JP2002092502A - コンテンツ料金決定システム、コンテンツ送信装置及びコンテンツ受信装置 - Google Patents

コンテンツ料金決定システム、コンテンツ送信装置及びコンテンツ受信装置

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JP2002092502A
JP2002092502A JP2001208534A JP2001208534A JP2002092502A JP 2002092502 A JP2002092502 A JP 2002092502A JP 2001208534 A JP2001208534 A JP 2001208534A JP 2001208534 A JP2001208534 A JP 2001208534A JP 2002092502 A JP2002092502 A JP 2002092502A
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JP2001208534A
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English (en)
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Yukiyasu Fukami
幸靖 深見
Tetsuya Inoue
哲也 井上
Satoshi Niwano
智 庭野
Takashi Matsuo
隆史 松尾
Akio Azuma
吾紀男 東
Toru Nakahara
徹 中原
Hironori Murakami
弘規 村上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間経過に伴う番組の価値変動に対応して番
組の料金を算定するシステムを提供する。 【解決手段】 料金情報記憶部102は期間と料金とを
対応付けた料金情報を記憶し、送信装置100は番組を
構成するデジタルコンテンツ、番組開始日時等を示す番
組情報、料金情報等を多重化し送信する。受信装置20
0は受信した番組の各種データをハードディスク等の記
録媒体に記録する。入力受付部204が番組購入のユー
ザ操作を受け付けると制御部205の制御下で、期間算
出部207は現在日時と番組開始日時との差分の期間を
算出し、購入料金決定部212は料金情報に基づき、期
間算出部207により算出された期間に応じて購入料金
を算定しセキュリティモジュール210(ICカード)
内に購入料金を記録する。この記録を照合して購入済番
組は再生処理部214で再生可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料デジタルコン
テンツの利用に対する課金処理技術に関し、特にデジタ
ル放送受信装置に受信され蓄積されたデジタルコンテン
ツの購入価格を算定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル放送の送信装置は、スク
ランブルを施していわゆるペイパービュー(Pay P
er View)番組、即ち有料番組を送信している。
デジタル放送の受信装置のユーザは、個別に有料番組を
購入することにより受信装置を介してその有料番組を視
聴することができるようになる。ここで、有料番組の購
入とは、有料番組を視聴する権利等を入手するために対
価を支払う意思を示すことをいい、その意思表示は受信
装置に対する操作によってなされるものとする。
【0003】従来の受信装置は、ICカードを挿入して
利用され、ユーザにより購入操作がなされた場合には有
料番組を特定するIDや有料番組の購入価格を特定する
ための情報をICカードに記録し、また月に1度等の周
期でICカードに記録した全ての購入価格を特定するた
めの情報等を電話回線を通じて料金請求センタ等に送信
する機能を有する。なお、ユーザは購入した有料番組の
料金の支払いを料金請求センタ等から請求される。
【0004】有料番組に対する従来の課金方式では、一
般に有料番組の料金は番組毎に固定的に定まるものであ
る。但し、視聴のみならず録画をも可能にする権利を含
むか否かで有料番組の料金を複数に区別するような課金
方式もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、有料番組の
価値は時間経過とともに変化する場合がある。例えば、
競技スポーツの中継番組では、一般的には競技結果が出
た後、時間経過とともに番組の価値が下がる。従って、
従来のように有料番組の料金が固定的に定まるのではな
く、時間経過に伴う有料番組の価値変動に対応した課金
方式の出現が望まれる。
【0006】特に、デジタル放送の受信装置が、放送さ
れた番組をハードディスク等の大容量記録媒体に蓄積し
ておき蓄積済みの番組をユーザに指定された時に再生す
るような、いわゆる蓄積放送対応の受信装置である場合
には、有料番組の放送日時からある程度時間が経過した
後にユーザに番組の購入及び視聴がなされることが一般
に想定されるため、時間経過に伴う番組の価値変動に見
合う購入価格が定められるべきである。
【0007】そこで、本発明は、かかる新たな課金方式
の必要性に鑑みてなされたものであり、有料番組の価値
変動に対応して有料番組の料金を算定するコンテンツ受
信装置及びコンテンツ料金算定システムを提供すること
を目的とする。また、そのコンテンツ受信装置に呼応す
るコンテンツ送信装置の提供、コンテンツ料金算定方法
の提供をも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るコンテンツ受信装置は、デジタルコン
テンツを受信し利用可能にするコンテンツ受信装置であ
って、デジタルコンテンツを受信して記録媒体に蓄積す
る受信蓄積手段と、蓄積されたデジタルコンテンツを利
用するためのユーザによる特定操作を受け付ける操作受
付手段と、デジタルコンテンツの利用料金算定に係る基
準時を取得する基準時取得手段と、前記基準時から、前
記操作受付手段により前記特定操作が受け付けられた時
までの時間の長さに応じて前記デジタルコンテンツの利
用料金を算定する料金算定手段とを備えることを特徴と
する。
【0009】上記構成により、例えば放送番組の放送開
始日時等からユーザがデジタルコンテンツの購入、再生
等の操作を行った日時までの期間に応じて番組の料金を
算定することが可能になる。即ち、これにより時間経過
に応じてデジタルコンテンツの料金を定める課金方式が
実現される。また、本発明に係るコンテンツ料金算定シ
ステムは、デジタルコンテンツを取得し利用可能にする
コンテンツ利用装置であって、デジタルコンテンツの利
用のためのユーザによる特定操作を受け付ける操作受付
手段を有するコンテンツ利用装置と、デジタルコンテン
ツの利用料金算定に係る基準時を取得する基準時取得手
段と、前記基準時から、前記操作受付手段により前記特
定操作が受け付けられた時までの時間の長さに応じて前
記デジタルコンテンツの利用料金を算定する料金算定手
段とを備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係るコンテンツ料金算定方
法は、デジタルコンテンツの利用料金を算定するコンテ
ンツ料金算定方法であって、デジタルコンテンツを取得
し利用可能にするコンテンツ利用装置において、デジタ
ルコンテンツの利用のためのユーザによる特定操作を受
け付ける操作受付ステップと、デジタルコンテンツの利
用料金算定に係る基準時を取得する基準時取得ステップ
と、前記基準時から、前記操作受付ステップにより前記
特定操作が受け付けられた時までの時間の長さに応じて
前記デジタルコンテンツの利用料金を算定する料金算定
ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】このコンテンツ料金算定システム及びコン
テンツ料金算定方法により、放送され、或いは配布され
た記録媒体に記録されているデジタルコンテンツについ
ての料金をそのデジタルコンテンツをユーザに利用可能
とする装置に対してユーザが購入等の操作をした時が、
放送開始時や配布時その他の一定日時からどのくらい経
過したかに応じて定めることができる課金方式が実現さ
れる。
【0012】また、本発明に係るコンテンツ送信装置
は、デジタルコンテンツを受信し利用可能にし、時間の
長さに応じて料金を求めるための料金算定用情報に基づ
いて、所定基準時からユーザによる特定操作を受け付け
た時までの時間の長さに応じてデジタルコンテンツの利
用料金を算定するコンテンツ受信装置に対して、当該デ
ジタルコンテンツを送信するコンテンツ送信装置であっ
て、前記料金算定用情報を前記デジタルコンテンツとと
もに多重化して前記コンテンツ受信装置に対して送信す
る送信手段を備えることを特徴とする。
【0013】上記構成により、時間から料金を算定する
ための情報がデジタルコンテンツとともに送信されるた
め、これに対応するコンテンツ受信装置においてユーザ
がそのデジタルコンテンツの購入等の操作をした時に、
その時を反映して料金を定めることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>以下、本発明の
実施の形態1に係る限定受信システムについて説明す
る。限定受信システムは、送信装置と受信装置とから構
成され、送信装置が映像、音声、データからなる有料番
組にスクランブルを施して放送し、受信装置は受信した
番組をハードディスク等の大容量記録媒体に蓄積し、ユ
ーザが番組を購入した場合にはICカードに購入料金を
記録するとともにその番組のスクランブルを解除するた
めの鍵が使用できるようにして蓄積済みの番組を視聴可
能にするシステムである。なお、受信装置はICカード
に記録された購入料金を電話回線を通じて料金請求セン
タ等に送信し、これを受けて料金請求センタ等はユーザ
に料金の支払いを請求する。
【0015】<構成>図1は、実施の形態1に係る、送
信装置及び受信装置を含む限定受信システムの構成図で
ある。 <送信装置>送信装置100は、放送局等に設置されデ
ジタル放送を行う装置である。デジタル放送は、映像、
音声、データ等のデジタルコンテンツを内容とする放送
であり、ISO/IEC 13818−1規格(以下、
「MPEG2システム規格」という。)、DVB−SI
規格(Digital Video Broladca
sting;Specification for S
ervice Information in DVB
systems)、或いは社団法人電波産業会による
「デジタル放送に使用する番組配列情報」規格(ARI
B STD B−10)等に準拠した方式で行われる。
ここでは、これらの規格で規定されたテーブル名等を用
いて説明を行う。
【0016】送信装置100は、コンテンツ記憶部10
1、料金情報記憶部102、番組情報記憶部103、コ
ンテンツ選択部104、ECM(Entitlemen
tControl Message:共通情報)生成部
105、番組情報生成部107、多重化処理部108、
送信部109及び制御部110を備え、他にも従来のデ
ジタル放送の送信装置と同様な構成要素を備える。
【0017】ここで、コンテンツ記憶部101は、放送
予定の複数の番組分の映像、音声、その他のデータを含
むデジタルコンテンツを記憶しているハードディスク等
の記憶領域であり、料金情報記憶部102は、各番組の
料金を示す料金情報を記憶している記憶領域であり、番
組情報記憶部103は、各番組についての番組名、開始
時刻等の情報である番組情報を記憶している記憶領域で
ある。番組情報は電子番組ガイド(Electroni
c programming guide:EPG)を
実現すべくEIT(Event Informatio
n Table)に含めて送信されることになる情報で
ある。また、料金情報については後に詳しく説明する。
【0018】なお、コンテンツ記憶部101、料金情報
記憶部102及び番組情報記憶部103に記憶されてい
る各種情報は、予め放送番組製作者、放送番組提供者等
によって作成されたものである。制御部110は、CP
U、メモリ等で構成され、外部からメモリに格納された
放送スケジュールを示す情報に従って各番組を構成する
コンテンツデータを多重化し送信するように送信装置1
00の各部を制御する機能を有し、コンテンツ選択部1
