JP2002093525A - コネクタ検査器 - Google Patents

コネクタ検査器

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JP2002093525A
JP2002093525A JP2000278117A JP2000278117A JP2002093525A JP 2002093525 A JP2002093525 A JP 2002093525A JP 2000278117 A JP2000278117 A JP 2000278117A JP 2000278117 A JP2000278117 A JP 2000278117A JP 2002093525 A JP2002093525 A JP 2002093525A
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inspection
inspection device
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JP2000278117A
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Hideyuki Yamamoto
英幸 山本
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタを検査する際のコネクタの位置決め
及び係止を確実且つ容易にでき、コネクタの取り出し作
業を容易にすると共に、誤挿入を確実に防止して、コネ
クタ検査の作業性の向上を図ることができるコネクタ検
査器を提供する。 【解決手段】 本発明のコネクタ検査器1は、検査終了
後にコネクタ4をコネクタ挿入部3内から押し出す反発
バネ36によって付勢されたスライドブロック31と、
正規に挿入されたコネクタ4を抜け出し不可に係止する
係止レバー13と、検査後に操作して係止状態を解除し
てコネクタ4をコネクタ挿入部3から押し出す操作レバ
ー12と、操作レバー12と係止レバー13を連動させ
且つ付勢してコネクタ4の係止及び係止解除を行う連動
機構11とを備えている。また、コネクタ挿入部3の内
壁面にコネクタ4の挿入を案内すると共に誤挿入を防止
する挿入ガイド部材8が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種車両に用いら
れるワイヤーハーネス同士の接続、更にワイヤーハーネ
スと搭載された電気機器との接続に用いられるコネクタ
を検査するコネクタ検査器に関し、詳しくはコネクタハ
ウジングの端子収容室内に収容される複数の接続端子の
収容状態を一括的に検査するコネクタ検査器の構造であ
る。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車等の車両には、各種制御の
ために多数の電子機器を搭載しているので、当然のこと
ながらワイヤーハーネスや接続用のコネクタ等が多用さ
れている。コネクタの構成は多岐にわたるが、基本的に
はコネクタハウジング内に形成した端子収容室内に接続
端子を収容した構成になっている。
【0003】図6に示したように、コネクタ81は、コ
ネクタハウジング82に形成した端子収容室83内に接
続端子61が収容されるが、出荷或いは組み付けに先立
ってこの接続端子61の収容位置の検査が行われる。前
記コネクタ81は、コネクタハウジング82に開口部8
4を備え、接続端子61の接続部61aの一部が露出す
るように構成されている。
【0004】そして、図7に示したように、導通ピン7
1を検査器91と一体に矢印A方向に図示していないレ
バーの回動操作等によって移動させ、導通ピン71を開
口部84から挿入して接続端子61に接触させ、導通の
有無により接続端子61が正規に収容されているか否か
を検査していた。なお、導通ピン71は図示を省略した
バネにより付勢されており、接続端子61には弾性的に
接触するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のコネクタ検
査器は、コネクタ81を位置決めしてから、レバーの回
動操作によって導通ピン71を検査器91と共にコネク
タ81に接近させる。しかしながら、前記コネクタ81
