JP2002094740A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002094740A
JP2002094740A JP2000276330A JP2000276330A JP2002094740A JP 2002094740 A JP2002094740 A JP 2002094740A JP 2000276330 A JP2000276330 A JP 2000276330A JP 2000276330 A JP2000276330 A JP 2000276330A JP 2002094740 A JP2002094740 A JP 2002094740A
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JP2000276330A
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English (en)
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Hideki Sueoka
秀規 末岡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙粉、トナー剥離片、ゴム粉などがコンタク
トガラスに付着することを防止するのに好適な画像読取
装置を提供する。 【解決手段】 画像読み取り時に原稿と接触する画像読
取面(コンタクトガラス8の上面)が、給紙方向に向か
って下降するように、読取ローラ対5、6、読取加圧板
7、コンタクトガラス8、排紙ローラ対9、10などの
配置された搬送路を所定角度θだけ傾斜させる。この構
成により、給紙原稿の画像面に付着した紙粉、トナー、
ゴム粉などは自重および慣性力によってコンタクトガラ
ス8面を滑り落ち、蓄積されることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置、複写機などに適用する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿載置台に載置した複数枚の原
稿を分離部で1枚ずつ分離し、コンタクトガラス上の読
取位置へ搬送する機能を持つ自動原稿搬送装置(AD
F)において、読取位置付近の構成は、図6に示すとお
りである。ここで、ピックアップ加圧板1およびピック
アップローラ2によって原稿載置台(図示せず)から取
出された原稿は、分離ローラ3およびフィードローラ4
からなる分離機構で1枚ずつ分離された後、読取ローラ
対5、6に搬送される。さらに、前記原稿は、コンタク
トガラス8と読取部圧板7の間に送り込まれ、コンタク
トガラス8上の読取位置でその画像面を読み取られた
後、排紙ローラ対9、10によって排紙側へと搬送され
る。
【0003】ここで、前記分離機構で分離した原稿を読
取ローラ対5、6に搬送し、スキャナ部で読み取ると
き、原稿上の紙粉やトナー剥離片、摩耗したゴムローラ
のゴム粉などが原稿面に付着した状態で前記スキャナ部
まで運ばれる。この紙粉、トナー剥離片、ゴム粉などが
スキャンライン上に落ちて滞留したとき、スキャナ部で
読み取った画像には、前記紙粉、トナー剥離片、ゴム粉
などの部分が黒スジとなって現れることとなる。
【0004】そこで、コンタクトガラス上に落ちた前記
紙粉、トナー剥離片、ゴム粉などがそのコンタクトガラ
スに付着することを防止するため、原稿をコンタクトガ
ラスに搬送する際、その原稿がコンタクトガラス面を擦
るように構成したり、読取部の隙間を狭くしたり、ある
いは、コンタクトガラス面をローラで擦って付着したゴ
ミを清掃していた。
【0005】この種の装置として関連するものには、特
開平10−164297号公報、特開平11−2745
6号公報がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
原稿がコンタクトガラス面を擦ることによって落下した
ゴミを清掃したり、読取部の隙間を狭くして読取位置に
ゴミが進入することを阻止たり、あるいは、コンタクト
ガラス面をローラで擦って付着したゴミを清掃している
が、さらに検討の余地がある。
【0007】本発明の目的は、紙粉、トナー剥離片、ゴ
ム粉などがコンタクトガラス面などの画像読取面に付着
することを防止するのに好適な画像読取装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、原稿を画像読取位置に給送し、読み取り後の原稿を
排出する原稿搬送装置を具備した画像読取装置であっ