04、ECM生成部105及び番組情報生成部107に
は逐次、送信する番組の指示を行う。
【0019】コンテンツ選択部104は、制御部110
の指示を受けて、指示された番組を構成するデジタルコ
ンテンツを選択して、例えば映像は映像パケッタイズド
エレメンタリストリーム(映像PES)、音声は音声パ
ケッタイズドエレメンタリストリーム(音声PES)等
と選択したデジタルコンテンツを種別に応じて整形し、
多重化処理部108に送出する機能を有する。
【0020】ECM生成部105は、制御部110の指
示を受けて、指示された番組に対応する料金情報を料金
情報記憶部102から読み出し、その料金情報を一定の
データ構造で表して盛り込んだECMを生成して多重化
処理部108に送出する機能を有する。なお、ECMに
は他にスクランブル解除用の鍵等が含まれる。以下、番
組単位の料金情報を一定のデータ構造で表したものを料
金表という。
【0021】番組情報生成部107は、制御部110の
指示を受けて、指示された番組に対応する番組情報と料
金情報とをそれぞれ番組情報記憶部103、料金情報記
憶部102から読み出し、読み出した番組情報に料金表
を含めることにより、拡張した番組情報を生成し、更に
その番組情報を含むEITを生成して多重化処理部10
8に送出する機能を有する。
【0022】多重化処理部108は、入力されたデジタ
ルコンテンツ、ECM、EITや、他にもSDT(Se
rvice Description Table)、
PAT(Program Association T
able)、PMT(Program Map Tab
le)等のテーブルを多重化し、その結果としてMPE
G2トランスポートストリーム(TS)を生成してパケ
ット化して送信部109に送出する機能を有する。な
お、MPEG2トランスポートストリームを構成する各
種データは、188バイトのTSパケットに分割され、
各TSパケットには内容種別を識別するためのPID
(パケットID)が付されており、PMTには各時点に
おける番組を構成する映像、音声等のTSパケットを識
別するためのPIDが格納されている。また、多重化処
理部108は、有料番組を構成する映像、音声等のデジ
タルコンテンツにはスクランブルを施して多重化する。
【0023】また、送信部109は、誤り訂正回路、変
調回路等を有し、TSパケットを受けてこれに誤り訂正
符号を付加し変調を施して得られる信号を、放送用アン
テナを通じて送信するものである。 <受信装置>受信装置200は、各家屋等に置かれ、ユ
ーザ操作に応じてデジタル放送を受信してデジタルコン
テンツを大容量記録媒体に蓄積し、蓄積したデジタルコ
ンテンツで構成される番組をユーザの指示に応じてディ
スプレイ装置等に送出してユーザが視聴できるようにす
る装置である。
【0024】受信装置200は、受信部201、TSデ
コード部202、記録部203、入力受付部204、制
御部205、日時取得部206、期間算出部207、表
示用料金決定部208、情報表示部209、セキュリテ
ィモジュール210及び再生処理部214を備え、他に
も従来のデジタル放送の受信装置と同様な構成要素を備
える。
【0025】ここで、受信部201は、チューナ、復調
回路等を有し、選局し受信用アンテナを介して受信した
信号を、復調しMPEG2トランスポートストリームに
してTSデコード部202に送出する機能を有する。T
Sデコード部202は、制御部205により設定された
フィルタ条件に合致する種別のデータを、受信部201
から受け取ったMPEG2トランスポートストリームか
ら分離抽出して記録部203に送出する機能を有する。
なお、フィルタ条件はPID、テーブル識別子等で特定
される。
【0026】記録部203は、ハードディスク等の大容
量の記録媒体を有し、制御部205の指示を受けて、T
Sデコード部202から伝えられたデータを番組単位に
アクセス可能なように、即ち番組単位のデジタルコンテ
ンツのデータや料金表等を区別して、記録媒体に記録す
る機能を有する。記録に際して、各番組に対する購入、
再生に関する制御を容易にするために番組管理情報を生
成して記録する。なお、番組管理情報については後に詳
しく説明する。
【0027】入力受付部204は、例えば赤外線リモコ
ン信号の受信及び解釈機構等を備え、いわゆるリモコン
等を通じてなされるユーザ操作を受け付け制御部205
に伝える機能を有する。なお、ユーザは、受信装置20
0が外部に接続されたディスプレイ装置等に表示するグ
ラフィカルユーザインタフェース(GUI)画面を必要
に応じて参照しながら、リモコン等のボタンを押下する
ことにより、例えば、受信し記録すべき番組の選択、受
信装置200に記録済みである番組の一覧表示、購入操
作、再生指示、指示対象番組の選択等の各種操作を行う
ことができる。
【0028】なお、受信装置200をユーザが操作する
ためのリモコンには、画面上のフォーカス位置を上下左
右に移動させるための方向キーや、決定キー、取消キー
等が備わっている。制御部205は、入力受付部204
から伝えられたユーザ操作に応じて、受信装置200の
各部を制御するものであり、ユーザに指定された番組を
受信し記録する受信記録処理、記録済み番組についての
一覧表示、今後の料金の表示、購入及び再生の処理等の
実行を制御する機能を有する。特に制御部205は、ユ
ーザ操作に応じ、番組名等によって番組を指定した上
で、期間算出部207に期間算出の指示を、表示用料金
決定部208には料金決定の指示を、セキュリティモジ
ュール210には購入対応処理の指示を、再生処理部2
14には再生の指示を行う。
【0029】日時取得部206は、現在日時を計時する
時計機構である。期間算出部207は、制御部205か
ら番組の指定を受けると、日時取得部206から現在日
時を取得し、記録部203により記録媒体に記録された
番組管理情報を参照することによりその番組の開始日時
を取得して、開始日時から現在日時までの期間を算出し
てメモリ領域に保持する機能を有する。なお、この算出
された期間は表示用料金決定部208又は購入料金決定
部212から参照されるものである。
【0030】表示用料金決定部208は、制御部205
から番組の指定を受けると、記録部203に記録されて
いるその番組の料金表を参照して、期間算出部207に
より算出された期間に応じた料金を決定し、決定した料
金を情報表示部209に伝える機能を有する。情報表示
部209は、制御部205の指示に応じてGUI画面を
外部のディスプレイ等に出力する機能を有し、表示用料
金決定部208から伝えられた料金を用いて、料金を盛
り込んだ記録済み番組の一覧表示画面を出力したり、特
定番組の将来の料金を示す画面を出力したりするもので
ある。
【0031】セキュリティモジュール210は、内部デ
ータ処理の機密性を保持するために、受信装置200に
装着されるICカードに封じ込められた処理機構であ
り、CPU及びメモリを備え、ユーザによる番組購入の
履歴をメモリに記録するとともに購入済みの番組につい
てのスクランブル解除を可能にする制御を行うものであ
り、また、番組購入の履歴をある程度の期間毎に特定の
料金請求センタ等に対して電話回線等を通じて送信する
機能をも有する。
【0032】このセキュリティモジュール210は、機
能的にはECM解釈部211、購入料金決定部212及
び購入履歴管理部213を主たる機能構成要素とする。
ここで、購入履歴管理部213は、購入された番組につ
いて、番組IDと料金とを対応付けてICカード中のメ
モリに記録する機能を有する。ECM解釈部211は、
ユーザによる番組の購入操作に応じて制御部205から
番組の指定を受けると、記録部203からその番組につ
いての料金表を含むECMを取得しデスクランブルして
解釈して、料金表に含まれる番組識別のための番組ID
を、購入履歴管理部213に伝えて記録させる機能、及
び再生処理部214からECMを渡されると、そのEC
Mが示す番組が既に購入されたものであるか否かを、E
CM中の番組IDが購入履歴管理部213によってメモ
リに格納されている番組ID群の1つと一致するか否か
によって判定し、購入済みの番組であればECM中のス
クランブル解除用の鍵を利用可能にして再生処理部21
4に渡す機能を有する。なお、スクランブル解除用の鍵
は暗号化されており、ここではECM以外のデータにつ
いて説明を省略しているが、従来の有料番組の視聴方式
と同様にEMM(Entitlement Manag
ement Message)等をも受信しておくこと
とし、EMM中の情報等も利用して、ECM解釈部21
1はECM中の暗号化されているスクランブル解除用の
鍵を復号して利用可能にすることになる。
【0033】購入料金決定部212は、ECM解釈部2
11により解釈されたECM中の料金表を取得し参照す
ることにより、期間算出部207により算出された期間
に応じた料金を決定し購入履歴管理部213に伝えて記
録させる機能を有する。再生処理部214は、スクラン
ブル解除処理機構や、符号化圧縮されている映像や音声
を伸長するいわゆるAVデコーダを備え、制御部205
から番組の指定を受けると、記録部203により記録さ
れているその番組のデジタルコンテンツを再生して、映
像信号や音声信号を受信装置200の外部に接続された
ディスプレイ装置、スピーカ等に送出する機能を有す
る。なお、再生処理部214は、デジタルコンテンツの
再生に際して、あるスクランブルの単位ずつECMをセ
キュリティモジュール210のECM解釈部211に渡
してスクランブル解除用の鍵を得て、スクランブルを解
除しつつ再生を行う。
【0034】なお、制御部205、期間算出部207、
表示用料金決定部208及び情報表示部209の機能
は、基本的には、メモリに格納された制御プログラムを
CPUが実行することにより実現される。 <送信装置に関連するデータ>以下、送信装置100の
取り扱うデータについて説明する。
【0035】図2は、料金情報記憶部102に記憶され
ている料金情報の構成及び内容例を示す図である。同図
に示すように料金情報300は、番組ID301で識別
される番組毎に期間302と料金303とが対応付けら
れた情報である。ここで、番組ID301は、放送され
受信装置において蓄積される各番組を識別するための識
別子であり、例えば番号である。
【0036】期間302は、番組の料金を時間毎に、即
ち番組の放送開始日時から購入日時までの期間に応じ
て、異なったものにするための時間区分を示すものであ
り、例えば、期間の開始時間、終了時間等を示す情報で
ある。料金303は、対応する期間における番組の料金
を示す情報である。同図の例では、番組IDが3625
01である番組の料金は、放送開始日時から1時間まで
に購入すれば1000円で、以後2時間までに購入すれ
ば800円、以後3時間までに購入すれば600円、以
後10時間までに購入すれば500円、それ以後に購入
すれば300円であること等を示している。
【0037】図3は、ECM生成部105により生成さ
れるECMのデータ構造を示す図である。ECM生成部
105により生成されるECM400は、従来の基本的
なECMに加えて、料金情報に基づいて生成された料金
表410を挿入した構造を有する。
【0038】料金表410は、4バイトの番組IDに続
いて、1バイトの期間及び2バイトの料金の組を1以上
繰り返す構造を有する。図4は、料金表の内容例を示す
図である。この料金表411は、図2に示した番組ID
が362501の番組についての料金情報に基づいて生
成された料金表を示す。この料金表411には期間と料
金とは5組含まれている。
【0039】期間の単位は時間であり、短い時間の区分
から順に配置されており、最後の区分、この例では10
時間以後の区分は0xffで表される。また、料金の単
位は円である。図5は、番組情報生成部107により生
成されるEITにおける料金表の配置を示す図である。
【0040】同図に示すEvent_informat
ion_sectionは、セクション形式のEITの
データ構造を示しており、従来のEITに対して、図3
においてデータ構造を示した料金表410が追加挿入さ
れている。なお、料金表は受信装置側では、料金表示と
購入料金決定とに用いられるものであるため、簡易にア
クセスして料金表示に用いることができるようにEIT
に含ませるとともに、改竄等が行われないようにセキュ
