JP2002094797A - Ccd信号処理における光学的黒及びオフセット補正のノイズ・フィルタリングのデジタル方式 - Google Patents

Ccd信号処理における光学的黒及びオフセット補正のノイズ・フィルタリングのデジタル方式

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JP2002094797A
JP2002094797A JP2000309912A JP2000309912A JP2002094797A JP 2002094797 A JP2002094797 A JP 2002094797A JP 2000309912 A JP2000309912 A JP 2000309912A JP 2000309912 A JP2000309912 A JP 2000309912A JP 2002094797 A JP2002094797 A JP 2002094797A
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ビルハン ハイダル
Chandrasekaran Ramesh
チャンドラセカラン ラメシュ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCDにおける不良画素の発生を防止する。 【解決手段】 ホット/コールド画素及びライン・ノイ
ズ・フィルタリングを有する電荷結合デバイスのための
画像処理装置(800)が開示され、光学的黒及びオフ
セット補正を提供する。本発明は、デジタル的にプログ
ラム可能なバンド幅が存在するように、電荷結合デバイ
スのノイズのない光学的黒補正を得るためのデジタル・
フィルタを有するオフセット及び光学的黒補正回路を教
示する。チャンネル・オフセットと光学的黒レベルの和
は、ライン毎に多数の光学的黒セルを有する所定数のラ
インに対して平均化され、この和はデジタル・フィルタ
を介して通過する。更に、チャンネルは、その平均値に
対応する、ユーザがプログラム可能なADC(810)
出力を得るため、デジタル的に較正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理に関連し、
更に特定して言えば、デジタル光学的黒及びオフセット
補正とノイズ・フィルタ作用を提供する、電荷結合デバ
イスのアナログ・フロント・エンドに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】集積回路の設計及び製造の
著しい進歩により、デジタル電子カメラを含めて、低コ
ストで集積度の高い高性能な画像処理製品ができるよう
になっている。従来のカメラは、典型的にはアレイ電荷
結合デバイス(CCD)である画像センサと、アナログ
・フロント・エンド(AFE)と、デジタル画像処理装
置とを含む。光学的黒及びオフセット較正を有するアナ
ログ・フロント・エンドの多くは、光学的黒期間の間、
エラー信号をコンデンサに積分し、ビデオ期間の間、生
成された電圧を入力にフィードバックして、オフセット
又は光学的な黒の値を相殺する方式を含む。図1の回路
100に示されているように、デジタル・イメージング
に用いられる集積されたフォトセルのアレイであるCC
D102は、ACカップリングのためコンデンサ104
及びクランプ回路106に接続される。コンデンサ10
4に接続されるAFEは一般的に、3つの主な要素:相
関ダブル・サンプラー108(CDS)、プログラマブ
ル利得増幅器110(PGA)、及びアナログ・デジタ
ル変換器112(ADC)を含む。任意のカメラ設計の
基本的な目的は、後続の回路に何らノイズを付加するこ
となく、画像センサからできるだけ大きなダイナミック
・レンジを引き出すことである。このような構造を有す
る従来の画像処理装置100の特定の動作を、図2a及
び図2bのCCD102のタイミング・チャートを参照
して説明する。詳細には、CCD102の出力は、リセ
ット・パルス、参照レベル、及びビデオ・レベルを有す
る。CCD102からの出力は、CDS108によって
2度サンプリングされて、参照レベルの間第1のサンプ
ルが取られ、ビデオ信号の間第2のサンプルが取られ
る。その差が、対応するCDS108の出力である。光
学的黒レベルとビデオ・レベルの間のこの差は、任意の
所定の画素に対する実際の画像の値を表わす。図2bに
示されているように、暗いセルは、フレームの画素毎
に、及びライン毎に変化し得るフォトセルの暗電流のた
め、ゼロ・ディファレンシャル出力を生成しない。暗電
流又は「光学的黒レベル」、及びCDS108、PGA
110、及びADC112で用いられる全ての増幅器の
内部オフセットにより、その結果の、暗いセルに対する
ADC112の出力はゼロにはならない。更に複雑なこ
とに、CDS108のオフセット及び光学的黒レベル
は、PGA110からの利得で乗算される。信号に対し
て理想のダイナミック・レンジを達成するために、黒レ
ベルとオフセットは取除かれなければならない。