て、画像読み取り時に原稿と接触する画像読取面が、給
紙方向に向かって下降するように傾斜していることに特
徴がある。
【0009】画像読取部で、画像読取面(コンタクトガ
ラス面または密着センサガラス面)が水平に配設された
場合は、給紙原稿の画像面に付着した紙粉、トナー、ゴ
ム粉などが前記画像読取面に落下して蓄積し、黒スジな
どの原因となる。そこで、給紙方向に向かって下降する
ように前記画像読取面を傾斜させると、前記紙粉、トナ
ー、ゴム粉などは自重および慣性力によって前記画像読
取面上を滑り落ち、前記画像読取面が自動的に清掃され
ることとなる。
【0010】請求項2に記載の発明は、原稿を画像読取
位置に給送し、読み取り後の原稿を排出する原稿搬送装
置を具備した画像読取装置であって、画像読取面に到る
原稿搬送路上に突出し、画像読み取り前に原稿の画像面
と接触して該画像面の付着物を掻き落とすスクレーパを
設けたことに特徴がある。
【0011】原稿の画像面に付着した紙粉、トナー、ゴ
ム粉などが前記画像読取面に運ばれる前に、スクレーパ
で画像面を掻くことにより、黒スジなどの発生頻度を抑
えることができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記画像読取面に到る原稿搬送路上で、前記スクレ
ーパと前記画像読取面の間に、原稿幅方向に延在する溝
を設けたことに特徴がある。
【0013】前記スクレーパによって掻き落とした紙
粉、トナー、ゴム粉などは経時的に搬送路上に蓄積され
るため、所定の蓄積量を越えると、大量の紙粉、トナ
ー、ゴム粉などが前記画像読取位置にまで運ばれ、黒ス
ジが発生するおそれがある。そこで、前記スクレーパで
掻き落とした紙粉、トナー、ゴム粉などを収容するため
の溝を穿つことにより、大量の紙粉、トナー、ゴム粉な
どが前記画像読取位置に運ばれることを抑制する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記スクレーパを清掃する清掃手段を設けたことに
特徴がある。
【0015】原稿画像面から前記スクレーパで掻き落と
した紙粉、トナー、ゴム粉が、前記スクレーパ上に残留
すると、次の原稿給紙時に原稿画像面に再び付着して前
記画像読取面まで運ばれ、黒スジなどが発生するおそれ
がある。そこで、前記スクレーパを清掃する清掃部材を
設けることにより、前記スクレーパで一度掻き落とした
紙粉、トナー、ゴム粉などが再付着することを防止す
る。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4におい
て、前記清掃手段には、原稿幅方向にわたるローラと、
該ローラを回転する回転駆動手段と、前記ローラと前記
スクレーパを接離する接離手段とを備え、スクレーパ清
掃時は、前記ローラを前記スクレーパに当接して所定方
向に回転させることに特徴がある。
【0017】必要に応じて、前記スクレーパと清掃ロー
ラを接離することにより、給紙動作を妨げることなく、
前記清掃ローラを当接、回転させて前記スクレーパを清
掃することができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項5におい
て、前記ローラが、ブラシローラからなることに特徴が
ある。
【0019】清掃ローラをゴムローラ、プラスチックロ
ーラ、あるいは発泡材などで構成すると、前記清掃ロー
ラとスクレーパとの間で摺動音が発生し易い。そこで、
腰の弱いブラシローラを用いることにより、スクレーパ
との間で摺動音が発生することを抑制する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。 [第1の実施形態]図1に、本発明の第1の実施の形態
に係る画像読取装置の読取位置付近の構成を示す。
【0021】本実施形態の画像読取装置は、固定した画
像読取部(スキャナ装置など)に原稿を搬送し、所定の
速度で搬送ながら画像読み取りを行うものであり(シー
トスルー方式)、読取位置に原稿を搬送するためのシー
ト搬送装置(自動原稿搬送装置:ADF)を搭載してい
る。
【0022】前記ADFには、詳細に図示していない
が、原稿を画像面下向きに積載するための原稿セット
部、前記原稿束の下面から原稿をピックアップし、1枚
ずつ分離して給送する分離給紙部(図6のピックアップ
加圧板1、ピックアップローラ2、分離ローラ3、フィ
ードローラ4などに相当)、分離した原稿を読取位置へ
搬送し、原稿の画像をコンタクトガラス8の下方より読
み取らせる読取搬送部(読取加圧ローラ5、読取ローラ
6を含む)、画像の読み取りが完了した原稿を排出する