リティ面に配慮して購入用の料金計算に用いることがで
きるようにECMにも含ませて送信することにしてい
る。
【0041】図6は、PMTのデータ構造を示す図であ
る。多重化処理部108により、同図において矢印線で
示す位置に、料金表を含むECMのPIDが配置され
る。従って、受信装置はトランスポートストリームから
PMTを分離抽出して参照することによりECMを特定
することができ、料金表等を取得することができるよう
になる。
【0042】<送信装置の動作>送信装置100は、従
来の送信装置と同様にデジタルコンテンツを他の番組制
御等のためのテーブル群とともに多重化して送信する動
作を行うものであり、ここでは送信装置100に特有
の、各番組毎の多重化内容を特定する番組編成処理につ
いて説明する。
【0043】図7は、送信装置100による番組編成処
理を示すフローチャートである。送信装置100の制御
部110は、放送スケジュールを示す情報に従って、放
送する番組を特定し(ステップS121)、その番組を
構成する映像、音声等のデジタルコンテンツをコンテン
ツ選択部104に選択、整形させて多重化処理部108
に対して送出させる(ステップS122)。
【0044】また、制御部110は、放送する番組につ
いての料金表を含むECMをECM生成部105に生成
させて多重化処理部108に対して送出させ(ステップ
S123)、その料金表を含むEITを番組情報生成部
107に生成させて多重化処理部108に送出させる
(ステップS124)。このような番組編成処理によ
り、入力されたデータに基づいて多重化処理部108
は、各番組に関する情報をTSパケット化して送信部1
09に送り、送信部109はTSパケットを変調等して
送信する。
【0045】<受信装置に関連するデータ>以下、受信
装置200が記録部203によりハードディスク等の記
録媒体に記録するデータについて説明する。なお、記録
部203は、受信した番組についてのデジタルコンテン
ツを、番組とともに数秒間隔等で送られるECMととも
に記録し、また、EITから取り出した料金表を番組毎
に区別して記録媒体に記録し、更にEITから抽出し
た、番組の放送開始日時その他の情報を含む番組管理の
ための番組管理情報をも記録する。
【0046】図8は、記録部203により記録媒体に記
録されたデータを示す図である。番組管理情報500
は、記録済みの各番組についての番組名501、開始日
時502、購入区分503、料金表アドレス504、先
頭ECMアドレス505及びコンテンツデータアドレス
506からなる情報である。ここで、番組名501は番
組のタイトルを示し、開始日時502は番組の放送開始
日時を示し、購入区分503は番組をユーザが購入した
か否かを示す。
【0047】料金表アドレス504は、記録部203が
EITから抽出して一定の記憶領域に記録した料金表に
ついての記録位置を示し、先頭ECMアドレス505
は、番組の放送開始後に最初に送られたECMについて
の記録位置を示し、コンテンツデータアドレス506
は、ECMとともに記録されている、番組を構成するデ
ジタルコンテンツの記録位置を示す。
【0048】同図は、例えば番組名がNEWS01であ
り放送の開始日時が7月2日9時である番組が未だ購入
されていないことを示しており、この番組についての料
金表アドレスはEITから得られた料金表411を指し
示し、コンテンツデータアドレスは記録媒体に記録され
たNEWS01を構成するデジタルコンテンツ510を
指し示し、先頭ECMアドレスはそのデジタルコンテン
ツ510とともに記録されている先頭のECMを指し示
している。
【0049】なお、デジタルコンテンツの記録媒体への
記録については、記録部203は例えば、デジタルコン
テンツを各ECMが送られた時点を境界として複数に分
割して、その結果のデジタルコンテンツの各断片とその
断片についてのスクランブル解除用の鍵を含むECMと
を対応付けて記録する等としてもよい。 <受信装置の動作>以下、上述した構成を備え上述のデ
ータを扱う受信装置200の動作について、従来のデジ
タル放送の受信装置に対して特有である受信記録処理、
記録済み番組についての一覧表示、今後の料金の表示、
購入及び再生の処理について説明する。
【0050】図9は、受信装置200の行う受信記録処
理を示すフローチャートである。受信装置200は、ユ
ーザからの受信指示を入力受付部204を介して受ける
と制御部205は、例えば電子番組ガイド等によりディ
スプレイ装置に番組表を表示してユーザから番組指定を
受けることにより、受信すべき番組を特定し(ステップ
S601)、TSデコード部202に必要なフィルタ条
件を設定し、受信部201及び記録部203を制御し
て、その番組についてのデジタルコンテンツであるデー
タと、その番組に関連する番組情報、ECM等の情報と
を受信し抽出して記録媒体に記録させる(ステップS6
02)。これにより記録部203の記録媒体には、番組
についてのデジタルコンテンツと、ECMと、番組情報
中の料金表と、番組情報中の他の情報とが記録される。
【0051】ステップS602の後に記録部203は、
番組管理情報を記録する(ステップS603)。なお、
既に番組管理情報が記録されている場合には記録部20
3は、その番組についての内容を番組管理情報に盛り込
むように番組管理情報を更新する。この受信記録処理に
より、記録媒体の内容は例えば図8に示したような内容
となる。
【0052】図10は、記録媒体に記録されている番組
についての一覧表示、今後の料金の表示、購入及び再生
に係る受信装置200の処理内容を示すフローチャート
である。受信装置200の制御部205は、入力受付部
204を介してユーザからの番組一覧の表示指示を受け
付けると(ステップS611)、記録部203の記録媒
体に記録されている番組管理情報を参照することにより
各番組を順次指定して、期間算出部207にその番組の
番組の開始日時から現在日時まで、即ちユーザに番組一
覧の表示指示がなされた日時までの期間を算出させ(ス
テップS612)、表示用料金決定部208にその料金
を決定させる(ステップS613)。
【0053】ステップS613において表示用料金決定
部208は、番組管理情報中の指定された番組について
の料金表アドレスが指し示す料金表を参照することによ
り、期間算出部207により算出された期間に応じた料
金を決定する。この料金はその時点でユーザが番組を購
入したならば必要となる料金である。ステップS613
に続いて、制御部205は情報表示部209に番組一覧
を表示させるよう指示を行い、これを受けて情報表示部
209は表示用料金決定部208により決定された料金
と、番組管理情報中の番組名等の情報とを番組毎に一覧
形式で表した画面をディスプレイ装置等に表示する(ス
テップS614)。
【0054】図11は、ステップS614によって受信
装置200がディスプレイ装置等に表示させる画面の例
を示す図である。同図に示すように画面700は、番組
名、放送の開始日時、番組の現在の料金、購入区分を一
覧表示した画面であり、再生、購入、或いは将来の料金
表示をユーザが指定できるようなボタンが付加されてい
る。
【0055】ステップS614の後に、制御部205は
入力受付部204を介してユーザからの番組の選択操作
がなされるとこれを受け付け、番組名等の選択された番
組を特定する情報を一時的に記憶し、例えば番組一覧を
表示している画面中で、ユーザに選択された番組が強調
表示されるように情報表示部209に表示を更新させる
(ステップS615)。なお、ユーザは例えばリモコン
の方向キーを押下する等によって番組を選択することが
できる。また、図10には特に示していないが、ユーザ
がリモコンの取消キーを押下した場合には、制御部20
5は図10に示した処理を途中で取り止め、表示画面を
図10に示した処理を始める前の状態に戻すように情報
表示部209を制御する。
【0056】ステップS615の後に、制御部205は
入力受付部204を介してユーザによって番組の将来に
おける料金の表示指示がなされたことを受け付けると
(ステップS616)、将来料金表示処理を行う(ステ
ップS617)。即ち、図11に示す将来料金表示ボタ
ン703がユーザに選択された場合に将来料金表示処理
が行われる。なお、将来料金表示処理については後に詳
しく説明する。
【0057】また、ステップS615の後、或いはステ
ップS617の後において制御部205は入力受付部2
04を介してユーザによって番組の購入操作がなされた
ことを受け付けると(ステップS618)、購入処理を
行う(ステップS619)。即ち、図11に示す購入ボ
タン702がユーザに選択された場合に購入処理が行わ
れる。なお、購入処理については後に詳しく説明する。
【0058】また、ステップS615、S617、S6
19の後において制御部205は入力受付部204を介
して、図11に示す再生ボタン701のユーザによる選
択、即ち番組の再生指示がユーザによりなされたことを
受け付けると(ステップS620)、その番組が購入済
みか否かを番組管理情報の購入区分を参照することによ
り判定し(ステップS621)、購入済みであるときに
は再生処理部214にその番組の再生を指示し、これを
受けて再生処理部214は番組管理情報を参照してその
番組を構成するデジタルコンテンツの所在位置を得て、
そのデジタルコンテンツとともに記録媒体に記録されて
いるECMをセキュリティモジュール210に逐次渡し
つつスクランブル解除の鍵を得てデスクランブルを行う
ことによりそのデジタルコンテンツを再生し映像及び音
声の信号を外部のディスプレイ装置等に出力する(ステ
ップS622)。
【0059】以下、将来料金表示処理について説明す
る。図12は、受信装置200の行う将来料金表示処理
を示すフローチャートである。ユーザにより番組が選択
された後にその番組の将来における料金の表示指示、つ
まり将来その番組を購入したと仮定した場合における購
入価格の表示指示がなされた場合に、この将来料金表示
処理は行われる。
【0060】まず、制御部205は、ユーザにより番組
が選択されたときに記憶した番組名等の、選択された番
組を特定する情報に基づき番組を指定して期間算出部2
07に対し期間算出の指示を行い、これを受けて期間算
出部207は、日時取得部206から現在日時を取得す
る(ステップS631)。即ち、期間算出部207は、
ユーザによって番組の将来における料金の表示指示がな
された日時と番組名とを取得する。
【0061】続いて、期間算出部207は、ユーザに選
択された番組についての開始日時、即ち取得した番組名
に基づき番組管理情報を参照して得られる開始日時か
ら、ステップS631で取得した現在日時までの期間を
算出する(ステップS632)。つまり、現在日時と開
始日時との差を計算して、その期間とする。ステップS
632後のタイミングで制御部205はユーザに選択さ
れた番組を指定して表示用料金決定部208に対して料
金決定を指示し、これを受けて表示用料金決定部208
は、番組管理情報を参照することにより指定された番組
の料金表の記録媒体中における所在位置を得て、その料
金表に基づいて、ステップS632で期間算出部207
に算出された期間以降の期間区分に相当する現実の日時
を算出し(ステップS633)、必要に応じて算出した
日時を用いて期間区分を表現して各期間区分の料金と対
応付けた画面を情報表示部209を介してディスプレイ
装置等に表示し(ステップS634)、これにより将来
料金表示処理は完了する。
【0062】ここで、番組管理情報は図8に例示した内
容であるものとし、図11に例示した画面が表示された
状態で7月2日10時45分に将来料金表示ボタン70
3をユーザが選択した場合を例にして、上述した将来料
金表示処理を簡単に説明する。期間算出部207はNE
WS01という番組名と7月2日10時45分という日
時を取得し(ステップS631)、その番組の開始日時
は図8に示すように7月2日9時であるので1時間45
分という期間を算出する(ステップS632)。
【0063】表示用料金決定部208は図8及び図4に
示す料金表411を参照し、算出された1時間45分と
いう期間は、5つの期間区分のうち、2番目の期間区分
である1時間以上2時間未満に属するのでこれ以降の期
間分に相当する現実の日時を算出する(ステップS63
3)。即ち開始日時に期間区分を示す時間(図4参照)
を加えることにより、期間区分に相当する現実の日時を