の位置決めに際して、正規の位置に位置決めされない
と、接続端子61が端子収容室83内の正規の位置に収
容されていても不良になってしまうという問題があっ
た。また、仮に正規の位置に位置決めされていても、レ
バーの回動操作中に位置ずれすると前記同様に不良にな
ってしまうという問題があった。また、検査終了後、検
査器91からコネクタ81を取り出す作業が必要であ
り、検査作業の向上を阻んでいた。更に、コネクタ81
に類似した別のコネクタを装着した場合、無理にレバー
を回動操作して導通ピン71をコネクタハウジング82
側に移動させると、導通ピン71が開口部84から位置
ずれして導通ピン71を変形させたり、コネクタハウジ
ング82を損傷させてしまうという問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、コネクタを検査する際のコネクタの位置
決め及び係止を確実且つ容易にでき、コネクタの取り出
し作業を容易にすると共に、誤挿入を確実に防止して、
コネクタ検査の作業性の向上を図ることができるコネク
タ検査器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、複数の導通部材を配設したコネクタ挿入部内に、複
数の端子収容室内に接続端子を装着してなる被検査コネ
クタを挿入し、前記導通部材と前記被検査コネクタのコ
ネクタハウジング内に装着した前記接続端子とを接触さ
せることによって、前記接続端子の前記コネクタハウジ
ング内での収容状態を検査するコネクタ検査器であっ
て、前記コネクタ挿入部内に、前記被検査コネクタの挿
入に伴って挿入方向に移動するとともに、検査終了後に
前記被検査コネクタを前記コネクタ挿入部内から押出す
ために前記コネクタ挿入部内の一端に設けた反発バネに
よって付勢されているスライドブロックと、前記コネク
タ挿入部内への前記被検査コネクタの挿入時に開状態に
なり、正規に挿入された前記被検査コネクタを抜け出し
不可に係止する係止レバーと、検査後に操作して係止状
態を解除して前記被検査コネクタを前記コネクタ挿入部
から押し出す操作レバーと、該操作レバーと前記係止レ
バーを連動させ且つ付勢して前記被検査コネクタの係止
及び係止解除を行う連動機構と、を備えていることを特
徴とするコネクタ検査器によって解決することができ
る。
【0008】前記構成のコネクタ検査器によれば、被検
査コネクタをコネクタ挿入部内に挿入する時、係止レバ
ー及び操作レバーを外側に回動させながら、スライドブ
ロックを反発バネに抗して被検査コネクタの挿入方向に
押し込みながら移動する。そして、完全嵌合時には係止
レバー及び操作レバーが元の位置に復帰することで、被
検査コネクタはコネクタ挿入部内の正規の位置に抜け出
し不可に係止される。また、被検査コネクタをコネクタ
挿入部から取り出す場合は、操作レバーにより被検査コ
ネクタの係止状態を解除するだけで、反発バネの反発力
によってスライドブロックが被検査コネクタ側へ移動す
る。この移動に伴って、接続端子と導通部材との当接解
除と共に、被検査コネクタの取り出しを一括的に行うこ
とができる。
【0009】また、前記コネクタ検査器において、前記
コネクタ挿入部の内壁面に、前記被検査コネクタの挿入
を案内すると共に誤挿入を防止する挿入ガイド部材が設
けられていることを特徴とするコネクタ検査器によって
解決できる。前記構成のコネクタ検査器によれば、コネ
クタ挿入部内に被検査コネクタを挿入することにより、
コネクタ挿入部の内壁面に設けられた挿入ガイド部材が
被検査コネクタのコネクタハウジング上の所定箇所に差
し込まれ、被検査コネクタを位置ずれなく挿入すること
ができる。仮に、被検査コネクタを上下逆に挿入した場
合、挿入ガイド部材に被検査コネクタのコネクタハウジ
ング前端が突き当たり、それ以上挿入できなくなり、誤
挿入を確実に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコネクタ検査器の
一実施形態を図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施形態のコネクタ検査器の構成を示す斜視
図、図2は図1における被検査コネクタをコネクタ検査