排紙部(排紙加圧ローラ9、排紙ローラ10を含む)、
各部を駆動する駆動モータなどの駆動部(図示せず)、
および一連の動作を制御する制御部(図示せず)から構
成されている。
【0023】特に、読取ローラ対5、6、読取加圧板
7、コンタクトガラス8、排紙ローラ対9、10が配置
された搬送路が、給紙方向(通紙方向)に向かって下降
するように形成されており、コンタクトガラス8の原稿
搬送面が水平方向に対して所定の角度θだけ傾斜してい
る。なお、画像読取部で密着センサを用いる場合には、
この密着センサガラス面が所定の角度θだけ傾斜するよ
うに構成する。
【0024】この構成により、読み取り対象の原稿束の
先端を、図示しないピックアップ加圧板(図6の1に相
当)とピックアップローラ(図6の2に相当)のニップ
部に挿入した状態で原稿台(図示せず)にセットし、さ
らに、前記原稿束の幅方向(搬送方向と直交する方向)
をサイドガイド(図示せず)によって位置決めする。こ
こで、前記ピックアップ加圧板はスプリングなどによっ
て前記ピックアップローラ側に付勢され、前記ピックア
ップローラはスプリングクラッチなどによって給紙方向
にのみ原稿をピックアップするように規制されている。
【0025】この状態で、動作スタート信号(図示しな
い操作部より入力される信号)により、前記分離給紙部
を駆動する図示しない駆動源(ステッピングモータから
なる給紙モータ)が作動し、前記ピックアップローラを
反時計方向に回転させて原稿束の最下位の原稿を前記分
離ローラとフィードローラからなる分離機構へ搬送す
る。前記分離ローラは、所定の大きさのトルクを有する
トルクリミッタを介してフリクション駆動されて時計方
向に回転し、原稿が万一2枚以上、前記フィードローラ
と分離ローラのニップ部に進入した場合は、連れ回り力
が前記トルクリミッタのトルクよりも低くなるように設
定されており、分離ローラは、本来の駆動方向である反
時計方向に回転し、余分な原稿を押し戻すように作用
し、重送が防止される。
【0026】前記分離機構で1枚ずつに分離された原稿
は、読取搬送ローラ対5、6によってさらに搬送され、
コンタクトガラス上の画像読取位置に搬送される。
【0027】画像読取位置では、コンタクトガラス8と
読み取り加圧板7の間を原稿が通過する間に、光源2
1、ミラー22などの読取光学系によりコンタクトガラ
ス8下方から画像が読み取られ、CCDなどを介して光
電変換され、図示しないメモリに記憶される。
【0028】ここで、コンタクトガラス8の表面は、イ
ンクなどの付着や固着が起きにくいように表面に界面活
性剤(シリコン系活性剤)処理がなされ、また、前述の
ように給紙方向に向かって下降するように傾斜している
ので、原稿に付着した紙粉、トナー、ゴム粉などを、原
稿による後述のワイピングおよび付着物の自重や慣性力
によって読取位置から清掃することとなる。
【0029】また、読み取り加圧板7は、可撓性のガイ
ド部材であって白色背景板としても兼用され、コンタク
トガラス8上に0.5mm±0.2mm程度のギャップを有
し、所定の弾力性をもって読み取り方向の誤差を抑える
ように作用する。なお、読み取り加圧板7によって、読
取位置では原稿面が積極的にコンタクトガラス8に接触
せず、しかも原稿先端は、コンタクトガラス8の読取位
置付近をワイピング(先端でガラス面の異物を掻き落と
す作用)できるように構成されている。
【0030】その後、原稿は読み取りを行いながら、排
紙ローラ対9、10に搬送され、図示しない原稿スタッ
ク部に排出される。
【0031】本実施形態では、コンタクトガラス面(あ
るいは密着センサ面)が、通紙方向側(給紙方向側)に
向かって下降するように傾斜しているので、紙粉、トナ
ー、ゴム粉などの自重や慣性力をコンタクトガラス面
(あるいは密着センサ面)の清掃に利用することができ
る。
【0032】[第2の実施形態]図2に、本発明の第2
の実施の形態に係る画像読取装置の読取位置付近の構成
を示す。本実施形態は、第1の実施形態とは、読取ロー
ラ対5、6、読取加圧板7、コンタクトガラス8などが
配置された搬送路が略水平であり、給紙方向でコンタク
トガラス8の手前(コンタクトガラス8と読取ローラ対
5、6の間)に、給紙原稿の画像面と接してこの画像面
に付着した紙粉、トナー、ゴム粉などを掻き落とすスク
レーパ(Scraper)12を設けた点が相違している。こ
の構成により、原稿に付着した紙粉、トナー、ゴム粉な
どをコンタクトガラス8の手前で除去し、黒スジの発生
頻度を抑制することができる。
【0033】図2において、読取ローラ対5、6の上流