算出する。
【0064】これにより、2番目の期間区分は2時間な
ので7月2日11時まで、3番目の期間区分は3時間な
ので7月2日12時まで、4番目の期間区分は10時間
なので7月2日19時まで、5番目の期間区分は以後全
時間を示すものなので7月2日19時以降と、期間区分
に相当する現実の日時が算出される。続いて、表示用料
金決定部208は、算出した現実の日時を用いて期間区
分と料金とを対応させた画面を情報表示部209に出力
させる(ステップS634)。
【0065】図13は、受信装置200により将来料金
表示処理が行われた結果として表示される画面の例を示
す図である。この画面の例は、ステップS634で各期
間区分と料金とに加えて番組名や現在日時等も表示させ
た場合の例を示している。以下、購入処理について説明
する。
【0066】図14は、受信装置200の行う購入処理
を示すフローチャートである。ユーザにより番組が選択
された後にその番組の購入操作がなされた場合に、この
購入処理は行われる。まず、制御部205は、ユーザに
より番組が選択されたときに記憶した番組名等の、選択
された番組を特定する情報に基づき番組を指定して期間
算出部207に対し期間算出の指示を行い、これを受け
て期間算出部207は、日時取得部206から現在日時
を取得し、番組管理情報を参照して、指定された番組に
ついての開始日時を得て、現在日時と開始日時との差を
計算することにより開始日時からユーザに購入操作がな
された日時までの期間を算出する(ステップS64
1)。
【0067】ステップS632後のタイミングで制御部
205はユーザに選択された番組を指定してセキュリテ
ィモジュール210に購入対応処理を行うよう指示し、
これを受けてセキュリティモジュール210のECM解
釈部211は記録部203中の記録媒体に記録されてい
る番組管理情報を参照して、指定された番組に対応する
先頭ECMの記録媒体における所在位置を得てECMに
アクセスし、ECMを解釈してECM中の、番組IDを
含む料金表を抽出する(ステップS642)。
【0068】ECM解釈部211に抽出された料金表を
参照して、購入料金決定部212は、期間算出部207
によって算出された期間に応じた料金を決定する(ステ
ップS643)。購入料金決定部212によって料金の
決定がなされた後に購入履歴管理部213は、その決定
された料金と、番組IDとを対応付けてICカード中の
メモリに記録する(ステップS644)。
【0069】また、制御部205は、番組管理情報中の
その購入対象とされた番組についての購入区分を、購入
済みを示すように更新する(ステップS645)。これ
により、購入処理は完了する。 <実施の形態2>以下、本発明の実施の形態2に係る限
定受信システムについて説明する。
【0070】実施の形態2に係る限定受信システムは、
実施の形態1に係る限定受信システムが受信装置200
内において番組の購入料金を決定する方式を用いていた
のと異なり、購入料金を料金請求センタに置かれた装置
(以下、「料金請求センタ装置」という。)で決定する
方式を用いるシステムである。即ち、実施の形態2に係
る限定受信システムは、送信装置と受信装置と料金請求
センタ装置とから構成され、送信装置が有料番組にスク
ランブルを施して放送し、受信装置は受信した番組を記
録媒体に蓄積し、ユーザが番組を購入した場合にはIC
カードに購入日時を記録するとともにその番組のスクラ
ンブルを解除するための鍵が使用できるようにして蓄積
済みの番組を視聴可能にし、料金請求センタ装置は受信
装置のICカードに記録された購入日時を取得して番組
の購入料金を決定するシステムである。
【0071】図15は、実施の形態2に係る、送信装
置、受信装置及び料金請求センタ装置を含む限定受信シ
ステムの構成図である。送信装置1100は、実施の形
態1で示した送信装置100の有する機能に加えて、料
金情報記憶部102及び番組情報記憶部103に記憶さ
れている各番組の番組ID、開始日時、及び期間と料金
との対応表を料金請求センタ装置1300に送信する機
能を有する。
【0072】受信装置1200は、実施の形態2で示し
た受信装置200と多くの構成要素を共通にするもので
あり、受信部201、TSデコード部202、記録部2
03、入力受付部204、制御部205、日時取得部2
06、期間算出部207、表示用料金決定部208、情
報表示部209、セキュリティモジュール1210及び
再生処理部214を備え、他にも従来のデジタル放送の
受信装置と同様な構成要素を備える。
【0073】但し、受信装置1200のセキュリティモ
ジュール1210は、受信装置200のセキュリティモ
ジュール210と異なり購入料金決定部を含まず、EC
M解釈部211と購入履歴管理部1213とを有する。
なお、図15では、受信装置1200の構成要素のうち
受信装置200と同じ構成要素には図1で示したものと
同一の符号を付しており、これらについてはここでは詳
しい説明を省略する。
【0074】制御部205は、ユーザが特定の番組の購
入操作を行った場合にセキュリティモジュール1210
に番組を指定して購入対応処理を行うよう指示をする機
能を有する。セキュリティモジュール1210内のEC
M解釈部211は、制御部205から番組が指定され購
入対応処理の指示がなされた場合に、記録部203中の
記録媒体からECMを取得して番組IDを抽出する機能
を有する。
【0075】また、セキュリティモジュール1210内
の購入履歴管理部1213は、制御部205から番組が
指定され購入対応処理の指示がなされた場合に、日時取
得部206から現在日時、即ち購入日時を取得し、購入
日時をECM解釈部211により抽出された番組IDと
対応付けてICカード中のメモリに記録する機能と、一
定期間毎に既にICカード中のメモリに記録されている
番組IDと購入日時とを電話回線等を通じて料金請求セ
ンタ装置1300に送信する機能とを有する。なお、I
Cカード内には予めユーザを識別する情報が含まれてお
り、購入履歴管理部1213は、番組ID及び購入日時
を料金請求センタ装置1300に送信する際に併せてそ
のユーザを識別する情報をも送信する。
【0076】料金請求センタ装置1300は、CPU、
メモリ、ハードディスク等を備えるコンピュータであ
り、機能的には日時料金情報取得部1301、料金決定
部1302及び料金請求処理部1303を有する。ここ
で、日時料金情報取得部1301は、送信装置1100
から送られる番組毎の番組ID、開始日時、及び期間と
料金との対応表を受信してハードディスク等に格納する
機能を有する。
【0077】料金決定部1302は、受信装置1200
から送信される番組ID及び購入日時を受信し、日時料
金情報取得部1301によりハードディスク等に格納さ
れた情報を参照して、受信装置1200から受信した番
組IDで示される番組についての開始日時と、受信装置
1200から受信した購入日時との差である期間に応じ
た料金を、その番組についての、期間と料金との対応表
に基づいて決定して、受信装置1200から受信したユ
ーザを識別する情報とともに料金請求処理部1303に
伝える機能を有する。
【0078】また、料金請求処理部1303は、料金決
定部1302から伝えられた料金とユーザを識別する情
報とに基づいて、そのユーザに料金を請求するために一
般になされるべき処理、例えば料金合計等の計算や料金
を記した帳票の出力等を行う機能を有する。上述の構成
を備える限定受信システムにおいては、受信装置120
0が、受信装置1200に対してユーザが番組の購入操
作を行った時点の日時である購入日時と購入対象の番組
についての番組IDと対応付けた情報を複数又は1つ料
金請求センタ装置1300に送信し、これを受けて料金
請求センタ装置1300は受信した番組IDで示される
番組の開始時刻から購入日時までの期間に応じて、送信
装置から送られた期間区分毎の料金を示す情報に基づい
て、購入された番組の料金を決定し、課金処理を行う。 <補足>以上、本発明に係るコンテンツ料金決定システ
ムの実施の形態である限定受信システム及び本発明に係
るコンテンツ受信装置の実施の形態である受信装置につ
いて説明したが、本発明は本実施の形態に限られるもの
ではない。即ち、 (1)本実施の形態で示した送信装置は、デジタル放送
をアンテナから送出することとしたが、ケーブル等で送
出することとしてもよい。即ち、放送形式は、BSデジ
タル放送、CSデジタル放送、又はいわゆるケーブルテ
レビ等による放送であってもよい。 (2)本実施の形態では、送信される番組は全て有料番
組であるものとして説明したが、無料の番組はスクラン
ブルが施されることなく送信され、受信装置がこれを受
信してハードディスク等に蓄積することとしてもよく、
蓄積済みの無料の番組は、ユーザが購入操作を行わずに
再生できるようにしてもよい。 (3)本実施の形態では、受信装置はユーザが指定した
番組を受信し抽出し記録媒体に蓄積することとしたが、
受信装置は、ユーザがあるチャネルの全番組を一括して
指定した場合に、EIT等を参照することによりそのチ
ャネルで放送される番組を順次特定して、受信、抽出、
記録することとしてもよい。 (4)本実施の形態では、番組単位で料金が定まること
としたが、複数の番組単位や、他の単位に対して料金が
定まるように変形してもよい。 (5)本実施の形態では、番組毎の料金情報が、送信装
置によりEITに盛り込まれて送信されることを示した
が、SDTに盛り込まれて送信されることとしてもよ
い。
【0079】図16は、SDTに料金情報を盛り込む例
を示す図である。同図に示すように、料金情報は、料金
表ID、料金表サイズ、及び1又は複数の期間と料金と
の組とした形式で1又は複数個、SDTの同図中に矢印
線で示した部分に追加挿入されることとしてもよい。こ
れに呼応して、EITには料金表の代わりに料金表ID
を格納して、各番組とSDT内に盛り込んだ料金情報と
を対応付けるものとする。なお、これに対応して受信装
置はSDT内の料金情報を参照して料金表示用に用いる
料金を定める。
【0080】また、ARIB STD−B24規格に基
づき、データ放送においてBML(Broadcast
ing Markup Language)で記述され
たスクリプト等から構成されるモジュール毎に料金が定
まるものとしてもよく、この場合にはモジュールの数や
サイズ等を含む情報として定められているDII(Do
wnload Info Indication)又は
モジュールをブロック分割して格納する情報であるDD
B(Download Data Block)に期間
区分と料金とを対応付けた料金情報を格納することとし
てもよい。図17は、DIIに料金情報を盛り込む例を
示す図である。
【0081】また、送信装置が料金表を、EIT、SD
T等と同列に位置づけられるセクション形式の新規に定
義するテーブル(以下、「独自テーブル」という。)に
含めて、トランスポートストリームに多重化して送信す
ることにしてもよく、購入料金計算用の料金表について
はECMではなく、この独自テーブルに、改竄防止等の
ために暗号化を施して或いはデジタル署名等を付して盛
り込むこととしてもよい。この場合には、独自テーブル
のPIDを図6のECMのPIDの代わりにPMTに追
加する必要がある。また、受信装置は独自テーブルに暗
号化が施されている場合には復号して参照する必要があ
る。なお、スクランブルも暗号化の一種であり、デスク
ランブルも復号の一種である。
【0082】なお、受信装置は、PMTからテーブルを
辿ることにより料金表を取得することにすればよい。ま
た、例えば多国語放送の場合に言語毎の料金体系を設定
する等のため、映像ストリームや音声ストリーム等の各
コンポーネント毎に別の料金表を定めてもよく、この場
合には、PMTのES_info_lengthに続く
記述子(図6参照)として上述の料金表を示す独自テー
ブルのPIDを追加すればよい。
【0083】更に、送信装置は料金表をセクション形式
の独自テーブルとして送信する場合に、独自テーブル内
等にバージョン番号用のフィールドを設け、番組の送信
中に料金表自体を更新した場合にバージョン番号を変化
させることとし、受信装置は受信した料金表のバージョ
ン番号が変化した場合には、既に記録媒体に記録した料
金表に対して新たなバージョンの料金表を上書きし、上
書きされた最新の料金表に基づいて料金の決定を行うこ