【0003】図2a及び図2bに示されているように、
CDS108の機能は、各画素の参照レベルとビデオ・
レベルとの間の電位差を感知及び生成することである。
CDS108を用いる最も重要な利点は、ノイズを減ら
すことである。ビデオ・レベルから参照レベルを減算す
ることによってビデオ・データを捕捉することに加え、
これらの2つの信号に共通するノイズはすべてCDS1
08によって取除かれる。切替えコンデンサ増幅器のオ
フセットを相殺する1つの方式は、サンプリング・フェ
ーズの間、単位利得フィードバックに増幅器を置くこと
である。このようにして、増幅フェーズの間、入力オフ
セットもサンプリング及び相殺される。しかし、高速で
高い閉ループ利得が必要とされるアプリケーションで
は、単位利得フィードバックで安定した増幅器は維持さ
れ得ない。更に、この方式は、光学的黒レベルを補正し
ない。別の方式は、図3に示されたフィードバック回路
300を用いて光学的黒レベルを補正する。この方式
は、積分器で光学的黒エラーを積分し、PGA306の
入力に負のフィードバックを供給する。フィードバック
回路は、アナログの光学的黒信号のレベルを所定のレベ
ルに制御するよう動作する。しかし、この技術は、デジ
タル・プログラマビリティの柔軟性に欠け、複雑なアナ
ログ回路を必要とし、時にはオフ・チップ・コンデンサ
も必要とする。更にこの技術は、増幅器出力の遅延のた
め、離散時間(切替えコンデンサ)のシステムに適さな
い。しかし、最適なダイナミック・レンジのためにはア
ナログ・ドメインのオフセットを相殺するほうが良いた
め、代替として、ポスト・デジタル光学的黒補正技術は
望ましくない。同時係属中の米国特許出願番号09/3
53,919は、図4に示されているように、移動平均
化フィルタ方式を用いて光学的な黒オフセット補正を行
うCCD信号処理方法を提供し、光学的黒画素が各々の
ラインの始めで平均化され、オフセットを相殺するため
にオフセットDAC 418が更新されるようにする。
アナログ・フロント・エンド(AFE)は、CCD出力
信号をデジタル・データに変換して、この後のデジタル
信号処理ができるようにする。AFEの入力では、CC
D出力信号の直流レベルを入力ダイナミック・レンジに
クランプする。ノイズ性能及びダイナミック・レンジを
一層良くするため、クランプされた入力信号に対して相
関ダブル・サンプリングが適用される。相関ダブル・サ
ンプラー(CDS)の出力が、線形制御で指数関数的に
変化するプログラム可能な利得によって増幅される。そ
の後、増幅されたアナログ信号がデジタル・データに変
換される。ダイナミック・レンジを最大にするために、
光学的な黒の値及びチャンネル・オフセットが補正され
る。
【0004】信号の光学的黒レベル・サンプリングの間
閉じているスイッチ410を有するフィードバック・ル
ープを用いて、デジタル平均化器412が光学的黒画素
を平均化する。コンパレータ414は、所望の光学的黒
レベルと平均化された光学的黒レベルとを比較する。こ
れにより、アップ及びダウン制御信号がアップ/ダウン
・カウンタ416へ提供される。カウンタ/レジスタ4
16は、ADC408の出力が所望の光学的黒レベルに
収束するまで、カウント・アップ又はカウント・ダウン
する。デジタル・アナログ変換器418は、カウンタの
出力を、CDS402からの画像信号出力に適用される
ようにアナログ電圧に変換する。しかし、この回路配置
は、光学的黒レベル・オフセットを相殺するために、フ
ィードバック・ラインの未知数の反復を行う。更に、P
GA利得があまりに高いと、相殺の精度が悪化する。出
願人の同時係属中の出願、米国特許出願番号09/35
3,919の第2の実施例は、移動平均化フィルタ方式
を用いて光学的な黒オフセット補正を行うCCD信号処
理方法を提供し、光学的黒画素が各々のラインの始めで
平均化され、オフセットを相殺するために、オフセット
DAC、即ち、DAC−C 612及びDAC−F 61
4が更新されるようにする。具体的に言うと、図6に示
されているように、回路600は、粗調整モード及び微
細調整モードを用いてアナログ・ドメインでオフセット
及び光学的な黒の値を補正するミックスド・シグナル技
術を含む。デジタル光学的黒補正回路616は、画像信
号のアナログ・オフセットが調整されるべき必要な量を
決定する。DAC−C 612及びDAC−F614
は、それぞれ粗調整モード及び微細調整モードでオフセ
ットを提供する。この高度にプログラム可能な技術は、
離散時間系及び連続時間系の両方において用いることが
でき、オフ・チップ部品を必要としない。動作について
説明すると、CCD画像ラインがライン・レジスタへ垂
直方向にシフトされ、その後、このラインの画素が出力
ピンへ水平方向にシフトされる。この工程は、フレーム
内の光学的な黒の値を次第に増加させ、これは補正され
る必要がある。図7に示されているように、画像フレー
ム又はフィールドの最初のラインに対し、光学的な黒の
値に初期のジャンプがあることがある。このジャンプ