側には、第1の実施形態に準じて、図示しないピックア
ップ加圧板、ピックアップローラ、および分離機構が配
置されている。この分離機構で1枚ずつ分離した原稿
は、読取ローラ対5、6を経由して上側ガイド板13お
よび下側ガイド板14に案内され、読取位置から排紙ロ
ーラ対(図示せず)へと搬送される。ここで、コンタク
トガラス8の給紙方向手前側で、下側ガイド板14に
は、給送原稿の画像面を擦るように配置したスクレーパ
12を設けている。このスクレーパ12は、ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂(PET)などからなる可撓性部
材であって、下側ガイド板14(給紙方向下流のコンタ
クトガラス側)に対して45°以下(好ましくは15°
〜35°程度)に傾斜して配設されている。スクレーパ
12で、原稿11のコンタクトガラス側(画像面)に付
着した紙粉、トナー、ゴム粉などをコンタクトガラス手
前で掻き落とすこととなり、コンタクトガラス上に運ば
れる前記紙粉、トナー、ゴム粉などを削減し、黒スジの
発生頻度を抑えることができる。なお、読取ローラ対
5、6、読取加圧板7、コンタクトガラス8、上側ガイ
ド板13、下側ガイド板14などで形成する搬送路は、
略水平となるように構成されている。
【0034】[第3の実施形態]図3に、本発明の第3
の実施の形態に係る画像読取装置の読取位置付近の構成
を示す。本実施形態は、第2の実施形態とは、給紙方向
でコンタクトガラス8手前のスクレーパ12とコンタク
トガラス8との間に、スクレーパ12で掻き落とした原
稿面の紙粉、トナー、ゴム粉などを収容するための溝1
5を設けた点が相違している。この構成により、スクレ
ーパ12で掻き落とされた紙粉、トナー、ゴム粉などを
溝15に収容することで、下側ガイド14に前記紙粉、
トナー、ゴム粉などが経時的に蓄積され、さらにコンタ
クトガラス8まで運ばれることを阻止できる。
【0035】図3において、読取ローラ対5、6の上流
側には、第1の実施形態に準じて、図示しないピックア
ップ加圧板、ピックアップローラ、および分離機構が配
置されている。この分離機構で1枚ずつ分離した原稿
は、読取ローラ対5、6を経由して上側ガイド板13お
よび下側ガイド板14に案内され、コンタクトガラス8
上の読取位置から排紙ローラ対(図示せず)へと搬送さ
れる。ここで、コンタクトガラス8の給紙方向手前側の
下側ガイド板14には、第2の実施形態に準じ、給送原
稿の画像面を擦るように配置したスクレーパ12を設
け、さらに、下側ガイド板14でスクレーパ12とコン
タクトガラス8の間には、原稿11の幅方向(給紙方向
と垂直な方向)に延在する溝15を穿設している。この
溝15の幅方向の長さは、少なくとも最大原稿幅程度が
好ましく、溝15の深さは、溝15の清掃方法や清掃周
期などにより適宜設定する。よって、スクレーパ12で
原稿11のコンタクトガラス側(画像面)に付着した紙
粉、トナー、ゴム粉などをコンタクトガラス手前で掻き
落とし、掻き落とした紙粉、トナー、ゴム粉などを溝1
5に収容することとなる。なお、溝15の清掃方法とし
ては、ブラシなどのマニュアル操作による方法、あるい
は吸引機構による強制除去などの自動清掃による方法の
いずれを用いてもよい。
【0036】[第4の実施形態]図4に、本発明の第4
の実施の形態に係る画像読取装置の読取位置付近の構成
を示す。本実施形態は、第3の実施形態とは、給紙方向
でコンタクトガラス8手前のスクレーパ12の掻き落と
し部位と接触してこれを清掃する清掃ローラ16を設け
た点が相違している。この構成により、スクレーパ12
で給紙原稿の画像面を掻き落とす際、掻き落とし部位に
付着した紙粉、トナー、ゴム粉などを清掃ローラ16の
回転によって擦り落とし、溝15に収容することで、ス
クレーパ12上に紙粉、トナー、ゴム粉などが残留する
ことを防止するとともに、スクレーパ12上に残留した
紙粉、トナー、ゴム粉などがコンタクトガラス8側に落
下したり、給紙原稿に再付着することを防止できる。
【0037】図4において、読取ローラ対5、6の上流
側には、第1の実施形態に準じて、図示しないピックア
ップ加圧板、ピックアップローラ、および分離機構が配
置されている。この分離機構で1枚ずつ分離した原稿
は、読取ローラ対5、6を経由して上側ガイド板13お
よび下側ガイド板14に案内され、コンタクトガラス8
上の読取位置から排紙ローラ対(図示せず)へと搬送さ
れる。ここで、コンタクトガラス8の給紙方向手前側の
下側ガイド板14には、第2の実施形態に準じ、給送原
稿の画像面を擦るように配置したスクレーパ12を設