ととしてもよい。
【0084】また、送信装置は、受信装置が料金表示用
と購入料金計算用とのそれぞれの用途に用いる料金表を
別個に送らずに共通の料金表を送ることとして、受信装
置は各用途にその料金表を共用することとしてもよい。
なお、送信装置が料金表示用と購入料金計算用とに別個
に料金表を送信する場合に、各料金表のデータ形式は異
なるものであってもよい。 (6)本実施の形態では、受信装置の記録部203は番
組管理情報を記録媒体に記録することとしたが、番組管
理情報はどのような形式であってもよく、番組管理情報
の各要素が分離されていてもよい。例えば、記録済みの
番組に関連するEITをARIB−TR−B15で規定
されているSIT形式にして記録しておくこととし、番
組管理情報中の開始日時は、そのSIT中に含まれるも
のであることとしてもよい。 (7)本実施の形態では、受信装置はユーザから番組一
覧の表示の指示を受けた時を契機として番組のその時点
での料金を料金表に基づいて決定して表示することとし
たが、ユーザ操作を契機とするのではなく、受信装置が
一定周期毎に或いは予め定められた特定のタイミングで
現在日時を取得して、その現在日時と各番組の開始時刻
及び料金表とに基づいて各番組の現在における料金を算
出して表示することとしてもよい。
【0085】また、ユーザから購入操作がなされた場合
に受信装置が、未購入の番組についての現時点での料金
を一覧表示し、その後にユーザに選択された番組につい
ての購入処理を行うこととしてもよい。更に、実施の形
態1では、受信装置200に対しユーザが番組の購入操
作を行った場合に受信装置200がその時点での番組の
購入料金を決定して番組IDと購入料金とをICカード
内のメモリに記録することとしたが、購入料金を一度表
示してユーザによる確認を促す画面を出力してから、ユ
ーザによる確認を意味する操作を待ってその購入料金の
ICカード内のメモリへの記録を行うこととしてもよ
い。このように料金の表示から連続してユーザによる購
入操作がなされる場合においては、期間算出部207が
表示のために算出した期間をそのまま、購入料金の決定
の基礎として用いることとしてもよい。 (8)本実施の形態では、時計機構である日時取得部2
06により現在日時を取得することとしたが、現在日時
はデジタル放送においてデジタルコンテンツと多重され
る情報から抽出することとしてもよい。また、購入料金
の決定用として日時取得部206及び期間算出部207
をセキュリティモジュール内にも設けることとしてもよ
い。 (9)本実施の形態では将来料金表示処理は、料金表に
示された期間区分に相当する現実の日時毎についての料
金を表示する処理であることとしたが、ユーザ操作時か
ら、1時間後、2時間後、3時間後等の、将来における
予め定めた時間毎の料金を表示する処理としてもよい。 (10)本実施の形態では、料金表においては期間区分
毎に料金を対応づける例を示したが、更に料金表に番組
の基本料金を含ませ、各期間区分の料金としては、基本
料金との差額によって表すこととしてもよい。なお、差
額はプラス方向、マイナス方向のいずれの額をも示すこ
とのできるデータ形式で表現することとしてもよい。ま
た、料金表における期間や料金のデータ形式はどのよう
なものであってもよい。
【0086】また、期間毎に料金を対応付けた料金表の
代わりに、期間から料金を算出するための数式を特定す
るための情報を用いることとしてもよい。即ち、送信装
置は料金表の代わりにその数式を特定するための情報を
送信し、受信装置はその数式を特定するための情報を用
いて期間から料金を算定することとしてもよい。例えば
数式を期間xについての一次関数、ax+bとして、時
間あたりの料金の増分である係数aと、基本料金である
定数bとをその数式を特定するための情報としてもよ
い。数式はいかなるものであってもよく、例えば期間に
応じて料金の割り引き率が変化するように定めた数式等
であってもよい。また、数式を特定するための情報は、
係数、定数等であっても、予め定められた複数の数式の
いずれかを選択するための番号等であってもよい。 (11)本実施の形態では、受信装置が、放送されるデ
ジタルコンテンツについて、放送される料金表に基づい
て、放送開始日時からの時間経過に応じて、現在におけ
る料金を決定して、表示及び課金処理を行う機能を備え
ることとしたが、時間経過の始点を放送開始日時とする
ことに限定されることはなく、例えばデジタルコンテン
ツを受信して記録完了した日時を始点としても、受信開
始日時を始点としても、デジタルコンテンツの内容が競
技スポーツの場合に競技日時を始点とする等の特定の基
準に基づき予め定められる特定の日時を始点としてもよ
く、受信装置がその日時を取得できる機構を備えていれ
ば足りる。
【0087】また、料金表は必ずしも放送される必要は
なく、受信装置が予め記憶していてもよいし、ネットワ
ーク等を通じて外部の装置から受信装置に対して供給さ
れることとしてもよい。また、購入対象となるデジタル
コンテンツは、放送されたものに限定されることはな
く、可搬性のあるDVD等の記録媒体から読み出したも
のであってもよい。この場合には、受信装置は、その可
搬性のある記録媒体からデジタルコンテンツを読み出
し、例えばその記録媒体に予め記録されているタイムス
タンプ等を始点として、その始点から料金表示や購入の
指示がユーザになされた時点までの期間に応じて料金を
決定する。
【0088】なお、購入とは、料金の支払いを前提とし
て購入対象のデジタルコンテンツの視聴権、録画権等を
含むデジタルコンテンツの利用に関する種々の権利の少
なくとも1つを取得することをいい、購入は受信装置に
対する特定の操作、例えば購入ボタンの選択、再生ボタ
ンの選択等によってなされることとする。 (12)本実施の形態ではセキュリティモジュールはI
Cカードに封じ込められた機構であることとしたが、こ
れに限定されることはなく、耐タンパ性を有するLSI
等で構成されることとしてもよい。 (13)本実施の形態で示した受信装置の機能構成要素
のうち、制御部205、期間算出部207、表示用料金
決定部208及び情報表示部209は基本的にソフトウ
ェアで実現されるものであるため、構成要素間で機能を
どのように分担させてもよい。 (14)実施の形態2では、料金請求センタ装置130
0は送信装置1100から各放送番組についての番組I
D、放送開始日時、及び期間区分と料金との対応表を受
信することとしたが、これらの情報は暗号化されて送信
されるものとしてもよい。また、料金請求センタ装置1
300はこれらの情報を送信装置1100以外の装置か
ら取得することとしてもよく、料金請求センタ装置13
00はこれらの情報を料金請求センタのオペレータ等に
より入力されるものとしてもよい。 (15)本実施の形態で示した送信装置又は受信装置の
処理手順(図7、図9、図10、図12、図14に示し
た手順等)を、CPUを備える送信装置又は受信装置に
実行させるためのコンピュータプログラムを記録媒体に
記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布するこ
ともできる。このような記録媒体には、ICカード、光
ディスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流
通、頒布されたコンピュータプログラムは、CPUを備
える送信装置又は受信装置にインストール等されること
により利用に供され、送信装置又は受信装置は、当該コ
ンピュータプログラムを実行して、本実施の形態で示し
たような機能を実現する。
【0089】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るコンテンツ受信装置は、デジタルコンテンツを受
信し利用可能にするコンテンツ受信装置であって、デジ
タルコンテンツを受信して記録媒体に蓄積する受信蓄積
手段と、蓄積されたデジタルコンテンツを利用するため
のユーザによる特定操作を受け付ける操作受付手段と、
デジタルコンテンツの利用料金算定に係る基準時を取得
する基準時取得手段と、前記基準時から、前記操作受付
手段により前記特定操作が受け付けられた時までの時間
の長さに応じて前記デジタルコンテンツの利用料金を算
定する料金算定手段とを備えることを特徴とする。
【0090】これにより、例えば放送番組の放送開始日
時等からユーザがデジタルコンテンツの購入、再生等の
操作を行った日時までの期間に応じて番組の料金を算定
することが可能になる。即ち、これにより時間経過に応
じてデジタルコンテンツの料金を定める課金方式が実現
される。ここで、前記料金算定手段は、外部の装置から
送られる料金算定用情報であって、時間の長さに応じて
料金を求めるための料金算定用情報を取得し当該料金算
定用情報に基づいて前記利用料金の算定を行うこととし
てもよい。
【0091】これにより、コンテンツ受信装置は料金表
等の料金算定用情報をROM等に予め格納しておく必要
がなくなり、また、デジタルコンテンツについての時間
経過に応じた料金設定が柔軟に行えるような課金方式が
実現できる。また、前記料金算定用情報は、時間の長さ
に関する範囲毎に料金を定めた情報であり、前記料金算
定手段は、当該料金算定用情報に基づいて、前記基準時
から前記特定操作が受け付けられた時までの時間の長さ
を含む範囲に対応する料金を、前記利用料金として算定
することとしてもよい。
【0092】これにより、時間を一定範囲毎に区切っ
て、各時間区分毎に料金を定めることになるので、ユー
ザにとって、わかりやすい料金体系を実現することが可
能になる。また、前記料金算定用情報は、時間の長さに
応じて料金を求めるための数式を特定するための情報で
あり、前記料金算定手段は、当該料金算定用情報により
特定される数式に基づいて、前記基準時から前記特定操
作が受け付けられた時までの時間の長さに応じて前記利
用料金の算定を行うこととしてもよい。
【0093】これにより、数式で表される料金体系を容
易に実現することが可能になる。また、例えば料金が基
本料金と時間経過に比例した増分とで表せる場合等にお
いては、料金算定用情報を簡単な数式を特定するための
係数や定数、或いは数式別に予め定めた番号等とするこ
とができ、データ量を比較的小さいものとすることがで
きる。
【0094】また、前記受信蓄積手段は、複数の番組を
構成するデジタルコンテンツそれぞれを受信して、番組
毎に区別してアクセス可能なように前記記録媒体に蓄積
し、前記操作受付手段は、番組単位のデジタルコンテン
ツを利用するためのユーザによる特定操作を受け付け、
前記基準時及び前記料金算定用情報は、番組毎に存在
し、前記基準時取得手段は、番組毎に前記基準時を取得
し、前記料金算定手段は、前記操作受付手段により受け
付けられた前記特定操作に係る番組についての前記料金
算定用情報を取得して、当該料金算定用情報に基づいて
当該番組についての前記基準時から前記特定操作が受け
付けられた時までの時間の長さに応じて前記番組を構成
するデジタルコンテンツの利用料金を算定することとし
てもよい。
【0095】これにより、時間経過に応じて変化する料
金体系を番組毎に異ならせることが可能になる。従っ
て、ニュース等の番組では時間経過につれて番組の価値
が低下するため、これに応じて番組の料金を低くするよ
うな料金体系を実現でき、また、ある番組については早
期購入の方が安いというようなサービスを実現すること
もできるようになる。
【0096】また、前記料金算定用情報は、番組を構成
するデジタルコンテンツにおけるコンポーネント別に存
在し、前記特定操作はコンポーネントをも特定するもの
であり、前記料金算定手段は、前記操作受付手段により
受け付けられた前記特定操作に係るコンポーネントにつ
いての前記料金算定用情報を取得して、当該料金算定用
情報に基づいて前記利用料金の算定を行うこととしても
よい。
【0097】これにより、多国語放送の場合に言語毎に
異ならせた料金体系を実現することができるようにな
る。また、前記受信蓄積手段は、外部の装置から多重化
して送信された前記デジタルコンテンツと前記料金算定
用情報とを受信して蓄積し、前記料金算定手段は、前記
受信蓄積手段により蓄積された前記料金算定用情報を取
得して当該料金算定用情報に基づいて前記利用料金の算
定を行うこととしてもよい。
【0098】これにより、このコンテンツ受信装置にデ