は、異なる露出時間によって引き起こされる。その後、
平均値が次第に増加する。画像読み込みモードの間、光
学的な黒の値のシフトによる緩やかな傾斜に加え、図示
するようなライン・ノイズが存在し、このため、補正D
ACがライン毎に更新される場合、ライン・ノイズが存
在し得る。DAC更新が、ユーザがプログラムし得る一
定数のラインにわたって成される場合、画像には目に見
える帯があることがある。更に、ある光学的黒画素が不
良である、即ち、ホット光学的黒画素及びコールド光学
的黒画素であることがあるので、平均値はラインによっ
て異なる。ホット画素は、生成する電荷が多すぎる不良
画素であり、コールド画素は、全く電荷を生成しない画
素である。画像に帯を発生することなく、ライン・ノイ
ズ、及びホット画素及びコールド画素を取除くためのC
CD光学的黒補正用の移動平均化フィルタ方式であっ
て、かなりの量のレジスタ及び複雑なデジタル回路を省
くために直接的な移動平均化フィルタを用いることがで
きる、又はその簡略版を用いることができる方式が必要
とされている。
【0005】
【課題を達成するための手段及び作用】光学的黒及びオ
フセット補正を有するアナログ・フロント・エンド回路
の上述の欠点に対処するため、本発明は、電荷結合デバ
イスのノイズのない光学的黒補正を得るためのデジタル
・フィルタを有し、デジタル的にプログラム可能なバン
ド幅が存在するようにするオフセット及び光学的黒補正
回路を教示する。本発明に従って、高周波ノイズ成分を
有するデジタル・エラー信号など、ADCの出力にある
チャンネル・オフセットと光学的黒レベルの和は、ホッ
ト/コールド画素フィルタ作用を介して通過し、所定数
のライン及びライン当たりの光学的な黒セルに対して平
均化される。最終的に、これは、プログラム可能なバン
ド幅を有するデジタル・フィルタを介して通過して、フ
ィルタリングされたデジタル・エラー信号を生成する。
このエラー信号は、ADCの出力で所望の光学的黒レベ
ルを得るために、デジタル・アナログ変換器を介してア
ナログ・チャンネルにフィードバックされる。
【0006】本発明に従った画像処理装置の第1の実施
例は、CCDと光学的黒及びオフセット補正回路との間
に接続されるアナログ・フロント・エンド回路を含む。
この装置は、入力画像信号をサンプリングするためのサ
ンプリング回路と、光学的黒レベルを検出するための検
出回路を含む。デジタル平均化器が、画像信号の各ライ
ンの始めに光学的黒画素を平均化する。更に、デジタル
平均化器は、光学的黒画素の平均化の前にホット画素及
びコールド画素をフィルタリングするための第1のフィ
ルタを含む。ライン・ノイズ・フィルタは、平均化され
た光学的黒信号を受けとり、更に、光学的黒信号からラ
イン・ノイズを取除く。デジタル・コンパレータが、参
照信号と光学的黒信号を受けとり、光学的黒信号を参照
信号と比較する。この差は、デジタル・コンパレータで
得られた差をフィードバックすることによって光学的黒
レベルを補正するための補正回路によって受信され、そ
の差がアナログ画像信号に適用されるようにする。本発
明の実施例の範囲内で、補正回路は、画像処理装置の入
力におけるアナログ画像信号に対する調整として適用さ
れるように、この差を逆にアナログ信号に変換するデジ
タル・アナログ変換器を含む。第2の実施例において、
補正回路は、画像処理における異なるポイントの画像信
号に対し粗調整及び微細調整を適用するために用いられ
る第1及び第2のデジタル・アナログ変換器を含む。既
知の通り、AFEは一般的に、3つの主な要素:相関ダ
ブル・サンプラー(CDS)、プログラマブル利得増幅
器(PGA)、及びアナログ・デジタル変換器(AD
C)を含む。粗調整は、PGAの前の画像信号に先ず適
用され、微細調整は、PGA後の増幅された画像信号に
適用される。この実施例により、PGAの利得が高いと
きの精度が向上する。この設計の利点は、これに限らな
いが、ライン・ノイズとコールド/ホット画素を取除
く、高度にプログラム可能なミックスド・シグナル光学
的黒及びオフセット回路を有するアナログ・フロント・
エンド回路を含む。この回路は、他の方式よりも、画像
処理のためのダイナミック・レンジが改善されている。
このため、この高度にプログラム可能な設計は、離散時
間系及び連続時間系の両方に用いることができ、オフ・
チップ部品を必要としない。このため、この設計は、後
続の回路に何らノイズを追加することなく、画像センサ
からできるだけ大きなアナログ・ダイナミック・レンジ
を引き出すという目的を達成する。
【0007】
【実施例】本発明に従って、図8は、ライン・ノイズと
共にホット画素及びコールド画素がフィルタ作用によっ
て除かれるCCD信号処理の光学的黒及びオフセット補
正を有するアナログ・フロント・エンド回路の実施例を
示す。回路800は、移動平均化フィルタ方式を用いる
光学的黒オフセット補正を有するCCD信号処理方法を
提供し、各ラインの始めに平均化された光学的黒画素の
ライン・ノイズと共にホット画素及びコールド画素がフ