け、下側ガイド板14でスクレーパ12とコンタクトガ
ラス8の間には、第3の実施形態に準じ、原稿11の幅
方向(給紙方向と垂直な方向)に延在する溝15を穿設
し、さらに、スクレーパ12に当接して時計方向に回転
可能な清掃ローラ16を、上下方向に移動可能に(スク
レーパ12と接離可能に)配設している。前記清掃ロー
ラ16は、プラスチック、ゴム、発泡材(スポンジ)、
フェルトなどからなり、図示しない昇降機構および昇降
駆動モータ(ステッピングモータ)によって昇降駆動さ
れるとともに、図示しない回転駆動モータ(ステッピン
グモータ)によって時計方向(図中)に回転駆動される
ものである。ここで、少なくとも給紙原稿がスクレーパ
12上を通過している間は、前記昇降機構によって清掃
ローラ16をスクレーパ12から離間し、前記回転駆動
モータを駆動停止するように制御する。例えば、清掃ロ
ーラ16は、初期状態でスクレーパ12上方の所定ホー
ムポジションに退避しており、清掃時には、前記昇降機
構によって下降してスクレーパ12に当接し、前記回転
駆動モータの正転駆動で時計方向に回転するように駆動
タイミングを設定してもよい。よって、スクレーパ12
で原稿11のコンタクトガラス側(画像面)に付着した
紙粉、トナー、ゴム粉などをコンタクトガラス手前で掻
き落とし、掻き落とした紙粉、トナー、ゴム粉などを溝
15に収容するとともに、スクレーパ12面に付着した
紙粉、トナー、ゴム粉などを清掃ローラ16で擦り落と
し、溝15に収容することとなる。なお、溝15の清掃
方法については、第3の実施形態に準じるものとする。
【0038】[第5の実施形態]図5に、本発明の第5
の実施の形態に係る画像読取装置の読取位置付近の構成
を示す。本実施形態は、第4の実施形態とは、前記清掃
ローラ17をプラスチック、ゴムなどからなるローラに
比べ、腰の弱いブラシローラで構成した点が相違してい
る。この構成により、清掃ローラ17とスクレーパ(図
4の12に相当)が摺動する際に生じる摺動音を低減す
ることができる。
【0039】図5において、清掃ローラ17は、ブラシ
ローラ(例えば、前記スクレーパよりも柔軟な除電ブラ
シなどで構成する。)からなり、第4の実施形態に準じ
て、図示しない昇降機構および昇降駆動モータ(ステッ
ピングモータ)によって昇降駆動されるとともに、図示
しない回転駆動モータ(ステッピングモータ)によって
時計方向に回転駆動されるものである。ここで、少なく
とも給紙原稿が前記スクレーパ上を通過している間は、
前記昇降機構によって清掃ローラ17を前記スクレーパ
から離間し、前記回転駆動モータを駆動停止するように
制御する。よって、前記スクレーパで原稿のコンタクト
ガラス側(画像面)に付着した紙粉、トナー、ゴム粉な
どをコンタクトガラス手前で掻き落とし、掻き落とした
紙粉、トナー、ゴム粉などを溝(図4の15に相当)に
収容するとともに、スクレーパ面に付着した紙粉、トナ
ー、ゴム粉などを清掃ローラ17で擦り落とし、前記溝
に収容することとなる。なお、前記溝の清掃方法につい
ては、第3の実施形態に準じるものとする。
【0040】前述の各実施形態において、清掃ローラ1
6、17、前記昇降機構、前記昇降駆動モータ、前記回
転駆動モータなどが前記清掃手段を構成し、清掃ローラ
16、17などが前記原稿幅方向にわたるローラを構成
し、前記回転駆動モータなどが前記回転駆動手段を構成
し、前記昇降機構、前記昇降駆動モータなどが前記接離
手段を構成する。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、画像読
み取り時に原稿と接触する画像読取面(コンタクトガラ
ス面または密着センサガラス面)が、給紙方向に向かっ
て下降するように傾斜しているので、給紙原稿の画像面
に付着した紙粉、トナー、ゴム粉などは自重および慣性
力によって前記画像読取面上を滑り落ち、前記画像読取
面の清掃性がより向上する。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、画像読み
取り前に原稿の画像面と接触してその画像面の付着物を
掻き落とすスクレーパを設けたので、原稿の画像面に付
着した紙粉、トナー、ゴム粉などを前記原稿が読取部に
運ばれる前に掻き落とし、黒スジなどの発生頻度を抑え
ることができる。
【0043】請求項3に記載の発明によれば、前記画像
読取面に到る原稿搬送路上で、前記スクレーパと前記画
像読取面の間に、原稿幅方向に延在する溝を設けたの
で、前記スクレーパで掻き落とした紙粉、トナー、ゴム
粉などは前記溝に収容され、大量の紙粉、トナー、ゴム