器に装着する形態を示す側面図、図3は図1における被
検査コネクタのコネクタ検査器への装着状態及び装着解
除時の形態を示す側面図、図4は図1におけるコネクタ
検査器の内部構成を示す断面図、図5は図4におけるス
ライドブロツクの移動形態と接続端子と導通部材との当
接形態を示す断面図である。
【0011】図1に示すようにコネクタ検査器(以下、
単に検査器と略称する)1は、ハウジング2に開口した
コネクタ挿入部3内に図中左方に示した被検査コネクタ
としてのコネクタ4を挿入し、コネクタ4内に配設した
複数の接続端子5(図4参照)の収容状態を一挙に検査
するものである。なお、複数の接続端子5は、コネクタ
ハウジング51に形成した端子収容室6内に個別に収容
されている。
【0012】本実施形態のコネクタ検査器1の外部構造
は、ハウジング2の外側上面及び側面に連動機構11が
設けられている。この連動機構11は、コネクタ挿入部
3内にコネクタ4を円滑に挿入させるとともに、挿入時
に操作レバー12及び係止レバー13と連動して抜け出
し不可に係止し、検査後は操作レバー12の操作により
係止を解除して自動的に抜け出るようになっている。
【0013】前記連動機構11は、ハウジング2の外側
面にスペーサ14a及びネジ14bによって回動自在に
設けられた板状の回動部材15と、一端がスペーサ及び
ネジ16によって操作レバー12に回動自在に取り付け
られ、他端が前記回動部材15の一端に回動自在に取り
付けられた板状の連結部材17と、一端がスペーサ18
及びネジ19によって係止レバー13に回動自在に取り
付けられ、他端が前記回動部材15の他端に回動自在に
取り付けられた板状の連結部材21とより構成されてい
る。
【0014】前記操作レバー12及び前記係止レバー1
3は、略四角形の角柱状に形成され、ハウジング2の両
側に嵌合するように取り付けられているが、一方の端部
がネジ22、23を中心に回動自在に取り付けられてい
る。また、操作レバー12及び係止レバー13の他端、
即ちコネクタ挿入部3に臨む端部には、コネクタ挿入部
3上に張り出すようにして係止部12a、13aが形成
されている。
【0015】また、前記操作レバー12及び係止レバー
13は、ハウジング2とは独立にハウジング2の両側に
形成した切欠部2a、2b内で連結部材17、21に連
結されているので、ネジ22、23を中心に回動する操
作レバー12及び係止レバー13に連動して前記連動機
構11が駆動される。
【0016】また、前記連結部材17の他端には引張バ
ネ24が係止され、該引張バネ24の端部はハウジング
2に植立状に固定されたピン25に係止されている。ま
た、前記連結部材21の他端には引張バネ26が係止さ
れ、該引張バネ26の端部はハウジング2に植立状に固
定されたピン27に係止されている。従って、操作レバ
ー12と係止レバー13とは、引張バネ24、26の作
用によって常に対向する内側方向に付勢されるようにな
る。この構成によれば、操作レバー12と係止レバー1
3とを引張バネ24、26に抗して外側に回動させない
限り、ハウジング2の両側面に嵌まり込んだ状態とな
る。
【0017】また、コネクタ挿入部3の内壁面に、コネ
クタ4の挿入を案内すると共に誤挿入を防止する板状の
挿入ガイド部材8が設けられている。また、コネクタ挿
入部3内の両側には、コネクタ4の両端部の挿入を案内
する突状のガイド部7が形成されている。
【0018】次に、前記検査器1の内部構造は、図4に
示すようにハウジング2の端部に開口されたコネクタ挿
入部3内の中央部に、スライドブロック31が設けら
れ、両側の壁部に沿うようにして金属板等からなる導通
部材32が設けられている。このスライドブロック31
の頂部は突出して後述するコネクタ4への当接部34を
備え、当接部34の両側は傾斜面から平坦面に変化する
ガイド部35を備えている。
【0019】そして、前記スライドブロック31の下部
には、例えば3か所に挿通穴37が形成され、この挿通
穴37には反発バネ36を挿通したガイドピン38の先
端が挿通されている。従って、スライドブロック31を
図4中上部から下方に付勢すると、スライドブロック3
1全体が反発バネ36に抗して図5に示すように下方に
移動し、付勢を解除すると反発バネ36の反発力によっ