ジタルコンテンツを送るデジタル放送の送信装置側にお
いてデジタルコンテンツの、時間経過に応じて料金が変
動する料金体系を容易に定めることが可能になる。ま
た、前記料金算定用情報はバージョン番号を含み、前記
受信蓄積手段は、記録媒体に蓄積済みの前記料金算定用
情報より新しいことを示すバージョン番号を含む料金算
定用情報を受信した際には、受信した料金算定用情報を
蓄積済みの前記料金算定用情報に上書きし、前記料金算
定手段は、前記算定時において前記記録媒体に蓄積され
ている料金算定用情報に基づいて前記利用料金の算定を
行うこととしてもよい。
【0099】これにより、このコンテンツ受信装置にデ
ジタルコンテンツを送るデジタル放送の送信装置側にお
いては、デジタルコンテンツの送信途中に、料金算定用
情報をバージョンアップして送信することにより、時間
経過に応じて料金が変動する料金体系を随時改定するこ
とが可能になる。また、前記料金算定用情報は、EIT
(Event InformationTable)に
含まれ、又はEITを参照して辿ることのできるテーブ
ルに含まれ、前記デジタルコンテンツとともにMPEG
2システム規格におけるトランスポートストリームに多
重化されて送信されるものであり、前記受信蓄積手段
は、トランスポートストリームを得てEITを分離抽出
し、当該EITを参照して前記料金算定用情報を抽出し
て前記記録媒体に蓄積することとしてもよい。
【0100】これにより、番組毎の開始時刻等の情報が
含まれているEITを参照して料金算定用情報にアクセ
スできるので、番組単位についての料金算定の処理構造
の複雑化を防止できる。また、前記料金算定用情報は、
DII(Download Info Indicat
ion)又はDDB(Download Data B
lock)に含まれ、前記デジタルコンテンツとともに
多重化されデータ放送として送信されるものであり、前
記受信蓄積手段は、データ放送を受信しDII及びDD
Bを分離抽出し、当該DII又はDDBを参照して前記
料金算定用情報を抽出して前記記録媒体に蓄積すること
としてもよい。
【0101】これにより、データ放送におけるモジュー
ル単位でデジタルコンテンツの、時間経過に応じて料金
が変動する料金体系の実現が可能になる。また、前記料
金算定用情報は、暗号化が施されて送信されるものであ
り、前記料金算定手段は、前記料金算定用情報を取得し
て復号して参照することとしてもよい。
【0102】これにより、時間に応じた料金の算定基準
となる料金算定用情報を改竄等の不正行為から保護する
ことができる。また、前記料金算定用情報は、ECM
(Entitlement Control Mess
age)に含まれ、前記デジタルコンテンツとともに多
重化されて送信されるものであり、前記受信蓄積手段
は、受信した多重化されたデータからECMを分離抽出
して蓄積し、前記料金算定手段は、内部のデータ処理の
機密性を確保するためのセキュリティモジュールであっ
て、ECM中の前記料金算定用情報を参照して前記利用
料金の算定を行い、算定した当該利用料金を示す情報を
内部に記録するセキュリティモジュールを有することと
してもよい。
【0103】これにより、有料番組のスクランブル解除
用の鍵等を含んでおりかつ不正利用から保護されている
ECMに料金算定用情報が盛り込まれるため、料金算定
用情報を改竄等の不正行為から保護することができる。
また、購入料金等の算出を耐タンパ性を有するセキュリ
ティモジュールの内部で行うため料金算出の過程を不正
な攻撃から保護することができる。
【0104】また、前記セキュリティモジュールは、記
録された前記利用料金を示す情報を外部の装置に送信す
ることとしてもよい。これにより、例えば、料金を示す
情報は外部の料金請求センタ等に置かれた装置に送られ
るので、その料金請求センタ等は、時間経過に応じて定
まったデジタルコンテンツの料金の支払をユーザに請求
すること等が行えるようになる。
【0105】また、前記料金算定用情報は、前記ECM
の他のセクション形式のテーブルデータであって暗号化
が施されずに前記デジタルコンテンツとともに多重化さ
れて送信されるテーブルデータにも含まれ、前記受信蓄
積手段は、受信した多重化されたデータから前記テーブ
ルデータを分離抽出して蓄積し、前記料金算定手段は、
前記セキュリティモジュールの外部において前記テーブ
ルデータ中の前記料金算定用情報を参照して表示用に前
記利用料金の算定を行い、前記コンテンツ受信装置は、
前記料金算定手段により表示用に算定された前記利用料
金を表示する表示手段を備えることとしてもよい。
【0106】これにより、購入用の料金算定用情報につ
いてはセキュリティを保った上で、表示用の料金算定用
情報に関しては復号を行わずに容易に参照可能であるた
め、簡易構成で表示用の料金算定用情報にアクセスする
処理を実現でき、料金を必要時に迅速に表示することが
可能となる。また、前記コンテンツ受信装置は、前記料
金算定手段により算定された前記利用料金を表示する表
示手段を備えることとしてもよい。
【0107】これにより、料金が表示されるのでユーザ
は現在におけるデジタルコンテンツの料金を確認するこ
とができる。また、前記コンテンツ受信装置は更に、前
記基準時から前記操作受付手段により前記特定操作が受
け付けられた時までの時間の長さを外部の装置に送信す
る料金算定基礎情報送信手段を備えることとしてもよ
い。
【0108】これにより、料金算定の基礎となる時間の
長さが、例えば外部の料金請求センタ等に置かれた装置
に送られるので、その料金請求センタ等はその時間の長
さに応じて料金を算定することができ、コンテンツ受信
装置のユーザに対して、算定した料金の支払いを請求す
ることができる。また、前記料金算定手段は、前記デジ
タルコンテンツを番組単位毎に区別した場合における各
番組についての前記利用料金を算定し、前記表示手段
は、前記料金算定手段により算定された各番組の利用料
金を表示することとしてもよい。
【0109】これにより、ユーザはコンテンツ受信装置
によって蓄積されている番組毎の現在における料金を知
ることができるようになる。また、前記料金算定手段は
更に、表示用にユーザにより将来の所定時において前記
特定操作がなされると仮定して前記基準時から当該特定
操作がなされる将来の所定時までの時間の長さに応じて
前記所定時におけるデジタルコンテンツの利用料金を算
定し、前記表示手段は、前記料金算定手段により算定さ
れた前記所定時における利用料金を表示することとして
もよい。
【0110】これにより、ユーザはコンテンツ受信装置
によって蓄積されているデジタルコンテンツについての
今後に購入等した場合における料金を前もって知ること
ができるようになる。また、前記基準時は、デジタルコ
ンテンツが利用可能になる日時として予め規定された日
時であることとしてもよい。
【0111】これにより、例えば番組の放送開始日時と
して予め定められている日時等を始点としてユーザが購
入等の操作を行った時までの期間に応じて料金を定める
ことができるようになる。また、前記基準時は、デジタ
ルコンテンツとともに多重化されて送信されるものであ
り、前記受信蓄積手段は、前記基準時を受信して前記記
録媒体に蓄積し、前記基準時取得手段は、前記記録媒体
から前記基準時を取得することとしてもよい。
【0112】これにより、放送局等のデジタルコンテン
ツの送信側において、料金算定の基準となる期間の始期
をコントロールすることが可能になる。また、前記基準
時は、前記料金算定手段により利用料金が算定されると
ころのデジタルコンテンツが前記受信蓄積手段により受
信された日時であることとしてもよい。
【0113】これにより、デジタルコンテンツの料金算
定の基準となる期間の始期を示す情報を特別に外部から
コンテンツ受信装置に供給しなくても料金算定ができる
ようになる。また、前記コンテンツ受信装置は更に、前
記操作受付手段により受け付けられた前記特定操作に係
るデジタルコンテンツを再生してユーザが視聴可能なよ
うにする再生手段を備え、前記料金算定手段が算定する
デジタルコンテンツの利用料金は、当該コンテンツの視
聴に係る対価であることとしてもよい。
【0114】これにより、デジタルコンテンツの視聴の
対価を時間経過に応じて変動させる課金方式が実現でき
る。また、前記受信蓄積手段により受信される前記デジ
タルコンテンツにはスクランブルが施されており、前記
コンテンツ受信装置は更に、前記操作受付手段により受
け付けられた前記特定操作に係るデジタルコンテンツを
デスクランブルするデスクランブル手段を備え、前記料
金算定手段が算定するデジタルコンテンツの利用料金
は、当該デジタルコンテンツのデスクランブルに係る対
価であることとしてもよい。
【0115】これにより、スクランブルが施されて送信
されるデジタルコンテンツについて視聴や録画等、利用
するための料金を時間経過に応じて変動させる課金方式
が実現できる。また、本発明に係るコンテンツ料金算定
システムは、デジタルコンテンツを取得し利用可能にす
るコンテンツ利用装置であってデジタルコンテンツの利
用のためのユーザによる特定操作を受け付ける操作受付
手段を有するコンテンツ利用装置と、デジタルコンテン
ツの利用料金算定に係る基準時を取得する基準時取得手
段と、前記基準時から、前記操作受付手段により前記特
定操作が受け付けられた時までの時間の長さに応じて前
記デジタルコンテンツの利用料金を算定する料金算定手
段とを備えることを特徴とする。
【0116】また、本発明に係るコンテンツ料金算定方
法は、デジタルコンテンツの利用料金を算定するコンテ
ンツ料金算定方法であって、デジタルコンテンツを取得
し利用可能にするコンテンツ利用装置において、デジタ
ルコンテンツの利用のためのユーザによる特定操作を受
け付ける操作受付ステップと、デジタルコンテンツの利
用料金算定に係る基準時を取得する基準時取得ステップ
と、前記基準時から、前記操作受付ステップにより前記
特定操作が受け付けられた時までの時間の長さに応じて
前記デジタルコンテンツの利用料金を算定する料金算定
ステップとを含むことを特徴とする。
【0117】このコンテンツ料金算定システム及びコン
テンツ料金算定方法により、放送され、或いは配布され
た記録媒体に記録されているデジタルコンテンツについ
ての料金をそのデジタルコンテンツをユーザに利用可能
とする装置に対してユーザが購入等の操作をした時が、
放送開始時や配布時その他の一定日時からどのくらい経
過したかに応じて定めることができる課金方式が実現さ
れる。
【0118】また、本発明に係るコンテンツ受信装置用
のコンピュータプログラムは、コンピュータプログラム
実行機能を有しデジタルコンテンツを受信し記録媒体に
蓄積した後に利用可能にするコンテンツ受信装置に、コ
ンテンツ料金算定処理を行わせるためのコンピュータプ
ログラムであって、前記コンテンツ料金算定処理は、前
記記録媒体に蓄積されたデジタルコンテンツを利用する
ためのユーザによる特定操作を受け付ける操作受付ステ
ップと、デジタルコンテンツの利用料金算定に係る基準
時を取得する基準時取得ステップと、前記基準時から、
前記操作受付ステップにより前記特定操作が受け付けら
れた時までの時間の長さに応じて前記デジタルコンテン
ツの利用料金を算定する料金算定ステップとを含むこと
を特徴とする。
【0119】このコンピュータプログラムをコンテンツ
受信装置のメモリに格納して実行することにより、時間
経過に応じてデジタルコンテンツの料金を定める課金方
式が実現される。また、本発明に係るコンテンツ送信装
置は、デジタルコンテンツを受信し利用可能にし、時間
の長さに応じて料金を求めるための料金算定用情報に基
づいて、所定基準時からユーザによる特定操作を受け付
けた時までの時間の長さに応じてデジタルコンテンツの
利用料金を算定するコンテンツ受信装置に対して、当該
デジタルコンテンツを送信するコンテンツ送信装置であ
って、前記料金算定用情報を前記デジタルコンテンツと
ともに多重化して前記コンテンツ受信装置に対して送信
する送信手段を備えることを特徴とする。
【0120】このコンテンツ送信装置は本発明に係るコ
ンテンツ受信装置に呼応したものであり、これにより、
時間から料金を算定するための情報がデジタルコンテン
ツとともに送信されるため、コンテンツ受信装置におい
てユーザがそのデジタルコンテンツの購入等の操作をし
た時に、その時を反映して料金を定めることが可能にな