ィルタ作用によって除かれるようにする。オフセットD
ACは、オフセットを相殺するために更新される。光学
的黒レベル及び増幅は、ユーザによって完全にカスタマ
イズされ得る。動作において、アナログ・フロント・エ
ンド(AFE)800は、CCD出力信号CCDIN
を、後続のデジタル信号処理が可能となるようにデジタ
ル・データに変換する。AFE800の入力で、CCD
出力信号CCDINの直流レベルが、入力ダイナミック
・レンジにクランプされる。ノイズ性能及びダイナミッ
ク・レンジをより良くするため、クランプされた入力信
号に対して相関ダブル・サンプリングが適用される。相
関ダブル・サンプラー(CDS)802の出力は、線形
制御で指数関数的に変化するプログラム可能な利得によ
って増幅される。その後、増幅されたアナログ信号は、
デジタル・データに変換される。較正ロジック814内
で、光学的黒データからライン・ノイズと共にホット画
素及びコールド画素が取除かれる。チャンネル・オフセ
ットと光学的黒レベルの和が、所定数のライン、及びラ
イン当たりの光学的黒セルに対して平均化される。これ
は、ユーザによってカスタマイズされ得るデジタル参照
値と比較され、その差は、ライン・ノイズを取除くた
め、デジタル・フィルタリングに供される。結果の補正
信号は、アナログ値に変換され、アナログ・チャンネル
に適用されて、ユーザ・プログラマー光学的黒の値が求
められる。更に具体的に言えば、アナログ・フロント・
エンド回路800は、後続の利得が高い場合、CCDか
らの画像信号に対して第1の調整を付加する目的で、第
1の加算器804に結合される相関ダブル・サンプラー
(CDS)802を含み、このような調整は典型的に粗
調整である。プログラマブル利得増幅器(PGA)80
6は、合計された信号を増幅するため結合される。第2
の加算器808は、PGA806の出力に接続され、画
像信号に対し、典型的に微細調整である付加的な調整を
適用する。1つが増幅に先行し1つが増幅の後に続く2
つの個別の調整を有する所定のこの配置は、粗DACが
大きなダイナミック補正範囲を提供し、微細DACが微
細精度を提供するため、信号処理は、増幅前の1回の調
整のみしか有さない場合よりも信頼性があることに注意
されたい。
【0008】ADC810は、第2の加算器808から
出力を受けとり、アナログ画像信号をデジタル画像信号
に変換する。光学的黒画素制限ブロック812は、ホッ
ト光学的黒画素及びコールド光学的黒画素を制限するた
めに用いられる。これらの制限は、ユーザがプログラム
することができる。較正ロジック814は、デジタル平
均化器(図示せず)とコンパレータ(図示せず)を含
む。デジタル平均化器は、各ラインの始めで光学的黒画
素を平均化し、コンパレータは、この信号を光学的黒参
照値と比較して、必要とされる調整の量を決定する。更
に、較正ロジック814は、図9を参照して更に詳細に
説明するように、ライン・ノイズを取除くフィルタ装置
を含む。回路800は、移動平均化フィルタ方式を用い
る光学的黒オフセット補正を提供し、光学的黒画素が各
ラインの始めで平均化され、オフセットを相殺するた
め、オフセットDAC、即ち、DAC836及びDAC
838が更新されるようにする。具体的に言うと、DA
C836及び838が、この差をアナログ電圧に変換
し、それぞれPGA806の前及び後の画像信号に適用
されるようにする。光学的黒画素レジスタ812、較正
ロジック814、マルチプレクサ818及び820、及
びオフセット・レジスタ830及び832を含むデジタ
ル・ブロックは、光学的黒レベルのADC出力の平均を
取り、チャンネル・オフセット及び光学的黒補正を補償
するために2つのDAC、838及び836を制御す
る。PGA806の前のDAC836は、粗オフセット
を補正するために用いられ、ADC810の前のDAC
838は、微細オフセット補正のために用いられる。図
11から図13のフローチャートに示されているよう
に、オフセットが微細DAC838の範囲外にある場
合、そのオフセットが負であるか正であるかに従って、
粗DAC836が増減される。粗モードにおいて出力が
所望の値に最も近づくと、システムは、微細DAC83
8がその補正範囲の中心になるまで粗DAC836を更
新し続ける。その後、残りは微細DAC838によって
補正される。このようにして微細DAC838の範囲が
最適化される。粗DAC836は、光学的黒画素の間、
ライン毎の閉ループ・フィードバックにある。これは、
粗モードでは、オフセットを補正するため2回以上反復
をするが、微細モードでは、オフセットはライン毎にす
ぐに補正される。上述の最適化により、8ビット微細D
AC838の+/−255 LSBに近い比較的大きな
光学的レベルの変動は、粗モードへの切替えなしに微細
モードで補正され得る。
【0009】具体的に言えば、図11に示されているよ
うに、工程10は、ADC810から光学的黒画素レジ
スタ812への出力を表わす。ユーザは、工程12に示
されているように光学的黒レベルを設定し、任意に工程