て元の高さに自動復帰するようになっている。
【0020】また、図4に示すように前記導通部材32
は、スライドブロック31を挟んで同一形状のものを2
列に対向配置したものである。この導通部材32は略L
字状に形成され、曲がり部分において支点ピン33によ
りハウジング2に対して回動自在に取り付けられ、この
取付位置の後端部の下側に押圧バネ39が係止されてい
る。従って、この押圧バネ39によって導通部材32
は、常にスライドブロック31側に付勢されている。
【0021】また、前記導通部材32は、図1に一部を
図示したようにコネクタ挿入部3内に並設されている
が、その間隔は後述するコネクタ4内に収容された接続
端子6の間隔に合わせて設定されている。なお、押圧バ
ネ39は導電性材料からなり、その下端はハウジング2
に固定された導通ピン40に接続され、導通部材32、
押圧バネ39及び導通ピン40が通電回路の一部を構成
するようになっている。
【0022】また、前記導通部材32の上部には、スラ
イドブロック31側に対向する方向に各々2個の突起が
形成されている。このうち下側が接触部41であり、上
側が検査部42である。上述したように導通部材32
は、支点ピン33による取付位置を支点として押圧バネ
39によりスライドブロック31側に付勢されている
が、接触部41がスライドブロック31に当接している
ので、図4に示すような定常状態では導通部材32全体
が直立状態になっている。そして、図5に示すように導
通部材32は、コネクタ挿入部3内に挿入されたコネク
タ4によってスライドブロック31が下方に押された
時、接触部41がガイド部35の傾斜面に当接するよう
になるので、導通部材32はスライドブロック31側に
回動するようになる。
【0023】次に、コネクタ4の構成について説明す
る。図1に示すように、コネクタ4のコネクタハウジン
グ51はコネクタ挿入部3内に挿入し得る大きさ及び形
状に形成されており、各接続端子5に接続された電線5
6はコネクタハウジング51の後端側に形成した引出し
口55から導出される。また、コネクタハウジング51
の両側部には挿入方向に凹状のガイド部52が形成され
ている。このガイド部52は、コネクタ4を矢印Bに示
すようにコネクタ挿入部3内に挿入する際に、コネクタ
挿入部3内の前記ガイド部7に嵌合するようになってい
る。
【0024】また、コネクタハウジング51には、図中
上下面にガイド溝53が形成され、このガイド溝53に
はコネクタ4をコネクタ挿入部3内に挿入する際に、コ
ネクタ挿入部3内の前記挿入ガイド部材8が差し込まれ
るようになっている。従って、コネクタ4をコネクタ挿
入部3内に挿入する場合は、凹状のガイド部52とガイ
ド部7との嵌合、及びガイド溝53に挿入される挿入ガ
イド部材8の作用によって、位置ずれなく挿入すること
ができる。
【0025】但し、前記コネクタ4をコネクタ挿入部3
内に挿入する場合、図中の形態から反転した状態で挿入
した場合、ガイド溝53と挿入ガイド部材8の位置が合
わないうえに、凹状のガイド部52の両側に形成した突
状部52a、52bの幅が変更されているので、凹状の
ガイド部52とガイド部7とが合わなくなる。従って、
コネクタ4の反転誤挿入や類似コネクタの誤挿入を確実
に防止することができる。
【0026】また、前記コネクタハウジング51の図中
上下面の所定位置には、端子収容室6内に抜け出し不可
に収容された接続端子5に対応して検査用の開口部54
が形成されている。この開口部54は、各端子収容室6
に連通するように形成され、開口部54から接続端子5
の箱体状の接続部5a(図4参照)の一面が露出するよ
うに位置決めされる。従って、接続端子5の接続部5a
に導通部材32の接触部41を接触させることにより、
接続端子5と導通部材32とが通電状態になり、通電の
如何を検出することによって接続端子5が端子収容室6
内に正規に収容されているか否かを判別することができ
る。
【0027】次に、前記検査器1によるコネクタ4の検
査作用を説明する。図1乃至図3に示すように、コネク
タ4の検査に先立って、取付金具9を用いて作業台等に
固定する。この取付金具9は、コネクタ挿入部3へのコ
ネクタ4の挿入作業を行い易くするためにコネクタ挿入
部3が斜め上方に向くように角度設定されている。図1