る。
【0121】ここで、前記送信手段が送信する前記料金
算定用情報は、時間の長さに関する範囲毎に料金を定め
た情報であることとしてもよい。これにより、時間を一
定範囲毎に区切って、各時間区分毎に料金を定めること
になるので、ユーザにとって、わかりやすい料金体系を
実現することが可能になる。
【0122】また、前記送信手段の送信先となる前記コ
ンテンツ受信装置は、数式に基づいて前記所定基準時か
ら前記特定操作を受け付けた時までの時間の長さに応じ
て前記デジタルコンテンツの利用料金を算定する装置で
あり、前記送信手段が送信する前記料金算定用情報は、
前記数式を特定するための情報であることとしてもよ
い。
【0123】これにより、数式で表される料金体系を容
易に実現することが可能になる。また、前記送信手段
は、複数の番組を構成するデジタルコンテンツそれぞれ
と前記番組毎についての料金算定用情報とを多重化して
送信することとしてもよい。これにより、時間経過に応
じて変化する料金体系を番組毎に異ならせることが可能
になる。
【0124】また、前記送信手段は、複数のコンポーネ
ントからなるデジタルコンテンツと、各番組のコンポー
ネント毎についての料金算定用情報とを多重化して送信
することとしてもよい。これにより、多国語放送の場合
に言語毎に異ならせた料金体系を実現することができる
ようになる。
【0125】また、前記料金算定用情報はバージョン番
号を含み、前記送信手段は第1の料金算定用情報を送信
した後に、第1の料金算定用情報のバージョン番号より
も新しいことを示すバージョン番号を示す第2の料金算
定用情報を送信することとしてもよい。これにより、時
間経過に応じて料金が変動する料金体系を随時改定する
ことが可能になる。
【0126】また、前記送信手段は、前記料金算定用情
報を、EIT(Event Information
Table)、又はEITを参照して辿ることのできる
テーブルに含めて、前記デジタルコンテンツとともにM
PEG2システム規格におけるトランスポートストリー
ムに多重化して送信することとしてもよい。これによ
り、受信側の装置においては番組毎の開始時刻等の情報
が含まれているEITを参照して料金算定用情報にアク
セスできるようになるため、番組単位についての料金算
定の処理構造の複雑化を防止できる。
【0127】また、前記コンテンツ送信装置はデータ放
送の送信装置であり、前記送信手段は、前記料金算定用
情報を、DII(Download Info Ind
ication)又はDDB(Download Da
ta Block)に含めて、前記デジタルコンテンツ
とともに多重化して送信することとしてもよい。これに
より、データ放送におけるモジュール単位でデジタルコ
ンテンツの、時間経過に応じて料金が変動する料金体系
の実現が可能になる。
【0128】また、前記送信手段は、前記料金算定用情
報に暗号化を施して送信することとしてもよい。これに
より、時間に応じた料金の算定基準となる料金算定用情
報を改竄等の不正行為から保護することができる。ま
た、前記送信手段は、前記料金算定用情報をECM(E
ntitlement Control Messag
e)に含めて送信することとしてもよい。
【0129】これにより、有料番組のスクランブル解除
用の鍵等を含んでおりかつ不正利用から保護されている
ECMに料金算定用情報が盛り込まれるため、料金算定
用情報を改竄等の不正行為から保護することができる。
また、前記送信手段は更に、前記料金算定用情報を、暗
号化を施さない形式でも送信することとしてもよい。
【0130】これにより、2形態で料金算定用情報を送
信することになり、購入用の料金算定用情報については
セキュリティを保った上で、表示用の料金算定用情報に
関しては復号を行わずに容易に参照可能となるため、受
信側の装置においては、簡易構成で表示用の料金算定用
情報にアクセスする処理を実現でき、料金を必要時に迅
速に表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る、送信装置及び受信装置を
含む限定受信システムの構成図である。
【図2】料金情報記憶部102に記憶されている料金情
報の構成及び内容例を示す図である。
【図3】ECM生成部105により生成されるECMの
データ構造を示す図である。
【図4】料金表の内容例を示す図である。
【図5】番組情報生成部107により生成されるEIT
における料金表の配置を示す図である。
【図6】PMTのデータ構造を示す図である。
【図7】送信装置100による番組編成処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】記録部203により記録媒体に記録されたデー
タを示す図である。
【図9】受信装置200の行う受信記録処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】記録媒体に記録されている番組についての一
覧表示、今後の料金の表示、購入及び再生に係る受信装
置200の処理内容を示すフローチャートである。
【図11】ステップS614によって受信装置200が
ディスプレイ装置等に表示させる画面の例を示す図であ
る。
【図12】受信装置200の行う将来料金表示処理を示
すフローチャートである。
【図13】受信装置200により将来料金表示処理が行
われた結果として表示される画面の例を示す図である。
【図14】受信装置200の行う購入処理を示すフロー
チャートである。
【図15】実施の形態2に係る、送信装置、受信装置及
び料金請求センタ装置を含む限定受信システムの構成図
である。
【図16】SDTに料金情報を盛り込む例を示す図であ
る。
【図17】DIIに料金情報を盛り込む例を示す図であ
る。
【符号の説明】
100 送信装置 101 コンテンツ記憶部 102 料金情報記憶部 103 番組情報記憶部 104 コンテンツ選択部 105 ECM生成部 107 番組情報生成部 108 多重化処理部 109 送信部 110 制御部 200 受信装置 201 受信部 202 TSデコード部 203 記録部 204 入力受付部 205 制御部 206 日時取得部 207 期間算出部 208 表示用料金決定部 209 情報表示部 210 セキュリティモジュール 211 ECM解釈部 212 購入料金決定部 213 購入履歴管理部 214 再生処理部
フロントページの続き (72)発明者 庭野 智 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松尾 隆史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 東 吾紀男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中原 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村上 弘規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B035 AA13 BB09 BC00 CA11

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルコンテンツを受信し利用可能に
    するコンテンツ受信装置であって、 デジタルコンテンツを受信して記録媒体に蓄積する受信
    蓄積手段と、 蓄積されたデジタルコンテンツを利用するためのユーザ
    による特定操作を受け付ける操作受付手段と、 デジタルコンテンツの利用料金算定に係る基準時を取得
    する基準時取得手段と、 前記基準時から、前記操作受付手段により前記特定操作
    が受け付けられた時までの時間の長さに応じて前記デジ
    タルコンテンツの利用料金を算定する料金算定手段とを
    備えることを特徴とするコンテンツ受信装置。
  2. 【請求項2】 前記料金算定手段は、外部の装置から送
    られる料金算定用情報であって、時間の長さに応じて料
    金を求めるための料金算定用情報を取得し当該料金算定
    用情報に基づいて前記利用料金の算定を行うことを特徴
    とする請求項1記載のコンテンツ受信装置。
  3. 【請求項3】 前記料金算定用情報は、時間の長さに関
    する範囲毎に料金を定めた情報であり、 前記料金算定手段は、当該料金算定用情報に基づいて、
    前記基準時から前記特定操作が受け付けられた時までの
    時間の長さを含む範囲に対応する料金を、前記利用料金
    として算定することを特徴とする請求項2記載のコンテ
    ンツ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記料金算定用情報は、時間の長さに応
    じて料金を求めるための数式を特定するための情報であ
    り、 前記料金算定手段は、当該料金算定用情報により特定さ
    れる数式に基づいて、前記基準時から前記特定操作が受
    け付けられた時までの時間の長さに応じて前記利用料金
    の算定を行うことを特徴とする請求項2記載のコンテン
    ツ受信装置。
  5. 【請求項5】 前記受信蓄積手段は、複数の番組を構成
    するデジタルコンテンツそれぞれを受信して、番組毎に
    区別してアクセス可能なように前記記録媒体に蓄積し、 前記操作受付手段は、番組単位のデジタルコンテンツを
    利用するためのユーザによる特定操作を受け付け、 前記基準時及び前記料金算定用情報は、番組毎に存在
    し、 前記基準時取得手段は、番組毎に前記基準時を取得し、 前記料金算定手段は、前記操作受付手段により受け付け
    られた前記特定操作に係る番組についての前記料金算定
    用情報を取得して、当該料金算定用情報に基づいて当該
    番組についての前記基準時から前記特定操作が受け付け
    られた時までの時間の長さに応じて前記番組を構成する
    デジタルコンテンツの利用料金を算定することを特徴と
    する請求項3又は4記載のコンテンツ受信装置。
  6. 【請求項6】 前記料金算定用情報は、番組を構成する
    デジタルコンテンツにおけるコンポーネント別に存在
    し、 前記特定操作はコンポーネントをも特定するものであ
    り、 前記料金算定手段は、前記操作受付手段により受け付け
    られた前記特定操作に係るコンポーネントについての前
    記料金算定用情報を取得して、当該料金算定用情報に基
    づいて前記利用料金の算定を行うことを特徴とする請求
    項5記載のコンテンツ受信装置。
  7. 【請求項7】 前記受信蓄積手段は、外部の装置から多
    重化して送信された前記デジタルコンテンツと前記料金
    算定用情報とを受信して蓄積し、 前記料金算定手段は、前記受信蓄積手段により蓄積され
    た前記料金算定用情報を取得して当該料金算定用情報に
    基づいて前記利用料金の算定を行うことを特徴とする請
    求項2〜6のいずれか1項に記載のコンテンツ受信装
    置。
  8. 【請求項8】 前記料金算定用情報はバージョン番号を
    含み、 前記受信蓄積手段は、記録媒体に蓄積済みの前記料金算
    定用情報より新しいことを示すバージョン番号を含む料
    金算定用情報を受信した際には、受信した料金算定用情
    報を蓄積済みの前記料金算定用情報に上書きし、 前記料金算定手段は、前記算定時において前記記録媒体
    に蓄積されている料金算定用情報に基づいて前記利用料
    金の算定を行うことを特徴とする請求項7記載のコンテ
    ンツ受信装置。
  9. 【請求項9】 前記料金算定用情報は、EIT(Eve
    nt Information Table)に含ま
    れ、又はEITを参照して辿ることのできるテーブルに
    含まれ、前記デジタルコンテンツとともにMPEG2シ
    ステム規格におけるトランスポートストリームに多重化
    されて送信されるものであり、 前記受信蓄積手段は、トランスポートストリームを得て
    EITを分離抽出し、当該EITを参照して前記料金算
    定用情報を抽出して前記記録媒体に蓄積することを特徴
    とする請求項7記載のコンテンツ受信装置。
  10. 【請求項10】 前記料金算定用情報は、DII(Do