14で利得を設定する。これに従い、工程16におい
て、これらの入力はデジタル・ブロックに適用され、そ
れが、CCDからの画像信号に粗光学的黒調整が成され
る粗モードで動作するようにする。その後、工程18に
おいて、デジタル・ブロックは、画像信号に対して微細
光学的黒調整が成される微細モードに入る。工程20に
おいて、補正がまだ微細範囲内にあるかどうか判定され
る。微細範囲内にある場合、プロセスは工程18に進
み、デジタル・ブロックは微細モードに残る。微細範囲
内にない場合、工程16に進み、デジタル・ブロックは
粗モードで作動する。図12は、図11の工程16に示
したような粗モードの方法を示す。較正ロジック814
は、工程24において、利得が64より小さいかどうか
を判定する。64より小さい場合、工程26に示される
ように、粗DAC836は4だけ増加する。そうでない
場合、工程28に示されるように、較正ロジック814
は、利得が96より小さいかどうかを判定する。96よ
り小さい場合、工程30に示されるように、粗DAC8
36は3だけ増加する。そうでない場合、工程32に示
されるように、較正ロジック814は、利得が128よ
り小さいかどうかを判定する。128より小さい場合、
工程34は、粗DAC836が2だけ増加することを示
す。そうでない場合、工程36で示されるように、粗D
AC836は1だけ増加する。粗DAC836が増加さ
れた後、工程38において、負のオーバーフローがある
かどうか判定される。負のオーバーフローがある場合、
工程40で示されるように、粗DAC836が増加され
る。そうでない場合、工程42に示されるように、正の
オーバーフローがあるかどうか判定される。正のオーバ
ーフローがある場合、工程44に示されるように、粗D
AC836は減少される。そうでない場合、工程46が
示すように、粗DAC836に何ら更新は成されない。
【0010】図13は、図11の工程18で示したよう
な微細モードの方法を示す。工程48において、微細D
AC838オーバーフローがあるかどうかが先ず判定さ
れる。オーバーフローがある場合、工程50に示すよう
に、較正ロジックは、微細DAC838が最適化中かど
うかを判定する。最適化中である場合、工程54に示す
ように、前の微細DAC値が用いられ、粗DAC変更が
元に戻され、工程18において微細DACモードが再び
開始される。最適化されない場合、工程52に示すよう
に、粗DACモードに進む(工程16)。微細DACオ
ーバーフローがない場合、工程56に示すように、前の
サイクルが真のオーバーフローであったかどうかが判定
される。そうであった場合、工程58で示すように、微
細DAC838を最適化するため、モードが粗DACモ
ードに変わる。そうでない場合、工程60に示すよう
に、前のサイクルが粗DAC836を最適化していたか
どうかが判定される。最適化していた場合、工程62に
示すように、前の微細DAC調整が、現在の微細DAC
調整よりも大きいかどうかが判定される。そうである場
合、工程66は、粗DAC836を最適化し続けるよう
デジタル・ブロックに指示する。そうでない場合、工程
64は、前の微細DAC調整値に戻り、粗DAC調整を
元に戻し、微細DACモード(工程18)に戻るよう、
デジタル・ブロックに指示する。前のサイクルが粗DA
C836を最適化していなかった場合、工程68に示す
ように、デジタル・ブロックは、回路800がパワーア
ップされたばかりであるかどうかを判定する。そうであ
る場合、工程70が示すように、粗DACモード(工程
16)が開始される。そうでない場合、工程72に示す
ように、デジタル・ブロックは微細DAC(工程18)
を続ける。代わりに、別の実施例は、2つのDAC、8
36及び838、オフセット・レジスタ、830及び8
32、及びマルチプレクサ、818及び820のうちの
片方をなくし、CCDからの入力アナログ画像信号に対
し1つの調整のみが成されるようにする。第1の実施例
は、光学的黒レベルを相殺し、より正確な光学的黒レベ
ルを生成するため、フィードバック・ラインの未知数の
反復を行わないという点で一層効率的である。任意の要
素、DAC826及び828、DACレジスタ822及
び824、PGAレジスタ834、及びシリアル・ポー
ト816は、テストのためデータをリトリーブすること
に加え、光学的黒レベル及び増幅をカスタマイズする能
力をユーザに提供するために組込まれる。このように、
この高度にプログラム可能な設計は、離散時間系及び連
続時間系の両方に用いることができ、オフ・チップ部品
を何ら必要としない。
【0011】図9に示されるように、回路900は、ホ
ット画素及びコールド画素を取除く回路に加え、ライン
・ノイズ・フィルタリング方式を含む。回路900は、
光学的黒画素制限リファレンス812に組込まれるホッ
ト/コールド画素フィルタ及び平均化器902を除き、
較正ロジック814内に組込まれる。これは、ホット画
素及びコールド画素を取除くと共に、各ラインの始めに
光学的黒画素を平均化する目的で、ホット画素及びコー