中矢印Bで示すようにコネクタ4をコネクタ挿入部3に
挿入する場合、挿入に際して前記ガイド溝53と挿入ガ
イド部材8、及び凹状のガイド部52とガイド部7とを
対応させる。そして、前記コネクタ4を挿入すると、図
2に示したようにコネクタ4の端部が操作レバー12の
係止部12aに形成したテーパ部12bと、係止レバー
13の係止部13aに形成したテーパ部13bに当接す
る。
【0028】前記状態から更にコネクタ4を挿入する
と、操作レバー12と係止レバー13とが引張バネ2
4、26の引張力に抗して図2中想像線で示すように外
側に押し広げられる。そして、操作レバー12と係止レ
バー13とは、ネジ22、23によってハウジング2に
回動自在に取り付けられているので、各々外側に回動す
るようになる。この回動によって、連結部材17,21
が外側に引かれ、回動部材15も図2中想像線で示すよ
うに回動する。
【0029】前記状態からコネクタ4を更にコネクタ挿
入部3内に押し込むと、図3中実線で示すように完全嵌
合する。この時、挿入時は想像線で示すように押し広げ
られていた操作レバー12と係止レバー13が、引張バ
ネ24、26の作用によって実線で示した元の位置に復
帰して、係止部12a、13aがコネクタハウジング5
1の上部から被さりコネクタ4を抜け出し不可に係止す
る。
【0030】ここで説明の便宜のため、検査器1内の作
用について述べる。図4に示すようにコネクタ挿入部3
内にコネクタ4を挿入することによって、コネクタ4の
前端部(図中下端)が図中想像線で示すようにスライド
ブロック31の当接部34に当接する。この段階から更
に挿入を続けるとスライドブロック31が下方に移動
し、この移動に伴って一対の導通部材32に設けた接触
部41がガイド部35の平坦面から傾斜面に移行する。
従って、一対の導通部材32は、直立状態から次第にス
ライドブロック31側に回動するようになる。
【0031】そして、コネクタ4が完全にコネクタ挿入
部3内に挿入され且つ係止部12a、13aによって抜
け出し不可に係止された段階(図3参照)では、図5に
示すようにコネクタ4によってスライドブロック31が
押し込められる。この結果、一対の導通部材32に形成
した検査部42が開口部54から端子収容室6内に突入
し、その先端が接続端子5の接続部5aに当接して電気
的に導通状態となる。なお、接続端子5の接続部5aへ
の導通部材32の当接力は、押圧バネ39の反発力に対
応するので、接続部5aへの過度の押圧による変形等を
防ぐことができる。
【0032】このようにコネクタ4が、図3に示したよ
うにコネクタ挿入部3内に完全に挿入された状態では、
図5に示したように一対の導通部材32の検査部42が
開口部54を挿通して接続部5aに当接する。これによ
り、電線56、接続端子5、導電部材32、押圧バネ3
9、導通ピン40が電気的に接続状態となり通電回路が
形成され、接続端子5の端子収容室6内での収容状態を
検査することができる。
【0033】上述したように本実施形態のコネクタ検査
器1は、コネクタ挿入部3内にコネクタ4を挿入する
時、コネクタハウジング51の両側端部が操作レバー1
2及び係止レバー13を引張バネ24、26の付勢力に
抗して外側に回動させながらコネクタ挿入部3内に挿入
される。そして、接続端子5と導通部材32とが通電可
能に接触することで、コネクタハウジング51内の接続
端子5の収容状態を一挙に検査できる。従って、コネク
タ4は操作レバー12及び係止レバー13に両側から挟
持されながらコネクタハウジング51側のガイド溝53
内に挿入ガイド部材8を容易に差し込むことができ、コ
ネクタ4を位置ずれすることなくコネクタ挿入部3内の
所定位置に安定挿入することができる。
【0034】また、前記コネクタ4の挿入時には、コネ
クタ挿入部3の内壁面に設けられた挿入ガイド部材8が
コネクタハウジング51上のガイド溝53に差し込ま
れ、コネクタ4を位置ずれなく更に安定挿入することが
できる。
【0035】また、仮にコネクタ4を上下逆に挿入した
場合、ガイド溝53と挿入ガイド部材8の位置合わせが
できず、コネクタハウジング51前端が挿入ガイド部材
8に突き当たり、それ以上挿入できなくなる。従って、
コネクタ4又は類似コネクタの誤挿入を確実に防止する
ことができる。