粉などが前記画像読取面上に運ばれることはない。
【0044】請求項4に記載の発明によれば、前記スク
レーパを清掃する清掃手段を設けたので、掻き落とし動
作で前記スクレーパ上に蓄積された紙粉、トナー、ゴム
粉などを前記溝に排出し、前記スクレーパで原稿画像面
から一度掻き落とした紙粉、トナー、ゴム粉などが再付
着することを防止できる。
【0045】請求項5に記載の発明によれば、前記清掃
手段には、原稿幅方向にわたるローラと、該ローラを回
転する回転駆動手段と、前記ローラと前記スクレーパを
接離する接離手段とを備えているので、必要に応じて、
前記スクレーパと清掃ローラを当接し、前記清掃ローラ
を回転させて前記スクレーパを清掃することができる。
【0046】請求項6に記載の発明によれば、前記ロー
ラが、腰の弱いブラシローラからなるので、硬質の清掃
ローラを用いる場合に比べ、前記清掃ローラとスクレー
パとの間で発生する摺動音を低減することができる。
【0047】以上説明したように、本発明によれば、紙
粉、トナー剥離片、ゴム粉などがコンタクトガラスなど
の画像読取面に付着することを防止するのに好適な画像
読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の読取位置付近の構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
の読取位置付近の構成を示す側断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置
の読取位置付近の構成を示す側断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る画像読取装置
の読取位置付近の構成を示す側断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る画像読取装置
の読取位置付近の構成を示す側断面図である。
【図6】従来の画像読取装置の読取位置付近の構成を示
す側断面図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ加圧板 2 ピックアップローラ 3 分離ローラ 4 フィードローラ 5 読取加圧ローラ 6 読取ローラ 7 読取部圧板 8 コンタクトガラス 9 排紙加圧ローラ 10 排紙ローラ 11 原稿 12 スクレーパ 13 上側ガイド板 14 下側ガイド板 15 下側ガイド板に穿設した溝 16 清掃ローラ 17 清掃ローラ(ブラシローラ)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を画像読取位置に給送し、読み取り後
    の原稿を排出する原稿搬送装置を具備した画像読取装置
    であって、 画像読み取り時に原稿と接触する画像読取面が、給紙方
    向に向かって下降するように傾斜していることを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】原稿を画像読取位置に給送し、読み取り後
    の原稿を排出する原稿搬送装置を具備した画像読取装置
    であって、 画像読取面に到る原稿搬送路上に突出し、画像読み取り
    前に原稿の画像面と接触して該画像面の付着物を掻き落
    とすスクレーパを設けたことを特徴とする画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】前記画像読取面に到る原稿搬送路上で、前
    記スクレーパと前記画像読取面の間に、原稿幅方向に延
    在する溝を設けたことを特徴とする請求項2に記載の画
    像読取装置。
  4. 【請求項4】前記スクレーパを清掃する清掃手段を設け
    たことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記清掃手段には、原稿幅方向にわたるロ
    ーラと、該ローラを回転する回転駆動手段と、前記ロー
    ラと前記スクレーパを接離する接離手段とを備え、 スクレーパ清掃時は、前記ローラを前記スクレーパに当
    接して所定方向に回転させることを特徴とする請求項4
    に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】前記ローラが、ブラシローラからなること
    を特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
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