ルド画素フィルタ及び平均化器902を含む。更に具体
的に言えば、この設計900により、ホット画素参照値
レベル及びコールド画素参照値レベルを、平均化器90
2への入力としてカスタマイズすることができる。光学
的黒レベル・シフトは緩やかな(slow)信号であるた
め、過補正を適用することによるライン・ノイズを避け
るため、エラー信号から高周波成分を取除くことが望ま
しい。回路900の、ライン・ノイズを相殺する部分
は、少数のレジスタしか必要としない簡略化した関数 Y(n)=α*X(n)+(1−α)*Y(n−1) を用いて、移動平均化フィルタを近似する。ここでY
(n)は新しいDACの値、X(n)はエラー信号(補
正DACがゼロである場合、所望の値と実際の光学的黒
レベルの間の差)、Y(n−1)は前のDACの値、α
はユーザがプログラムし得る重みである。この関数は、
加算器、904,906,910及び914、増幅器、
908及び916、及びレジスタ912を用いて実行さ
れる。αが1であれば、補正は非常に速いが、ライン・
ノイズが発生し得る。αが非常に小さいと、入力に対す
る補正の応答は一層ゆっくりになるが、不良光学的黒画
素及びノイズによる高周波成分のオーバー補正は、図1
0に示されるようにフィルタ作用によって除かれる。画
像読み込みモードの間、光学的な黒の値に予測される変
化は非常に緩やかである。しかし、異なる露出時間によ
る各フレームの開始時は、そうではないかもしれない。
各フレームの始めに急激な光学的黒シフトがあることも
ある。ユーザは、フレームの初めのラインに対し、ホッ
ト/コールド画素をフィルタリングすることなく、及び
そのラインに対してのみのαから1の重み付けを設定す
ることなく、光学的黒補正が急速に行われるように、内
部制御ビットを設定することができる。ライン・ノイズ
が取除かれると、デジタル・コンパレータ918は、図
示するように、粗DAC836に対する調整を(図11
−図12に示したような、PGA利得及び粗モード及び
微細モードに依って)決める。これに従い、信号、微細
DAC、及び粗DACはそれぞれ、マルチプレクサ81
8及び820に送られ、アナログ画像信号に対する微細
調整及び粗調整を提供する。マニュアル光学的黒補正モ
ードの間、マルチプレクサ818及び820は、自動補
正値は通さず、ユーザ設定値を両方のDAC836及び
838に通過させる。
【0012】図14−図16は回路900のテスト結果
を示す。図14において、高周波正弦波として表わされ
るノイズを有する低周波ランプ信号の光学的黒入力がフ
ィルタリングされる。微細DAC出力838に対して示
されるように、光学的黒ノイズの高周波成分がフィルタ
作用によって除かれ、低周波エラー信号が補正される。
図15において、高周波正弦波ノイズを有する低周波ラ
ンプ信号の同じ光学的黒入力信号が、ADC810に対
する出力で示されている。図示されるように、α=1/
64の設定によって、高周波ノイズが取除かれている。
図16において、異なる重み係数を用いてADC810
の出力をみるよう、同じ信号が取上げられている。図示
されるように、一層小さい重み係数が、画像信号の品質
を向上させる。光学的黒補正装置の利点は、これに限ら
れるものではないが、アナログ・コンデンサ・ベースの
積分器に対しての、デジタル的にプログラム可能なフィ
ルタを含む。CCDのノイズ、スキャン時間、及び他の
変数に依って、光学的黒補正の応答時間及びフィルタ・
バンド幅は、デジタル的にプログラムされ得る。この構
成により、デジタル的にプログラムできること、微細な
解像度、及び連続時間系及び離散的時間系の両方のプロ
グラマブル利得増幅器への両立を含み、従来の構成より
も著しい利点が提供される。本発明は、デジタル・スチ
ル・カメラ、デジタル・ビデオ・カメラ、デジタル・ビ
デオ処理システム、CCD信号処理装置、及びCMOS
イメージャを含めて、種々の工業用、医療用、及び軍事
用センサ及びイメージングの用途で、非常に多くのビデ
オ・システムの用途に用いられる。
【0013】この明細書の読者は、この明細書と同時に
出願され、この明細書と共に公けに調べることができる
全ての文書を参照されたい。これらの全ての書類の内容
をここで引用することによってこの出願に取入れる。こ
の明細書に記述した全ての特徴(全ての請求項、要約及
び図面を含む)は、特に断らない限り、同じ、同等な又
は同様な目的に役立つ代わりの特徴に置き換えることが
できる。従って特に断らない限り、開示された各々の特
徴は、属としての一連の同等な又は同様な特徴の一例に
過ぎない。この明細書で用いた用語及び表現は、説明の
用語として使われたのであって、この発明を制約するも
のではなく、こういう用語及び表現を使ったからといっ
て、図面に示し、ここで説明した特徴の均等物又はその
一部分を除外するつもりはなく、この発明の範囲が、特
許請求の範囲にのみによって定められるものであること
を承知されたい。
【0014】
【関連出願との関係】この発明は、1999年7月15