【0036】次に、検査終了後の作用について説明す
る。上述した手順で検査を終了した後、図3に示すよう
に操作レバー12の先端に設けた操作部12cに手指を
掛け、操作レバー12を外側に回動させる。この結果、
連動機構11の作用によって、操作レバー12と係止レ
バー13が想像線で示した状態に開き、係止部12a、
13aによるコネクタ4の係止状態が解除される。この
時、図5に示したようにコネクタ4によるスライドブロ
ック31の押圧が解除され、圧縮されていた反発バネ3
6の反発力によって、スライドブロック31が挿通穴3
7及びガイドピン38(図4参照)の作用でぶれること
なくコネクタ4側に勢いよく移動する。
【0037】この結果、ガイド部35の傾斜面に接触し
ていた導通部材32の接触部41が、傾斜面から平坦面
に接触するようになり、導通部材32が図5の状態から
図4の開いた状態になる。従って、スライドブロック3
1の移動に伴い、導通部材32の検査部42が開口部5
4から抜け出し、コネクタ4がスライドブロック31に
よってコネクタ挿入部3から、図5に想像線で示したよ
うにコネクタ検査器1から矢印C方向に押し出される。
【0038】従って、従来の検査器のように検査終了に
続いて操作レバーの回動による接続端子と導通部材との
切り離し、コネクタを保持部から取り出す等の作業が一
切不要になり、検査時の作業効率を高めることができ
る。即ち、コネクタ4の取り出しは、連動機構11と反
発バネ36の作用によって瞬時に行われるので、コネク
タ4のコネクタ検査器1からの取り出し作業を効率良く
行うことができる。
【0039】上述したように本実施形態のコネクタ検査
器1は、コネクタ4をコネクタ挿入部3から取り出す場
合は、操作レバー12の回動操作によりコネクタ4の係
止状態を解除するだけで、接続端子5と導通部材32の
当接解除と検査器1からのコネクタ4の取り出しを、ス
ライドブロック31の反発力と挿入ガイド部材8で案内
しながら一括的に行うことができる。従って、コネクタ
検査の検査効率を著しく向上させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明のコネクタ検
査器によれば、コネクタ挿入部内に、被検査コネクタの
挿入に伴って挿入方向に移動するとともに、検査終了後
に被検査コネクタをコネクタ挿入部内から押出すために
コネクタ挿入部内の一端に設けた反発バネによって付勢
されているスライドブロックと、コネクタ挿入部内への
被検査コネクタの挿入時に開状態になり、正規に挿入さ
れた被検査コネクタを抜け出し不可に係止する係止レバ
ーと、検査後に操作して係止状態を解除して被検査コネ
クタをコネクタ挿入部から押し出す操作レバーと、該操
作レバーと係止レバーを連動させ且つ付勢して被検査コ
ネクタの係止及び係止解除を行う連動機構とを備えてい
る。
【0041】従って、被検査コネクタは、コネクタ挿入
部内に挿入する時、係止レバー及び操作レバーを外側に
回動させながら、スライドブロックを反発バネに抗して
挿入方向に押し込みながら移動し、完全嵌合時には係止
レバー及び操作レバーが元の位置に復帰することで、コ
ネクタ挿入部内の正規の位置に抜け出し不可に係止され
る。また、被検査コネクタをコネクタ挿入部から取り出
す場合は、操作レバーにより被検査コネクタの係止状態
を解除するだけで、反発バネの反発力によって接続端子
と導通部材の当接解除と共に、被検査コネクタをコネク
タ挿入部内から簡単に押し出すことができる。よって、
コネクタを検査する際のコネクタの位置決め及び係止を
確実且つ容易にできると共に、コネクタの取り出し作業
を容易にできるので、コネクタ検査の作業性の向上を図
ることができる。
【0042】また、前記コネクタ検査器において、コネ
クタ挿入部の内壁面に、被検査コネクタの挿入を案内す
ると共に誤挿入を防止する挿入ガイド部材が設けられて
いる。従って、コネクタ挿入部内に被検査コネクタを挿
入することにより、コネクタ挿入部の内壁面に設けられ
た挿入ガイド部材が被検査コネクタのコネクタハウジン
グ上の所定箇所に差し込まれ、被検査コネクタを位置ず
れなく挿入することができる。仮に、被検査コネクタを
上下逆に挿入した場合、挿入ガイド部材に被検査コネク
タのコネクタハウジング前端が突き当たり、それ以上挿