    wnload Info Indication)又は
    DDB(Download Data Block)に
    含まれ、前記デジタルコンテンツとともに多重化されデ
    ータ放送として送信されるものであり、 前記受信蓄積手段は、データ放送を受信しDII及びD
    DBを分離抽出し、当該DII又はDDBを参照して前
    記料金算定用情報を抽出して前記記録媒体に蓄積するこ
    とを特徴とする請求項7記載のコンテンツ受信装置。
  11. 【請求項11】 前記料金算定用情報は、暗号化が施さ
    れて送信されるものであり、 前記料金算定手段は、前記料金算定用情報を取得して復
    号して参照することを特徴とする請求項7記載のコンテ
    ンツ受信装置。
  12. 【請求項12】 前記料金算定用情報は、ECM(En
    titlementControl Message)
    に含まれ、前記デジタルコンテンツとともに多重化され
    て送信されるものであり、 前記受信蓄積手段は、受信した多重化されたデータから
    ECMを分離抽出して蓄積し、 前記料金算定手段は、内部のデータ処理の機密性を確保
    するためのセキュリティモジュールであって、ECM中
    の前記料金算定用情報を参照して前記利用料金の算定を
    行い、算定した当該利用料金を示す情報を内部に記録す
    るセキュリティモジュールを有することを特徴とする請
    求項7記載のコンテンツ受信装置。
  13. 【請求項13】 前記セキュリティモジュールは、記録
    された前記利用料金を示す情報を外部の装置に送信する
    ことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載
    のコンテンツ受信装置。
  14. 【請求項14】 前記料金算定用情報は、前記ECMの
    他のセクション形式のテーブルデータであって暗号化が
    施されずに前記デジタルコンテンツとともに多重化され
    て送信されるテーブルデータにも含まれ、 前記受信蓄積手段は、受信した多重化されたデータから
    前記テーブルデータを分離抽出して蓄積し、 前記料金算定手段は、前記セキュリティモジュールの外
    部において前記テーブルデータ中の前記料金算定用情報
    を参照して表示用に前記利用料金の算定を行い、 前記コンテンツ受信装置は、前記料金算定手段により表
    示用に算定された前記利用料金を表示する表示手段を備
    えることを特徴とする請求項13記載のコンテンツ受信
    装置。
  15. 【請求項15】 前記コンテンツ受信装置は、前記料金
    算定手段により算定された前記利用料金を表示する表示
    手段を備えることを特徴とする請求項7記載のコンテン
    ツ受信装置。
  16. 【請求項16】 前記コンテンツ受信装置は更に、前記
    基準時から前記操作受付手段により前記特定操作が受け
    付けられた時までの時間の長さを外部の装置に送信する
    料金算定基礎情報送信手段を備えることを特徴とする請
    求項15記載のコンテンツ受信装置。
  17. 【請求項17】 前記料金算定手段は、前記デジタルコ
    ンテンツを番組単位毎に区別した場合における各番組に
    ついての前記利用料金を算定し、 前記表示手段は、前記料金算定手段により算定された各
    番組の利用料金を表示することを特徴とする請求項15
    記載のコンテンツ受信装置。
  18. 【請求項18】 前記料金算定手段は更に、表示用にユ
    ーザにより将来の所定時において前記特定操作がなされ
    ると仮定して前記基準時から当該特定操作がなされる将
    来の所定時までの時間の長さに応じて前記所定時におけ
    るデジタルコンテンツの利用料金を算定し、 前記表示手段は、前記料金算定手段により算定された前
    記所定時における利用料金を表示することを特徴とする
    請求項14又は15記載のコンテンツ受信装置。
  19. 【請求項19】 前記基準時は、デジタルコンテンツが
    利用可能になる日時として予め規定された日時であるこ
    とを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の
    コンテンツ受信装置。
  20. 【請求項20】 前記基準時は、デジタルコンテンツと
    ともに多重化されて送信されるものであり、 前記受信蓄積手段は、前記基準時を受信して前記記録媒
    体に蓄積し、 前記基準時取得手段は、前記記録媒体から前記基準時を
    取得することを特徴とする請求項19記載のコンテンツ
    受信装置。
  21. 【請求項21】 前記基準時は、前記料金算定手段によ
    り利用料金が算定されるところのデジタルコンテンツが
    前記受信蓄積手段により受信された日時であることを特
    徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載のコンテ
    ンツ受信装置。
  22. 【請求項22】 前記コンテンツ受信装置は更に、前記
    操作受付手段により受け付けられた前記特定操作に係る
    デジタルコンテンツを再生してユーザが視聴可能なよう
    にする再生手段を備え、 前記料金算定手段が算定するデジタルコンテンツの利用
    料金は、当該コンテンツの視聴に係る対価であることを
    特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に記載のコン
    テンツ受信装置。
  23. 【請求項23】 前記受信蓄積手段により受信される前
    記デジタルコンテンツにはスクランブルが施されてお
    り、 前記コンテンツ受信装置は更に、前記操作受付手段によ
    り受け付けられた前記特定操作に係るデジタルコンテン
    ツをデスクランブルするデスクランブル手段を備え、 前記料金算定手段が算定するデジタルコンテンツの利用
    料金は、当該デジタルコンテンツのデスクランブルに係
    る対価であることを特徴とする請求項1〜21のいずれ
    か1項に記載のコンテンツ受信装置。
  24. 【請求項24】 デジタルコンテンツを取得し利用可能
    にするコンテンツ利用装置であってデジタルコンテンツ
    の利用のためのユーザによる特定操作を受け付ける操作
    受付手段を有するコンテンツ利用装置と、 デジタルコンテンツの利用料金算定に係る基準時を取得
    する基準時取得手段と、 前記基準時から、前記操作受付手段により前記特定操作
    が受け付けられた時までの時間の長さに応じて前記デジ
    タルコンテンツの利用料金を算定する料金算定手段とを
    備えることを特徴とするコンテンツ料金算定システム。
  25. 【請求項25】 デジタルコンテンツの利用料金を算定
    するコンテンツ料金算定方法であって、 デジタルコンテンツを取得し利用可能にするコンテンツ
    利用装置において、デジタルコンテンツの利用のための
    ユーザによる特定操作を受け付ける操作受付ステップ
    と、 デジタルコンテンツの利用料金算定に係る基準時を取得
    する基準時取得ステップと、 前記基準時から、前記操作受付ステップにより前記特定
    操作が受け付けられた時までの時間の長さに応じて前記
    デジタルコンテンツの利用料金を算定する料金算定ステ
    ップとを含むことを特徴とするコンテンツ料金算定方
    法。
  26. 【請求項26】 コンピュータプログラム実行機能を有
    しデジタルコンテンツを受信し記録媒体に蓄積した後に
    利用可能にするコンテンツ受信装置に、コンテンツ料金
    算定処理を行わせるためのコンピュータプログラムであ
    って、 前記コンテンツ料金算定処理は、 前記記録媒体に蓄積されたデジタルコンテンツを利用す
    るためのユーザによる特定操作を受け付ける操作受付ス
    テップと、 デジタルコンテンツの利用料金算定に係る基準時を取得
    する基準時取得ステップと、 前記基準時から、前記操作受付ステップにより前記特定
    操作が受け付けられた時までの時間の長さに応じて前記
    デジタルコンテンツの利用料金を算定する料金算定ステ
    ップとを含むことを特徴とするコンピュータプログラ
    ム。
  27. 【請求項27】 デジタルコンテンツを受信し利用可能
    にし、時間の長さに応じて料金を求めるための料金算定
    用情報に基づいて、所定基準時からユーザによる特定操
    作を受け付けた時までの時間の長さに応じてデジタルコ
    ンテンツの利用料金を算定するコンテンツ受信装置に対
    して、当該デジタルコンテンツを送信するコンテンツ送
    信装置であって、 前記料金算定用情報を前記デジタルコンテンツとともに
    多重化して前記コンテンツ受信装置に対して送信する送
    信手段を備えることを特徴とするコンテンツ送信装置。
  28. 【請求項28】 前記送信手段が送信する前記料金算定
    用情報は、時間の長さに関する範囲毎に料金を定めた情
    報であることを特徴とする請求項27記載のコンテンツ
    送信装置。
  29. 【請求項29】 前記送信手段の送信先となる前記コン
    テンツ受信装置は、数式に基づいて前記所定基準時から
    前記特定操作を受け付けた時までの時間の長さに応じて
    前記デジタルコンテンツの利用料金を算定する装置であ
    り、 前記送信手段が送信する前記料金算定用情報は、前記数
    式を特定するための情報であることを特徴とする請求項
    27記載のコンテンツ送信装置。
  30. 【請求項30】 前記送信手段は、複数の番組を構成す
    るデジタルコンテンツそれぞれと前記番組毎についての
    料金算定用情報とを多重化して送信することを特徴とす
    る請求項27記載のコンテンツ送信装置。
  31. 【請求項31】 前記送信手段は、複数のコンポーネン
    トからなるデジタルコンテンツと、各番組のコンポーネ
    ント毎についての料金算定用情報とを多重化して送信す
    ることを特徴とする請求項30記載のコンテンツ送信装
    置。
  32. 【請求項32】 前記料金算定用情報はバージョン番号
    を含み、 前記送信手段は第1の料金算定用情報を送信した後に、
    第1の料金算定用情報のバージョン番号よりも新しいこ
    とを示すバージョン番号を示す第2の料金算定用情報を
    送信することを特徴とする請求項30記載のコンテンツ
    送信装置。
  33. 【請求項33】 前記送信手段は、前記料金算定用情報
    を、EIT(Event Information T
    able)、又はEITを参照して辿ることのできるテ
    ーブルに含めて、前記デジタルコンテンツとともにMP
    EG2システム規格におけるトランスポートストリーム
    に多重化して送信することを特徴とする請求項27記載
    のコンテンツ送信装置。
  34. 【請求項34】 前記コンテンツ送信装置はデータ放送
    の送信装置であり、 前記送信手段は、前記料金算定用情報を、DII(Do
    wnload Info Indication)又は
    DDB(Download Data Block)に
    含めて、前記デジタルコンテンツとともに多重化して送
    信することを特徴とする請求項27記載のコンテンツ送
    信装置。
  35. 【請求項35】 前記送信手段は、前記料金算定用情報
    に暗号化を施して送信することを特徴とする請求項27
    記載のコンテンツ送信装置。
  36. 【請求項36】 前記送信手段は、前記料金算定用情報
    をECM(Entitlement Control
    Message)に含めて送信することを特徴とする請
    求項27記載のコンテンツ送信装置。
  37. 【請求項37】 前記送信手段は更に、前記料金算定用
    情報を、暗号化を施さない形式でも送信することを特徴
    とする請求項35又は36記載のコンテンツ送信装置。
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