日に出願された米国特許出願番号09/353,91
9、発明の名称「CCD信号処理における光学的黒及び
オフセット補正」という同時係属中の出願に関するが、
この出願をここで引用することによってこの出願に取入
れる。この出願は、35 USC §119(e)
(1)により、1999年9月3日に出願された仮出願
番号60/152,439の優先権を主張する。
【図面の簡単な説明】
【図1】CCDのアナログ・フロント・エンドの既知の
実施例のブロック図。
【図2】図1の回路を理解するのに役立つ波形。
【図3】積分器を用いる光学的黒較正システムの既知の
実施例を示す図。
【図4】同時継続中の米国出願番号09/353,91
9に開示された光学的黒較正システムの第1の実施例を
示す図。
【図5】光学的黒期間及び信号期間を有するCCD出力
フレームを示す波形。
【図6】同時継続中の米国特許出願番号09/353,
919に開示された光学的黒オフセット補正装置の第2
の実施例のブロック図。
【図7】フレーム又はフィールドに対する典型的な光学
的黒の値を示す波形。
【図8】本発明に従って光学的黒及びオフセット較正を
提供し、ノイズを取除くためのアーキテクチャを示す
図。
【図9】本発明に従って光学的黒及びオフセット較正を
提供し、ノイズを取除くための較正ロジックを示す図。
【図10】ライン周波数を関数として、光学的黒フィル
タ応答を示す図。
【図11】同時係属中の米国特許出願番号09/35
3,919に開示された光学的黒オフセット補正装置の
粗調整モード及び微細調整モードのフローチャート。
【図12】同時継続中の米国特許出願番号09/35
3,919に開示された光学的黒オフセット補正装置の
粗調整モードのフローチャート。
【図13】同時継続中の米国特許出願番号09/35
3,919に開示された光学的黒オフセット補正装置の
微細調整モードのフローチャート。
【図14】2つの異なる重み係数を有する高周波正弦波
光学的黒ノイズを有する低周波ランプ信号に対する微細
DAC出力を示す図。
【図15】2つの異なる重み係数を有する高周波正弦波
光学的黒ノイズを有する低周波ランプ信号に対する微細
ADC出力を示す図。
【図16】高周波正弦波光学的黒レベルを有する低周波
ランプ信号に対し、αに異なる重み係数を用いるADC
出力を示す図。
【符号の説明】
800 アナログ・フロント・エンド回路 802 相関ダブル・サンプラー 810 アナログ・デジタル変換器 812 光学的黒画素制限レジスタ 814 較正ロジック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 H01L 27/14 B (72)発明者 ラメシュ チャンドラセカラン アメリカ合衆国 テキサス、ダラス、マッ カラム ブールバード 7835、アパートメ ント ナンバー 1301 Fターム(参考) 4M118 AA05 AA10 AB01 BA10 DD09 FA06 GB09 5B047 AB02 BB02 DA04 DC01 5B057 BA02 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CC01 CE02 CE06 CH08 5C024 CX06 CX21 GY01 HX04 HX09 HX18 HX21 HX28 HX29 5C077 LL02 MM03 MP01 PP02 PP07 PP45 PQ12 PQ18 SS01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷結合デバイスからの光学的黒信号を
    受けとるために結合される、オフセット及び光学的黒補
    正回路を有する画像処理装置であって、 所定の参照電圧で光学的黒信号をサンプリングするため
    のサンプリング回路と、 サンプリングされた信号をデジタル信号に変換するため
    に、サンプリング回路に結合されるアナログ・デジタル
    変換器と、 デジタル信号の光学的黒レベルを検出する検出器回路
    と、 光学的黒信号のそれぞれのラインの始めで光学的黒画素
    を平均化するために、検出器回路に結合されるデジタル
    平均化器と、 光学的黒信号からライン・ノイズを取除くために、デジ
    タル平均化器に結合されるライン・ノイズ・フィルタ
    と、 所定の参照値を有し、ライン・ノイズ・フィルタからの
    光学的黒信号を参照値と比較して差を生成するために、
    ライン・ノイズ・フィルタに結合されるデジタル・コン
    パレータと、 デジタル・コンパレータで得られた差をフィードバック
    して、この差がアナログ光学的黒信号に加減されるよう
    にすることにより、光学的黒レベルを補正する補正回路
    とを含む画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオフセット及び光学的
    黒補正回路を有する装置であって、サンプリング回路
    が、 相関ダブル・サンプラーと、 相関ダブル・サンプラーに結合される加算器とを含み、
