信したデータが無データ通知である場合（ｓ５２：Ｎ
Ｏ）、録画装置５０は、録画予約をすることなく処理を
終了する。

【００４８】一方、受信したデータが録画予約データで
ある場合（ｓ５２：ＹＥＳ）、録画装置５０は、録画予
約を行う（ｓ５４）。この処理における録画予約は、録
画予約データに含まれた放送日、録画開始および終了時
刻を基にして行われる。次に、録画装置５０は、録画予
約の内容および広告画像をディスプレイ６２に表示する
（ｓ５６）。

【００４９】以上の手順によって番組予約システム１に
おける録画装置５０の録画予約データ受信処理が終了す
る。ところで、録画予約データ受信処理の後、ディスプ
レイ６２には録画予約の内容および広告画像が表示され
ており、広告画像の一部は、図７（ａ）に示すように、
広告主のインターネット上のウェブサイトが関連づけら
れたリンク部２０８が含まれている。利用者がこのリン
ク部２０８を選択する操作を行うと、録画装置５０は、
図７（ｂ）に示すように、インターネットのブラウザー
ソフト２１０を起動して、広告主のウェブサイトのトッ
プページをディスプレイ６２に表示するように構成され
ている。

【００５０】また、本システムにおいては、リンク部に
アクセスするとあらかじめ定められたポイントが利用者
に与えられるようになっている。これらのポイントはサ
ーバー３０によって管理され、そのポイントを記憶する
領域は、録画先アドレス毎にハードディスク３６内に確
保され、利用者にポイントが与えられる度に、そのポイ
ントが加算されていく。このポイントが蓄積されて所定
の値に達した場合、利用者には特典が与えられる。特典
としては、例えば、広告主によって販売されている商品
が複数用意され、ポイント数によって異なる特典が利用
者に与えられる。

【００５１】なお、以上説明した本実施形態において、
携帯電話機１０は本発明における番組指定手段として機
能するものである。また、録画装置５０は本発明におけ
る録画手段として機能するものである。 ［効果］このように構成された番組予約システム１によ
れば、携帯電話機１０がサーバー３０を介して録画装置
５０とデータ通信可能であるため、携帯電話機１０があ
れば離れた場所からでも簡単に録画予約を行うことがで
きる。しかも、録画装置５０のディスプレイ６２が録画
予約の内容を表示するため、録画予約の内容および録画
予約が行われたことを確認することができる。

【００５２】また、番組表によって録画予約の内容を確
認しながら録画予約を簡単な操作によって行うことがで
きるため、録画予約をすべき番組を間違うといったこと
が起こりにくい。また、録画予約の内容だけでなく広告
をも表示することができるため、広告を提供する広告主
は、広告効果を期待できる。

【００５３】また、広告画像に広告主のウェブサイトが
関連づけられているため、広告画像として表示された情
報以外の情報を利用者に提供することができる。また、
広告主のウェブサイトにアクセスすることによって、利
用者が何らかの特典を得ることができるため、より多く
の利用者を広告主のウェブサイトに誘導することができ
る。

【００５４】［変形例］以上、本発明の実施形態につい
て説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限
定されず、このほかにも様々な形態で実施することがで
きる。例えば、上記実施形態においては、録画装置５０
がコンピュータシステムにおける通信装置５２によって
データ通信が行われるものを例示したが、インターネッ
トに接続可能な携帯電話機によってデータ通信が行われ
るように構成されていてもよい。

【００５５】また、上記実施形態においては、録画装置
５０がコンピュータシステムにおけるコンピューター本
体５６およびハードディスク５８によって録画予約を行
うものを例示したが、録画予約がビデオデッキによって
行われるように構成されていてもよい。

【００５６】また、上記実施形態においては、録画装置
５０がコンピュータシステムにおけるディスプレイ６２
によって録画予約の内容および広告画像を表示するもの
を例示したが、録画予約の内容および広告画像がテレビ
受像装置によって表示されるように構成されていてもよ
い。

【００５７】例えば、上記実施形態においては、録画装
置５０がコンピューターシステムのみによって構成され
ているものを例示したが、録画装置５０が、インターネ
ットに接続可能な携帯電話機７２と、録画予約可能なビ
デオデッキ７４と、テレビ受像装置７６とを備えていて
もよい。特にビデオデッキ７４が、携帯電話機７２と接
続可能で、電子メールを送受信する機能や、インターネ
ットにおけるウェブサイトを閲覧する機能を備えていれ
ば、図８に示すように、携帯電話機７２と、ビデオデッ
キ７４と、テレビ受像装置７６のみで録画装置５０を構
成してもよい。