入できなくなり、誤挿入を確実に防止することができ
る。よって、コネクタの誤挿入を確実に防止できると共
に、検査作業をさらに一層効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ検査器の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図1における被検査コネクタをコネクタ検査器
に装着する形態を示す側面図である。
【図3】図1における被検査コネクタのコネクタ検査器
への装着状態及び装着解除時の形態を示す側面図であ
る。
【図4】図1におけるコネクタ検査器の内部構成を示す
断面図である。
【図5】図4におけるスライドブロツクの移動形態と接
続端子と導通部材との当接形態を示す断面図である。
【図6】従来のコネクタ検査器の構成例を示す断面図で
ある。
【図7】従来のコネクタ検査器における検査形態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ検査器 2 ハウジング 3 コネクタ挿入部 4 被検査コネクタ 5 接続端子 6 端子収容室 8 挿入ガイド部材 11 連動機構 12 操作レバー 12a,13a 係止部 13 係止レバー 15 回動部材 17,21 連結部材 24,26 引張バネ 31 スライドブロック 32 導通部材 35 ガイド部 36 反発バネ 37 挿通穴 38 ガイドピン 39 導通バネ 40 導通ピン 41 接触部 42 検査部 43 ガイド部材 44 ガイド溝 54 開口部 B 被検査コネクタの挿入方向 C 被検査コネクタの取り出し方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の導通部材を配設したコネクタ挿入
    部内に、複数の端子収容室内に接続端子を装着してなる
    被検査コネクタを挿入し、前記導通部材と前記被検査コ
    ネクタのコネクタハウジング内に装着した前記接続端子
    とを接触させることによって、前記接続端子の前記コネ
    クタハウジング内での収容状態を検査するコネクタ検査
    器であって、 前記コネクタ挿入部内に、前記被検査コネクタの挿入に
    伴って挿入方向に移動するとともに、検査終了後に前記
    被検査コネクタを前記コネクタ挿入部内から押出すため
    に前記コネクタ挿入部内の一端に設けた反発バネによっ
    て付勢されているスライドブロックと、 前記コネクタ挿入部内への前記被検査コネクタの挿入時
    に開状態になり、正規に挿入された前記被検査コネクタ
    を抜け出し不可に係止する係止レバーと、検査後に操作
    して係止状態を解除して前記被検査コネクタを前記コネ
    クタ挿入部から押し出す操作レバーと、 該操作レバーと前記係止レバーを連動させ且つ付勢して
    前記被検査コネクタの係止及び係止解除を行う連動機構
    と、を備えていることを特徴とするコネクタ検査器。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ挿入部の内壁面に、前記被
    検査コネクタの挿入を案内すると共に誤挿入を防止する
    挿入ガイド部材が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のコネクタ検査器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6942504B2 (en) 2002-11-11 2005-09-13 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector
KR100680114B1 (ko) * 2005-05-12 2007-02-07 (주)에이치엠씨 색영상을 이용한 조명과 주변환경에 강건한 화재감지장치와그 방법 및 그 기록매체
JP2017142893A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 矢崎総業株式会社 コネクタ保持具

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