    補正回路が、光学的黒信号に正及び負の差を加算するた
    め、加算器に結合される装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のオフセット及び光学的
    黒補正回路を有する装置であって、サンプリング回路
    が、サンプリングされた光学的黒信号を増幅するため加
    算器に結合されるプログラマブル利得増幅器を更に含む
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のオフセット及び光学的
    黒補正回路を有する装置であって、サンプリング回路
    が、増幅の値をカスタマイズするためプログラマブル利
    得増幅器に結合されるレジスタを更に含む装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のオフセット及び光学的
    黒補正回路を有する装置であって、デジタル平均化器
    が、光学的黒信号からホット及びコールド画素を取除く
    ための第1のフィルタを更に含む装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のオフセット及び光学的
    黒補正回路を有する装置であって、ライン・ノイズ・フ
    ィルタは、光学的黒信号に対して次の関数 Y(n)=α*X(n)+(1−a)*Y(n−1) を適用し、ここで、Y(n)はデジタル・アナログ変換
    器の新しい値であり、X(n)は、補正デジタル・アナ
    ログ変換器がゼロである場合、アナログ・デジタル変換
    器の出力における所望の値と実際の光学的黒レベルとの
    間の差であり、Y(n−1)はデジタル・アナログ変換
    器の前の値であり、αはユーザがプログラムし得る重み
    である装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載のオフセット及び光学的
    黒補正回路を有する装置であって、補正回路が、アナロ
    グ光学的黒信号に差を加えるため加算器に結合される第
    1のデジタル・アナログ変換器を含む装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のオフセット及び光学的
    黒補正回路を有する装置であって、補正回路が、増幅さ
    れたアナログ画像信号に差を加えるために、サンプリン
    グ回路に結合される第2のデジタル・アナログ変換器を
    更に含み、増幅されたアナログ光学的黒信号に微細調整
    が行われる微細モードで第2のデジタル・アナログ変換
    器が動作可能になる前に、アナログ光学的黒信号に粗調
    整が行われる粗モードで第1のデジタル・アナログ変換
    器が動作可能になるようになっている装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のオフセット及び光学的
    黒補正回路を有する装置であって、補正回路が、光学的
    黒信号に対するオフセット値をカスタマイズするため
    に、第1及び第2のデジタル・アナログ変換器に結合さ
    れる第1及び第2のオフセット・レジスタを更に含む装
    置。
  10. 【請求項10】 画像処理方法であって、 物体から反射された光の信号を光電的に変換して光学的
    黒信号を得、 所定の参照電圧を生成し、 光学的黒信号を所定の参照電圧にクランプし、 ホット及びコールドの光学的黒画素をフィルタ作用によ
    って除き、 クランプされた光学的黒信号の光学的黒レベルを検出
    し、 ライン・ノイズをフィルタ作用によって除き、 検出された光学的黒レベルと所定の光学的黒レベルとの
    間の差を生成し、 粗モードと微細モードとの間の切替えをし、 クランプされた光学的黒信号に差をフィードバックする
    ことによって光学的黒レベルを補正する工程を含む画像
    処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法であって、ラ
    イン・ノイズをフィルタ作用によって除く工程は、光学
    的黒信号に対して次の関数 Y(n)=α*X(n)+(1−α)*Y(n−1) を適用し、ここで、Y(n)はデジタル・アナログ変換
    器の新しい値であり、X(n)は、補正デジタル・アナ
    ログ変換器がゼロである場合、アナログ・デジタル変換
    器の出力における所望の値と実際の光学的黒レベルとの
    間の差であり、Y(n−1)はデジタル・アナログ変換
    器の前の値であり、αはユーザがプログラムし得る重み
    である方法。
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Cited By (4)

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