【００５８】また、上記実施形態においては、１つのサ
ーバー３０が、番組表に関する処理、番組指定データお
よび録画予約データに関する処理、広告画像に関する処
理など複数の処理を行っているものを例示したが、これ
ら複数の処理を複数のサーバーで分散処理するように構
成されていてもよい。

【００５９】また、上記実施形態においては、番組指定
手段が携帯電話機１０で構成されているものを例示した
が、番組指定手段がコンピュータシステムなどの端末装
置によって構成されていてもよい。また、上記実施形態
においては、録画先アドレスが、あらかじめ登録されて
いるものを例示したが、録画予約を行う際に、図９
（ａ）に示すように、録画先指定の機能が割り付けられ
た機能ボタン１２ｂを押すことによって、録画先アドレ
スを指定する画面が表示され、録画先アドレスが入力で
きるようになっていてもよい。また、録画先アドレス
が、あらかじめ複数登録できるようになっており、録画
予約を行う際、図９（ｂ）に示すように、複数の録画先
アドレスの中から選択できる画面が表示され、録画先ア
ドレスを選択できるように構成されていてもよい。この
ように構成されていれば、毎回異なる録画装置によって
録画予約を行う場合でも録画予約を行う録画装置を容易
に選択することができる。また、このような構成におい
て、図１０に示すように、録画先アドレスが複数選択で
きる画面が表示され、複数の録画装置に対して録画予約
が行えるようになっていてもよい。

【００６０】また、上記実施形態においては、１回の操
作で１の番組について録画予約を行うものを例示した
が、１回の操作で複数の番組を同時に録画予約できるよ
うになっていてもよい。また、上記実施形態において
は、番組表に設けられた録画ボタンによって録画すべき
番組の指定を行うものを例示したが、録画開始および終
了時刻やチャンネル番号などを文字や数字として入力す
ることにより録画すべき番組の指定を行ってもよい。

【００６１】また、上記実施形態においては、番組指定
データが、コード化された情報であるものを例示した
が、番組指定データは、録画開始および終了時刻やチャ
ンネル番号によって構成されたコード化されていないデ
ータであってもよい。また、上記実施形態においては、
録画予約データに付加される広告画像が、テレビ番組を
提供している広告主の広告画像であるもの例示したが、
サーバー３０がランダムに選択した広告画像を録画予約
データに付加するように構成してもよい。また、録画予
約が行われた時刻毎に異なる広告画像が付加されるよう
に構成してもよい。なお、上記実施形態においては、広
告画像が静止画および文字によって構成されているもの
を例示したが、広告画像は、動画、静止画および文字の
うち１または２以上のものによって構成されていればよ
い。

【００６２】また、上記実施形態においては、録画装置
５０が一定時間毎にサーバー３０との回線を接続するよ
うに構成されたものを例示したが、録画装置５０とサー
バー３０との回線が常時接続しているように構成されて
いてもよい。この場合、サーバー３０は、録画予約デー
タを生成直後に送信することができるため、遅延なく録
画予約を行うことができる。別の構成として、録画予約
を行う際に、携帯電話機１０から録画装置５０に電話回
線網を介して制御信号を送信し、この制御信号を受信し
た録画装置５０側からサーバー３０に発呼して回線の接
続を行うように構成してもよい。また、サーバー３０が
録画予約データを送信する際に、録画装置５０に発呼し
回線の接続を行うように構成してもよい。これらの場
合、録画予約を行う時のみ回線の接続を行うことができ
るため、通信料金が接続時間に比例して課金されるよう
な料金形態においては回線を常時接続している場合に比
べて通信料金を抑えることができる。

【００６３】また、上記実施形態においては、録画装置
５０のディスプレイ６２に録画予約の内容および広告画
像両方が表示されるものを例示したが、ディスプレイ６
２には、録画予約の内容だけが表示されるように構成さ
れていてもよい。また、録画予約の内容および広告画像
は、携帯電話機１０の表示画面１４に表示されるように
構成されていてもよい。この場合の処理手順は、次のよ
うになる。

【００６４】まず、録画装置５０によって録画予約が行
われた際に、録画装置５０が録画予約を行ったことを示
す内容の終了信号をサーバー３０に送信する。終了信号
を受信したサーバー３０は、携帯電話機１０に録画予約
の内容および広告画像を含んだ終了通知信号を送信す
る。そして、終了通知信号を受信した携帯電話機１０
が、録画予約の内容および広告画像を表示画面１４に表
示する。このように構成されていれば、利用者が外出中
であっても、録画予約の内容および録画予約が行われた
ことを確認することができる。

【００６５】また、上記実施形態においては、広告画像
に含まれたリンク部２０８が、広告主のインターネット
上のウェブサイトが関連づけられたものを例示したが、
リンク部が関連づけられたものは、電子メールアドレス
や電話番号でもよい。リンク部が電子メールアドレスに
関連づけられている場合、リンク部を選択することによ
り、メールソフトが起動して、関連づけられた電子メー
ルアドレスに電子メールを送信できるようになっていれ
ばよい。また、リンク部が電話番号に関連づけられてい
る場合、リンク部を選択することにより、電話番号の連
絡先を呼び出せるようになっていればよい。

【００６６】また、上記実施形態においては、利用者に
与えられるポイントがハードディスク３６における録画
先アドレス毎に記憶されるように構成されているものを
例示したが、ポイントは、携帯電話機１０毎に記憶され
るように構成されていてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】番組予約システムの実施形態を表すブロック図
である。

【図２】番組予約システムにおける、携帯電話機の処理
手順を示した図である。

【図３】番組予約システムにおける携帯電話機が表示す
る一画面である。

【図４】番組予約システムにおける、サーバーのデータ
生成処理の手順を示した図である。

【図５】番組予約システムにおける、サーバーのデータ
送信処理の手順を示した図である。

【図６】番組予約システムにおける、録画装置の処理手
順を示した図である。

【図７】番組予約システムにおける、録画装置のディス
プレイに表示される一画面である。

【図８】番組予約システムの実施形態を表すさらに別の
ブロック図である。

【図９】番組予約システムにおける、録画装置のディス
プレイに表示される一画面である。

【図１０】番組予約システムにおける、録画装置のディ
スプレイに表示される一画面である。

【符号の説明】

１・・・番組予約システム、１０・・・携帯電話機、１
２・・・操作ボタン、１４・・・表示画面、３０・・・
サーバー、３２・・・通信装置、３４・・・コンピュー
ター本体、３６・・・ハードディスク、３８・・・キー
ボード、４０・・・ディスプレイ、５０・・・録画装
置、５２・・・通信装置、５４・・・テレビチューナ
ー、５６・・・コンピューター本体、５８・・・ハード
ディスク、６０・・・キーボード、６２・・・ディスプ
レイ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｑ 9/00 ３０１ Ｈ０４Ｎ 5/91 Ｌ ３２１ Ｚ Ｆターム(参考） 5C052 AB02 CC06 DD10 EE03 5C053 FA21 FA30 JA16 LA07 LA14 5C056 AA10 BA08 CA11 CA15 DA08 DA11 EA01 5K048 BA04 BA13 DB01 DC01 DC07 FB08 FB10 5K101 KK17 LL01 LL11

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】録画予約すべき番組を所定の操作によって
   指定可能な番組指定手段と、 事前に録画予約された番組を録画可能な録画手段と、 前記番組指定手段と前記録画手段との間に介在してそれ
   ぞれとデータ通信可能なサーバーとで構成される番組予
   約システムであって、 前記番組指定手段が、前記所定の操作に基づいて前記録
   画予約すべき番組を指定する番組指定データを生成し、
   該番組指定データを前記サーバーに送信し、 該サーバーが、前記番組指定手段から前記番組指定デー
   タを受信し、該番組指定データで指定された番組の録画
   予約に必要な録画予約データを生成し、該録画予約デー
   タを前記録画手段に送信し、 前記録画手段が、前記サーバーから前記録画予約データ
   を受信し、該録画予約データに基づいて録画予約がなさ
   れるように構成され、 さらに、前記番組指定手段または前記録画手段のいずれ
   か一方または両方に表示手段が付設され、該表示手段が
   前記録画予約の内容を表示するように構成されているこ
   とを特徴とする番組予約システム。
2. 【請求項２】前記番組指定手段に表示手段が付設され、 前記サーバーが、番組のリストを前記番組指定手段に送
   信し、 該番組指定手段が、受信した前記リストを前記表示手段
   に表示し、該リストの中から指定された１または２以上
   の番組に対応する番組指定データを前記サーバーへ送信
   することを特徴とする請求項１に記載の番組予約システ
   ム。
3. 【請求項３】前記表示手段が、前記サーバーから送信さ
   れた広告画像を前記録画予約の内容と共に表示すること
   を特徴とする請求項１または請求項２に記載の放送番組
   予約システム。
4. 【請求項４】前記広告画像中にあらかじめリンク先が関
   連づけられたリンク部が含まれていることを特徴とする
   請求項３に記載の番組予約システム。
5. 【請求項５】前記リンク先に所定の手順でアクセスする
   ことによって、前記サーバーがあらかじめ定められたポ
   イントを前記サーバー内に記憶するように構成されてい
   ることを特徴とする請求項４に記載の番組予約システ
   ム。